JP2023150802A - 車体後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが可能な車体後部構造を提供する。【解決手段】車体後部構造は、車体1の後部2に設けられる開口部の一部を構成するとともにリアピラー6に接合されるリアサイドインナパネル8を備える。リアサイドインナパネル8は、車体1の前後方向に延在する骨格部14を備える。骨格部14は、該骨格部14の長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向に凸となるように形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、車体後部構造に関し、詳細には、リアサイドインナパネルを備える車体後部構造に関する。
車両における車体後部の構造(車体後部構造)として、車体のセンタピラーとリアホイルハウスとの間に車体側部を形成するリアサイドインナパネルが配設されるものが存在する。このような車体後部構造として、例えば、特許文献1に開示された技術が知られている。
特許文献1に開示された車体後部構造(以下、本明細書では「従来技術」と言う)は、リアホイルハウスの前方に所定の間隔を隔ててセンタピラーが配設され、リアサイドインナパネルのうち、センタピラーとリアホイルハウスとの間に側方開口部が形成されている(特許文献1の図3参照)。なお、側方開口部は、リアサイドインナパネルの重量を低減させ、車体の軽量化を図る目的で形成されるものである。
側方開口部には、この側方開口部を横断するように取付ブラケットがリアサイドインナパネルに取り付けられており、この取付ブラケットにスピーカが取り付けられている(特許文献1の図3参照)。
特開2009-190548号公報
ところで、上記従来技術において、リアサイドインナパネルの剛性を確保するため、リアサイドインナパネルを車体の後方まで延長するように形成する等のリアサイドインナパネルの拡大を行う場合、リアサイドインナパネルに振動が生じ易くなっていた。
したがって、従来技術では、上記の通り、リアサイドインナパネルの振動が生じ易くなることから、上記振動に起因する騒音を抑制し難いという問題点があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが可能な車体後部構造を提供することで、車両による交通の安全性を向上させながら、交通の円滑性の低下を抑制することを目的とする。
本願の発明1にあっては、リアホイルハウスの一部を形成するリアサイドインナパネルを備え、該リアサイドインナパネルは、車体後部に設けられる開口部の一部を構成するとともに、前記車体の上下方向に延在するリアピラーに接合される車体後部構造において、前記リアサイドインナパネルは、前記車体の前後方向に延在する骨格部を備えることを特徴とする。
本願の発明2にあっては、前記骨格部は、該骨格部の長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向に凸となるように形成されることを特徴とする。
本願の発明3にあっては、前記車体後部における側部には、前記車体と前記リアサイドインナパネルとによって窓部が形成され、前記骨格部は、前記窓部の下端部に沿って前記車体の前後方向に延在することを特徴とする。
本願の発明4にあっては、前記骨格部は、該骨格部の長手方向中間部に向かうにしたがって、前記骨格部の長手方向に沿って車幅方向に切断したときの前記骨格部の断面深さが増大するように形成されることを特徴とする。
本願の発明5にあっては、前記リアサイドインナパネルには、前記リアホイルハウスの車幅方向外側を構成するホイルハウスアウタが一体的に形成され、前記リアホイルハウスは、該リアホイルハウスの車幅方向内側を構成するホイルハウスインナを備え、前記ホイルハウスインナは、この上端部側に、前記車体の上下方向に延在するクォーターピラーの下端部が連結され、該クォーターピラーは、前記車体の前後方向において前記リアピラーと所定の間隔を隔てて配設され、前記骨格部は、前記クォーターピラーから前記リアピラーにわたって延在することを特徴とする。
本願の発明6にあっては、前記リアサイドインナパネルは、複数の開口部を備え、該開口部それぞれの周囲に形成される荷重伝達部を複数備えることを特徴とする。
本願の発明7にあっては、前記荷重伝達部は、前記リアホイルハウスの上端部と下端部とから前記リアピラーの長手方向中間部側に向かって延在する第1荷重伝達部を備えることを特徴とする。
本願の発明8にあっては、前記荷重伝達部は、一対の第2荷重伝達部を備え、一方の前記第2荷重伝達部は、前記リアホイルハウスの上端部から前記リアピラーの上端部にわたって延在し、他方の前記第2荷重伝達部は、前記リアホイルハウスの下端部から前記リアピラーの下端部にわたって延在することを特徴とする。
本願の発明9にあっては、前記荷重伝達部は、前記リアピラーの長手方向に沿って形成されるとともに、前記第1荷重伝達部と前記第2荷重伝達部とを連結する第3荷重伝達部を備えることを特徴とする。
本願の発明1によれば、リアホイルハウスからリアピラーにわたって配設されるリアサイドインナパネルに車体の前後方向に延在する骨格部を備えることから、リアサイドインナパネルの膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが可能となる。また、骨格部がリアホイルハウスとリアピラーとの間の荷重伝達を可能にするため、リアサイドインナパネルの剛性を向上させることが可能となる。
したがって、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが可能となるという効果を奏する。
本願の発明2によれば、骨格部の、この長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向に凸となるように形成されることで、ブラケット等の補強部材を用いずにリアサイドインナパネルの膜面変形を抑制することが可能であることから、ブラケット等の補強部材を用いることなくリアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが可能となる。また、骨格部がリアホイルハウスとリアピラーとの間の荷重伝達を可能にするため、リアサイドインナパネルの剛性を向上させることが可能となる。
したがって、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが可能となるという効果を奏する。
本願の発明3によれば、窓部の下端部に沿って車体の前後方向に延在する骨格部を備えることから、骨格部が窓部下端部に沿うことで、開口部となる窓部周辺の剛性を向上させることが可能となり、リアサイドインナパネルの膜面変形を効果的に抑制することが可能となる。
したがって、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
本願の発明4によれば、骨格部の、この長手方向に沿って車幅方向に切断したときの断面深さを、骨格部の長手方向中間部に向かうにしたがって増大するように形成することから、リアサイドインナパネルに入力される荷重を骨格部に効率的に伝達することができ、リアサイドインナパネルの剛性を向上することが、より一層可能となる。その結果、リアサイドインナパネルの膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが、より一層可能となる。
したがって、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
本願の発明5によれば、骨格部がクォーターピラーとリアピラーとを連結することから、リアサイドインナパネルに入力される荷重を、骨格部を介してクォーターピラーとリアピラーとに伝達することが可能となり、リアサイドインナパネルの剛性を向上させることが可能となる。その結果、リアサイドインナパネルの膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが、より一層可能となる。
したがって、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
本願の発明6によれば、リアサイドインナパネルに設けられる複数の開口部それぞれの周囲に荷重伝達部を備えることから、リアサイドインナパネルの重量を低減させつつ、入力される荷重を、荷重伝達部を介して伝達することが可能となる。
その結果、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの軽量化を図ることが可能となるという効果を奏する。
本願の発明7によれば、リアホイルハウスの上端部と下端部とからリアピラーの長手方向中間部側に向かって延在する第1荷重伝達部を備えることから、リアサイドインナパネルに入力される荷重を効率的に伝達することが可能となり、リアサイドインナパネルの剛性を向上させることが可能となる。その結果、リアサイドインナパネルの膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが、より一層可能となる。
したがって、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
本願の発明8によれば、リアホイルハウスの上端部、下端部から、それぞれ、リアピラーの上端部、下端部に延在する第2荷重伝達部を備えることで、リアサイドインナパネルに入力される荷重を効率的に伝達することが可能となり、リアサイドインナパネルの剛性を向上させることが可能となる。その結果、リアサイドインナパネルの膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが、より一層可能となる。
したがって、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
本願の発明9によれば、第1荷重伝達部と第2荷重伝達部とを連結する第3荷重伝達部を備えることで、車体前後方向に入力される荷重だけではなく、第1荷重伝達部と第2荷重伝達部に入力される車体上下方向の荷重も伝達することが可能となる。その結果、第1荷重伝達部と第2荷重伝達部の変形を抑制することが可能となる。
したがって、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る車体後部構造の構成を示す図であり、車体の後部を後方から視た状態を示す正面図である。 車体の後部を車幅方向外側から視た状態を示す側面図である。 車体の後部を車幅方向内側から視た状態を示す側面図である。 図2に図示するリアサイドインナパネルを示す側面図である。 図3において車体の後部をA-A間で切断したとき、リアサイドインナパネルを車幅方向内側から視た状態を示す斜視図である。 図5に図示するリアサイドインナパネルの骨格部付近を拡大した斜視図である。 骨格部の外壁の内面形状を説明するための図であり、図3のB-B矢視断面を示す図である。 第1荷重伝達部、第2荷重伝達部及び第3荷重伝達部による荷重の伝達を説明するための図であり、車体の後部を車幅方向内側から視た状態を示す側面図である。
以下、図1-図8を参照しながら、本発明に係る車体後部構造の実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る車体後部構造の構成を示す図であり、車体の後部を後方から視た状態を示す正面図、図2は車体の後部を車幅方向外側から視た状態を示す側面図、図3は車体の後部を車幅方向内側から視た状態を示す側面図、図4は図2に図示するリアサイドインナパネルを示す側面図、図5は図3において車体の後部をA-A間で切断したとき、リアサイドインナパネルを車幅方向内側から視た状態を示す斜視図、図6は図5に図示するリアサイドインナパネルの骨格部付近を拡大した斜視図、図7は骨格部の外壁の内面形状を説明するための図であり、図3のB-B矢視断面を示す図、図8は第1荷重伝達部、第2荷重伝達部及び第3荷重伝達部による荷重の伝達を説明するための図であり、車体の後部を車幅方向内側から視た状態を示す側面図である。
なお、図中の矢印は、上下方向、左右方向、及び前後方向を、それぞれ示している(矢印の方向は一例であるものとする)。
本実施形態では、本発明に係る車体後部構造を、車両における、図1に図示する車体1の後部2の構造として適用した場合について説明する。
なお、図2において、引用符号3は「サイドシル」、引用符号4は「ルーフサイドレール」、引用符号5は「クォーターピラー」、引用符号6は「リアピラー」を、それぞれ示すものであり、図1において、引用符号7は「室内」を示すものである。
ここで、クォーターピラー5及びリアピラー6は、それぞれ、図2及び図3に図示するように、車体1の後部2において、車体1の前後方向に所定の間隔を隔てて配設され、車体1の上下方向に延在するように形成されている。
図1-図3に図示するように、車体1の後部2は、この側部にリアサイドインナパネル8を備えている。リアサイドインナパネル8は、車体1の後部2における側壁を構成し、車体1の後部2に設けられる開口部50(図1参照)の一部を構成する部材である。リアサイドインナパネル8は、クォーターピラー5とリアピラー6とに跨がって配設され、クォーターピラー5及びリアピラー6に接合されている。
リアサイドインナパネル8が、上記の通り、配設されることにより、車体1の後部2における側部には、車体1のルーフサイドレール4、クォーターピラー5及びリアピラー6と、リアサイドインナパネル8の上端部とによって窓部10が形成されている。窓部10には、特に図示しないが、ガラスが取り付けられている。
図1-図4に図示するリアサイドインナパネル8は、本体部9と、本体部9に連続し、一体的に形成されるホイルハウスアウタ12とを備えている。本体部9は、骨格部14と、開口部15、16、17と、荷重伝達部18と、を有している。以下、本実施形態に係るリアサイドインナパネル8の各構成について説明する。
まず、ホイルハウスアウタ12について説明する。
図1-図3に図示するように、ホイルハウスアウタ12は、リアホイルハウス11の車幅方向外側を構成する部分として形成されている。ホイルハウスアウタ12には、車体1の組み立て作業の際、作業者が手を差し入れる作業孔19(図2及び図4参照)が形成されている。
リアホイルハウス11は、図1及び図2に図示するように、リアホイルハウス11の車幅方向内側を構成するホイルハウスインナ13を備えている。ホイルハウスインナ13は、この上端部側にクォーターピラー5の下端部が連結されている。
つぎに、骨格部14について説明する。
図2-図4に図示する骨格部14は、リアサイドインナパネル8の上端部に配置され、車体1の前後方向に沿って、クォーターピラー5からリアピラー6にわたって延在する。
骨格部14は、上記の通り、リアサイドインナパネル8に配置形成されていることから、図2及び図3に図示するように、窓部10の下端部に沿って車体1の前後方向に延在する。
骨格部14は、図2及び図4に図示するように、本体部9から、車幅方向外側に突出するように形成されている。本実施形態における骨格部14は、図5及び図6に図示するように、骨格部14の長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向外側に凸(略コ字状)となるように形成されている。
図5及び図6に図示するように、骨格部14は、外壁21と、上壁22と、下壁23と、を備えている。外壁21は、骨格部14における最も車幅方向外側となる壁部として形成されている。上壁22は、一端が外壁21の上端部に連続し、他端が車幅方向内側に延出し本体部9に連続するように形成されている。下壁23は、一端が外壁21の下端部に連続し、他端が車幅方向内側に延出し本体部9に連続するように形成されている。
骨格部14を、この長手方向に沿って車幅方向に切断し、本体部9の内面20と、骨格部14の外壁21の内面24との距離を、骨格部14の「断面深さ」(または、「断面高さ」)と定義する場合、骨格部14の長手方向一端及び他端から骨格部14の長手方向中間部に向かうにしたがって、骨格部14の上記断面深さ(または、断面高さ)が増大するように形成されている。
本実施形態では、図7に図示するように、外壁21の内面24は、骨格部14の長手方向中間部に向かうにしたがって、漸次、本体部9から離れるように車幅方向外側に向かって傾斜するように形成されている。
より具体的には、図7に図示するように、外壁21の内面24は、第1傾斜面25と、段差26と、第2傾斜面27と、を備えている。第1傾斜面25は、骨格部14の長手方向一端及び他端それぞれから骨格部14の長手方向中間部に向かうにしたがって、次第に本体部9から離れるように車幅方向外側に向かって傾斜するように形成されている。
第2傾斜面27は、第1傾斜面25に連続し且つ第1傾斜面25よりも車幅方向外側に向かって大きく傾斜する段差26を介して形成され、骨格部14の長手方向中間部に向かうにしたがって、次第に本体部9から離れるように車幅方向外側に向かって傾斜するように形成されている。
つぎに、開口部15、16、17について説明する。
開口部15、16、17は、リアサイドインナパネル8の重量を低減させ、軽量化を図るために形成されており、後述するように、荷重伝達部18に取り囲まれるようにして構成されている。図2-図4に図示するように、開口部15、16、17は、リアサイドインナパネル8の本体部9に、車体1の上下方向に沿って並ぶように形成されている。
つぎに、荷重伝達部18について説明する。
荷重伝達部18は、以下に説明する通り、複数(本実施形態では、3つ)の荷重伝達部にて構成され、開口部15、16、17それぞれの周囲に形成されている。荷重伝達部18は、図2-図4に図示するように、第1荷重伝達部28と、第2荷重伝達部29と、第3荷重伝達部30と、を備えている。
第1荷重伝達部28は、本実施形態では、一対(2つ)形成されている。図2及び図3に図示するように、一方の第1荷重伝達部28は、リアホイルハウス11の上端部31から、他方の第1荷重伝達部28は、リアホイルハウス11の下端部32から、リアピラー6の長手方向(上下方向)中間部側に向かって、それぞれ延在する。
第2荷重伝達部29は、本実施形態では、一対(2つ)形成されている。図2及び図3に図示するように、一方の第2荷重伝達部29は、リアホイルハウス11の上端部31からリアピラー6の上端部33(図3参照)にわたって延在し、他方の第2荷重伝達部29は、リアホイルハウス11の下端部32からリアピラー6の下端部34(図3参照)にわたって延在する。
第3荷重伝達部30は、本実施形態では、一対(2つ)形成されている。図2及び図3に図示するように、第3荷重伝達部30は、それぞれ、リアピラー6の長手方向に沿って形成されるとともに、第1荷重伝達部28と第2荷重伝達部29とを上下方向において連結するように形成されている。
第1荷重伝達部28、第2荷重伝達部29、及び第3荷重伝達部30は、以上の通り形成されることから、開口部15の周囲に、第1荷重伝達部28と、第2荷重伝達部29と、第3荷重伝達部30とが形成され、開口部16の周囲に、一対の第1荷重伝達部28が形成され、開口部17の周囲に、第1荷重伝達部28と、第2荷重伝達部29と、第3荷重伝達部30とが形成されている。
以上の第1荷重伝達部28及び第2荷重伝達部29は、リアサイドインナパネル8に対し、車体1の前後方向に入力される荷重を車体1側に伝達可能に構成されている(図8に図示する矢印F1、F2、及び矢印F3、F4参照)。
また、第3荷重伝達部30は、第1荷重伝達部28及び第2荷重伝達部29に入力される車体1の上下方向の荷重(例えば、リアホイルハウス11から入力される荷重F5)を車体1側に伝達可能に構成されている(図8に図示する矢印F6、F7参照)。
なお、上記「車体1の上下方向の荷重」は、例えば、車両が道路のカーブを走行するときに入力され、上下方向に歪むような荷重である。
つぎに、本実施形態に係る車体後部構造により得られる作用及び効果について説明する。
本実施形態によれば、リアホイルハウス11からリアピラー6にわたって配設されるリアサイドインナパネル8に車体1の前後方向に延在する骨格部14を備えることから、リアサイドインナパネル8の膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが可能となる。また、骨格部14がリアホイルハウス11とリアピラー6との間の荷重伝達を可能にするため、リアサイドインナパネル8の剛性を向上させることが可能となる。
したがって、リアサイドインナパネル8の剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態によれば、骨格部14の、この長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向(本実施形態では、車幅方向外側)に凸となるように形成されることで、ブラケット等の補強部材を用いずにリアサイドインナパネル8の膜面変形を抑制することが可能であることから、補強部材を用いることなくリアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが可能となる。また、骨格部14がリアホイルハウス11とリアピラー6との間の荷重伝達を可能にするため、リアサイドインナパネル8の剛性を向上させることが可能となる。
したがって、リアサイドインナパネル8の剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態によれば、窓部10の下端部に沿って車体1の前後方向に延在する骨格部14を備えることから、骨格部14が窓部10の下端部に沿うことで、開口部となる窓部10周辺の剛性を向上させることが可能となり、リアサイドインナパネル8の膜面変形を効果的に抑制することが可能となる。
したがって、リアサイドインナパネル8の剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態によれば、骨格部14の、この長手方向に沿って車幅方向に切断したときの断面深さを、骨格部14の長手方向中間部に向かうにしたがって増大するように形成することから、リアサイドインナパネル8に入力される荷重を骨格部14に効率的に伝達することができ、リアサイドインナパネル8の剛性を向上することが、より一層可能となる。その結果、リアサイドインナパネル8の膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが、より一層可能となる。
したがって、リアサイドインナパネル8の剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態によれば、骨格部14がクォーターピラー5とリアピラー6とを連結することから、リアサイドインナパネル8に入力される荷重を、骨格部14を介してクォーターピラー5とリアピラー6とに伝達することが可能となり、リアサイドインナパネル8の剛性を向上させることが可能となる。その結果、リアサイドインナパネル8の膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが、より一層可能となる。
したがって、リアサイドインナパネル8の剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態によれば、リアサイドインナパネル8に設けられる複数の開口部15、16、17それぞれの周囲に荷重伝達部18を備えることから、リアサイドインナパネル8の重量を低減させつつ、入力される荷重を、荷重伝達部18を介して伝達することが可能となる。
その結果、リアサイドインナパネル8の剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネル8の軽量化を図ることが可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態によれば、リアホイルハウス11の上端部31と下端部32とからリアピラー6の長手方向中間部側に向かって延在する第1荷重伝達部28を備えることから、リアサイドインナパネル8に入力される荷重を効率的に伝達することが可能となり、リアサイドインナパネル8の剛性を向上させることが可能となる。その結果、リアサイドインナパネル8の膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが、より一層可能となる。
したがって、リアサイドインナパネル8の剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態によれば、リアホイルハウス11の上端部31、下端部32から、それぞれ、リアピラー6の上端部33、下端部34に延在する第2荷重伝達部29を備えることで、リアサイドインナパネル8に入力される荷重を効率的に伝達することが可能となり、リアサイドインナパネル8の剛性を向上させることが可能となる。その結果、リアサイドインナパネル8の膜面変形を抑制し、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが、より一層可能となる。
したがって、リアサイドインナパネル8の剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態によれば、第1荷重伝達部28と第2荷重伝達部29とを連結する第3荷重伝達部30を備えることで、車体1の前後方向に入力される荷重だけではなく、第1荷重伝達部28と第2荷重伝達部29に入力される車体1の上下方向の荷重も伝達することが可能となる。その結果、第1荷重伝達部28と第2荷重伝達部29の変形を抑制することが可能となる。
したがって、リアサイドインナパネル8の剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネル8の振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが、一層可能となるという効果を奏する。
なお、上記実施形態に記載した構成に関しては、本発明の範囲内において適宜の変更が可能であり、上記実施形態の構成には限定されない。
上記実施形態では、骨格部14は、本体部9から、車幅方向外側に突出するように形成されているが、これに限らず、以下のような構成であってもよいものとする。
すなわち、特に図示しないが、骨格部は、リアサイドインナパネルの本体部から、車幅方向内側に突出するように形成されるものであってもよいものとする。この場合、骨格部は、骨格部の長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向内側に凸(略コ字状)となるように形成されるものである。
上記構成によれば、骨格部の、この長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向内側に凸となるように形成されることで、ブラケット等の補強部材を用いずにリアサイドインナパネルの膜面変形を抑制することが可能であることから、補強部材を用いることなくリアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音の発生を抑制することが可能となる。また、骨格部がリアホイルハウスとリアピラーとの間の荷重伝達を可能にするため、リアサイドインナパネルの剛性を向上させることが可能となる。
したがって、上記構成によれば、上記実施形態と同様、リアサイドインナパネルの剛性を確保しつつ、リアサイドインナパネルの振動及びこの振動に起因する騒音を抑制することが可能となるという効果を奏する。
1…車体
2…後部
3…サイドシル
4…ルーフサイドレール
5…クォーターピラー
6…リアピラー
7…室内
8…リアサイドインナパネル
9…本体部
10…窓部
11…リアホイルハウス
12…ホイルハウスアウタ
13…ホイルハウスインナ
14…骨格部
15、16、17…開口部
18…荷重伝達部
19…作業孔
20…内面
21…外壁
22…上壁
23…下壁
24…内面
25…第1傾斜面
26…段差
27…第2傾斜面
28…第1荷重伝達部
29…第2荷重伝達部
30…第3荷重伝達部
31、33…上端部
32、34…下端部
50…開口部

Claims (9)

  1. リアホイルハウスの一部を形成するリアサイドインナパネルを備え、該リアサイドインナパネルは、車体後部に設けられる開口部の一部を構成するとともに、前記車体の上下方向に延在するリアピラーに接合される車体後部構造において、
    前記リアサイドインナパネルは、前記車体の前後方向に延在する骨格部を備えることを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記骨格部は、該骨格部の長手方向に直交して切断したときの断面形状が車幅方向に凸となるように形成されることを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
  3. 前記車体後部における側部には、前記車体と前記リアサイドインナパネルとによって窓部が形成され、
    前記骨格部は、前記窓部の下端部に沿って前記車体の前後方向に延在することを特徴とする請求項2記載の車体後部構造。
  4. 前記骨格部は、該骨格部の長手方向中間部に向かうにしたがって、前記骨格部の長手方向に沿って車幅方向に切断したときの前記骨格部の断面深さが増大するように形成されることを特徴とする請求項3記載の車体後部構造。
  5. 前記リアサイドインナパネルには、前記リアホイルハウスの車幅方向外側を構成するホイルハウスアウタが一体的に形成され、
    前記リアホイルハウスは、該リアホイルハウスの車幅方向内側を構成するホイルハウスインナを備え、
    前記ホイルハウスインナは、この上端部側に、前記車体の上下方向に延在するクォーターピラーの下端部が連結され、該クォーターピラーは、前記車体の前後方向において前記リアピラーと所定の間隔を隔てて配設され、
    前記骨格部は、前記クォーターピラーから前記リアピラーにわたって延在することを特徴とする請求項3記載の車体後部構造。
  6. 前記リアサイドインナパネルは、複数の開口部を備え、該開口部それぞれの周囲に形成される荷重伝達部を複数備えることを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
  7. 前記荷重伝達部は、前記リアホイルハウスの上端部と下端部とから前記リアピラーの長手方向中間部側に向かって延在する第1荷重伝達部を備えることを特徴とする請求項6記載の車体後部構造。
  8. 前記荷重伝達部は、一対の第2荷重伝達部を備え、
    一方の前記第2荷重伝達部は、前記リアホイルハウスの上端部から前記リアピラーの上端部にわたって延在し、他方の前記第2荷重伝達部は、前記リアホイルハウスの下端部から前記リアピラーの下端部にわたって延在することを特徴とする請求項7記載の車体後部構造。
  9. 前記荷重伝達部は、前記リアピラーの長手方向に沿って形成されるとともに、前記第1荷重伝達部と前記第2荷重伝達部とを連結する第3荷重伝達部を備えることを特徴とする請求項8記載の車体後部構造。
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