JP2023172316A - 充電コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を可能とした充電コネクタを提供する。【解決手段】充電コネクタ10は、ハウジング11と、一対の電力端子と、一対の電力端子にそれぞれボルト締めにて固定される第1中継端子21及び第2中継端子22と、第1中継端子21及び第2中継端子22にそれぞれ接続される一対の電力線24と、ハウジング11に収容される複数のシグナル端子15と、を備える。複数のシグナル端子15は、嵌合方向に沿った挿抜方向Yから見て、基準直線L2で分けられる第1領域A1と第2領域A2のうちの第2領域A2のみに配置されている。そして、第1中継端子21の電線接続部82は、挿抜方向Yから見て第1領域A1に位置している。【選択図】図4

Description

本開示は、充電コネクタに関するものである。
例えば、特許文献1には、車載用の充電コネクタが記載されている。充電コネクタは、ハウジングと、ハウジングに収容される電力端子とを備える。電力端子は、車載バッテリに電気的に接続される電線と接続される。電力端子に接続された電線は、充電コネクタから引き出される。充電コネクタには、外部給電装置から延びる外部コネクタが嵌合される。そして、充電コネクタの電力端子は、外部コネクタが有する相手端子と接続される。外部コネクタから供給される電力は、電力端子及び電線を介して車載バッテリに供給される。
特開2020-83130号公報
上記のような充電コネクタでは、電力端子に接続された電線の配策経路を、外部コネクタの嵌合方向に対して交差する方向に曲げる場合がある。この場合、電線の曲げ部によって充電コネクタが前記嵌合方向において大型化する問題が生じる。
本開示の目的は、小型化を可能とした充電コネクタを提供することにある。
本開示の充電コネクタは、車両に搭載され、外部給電装置の外部コネクタが嵌合され、前記車両に搭載されたバッテリの充電に用いられる充電コネクタであって、ハウジングと、前記ハウジングに収容され前記バッテリへの電力供給に用いられる一対の電力端子と、前記一対の電力端子の一方にボルト締めにて固定される第1中継端子と、前記一対の電力端子の他方にボルト締めにて固定される第2中継端子と、前記第1中継端子及び前記第2中継端子にそれぞれ接続される一対の電力線と、前記ハウジングに収容される複数のシグナル端子と、を備え、前記外部コネクタの嵌合方向に沿った方向から見たとき、前記一対の電力端子の各中心軸を通る基準直線によって区切られる一方側の領域を第1領域とし、他方側の領域を第2領域として、前記複数のシグナル端子は、前記嵌合方向に沿った方向から見て、前記第1領域と前記第2領域のうちの前記第2領域のみに配置され、前記第1中継端子は、前記電力線が接続される電線接続部を有し、前記電線接続部は、前記嵌合方向に沿った方向から見て前記第1領域に位置している。
本開示の充電コネクタは、小型化を可能にする効果を発揮する。
図1は、充電コネクタを搭載した車両の充電状態を示す概略図である。 図2は、実施形態における充電コネクタの斜視図である。 図3は、同形態における充電コネクタの分解斜視図である。 図4は、同形態における充電コネクタの背面図である。 図5は、同形態における充電コネクタの平面図である。 図6は、図5における6-6線断面図である。 図7は、図5における7-7線断面図である。 図8は、図5における8-8線断面図である。 図9は、同形態における第1電力端子の斜視図である。 図10は、同形態における位置保持部材の斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の充電コネクタは、
[1]車両に搭載され、外部給電装置の外部コネクタが嵌合され、前記車両に搭載されたバッテリの充電に用いられる充電コネクタであって、ハウジングと、前記ハウジングに収容され前記バッテリへの電力供給に用いられる一対の電力端子と、前記一対の電力端子の一方にボルト締めにて固定される第1中継端子と、前記一対の電力端子の他方にボルト締めにて固定される第2中継端子と、前記第1中継端子及び前記第2中継端子にそれぞれ接続される一対の電力線と、前記ハウジングに収容される複数のシグナル端子と、を備え、前記外部コネクタの嵌合方向に沿った方向から見たとき、前記一対の電力端子の各中心軸を通る基準直線によって区切られる一方側の領域を第1領域とし、他方側の領域を第2領域として、前記複数のシグナル端子は、前記嵌合方向に沿った方向から見て、前記第1領域と前記第2領域のうちの前記第2領域のみに配置され、前記第1中継端子は、前記電力線が接続される電線接続部を有し、前記電線接続部は、前記嵌合方向に沿った方向から見て前記第1領域に位置している。
この構成によれば、電力線は、第1中継端子または第2中継端子を介して電力端子に接続される。これにより、電力線を曲げることなく、嵌合方向に交差する方向に引き出すことが可能となる。したがって、電力線を曲げる必要が無くなることから、嵌合方向における充電コネクタの小型化が可能となる。また、嵌合方向から見て、複数のシグナル端子は、基準直線で分けられる第1領域と第2領域のうちの第2領域のみに配置される。そして、第1中継端子の電線接続部は、嵌合方向から見て第1領域に位置している。これにより、第1中継端子の電線接続部と複数のシグナル端子とが同じ領域に位置しない構成となる。したがって、第1中継端子を、シグナル端子を避けるべく迂回させる等の複雑な形状にする必要がなくなる。このため、第1中継端子の構造の簡素化及び小型化が可能となる。
[2]上記[1]において、前記一対の電力端子は、前記嵌合方向に対して垂直な第1方向に沿って並設され、前記一対の電力線の各々は、前記第1方向に沿った同一方向に引き出されていてもよい。
この構成によれば、嵌合方向及び第1方向の各々に対して垂直な方向を第2方向としたとき、充電コネクタの第2方向の側方にアクチュエータなどの他の部品等を配置するスペースを形成することが可能となる。
[3]上記[2]において、前記第1中継端子は、前記電力端子にボルト締めされる端子締結部と、前記端子締結部と前記電線接続部とを繋ぐ連結部と、を備え、前記連結部は、前記第1領域側に延びる第1延出部と、前記第1延出部から前記電力線の引き出し方向に延びる第2延出部と、を有していてもよい。
この構成によれば、第1中継端子と第2中継端子とが嵌合方向に重ならないように構成しつつも、各電力線を第1方向に沿った同一方向に引き出すことが可能となる。このため、嵌合方向における充電コネクタの小型化により一層寄与できる。
[4]上記[3]において、前記端子締結部及び前記第1延出部は、前記嵌合方向に対して垂直な板状をなし、前記第2延出部は、前記嵌合方向及び前記第1方向の各々に垂直な第2方向に対して垂直な板状をなしていてもよい。
この構成によれば、第2方向における第1中継端子の連結部の大きさを小さく抑えることが可能となる。したがって、充電コネクタの第2方向の側方にアクチュエータなどの他の部品等を配置するスペースをより好適に形成することが可能となる。
[5]上記[1]から[4]のいずれかにおいて、前記一対の電力端子の各々は、前記嵌合方向に直交する方向に移動可能、かつ、前記嵌合方向に沿った軸を中心として回動可能となるように前記ハウジングに収容されていてもよい。
この構成によれば、電力端子がハウジングに対して相対移動することで、電力線から伝わってくる振動を吸収することが可能となる。その結果、車両振動によるボルトの緩みを抑制可能となる。また、外部コネクタの相手端子が電力端子に挿入される際、嵌合方向に直交する方向における相手端子の位置に合わせて電力端子を嵌合方向に直交する方向に移動可能に構成できる。このため、相手端子の位置が製造誤差等によってずれている場合であっても、電力端子と相手端子の接続時の挿入力の増大を小さく抑えることが可能となる。
[6]上記[1]から[5]のいずれかにおいて、前記嵌合方向における前記シグナル端子の位置を保持するリテーナをさらに備え、前記ハウジングは、前記外部コネクタが嵌合される側の端部である第1端部と、前記第1端部の反対側の端部である第2端部と、を有し、前記一対の電力端子及び前記複数のシグナル端子の各々は、前記第2端部の開口から前記ハウジング内に収容されており、前記リテーナは、前記第2端部に組み付けられ、前記リテーナは、前記嵌合方向において前記シグナル端子に当接する当接部を有していてもよい。この構成によれば、リテーナの当接部によって、嵌合方向における各シグナル端子の位置を保持することが可能となる。
[7]上記[6]において、前記リテーナは、前記一対の電力端子の端部を外部に露出させる開口部を有し、前記第1中継端子及び前記第2中継端子は、前記開口部を通じて前記一対の電力端子にそれぞれボルト締めされ、前記リテーナは、前記第1中継端子を囲む第1絶縁壁部と、前記第1絶縁壁部と前記第1中継端子との間に設けられ、前記第1中継端子のボルト軸を中心とする回転を規制する第1回転規制部と、前記第2中継端子を囲む第2絶縁壁部と、前記第2絶縁壁部と前記第2中継端子との間に設けられ、前記第2中継端子のボルト軸を中心とする回転を規制する第2回転規制部と、を有していてもよい。
この構成によれば、ボルト締めの際またはボルトを外す際に第1中継端子が回転して第1絶縁壁部に接触することを第1回転規制部によって防止することが可能となる。同様に、ボルト締めの際またはボルトを外す際に第2中継端子が回転して第2絶縁壁部に接触することを第2回転規制部によって防止することが可能となる。したがって、第1絶縁壁部及び第2絶縁壁部に必要とされる強度を小さく抑えることが可能となる。
[8]上記[1]から[7]のいずれかにおいて、前記一対の電力線のサイズはそれぞれ40sq以上であってもよい。
この構成によれば、断面積が大きな電力線を用いる場合であっても、電力線を曲げる必要が無くなることから、嵌合方向における充電コネクタの小型化が可能となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の充電コネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、本明細書における「垂直」や「直交」は、厳密に垂直や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね垂直や直交の場合も含まれる。
なお、本明細書の説明で使用される「筒状」は、周方向全周にわたって連続して周壁が形成されたものだけではなく、複数の部品を組み合わせて筒状をなすものや、C字状のように周方向の一部に切り欠きなどを有するものも含む。また、「筒状」の形状には、円形、楕円形、及び、尖ったまたは丸い角を有する多角形が含まれる。
また、本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。また、本明細書における「対向」とは、2つの部分の間に、2つの部分とは別の部材が介在している場合と、2つの部分の間に何も介在していない場合の両方を含む。
(充電コネクタ10を備える車両Vについて)
図1は、外部給電装置100からハイブリッド車や電気自動車等の車両Vに充電している状態を概略的に示している。車両Vには、本実施形態の充電コネクタ10が設けられている。充電コネクタ10には、外部給電装置100に接続された外部コネクタ101が接続される。充電コネクタ10は、後述する電力線24を含むワイヤハーネスWを介して、車両Vに搭載されたバッテリBTに接続されている。
(充電コネクタ10の構成)
図3に示すように、充電コネクタ10は、ハウジング11と、第1電力端子12と、第2電力端子13と、グラウンド端子14と、複数のシグナル端子15と、を備えている。第1電力端子12は、プラス電位側の電力端子である。第2電力端子13は、マイナス電位側の電力端子である。第1電力端子12、第2電力端子13、グラウンド端子14、及び各シグナル端子15は、ハウジング11に収容されている。また、充電コネクタ10は、第1電力端子12及び第2電力端子13の位置を保持する位置保持部材16と、グラウンド端子14及び各シグナル端子15の位置を保持するリテーナ17と、を備えている。
なお、各図面において、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示している。以下の説明では、X軸に沿う方向を「充電コネクタ10の幅方向X」または、単に「幅方向X」と称する。また、Y軸に沿う方向を「充電コネクタ10の挿抜方向Y」または、単に「挿抜方向Y」と称する。また、Z軸に沿う方向を「充電コネクタ10の厚さ方向Z」または、単に「厚さ方向Z」と称する。
図2及び図4に示すように、充電コネクタ10は、第1電力端子12に接続される第1中継端子21と、第2電力端子13に接続される第2中継端子22と、グラウンド端子14に接続される第3中継端子23と、を備えている。なお、第1電力端子12と第2電力端子13とは、幅方向Xに並設される。
第1中継端子21、第2中継端子22及び第3中継端子23の各々は、例えば、板材からプレス加工により形成されるプレス端子である。また、第1中継端子21、第2中継端子22及び第3中継端子23の各々は、例えば、銅系またはアルミニウム系の金属材料にて形成されている。第1中継端子21は、第1電力端子12に対してボルト締めにより固定される。第2中継端子22は、第2電力端子13に対してボルト締めにより固定される。第3中継端子23は、グラウンド端子14に対してボルト締めにより固定される。
第1中継端子21及び第2中継端子22の各々には、電力線24が接続されている。各電力線24は、高電圧・大電流に対応可能な大径の高圧電線である。各電力線24の芯線サイズは、例えば40sq以上である。また、各電力線24の芯線サイズは、例えば120sq以下である。すなわち、電力線24の芯線における長さ方向と直交する断面積は、40平方ミリメートル以上、かつ、120平方ミリメートル以下である。各電力線24の芯線は、例えば、銅系またはアルミニウム系の金属材料にて形成されている。第3中継端子23には、電線25が接続されている。電線25の芯線は、例えば、銅系またはアルミニウム系の金属材料にて形成されている。なお、後述の図5では、図面簡略のため、各電力線24及び電線25の図示を省略している。
(第1電力端子12及び第2電力端子13の構成)
図3及び図7に示すように、第1電力端子12と第2電力端子13とは、幅方向Xに並んで配置されている。また、第1電力端子12と第2電力端子13とは、充電コネクタ10の幅方向Xの中心線C1に対して線対称となるように構成されている。
第1電力端子12と第2電力端子13とは同一部品であって、互いに同一形状をなしている。このため、第1電力端子12及び第2電力端子13の各構成については同一の符号を付して説明する。なお、第2電力端子13は、第1電力端子12を挿抜方向Yに沿った軸中心に180度回転して配置したものである。また、第1電力端子12及び第2電力端子13は、板材からプレス加工により形成されるプレス端子である。第1電力端子12及び第2電力端子13を形成する材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料が挙げられる。
第1電力端子12及び第2電力端子13の構成について、第1電力端子12を例にとって説明する。図9に示すように、第1電力端子12は、第1接続部31と、第2接続部32と、連結部33と、一対の延出壁部34と、を有している。
第1接続部31は、挿抜方向Yに沿って延びる筒状をなしている。詳しくは、第1接続部31は、複数の弾性片31aを有している。複数の弾性片31aは、挿抜方向Yから見て環状に設けられている。各弾性片31aは、第1接続部31の径方向において弾性的に撓むように構成されている。第1接続部31には、前述の外部コネクタ101が有する図示しない相手端子が挿抜方向Yに沿って挿入される。各弾性片31aは、当該相手端子に対して径方向に接触する。これにより、第1電力端子12と相手端子との電気的導通が図られる。
第1電力端子12の第2接続部32は、第1中継端子21とボルト締めされる部位である。第2電力端子13の第2接続部32は、第2中継端子22とボルト締めされる部位である。第2接続部32は、例えば、挿抜方向Yに対して垂直な板状をなしている。第2接続部32は、ボルトBが挿抜方向Yに沿って挿通される貫通孔35を有している。貫通孔35は、挿抜方向Yに沿って第2接続部32を貫通している。第2接続部32における貫通孔35に対応する位置には、ボルトBが螺合するナット36が設けられている。
連結部33は、第1接続部31と第2接続部32を連結している。連結部33は、挿抜方向Yに沿って延在している。連結部33は、例えば、幅方向Xに対して垂直な板状をなしている。第2接続部32は、連結部33に対して略直角に折れている。
連結部33は、連結部33の一方の板面である第1側面33aと、第1側面33aの裏面である第2側面33bとを有している。第1側面33a及び第2側面33bは、例えば、幅方向Xに対して垂直をなしている。
図8に示すように、第1電力端子12及び第2電力端子13は、互いの第1側面33aが幅方向Xに対向するように設けられている。すなわち、第1電力端子12及び第2電力端子13の各第2側面33bは、幅方向Xの外側を向いている。また、一対の延出壁部34の各々は、連結部33から第1側面33a側に延出している。
図7及び図9に示すように、一対の延出壁部34は、連結部33の厚さ方向Zの両端から互いに同じ方向に延びている。各延出壁部34は、厚さ方向Zに対して垂直な板状をなしている。各延出壁部34は、連結部33に対して略直角に折れている。各延出壁部34は、厚さ方向Zに互いに対向している。幅方向Xにおける各延出壁部34の長さは互いに同等である。また、挿抜方向Yにおける各延出壁部34の長さは互いに同等である。挿抜方向Yにおいて、各延出壁部34は、第1接続部31と第2接続部32との間に設けられている。各延出壁部34は、第2接続部32に対して挿抜方向Yに対向している。
各延出壁部34は、治具孔37を有している。治具孔37は、各延出壁部34を厚さ方向Zに貫通している。各延出壁部34における治具孔37は、厚さ方向Zにおいて互いに重なる位置に設けられている。各治具孔37には、図7に示す棒状の治具Pが挿入可能である。
図9に示すように、第1電力端子12には、温度センサ38が取り付けられている。温度センサ38としては、例えば、NTCサーミスタや、PTCサーミスタや、PTセンサなどを用いることができる。温度センサ38は、例えば、ねじSによって連結部33に固定された保持部材39に保持されている。また、保持部材39及び温度センサ38は、連結部33の第2側面33bに取り付けられている。保持部材39は、高い伝熱性を有する例えば金属材料にて形成されている。温度センサ38は、リード線38aを有している。温度センサ38は、検知した温度情報をリード線38aを通じて出力する。また、第2電力端子13にも同様に保持部材39及び温度センサ38が取り付けられている。
(グラウンド端子14の構成)
図3に示すように、グラウンド端子14は、第1接続部41と、第2接続部42と、連結部43と、一対の延出壁部44と、を有している。グラウンド端子14は、板材からプレス加工により形成されるプレス端子である。グラウンド端子14を形成する材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料が挙げられる。
第1接続部41は、挿抜方向Yに沿って延びる筒状をなしている。第1接続部41には、前述の外部コネクタ101が有する図示しない相手端子が挿抜方向Yに沿って挿入される。これにより、グラウンド端子14と相手端子との電気的導通が図られる。
第2接続部42は、第3中継端子23とボルト締めされる部位である。第2接続部42は、例えば、挿抜方向Yに対して垂直な板状をなしている。第2接続部42は、ボルトBが挿抜方向Yに沿って挿通される貫通孔45を有している。貫通孔45は、挿抜方向Yに沿って第2接続部42を貫通している。第2接続部42における貫通孔45に対応する位置には、ボルトBが螺合するナット46が設けられている。
連結部43は、第1接続部41と第2接続部42を連結している。連結部43は、挿抜方向Yに沿って延在している。連結部43は、例えば、厚さ方向Zに対して垂直な板状をなしている。第2接続部42は、連結部43に対して略直角に折れている。
一対の延出壁部44は、連結部43の幅方向Xの両端から互いに同じ方向に延びている。各延出壁部44は、幅方向Xに対して垂直な板状をなしている。各延出壁部44は、連結部43に対して略直角に折れている。各延出壁部44は、幅方向Xに互いに対向している。厚さ方向Zにおける各延出壁部44の長さは互いに同等である。また、挿抜方向Yにおける各延出壁部44の長さは互いに同等である。
図7に示すように、連結部43は、治具孔47を有している。治具孔47は、連結部43を厚さ方向Zに貫通している。治具孔47は、各延出壁部44の基端部の間に設けられている。治具孔47には、棒状の治具Pが挿入可能である。
(各端子の配置について)
以下では、厚さ方向Zの一方側を「上側」、厚さ方向Zの他方側を「下側」として説明する。すなわち、本明細書の説明で使用される「上」及び「下」は、重力方向における上及び下を必ずしも意味するものではない。
グラウンド端子14は、例えば、幅方向Xに並ぶ第1電力端子12及び第2電力端子13よりも下側に配置されている。また、グラウンド端子14は、例えば、厚さ方向Zから見て第1電力端子12と第2電力端子13の間に位置している。
第1電力端子12の下側には、例えば2つのシグナル端子15が配置されている。第2電力端子13の下側には、例えば2つのシグナル端子15が配置されている。各シグナル端子15は、その長さ方向が挿抜方向Yに沿うように配置されている。各シグナル端子15とグラウンド端子14とは、例えば、幅方向Xにおいて並んでいる。なお、各シグナル端子15は、例えば、銅系またはアルミニウム系の金属材料にて形成されている。
(ハウジング11の構成)
図6に示すように、ハウジング11は、挿抜方向Yの一端部である第1端部51と、挿抜方向Yの他端部である第2端部52とを有している。ハウジング11には、第1端部51側から外部コネクタ101が嵌合される。第2端部52は、挿抜方向Yに開口している。第1電力端子12、第2電力端子13、グラウンド端子14、及び各シグナル端子15は、第2端部52の開口からハウジング11に収容される。なお、図2に示すように、ハウジング11の上側には、アクチュエータ110が設けられている。図3以降の図面においては、アクチュエータ110の図示を省略している。アクチュエータ110は、例えば、外部コネクタ101から充電コネクタ10を通じたバッテリBTへの充電中において、充電コネクタ10と外部コネクタ101との嵌合状態をロックするように作動する。
図3及び図7に示すように、ハウジング11は、第1電力端子12を収容する第1収容部53aと、第2電力端子13を収容する第2収容部53bとを有している。また、ハウジング11は、グラウンド端子14を収容する第3収容部53cと、複数のシグナル端子15をそれぞれ収容する複数の第4収容部53dとを有している。
第1収容部53a、第2収容部53b、第3収容部53c及び各第4収容部53dの位置関係は、前述の第1電力端子12、第2電力端子13、グラウンド端子14及び各シグナル端子15の配置と同様である。すなわち、第1収容部53aと第2収容部53bとは、幅方向Xに並んで設けられている。第3収容部53cは、第1収容部53aと第2収容部53bの中間位置において、それらよりも下側に設けられている。第1収容部53aの下側には、例えば2つの第4収容部53dが設けられている。第2収容部53bの下側には、例えば2つの第4収容部53dが設けられている。各第4収容部53dと第3収容部53cとは、例えば、幅方向Xにおいて並んでいる。
第1収容部53aには、第1電力端子12が幅方向X及び厚さ方向Zに移動可能に収容されている。つまり、第1電力端子12は、ハウジング11に対して幅方向X及び厚さ方向Zに相対移動可能に設けられている。また、第1電力端子12は、ハウジング11に対して、挿抜方向Yに沿った回動軸を中心とする所定の角度範囲内で相対回動可能に設けられている。当該相対回動の回動軸は、例えば、第1電力端子12の第1接続部31の中心軸L1と略一致する。
第2収容部53bには、第2電力端子13が幅方向X及び厚さ方向Zに移動可能に収容されている。つまり、第2電力端子13は、ハウジング11に対して幅方向X及び厚さ方向Zに相対移動可能に設けられている。また、第2電力端子13は、ハウジング11に対して、挿抜方向Yに沿った回動軸を中心とする所定の角度範囲内で相対回動可能に設けられている。当該相対回動の回動軸は、例えば、第2電力端子13の第1接続部31の中心軸L1と略一致する。
第3収容部53cには、グラウンド端子14が幅方向X及び厚さ方向Zに移動可能に収容されている。つまり、グラウンド端子14は、ハウジング11に対して幅方向X及び厚さ方向Zに相対移動可能に設けられている。また、グラウンド端子14は、ハウジング11に対して、挿抜方向Yに沿った回動軸を中心とする所定の角度範囲内で相対回動可能に設けられている。当該相対回動の回動軸は、例えば、グラウンド端子14の第1接続部41の軸線と一致する。また、各第4収容部53dには、シグナル端子15が収容されている。
図7に示すように、ハウジング11は、第1収容部53aと第2収容部53bとを隔てる絶縁壁部54を有している。絶縁壁部54は、例えば2つ設けられている。絶縁壁部54は、例えば、幅方向Xに対して垂直な平板状をなしている。各絶縁壁部54は、治具孔37の開口方向に沿った方向に延在している。各絶縁壁部54は、第1電力端子12と第2電力端子13との間に位置している。各絶縁壁部54によって、第1収容部53aに収容された第1電力端子12と第2収容部53bに収容された第2電力端子13との間の絶縁距離が確保されている。各絶縁壁部54の間の空間と第3収容部53cとは、貫通孔55を介して連通している。
図5及び図7に示すように、ハウジング11は、治具Pを挿通可能な第1開口56a,56b,56cを有している。図7に示すように、第1開口56a,56b,56cは、第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14にそれぞれ対応して設けられている。詳しくは、第1開口56aには、第1電力端子12用の治具Pが挿通される。第1開口56bには、第2電力端子13用の治具Pが挿通される。第1開口56cには、グラウンド端子14用の治具Pが挿通される。第1開口56a,56bは、例えば、厚さ方向Zから見て治具孔37と略同形状をなしている。また、第1開口56cは、例えば、厚さ方向Zから見て治具孔47と略同形状をなしている。
各第1開口56a,56b,56cは、ハウジング11における厚さ方向Zの一側面に設けられている。各第1開口56a,56b,56cは、例えば、ハウジング11の上面に設けられている。各第1開口56a,56b,56cは、同じ方向に開口している。詳しくは、各第1開口56a,56b,56cは、ハウジング11の外部側に対して厚さ方向Zの上方に開口している。第1開口56aは、第1収容部53aとハウジング11の外部とを連通する。第1開口56bは、第2収容部53bとハウジング11の外部とを連通する。第1開口56cは、各絶縁壁部54の間の空間とハウジング11の外部とを連通する。各第1開口56a,56b,56cは、例えば、幅方向Xに沿って並んで設けられている。
ハウジング11は、位置保持部材16を装着するための第2開口57a及び第3開口57bを有している。第2開口57a及び第3開口57bは、ハウジング11における厚さ方向Zの一側面に設けられている。第2開口57a及び第3開口57bは、例えば、ハウジング11の上面に設けられている。第2開口57a及び第3開口57bは、ハウジング11の外部側に対して厚さ方向Zの上方に開口している。
第2開口57aは、2つ設けられている。2つの第2開口57aの一方は、第1収容部53aとハウジング11の外部とを連通する。2つの第2開口57aの他方は、第2収容部53bとハウジング11の外部とを連通する。各第2開口57aは、第1開口56a,56bよりも第2端部52側に設けられている。第3開口57bは、各絶縁壁部54の間の空間とハウジング11の外部とを連通する。第3開口57bは、第1開口56cよりも第2端部52側に設けられている。第2開口57a及び第3開口57bは、例えば、幅方向Xに沿って並んで設けられている。
(位置保持部材16の構成)
図8及び図10に示すように、位置保持部材16は、各第2開口57a及び第3開口57bの上方を覆う被覆部61と、一対の挿入部62と、一対の第1係合部63と、を有している。被覆部61は、各第2開口57a及び第3開口57bをまとめて覆っている。各挿入部62及び各第1係合部63は、被覆部61から下方に延出している。各挿入部62は、各第2開口57aに対し厚さ方向Zに沿って挿入される。これにより、一方の挿入部62が第1収容部53aに挿入され、他方の挿入部62が第2収容部53bに挿入される。
図8に示すように、一対の第1係合部63は、第3開口57bから各絶縁壁部54の間に挿入される。ハウジング11は、一対の絶縁壁部54の間に第2係合部58を有している。第2係合部58は、各絶縁壁部54において互いに対向する側面から突出するように設けられている。各第1係合部63は、各第2係合部58に対して厚さ方向Zの上方に引っ掛かっている。これにより、位置保持部材16がハウジング11に固定されている。
図6に示すように、挿入部62は、第1電力端子12における各延出壁部34と第2接続部32との間に位置する。なお、図6における方向Dは、外部コネクタ101の嵌合方向Dを示している。嵌合方向Dは、挿抜方向Yに沿った方向である。挿入部62は、嵌合方向Dにおいて第1電力端子12が当接する第1当接部64を有している。本実施形態では、各延出壁部34の各々が、嵌合方向Dにおいて第1当接部64に当接する。そして、挿入部62は、嵌合方向Dにおいて第2開口57aの縁部に当接する。また、挿入部62は、嵌合方向Dから見て第2接続部32を覆っている。挿入部62は、連結部33に対して第1側面33a側に位置している(図8参照)。なお、第2電力端子13と挿入部62との関係は、第1電力端子12と挿入部62との関係と同様である。
(リテーナ17の構成)
図3及び図6に示すように、リテーナ17は、挿抜方向Yにおいて第2端部52の開口を覆う本体部71と、本体部71から延びる係止片72を有している。係止片72は、ハウジング11の外側面に形成された係止凸部59に係止される。これにより、リテーナ17がハウジング11に固定される。
本体部71は、挿抜方向Yにおいて開口する開口部73を有している。開口部73は、第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14にそれぞれ対応して設けられている。第1電力端子12及び第2電力端子13の各々の第2接続部32は、開口部73から外部に露出されている。第1中継端子21及び第2中継端子22は、開口部73を通じて第1電力端子12及び第2電力端子13にそれぞれボルト締めされる。また、グラウンド端子14の第2接続部42は、開口部73から外部に露出されている。第3中継端子23は、開口部73を通じてグラウンド端子14にボルト締めされる。
図3に示すように、リテーナ17は、第2当接部74と第3当接部75とを有している。第2当接部74及び第3当接部75は、例えば、本体部71から挿抜方向Yに沿ってハウジング11の内部側に延びている。第3当接部75は、複数のシグナル端子15にそれぞれ対応して複数設けられている。
図8に示すように、第2当接部74は、グラウンド端子14と対応する位置に設けられている。第2当接部74は、第2当接部74の先端は、挿抜方向Yに沿った方向においてグラウンド端子14と当接する。図6に示すように、第3当接部75の先端部には、嵌合方向Dにおいてシグナル端子15が当接する。
図4に示すように、複数のシグナル端子15にはそれぞれシグナル線15aが接続される。なお、図4では、各シグナル端子15を二点鎖線で模式的に示している。本体部71には、挿抜方向Yに沿って本体部71を貫通する一対の導出口77が設けられている。各導出口77からは、2つのシグナル線15a及び1つのリード線38aがハウジング11の外部に引き出される。
(第1領域A1及び第2領域A2について)
図4に示すように、第1電力端子12及び第2電力端子13の各々は、挿抜方向Yに沿った中心軸L1を有している。ここで、第1電力端子12及び第2電力端子13の各中心軸L1に直交する直線を基準直線L2とする。基準直線L2は、幅方向Xに対して平行である。挿抜方向Yから見て、基準直線L2に対する上側を第1領域A1とし、下側を第2領域A2とする。基準直線L2は、第1領域A1と第2領域A2とを区画する直線である。
複数のシグナル端子15は、挿抜方向Yから見て、第1領域A1と第2領域A2のうちの第2領域A2のみに配置されている。すなわち、全てのシグナル端子15が第2領域A2に配置され、第1領域A1にはシグナル端子15が配置されていない。なお、グラウンド端子14は、挿抜方向Yから見て、例えば第2領域A2に配置されている。
(第1中継端子21の構成)
第1中継端子21は、端子締結部81と、電線接続部82と、端子締結部81と電線接続部82とを繋ぐ連結部83とを備える。端子締結部81は、ボルトBにより第1電力端子12の第2接続部32に締結される。電線接続部82には、電力線24が例えば圧着により接続されている。
連結部83は、端子締結部81から厚さ方向Zの上側、すなわち第1領域A1側に延びる第1延出部83aと、第1延出部83aから電力線24の引き出し方向に延びる第2延出部83bと、を有している。これにより、連結部83は、第2中継端子22との干渉を避けるべく、厚さ方向Zに迂回しつつ幅方向Xに沿って延びる形状をなしている。したがって、第1中継端子21と第2中継端子22とは、挿抜方向Yに重ならないように構成されている。
図4及び図6に示すように、端子締結部81及び第1延出部83aは、例えば、挿抜方向Yに対して垂直な板状をなしている。端子締結部81は、端子締結部81を挿抜方向Yに貫通する貫通孔81aを有している(図6参照)。貫通孔81aには、ボルトBが挿通される。
図6に示すように、連結部83は、第1延出部83aと第2延出部83bとの間に屈曲部83cを有している。屈曲部83cは、第1延出部83aと第2延出部83bとがなす角部である。屈曲部83cは、例えば直角に曲げられている。すなわち、第1延出部83aと第2延出部83bとは互いに垂直をなす。幅方向Xに延在する第2延出部83bは、厚さ方向Zに対して垂直な板状をなしている。
図4に示すように、電線接続部82は、幅方向Xに沿って延びる第2延出部83bの先端に設けられている。電線接続部82は、挿抜方向Yから見て第1領域A1に位置している。これにより、電線接続部82と複数のシグナル端子15とが同じ領域に位置しない構成となる。
(第2中継端子22の構成)
図4に示すように、第2中継端子22は、端子締結部84と電線接続部85とを備える。端子締結部84は、例えば、挿抜方向Yに対して垂直な板状をなしている。端子締結部84は、ボルトBにより第2電力端子13に締結される。電線接続部85には、電力線24が例えば圧着により接続されている。また、第2中継端子22は、端子締結部84から延びる突出部84aを有している。
第2中継端子22は、端子締結部84から電線接続部85にかけて電力線24の引き出し方向に延びている。挿抜方向Yから見たとき、第2中継端子22は、端子締結部84から電線接続部85にかけて基準直線L2に重なっている。なお、第1中継端子21の電線接続部82と第2中継端子22の電線接続部85とは、厚さ方向Zから見て、幅方向Xに沿った同一直線上に配置されている(図5参照)。
(第3中継端子23の構成)
図4に示すように、第3中継端子23は、端子締結部86と、電線接続部87と、端子締結部86と電線接続部87とを繋ぐ連結部88とを備える。端子締結部86は、例えば、挿抜方向Yに対して垂直な板状をなしている。なお、各端子締結部81,84,86は、例えば挿抜方向Yに対して垂直な同一平面に位置している。端子締結部86は、ボルトBによりグラウンド端子14に締結される。電線接続部87には、電線25が例えば圧着により接続されている。また、第3中継端子23は、端子締結部86から延びる突出部86aを有している。連結部88は、端子締結部86に対して例えば直角に屈曲されている。連結部88は、直角に屈曲された部位から電線接続部87にかけて幅方向Xに沿って延びている。また、連結部88は、厚さ方向Zに対して垂直な板状をなしている。電線接続部87は、幅方向Xに沿って延びる連結部88の先端に設けられている。挿抜方向Yから見て、第3中継端子23はその全体が第2領域A2に位置している。
(第1絶縁壁部91、第2絶縁壁部92及び第3絶縁壁部93の構成)
図4に示すように、リテーナ17は、第1絶縁壁部91と、第2絶縁壁部92と、第3絶縁壁部93とを備えている。第1絶縁壁部91、第2絶縁壁部92及び第3絶縁壁部93はそれぞれ、本体部71から挿抜方向Yに沿って外部側に延びている。第1絶縁壁部91、第2絶縁壁部92及び第3絶縁壁部93によって、第1中継端子21、第2中継端子22及び第3中継端子23における電気的な絶縁が図られている。なお、図2では、説明の便宜のため、第1絶縁壁部91の一部を破断して図示している。
図4に示すように、第1絶縁壁部91は、幅方向X及び厚さ方向Zにおける第1中継端子21の周囲を囲っている。第1絶縁壁部91は、第1中継端子21を第1絶縁壁部91の内側から外側に引き出す導出口91aを有している。第1中継端子21の第2延出部83bは、導出口91aを通っている。
リテーナ17は、第1中継端子21と第1絶縁壁部91との間に第1回転規制部94を有している。本実施形態では、リテーナ17は、例えば2つの第1回転規制部94を有している。各第1回転規制部94は、第1絶縁壁部91の内側面に一体に形成されている。また、各第1回転規制部94は、リテーナ17の本体部71の外側面とも繋がっている。
2つの第1回転規制部94の一方は、第1中継端子21のボルト軸を中心とする一方側(例えば時計回り方向)への回転を規制する。2つの第1回転規制部94の他方は、第1中継端子21のボルト軸を中心とする他方側(例えば反時計回り方向)への回転を規制する。これにより、2つの第1回転規制部94によって、ボルトBを取り付ける時と外す時の双方において、第1中継端子21の連れ回りによる回転を規制する。なお、各第1回転規制部94は、例えば、第1中継端子21における第1延出部83aに対し回転方向に当接可能に構成されている。
第2絶縁壁部92は、幅方向X及び厚さ方向Zにおける第2中継端子22の周囲を囲っている。第2絶縁壁部92は、第2中継端子22を第2絶縁壁部92の内側から外側に引き出す導出口92aを有している。
リテーナ17は、第2中継端子22と第2絶縁壁部92との間に第2回転規制部95を有している。本実施形態では、リテーナ17は、例えば2つの第2回転規制部95を有している。各第2回転規制部95は、第2絶縁壁部92の内側面に一体に形成されている。また、各第2回転規制部95は、リテーナ17の本体部71の外側面とも繋がっている。
2つの第2回転規制部95の一方は、第2中継端子22のボルト軸を中心とする一方側(例えば時計回り方向)への回転を規制する。2つの第2回転規制部95の他方は、第2中継端子22のボルト軸を中心とする他方側(例えば反時計回り方向)への回転を規制する。これにより、2つの第2回転規制部95によって、ボルトBを取り付ける時と外す時の双方において、第2中継端子22の連れ回りによる回転を規制する。なお、2つの第2回転規制部95の一方は、例えば、第2中継端子22における突出部84aに対し回転方向に当接可能に構成されている。
第3絶縁壁部93は、幅方向X及び厚さ方向Zにおける第3中継端子23の周囲を囲っている。第3絶縁壁部93は、第3中継端子23を第3絶縁壁部93の内側から外側に引き出す導出口93aを有している。第3中継端子23の連結部88は、導出口93aを通っている。
リテーナ17は、第3中継端子23と第3絶縁壁部93との間に第3回転規制部96を有している。本実施形態では、リテーナ17は、例えば2つの第3回転規制部96を有している。各第3回転規制部96は、第3絶縁壁部93の内側面に一体に形成されている。また、各第3回転規制部96は、リテーナ17の本体部71の外側面とも繋がっている。
2つの第3回転規制部96の一方は、第3中継端子23のボルト軸を中心とする一方側(例えば時計回り方向)への回転を規制する。2つの第3回転規制部96の他方は、第3中継端子23のボルト軸を中心とする他方側(例えば反時計回り方向)への回転を規制する。これにより、2つの第3回転規制部96によって、ボルトBを取り付ける時と外す時の双方において、第3中継端子23の連れ回りによる回転を規制する。なお、各第3回転規制部96は、例えば、第3中継端子23における突出部86aに対し回転方向に当接可能に構成されている。
次に、充電コネクタ10の組み立ての一例について説明する。
まず、第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14を、第2端部52の開口からハウジング11内に収容する。
次に、位置保持部材16を、厚さ方向Zに沿った方向からハウジング11に組み付ける。この状態では、第1電力端子12及び第2電力端子13は、位置保持部材16の各挿入部62によって挿抜方向Yに沿った方向に抜けなくなる。
次に、シグナル線15aが接続された各シグナル端子15を、第2端部52の開口からハウジング11に収容する。
次に、リテーナ17をハウジング11に組み付ける。このとき、シグナル線15a及び温度センサ38のリード線38aを導出口77に通す。
次に、第1電力端子12の各治具孔37に対し、第1開口56aを通じて治具Pを挿入する。また、第2電力端子13の各治具孔37に対し、第1開口56bを通じて治具Pを挿入する。また、グラウンド端子14の各治具孔47に対し、第1開口56cを通じて治具Pを挿入する。各治具Pの挿入により、第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14の回動が規制される。
次に、第1中継端子21を、第1電力端子12の第2接続部32にボルトBにて固定する。また、第2中継端子22を、第2電力端子13の第2接続部32にボルトBにて固定する。また、第3中継端子23を、グラウンド端子14の第2接続部42にボルトBにて固定する。第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14の各々は、治具Pによって回動が規制されているため、ボルト締め時に共回りしないようになっている。
第1中継端子21、第2中継端子22及び第3中継端子23のボルト締めが完了した後、各治具Pを抜去する。これにより、第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14の各々における所定の角度範囲内の回動が許容される。
本実施形態の効果について説明する。
(1)一対の電力線24は、第1中継端子21及び第2中継端子22それぞれを介して第1電力端子12及び第2電力端子13に接続される。これにより、電力線24を曲げることなく、嵌合方向Dに交差する方向(本実施形態では幅方向X)に引き出すことが可能となる。したがって、電力線24を曲げる必要が無くなることから、嵌合方向Dにおける充電コネクタ10の小型化が可能となる。
また、挿抜方向Yから見て、複数のシグナル端子15は、基準直線L2によって区切られる第1領域A1と第2領域A2のうちの第2領域A2のみに配置される。そして、第1中継端子21の電線接続部82は、挿抜方向Yから見て第1領域A1に位置している。これにより、第1中継端子21の電線接続部82と複数のシグナル端子15とが同じ領域に位置しない構成となる。したがって、第1中継端子21を、シグナル端子15を避けるべく迂回させる等の複雑な形状にする必要がなくなる。このため、第1中継端子21の構造の簡素化及び小型化が可能となる。
(2)第1電力端子12及び第2電力端子13は、嵌合方向Dに対して垂直な第1方向(本実施形態では幅方向X)に沿って並設されている。一対の電力線24の各々は、第1方向としての幅方向Xに沿った同一方向に引き出されている。この構成によれば、厚さ方向Zにおけるハウジング11の上側や下側に、アクチュエータ110や図示しない他の部品や部位などを配置するスペースを形成することが可能となる。
(3)第1中継端子21は、第1電力端子12にボルト締めされる端子締結部81と、端子締結部81と電線接続部82とを繋ぐ連結部83と、を備える。連結部83は、第1領域A1側に延びる第1延出部83aと、第1延出部83aから電力線24の引き出し方向に延びる第2延出部83bと、を有している。この構成によれば、第1中継端子21と第2中継端子22とが挿抜方向Yに重ならないように構成しつつも、各電力線24を幅方向Xに沿った同一方向に引き出すことが可能となる。このため、挿抜方向Yにおける充電コネクタ10の小型化により一層寄与できる。
(4)第1中継端子21は、板材からプレス加工により形成されるプレス端子である。端子締結部81及び第1延出部83aは、挿抜方向Yに対して垂直な板状をなしている。そして、第2延出部83bは、挿抜方向Y及び幅方向Xの各々に垂直な厚さ方向Zに対して垂直な板状をなしている。この構成によれば、厚さ方向Zにおける第1中継端子21の連結部83の大きさを小さく抑えることが可能となる。したがって、厚さ方向Zにおけるハウジング11の上側や下側に、アクチュエータ110や図示しない他の部品や部位などを配置するスペースをより好適に形成することが可能となる。
(5)第1電力端子12及び第2電力端子13の各々は、嵌合方向Dに直交する方向に移動可能、かつ、嵌合方向Dに沿った軸を中心として回動可能となるようにハウジング11に収容されている。この構成によれば、第1電力端子12及び第2電力端子13がハウジング11に対して相対移動することで、電力線24から伝わってくる振動を吸収することが可能となる。その結果、車両振動によるボルトBの緩みを抑制可能となる。また、外部コネクタ101の相手端子が第1電力端子12及び第2電力端子13に挿入される際、嵌合方向Dに直交する方向における相手端子の位置に合わせて第1電力端子12及び第2電力端子13が動くことが可能である。このため、外部コネクタ101の相手端子の位置が製造誤差等によってずれている場合であっても、第1電力端子12及び第2電力端子13と相手端子との接続時の挿入力の増大を小さく抑えることが可能となる。
(6)充電コネクタ10は、挿抜方向Yにおけるシグナル端子15の位置を保持するリテーナ17を備える。ハウジング11は、外部コネクタ101が嵌合される側の端部である第1端部51と、第1端部51の反対側の端部である第2端部52と、を有している。第1電力端子12、第2電力端子13、グラウンド端子14及びシグナル端子15の各々は、第2端部52の開口からハウジング11内に収容されている。リテーナ17は、第2端部52に組み付けられている。リテーナ17は、嵌合方向Dにおいてグラウンド端子14が当接する第2当接部74と、嵌合方向Dにおいてシグナル端子15が当接する第3当接部75と、を有している。この構成によれば、リテーナ17の第2当接部74によって、嵌合方向Dにおけるグラウンド端子14の位置を保持することが可能となる。また、リテーナ17の第3当接部75によって、嵌合方向Dにおけるシグナル端子15の位置を保持することが可能となる。したがって、グラウンド端子14の位置を保持する部品とシグナル端子15の位置を保持する部品とをそれぞれ個別に用意にする必要がない。このため、充電コネクタ10の部品点数の増加を抑制することが可能となる。
(7)リテーナ17は、第1電力端子12及び第2電力端子13の各端部に設けられた第2接続部32を外部に露出させる開口部73を有している。第1中継端子21及び第2中継端子22は、開口部73を通じて第1電力端子12及び第2電力端子13にそれぞれボルト締めされる。リテーナ17は、第1中継端子21を囲む第1絶縁壁部91と、第1絶縁壁部91と第1中継端子21との間に設けられた第1回転規制部94とを有している。第1回転規制部94は、第1中継端子21のボルト軸を中心とする回転を規制する。この構成によれば、ボルト締めの際またはボルトBを外す際に第1中継端子21が回転して第1絶縁壁部91に接触することを第1回転規制部94によって防止することが可能となる。したがって、第1絶縁壁部91に必要とされる強度を小さく抑えることが可能となる。
また、リテーナ17は、第2中継端子22を囲む第2絶縁壁部92と、第2絶縁壁部92と第2中継端子22との間に設けられた第2回転規制部95とを有している。第2回転規制部95は、第2中継端子22のボルト軸を中心とする回転を規制する。この構成によれば、ボルト締めの際またはボルトBを外す際に第2中継端子22が回転して第2絶縁壁部92に接触することを第2回転規制部95によって防止することが可能となる。したがって、第2絶縁壁部92に必要とされる強度を小さく抑えることが可能となる。
(8)一対の電力線24のサイズはそれぞれ40sq以上である。40sq以上の大きな電力線24は、曲げることにより体格が大きくなりやすい。したがって、電力線24を曲げる必要の無い本構成を適応したときの嵌合方向Dの小型化の効果が大きい。
(9)充電コネクタ10は、嵌合方向Dにおける第1電力端子12の位置を保持する位置保持部材16を備える。ハウジング11は、嵌合方向Dに対して交差する厚さ方向Zに開口する第2開口57aを有している。位置保持部材16は、第2開口57aに挿入される挿入部62を有している。挿入部62は、嵌合方向Dにおいて第1電力端子12が当接する第1当接部64を有している。そして、挿入部62は、嵌合方向Dにおいて第2開口57aの縁部に当接する。この構成によれば、相手端子が第1電力端子12に挿入されるとき、位置保持部材16の第1当接部64が第1電力端子12から荷重を受ける。そのとき、位置保持部材16が受ける荷重は、挿入部62とハウジング11の第2開口57aとの当接部分にかかる。このため、相手端子の挿入に対する強度の向上を図ることが可能となる。また、第2電力端子13においても同様の効果を得ることができる。
(変更例)
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1中継端子21の形状などの構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、充電コネクタ10の構成に応じて適宜変更可能である。例えば、第1中継端子21の第2延出部83bが挿抜方向Yに対して垂直な板状であってもよい。
・リテーナ17の形状などの構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、充電コネクタ10の構成に応じて適宜変更可能である。
・電力線24のサイズは上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更可能である。
・第1電力端子12及び第2電力端子13の配置や形状などの構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、充電コネクタ10の構成に応じて適宜変更可能である。例えば、互いの第2側面33bが幅方向Xに対向するように、第1電力端子12及び第2電力端子13を配置してもよい。また、例えば、連結部33の第1側面33a及び第2側面33bが厚さ方向Zに対して垂直となるように、第1電力端子12及び第2電力端子13を配置してもよい。
・温度センサ38を連結部33の第1側面33aに取り付けてもよい。
・ハウジング11の第1開口56a,56bを、治具孔37よりも大きく形成してもよい。また、第1開口56cを治具孔47よりも大きく形成してもよい。
・上記実施形態のハウジング11では、治具Pが挿通される第1開口56a,56b,56cが、第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14にそれぞれ対応して個別に設けられるが、これに特に限定されるものではない。例えば、個別の第1開口56a,56b,56cに代えて、第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14の各治具孔37,47と厚さ方向Zに重なる1つの開口を形成してもよい。
・上記実施形態の第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14は、締結用のボルトBの軸線が挿抜方向Yに沿うように構成されたが、これに特に限定されるものではない。例えば、ボルトBの軸線が厚さ方向Zまたは幅方向Xに沿うように構成してもよい。また、ボルトBの軸線が、幅方向X、挿抜方向Y及び厚さ方向Zの少なくとも1方向に対して傾斜する方向に沿うように構成してもよい。
・ハウジング11の厚さ方向Zの上側に、アクチュエータ110以外の部品などが取り付けられてもよい。
・上記実施形態の第1電力端子12、第2電力端子13及びグラウンド端子14は、締結用のボルトBの軸線が挿抜方向Yに沿うように構成されたが、これに特に限定されるものではない。例えば、ボルトBの軸線が厚さ方向Zまたは幅方向Xに沿うように構成してもよい。また、ボルトBの軸線が、幅方向X、挿抜方向Y及び厚さ方向Zの少なくとも1方向に対して傾斜する方向に沿うように構成してもよい。
・今回開示された実施形態及び変更例はすべての点で例示であって、本発明はこれらの例示に限定されるものではない。すなわち、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 充電コネクタ
11 ハウジング
12 第1電力端子(電力端子)
13 第2電力端子(電力端子)
14 グラウンド端子
15 シグナル端子
15a シグナル線
16 位置保持部材
17 リテーナ
21 第1中継端子
22 第2中継端子
23 第3中継端子
24 電力線
25 電線
31,41 第1接続部
31a 弾性片
32,42 第2接続部
33,43 連結部
33a 第1側面
33b 第2側面
34,44 延出壁部
35,45 貫通孔
36,46 ナット
37,47 治具孔
38 温度センサ
38a リード線
39 保持部材
51 第1端部
52 第2端部
53a 第1収容部
53b 第2収容部
53c 第3収容部
53d 第4収容部
54 絶縁壁部
55 貫通孔
56a,56b,56c 第1開口
57a 第2開口
57b 第3開口
58 第2係合部
59 係止凸部
61 被覆部
62 挿入部
63 第1係合部
64 第1当接部
71 本体部
72 係止片
73 開口部
74 第2当接部
75 第3当接部(当接部)
77 導出口
81 端子締結部
81a 貫通孔
82 電線接続部
83 連結部
83a 第1延出部
83b 第2延出部
83c 屈曲部
84 端子締結部
84a 突出部
85 電線接続部
86 端子締結部
86a 突出部
87 電線接続部
88 連結部
91 第1絶縁壁部
92 第2絶縁壁部
93 第3絶縁壁部
91a,92a,93a 導出口
94 第1回転規制部
95 第2回転規制部
96 第3回転規制部
100 外部給電装置
101 外部コネクタ
110 アクチュエータ
A1 第1領域
A2 第2領域
B ボルト
BT バッテリ
C1 中心線
D 嵌合方向
L1 中心軸
L2 基準直線
P 治具
S ねじ
V 車両
W ワイヤハーネス
X 幅方向(第1方向)
Y 挿抜方向
Z 厚さ方向(第2方向)

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、外部給電装置の外部コネクタが嵌合され、前記車両に搭載されたバッテリの充電に用いられる充電コネクタであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに収容され前記バッテリへの電力供給に用いられる一対の電力端子と、
    前記一対の電力端子の一方にボルト締めにて固定される第1中継端子と、
    前記一対の電力端子の他方にボルト締めにて固定される第2中継端子と、
    前記第1中継端子及び前記第2中継端子にそれぞれ接続される一対の電力線と、
    前記ハウジングに収容される複数のシグナル端子と、を備え、
    前記外部コネクタの嵌合方向に沿った方向から見たとき、前記一対の電力端子の各中心軸を通る基準直線によって区切られる一方側の領域を第1領域とし、他方側の領域を第2領域として、
    前記複数のシグナル端子は、前記嵌合方向に沿った方向から見て、前記第1領域と前記第2領域のうちの前記第2領域のみに配置され、
    前記第1中継端子は、前記電力線が接続される電線接続部を有し、
    前記電線接続部は、前記嵌合方向に沿った方向から見て前記第1領域に位置している、
    充電コネクタ。
  2. 前記一対の電力端子は、前記嵌合方向に対して垂直な第1方向に沿って並設され、
    前記一対の電力線の各々は、前記第1方向に沿った同一方向に引き出されている、
    請求項1に記載の充電コネクタ。
  3. 前記第1中継端子は、前記電力端子にボルト締めされる端子締結部と、前記端子締結部と前記電線接続部とを繋ぐ連結部と、を備え、
    前記連結部は、前記第1領域側に延びる第1延出部と、前記第1延出部から前記電力線の引き出し方向に延びる第2延出部と、を有している、
    請求項2に記載の充電コネクタ。
  4. 前記端子締結部及び前記第1延出部は、前記嵌合方向に対して垂直な板状をなし、
    前記第2延出部は、前記嵌合方向及び前記第1方向の各々に垂直な第2方向に対して垂直な板状をなしている、
    請求項3に記載の充電コネクタ。
  5. 前記一対の電力端子の各々は、前記嵌合方向に直交する方向に移動可能、かつ、前記嵌合方向に沿った軸を中心として回動可能となるように前記ハウジングに収容されている、
    請求項1に記載の充電コネクタ。
  6. 前記嵌合方向における前記シグナル端子の位置を保持するリテーナをさらに備え、
    前記ハウジングは、前記外部コネクタが嵌合される側の端部である第1端部と、前記第1端部の反対側の端部である第2端部と、を有し、
    前記一対の電力端子及び前記複数のシグナル端子の各々は、前記第2端部の開口から前記ハウジング内に収容されており、
    前記リテーナは、前記第2端部に組み付けられ、
    前記リテーナは、前記嵌合方向において前記シグナル端子に当接する当接部を有している、
    請求項1に記載の充電コネクタ。
  7. 前記リテーナは、前記一対の電力端子の端部を外部に露出させる開口部を有し、
    前記第1中継端子及び前記第2中継端子は、前記開口部を通じて前記一対の電力端子にそれぞれボルト締めされ、
    前記リテーナは、
    前記第1中継端子を囲む第1絶縁壁部と、
    前記第1絶縁壁部と前記第1中継端子との間に設けられ、前記第1中継端子のボルト軸を中心とする回転を規制する第1回転規制部と、
    前記第2中継端子を囲む第2絶縁壁部と、
    前記第2絶縁壁部と前記第2中継端子との間に設けられ、前記第2中継端子のボルト軸を中心とする回転を規制する第2回転規制部と、
    を有している、
    請求項6に記載の充電コネクタ。
  8. 前記一対の電力線のサイズはそれぞれ40sq以上である、
    請求項1に記載の充電コネクタ。
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