JP2023172099A - 駐車券発行装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 駐車場の利用者に係る通信端末へデジタル駐車券を発行して送信することができる技術を提供する。【解決手段】 カメラから駐車車両の車両番号データを受信する車両番号データ受信手段と、車両の運転者に係る通信端末からデジタル駐車券の発行を要求するための発行要求データを受信する発行要求データ受信手段と、通信端末に対して車両の番号の入力を要求する車両番号入力要求手段と、運転者が入力した車両番号を受信する車両番号受信手段と、受信した車両番号データを入庫時刻データとともに蓄積する駐車場管理データベースと、受信した車両番号が駐車場管理データベースに蓄積された車両番号データの中に一致するものが存在する場合に車両番号および入庫時刻データを特定可能なバーコードデータを含むデジタル駐車券を作成するデジタル駐車券作成手段と、デジタル駐車券を前記の通信端末へ送信するデジタル駐車券送信手段と、を備える。【選択図】 図3

Description

本発明は、駐車場の入出庫に用いる駐車券をデジタル化する技術に関する。
駐車場を利用するユーザに対しては、入庫時刻を記録するための磁気テープなどの記録媒体を備えた紙製の駐車券(以下、「紙製駐車券」と略記する)を発券機などから発行することが一般的である。
この紙製駐車券を、出庫時に精算機へ投入すると、記録されている入庫時刻を読み取り、精算機に内蔵された時計による出庫時刻を用いて駐車時間を算出し、その駐車時間に応じた駐車料金をユーザに対して提示し、その駐車料金を精算してもらうことで出庫(たとえば、ゲート装置の開放)を可能としている。
そうした駐車場に併設された商業施設(店舗)は、自らの施設にてお金を使ってもらうお客を増やし、またそのお客に利便性を提供する。すなわち、自らの店舗で商品やサービスを購入したお客が紙製駐車券を持っている場合、購入金額に応じた駐車時間の割引情報を、その紙製駐車券に記録するのである。(割引額は、当該店舗が負担することが多い)。
近年では、事前の会員登録(利用料金の決済手段を含む)、駐車場の予約システム、入庫時の車両番号撮影が可能な車両認証カメラなどの設備を組み合わせることによって、駐車券を発行せずに駐車場への入庫や出庫を円滑にする技術が提供されている。
しかし、前記の技術は、事前の会員登録を必須としているため、会員登録をしていないお客の駐車場利用を拒絶するわけにもいかない。したがって、駐車券を発行せずに済む技術が実現しているにもかかわらず、紙製駐車券の発行システムと併存させざるを得ないのが現実である。
特許情報プラットフォームにおいて、本願に関わりそうな先行特許を「[駐車券/SP]*[会員登録/SP]*[携帯端末/AB+スマートフォン/AB+スマートホン/AB]」という検索式で検索したところ7件がヒットし、以下の特許文献を抽出したので、それを検証した。
特許文献1には、入場時と退場時で駐車券の利用と携帯端末の利用とを切り替える入退場管理システムが開示されている。
特許文献2には、ユーザがカードレス方式(駐車券を発券しない方式)で駐車する場合において、、設備自体のコスト、その設備を駐車場に設置する作業に必要なコストおよび工数や、その設備を保守・点検する作業に必要なコストおよび工数を改良する技術が開示されている。
特開2020-107077号公報 特許第6655271号公報
図1では、紙製駐車券の問題点の代表例を図示している。
図1(a)に示すように、紙製駐車券は、その軽さや薄さゆえに紛失しやすい。紛失してしまった場合には、駐車場ユーザが車両を入庫させた時刻を証明する手段がなく、最大料金の支払いをしなければならない、とする場合が多い。
図1(b)に示すのは、駐車料金を割引してもらう特典を受ける際の問題である。駐車場に併設された店舗において、商品の購入などと引き替えに駐車料金を割り引いてもらう特典付与が一般的に行われている。しかし、駐車場ユーザの車両に同乗してきた家族などが別行動をした場合、紙製駐車券は物理的に一枚しか存在しないため、別行動の際に特典付与を別々に受けることが困難なのである。
本発明が解決しようとする課題は、紙製駐車券の問題点を解決することに寄与する情報通信技術を提供することにある。
前述した課題を解決するため、デジタルデータによる駐車券発行装置に係る第一の発明、第一に係る駐車券発行装置との情報通信を実行することでデジタルデータによる駐車券を受信したり活用したりする通信端末を制御するコンピュータプログラムに係る第二の発明、および第一の発明に係る駐車券発行装置を制御するコンピュータプログラムに係る第三の発明を提供する。
(第一の発明)
第一の発明は、デジタルデータによる駐車券を発行する駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)に係る(図3参照)。
すなわち、駐車場を利用しようとする車両の車両番号データを取得するカメラから車両番号データを受信する車両番号データ受信手段と、
前記の車両の運転者に係る通信端末(ユーザ端末)を用いて前記の運転者が入力した車両番号を受信する車両番号受信手段と、
前記の車両番号データ受信手段が受信した車両番号データを前記の車両の入庫時刻データとともに蓄積する駐車場管理データベースと、
前記の車両番号受信手段が受信した車両番号が前記の駐車場管理データベースに蓄積された車両番号データの中に一致するものが存在する場合に、前記の車両番号および前記の入庫時刻データを特定可能なバーコードデータを含むデジタル駐車券を作成するデジタル駐車券作成手段と、
前記のデジタル駐車券作成手段が作成したデジタル駐車券を前記の通信端末へ送信するデジタル駐車券送信手段と、
を備える(図3参照)。
(用語説明)
「入庫時刻データ」は、車両番号データを取得したカメラが付与することが相対的に合理的であるが、駐車券発行装置がデジタル駐車券を作成する際などに付与することとしても良い。
(作用)
駐車場を利用しようとする車両の車両番号データを取得するカメラから車両番号データを、車両番号データ受信手段が受信する。
駐車場を利用しようとする車両の運転者に係る通信端末が送信するデジタルデータによる駐車券の発行を要求するための発行要求データを、発行要求データ受信手段が受信する。通信端末に対して、駐車場を利用した車両の番号の入力を、車両番号入力要求手段が要求する。その車両番号入力要求手段に応じて運転者が入力した車両番号を、車両番号受信手段が受信する。受信した車両番号データは、車両の入庫時刻データとともに駐車場管理データベースが蓄積する。
車両番号受信手段が受信した車両番号が駐車場管理データベースに蓄積された車両番号データの中に一致するものが存在する場合に、車両番号および入庫時刻データを特定可能なバーコードデータを含むデジタル駐車券を、デジタル駐車券作成手段が作成する。作成したデジタル駐車券は、車両番号データを送信してきた通信端末へデジタル駐車券送信手段が送信する。
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の駐車場と業務提携した店舗に係るレジ端末との通信が可能であって、
前記の通信端末に出力させたデジタル駐車券からそのデジタル駐車券のバーコードデータを読み取り、前記の通信端末の持ち主が前記の店舗において支払った金額に応じた優待データを算出した前記のレジ端末から、前記のバーコードデータに紐付けられた優待データを受信する優待データ受信手段を備え、
前記の優待データ受信手段が受信した優待データは、前記の駐車場管理データベースへ蓄積することとするのである(図4参照)。
(用語説明)
「駐車場と業務提携した店舗」とは、優待データに係る金銭を負担することを約束した駐車場の運営者との業務提携契約を締結した店舗である。駐車場が店舗に対する集客の役割を担っていると考えてよいためである。
「通信端末の持ち主」とは、車両の運転者に係る通信端末のほか、当該車両に同乗していた同乗者に係る通信端末も含む。
(作用)
デジタル駐車券を出力させた通信端末の持ち主が、その駐車場と業務提携した店舗にて買い物をし、あるいは有償サービスを受け、その対価である金額を支払ったとする。店舗のレジ端末においては、その金額に応じた優待データが出力される。店舗のレジ端末の操作者は、デジタル駐車券を出力させた通信端末からバーコードデータを読み取る。レジ端末は、バーコードデータおよび優待データを駐車券発行装置へ送信する。
駐車券発光装置においては、優待データ受信手段がバーコードデータおよび優待データを受信し、バーコードデータに紐付けられた駐車場管理データに対して、優待データを蓄積する。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の駐車場内において駐車した車両に関する管理データを、当該車両の車両番号データとともに受信する管理データ受信手段と、
前記の駐車場管理データベースを用いて前記の管理データ受信手段が受信した車両番号に一致する車両番号が存在するか否かを確認する駐車券データ一致ユーザ抽出手段と、
前記の駐車券データ一致ユーザ抽出手段が確認した車両番号に紐付いたユーザに係る通信端末に対して前記の管理データに基づく警告データを送信する警告データ送信手段と、
を備えるのである(図5参照)。
(用語説明)
「管理データ」とは、駐車中の車両の運転者に対して知らせるべき駐車場管理におけるデータである。たとえば、駐車中の車両がヘッドライトや室内灯が付けっぱなしである旨など、当該車両の運転者による何らかの手当が必要な事態に関するデータである。
(作用)
駐車場内において駐車した車両に関する管理データを、当該車両の車両番号データとともに管理データ受信手段が受信する。駐車場管理データベースを用いて、管理データ受信手段が受信した車両番号に一致する車両番号が存在するか否かを駐車券データ一致ユーザ抽出手段が確認する。
駐車券データ一致ユーザ抽出手段が確認した車両番号に紐付いたユーザに係る通信端末に対して、管理データに基づく警告データを警告データ送信手段が送信する。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の通信端末から当該通信端末の位置データを受信するGPSデータ受信手段と、
前記のGPSデータ受信手段が受信した位置データが所定範囲内であるか否かを判断する発行範囲確認手段と、を備え、
前記の位置データが所定範囲内であると前記の発行範囲確認手段が判断した場合に、前記の車両番号入力要求手段が車両番号の入力を前記の通信端末に要求することとする(図7参照)。
(用語説明)
「所定範囲」とは、拠点(たとえば駐車場、または駐車場に隣接する商業施設)を中心として、たとえば半径数百メートルというように設定した範囲とする。
(作用)
通信端末から当該通信端末の位置データをGPSデータ受信手段が受信する。GPSデータ受信手段が受信した位置データが所定範囲内であるか否かを、発行範囲確認手段が判断する。位置データが所定範囲内であると発行範囲確認手段が判断した場合には、車両番号入力要求手段が車両番号の入力を通信端末に要求する。
換言すれば、位置データが所定範囲外である場合には、デジタル駐車券を発行する前提となる車両番号の入力が行えず、デジタル駐車券は発行されない。
(第一の発明のバリエーション4)
第一の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の駐車場と業務提携した店舗に関わる販売促進データを、前記の通信端末へ送信する販促データ送信手段を備えることとするのである(図8参照)。
(用語説明)
「販売促進データ」とは、当該駐車場と業務提携している店舗が提供する商品やサービスの販売を促進するためのデータである。たとえば、時刻を限定したタイムセールに関する情報、販売個数を限定した割引価格で購入できる限定販売情報などである。
(作用)
駐車場と業務提携した店舗に関わる販売促進データを、販促データ送信手段が通信端末へ送信する。通信端末の所有者は、販売促進データを受け取ることができる。駐車場と業務提携した店舗としては、来店者数の増加を期待できる。
(第一の発明のバリエーション5)
第一の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の車両番号データ受信手段が車両番号データを受信できない場合、受信した車両番号データが不良である場合(図20参照)、または駐車場を利用しようとする車両の運転者がデジタル駐車券の発券を希望しない場合(図21参照)において紙駐車券を発券した場合に、その紙駐車券に印刷されているバーコードに係る紙駐車券バーコードデータを受信する紙駐車券バーコードデータ受信手段と、
前記の紙駐車券に印刷されているバーコードを通信端末で読み取ってバーコードデータを送信された場合に、その送信されたバーコードデータを受信する読み取りデータ受信手段と、を備え、
前記のデジタル駐車券作成手段は、前記の紙駐車券バーコードデータ受信手段が受信した前記の紙駐車券バーコードデータと前記の読み取りデータ受信手段が受信した前記のバーコードデータとが一致した場合にデジタル駐車券を作成することとするのである(図19参照)。
(本バリエーションの趣旨)
本願発明では、その前提として、駐車しようとして駐車場へ入庫してきた車両の車両番号をカメラで撮影して車両番号データを取得することとしている。しかし、車両のナンバープレートの取り付け角度が悪かったり、カメラでの撮影のための明るさが足りなかったり、といったことを原因として車両番号データを取得できない場合がある(図18b-1参照)。そうした場合には、駐車しようとする車両を特定できないため、デジタル駐車券の発券ができない。
本バリエーションの趣旨は、そうした事態をリカバーするためである。すなわち、所定のバーコードを印刷した紙駐車券を発券し、車両番号データを取得できなかった車両とその紙駐車券に印刷されたバーコードに係るデータとを紐付けて記録し、そのバーコードに係るデータを送信してきた通信端末に対して、当該車両に紐付けたデジタル駐車券を発行することとするのである(図18c-1参照)。
(用語説明)
「読み取りデータ受信手段」が受信するバーコードデータを送信してくる通信端末は、車両の運転者に係る通信端末でなくてもよい。すなわち、当該車両の同乗者に係る通信端末でも構わない。
(作用)
車両番号データ受信手段が車両番号データを受信できないまたは受信した車両番号データが不良である場合には、駐車場の入口に設置された発券機などが紙駐車券を発券し、駐車場へ入ろうとする車両の運転者がその紙駐車券を受け取る(受け取ることを条件に入口ゲートが開放されるなどの措置を執る)。
駐車場へ入庫させた運転者等(同乗者でも良い)は、自らの通信端末にて紙駐車券に印刷されているバーコードに係る紙駐車券バーコードデータを撮影し、送信する。送信された紙駐車券バーコードデータは、駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)における駐車券バーコードデータ受信手段が受信する。
デジタル駐車券作成手段は、紙駐車券バーコードデータ受信手段が受信した前記の紙駐車券バーコードデータと読み取りデータ受信手段が受信したバーコードデータとが一致した場合に、デジタル駐車券を作成する。作成したデジタル駐車券は、紙駐車券バーコードデータを送信してきた通信端末へ送信する。
デジタル駐車券を受信した通信端末では、デジタル駐車券を表示させたり、同乗者に係る通信端末へ複製したりすることができる。
管理データに基づく警告データを受信したり、駐車場と業務提携した店舗に関わる販売促進データを受信したりすることもできる。
(第二の発明)
第二の発明は、第一の発明に係る駐車券発行装置との情報通信を実行することでデジタルデータによる駐車券を受信したり活用したりする通信端末を制御するコンピュータプログラムに係る。
前記の通信端末は、駐車場を利用しようとする車両の運転者に係る通信端末である。
その通信端末を制御するコンピュータプログラムは、
前記の運転者によるデジタルデータによる駐車券の発行を要求するための発行要求データを前記の駐車券発行装置へ送信する発行要求データ送信手順(読取データ送信手順)と、
当該駐車場を利用しようとする車両の車両番号を入力するための車両番号入力画面を前記の駐車券発行装置から受信する車両番号入力画面受信手順と、
前記の車両番号入力画面にて入力した車両番号を前記の駐車券発行装置へ送信する車両番号送信手順と、
前記の駐車券発行装置が送信してきた前記の車両番号および前記の入庫時刻データを特定可能なバーコードデータを含むデジタル駐車券を受信するデジタル駐車券受信手順と、
を前記の通信端末に実行させることとしたコンピュータプログラムである(図3参照)。
(第二の発明のバリエーション1)
第二の発明は、以下のようにすると、好ましい。
すなわち、前記のデジタル駐車券受信手順にて受信したデジタル駐車券を、他の通信端末に送信するデジタル駐車券複製手順を、前記の通信端末に実行させるコンピュータプログラムとするのである(図3参照)。
駐車券発行装置からデジタル駐車券を受信した通信端末が、他の通信端末へデジタル駐車券を送信(複製)することができるので、それぞれの端末の持ち主が単独で行動し、デジタル駐車券を活用することができる。出庫時にも予備として使える。たとえば、一台の通信端末が不調でも他の通信端末にてデジタル駐車券を表示すればよい。
(第二の発明のバリエーション2)
第二の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の通信端末の位置データを受信するGPSデータ受信手順と、
前記のGPSデータ受信手段が受信した位置データを前記の駐車券発行装置へ送信するGPSデータ送信手順と、
を前記の通信端末に実行させるコンピュータプログラムであって、
前記のGPSデータ送信手順にて送信した位置データが所定範囲内であることを前記の駐車券発行装置が確認した場合にのみ、
前記のデジタル駐車券受信手順にてデジタル駐車券を受信することとする(図7、図13参照)。
(第二の発明のバリエーション3)
第二の発明は、前記の駐車場の近隣に存在する店舗に関わる販売促進データを受信する販促データ手順を前記の通信端末に実行させるコンピュータプログラムとするのである(図8参照)。
(第二の発明のバリエーション4)
第二の発明は、 紙駐車券を発券した場合に、その紙駐車券に印刷されているバーコードを前記の通信端末で読み取るバーコード読み取り手順と、
前記のバーコード読み取り手順が読み取ったバーコードデータを送信する読み取りデータ送信手順と、を前記の通信端末に実行させるコンピュータプログラムとするのである(図19参照)。
第二の発明に係るコンピュータプログラムは、通信端末において実行されるアプリケーションプログラムとして提供することもできるが、アプリケーションプログラムとして通信端末にダウンロードして実行させなくても良い。たとえば、ウェブ上にて実行されるプログラムとして提供すれば、通信端末へのダウンロードは不要である。
(第三の発明)
第三の発明は、デジタルデータによる駐車券を発行する駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)を制御するコンピュータプログラム係る(図3参照)。
すなわち、 そのコンピュータプログラムは、駐車場を利用しようとする車両の車両番号データを取得するカメラから車両番号データを受信する車両番号データ受信手順と、
前記の車両の運転者に係る通信端末を用いて前記の運転者が入力した車両番号を受信する車両番号受信手順と、
前記の車両番号データ受信手順にて受信した車両番号データを前記の車両の入庫時刻データとともに駐車場管理データベースに蓄積する車両番号データ蓄積手順と、
前記の車両番号受信手順にて受信した車両番号が前記の駐車場管理データベースに蓄積された車両番号データの中に一致するものが存在する場合に、前記の車両番号および前記の入庫時刻データを特定可能なバーコードデータを含むデジタル駐車券を作成するデジタル駐車券作成手順と、
前記のデジタル駐車券作成手順にて作成したデジタル駐車券を前記の通信端末へ送信するデジタル駐車券送信手順と、
を駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)に実行させるコンピュータプログラムである。
(第三の発明のバリエーション1)
第三の発明は、以下のようにすると、より好ましい。
すなわち、前記の駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)は前記の駐車場の近隣に存在する店舗に係るレジ端末との通信が可能であって、
前記の通信端末に出力させたデジタル駐車券からそのデジタル駐車券のIDである駐車券データを読み取り、前記の通信端末の持ち主が前記の店舗において支払った金額に応じた優待データを算出した前記のレジ端末から、前記の駐車券データに紐付けられた優待データを受信する優待データ受信手順と、
前記の優待データ受信手順にて受信した優待データを、前記の駐車場管理データベースへ蓄積する優待データ蓄積手順と、
を駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)に実行させることとするのである(図4参照)
(第三の発明のバリエーション2)
第三の発明は、以下のようにすると、より好ましい。
すなわち、前記の駐車場内において駐車した車両に関する管理データを、当該車両の車両番号データとともに受信する管理データ受信手順と、
前記の駐車場管理データベースを用いて前記の管理データ受信手順が受信した車両番号に一致する車両番号が存在するか否かを確認する駐車券データ一致ユーザ抽出手順と、
前記の駐車券データ一致ユーザ抽出手順にて確認した車両番号に紐付いたユーザに係る通信端末に対して前記の管理データに基づく警告データを送信する警告データ送信手順と、
を駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)に実行させることとするのである(図5参照)
(第三の発明のバリエーション3)
第三の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の通信端末から当該通信端末の位置データを受信するGPSデータ受信手順と、
前記のGPSデータ受信手順にて受信した位置データが所定範囲内であるか否かを判断する発行範囲確認手順と、
を駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)に実行させることとし、
前記の位置データが所定範囲内であると前記の発行範囲確認手順にて判断した場合に、前記の車両番号入力要求手順にて車両番号の入力を前記の通信端末に要求することとする(図7参照)。
(第三の発明のバリエーション4)
第三の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の駐車場の近隣に存在する店舗に関わる販売促進データを、前記の通信端末へ送信する販促データ送信手順を駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)に実行させることとするのである(図8参照)。
(第三の発明のバリエーション5)
第三の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記の車両番号データ受信手順にて車両番号データを受信できない場合、受信した車両番号データが不良である場合、または駐車場を利用しようとする車両の運転者がデジタル駐車券の発券を希望しない場合において紙駐車券を発券した場合に、その紙駐車券に印刷されているバーコードに係る紙駐車券バーコードデータを受信する紙駐車券バーコードデータ受信手順と、
前記の紙駐車券に印刷されているバーコードを通信端末で読み取ってバーコードデータを送信された場合に、その送信されたバーコードデータを受信する読み取りデータ受信手順と、を前記の駐車券発行装置に実行させるとともに、
前記のデジタル駐車券作成手順においては、前記の紙駐車券バーコードデータ受信手段が受信した前記の紙駐車券バーコードデータと前記の読み取りデータ受信手段が受信した前記のバーコードデータとが一致した場合にデジタル駐車券を作成することとするのである(図19参照)。
(第三の発明のバリエーション6)
第三の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記の車両番号データ受信手順にて車両番号データを受信できない場合、受信した車両番号データが不良である場合、または駐車場を利用しようとする車両の運転者がデジタル駐車券の発券を希望しない場合において紙駐車券を発券した場合に、その紙駐車券に印刷されているバーコードに係る紙駐車券バーコードデータを受信する紙駐車券バーコードデータ受信手順と、
前記の紙駐車券に印刷されているバーコードを通信端末で読み取ってバーコードデータを送信された場合に、その送信されたバーコードデータを受信する読み取りデータ受信手順と、
前記の駐車場と業務提携した店舗に関わる販売促進データを前記の通信端末へ送信する販促データ送信手順と、
を前記の駐車券発行装置に実行させることとし、
前記のデジタル駐車券作成手順においては、前記の紙駐車券バーコードデータ受信手段が受信した前記の紙駐車券バーコードデータと前記の読み取りデータ受信手段が受信した前記のバーコードデータとが一致した場合にデジタル駐車券を作成することとするのである。
第二および第三の発明に係るコンピュータプログラムを、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体である。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、DVD-R、フラッシュメモリなどである。
第二および第三の発明に係るコンピュータプログラムを格納したコンピュータ(または通信端末)から、通信回線を通じて別のコンピュータ(サーバを含む)や通信端末へ伝送することも可能である。
第一の発明によれば、駐車場の利用者に係る通信端末へデジタル駐車券を発行して送信することができる駐車券発行装置を提供することができる。
第二の発明によれば、駐車場の利用者に係る通信端末において、デジタル駐車券を受信したり、活用したりするコンピュータプログラムを提供することができる。
第三の発明によれば、駐車場の利用者に係る通信端末へデジタル駐車券を発行して送信することができる駐車券発行装置を制御するコンピュータプログラムを提供することができる。
紙製駐車券の問題点を視覚的に分かりやすく表現した図である。 本願発明の概要を順番に示す概念図である。 本願発明の主要部(駐車場管理サーバおよびユーザ端末)を示すブロック図である。 複数の店舗端末A,Bと本願発明の主要部たる駐車場管理サーバとの関係を示すブロック図である。 駐車場端末と本願発明の主要部たる駐車場管理サーバとの関係を示すブロック図である。 ユーザ端末にてデジタル駐車券の発行をリクエストしてもらうことをアナウンスする様子と、そのアナウンスを受けたユーザが駐車場内からデジタル駐車券の発行をリクエストする様子とを示す概念図である。 ユーザ端末の位置データを用いてデジタル駐車券の発行を制限できる機能について示すブロック図である。 ユーザ端末に対する情報提供を行える機能について示すブロック図である。 デジタル駐車券の詳細を示すための、ユーザ端末の出力画面を示す図である。 デジタル駐車券の詳細を示すための、ユーザ端末の出力画面を示す図である。 デジタル駐車券の種類を示すための、ユーザ端末の出力画面を示す図である。 デジタル駐車券を用いて車両を駐車場から出庫させる際の手順を示す概念図である。 デジタル駐車券に対して無料で駐車できる残り時間を表示させたり、ユーザ端末の位置データを用いてデジタル駐車券の発行を制限したりする機能について示すブロック図である。 デジタル駐車券を発行する際の詳細な手順を示すフローチャートである。 駐車料金を精算しているユーザ端末に対して、精算が無事に終了した場合にデジタルクーポンが発行された旨を示すユーザ端末の出力画面を示す図である。 デジタル駐車券における無料利用時間の延長を示すための延長ボタンが設けられた場合の、ユーザ端末の出力画面を示す図である。 延長ボタンに関わる情報処理の手順を示すブロック図である。 紙の駐車券を発券する場合の概要を示す概念図である。 紙の駐車券を発券する場合の主要部(駐車場管理サーバおよびユーザ端末)を示すブロック図である。 紙の駐車券を発券する際の詳細な手順を示すフローチャートである。 駐車場ユーザが紙の駐車券の発券を希望するか否かを選択する場合の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面(図2から図21)を参照して説明する。本発明は、実施形態に限定されるものではなく、本発明を解釈するための形態である。
(図2)
図2は、駐車しようとする車両が駐車場へ入庫してから、駐車場の提携店舗においてデジタル駐車券をシェアして活用するまでを概念的に示している。
図2(a)に示すように、駐車場の入口(入庫ゲート付近)には、車両認証カメラが設置されており、入庫ゲート前で一旦停車し、車両番号をカメラで撮影される。撮影された画像データ(車両番号データ)は、図示を省略するが、駐車券発行装置(駐車場管理サーバ)に送信される。
図2(b)に示すように、車両を駐車させた駐車場ユーザが自らの端末(ユーザ端末α)にて、駐車場の柱などに設置されている二次元バーコードを読み取る。読み取ると、インターネットの所定ページにアクセスすることとなる。
図2(c)に示すように、ユーザ端末αには、入庫させた車両の車両番号を入力するように促される画面が表示される。駐車場ユーザは、その画面表示に従って車両番号を入力し、送信ボタンをタップする。
図2(d)では、ユーザ端末αに対してデジタル駐車券が送信されてきて、無事に表示できたことを示している。図2(c)にて入力した車両番号が、図2(a)に示した車両認証カメラで取得した車両番号と一致しているものがあるか否かを検証し、ある場合にはデジタル駐車券が駐車場管理サーバにて作成され、送信されてくるのである(図14参照)。
図2(e)では、ユーザ端末αに表示されたデジタル駐車券を、他の通信端末(たとえばユーザ端末αの持ち主である駐車場ユーザの家族に係るユーザ端末β)に送信してシェアした様子を示している。送信の手段は、双方の通信端末に赤外線などの近距離通信装置が備わっている場合にはそれを用いる。そうでなければ、インターネット経由で送信する。
図2(f)では、ユーザ端末αからユーザ端末βへデジタル駐車券をシェアされたら、ユーザ端末α、βが別々の店舗A,Bにおいて、それぞれ特典(買い物額に応じた駐車時間の割引や無料化など)を受けることができる旨を示している。
(図3)
図3は、デジタル駐車券の発券までの概要を、ユーザ端末および駐車場管理サーバ(駐車券発行装置)でのデータ処理を中心に示している。以下の図においては、有線通信を実線矢印で、無線通信を二点破線矢印で示している。
まず、駐車場へ車両を入庫させようとすると、カメラ(車両認証カメラ)が車両番号を撮影する。撮影された画像データ(車両番号データ)は、駐車場管理サーバに送信される。画像データをOCR処理して車両番号としてのデジタルデータ化するのは、車両認証カメラ側、駐車場管理サーバ側のいずれでもよい。カメラから送信された車両番号データは、入庫時刻とともに駐車場管理データベースに蓄積される。
駐車場への入庫を済ませた運転者(駐車場ユーザ)は、駐車場内に設置された二次元バーコードを、自らに係るユーザ端末(通信端末)のバーコード読み取り手段(ユーザ端末に装備されたカメラおよびそのカメラによる二次元バーコード読み取り用アプリケーションプログラム)で読み取る。読み取られた二次元バーコードは、所定のURLへのユーザ端末をアクセスさせる。その所定のURLは、車両番号を入力するように促す画面を表示させる。
この実施形態においては、ユーザ端末が読み取った所定のURLは、ユーザ端末の読み取りデータ送信手段を介してアプリ提供サーバにアクセスをし、読み取りデータ受信手段が受信する。そして、そのアプリ提供サーバの車両番号入力画面送信手段がユーザ端末に対して車両番号入力画面を送信する。
なお、アプリ提供サーバを設けずに、駐車場管理サーバが読取データ受信手段および車両番号入力画面送信手段を備えることとしても良い(図7参照)。
ユーザ端末においては、その車両番号入力画面を受信し、自分の車両番号を入力して送信する。すると、その車両番号は、駐車場管理サーバに送信され、車両番号受信手段が受信する。受信した車両番号は、カメラ(車両認証カメラ)が取得して駐車場管理データベースに蓄積した車両番号データに一致するものがあるか否かを、デジタル駐車券作成手段が検証する。そして、一致するものがある場合には、車両番号および前記の入庫時刻データを特定可能なバーコードデータを含むデジタル駐車券を作成する。
作成したデジタル駐車券は、デジタル駐車券送信手段を介してユーザ端末に送信される。ユーザ端末においては、デジタル駐車券受信手段がデジタル駐車券を受信する。そして、その受信したデジタル駐車券は、デジタル駐車券複製手段にて、車両の同乗者に係る通信端末へ複製することができる。そのため、同乗者と運転者とが単独行動を取ったとしても、駐車料金割引などの特典を別々に受けることが可能となる(図4参照)。
デジタル駐車券は、通信端末にデータとして送り込まれるので、通信端末をなくさない限り、紛失の虞はない。
カメラによる車両番号データの取得がうまくいくことを前提とすれば、駐車場の入り口に設置する出入口ゲートを省略する「ゲートレス駐車場」とすることができる(図18と比較して参照)。
(図4)
図4は、複数の店舗端末A,Bと本願発明の主要部たる駐車場管理サーバとの関係を示している。
店舗A、店舗Bとも、駐車場に隣接した店舗であり、駐車場の運営者との業務提携をしている。すなわち、駐車場の運営者は、駐車する車両の運転者に対して駐車料金を請求するが、その駐車料金に対して店舗は運転者等が店舗での買い物に応じて駐車料金を肩代わりする旨の業務提携契約を締結している。店舗にとっては、駐車場が集客に一端を担っている、と考え得るからである。
店舗A、店舗Bとも、ユーザの通信端末に表示されるデジタル駐車券のバーコードを読み取ることができるバーコードリーダ、そのバーコードリーダが読み取った駐車券データを駐車場管理サーバに送信可能なレジ端末を備えている。レジ端末は、ユーザが買い物をした精算金額に応じて駐車料金を割引く優待データを付与するのであるが、その優待データは、駐車券データに紐付けて駐車場管理サーバへ送信する。
駐車券データおよび優待データは、駐車場管理サーバの優待データ受信手段が受信する。そして、駐車場管理データベース内の優待データベースに格納する。
図4では、ユーザ端末αとユーザ端末βとが、同じデジタル駐車券を格納し、それぞれの持ち主が別々の店舗である店舗A,店舗Bにて買い物をしたとする。このとき、デジタル駐車券のID=003に対して、店舗Aでは買い物金額1,100円、店舗Bでは買い物金額2,200円をしたとする。1,000円ごとに無料駐車時間が優待データとして蓄積されるという設定としている場合を例示している。すなわち、店舗Aでの買い物金額に対しては優待時間が1時間、店舗Bでの買い物金額に対しては優待時間が2時間が、優待データベースに対して蓄積される。
(図5)
図5は、駐車場を管理する駐車場端末からのデータ処理の一例について図示している。
駐車場端末とは、駐車場における異常がないか、不測の事態が発生しないか、などを機器や人手で監視し、その監視結果についての情報発信を、駐車場管理サーバに対して実行する端末である。
たとえば、駐車場を見回っていた警備員が、ヘッドライトを点灯したまま駐車している車両を発見したとする。その警備員は、駐車場端末を用いて、車両番号データとともに「ライト付けっぱなし」という管理データを送信する。
駐車場管理サーバは、駐車右端末からの車両番号データおよび管理データを管理データ受信手段にて受信する。そして、その車両番号データが駐車場管理データベースに蓄積されている車両番号と一致するデータを、駐車券データ一致ユーザ抽出手段が抽出する。抽出できたら、その車両番号に紐付けられた駐車券データに対して、前記の管理データの内容を駐車場ユーザに対して伝えるための警告データを作成し、係るユーザ端末へ送信する。その警告データとは、たとえば、「ヘッドライトが点灯したままです。車両に戻って下さい」といった内容である。
従来は、駐車場の警備員がヘッドライトを点灯したまま駐車している車両を発見しても、その車両の運転者に紐付けられた情報を持っておらず、その運転手に(警告データを)伝える手段が存在しなかった。そのため、店舗など駐車場の近隣施設に対する館内放送などを介して、車両ナンバーとその車両ナンバーに係る車両のヘッドライトを点灯したまま駐車している旨をアナウンスする、といった手段を採用するしかなかった。
(図6)
図6は、大型の駐車場のどの辺りに駐車したのか、駐車場ユーザが分からなくなる事態を減らすための仕組みを示している。
たとえば、入庫ゲートにおいて、カメラでの車両番号データ取得が完了したら、「入庫させたフロアおよびエリアの柱に備えられている二次元バーコードを、駐車場ユーザが自らの通信端末(ユーザ端末α)で読み取り、車両番号を入力して下さい。」とアナウンスする。
そのアナウンスが終了したら入庫ゲートが開放され、駐車場ユーザは車両を運転し、空いているフロアの車室へ駐車させる。その駐車させたフロアにおけるエリアの柱に表示されている二次元バーコードを自らの通信端末(ユーザ端末α)にて読み取る。
二次元バーコードは、フロアが3階である旨、エリアが南エリアである旨の識別データを含んでいる。その識別データに基づいて、駐車場管理サーバにおいては、デジタル駐車券の作成時に、フロアおよびエリアの情報を含ませることとする。これによって、駐車場ユーザは、どのフロアのどのエリアに駐車したか、について、デジタル駐車券を閲覧することによって把握できることとなる。
なお、駐車場の規模が小さい場合などは、フロアやエリアの区別なしに統一された(識別データを含まない)二次元バーコードを準備することとしている。
(図7)
図7は、ユーザ端末が取得している位置(GPS)データを取得することで、デジタル駐車券の発行範囲に制限を設ける仕組みについて説明するためのブロック図となっている。
この図では省略しているが、アプリ提供サーバが車両番号入力画面をユーザ端末に送り込む前に、ユーザ端末の位置情報の提供を求めることとしている。その提供を拒否すると、デジタル駐車券は発行されない、といった措置を執る。
ユーザ端末においては、位置情報の取得を実行するように設定し、GPSデータ送信手段が端末の位置情報を駐車場管理サーバへ送信する。駐車場管理サーバはGPS受信手段がその位置情報を受信する。そして、その位置情報がデジタル駐車券を発行することに問題ない位置(発行範囲)に入っていることを発行範囲確認手段が確認し、車両番号入力画面を送信する。以下、デジタル駐車券の発行の手順は、図3にて説明したので省略する。
(図8)
図8は、店舗端末から販売促進を図るための販促データが作成および送信された場合に、デジタル駐車券を取得したユーザ端末に対して、その販促データを送信する仕組みについて説明するためのブロック図となっている。
ある店舗(たとえばスーパーマーケット)が「14時から30分間、生鮮品売り場にて全商品5%引きのタイムセール開催!」という販売促進のためのデータを作成し、駐車場管理サーバへ送信する。駐車場管理サーバは、販促データ受信手段が受信し、駐車場管理データベースに蓄積されているユーザ端末を抽出し、販促データ送信手段がユーザ端末にその販促データを送信する。
従来であれば、ある店舗によるタイムセール開催の案内は、館内放送などを使う以外、なかなか有効な手段がなかった。図8に示した仕組みであれば、デジタル駐車券を取得したユーザ端末に確実に届けることができる。
(図9)
図9は、デジタル駐車券の詳細を示すための、ユーザ端末の出力画面を示す図である。実施形態としての例示であり、本願発明の範囲を狭める趣旨ではない。
図9(a)は、基本画面を示している。すなわち、入庫開始時刻と車両ナンバーを画面の上に、店舗において割引優待を受ける際に用いる二次元バーコードを画面中央に配置している。
図9(b)は、図9(a)の画面を下へスクロールした状態の出力画面を示している。駐車した場所の情報が画面の中央付近に、その下には、警告データがそれぞれ表示されている。
(図10)
図10は、図9(b)の画面を下へスクロールした状態の出力画面を示している。
画面の上には、駐車情報としての入庫時刻、車両ナンバー、駐車エリアを文字データにて表示し、その下には二次元バーコードが出力されている。
また、二次元バーコードの下には、ショッピングモール内でのお買い上げ金額の合計、そのお買い上げ金額に応じてユーザが取得した無料駐車時間が表示される。
更に、画面下部には、クーポン情報として、累計期間における来店回数や、来店を促すための情報が表示される。
(図11)
図11は、デジタル駐車券について、平日画面(a)、休日画面(b)、特売日画面(c)などのバリエーションを示したものである。図では、白黒表示なので表現しにくいが、色を使って分かりやすく(区別しやすく)工夫する。
(図12)
図12では、デジタル駐車券を用いて車両を駐車場から出庫させる際の手順を、構成要件のブロックやイラストにて示している。
駐車場ユーザは、まず、デジタル駐車券を最新の状態にする必要がある。そこで、デジタル駐車券出力手段にてデジタル駐車券を出力し、最新データ要求手段にて駐車場管理サーバに対して最新データの要求を送信する。
駐車場管理サーバは、最新データ要求を受信し、その最新データ要求に係る駐車券IDに紐付いたデータを駐車場管理データベースから抽出する。そして、最新駐車券作成手段にて最新のデジタル駐車券を作成し、その最新デジタル駐車券をユーザ端末へ送信する。
最新のデジタル駐車券をユーザ端末に出力させた状態で、精算機のバーコード読み取り部にかざす。すると、そのデジタル駐車券に紐付けられた車両特定データおよび入庫時刻データなどを精算機が取得し、精算金額を表示してユーザに精算を促す。ユーザは、割り引かれた差額など、表示された金額を精算する。
精算が終了すると、精算機は、出庫ゲートに対してゲート開放の命令を送信する。そこで、ユーザは車両を出庫させることができる。
精算が無事に終了した場合、次回の駐車や店舗などで現金代わりに使える電子クーポンを発行し、ユーザ端末へ送信する、といったことも実行できる。
なお、オプションとして、無料で駐車できる残り時間を算出し、ユーザ端末に知らせる機能も備えられている(図12中、一点破線にて表示)。この機能は、車両を出庫させる時だけではなく、買い物中に確認できるので、ユーザにとっては使い勝手がよい。
具体的には、駐車場管理サーバにおいて、駐車券IDに紐付いた駐車場管理データを用いて、無料残り時間算出手段が無料で駐車できる残り時間を算出する。そして、算出した無料残り時間をユーザ端末へ送信するのである。
(図13)
図13では、出庫時におけるデジタル駐車券の不正取得を抑制する仕組みの一例を示している。
図12で示したように、車両を出庫させようとする場合、最新データ要求手段によって最新のデジタル駐車券に更新する必要がある。この際、ユーザ端末に対してGPSデータを要求する。
駐車場管理サーバにおいてユーザ端末のGPSデータをGPSデータ受信手段が受信したら、そのGPSデータが所定範囲内(たとえば、出庫しようとする駐車場を中心として半径500メートル圏内)であるか否かを確認し、確認できた場合にのみ、最新のデジタル駐車券を作成、送信することとするのである。
(図14)
図14では、図3で示した車両の入庫からデジタル駐車券の発行および送信までの主な流れを、フローチャートに示している。
駐車場ユーザは、駐車場へ車両を駐車させたら、駐車場内に提示されているバーコードをユーザ端末によって読み取る(S1)。すると、ユーザ端末には、駐車させた車両番号を入力するための画面が出力される(S2)ので、ユーザは車両番号を入力して送信ボタンをタップする(S3)。
送信された車両番号は、駐車場管理サーバにおいて、入庫時に撮影した車両番号と一致するものが存在するか否か検証される(S4)。ある程度の規模となる駐車場を管理する駐車場管理サーバにおいては、4桁の車両番号であっても偶然の一致があり得るので、入庫時刻との照らし合わせも実行することがある。
一致する車両番号が存在しない場合、ユーザによる誤入力が最も疑われるため、車両番号の再入力を命令する(S5)。その場合、ユーザは、車両番号の入力および送信をやり直す(S3)。
一致する車両番号が存在する場合、該当車両が入庫中であるか否かを確認する(S6)。発行済みの場合、既に発行済みである旨をユーザ端末へ送信する。なお、ユーザの端末操作ミスなどによって発行済みのデジタル駐車券が消去されてしまった場合などについては、このフローチャートでは省略しており、示していない。
デジタル駐車券が既に発行済みではない場合、デジタル駐車券を発行し、ユーザ端末へ送信し(S8)、デジタル駐車券の発行に関する一連の情報処理を終了する(S9)。
(図15)
図15は、次回の駐車場利用を促進するための駐車場の利用者に対するサービスを実行するデジタル駐車券を例示したものである。
図15(a)は、駐車場ユーザが駐車料金の精算を済ませようとして決済した直後、決済の無事が確認されるまでの間に表示されるユーザ端末の出力画面を示す。たとえば、くじ引きを模したいわゆる「ガチャ」を実行しているような画面として出力する。
図15(b)は、「ガチャ」によって、明日以降に使用できる無料駐車券が当選した旨を示す出力画面である。無料だからまた来よう、というユーザに行動を起こさせようという販売促進のデータである。
従来であれば、こうした販売促進は、紙のチケットが用いられてきた。しかし、ユーザとしては、紙のチケットは、紙製駐車券と同じように紛失しやすい。クーポンチケットは紛失した際の痛手が紙製駐車券に比べてずっと小さいため、紛失しないように次回の利用時まで適切に保管しておこうという動機付けが薄い。そのため、利用率が極めて低かった。
ここでは、デジタルのクーポン券であるため、紛失の虞が小さく、ユーザの記憶の済みに残っていれば、ユーザ端末内の検索のみで、クーポンを取り出すことができる。
(図16)
図16は、「延長ボタン」を備えたデジタル駐車券を例示したものである。
この延長ボタンは、駐車開始から所定の時間内であれば駐車料金を無料としているような駐車場において、その所定時間の延長をリクエストしたり、駐車料金を事前精算した場合に出庫までの猶予時間の延長をリクエストしたりする場合に、駐車場ユーザが画面をタップする。
デジタル駐車券の使い勝手を向上させ、デジタル駐車券を普及促進させたいような場合に用いる。
(図17)
図17は、延長ボタンが備えられたデジタル駐車券を出力させたユーザ端末において、延長ボタンがタップされた場合の情報処理手順を示している。
ユーザ端末における出力画面(デジタル駐車券出力手段)にデジタル駐車券が出力される。その出力画面中の延長ボタン(延長要求手段)をタップすると、駐車券データ(そのデジタル駐車券を特定するためのID)を伴って延長の要求が駐車場管理サーバに送信される。
駐車場管理サーバにおいては、延長の要求を延長要求受信手段が受信し、駐車場管理データベースから対応するデータを引き出し、無料で駐車できる時刻を改訂した最新駐車券を最新駐車券作成手段が作成する。そして、作成した最新駐車券を最新駐車券送信手段がユーザ端末へ送信する。
送信された最新駐車券は、ユーザ端末の最新駐車券受信手段にて受信する。駐車場管理サーバにおいて、無料残り時間算出手段が機能する場合には、無料の残り時間を伴ったデジタル駐車券を出力させることができる。
(図18)
図18は、図2と同じように、駐車しようとする車両が駐車場へ入庫してから、駐車場の提携店舗においてデジタル駐車券をシェアして活用するまでを概念的に示している。図2との相違点は、車番撮影を失敗した場合(車両番号データを取得できなかった場合)に紙駐車券を発券すること(図18b1)、および発券された紙駐車券に印字されたバーコードを通信端末にて読み取ってサーバへ送信することによってデジタル駐車券が発券される点である。
車両認証カメラが入庫しようとした車両の車番を撮影したものの、撮影した車番画像から車両ナンバーが読み取れなかった場合、その旨の信号が入庫ゲートに伝えられる。入庫ゲートは、信号を受信すると、所定のバーコードを印字した紙駐車券を発券する。発券された紙駐車券を運転者が受け取らないと、入庫ゲートは開放されない。紙駐車券を運転者が受け取ることで、入庫ゲートが開放され、駐車することができる(図18b1)。
運転者は、受け取った紙駐車券に印刷されたバーコードを自らの通信端末(α)にて読み取り、駐車場管理サーバへ送信する(図18c1)。その後、駐車場管理サーバから通信端末(α)にデジタル駐車券が送信され、通信端末(α)において受信する(図18d)。
(図19)
図19は、図18にて示した手順を実行するため、ユーザ端末および駐車場管理サーバがどのような構成要件を備えていて、どのような情報処理を実行しているか、をブロック図にて示している。
入庫ゲートは、紙駐車券を発券するが、その紙駐車券に印刷されている二次元バーコードは紙駐車券毎に異なっている。すなわち、印刷された二次元バーコードが示すデータ(紙駐車券バーコードデータ)は、その紙駐車券のIDとなっている。そのIDは、駐車場管理データベースに蓄積される。
発券された紙駐車券は、ユーザ端末αにおいてバーコード読み取り手段を用いて読み取り、読み取ったバーコードデータは、読み取りデータ送信手段にて駐車場管理サーバへ送信される。送信されたバーコードデータは、読取データ受信手段が受信する。そして、入庫ゲートから送信されてきた紙駐車券バーコードデータと一致するデータがある場合にのみ、デジタル駐車券作成手段がデジタル駐車券を作成するのである。
(図20)
図20では、図18で示した車両の入庫からデジタル駐車券の発行および送信までの主な流れを、フローチャートに示している。
駐車場へ入庫しようとする車両に対して、カメラにて車番を撮影する(S11)。その撮影によって車両番号データを得られたか否か、を検証する(S12)。車両番号データを得られた場合には、図14にて示した手順を踏む(S1)。
車両番号データを得らなかった場合には、入庫ゲートが紙駐車券を発券し、車両の運転者(ユーザ)がその紙駐車券を受け取る(S13)。すなわち、受け取る(入庫ゲートの発券口から引き抜く)ことによって、入庫ゲートが開放され、車両を駐車車室へ移動させることができる。
受け取った紙駐車券に印刷されたバーコードをユーザ端末で撮影し、駐車場管理サーバへ送信する(S14)。受信した駐車場管理サーバでは、発券済みの紙駐車券に印刷されたバーコードと、受信したバーコードデータとで一致するものがある場合に、デジタル駐車券を発券する(S8)。
(図21)
図21では、駐車場ユーザがデジタル駐車券の発行を希望するか否かを選択できるようにした場合の主な流れを、フローチャートに示している。
車両番号の撮影(S11)の次に、入庫ゲートが駐車場ユーザ(主に車両の運転者)に対して「デジタル駐車券の発券を希望するか否か」を音声アナウンスや画面表示などによって尋ねる。そして、駐車場ユーザは発券を希望するか否かを選択する(S22)。
駐車場ユーザが発券を希望する場合には、図14にて示した手順を踏む(S1)。
駐車場ユーザが発券を希望しない場合には、図20にて示した「紙駐車券を発券し、ユーザが受け取る」というS13以後の手順を踏む。
「駐車場ユーザが発券を希望しない場合」とは、駐車場ユーザが通信端末として、いわゆるスマートフォンを持っていなかったり、スマートフォンでの操作(デジタル駐車券を発券してもらうために車両番号を入力するなど)に自信が無かったりした場合に「「駐車場ユーザが発券を希望しない」という選択をしてもらうためである。音声アナウンスや画面表示などでは、「スマートフォンをお持ちで無い方は、『デジタル駐車券を発券しない』を選択して下さい。」といった案内を実施する。
図示は省略するが、駐車場ユーザがデジタル駐車券の発行を希望するか否かを選択できるようにするのではなく、駐車場ユーザの全員に紙駐車券を発券することとしてもよい。すなわち、デジタル駐車券を欲するユーザが、発券された紙駐車券に印刷されているバーコードを通信端末で読み取り、デジタル駐車券の発券を駐車場管理サーバにリクエストし、駐車場管理サーバがデジタル駐車券を作成して返信することとしてもよい。
前述してきた実施形態では、大規模な駐車場(ひとつのみ)を管理する駐車場管理サーバとして説明した。しかし、本願発明は、複数の駐車場を単独の駐車場管理サーバが管理することも想定している。
本発明は、駐車場の管理業、駐車場管理用データの通信機器の製造業、データ通信におけるデータ管理業、駐車場の制御ユニットや駐車場管理サーバにおけるアプリケーションソフトウェアの開発業、通信端末に対するアプリケーションソフトウェアの開発業、駐車場近隣の店舗開発などの不動産業、店舗における新たなサービス提供を指南するコンサルティング業、などにおいて利用可能性を有する。

Claims (19)

  1. 駐車場を利用しようとする車両の車両番号データを取得するカメラから車両番号データを受信する車両番号データ受信手段と、
    前記の車両の運転者に係る通信端末を用いて前記の運転者が入力した車両番号を受信する車両番号受信手段と、
    前記の車両番号データ受信手段が受信した車両番号データを前記の車両の入庫時刻データとともに蓄積する駐車場管理データベースと、
    前記の車両番号受信手段が受信した車両番号が前記の駐車場管理データベースに蓄積された車両番号データの中に一致するものが存在する場合に、前記の車両番号および前記の入庫時刻データを特定可能なバーコードデータを含むデジタル駐車券を作成するデジタル駐車券作成手段と、
    前記のデジタル駐車券作成手段が作成したデジタル駐車券を前記の通信端末へ送信するデジタル駐車券送信手段と、
    を備えた駐車券発行装置。
  2. 前記の駐車場と業務提携した店舗に係るレジ端末との通信が可能であって、
    前記の通信端末に出力させたデジタル駐車券からそのデジタル駐車券のバーコードデータを読み取り、前記の通信端末の持ち主が前記の店舗において支払った金額に応じた優待データを算出した前記のレジ端末から、前記のバーコードデータに紐付けられた優待データを受信する優待データ受信手段を備え、
    前記の優待データ受信手段が受信した優待データは、前記の駐車場管理データベースへ蓄積することとした
    請求項1に記載の駐車券発行装置。
  3. 前記の駐車場内において駐車した車両に関する管理データを、当該車両の車両番号データとともに受信する管理データ受信手段と、
    前記の駐車場管理データベースを用いて前記の管理データ受信手段が受信した車両番号に一致する車両番号が存在するか否かを確認する駐車券データ一致ユーザ抽出手段と、
    前記の駐車券データ一致ユーザ抽出手段が確認した車両番号に紐付いたユーザに係る通信端末に対して前記の管理データに基づく警告データを送信する警告データ送信手段と、
    を備えることとした請求項1または請求項2のいずれかに記載の駐車券発行装置。
  4. 前記の通信端末から当該通信端末の位置データを受信するGPSデータ受信手段と、
    前記のGPSデータ受信手段が受信した位置データが所定範囲内であるか否かを判断する発行範囲確認手段と、を備え、
    前記の位置データが所定範囲内であると前記の発行範囲確認手段が判断した場合に、前記の車両番号入力要求手段が車両番号の入力を前記の通信端末に要求することした
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の駐車券発行装置。
  5. 前記の駐車場と業務提携した店舗に関わる販売促進データを前記の通信端末へ送信する販促データ送信手段を備えることとした
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の駐車券発行装置。
  6. 前記の車両番号データ受信手段が車両番号データを受信できない場合、受信した車両番号データが不良である場合、または駐車場を利用しようとする車両の運転者がデジタル駐車券の発券を希望しない場合において紙駐車券を発券した場合に、その紙駐車券に印刷されているバーコードに係る紙駐車券バーコードデータを受信する紙駐車券バーコードデータ受信手段と、
    前記の紙駐車券に印刷されているバーコードを通信端末で読み取ってバーコードデータを送信された場合に、その送信されたバーコードデータを受信する読み取りデータ受信手段と、を備え、
    前記のデジタル駐車券作成手段は、前記の紙駐車券バーコードデータ受信手段が受信した前記の紙駐車券バーコードデータと前記の読み取りデータ受信手段が受信した前記のバーコードデータとが一致した場合にデジタル駐車券を作成することとした
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の駐車券発行装置。
  7. 前記の車両番号データ受信手段が車両番号データを受信できない場合、受信した車両番号データが不良である場合、または駐車場を利用しようとする車両の運転者がデジタル駐車券の発券を希望しない場合において紙駐車券を発券した場合に、その紙駐車券に印刷されているバーコードに係る紙駐車券バーコードデータを受信する紙駐車券バーコードデータ受信手段と、
    前記の紙駐車券に印刷されているバーコードを通信端末で読み取ってバーコードデータを送信された場合に、その送信されたバーコードデータを受信する読み取りデータ受信手段と、
    前記のデジタル駐車券作成手段は、前記の紙駐車券バーコードデータ受信手段が受信した前記の紙駐車券バーコードデータと前記の読み取りデータ受信手段が受信した前記のバーコードデータとが一致した場合にデジタル駐車券を作成することとするとともに、
    前記の駐車場と業務提携した店舗に関わる販売促進データを前記の通信端末へ送信する販促データ送信手段と、を備えることとした
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の駐車券発行装置。
  8. デジタルデータによる駐車券を発行する駐車券発行装置との情報通信を実行することで前記の駐車券を受信したり活用したりする駐車場を利用しようとする車両の運転者に係る通信端末を制御するコンピュータプログラムであって、
    そのコンピュータプログラムは、
    前記の運転者によるデジタルデータによる駐車券の発行を要求するための発行要求データを前記の駐車券発行装置へ送信する発行要求データ送信手順と、
    当該駐車場を利用しようとする車両の車両番号を入力するための車両番号入力画面を前記の駐車券発行装置から受信する車両番号入力画面受信手順と、
    前記の車両番号入力画面にて入力した車両番号を前記の駐車券発行装置へ送信する車両番号送信手順と、
    前記の駐車券発行装置が送信してきた前記の車両番号および前記の入庫時刻データを特定可能なバーコードデータを含むデジタル駐車券を受信するデジタル駐車券受信手順と、
    を前記の通信端末に実行させることとしたコンピュータプログラム。
  9. 前記のデジタル駐車券受信手順にて受信したデジタル駐車券を、他の通信端末に送信するデジタル駐車券複製手順を、前記の通信端末に実行させることとした
    請求項8に記載のコンピュータプログラム。
  10. 記の通信端末の位置データを受信するGPSデータ受信手順と、
    前記のGPSデータ受信手段が受信した位置データを前記の駐車券発行装置へ送信するGPSデータ送信手順と、
    を前記の通信端末に実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記のGPSデータ送信手順にて送信した位置データが所定範囲内であることを前記の駐車券発行装置が確認した場合にのみ、
    前記のデジタル駐車券受信手順にてデジタル駐車券を受信することとした
    請求項8または請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記の駐車場の近隣に存在する店舗に関わる販売促進データを受信する販促データ手順を前記の通信端末に実行させることとした
    請求項8または請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  12. 紙駐車券を発券した場合に、その紙駐車券に印刷されているバーコードを前記の通信端末で読み取るバーコード読み取り手順と、
    前記のバーコード読み取り手順が読み取ったバーコードデータを送信する読み取りデータ送信手順と、を前記の通信端末に実行させることとした
    請求項8または請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  13. デジタルデータによる駐車券を発行する駐車券発行装置を制御するコンピュータプログラムであって、
    そのコンピュータプログラムは、駐車場を利用しようとする車両の車両番号データを取得するカメラから車両番号データを受信する車両番号データ受信手順と、
    前記の車両の運転者に係る通信端末を用いて前記の運転者が入力した車両番号を受信する車両番号受信手順と、
    前記の車両番号データ受信手順にて受信した車両番号データを前記の車両の入庫時刻データとともに駐車場管理データベースに蓄積する車両番号データ蓄積手順と、
    前記の車両番号受信手順にて受信した車両番号が前記の駐車場管理データベースに蓄積された車両番号データの中に一致するものが存在する場合に、前記の車両番号および前記の入庫時刻データを特定可能なバーコードデータを含むデジタル駐車券を作成するデジタル駐車券作成手順と、
    前記のデジタル駐車券作成手順にて作成したデジタル駐車券を前記の通信端末へ送信するデジタル駐車券送信手順と、
    を駐車券発行装置に実行させることとしたコンピュータプログラム。
  14. 前記の駐車券発行装置は前記の駐車場の近隣に存在する店舗に係るレジ端末との通信が可能であって、
    前記の通信端末に出力させたデジタル駐車券からそのデジタル駐車券のIDである駐車券データを読み取り、前記の通信端末の持ち主が前記の店舗において支払った金額に応じた優待データを算出した前記のレジ端末から、前記の駐車券データに紐付けられた優待データを受信する優待データ受信手順と、
    前記の優待データ受信手順にて受信した優待データを、前記の駐車場管理データベースへ蓄積する優待データ蓄積手順と、
    を駐車券発行装置に実行させることとした請求項13に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記の駐車場内において駐車した車両に関する管理データを、当該車両の車両番号データとともに受信する管理データ受信手順と、
    前記の駐車場管理データベースを用いて前記の管理データ受信手順が受信した車両番号に一致する車両番号が存在するか否かを確認する駐車券データ一致ユーザ抽出手順と、
    前記の駐車券データ一致ユーザ抽出手順にて確認した車両番号に紐付いたユーザに係る通信端末に対して前記の管理データに基づく警告データを送信する警告データ送信手順と、
    を駐車券発行装置に実行させることとした請求項13または請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記の通信端末から当該通信端末の位置データを受信するGPSデータ受信手順と、
    前記のGPSデータ受信手順にて受信した位置データが所定範囲内であるか否かを判断する発行範囲確認手順と、
    を駐車券発行装置に実行させることとし、
    前記の位置データが所定範囲内であると前記の発行範囲確認手順にて判断した場合に、前記の車両番号入力要求手順にて車両番号の入力を前記の通信端末に要求することとした請求項13または請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  17. 前記の駐車場の近隣に存在する店舗に関わる販売促進データを、前記の通信端末へ送信する販促データ送信手順
    を駐車券発行装置に実行させることとした請求項13または請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  18. 前記の車両番号データ受信手順にて車両番号データを受信できない場合、受信した車両番号データが不良である場合、または駐車場を利用しようとする車両の運転者がデジタル駐車券の発券を希望しない場合において紙駐車券を発券した場合に、その紙駐車券に印刷されているバーコードに係る紙駐車券バーコードデータを受信する紙駐車券バーコードデータ受信手順と、
    前記の紙駐車券に印刷されているバーコードを通信端末で読み取ってバーコードデータを送信された場合に、その送信されたバーコードデータを受信する読み取りデータ受信手順と、を前記の駐車券発行装置に実行させるとともに、
    前記のデジタル駐車券作成手順においては、前記の紙駐車券バーコードデータ受信手段が受信した前記の紙駐車券バーコードデータと前記の読み取りデータ受信手段が受信した前記のバーコードデータとが一致した場合にデジタル駐車券を作成することとした
    請求項13または請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  19. 前記の車両番号データ受信手順にて車両番号データを受信できない場合、受信した車両番号データが不良である場合、または駐車場を利用しようとする車両の運転者がデジタル駐車券の発券を希望しない場合において紙駐車券を発券した場合に、その紙駐車券に印刷されているバーコードに係る紙駐車券バーコードデータを受信する紙駐車券バーコードデータ受信手順と、
    前記の紙駐車券に印刷されているバーコードを通信端末で読み取ってバーコードデータを送信された場合に、その送信されたバーコードデータを受信する読み取りデータ受信手順と、
    前記の駐車場と業務提携した店舗に関わる販売促進データを前記の通信端末へ送信する販促データ送信手順と、
    を前記の駐車券発行装置に実行させることとし、
    前記のデジタル駐車券作成手順においては、前記の紙駐車券バーコードデータ受信手段が受信した前記の紙駐車券バーコードデータと前記の読み取りデータ受信手段が受信した前記のバーコードデータとが一致した場合にデジタル駐車券を作成することとした
    請求項13または請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
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