JP2023157241A - 取付穴用キャップ及び運動案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ばりの発生を抑えることができ、保持力及び抜去力を確保することができる運動案内装置の取付穴用キャップを提供する。【解決手段】本発明の取付穴用キャップ8は、蓋部11と、嵌合部12と、を備える。嵌合部12は、円周方向に配置される第1嵌合部13と第2嵌合部14を備える。第1嵌合部13と第2嵌合部14との間には、スリット16が形成される。第1嵌合部13には、取付穴の内面に接触する突部17が形成される。第1嵌合部13の突部の外径は第2嵌合部14の外径よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、運動案内装置のレールの取付穴を塞ぐための取付穴用キャップ及びこの取付穴用キャップを備える運動案内装置に関する。
運動案内装置は、テーブル等の可動体の線運動(直線又は曲線運動)を案内するのに用いられる。運動案内装置は、ベースに取り付けられるレールと、レールに線運動可能に組み付けられるキャリッジと、を備える。キャリッジには、レールとキャリッジとの間を転がる転動体を循環させる循環路が設けられる。
レールには、レールをベースに締結するための締結部材が挿入される取付穴が設けられる。この取付穴に塵芥、切り粉等の異物が溜まると、キャリッジに設けたシール装置でも異物を掻き出すことができない。取付穴に溜まった異物がキャリッジ内に浸入すると、転動体の円滑な転がりを妨げる。このため、レールの取付穴を取付穴用キャップで塞ぐことが行われている。
従来の取付穴用キャップとして、特許文献1には、円盤状のキャップ本体の周囲に複数の突起を設けたものが知られている。キャップは、取付穴の上に仮置きされた後、ハンマ等を用いて取付穴に打ち込まれる。キャップの突起には、締め代が設けられる。キャップは、突起の締め代によって取付穴にしっかりと固定される。
キャップを取付穴に固定する力の指標として、保持力と抜去力がある。保持力は、キャップをレールの取付穴に打ち込んだ後、キャップを上面から押し込んだときにキャップが沈み込むまでの力である。保持力が弱いと、キャップが容易に沈み込み、キャップの上面に異物が溜まってしまう。抜去力は、レールを反転させて、レールの底面側からキャップを押し込んだときにキャップが取付穴から抜けるまでの力である。抜去力が弱いと、キャリッジがレール上を走行するときにキャップが取付穴から簡単に抜けてしまう。
特開2002-227838号公報
特許文献1に記載の運動案内装置の取付穴用キャップにおいては、キャップの突起に締め代を設けて保持力及び抜去力を確保している。しかし、キャップを取付穴に打ち込むと、突起が削れて、レールの上面にキャップに付着したばりが発生する。ばりを切断してキャップから取り除く必要があり、キャップが多数あるので、この作業には大変な手間がかかる。一方、突起の締め代を小さくすると、ばりの発生を抑えることができるが、今度はキャップの保持力及び抜去力が弱まってしまう。このように、ばりの発生の抑制とキャップの保持力及び抜去力の確保とは、背反するような関係にあるので、両者をいかにして成立させるかに取付穴用キャップの課題がある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、ばりの発生を抑えることができ、保持力及び抜去力を確保することができる運動案内装置の取付穴用キャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、運動案内装置のレールの取付穴を塞ぐための取付穴用キャップであって、蓋部と、嵌合部と、を備え、前記嵌合部は、円周方向に配置される第1嵌合部と第2嵌合部を備え、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との間には、スリットが形成され、前記第1嵌合部には、前記取付穴の内面に接触する突部が形成され、前記第1嵌合部の前記突部の外径が前記第2嵌合部の外径よりも大きい取付穴用キャップである。
本発明によれば、取付穴用キャップの嵌合部をスリットで区画された第1嵌合部と第2嵌合部とから構成し、第1嵌合部に取付穴の内面に接触する突部を形成し、第1嵌合部の突部の外径を第2嵌合部の外径よりも大きくするので、ばりの発生の抑制と保持力及び抜去力の確保を両立させることが可能になる。
運動案内装置の斜視図である。 運動案内装置の断面図である。 本発明の第1の実施形態のキャップの上面側斜視図である。 本実施形態のキャップの底面側斜視図である。 本実施形態のキャップの詳細図である(図5(a)は図5(b)のX-X線断面図であり、図5(b)は底面図であり、図5(c)は図5(b)のY-Y線断面図である)。 図5のVI部拡大図である。 レールの取付穴に仮置きした状態の本実施形態のキャップの断面図である。 当て板をあてがった状態の本実施形態のキャップの断面図である。 レールの取付穴と本実施形態のキャップの寸法関係を示す断面図である。 レールの取付穴に打ち込んだ状態の本実施形態のキャップの断面図である。 図10のX部拡大図である。 本発明の第2の実施形態のキャップの底面側斜視図である。 本発明の第3の実施形態のキャップの底面側斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の運動案内装置の取付穴用キャップ(以下、単にキャップという)を詳細に説明する。ただし、本発明のキャップは種々の形態で具体化することができ、明細書に記載される実施形態に限定されるものではない。本実施形態は、明細書の開示を十分にすることによって、当業者が発明の範囲を十分に理解できるようにする意図をもって提供されるものである。
(第1の実施形態)
まず、運動案内装置の構成を説明する。図1は、運動案内装置の斜視図を示し、図2は運動案内装置の断面図を示す。運動案内装置は、レール1と、このレール1にボール、ローラ等の複数の転動体3を介して長さ方向に線運動(直線運動又は曲線運動)可能に組み付けられるキャリッジ2と、を備える。
図1に示すように、レール1は、直線状又は曲線状に延びる。レール1には、転動体3が転がり運動する転動体転走部1aが形成される。キャリッジ2には、レール1の転動体転走部1aに対向する転動体転走部2aが形成される。レール1の転動体転走部1aとキャリッジ2の転動体転走部2aとの間には、転動体3が転がり運動可能に介在する。キャリッジ2には、転動体3を循環させる循環路が設けられる。6は、レール1に付着した異物を除去するシール装置である。
なお、以下では、説明の便宜上、レール1を水平面に取り付け、レール1を長さ方向から見たときの方向、すなわち図1、図2の上下、左右、前後方向を用いて、運動案内装置の構成を説明する。もちろん、運動案内装置の配置はこれに限られるものではなく、レール1を垂直面に取り付けてもよいし、運動案内装置を上下反転させてもよい。
レール1の上面には、長さ方向に一定の間隔を空けて複数の取付穴5が形成される。取付穴5には、レール1をベース7に締結するための締結部材であるボルト4が挿入される。
図2に示すように、取付穴5は、ボルト4の頭部4aが着座するザグリ部5aと、ボルト4のねじ部4bが挿入される挿入孔5bと、を備える。ザグリ部5aの開口部の内周縁には、面取り5c(図9も参照)が設けられる。ボルト4が取付穴5内に完全に埋没するように、ザグリ部5aの高さはボルト4の頭部4aの高さよりも大きい。
図1及び図2は、レール1の取付穴5にボルト4を通し、ボルト4をベース7に締結した状態を示す。取付穴5は、その後、キャップ8によって塞がれる。
図3は、本発明の第1の実施形態のキャップ8の上面側斜視図を示し、図4は底面側斜視図を示す。図5は、キャップ8の断面図、底面図等の詳細図を示す。
図3に示すように、キャップ8は、蓋部11と、嵌合部12と、を備える。嵌合部12は、蓋部11に一体に形成される。蓋部11には、キャップ8の上面が形成される。嵌合部12には、キャップ8の側面が形成される。キャップ8は、例えば樹脂の射出成型により製造される。
図4に示すように、蓋部11は、略円盤状の天板部11aと、天板部11aの下面に設けられる補強リブ11bと、を備える。補強リブ11bは、天板部11aの中心を中心として円環状に形成される環状リブ11b1と、環状リブ11b1から放射状に延びる放射状リブ11b2と、を備える。放射状リブ11b2は、第2嵌合部14の円周方向の両端に接続される。環状リブ11b1は天板部11aを補強し、放射状リブ11b2は第2嵌合部14を補強する。環状リブ11b1と放射状リブ11b2は、天板部11aの下面から嵌合部12の下面まで延びる(図5(a)参照)。
図3に示すように、嵌合部12は、蓋部11の外周部から下方に延びる。嵌合部12は、略円筒状である。嵌合部12は、円周方向に配置される複数の第1嵌合部13と複数の第2嵌合部14を備える。第1嵌合部13と第2嵌合部14は円周方向に交互に配置される。第1嵌合部13の対角には、第2嵌合部14が配置される。なお、第1嵌合部13と第2嵌合部14は、それぞれ少なくとも1つあればよい。
第1嵌合部13と第2嵌合部14との間には、スリット16が形成される。第1嵌合部13と第2嵌合部14は、スリット16によって画定される。スリット16は、嵌合部12の下端から軸方向に天板部11aまで延びる。
第1嵌合部13には、レール1の取付穴5の内面に接触する突部17が形成される。突部17は、円周方向に延びる。図5(a)に示すように、突部17の外面には、取付穴5の内面と略平行な円筒状の第1平行部17aが形成される。突部17の第1平行部17aよりも下側には、突部17が取付穴5に入るのを案内するガイド斜面17bが形成される。第1嵌合部13の突部17よりも下側には、取付穴5の内面と略平行な円筒状の第2平行部18が形成される。第1嵌合部13の下端部には、第1嵌合部13が取付穴5に入るのを案内するガイド斜面19が形成される。第1嵌合部13の突部17の上部には、取付穴5の内面と略平行な円筒状の第3平行部25が形成される。
図3に示すように、第2嵌合部14の上部には、取付穴5の開口部の内周縁の面取り5cを覆うつば24が形成される。このつば24は、第2嵌合部14の上部にのみ形成されていて、第1嵌合部13の上部には形成されていない。すなわち、つば24は、キャップ8の周囲に途切れ途切れに形成される。
図5(a)(b)に示すように、第1嵌合部13の突部17の外径Φ1は、第2嵌合部14の外径Φc、すなわち第2嵌合部14のつば24よりも下の外面14aの外径Φcよりも大きい。第2嵌合部14のつば24より下側の外面14aは、上下方向の中間部が最も膨らんだ太鼓のような曲面状に形成される。図6に示すように、第2嵌合部14の外面14aは、縦断面において、曲線状である。第2嵌合部14の外面14aの中間部の外径Φcは、上部の外径Φa及び下部の外径Φbよりも大きい。外面14aの最大径Φcが第2嵌合部14の外径Φcである。
第2嵌合部14は、第1嵌合部13よりもキャップ8の内側に撓みにくく形成される。図5(a)に示すように、第2嵌合部14の下端部にキャップ8の中心に向かう荷重Pをかけたときの第2嵌合部14の下端部の撓み量は、第1嵌合部13の下端部にキャップ8の中心に向かう荷重Pをかけたときの第1嵌合部13の下端部の撓み量よりも小さい。
図5(b)に示すように、蓋部11の天板部11aの下面には、第1嵌合部13を第2嵌合部14よりも撓ませ易くする円弧状の溝21a,21bが第1嵌合部13に沿って形成される。円弧状の溝21a,21b間には、天板部11aの変形を抑制する梁22が形成される。
以下に、キャップ8を取付穴5に打ち込む工程を説明する。まず、図7に示すように、キャップ8を取付穴5に仮置きする。このとき、キャップ8の第1嵌合部13の突部17が取付穴5の面取り5cに引っ掛かる。キャップ8が取付穴5に入り込む量H1、すなわちキャップ8が面取り5cより下に入り込む量H1は、キャップ8の上下方向の厚さ(H)の25%以上、望ましくは30%以上である。
キャップ8を取付穴5に仮置きすると、キャップ8の第1嵌合部13の第2平行部18が取付穴5に入り、キャップ8の第2嵌合部14の外面14aが取付穴5に接触する。H1が25%であることと相まって、仮置きしたキャップ8が傾くのを防止でき、キャップ8の据わりを良くすることができる。
次に、図8に示すように、キャップ8の上に当て板23を置き、当て板23をハンマで叩く。図9は、撓み変形前のキャップ8と取付穴5との寸法関係を示す。キャップ8を取付穴5に打ち込むと、第1嵌合部13の突部17が取付穴5に圧入されると共に、第2嵌合部14の外面14aが取付穴5に圧入される。キャップ8は、締め代δ1,δ2をもって取付穴5に圧入される。このため、保持力及び抜去力を確保することができる。
ここで、第1嵌合部13の突部17の外径Φ1は、第2嵌合部14の外面14aの外径Φcよりも大きい。このため、第1嵌合部13の締め代δ1は第2嵌合部14の締め代δ2よりも大きい。第1嵌合部13は第2嵌合部14よりも大きな締め代δ1をもって取付穴5に圧入される。なお、取付穴5の寸法公差によっては、第2嵌合部14の外面14aと取付穴5の内面との間には僅かなすきまが空いてもよく、少なくとも第1嵌合部13と取付穴5との間に締め代δ1があればよい。
図9に示すように、キャップ8を取付穴5に打ち込むと、第2嵌合部14のつば24が取付穴5の面取り5c上に載置される。このため、つば24のせん断力によって保持力を確保することができる。
図10に示すように、キャップ8を取付穴5に圧入すると、第1嵌合部13の突部17が取付穴5の内面に接触して第1嵌合部13が撓む。このため、第1嵌合部13にばりが発生するのを抑制することができる。第2嵌合部14は第1嵌合部13よりも小さな締め代δ2で取付穴5に圧入されているので、図11の拡大図に示すように、第2嵌合部14のばりになる部分20(図中クロス線で示す領域)はわずかであり、殆どばりが発生しない。仮に、ばりが発生しても、第2嵌合部14の外面14aは太鼓のような曲面状に形成されるので、ばり23がキャップ8のつば24と取付穴5の面取り5cとの間に入り込む。このため、ばり23がレール1の上面に飛び出すことが防止される。
以上に本実施形態のキャップ8の構成と打ち込み工程を説明した。本実施形態のキャップ8によれば以下の効果を奏する。
キャップ8の嵌合部12をスリット16で区画された第1嵌合部13と第2嵌合部14とから構成し、第1嵌合部13に取付穴5の内面に接触する突部17を形成し、突部17の外径Φ1を第2嵌合部14の外径Φcよりも大きくするので、ばりの発生の抑制と保持力及び抜去力の確保を両立させることができる。
第2嵌合部14の上部に取付穴5の開口部の面取り5cを覆うつば24を形成するので、保持力を確保することができる。
第2嵌合部14の外面14aを上下方向の中間部が最も膨らんだ曲面状に形成するので、第2嵌合部14で保持力及び抜去力を確保した上で、第2嵌合部14でのばりの発生を抑えることができる。
第1嵌合部13の上部につば24を形成しないので、つば24と突部17との間にアンダーカットが発生するのを防止でき、キャップ8を容易に樹脂成型することができる。また、仮に第1嵌合部13の突部17にばりが発生したとしても、このばりを突部17の上部の空間s(図10参照)に留め、又はばりをスリット16を経由してキャップ8の内部に移行させることができる。したがって、ばりを外部に出さないようにすることができる。なお、空間sは、ばりが外に出ることなく、空間sに留まる大きさに形成される。
蓋部11に第2嵌合部14に接続される補強リブ11bを設けるので、第2嵌合部14を撓みにくくすることができる。
キャップ8を取付穴5に仮置きしたときの入り込み量(H1)がキャップ8の上下方向の厚さ(H)の25%以上であるので、キャップ8の据わりを良くすることができる。
(第2の実施形態)
図12は、本発明の第2の実施形態のキャップ31の底面側斜視図を示す。このキャップ31も、蓋部11と、嵌合部12と、を備える。11aは蓋部11の天板部、11b1,11b2は蓋部11の補強リブ、13は第1嵌合部、17は第1嵌合部の突部、14は第2嵌合部である。これらの構成は、第1の実施形態のキャップ8と略同一であるから同一の符号を附してその説明を省略する。
第1の実施形態のキャップ8では、蓋部11の天板部11aの変形を抑制する梁22(図5(b)参照)が溝21a,21b間にのみ形成されているが、第2の実施形態のキャップ31では、梁32は、溝21a,21b間に形成されているだけでなく、環状リブ11b1から放射状に第1嵌合部13まで延びている。天板部11aの変形をより抑えたいときは、梁32をこのように形成してもよい。ただし、天板部11aの下面の全域に梁32を形成すると、第1嵌合部13が撓みにくくなり、ばりが発生するおそれがあるので、一部分だけ天板部11aの下面を厚くして梁32を形成するのが望ましい。
(第3の実施形態)
図13は、本発明の第3の実施形態のキャップ41の底面側斜視図を示す。このキャップ41も、蓋部11と、嵌合部12と、を備える。蓋部11の天板部11a、補強リブ11b1,11b2、第1嵌合部13、突部17、第2嵌合部14の構成は、第1の実施形態のキャップ8と略同一であるから同一の符号を附してその説明を省略する。
第1の実施形態のキャップ8では、第1嵌合部13を撓み易くするために天板部11aの下面に溝21a,21bを形成している。一方、第3の実施形態のキャップ41では、溝を形成しておらず、天板部11aの下面をフラットにしている。取付穴5の寸法が大きい場合、第1嵌合部13の上下方向の長さも長くなり、第1嵌合部13を撓ませ易くなる。このため、天板部11aの下面に溝21a,21bを形成しなくても、第1嵌合部13を撓ませることができる。
なお、本発明は上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で他の実施形態に具現化できる。
例えば、上記実施形態では、第1嵌合部に形成される突部が円周方向に延びているが、軸方向に延びていてもよい。また、突部が1つ以上の突起から構成されてもよい。
上記実施形態では、第1嵌合部の上部につばを設けていないが、第1嵌合部の上部につばを設けてもよい。
1…レール、2…キャリッジ、4…ボルト(締結部材)、5…取付穴、8…取付穴用キャップ、11…蓋部、11a…天板部、11b…補強リブ、12…嵌合部、13…第1嵌合部、14…第2嵌合部、14a…第2嵌合部の外面、16…スリット、17…突部、24…つば、31…キャップ、41…キャップ、Φ1…第1嵌合部の突部の外径、Φc…第2嵌合部の外径

Claims (7)

  1. 運動案内装置のレールの取付穴を塞ぐための取付穴用キャップであって、
    蓋部と、嵌合部と、を備え、
    前記嵌合部は、円周方向に配置される第1嵌合部と第2嵌合部を備え、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との間には、スリットが形成され、
    前記第1嵌合部には、前記取付穴の内面に接触する突部が形成され、
    前記第1嵌合部の前記突部の外径が前記第2嵌合部の外径よりも大きい取付穴用キャップ。
  2. 前記第2嵌合部の上部には、前記取付穴の開口部の内周縁の面取りを覆うつばが形成されることを特徴とする請求項1に記載の取付穴用キャップ。
  3. 前記第2嵌合部の外面は、上下方向の中間部が最も膨らんだ曲面状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付穴用キャップ。
  4. 前記第1嵌合部の上部の外面には、前記つばが形成されていないことを特徴とする請求項2に記載の取付穴用キャップ。
  5. 前記蓋部は、天板部と、前記天板部の下面に設けられ、前記第2嵌合部に接続される補強リブと、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付穴用キャップ。
  6. 前記取付穴用キャップを前記取付穴に仮置きしたとき、前記取付穴用キャップが前記取付穴に入り込む量(H1)が前記取付穴用キャップの上下方向の厚さ(H)の25%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付穴用キャップ。
  7. 請求項1又は2に記載の取付穴用キャップと、
    レールと、
    前記レールに相対移動可能に組付けられるキャリッジと、を備える運動案内装置。
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