JP6949805B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
乳幼児の育児や成人の介護のみならず、ペットの飼育においても、液体を吸収する吸収体を有する使い捨ておむつが用いられている。特許文献1には、吸収性物品1が水分と接触すると視覚的に変化する塗膜2を備え、吸収性物品1を交換する者は、タイミングを誤ることなく交換する方法が記載されている。
特開2006−341020号公報
しかしながら、おむつ交換は、保護者や介護者にとって、憂鬱であったり、嫌悪感を抱いたりすることがあり、特許文献1のように「ママおむつ替えて」の文字を備えた吸収性物品1を視認すると、吸収性物品1の交換を強制されているように感じてしまい、吸収性物品1の交換に対してさらにネガティブな感情を抱く恐れがあった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、着用者や動物の世話をする使用者に、吸収性物品の交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
展開状態において、
互いに直交する縦方向と左右方向と厚さ方向とを有し、
前記縦方向の一方側に設けられた腹側胴回り部と、
前記縦方向の他方側に設けられた背側胴回り部と、
前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部との間に設けられた股下部と、を有し、
前記左右方向の中央部に設けられた吸収体を備えた吸収性物品であって、
使用者に対してポジティブな感情を引き起こす感情表示、着用者若しくは動物に対する肌の触れ合いを前記使用者に促す触れ合い表示、又は、前記着用者若しくは動物が排尿したという事実のみを伝える文字列による排尿表示 の少なくとも1つの表示を有し、
水分と接触すると色が変化するインジケーターを有し、
前記インジケーターが変色していない状態より、前記インジケーターが変色した状態の方が、前記少なくとも1つの表示を視認しやすく、
前記少なくとも1つの表示は、水分と接触すると色が変化し、
前記縦方向に沿った直線形状の前記インジケーターを有し、
前記少なくとも1つの表示は、前記縦方向において、前記直線形状の前記インジケーターよりも、前記股下部から遠い位置に配置されていることを特徴とする吸収性物品である。
また、上記目的を達成するための他の主たる発明は、
展開状態において、
互いに直交する縦方向と左右方向と厚さ方向とを有し、
前記縦方向の一方側に設けられた腹側胴回り部と、
前記縦方向の他方側に設けられた背側胴回り部と、
前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部との間に設けられた股下部と、を有し、
前記左右方向の中央部に設けられた吸収体を備えた吸収性物品であって、
使用者に対してポジティブな感情を引き起こす感情表示、着用者若しくは動物に対する肌の触れ合いを前記使用者に促す触れ合い表示、又は、前記着用者若しくは動物が排尿したという事実のみを伝える文字列による排尿表示の少なくとも1つの表示を有し、
水分と接触すると色が変化するインジケーターを有し、
前記インジケーターは、水分と接触して呈色反応を示す指示薬を含むホットメルト接着剤で形成されており、
前記インジケーターが変色していない状態より、前記インジケーターが変色した状態の方が、前記少なくとも1つの表示を視認しやすく、
前記少なくとも1つの表示は、前記ホットメルト接着剤が塗布されていない白抜き表示で設けられており、
前記縦方向に沿った直線形状の前記インジケーターを有し、
前記白抜き表示は、前記縦方向において、前記直線形状のインジケーターよりも、前記股下部から遠い位置に配置されていることを特徴とする吸収性物品である。
本発明によれば、着用者や動物の世話をする使用者に、吸収性物品の交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる 。
図1は、おむつ1の展開かつ伸長させた状態の肌側平面図である。 図2は、おむつ1の展開かつ伸長させた状態の非肌側平面図である。 図3は、包装材から取り出した状態のおむつ1を腹側から見た図である。 図4Aは、着用者が新しいおむつ1を着用した直後の状態について説明する図である。図4Bは、着用者が使用後のおむつ1を着用した状態について説明する図である。 図5は、感情表示、触れ合い表示及び排尿表示の例について説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
展開状態において、互いに直交する縦方向と左右方向と厚さ方向とを有し、前記縦方向の一方側に設けられた腹側胴回り部と、前記縦方向の他方側に設けられた背側胴回り部と、前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部との間に設けられた股下部と、を有し、前記左右方向の中央部に設けられた吸収体を備えた吸収性物品であって、使用者に対してポジティブな感情を引き起こす感情表示、着用者若しくは動物に対する肌の触れ合いを前記使用者に促す触れ合い表示、又は、前記着用者若しくは動物が排尿したという事実のみを伝える文字列による排尿表示 の少なくとも1つの表示を有し、前記吸収性物品を包装材から取り出した状態より、前記吸収性物品を交換するときの方が、前記少なくとも1つの表示を視認しやすいことを特徴とする吸収性物品である。
このような展開型吸収性物品によれば、着用者や動物の世話をする使用者に、吸収性物品の交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる 。
かかる吸収性物品であって、前記着用者は、感情を言葉で表現できない者であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、感情を言葉で表現できない着用者が使用者に対してネガティブな感情を抱かせてしまう場合があるところ、感情表示、触れ合い表示、又は、排尿表示の少なくとも1つを使用者が見ると、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記感情表示及び前記触れ合い表示 は、文字列であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、「文字」として感情表示及び触れ合い表示を読んだ使用者は、前頭前野が活性化されて、感情をコントロールしやすくなり、使用者におむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる 。
かかる吸収性物品であって、前記感情表示は、感謝の気持ち を示していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、感謝の気持ちを示す表示を見た使用者は、ポジティブな印象を抱きやすくなり、使用者におむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記感情表示は、ありがとうという文字を含むことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、「ありがとう」の表示を見た使用者は、ポジティブな印象を抱きやすくなり、使用者におむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記背側胴回り部の前記左右方向の側端部にそれぞれファスニングテープが設けられており、前記少なくとも1つの表示は、前記腹側胴回り部に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、腹側胴回り部は背側胴回り部よりも使用者は視認しやすく、且つ、使用者が着用者の顔を視認しやすい状態において、感情表示、触れ合い表示、又は、排尿表示の少なくとも1つを示すことで、使用者は、実際に着用者からそれを言われているように感じやすくなり、使用者に、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記ファスニングテープの係止部を、前記腹側胴回り部に係止することによって、前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部とが連結されて、胴回り開口部と、一対の脚回りが形成された着用状態において、前記少なくとも1つの表示は、前記ファスニングテープより下側に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、使用者は、着用状態から吸収性物品の交換する、ファスニングテープの係止を外す際及び着用状態の排尿の有無を確認する際においてに、 腹側胴回り部に設けられた感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示を視認しやすくなり、使用者に、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、水分と接触すると色が変化するインジケーター部を有し、前記少なくとも1つの表示は、前記インジケーター部の一部であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、インジケーターの色の変化を見た使用者に対して、おむつを交換していない状態にさせたことについて自責の念を抱かせる恐れを軽減し、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、水分と接触すると色が変化するインジケーター部を有し、前記少なくとも1つの表示は、前記インジケーター部で囲まれた部分に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性物品を包装材から取り出した状態より、吸収性物品を交換するときの方が、感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示を視認しやすくなるため、インジケーターの色の変化を見た使用者に対して、おむつを交換していない状態にさせたことについて自責の念を抱かせる恐れを軽減し、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、非肌側から視認可能な図柄を有し、前記インジケーター部と前記図柄が、前記厚さ方向において重ならないことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、インジケーター部にある感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示を着用者が読みやすくなることで、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記少なくとも1つの表示は、前記左右方向に沿って並んでいることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、股下部から上方向に向かってインジケーター部の色の変化が生じるため、感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示の文字を左右方向に沿って並べることで、色の変化を全体的に同じタイミングで生じさせやすくなり、使用者が感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示の文字を読みやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記インジケーター部は、直線部を備え、前記直線部は、前記股下部から前記腹側胴回り部に向かって前記縦方向に沿っており、前記少なくとも1つの表示の前記左右方向の長さは、前記直線部の前記左右方向の長さより長いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、股下部から上方向に向かってインジケーター部の色の変化が生じるため、直線部の左右方向の長さより感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示の左右方向の長さを長くすることで、色の変化を全体的に同じタイミングで生じさせやすくして、使用者が視認しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記背側胴回り部の前記左右方向の側端部にそれぞれファスニングテープが設けられており、前記少なくとも1つの表示が、前記ファスニングテープに設けられており、前記包装材から取り出した状態において、前記少なくとも1つの表示が視認不能に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、使用者は、吸収性物品の交換する、ファスニングテープの係止を操作する際に、ファスニングテープに設けられた感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示を視認しやすくなり、使用者に、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、一対の前記ファスニングテープは、それぞれ異なる図柄又は文字を備えた前記少なくとも1つの表示を有している
ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、使用者は、異なる表示を見ることができるため、 使用者に対して、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象をより抱かせにくくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記背側胴回り部の前記左右方向の側端部にそれぞれファスニングテープが設けられており、前記腹側胴回り部には、前記感情表示、前記触れ合い表示、又は前記排尿表示から選択された第1表示が設けられており、前記ファスニングテープには、前記感情表示、前記触れ合い表示、又は前記排尿表示のうち前記第1表示を除いて選択された第2表示が設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、使用者は、異なる表示を見ることができるため、 使用者に対して、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象をより抱かせにくくすることができる。
第1吸収性物品及び第2吸収性物品を有する吸収性物品群であって、前記第1吸収性物品及び前記第2吸収性物品は、上記に記載の吸収性物品であり、前記第1吸収性物品は、生後0〜2ヵ月の乳児が着用可能な大きさであり、前記第2吸収性物品は、生後3か月〜6ヶ月の乳児が着用可能な大きさであり、前記第1吸収性物品の前記少なくとも1つの表示は、前記触れ合い表示を含まず、前記第2吸収性物品の前記少なくとも1つの表示は、前記触れ合い表示を含むことを特徴とする吸収性物品群である。
このような吸収性物品群によれば、肌の触れ合いに対する反応を示しにくい生後0〜2ヵ月の乳児が着用する第1吸収性物品には、触れ合い表示ではなく、他の表示を行い、肌の触れ合いに対する反応(笑み)を示しやすい生後3か月〜6ヶ月の乳児が着用する第2吸収性物品には、触れ合い表示を表示することで、第1吸収性物品では、触れ合いを行った乳児からの反応がないことに対して使用者が感じる不安を軽減させ、且つ、第2吸収性物品では、実際の触れ合いによる喜びを使用者が感じやすくなり、着用者に応じた表示を視認した使用者が、おむつ交換という行為に対するネガティブな印象をより抱きにくくなる。
第1吸収性物品及び第2吸収性物品を有する吸収性物品群であって、前記第1吸収性物品及び前記第2吸収性物品は、上記の吸収性物品であり、前記第1吸収性物品は、生後0〜2ヵ月の乳児が着用可能な大きさであり、前記第2吸収性物品は、生後3か月〜6ヶ月の乳児が着用可能な大きさであり、前記第1吸収性物品及び第2吸収性物品は、それぞれ前記背側胴回り部の前記左右方向の側端部にそれぞれファスニングテープを有し、前記第1吸収性物品は、前記腹側胴回り部に前記排尿表示を備え、前記ファスニングテープに前記感情表示を備え、前記第2吸収性物品は、前記腹側胴回り部に前記排尿表示及び前記感情表示を備え、前記ファスニングテープに少なくとも前記触れ合い表示を備えることを特徴とする吸収性物品群である。
このような吸収性物品群によれば、肌の触れ合いに対する反応を示しにくい生後0〜2ヵ月の乳児が着用する第1吸収性物品には、触れ合い表示ではなく、他の表示を行い、肌の触れ合いに対する反応(笑み)を示しやすい生後3か月〜6ヶ月の乳児が着用する第2吸収性物品には、触れ合い表示を表示することで、第1吸収性物品では、触れ合いを行った乳児からの反応がないことに対して使用者が感じる不安を軽減させ、且つ、第2吸収性物品では、実際の触れ合いによる喜びを使用者が感じやすくなり、着用者に応じた表示を視認した使用者が、おむつ交換という行為に対するネガティブな印象をより抱きにくくなる。
===使い捨ておむつ1の構成について===
使い捨ておむつ1は、所謂テープ型(オープンタイプ)の展開型使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ1」とも呼ぶ)である。おむつ1は、自らの感情を言葉で表すことが困難な乳児や介護を要する成人、又は犬や猫等のペットに適している。以下、生後3か月〜6ヶ月の乳児を「着用者」とし、着用者の世話をする保護者、具体的には母親や父親を「使用者」として説明する。
図1は、おむつ1の展開状態かつ伸長状態の肌側平面図である。図2は、おむつ1の展開かつ伸長させた状態の非肌側平面図である。おむつ1の展開状態とは、おむつ1全体を平面的に展開した状態をいう。おむつ1の伸長状態とは、おむつ1に生じていた皺が実質的に視認されなくなる程に伸長させた状態であり、おむつ1を構成する各部材(例えば後述するトップシート3等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまでおむつ1が伸長した状態である。図1及び図2は、おむつ1を包装材(不図示)から取り出して、展開し、且つ伸長させた状態である。
おむつ1は、図1等に示す展開且つ伸長状態において、互いに直交する縦方向、左右方向、及び厚さ方向を有し、長手方向の一方側から、腹側胴回り部1A、股下部1B、背側胴回り部1Cとを並んで有する。なお、縦方向は、「長手方向」ともいう。厚さ方向とは、おむつ1を構成する各部材が積層された方向であり、着用者に接する側を「肌側」といい、その反対側を「非肌側」という。図1等に示すように、おむつ1は、左右対称な形状を有している。図1等において、中心線C−Cは、左右方向の中心であり、中心線CLは、縦方向の中心である。
おむつ1において、腹側胴回り部1Aは、着用者の腹側を覆う腹側部材であり、股下部1Bは、着用者の股下に配置される部材であり、背側胴回り部1Cは、着用者の背側を覆う背側部材である。股下部1Bは、後述の吸収体2の左右方向の長さが最も短い部分であり、股下部1Bの吸収体2の左右方向の長さより長い部分をそれぞれ腹側胴回り部1A、背側胴回り部1Cという。
おむつ1は、尿等の排泄液を吸収する吸収体2と、吸収体2を肌側から覆う液透過性のトップシート3と、吸収体2を非肌側から覆う液不透過性の防漏シート4と、防漏シート4を非肌側から覆い、おむつ1の外形形状をなすバックシート5と、トップシート3上に幅方向に一対並んで設けられた一対のサイドシート6とを有している。
トップシート3としては、エアスルー不織布等を例示でき、防漏シート4としては、ポリエチレンフィルム等の樹脂フィルム等を例示でき、バックシート5としては、SMS不織布(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド不織布)等の柔軟なシートを例示できる。
防漏シート4の肌側面にはインジケーターLが設けられ、非肌側面には図柄Dが設けられている。インジケーターLは、水分と接触すると色が変化する部分である。インジケーターLとしては、尿等の水分と接触して呈色反応を示す指示薬(例えば、PH指示薬)を含むホットメルト接着剤で形成されている。インジケーターの呈色反応とは、白色や白色に類似する色から赤色や青色等の有彩色に変化する場合と、有彩色から有彩色に変化する場合とがある。おむつ1のインジケーターLは、水分と接触すると、バックシート5の色である白色と近い、薄い黄色を帯びた淡黄色から、緑色に変化する。インジケーターLについては後述する。図柄Dは、防漏シート4の非肌側面に周知の方法でインク等で印刷された所定のデザインを有する部分である。図柄Dは、赤色、青色、緑色等の任意の色で、任意の形状の図柄とすることができる。なお、図柄Dは、インジケーターLと厚さ方向において重なっておらず、後述の表示M1とも厚さ方向において重なっていない。そのため、図柄DがインジケーターLの表示を妨げる恐れを軽減させることができ、使用者がインジケーターL及び表示M1(後述)の呈色変化を視認しやすくなる。
吸収体2は、平面視において長手方向に長い長方形状を有し、吸収性コア2Aと吸収性コア2Aの外周面を被覆するコアラップシート2Bとを有する。吸収性コア2Aは、液体吸収性素材を所定の形状に成形したものであり、平面視において略砂時計形状を有する。液体吸収性素材としては、パルプ繊維等の液体吸収性繊維に高吸収性ポリマー(所謂SAP)が含有されたものを例示できる。コアラップシート2Bとしては、液透過性のティッシュや不織布等を例示できるが、吸収体2がコアラップシート2Bを有さない形態でもよい。
また、おむつ1は、幅方向の両側部に、サイドシート6とともに、長手方向に伸縮可能な弾性部材51(例えば、糸ゴム)を備え、防漏壁としての一対の立体ギャザー50を構成する。弾性部材51は、長手方向に伸長状態で、サイドシート6に固定されている。立体ギャザー50を設けることで、おむつ1の左右方向から排泄物が漏れる恐れを軽減させる。
さらに、着用者の脚回りに沿うように、おむつ1の左右方向の両側部であり、主に股下部1Bの位置に、長手方向に伸縮可能な一対の脚回り弾性部材7(例えば、糸ゴム)が設けられている。具体的には、図1に示すように、展開且つ伸長状態において、立体ギャザー50用の弾性部材51よりも左右方向の外側に、脚回り弾性部材7が設けられている。脚回り弾性部材7は、サイドシート6の非肌側面に長手方向に伸長状態で固定されている。よって、着用状態において、おむつ1の左右方向の各側部が着用者の脚回りにフィットし、排泄物の漏れが抑制される。
弾性部材51や脚回り弾性部材7の数や形状、材質等は、図1等に示すものに限られない。例えば、それぞれ弾性部材51、脚回り弾性部材7の数は任意に設定することができ、糸状のポリウレタン伸縮性繊維や、熱可塑性エラストマ樹脂を溶融してフィルム状とした伸縮性フィルムや伸縮繊維からなる伸縮性不織布としてもよい。
展開状態のおむつ1(図1及び図2)の外形形状は、略砂時計形状であり、腹側胴回り部1A、及び背側胴回り部1Cは、それぞれ股下部1Bよりも左右方向の両外側に延出した一対のサイドフラップ20、20を有する。サイドフラップ20、30は、サイドシート6とバックシート5により形成されている。また、背側胴回り部1Cが有する一対のサイドフラップ30の左右方向の外側の各端部には、ファスニングテープ40が固定されている。
ファスニングテープ40は、テープ基材41と、フック材42とを有する。テープ基材41は、例えば不織布の部材であり、左右方向に長い略長方形状を成す。フック材42(例えば、面ファスナーの雄部材)は、サイドフラップ30から左右方向の外側に延出したテープ基材41の部位の肌側面に設けられている。
おむつ1の着用状態とするために、つまり、着用者がおむつ1を装着した状態にするために、展開状態のおむつ1を着用者にあてがいつつ、長手方向の略中央(中心線CLの辺り)で2つ折りし、背側胴回り部1C側の一対のサイドフラップ30を左右方向の内側に折り返す。そして、ファスニングテープ40に設けられたフック材42を腹側胴回り部1Aの非肌側面に係止する。おむつ1は、バックシート5を不織布にすることで、フック材42をバックシート5に直接に係止可能としている。ただし、これに限らず、面ファスナーの雌部材等、フック材42が係止することができる部材をバックシート5と別に設けてもよい。また、フック材42の代わりに、例えば、粘着テープをファスニングテープ40に設けても良い。
===感情表示、触れ合い表示、排尿表示について===
図3は、包装材から取り出した状態のおむつ1を腹側から見た図である。図4Aは、着用者が新しいおむつ1を着用した直後の状態について説明する図である。図4Bは、着用者が使用後のおむつ1を着用した状態について説明する図である。図5は、感情表示、触れ合い表示及び排尿表示の例について説明する図である。なお、以下において、「おむつ1を交換するとき(おむつ1の交換のとき)」とは、包装材からおむつ1を取り出して、おむつ1の少なくとも一部の展開を始めた時点から、使用済みのおむつ1に替えて、新しいおむつ1を着用し終えた時点までをいう。
おむつ1は、表示M1、表示M2、及び表示M3を有しており、表示M1〜M3は、感情表示である。感情表示とは、使用者に対してポジティブな感情を引き起こす表示であり、文字列又は図柄で表すことができる。感情表示の例として、図5に示すように、「ありがとう」という文字列と同様に、「すき」という文字列(日本語の平仮名で2文字)、「きもちいい」という文字列(日本語の平仮名で5文字)、「しあわせ」という文字列(日本語の平仮名で4文字)や、笑顔の図柄を挙げることができる。
以下、表示M1〜M3が感情表示であるおむつ1について説明するが、おむつ1の表示M1〜M3が、感情表示に代えて、触れ合い表示又は排尿表示であってもよい。触れ合い表示とは、着用者(又は動物)に対する肌の触れ合いを使用者に促す表示であり、文字列、図柄で表すことができる。触れ合い表示の例としては、図5に示すように、「ちゅ」という文字列(日本語の平仮名で2文字)、「ぎゅ」という文字列(日本語の平仮名で2文字)、「すりすり」という文字列(日本語の平仮名で4文字)を挙げることができる。排尿表示は、着用者(又は動物)が排尿したという事実のみを伝える表示であり、文字列で表すことができる。排尿表示の例としては、図5に示すように、「おしっこでたよ」という文字列(日本語の平仮名で7文字)、「ぬれたよ」という文字列(日本語の平仮名で4文字)を挙げることができる。
図3に示すように、包装材(不図示)から取り出した状態のおむつ1は、展開状態で且つ自然状態のおむつ1のファスニングテープ40のテープ基材41を左右方向の内側に折り畳み、更にサイドフラップ20、30を左右方向の内側に折り畳み、中心線CLで二つに折り畳んだ状態となっている。なお、図3では、腹側胴回り部1Aによって直接的に視認することができない背側胴回り部1Cの形状を点線で示し、直接的に視認することができない腹側胴回り部1Aのサイドフラップ20等は、省略して示している。
図2等に示すように、おむつ1のインジケーターLは、左右方向の中央部に中央インジケーターL1と、中央インジケーターL1の左右方向の両側に、一対のサイドインジケーターL2を有している。図2に示すおむつ1のインジケーターLは、バックシート5の色と類似しているため、使用者は、各インジケーターL1、L2を視認しづらい、又はほとんど視認することができない。
中央インジケーターL1とサイドインジケーターL2とは、互いに離間している。中央インジケーターL1は、サイドインジケーターL2より長手方向の長さが長く、背側胴回り部1Cから腹側胴回り部1Aに亘って連続した状態で設けられており、長手方向に沿った直線形状を有している。サイドインジケーターL2は、主に股下部1Bに設けられており、長手方向に沿った直線形状を有している。
表示M1は、インジケーターLと同様に水分と接触すると色が変化する部分である。具体的には、表示M1は、インジケーターLと同じ、尿等の水分と接触して呈色反応を示す指示薬を含むホットメルト接着剤で形成されており、水分と接触すると、バックシート5の色である白色と近い、薄い黄色を帯びた淡黄色から、緑色に変化する。表示M1には、楕円形状の領域の略全域にホットメルト接着剤が塗布されており、「ありがとう」という平仮名5文字の文字列が、ホットメルト接着剤が塗布されていない白抜き状態で設けられている。表示M1は、インジケーターLの一部でもある。「ありがとう」の文字列は、文字を左右に並べた横書きで配置されている。
図4Aに示す「着用者が新しいおむつ1を着用した直後の状態」とは、包装材から取り出したおむつ1を着用者に着用させた直後の状態であり、使用者がおむつ1を包装材から取り出した状態のインジケーターLの状態とほぼ同じである。この状態において、おむつ1の内側は尿等の排泄部で濡れておらず、インジケーターLは変色していない。使用者は、着用者に包装材から取り出した新しいおむつ1を着用させる際や、着用者が新しいおむつ1を着用した直後の状態を視認しても、インジケーターLを認識しづらい。そのため、表示M1を視認しづらい。
図4Bに示す「着用者が使用後のおむつ1を着用した状態」とは、着用者がおむつを着用した状態で排泄をし、インジケーターLの色が変化した状態をいう。図4Bに示すインジケーターLの色が変化した状態とは、淡黄色のインジケーターLの総面積の7割以上が緑色に変化した状態をいう。つまり、使用者は、おむつ1を包装材から取り出した状態より、おむつ1を交換するときの方が、表示M1〜M3を視認しやすい。着用者が使用後のおむつ1を着用した状態において、インジケーターLを見た使用者は、着用者が排泄をしたことを知ることができるだけでなく、「ありがとう」と表示された表示M1を視認することができる。
一般的に、おむつ交換は、保護者等の使用者にとって、楽しい行為とは言えず、寧ろつまらない作業であったり、苦痛を感じる作業であったりする。また、生後0ヵ月から1歳6ヶ月の乳児、特に生後0ヵ月から6ヶ月までの乳児は、自分自身の感情を言葉で表現することができない。そのため、いくら着用者のためにおむつ交換を行っても、着用者から感謝をされたり、喜ばれたりしていることを感じることができず、使用者は、おむつ交換という行為に対して、憂鬱感や嫌悪感等の精神的な負担を感じてしまう場合があった。
この点、使用者が使用後のおむつ1を交換させようとする際に、「ありがとう」と表示された表示M1を視認することによって、使用者は、自分自身の感情や気持ちを表現することができない着用者が、使用者に対して「ありがとう」を伝えているように感じることができ、使用者はおむつ交換に対するネガティブな印象を抱きにくくなる。
つまり、使用者が感謝の気持ちを示す「ありがとう」の文字を備えた表示M1を視認することで、使用者は、着用者の感情や気持ちをおむつ1が代理して伝えているように感じられる。「ありがとう」の表示M1は、おむつ交換をしてくれる使用者へのポジティブな着用者の気持ちを可視化させた文字であり、着用者から使用者への報酬として捉えることができる表示である。このようなおむつ1の表示M1の働きを、「Agencyとしての働き」ともいう。感謝の気持ちを表す「ありがとう」の文字は、一般に言われてうれしい言葉であり、使用者の気持ちをポジティブにさせやすい言葉である。これによって、使用者は、自らが行うおむつ交換という行為が無意味な作業ではなく、感謝されるに値する行為であることを認識しやすくなる。これによって、自らの行為を自らが認めて評価するという「自己効力感」を感じさせやすくすることができる。また、これまでネガティブだったおむつ交換に対する印象をポジティブに変えやすくなり、育児に対する負担を軽減させることができ、産後の鬱病等を軽減させやすくなる。
乳児のように、着用者が自身の感情を言葉で表現できない者や動物である場合には、着用者からの自己の行為に対する反応や感謝(所謂フィードバック)が少ないため、使用者は、「自己効力感」が低下しやすい傾向がある。「自身の感情を言葉で表現できない者や動物」とは、生後0ヵ月から1年6ヶ月の乳児や、介護を必要とする状態の成人、又は動物である。介護を必要とする状態の成人は、意識がない状態等、自分の意思を発信することが難しい状態の成人である。動物は、犬や猫等のペットである。この点、おむつ1のように、おむつ1が着用者の感情や気持ちを代理して伝えるような表示M1を備えることで、使用者に自己効力感を感じさせやすくなる。その結果、使用者の感じるおむつ交換に対する印象をよりポジティブなものにさせやすくなる。なお、使用者とは、保護者だけでなく、介護者や飼い主など、おむつ1を着用する者又は動物の世話をする人をいう。
また、おむつ1においては、表示M1には感情表示の「ありがとう」を示したが、これに代えて触れ合い表示を示した場合には、使用者と着用者との肌の触れ合い、所謂スキンシップを働きかけやすくなる。一般におむつ交換は、慌ただしい作業であるため、焦る気持ちを抱えた使用者はつい作業に没頭してしまい、おむつ交換に伴う肌の触れ合い等の着用者への働きかけが減少してしまう傾向がある。保護者等から低月齢の乳児へのスキンシップや声かけは、アタッチメント形成や人格形成において非常に重量な役割を果たすことが知られている。そのため、おむつ交換のときに、おむつ1に設けられた触れ合い表示を視認した使用者は、着用者との肌の触れ合いをする機会であることを認識しやすくなり、着用者との肌の触れ合いを行うきっかけとなる。つまり、おむつ交換がスキンシップの機会となることで、おむつ交換に対してよりポジティブな印象を抱きやすくなる。
さらに、表示M1に示す表示が、排尿表示であってもよい。排尿表示は、着用者が排尿をしたことの事実のみ、又は排尿したことによる現在の着用者の身体の状態の事実のみを文字で表示している。つまり、事実のみを表示する一方、おむつの交換を要求する表示を行わない。例えば、仮に「おしっこでたよ。おむつをかえてね。」という表示を設けた場合、これを視認した使用者は、おむつ交換を強制されていると感じる恐れがあり、おむつ交換が義務であり、憂鬱なものであるというネガティブな印象を感じてしまう恐れがある。この点、おむつ1の排尿表示においては、着用者が排尿をしたことの事実のみ、又は排尿したことによる現在の着用者の身体の状態の事実のみを表示することで、着用者が排尿をしたことを知ることができる一方、強制ではなく、自らの意思でおむつ交換を行う気持ちになりやすくさせるため、おむつ交換に対するネガティブな印象を抱きにくくすることができる。また、自らの状態を言葉で表現することができない乳児等の着用者の排尿の状態が文字で可視化されるため、使用者は、着用者が自らの状態を伝えてくれているものと感じやすくなる。使用者は、着用者との意思の疎通ができているものと感じやすくなり、使用者が行うおむつ交換という行為についての自己効力感を感じさせやすくなる。
なお、排尿表示のみに限らず感情表示及び触れ合い表示が文字列であることが好ましい。自己効力感が低下しやすいおむつ交換において、ネガティブな感情を生じさせやすい状態で、「文字」として感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示を読んだ使用者は、読むという行為によって前頭前野が活性化され、感情をコントロールしやすくなる。これによって、使用者はおむつ交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。詳細に説明すると、乳児等の着用者はおむつ交換中に泣いていることが多いため、泣き声を聞いた使用者にはMirrorNeuronシステムが発現し、ネガティブな感情が生まれやすくなる。「MirrorNeuronシステム」とは、他人の行為を自身の行為に置き換える鏡のような作用をいう。使用者が、文字で表示された感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示の単語を読むことで、使用者の前頭前野や側頭頭頂接合部などを含む一連の領域である「Mentalizing Network」が活性化される。「Mentalizing」とは、自分の感情をコントロールすることである。このMentalizing Networkは、Mentalizingが発現する部位に関わる箇所であるため、MirrorNeuron活動を抑制しやすくなる。
また、表示M1に、インジケーターLと同じホットメルト接着剤が塗布されており、インジケーターLの色が変化するとともに、表示M1の「ありがとう」の周囲の色が変化し、白抜きにされた「ありがとう」の文字がはっきりと視認できるようになる。インジケーターLの色が変化したことを視認した使用者は、おむつ交換をしていない状態にさせてしまったことや、おむつ交換をしなければいけない状態であることに対して自責の念を感じやすくなるところ、インジケーターLの色の変化とともに、表示M1の「ありがとう」の文字を視認することができるため、おむつ交換に対するネガティブな印象を抱かせにくくし、おむつ交換という行為に対する自己効力感を感じさせやすくなる。
表示M1の「ありがとう」は、文字を左右方向にそって並べることが好ましく、より好ましくは、表示M1の左右方向の長さが中央インジケーターL1の左右方向の長さより長いことが好ましい。着用状態において、水分と接触したインジケーターLは、股下部1Bから上方向に向かって色が変化しやすい。そのため、文字を左右方向にそって並べ、表示M1の左右方向の長さが中央インジケーターL1の左右方向の長さより長くすることで、表示M1の色の変化を同じタイミングで生じさせやすくなり、使用者が「ありがとう」の文字を認識しやすくなる。
また、図2等に示すように、表示M1が腹側胴回り部1Aに設けられていることが好ましい。着用状態において、腹側胴回り部は背側胴回り部よりも使用者は視認しやすい。また、使用者が着用者の顔を視認しやすい状態において、表示M1を視認した使用者は、実際に着用者からそれを言われているように感じやすくなり、使用者に、おむつの交換という行為に対するネガティブな印象を抱かせにくくすることができる。
さらに、図4A及び図4Bに示すように、着用状態のおむつ1において、表示M1を腹側胴回り部1Aのファスニングテープ40より下側に設けていることがより好ましい。着用状態において、ファスニングテープ40のフック材42が腹側胴回り部1Aに係止されており、おむつ交換のときには、まずファスニングテープ40のフック材42の係止を外す。そのため、おむつ交換のファスニングテープ40の係止を外す際や着用状態における着用者の排尿の有無を確認する際において、使用者は、腹側胴回り部1Aのうちファスニングテープ40より下側に設けた表示M1を視認する機会が多くなる。表示M1を視認した使用者は、自己効力感を感じさせやすくなり、おむつ交換に対するネガティブな印象を抱かせにくくなる。
図1に示すように、おむつ1は、左右方向の両側のファスニングテープ40にそれぞれ表示M2と表示M3を有している。具体的には、左右方向の一方側(図1における右側)には、「きもちいい」の文字が表示されており、他方側(図1における左側)には、笑顔の図柄が表示されている。表示M1及び表示M2は、フック材42が設けられている領域にインク等を用いて印刷されており、図1及び図2に示すように、表示M1及び表示M2は、展開状態且つ伸長状態において、肌側から見た際には視認可能であるが、非肌側から見た際には、視認不能である。表示M2及びM3は、それぞれ感情表示である。
図3に示すように、包装材から取り出した状態のおむつ1は、ファスニングテープ40が左右方向の内側に折り畳まれた状態でサイドフラップ20、30が左右方向の内側に折り畳まれ、さらに、腹側胴回り部1Aと背側胴回り部1Cとで挟まれているため、使用者は、表示部M2及び表示M3を視認することはできない。
使用者がおむつ交換を行う際には、まず、おむつ1の縦方向の二つ折りを展開し、続いて、サイドフラップ20、30をそれぞれ左右方向に展開する。そして、ファスニングテープ40を左右方向に展開したときに、使用者は、表示M1及び表示M2を視認することができる。つまり、新しいおむつ1を着用者に着用させるためのおむつ交換のときに、使用者は、表示M1及び表示M2を視認することができる。
また、図4Bに示すように、インジケーターLの色が変色し、使用後のおむつ1を着用者から取り外す際、使用者は、まずファスニングテープ40の係止を外す。このとき、外したファスニングテープ40のフック材42の領域に設けられた表示M2及び表示M3を視認することができる。つまり、使用後のおむつ1を着用者から取り除くおむつ交換の時に、使用者は、表示M1及び表示M2を視認することができる。
表示M2及び表示M3についても、表示M1と同様に使用者に対してポジティブな感情を引き起こす表示であり、使用者に自己効力感を感じさせ、おむつ交換に対する印象をポジティブに変えやすくなる。
さらに、図1に示すように、表示M2と表示M3とが異なる図柄又は文字を備えるものであることが好ましい。使用者は、異なる図柄を見ることができる。例えば、おむつ1のように、表示M2に「きもちいい」の文字列を表示し、表示M3に笑顔の図柄を表示することで、使用者は、着用者が笑顔で「きもちいい」と言っているかのように感じやすくなり、自己効力感を感じやすくなる。これによって、おむつ交換に対する印象をよりポジティブなものに変えやすくなる。
なお、おむつ1においては、表示M1、表示M2、及び表示M3がいずれにも感情表示を設けたが、これに限られない。表示M1、表示M2、及び表示M3には、それぞれ感情表示、触れ合い表示、及び排尿表示から任意で選択して表示してもよい。
腹側胴回り部1Aに設けた表示M1には、感情表示、触れ合い表示、又は排尿表示から選択された1つの表示(第1表示)を設け、ファスニングテープ40に設けた表示M2又は表示M3には、表示M1で選択した1つの表示(第1表示)を除いて選択された表示(第2表示)であってもよい。例えば、表示M1を感情表示(第1表示)とし、表示M2及び表示M3とが触れ合い表示(第2表示)であってもよく、表示M1を排尿表示(第1表示)、表示M2を感情表示(第2表示)、表示M3を触れ合い表示(第2表示)としてもよい。具体的には、図5に示す例より、表示M1を排尿表示の「おしっこでたよ」とし、表示M2を感情表示の「しあわせ」、表示M3を触れ合い表示の「ちゅ」としてもよい。このような場合には、使用者は、自己効力感を感じさせる表示、スキンシップを促す機会を示す表示、及び排尿に関する事実の表示について、複数の表示を視認することができるため、おむつ交換に対する印象をよりポジティブなものに変えやすくなる。
さらに、乳児の月齢に応じた表示を有する第1おむつ(第1吸収性物品)と第2おむつ(第2吸収性物品)を有するおむつ群とすることが好ましい。第1おむつは、生後0〜2ヵ月の乳児が着用可能な大きさであり、例えば、日本においては新生児サイズのおむつである。第1おむつには、表示M1〜表示M3には触れ合い表示を表示しない。つまり、第1おむつは、感情表示又は排尿表示を示した表示M1〜M3を備える。一方、第2おむつは、生後3〜6ヶ月の乳児が着用可能な大きさであり、例えば、日本においてはSサイズのおむつである。第2おむつには、表示M1〜表示M3の少なくともいずれか1には、触れ合い表示を表示する。なお、第1おむつを複数個ずつ包装材に収容した包装状態とし、第2おむつを複数個ずつ包装材に収容した包装状態としたおむつ群(吸収性物品群)とすることがより好ましい。
一般的に、生後0〜2ヵ月の乳児は、肌の触れ合いに対する反応を示しにくい。そのため、第1おむつに触れ合い表示を設けないことで、使用者に、触れ合いを行った乳児からの反応がないことに対する不安が生じる恐れを軽減させることができる。一方、生後3〜6ヶ月の乳児は、肌の触れ合いに対する反応(笑み)を示しやすい。そのため、第2おむつには、触れ合い表示を表示して、着用者との肌の触れ合いを促し、実際の触れ合いによる喜びを使用者に感じさせやすくすることができる。このように、着用者の成長に応じた表示を見た使用者は、おむつ交換という行為に対するネガティブな印象をより抱きにくくなる。
これに加え、表示M1に排尿表示を設け、表示M2及び表示M3に感情表示を設けた第1おむつと、表示M1に排尿表示及び感情表示を設け、表示M2及び表示M3には、少なくとも触れ合い表示を1つ以上設けた第2おむつとを有するおむつ群であることがより好ましい。
例えば、生後0〜2ヵ月の乳児が着用する第1おむつの腹側胴回り部1Aに表示M1として「ぬれたよ」などの排尿に関する状態を表示して、文字として可視化させることで、使用者が着用者の状態の変化をイメージしやすくなり、使用者に着用者の感情があるということを認知させやすくなる。また、ファスニングテープ40に、表示M2及び表示M3として、「ありがとう」などの感情表示を表示することで、着用者から感謝されているように感じやすくなる。このとき、第1おむつには、触れ合い表示を設けないことで、使用者に、触れ合いを行った乳児からの反応がないことに対する不安が生じる恐れを軽減させることができる。
一方、生後3〜6ヶ月の乳児が着用する第2おむつの腹側胴回り部1Aに表示M1として「ぬれたよ。ありがとう。」という、排尿表示に加え、感情表示を設けることで、文字の増加によって着用者の成長を実感しやすくなり、着用者からより多くの情報を使用者に伝えようとしていると感じられて、着用者はよりポジティブな感情を抱きやすくなる。また、ファスニングテープ40に、表示M2及び表示M3として触れ合い表示を設けることで、使用者が着用者と肌の触れ合いを行うきっかけとなる。実際に肌の触れ合いを行うことで、おむつ交換に対してポジティブな印象を抱きやすくなる。
===その他の実施形態===
上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
上述の実施形態では、おむつ1が3つの表示M1、M2、M3を備えた構成について説明したが、必ずしも3つの表示を備える必要はない。おむつ1が備える表示の数は、任意で変更可能である。おむつ1が、感情表示、触れ合い表示、排尿表示のいずれか1つを、少なくとも1つ備え、おむつ1を包装材から取り出した状態より、おむつ1を交換するときの方が、使用者がいずれか1つを視認しやすいものであればよい。
上述の実施形態では、表示M1を、楕円形状の領域の略全域にホットメルト接着剤を塗布し、「ありがとう」という平仮名の文字列を、ホットメルト接着剤が塗布されていない白抜き状態で設けたが、これに限られない。例えば、表示M1をインジケーターLの一部とし、「ありがとう」という平仮名の文字列をホットメルト接着剤で示したものであってもよい。つまり、上述のように、水分に接触することによって、淡黄色から緑色に変色する呈色反応性を有するホットメルト接着剤で形成された表示M1の「ありがとう」の文字が淡黄色から緑色に変色する。これを視認した使用者は、自己効力感を感じやすくなる。これによって、おむつ交換をしていない状態にさせたことについての自責の念を抱かせたり、おむつ交換をしなければならないという義務感を感じてしまう恐れを軽減させやすくなる。
また、上述の実施形態においては、インジケーターLと表示M1の呈色反応をいずれも淡黄色から緑色に変色するものとしたが、これに限られない。表示M1が呈色反応を有する者の、インジケーターLと異なる色に変色するものであってもよい。
上述の実施形態では、所謂展開型使い捨ておむつについて説明したが、これに限られない。例えば、所謂パンツ型吸収性物品や、展開型使い捨ておむつ等と一緒に用いるパッド等であってもよい。
1 おむつ(展開型使い捨ておむつ、テープ型使い捨ておむつ、使い捨ておむつ)、1A 腹側胴回り部、1B 股下部、1C 背側胴回り部、2 吸収体、3 トップシート、4 防漏シート、5 バックシート、6 サイドシート、7 脚回り弾性部材、20 サイドフラップ、30 サイドフラップ、40 ファスニングテープ、41 テープ基材、42 フック材、50 立体ギャザー、51 弾性部材、D 図柄、L1 中央インジケーター、L2 サイドインジケーター、M1 表示、M2 表示、M3 表示

Claims (13)

  1. 展開状態において、
    互いに直交する縦方向と左右方向と厚さ方向とを有し、
    前記縦方向の一方側に設けられた腹側胴回り部と、
    前記縦方向の他方側に設けられた背側胴回り部と、
    前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部との間に設けられた股下部と、を有し、
    前記左右方向の中央部に設けられた吸収体を備えた吸収性物品であって、
    使用者に対してポジティブな感情を引き起こす感情表示、着用者若しくは動物に対する肌の触れ合いを前記使用者に促す触れ合い表示、又は、前記着用者若しくは動物が排尿したという事実のみを伝える文字列による排尿表示 の少なくとも1つの表示を有し、
    水分と接触すると色が変化するインジケーターを有し、
    前記少なくとも1つの表示は、前記インジケーターの一部であり、
    前記インジケーターが変色していない状態より、前記インジケーターが変色した状態の方が、前記少なくとも1つの表示を視認しやすく、
    前記縦方向に沿った直線形状の前記インジケーターを有し、
    前記インジケーターの一部としての前記少なくとも1つの表示は、前記縦方向において、前記直線形状の前記インジケーターよりも、前記股下部から遠い位置に配置されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 展開状態において、
    互いに直交する縦方向と左右方向と厚さ方向とを有し、
    前記縦方向の一方側に設けられた腹側胴回り部と、
    前記縦方向の他方側に設けられた背側胴回り部と、
    前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部との間に設けられた股下部と、を有し、
    前記左右方向の中央部に設けられた吸収体を備えた吸収性物品であって、
    使用者に対してポジティブな感情を引き起こす感情表示、着用者若しくは動物に対する肌の触れ合いを前記使用者に促す触れ合い表示、又は、前記着用者若しくは動物が排尿したという事実のみを伝える文字列による排尿表示の少なくとも1つの表示を有し、
    水分と接触すると色が変化するインジケーターを有し、
    前記インジケーターは、水分と接触して呈色反応を示す指示薬を含むホットメルト接着剤で形成されており、
    前記インジケーターが変色していない状態より、前記インジケーターが変色した状態の方が、前記少なくとも1つの表示を視認しやすく、
    前記少なくとも1つの表示は、前記ホットメルト接着剤が塗布されていない白抜き表示で設けられており、
    前記縦方向に沿った直線形状の前記インジケーターを有し、
    前記白抜き表示は、前記縦方向において、前記直線形状のインジケーターよりも、前記股下部から遠い位置に配置されていることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
    前記着用者は、感情を言葉で表現できない者であることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記感情表示は、文字列であることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項4に記載の吸収性物品であって、
    前記感情表示は、感謝の気持ち を示していることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品であって、
    前記感情表示は、ありがとうという文字を含むことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記背側胴回り部の前記左右方向の側端部にそれぞれファスニングテープが設けられており、
    前記少なくとも1つの表示は、前記腹側胴回り部に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項7に記載の吸収性物品であって、
    前記ファスニングテープの係止部を、前記腹側胴回り部に係止することによって、前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部とが連結されて、胴回り開口部と、一対の脚回りが形成された着用状態において、
    前記少なくとも1つの表示は、前記ファスニングテープより下側に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    非肌側から視認可能な図柄を有し、
    前記インジケーターと前記図柄が、前記厚さ方向において重ならないことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記少なくとも1つの表示は、前記左右方向に沿って並んでいることを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項10に記載の吸収性物品であって、
    前記直線形状の前記インジケーターは、前記股下部から前記腹側胴回り部に向かって前記縦方向に沿っており、
    前記少なくとも1つの表示の前記左右方向の長さは、前記直線形状の前記インジケーターの前記左右方向の長さより長いことを特徴とする吸収性物品。
  12. 第1吸収性物品及び第2吸収性物品を有する吸収性物品群であって、
    前記第1吸収性物品及び前記第2吸収性物品は、請求項1又は2に記載の吸収性物品であり、
    前記第1吸収性物品は、生後0〜2ヵ月の乳児が着用可能な大きさであり、
    前記第2吸収性物品は、生後3か月〜6ヶ月の乳児が着用可能な大きさであり、
    前記第1吸収性物品の前記少なくとも1つの表示は、前記触れ合い表示を含まず、
    前記第2吸収性物品の前記少なくとも1つの表示は、前記触れ合い表示を含むことを特徴とする吸収性物品群。
  13. 第1吸収性物品及び第2吸収性物品を有する吸収性物品群であって、
    前記第1吸収性物品及び前記第2吸収性物品は、請求項1又は2に記載の吸収性物品であり、
    前記第1吸収性物品は、生後0〜2ヵ月の乳児が着用可能な大きさであり、
    前記第2吸収性物品は、生後3か月〜6ヶ月の乳児が着用可能な大きさであり、
    前記第1吸収性物品及び第2吸収性物品は、それぞれ前記背側胴回り部の前記左右方向の側端部にそれぞれファスニングテープを有し、
    前記第1吸収性物品は、前記腹側胴回り部に前記排尿表示を備え、前記ファスニングテープに前記感情表示を備え、
    前記第2吸収性物品は、前記腹側胴回り部に前記排尿表示及び前記感情表示を備え、前記ファスニングテープに少なくとも前記触れ合い表示を備えることを特徴とする吸収性物品群。
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