JP2023147055A - 排気浄化装置 - Google Patents

排気浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023147055A
JP2023147055A JP2022054593A JP2022054593A JP2023147055A JP 2023147055 A JP2023147055 A JP 2023147055A JP 2022054593 A JP2022054593 A JP 2022054593A JP 2022054593 A JP2022054593 A JP 2022054593A JP 2023147055 A JP2023147055 A JP 2023147055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high voltage
electrode
catalytic converter
exhaust
voltage electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022054593A
Other languages
English (en)
Inventor
寛真 西岡
Hiromasa Nishioka
丈和 伊藤
Takekazu Ito
寛 大月
Hiroshi Otsuki
裕介 中山
Yusuke Nakayama
泰祐 吉田
Taisuke Yoshida
邦彦 中田
Kunihiko Nakada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2022054593A priority Critical patent/JP2023147055A/ja
Publication of JP2023147055A publication Critical patent/JP2023147055A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

【課題】内部に放電を生じさせる排気浄化触媒において、漏電を抑制することが可能な排気浄化装置を提供する。【解決手段】内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置16であって、排気を浄化する触媒が担持されたハニカム触媒16cと、排気流れ方向である第1の方向又は該第1の方向と反対方向の第2の方向からハニカム触媒16cに挿入され、高電圧が印加される高電圧電極16aと、高電圧電極16aのハニカム触媒16cへの挿入方向とは反対の方向からハニカム触媒16cに挿入され、接地電位とされたグランド電極16bと、を備え、高電圧電極16aとグランド電極16bの間に放電を生じさせる。【選択図】図3

Description

本発明は、排気浄化装置に関する。
従来、ハニカム触媒基材の前端面及び後端面に排気ガスを通過させる孔が開いた平板状の電極(メッシュ電極)をその面方向が排気流れ方向と直交する方向となるように配置することで、ハニカム触媒基材内の排気ガス流れと平行な方向に放電を行い、プラズマを発生させることが公知である(例えば、特許文献1)。
特開2005-106022号公報
上記特許文献に記載された技術では、電極に排気ガスを通過させる孔が設けられていることから、直流電源の負側に接続される第1の電極がハニカム構造体の上流側端面に配置され、直流電源の正側に接続される第2の電極がハニカム構造体の下流側端面に配置される。このため、第1の電極と第2の電極との間の距離はハニカム構造体の長さに相当する距離に及んでおり、放電させてプラズマを発生させるためには数十kVもの大きな作動電圧が必要とされている。しかし、作動電圧が大きくなると、触媒コンバータの外側において、第1の電極と第2の電極間、若しくは、第1の電極と他の配線または導電性の部材との間で意図しない漏電が生じ易くなる。そして、このような漏電が生じると、プラズマが発生し難くなり、排気浄化効率が低下する問題がある。
また、プラズマは高電圧電極とグランド電極間の放電によって発生させるが、その効果が及ぶ範囲は電極の周囲に限定される。そのため、触媒コンバータに高電圧電極とグラウンド電極をそれぞれ複数本挿入して、プラズマ発生範囲を拡張することが想定される。しかし、その場合、触媒コンバータの外で高電圧電極とグランド電極間の距離が近づいて、高電圧電極とグランド電極の間に意図しない漏電が生じる可能性がある。
上記課題に鑑みて、本開示の目的は、内部に放電を生じさせる排気浄化触媒において、漏電を抑制することが可能な排気浄化装置を提供することにある。
本開示の要旨は以下のとおりである。
(1)内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置であって、
排気を浄化する触媒が担持された触媒担持体と、
排気流れ方向である第1の方向又は該第1の方向と反対方向の第2の方向から前記触媒担持体に挿入され、高電圧が印加される高電圧電極と、
前記高電圧電極の前記触媒担持体への挿入方向とは反対の方向から前記触媒担持体に挿入され、接地電位とされた接地電極と、を備え、
前記高電圧電極と前記接地電極の間に放電を生じさせる、排気浄化装置。
本開示によれば、内部に放電を生じさせる排気浄化触媒において、漏電を抑制することが可能な排気浄化装置を提供することが可能となる。
一実施形態に係る内燃機関とその周辺の概略構成を示す模式図である。 触媒コンバータの構成を示す斜視図である。 触媒コンバータの電極配置を詳細に示す図である。 触媒コンバータの構成を詳細に示す図であって、複数の高電圧電極と複数のグランド電極が触媒コンバータに挿入された構成例を示す模式図である。 図4に対し、排気流れ方向と直交する断面における排気ガスの流速の分布を示す特性C1を付加した模式図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
図1は、本実施形態に係る内燃機関とその周辺の概略構成を示す模式図である。図1を参照すると、1は機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は排気マニホルドを夫々示す。排気マニホルド3の出口は排気管4aを介して触媒コンバータ16に連結される。触媒コンバータ16の出口は排気管4bを介して大気に開放されている。本実施形態では、触媒コンバータ16はプラズマ発生装置を備え、触媒コンバータ16には高電圧電極16aとグランド電極16bが挿入されている。電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)18は、高周波電源20を制御することで高電圧電極16aに印加される電圧を制御する。なお、図1において、触媒コンバータ16は排気流れ方向に沿った断面で模式的に示されている。
図2は、触媒コンバータ16の構成を示す斜視図である。触媒コンバータ16は内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置の一態様である。図2では、触媒コンバータ16の中にハニカム触媒16cが挿入された状態が模式的に示されている。ハニカム触媒16cには高電圧電極16aとグランド電極16bが挿入されている。高電圧電極16aには高周波電源20から高周波の高電圧が印加される。一方、ハニカム触媒16cが挿入される触媒コンバータ16の外筒16dはグランド電極16bとともに接地されている。そして、高電圧電極16a、グランド電極16b、外筒16d、および高周波電源20によりプラズマ生成装置が構成されている。プラズマ生成装置は、高電圧電極16aに高電圧を印加することで、ハニカム触媒16cの内部において、高電圧電極16aとグランド電極16bの間に放電を生じさせ、プラズマを生成する。
ハニカム触媒16cは、排気浄化のための通常の触媒を有し、HCを酸化させて水と二酸化炭素に、COを酸化させて二酸化炭素に、そしてNOxを還元して窒素と酸素に、それぞれ変換する。このため、ハニカム触媒16cは、触媒成分としてPt(白金)、Pd(パラジウム)、Rh(ロジウム)などの貴金属を有している。
ハニカム触媒16cは、排気が流れる複数のセルを有し、排気を浄化する触媒が担持された触媒担持体の一態様であって、セラミック、ステンレス等からなるセルの内壁(担体)に触媒が担持されて構成される。セルは排気が通過する空気層であり、セルの内壁には細孔が設けられている。
高電圧電極16aに高周波の高電圧が印加されると、高電圧電極16aとグランド電極16bとの間、および高電圧電極16aと外筒16dとの間に放電電流30が流れ、プラズマが発生する。そして、プラズマにより排気中の窒素酸化物(NOx)が窒素と酸素に分解され、排気浄化性能が向上される。特に、内燃機関の始動直後等の排気温が低い条件下(例えば、100℃以下)では、ハニカム触媒16cによる排気浄化性能が十分に得られないが、プラズマ生成装置によれば、ハニカム触媒16cが暖気される前においても排気が浄化されるので、特に内燃機関の始動時において排気浄化性能が向上される。
より詳細には、高電圧電極16aとグランド電極16bとの間、および高電圧電極16aと外筒16dとの間に高周波の高電圧が印加されると、放電によって電極を構成する材料の原子から電子が飛び出し、ハニカム触媒16c内において電子が拡散し、ハニカム触媒16c内を流れるNOx等の浄化対象ガスと衝突する。この電子の衝突によってNOx等のガス成分は状態が不安定となり、以下の式(1)、式(2)によりN,Oなどのラジカル種に分解される。また、排気中に存在する水分に電子が作用することでヒドロキシルラジカルなどのラジカル種が生成される。
+e→O+O ・・・(1)
NO+e→N+O ・・・(2)
生成されたラジカル種は、ハニカム触媒16cの触媒の作用により、例えば以下の式(3)、(4)式により酸素、窒素が発生する。この結果、排気中のNOxが減少する。なお、式(3)、式(4)において、Mは触媒を示している。また、ヒドロキシルラジカルは排気中のHCを酸化する。
O+O→O ・・・(3)


N+N→N ・・・(4)

図3は、触媒コンバータ16の電極配置を詳細に示す図であって、排気流れ方向に沿った触媒コンバータ16の断面を模式的に示す図である。図3に示すように、高電圧電極16aとグランド電極16bは、排気流れ方向(図中に矢印で示す)において、異なる方向から触媒コンバータ16に挿入されている。高電圧電極16aは、排気流れ方向である第1の方向又は該第1の方向と反対方向の第2の方向からハニカム触媒16cに挿入される。一方、グランド電極16bは、高電圧電極16aのハニカム触媒16cへの挿入方向とは反対の方向からハニカム触媒16cに挿入されている。
高電圧電極16aとグランド電極16bが異なる方向から触媒コンバータ16に挿入されることで、触媒コンバータ16の外側では、高電圧電極16aとグランド電極16bの電極間距離が十分に離間する。より具体的には、図3に示すように、触媒コンバータ16に対して高電圧電極16aとグランド電極16bが各1本ずつ挿入される場合は、触媒コンバータ16の外側で高電圧電極16aとグランド電極16bが隣接して配置されることがなく、触媒コンバータ16の外側で高電圧電極16aとグランド電極16bの電極間距離が十分に離間する。また、触媒コンバータ16に対して高電圧電極16aとグランド電極16bが複数本ずつ挿入される場合においても、触媒コンバータ16の外側で高電圧電極16aとグランド電極16bが隣接して配置されることがなく、高電圧電極16aとグランド電極16bの電極間距離が十分に離間する。これにより、高電圧電極16aとグランド電極16bとの間で、意図しない漏電が抑制されるので、排気浄化効率の低下が抑えられる。
一方、高電圧電極16aとグランド電極16bが同じ方向から触媒コンバータ16に挿入されると、触媒コンバータ16の外側で高電圧電極16aとグランド電極16bが近接してしまい、高電圧電極16aとグランド電極16bとの間で意図しない漏電が生じ易くなる。漏電は、高電圧電極16aとグランド電極16bが接触することにより、または高電圧電極16aとグランド電極16bとの間で放電が生じることにより発生する。なお、ハニカム触媒16cは絶縁物からなるため、ハニカム触媒16cに高電圧電極16aとグランド電極16bが挿入された部位では、高電圧電極16aとグランド電極16bが接触することによる漏電は生じにくい。したがって、高電圧電極16aとグランド電極16bとの間の意図しない漏電は触媒コンバータ16の外側で生じ易い。触媒コンバータ16の外側で漏電が発生すると、本来は触媒コンバータ16の内部で発生するべき放電量が減少するため、排気浄化効率が低下する。本実施形態によれば、高電圧電極16aとグランド電極16bが異なる方向から触媒コンバータ16に挿入されることで、触媒コンバータ16の外側で生じ易い漏電が確実に抑制され、排気浄化効率の低下が抑えられる。
また、図3に示すように、高電圧電極16aおよびグランド電極16bは、それぞれの先端が触媒コンバータ16の排気流れ方向の端面から外に突出しないように配置されている。高電圧電極16aの先端が触媒コンバータ16の排気流れ方向の上流側の端面の外に突出してしまうと、触媒コンバータ16の外側において、高電圧電極16aの先端とグランド電極16bとの間で意図しない漏電が発生する可能性がある。同様に、グランド電極16bの先端が触媒コンバータ16の排気流れ方向の下流側の端面の外に突出してしまうと、触媒コンバータ16の外側において、グランド電極16bの先端と高電圧電極16aとの間で意図しない漏電が発生する可能性がある。高電圧電極16aおよびグランド電極16bが、それぞれの先端が触媒コンバータ16の排気流れ方向の端面から外に突出しないように配置されることで、このような意図しない漏電の発生が抑制される。
また、触媒コンバータ16内において、高電圧電極16aの先端と触媒コンバータ16の排気流れ方向の上流側の端面との間は、所定距離dだけ離れている。同様に、触媒コンバータ16内において、グランド電極16bの先端と触媒コンバータ16の排気流れ方向の下流側の端面との間は、所定距離dだけ離れている。これにより、電界が集中する高電圧電極16aの電極先端部において、触媒コンバータ16の排気流れ方向の上流側の端面との間に意図しない放電が生じてしまうことが抑制される。
図3に示すように、高電圧電極16aは、排気流れの下流側から上流側に向けて触媒コンバータ16に挿入されている。一方、グランド電極16bは、排気流れの上流側から下流側に向けて触媒コンバータ16に挿入されている。
排気中の粒子状物質(PM:Particulate Matter)は、触媒コンバータ16のハニカム触媒16cの排気流れ方向の上流側の端面(前端面)側から付着し、堆積していく。このため、触媒コンバータ16内の排気流れ方向の上流側では、下流側よりも粒子状物質がより多く存在する。排気流れ方向の上流側から触媒コンバータ16に高電圧電極16aを挿入した場合、誘電体であり交流を通す粒子状物質を介して高電圧電極16aから外筒16dまたはグランド電極16bへ意図しない漏電が発生する場合がある。高電圧電極16aが、粒子状物質が比較的堆積しにくい排気流れ方向の下流側から上流側に向けて触媒コンバータ16に挿入されることで、粒子状物質を介した漏電が抑制される。
また、触媒コンバータ16の上流側では、機関本体1から排出される排気ガスの脈動が大きく、排気流れ方向の上流側から触媒コンバータ16に高電圧電極16aを挿入した場合、脈動による振動等により高電圧電極16aまたはハニカム触媒16cが破損してしまう可能性がある。より詳細には、高電圧電極16aが外筒16dに固定される部位では、高電圧電極16aと外筒16dとの間に絶縁物を介在させる必要があり、この結果、高電圧電極16aと外筒16dとの間の剛性が比較的低くなる。このため、排気流れ方向の上流側から触媒コンバータ16に高電圧電極16aを挿入した場合、脈動により高電圧電極16aが振動し、高電圧電極16aとハニカム触媒16cが接触することで高電圧電極16aとハニカム触媒16cの一方または双方が破損してしまう可能性がある。高電圧電極16aが排気ガスの脈動の影響が少ない下流側から触媒コンバータ16に挿入されることで、触媒コンバータ16の下流側では上流側と比較して排気ガスの脈動の影響が低下するため、脈動により高電圧電極16aまたはハニカム触媒16cが破損してしまうことが抑制される。なお、グランド電極16bが外筒16dに固定される部位では、グランド電極16bを外筒16dに直接固定できるため、グランド電極16bと外筒16dとの間の剛性は高められる。したがって、排気流れ方向の上流側から触媒コンバータ16にグランド電極16bを挿入した場合であっても、脈動によるグランド電極16bの振動は抑えられ、グランド電極16bまたはハニカム触媒16cの破損は抑制される。
図4は、触媒コンバータ16の構成を詳細に示す図であって、複数の高電圧電極16aと複数のグランド電極16bが触媒コンバータ16に挿入された構成例を示す模式図である。図4においても、図3と同様、排気流れ方向に沿った触媒コンバータ16の断面が示されている。複数の電極が触媒コンバータ16に挿入されることで、電極間距離が小さくなり、放電の際の電流密度の低下が抑制される。したがって、触媒コンバータ16内のより広範囲で安定してプラズマを発生させることができる。
触媒コンバータ16の直径は、ハニカム触媒16cの大きさに応じて、その前後の排気管4a,4bの直径よりも大きくなっている。このため、触媒コンバータ16に流れる排気ガスの流速(流量)は、触媒コンバータ16の前後の排気管4a,4bの形状が触媒コンバータ16の中心軸Aに沿った直線状であれば、中心軸Aの位置で最も高くなり、中心軸Aから離れるほど低くなる。一方、触媒コンバータ16の前後の排気管4a,4bの形状が湾曲していると、排気流れ方向と直交する断面における排気ガスの流速の分布に偏りが生じる。図4に示す例では、触媒コンバータ16の上流側の排気管4aと下流側の排気管4bは同じ方向に湾曲している。このため、排気ガスの流速は、触媒コンバータ16の中心軸Aの位置よりも排気管4a,4bの湾曲の外側に偏った位置で最も高くなる。
排気ガスの流速が高い位置では、浄化する対象である排気ガスが多く触媒にかかる負荷が高くなるので、より多くの排気ガスを浄化させるため、より強い放電を生じさせてより多くのプラズマを発生させることが好ましい。このため、図4に示す構成例では、触媒コンバータ16内の排気ガスの流れを考慮して高電圧電極16aとグランド電極16bが配置されている。より詳細には、排気ガスの流速に応じて排気流れ方向と直交する断面における電極の密度を変化させ、排気ガス流速が速い部位は、排気ガス流速が遅い部位より相対的に電極の密度が高くなるように該断面における電極の本数が定められている。なお、図4中に示す矢印は排気ガスの流れを示しており、流速が高いほど太い矢印で排気ガスの流れが示されている。
図5は、図4と同じ構成を示す図であって、図4に対し、排気流れ方向と直交する断面における排気ガスの流速の分布を示す特性C1を付加した模式図である。図5において、特性C1を表す座標系の横軸は排気ガスの流速を示しており、縦軸は排気流れ方向と直交する断面における中心軸Aからの距離を示している。
図5の特性C1に示すように、排気ガスの流速は、中心軸Aから距離sの位置で最も高くなっており、中心軸Aから距離sの位置から排気流れ方向と直交する方向に離れるほど低くなる。このため、高電圧電極16aとグランド電極16bは、排気流れ方向と直交する断面における電極密度が、中心軸Aから距離sの位置で最も高くなるように配置される。これにより、中心軸Aから距離sの位置で電流密度が最も高くなり、プラズマが最も強く発生するため、排気ガスの流速が高い位置において、排気ガスが確実に浄化される。
なお、図4および図5に示す構成例では、触媒コンバータ16の外筒16dに最も近い最も外側の電極は高電圧電極16aとされており、最も外側の高電圧電極16aと外筒16dとの間にも放電を生じさせてプラズマを発生させるようにしている。一方、外筒16dに最も近い最も外側の電極をグランド電極16bとしてもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、高電圧電極16aとグランド電極16bが異なる方向から触媒コンバータ16に挿入されることで、触媒コンバータ16の外側では、高電圧電極16aとグランド電極16bの電極間距離が十分に離間する。これにより、高電圧電極16aとグランド電極16bとの間で意図しない漏電が抑制されるので、排気浄化効率の低下が抑えられる。
1 機関本体
3 排気マニホルド
4a,4b 排気管
16 触媒コンバータ
16a 高電圧電極
16b グランド電極
16c ハニカム触媒
16d 外筒
18 電子制御装置(ECU)
20 高周波電源
30 放電電流

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置であって、
    排気を浄化する触媒が担持された触媒担持体と、
    排気流れ方向である第1の方向又は該第1の方向と反対方向の第2の方向から前記触媒担持体に挿入され、高電圧が印加される高電圧電極と、
    前記高電圧電極の前記触媒担持体への挿入方向とは反対の方向から前記触媒担持体に挿入され、接地電位とされた接地電極と、を備え、
    前記高電圧電極と前記接地電極の間に放電を生じさせる、排気浄化装置。
JP2022054593A 2022-03-29 2022-03-29 排気浄化装置 Pending JP2023147055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022054593A JP2023147055A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022054593A JP2023147055A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 排気浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023147055A true JP2023147055A (ja) 2023-10-12

Family

ID=88286511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022054593A Pending JP2023147055A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 排気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023147055A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7510600B2 (en) Gas purifying apparatus
US20060152163A1 (en) Plasma generating electrode, plasma generation device, and exhaust gas purifying apparatus
JP2006261040A (ja) プラズマ反応器
JP4873564B2 (ja) 排ガス浄化装置
WO2010134448A1 (ja) 粒子状物質燃焼装置及び方法
US11712657B2 (en) Isolated plasma tube treatment systems
GB2429417A (en) Autoselective regenerating particulate filter
JP4329466B2 (ja) 排気浄化装置
JP4292511B2 (ja) 排ガス浄化装置
JP2023147055A (ja) 排気浄化装置
JP6251933B2 (ja) 排気ガス浄化装置
JP2004245096A (ja) プラズマリアクタ
JP2002213228A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5531978B2 (ja) 内燃機関の排気処理装置
JP2011245368A (ja) 放電反応装置
JP2006214392A (ja) 排ガス浄化装置
JP2019060316A (ja) プラズマリアクター
JP2005036671A (ja) 排気浄化装置
JP2005036667A (ja) 排気浄化装置
JP4445374B2 (ja) 排気浄化装置
JP2023035098A (ja) 排気浄化装置
JP7055669B2 (ja) プラズマリアクター
JP2004346768A (ja) 排気浄化用リアクター
JP2006144563A (ja) 排気浄化装置
JP4470164B2 (ja) 排ガス浄化装置