JP2023147289A - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩留まりや処理精度の向上に寄与する制御装置等を提供する。【解決手段】制御装置101は、基材を少なくとも含む処理対象に積層フィルムをラミネートする積層工程を複数回繰り返すことで積層成形品を製造する積層成形品製造システム1を制御する。上記制御装置101において、記憶部110は、第1データおよび第2データを記憶する。第1データは、処理対象または積層フィルムの状態データと積層工程の後の積層成形品における特性データとの関連を示す。第2データは、特性データと積層工程に設定される工程パラメータとの関連を示す。状態データ取得部11は、N回目の積層工程にかかる状態データを取得する。条件設定部12は、状態データと、第1データと第2データとに基づいて、N回目の積層工程における個別条件を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は検査装置および検査方法に関する。
積層成形品の成形不良の判断の少なくとも一部を作業者によらずに行うことができる技術が開発されている。
例えば特許文献1に開示されている真空積層成形品製造システムは、真空積層装置の上盤と下盤の間に形成される真空チャンバ内で押圧体により積層成形品を加圧して積層成形を行うものであって、検出装置および機械学習装置を有している。検出装置は、真空積層装置の後工程に設けられ積層成形された積層成形品のデータを検出する。機械学習装置は、検出されたデータを基礎にして積層成形品の画像を良品と不良品とに区別して学習し、少なくとも連続成形時に積層成形品を検出装置で検出して良品または不良品のいずれかであると判断する。
特開2021-088072号公報
上述の技術は、検査データをマスデータとして捉え、検査基準を作成する。そのためこの技術は、マスプロダクションにおいて成形不良の判断の少なくとも一部を作業者によらずに行うことができる。しかしながら、真空積層成形品製造システムの生産効率をさらに向上させるための技術が期待されている。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、歩留まりや処理精度の向上に寄与する制御装置等を提供するものである。
本開示にかかる制御装置は、基材を少なくとも含む処理対象に積層フィルムをラミネートする積層工程を複数回繰り返すことで複数層の積層フィルムが積層された積層成形品を製造する積層成形品製造システムを制御する。上記制御装置は、記憶部、状態データ取得部および条件設定部を有する。記憶部は、第1データおよび第2データを記憶する。第1データは、処理対象または積層フィルムの外形、表面の凹凸状態、温度、異物の有無の状態、工程履歴の少なくとも1つを示す状態データと積層工程の後の積層成形品における、ボイド、材料流出、しわ、位置ずれ、異物混入、変形、加圧ムラの少なくとも1つに関連する特性データとの関連を示す。第2データは、特性データと積層工程に設定される工程パラメータとの関連を示す。状態データ取得部は、N回目(N≧1)の積層工程にかかる状態データを取得する。条件設定部は、状態データと、第1データと第2データとに基づいて、N回目の積層工程における個別条件を設定する。
本開示にかかる制御装置は、基材を少なくとも含む処理対象に積層フィルムをラミネートする積層工程を複数回繰り返すことで複数層の積層フィルムが積層された積層成形品を製造する積層成形品製造システムを制御する。上記制御装置は、第1学習処理部、第2学習処理部、状態データ取得部および条件設定部を有する。第1学習処理部は、処理対象または積層フィルムの外形、表面の凹凸状態、温度、異物の有無の状態、工程履歴の少なくとも1つを示す状態データと積層工程の後の積層成形品における、ボイド、材料流出、しわ、位置ずれ、異物混入、変形、加圧ムラの少なくとも1つに関連する特性データとの関連を学習することにより、状態データに基づいて特性データを推定する。第2学習処理部は、特性データと積層工程に設定される工程パラメータとの関連を学習することにより、特性データに基づいて工程パラメータの個別条件を算出する。状態データ取得部は、N回目(N≧1)の積層工程にかかる状態データを取得する。条件設定部は、状態データと、第1学習処理部が推定する推定特性データと第2学習処理部が算出する個別条件とに基づいて、N回目の積層工程における個別条件を設定する。
本開示にかかる積層成形品の製造方法は、基材を少なくとも含む処理対象に積層フィルムをラミネートする積層工程を複数回繰り返すことで複数層の積層フィルムが積層された積層成形品を製造する積層成形品製造システムの制御装置が以下の処理を実行する。制御装置は、処理対象または積層フィルムの外形、表面の凹凸状態、温度、異物の有無の状態、工程履歴の少なくとも1つを示す状態データと積層工程の後の積層成形品における、ボイド、材料流出、しわ、位置ずれ、異物混入、変形、加圧ムラの少なくとも1つに関連する特性データとの関連を示す第1データを記憶する。制御装置は、特性データと積層工程に設定される工程パラメータとの関連を示す第2データを記憶する。制御装置は、N回目(N≧1)の積層工程にかかる状態データを取得する。制御装置は、状態データと、第1データと第2データとに基づいて、N回目の積層工程における個別条件を設定する、
本開示にかかる積層成形品の製造方法は、基材を少なくとも含む処理対象に積層フィルムをラミネートする積層工程を複数回繰り返すことで複数層の積層フィルムが積層された積層成形品を製造する積層成形品製造システムの制御装置が以下の処理を実行する。制御装置は、処理対象または積層フィルムの外形、表面の凹凸状態、温度、異物の有無の状態、工程履歴の少なくとも1つを示す状態データと積層工程の後の積層成形品における、ボイド、材料流出、しわ、位置ずれ、異物混入、変形、加圧ムラの少なくとも1つに関連する特性データとの関連を学習することにより、状態データに基づいて特性データを推定する。制御装置は、特性データと積層工程に設定される工程パラメータとの関連を学習することにより、特性データに基づいて工程パラメータの個別条件を算出する。制御装置は、N回目(N≧1)の積層工程にかかる状態データを取得する。制御装置は、状態データと、推定にかかる推定特性データと算出にかかる個別条件とに基づいて、N回目の積層工程における個別条件を設定する。
本開示によれば、歩留まりや処理精度の向上に寄与する制御装置等を提供できる。
実施の形態1にかかる積層成形品製造システムのブロック図である。 実施の形態1にかかる積層成形品製造システムの概要構成図である。 実施の形態1にかかる制御装置の処理を示すフローチャートである。 第1データを示す表である。 第2データを示す表である。 推定特性データを示す図である。 実施の形態2にかかる積層成形品製造システムのブロック図である。 実施の形態2にかかる積層成形品製造システムの処理を示すフローチャートである。 個別条件設定処理を示す第1のフローチャートである。 実施の形態3にかかる積層成形品製造システムのブロック図である。 実施の形態3にかかる積層成形品製造システムのフローチャートである。 実施の形態3にかかる個別条件設定処理を示すフローチャートである。 実施の形態4にかかる積層成形品製造システムのブロック図である。 積層成形品製造システムの工程を説明するための第1の図である。 積層成形品製造システムの工程を説明するための第2の図である。 積層成形品の具体例を示す構成図である。 第3データを示す表である。 実施の形態4にかかる積層成形品製造システムの処理を示すフローチャートである。 実施の形態5にかかる積層成形品製造システムのブロック図である。 学習部のニューラルネットワークを示す図である。 学習部が学習をする際のフローチャートである。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<実施の形態1>
図1を参照しながら、実施の形態1にかかる積層成形品製造システムの概要構成について説明する。図1は、実施の形態1にかかる積層成形品製造システムのブロック図である。積層成形品製造システム1は、基材を少なくとも含む処理対象に積層フィルムをラミネートする積層工程を複数回繰り返すことで複数層の積層フィルムが積層された積層成形品を製造する。積層成形品は例えば、多層の回路基板である。ただし、積層成形品は、回路基板の他、ウエハや他の板状体であってもよい。積層成形品製造システム1は主な構成として、検査装置群20、積層工程ブロック30および制御装置101を有する。
検査装置群20は、積層工程ブロック30に投入される基材を含む処理対象の状態を測定し、状態データを生成する。また検査装置群20は、制御装置101と通信可能に接続しており、生成した状態データを制御装置101に供給する。
状態データは、処理対象、積層フィルムおよび積層成形品の少なくともいずれか1つの外形、表面の凹凸状態、温度、異物の有無の状態、工程履歴の少なくとも1つを示すデータである。上記項目の内、外形とは、処理対象である基材、積層フィルムおよび積層成形品の平面寸法および厚さを含む。厚さは、複数の所定箇所におけるばらつきデータを含み得る。状態データは、処理対象を測定した値に所定の処理を施して正規化したものであることが好ましい。ただし、状態データは、処理対象を測定した値と、所定の測定基準とを比較した結果を示す指標や、処理対象を測定した値それ自体であってもよい。
検査装置群20はこれらの状態データを生成するためのセンサ類を有している。センサ類は例えば、可視光カメラ、赤外線センサ、測距センサあるいは温度計等である。また検査装置群20は、処理対象の処理を行う環境に関するデータを測定するための温度計や湿度計等センサ類を有していてもよい。また検査装置群20はこれらのセンサ類から取得した信号から状態データを生成するための演算装置を有し得る。
検査装置群20は主な構成として第1検査装置21および第2検査装置22を有している。第1検査装置21は、ラミネート装置31に投入される処理対象の状態を測定し、状態データを生成する。第2検査装置22は、積層工程ブロック30が有する積層工程を通過した処理対象すなわち積層成形品の状態を測定し、状態データを生成する。
積層工程ブロック30は、処理対象に積層フィルムをラミネートして平坦化する積層工程を行う。積層工程ブロック30は制御装置101と通信可能に接続し、制御装置101から提示された個別条件を受け取り、受け取った個別条件を用いて積層工程を行う。個別条件は、積層工程における製造パラメータの個別条件である。
積層工程ブロック30は主な構成として、ラミネート装置31および平坦化装置32を有している。ラミネート装置31は、減圧下において、処理対象に積層された積層フィルムを圧着する。処理対象は例えばビルドアップ基板を製造するための基材であり、所定の深さと間隔からなる凹凸パタンを有していてもよい。平坦化装置32はラミネート装置31が処理対象に圧着処理を施した積層成形品の表面を平坦化する。
制御装置101は、検査装置群20および積層工程ブロック30のそれぞれと通信可能に接続し、積層成形品製造システムを制御する。制御装置101は主な構成として、状態データ取得部11、条件設定部12および記憶部110を有している。
状態データ取得部11は、検査装置群20から状態データを取得する。複数層の積層フィルムを処理対象に積層する積層工程において、状態データ取得部11は例えばN回目(N≧1)の積層工程にかかる状態データを、N回目の積層工程の前に取得する。
条件設定部12は、状態データと、第1データと第2データとを用いて、N回目の積層工程における個別条件を設定する。より具体的には例えば条件設定部12は、状態データ取得部11が取得した状態データと第1データ111とを照合することにより取得した状態データに対応する特性データを推定し、推定した特性データと第2データ112とを照合することにより、積層工程の個別条件を選択して提示する。
条件設定部12は、個別条件にしたがって積層工程を行わせるために積層工程ブロック30に個別条件を設定する。ただし、条件設定部12は、記憶部110を管理する管理者が積層工程ブロック30を制御する際の指標として、積層工程ブロック30を所定の表示部等に表示するものであってもよい。
記憶部110は、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)またはHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリを含む記憶装置である。記憶部110は、第1データ111および第2データ112を記憶する。
第1データ111は、上述の状態データと、特性データとの関連を示す。特性データは、積層工程の後の積層成形品における、ボイド、材料流出、しわ、位置ずれ、異物混入、変形、加圧ムラの少なくとも1つに関連するデータである。すなわち特性データは、積層成形品の品質に関連する項目を含むデータである。なお、上述の状態データと特性データとは、互いに重複する項目を含んでいてもよい。
第2データ112は、特性データと積層工程に設定される工程パラメータとの関連を示す。工程パラメータは、積層工程ブロック30が有するラミネート装置31および平坦化装置32が処理対象に所定の処理を施す場合に設定されるパラメータである。工程パラメータは例えば積層工程ブロック30が処理対象を搬送する際の搬送速度、ラミネート装置31および平坦化装置32において設定される温度、ラミネート装置31および平坦化装置32が処理対象を押圧する際の圧力などである。
次に、図2を参照して、積層成形品製造システム1のハードウェア構成について説明する。図2は、実施の形態1にかかる積層成形品製造システムの概要構成図である。積層成形品製造システム1は、上部搬送用シート35および下部搬送用シート36が図の右側から繰り出され、図の左側に巻き取られている。上部搬送用シート35および下部搬送用シート36は、図の右端(すなわち処理工程の上流側)で処理対象である処理対象A1を挟持し、処理対象A1を保持した状態のまま、積層工程ブロック30を通過させる。さらに上部搬送用シート35および下部搬送用シート36は、積層工程ブロック30を通過した処理対象A1を、図の左側(すなわち処理工程の下流側)で開放する。なお、処理対象A1は例えばビルドアップ基板を製造するための基材であり、表面に所定の深さと間隔からなる微細な凹凸パタンを有していてもよい。
上部搬送用シート35と下部搬送用シート36とは、例えばポリエチレンテレフタレートを帯状に成形することにより形成されている。上部搬送用シート35と下部搬送用シート36とは、図3に示した積層工程ブロック30の左右端において巻き取られ、左右方向に同期して巻き取りまたは繰り出しが行われることにより、処理対象A1を挟み込んだ状態で搬送できる。
第1検査装置21は、積層成形品製造システム1の上流側において、下部搬送用シート36に設置された処理対象A1を撮影することにより状態データを生成する。第1検査装置21は、処理対象A1を撮影することにより、処理対象A1の形状を測定し、あるいは下部搬送用シート36に対する処理対象A1の位置を測定する。処理対象A1は処理対象A1の表面の凹凸状態等を測定可能な測距センサを含んでいてもよい。また第1検査装置21は、下部搬送用シート36の下側から下部搬送用シート36を介して処理対象A1を撮影する撮影装置を含んでいてもよい。
第2検査装置22は、積層成形品製造システム1の下流側において、積層工程ブロック30を通過した後の処理対象A1を撮影することにより状態データを生成する。第2検査装置22は第1検査装置21と同様の構成であってもよいし、第1検査装置21と異なる構成であってもよい。
積層工程ブロック30は、上部搬送用シート35および下部搬送用シート36により搬送される処理対象A1を受け入れ、受け入れた処理対象A1に対して所定の処理を施す。積層工程ブロック30は上流側から順にラミネート装置31および平坦化装置32を有している。
ラミネート装置31は、処理対象A1を受け入れると、上下方向に圧力を付与して仮接着されている積層フィルムをラミネートする。ラミネート装置31は例えば上部ラミネート処理部311と下部ラミネート処理部312とを有している。ラミネート装置31は、上部ラミネート処理部311と下部ラミネート処理部312とにより処理対象A1を挟み込み、圧力をかけることによりラミネート処理を施す。ラミネート装置31は、上部ラミネート処理部311と下部ラミネート処理部312の少なくとも一方に可撓性シートを膨出させるダイヤフラム機構を有していてもよい。ラミネート装置31は、上部ラミネート処理部311と下部ラミネート処理部312の少なくとも一方に、処理対象A1の表面の凹凸に追従させるための耐熱性樹脂を備えていてもよい。耐熱性樹脂は、例えばポリイミド、フッ素樹脂、シリコン樹脂である。また、ラミネート装置31は、減圧可能なチャンバを形成するものであってもよい。ラミネート工程が完了すると、処理対象A1は上下の搬送用シートにより平坦化装置32に搬送される。
図2に示す平坦化装置32は、第1平坦化装置32Aと、第2平坦化装置32Bとを含む。第1平坦化装置32Aは、ラミネート装置31においてラミネートが施された処理対象A1を受け取り、受け取った処理対象A1に対して平坦化処理を施す。第1平坦化装置32Aにより平坦化処理が施された処理対象A1は、上部搬送用シート35および下部搬送用シート36により第2平坦化装置32Bに搬送される。第2平坦化装置32Bは、第1平坦化装置32Aにより平坦化処理が施された処理対象A1を受け取り、受け取った処理対象A1に対してさらに平坦化処理を施すことで、処理対象A1の平坦性を高めるとともに、処理対象A1の厚さをさらに小さくし所望の厚さとする。このように、第1平坦化処理の後に第2平坦化処理を行うことで平坦化処理の工程を分散あるいは分配させ、処理対象A1を好適に平坦化することができる。第2平坦化装置32Bにより平坦化処理が施された処理対象A1は、搬送用シートにより平坦化装置32の下流側へ搬送される。
温度制御装置33は、ラミネート装置31に接続し、ラミネート装置31における所定の部位の温度を制御する機能を有している。また温度制御装置33は、第1平坦化装置32Aと、第2平坦化装置32Bとに接続し、これらがそれぞれ有する加熱体の温度を制御する。これにより、ラミネート装置31、第1平坦化装置32Aおよび第2平坦化装置32Bは処理対象A1に対して所定の熱と圧力を付与する。なお、温度制御装置33は、ラミネート装置31、第1平坦化装置32A、および第2平坦化装置32Bをそれぞれ異なる温度に制御可能である。
積層成形品製造システム1において、制御装置101は、演算装置を含む回路である。制御装置101は、第1検査装置21、第2検査装置22、ラミネート装置31、平坦化装置32および温度制御装置33に通信可能に接続している。制御装置101は主な構成としてCPU120(CPU:Central Processing Unit)、NVRAM130(Non-Volatile Random-Access Memory)、DRAM140(Dynamic Random-Access Memory)およびインタフェース150を有している。また制御装置101が有する上記構成は、所定の通信バスにより通信可能に接続している。
CPU120は演算装置であって、制御装置101の各構成を制御する。またCPU120は条件設定部12を含む。NVRAM130は不揮発性メモリであって、第1データ111および第2データ112を記憶している。DRAM140はCPU120が演算等を行う際に一時的にデータを格納したり、制御装置101が所定のアプリケーションプログラムを起動した場合には、そのアプリケーションプログラムを作動可能に展開したりする。インタフェース150は、制御装置101が接続する第1検査装置21、第2検査装置22、および積層工程ブロック30との通信を行う際のインタフェースであり、状態データ取得部11を含む。
次に図3を参照して、積層成形品製造システム1が有する制御装置101が実行する処理について説明する。図3は、実施の形態1にかかる制御装置101の処理を示すフローチャートである。
まず制御装置101の記憶部110は、状態データと特性データとの関連を示す第1データを記憶する(ステップS1)。
次に、制御装置101の記憶部110は、特性データと積層工程に設定される工程パラメータとの関連を示す第2データを記憶する(ステップS2)。
次に、制御装置101は、N回目(N≧1)の積層工程にかかる状態データを取得する(ステップS3)。
次に、制御装置101は、上述の状態データと、第1データと第2データとから、N回目の積層工程における個別条件を設定する(ステップS4)。制御装置101は、処理対象A1に適用する個別条件を設定すると、一連の処理を終了する。
以上、制御装置101が実行する処理について説明したが、上述のステップS1とステップS2とは順序が逆であってもよい。ステップS1とステップS2とは並行して行われもよい。またステップS1およびステップS2が一度実行された後は、制御装置101は、ステップS3およびステップS4を繰り返すように設定され得る。
次に、図4を参照して第1データ111について説明する。図4は、第1データ111を示す表である。図4に示す第1データ111は横に並ぶ欄に、状態データとして「材質」、「厚さ」、「表面粗度」、「環境温度」などの項目が示されている。また第1データ111は縦に並ぶ欄に、特性データとして「ボイド」、「材料流出」、「しわ」、「位置ずれ」などの項目が示されている。また第1データ111は上記項目により作成されたマトリクスの交差する欄にそれぞれ所定の指標値が入る。この指標値は、状態データ取得部11が取得した状態データが適用された場合に推定特性データが算出できるように設定されている。
第1データ111は例えば、特定の材質において、所定の厚さを超え、且つ、環境温度が所定の温度より高い場合、材料流出の可能性がどれくらいになるか、などということが関連付いている。よって、制御装置101は、状態データ取得部11が取得した状態データと第1データ111とを照合することにより、例えば品質不良となる可能性を推定できる。あるいは制御装置101は、品質不良の可能性に限らず、例えば所定のスペックに入る可能性等を推定できる。
状態データ取得部11が取得した状態データと第1データ111とを照合することにより生成される推定特性データは、それぞれの項目ごとに正規化された指標として示され得る。ただし、推定特性データの態様はこれに限られない。例えば推定特性データは、所定の品質基準を満たさない可能性が比較的に高い項目を抽出するものであってもよい。推定特性データは、所定の品質の可能性が比較的に高い項目を抽出するものであってもよい。
次に、図5を参照して第2データについて説明する。図5は、第2データを示す表である。図5に示す第2データ112は、横に並ぶ欄に、製造パラメータの個別条件として「設定項目1」、「設定項目2」、「設定項目3」、などの項目が示されている。設定項目は例えば、搬送用シートの搬送速度、積層工程ブロック30のそれぞれに設定する温度、あるいは積層工程ブロック30のそれぞれに設定する圧力等である。
また第2データ112は縦に並ぶ欄に、特性データとして「ボイド」、「材料流出」、「しわ」、「位置ずれ」などと記載されている。また第2データ112は上記項目により作成されたマトリクスの交差する欄にそれぞれ所定の指標値が入る。この指標値は、条件設定部12が生成した推定特性データが適用された場合に個別条件が提示できるように設定されている。
例えば条件設定部12は、状態データ取得部11が取得した状態データと、記憶部110から読み取った第1データ111とから推定特性データを算出する。その後、条件設定部12は、生成した推定特性データと、図5に示す第2データ112とを照合する。これにより条件設定部12は、推定特性データに対応する個別条件を選択する。よって条件設定部12は、選択した個別条件を設定できる。
なお、図4に示した第1データ111および図5に示した第2データ112は一例であって、第1データ111および第2データ112は上述の形式に限られない。例えば第1データ111は、条件設定部12が推定特性データを算出するために重回帰分析を行うための回帰式を構成するものであってもよい。同様に、第2データ112は、条件設定部12が個別条件を設定するための重回帰分析のための回帰式を構成するものであってもよい。
次に、図6を参照して、推定特性データについて説明する。図6は、推定特性データを示す図である。図6は処理対象A1の主面をマトリクス状に分割して、分割された領域ごとに生じ得る不良項目を示したものである。矩形の処理対象A1は、左上を起点として、横方向にX01からX07まで分割され、縦方向にY01からY07まで分割されている。すなわち処理対象A1は、領域(X01、Y01)から領域(X07、Y07)まで、全部で49の領域に分割されている。また処理対象A1は、それぞれの領域に対して不良項目とアラートレベルが割り当てられる。
例えば領域(X02、Y01)、(X03、Y01)、(X04、Y01)には、特性項目F2(材料流出)およびアラートレベルL1(LOW)およびL2(MIDDLE)がそれぞれ示されている。また例えば領域(X06、Y04)には、特性項目F1(ボイド)およびアラートレベルL3(HIGH)が示されている。
以上、推定特性データの例について説明した。上述のように、推定特性データは、処理対象A1における領域と特性に関するデータとを含み得る。このようなデータにより、条件設定部12は、上述の推定特性データに示されている特性項目のうち、アラートレベルが高い項目が所定の品質レベルを下回らないように個別条件を設定する。
以上、実施の形態1について説明したが、実施の形態1にかかる積層成形品製造システム1は上述の構成に限られない。例えば積層成形品製造システム1は、平坦化装置32を1つ有するものであってもよいし、2つ以上有するものであってもよい。あるいは積層工程ブロック30は、平坦化装置32を有さないものであってもよい。
実施の形態1にかかる積層成形品製造システム1は、上述の通り、状態データ取得部11が取得した状態データから製造パラメータの個別条件を選択して提示する。これにより、積層成形品製造システム1は、状態データを取得した処理対象A1を積層工程に投入する際に、好適な条件を個別に設定できる。すなわち、本実施の形態によれば、歩留まりや処理精度の向上に寄与する制御装置等を提供できる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2について説明する。図7は、実施の形態2にかかる積層成形品製造システム2のブロック図である。本実施の形態にかかる状態データ取得部11は、処理対象A1に固有に紐付く識別データを含んだ状態データを取得する。また本実施の形態にかかる記憶部110は、個別履歴データ113を記憶する。換言すると、記憶部110は、識別データにかかる処理対象に付随する積層工程の個別履歴データを積層成形品と紐付けて記憶する。また条件設定部12は、個別履歴データを状態データに含めて個別条件を設定する。
積層成形品製造システム2は、例えば処理対象に付された所定の記号、数字、文字、ラベル、バーコード、二次元コード、三次元コード等の識別データを読み取ることにより処理対象A1を識別してもよい。あるいは積層成形品製造システム2は、処理対象に付されたICタグ等を介して識別データを読み取ることにより処理対象A1を識別してもよい。また、積層成形品製造システム2は、識別データを処理対象に付加するための識別化装置(シリアライズ装置とも称される)を含んでいてもよい。なお、識別化装置は、識別データを打刻や印刷する等により、識別データを付加する装置である。
本実施の形態にかかる状態データ取得部11が取得する状態データは、処理対象に対する識別データを含む。そして条件設定部12は、識別データに応じた個別条件をそれぞれ提示する。
具体的には例えば識別データN0001という番号が付与された処理対象が積層成形品製造システム2に投入された場合、この処理対象の状態データは識別データN0001を含む。状態データ取得部11は、この状態データを、識別データN0001を含む個別履歴データ113として記憶部110に記憶させる。なお、処理対象は例えばビルドアップ基板を製造するための基材であり、所定の深さと間隔からなる凹凸パタンを有していてもよい。
記憶部110は、個別履歴データ113を記憶する。個別履歴データ113は、制御装置102が複数の異なる時刻に取得した状態データを識別データにより紐付けたものである。例えば、識別データN0001の個別履歴データは、処理対象の状態から複数層の積層フィルムが積層された積層工程の履歴、および各積層工程の前後における工程の状態データを含み得る。すなわち、識別データN0001の個別履歴データは、積層工程以外に処理対象が経験する工程の種類、工程の数、工程の条件、工程に要する時間、および各工程間における検査結果のデータも含み得る。識別データN0001の個別履歴データは、例えば、積層工程後に行われる熱処理工程での加熱温度や加熱時間、および各工程間の待ち時間を含んでいてもよい。
本実施の形態にかかる条件設定部12は、個別履歴データ113を読み取り、読み取った個別履歴データ113を加味して個別条件を設定する。
また本実施の形態にかかる条件設定部12は、推定特性データが所定の標準閾値を超えているか否かを判定し、標準閾値を超えていない場合には、個別条件に代えて、所定の標準パラメータを提示する。これにより、積層成形品製造システム2は、一定の品質レベルを満たす積層成形品については画一的な製造パラメータにより積層工程を施し、上記品質レベルを満たさない虞がある処理対象A1については、個別条件を設定することにより、品質レベルを向上させることができる。
次に、図8を参照して積層成形品製造システム2が実行する処理について説明する。図8は、実施の形態2にかかる積層成形品製造システムの処理を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートは、例えば積層成形品製造システム2が処理対象として新たな基材を受け入れることにより開始される。
まず、積層成形品製造システム2は、処理対象A1の識別データを認識する(ステップS11)。例えば積層成形品製造システム2は、予め処理対象に付された識別データを読み取ることにより、処理対象A1に紐付けられた識別データを認識する。
次に、積層成形品製造システム2の第1検査装置21は、第1検査を行う(ステップS12)。この第1検査において、第1検査装置21は状態データを生成する。なお、第1検査装置21は、識別データを含んだ状態データを生成する。また第1検査装置21は生成した状態データを制御装置102に供給する。
次に、積層成形品製造システム2は、処理対象A1を処理する際の条件設定を行う(ステップS13)。なお、ステップS13の詳細は後述する。
次に、積層成形品製造システム2は、処理対象A1を積層工程ブロック30に投入し、積層工程を実行する(ステップS14)。なおこのとき、積層成形品製造システム2は、ステップS13において設定した条件を用いる。積層工程が終了すると、積層成形品製造システム2は、処理対象A1を積層工程ブロック30の外に搬送し、第2検査装置22に供給する。
次に、第2検査装置22は第2検査を行う(ステップS15)。第2検査の後、積層成形品製造システム2は処理対象A1に対して施す積層工程の回数nが、予め設定された規定値Ns未満か否かを判定する(ステップS16)。積層成形品製造システム2は、第2検査において層数の検出をすることにより回数nを認識してもよいし、記憶部110から個別履歴データ113を読み取ることにより回数nを認識しても良い。
積層工程の回数nが予め設定された規定値Ns未満と判定する場合(ステップS16:YES)、積層成形品製造システム2は回路形成工程に移行し(ステップS17)、ステップS11に戻る。回路形成工程は、例えば、熱処理、ビア加工、めっき、エッチング等であるが、これらに限られるものではない。一方、積層工程の回数nが予め設定された規定値Ns未満と判定しない場合(ステップS16:NO)、積層成形品製造システム2は一連の処理を終了する。
次に、図9を参照して個別条件設定の検討を行う処理について説明する。図9は、個別条件設定処理を示す第1のフローチャートである。図8に示すフローチャートは、図8のフローチャートのステップS13の詳細である。
まず、制御装置102は、状態データ取得部11が状態データを取得する(ステップS131)。
次に、条件設定部12は、第1データを参照して(ステップS132)、状態データと第1データとを照合し、推定特性データを算出する。
次に、条件設定部12は、算出した推定特性データから、個別条件を設定するか否かを判定する(ステップS133)。具体的には例えば条件設定部12は、推定特性データにおける所定の特性を示す値と、標準条件に対応する所定の閾値とを比較することにより、上記判定を行う。個別条件を設定すると判定する場合(ステップS133:YES)、条件設定部12はステップS135に進む。個別条件を設定すると判定しない場合(ステップS133:NO)、条件設定部12はステップS134に進む。
ステップS134において、条件設定部12は、個別条件に代えて、予め設定された標準条件を設定し(ステップS134)、ステップS136に進む。
ステップS135において、条件設定部12は、第2データ112を参照して個別条件を設定し(ステップS135)、ステップS136に進む。
ステップS136において、制御装置102は、記憶部110が記憶する個別履歴データ113を更新する(ステップS136)。具体的には制御装置102は例えば、状態データ取得部11が取得した状態データと、ステップS134またはステップS135において設定した条件とを個別履歴データ113に追加する。
以上、積層成形品製造システム2が行う処理について説明した。上述の処理によれば、積層成形品製造システム2は複数の積層工程を施す処理対象A1に対して、それぞれの積層工程を行う前に取得した状態データと、処理対象A1に紐付く個別履歴データとを利用して、積層工程の条件を設定できる。
上述の構成により、積層成形品製造システム2は、処理対象A1の個別条件を好適に設定する。よって、本実施の形態によれば、歩留まりや処理精度の向上に寄与する制御装置等を提供できる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3は、積層工程の後の検査において特性データを生成する点が、上述の実施の形態と異なる。
図10は、実施の形態3にかかる積層成形品製造システム3のブロック図である。積層成形品製造システム3は、制御装置103を有している。制御装置103は、特性データ取得部13を有する点が、実施の形態2にかかる制御装置と異なる。
特性データ取得部13は例えば、N回目の積層工程の後の積層成形品における特性データを取得する。この場合、条件設定部12は、N+1回目の積層工程においてN回目の特性データの少なくとも一部を状態データに加えて個別条件を設定する。
図11を参照して、本実施の形態にかかる積層成形品製造システム3が実行する処理について説明する。図11は、実施の形態3にかかる積層成形品製造システムのフローチャートである。図11に示すフローチャートは、ステップS15とステップS16との間における処理が、図8に示したフローチャートと異なる。
ステップS15の後、積層成形品製造システム3は、第2検査が合格か否かを判定する(ステップS151)。第2検査が合格か否かは、通常の製造プロセスにおける基準が適用され得る。第2検査が合格と判定する場合(ステップS151:YES)、積層成形品製造システム3は、ステップS16に進む。この場合の処理は図8に示したものと同様である。一方、第2検査において、何らかの特性において所定の品質レベルを下回った場合、積層成形品製造システム3は、第2検査が合格と判定しない。この場合(ステップS151:NO)、積層成形品製造システム3は、条件の調整を検討する処理へ進み(ステップS20)、その後、ステップS16に進む。
図12を参照して、上述のステップS20の詳細について説明する。図12は、実施の形態3にかかる個別条件設定処理を示すフローチャートである。
まず、制御装置103は、第2検査装置22から第2検査データを取得する(ステップS201)。第2検査データは、積層工程の後の処理対象A1の識別データと特性データとを含む。
次に、条件設定部12は、取得した特性データの少なくとも一部から状態データを生成するとともに、第1データ111を参照して推定特性データを算出する(ステップS202)。ここで算出される推定特性データは、N回目の積層工程の後に行われた第2検査において合格と判定されなかった処理対象A1に対してさらにN+1回目の積層工程を施した場合に、個別条件を適用することにより、品質レベルの改善ができるか否かを判定するために利用される。
制御装置103は、算出した推定特性データから、個別条件の設定が可能か否かを判定する(ステップS203)。個別条件の設定が可能と判定する場合(ステップS203:YES)、条件設定部12は第2データを参照して個別条件を設定し(ステップS204)、ステップS206に進む。一方、個別条件を適用しても、所定の品質レベルを維持することが出来ない場合には、制御装置103は、個別条件の設定が可能と判定しない。この場合(ステップS203:NO)、条件設定部12はステップS205に進む。
ステップS205において、積層成形品製造システム3は、処理対象A1をラインから除去し(ステップS205)、ステップS206に進む。
ステップS206において、制御装置103は個別履歴データ113を更新する。例えばステップS204において個別条件が設定された場合には、制御装置103は設定された個別条件を個別履歴データ113に追加してもよい。また例えばステップS205において処理対象A1をラインから除去することになった場合には、制御装置103は、除去される処理対象A1にかかる識別データに、除去されることを示す情報を追加する。
以上、実施の形態3について説明した。上述の構成により、積層成形品製造システム3は、N回目の積層工程の後の積層成形品における特性データから、品質レベルが修正できる場合には個別条件を設定する。よって、本実施の形態によれば、歩留まりや処理精度の向上に寄与する制御装置等を提供できる。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4について説明する。本実施形態の積層成形品製造システムは、中間工程ブロックを含む。また本実施形態の制御装置は、記憶部110が、中間工程ブロックに関する第3データを記憶している。図13は、実施の形態4にかかる積層成形品製造システム4のブロック図である。積層成形品製造システム4は、中間工程ブロック40をさらに有する点が、上述の実施の形態と異なる。
本実施の形態にかかる検査装置群20は、第3検査装置23をさらに有している。第3検査装置23は、中間工程ブロック40が施された処理対象A1の形状、機能等に関連する項目を測定し、中間工程における特性データ(中間特性データ)を生成する。
中間工程ブロック40は、積層工程ブロック30を通過した後の積層成形品を受け入れて、この積層成形品を処理対象A1として所定の中間工程を行う。中間工程とは例えば熱処理、ビア加工、めっき、エッチング等の回路形成工程であるが、中間工程はこれらに限られない。本実施の形態にかかる中間工程ブロック40は、ビア加工工程ブロック41、めっき工程ブロック42およびエッチング工程ブロック43を有している。
ビア加工工程ブロック41は、積層工程ブロック30を通過した後の積層成形品の表面にビアを生成するための切削加工を行う。ビア加工工程ブロック41はビア加工を行うための専用の装置を含む。
めっき工程ブロック42は、ビア加工された処理対象A1に所定の方式によるめっきを施す。エッチング工程ブロック43は、めっきが施された処理対象A1に所定の回路パタンを形成するためのエッチング処理を行う。めっき工程ブロック42も、エッチング工程ブロック43も、それぞれ専用の装置を含む。
中間工程ブロック40は、制御装置104に通信可能に接続している。制御装置104は、中間工程ブロック40が種々の処理を行う際に設定するパラメータを管理する。制御装置104は、中間工程ブロック40を直接制御してもよいし、中間工程ブロック40に設定される所定のパラメータないし処理の条件を提示するものであってもよい。
制御装置104が中間工程ブロック40に設定される処理の条件を提示するものである場合、制御装置104を管理する管理者は、提示された条件にしたがって、中間工程を実行し得る。制御装置104が中間工程ブロック40に設定される処理の条件を提示するものである場合、例えば制御装置104はかかる条件を提示するための表示装置を有していてもよいし、外部のコンピュータ等にその条件を表示させるための通信装置を有していてもよい。
制御装置104は、記憶部110に第3データ114を記憶する。第3データ114は、例えばN回目の積層工程とN+1回目の積層工程との間に処理対象に対して施される中間処理における、積層成形品の中間特性データと、中間工程の前の処理対象に関する特性データとの関連を示すデータである。第3データ114は、中間処理において処理対象が施されるめっき処理、切削処理およびエッチング処理の少なくとも1つに関する特性を示すデータを含む。
本実施の形態にかかる条件設定部12は、中間処理にかかる個別条件を設定する。このとき条件設定部12は、状態データ、第1データ、第2データおよび第3データを利用する。
次に、積層成形品製造システム4が行う工程について説明する。図14は、積層成形品製造システムの工程を説明するための第1の図である。図14には、上から下に向かって順に、第1工程P11、第2工程P12、第3工程P13および第4工程P14が示されている。
第1工程P11は、処理対象A1にビア加工および回路パタン形成が施された状態である。処理対象A1は、例えばガラス繊維とエポキシ樹脂を混合して形成された板材である。ビアA30や回路パタンA31は、銅めっきをエッチング処理することにより形成されている。
第2工程P12は、第1工程の処理対象A1の表面に、熱硬化性の積層フィルムA11およびA21が仮接着された状態を示している。積層フィルムA11およびA21の外側には、ラミネート処理の際に積層フィルムを保護するための保護フィルムA12およびA22が添付されている。第2工程P12に示す処理対象A1は、積層工程ブロック30に投入される前の状態である。
第3工程P13に示す処理対象A1は、積層工程ブロック30に投入された後の状態である。第3工程P13は、第2工程で仮接着されていた積層フィルムA11およびA21を、処理対象A10にラミネートしたうえで平坦化処理を行った状態を示している。
第4工程P14に示す処理対象A1は、積層工程ブロック30から取り出された後に、保護フィルムを取り去った状態を示している。第4工程P14の後に、処理対象A1は、中間工程へ進む。
図15は、積層成形品製造システムの工程を説明するための第2の図である。図15は、上から下に向かって順に図14の後の工程として第5工程P15、第6工程P16、第7工程P17および第8工程P18が示されている。
第5工程P15は、第4工程P14の後の処理対象A1に対してビア加工が施された状態を示している。第5工程P15を示す処理対象A1は、ビアA32が加工されている。ビアA32は例えばガスレーザやYAGレーザなどのレーザ光により切削加工される。
第6工程P16は、処理対象A1の表面に無電解めっきが施された状態を示している。第6工程P16には銅箔A33に覆われた処理対象A1が示されている。
第7工程P17は、銅箔A33の表面にドライレジストフィルムA34が添付された状態を示している。ドライレジストフィルムA34は例えばフォトレジストにより所定の回路パタンが形成されている。
第8工程P18は、ドライレジストフィルムA34により形成された回路パタンにより形成された銅めっきA35示されている。銅めっきA35は、第7工程P17の処理対象A1が電解めっきされた後に、腐食溶解によりドライレジストフィルムA34およびドライレジストフィルムA34の直下に敷設されていた無電解めっきが除去された状態である。なお、第8工程P18が完了した時点で、処理対象A1は4層基板であるが、ここからさらに多層の基板を製造する場合には、第2工程に戻り、積層工程と中間工程を繰り返す。
図16は、積層成形品の具体例を示す構成図である。図16に示す積層成形品A100は、処理対象A10の両面にそれぞれ3層の積層フィルムが積層され、それぞれの積層フィルムにビア加工、めっき加工等が施されている。積層成形品A100は、ビルドアップ基板または多層基板と呼ばれるものである。
積層成形品製造システム4は、第1工程P11から第8工程P18までの処理を行うことにより、ここに示すような多層基板を製造する。
次に、図17を参照して第3データについて説明する。図17は、第3データ114を示す表である。第3データ114は、横に並ぶ欄に、中間工程製造パラメータの個別条件として「設定項目1」、「設定項目2」、「設定項目3」、などの項目が示されている。設定項目は、上述の中間工程において設定される温度、湿度、時間などのパラメータである。
また第3データ114は縦に並ぶ欄に、特性データとして「ボイド」、「材料流出」、「しわ」、「位置ずれ」などと記載されている。また第3データ114は上記項目により作成されたマトリクスの交差する欄にそれぞれ所定の指標値が入る。この指標値は、条件設定部12が生成した推定特性データが適用された場合に中間工程の個別条件が提示できるように設定されている。
なお、図17に示した第3データ114は一例であって、第3データ114は上述の形式に限られない。例えば第3データ114は、条件設定部12が推定特性データを算出するために重回帰分析を行うための回帰式を構成するものであってもよい。同様に、第2データ112は、条件設定部12が個別条件を設定するための重回帰分析のための回帰式を構成するものであってもよい。
次に、図18を参照して、積層成形品製造システム4が実行する処理について説明する。図18は、実施の形態4にかかる制御装置104の処理を示すフローチャートである。図18に示すフローチャートは例えば、第2検査装置22による検査工程が終了した後に開始される。
まず制御装置104の特性データ取得部13は、第2検査データを取得する(ステップS411)。
次に、条件設定部12は、第1データ111を参照する(ステップS412)。そして条件設定部12は、取得した第2検査データから生成した状態データと、第1データ111とから、推定特性データを算出する。
次に、条件設定部12は、第3データ114を参照する(ステップS413)。そして条件設定部12は、算出した推定特性データと、第3データ114とから、中間工程の個別条件を設定する(ステップS414)。
条件設定部12が中間工程の個別条件を設定すると、制御装置104は個別履歴データ113を更新し(ステップS415)、一連の処理を終了する。
以上、本実施の形態によれば、例えば多層基板を製造する様々な処理を含む製造システムにおいて、歩留まりや処理精度の向上に寄与する制御装置等を提供できる。
<実施の形態5>
図19は、実施の形態5にかかる積層成形品製造システム5のブロック図である。本実施の形態にかかる積層成形品製造システム5は、制御装置105を有する。
制御装置105は、学習処理部14を含む点が上述の実施の形態と異なる。なお、制御装置105が有する記憶部110は、第1データおよび第2データを有していない。制御装置105は学習処理部14が第1データおよび第2データに相当する機能を有する。すなわち学習処理部14は、機械学習により第1データおよび第2データに相当する演算を行うように設定された学習モデルである。
学習処理部14は例えば、状態データと特性データとを教師データとして学習した第1学習処理部により、状態データから推定特性データを算出する。また学習処理部14は、積層工程に設定されたパラメータと積層工程の後に測定された特性データとを教師データとして学習した第2学習処理部により、推定特性データから、個別条件を設定する。
学習処理部14は、人工知能であるAI(Artificial Intelligence)技術を用いて処理対象A1の状態データと特性データとの関係を学習し、処理対象A1の特性データを推定する。あるいは学習処理部14は、AI技術を用いて特性データと積層工程の設定条件との関係を学習し、積層工程を行う前の処理対象A1を処理するための個別条件を生成する。
図20は、学習処理部14の構造の例を示す図である。図20は、学習処理部14を示している。図20に示す学習処理部14は、例えば第1データを生成する。学習処理部14は、入力層121A、中間層121Bおよび出力層121Cを備えている。中間層121Bは、隠れ層とも称される。中間層121Bは、入力層121Aと出力層121Cとの間に設けられている。
入力層121Aは、複数のノードを有しており、データセットに含まれる状態データを入力とする。中間層121Bは複数のノードを有している。なお、図に示した中間層が有するノードの数や隠れ層の数は一例を示したに過ぎず、ノードの数及び層の数はこれに限定されるものではない。同様に、図に示した入力層および出力層のノードの数は一例であって、これに限定されるものではない。
学習処理部14は、状態データが入力されると、出力層121Cに所定の数値が出力される。出力層121Cの出力は、教師データと照合され、照合された結果がフィードバックされる。学習処理部14はこの処理を繰り返すことにより学習モデル内の閾値や重み付け等を更新する。
なお、学習処理部14は、処理対象A1の状態データと積層工程の設定条件との関係を学習し、設定するための個別条件を生成する構成であってもよい。この場合、条件設定部12は、第1データ111と第2データ112に代えて、学習処理部14が生成する学習モデルを利用するものであってもよい。
図21は、学習処理部14が学習をする際のフローチャートである。図21に示すフローチャートは、学習処理部14が第1学習処理部を生成する場合のフローチャートである。
まず学習処理部14は、状態データを学習用データとして取得する(ステップS51)。
次に、学習処理部14は、入力した状態データに対応する特性データを教師データとして学習を実行する(ステップS52)。
次に、学習処理部14は、行った学習により更新された学習済みモデルである第1学習処理部を生成する(ステップS53)。なお、学習済みモデルは、上述の処理により更新された学習モデルが運用可能な段階となった学習モデルを指すものとする。
また第1学習処理部は、運用段階において状態データ取得部11が取得した状態データから算出した推定特性データと、特性データ取得部13が取得した特性データとから強化学習を行い、第1学習処理部を更新してもよい。
同様に第2学習処理部は、運用段階において積層工程ブロック30に設定された条件と、特性データ取得部13が取得した特性データとから強化学習を行い、第2学習処理部を更新してもよい。
上述の構成により、積層成形品製造システム5は、状態データ、特性データを取得しながら、学習処理部14の精度を向上させることができる。これにより、積層成形品製造システムは、柔軟に好適な条件を提示または設定する。よって、本実施の形態によれば、歩留まりや処理精度の向上に寄与する制御装置等を提供できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 積層成形品製造システム
2 積層成形品製造システム
3 積層成形品製造システム
4 積層成形品製造システム
5 積層成形品製造システム
11 状態データ取得部
12 条件設定部
13 特性データ取得部
14 学習処理部
20 検査装置群
21 第1検査装置
22 第2検査装置
23 第3検査装置
30 積層工程ブロック
31 ラミネート装置
32 平坦化装置
33 温度制御装置
35 上部搬送用シート
36 下部搬送用シート
40 中間工程ブロック
41 ビア加工工程ブロック
42 めっき工程ブロック
43 エッチング工程ブロック
101 制御装置
102 制御装置
103 制御装置
104 制御装置
105 制御装置
110 記憶部
111 第1データ
112 第2データ
113 個別履歴データ
114 第3データ
120 CPU
130 NVRAM
140 DRAM
150 インタフェース
A1 処理対象

Claims (5)

  1. 基材を少なくとも含む処理対象に積層フィルムをラミネートする積層工程を複数回繰り返すことで複数層の前記積層フィルムが積層された積層成形品を検査する検査装置であって、
    積層された前記積層フィルムを含む前記処理対象の主面を複数の領域に分割して、分割された前記領域ごとに、外形、表面の凹凸状態、温度、異物の有無の状態、工程履歴の少なくとも1つを示す状態データを取得するセンサと、
    前記状態データと、前記積層成形品の不良項目を示す特性データとを照合して推定特性データを取得し、前記推定特性データに応じたアラートレベルを、前記領域ごとに割り当てる制御部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記特性データは前記積層成形品の不良項目として、前記積層成形品における、ボイド、材料流出、しわ、位置ずれ、異物混入、変形、加圧ムラの少なくとも1つに関連するデータを含む、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記積層工程より上流側に配置される第1検査装置と、
    前記積層工程より下流側に配置される第2検査装置と、を含む、
    請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 基材を少なくとも含む処理対象に積層フィルムをラミネートする積層工程を複数回繰り返すことで複数層の前記積層フィルムが積層された積層成形品を検査する検査方法であって、
    積層された前記積層フィルムを含む前記処理対象の主面を複数の領域に分割して、分割された前記領域ごとに、外形、表面の凹凸状態、温度、異物の有無の状態、工程履歴の少なくとも1つを示す状態データを取得し、
    前記状態データと、前記積層成形品の不良項目を示す特性データとを照合して推定特性データを取得し、前記推定特性データに応じたアラートレベルを、前記領域ごとに割り当てる、
    検査方法。
  5. 前記検査方法は、前記領域ごとに割り当てられた前記アラートレベルを可視的に表示可能に出力する処理をさらに備える、
    請求項4に記載の検査方法。
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