JP2023146068A - 収納ケース - Google Patents

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和彦 瀬口
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Abstract

【課題】専用の保管場所を必要としない、寝床部として利用可能な収納ケースを提供する。【解決手段】収納ケースは、開口部12aを有する外箱12と、内箱14とを有し、外箱12の内側に内箱14が収納され、外箱12の底壁12bが寝床部18aとして用いられ、外箱12と内箱14とがダンボールで構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、ダンボールにより構成された収納ケースに係り、特に、寝床部として利用可能な外箱と、外箱の内側に設けられた、衣類等を収納する内箱とを有する収納ケースに関する。
現在、来客があった際、また災害時における避難等で、折り畳み可能な簡易ベッド、又はダンボールでできたベッド等が用いられることがある。
ダンボールでできたベッドは、例えば、特許文献1等に提案されている。
特許文献1のベッドは組み立て式のベッドである。特許文献1のベッドは、基体と、段ボール製の床板と、段ボール製の支持板部材とを備えている。床板の固定部と可動部との境界には、可動部の回動軸部が設けられている。可動部が傾斜した状態では、支持板部材が可動部の傾斜方向とは反対の方向に傾斜して配置されて、支持板部材の第1端縁が基体の上面の第2領域に当接されるとともに、第2端縁が可動部の下面に当接される。
特開2017-121420号公報
特許文献1のベッドは組み立て式であり、使用しないときに分解しておくことができるが、ベッドを構成する部材の専用の保管場所が必要である。そのような専用の保管場所を確保するのが困難である状況では、組み立て式ベッドの利用が難しくなる。特に、居住スペースが限られた住宅等では、専用の保管場所を確保することがより難しくなる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、専用の保管場所を必要としない、寝床部として利用可能な収納ケースを提供することである。
上記の課題は、本発明の収納ケースによれば、開口部を有する外箱と、内箱とを有し、外箱の内側に内箱が収納され、外箱の底壁が寝床部として用いられ、外箱と内箱とがダンボールで構成されることにより解決される。
上記のように構成された本発明の収納ケースでは、専用の保管場所を必要とせずに、寝床部として利用可能であり、ベッドとして利用できる。
また、上記の収納ケースにおいて、外箱と内箱は、外形が直方体又は立方体であり、外箱は外側壁と内側壁とを有し、内側壁のうち、外箱の角部で接する第1の壁部と第2の壁部とには、それぞれ内側壁で構成された折り曲げ可能な補強片が設けられ、第1の壁部の補強片と、第2の壁部の補強片とを係合して補強部を構成すると、好適である。
上記の構成によれば、外箱の耐久性が向上し、耐荷重も増える。
また、上記の収納ケースにおいて、外箱の内側壁に面ファスナーが設けられ、面ファスナーは、外箱と内箱との間に配置され、かつ折り曲げて外箱の外面に配置可能であると、より好適である。
上記の構成によれば、外箱同士の結合が簡単にできる。結果として、ベッドを容易に作ることができる。
また、上記の収納ケースにおいて、外箱の内側壁、又は外側壁と内側壁との間に磁石が設けられていると、より好適である。
上記の構成によれば、外箱同士の結合が簡単にできる。結果として、ベッドを容易に作ることができる。
また、上記の収納ケースにおいて、複数の収納ケースが用いられる場合に、複数の収納ケースの各々の外箱を結合することが可能であると、さらに好適である。
上記の構成によれば、寝床部を様々なサイズにできる。結果として、様々なサイズのベッドを作ることができる。
ことが可能となる。
本発明の収納ケースによれば、専用の保管場所を必要とせずに、外箱を取り出して寝床部として利用することが可能である。
本発明の実施形態の収納ケースの一例を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の収納ケースの一例の内箱と外箱を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の収納ケースの一例を用いたベッドを示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の収納ケースの一例の収納状態を示す模式図である。 本発明の実施形態の収納ケースの一例の補強部を示す模式図である。 本発明の実施形態の収納ケースの一例の補強部を拡大して示す模式図である。 図7の(a)は本発明の実施形態の収納ケースの第1の例の補強部の係合部を示す模式図であり、(b)は本発明の実施形態の収納ケースの第2の例の補強部の係合部を示す模式図である。 本発明の実施形態の収納ケースの一例の面ファスナーの配置を示す模式図である。 本発明の実施形態の収納ケースの一例の面ファスナーを用いた外箱の結合を示す模式図である。 本発明の実施形態の収納ケースの一例の磁石の配置を示す模式図である。 本発明の実施形態の収納ケースの他の例を示す模式的斜視図である。 図12の(a)及び(b)は、本発明の実施形態の収納ケースの他の使用形態を説明するための模式的斜視図である。
<<本発明の一つの実施形態に係る収納ケースについて>>
以下、本発明の一つの実施形態(以下、本実施形態)について、添付の図面を参照しながら説明する。
なお、図面では、説明を分かり易くするために幾分簡略化及び模式化して各部材を図示している。また、図中に示す各部材のサイズ(寸法)及び部材間の間隔等についても、実際のものとは異なっている。
また、本明細書において、「水平、垂直・直角、平行」は、本発明の技術分野において一般的に許容される誤差の範囲を含み、厳密な水平、垂直・直角及び平行に対して数度(例えば、2~3°)未満の範囲内でずれている状態も含むものとする。
以下、収納ケースについて説明する。
図1は本発明の実施形態の収納ケースの一例を示す模式的斜視図である。図2は本発明の実施形態の収納ケースの一例の内箱と外箱を示す模式的斜視図である。図3は本発明の実施形態の収納ケースの一例を用いたベッドを示す模式的斜視図である。
図1に示す収納ケース10は、開口部12aを有する外箱12と、開口部14aを有する内箱14とを有する。外箱12と内箱14は、外形が、例えば、直方体又は立方体である。外箱12と内箱14とは外形が相似形である。外箱12の内側に内箱14が収納される。内箱14には、例えば、衣類等が収納される。
外箱12の内側に内箱14が収納された状態のものを引出し15という。引出し15は、外箱12と内箱14との二重構造である。
収納ケース10は、引出し15が収納されるケース本体16を有する。通常は、引出し15は、ケース本体16に収納された状態で使用される。ケース本体16から引出し15は水平に引き出される。
引出し15、正確には内箱14に衣類等を収納し、必要に応じて引出し15を引き出して、衣類等を取り出す。外箱12の側面12c(前面)には、引出し15を引き出しやすくするために、例えば、取手13が設けられている。
複数の収納ケース10を用いる場合には、それぞれの収納ケース10から外箱12を取り出して複数の外箱12を用意し、図3に示すように複数の外箱12を結合してベッド18を構成する。ここで、複数の収納ケース10は同じサイズである。それぞれの収納ケース10から取り出された外箱12の底壁12bは、ベッド18の寝床部18aとして用いられる。
収納ケース10を用いてベッド18を構成する場合、まず、ケース本体16から引出し15を引き出す。
次に、図2に示すように、引出し15において、外箱12から内箱14を取り出し、外箱12と内箱14とに分離する。
分離した内箱14は、中に衣類等が入っており、その状態で、図1に示すケース本体16に収納する。すなわち、内箱14単体を引出し15として利用する。
次に、図3に示すように、外箱12を底壁12bが上側を向くように置いて、複数の外箱12を図3のように並べ、隣り合う外箱12の外面12e同士を突き合わせて結合してベッド18とする。ベッド18では、外箱12の底壁12bが寝床部18aとなる。
以上のように、収納ケース10の外箱12を利用して、ベッド18を構成することにより、通常時には収納ケース10として利用するため、ベッド又はベッドを構成する部品を保管するための専用の保管場所を必要とせず、外箱12の底壁12bを寝床部18aとして利用可能である。このような効果は、居住スペースが限られたマンションやアパート等の住居では、専用の保管場所を確保するのが難しいため、特に有効である。そして、例えば来客が宿泊することになってベッドが必要となった場合にも柔軟に対応することができる。
なお、外箱12の数を変えることにより、様々なサイズのベッド18(図3参照)にできる。ベッド18を構成する外箱12の数は、特に限定されるものではなく、使用する人の身長、及び収納ケース10の数等に応じて適宜決定される。
また、複数の収納ケース10が用いられる場合に、複数の収納ケース10の各々の外箱12を結合することが可能である。これにより、寝床部18a(図3参照)を様々なサイズにでき、結果として、様々なサイズのベッド18(図3参照)を作ることができる。
収納ケース10は、ダンボールによって構成されるものであり、外箱12、内箱14及びケース本体16がダンボールで構成される。ダンボールは軽量な材料であるため、容易にベッド18を形成することができる。
なお、ケース本体16は、収納ケース10の枠体であり、収納ケース10を積層した際に荷重を受けるところである。このため、ダンボールで構成することなく、ダンボールよりも強度が高いプラスチック等で構成してもよい。また、ケース本体16は、1つのケース本体16に、1つの引出し15が収納される形態に限定されるものではなく、複数の引出し15を収納可能な構成でもよい。例えば、横並びに置いた2つの引出し15を収納したり、横に2つ置き、縦に2段として計4つの引出し15を収納する構成でもよい。
収納ケース10は、例えば、図4に示すように押入れ20の下段22bに、複数積層して納められる。収納ケース10の数は、用途、押入れ20の大きさにより適宜決定される。押入れ20は、棚21aにより、上段22aと下段22bとに分けられている。上段22aは、仕切り21bにより、さらに区分けされている。
上述のように、外箱12をベッド18に利用した場合には、ケース本体16には、内箱14だけが引出し15として収納される。このため、外箱12をベッド18に利用しても、専用の保管場所を必要としない。また、収納ケース10は、上述のように押入れ20の下段22bに納められていることから、外箱12をベッド18に利用していない場合でも、専用の保管場所を必要としない。
収納ケース10では、外箱12に補強部26(図5参照)を設けることが好ましい。補強部26を設けることにより、ベッド18(図3参照)の耐久性が向上し、耐荷重も増える。
図5は本発明の実施形態の収納ケースの一例の補強部を示す模式図であり、図6は本発明の実施形態の収納ケースの一例の補強部を拡大して示す模式図であり、図7(a)は本発明の実施形態の収納ケースの第1の例の補強部の係合部を示す模式図であり、(b)は本発明の実施形態の収納ケースの第2の例の補強部の係合部を示す模式図である。なお、図7(b)は係合前の状態を示す。
図5及び図6に示すように、外箱12は、例えば、外側壁23aと内側壁23bとを有する二重構造である。
図6に示すように、内側壁23bのうち、外箱12の角部12dで接する第1の壁部24aと第2の壁部24bとには、それぞれ内側壁23bで構成された折り曲げ可能な補強片25が設けられている。補強片25は内側壁23bの一部である。補強片25は、例えば、内側壁23bから部分的に切り取られ、かつ外側壁23aと接合されていない。補強片25は、例えば、折曲げ端23dで、角部12dに向けて折り曲げることができる。例えば、折曲げ端23dは、第1の壁部24a及び第2の壁部24bのいずれにも、角部12dから等距離の位置に設けられており、補強片25の長さは同じである。
図7(a)に示すように、補強片25の先端部25aは、例えば、正弦波状に形成されている。内側壁23bには、補強片25の先端部25aの形状と一致する切り込みが設けられている。補強片25を折曲げ端23dで、角部12dに向けて折り曲げて、補強片25の先端部25a同士を重ね合わせて係合することにより、補強部26が構成される。
なお、補強片25の先端部25aの形状は、係合できれば、図7(a)に示す形状に、特に限定されるものではなく、例えば、図7(b)に示す形状もよい。図7(b)に示す補強片25の先端部25aは、高さ方向Zの半分の位置に、例えば、三角の切込み28aが形成され、台形状の凸部28bが、高さ方向Zに沿って、2つ有する構成である。
補強部26を形成する場合、切込み28aを高さ方向Zで一致させて台形状の凸部28bを対向させる。そして、対向する凸部28bを、例えば、高さ方向Zにおいて上方の凸部28bは右側を上に、下方の凸部28bは左側を上に重ね合わせることにより、対向する凸部28b同士を係合する。これにより、図6に示す補強部26が構成される。
なお、対向する凸部28bの重ね合わせは、例えば、高さ方向Zにおいて上方の凸部28bは左側を上に、下方の凸部28bは右側を上に重ね合わせて、対向する凸部28b同士を係合することもできる。また、凸部28bは台形状に限定されるものではない。
図7(a)に示すように補強片25を外箱12の高さ方向Zの全域に設けたが、これに限定されるものではない。補強片25の高さ方向Zの長さは、外箱12の強度に応じて、適宜設定されるものである。また、補強片25を高さ方向Zに沿って、複数設けてもよいが、補強部26の組み立て、補強片25の加工を考慮すると、図6に示すように補強片25を外箱12の角部12dに1つずつ設けることが好ましい。
なお、外側壁23aと、内側壁23bと、補強部26を構成する補強片25とはダンボールで構成される。
収納ケース10では、上述のように複数の外箱12同士を結合してベッド18(図3参照)としている。外箱12同士を結合するために、例えば、面ファスナー27(図8参照)を用いることができる。
図8は本発明の実施形態の収納ケースの一例の面ファスナーの配置を示す模式図であり、図9は本発明の実施形態の収納ケースの一例の面ファスナーを用いた外箱の結合を示す模式図である。なお、図8及び図9において、図5~図7(a)及び(b)に示す構成と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図8に示すように、面ファスナー27は、基部27aと結合部27bとを有する。基部27aが外側壁23aと内側壁23bとの間23cに配置され、結合部27bが外箱12の内部に配置される。結合部27bが、実際に結合に関わるところであり、結合部27b同士で付けたり、離したりができる。なお、結合部27bの構成は、面ファスナーであれば、特に限定されるものではなく、公知のものが種々利用可能である。
結合部27bは、外箱12の開口部12aの縁12fで折り曲げられるようになっている。面ファスナー27は、結合部27bを外箱12の開口部12aの縁12fで折り曲げて外箱12の外面12eに配置可能である。
面ファスナー27を用いて外箱12同士を結合する場合、結合部27bは、外箱12の縁12fで折り返されて、外箱12の外面12eに配置される。外面12eは、外箱12同士を結合する際に対向する面である。
面ファスナー27が外箱12同士を結合に利用されない場合、面ファスナー27の結合部27bは、外箱12の内側壁23b側に折り返されて外箱12の内側壁23b側に配置されている。結合部27bが外箱12の内側壁23b側に配置された状態で、外箱12に内箱14が収納される。このため、引出し15(図1参照)では、面ファスナー27は、外箱12と内箱14の間に存在して見えない状態にあり、内箱14を外箱12から取り出すと、面ファスナー27が現れる。
外箱12を結合する際には、内箱14を取り出した後、図9に示すように外箱12の縁12fで結合部27bを折り返して、結合部27b同士を合わせて、外箱12同士を結合する。これにより、結果として、外箱12を複数結合して、ベッド18(図3参照)を容易に作ることができる。
図10は本発明の実施形態の収納ケースの一例の磁石の配置を示す模式図である。なお、図8及び図9において、図5~図7(a)及び(b)に示す構成と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
収納ケース10では、上述のように複数の外箱12同士を面ファスナー27(図8参照)によって結合してベッド18(図3参照)としているが、これ以外に、例えば、磁石30を用いることもできる。
図10に示すように磁石30は、外側壁23aと内側壁23bとの間23cに配置されている。この場合、磁石30は、外箱12から内箱14を取り出した状態でも見えない。
また、磁石30は、内側壁23bの表面に配置してもよい。この場合、磁石30は、外箱12から内箱14を取り出した状態では見える。また、内箱14と接触する可能性があり、磁石30が脱落する可能性があることから、図10に示すように磁石30は、外側壁23aと内側壁23bとの間23cに配置することが好ましい。
磁石30は、外箱12同士を結合することができれば、特に限定されるものではないが、小型で磁力が強いことが好ましい。このため、磁石30としては、ネオジム磁石が好ましい。また、磁石30の形状としては、シート状又はプレート状が好ましい。
また、磁石30の数も、外箱12同士を結合することができれば、特に限定されるものではないが、複数が好ましい。磁石30の数は、1箱1面2個以上であることがより好ましい。
磁石30の場合、外箱12を結合する際には、内箱14を取り出した後、図10に示すように外箱12の磁石30が設けられた外面12e同士を対向させて近づけて磁力により外箱12同士を結合する。磁石30を用いる場合では、外箱12同士を単に寄せるだけで外箱12同士を結合できる。このため、結果として、ベッド18(図3参照)を容易に作ることができる。
外箱12同士を結合するために、対向する外箱12において、対向する磁石30は、異なる極にされている。例えば、対向する外面12eに、磁石30を設ける場合、一方の外面12eではN極を外側にして、他方の外面12eではS極を外側に向けて配置する。これにより、複数の外箱12の向きを揃えることにより、対向する磁石30は異なる極になる。
図11は本発明の実施形態の収納ケースの他の例を示す模式的斜視図である。図12(a)及び(b)は本発明の実施形態の収納ケースの他の使用形態を説明するための模式的斜視図である。
収納ケース10は、図11に示すように、引出し15に、仕切り板32を設けてもよい。仕切り板32により、内箱14が第1の領域14cと、第2の領域14bとに分けられる。例えば、第1の領域14cに夏物の衣類を収納し、第2の領域14bに冬物の衣類を収納する。引出し15の向きを変える(例えば、引出し15の前後を置き換える)ことにより、衣替えができる。
なお、仕切り板32は、1つに限定されるものではなく、複数でもよく、用途に応じて仕切り板32の数は適宜決定される。
また、外箱12の開口部12aと、内箱14の開口部14aとの向きを合わせて、外箱12に内箱14を収納していたが、これに限定されるものではなく、例えば、図12(a)に示すように、外箱12の開口部12aと、内箱14の開口部14aとを対向させて、図12(b)に示すように外箱12に内箱14を収納してもよい。これにより、内箱14が外箱12で蓋をされた状態(すなわち、閉じた状態)となる。この状態で引出し15になる。図12(b)に示す引出し15は、図1に示すケース本体16に収納された場合、引き出しても収納されたものが直ぐには見えない。このことから、普段使わないもの、及び貴重品等の収納に適している。また、引き出しても収納されたものが直ぐには見えないことから、防犯にも有効である。
図12(a)においても、図11に示す仕切り板32を設けることができる。つまり、上述の図5に示す補強部26を有する構成の内箱14に、図8に示す面ファスナー27を有する構成の内箱14に、図10に示す磁石30を有する外箱12に、それぞれ、仕切り板32を設けることができる。
以上までに、本発明の収納ケースに関する実施形態を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、本発明には、その等価物が含まれることは勿論である。
10 収納ケース
12 外箱
12a 開口部
12b 底壁
12c 側面
12d 角部
12e 外面
12f 縁
13 取手
14 内箱
14a 開口部
14b 第2の領域
14c 第1の領域
15 引出し
16 ケース本体
18 ベッド
18a 寝床部
20 押入れ
21a 棚
21b 仕切り
22a 上段
22b 下段
23a 外側壁
23b 内側壁
23c 間
23d 折曲げ端
24a 第1の壁部
24b 第2の壁部
25 補強片
25a 先端部
26 補強部
27 面ファスナー
27a 基部
27b 結合部
28a 切込み
28b 凸部
30 磁石
32 仕切り板
Z 高さ方向

Claims (5)

  1. 開口部を有する外箱と、内箱とを有し、
    前記外箱の内側に前記内箱が収納され、
    前記外箱の底壁が寝床部として用いられ、
    前記外箱と前記内箱とがダンボールで構成される、収納ケース。
  2. 前記外箱と前記内箱は、外形が直方体又は立方体であり、
    前記外箱は外側壁と内側壁とを有し、
    前記内側壁のうち、前記外箱の角部で接する第1の壁部と第2の壁部とには、それぞれ前記内側壁で構成された折り曲げ可能な補強片が設けられ、前記第1の壁部の前記補強片と、前記第2の壁部の前記補強片とを係合して補強部を構成する、請求項1に記載の収納ケース。
  3. 前記外箱の前記内側壁に面ファスナーが設けられ、前記面ファスナーは、前記外箱と前記内箱との間に配置され、かつ折り曲げて前記外箱の外面に配置可能である、請求項2に記載の収納ケース。
  4. 前記外箱の前記内側壁、又は前記外側壁と前記内側壁との間に磁石が設けられている、請求項2に記載の収納ケース。
  5. 複数の前記収納ケースが用いられる場合に、複数の前記収納ケースの各々の前記外箱を結合することが可能である、請求項1~4のいずれか1項に記載の収納ケース。
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