JP2023153449A - ヨレ抑制剤及びヨレ抑制剤を含有する皮膚化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布後の肌上でヨレを生じない皮膚化粧料用ヨレ抑制剤及びこれを含有する皮膚化粧料を提供する。【解決手段】下記(A)を有効成分とする皮膚化粧料用ヨレ抑制剤、好ましくは下記(B)を含有する皮膚化粧料に用いられる皮膚化粧料用ヨレ抑制剤により上記課題を解決する。(A)ポリクオタニウム‐52(B)水膨潤性粒子状ポリマー【選択図】なし

Description

本発明は皮膚化粧料のヨレ抑制剤に関し、詳細には、塗布中あるいは塗布後の摩擦によって生じるヨレを抑制するヨレ抑制剤、およびそれを用いたヨレが抑制された皮膚化粧料に関するものである。
皮膚化粧料には使用時のテクスチャーを良くするため、あるいは皮膚化粧料自体の経時安定性を高めるために、さまざまな粘度調整剤が使用される。それらは肌上に塗布された際あるいは塗布されて時間が経過した際に、皮膚化粧料中の水分が角層への浸透または外部への蒸発をするため、肌表面に乾燥または半乾燥状態の皮膜として残存する。このようにして形成される皮膜は、それ自体が閉塞作用によって肌水分量の低下を防ぐなど美容作用を有する。しかし、一方で、皮膚表面で固体またはペースト状の成分が著しく残存した場合、手や衣服などとの摩擦によってそれらが凝集し、ヨレとなってポロポロと剥がれ落ちることが知られている。
このような特徴を応用する例として、カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシルビニルポリマーを含む、水中油型ゴマージュ化粧料が知られている(例えば特許文献1を参照)。ゴマージュ化粧料は皮膚化粧料を皮膚上に塗布して皮膜を形成させ、製剤と古い角質層によって発生するヨレをあたかも消しゴムのカスのようにこすり落とすことを目的とする化粧料である。
このように塗布した皮膚化粧料が形成する皮膜がヨレとなって生じる現象にあたり、皮膜中に含まれる固形分の割合、粉体の割合が多いほど、ヨレの発生量が多くなることが知られている。そのような例として、結晶セルロースを含む例(例えば特許文献2を参照)や多糖水溶性高分子を用いた例(例えば特許文献3を参照)、アクリル酸デンプングラフト共重合体などを組み合わせた例(例えば特許文献4を参照)などが知られている。
これらの例はポロポロとヨレが生じることを良い作用として用いているが、一般的な皮膚化粧料においては、ヨレが生じることは肌上から閉塞作用のある皮膜が除去されてしまうことを意味するため、保湿効果など美容効果としては適さない現象である。また、垢が出ているような印象を受けるため、使用者の審美的にも適さない。
皮膚化粧料の使用時に特徴的なみずみずしくさらりとしたテクスチャーを生み出すために、水膨潤性の粒子状高分子を使うことが一般的に知られている。カルボマーなどの増粘剤は水溶液中で高分子のネットワークを形成することで増粘をするが、使用後に自身の被膜を肌上で形成することによってべたつきを生じる。一方で水膨潤性の粒子状ポリマーは水溶液中で膨潤し、自身の膨潤した体積同士の相互作用によって増粘をする。
このような水膨潤性の粒子状ポリマーを用いた例として、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を含有する皮膚外用組成物においてデンプン・アクリル酸グラフト重合体を組み合わせたぬめり感抑制ゲル状皮膚外用組成物(例えば特許文献5を参照)や、アクリル酸Naグラフトデンプンを含有するムース状化粧料(例えば特許文献6を参照)、ポリ-γ-L-グルタミン酸、ポリ-γ-L-グルタミン酸の塩、ポリ-γ-L-グルタミン酸架橋体およびポリ-γ-L-グルタミン酸架橋体の塩の中から選ばれる1種または2種以上と、デンプン・アクリル酸ブロック重合体及び/又はその塩とポリオキシアルキレングリセリルエーテルを含有することを特徴とする皮膚外用剤(例えば特許文献7を参照)などが知られている。水膨潤性の粒子状ポリマーを有する皮膚化粧料は肌上で乾燥した
際に粒状で残存するため、使用後の肌感触がさらりとすることが知られている。
特開平11-263721号公報 特開2000-219618号公報 特開2000-290136号公報 特開2006-089423号公報 特開2000-327516号公報 特開2011-256154号公報 特開2013-023455号公報
上記従来技術の水膨潤性の粒子状ポリマーは使用後の肌のさらりとしたテクスチャーを演出する一方で、前述した皮膜中に含まれる固形分、粉体の割合を高めることから、塗布中あるいは塗布後のヨレを発生させやすい傾向があり、大きな課題となっていた。このような背景から、水膨潤性の粒状高分子を用いた皮膚化粧料に対して、ヨレを抑制する効果があるヨレ抑制剤、およびヨレが抑制された皮膚化粧料が強く望まれていた。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、塗布後の肌上でヨレを生じない皮膚化粧料用ヨレ抑制剤及びこれを含有する皮膚化粧料を提供することである。
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意研究を行った結果、水膨潤性の粒状ポリマーを有する皮膚化粧料に対し、ポリクオタニウム‐52を組み合わせることによって、使用感触を損なわずに塗布後のヨレを抑制することができることを見出し、本発明を完成した。
さらに、水膨潤性の粒状ポリマーとして、アクリル酸Naグラフトデンプンを用いることで、さらに使用後にさらりと感触がよく、ヨレを発生させない皮膚化粧料ができることを見出し、本発明を完成した。
第一の発明は、下記(A)を有効成分とする皮膚化粧料用ヨレ抑制剤である。好ましくは、下記(B)を含有する皮膚化粧料に用いられる本願第一の皮膚化粧料用ヨレ抑制剤である。
(A)ポリクオタニウム‐52
(B)水膨潤性粒子状ポリマー
第二の発明は、本願第一又は第二に記載の皮膚化粧料用ヨレ抑制剤を含有する皮膚化粧料である。
第三の発明は、下記(B)に下記(A)を組み合わせることを特徴とする皮膚化粧料のヨレ抑制方法である。
(A)ポリクオタニウム‐52
(B)水膨潤性粒子状ポリマー
本発明のヨレ抑制剤によって、塗布後の肌上でヨレを生じない皮膚化粧料を提供することができる。
本明細書において、ヨレとは、肌への塗布中から塗布後において、水分の蒸発や肌表面に存在する汗由来の塩類の影響などにより化粧料の状態が変化し、さらに塗布などの摩擦刺激によって固化あるいは凝集して大きな塊状あるいは剥片状あるいはヒモ状の形態となり発生した固形成分のことをいう。
ヨレが発生すると使用中の異物感や刺激感につながるため化粧料使用時の快適さを悪化させる。また、ヨレが発生することにより肌表面に均一に残存できる化粧料が減少してしまうため、その美容効果を低下させる。
以下、本発明の構成について詳述する。本発明のヨレ抑制剤料は、以下に詳述する(A)ポリクオタニウム‐52を含有することにより、本発明の効果を発揮することができる。
<(A) ポリクオタニウム‐52>
本発明の皮膚化粧料で用いられる(A)成分は、ポリクオタニウム-52である。本発明の(A)成分は、4級アンモニウム部位を含む重合体の総称であるポリクオタニウムの1種の、3次元架橋ポリマーであり、また、その成分名はN,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N-ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコールである。(A)成分は、市販されている化粧品原料として入手可能であり、例えば花王社製のソフケアKG-101E、ソフケアKG-301Wなどを用いることができる。
本発明の(A)成分は、一般的には、毛髪化粧料(ヘアコンディショニング剤等)や洗浄料で親水性増粘剤あるいは泡質改善剤として汎用される成分であるが、本発明では、皮膚化粧料のヨレ抑制という新たな属性と用途を見出した。本発明の(A)成分は、水溶液中で球状となることが知られており、その静電的特徴および形状的特徴が化粧料に含まれる成分の凝集を抑制する作用を引き起こし、本発明のヨレ抑制という効果を発揮していると推測される。
本発明の皮膚化粧料に用いる(A)の配合量は、皮膚化粧料全体重量中0.008重量%(以後、特別な記載のない限り重量%を表す)以上が好ましく、より好ましくは全体重量中0.12%以下である。0.008%以上であれば十分なヨレ抑制を発揮することができ、0.12%以下であれば使用時のべたつきが生じない。
<(B) 水膨潤性の粒状ポリマー>
本発明の皮膚化粧料には、(B)成分として水膨潤性の粒状ポリマーを配合することができる。本発明の(B)成分は自身が粒状に架橋したポリマーであり、外部より水を加えるとそのネットワーク上に水分子を吸収しながら膨潤し、大きな粒状の構造体となり、それによって皮膚化粧料全体の粘度を調整する作用がある。また、使用後に肌上で乾燥または半乾燥状態となった際に粒状で残存することで、使用後のさらりとした使用感触を有することができる。
本発明における(B)成分として用いられる成分の一部を例示すると、デンプン、アルギン酸カルシウム、アクリレーツコポリマー、アクリレーツクロスポリマー―2-Na、アクリル酸Naグラフトデンプンなどが挙げられるが、使用感触のみずみずしくさらりとした特性や入手容易性などから、特にアクリル酸Naグラフトデンプンが好ましい。アクリル酸Naグラフトデンプンはコーンスターチなど植物由来のデンプンと、合成により製造されたアクリル酸とを重合したものであり、その製造法や比率によって吸水率やポリマーの平均粒子径をコントロールすることができる。
これらの成分は市販されている化粧品原料として入手可能であり、例えばサランジュールST-100SP(三洋化成工業製)、MAKIMOUSSE 12(大東化成工業製)などが知られている。本発明の皮膚化粧料に用いる成分(B)は一般的に上記の通り増粘剤及び感触調整剤として使用されるものであるが、化粧料に配合することにより肌上でヨレの原因になりやすいことが知られている。
本発明の皮膚化粧料に用いる(B)成分の平均粒子径は、特に限定せず使用することができるが、平均粒度(平均粒子径)が10~30μm程度のものを使用するのが好ましい。平均粒度が小さすぎないものを使用することによって、皮膚化粧料の使用時にキシみ感を持たせないことができる。また、平均粒度が大きすぎないものを使用することによって、皮膚化粧料の外観が極端にゴワゴワにならず、外観が不均一すぎて好ましくないと感じられづらい。また、塗布中の感触および経日安定性に優れた皮膚化粧料となる。
本発明の皮膚化粧料に用いる(B)成分の配合量は、皮膚化粧料全体重量中0.1~1.0%が好ましい。0.1%以上であれば、十分なさらさらとべたつかない使用感触を持たせることができ、1.0%以下であれば、著しい皮膚化粧料の増粘による使用感触の低下を生じない。
<その他の成分>
本発明の皮膚化粧料は上述した成分の他に、本発明の(A)成分および(B)成分のポリマーが膨潤し、その特性を発揮するための水を含む。本発明における水は本発明の皮膚化粧料の基剤として存在するものであり、好ましくは皮膚化粧料全体重量中50%以上、さらに好ましくは70%以上である。
また、本発明の皮膚化粧料は、本発明の目的を損なわない範囲で、他の成分、例えば、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、油剤、高分子化合物、増粘剤、粉体(色素、樹脂、顔料)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、ミネラル塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、pH調整剤、植物エキス、酵素、ビタミン類、アミノ酸等の成分を適宜配合することができる。
また、本発明の皮膚化粧料には、本発明の目的を損なわない範囲で、生理活性成分を適宜配合することができる。生理活性物質とは、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質であり、例えば、美白剤、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、収斂剤、抗酸化剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤等が挙げられる。
<皮膚化粧料>
本発明の皮膚化粧料は、常法に従って製造することができる。また、本発明の皮膚化粧料の一例としては、ローション、乳液、クリーム、美容液、ジェル、シートマスク、メイク、ボデイローション、ボディジェル、ボディクリーム、洗顔せっけん、洗顔フォーム、ボディソープ、クレンジング剤、化粧下地等が挙げられる。剤形も目的に応じて任意に選択することができる。すなわち、液状、クリーム状、ジェル状、乳液状、シート状、スティック状、エアゾール状等のものが挙げられる。本発明の皮膚化粧料は、一般の皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬部外品、指定医薬部外品、外用医薬品等を包含するものである。本発明の皮膚化粧料は上記のように目的に応じて剤型を選択できる。
次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、これに限定されるものではない。実
施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(ヨレ抑制効果評価試験)
評価パネル5名について、洗浄後の両腕前腕部25cmに対して本発明の実施例および比較例の皮膚化粧料を0.3g塗布してもらい、5分間肌上でなじませ続けた後の前腕から発生したヨレの触感について下記の評点のつけ方にて官能評価を実施した。評価基準は5名の総合評点の平均値を用いて、以下の通りに分類した。
<ヨレの抑制効果についての評点と内容>
3点…まったくヨレが発生しなかった
2点…目視で見えるヨレは発生しなかったが、触感としてほんのわずかにヨレが発生したように感じた
1点…目視で見えるヨレは発生しなかったが、触感としてヨレによる異物感を感じた
0点…目視で見える(3mm程度)程度のヨレが発生し、触感としてもヨレによる異物感を感じた
(ヨレ抑制効果の評価基準)
◎:極めて良好 (5名の平均点が2.5点以上であった)
○:良好 (5名の平均点が2点以上2.5点未満であった)
△:やや悪い (5名の平均点が1点以上2点未満であった)
×:悪い (5名の平均点が1点未満であった)
(べたつきのなさ評価試験)
評価パネル5名について、洗浄後の両腕前腕部4cm四方の正方形部分に対して本発明の実施例および比較例の皮膚化粧料を0.3g塗布し、なじませた。その後、前腕をもう片方の手のひらで垂直に触った際の触感のべたつきのなさについて下記の評点のつけ方にて官能評価を実施した。評価基準は5名の総合評点の平均値を用いて、以下の通りに分類した。
<べたつきのなさについての評点と内容>
3点…べたつきを感じない
2点…ややべたつきを感じる
1点…べたつきを感じる
0点…べたつきを強く感じる、不快である
(べたつきのなさの評価基準)
◎:極めて良好 (5名の平均点が2.5点以上であった)
○:良好 (5名の平均点が2点以上2.5点未満であった)
△:やや悪い (5名の平均点が1点以上2点未満であった)
×:悪い (5名の平均点が1点未満であった)
<実施例1~17及び比較例1~10>
表1~3に示す実施例1~17および比較例1~10の各処方における化粧料を常法により調整し、各試験法により評価した。その結果を表1に併せて示す。
表1~3から明らかなように、本発明の成分を用いた実施例の化粧料はいずれも優れた性能を有していた。一方、必須成分のいずれかを欠いた比較例では、ヨレ抑制効果、べたつきのなさのいずれかの項目で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
以下、本発明の化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の化粧料についても、上記のヨレ抑制効果、べたつきのなさについて各項目を検討したところ、いずれにおいても優れた特性を有しており良好であった。
実施例18(化粧水) (重量%)
(1)ポリクオタニウム-52 0.06%
(2)アクリル酸Naグラフトデンプン 0.15%
(3)PEG-75 0.3%
(4)ナイアシンアミド 4.0% (5)アスコルビン酸2グルコシド 1.0%
(6)トラネキサム酸 1.0%
(7)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05%
(8)グリセリン 5.0%
(9)1,3-ブチレングリコール 5.0% (10)ジプロピレングリコール 1.0%
(11)クエン酸 0.05%
(12)水酸化カリウム 0.005%(13)ポリオキシエチレン硬化ひまし油 0.2% (14)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.04%
(15)エデト酸三ナトリウム 0.01%
(16)ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム 0.01%
(17)ポリグリセリン-6 0.5%
(18)メチルグルセス-20 0.4%
(19)サッカロミセス/コメ発酵液 0.3%
(20)ヒアルロン酸Na 0.001%(21)緑茶エキス 0.001%(22)ハトムギ種子エキス 0.01%
(23)オウゴンエキス 0.0005%(24)トコフェロール 0.001%(25)香料 0.01%
(26)フェノキシエタノール 0.1%
(27)メチルパラベン 0.05%
(28)精製水 残部
(製法)(3)~(9)、(11)、(12)、(15)~(23)および(28)を均一に溶解させたのち、(1)を加えさらに均一に溶解させた(A液)。(13)、(14)、(24)~(27)を均一に分散させ、A液に加え、均一溶解するまでプロペラで分散させた(B液)。その後、(10)に(2)を均一分散させたものをB液に加え、均一溶解するまでプロペラで分散させた。均一溶解された液を、ポリエチレンテレフタレート製の容器に充填して化粧水を調製した。
実施例19(ジェルクリーム) (重量%)
(1)ポリクオタニウム-52 0.04%
(2)アクリル酸Naグラフトデンプン 0.4%
(3)PEG-75 1.0%
(4)エタノール 0.5% (5)ジプロピレングリコール 7.0%
(6)クエン酸 0.001%(7)リン酸二ナトリウム 0.001%(8)ポリアクリル酸 0.01%
(9)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1% (10)キサンタンガム 0.02%
(11)カルボキシビニルポリマー 0.2%
(12)水酸化カリウム 0.05%
(13)ポリオキシエチレン硬化ひまし油 0.2% (14)水添レシチン 0.5%
(15)コレステロール 0.02%
(16)フィトステロール 0.02%
(17)シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.3%
(18)メチルポリシロキサン 2.0%
(19)ミリスチン酸オクチルドデシル 0.5%
(20)ワセリン 0.1%
(21)スクワラン 0.02%
(22)ホホバ油 0.01%
(23)ミネラルオイル 0.05%
(24)エデト酸2ナトリウム 0.005%(25)ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム 0.01%
(26)フェノキシエタノール 0.5%
(27)メチルパラベン 0.05%
(28)精製水 残部
(製法)(1)~(11)、(24)~(27)を撹拌した(28)に加え、70℃に加熱して均一溶解させる(A液)。(13)~(23)を70℃に加熱して均一溶解させる(B液)。B液にA液を加え、均一になるまでホモミキサーにて分散した後、30℃まで冷却を行い、ついで(12)を加えてさらにホモミキサーにて均一になるまで分散し、ジェルクリームを調製した。
実施例20(クリーム) (重量%)
(1)ポリクオタニウム-52 0.04%
(2)アクリル酸Naグラフトデンプン 0.7%
(3)PEG-75 0.5%
(4)グルコシルセラミド 0.0005%(5)α-グルカン 0.002%(6)乳酸桿菌/ハス種子発酵液 0.00001%(7)グリセリン 5.0%
(8)1,3-ブチレングリコール 7.0%
(9)ジプロピレングリコール 4.0% (10)ソルビトール 2.0%
(11)マルチトール 0.5%
(12)PEG-32 0.5%
(13)スクワラン 3.5% (14)ワセリン 0.5%
(15)ジメチコン 0.5%
(16)ベヘニルアルコール 2.0%
(17)ステアリン酸グリセリル 0.3%
(18)ステアリン酸 0.1%
(19)PEG-32 0.5%
(20)ステアロイルグルタミン酸Na 0.4%
(21)ミネラルオイル 1.0%
(22)イソステアリン酸ソルビタン 0.2%
(23)コレステロール 0.005%(24)プロパンジオール 0.5%
(25)エデト酸2ナトリウム 0.001%(26)フェノキシエタノール 0.1%
(27)メチルパラベン 0.05%
(28)香料 0.01%
(29)トコフェロール 0.00001%(30)BHT 0.00001%(31)精製水 残部
(製法)(1)~(12)、(19)および(20)を(31)に溶解させる(A液)。(13)~(18)、(21)~(23)、(29)および(30)を80℃に加熱溶解させる(B液)。B液にA液を加え、ホモミキサーにて均一分散させたのち、40℃まで冷却する(C液)。(24)~(28)をプロペラにて均一溶解させたのち、C液に加えてさらにホモミキサーにて均一となるまで分散し、ついで35℃まで冷却を行い、容器に充填してクリームを調製した。
実施例21(洗顔料) (重量%)
(1)ポリクオタニウム-52 0.08%
(2)アクリル酸Naグラフトデンプン 0.2%
(3)PEG-75 1.0%
(4)N-ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム液 10.0% (5)ラウリルヒドロキシスルホベタイン液 2.0%
(6)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 1.0%
(7)ラウリン酸 1.5%
(8)ミリスチン酸 0.5%
(9)アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・メタクリル酸ポリオキシエチレンステアリルエーテル(20E.O.)共重合体エマルション 2.0% (10)グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液 5.0%
(11)トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 1.0%
(12)イソプロピルメチルフェノール 0.2%
(13)酒石酸 0.1% (14)エデト酸四ナトリウム四水塩 0.3%
(15)グリセリン 2.5%
(16)水酸化カリウム 1.0%
(17)フェノキシエタノール 0.8%
(18)ユズセラミド 0.005%(19)レモンエキス 0.03%
(20)ウーロン茶エキス 0.0001%(21)加水分解シルク 0.005%(22)ビワ葉エキス 0.005%(23)1,3-BG 0.1%
(24)精製水 残部
(製法)(4)~(13)を(24)に加え、70℃に加熱して均一溶解させる(A液)。A液に(16)を加えてホモミキサーにて均一分散した後、50℃まで冷却する。その後、(1)~(3)、(14)、(15)および(17)~(23)を加え、さらにホモミキサーにて均一分散した後、35℃まで冷却して洗顔料を調製した。
実施例22(ハンドジェル) (重量%)
(1)ポリクオタニウム-52 0.04%
(2)アクリレーツクロスポリマー 1.8%
(3)PEG-75 1.0%
(4)エタノール 10.0% (5)ジプロピレングリコール 7.0%
(6)PPG-6デシルテトラデセス-20 0.3%
(7)キサンタンガム 0.1%
(8)エデト酸2ナトリウム 0.005%(9)イソプロピルメチルフェノール 0.01%
(10)フェノキシエタノール 0.3%
(11)メチルパラベン 0.1%
(12)精製水 残部
(製法)(6)、(9)~(11)を(4)に均一溶解させる(A液)。(1)~(3)、(5)、(7)、(8)を(12)に均一溶解させる(B液)。B液にA液を加え、均一になるまでホモミキサーにて分散し、ハンドジェルを調製した。
実施例23(クリーム) (重量%)
(1)ポリクオタニウム-52 0.04%
(2)ポリアクリル酸Na 0.5%
(3)ポリビニルピロリドン 0.1%
(4)結晶セルロース 0.01% (5)グリセリン 5.0%
(8)1,3-ブチレングリコール 5.0%
(9)ジプロピレングリコール 4.0% (10)シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 1.0%
(11)PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン0.5%
(12)ミネラルオイル 10.0%
(13)スクワラン 1.5% (14)ワセリン 0.5%
(15)ジメチコン 0.5%
(16)ベヘニルアルコール 2.0%
(17)ステアリン酸グリセリル 0.3%
(18)ステアリン酸 0.1%
(19)ミツロウ 0.1%
(20)ステアロイルグルタミン酸Na 0.7%
(21)PEG-60水添ヒマシ油 0.5%
(22)イソステアリン酸ソルビタン 0.2%
(23)コレステロール 0.005%(24)ペンチレングリコール 0.05%
(25)エデト酸2ナトリウム 0.001%(26)フェノキシエタノール 0.1%
(27)メチルパラベン 0.05%
(28)香料 0.01%
(29)トコフェロール 0.00001%(30)BHT 0.00001%(31)精製水 残部
(製法)(1)~(11)、(20)、(21)および(24)~(28)を(31)に加え、80℃で加熱溶解させる(A液)。(12)~(19)、(22)、(23)、(29)および(30)を80℃で加熱溶解させる(B液)。B液にA液を加え、ホモミキサーにて均一分散させたのち、30℃まで冷却を行い、容器に充填してクリームを調製した。

Claims (4)

  1. 下記(A)を有効成分とする皮膚化粧料用ヨレ抑制剤。
    (A)ポリクオタニウム‐52
  2. 下記(B)を含有する皮膚化粧料に用いられる請求項1に記載の皮膚化粧料用ヨレ抑制剤。
    (B)水膨潤性粒子状ポリマー
  3. 請求項1又は2に記載の皮膚化粧料用ヨレ抑制剤を含有する皮膚化粧料。
  4. 下記(B)に下記(A)を組み合わせることを特徴とする皮膚化粧料のヨレ抑制方法。
    (A)ポリクオタニウム‐52
    (B)水膨潤性粒子状ポリマー

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