JP2023175116A - メタルラスの設置方法 - Google Patents

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Masaaki Mikkaichi
司 藤本
Tsukasa Fujimoto
祐丞 柴田
Yusuke Shibata
基樹 佐々木
Motoki Sasaki
悠太郎 伊勢
Yutaro Ise
駿佑 小菅
Shunsuke Kosuge
豊 上枝
Yutaka Ueda
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Abstract

【課題】鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部に対するメタルラスの設置を合理的に効率良く行えるようにする。【解決手段】鉄筋コンクリート構造体の隣り合う鉄筋ユニットU間をコンクリート打継部Cjに設定し、先組ヤードにおいて、鉄筋ユニットUの横筋41につなぎ合わせるつなぎ用横筋2が通される多数の通し孔11aが形成されたメタルラス11を、当該メタルラス11を支持する鉄骨フレーム12に取付けてメタルラスユニット10を先組し、隣り合う鉄筋ユニットUのうちの一方を鉄筋ユニット据付け位置に据付けた後、メタルラスユニット10を揚重してコンクリート打継部Cjに配置し、メタルラスユニット10の配置後に、メタルラス11の通し孔11aにつなぎ用横筋2を通して鉄骨フレーム12に固定し、固定したつなぎ用横筋2を一方の鉄筋ユニットUの横筋41につなぎ合わせる。【選択図】図5

Description

本発明は、鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部にメタルラスを設置するメタルラスの設置方法に関する。
本発明の背景技術としては、例えば、コンクリート打継部における第1鉄筋間の各第1領域にはエアフェンスを設置して第1領域を閉塞し、又、第1鉄筋を挟んで隣接するエアフェンス間の各第2領域にはラスユニットを設置して第2領域を閉塞した後、コンクリートを打設し、コンクリートの硬化後に、ラスユニットは第2領域に残置した状態で、各エアフェンスのエアを抜いて各エアフェンスを第1領域から上方へ抜取り、各エアフェンスが抜取られた第1領域にコンクリートを打設して打継ぐコンクリート打継ぎ工法がある(例えば特許文献1参照)。
特開2021-88856号公報
特許文献1に記載のコンクリート打継ぎ工法では、鉄筋コンクリート構造体の構築領域に第1鉄筋組と第2鉄筋組とを配筋した後に、コンクリート打継部の各第1領域にはエアフェンスを、コンクリート打継部の各第1領域にはラスユニットを、それぞれ個別に設置する必要があることから、エアフェンス及びラスユニットの設置にかなりの手間暇がかかるようになる。
特に、鉄筋コンクリート構造体が、例えば過大な衝撃に耐え得る高い耐力を有することが望まれている建築物に使用されることで壁厚が2~3m程度に厚くなる鉄筋コンクリート壁である場合には、エアフェンス及びラスユニットの固定に使用する鉄筋が壁面側に片寄って多く配筋されていることから、コンクリート打継部の壁面側に設置するエアフェンス及びラスユニットは鉄筋に固定することができるが、コンクリート打継部の内部側に設置するエアフェンス及びラスユニットは鉄筋に固定することができなくなる。このような場合には、エアフェンス及びラスユニットをコンクリート打継部に設置する際に、内部側のエアフェンス及びラスユニットを鉄筋に固定するための骨組みを製作して、エアフェンス及びラスユニットを設置する必要が生じることから、エアフェンス及びラスユニットの設置にかかる手間暇が大幅に増えることになる。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部に対するメタルラスの設置を合理的に効率良く行えるようにする点にある。
本発明の第1特徴構成は、鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部にメタルラスを設置するメタルラスの設置方法であって、
前記鉄筋コンクリート構造体の隣り合う鉄筋ユニット間を前記コンクリート打継部に設定し、
先組ヤードにおいて、前記鉄筋ユニットの横筋につなぎ合わせるつなぎ用横筋が通される多数の通し孔が形成された前記メタルラスを、当該メタルラスを支持する鉄骨フレームに取付けてメタルラスユニットを先組し、
隣り合う前記鉄筋ユニットのうちの一方を鉄筋ユニット据付け位置に据付けた後、前記メタルラスユニットを揚重して前記コンクリート打継部に配置し、前記メタルラスユニットの配置後に、前記メタルラスの前記通し孔に前記つなぎ用横筋を通して前記鉄骨フレームに固定し、固定した前記つなぎ用横筋を一方の前記鉄筋ユニットの前記横筋につなぎ合わせる点にある。
本構成によると、先組ヤードにおいてメタルラスユニットを先組することにより、鉄筋ユニット据付け位置に一方の鉄筋ユニットを据付けた後のコンクリート打継部へのメタルラスユニットの配置を速やかに行うことができる。
そして、メタルラスユニットの配置後に、各つなぎ用横筋をメタルラスの各通し孔に通して鉄骨フレームに固定することにより、各つなぎ用横筋を、一方の鉄筋ユニットの横筋に対する適正位置に容易に配置することができ、各つなぎ用横筋を一方の鉄筋ユニットの横筋に容易につなぎ合わせることができる。そして、このつなぎ合わせにより、メタルラスを含むメタルラスユニットをコンクリート打継部に適正に設置することができる。
その結果、鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部に対するメタルラスを含むメタルラスユニットの設置を合理的に効率良く適正に行うことができ、工期の短縮を図ることができる。
本発明の第2特徴構成は、隣り合う前記鉄筋ユニットのうちの他方を鉄筋ユニット据付け位置に据付けた後、前記つなぎ用横筋を他方の前記鉄筋ユニットの前記横筋につなぎ合わせる点にある。
本構成によると、鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部にメタルラスユニットを設置した後、他方の鉄筋ユニットを鉄筋ユニット据付け位置に据付けることにより、例えば、他方の鉄筋ユニットを鉄筋ユニット据付け位置に据付けてからメタルラスユニットをコンクリート打継部に設置する場合に比較して、メタルラスユニットのコンクリート打継部への設置を容易にすることができる。
その結果、鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部に対するメタルラスを含むメタルラスユニットの設置をより合理的に効率良く行うことができ、工期の短縮をより効果的に図ることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記横筋における前記コンクリート打継部側の端部に機械式継手を備えて、当該機械式継手にて前記横筋と前記つなぎ用横筋とをつなぎ合わせる点にある。
本構成によると、鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部にメタルラスを設置する上での鉄筋ユニットの横筋とメタルラスユニットのつなぎ用横筋とのつなぎ合わせを機械式継手によって容易かつ強固に行うことができる。
その結果、鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部に対するメタルラスを含むメタルラスユニットの設置をより合理的に効率良く行うことができ、工期の短縮をより効果的に図ることができる。
第1鉄筋ユニット据付け工程にて鉄筋ユニット据付け位置に一方の鉄筋支持架台を据付けた状態を示す要部の正面図 第1鉄筋ユニット据付け工程にて一方の鉄筋支持架台の壁面側に縦筋ユニットを組付けた状態を示す要部の正面図 第1鉄筋ユニット据付け工程にて一方の鉄筋支持架台の壁面側に縦筋ユニットと横筋ユニットとを組付けた状態を示す要部の正面図 第1鉄筋ユニット据付け工程にて一方の鉄筋支持架台の壁面側に縦筋ユニットと横筋ユニットとを組付けた状態を示す要部の側面図 メタルラスユニット配置行程にてコンクリート打継部にメタルラスユニットを配置してつなぎ用横筋を取付けた状態を示す要部の正面図 メタルラスユニット配置行程にてコンクリート打継部にメタルラスユニットを配置してつなぎ用横筋を取付けた状態を示す要部の側面図 メタルラスユニット配置行程にて一方の鉄筋支持架台の横筋とメタルラスユニットのつなぎ用横筋とを接続した状態を示す要部の正面図 第2鉄筋ユニット据付け工程にて鉄筋ユニット据付け位置に他方の鉄筋支持架台を据付けた状態を示す要部の正面図 第2鉄筋ユニット据付け工程にて他方の鉄筋支持架台の壁面側に縦筋ユニットを組付けた状態を示す要部の正面図 第2鉄筋ユニット据付け工程にて他方の鉄筋支持架台の壁面側に縦筋ユニットと横筋ユニットとを組付けて他方の鉄筋支持架台の横筋とメタルラスユニットのつなぎ用横筋とを接続した状態を示す要部の正面図 メタルラスユニットの構成を示すメタルラスユニットの正面図
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明に係るメタルラスの設置方法を、鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部の一例である、過大な衝撃に耐え得る高い耐力を有することが望まれている建築物に使用されることで壁厚が2~3m程度に厚くする必要のある鉄筋コンクリート壁のコンクリート打継部に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明に係るメタルラスの設置方法は、壁厚が2~3m程度に厚くする必要のある鉄筋コンクリート壁のコンクリート打継部に限らず、例えば、壁厚が2m未満の鉄筋コンクリート壁のコンクリート打継部や、鉄筋コンクリート壁と鉄筋コンクリート柱とのコンクリート打継部などに適用することができる。
本実施形態で例示する鉄筋コンクリート壁は、図10に示すように、建方現場の壁施工位置に備えられた鉄筋ユニット据付け位置に、鉄筋コンクリート壁に使用する複数の鉄筋ユニットUを、鉄筋コンクリート壁の壁長さ方向(面内方向)に一列に並ぶ状態で据付けるとともに、隣り合う鉄筋ユニットU間に設定したコンクリート打継部Cjにメタルラスユニット10を設置した後、壁コンクリート(図示せず)の打設領域を形成する型枠(図示せず)を組立て、型枠とメタルラスユニット10とで複数に区分けされた状態の各打設領域に所定の順位で壁コンクリートを打設して打継いでいくことで、建方現場の壁施工位置に、壁厚が2~3m程度となる高い耐力を有する状態で構築される。
鉄筋ユニットUの構成について説明すると、図1~10に示すように、各鉄筋ユニットUは、建方現場の周辺に確保された先組ヤードにおいて先組された鉄筋支持架台20を建方現場の鉄筋ユニット据付け位置に据付けた後、鉄筋支持架台20の各壁面側に、先組ヤードにおいて先組した縦筋ユニット30と横筋ユニット40とを組付けることで構築されている。
鉄筋支持架台20は、L形鋼又は溝形鋼からなる複数の支柱部材21や隣り合う支柱部材21に架設されるL形鋼からなる複数の架設部材22などを溶接接合又はボルト接合することで構築されており、各支柱部材21の下端部があと施工アンカー(図示せず)にて固定されることで建方現場の鉄筋ユニット据付け位置に据付けられている。縦筋ユニット30は、所定数本の縦筋31が、所定間隔を置いて平行に配置された複数の縦筋位置決め部材32上に所定の縦筋ピッチで配筋された後、Uボルト33などで各縦筋位置決め部材32に固定されることで短冊状に形成されている。横筋ユニット40は、所定数本の横筋41が、所定間隔を置いて平行に配置された複数の横筋位置決め部材42上に所定の横筋ピッチで配筋された後、Uボルト43などで各横筋位置決め部材42に固定されることで短冊状に形成されている。縦筋位置決め部材32と横筋位置決め部材42にはL形鋼が採用されている。
縦筋31と横筋41には、機械式継手1による接続が可能なねじ節鉄筋が採用されており、各縦筋31は、鉄筋支持架台20の各壁面側に組付けられる際に、それらの下端部が建方現場のスラブ3から上方に延出している各縦筋31に機械式継手1を介して接続される。そのため、スラブ3側の各縦筋31の上端部には機械式継手1が備えられている。各横筋41は、それらにおけるコンクリート打継部Cj側の端部に機械式継手1が備えられている。
鉄筋支持架台20の上端部には、鉄筋支持架台20の各壁面側に所定間隔を置いて複数列(本実施形態では3列)で配置される縦筋ユニット30を所定位置に位置決めする複数(本実施形態では3つ)の縦筋ユニット位置決め部材23~25が備えられている。縦筋ユニット位置決め部材23は、鉄筋支持架台20から1列目の縦筋ユニット30を位置決めし、縦筋ユニット位置決め部材24は、鉄筋支持架台20から2列目の縦筋ユニット30を位置決めし、縦筋ユニット位置決め部材25は、鉄筋支持架台20から3列目の縦筋ユニット30を位置決めする(図4参照)。各縦筋ユニット位置決め部材23~25にはL形鋼が採用されており、縦筋ユニット30の縦筋31がUボルト26などで固定される(図2参照)。
メタルラスユニット10の構成について説明すると、図5~11に示すように、メタルラスユニット10は、先組ヤードにおいて、鉄筋ユニットUの横筋41につなぎ合わせるつなぎ用横筋2が通される多数の通し孔11aが形成されたメタルラス11を、当該メタルラス11を支持する鉄骨フレーム12に取付けて先組されている。具体的には、先組ヤードにおいて、メタルラス11を鉄骨フレーム12に取付けて、標準高さの第1分割ラスユニット10Aと高さ調整用の第2分割ラスユニット10Bとを形成し、これらの分割ラスユニット10A,10Bの所定数を上下方向にボルト接合してつなぎ合わせることで、壁高さに応じた適正な高さを有するメタルラスユニット10を合理的に先組できるようにしている。
各鉄骨フレーム12は、複数のつなぎ用横筋2がUボルト13などで所定の横筋ピッチで取付けられる複数の鉛直部材14と、複数の鉛直部材14にわたる上下の水平部材15とを溶接接合することで矩形状に形成されている。メタルラスユニット10は、コンクリート打継部Cjに配筋された所定数の縦筋31に番線などで仮組されることでコンクリート打継部Cjに配置され、コンクリート打継部Cjへの配置後に、複数のつなぎ用横筋2が各鉄骨フレーム12の各鉛直部材14にUボルト13などで取付けられる。鉛直部材14と水平部材15にはL形鋼が採用されている。
本実施形態で例示するメタルラスの設置方法は、図1~10に示すように、鉄筋コンクリート壁の隣り合う鉄筋ユニットU間に設定したコンクリート打継部Cjにメタルラス11を設置するための方法であり、このメタルラスの設置方法には、隣り合う鉄筋ユニットUのうちの一方を建方現場の鉄筋ユニット据付け位置に据付ける第1鉄筋ユニット据付け工程(図1~4参照)と、据付けた鉄筋ユニットUに対するコンクリート打継部Cjにメタルラスユニット10を配置するメタルラスユニット配置行程(図5~7参照)と、メタルラスユニット10の配置後に隣り合う鉄筋ユニットUのうちの他方を建方現場の鉄筋ユニット据付け位置に据付ける第2鉄筋ユニット据付け工程(図8~10参照)とが含まれている。
第1鉄筋ユニット据付け工程には、図1~4に示すように、先組ヤードにおいて先組した一方の鉄筋支持架台20を、タワークレーンなどの揚重機にて揚重して、建方現場の鉄筋ユニット据付け位置に据付ける鉄筋支持架台据付け作業(図1参照)と、鉄筋ユニット据付け位置に据付けた鉄筋支持架台20の各壁面側に、先組ヤードにおいて先組した縦筋ユニット30と横筋ユニット40とを、揚重機や高所作業車などを使用して交互に複数列(本実施形態では3列)ずつ配置する鉄筋ユニット配置作業(図2~4参照)と、鉄筋支持架台20の各壁面側に配置した縦筋ユニット30の各縦筋31を、建方現場のスラブ3から上方に延出している各縦筋31に機械式継手1を介して接続する縦筋接続作業(図2~4参照)などが含まれている。
そして、これらの作業を行うことにより、第1鉄筋ユニット据付け工程においては、隣り合う鉄筋ユニットUのうちの一方を建方現場の鉄筋ユニット据付け位置にて合理的に構築して据付けることができる。
尚、鉄筋ユニット配置作業において鉄筋支持架台20の各壁面側に配置される縦筋ユニット30と横筋ユニット40の配列数は、建方現場の壁施工位置に構築される鉄筋コンクリート壁の壁厚に応じて種々の変更が可能である。
メタルラスユニット配置行程には、図5~7に示すように、揚重機や高所作業車などを使用して、所定数の縦筋31をコンクリート打継部Cjのスラブ3から上方に延出している各縦筋31上に配筋するとともに、配筋した各縦筋31の下端部をスラブ3側の各縦筋31に機械式継手1を介して接続する縦筋配筋作業(図5参照)と、先組ヤードにおいて先組したメタルラスユニット10を揚重機にて揚重して、コンクリート打継部Cjの各縦筋31に沿わせた状態でコンクリート打継部Cjに配置し、配置したメタルラスユニット10をコンクリート打継部Cjの各縦筋31に番線などで仮止め固定するメタルラスユニット配置作業(図5参照)と、高所作業車などを使用して、各つなぎ用横筋2をメタルラス11の各通し孔11aに通して鉄骨フレーム12の各鉛直部材14にUボルト13にて固定するつなぎ用横筋配筋作業(図5~7参照)と、固定した各つなぎ用横筋2を一方の鉄筋ユニットUの各横筋41に、当該横筋41に備えた機械式継手1を介してつなぎ合わせる横筋つなぎ合わせ作業(図7参照)などが含まれている。
そして、これらの作業を行うことにより、メタルラスユニット配置行程においては、メタルラスユニット10を、建方現場の鉄筋ユニット据付け位置に据付けた一方の鉄筋ユニットUに接続した状態でコンクリート打継部Cjに配置することができる。
第2鉄筋ユニット据付け工程には、図8~10に示すように、先組ヤードにおいて先組した他方の鉄筋支持架台20を、揚重機にて揚重して、建方現場の鉄筋ユニット据付け位置に据付ける鉄筋支持架台据付け作業(図8参照)と、鉄筋ユニット据付け位置に据付けた鉄筋支持架台20の各壁面側に、先組ヤードにおいて先組した縦筋ユニット30と横筋ユニット40とを、揚重機や高所作業車などを使用して交互に複数列(本実施形態では3列)ずつ配置する鉄筋ユニット配置作業(図9~10参照)と、鉄筋支持架台20の各壁面側に配置した縦筋ユニット30の各縦筋31を、建方現場のスラブ3から上方に延出している各縦筋31に機械式継手1を介して接続する縦筋接続作業(図9参照))と、他方の鉄筋ユニットUの各横筋41を、当該横筋41に備えた機械式継手1を介してメタルラスユニット10の各つなぎ用横筋2につなぎ合わせる横筋つなぎ合わせ作業(図10参照)などが含まれている。
そして、これらの作業を行うことにより、第2鉄筋ユニット据付け工程においては、隣り合う鉄筋ユニットUのうちの他方を、建方現場の鉄筋ユニット据付け位置において、コンクリート打継部Cjに配置したメタルラスユニット10に接続した状態に合理的に構築して据付けることができる。
つまり、本実施形態で例示するメタルラスの設置方法においては、隣り合う鉄筋ユニットUのうちの一方を鉄筋ユニット据付け位置に据付けた後、先組ヤードにおいて先組したメタルラスユニット10を揚重してコンクリート打継部Cjに配置し、メタルラスユニット10の配置後に、メタルラス11の各通し孔11aにつなぎ用横筋2を通してメタルラスユニット10の鉄骨フレーム12に固定し、固定した各つなぎ用横筋2を一方の鉄筋ユニットUの各横筋41に当該横筋41に備えた機械式継手1を介してつなぎ合わせている。そして、隣り合う鉄筋ユニットUのうちの他方を鉄筋ユニット据付け位置に据付けた後、各つなぎ用横筋2を他方の鉄筋ユニットUの各横筋41に当該横筋41に備えた機械式継手1を介してつなぎ合わせている。
以上の通り、本実施形態で例示するメタルラスの設置方法においては、先組ヤードにおいてメタルラスユニット10を先組することにより、鉄筋ユニット据付け位置に一方の鉄筋ユニットUを据付けた後のコンクリート打継部Cjへのメタルラスユニット10の配置を速やかに行うことができる。
そして、メタルラスユニット10の配置後に、各つなぎ用横筋2をメタルラス11の各通し孔11aに通して鉄骨フレーム12に固定することにより、各つなぎ用横筋2を、一方の鉄筋ユニットUの横筋41に対する適正位置に容易に配置することができ、各つなぎ用横筋2を一方の鉄筋ユニットUの横筋41に容易につなぎ合わせることができる。そして、このつなぎ合わせにより、メタルラス11を含むメタルラスユニット10をコンクリート打継部Cjに適正に設置することができる。
又、鉄筋コンクリート壁のコンクリート打継部Cjにメタルラスユニット10を設置した後、他方の鉄筋ユニットUを鉄筋ユニット据付け位置に据付けることにより、例えば、他方の鉄筋ユニットUを鉄筋ユニット据付け位置に据付けてからメタルラスユニット10をコンクリート打継部Cjに設置する場合に比較して、メタルラスユニット10のコンクリート打継部Cjへの設置を容易にすることができる。
しかも、鉄筋コンクリート壁のコンクリート打継部Cjにメタルラス11を設置する上での鉄筋ユニットUの各横筋41とメタルラスユニット10の各つなぎ用横筋2とのつなぎ合わせを機械式継手1によって容易かつ強固に行うことができる。
その結果、鉄筋コンクリート壁のコンクリート打継部Cjに対するメタルラス11を含むメタルラスユニット10の設置を合理的に効率良く適正に行うことができ、工期の短縮を図ることができる。
〔別実施形態〕
本発明の別実施形態について説明する。
尚、以下に説明する各別実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、上記の実施形態や他の別実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態においては、メタルラスの設置方法として、鉄筋ユニットUの横筋41とメタルラスユニット10のつなぎ用横筋2とを機械式継手1で接続するものを例示したが、これに限らず、例えば、鉄筋ユニットUの横筋41とメタルラスユニット10のつなぎ用横筋2とを重ね合わせる重ね継手などで接続するものであってもよい。
(2)上記の実施形態においては、メタルラスユニット10として、所定数の第1分割ラスユニット10Aと第2分割ラスユニット10Bとを上下方向につなぎ合わせる構成のものを例示したが、これに限らず、例えば、上下方向に分割不能な一体型に構成されたものであってもよい。
1 機械式継手
2 つなぎ用横筋
10 メタルラスユニット
11 メタルラス
11a 通し孔
12 鉄骨フレーム
41 横筋
Cj コンクリート打継部
U 鉄筋ユニット

Claims (3)

  1. 鉄筋コンクリート構造体のコンクリート打継部にメタルラスを設置するメタルラスの設置方法であって、
    前記鉄筋コンクリート構造体の隣り合う鉄筋ユニット間を前記コンクリート打継部に設定し、
    先組ヤードにおいて、前記鉄筋ユニットの横筋につなぎ合わせるつなぎ用横筋が通される多数の通し孔が形成された前記メタルラスを、当該メタルラスを支持する鉄骨フレームに取付けてメタルラスユニットを先組し、
    隣り合う前記鉄筋ユニットのうちの一方を鉄筋ユニット据付け位置に据付けた後、前記メタルラスユニットを揚重して前記コンクリート打継部に配置し、前記メタルラスユニットの配置後に、前記メタルラスの前記通し孔に前記つなぎ用横筋を通して前記鉄骨フレームに固定し、固定した前記つなぎ用横筋を一方の前記鉄筋ユニットの前記横筋につなぎ合わせるメタルラスの設置方法。
  2. 隣り合う前記鉄筋ユニットのうちの他方を鉄筋ユニット据付け位置に据付けた後、前記つなぎ用横筋を他方の前記鉄筋ユニットの前記横筋につなぎ合わせる請求項1に記載のメタルラスの設置方法。
  3. 前記横筋における前記コンクリート打継部側の端部に機械式継手を備えて、当該機械式継手にて前記横筋と前記つなぎ用横筋とをつなぎ合わせる請求項1又は2に記載のメタルラスの設置方法。
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