JP2022030675A - 入出場管理システムおよび入出場管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定のエリアに対する車両の入出場の管理および請求処理を自動化しつつ、車両の入出場を正確に判断して入出場の管理および請求処理を適切に行うための入出場管理システムを提供する。【解決手段】入出場管理システム30は、取得部311、検知部312、判断部313、および請求部314を有する。取得部311は、所定の範囲に位置する車両に設置された車載器の固有情報および車載器に挿入されたETCカードの固有情報の少なくとも一方を取得する。検知部312は、車両の動きを検知する。判断部313は、検知部312によって、車両が所定の位置を所定の方向に通過したことが検知された場合、車両が管理区域に入場または車両が管理区域から出場したと判断する。請求部314は、判断部313による入場または出場に関する判断結果に基づいて、車載器から取得した固有情報を用いて、管理区域において車両または車両のユーザーに課される代金をユーザーに請求する。【選択図】図1

Description

本発明は、入出場管理システムおよび入出場管理プログラムに関する。
従来から、駐車場等の所定のエリアへの車両の入出場を制御する様々な方法が知られている。例えば特許文献1には、カメラによって読み取った車両ナンバーが事前にサーバーに登録されているか否かに基づいて、入出場ゲートの開閉を制御することによって、車両の入出場を管理する技術が開示されている。
特開2006-285770号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、カメラによって読み取った車両ナンバーに基づいて、車両の入出場が制御される。このため、特に屋外では、時間帯(例えば夜間)や天候、カメラの解像度等の要因によって、車両ナンバーが正確に読み取られない場合が想定される。このような場合、管理区域である所定のエリアに車両が入場できなかったり、入場していた車両が所定のエリアから出場できなかったりという問題が生じる。さらに、上記特許文献1に記載の技術では、読み取った車両ナンバーを用いて、所定のエリアにおいて車両に課金される料金の請求も自動的に行われるため、車両ナンバーが正確に読み取られない場合には、請求漏れや誤請求等といったさらなる問題も生じてしまう。
このような問題に関して、高速道路の通行料の課金に使用されているETCの技術を応用して、所定のエリアにおける車両の入出場を検出して管理すると共に請求処理を行うことも考えられる。たとえば、所定のエリアの出入口付近にETCアンテナを設定して、ETCアンテナが車両に設けられたETC車載器と無線通信を介して取得する情報に基づいて車両の入出場を検出して管理し、さらに取得した情報を用いて請求処理を行うことが考えられる。
しかしながら、ETCの技術のみを用いて車両の入出場の検出および請求処理を行う場合、車両を検出可能な範囲が入出場口より広いため、車両が実際に入出場したか否かを正確に判断することが難しいという問題がある。たとえば、車両が所定のエリアへの入場を試みて所定のエリアの入口に接近したものの、入場せずに引き返した場合や、既に所定のエリアの中で所定のエリアの出口付近に位置する車両がエンジンをかけてETC車載器の電源がオンになった場合等に、ETCアンテナから得られる情報のみに基づいて、車両の入出場を正確に判断することは困難である。ETCアンテナを複数設定して、各ETCアンテナから得られる情報を統合して入出場を判断することも考えられるが、ETCアンテナを複数使用する場合は、電波の干渉を避けるためにそれぞれのETCアンテナを一定間隔あけて設置する必要があり、コインパーキング等の小規模のエリアに適用するのは難しいという問題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、所定のエリアに対する車両の入出場の管理および請求処理を自動化しつつ、車両の入出場を正確に判断して入出場の管理および請求処理を適切に行うための入出場管理システムおよび入出場管理プログラムを提供することである。
上記目的は、下記の手段によって達成される。
入出場管理システムは、取得部、検知部、判断部、および請求部を有する。取得部は、所定の範囲に位置する車両に設置された車載器の固有情報および車載器に挿入されたETCカードの固有情報の少なくとも一方を取得する。検知部は車両の動きを検知する。判断部は、検知部によって、車両が所定の位置を所定の方向に通過したことが検知された場合、車両が管理区域に入場または車両が管理区域から出場したと判断する。請求部は、判断部による入場または出場に関する判断結果に基づいて、車載器から取得した固有情報を用いて、管理区域において車両または車両のユーザーに課される代金をユーザーに請求する。
入出場プログラムは、取得ステップ、検知ステップ、判断ステップ、および請求ステップを含む処理をコンピューターに実行させるように構成される。取得ステップは、所定の範囲に位置する車両に設置された車載器の固有情報および車載器に挿入されたETCカードの固有情報の少なくとも一方を取得する。検知ステップは、車両を検知するセンサーからの情報に基づいて車両の動きを検知する。判断ステップは、検知ステップにおいて、車両が所定の位置を所定の方向に通過したことが検知された場合、車両が管理区域に入場または車両が管理区域から出場したと判断する。請求ステップは、判断ステップにおける入場または出場に関する判断結果に基づいて、車載器から取得した固有情報を用いて、管理区域において車両または車両のユーザーに課される代金をユーザーに請求する。
本発明の入出場管理システムによれば、所定の範囲に位置する車両に設置された車載器の固有情報および車載器に挿入されたETCカードの固有情報の少なくとも一方を取得する取得部と、車両の動きを検知する検知部と、検知部によって、車両が所定の位置を所定の方向に通過したことが検知された場合、車両が管理区域に入場または車両が管理区域から出場したと判断する判断部と、判断部による入場または出場に関する判断結果に基づいて、車載器から取得した固有情報を用いて、管理区域において車両または車両のユーザーに課される代金をユーザーに請求する請求部と、を有する。これにより、車両に設置された車載器から固有情報が取得され、検知部によって車両が所定の位置を所定の方向に通過したことが検知された場合に、車両の入出場が判断されるため、所定のエリアに対する車両の入出場の管理および請求処理を自動化しつつ、車両の入出場を正確に判断して入出場の管理および請求処理を適切に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。 路側機の概略構成を示すブロック図である。 情報端末の概略構成を示すブロック図である。 サーバーの概略構成を示すブロック図である。 サーバーの制御部の機能構成を示すブロック図である。 サーバーにおいて記憶される情報の一例を示す図である。 ETC車載器の概略構成を示すブロック図である。 決済システムの概略構成を示すブロック図である。 決済システムにおいて記憶されるETCカード番号に関連する情報の一例を示す図である。 サーバーによって実行されるユーザー登録処理の手順を示すフローチャートである。 サーバーによって実行される入出場判断処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張され、実際の比率とは異なる場合がある。
(システムの全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、システム1は、路側機10、情報端末20、サーバー30、ETC車載器40、および決済システム50から構成される。路側機10、情報端末20、サーバー30、および決済システム50はネットワークを介して接続され、各構成は有線または無線の各種通信方式によって通信可能である。ETC車載器40は、DSRC(Dedicated Short Range Communication)等の所定の通信規格によって路側機10と無線通信可能である。
路側機10は、駐車場や有料道路等の課金対象となる所定のエリアの出入口や、車両へのサービスを提供する場所であって課金のために必要な情報を収集する地点に設けられる。例えば、路側機10は、駐車場や有料道路等の課金対象となる所定のエリアへの車両の入出場を制限する入出場ゲート等に設けられる。本実施形態では、入出場ゲートは、管理区域である所定のエリアとそれ以外のエリアとを区画する境界であればよく、たとえば、地面に記されたライン(入出場ライン)のみによって構成されてもよい。路側機10は、入出場ゲートを通過するために路側機10から所定の距離に近接した車両に搭載されたETC車載器40と、DSRC等の通信規格によって無線通信を行う。また、路側機10は、ネットワークを介してサーバー30等と通信を行う。
情報端末20は、ユーザーが各種サービスの提供を受けるためのユーザー登録を行うための端末である。情報端末20は、例えば、車両の運転者が使用するスマートフォン等の端末や、車両の運転者が立ち寄る施設等に設置されるタブレットPCまたはノートPC等の端末である。情報端末20は、ネットワークを介してサーバー30等と通信を行う。
サーバー30は、路側機10、情報端末20、決済システム50等との間で各種情報を送受信して、入出場管理処理、代金精算処理および会員登録処理を実行する。
ETC車載器40は、車両に取り付けられ、所定の距離に近接した路側機10との間で無線通信を行う。ETC車載器40は、挿入されたETCカードから各種情報を取得して路側機10に送信する。
決済システム50は、銀行やクレジットカード会社等の決済機関(金融機関)または、それらの決済機関において決済を行うための各種業務を代行する決済代行業者に設置されるシステムである。
本実施形態では、サーバー30が入出場管理システムを構成する例について説明する。なお、サーバー30によって実行される処理は、路側機10によって実行されてもよい。この場合、路側機10が入出場管理システムを構成する。また、路側機10とサーバー30が協働して動作し、路側機10およびサーバー30が入出場管理システムを構成してもよい。
以下、各構成について詳細に説明する。
(路側機10)
図2は、路側機の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、路側機10は、制御部11、記憶部12、通信部13、ETCアンテナ14およびセンサー15を備える。各構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を備え、プログラムに従い、上述した各構成要素の制御や各種の演算処理を実行する。
記憶部12は、予め各種プログラムや各種データを記憶するROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、各種プログラムや各種データを記憶するハードディスク等を備える。
通信部13は、ネットワークを介して、他の端末や装置と通信するためのインターフェースを備える。通信部13は、例えば、サーバー30と各種データ等の送受信を行う。
ETCアンテナ14は、所定の通信規格によってETC車載器40との間で無線通信を行うための構成である。路側機10は、ETCアンテナ14を介して、ETC車載器40から、ETC車載器40を識別するための固有情報であるWCN(Wireless Call Number)に代表される車載器IDを取得する。また、路側機10は、ETCアンテナ14を介して、ETC車載器40から、ETC車載器40に挿入されたETCカードを識別するための固有情報であるETCカード番号を取得する。ETCカード番号は暗号化された状態で取得され、例えば上位のサーバー30に送信される前に復号化されうる。
センサー15は、入出場ゲートを通過しようとする車両の動きを検知するための構成であり、たとえば、カメラ、ループコイル、レーザーライダー(LiDAR:Light Detection and Ranging)等の各種センサーによって構成され得る。上記のような各種センサーは、それぞれ単体で使用されもよく、あるいは複数のセンサーが組み合わせられて使用されてもよい。
たとえば、センサー15としてカメラが使用される場合、カメラは入出場ゲートを通過する車両を撮影範囲に含む位置に設けられる。カメラによって連続的に撮影された画像(映像)を解析することによって、車両が入出場ゲートを入場方向または出場方向に通過したことが検知される。画像(映像)の認識は、たとえば背景差分法や、機械学習を用いる方法等の公知の技術を用いて実施され得る。なお、カメラによって取得された画像に基づいて、車両番号(車両のナンバー)等の情報が取得されてもよい。
また、センサー15として車両の近接を電磁的に検知するループコイルが使用される場合、ループコイルは、たとえば車両が入出場ゲートを通過する際に通行する車路の下部等に配置される。複数のループコイルを上記の車路に沿って配置して、それぞれのループコイルが車両の通過を検知したタイミングや順番を確認することによって、車両が入出場ゲートを入場方向または出場方向に通過したことが検知される。たとえば、入出場ゲートを挟んで所定のエリアの外部と内部に1つずつループコイルを配置する場合、2つのループコイルが車両の通過を検知したタイミングに基づいて、エリアの外部のループコイルが先に検知していれば車両が入場したと判断でき、エリアの内部のループコイルが先に検知していれば車両が入場したと判断できる。
また、センサー15としてレーザーライダーが使用される場合、レーザーライダーは入出場ゲートを通過する車両を検知範囲に含む位置に設けられる。レーザーライダーによって取得された画像情報を解析することによって、車両が入出場ゲートを入場方向または出場方向に通過したことが検知される。
なお、センサー15として使用され得るセンサーは、上記の例に限定されず、たとえば入出場ゲートを通過する車両に接触して車両の通過および通過方向を検知する接触式センサーや、通過する車両の重量によって車両の通過および通過方向を検知する重量センサー等が使用されてもよい。あるいは、入出場ゲートを通過する車両を検出可能な位置に設けられた赤外線センサーや音波センサー等が使用されてもよい。
また、センサー15は、路側機10とは別体として独立して設けられてもよい。この場合、センサーは専用の制御部によって制御されてもよく、また専用の通信インターフェースを介して検知結果がサーバー30に送信されてもよい。
(情報端末20)
図3は、情報端末の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、情報端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24および操作受付部25を備える。各構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。情報端末20の制御部21、記憶部22および通信部23は、路側機10の制御部11、記憶部12および通信部13と同様の機能を有するため、さらなる説明を省略する。
表示部24は、LCD(液晶ディスプレイ)や有機ELディスプレイ等を備え、各種情報を表示する。操作受付部25は、タッチセンサーや、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等を備え、ユーザーの各種操作を受け付ける。表示部24および操作受付部25は、表示部24としての表示面に、操作受付部25としてのタッチセンサーを重畳することによって、タッチパネルを構成してもよい。
(サーバー30)
図4は、サーバーの概略構成を示すブロック図である。図5は、サーバーの制御部の機能構成を示すブロック図である。図6は、サーバーにおいて記憶される情報の一例を示す図である。
図4に示すように、サーバー30は、制御部31、記憶部32および通信部33を備える。各構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。サーバー30の制御部31、記憶部32および通信部33は、路側機10の制御部11、記憶部12および通信部13と同様の機能を有するため、さらなる説明を省略する。
図5に示すように、サーバー30の制御部31は、プログラムを読み込んで処理を実行することによって、取得部311、検知部312、判断部313、請求部314および算出部315として機能する。
取得部311は、所定の範囲に位置する車両に設置されたETC車載器40から、固有情報としてETC車載器40自体の固有情報である車載器IDおよびETC車載器40に挿入されたETCカードの固有情報であるETCカード番号の少なくとも一方を取得する。
検知部312は、取得部311によって固有情報が取得された車両の動きを検知する。特に、検知部312は、車両が所定の位置である入出場ゲートを、所定の方向である入場方向または出場方向に通過したことを検知する。たとえば、検知部312は、複数のループコイルによる検知結果に基づいて車両の動きを検知する。この場合、検知部312は、複数のループコイルのそれぞれが車両の通過を検知したタイミングに基づいて、車両が所定の位置を通過する方向を検知する。また、検知部312は、カメラによって撮影された画像の解析結果に基づいて車両の動きを検知してもよい。また、検知部312は、光学センサーによる検知結果に基づいて車両の通過を検知してもよい。さらに、検知部312は、上記のような検知方法を組み合わせて、より正確に車両の通過を検知してもよい。また、検知部312は、取得部311によって固有情報が取得された際に、車両の動きを検知する処理を開始し、取得部311によって固有情報が取得されてから所定のタイムアウト時間が経過した場合、または、検知部312によって車両の動きが検知された場合、車両の動きを検知する処理を停止してもよい。
判断部313は、検知部312によって、車両が所定の位置を所定の方向に通過したことが検知された場合、車両が所定のエリアに入場または車両が所定のエリアから出場したと判断する。判断部313は、取得部311によって固有情報が取得されてから所定の時間の範囲内に、検知部312によって車両が所定の位置を通過したことが検知された場合に、車両が所定のエリアに入場または車両が所定のエリアから出場したと判断してもよい。また、判断部313は、検知部312によって車両が入場方向に通過したことが検知された場合、車両が所定のエリアに入場したと判断し、検知部312によって車両が出場方向に通過したことが検知された場合、車両が所定のエリアから出場したと判断してもよい。
請求部314は、313判断部による入場または出場に関する判断結果に基づいて、ETC車載器40から取得した固有情報を用いて、所定のエリアにおいて車両または車両のユーザーに課される代金をユーザーに請求する。
算出部315は、車両が所定のエリアに入場した時刻と、当該車両が所定のエリアから出場した時刻に基づいて車両の所定のエリアにおける利用時間または利用回数を算出する。

次に、サーバー30の記憶部32に記憶される情報について説明する。
図6に示すように、サーバー30の記憶部32には、固有情報、ユーザー情報およびウォレット情報が互いに関連付けられて記憶される。図6に示される情報は、各レコードがユーザー登録された各会員の情報を示す会員データベースを構成する。
固有情報は、路側機10が近接する車両から取得可能な情報であって、会員データベースに登録されたユーザーの情報と関連付けされる情報である。固有情報としては、車載器IDおよびETCカード番号の少なくとも一つが記憶される。
ユーザー情報は、会員であるユーザーを識別するための識別情報、連絡先情報、および認証情報等である。識別情報としては、例えば、氏名、住所、生年月日、性別、ニックネーム、免許証番号等が記憶される。連絡先情報としては、例えば、電話番号、メールアドレス、SNSや各種メッセージサービスのID等が記憶される。認証情報は、会員専用のウェブサイト等にアクセスするための情報であり、例えば、ID、パスワード等が記憶される。
ウォレット情報は、登録されたユーザーが各種料金の支払いに使用するウォレットを構成する情報である。ウォレット情報としては、所定のエリアにおいて課金される料金を支払うための利用券に関する情報や、利用券が不足する場合に利用券を購入したり不足額の支払いを行ったりするためのクレジットカード情報および銀行口座情報、ユーザーの属性情報等が記憶される。
利用券の種類としては、ユーザー自身が購入した購入利用券、他者から付与された付与利用券、所定の数を集めることによって購入利用券または付与利用券と同様に使用可能な補助利用券等がある。
購入利用券および付与利用券は、例えば、商業施設や娯楽施設の駐車券または入場券、有料道路等の通行券として使用される。購入利用券および付与利用券には、利用可能な所定のエリアが対応付けて記憶される。購入利用券および付与利用券には、複数のエリアが対応付けられてもよい。購入利用券および付与利用券は、回数券のように、10枚、20枚等の使用可能な枚数が対応付けられて記憶されてもよく、あるいは、プリペイドマネーのように、1000円、3000円等の使用可能な金額や、所定の価値に換算されうる10度、20度等の度数が対応付けられて記憶されてもよい。また、購入利用券および付与利用券は、定期券のように、1か月、3か月、半年等の利用可能な期間が対応付けられて記憶されてもよく、平日、休日、特定の曜日、昼間、夜間等の特定の日付や周期、時間帯が対応付けられて記憶されてもよい。
補助利用券は、例えば多数の商店が出店するショッピングセンターの駐車場における駐車料金の支払い等において好適に使用される。以下、補助利用券が好適に使用されるシーンについて具体的に説明する。例えば、ショッピングセンター等の商業施設においては、当該施設において数千円等の一定の金額以上を利用した場合に無料駐車券や割引券を発行することが一般によく行われている。ユーザーがある店舗で一定金額以上を利用した場合、店舗はユーザーに無料駐車券等を発行し、ユーザーは無料駐車券を使用して駐車場から出場する。その後、店舗はユーザーに発行した駐車券の代金に対応する金額を駐車場の運営者に対して支払う。
しかし、ショッピングセンター等においては、各店舗が店舗ごとのPOSシステムを持ち込んで利用することが多く、各店舗における各ユーザーの利用金額を統合して合算する仕組みがないことが多い。したがって、駐車券が発行されるのは、一つの店舗において一定の金額以上を利用した場合に限られていることが多い。また、例えば複数の店舗における利用金額を手作業で合算して駐車券を発行したとしても、発行した駐車券に対応する金額を各店舗における利用金額に応じて請求する必要があり、店舗やショッピングセンターの運営者の業務負担が大きい。そこで、本実施形態のように、各店舗が利用金額に応じて補助利用券を電子的に発行し、所定の数が集まった場合にユーザーが駐車券として使用できるようにすることで、ユーザーは複数の店舗での利用金額を合算して駐車券を獲得できる。また、各店舗も発行した補助利用券に応じた費用を支払えばよいため、各店舗やショッピングセンターの運営者の業務負担を減らすことができる。
属性情報は、ユーザーの支払い能力や信頼性を判断するために使用される情報である。属性情報としては、例えば、職業情報、年収情報、過去の利用回数および利用金額等の利用実績、これらの情報に応じたユーザーランク情報等が記憶される。
なお、記憶部32に記憶されるものとして説明した上記の情報は、サーバー30からネットワークを介して接続可能な外部ストレージに記憶され、必要に応じてサーバー30からアクセスして取得するように構成されてもよい。
(ETC車載器40)
図7は、ETC車載器の概略構成を示すブロック図である。
図7に示すように、ETC車載器40は、制御部41、記憶部42、通信部43、カード受付部44および出力部45を備える。各構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。ETC車載器40の制御部41、記憶部42および通信部43は、路側機10の制御部11、記憶部12および通信部13と同様の機能を有するため、さらなる説明を省略する。
カード受付部44は、ETCカードの挿入を受け付ける。カード受付部44は、挿入されたETCカードから、ETCカード番号を含む各種情報を取得する。制御部41は、カード受付部44において取得された情報を、通信部43を介して路側機10に送信する。
出力部45は、光や音声を出力する構成であり、例えばETCカードの読み取り状態を表すインジケーターランプや音声案内を出力するスピーカー等によって構成される。
記憶部42には、無線の基地局としてETC車載器40を識別するための固有情報であるWCN(Wireless Call Number)に代表される車載器IDが記憶されている。したがって、路側機10は、ETC車載器40と無線通信を行う際に、ETC車載器40の車載器IDを取得することができる。
(決済システム50)
図8は、決済システムの概略構成を示すブロック図である。図9は、決済システムにおいて記憶されるETCカード番号に関連する情報の一例を示す図である。
図8に示すように、決済システム50は、制御部51、記憶部52および通信部53を備える。各構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。決済システム50の制御部51、記憶部52および通信部53は、路側機10の制御部11、記憶部12および通信部13と同様の機能を有するため、さらなる説明を省略する。
決済システム50は、例えば、銀行やクレジットカード会社等の決済機関(金融機関)または、それらの決済機関において決済を行うための各種業務を代行する決済代行業者に設置されるシステムである。サーバー30は、決済システム50との間で情報を送受信することによって、クレジットカード決済や銀行口座振込等による、ユーザーのウォレットへの入金(利用券の購入に相当)を行うことができる。また、ユーザーのウォレットの残高が不足している場合に、クレジットカード決済や銀行口座振込等によって、不足分を補って支払いを行うことができる。
また、決済システム50は、図9に示すように、ユーザーのETCカードに対応付けられたクレジットカードに関する情報と、ユーザーのETCカードが、ETCカードの発行者によって拒絶(無効設定)されているか否かを示す情報とを保有していてもよい。図9に示す情報は、決済システム50の記憶部52に記憶される。なお、決済システム50は、図9に示すように、ETCカード番号に対応付けて拒絶情報を保有しなくてもよい。この場合、例えばETCカード番号をクレジットカード情報に変換して、当該クレジットカードが拒絶されているか否かをクレジットカード会社に都度確認してもよい。
なお、システム1は、路側機10、情報端末20、サーバー30、ETC車載器40、および決済システム50以外の構成を含んでもよい。また、路側機10、情報端末20、サーバー30、ETC車載器40、および決済システム50の各々は、上述した構成要素以外の構成要素を含んでもよく、上述した構成要素のうちの一部を含まなくてもよい。また、路側機10、情報端末20、サーバー30、ETC車載器40、および決済システム50の各々は、複数の装置によって構成されてもよく、一体的に構成されてもよい。また、ある構成が実施するものとして説明した機能を、他の構成が代わりに実施するようにしてもよい。
システムにおける処理の概要を説明する。
(ユーザー登録処理)
まず、ユーザー登録処理について説明する。本処理は、ユーザーが本実施形態のシステムによる各種サービスを受けるためのユーザー登録を行う際に実行される。
図10は、サーバーによって実行されるユーザー登録処理の手順を示すフローチャートである。図10のフローチャートに示される処理は、サーバー30の記憶部32にプログラムとして記憶されており、制御部31が各部を制御することにより実行される。
図10に示すように、サーバー30は、ユーザー情報、ユーザーのウォレット情報、および固有情報の登録を受け付ける(ステップS101)。ユーザー情報、ウォレット情報および固有情報は、それぞれ図6に示されるような情報である。
サーバー30は、例えば情報端末20からユーザー情報、ウォレット情報、固有情報の登録を受け付ける。情報端末20は、例えばユーザーが所持する端末である。この場合、ユーザー自身がユーザー登録に必要な各種情報を入力して登録操作を行うことができる。あるいは、情報端末20は、ショッピングセンター等の施設に設置された端末であってもよい。この場合、ユーザー自身が登録操作を行なってもよく、施設のスタッフがユーザーから必要な情報を入手して登録操作を行なってもよい。なお、固有情報は、上記のように情報端末20において入力されてもよく、あるいは、路側機10によって取得され、サーバー30に記憶された固有情報からユーザーの固有情報を抽出してもよい。
サーバー30は、ステップS101において受け付けた各情報を関連づけて記憶部32の会員データベースに記憶し(ステップS102)、ユーザー登録処理を終了する。
(入出場判断処理)
次に、入出場判断処理について説明する。本処理は、車両が所定のエリアに対して入出場することを判断して管理するために実行される。
図11は、サーバーによって実行される入出場判断処理の手順を示すフローチャートである。図11のフローチャートに示される処理は、サーバー30の記憶部32にプログラムとして記憶されており、制御部31が各部を制御することにより実行される。
図11に示すように、サーバー30は、固有情報を取得する(ステップS201)。具体的には、サーバー30は、路側機10が車両のETC車載器40から取得した車載器IDおよびETCカード番号を、ネットワーク経由で路側機10から取得する。本実施形態では、サーバー30は、車載器IDおよびETCカード番号の少なくとも一方を取得できればよい。
次に、サーバー30は、車両の動きを検知する(ステップS202)。具体的には、ステップS201の処理において車両から固有情報が取得された場合、サーバー30は、当該車両の動きを検知するために、上述した路側機10のセンサー15から各種の検知情報を取得する。たとえば、センサー15の検知動作が停止している場合、サーバー30は、路側機10と通信してセンサー15を起動させてセンサー15の検知動作を開始させてもよい。サーバー30は、センサー15から取得した検知情報を解析した結果に基づいて、車両が入出場ゲートを入場方向または出場方向に通過したことを検知する。
所定の時間内に車両が入出場ゲートを通過したことが検知されない場合(ステップS203:NO)、サーバー30は、処理を終了して次の処理が発生するまで待機する。このとき、サーバー30は、路側機10と通信してセンサー15の検知動作を停止させてもよい。
所定の時間内に車両が入出場ゲートを通過したことが検知された場合(ステップS203:YES)、サーバー30は、通過の方向が入場方向であるか出場方向であるかを判断する(ステップS204)。このとき、サーバー30は、路側機10と通信してセンサー15の検知動作を停止させてもよい。
通過の方向が入場方向である場合(ステップS204:YES)、サーバー30は、車両の入場時刻を車両に関する各種情報と関連付けて入場情報として記憶部32に記憶する(ステップS205)。サーバー30は、処理を終了して次の処理が発生するまで待機する。
通過の方向が出場方向である場合(ステップS204:NO)、サーバー30は、車両の出場時刻を車両に関する各種情報と関連付けて出場情報として記憶部32に記憶する(ステップS206)。
続いて、サーバー30は、ステップS206の処理において出場情報を記憶した車両について、所定のエリアにおいて車両または車両のユーザーに課される代金を算出し、算出された金額をユーザーに請求する(ステップS207)。たとえば、サーバー30は、次のように代金を算出する。すなわち、サーバー30は、出場した車両について記憶部32に記憶されている入場情報を確認し、当該車両の所定のエリアへの入場時刻を取得する。そして、サーバー30は、取得した入場時刻と出場時刻とから、当該エリアにおける車両の利用時間または利用回数を算出する。そして、サーバー30は、算出された利用時間または利用回数と、記憶部32に予め設定された料金表(料金体系に対応するテーブルまたは料金算出ロジック等)に基づいて代金を算出する。なお、サーバー30は、代金を算出する際に、割引または減免が適用される場合の条件、および割引または減免が適用される場合の割引率または減免額を考慮して代金を算出してもよい。また、サーバー30は、車両のユーザーに対する商品またはサービスの提供者から価格または料金の情報を受信することによって代金情報を取得してもよい。サーバー30は、たとえば車両から取得されたETCカード番号と、算出された代金の情報を決済システム50に送信することによって、ユーザーに代金を請求することができる。
上記の実施形態によれば、以下のような効果が奏される。
サーバー30は、所定の範囲に位置する車両に設置されたETC車載器40の固有情報である車載器IDおよびETC車載器40に挿入されたETCカードの固有情報であるETCカード番号の少なくとも一方を取得し、固有情報が取得された車両の動きを検知し、当該車両が入出場ゲートに対応する所定の位置を所定の入場方向または出場方向に通過したことが検知された場合、車両が所定のエリアに入場または車両が所定のエリアから出場したと判断する。そして、サーバー30は、入場または出場に関する判断結果に基づいて、ETC車載器40から取得した固有情報を用いて、所定のエリアにおいて車両または車両のユーザーに課される代金をユーザーに請求する。これにより、ETCアンテナ14によって車両から自動的に取得され、車両または車両のユーザーを特定可能な情報と、センサーによって検知される車両の入出場に関する情報を組み合わせて車両の入出場を正確に判断して、請求漏れや誤請求のない請求処理を行うることができる。したがって、所定のエリアに対する車両の入出場の管理および請求処理を自動化しつつ、車両の入出場を正確に判断して入出場の管理および請求処理を適切に行うことができる。
たとえば、ETCアンテナ14によって取得される情報を使用する場合、車両または車両のユーザーを特定することは可能であるものの、車両が所定のエリアに対して入出場したことを正確に把握することは難しい。一方、センサーによって検知される情報を使用する場合、車両が所定のエリアに対して入出場したことを判断することは可能であるものの、車両または車両のユーザーを正確に特定することは難しい。このように、どちらか一方の情報のみを使用する場合は、車両の所定のエリアへの入出場および車両または車両のユーザーの両方を把握することができず、正しい請求処理を行うことが難しいばかりではなく、実際には所定のエリアの利用を行った車両のユーザーが、所定のエリアを利用したことはないと虚偽のクレームを行って代金の支払いを不正に免れようとする場合などに、十分な証拠を持って対処することができないなどの問題が起こり得る。
これに対して、本実施形態では、ETCアンテナ14とセンサー15とが組み合わせて使用され、ETCアンテナ14から取得される情報によって車両または車両のユーザーが特定されると共に、センサー15によって検知される情報に基づいて車両の入出場が判断される。したがって、入出場の管理および請求処理を自動化しつつ、車両の入出場を正確に判断することができ、さらに車両または車両のユーザーを正確に特定することができるため、請求漏れや誤請求をなくし、適切なユーザーに対して正しく自動的に請求することができる。また、代金の支払いを不正に免れようとするユーザーに対して適切に対処することができる。
また、サーバー30は、ETCアンテナ14を介して固有情報を取得した時点の前後における所定の時間の範囲内に、車両が所定の位置を通過したことを検知した場合に、車両が所定のエリアに入場または車両が所定のエリアから出場したと判断する。これにより、所定のエリアに対する車両の入出場をより正確に判断して管理することができる。
また、サーバー30は、車両が所定のエリアを入場方向に通過したことを検知した場合、車両が所定のエリアに入場したと判断し、車両が所定のエリアを出場方向に通過したことを検知した場合、車両が所定のエリアから出場したと判断する。これにより、所定のエリアに対する車両の入場および出場をより正確に判断して管理することができる。
また、サーバー30は、車両が所定のエリアに入場した時刻と、所定のエリアから出場した時刻に基づいて車両の所定のエリアにおける利用時間または利用回数を算出し、算出された利用時間または利用回数と、料金表とに基づいて、所定のエリアにおいて車両または車両のユーザーに課される代金を算出する。サーバー30は、ETC車載器40から取得した固有情報を用いて当該代金をユーザーに請求する。これにより、正確に判断された入出場の時刻に基づいて、所定のエリアにおいて車両または車両のユーザーに課される代金を正確かつ容易に算出できると共に、当該代金をユーザーに対して確実に請求することができる。
また、サーバー30は、車両の近接を電磁的に検知する複数のループコイルによる検知結果に基づいて車両の通過を検知する。これにより、簡単な構成によって車両の動きを正確に検知できる。
また、サーバー30は、所定の位置を撮影範囲に含むカメラによって撮影された画像の解析結果に基づいて車両の通過を検知する。これにより、簡単な構成によって車両の動きを正確に検知できる。
また、サーバー30は、所定の位置を検知範囲に含む光学センサーによる検知結果に基づいて車両の通過を検知する。これにより、簡単な構成によって車両の動きを正確に検知できる。
また、サーバー30は、ETCアンテナ14を介して固有情報を取得した際に、車両の動きを検知する処理を開始し、固有情報を取得してから所定のタイムアウト時間が経過した場合、または、車両が所定の位置を通過することを検知した場合、車両の動きを検知する処理を停止する。これにより、ETCアンテナ14によって固有情報が取得された際に、車両の動きを検知するため、常に車両の動きを検知する必要がなくなり、車両の動きを検知するための電力や処理リソースを節約できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲内において、種々の変更や改良等が可能である。
たとえば、上記の実施形態においては、出場情報を記憶した車両について、所定のエリアにおいて車両または車両のユーザーに課される代金を算出し、算出された代金をユーザーに請求する例について説明したが、これに限定されない。たとえば、車両が所定のエリアに入場したことが判断された場合に、代金をユーザーに請求してもよい。これにより、たとえば、料金が予め決まっている月極の駐車場料金や入場料等を確実かつ効率的に請求することができる。また、所定のエリアにおいて車両または車両のユーザーに課される代金として、所定のエリアにおいてユーザーが購入した商品またはサービスの対価をユーザーに請求してもよい。この場合、サーバー30は、商品やサービスを販売するためのシステムからユーザーが購入した金額を取得して、取得した金額をユーザーに請求する。これにより、たとえば、ドライブスルー型の店舗等において販売された商品やサービスの対価を、確実かつ効率的にユーザーに請求することができる。
また、上述した実施形態に係るシステム1の処理は、上述したフローチャートのステップ以外のステップを含んでもよく、あるいは、上述したステップのうちの一部を含まなくてもよい。また、ステップの順序は、上述した実施形態に限定されない。さらに、各ステップは、他のステップと組み合わされて一つのステップとして実行されてもよく、他のステップに含まれて実行されてもよく、複数のステップに分割されて実行されてもよい。たとえば、図11のフローチャートでは、ステップS201の取得処理が行われてからステップS202の検知処理が行われる例について説明したが、これに限定されず、ステップS202の検知処理が先に行われるようにしてもよい。この際、車両が入出場ゲートを通過したことが検知されてから、所定の時間内に車両から固有情報が取得されない場合、サーバー30は、路側機10と通信してETCアンテナ14による固有情報の取得処理を停止させてもよい。あるいは、車両が入出場ゲートを通過したことが検知されてから、所定の時間内に車両から固有情報が取得された場合にも、サーバー30は、路側機10と通信してETCアンテナ14による固有情報の取得処理を停止させてもよい。これにより、車両の入出場ゲートの通過が検知された際に、ETCアンテナ14による固有情報の取得が行われるため、常にETCアンテナ14による取得処理を行う必要がなくなり、電力や処理リソースを節約できる。
また、システム1が有する路側機10、情報端末20、サーバー30、ETC車載器40、および決済システム50の各構成は、それぞれ上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
また、各構成が有する機能は、他の構成によって実現されてもよい。たとえば、上記の実施形態では、サーバー30が入出場判断処理を実行する例について説明したが、入出場判断処理の一部を、路側機10が実行してもよい。この場合、路側機10も含めて入出場管理システムが構成される。
また、路側機10、情報端末20、サーバー30、ETC車載器40、および決済システム50は、それぞれ複数の装置によって構成されてもよく、あるいは単一の装置によって構成されてもよい。
また、上述した実施形態に係るシステム1の各装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記のプログラムは、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記のプログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、システム1の各装置の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 システム、
10 路側機、
11 制御部、
12 記憶部、
13 通信部、
14 ETCアンテナ、
15 センサー、
20 情報端末、
21 制御部、
22 記憶部、
23 通信部、
24 表示部、
25 操作受付部、
30 サーバー、
31 制御部、
32 記憶部、
33 通信部、
311 取得部、
312 検知部、
313 判断部、
314 請求部、
315 算出部、
40 ETC車載器、
41 制御部、
42 記憶部、
43 通信部、
44 カード受付部、
45 出力部、
50 決済システム、
51 制御部、
52 記憶部、
53 通信部。

Claims (12)

  1. 所定の範囲に位置する車両に設置された車載器の固有情報および前記車載器に挿入されたETCカードの固有情報の少なくとも一方を取得する取得部と、
    前記車両の動きを検知する検知部と、
    前記検知部によって、前記車両が所定の位置を所定の方向に通過したことが検知された場合、前記車両が管理区域に入場または前記車両が前記管理区域から出場したと判断する判断部と、
    前記判断部による入場または出場に関する判断結果に基づいて、前記車載器から取得した前記固有情報を用いて、前記管理区域において前記車両または前記車両のユーザーに課される代金を請求する請求部と、
    を有する入出場管理システム。
  2. 前記判断部は、前記取得部によって前記固有情報が取得された時点の前後における所定の時間の範囲内に、前記検知部によって前記車両が前記所定の位置を通過したことが検知された場合に、前記車両が管理区域に入場または前記車両が前記管理区域から出場したと判断する請求項1に記載の入出場管理システム。
  3. 前記判断部は、前記検知部によって前記車両が前記管理区域に入場する方向である入場方向に通過したことが検知された場合、前記車両が前記管理区域に入場したと判断し、前記検知部によって前記車両が前記管理区域から出場する方向である出場方向に通過したことが検知された場合、前記車両が前記管理区域から出場したと判断する請求項1または2に記載の入出場管理システム。
  4. 前記車両が前記管理区域に入場した時刻と、当該車両が前記管理区域から出場した時刻に基づいて前記車両の前記管理区域における利用時間または利用回数を算出する算出部をさらに有し、
    前記請求部は、前記算出部によって算出された前記利用時間または前記利用回数と、料金表とに基づいて、前記管理区域において前記車両または前記車両のユーザーに課される代金を算出し、前記車載器から取得した前記固有情報を用いて当該代金をユーザーに請求する請求項3に記載の入出場管理システム。
  5. 前記請求部は、前記判断部によって前記車両が前記管理区域に入場したことが判断された場合、前記管理区域によってあらかじめ設定された料金を、前記車載器から取得した前記固有情報を用いてユーザーに請求する請求項3に記載の入出場管理システム。
  6. 前記請求部は、前記管理区域において、前記管理区域で購入された商品またはサービスの対価を、前記車載器から取得した前記固有情報を用いてユーザーに請求する請求項1~5のいずれか一項に記載の入出場管理システム。
  7. 前記検知部は、前記車両の近接を電磁的に検知する複数のループコイルによる検知結果に基づいて前記車両の通過を検知する請求項1~6のいずれか一項に記載の入出場管理システム。
  8. 前記検知部は、前記所定の位置を撮影範囲に含むカメラによって撮影された画像の解析結果に基づいて前記車両の通過を検知する請求項1~7のいずれか一項に記載の入出場管理システム。
  9. 前記検知部は、前記所定の位置を検知範囲に含む光学センサーによる検知結果に基づいて前記車両の通過を検知する請求項1~8のいずれか一項に記載の入出場管理システム。
  10. 前記検知部は、前記取得部によって前記固有情報が取得された際に、前記車両の動きを検知する処理を開始し、前記取得部によって前記固有情報が取得されてから所定のタイムアウト時間が経過した場合、または、前記車両の動きが検知された場合、前記車両の動きを検知する処理を停止する請求項1~9のいずれか一項に記載の入出場管理システム。
  11. 前記取得部は、前記検知部によって前記車両の動きが検知された際に、前記車両の前記固有情報を取得する処理を開始し、前記検知部によって前記車両の動きを検知する処理が完了してから所定のタイムアウト時間が経過した場合、または、前記固有情報が取得された場合、前記固有情報を取得する処理を停止する請求項1~10のいずれか一項に記載の入出場管理システム。
  12. 所定の範囲に位置する車両に設置された車載器の固有情報および前記車載器に挿入されたETCカードの固有情報の少なくとも一方を取得する取得ステップと、
    前記車両の動きを検知するセンサーからの情報に基づいて前記車両の動きを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにおいて、前記車両が所定の位置を所定の方向に通過したことが検知された場合、前記車両が管理区域に入場または前記車両が前記管理区域から出場したと判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおける入場または出場に関する判断結果に基づいて、前記車載器から取得した前記固有情報を用いて、前記管理区域において前記車両または車両のユーザーに課される代金をユーザーに請求する請求ステップと、
    を含む処理をコンピューターに実行させるための入出場管理プログラム。
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