JP2023164774A - フック積層体、フック部材、及びおむつ - Google Patents

フック積層体、フック部材、及びおむつ Download PDF

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Abstract

【課題】視覚情報を視認できる場面を拡大することができるフック積層体、フック部材、及びおむつを提供する。【解決手段】フック積層体は、対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結するフック積層体であって、ベース部、及びベース部の一方の主面から突出するフック部を有するフック部材と、フック部材のベース部の他方の主面に積層される下地材と、を備え、ベース部と下地材との間には、インク層が形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、フック積層体、フック部材、及びおむつに関する。
従来のフック積層体として、特許文献1に記載されたものが知られている。このフック積層体は、おむつに取り付けられており、おむつの一部と重ね合わせられることで当該部分に連結される。フック積層体がフック部を介しておむつの一部に連結されている状態のときに、観察者が外部から所定の視覚情報をフック積層体から視認できるようになっている。
特開2002-17778号公報
ここで、フック積層体を用いる場合において、所定の視覚情報を様々な場面で観察者に対して視認できるようにすることが求められる場合がある。すなわち、フック積層体がおむつなどの対象物に連結している場面以外でも、フック積層体を用いて所定の視覚情報を伝達することが求められる。
従って、本発明は、視覚情報を視認できる場面を拡大することができるフック積層体、フック部材、及びおむつを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るフック積層体は、対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結するフック積層体であって、ベース部、及びベース部の一方の主面から突出するフック部を有するフック部材と、フック部材のベース部の他方の主面に積層される下地材と、を備え、ベース部と下地材との間には、インク層が形成される。
本発明の一態様に係るフック部材は、対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結するフック部材であって、ベース部と、ベース部の一方の主面から突出するフック部と、を有し、ベース部の他方の主面には、インク層が形成される。
本発明の一態様に係るおむつは、上述のフック積層体、または上述のフック部材を備える。
本発明によれば、視覚情報を視認できる場面を拡大することができるフック積層体、フック部材、及びおむつを提供することができる。
本発明の実施形態に係るフック積層体を採用したおむつを示す斜視図である。 フック積層体の拡大断面図である。 フック積層体の拡大断面図である。 図4(a)は、図2に係るフック積層体の構造を有するサンプルを、フック部側から見たときの写真であり、図4(b)は、図3に係るフック積層体の構造を有するサンプルを、フック部側から見たときの写真である。 おむつを廃棄するときの作業手順の一例を示す図である。 おむつを廃棄するときの作業手順の一例を示す図である。 変形例に係るフック積層体及びおむつを示す図である。 変形例に係るフック積層体及びおむつを示す図である。 変形例に係るフック積層体及びおむつを示す図である。 変形例に係るフック積層体及びおむつを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るフック積層体を採用したおむつ1を示す斜視図である。おむつ1は、腹側から背側にかけて着用者の股部をシート状の本体部2で覆う部材である。それにより、おむつ1は、着用者の股部から排出された対象物の吸収、及び漏れ防止を行う。なお、おむつ1の対象物は、水分、固形物、半固形物などであり、例えば尿や便などが挙げられる。
おむつの本体部2は、バックシートと、バックシートの内側に積層された液体透過性のトップシートと、バックシートとトップシートとの間に収容された液体吸収性の高分子吸収体を含む吸収層とを有する。本体部2は、腹側縁部11と、背側縁部12と、一対の股側縁部13A,13Bと、吸収領域14と、を備える。腹側縁部11は、着用者の腹側に配置される帯状の部分である。背側縁部12は、着用者の背側に配置される帯状の部分である。本実施形態のおむつ1はオープン型のおむつであるため、腹側縁部11及び背側縁部12は、互いに分離されている。背側縁部12の横側の端部12a,12bには、本実施形態に係るフック積層体50A,50Bがそれぞれ設けられている。フック積層体50Aは、腹側縁部11の横側の端部11a付近の領域に接合される。フック積層体50Bは、腹側縁部11の横側の端部11b付近の領域に接合される。
着用者がおむつ1を装着するときは、腹側縁部11が着用者の腹側の部位に巻かれ、背側縁部12が着用者の背中側の部位に巻かれ、フック積層体50A,50Bを介して腹側縁部11と背側縁部12とが固定される。股側縁部13A,13Bは、腹側縁部11と背側縁部12との間で延びる縁部である。股側縁部13A,13Bは、着用者の内股部付近の脚部付近に配置される。股側縁部13A,13Bには伸縮可能な加工が施されている。
次に、図2を参照して、フック積層体50について説明する。なお、「フック積層体50」と述べた場合、フック積層体50Aとフック積層体50Bとを区別することなく説明しているものとする。図2は、フック積層体50の拡大断面図である。
フック積層体50は、対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結する積層体である。フック積層体50がおむつ1に適用された場合、対象物はおむつ1の本体部2の表面、すなわちバックシートやトップシートなどとなる。これらの対象物は不織布などである。フック積層体50は、フック部材51と、下地材54と、を備える。すなわち、フック積層体50は、フック部材51と下地材54とを積層することによって構成される積層体である。
フック部材51は、対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結する部材である。フック部材51は、ベース部52と、フック部53と、を備える。なお、ベース部52及びフック部53は、同一材料によって一体的に形成されてよい。フック部材51の材料として、例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン等のポリオレフィンホモポリマー、エチレン、プロピレン、及び/又はブチレンのコポリマー、エチレンビニルアセテート及びアクリル酸エチレン等のエチレンを含有するコポリマー、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリエチレンブチラート及びポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)等のポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリ(ビニルアルコール)、ポリエーテルエーテルケトン等のケトン、ポリフェニレン硫化物、並びにそれらの混合物が挙げられる。典型的には、ポリオレフィンで作製される(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、エチレンコポリマー、プロピレンコポリマー、ブチレンコポリマー、並びにこれらの材料のコポリマー及びブレンド)を採用してよい。また、フック部材51は、後述のインク層による視覚情報を視認し易い色とすることが好ましい。なお、フック部材51の色と、インク層の色との組合わせによって、意匠性を向上することもできる。
ベース部52は、フック部材51の基材となるシート状の部材である。ベース部52は、主面52a、及び反対側の主面52bを有する。ベース部52の厚みは特に限定されないが、25~400μm、より好ましくは50~250μmに設定されてよい。ベース部52の厚みを当該下限値以上とすることで、フック部材51を利用する上での十分な強度を確保できる。また、ベース部52の厚みを当該上限値以下とすることで、フック部材51の曲げ易さを担保でき、後述のインク層による視覚情報を視認し易くなる。
フック部53は、ベース部52の一方の主面52aから突出する部材である。フック部53は、例えば連結の対象物が不織布の場合、繊維の間に入り込むと共に係合することで、不織布と連結することができる。なお、図2では省略されているが、フック部53の先端には、対象物と係合するためのフック形状が形成されている。フック部53の密度は1pin/mm~50pin/mmに設定されてよく、より好ましくは2~20pin/mmに設定されてよい。フック部53の高さは、50μm~500μmに設定されてよい。
下地材54は、フック部材51のベース部52の他方の主面52bに積層される部材である。下地材54は、ベース部52を覆うように広がるシート状の部材である。下地材54は、例えば、不織布、布、編物、織物、サテン生地、ガーゼ、起毛されたもの、フィルム、これらの複合材料などの材料によって構成されてよい。ベース部52の厚みは特に限定されないが、25~400μm、より好ましくは50~250μmに設定されてよい。下地材54は、接合層56によってベース部52の主面52bに接合されている。接合層56は、例えば粘着剤、接着剤などの接着層がある場合のほか、超音波融着や熱融着などによる溶融層、エンボスなどの機械的接合による嵌合層、又は、それらの組み合わせによって構成されてよい。接合層56の厚みは特に限定されないが、0μm以上且つ1000μm以下、500μm以下、より好ましくは300μm以下に設定されてよい。
ベース部52と下地材54との間には、インク層57が形成される。インク層57は、文字、記号、図形、模様などの視覚的に認識可能な視覚情報を形成する層である。インク層57によって形成された視覚情報は、フック部材51を介して、フック積層体50の外部から視認可能である。観察者は、ベース部52の主面52a側から、インク層57による視覚情報を視認することができる。
図1に示す例においては、インク層57は、ベース部52の他方の主面52bに形成される。すなわち、インク層57は、ベース部52の主面52b上に直接配置される。インク層57は、ベース部52の主面52bにインクを印刷することによって形成される。インク層57の厚みは特に限定されないが、接合層56の厚みよりも薄く設定されている。インク層57がベース部52に直接形成される場合、図4(a)の写真に示すように、フック部53側から見たときのインク層57による視覚情報が鮮明に確認できる。
なお、インク層57は、ベース部52と下地材54との間に形成されていればよく、どのように形成されているかは特に限定されない。例えば、図3に示すように、インク層57が下地材54の表面に形成されてもよい。ただし、この場合、インク層57による視覚情報は、接合層56を介して視認されるため、図4(b)に示すように、図4(a)に比して視認性が低下する。
ここで、インク層57のインクの種類は特に限定されない。インク層57のインクとして、色を示すだけの通常のインクが用いられてもよいし、特殊な機能を有するインクが用いられてもよい。例えば、インク層57は、温度で色が変化する感温インクによって形成されてよい。あるいは、インク層57は、圧力で色が変化する感圧インクによって形成されてもよい。
次に、インク層57がどのような視覚情報を表示するかについて説明する。
インク層57は、おむつ1を着用者にはかせる際に、作業者に視認させる情報を表示してよい。例えば、インク層57は、フック部材51をフック部53側から作業者が見たときに、おむつ1をはかせる作業にとって有用な視覚情報を表示してよい。または、また、インク層57は、おむつを着用者から脱がせる際に、作業者に視認させる情報を表示してよい。例えば、おむつ1をはかせるときや脱がせるときに、フック積層体50に作業内容や注意事項などが表示されてよい。
例えば、インク層57は、おむつ1を脱がせる際に、おむつ1の廃棄に有用な視覚情報を表示してよい。例えば、図5では、フック積層体50A,50Bのフック面50aに、廃棄時の操作を案内するマークとして「B」「A」が表示されている。すなわち、おむつ1の本体部2を丸めると(図5(a))、本体部2に付された「B」「A」が視認できる(図5(b))。作業者は、フック積層体50A,50Bを広げ(図5(c))、フック面50aに記載されたマークを本体部2のマークに合わせるように連結させる(図5(d))。これにより、使用済みのおむつ1を丸めてフック積層体50A,50Bで固定することができる。
あるいは、おむつ1の廃棄時に背側縁部12を重ね合わせる作業に有用な視覚情報が表示されてよい。例えば、図6では、フック積層体50A,50Bのフック面50aに、廃棄時の操作を案内するマークとして「Q」「P」が表示されている(図6(a))。また、丸められた本体部2にも「P」「Q」のマークが付され(図6(a))、背側縁部12にも「Q」「P」のマークが付されている(図6(b))。「P」のマークを有するフック積層体50Bを本体部2の「P」のマークに合わせるように連結させる(図6(c))。そして、連結済みのフック積層体50B付近の背側縁部12の「Q」のマークに対して、「Q」のマークを有するフック積層体50Aを合わせて連結させる(図6(d))。これにより、使用済みのおむつ1を丸めてフック積層体50A,50Bで固定することができる。
また、インク層57は、おむつ1を着用者にはかせる際や、脱がせる際に、娯楽性を高めるような視覚情報を表示してよい。娯楽性を高める視覚情報として、次のようなものを採用してよい。例えば、複数のおむつ1の中でごく希に登場するようなパターンを表示することで、くじ引きのようなゲーム性を持たせてよい。その他、左右のフック積層体50A,50Bで互いに異なる言葉をランダムで出現させることで、左右で言葉合わせゲームをできるような視覚情報を表示してよい。また、漫画などを表示してよい。
インク層57は、おむつ1を着用者にはかせる際や、脱がせる際に、意匠性を高めるような視覚情報を表示してよい。意匠性を高める視覚情報として、次のようなものを採用してよい。例えば、インク層57によって形成される第1印刷面と、おむつ1においてフック積層体50と隣接するおむつ1の第2印刷面とが、連結して図柄を構成してよい。また、フック積層体50は、おむつ1の本体部2に接合される接合領域E2と、おむつ1の本体部2から突出する突出領域E1と、を備える(図7参照)。フック積層体50の突出領域E1においてインク層57によって形成される図柄と、おむつ1において突出領域E1と隣接する部分の図柄とは、互いに連結して図柄を構成してよい。なお、フック積層体50の接合領域E2は、おむつ1の本体部2を構成するシート材に埋め込まれるように接合されてよいし、シート材から露出するようにシート材の表面に接合されてよい。接合領域E2がおむつ1の本体部2に埋め込まれている場合、第2印刷面F2はおむつ1のシート材の表面によって構成されてよいし、フック積層体50の接合領域E2であってよい。接合領域E2を第2印刷面F2とする場合、図柄は、おむつ1のシート材から透けて見える。接合領域E2がおむつ1のシート材から露出するようにシート材の表面に接合される場合、接合領域E2が第2印刷面F2となる。
例えば、図7に示す構造を作用してよい。図7(a)に示すように、フック積層体50は、インク層57によって形成される第1印刷面F1と、おむつ1においてフック積層体50と隣接するおむつ1の第2印刷面F2とが、連結してペンギンの図柄を構成する。第2印刷面F2の図柄の領域は、接合領域E2と同じ領域となっている。図7(b)に示すように、当該図柄は、フック積層体50を突出領域E1と接合領域E2との間で折り曲げると、ペンギンがお辞儀をしたような図柄となる。なお、図柄は特に限定されず、お辞儀をする他の動物や人物の図柄であってもよい。
例えば、図8に示す構造を採用してよい。図8では、おむつ1の本体部2の第2印刷面F2が、フック積層体50の第1印刷面F1を視認する側の面2aとは反対側の面2b(装着時に外部に露出する面)となっている。具体的に、図8(a)に示すように、本体部2の外側の面2bには、使用者の背中側に熊の本体の図柄が描かれており、且つ、腹側へ長い腕を伸ばしている図柄が描かれている。図8(b)に示すように、フック積層体50の突出領域E1の第1印刷面F1には、熊の手の平の図柄が描かれている。なお、フック積層体50の突出領域E1自体も、熊の手の形状に形成されている。これに対し、図8(c)に示すように、フック積層体50の第1印刷面F1の裏側の第3印刷面F3には、熊の手の甲の図柄が描かれている(熊の手の甲の色に着色されている)。更に、フック積層体50と隣接するおむつ1の第2印刷面F2には、第1印刷面F1の図柄、及び第3印刷面F3のと連続する形で熊の腕の図柄が描かれている。すなわち、フック積層体50の突出領域E1においてインク層57によって形成される図柄と、おむつ1において突出領域E1と隣接する部分の図柄とは、互いに反対面に形成されているが、互いに連結して図柄を構成してよい。以上より、熊が、お腹に手を伸ばして、手の平でお腹を抱えるような図柄が完成する。なお、図柄は特に限定されず、他の動物や人物が手を伸ばしている図柄であってもよい。
例えば、図9に示す構造を採用してよい。図9(a)(b)は図柄を描いたおむつ1を示し、図9(c)(d)は図柄を描く前のおむつ1を示す。図9(a)に示すように、おむつ1の使用前においては、おむつ1全体が牛の顔に見えるような図柄が描かれている。フック積層体50の突出領域E1の第1印刷面F1には牛の角の図柄が描かれている。フック積層体50の第1印刷面F1を視認する側の面2aにおいて、フック積層体50の突出領域E1と隣接する第2印刷面F2には、角の付け根の図柄が描かれている。また、図9(b)に示すように、おむつ1の使用後、廃棄のためにおむつ1を巻き取った状態においては、牛の体の模様に見えるような図柄が描かれている。このとき、フック積層体50の第1印刷面F1の裏側の第3印刷面F3には、牛の体の模様の図柄が描かれている。
また、図10に示す構造を採用してよい。図10では、おむつ1をフック積層体50で止めることで、変身ベルトの図柄が完成するような構造を有している。図10(a)に示すように、フック積層体50の突出領域E1の第1印刷面F1には、「へん」「しん」という文字を示す図柄が示されている。おむつ1の本体部2の腹部に対応する箇所には、変身ベルトの正面側の図柄が描かれている。図10(b)に示すように、フック積層体50の第1印刷面F1の裏側の第3印刷面F3には、変身ベルトのベルト部の一部の図柄が描かれている。フック積層体50をおむつ1の本体部2に止めることにより、本体部2の正面側の図柄と連結し、変身ベルトの図柄が完成する。
次に、本実施形態に係るフック積層体50の作用・効果について説明する。
本実施形態に係るフック積層体50は、対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結するフック積層体50であって、ベース部52、及びベース部52の一方の主面52aから突出するフック部53を有するフック部材51と、フック部材51のベース部52の他方の主面52bに積層される下地材54と、を備え、ベース部52と下地材54との間には、インク層57が形成される。
このフック積層体50によれば、ベース部52と下地材54との間には、インク層57が形成される。すなわち、使用者は、下地材54の反対側、すなわちフック部53が形成された主面52aから、フック部材51から透けて見えるインク層57を視認することが可能となる。従って、インク層57によって、文字、記号、図形、模様などを形成することで、フック積層体50のフック部53側の面から所定の視覚情報を表示することができる。従って、フック積層体50がおむつ1などの対象物に連結している場面以外でも、フック積層体50を用いて所定の視覚情報を伝達することができる。従って、フック積層体50の視覚情報を視認できる場面を拡大することができる。
インク層57は、ベース部52の他方の主面52bに形成されてよい。この場合、接合層56を介することなくインク層57を視認できるようになるため、インク層57による視覚情報の視認性が向上する。
フック部の密度は1pin/mm~50pin/mmであってよい。この場合、対象物がおむつ1である場合に、適切な連結力を発揮できる。
インク層57は、おむつ1を着用者にはかせる際に、作業者に視認させる情報を表示してよい。これにより、作業者にとって有用な視覚情報をインク層57によって形成することができる。
インク層57は、おむつ1を着用者から脱がせる際に、作業者に視認させる情報を表示してよい。これにより、作業者にとって有用な視覚情報をインク層57によって形成することができる。
インク層57は、温度で色が変化する感温インクによって形成されてよい。また、インク層57は、圧力で色が変化する感圧インクによって形成されてよい。これにより、インク層57が視覚情報を表示できる場面のバリエーションを増やすことができる。
本実施形態に係るフック部材51は、対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結するフック部材51であって、ベース部52と、ベース部52の一方の主面52aから突出するフック部53と、を有し、ベース部52の他方の主面52bには、インク層57が形成される。
本実施形態に係るおむつ1は、上述のフック積層体50、または上述のフック部材51を備える。
これらのフック部材51及びおむつ1によれば、上述のフック積層体50と同趣旨の作用・効果を得ることができる。
インク層57によって形成される第1印刷面F1と、おむつ1においてフック積層体50と隣接するおむつ1の第2印刷面F2とが、連結して図柄を構成してよい。この場合、本実施形態に係るフック積層体50のインク層57の図柄とおむつ1側の図柄を組み合わせて、おむつ1の意匠性や娯楽性を向上できる。
フック積層体50は、おむつ1の本体部2に接合される接合領域E2と、おむつ1の本体部2から突出する突出領域E1と、を備え、フック積層体50の突出領域E1においてインク層57によって形成される図柄と、おむつ1において突出領域E1と隣接する部分の図柄とは、互いに連結して図柄を構成してよい。この場合、本実施形態に係るフック積層体50のインク層57の図柄とおむつ1側の図柄を組み合わせて、おむつ1の意匠性や娯楽性を向上できる。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、フック積層体の適用対象は、おむつに限定されず、フック積層体を用いて対象物との接合を行うものであれば適宜採用可能である。例えば、フック積層体は、衣類、バッグなどの製品、その他ヘッドレストカバーなどに採用されてもよい。
1…おむつ、50…フック積層体、51…フック部材、52…ベース部、53…フック部、54…下地材、57…インク層。

Claims (11)

  1. 対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結するフック積層体であって、
    ベース部、及び前記ベース部の一方の主面から突出するフック部を有するフック部材と、
    前記フック部材の前記ベース部の他方の主面に積層される下地材と、を備え、
    前記ベース部と前記下地材との間には、インク層が形成される、フック積層体。
  2. 前記インク層は、前記ベース部の前記他方の主面に形成される、請求項1に記載のフック積層体。
  3. 前記フック部の密度は1pin/mm~50pin/mmである、請求項1又は2に記載のフック積層体。
  4. 前記インク層は、おむつを着用者にはかせる際に、作業者に視認させる情報を表示する、請求項1~3の何れか一項に記載のフック積層体。
  5. 前記インク層は、おむつを着用者から脱がせる際に、作業者に視認させる情報を表示する、請求項1~4の何れか一項に記載のフック積層体。
  6. 前記インク層は、温度で色が変化する感温インクによって形成される、請求項1~5の何れか一項に記載のフック積層体。
  7. 前記インク層は、圧力で色が変化する感圧インクによって形成される、請求項1~5の何れか一項に記載のフック積層体。
  8. 対象物と重ね合わせられることで当該対象物と連結するフック部材であって、
    ベース部と、
    前記ベース部の一方の主面から突出するフック部と、を有し、
    前記ベース部の他方の主面には、インク層が形成される、フック部材。
  9. 請求項1~7の何れか一項に記載のフック積層体、または請求項8に記載のフック部材を備えるおむつ。
  10. 前記インク層によって形成される第1印刷面と、前記おむつにおいて前記フック積層体と隣接する前記おむつの第2印刷面とが、連結して図柄を構成する、請求項9に記載のおむつ。
  11. 前記フック積層体は、前記おむつの本体部に接合される接合領域と、前記おむつの前記本体部から突出する突出領域と、を備え、
    前記フック積層体の前記突出領域において前記インク層によって形成される図柄と、前記おむつにおいて前記突出領域と隣接する部分の図柄とは、互いに連結して図柄を構成する、請求項9または10に記載のおむつ。
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