JP2023159698A - ペダル踏み間違い防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の意図していない間違ったペダル踏み込みにより車両が動き始めるのを防止すること。【解決手段】ブレーキペダル11及びアクセルペダル12の近傍に配置され、ペダルの近傍にある足の位置を検知可能な足位置検出部21と、足の位置が少なくとも1つのペダルの近傍にある時に、足位置検出部の検知状態に応じて、2つのペダルのうちどちらに近い位置に足があるのかを表す情報を車載表示ユニット22が運転者に報知する。車載表示ユニット22は、運転者がペダルを踏む前に、足とペダルの位置関係を足位置表示部23、24で表示すると共にスピーカ27で通知音を出力する。足の位置の違いを、表示色などの表示の違いや通知音の種類の違いに反映する。【選択図】図1

Description

本発明は、ペダル踏み間違い防止装置に関する。
近年、自動車において運転者のアクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いに起因する事故発生の報告が増えている。また、特に高齢の運転者による事故が多いとされている。このようなペダル踏み間違いについては、高齢者の足が本人の意識した量よりも少ししか動いていない可能性があることが原因の一つであるとも言われている。
また、実際の車両においては、運転席に着座している運転者の視点の位置と、アクセルペダル及びブレーキペダルとの間にステアリングホイールなどの機構が配置されている。そのため、運転者が運転中に自分の足の位置とアクセルペダル及びブレーキペダルの各位置とを視認により直接確認することは困難な場合が多い。したがって、運転者は過去の記憶と自分の足の感覚とに基づいて、自分の足の位置とそれぞれのペダルの位置とを位置合わせして運転することが一般的である。
例えば、特許文献1のペダル操作状態表示装置は、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる運転者の意図しない急発進などを防止するための技術を開示している。具体的には、アクセルペダルの踏み込みを検出し、アクセル踏込信号を出力するアクセル踏込検出手段と、ブレーキペダルの踏み込みを検出し、ブレーキ踏込信号を出力するブレーキ踏込検出手段と、アクセル踏込信号に基づいて、アクセル踏込スイッチを制御することによって、点灯制御されるアクセル表示灯13bと、ブレーキ踏込信号に基づいて、ブレーキ踏込スイッチを制御することによって、点灯制御されるブレーキ表示灯13aとを備える。
特開2021-37900号公報
例えば特許文献1の技術を利用する場合、運転者がアクセルペダルを足で実際に踏み込むとアクセル表示灯13bが点灯するので、運転者はその点灯を視認してアクセルペダルの踏み込みを確認することができる。また、ブレーキペダルを足で実際に踏み込んだ場合はブレーキ表示灯13aが点灯するので、運転者はその点灯を視認してブレーキペダルの踏み込みを確認することができる。
しかしながら、特許文献1の技術において、運転者がアクセル表示灯13bの点灯を確認できるのは、実際にアクセルペダルをある程度踏み込んだ後である。したがって、例えば運転者がブレーキペダルを踏み込んだつもりで、実際には間違えてアクセルペダルを踏み込んだ場合には、アクセル表示灯13bの点灯を確認する前に車両が動き始めている可能性が高い。
したがって、ペダルの踏み間違いにより運転者が意図していない状態で車両が動き出すのを防止できない。更に、運転者が意図していない状況で車両が動き出したり、意図と異なる方向に車両が動き出した場合には、運転者がパニックに陥る可能性がある。その結果、アクセル表示灯13bが点灯した場合でも運転者がそのままアクセルペダルを踏み込み続けて事故に繋がる可能性も考えられる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転者の意図していない間違ったペダル踏み込みにより車両が動き始めるのを防止するために役立つペダル踏み間違い防止装置を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
車両の運転者が足で操作可能な少なくとも2つのペダルの近傍に配置され、前記ペダルの近傍にある足の位置を検知可能な足位置検出部と、
前記足の位置が少なくとも1つの前記ペダルの近傍にある時に、前記足位置検出部の検知状態に応じて、少なくとも前記2つのペダルのうちどちらに近い位置に足があるのかを表す情報を運転者に報知する足情報報知部と、
を備えるペダル踏み間違い防止装置。
本発明のペダル踏み間違い防止装置によれば、運転者がペダルを踏み込む前に、複数のペダルのうちどちらに近い位置に足があるのかを運転者に報知できる。したがって、例えば車両が停止している状態で運転者がブレーキペダルを踏むことを意図しながら、実際にはアクセルペダルの位置に足を近づけると、運転者はそのペダルを踏み込む前に足の位置が間違っていることを知ることができる。その場合は、車両が動く前に運転者が間違いに気づくのでパニックに陥ることはなく、安全な状態を維持できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態のペダル踏み間違い防止装置を含む車載システムの構成例-1を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態のペダル踏み間違い防止装置を含む車載システムの構成例-2を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態のペダル踏み間違い防止装置を含む車載システムの構成例-3を示すブロック図である。 図4は、ペダル踏み間違い防止装置の動作例-1を示すフローチャートである。 図5は、ペダル踏み間違い防止装置の動作例-2を示すフローチャートである。 図6は、設定情報テーブルの構成例を示す模式図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<構成例-1>
本発明の実施形態のペダル踏み間違い防止装置を含む車載システムの構成例-1を図1に示す。
図1に示した車載システム100は、運転者の運転操作に用いるブレーキペダル11及びアクセルペダル12を装備した車両に搭載されている。ブレーキペダル11及びアクセルペダル12は、車両の左右方向に例えば10cm程度互いに離間した状態で並べて配置してある。また、ブレーキペダル11及びアクセルペダル12はそれぞれ足で操作可能なほぼ平板形状のペダル部位が上下方向に動く可動構造であり、足が触れない状態では最も高い位置にペダル部位が位置決めされるように所定のスプリングなどで力が加えられている。
したがって、運転者がブレーキペダル11のペダル部位に上方から足を載せ、足を押し下げるとブレーキペダル11を踏み込むことができる。つまり、ブレーキペダル11のペダル部位が踏み込みにより下方に移動する。また、運転者が足に加える力を緩めると、ブレーキペダル11は上方の元の位置にスプリングの力で自然に復帰する。アクセルペダル12についてもブレーキペダル11と同じように動く構造になっている。
ブレーキ踏み込みセンサ13は、運転者の足の操作によるブレーキペダル11の踏み込み量を検知することができる。また、アクセル踏み込みセンサ14は運転者の足の操作によるアクセルペダル12の踏み込み量を検知することができる。
走行系ECU(電子制御ユニット)15は、ブレーキ踏み込みセンサ13が検知したブレーキペダル11の踏み込み量を、車両のブレーキ機構の動作に反映するように制御する。また、走行系ECU15はアクセル踏み込みセンサ14が検知したアクセルペダル12の踏み込み量を、車両を推進駆動するエンジンや電気モータの回転速度上昇に反映するように制御する。
図1に示した車載システム100は、ブレーキペダル11及びアクセルペダル12を含む範囲の矩形形状の領域において運転者の足の位置を検出可能な足位置センサ21を備えている。この足位置センサ21は、ブレーキペダル11及びアクセルペダル12の近傍でこれらと対向する位置に配置されている。
例えば、足位置センサ21は、カメラにより構成される。すなわち、ブレーキペダル11及びアクセルペダル12と対向する箇所に設置したカメラで運転者の足及び各ペダルを連続的に又は間欠的に撮影し、撮影により得られた画像から足の左右方向の位置や足と各ペダルとの距離を検出することが可能である。このような足位置センサ21は、非接触で足の位置を検出できるので、足がペダルと接触したりペダルを踏み込んだ状態でなくても位置を検出できる。カメラの設置位置、撮影方向、撮影範囲については、両方のペダルの近傍において少なくとも左右方向の足の位置の違いを特定できる状態であれば良い。なお、照明装置を用いて照明することで足元が暗い場合でもカメラで足の像を撮影できる。
また、足位置センサ21として、カメラの代わりに例えば検出方向を走査可能な赤外線センサ、反射型光学センサ、超音波センサなどを用いてブレーキペダル11、アクセルペダル12、及び足の位置をそれぞれ検出することも可能である。
ブレーキペダル11及びアクセルペダル12は、運転席に着座した状態の運転者がその足元で操作しやすい位置に、左右方向に並んで配置されている。また、ブレーキペダル11及びアクセルペダル12と運転者の視点との間にステアリングホイールを含む様々な機構部が存在するので、ブレーキペダル11及びアクセルペダル12は、運転者の視点から視認しにくい位置にある。
また、運転者は、通常は足元を視認することなくブレーキペダル11及びアクセルペダル12を操作する。したがって、運転者の感覚と実際の足の動きや動かす前の足の位置にずれが発生すると、運転者がペダルを踏み間違える可能性が考えられる。
車載システム100は、この踏み間違えを防止するために役立つ特別な機能を備えている。具体的には、運転者の実際の足の位置と各ペダルとの位置関係を表す情報を、車載表示ユニット22が表示および音の出力を利用して運転者に報知する。
具体的な車載表示ユニット22としては、運転者の前方のインストルメントパネル上にあるメータユニット、又はヘッドアップディスプレイ(HUD)を利用することが想定される。
図1に示した車載表示ユニット22は、ブレーキ用の足位置表示部23、及びアクセル用の足位置表示部24の両方の領域を含む表示部と、報知制御部25、及び設定情報テーブル26を備えている。また、スピーカ27が車載表示ユニット22に接続されている。
足位置表示部23は、運転者のペダル操作用の足(通常は右足)が実際にブレーキペダル11と一致する位置にあることを報知するために利用できる。足位置表示部24は、運転者のペダル操作用の足が実際にアクセルペダル12と一致する位置にあることを報知するために利用できる。また、運転者の足がブレーキペダル11とアクセルペダル12の中間位置にあるような場合には、その足の位置を2つの足位置表示部23、24の間の中間位置に表示することも可能である。
報知制御部25は、足位置センサ21を用いて検出した足の位置に基づいて、足位置表示部23及び24を含む表示領域の表示制御と、スピーカ27を用いた吹鳴制御とを実施する。
具体的には、検出した足の位置がブレーキペダル11、又はアクセルペダル12の付近にある場合に、報知制御部25は、足位置表示部23、又は24、あるいはその近傍に足の位置を表示する。更に、ブレーキペダル11の領域の上に足があると認識した場合は、報知制御部25は、ブレーキ用の足位置表示部23の表示色を変えて足位置を強調表示すると同時に、スピーカ27で通知音の吹鳴を実施する。
また、アクセルペダル12の領域の上に足があると認識した場合は、報知制御部25は、アクセル用の足位置表示部24の表示色を変えて足位置を強調表示すると同時に、スピーカ27で通知音の吹鳴を実施する。また、報知制御部25は、足の位置がブレーキペダル11の領域にある場合と、アクセルペダル12の領域にある場合とで通知音の種類、及び表示色を変更する。
設定情報テーブル26は、ペダル踏み間違い防止装置における制御条件を定める様々な情報を予め保持している。また、運転者などのユーザが所定のスイッチ操作を行うことで、設定情報テーブル26の内容を必要に応じて変更することができる。報知制御部25は、設定情報テーブル26の内容に従って制御を実行する。
<構成例-2>
本発明の実施形態のペダル踏み間違い防止装置を含む車載システムの構成例-2を図2に示す。
図2に示した車載システム100Aは、図1の構成と同様に、運転者の運転操作に用いるブレーキペダル11及びアクセルペダル12を装備した車両に搭載されている。
ブレーキ踏み込みセンサ13は、運転者の足の操作によるブレーキペダル11の踏み込み量を検知することができる。また、アクセル踏み込みセンサ14は、運転者の足の操作によるアクセルペダル12の踏み込み量を検知することができる。
また、走行系ECU15は、ブレーキ踏み込みセンサ13が検知したブレーキペダル11の踏み込み量を、車両のブレーキ機構の動作に反映するように制御する。また、走行系ECU15は、アクセル踏み込みセンサ14が検知したアクセルペダル12の踏み込み量を、車両を推進駆動するエンジンや電気モータの回転速度上昇に反映するように制御する。
図2に示した車載システム100Aにおいては、ブレーキペダル11の上、又はその近傍にブレーキペダルセンサ28が設置されている。ブレーキペダルセンサ28は、ブレーキペダル11の領域の上方に運転者の足があるか否かを非接触で検出することができる。例えば、反射型光学センサをブレーキペダルセンサ28として利用できる。すなわち、反射型光学センサをペダル上部に設置することで足がペダルに触れていなくても、ブレーキペダル11の上側に足などの物体が存在するか否かを検知できる。
車載システム100Aにおいては、アクセルペダル12の上、又はその近傍にアクセルペダルセンサ29が設置されている。このアクセルペダルセンサ29は、アクセルペダル12の領域の上方に運転者の足があるか否かを非接触で検出することができる。例えば、反射型光学センサをアクセルペダルセンサ29として利用できる。すなわち、反射型光学センサをペダル上部に設置することで足がペダルに触れていなくても、アクセルペダル12の上側に足などの物体が存在するか否かを検知できる。
車載システム100Aにおいては、車載表示ユニット22内の報知制御部25Aがブレーキペダルセンサ28の検知状態と、アクセルペダルセンサ29の検知状態とに基づいて、ペダルの踏み間違えを防止するための情報を表示および音の出力を利用して運転者に報知する。
すなわち、ブレーキペダル11の上に足があることをブレーキペダルセンサ28が検知している時には、報知制御部25Aがブレーキ用の足位置表示部23の表示を点灯あるいは点滅するように制御する。また、同時にスピーカ27の吹鳴によりブレーキペダル11の上に足があることを報知する。
また、アクセルペダル12の上に足があることをアクセルペダルセンサ29が検知している時には、報知制御部25Aがアクセル用の足位置表示部24の表示を点灯あるいは点滅するように制御する。また、同時にスピーカ27の吹鳴によりアクセルペダル12の上に足があることを報知する。
また、ブレーキペダル11、及びアクセルペダル12のどちら側に足の位置があるのかを運転者が明確に区別できるように、報知制御部25Aはブレーキ用の足位置表示部23とアクセル用の足位置表示部24を互いに異なる表示色で表示する。更に、報知制御部25Aはスピーカ27の吹鳴で用いる音の種類(周波数など)を切り替えて、足の位置がブレーキとアクセルのどちら側にあるのかを運転者が明確に区別できるように制御する。
設定情報テーブル26は、ペダル踏み間違い防止装置における制御条件を定める様々な情報を予め保持している。また、運転者などのユーザが所定のスイッチ操作を行うことで、設定情報テーブル26の内容を必要に応じて変更することができる。報知制御部25Aは設定情報テーブル26の内容に従って制御を実行する。
<構成例-3>
本発明の実施形態のペダル踏み間違い防止装置を含む車載システムの構成例-3を図3に示す。
図3に示した車載システム100Bは、既存の車両における車載機器に大きな変更を加えることなくペダル踏み間違い防止装置の機能を後付けで付加した場合の構成を表している。
図3に示したペダル踏み間違い防止装置は、ブレーキペダルセンサ28、アクセルペダルセンサ29、後付け報知用ECU30、アクセル位置表示灯32、アクセル位置表示灯32、及びスピーカ34を備えている。また、高齢者でも視認しやすいようにアクセル位置表示灯32、及びアクセル位置表示灯32については比較的サイズが大きい部品を採用することが想定される。
図3のブレーキペダルセンサ28は、ブレーキペダル11の上、又はその近傍に配置され、ブレーキペダル11の領域の上方に運転者の足があるか否かを非接触で検出する。例えば、反射型光学センサをブレーキペダルセンサ28として利用できる。すなわち、反射型光学センサをペダル上部に設置することで足がペダルに触れていなくても、ブレーキペダル11の上側に足などの物体が存在するか否かを検知できる。
図3のアクセルペダルセンサ29は、アクセルペダル12の上、又はその近傍に配置され、アクセルペダル12の領域の上方に運転者の足があるか否かを非接触で検出する。例えば、反射型光学センサをアクセルペダルセンサ29として利用できる。すなわち、反射型光学センサをペダル上部に設置することで足がペダルに触れていなくても、アクセルペダル12の上側に足などの物体が存在するか否かを検知できる。
後付け報知用ECU30は、制御部31及び設定情報テーブル26を備えている。制御部31は、ブレーキペダルセンサ28の検知状態と、アクセルペダルセンサ29の検知状態とに基づいて、ペダルの踏み間違えを防止するための情報を表示および音の出力を利用して運転者に報知する。
すなわち、ブレーキペダル11の上に足があることをブレーキペダルセンサ28が検知している時には、制御部31がブレーキ位置表示灯33を点灯あるいは点滅するように制御する。また、同時にスピーカ34の吹鳴によりブレーキペダル11の上に足があることを報知する。
また、アクセルペダル12の上に足があることをアクセルペダルセンサ29が検知している時には、制御部31がアクセル位置表示灯32を点灯あるいは点滅するように制御する。また、同時にスピーカ34の吹鳴によりアクセルペダル12の上に足があることを報知する。
また、制御部31は、ブレーキペダル11、及びアクセルペダル12のどちら側に足の位置があるのかを運転者が明確に区別できるように、ブレーキ位置表示灯33とアクセル位置表示灯32を互いに異なる表示色で表示する。更に、制御部31は、スピーカ34の吹鳴で用いる音の種類(周波数など)を切り替えて、足の位置がブレーキとアクセルのどちら側にあるのかを運転者が明確に区別できるように制御する。
<動作例-1>
ペダル踏み間違い防止装置の動作例-1を図4に示す。例えば、図1中の報知制御部25が図4の動作を実行することで、ペダル踏み間違い防止装置の機能を実現できる。図4に示した動作について以下に説明する。
報知制御部25は、設定情報テーブル26に登録されている様々な情報をS11で取得する。本実施形態では、ペダル踏み間違い防止装置が足の位置について運転者に報知する制御において使用する時間長、報知開始条件、通知音の種類などを表す情報が設定情報テーブル26に登録されている。
報知制御部25は、車両のアクセサリ(ACC)系統の電源のオンオフをS12で識別し、オン(ON:TRUE)の場合にS13の処理に進む。オフの場合はこの処理を終了する。
報知制御部25は、S11で取得した時間長、報知開始条件などに基づいて報知を行うべき条件を満たす状態か否かをS13で識別し、条件を満たす場合(TRUE)はS14に進み、条件を満たさない場合(FALSE)はS17に進む。
報知制御部25は、足位置センサ21が検出した情報をS14で取得し、この情報に基づいてS15で足の位置を算出する。
報知制御部25は、S15で算出した足の位置に基づいて、足位置表示処理および通知音吹鳴処理をS16で実施する。すなわち、足位置表示部23、又は24で、或いはそれらの近傍の表示部で足の位置を表示する。また、足の位置がブレーキペダル11の領域内にある場合には、報知制御部25は、表示色の選択により足位置表示部23の強調表示を行い、足の位置がアクセルペダル12の領域内にある場合には表示色の選択により足位置表示部24の強調表示を行う。また、報知制御部25は、足位置表示部23と足位置表示部24による強調表示を互いに異なる表示色を用いることによって行う。また、足の位置がブレーキペダル11の領域内にある場合はブレーキに割り当てた種類の音(例えば低音のブザー音)を用いてスピーカ27の吹鳴を行い、足の位置がアクセルペダル12の領域内にある場合はアクセルに割り当てた種類の音(例えば高音のブザー音)を用いてスピーカ27の吹鳴を行う。
また、報知開始条件を満たさない場合や、S16で足位置表示処理および通知音吹鳴処理をS16で開始してから所定時間が経過した場合には、報知制御部25は、足位置表示部23、24の足位置を非表示に切り替えて、スピーカ27の吹鳴を停止する(S17)。この所定時間は、設定情報テーブル26の内容により変更できる。
<動作例-2>
ペダル踏み間違い防止装置の動作例-2を図5に示す。例えば、図2中の報知制御部25A、又は図3中の制御部31が図5の動作を実行することで、ペダル踏み間違い防止装置の機能を実現できる。図5に示した動作を報知制御部25Aが実行する場合について以下に説明する。
報知制御部25Aは、設定情報テーブル26に登録されている様々な情報をS21で取得する。本実施形態では、ペダル踏み間違い防止装置が足の位置について運転者に報知する制御において使用する時間長、報知開始条件、通知音の種類などを表す情報が設定情報テーブル26に登録されている。
報知制御部25Aは、車両のアクセサリ系統の電源のオンオフをS22で識別し、オンの場合にS23の処理に進む。オフの場合はこの処理を終了する。
報知制御部25Aは、S21で取得した時間長、報知開始条件などに基づいて報知を行うべき条件を満たす状態か否かをS23で識別し、条件を満たす場合はS24に進み、条件を満たさない場合はS25に進む。
報知制御部25Aは、アクセルペダルセンサ29が足を検知したか否かをS24で識別し、足を検知した場合はS26に進み、足を検知しない場合はS27に進む。
アクセルペダルセンサ29が足を検知した場合には、報知制御部25Aは、アクセル用の足位置表示部23の表示処理および「通知音1」の吹鳴開始をS26で実施する。すなわち、運転者の足の位置がアクセルペダル12と対向する位置にあることを足位置表示部23の点灯などで表示すると共に、「通知音1」の吹鳴により運転者に知らせる。
また、アクセルペダルセンサ29が足を検知していない場合には、報知制御部25Aは、アクセル用の足位置表示部24を非表示に制御すると共に、「通知音1」の吹鳴を停止する(S27)。
また、S23の条件を満たさない場合には、報知制御部25Aは、足位置表示部23及び24の両方を非表示に制御すると共に、通知音の吹鳴を停止する(S25)。
報知制御部25Aは、ブレーキペダルセンサ28が足を検知したか否かをS28で識別し、足を検知した場合はS29に進み、足を検知しない場合はS30に進む。
ブレーキペダルセンサ28が足を検知した場合には、報知制御部25Aは、ブレーキ用の足位置表示部24の表示処理および「通知音2」の吹鳴開始をS29で実施する。すなわち、運転者の足の位置がブレーキペダル11と対向する位置にあることを足位置表示部24の点灯などで表示すると共に、「通知音2」の吹鳴により運転者に知らせる。
また、ブレーキペダルセンサ28が足を検知していない場合には、報知制御部25Aはブレーキ用の足位置表示部23を非表示に制御すると共に、「通知音2」の吹鳴を停止する(S30)。
<設定情報テーブルの構成>
設定情報テーブル26の構成例を図6に示す。
図6に示した設定情報テーブル26は、監視対象26aをアクセルとブレーキのそれぞれに対応付けて区分されたデータを含んでいる。また、アクセル用のデータは、制御項目26bとして「走行有無1」、「表示色1」、「表示継続時間1」、「通知音量1」、及び「音の種類1」を含み、ブレーキ用のデータは、制御項目26bとして「走行有無2」、「表示色2」、「表示継続時間2」、「通知音量2」、及び「音の種類2」を含んでいる。
図6の例では、アクセル用設定データP11の選択内容26cは、停車時にのみ機能が有効になる状態と、走行時にのみ機能が有効になる状態と、停車時と走行時の両方で機能が有効になる状態とのいずれかのデータを「走行有無1」として選択できる。
また、アクセル用設定データP12の選択内容26cは、赤色と橙色のいずれかのデータを「表示色1」として選択できる。
アクセル用設定データP13の選択内容26cは、「短い時間」、「中程度の時間」、「長い時間」、「常時継続」のいずれかのデータを「表示継続時間1」として選択できる。
アクセル用設定データP14の選択内容26cは、大、中、小のいずれかのデータを「通知音量1」として選択できる。
アクセル用設定データP15の選択内容26cは、「高音ブザー音A」、「高音ブザー音B」のいずれかのデータを「音の種類1」として選択できる。
また、ブレーキ用設定データP21の選択内容26cは、停車時にのみ機能が有効になる状態と、走行時にのみ機能が有効になる状態と、停車時と走行時の両方で機能が有効になる状態とのいずれかのデータを「走行有無2」として選択できる。
また、ブレーキ用設定データP22の選択内容26cは、青色、緑色、黄色のいずれかのデータを「表示色2」として選択できる。
ブレーキ用設定データP23の選択内容26cは、「短い時間」、「中程度の時間」、「長い時間」、「常時継続」のいずれかのデータを「表示継続時間2」として選択できる。
ブレーキ用設定データP24の選択内容26cは、大、中、小のいずれかのデータを「通知音量2」として選択できる。
ブレーキ用設定データP25の選択内容26cは、「低音ブザー音A」、「低音ブザー音B」のいずれかのデータを「音の種類2」として選択できる。
したがって、図6のような構成の設定情報テーブル26を報知制御部25、25A、又は制御部31が使用することで、踏み間違い防止機能を実現するための適切な制御が容易になり、必要に応じてユーザが制御条件を切り替えることも可能になる。
例えば、アクセル用設定データP11の選択内容26cを「停車時」又は「両方で有効」に定めておくことで、意図しない急発進の防止が可能になる。すなわち、車両が停車している状態で、運転者がブレーキペダル11を踏むつもりで、実際にはアクセルペダル12の上に足を近づけた場合には、アクセル用の足位置表示部24の表示点灯と、スピーカ27の吹鳴による報知により、足の位置が間違っていることを運転者がペダルを踏み込む前に知らせることができる。
また、アクセル用設定データP12の「表示色1」と、ブレーキ用設定データP22の「表示色2」に互いに異なる色が割り当てられているので、運転者がブレーキペダル11に足を近づけた場合に表示される足位置表示部23の表示色と、アクセルペダル12に足を近づけた場合に表示される足位置表示部24の表示色との違いを運転者は容易に認識できる。
また、アクセル用設定データP15の「音の種類1」が高音ブザー音であるのに対し、ブレーキ用設定データP25の「音の種類2」が低音ブザー音であるため、運転者は足の位置の違いを吹鳴音の周波数の違いにより容易に認識できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上述のペダル踏み間違い防止装置においては、足と各ペダルとの(左右方向の)位置関係だけに基づいて表示制御や通知音の吹鳴を実施しているが、足からペダルまでの上下方向の距離の大小を制御に反映しても良い。具体的には、距離に応じて通知音の種類や大きさを切り替えても良いし、距離に応じて表示色や表示の明るさを切り替えても良い。
また、例えば車両のパーキングブレーキの状態を表す情報を取得して、そのオンオフを表示制御や通知音の吹鳴に反映しても良い。例えば、自動的に解除できない機械式のパーキングブレーキを搭載している車両において、運転者がパーキングブレーキを解除しない状態のままアクセルペダル12に足を近づけたような場合に、パーキングブレーキの解除忘れを足位置表示部24の表示やスピーカ27の吹鳴により警告することが可能になる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係るペダル踏み間違い防止装置の特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両の運転者が足で操作可能な少なくとも2つのペダル(ブレーキペダル11、アクセルペダル12)の近傍に配置され、前記ペダルの近傍にある足の位置を検知可能な足位置検出部(足位置センサ21、又はブレーキペダルセンサ28、アクセルペダルセンサ29)と、
前記足の位置が少なくとも1つの前記ペダルの近傍にある時に、前記足位置検出部の検知状態に応じて、少なくとも前記2つのペダルのうちどちらに近い位置に足があるのかを表す情報を運転者に報知する足情報報知部(車載表示ユニット22、又は後付け報知用ECU30)と、
を備えるペダル踏み間違い防止装置。
上記[1]の構成のペダル踏み間違い防止装置によれば、運転者が実際にペダルを踏み込む前に、2つのペダルのどちら側に足の位置があるのかを運転者に報知することができる。したがって、運転者の感覚と実際の足の位置にずれがある場合でも、運転者の意図しないペダル踏み込みを未然に防止できる。特に、実際のペダル踏み込みにより車両が動き出すのを防止できるので、運転者がパニックになるのを避けることができ、安全の確保が容易になる。
[2] 前記足情報報知部は、運転者が視認可能な可視情報により足の位置を表す情報を報知する足位置表示部(足位置表示部23、24)を有する、
上記[1]に記載のペダル踏み間違い防止装置。
上記[2]の構成のペダル踏み間違い防止装置によれば、足位置表示部が可視情報を表示するので、ペダル及び足が見えない位置にある場合でも、運転者は視覚的に足とペダルの実際の位置関係を把握することが容易になる。
[3] 前記足情報報知部は、出力する音の種類により足の位置を表す情報を報知する警報音出力部(スピーカ27、34)を有する、
上記[1]又は[2]に記載のペダル踏み間違い防止装置。
上記[3]の構成のペダル踏み間違い防止装置によれば、運転者は聴覚で警報音出力部が出力する音の種類を区別して、足と各ペダルとの位置関係を把握することが容易になる。また、運転者が前方の道路だけを注視して計器板などを見ていない状況であっても、運転者は自分の足の位置を容易に把握できる。また、聴覚情報と視覚情報の両方を併用して足の位置を報知する場合には、より確実に安全を確保可能になる。
[4] 前記足位置検出部は、単一のセンサ(足位置センサ21)と、前記センサの検知状況に基づき、前記2つのペダルのうちどちらに近い位置に足があるのかを識別する足位置識別部(報知制御部25、S15)とを有する、
上記[1]乃至[3]のいずれかに記載のペダル踏み間違い防止装置。
上記[4]の構成のペダル踏み間違い防止装置によれば、センサの数が少ないので、装置の取り付けや、配線、位置合わせなどの作業が容易になる。
[5] 前記足位置検出部は、アクセルペダルの近傍に配置された第1のセンサ(アクセルペダルセンサ29)と、ブレーキペダルの近傍に配置された第2のセンサ(ブレーキペダルセンサ28)とを有する、
上記[1]乃至[3]のいずれかに記載のペダル踏み間違い防止装置。
上記[5]の構成のペダル踏み間違い防止装置によれば、第1のセンサ及び第2のセンサとして構造が単純で比較的安価な部品を採用することが可能になる。また、2つのペダルのどちら側に足の位置があるか識別するために特別な処理を行う必要がない。
11 ブレーキペダル
12 アクセルペダル
13 ブレーキ踏み込みセンサ
14 アクセル踏み込みセンサ
15 走行系ECU
21 足位置センサ
22 車載表示ユニット
23 足位置表示部
24 足位置表示部
25,25A 報知制御部
26 設定情報テーブル
26a 監視対象
26b 制御項目
26c 選択内容
27,34 スピーカ
28 ブレーキペダルセンサ
29 アクセルペダルセンサ
30 後付け報知用ECU
31 制御部
32 アクセル位置表示灯
33 ブレーキ位置表示灯
100,100A,100B 車載システム
P11,P12,P13,P14,P15 アクセル用設定データ
P21,P22,P23,P24,P25 ブレーキ用設定データ

Claims (5)

  1. 車両の運転者が足で操作可能な少なくとも2つのペダルの近傍に配置され、前記ペダルの近傍にある足の位置を検知可能な足位置検出部と、
    前記足の位置が少なくとも1つの前記ペダルの近傍にある時に、前記足位置検出部の検知状態に応じて、少なくとも前記2つのペダルのうちどちらに近い位置に足があるのかを表す情報を運転者に報知する足情報報知部と、
    を備えるペダル踏み間違い防止装置。
  2. 前記足情報報知部は、運転者が視認可能な可視情報により足の位置を表す情報を報知する足位置表示部を有する、
    請求項1に記載のペダル踏み間違い防止装置。
  3. 前記足情報報知部は、出力する音の種類により足の位置を表す情報を報知する警報音出力部を有する、
    請求項1又は請求項2に記載のペダル踏み間違い防止装置。
  4. 前記足位置検出部は、単一のセンサと、前記センサの検知状況に基づき、前記2つのペダルのうちどちらに近い位置に足があるのかを識別する足位置識別部とを有する、
    請求項1に記載のペダル踏み間違い防止装置。
  5. 前記足位置検出部は、アクセルペダルの近傍に配置された第1のセンサと、ブレーキペダルの近傍に配置された第2のセンサとを有する、
    請求項1に記載のペダル踏み間違い防止装置。
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