JP2023152973A - 農業用および家庭園芸用薬品組成物 - Google Patents

農業用および家庭園芸用薬品組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】物性の劣化が抑制されており、保存安定性に優れる農業用および家庭園芸用薬品組成物を提供する。【解決手段】本発明の農業用および家庭園芸用薬品組成物は、(a)シクロピリモレート、シメトリン、テフリルトリオン、およびプロピリスルフロンからなる有効成分と、(b)ポリカルボン酸またはその塩と、(c)モンモリロナイトを主成分とする鉱物粉末と、を含有する。【選択図】なし

Description

本発明は、農業用および家庭園芸用薬品組成物に関する。
近年、蓄積性の高い農業用および家庭園芸用薬品による環境への影響を考慮し、環境中で有効成分が分解可能で、長期毒性や残留性が低い、すなわち環境影響の小さい、有効成分または農業用および家庭園芸用薬品の開発が望まれている。これに加えて、近年、農業用および家庭園芸用薬品の省力散布の要望が高まるとともに、複数の有効成分を配合した製剤が主流になっている。複数の有効成分を配合すると薬品の物性劣化を助長することがある。このような背景から農業用および家庭園芸用薬品を製品化するにあたって、薬品の保存安定性は非常に重要である。
有効成分の中でも除草性化合物である、ピラゾール系有効成分、トリケトン系有効成分、スルホニルウレア系有効成分などは、多くの多年生雑草や広葉雑草に対して防除活性を示し、広く使用されている。しかしながら、これらの有効成分を含む薬品は、農業用および家庭園芸用薬品組成物の保存中に物性が劣化する場合がある。
製剤の物理化学的性状の劣化抑制について、これまでいくつかの方法が提案されている。例えば、長期保存による有効成分の分解を抑制する方法として、分解防止剤を添加して分解を抑制する方法(例えば、特許文献1~6)、長期保存による製剤の固結を抑制する方法として、固結防止剤を配合する方法(例えば、特許文献7~8)、長期保存による製剤の崩壊性の低下を抑制する方法として、崩壊抑制防止剤を配合する方法(例えば、特許文献9~11)。
特開平8-283108号公報 特開平9-143015号公報 特開2010-173952号公報 特開平11-269016号公報 特開2001-342102号公報 特開2017-149713号公報 特開2010-100565号公報 特開2003-286109号公報 特開平08-143403号公報 特開平09-301801号公報 特開平11-049604号公報
複数の有効成分を製剤化すると、温度条件や湿度条件などの環境条件によっては経時的に製剤の物性が劣化する場合がある。そして過度に物性が劣化した場合には、効力の低下や薬害を助長する場合もある。そのため、物性の劣化抑制は、有効成分の活性を最大限に引き出し、かつ、保存安定性の課題を同時に達成するために必須である。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意検討を行った結果、所定の有効成分を複数含む薬品において、ポリカルボン酸またはその塩およびモンモリロナイトを主成分とする鉱物粉末を配合することにより、特別な工程を経ることなく、製剤の劣化を抑制できることを見いだし、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下[1]-[3]の通りである。
[1](a)シクロピリモレート、シメトリン、テフリルトリオン、およびプロピリスルフロンからなる有効成分と、
(b)ポリカルボン酸またはその塩と、
(c)モンモリロナイトを主成分とする鉱物粉末と、
を含有する、農業用および家庭園芸用薬品組成物。
[2]ポリカルボン酸またはその塩(b)のpHが7~14である[1]に記載の農業用および家庭園芸用薬品組成物。
[3]モンモリロナイトを主成分とする前記鉱物粉末(c)が、ベントナイト、酸性白土、および活性白土から選択される少なくとも1種である、[1]または[2]に記載の農業用および家庭園芸用薬品組成物。
本発明の農業用および家庭園芸用薬品組成物は、所定の除草性化合物を複数含む場合においても、物性の劣化が抑制されており、保存安定性に優れるものである。本発明によれば、除草性化合物を含む農業用および家庭園芸用薬品組成物の製品としての価値を最大限高めるほどに保存安定性を向上させることができる。
次に、本明細書で使用する各種の用語について説明する。
本発明において、「ポリカルボン酸」とは、カルボキシル基を2つ以上有する有機酸であれば特に限定されるものではなく、例えば、リンゴ酸、クエン酸、フタル酸、シュウ酸、アコニット酸、ポリアクリル酸などが挙げられる。
「ポリカルボン酸の塩」としては、ポリカルボン酸ナトリウム塩、ポリカルボン酸カリウム塩、ポリカルボン酸カルシウム塩などが挙げられる。
ポリカルボン酸またはその塩(b)としては、本発明の効果の観点から、pHが好ましくは7~14、さらに好ましくは7~12であるものを好適に用いることができる。pHは、ポリカルボン酸またはその塩(b)の1~50質量%濃度水溶液のいずれかにおいて測定することができる。
本発明において、「モンモリロナイトを主成分とする鉱物粉末」は、モンモリロナイトを主成分とすれば特に限定されることはなく、例えば、モンモリロナイト、ベントナイト、酸性白土、または活性白土を挙げることができ、1種または2種以上を混合して用いることができる。本実施形態においては、モンモリロナイトを主成分とする鉱物粉末(c)として、ベントナイト、酸性白土、または活性白土を用いることが好ましい。
「ベントナイト」としては、カルシウムベントナイトあるいはナトリウムベントナイトの各種ベントナイトを用いることができる。鉱物粉末(c)として、好ましくはカルシウムベントナイトまたは酸性白土であり、特に好ましくは酸性白土である。
本発明において、農業用および家庭園芸用薬品組成物の「物性」とは、当該組成物が粒剤である場合、崩壊性、水中拡展性、硬度、有効成分の放出(水中濃度)、有効成分の安定性等が挙げられ、当該組成物が粒剤、顆粒剤、または粉剤を内包するパック剤(ジャンボ剤)である場合、水面拡散性、凝集性、有効成分の放出(水中濃度)、有効成分の安定性等が挙げられる。
次に、本発明の農業用および家庭園芸用薬品組成物について説明する。
本発明の農業用および家庭園芸用薬品組成物は、
(a)シクロピリモレート、シメトリン、テフリルトリオン、およびプロピリスルフロンからなる有効成分と、
(b)ポリカルボン酸またはその塩と、
(c)モンモリロナイトを主成分とする鉱物粉末と、を含有する。
本発明においては、複数の特定の有効成分に、ポリカルボン酸またはその塩(b)と、鉱物粉末(c)とを組み合わせて配合することにより、製剤の物性劣化を抑制することができる。
本発明の農業用および家庭園芸用薬品組成物(100質量%)は、有効成分(a)として、
シクロピリモレートを0.1~10.0質量%、好ましくは0.1~5.0質量%、さらに好ましくは0.1~2.0質量%、
シメトリンを0.1~10.0質量%、好ましくは0.1~5.0質量%、さらに好ましくは0.1~3.0質量%、
テフリルトリオンを0.1~10.0質量%、好ましくは0.1~7.0質量%、さらに好ましくは0.1~5.0質量%、
プロピリスルフロンを0.1~10.0質量%、好ましくは0.1~3.0質量%、さらに好ましくは0.1~1.5質量%、
の範囲で含むことができる。
さらに、農業用および家庭園芸用薬品組成物(100質量%)は、
ポリカルボン酸またはその塩(b)を0.1~10.0質量%、好ましくは0.1~7.0質量%、さらに好ましくは0.1~5.0質量%、
鉱物粉末(c)を0.1~30.0質量%、好ましくは0.1~20.0質量%、さらに好ましくは0.1~15.0質量%、
の範囲で含むことができる。
成分(a)、成分(b)および成分(c)を上記の範囲で含むことにより、製剤の物性劣化をさらに抑制することができる。
本発明の農業用および家庭園芸用薬品組成物は、成分(a)、成分(b)および成分(c)以外の他の成分を含むことができ、他の成分としては、成分(a)以外のその他の有効成分、界面活性剤、結合剤、崩壊剤、安定剤、pH調整剤、抗菌防黴剤(防腐剤)、増粘剤、消泡剤、湿潤剤、固着剤、着色剤、有機溶剤、担体等を挙げることができる。
成分(a)以外のその他の有効成分としては、ピラゾレート等を挙げることができる。
界面活性剤としては、通常、農薬製剤を乳化、分散、拡展または/及び湿潤する等の目的で使用される界面活性剤が使用できる。そのようなものとしては、例えば、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、ポリアニオン型高分子界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
結合剤としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロース(以下、「CMCナトリウム」という。)等が挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、CMCナトリウム、クロスカルメロースナトリウム等が挙げられる。
安定剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系の酸化防止剤;またはベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系の紫外線吸収剤等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、リン酸、酢酸、水酸化ナトリウム等が挙げられる。
防菌防黴剤としては、例えば、1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン等の工業用殺菌剤、防菌防黴剤等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、グアーガム、CMCナトリウム、アラビアゴム、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
消泡剤としては、例えば、シリコーン系化合物等が挙げられる。
担体としては、鉱物粉末(c)以外の担体を用いることができ、例えば、珪藻土、タルク、クレー等を挙げることができる。
以上記載した補助剤は例であって、本発明の補助剤は以上のものに何ら限定されるものではない。
本発明の農業用および家庭園芸用薬品組成物の製剤形態は、粒剤、パック剤(ジャンボ剤)等を挙げることができる。
粒剤は上記の成分を公知の方法で混合して、得られた混合物を押し出し造粒することによって得ることができる。
パック剤(ジャンボ剤)は、公知の方法で上記の成分から得られた粒剤、顆粒剤、または粉剤である組成物を、PVA等の水溶解性フィルムからなる袋内に充填して得ることができる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、本発明の効果を損なわない範囲で、上記以外の様々な構成を採用することができる。
以下に本発明に使用する農業用および家庭園芸用薬品組成物の製剤例を示し具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、下記製剤例において、「部」は質量部、「%」は質量%を示す。
実施例においては以下の成分を用いた。
・エアロールCT-1L(ジオクチルスルホサクシネート、東邦化学工業製)
・セロゲン(登録商標)5A(カルボキシメチルセルロースナトリウム、第一工業製薬製)
・TK-16(デキストリン、松谷化学工業製)
・GEROPON SC/213(ポリカルボン酸カリウム塩、pH(7質量%水溶液):11~12、ソルベイ日華製)
・ニューカルゲン WG-5(ポリカルボン酸ナトリウム塩、竹本油脂製)
・トキサノン GR-31A(ポリアクリル酸ナトリウム塩、pH(22質量%水溶液):7.6、竹本油脂製)
・ソルポール7248S (ポリカルボン酸塩、pH(1質量%水溶液):8~10東邦化学製)
・ミズカエース#400(酸性白土、水澤化学工業製)
・ラヂオライト#200 (珪藻土、昭和化学工業製)
(実施例1)
テフリルトリオン原体(純度100.0%) 3.15部、シクロピリモレート原体(純度100.0%) 1.50部、プロピリスルフロン原体(純度100.0%) 0.9部、シメトリン原体(純度100.0%)1.50部、エアロールCT-1L(東邦化学工業製) 0.04部、セロゲン(登録商標)5A(第一工業製薬製) 1.0部、TK-16(松谷化学工業製) 3.0部、GEROPON SC/213(ソルベイ日華製) 3.00部、ミズカエース#400(水澤化学工業製) 10.0部、炭酸カルシウム B-90(香春石灰化学工業製) 75.91部をニーダー PNV-5SP型(入江商会製)に仕込み、混合したのちに適量の水を加えて練合した。得られた練合物を押し出し造粒機 ドームグラン DG-L1型(ダルトン製)により1.0mmのスクリーンにより押し出し造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(熱風温度60℃)で約15分間乾燥し、0.5~5mm区分を篩分けて、農業用および家庭園芸用薬品組成物を得た。
(実施例2)
テフリルトリオン原体(純度100.0%) 3.15部、シクロピリモレート原体(純度100.0%) 1.50部、プロピリスルフロン原体(純度100.0%) 0.9部、シメトリン原体(純度100.0%)1.50部、エアロールCT-1L(東邦化学工業製) 0.04部、セロゲン(登録商標)5A(第一工業製薬製) 1.0部、TK-16(松谷化学工業製) 3.0部、ニューカルゲン WG-5(竹本油脂製) 3.00部、ミズカエース#400(水澤化学工業製) 10.0部、炭酸カルシウム B-90(香春石灰化学工業製) 75.91部をニーダー PNV-5SP型(入江商会製)に仕込み、混合したのちに適量の水を加えて練合した。得られた練合物を押し出し造粒機 ドームグラン DG-L1型(ダルトン製)により1.0mmのスクリーンにより押し出し造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(熱風温度60℃)で約15分間乾燥し、0.5~5mm区分を篩分けて、農業用および家庭園芸用薬品組成物を得た。
(実施例3)
テフリルトリオン原体(純度100.0%) 3.15部、シクロピリモレート原体(純度100.0%) 1.50部、プロピリスルフロン原体(純度100.0%) 0.9部、シメトリン原体(純度100.0%)1.50部、エアロールCT-1L(東邦化学工業製) 0.04部、セロゲン(登録商標)5A(第一工業製薬製) 1.0部、TK-16(松谷化学工業製) 3.0部、トキサノン GR-31A(竹本油脂製) 3.00部、ミズカエース#400(水澤化学工業製) 10.0部、炭酸カルシウム B-90(香春石灰化学工業製) 75.91部をニーダー PNV-5SP型(入江商会製)に仕込み、混合したのちに適量の水を加えて練合した。得られた練合物を押し出し造粒機 ドームグラン DG-L1型(ダルトン製)により1.0mmのスクリーンにより押し出し造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(熱風温度60℃)で約15分間乾燥し、0.5~5mm区分を篩分けて、農業用および家庭園芸用薬品組成物を得た。
(実施例4)
テフリルトリオン原体(純度100.0%) 3.15部、シクロピリモレート原体(純度100.0%) 1.50部、プロピリスルフロン原体(純度100.0%) 0.9部、シメトリン原体(純度100.0%)1.50部、エアロールCT-1L(東邦化学工業製) 0.04部、セロゲン(登録商標)5A(第一工業製薬製) 1.0部、TK-16(松谷化学工業製) 3.0部、ソルポール7248S (東邦化学製) 3.00部、ミズカエース#400(水澤化学工業製) 10.0部、炭酸カルシウム B-90(香春石灰化学工業製) 75.91部をニーダー PNV-5SP型(入江商会製)に仕込み、混合したのちに適量の水を加えて練合した。得られた練合物を押し出し造粒機 ドームグラン DG-L1型(ダルトン製)により1.0mmのスクリーンにより押し出し造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(熱風温度60℃)で約15分間乾燥し、0.5~5mm区分を篩分けて、農業用および家庭園芸用薬品組成物を得た。
(比較例1)
テフリルトリオン原体(純度100.0%) 3.15部、シクロピリモレート原体(純度100.0%) 1.50部、プロピリスルフロン原体(純度100.0%) 0.9部、シメトリン原体(純度100.0%)1.50部、エアロールCT-1L(東邦化学工業製) 0.04部、セロゲン(登録商標)5A(第一工業製薬製) 1.0部、TK-16(松谷化学工業製) 3.0部、セイコータルクGTA (セイコー産業製) 10.0部、炭酸カルシウム B-90(香春石灰化学工業製) 78.91部をニーダー PNV-5SP型(入江商会製)に仕込み、混合したのちに適量の水を加えて練合した。得られた練合物を押し出し造粒機 ドームグラン DG-L1型(ダルトン製)により1.0mmのスクリーンにより押し出し造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(熱風温度60℃)で約15分間乾燥し、0.5~5mm区分を篩分けて、農業用および家庭園芸用薬品組成物を得た。
(比較例2)
テフリルトリオン原体(純度100.0%) 3.15部、シクロピリモレート原体(純度100.0%) 1.50部、プロピリスルフロン原体(純度100.0%) 0.9部、シメトリン原体(純度100.0%)1.50部、エアロールCT-1L(東邦化学工業製) 0.04部、セロゲン(登録商標)5A(第一工業製薬製) 1.0部、TK-16(松谷化学工業製) 3.0部、ワンドークレー(昭和KDE製) 10.0部、炭酸カルシウム B-90(香春石灰化学工業製) 78.91部をニーダー PNV-5SP型(入江商会製)に仕込み、混合したのちに適量の水を加えて練合した。得られた練合物を押し出し造粒機 ドームグラン DG-L1型(ダルトン製)により1.0mmのスクリーンにより押し出し造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(熱風温度60℃)で約15分間乾燥し、0.5~5mm区分を篩分けて、農業用および家庭園芸用薬品組成物を得た。
(比較例3)
テフリルトリオン原体(純度100.0%) 3.15部、シクロピリモレート原体(純度100.0%) 1.50部、プロピリスルフロン原体(純度100.0%) 0.9部、シメトリン原体(純度100.0%)1.50部、エアロールCT-1L(東邦化学工業製) 0.04部、セロゲン(登録商標)5A(第一工業製薬製) 1.0部、TK-16(松谷化学工業製) 3.0部、ラヂオライト#200 (昭和化学工業製) 10.0部、炭酸カルシウム B-90(香春石灰化学工業製) 78.91部をニーダー PNV-5SP型(入江商会製)に仕込み、混合したのちに適量の水を加えて練合した。得られた練合物を押し出し造粒機 ドームグラン DG-L1型(ダルトン製)により1.0mmのスクリーンにより押し出し造粒した。この造粒物を流動層乾燥機(熱風温度60℃)で約15分間乾燥し、0.5~5mm区分を篩分けて、農業用および家庭園芸用薬品組成物を得た。
(試験例)
実施例1~4、比較例1~3で製造した農業用および家庭園芸用薬品組成物をポリエスニウム包装に封入し、54℃の恒温機中に14日間保存した。保存前後における披験組成物を比較し、物性の劣化を確認した。
(判定基準)
〇:物性の劣化が認められなかった。
×:物性の劣化が認められた。
Figure 2023152973000001
試験例から明らかなように、本発明によれば、公知技術では困難であった物性の劣化が抑制され、保存安定性に優れる製品化可能な農業用および家庭園芸用薬品組成物が得られた。
本発明の農業用および家庭園芸用薬品組成物は、非常に保存安定性に優れ、農業用および家庭園芸用資材として、非常に有用な製剤である。

Claims (3)

  1. (a)シクロピリモレート、シメトリン、テフリルトリオン、およびプロピリスルフロンからなる有効成分と、
    (b)ポリカルボン酸またはその塩と、
    (c)モンモリロナイトを主成分とする鉱物粉末と、
    を含有する農業用および家庭園芸用薬品組成物。
  2. ポリカルボン酸またはその塩(b)のpHが7~14である、請求項1に記載の農業用および家庭園芸用薬品組成物。
  3. モンモリロナイトを主成分とする前記鉱物粉末(c)が、ベントナイト、酸性白土、および活性白土から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の農業用および家庭園芸用薬品組成物。
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