JP2023179156A - 止水装置及びこの止水装置の設置方法 - Google Patents
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Abstract
Description
水の流れ方向に交差するように立設される板状の止水体と、この止水体を両側で支える左右の支柱とを備えた止水装置であって、前記止水体は、本体板と、この本体板の下側で側方へ突出する下側係合突部と、同本体板の前記下側係合突部よりも上側で左右側方へそれぞれ突出する上側係合突部とを具備し、前記左右の支柱の各々は、前記下側係合突部を前記流れ方向の上流側から挿入して内部に係合する下側係合凹部と、前記上側係合突部を前記上流側から挿入して内部に係合する上側係合凹部とを具備していることを特徴とする止水装置。
以下の説明において、上流側とは、想定される水の流れの方向における上流側を意味し、下流側とは、想定される水の流れの方向における下流側であって前記上流側に対する逆方向側を意味する。
さらに、各止水体1は、本体板10の横幅方向の両側でそれぞれ上下方向に連続して支柱2に圧接される縦方向水密材31と、本体板10の下端部で横幅方向へ連続して下方側不動部位に圧接される横方向水密材32と、本体板10及び縦方向水密材31の上端部に固定された第一の補助水密材33と、本体板10及び縦方向水密材31の下端部に固定された第二の補助水密材34とを一体的に具備する。
この本体板10は、図示例によれば、引き抜き成形された中空横長矩形状の部材と、この部材の両側面を覆う部材等からなる。なお、この本体板10の他例としては、単一の横長矩形状部材からなる態様や、図示例以外の複数の部材を適宜に組み合わせた態様等とすることが可能である。
このため、止水体1の周囲に水が溜まると、止水体1は、自重により沈むことになる。
これら転動部材11b,12bは、下側係合突部11と上側係合突部12をそれぞれ下側係合凹部41と上側係合凹部51に嵌め合わせる作業において、接触部分の摩擦抵抗を軽減して、その設置作業性を向上する。
各ラッチ装置13は、横向きの係脱棒を、手動操作により側方へ出没させるように構成される。前記係脱棒は、支柱2の係脱孔2bに、抜き差しされる。
これら第一~第三の取手21,22,23の各々は、上下方向へ延設された棒状の握り部20aと、この握り部を握った手を上方側から受けるとともに本体板10に止着された手受け部20bと、握り部20aの下端側で本体板10に止着された下側止着部20cとを有し、図6に示す一例によれば、側面視コ字状に形成される(図6参照)。
各第二の取手22は、第一の取手21よりも上方側に位置する。
すなわち、作業者等が、間隔X1の両側に位置する第一の取手21と第二の取手22又は第三の取手23、あるいは間隔X2の両側に位置する第一の取手21と第二の取手22又は第三の取手23に、左手と右手を掛けられるようにしている。
各縦方向水密材31は、ゴムやエラストマー樹脂等の弾性材料から本体板10の上下方向の全長にわたって連続する長尺状に形成される。
この縦方向水密材31は、本体板10の下流側面に対し、ブラケットを介した嵌合等により固定され、本体板10から下流側へ突出している。この縦方向水密材31の突端側は、下流方向へ凸部分を向けた横断面凸状に形成される(図7参照)。
止水体1が両側の支柱2,2に装着される際、縦方向水密材31は、受面2aに圧接されて弾性変形する。
この横方向水密材32は、ゴムやエラストマー樹脂等の弾性材料から本体板10の横方向にわたって連続する長尺状に形成される。この横方向水密材32の長手方向の両端部は、後述する第二の補助水密材34に接して、水密性を向上している(図8参照)。
この横方向水密材32は、本体板10の下端面に対し、ブラケットを介した嵌合等により固定され、本体板10から下方へ突出している。この横方向水密材32の下端側は、下方へ凸部分を向けた横断面凸状に形成される。
止水体1が下方の不動面(床面、又は下方に隣接する止水体1の上端面)に載置される際に、横方向水密材32は、この不動面に圧接されて弾性変形する。
この第一の補助水密材33は、縦方向水密材31とよりも柔らかい、あるいはゴム硬度の小さい、弾性材料から形成されている。
本実施の形態の一例によれば、この第一の補助水密材33は、スポンジ状(発泡ゴム状)のEPDMによって、矩形平板状に形成さている。
ここで、前記収縮可能量とは、第一の補助水密材33が上下方向に圧縮されて弾性的に収縮する場合に、その収縮寸法(=収縮前の寸法-収縮後の寸法)の最大値を意味する。
また、前記寸法公差幅は、縦方向水密材31の上下長さ寸法の公差である。
本実施形態の一例では、前記収縮可能量を約1.7mm、前記寸法公差幅を1.0mmに設定している。すなわち、縦方向水密材31の上下長さの寸法の公差は、±0.5mmである。
この設定によれば、第一の補助水密材33により前記寸法公差幅を吸収して、上下の縦方向水密材31,31間を密接させ、止水性能を向上することができる。
この第二の補助水密材34は、縦方向水密材31と同等の硬さ、又は縦方向水密材31よりも柔らかい、弾性材料から形成されている。
本実施の形態の一例によれば、この第二の補助水密材34は、縦方向水密材31と略同等の硬度を有するゴム材料によって、直方体状(あるいはブロック状)に形成さている。
前記中空部には、下側係合凹部41を有する下側係合部材40と、上側係合凹部51を有する上側係合部材50とが、上下方向に間隔を置いて複数組(図示例によれば三つ)設けられる。これら複数組の下側係合部材40及び上側係合部材50は、複数の止水体1に対応している。
この受面2aは、両支柱2,2の内側において、各支柱2の内面を横断面段状に凹ませて形成され(図2参照)、平坦状の面を上下方向へ連続している。
この後、さらに水圧が加わると、止水体1は、転動部材11bを底面部41dに沿わせて下流側へ略水平に移動する。このため、止水体1が下方へ沈み込みすぎて、第二の補助水密材34がへたったり損傷したりするのを防ぐことができる。
転動部材11bがこの第一傾斜底面部41bに沿って下流側へ移動した場合、縦方向水密材31がさらに圧縮され、横方向水密材32の圧縮量は殆ど変わらない。
この係止天面部51bは、下流側へ略水平状に延設されている。
このため、転動部材12bが係止天面部51bに接触している状態で、止水体1が水圧を受けた場合、下側係合部材40側では、下側係合突部11が第一傾斜底面部41bに沿って凹曲面部41cよりも下流側斜め下方へ移動し、上側係合部材50側では、転動部材12bが、係止天面部51bから下方へ離れて周囲の部位に接触することなく空間Sに位置する。
したがって、支柱2に対する上側係合部材50の止着部分(例えば、ネジ等)に過剰な負荷が加わり、この止着部分が破損してしまうようなことを防ぐことができる。
この底側突部51cは、上側係合突部12が上側係合凹部51に嵌り合った後で、不意の衝撃等により、上側係合突部12が上側係合凹部51から抜け出してしまうのを阻む。
規制部51eは、転動部材12bが係止天面部51bに沿って下流側へ移動した場合に、この転動部材12bを受けて、その移動を規制する。
詳細に説明すれば、下側係合凹部41の開口部分の寸法H1は、上側係合凹部51の開口部分の寸法H2よりも大きい。さらに、下側係合凹部41の奥側(下流側)部分の寸法H3は、上側係合凹部51の奥側部分の寸法H4よりも大きい。
これらの寸法設定によれば、図14に示すように、下側係合突部11を先に下側係合凹部41に係合した後に上側係合凹部51を係合する場合に、その作業性が良好である。
この縦基部3aに対し、支柱2は、下流側の面を接するようにして固定される。この固定手段は、ねじ止めや、嵌合、溶接等とすればよい。
この際、例えば、二人で作業を行う場合、一方の作業者は、左手を左端側の第一の取手21に手を掛け、右手を中央寄り左上側の第二の取手22に手を掛けて、止水体1を持ち上げる。なお、右手を中央寄り左下側の第三の取手23に手を掛けてもよい。
なお、作業者は、前記以外の二つの取手に手を掛けて作業することも可能である。
また、例えば止水体の上端に取手を設けた従来技術等では、積み上げ作業において、下側の止水体の取手が上側の止水体に干渉してしまうが、上記構成の止水体1では、各取手が止水体1の表面に設けられているため、取手が他の部材等に干渉し難い。
また、本実施形態のように、第一~第三の取手21,22,23を縦向きに具備した場合、各取手を掴んで止水体1を持ち上げ、この止水体1を降下して下方側の止水体1に積み重ねる積み上げ作業性が、横向きの取手のみ具備する止水体(図示せず)よりも良好である。
この後、止水体1全体を下げて、下側係合突部11の転動部材11bを下側係合凹部41の第一傾斜底面部41bに接触させる(図13(c)参照)。
この移動中、止水体1の縦方向水密材31は、支柱2の受面2aに圧接されて収縮し、同止水体1の横方向水密材32は、下方側不動面に圧接されて収縮する。
前記回動中、止水体1の縦方向水密材31は、支柱2に受面2aに対しさらに圧接されて収縮する
さらに、二つ目以降(図示例によれば三つ目)の止水体1も同様にして、支柱2に装着する。
このため、各止水体1の下側係合突部11が、下側係合凹部41内で下流側へ移動し、同止水体1の上側係合突部12は、上側係合凹部51内で係止天面部51bに沿って下流側へ移動する。
このため、上側係合凹部51の圧接状態が保持されるとともに、縦方向水密材31がより強く受面2aに圧接されて、高い水密性能を発揮する。
上記構成の止水装置Aは、以下に説明するように、一部の構成を適宜に変更することが可能である。
すなわち、上記実施形態のように、止水体1の上流側の面に取手を設けるとともに下流側の面には取手等の装着物がない構成では、例えば、上流側の取手が止水体1を貫通しており、その貫通部分の隙間から止水体1の内部に水が浸入した場合でも、この水が屋内側(下流側)へ浸入する可能性を低くすることができる。
一方、止水体1の下流側の面に取手を追加した場合には、止水体1を下流側からも掴むことができるので、搬送性向上の観点からは好ましい。
この横方向水密材32’は、下側の本体板10”の被圧接面10c”から凹曲部10b”のに跨って接する断面形状(図15参照)を、横幅方向へわたって連続している。
横方向水密材32’は、これら平坦部32a’と被挟持部32b’を一体成形したものでもよいし、別体の平坦部32a’と被挟持部32b’を接合したものでもよい。
この横方向水密材32”は、下方側の不動面(例えば、床面等)に圧接される。
詳細に説明すれば、この作業は、上側の止水体4について上端を上流側へ傾け、この止水体4の下端の突曲部10a’を、下側の止水体5上端の凹曲部10b”に嵌め合わせ、この後、上側の止水体4を直立状に起こすようにすればよい。
以上のとおり、上記実施形態では以下の発明を開示している。
(1)
水の流れ方向に交差するように立設される板状の止水体と、この止水体を両側で支える左右の支柱とを備えた止水装置であって、前記止水体は、本体板と、この本体板の下側で側方へ突出する下側係合突部と、同本体板の前記下側係合突部よりも上側で左右側方へそれぞれ突出する上側係合突部とを具備し、前記左右の支柱の各々は、前記下側係合突部を前記流れ方向の上流側から挿入して内部に係合する下側係合凹部と、前記上側係合突部を前記上流側から挿入して内部に係合する上側係合凹部とを具備していることを特徴とする止水装置(図3参照)。
(2)
前記左右の支柱の各々は、前記下側係合凹部及び前記上側係合凹部よりも前記流れ方向の下流側に、前記止水体を前記下流側から受ける受面を有し、前記本体板と前記受面の間には、弾性材料からなる縦方向水密材が設けられ、前記下側係合突部と前記上側係合突部をそれぞれ前記下側係合凹部と前記上側係合凹部に係合した際に、前記縦方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする(1)に記載の止水装置(図2及び図14等参照)。
(3)
前記本体板と下方側の不動面との間には、弾性材料からなる横方向水密材が設けられ、前記下側係合突部と前記上側係合突部をそれぞれ前記下側係合凹部と前記上側係合凹部に係合した際に、前記横方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする(2)に記載の止水装置(図5,図8及び図14等参照)。
(4)
前記左右の支柱の各々は、前記下側係合凹部及び前記上側係合凹部よりも前記流れ方向の下流側に、前記本体板を前記下流側から受ける受面を有し、前記本体板と前記受面の間には、弾性材料からなる縦方向水密材が設けられ、前記本体板と下方側の不動面との間には、弾性材料からなる横方向水密材が設けられ、前記下側係合突部と前記上側係合突部をそれぞれ前記下側係合凹部と前記上側係合凹部に係合した際に、前記縦方向水密材及び前記横方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする(1)に記載の止水装置(図2,図5,図8及び図14等参照)。
(5)
前記下側係合凹部内の下側部分には、前記下側係合突部を下流側斜め下方へ導く第一傾斜底面部が設けられ、前記下側係合突部が前記第一傾斜底面部に導かれて前記下流側へ移動することで、前記縦方向水密材及び前記横方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする(4)に記載の止水装置(図11~図14等参照)。
(6)
前記下側係合凹部内の下側部分において、前記第一傾斜底面部よりも前記流れ方向の下流側には、前記下側係合突部の外周面に部分的に重なり合う凹曲面部が設けられることを特徴とする(5)に記載の止水装置(図11参照)。
(7)
前記第一傾斜底面部は、前記凹曲面部よりもさらに下流側斜め下方へ連続し、略水平状の底面部に接続していることを特徴とする(6)に記載の止水装置。
(8)
前記上側係合凹部内の上側部分には、前記上側係合突部を下流側斜め下方へ導く傾斜天面部が設けられ、この傾斜天面部に沿って前記上側係合突部が前記下流側へ移動することで前記縦方向水密材及び前記横方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする(4)に記載の止水装置(図11及び図14等参照)。
(9)
前記上側係合凹部内の上側部分において、前記傾斜天面部よりも前記流れ方向の下流側には、前記傾斜天面部よりも前記下流側へ移動した場合の前記上側係合突部の上端に接するように、係止天面部が設けられ、前記上側係合突部が前記係止天面部に接することで、前記横方向水密材の圧縮状態が保持されるようにしたことを特徴とする(8)に記載の止水装置(図11及び図14等参照)。
(10)
前記上側係合凹部内の底部には、前記係止天面部に接した前記上側係合突部よりも前記流れ方向の上流側で、この上側係合突部の下端よりも上側へ突出するように、底側突部が設けられていることを特徴とする(9)に記載の止水装置(図11参照)。
(11)
前記上側係合部内には、前記係止天面部よりも下側に、前記上側係合突部を下方へ移動可能にする空間が確保されていることを特徴とする(9)又は(10)に記載の止水装置(図12参照)。
(12)
前記下側係合突部と前記上側係合突部は、それぞれ、前記下側係合凹部内と前記上側係合凹部内で転動可能な転動部材を具備していることを特徴とする(1)~(11)のいずれかに記載の止水装置(図6~図9参照)。
(13)
前記下側係合凹部の凹状部分の上下寸法が、前記上側係合凹部の凹状部分の上下寸法よりも大きいことを特徴とする(1)~(12)のいずれかに記載の止水装置(図11参照)。
(14)
前記下側係合突部を前記下側係合凹部に嵌め合わせた後に、前記上側係合突部を前記上側係合凹部に嵌め合わせるようにしたことを特徴とする(1)~(13)のいずれかに記載の止水装置の設置方法(図13~図14参照)。
すなわち、この発明の一つは、水の流れ方向に交差するように上下に積み上げられた板状の止水体と、この止水体を両側で支える左右の支柱とを備えた止水装置であって、上下に隣接する前記止水体のうち、上側の止水体には、厚さ方向の一方寄りで下方へ突出するとともに横幅方向へ連続する突曲部が設けられ、下側の止水体には、横幅方向へわたって前記突曲部に嵌り合う凹曲部が設けられている(図15参照)。
この発明によれば、上側の止水体を下側の止水体に重ね合わせる作業をスムーズに行うことができる。
1,4,5:止水体
2:支柱
3:基台
10:本体板
11:下側係合突部
12:上側係合突部
21:第一の取手
22:第二の取手
23:第三の取手
31:縦方向水密材
32:横方向水密材
33:第一の補助水密材
34:第二の補助水密材
40:下側係合部材
41:下側係合凹部
41a:突部
41b:第一傾斜底面部
41c:凹曲面部
41d:底面部
50:上側係合部材
51:上側係合凹部
51a:傾斜天面部
51b:係止天面部
51c:底側突部
51d:底面部
水の流れ方向に交差するように立設される板状の止水体と、この止水体を両側で支える左右の支柱とを備えた止水装置であって、前記止水体は、本体板と、この本体板の下側で側方へ突出する下側係合突部と、同本体板の前記下側係合突部よりも上側で左右側方へそれぞれ突出する上側係合突部とを具備し、前記左右の支柱の各々は、前記下側係合突部を前記流れ方向の上流側から挿入して内部に係合する下側係合凹部と、前記上側係合突部を前記上流側から挿入して内部に係合する上側係合凹部とを具備し、前記左右の支柱の各々は、前記下側係合凹部及び前記上側係合凹部よりも前記流れ方向の下流側に、前記本体板を前記下流側から受ける受面を有し、前記本体板と前記受面の間には、弾性材料からなる縦方向水密材が設けられ、前記本体板と下方側の不動面との間には、弾性材料からなる横方向水密材が設けられ、前記下側係合突部と前記上側係合突部をそれぞれ前記下側係合凹部と前記上側係合凹部に係合した際に、前記縦方向水密材及び前記横方向水密材が圧縮されるようにし、前記下側係合凹部内の下側部分には、前記下側係合突部を下流側斜め下方へ導く第一傾斜底面部が設けられ、前記下側係合突部が前記第一傾斜底面部に導かれて前記下流側へ移動することで、前記縦方向水密材及び前記横方向水密材が圧縮されるようにし、前記下側係合凹部内の下側部分において、前記第一傾斜底面部よりも前記流れ方向の下流側には、前記下側係合突部の外周面に部分的に重なり合う凹曲面部が設けられるとともに、前記第一傾斜底面部は、前記凹曲面部よりもさらに下流側斜め下方へ連続し、略水平状の底面部に接続しており、前記凹曲面部は、前記下側係合突部と前記上側係合突部が、それぞれ前記下側係合凹部と前記上側係合凹部の内部に進入した際に、前記下側係合突部の外周面の下側に部分的に嵌り合って前記下側係合突部を位置決めすることを特徴とする止水装置。
Claims (14)
- 水の流れ方向に交差するように立設される板状の止水体と、この止水体を両側で支える左右の支柱とを備えた止水装置であって、
前記止水体は、本体板と、この本体板の下側で側方へ突出する下側係合突部と、同本体板の前記下側係合突部よりも上側で左右側方へそれぞれ突出する上側係合突部とを具備し、
前記左右の支柱の各々は、前記下側係合突部を前記流れ方向の上流側から挿入して内部に係合する下側係合凹部と、前記上側係合突部を前記上流側から挿入して内部に係合する上側係合凹部とを具備していることを特徴とする止水装置。 - 前記左右の支柱の各々は、前記下側係合凹部及び前記上側係合凹部よりも前記流れ方向の下流側に、前記止水体を前記下流側から受ける受面を有し、
前記本体板と前記受面の間には、弾性材料からなる縦方向水密材が設けられ、
前記下側係合突部と前記上側係合突部をそれぞれ前記下側係合凹部と前記上側係合凹部に係合した際に、前記縦方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の止水装置。 - 前記本体板と下方側の不動面との間には、弾性材料からなる横方向水密材が設けられ、
前記下側係合突部と前記上側係合突部をそれぞれ前記下側係合凹部と前記上側係合凹部に係合した際に、前記横方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の止水装置。 - 前記左右の支柱の各々は、前記下側係合凹部及び前記上側係合凹部よりも前記流れ方向の下流側に、前記本体板を前記下流側から受ける受面を有し、
前記本体板と前記受面の間には、弾性材料からなる縦方向水密材が設けられ、
前記本体板と下方側の不動面との間には、弾性材料からなる横方向水密材が設けられ、
前記下側係合突部と前記上側係合突部をそれぞれ前記下側係合凹部と前記上側係合凹部に係合した際に、前記縦方向水密材及び前記横方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の止水装置。 - 前記下側係合凹部内の下側部分には、前記下側係合突部を下流側斜め下方へ導く第一傾斜底面部が設けられ、前記下側係合突部が前記第一傾斜底面部に導かれて前記下流側へ移動することで、前記縦方向水密材及び前記横方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする請求項4記載の止水装置。
- 前記下側係合凹部内の下側部分において、前記第一傾斜底面部よりも前記流れ方向の下流側には、前記下側係合突部の外周面に部分的に重なり合う凹曲面部が設けられることを特徴とする請求項5記載の止水装置。
- 前記第一傾斜底面部は、前記凹曲面部よりもさらに下流側斜め下方へ連続し、略水平状の底面部に接続していることを特徴とする請求項6記載の止水装置。
- 前記上側係合凹部内の上側部分には、前記上側係合突部を下流側斜め下方へ導く傾斜天面部が設けられ、この傾斜天面部に沿って前記上側係合突部が前記下流側へ移動することで前記縦方向水密材及び前記横方向水密材が圧縮されるようにしたことを特徴とする請求項4記載の止水装置。
- 前記上側係合凹部内の上側部分において、前記傾斜天面部よりも前記流れ方向の下流側には、前記傾斜天面部よりも前記下流側へ移動した場合の前記上側係合突部の上端に接するように、係止天面部が設けられ、
前記上側係合突部が前記係止天面部に接することで、前記横方向水密材の圧縮状態が保持されるようにしたことを特徴とする請求項8記載の止水装置。 - 前記上側係合凹部内の底部には、前記係止天面部に接した前記上側係合突部よりも前記流れ方向の上流側で、この上側係合突部の下端よりも上側へ突出するように、底側突部が設けられていることを特徴とする請求項9記載の止水装置。
- 前記上側係合部内には、前記係止天面部よりも下側に、前記上側係合突部を下方へ移動可能にする空間が確保されていることを特徴とする請求項9記載の止水装置。
- 前記下側係合突部と前記上側係合突部は、それぞれ、前記下側係合凹部内と前記上側係合凹部内で転動可能な転動部材を具備していることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
- 前記下側係合凹部の凹状部分の上下寸法が、前記上側係合凹部の凹状部分の上下寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の止水装置。
- 前記下側係合突部を前記下側係合凹部に嵌め合わせた後に、前記上側係合突部を前記上側係合凹部に嵌め合わせるようにしたことを特徴とする請求項1~13何れか1項記載の止水装置の設置方法。
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