JP3197013U - 簡易止水板 - Google Patents
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Abstract
【課題】止水板を保持固定するための固定部材を設置箇所に予め具備しておく必要がなく、しかも容易に設置することができる、簡易止水板を提供する。【解決手段】合成樹脂板を素材とした止水板1の横方向には水圧による撓みを防止するための補強部材を埋設し、止水板の裏面両端側の縦方向には設置する出入口の枠12に嵌合させるための幅と間隔を有した枠用嵌合溝を削成し、さらに止水板の表面保護及び強度補強のための被膜塗装を表面全体に施すと共に、止水板の底面には浸水防止のためのパッキン4を具備して構成する。使用時においては、対象となる出入口の枠の下部に止水板の裏面にある枠用嵌合溝を嵌入し、さらに水による止水板の浮き上がりを防止するための固定具を止水板の上部に係着固定する。【選択図】図1
Description
本考案は、建物の出入口に設置して台風や集中豪雨及び高潮などによる洪水を防止するための止水板に関し、特に当該止水板を保持固定するための固定部材を設置箇所に予め具備しておく必要がなく、しかも容易に設置することができることを特徴とした、簡易止水板に関するものである。
従来、一般住宅・事務所・店舗・コンビニエンスストアなどの出入口を始め、銀行や病院などの公共性の高い建物などの出入口において、台風や集中豪雨及び高潮などによる洪水を防止するために、土嚢が用いられている。また、一部の建築構造物においては、本格的な止水装置が出入口の床下等に設置されている。
上記土嚢による止水方法は、土砂を詰めた土嚢袋を多数準備して上記建物の出入口前に積み上げるものであるが、突発的な洪水に対しては土砂の用意や袋詰めの作業が迅速に対応できないという問題点があった。また、床下等に本格的な止水装置を設置する方法は、高額な施工費用が普及を妨げているという問題点があった。
上記問題点を解消すべく、簡易的な一枚の板で形成した止水板を専用金具で出入口の枠に保持固定して構成する止水板(止水装置)が多々提案されている。例えば特開2001−329759号公報記載の「発明の名称:止水装置」には、出入口左右の枠に対向させたレールを設け、該レールに止水板を嵌入すると共に当該止水板を下向き及びレールとの対向面に加圧して浸水を防止することを特徴とした止水板について記載され、特開2003−041557号公報記載の「発明の名称:止水板」には、出入口左右の枠の下部に滑り止め兼締め付け金物を設置し、上部に固定締め付け金物を設置し、止水板を前記各金物に係着すると共に緩み止金物で締め付けて浸水を防止することを特徴とした止水板について記載され、特開2005−068964号公報記載の「発明の名称:貫通式押圧装置をつけた止水板」には、出入口左右の枠の上下に支持受けフックを設け、該支持受けフックと対向する位置に貫通穴を穿孔した止水板を設置すると共に当該貫通穴に止水板押圧具を挿入して螺着固定することにより浸水を防止することを特徴とした止水板について記載され、特開2006−214178号公報記載の「発明の名称:簡易止水装置」には、出入口左右の枠の上下側面に係止ピンを設け、該係止ピンと係合する位置にフックを設けた止水板を設置すると共に当該フックを前記係止ピンに係着固定することにより浸水を防止することを特徴とした止水板について記載されている。
上記各公報に記載の止水板は、出入口の枠と当接する部分と床と当接する部分にパッキンを具備すると共に、左右両端部の上下部に前記出入口の枠と係着固定するための係止具を具備して構成される。このため、建物の出入口の枠にこれらの止水板を設けるには予めレールや係止ピン等の固定部材を設ける必要がある。しかしながら、建物の出入口の枠に前記レールや係止ピン等の固定部材を設けると衣類などが引っ掛かり怪我をする危険性があり、安全上問題があった。また、本来不要な固定部材が出入口の枠に具備されるためにデザインが悪くなり、外観上問題があった。
本考案は、上記問題点を解決するために成されたものであり、建物の出入口に設置して台風や集中豪雨及び高潮などによる洪水を防止するための止水板に関し、特に当該止水板を保持固定するための固定部材を設置箇所に予め具備しておく必要がなく、しかも容易に設置することができる、簡易止水板を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本考案の簡易止水板は、合成樹脂板を素材とした止水板の横方向には水圧による撓みを防止するための補強部材を埋設し、該止水板の裏面両端側の縦方向には設置する出入口の枠に嵌合させるための幅と間隔を有した枠用嵌合溝を削成し、さらに当該止水板の表面保護及び強度補強のための被膜塗装を表面全体に施すと共に、該止水板の底面には浸水防止のためのパッキンを具備して構成する。
使用時においては、対象となる出入口の枠の下部に上記止水板の裏面にある枠用嵌合溝を嵌入し、さらに水による止水板の浮き上がりを防止するための固定具を当該止水板の上部に係着固定する。
本考案の簡易止水板によれば、一般住宅・事務所・店舗・コンビニエンスストアなどの出入口を始め、銀行や病院などの公共性の高い建物などの出入口において、台風や集中豪雨及び高潮などによる洪水を防止するための止水板を設置する際に、該止水板を保持固定するための固定部材を設置箇所に予め具備しておく必要がなく、しかも容易に設置することができるという効果を奏する。このため、固定部材による怪我の危険性が無くなり、安全上及び外観上の問題が解決されることになる。
本考案の簡易止水板を実施するための最良の形態を、図を用いて説明する。
図1は本考案の簡易止水板の使用例を示した正面図であり、図3は本考案の簡易止水板の各部を示し、(a)は裏面図、(b)は平面図である。また図4は図3におけるA−A断面図である。該図に示すように本考案の簡易止水板は、合成樹脂板を素材とした止水板1の横方向には水圧による撓みを防止するための補強部材3を埋設し、該止水板1の裏面両端側の縦方向には設置する出入口の枠12に嵌合させるための幅と間隔を有した枠用嵌合溝5を削成し、さらに当該止水板1の表面保護及び強度補強のための被膜塗装(図示せず)を表面全体に施すと共に、該止水板1の底面には浸水防止のためのパッキン4を具備して構成する。
上記合成樹脂板の材料は、ポリスチレンやポリウレタン及びポリプロピレンなどが好適であるが、その材料や硬度及び製法(発泡又は非発泡)などは特に限定するものではない。なお発泡体とすれば、軽量となって好適である。
上記補強部材3は、図4に示すようなコ字状のアルミ材が好適であるが、他の形状や材料であっても構わない。また、その使用本数は2本で描いているが、特に限定するものではない。さらに、その配置位置は裏面に描いているが表(おもて)面や両面若しくは内部であっても構わない。なお、ドアー13の間隔が狭く止水板1のみで強度が保てるような場合には、該補強部材3を省略しても構わない。
さらに、上記被膜塗装の材料は、アクリル樹脂やポリウレタン樹脂及びポリウレア樹脂などが好適であるが、これも特に限定するものではない。
図1における使用例では、ドアー13の両脇の枠12の下部に巾木14を描いている。このような巾木14がある出入口の場合は、上記止水板1の裏面両端側に削成した枠用嵌合溝5の下部に、前記巾木14と嵌合させるための幅を有した巾木用嵌合溝6を削成すると共に、その周辺にパッキン4を具備して構成する。
使用時においては、対象となる出入口の枠12の下部に上記止水板1の裏面にある枠用嵌合溝5を嵌入し、さらに水による止水板1の浮き上がりを防止するための固定具を当該止水板1の上部に係着固定する。なお、前記固定具として図1ではワンタッチクランプ7を描いている。
図2は図1におけるa部拡大図であり、上記止水板1のワンタッチクランプ7による係着固定状態を示している。図5は考案の簡易止水板で使用するワンタッチクランプの一例の外形図であり、握り手部9のレバー10を押すと左右の押止部8の間隔が狭まった状態で保持固定されるものである。解除する場合は、解除ボタン11を押すだけで行える。なお、前記ワンタッチクランプ7は一例であり、固定具として同様の機能を有するものであればどのようなものであっても構わない。
上述したように本考案の簡易止水板は、合成樹脂板を素材としているため、該止水板1の裏面両端側に削成した枠用嵌合溝5は、出入口のドアー13の両脇にある枠12に密着して強固に嵌入させることができる。そのため、従来のレールや係止ピン等の固定部材を設置箇所に予め具備しておく必要もなく、ワンタッチクランプ7などの固定具のみの使用で十分となり、しかも容易に設置することができることになる。
1 止水板
2 合成樹脂板
3 補強部材
4 パッキン
5 枠用嵌合溝
6 巾木用嵌合溝
7 ワンタッチクランプ
8 押止部
9 握り部
10 レバー
11 解除ボタン
12 枠
13 ドアー
14 巾木
2 合成樹脂板
3 補強部材
4 パッキン
5 枠用嵌合溝
6 巾木用嵌合溝
7 ワンタッチクランプ
8 押止部
9 握り部
10 レバー
11 解除ボタン
12 枠
13 ドアー
14 巾木
Claims (1)
- 合成樹脂板を素材とした止水板の横方向には水圧による撓みを防止するための補強部材を埋設し、該止水板の裏面両端側の縦方向には設置する出入口の枠に嵌合させるための幅と間隔を有した枠用嵌合溝を削成し、さらに当該止水板の表面保護及び強度補強のための被膜塗装を表面全体に施すと共に、該止水板の底面には浸水防止のためのパッキンを具備して構成した止水板にあって、
使用時においては、対象となる出入口の枠の下部に前記止水板の裏面にある枠用嵌合溝を嵌入し、さらに水による止水板の浮き上がりを防止するための固定具を当該止水板の上部に係着固定することを特徴とした、簡易止水板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015000711U JP3197013U (ja) | 2015-01-28 | 2015-01-28 | 簡易止水板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015000711U JP3197013U (ja) | 2015-01-28 | 2015-01-28 | 簡易止水板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3197013U true JP3197013U (ja) | 2015-04-16 |
Family
ID=52986612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015000711U Expired - Fee Related JP3197013U (ja) | 2015-01-28 | 2015-01-28 | 簡易止水板 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3197013U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7506382B1 (ja) | 2023-02-27 | 2024-06-26 | 多摩防水技研株式会社 | 防水板 |
-
2015
- 2015-01-28 JP JP2015000711U patent/JP3197013U/ja not_active Expired - Fee Related
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