JP2023163010A - 半導体製造装置システム - Google Patents

半導体製造装置システム Download PDF

Info

Publication number
JP2023163010A
JP2023163010A JP2022073795A JP2022073795A JP2023163010A JP 2023163010 A JP2023163010 A JP 2023163010A JP 2022073795 A JP2022073795 A JP 2022073795A JP 2022073795 A JP2022073795 A JP 2022073795A JP 2023163010 A JP2023163010 A JP 2023163010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality
substrate
semiconductor manufacturing
section
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022073795A
Other languages
English (en)
Inventor
知 橋崎
Satoshi Hashizaki
真也 北野
Shinya Kitano
亮介 金丸
Ryosuke Kanemaru
雄大 山下
Takehiro Yamashita
知也 長澤
Tomoya Nagasawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2022073795A priority Critical patent/JP2023163010A/ja
Priority to PCT/JP2023/016056 priority patent/WO2023210560A1/ja
Priority to TW112115175A priority patent/TW202400385A/zh
Publication of JP2023163010A publication Critical patent/JP2023163010A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators
    • B25J13/08Controls for manipulators by means of sensing devices, e.g. viewing or touching devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/677Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出可能な半導体製造装置システムを提供する。【解決手段】この基板処理システム100(半導体製造装置システム)は、基板10を保持する基板保持ハンド30と、基板10に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う処理装置103の異常を検出するために少なくとも処理装置103の構成要素を撮影する撮影部60と、撮影部60により撮影された撮影画像に基づいて処理装置103の構成要素の異常を検出する制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

この開示は、半導体製造装置システムに関し、特に、基板保持ハンドを備える半導体製造装置システムに関する。
従来、基板を保持するハンドを備える薄型基板搬送用ロボットが知られている。たとえば、特許文献1参照。
上記特許文献1には、収納カセットから薄型基板を搬出する薄型基板搬送用ロボットが開示されている。薄型基板搬送用ロボットは、水平面内で旋回する第1アームおよび第2アームと、第2アームに取り付けられているフォークとを備えている。フォークは、薄型基板を載置するためのメカニカルハンドである。そして、上記特許文献1に記載の薄型基板搬送用ロボットは、カセット内に薄型基板が正しい姿勢で収納されているか否かの検査のために、収納カセット内の薄型基板の収納状態を検出するカメラを備えている。
特開2002-224982号公報
ここで、基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置において基板を収納する収納部に異常がある場合には、収納部に基板を搬送することが困難となる。また、収納部に限らず、半導体製造装置に異常がある場合には、基板の搬送、処理、および、収納が困難になると考えられる。しかしながら、上記特許文献1の薄型基板搬送用ロボットでは、収納カセット内の基板を検出するカメラは、半導体製造装置の構成要素を撮影するようには構成されておらず、半導体製造装置の異常を検出することができない。そのため、基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出することが望まれている。
この開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この開示の1つの目的は、基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出可能な半導体製造装置システムを提供することである。
この開示の一の局面による半導体製造装置システムは、基板を保持する基板保持ハンドと、基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出するために少なくとも半導体製造装置の構成要素を撮影する撮影部と、撮影部により撮影された撮影画像に基づいて半導体製造装置の構成要素の異常を検出する制御部と、を備える。
この開示の一の局面による半導体製造装置システムは、上記のように、基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出するために少なくとも半導体製造装置の構成要素を撮影する撮影部と、撮影部により撮影された撮影画像に基づいて半導体製造装置の構成要素の異常を検出する制御部と、を備える。これにより、半導体製造装置の異常を検出するために少なくとも半導体製造装置の構成要素を撮影することによって、半導体製造装置の異常を検出するための撮影画像を取得できる。その結果、取得した撮影画像に基づいて、基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出できる。
本開示によれば、基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出できる。
第1実施形態による基板処理システムの全体構成を示したブロック図である。 第1実施形態による基板搬送ロボット、収納容器、および、処理装置の収納部の構成を示した模式図である。 アーム部および昇降機構部を説明するための斜視図である。 撮影部による収納部の撮影を説明するための側面図である。 撮影画像の一例を示した図である。 基準画像の一例を示した図である。 撮影画像に基づく位置ずれの検出を説明するための図である。 撮影画像に基づく異物の検出を説明するための図である。 異常が検出された場合における表示装置の表示の一例を示した図である。 予測される異常が検出された場合における表示装置の表示の一例を示した図である。 第1実施形態による異常検出方法を説明するためのフローチャート図である。 第2実施形態による基板処理システムの全体構成を示したブロック図である。 第2実施形態による撮影画像の一例を示した模式図である。
以下、本開示を具体化した本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1から図10までを参照して、第1実施形態による基板処理システム100の構成について説明する。なお、基板処理システム100は、半導体製造装置システムの一例である。
図1に示すように、基板処理システム100は、基板搬送ロボット101、収納容器102、複数の処理装置103、表示装置104、および、制御装置105を備える。基板処理システム100は、たとえば、半導体ウエハ、プリント基板などの基板10に対する処理を行う。基板処理システム100では、収納容器102に収納された複数の基板10に対して処理が行われる。また、収納容器102には、処理が完了した基板10が収納されてもよい。基板10は、たとえば、略円盤形状を有しており、収納容器102において鉛直方向に並んで収納される。処理装置103は、たとえば、基板10に対して、レジストの塗布、または、エッヂングなどの処理を行う。なお、収納容器102は、半導体製造装置および収納部の一例である。また、処理装置103は、半導体製造装置の一例である。
表示装置104は、基板処理システム100の状態を示す情報が表示される。具体的には、表示装置104は、複数の処理装置103の動作状態、基板搬送ロボット101の動作状態を示す情報が表示される。表示装置104は、たとえば、液晶ディスプレイを有する。制御装置105は、基板処理システム100の全体を制御する上位の制御装置である。制御装置105は、複数の処理装置103および基板搬送ロボット101を動作させるための信号を出力する。制御装置105は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、および、ROM(Read Only Memory)などを有するコンピュータである。
図2に示すように、基板搬送ロボット101は、基板10を搬送する。基板搬送ロボット101は、基板10に対する処理を行う処理装置103から基板10を搬出することと処理装置103に対して基板10を搬入することとの少なくとも一方を行う。また、基板搬送ロボット101は、基板10を収納するための収納容器102から基板10を搬出することと収納容器102に基板10を搬入することとのうちの少なくとも一方を行う。処理装置103は、複数の基板10を収納する収納部20を有する。たとえば、基板搬送ロボット101は、収納容器102に収納されている基板10を、複数の処理装置103のうちの一の処理装置103における収納部20まで搬送する。そして、基板搬送ロボット101は、一の処理装置103において処理が終了した基板10を、一の処理装置103の収納部20から、複数の処理装置103のうちの他の処理装置103の収納部20まで搬送する。なお、収納部20は、半導体製造装置の構成要素の一例である。
図3に示すように、基板搬送ロボット101は、基板保持ハンド30と、アーム部40と、昇降機構部50とを備えている。基板保持ハンド30は、ブレード31と、ブレード支持部32とを含む。アーム部40および昇降機構部50は、基板10を搬送するために基板保持ハンド30を移動させる移動機構である。
ブレード31は、基板10が載置される。具体的には、ブレード31は、基板10を支持する薄板状の支持板である。ブレード31は、先端が二股に分かれた形状を有している。また、ブレード31は、略円盤形状の基板10の外周縁部の裏面を鉛直方向の下方側から支持する。ブレード31には、1つずつ基板10が載置される。ブレード支持部32は、ブレード31を支持する。具体的には、ブレード支持部32は、ブレード31の基端を支持する。
アーム部40は、水平多関節ロボットアームである。すなわち、基板搬送ロボット101は、水平多関節ロボットである。アーム部40の先端には、基板保持ハンド30が取り付けられている。基板保持ハンド30のブレード支持部32は、アーム部40に対して水平方向に沿って回転可能に接続されている。アーム部40は、2つのリンクである第1部分41と第2部分42とを含んでいる。第1部分41および第2部分42は、互いに水平方向に沿って回転可能に接続されている。アーム部40の第1部分41は、一端において基板保持ハンド30に接続されており、他端において第2部分42に接続されている。
アーム部40は、昇降機構部50に接続されている。具体的には、アーム部40の第2部分42は、一端において第1部分41と接続されており、他端において昇降機構部50の昇降軸51に対して水平方向に沿って回転可能に接続されている。昇降機構部50は、昇降軸51を鉛直方向に沿って移動させることによって、アーム部40を昇降移動させる。昇降機構部50では、鉛直方向に沿って延びるように昇降軸51が配置されている。昇降機構部50は、アーム部40を昇降移動させることによって、基板保持ハンド30を昇降移動させる。
アーム部40と昇降機構部50とは、駆動源としてサーボモータを有する。また、アーム部40および昇降機構部50には、サーボモータの出力軸の回転位置を検出するエンコーダなどの回転位置センサが配置されている。アーム部40および昇降機構部50は、後述する制御部70による制御処理によって動作する。
基板搬送ロボット101は、撮影部60を備えている。撮影部60は、ブレード支持部32に配置されている。具体的には、撮影部60は、ブレード支持部32において鉛直方向の上方側に配置されている。すなわち、撮影部60は、ブレード31よりも鉛直方向の上方側に配置されている。また、撮影部60は、ブレード31において基板10が載置される載置面よりも上方に位置するように配置されている。撮影部60は、ブレード支持部32と一体的に移動する。すなわち、撮影部60は、アーム部40および昇降機構部50の動作によって、ブレード支持部32と一体的に移動する。
図4に示すように、第1実施形態では、撮影部60は、収納容器102および処理装置103の異常を検出するために少なくとも収納容器102および処理装置103の構成要素を撮影する。収納容器102の構成要素は、たとえば、収納容器102において、基板10が載置される突起状の部材などである。処理装置103の構成要素は、処理装置103における収納部20などの機器、および、消耗品などである。撮影部60により撮影された撮影画像Pは、制御部70に出力される。撮影部60は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの複数の撮像素子を有する2次元カメラからなる。なお、撮影部60を、3次元カメラから構成してもよい。
図1に示すように、基板搬送ロボット101は、制御部70および通信部80を備えている。制御部70は、基板搬送ロボット101の動作を制御する。制御部70は、たとえば、CPU、RAM、および、ROMなどを有するコンピュータである。また、制御部70は、SSD(Solid State Drive)などのフラッシュメモリを含む記憶装置を有している。制御部70は、予め記憶装置に記憶されているプログラムおよびパラメータに基づいて基板搬送ロボット101の各部の動作を制御する。
通信部80は、複数の処理装置103の各々と通信を行う。また、通信部80は、上位の制御装置105と通信を行う。通信部80は、LAN(Local Area Network)などによる通信を行う通信モジュールを含む。すなわち、制御部70は、通信部80を介して基板搬送ロボット101の外部と通信を行う。
(異常の検出)
次に、図4から図10までを参照して、制御部70による収納容器102および処理装置103の構成要素の異常の検出について説明する。
第1実施形態では、制御部70は、撮影部60により撮影された撮影画像Pに基づいて収納容器102および処理装置103の構成要素の異常を検出する。すなわち、制御部70は、撮影部60により撮影された撮影画像Pに対して画像解析の処理を行うことによって、収納容器102に含まれる部材などの構成要素、および、処理装置103を構成する機器などの構成要素における異常の検出の処理を行う。
制御部70は、予め設定された所定の間隔ごとに撮影部60による撮影を行う。制御部70は、たとえば1日に1度などの予め設定された所定の期間ごとに定期的に行わるメンテナンス処理において、予め設定された複数の撮影対象の撮影を行う。そして、制御部70は、メンテナンス処理において、アーム部40および昇降機構部50を動作させることにより、撮影部60の位置を変更しながら収納容器102および処理装置103における複数の構成要素を検査対象として撮影する。また、検査対象が基板10の搬送経路に含まれない場合にも、制御部70は、アーム部40および昇降機構部50の動作を制御して、検査対象を撮影する位置に撮影部60が配置されるように、ブレード支持部32を移動させる。
図4に示すように、たとえば、撮影部60は、制御部70による制御により、処理装置103の構成要素である収納部20を撮影する。そして、制御部70は、収納部20の異常を検出する。制御部70は、収納部20の異常の検出が行われる場合には、まず、収納部20の全体に対して撮影を行う。この時に、収納部20の鉛直方向における大きさが撮影部60の視野よりも大きい場合には、制御部70は、昇降機構部50を動作させて撮影部60を鉛直方向に移動させながら、撮影部60による複数回の撮影を行う。
図5に示すように、制御部70は、撮影画像Pに基づいて、収納容器102および処理装置103の構成要素の形状変化の異常を検出する。たとえば、制御部70は、収納部20を撮影した撮影画像Pに基づいて、画像解析を行うことにより、収納部20における形状変化の異常を検出する。
処理装置103の収納部20は、基板10が載置される複数の基板載置部21を有する。基板載置部21は、基板10が載置されるように水平方向に突出している。収納部20において、複数の基板10は、互いに所定の間隔を隔てた状態で鉛直方向に並べて配置される。
ここで、収納部20の基板載置部21は、繰り返しの使用によって劣化する。具体的には、図5の部分P10に示すように、基板載置部21において、欠損、または、割れなどの異常が生じる場合がある。この場合には、収納部20に収納される基板10において、位置ずれなどの異常が生じる。
そこで、図6に示すように、制御部70は、予め設定されている基準画像Paと、撮影部60により撮影された撮影画像Pとを比較することによって処理装置103の構成要素における異常の検出を行う。なお、基板載置部21の異常の検出を行う場合には、撮影部60は、基板10が載置されていない状態の基板載置部21を撮影する。すなわち、基板10が載置されていない状態の基板載置部21の撮影画像Pおよび基準画像Paが撮影される。また、基準画像Paは、たとえば、収納部20の交換を行うごとに、撮影部60により撮影され、制御部70により記憶装置に記憶される。また、基準画像Paは、以前のメンテナンス処理時に撮影された撮影画像Pであってもよい。制御部70は、たとえば、基準画像Paをテンプレートとしたパターンマッチング処理を行うことによって、撮影画像Pにおける異常部分の検出を行う。制御部70は、基板10が載置されていない状態における基板載置部21の撮影画像Pに基づいて、基板10が載置されていない状態における基板載置部21の異常を検出する。図6の基準画像Paでは、図5の撮影画像Pの部分P10における欠損の異常が生じていない。制御部70は、基準画像Paと関連付けて、基準画像Paを撮影した時点におけるアーム部40および昇降機構部50の制御量を記憶することにより、基準画像Paが撮影された時点における撮影部60の位置座標を記憶する。そして、制御部70は、異常の検出を行う場合に基準画像Paと等しい位置座標に撮影部60を移動させた状態で撮影画像Pの撮影を行うことによって、撮影部60の位置座標が互いに等しい基準画像Paと撮影画像Pとを比較することにより、基準画像Paから形状が変化した部分を、処理装置103の構成要素における形状変化の異常として検出する。
また、図7に示すように、収納容器102および処理装置103の構成要素において位置ずれの異常が生じる場合がある。たとえば、収納部20において、位置ずれの異常が生じる場合がある。収納部20において位置ずれの異常が生じた場合には、基板10が正常に収納されなくなる。図7の部分P20に示すように、制御部70は、撮影された撮影画像Pに基づいて、収納部20の位置ずれの異常を検出する。具体的には、形状変化の異常の検出と同様に、制御部70は、予め設定された基準画像Paと撮影画像Pとを比較することによって、収納部20の位置ずれの異常を検出する。すなわち、制御部70は、基準画像Paが撮影された時点から収納部20の位置が変化してた場合に、収納部20の位置ずれの異常を検出する。
また、図8に示すように、収納容器102および処理装置103の構成要素において異物の検知の異常が生じる場合がある。たとえば、収納部20において、欠損した基板載置部21の破片が異物となる場合がある。図8の部分P30に示すように、制御部70は、撮影された撮影画像Pに基づいて、異物の検知を異常として検出する。具体的には、形状変化および位置ずれの異常と同様に、制御部70は、予め設定された基準画像Paと撮影画像Pとを比較することによって、異物を検知する。
なお、制御部70は、異常の検出のために処理装置103の構成要素の撮影を行う場合に、撮影部60を検査対象に近接させる。すなわち、撮影部60が検査対象である処理装置103の構成要素に近接するように、ブレード支持部32を検査対象に近接させる。
制御部70は、検査対象である収納容器102および処理装置103の構成要素において異常が検出された場合には、収納容器102および処理装置103の構成要素の異常が検出されたことを示す異常検出信号を出力する。そして、通信部80は、制御部70により収納容器102および処理装置103の構成要素の異常が検出された場合に、異常検出信号を基板搬送ロボット101の外部に出力する。たとえば、制御部70は、通信部80を介して、上位の制御装置105に異常検出信号を出力する。なお、制御部70は、処理装置103に異常検出信号を出力してもよい。
図9に示すように、たとえば、制御装置105は、制御部70から出力された異常検出信号に基づいて、基板処理システム100の表示装置104に、異常が検出されたことを示す異常検出表示104aを表示させる。図9では、複数の処理装置103のうちの1つの処理装置103において、収納部20の異常が検出された例を示している。異常検出表示104aでは、検出された異常の種類を示す表示が含まれる。また、基板処理システム100では、異常検出信号が出力された場合に、基板搬送ロボット101および処理装置103の動作を停止させるようにしてもよい。また、制御部70は、異常が検出された撮影画像Pを記憶装置に記憶させるようにしてもよい。この場合に、異常が検出された撮影画像Pを含む複数の撮影画像Pを動画像として記憶するようにしてもよい。
また、図10に示すように、制御部70は、撮影画像Pに基づいて、収納容器102および処理装置103の構成要素における異常の兆候を検出する。すなわち、制御部70は、収納容器102および処理装置103の構成要素において発生することが予想される異常を検出する。具体的には、制御部70は、基準画像Paと撮影画像Pとを比較することによって、異常の兆候を検出する。たとえば、収納部20の基板載置部21が繰り返しの使用により徐々に摩耗する場合がある。したがって、基板載置部21の形状変化が、徐々に進行する場合がある。制御部70は、基準画像Paと撮影画像Pとの比較により、基板載置部21の形状変化の異常を検出する場合に、形状変化の度合いを検出するとともに、形状変化の度合いに応じて異常の兆候を検出する。たとえば、制御部70は、形状変化の度合いの比較的小さいものを異常の兆候として検出する。そして、制御部70は、異常の兆候が検出されたことを示す異常兆候検出信号を、通信部80を介して、上位の制御装置105に対して出力する。制御装置105は、制御部70から出力された異常兆候検出信号に基づいて、基板処理システム100の表示装置104に、異常の兆候が検出されたことを示す異常兆候検出表示104bを表示させる。図10では、複数の処理装置103のうちの1つの処理装置103において、収納部20において発生することが予測される異常の兆候が検出された例を示している。異常兆候検出表示104bでは、検出された異常の兆候の種類を示す表示が含まれる。また、制御装置105は、制御部70から出力された異常兆候検出信号に基づいて、基板処理システム100の表示装置104に、異常が発生すると予測されるタイミングを示す寿命表示104cを表示させる。制御部70は、異常の兆候が検出された場合に、異常が生じるまでの期間を予測する。言い換えれば、制御部70は、異常の兆候が検出された場合に、異常の兆候が検出された構成要素の寿命を予測する。なお、寿命表示104cでは、予測されるタイミングは、日付、経過時間、使用回数などを含む。たとえば、制御部70は、基準画像Paと撮影画像Pとの比較を行うことによって、比較度合いに基づいて異常が生じるまでの期間を予測する。そして、制御部70は、予測された異常が生じるまでの期間に基づいて、予測されるタイミングである寿命を示す情報を含む異常兆候検出信号を出力する。制御部70は、異常の検出、および、異常の兆候の検出を、たとえば、予め記憶装置に記憶されているしきい値に基づいて行う。
(異常検出方法)
次に、図11を参照して、処理装置103の異常検出方法について説明する。この異常検出方法の制御処理は、上記のとおり、たとえば、1日に1回などの所定の期間ごとに定期的にメンテナンス処理において実行される。異常検出方法の制御処理は、制御部70によって実行される。なお、処理装置103以外の収納容器102などの半導体製造装置の異常検出方法も同様である。
まず、ステップS1において、処理装置103の異常を検出するために、撮影部60によって少なくとも処理装置103の構成要素の撮影が行われる。たとえば、基板10が載置されていない状態の収納部20の撮影が行われる。また、処理装置103が複数の収納部20を有する場合には、複数の収納部20の各々が撮影される。また、複数の処理装置103の各々の収納部20ごとに撮影が行われる。そして、撮影部60による撮影によって、撮影画像Pが取得される。
次に、ステップS2において、撮影画像Pに基づいて、処理装置103の構成要素の異常が検出される。具体的には、予め設定されている基準画像Paと、ステップS1において取得された撮影画像Pとを比較することによって、処理装置103の構成要素の異常が検出される。なお、検査対象としての処理装置103の構成要素が複数の場合には、複数の検査対象の各々に対応するように、複数種類の基準画像Paが予め設定されて記憶されている。
次に、ステップS3において、処理装置103の構成要素に異常が検出されたか否かが判断される。処理装置103の構成要素に異常が検出された場合には、ステップS4に進む。検査対象に異常が検出されない場合には、ステップS5に進む。
ステップS4では、検出された異常に基づいて、異常が検出されたことを示す異常検出信号が出力される。異常検出信号は、たとえば、通信部80を介して、基板処理システム100の上位の制御装置105に送信される。そして、制御装置105によって、表示装置104に異常が検出されたことを示す異常検出表示104aが表示される。
ステップS5では、撮影画像Pに基づいて、処理装置103の構成要素において発生することが予想される異常の兆候が検出された否かが判断される。異常の兆候が検出された場合には、ステップS6に進む。異常の兆候が検出されない場合には、異常検出方法の制御処理が終了される。
ステップS6では、異常の兆候が検出されたことを示す異常兆候検出信号が出力される。異常兆候検出信号は、たとえば、通信部80を介して、基板処理システム100の上位の制御装置105に送信される。そして、制御装置105によって、表示装置104に予測される異常の兆候が検出されたことを示す異常兆候検出表示104bおよび寿命表示104cが表示される。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
基板処理システム100は、基板10に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う収納容器102および処理装置103の異常を検出するために少なくとも収納容器102および処理装置103の構成要素を撮影する撮影部60と、撮影部60により撮影された撮影画像Pに基づいて収納容器102および処理装置103の構成要素の異常を検出する制御部70と、を備える。これにより、収納容器102および処理装置103の異常を検出するために少なくとも収納容器102および処理装置103の構成要素を撮影することによって、収納容器102および処理装置103の異常を検出するための撮影画像Pを取得できる。その結果、取得した撮影画像Pに基づいて、基板10に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出できる。
制御部70は、撮影画像Pに基づいて、収納容器102および処理装置103の構成要素における形状変化と、収納容器102および処理装置103の構成要素の位置ずれと、異物の検知との少なくとも一つを含む異常を検出する。これにより、収納容器102および処理装置103の構成要素における形状変化、位置ずれ、および、異物の検知の少なくとも一つの異常を検出できる。そのため、構成要素における形状変化、位置ずれ、および、異物の少なくとも一つに起因して、基板10の搬送または処理に異常が生じることを抑制できる。
基板保持ハンド30は、基板10が載置されるブレード31と、ブレード31を支持するブレード支持部32とを含み、撮影部60は、ブレード支持部32に配置されている。これにより、基板10を保持する基板保持ハンド30のブレード支持部32に撮影部60が配置されているため、基板10の搬送のために基板保持ハンド30を移動させる構成によって撮影部60を移動させることができる。そのため、検査対象である収納容器102および処理装置103の構成要素が複数存在する場合、または、検査対象である収納容器102および処理装置103の構成要素が撮影部60の視野よりも大きい場合に、基板保持ハンド30を移動させる構成によって撮影部60を移動させることができる。これにより、撮影部60のみを移動させる構成を別個に設ける場合と異なり、装置構成が複雑化することを抑制できる。また、基板10が載置されるブレード31ではなく、ブレード31を支持しているブレード支持部32に撮影部60が配置されているため、ブレード31に基板10を載置する場合に撮影部60が基板10に対して物理的に干渉することを抑制できる。
撮影部60は、処理装置103において基板10を収納する収納部20である処理装置103の構成要素を撮影し、制御部70は、撮影画像Pに基づいて、収納部20の異常を検出する。これにより、収納部20における異常を検出できる。そのため、収納部20の異常に起因して、処理装置103に対する基板10の搬送において異常が生じることを抑制できる。
収納部20は、基板10が載置される基板載置部21を含み、撮影部60は、基板10が載置されていない状態の基板載置部21を撮影し、制御部70は、撮影画像Pに基づいて、基板10が載置されていない状態の基板載置部21における異常を検出する。ここで、収納部20の基板載置部21において異常が生じている場合には、収納部20に基板10を正確に収納することが困難となる。その場合には、処理装置103による基板10に対する処理に異常が生じると考えられる。これに対して、第1実施形態では、撮影部60は、基板10が載置されていない状態の基板載置部21を撮影し、制御部70は、撮影画像Pに基づいて、基板10が載置されていない状態の基板載置部21における異常を検出する。そのため、基板載置部21の異常を検出できるので、処理装置103に対する基板10の搬送、および、処理装置103における基板10の処理に異常が生じることを効果的に抑制できる。また、基板10が載置されている状態の基板載置部21を撮影する場合と異なり、基板10が載置されていない状態の基板載置部21を撮影することによって、撮影画像Pにおいて、基板10によって基板載置部21が隠れてしまうことを抑制できる。そのため、基板載置部21の異常の検出をより正確に行える。
制御部70は、予め設定された基準画像Paと撮影部60により撮影された撮影画像Pとを比較することによって収納容器102および処理装置103の構成要素の異常を検出する。これにより、基準画像Paと撮影画像Pとを比較することによって、撮影画像Pにおいて基準画像Paと異なる部分を容易に検出できる。そのため、撮影画像Pにおいて基準画像Paと異なる部分を異常として容易に検出できる。
基板処理システム100は、制御部70により収納容器102および処理装置103の構成要素の異常が検出された場合に、収納容器102および処理装置103の構成要素の異常が検出されたことを示す異常検出信号を出力する通信部80を備える。これにより、制御部70とは異なる表示装置104などの報知部において、異常が検出されたことを作業者に対して報知できる。そのため、異常が生じている場合に、作業者は、異常が生じていることを容易に認識できるので、異常が生じた状態のまま収納容器102および処理装置103を使用することを抑制できる。
制御部70は、撮影画像Pに基づいて、収納容器102および処理装置103の構成要素における異常の兆候を検出するとともに、異常が生じるまでの期間を予測する。これにより、異常の兆候を検出できるので、収納容器102および処理装置103の使用を停止させる必要がある異常が生じる前に、異常の兆候が検出された構成要素に対して、収納容器102および処理装置103の使用中以外の時間帯において修理または交換などの対応を行うことができる。そのため、収納容器102および処理装置103の使用中において異常が生じることを抑制できるので、基板10に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つが中断されることを抑制できる。その結果、基板10に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つに要する時間が増大することを抑制できる。
制御部70は、予め設定された所定の間隔ごとに撮影された撮影画像Pに基づいて収納容器102および処理装置103の構成要素の異常を検出する。これにより、所定の間隔ごとに定期的に収納容器102および処理装置103の構成要素の異常を検出できるので、異常が生じた状態のまま収納容器102および処理装置103を使用することを効果的に抑制できる。
[第2実施形態]
次に、図12および図13を参照して、本開示の第2実施形態による基板処理システム200の構成について説明する。この第2実施形態では、収納部20の異常が検出された場合に、基板10の状態を検出する。なお、上記第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、第2実施形態の基板処理システム200は、基板搬送ロボット201を備える。また、基板搬送ロボット201は、制御部270を備えている。制御部270のハードウェア的な構成は、第1実施形態の制御部70と同様である。すなわち、基板搬送ロボット201のハードウェア的な構成は、第1実施形態の基板搬送ロボット101と同様である。なお、基板処理システム200は、半導体製造装置システムの一例である。
制御部270は、第1実施形態の制御部70と同様に、撮影部60により撮影された撮影画像Pに基づいて、収納容器102および処理装置103の構成要素の異常を検出する。たとえば、制御部270は、第1実施形態と同様に、予め設定された基準画像Paと、収納部20を撮影した撮影画像Pとを比較することによって、処理装置103の構成要素である収納部20の異常を検出する。
図13に示すように、第2実施形態では、制御部270は、収納部20の異常が検出された場合に、撮影画像Pに基づいて、収納部20に収納されている基板10の状態を検出する。
たとえば、制御部270は、収納容器102から処理装置103の収納部20に対して1枚ずつ基板10を搬送する場合に、搬送先の収納部20の異常を検出する。制御部270は、基板10の1枚ずつの搬送ごと、または、所定の枚数の搬送ごとに、搬送先の収納部20の基板載置部21の異常の検出を行う。この時、基準画像Paは、異常の検出ごとに、1つ前の異常の検出において撮影された撮影画像Pを基準画像Paとして用いてもよい。そして、制御部270は、基板10の搬送を行っている最中に収納部20において異常が検出された場合には、第1実施形態と同様に異常検出信号を出力する。図13の一点鎖線で示された部分P210は、収納部20の基板載置部21の1つが欠損している異常を示している。
制御部270は、収納部20の異常が検出された場合に、収納部20にすでに収納されている基板10の状態を検出する。図13の点線で示された部分P220は、収納部20における基板10の検出を示している。制御部270は、収納部20の異常が検出された場合に、収納部20に収納されている基板10の状態として、基板10の配置位置および形状を含む収納状態を検出する。
そして、制御部270は、検出された基板10の状態に基づいて、アーム部40および昇降機構部50を動作させて基板保持ハンド30を移動させることにより、収納部20に収納されている基板10を収納部20から搬出する。たとえば、基板載置部21が欠損している場合には、図13のように基板10が傾いた状態で収納される。すなわち、収納部20の異常により基板10の収納状態が正常とは異なる場合がある。制御部270は、検出された基板10の状態に基づいて基板保持ハンド30を移動させることにより、正常ではない状態の基板10を収納部20から搬出する。言い換えれば、制御部270は、基板10の状態を検出することにより、収納状態に異常が検出された基板10を収納部20から救出する。制御部270は、検出された基板10の状態に基づいて、基板10と干渉しないように基板保持ハンド30を移動させることにより、基板10を搬出する。なお、収納状態が異常である基板10を搬出した後は、制御部270は、異常が検出された収納部20の部分を避けながら、基板10の搬送動作を継続するようにしてもよいし、基板10の搬送動作を停止させてもよい。また、制御部270は、収納部20の異常が検出された場合においても、基板10の状態が正常である場合には、基板10の搬送を継続する。すなわち、収納部20の異常が検出された場合においても、基板10の状態が正常である場合には、処理装置103による基板10に対する処理を実行させてもよい。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
制御部270は、収納部20の異常が検出された場合に、撮影画像Pに基づいて収納部20に収納されている基板10の状態を検出する。ここで、収納部20の異常に起因して、収納部20に収納されている基板10の状態が、正常な状態とは異なる場合がある。これに対して、第2実施形態では、収納部20の異常が検出された場合に、撮影画像Pに基づいて収納部20に収納されている基板10の状態を検出するため、たとえば、正常な状態から傾いて収納されている基板10、または、2枚重ねで収納されている基板10などを、収納部20から搬出することができる。また、収納部20に異常が検出された場合に、収納部20に収納されている基板10の状態に異常があるか否かを確認できる。そのため、収納部20において異常が検出された場合にも、基板10の状態が正常である場合には、処理装置103における処理を継続できるので、基板10の処理が中断されることを抑制できる。なお、第2実施形態によるその他の効果は、第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、撮影画像Pに基づいて、収納容器102および処理装置103の構成要素における形状変化と、収納容器102および処理装置103の構成要素の位置ずれと、異物の検知との少なくとも一つを含む異常を検出する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、処理装置における処理に用いられる電極または溶液などの消耗品の消耗を異常として検出するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、撮影部60は、基板保持ハンド30のブレード支持部32に配置されている例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、撮影部を、基板保持ハンドを移動させるアーム部に配置してもよい。また、撮影部をアーム部が接続される基台部に配置してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、撮影部60が基板保持ハンド30においてブレード支持部32の鉛直方向の上方に配置されている例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、撮影部を、ブレード支持部の側方に配置するようにしてもよい。また、撮影部を、ブレード支持部の下方に配置するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、処理装置103の構成要素における異常の検出として、収納部20における異常を検出する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、収納部以外の処理装置の機器などの構成要素における異常を検出するようにしてもよい。また、処理装置ではなく基板に対して収納を行う収納容器の構成要素の異常を検出するようにしてもよい。また、基板に対して搬送を行う搬送装置の異常を検出するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、基板10が載置されていない状態の基板載置部21を撮影することによって、基板10が載置されていない状態の基板載置部21における異常を検出する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、基板が載置されている状態の基板載置部を撮影することによって、基板が載置されている状態の基板載置部における異常を検出するようにしてもよい。すなわち、基板が収納されている状態の収納部における異常を検出するようにしてもよい。たとえば、収納容器から処理装置の収納部に基板を搬送する場合に、搬送前の基板が収納されている収納容器における異常を検出するようにしてもよい。
また、上記第2実施形態では、収納部20の異常が検出された場合に、撮影画像Pに基づいて収納部20に収納されている基板10の状態を検出する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、基板の状態を検出せずに、半導体製造装置の構成要素のみの異常を検出するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、予め設定された基準画像Paと撮影画像Pとを比較することによって、収納容器102および処理装置103の構成要素の異常を検出する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、基準画像を用いずに、予め設定されたパラメータに基づいて、撮影画像に基づいて半導体製造装置の構成要素の異常を検出するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、異常検出信号を出力する通信部80を備える例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、通信部を備えないようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、予め設定された所定の間隔ごとに撮影された撮影画像Pに基づいて処理装置103の構成要素の異常が検出される例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、作業者による入力操作に基づいて撮影画像が撮影されるとともに、異常の検出が行われるようにしてもよい。また、予め設定された所定の間隔は、1日に1回ではなく、1週間に1回、1カ月に1回などであってもよい。また、所定の間隔ごとの撮影画像の撮影は、所定の期間ごとではなく、所定の処理回数、または、搬送回数などの回数ごとであってもよい。また、基板処理システムの起動時に撮影画像を撮影して異常の検出を行うようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ブレード支持部32に1つのブレード31が支持されている例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、ブレード支持部は、複数のブレードを支持してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、1つの基板保持ハンド30がアーム部40に配置されている例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、複数の基板保持ハンドを備えていてもよい。その場合に、複数の基板保持ハンドのうちの少なくとも1つに撮影部が配置されるようにしてもよい。また、複数の基板保持ハンドが備えられている場合に、複数の基板保持ハンドのうちのいくつかに撮影部が配置されていてもよい。すなわち、複数のブレード支持部を備えていてもよい。
また、上記第1実施形態では、基板搬送ロボット101の動作を制御する制御部70が、撮影画像Pに基づいて異常を検出する処理を実行する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、基板搬送ロボットは、異常を検出する処理を行わず、撮影された撮影画像をそのまま出力するようにしてもよい。その場合には、基板搬送ロボットの通信部は、異常が検出されたことを示す異常検出信号ではなく、撮影部により撮影された撮影画像を出力する。すなわち、基板保持ハンドの動作を制御する制御部とは別個の制御部によって、撮影画像に基づいて処理装置の構成要素の異常を検出する処理が実行されるようにしてもよい。たとえば、基板処理システムの上位の制御装置において、異常を検出する制御処理を実行するようにしてもよい。また、撮影画像に基づいて処理装置の構成要素の異常を検出する処理は、基板処理システムとは別個に配置されている遠隔制御システムにおいて実行されてもよい。すなわち、基板処理システムと遠隔制御システムとを含めて本開示における半導体製造装置システムとしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、異常が検出された場合に、異常が検出されたことを示す異常検出信号が出力される例を示したが、本開示では、検出された異常を解消する処理を行うようにしてもよい。たとえば、基板搬送ロボットによって、異常が検出された構成要素の、交換または修理が行われるようにしてもよい。また、消耗品の補充が行われるようにしてもよい。また、検出された異物の除去が行われるようにしてもよい。
本明細書で開示する要素の機能は、開示された機能を実行するよう構成またはプログラムされた汎用プロセッサ、専用プロセッサ、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、従来の回路、および/または、それらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)または処理回路を使用して実行できる。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含むため、処理回路または回路と見なされる。本開示において、回路、ユニット、または手段は、列挙された機能を実行するハードウェアであるか、または、列挙された機能を実行するようにプログラムされたハードウェアである。ハードウェアは、本明細書に開示されているハードウェアであってもよいし、あるいは、列挙された機能を実行するようにプログラムまたは構成されているその他の既知のハードウェアであってもよい。ハードウェアが回路の一種と考えられるプロセッサである場合、回路、手段、またはユニットはハードウェアとソフトウェアの組み合わせであり、ソフトウェアはハードウェアおよび/またはプロセッサの構成に使用される。
[態様]
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(項目1)
基板を保持する基板保持ハンドと、
前記基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出するために少なくとも前記半導体製造装置の構成要素を撮影する撮影部と、
前記撮影部により撮影された撮影画像に基づいて前記半導体製造装置の構成要素の異常を検出する制御部と、を備える、半導体製造装置システム。
(項目2)
前記制御部は、前記撮影画像に基づいて、前記半導体製造装置の構成要素における形状変化と、前記半導体製造装置の構成要素の位置ずれと、異物の検知との少なくとも一つを含む異常を検出する、項目1に記載の半導体製造装置システム。
(項目3)
前記基板保持ハンドは、前記基板が載置されるブレードと、前記ブレードを支持するブレード支持部とを含み、
前記撮影部は、前記ブレード支持部に配置されている、項目1または2に記載の半導体製造装置システム。
(項目4)
前記撮影部は、前記半導体製造装置において前記基板を収納する収納部である前記半導体製造装置の構成要素を撮影し、
前記制御部は、前記撮影画像に基づいて、前記収納部の異常を検出する、項目1~3のいずれか1項に記載の半導体製造装置システム。
(項目5)
前記収納部は、前記基板が載置される基板載置部を含み、
前記撮影部は、前記基板が載置されていない状態の前記基板載置部を撮影し、
前記制御部は、前記撮影画像に基づいて、前記基板が載置されていない状態の前記基板載置部における異常を検出する、項目4に記載の半導体製造装置システム。
(項目6)
前記制御部は、前記収納部の異常が検出された場合に、前記撮影画像に基づいて前記収納部に収納されている前記基板の状態を検出する、項目4に記載の半導体製造装置システム。
(項目7)
前記制御部は、予め設定された基準画像と前記撮影部により撮影された前記撮影画像とを比較することによって前記半導体製造装置の構成要素の異常を検出する、項目1~6のいずれか1項に記載の半導体製造装置システム。
(項目8)
前記制御部により前記半導体製造装置の構成要素の異常が検出された場合に、前記半導体製造装置の構成要素の異常が検出されたことを示す異常検出信号を出力する通信部をさらに備える、項目1~7のいずれか1項に記載の半導体製造装置システム。
(項目9)
前記制御部は、前記撮影画像に基づいて、前記半導体製造装置の構成要素における異常の兆候を検出するとともに、異常が生じるまでの期間を予測する、項目1~8のいずれか1項に記載の半導体製造装置システム。
(項目10)
前記制御部は、予め設定された所定の間隔ごとに撮影された前記撮影画像に基づいて前記半導体製造装置の構成要素の異常を検出する、項目1~9のいずれか1項に記載の半導体製造装置システム。
10 基板
20 収納部(半導体製造装置の構成要素)
21 基板載置部
30 基板保持ハンド
31 ブレード
32 ブレード支持部
60 撮影部
70、270 制御部
80 通信部
100、200 基板処理システム(半導体製造装置システム)
102 収納容器(半導体製造装置、収納部)
103 処理装置(半導体製造装置)

Claims (10)

  1. 基板を保持する基板保持ハンドと、
    前記基板に対する搬送、処理、および、収納の少なくとも1つを行う半導体製造装置の異常を検出するために少なくとも前記半導体製造装置の構成要素を撮影する撮影部と、
    前記撮影部により撮影された撮影画像に基づいて前記半導体製造装置の構成要素の異常を検出する制御部と、を備える、半導体製造装置システム。
  2. 前記制御部は、前記撮影画像に基づいて、前記半導体製造装置の構成要素における形状変化と、前記半導体製造装置の構成要素の位置ずれと、異物の検知との少なくとも一つを含む異常を検出する、請求項1に記載の半導体製造装置システム。
  3. 前記基板保持ハンドは、前記基板が載置されるブレードと、前記ブレードを支持するブレード支持部とを含み、
    前記撮影部は、前記ブレード支持部に配置されている、請求項1に記載の半導体製造装置システム。
  4. 前記撮影部は、前記半導体製造装置において前記基板を収納する収納部である前記半導体製造装置の構成要素を撮影し、
    前記制御部は、前記撮影画像に基づいて、前記収納部の異常を検出する、請求項1に記載の半導体製造装置システム。
  5. 前記収納部は、前記基板が載置される基板載置部を含み、
    前記撮影部は、前記基板が載置されていない状態の前記基板載置部を撮影し、
    前記制御部は、前記撮影画像に基づいて、前記基板が載置されていない状態の前記基板載置部における異常を検出する、請求項4に記載の半導体製造装置システム。
  6. 前記制御部は、前記収納部の異常が検出された場合に、前記撮影画像に基づいて前記収納部に収納されている前記基板の状態を検出する、請求項4に記載の半導体製造装置システム。
  7. 前記制御部は、予め設定された基準画像と前記撮影部により撮影された前記撮影画像とを比較することによって前記半導体製造装置の構成要素の異常を検出する、請求項1に記載の半導体製造装置システム。
  8. 前記制御部により前記半導体製造装置の構成要素の異常が検出された場合に、前記半導体製造装置の構成要素の異常が検出されたことを示す異常検出信号を出力する通信部をさらに備える、請求項1に記載の半導体製造装置システム。
  9. 前記制御部は、前記撮影画像に基づいて、前記半導体製造装置の構成要素における異常の兆候を検出するとともに、異常が生じるまでの期間を予測する、請求項1に記載の半導体製造装置システム。
  10. 前記制御部は、予め設定された所定の間隔ごとに撮影された前記撮影画像に基づいて前記半導体製造装置の構成要素の異常を検出する、請求項1に記載の半導体製造装置システム。
JP2022073795A 2022-04-27 2022-04-27 半導体製造装置システム Pending JP2023163010A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022073795A JP2023163010A (ja) 2022-04-27 2022-04-27 半導体製造装置システム
PCT/JP2023/016056 WO2023210560A1 (ja) 2022-04-27 2023-04-24 半導体製造装置システム
TW112115175A TW202400385A (zh) 2022-04-27 2023-04-24 半導體製造裝置系統

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022073795A JP2023163010A (ja) 2022-04-27 2022-04-27 半導体製造装置システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023163010A true JP2023163010A (ja) 2023-11-09

Family

ID=88518868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022073795A Pending JP2023163010A (ja) 2022-04-27 2022-04-27 半導体製造装置システム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2023163010A (ja)
TW (1) TW202400385A (ja)
WO (1) WO2023210560A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001015575A (ja) * 1999-07-02 2001-01-19 Matsushita Electronics Industry Corp 基板搬送装置の調整方法とその検査装置
JP3970749B2 (ja) * 2002-10-30 2007-09-05 日本電産サンキョー株式会社 産業用ロボット
JP5785062B2 (ja) * 2011-11-15 2015-09-24 株式会社日立国際電気 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
KR20160124965A (ko) * 2015-04-20 2016-10-31 에스케이하이닉스 주식회사 웨이퍼 이송 장치
JP7336877B2 (ja) * 2019-05-21 2023-09-01 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置および基板処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023210560A1 (ja) 2023-11-02
TW202400385A (zh) 2024-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7349240B2 (ja) 基板倉庫及び基板検査方法
JP2009004754A (ja) 部品実装方法、部品実装機、実装条件決定方法、実装条件決定装置およびプログラム
TW201341291A (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
US12027402B2 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
TW200540944A (en) Substrate processing device, and substrate processing system
US7747343B2 (en) Substrate processing apparatus and substrate housing method
JP2007088110A (ja) 基板搬送ロボットの基準位置教示方法
CN115039214A (zh) 基板搬运装置以及基板位置偏移测定方法
JP2013149902A (ja) ウエハ搬送装置
JP2007059640A (ja) 外観検査装置
WO2009116383A1 (ja) 制御装置及び制御方法
JP2010147361A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
WO2023210560A1 (ja) 半導体製造装置システム
WO2019234820A1 (ja) 印刷装置
KR20150053244A (ko) 결함 분석 장치, 기판 처리 시스템, 결함 분석 방법, 매체에 저장된 컴퓨터 프로그램 및 컴퓨터 기억 매체
JP5575691B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及びその基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体
CN115440637A (zh) 信息处理装置、移载位置校正方法及基板处理装置
WO2023210561A1 (ja) 半導体製造装置システム
KR20220162054A (ko) 정보 처리 장치, 이재 위치 교시 방법 및 기판 처리 장치
JP5371413B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2007238268A (ja) ワーク搬送装置およびワーク搬送方法
JP7195914B2 (ja) 部品実装システム
WO2024080332A1 (ja) 基板搬送ロボットシステム
JP2005286219A (ja) 部品搭載装置、及びそのプログラム
JP2014222761A (ja) 基板処理方法及びその基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240416

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20240416