JP2004016377A - 展示棚 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトに搬送でき、かつ、部品忘れがなく簡易かつ迅速な撤収作業および組み立て作業を確保することのできる、展示棚を提供すること。
【解決手段】展示棚1を、折り曲げ可能な棚板3と折り曲げ可能な脚4とを備える複数の棚ユニット2から構成する。この展示棚1は、まず、略ボックス状に折り畳まれた各棚ユニット2(4a、4b、4c)を、各棚板片5を長手方向外側に開いて、各受け板6が面一となる状態とし、次いで、各脚4を、長手方向外側に向けて、棚板3の長手方向と略直交する方向となるまで開けることにより組み立てる。次いで、組み立てられた各棚ユニット2(4a、4b、4c)を積み上げることにより、簡易かつ迅速に組み立てることができる。また、折り畳み状態では、コンパクトなボックス状となるので、専用の大型トラックによらずとも、宅配便などによって低コストで搬送することができる。
【選択図】 図7
【解決手段】展示棚1を、折り曲げ可能な棚板3と折り曲げ可能な脚4とを備える複数の棚ユニット2から構成する。この展示棚1は、まず、略ボックス状に折り畳まれた各棚ユニット2(4a、4b、4c)を、各棚板片5を長手方向外側に開いて、各受け板6が面一となる状態とし、次いで、各脚4を、長手方向外側に向けて、棚板3の長手方向と略直交する方向となるまで開けることにより組み立てる。次いで、組み立てられた各棚ユニット2(4a、4b、4c)を積み上げることにより、簡易かつ迅速に組み立てることができる。また、折り畳み状態では、コンパクトなボックス状となるので、専用の大型トラックによらずとも、宅配便などによって低コストで搬送することができる。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として催事会場などで被展示物を展示するために用いられる展示棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
主として催事会場などで用いられる展示棚は、左右方向に所定間隔を隔てて配置される1対の側板と、それら側板の間に、互いに上下方向に所定間隔を隔てて架設される複数枚の棚板とを備えている。このような展示棚は、催事期間中には、商品などの種々の被展示物を展示するために用いられる一方で、催事期間が終了すると、通常、側板と棚板とに分解された後、次の催事会場に搬送され、その催事会場において、再び組み立てられて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、展示棚は、多くの被展示物を展示するための専用の棚であることから、通常、大型であり、その側板や棚板も長く、さらには、1つの催事会場に多数の展示棚を搬入する必要があることから、それらの搬送には、通常、大型トラックなどが使用されている。
【0004】
また、このような展示棚は、ある催事会場での催事が終了すると分解され、次の催事会場に搬送された後に、再び組み立てられるので、たとえば、前回の催事会場に、側板や棚板を固定するためのボルトなどを忘れてきてしまうと、次の催事会場で組み立てることができないという不具合がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、コンパクトに搬送でき、かつ、部品忘れがなく簡易かつ迅速な撤収作業および組み立て作業を確保することのできる、展示棚を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、被展示物を載置する棚板と、前記棚板から前記棚板の長手方向に対して略直交方向に延びる脚とを備える棚ユニットを複数備え、前記脚が、前記棚板の長手方向に沿う方向に折り曲げ可能に構成されており、前記棚板が、長手方向途中で折り曲げ可能とされ、折り曲げられた状態において、折り曲げられた前記脚を収容可能に構成されていることを特徴としている。
【0007】
このような構成によると、脚を棚板の長手方向に沿う方向に折り曲げた後に、棚板を長手方向途中で折り曲げて、折り曲げられた脚を収容すれば、各棚ユニットをコンパクトに折り畳むことができる。そのため、撤収作業の簡易化および迅速化を図ることができるとともに、その後の省スペースでの搬送を実現することができる。また、次に組み立てる場合には、各棚ユニットにおいて、折り曲げられている棚板を開けて棚板を面一とし、また、折り曲げられている脚を棚板の長手方向と略直交方向に延びるように開ければ、簡易かつ迅速に組み立てることができる。しかも、このような撤収作業および組み立て作業においては、各棚ユニットの棚板および脚を、折り曲げまたは開けるのみであって、その他の部品を使用せずにすむため、部品忘れにより組み立てできないという不具合を回避することができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、各前記棚ユニットが、積み上げ可能に構成されており、少なくとも1つの前記棚ユニットには、その棚ユニットの上に積み上げられる棚ユニットを位置決めするための位置決め部が設けられていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によると、各棚ユニットを積み上げることにより、展示棚を構成することができるので、被展示物の数など展示条件に適合させた任意の棚板の数の展示棚を構成することができる。しかも、各棚ユニットの積み上げにおいては、位置決め部によって、その上に積み上げられる棚ユニットを確実に位置決めすることができるので、確実な組み立てを確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を示す展示棚の概略斜視図である。
【0011】
図1において、この展示棚1は、たとえば、催事会場などにおいて、カバンなどの種々の商品などの被展示物を展示するために使用され、棚板3および脚4を備える複数の棚ユニット2から構成されている。
【0012】
より具体的には、図1に示す実施形態では、床に設置される最下位の第1棚ユニット4aと、第1棚ユニット4aの上に積み上げられる中間位の第2棚ユニット4bと、第2棚ユニット4bの上に積み上げられる最上位の第3棚ユニット4cとから構成されている。
【0013】
たとえば、第3棚ユニット4cは、図5および図6に示すように、被展示物を載置する棚板3と、この棚板3を支持するための脚4とを備えている。
【0014】
棚板4は、折り曲げ可能な2つの棚板片5を備えている。各棚板片5は、略矩形平板状の受け板6と、受け板6の四方周縁部から下方に向けて後述する脚4および当接板8の厚さ分だけ突出形成される側板7とを備えている。また、図6(c)に示すように、受け板6における側板7と隣り合う内側周囲部には、後述する脚4が当接する当接板8が設けられており、さらに、棚板片5における長手方向(棚板4の長手方向、以下、特に言及しない限り長手方向は、棚板4の長手方向をいう。)中央部には、長手方向と直交する方向において、互いに対向する当接板8の間に架設される補強板9が設けられている。なお、当接板8は、収容される脚4を受けるものであり、薄板状に形成されている。また、補強板9の厚さも、当接板8とほぼ同一の厚さで形成されている。
【0015】
そして、各棚板片5は、各棚板片5の側板7が対向状に当接するように、互いに長手方向に沿って配置された状態で、互いに対向する各側板7の遊端部にわたって蝶番10が埋設されることにより、この蝶番10を介して折り曲げ可能に連結されている。これによって、各棚板片5は、図6(b)で示すように、受け板6の表面が長手方向において隙間なく面一となるように開けられた状態から、図6(a)で示すように、それらの両端部(すなわち、互いに対向する内側の各側板7と長手方向において反対側に位置される外側の各側板7)が対向状に当接される状態となるまで、折り曲げが可能とされている。
【0016】
なお、蝶番10は、各側板7の遊端部に埋設されていることから、受け板6の表面が長手方向において隙間なく面一となるように開けられた状態では、その表面からは見えず、意匠性の向上が図られている。
【0017】
また、脚4は、図6(c)に示すように、棚板3の長手方向外側両端部にそれぞれ設けられている。各脚4は、略矩形枠状をなし、受け板6の長手方向端部において、長手方向と直交する方向で側板7に沿って配置される基杆11と、基杆11の両端部から下方に向かって延びる1対の脚杆12と、1対の脚杆12の下端部において架設される載置杆13とを備えている。
【0018】
また、各脚4は、その幅(基杆11と、その両端部に配置される2つの脚杆12とを合わせた長さ)が、各棚板片5における長手方向と直交する方向で対向する各側板7の間隔とほぼ等しく、また、その長さ(基杆11の上端部から脚杆12の下端部までの長さ)が、各棚板片5における長手方向で対向する各側板7の間隔より短く形成されている。
【0019】
そして、各脚4は、基杆11の上端部が、当接板8に対向状に当接するような状態で、基杆11の内側面と当接板8とにわたって蝶番14が取り付けられることにより、この蝶番10を介して、受け板6に対して折り曲げ可能に連結されている。これによって、各脚4は、図6(c)に示すように、棚板3の長手方向に対して略直交方向に延びる状態から、図6(b)に示すように、当接板8に当接することにより棚板3の長手方向に沿い、各棚板片5の側板7内に収容される状態となるまで、折り曲げが可能とされている。
【0020】
これによって、この第3棚ユニット4cは、図5(c)および図6(c)に示す使用状態から、まず、各脚4を棚板3の長手方向内側に向けて折り曲げれば、図5(b)および図6(b)に示すように、各脚4が各棚板片5内に収容され、次いで、各棚板片5を長手方向中央部から互いに長手方向内側に折り曲げれば、図5(a)および図6(a)に示すように、各棚板片5が互いに内向きに向き合い、各棚板片5の側板7が当接する、コンパクトな略矩形ボックス状の折り畳み状態とすることができる。
【0021】
また、第2棚ユニット4bも、図4に示すように、第3棚ユニット4cと同様に、棚板3と脚4とを備えている。
【0022】
なお、第2棚ユニット4bの各脚4の長さは、第3棚ユニット4cよりも長く、各棚板片5における長手方向で対向する各側板7の間隔とほぼ等しく(より具体的には、基杆11を折り曲げ状に回動させるために、基杆11の厚み分だけ短く)形成されている。
【0023】
また、第2棚ユニット4bには、各棚板片5における受け板6の長手方向外側端部には、位置決め部としての位置決め凹部15が形成されている。すなわち、各位置決め凹部15は、棚板3の長手方向両端部において、この第2棚ユニット4bに積み上げられる第3棚ユニット4cの各脚4の載置杆13が対向する位置に、載置杆13とほぼ同じ略細長矩形状で、受け板6の厚さ方向の1/3以内の溝深さとして形成されている。
【0024】
なお、第2棚ユニット4bは、上記した以外は、第3棚ユニット4cと同一の構成を備えている。
【0025】
そして、この第2棚ユニット4bも、第3棚ユニット4cと同様に、図4(c)に示す使用状態から、まず、各脚4を棚板3の長手方向内側に向けて折り曲げれば、図4(b)に示すように、各脚4が各棚板片5内に収容され、次いで、各棚板片5を長手方向中央部から互いに長手方向内側に折り曲げれば、図4(a)に示すように、各棚板片5が互いに内向きに向き合い、各棚板片5の側板7が当接する、コンパクトな略矩形ボックス状の折り畳み状態とすることができる。
【0026】
また、第1棚ユニット4aも、図3に示すように、第3棚ユニット4cと同様に、棚板3と脚4とを備えている。なお、この第1棚ユニット4aは、最下位の棚ユニット2であることから、各脚4の長さが、第3棚ユニット4cよりも短く(第2棚ユニット4bの約半分程度)、また、各載置杆13が1対の脚杆12の下方における長手方向途中において架設され、使用状態においては、図3(d)に示すように、各載置杆13の間に支持板17が架設されている。
【0027】
すなわち、第1棚ユニット4aにおいては、各脚4の各載置杆13には、長手方向中央部に上面から凹状に窪む受入凹部16が形成されており、また、支持板17の両端部には、受入凹部16と嵌合する段部18が形成されている。そして、支持板17を、長手方向に沿って配置して、各段部18を各受入凹部16に嵌合させることによって、支持板17が各載置杆13の間に架設されている。なお、支持板17は、長手方向中央部において、蝶番19を介して連結されており、これによって、中央部において折り曲げ可能に構成されている。
【0028】
また、この第1棚ユニット4aにも、第2棚ユニット4bと同様に、位置決め凹部15が形成されている。
【0029】
なお、第1棚ユニット4aは、上記した以外は、第3棚ユニット4cと同一の構成を備えている。
【0030】
そして、第1棚ユニット4aは、図3(d)に示す使用状態から、まず、支持板17を取り外して、その支持板17を折り曲げれば、図3(c)に示すように、支持板17をコンパクトな折り畳み状態とすることができる。次いで、各脚4を棚板3の長手方向内側に向けて折り曲げれば、図3(b)に示すように、各脚4が各棚板片5内に収容され、次いで、各棚板片5を長手方向中央部から互いに長手方向内側に折り曲げれば、図3(a)に示すように、各棚板片5が互いに内向きに向き合い、各棚板片5の側板7が当接する、コンパクトな略矩形ボックス状の折り畳み状態とすることができる。
【0031】
図2には、このような各棚ユニット2の折り畳み状態が示されている。図2に示すように、各棚ユニット2は、コンパクトに折り畳むことができるので、撤収作業の簡易化および迅速化を図ることができる。また、その後の省スペースでの搬送を実現することができる。そのため、従来の展示棚では、専用の大型トラックなどによって搬送する必要があったが、この展示棚1では、コンパクトに折り畳むことができるので、たとえば、宅配便などによって搬送することも可能であり、搬送コストの著しい低減化を図ることができる。
【0032】
なお、このようにして折り畳まれる各棚ユニット2は、それぞれ収容ケース(ハードケース)に収容した状態で搬送してもよい。収容ケースに収容することで、各棚ユニット2の搬送中の損傷を防止することができる。
【0033】
次に、このように各棚ユニット2が折り畳まれた状態から、展示棚1を組み立てる作業について説明する。
【0034】
展示棚1を組み立てるには、まず、各棚ユニット2を組み立てる。すなわち、第1棚ユニット4aの組み立ては、図3(a)に示すように、まず、各棚板片5を長手方向外側に開いて、図3(b)に示すように、各受け板6が面一となる状態とし、次いで、図3(c)に示すように、各脚4を、長手方向外側に向けて、棚板3の長手方向と略直交する方向となるまで開き、その後、図3(d)に示すように、支持板17を、各載置杆13の間に架設すればよい。
【0035】
また、第2棚ユニット4bの組み立ては、図4(a)に示すように、まず、各棚板片5を長手方向外側に開いて、図4(b)に示すように、各受け板6が面一となる状態とし、次いで、図4(c)に示すように、各脚4を、長手方向外側に向けて、棚板3の長手方向と略直交する方向となるまで開けばよい。
【0036】
また、第3棚ユニット4cの組み立ては、図5(a)に示すように、まず、各棚板片5を長手方向外側に開いて、図5(b)に示すように、各受け板6が面一となる状態とし、次いで、図5(c)に示すように、各脚4を、長手方向外側に向けて、棚板3の長手方向と略直交する方向となるまで開けばよい。
【0037】
そして、組み立てられた各棚ユニット2を、図7に示すように、積み上げればよい。すなわち、図7においては、第1棚ユニット4aの上に、第2棚ユニット4bが、第1棚ユニット4aの各位置決め凹部15に、第2棚ユニット4bの載置杆13が受け入れられることにより、第2棚ユニット4bが第1棚ユニット4aに対して位置決めされた状態で積み上げられる。また、第2棚ユニット4bの上に、第3棚ユニット4cが、第2棚ユニット4bの各位置決め凹部15に、第3棚ユニット4cの載置杆13が受け入れられることにより、第3棚ユニット4cが第2棚ユニット4bに対して位置決めされた状態で積み上げられる。このような積み上げにおいては、位置決め凹部15と載置杆15との嵌合によって、その上に積み上げられる棚ユニット2を確実に位置決めすることができるので、確実な組み立てを確保することができる。
【0038】
なお、このような展示棚1の組み立ては、棚ユニット2を1つ組み立てる毎に、積み上げてもよく、また、棚ユニット2をすべて組み立ててから、順次積み上げてもよい。
【0039】
そして、このような組み立てによれば、展示棚1を、簡易かつ迅速に組み立てることができる。しかも、上記した撤収作業やこのような組み立て作業では、各棚ユニット2の棚板3および脚4を、折り曲げまたは開けるのみであって、その他の部品を使用せずにすむため、部品忘れにより組み立てできないという不具合を回避することができる。
【0040】
そのため、このような展示棚1は、ある催事会場での催事が終了すると、次の催事会場に搬送されるような展示専用の展示棚として、有効に用いることができる。
【0041】
しかも、この展示棚1では、複数の棚ユニット2、すなわち、床に設置される最下位の第1棚ユニット4a、第1棚ユニット4aの上に積み上げられる中間位の第2棚ユニット4b、および、第2棚ユニット4bの上に積み上げられる最上位の第3棚ユニット4cから構成されているので、たとえば、被展示物の数など展示条件に適合させて、第2棚ユニット4bの数を適宜選択する(上記の説明では1つであるが、第2棚ユニット4bを複数用意する。)ことで、その展示条件に応じた任意の棚板3の数の展示棚1を構成することができる。
【0042】
なお、このような展示棚1は、その材質などは特に限定されないが、たとえば、なら材などの高級感のある木材から形成すれば、たとえば、図9に示すように、高級感のある意匠性に優れた展示棚1として、各種の催事会場において、有効に使用することができる。なお、図9には、被展示物として、ハンドバッグが展示されている状態が示されている。
【0043】
また、上記の説明では、第2棚ユニット4bの各脚4の長さに対して、第3棚ユニット4cの各脚4の長さを短く、また、第3棚ユニット4cの各脚4の長さに対して、第1棚ユニット4aの各脚4の長さを短く形成したが、これらの各棚ユニット2の各脚4の長さは、特に限定されず、被展示物の大きさなどに合わせて適宜選択することができ、たとえば、第2棚ユニット4bの各脚4の長さと、第3棚ユニット4cの各脚4の長さとを同じ長さとしてもよく、さらには、すべての各棚ユニット2の各脚4の長さを同じにしてもよい。
【0044】
たとえば、靴などを展示する場合には、各棚ユニット2の各脚4の長さを短く形成して、展示棚1を、たとえば、4枚以上の棚板3を備える構成とすることもできる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、撤収作業および組み立て作業の簡易化および迅速化を図ることができるとともに、コンパクトな輸送を実現することができ、しかも、部品忘れにより組み立てできないという不具合を回避することができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、被展示物の数など展示条件に適合させた任意の棚板の数の展示棚を構成することができ、しかも、位置決め部によって、確実な組み立てを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての展示棚を示す斜視図である。
【図2】図1に示す展示棚の各棚ユニットの折り畳み状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示す展示棚の第1棚ユニットの組み立て工程を示す斜視図であって、(a)は、折り畳み状態、(b)は、棚板を開けた状態、(c)は、脚を開けた状態、(d)は、支持板を架設した状態をそれぞれ示す。
【図4】図1に示す展示棚の第2棚ユニットの組み立て工程を示す斜視図であって、(a)は、折り畳み状態、(b)は、棚板を開けた状態、(c)は、脚を開けた状態をそれぞれ示す。
【図5】図1に示す展示棚の第3棚ユニットの組み立て工程を示す斜視図であって、(a)は、折り畳み状態、(b)は、棚板を開けた状態、(c)は、脚を開けた状態をそれぞれ示す。
【図6】図1に示す展示棚の第3棚ユニットの組み立て工程を示す断面図であって、(a)は、折り畳み状態、(b)は、棚板を開けた状態、(c)は、脚を開けた状態をそれぞれ示す。
【図7】各棚ユニットを積み上げて、展示棚を組み立てる状態を示す斜視図である。
【図8】図1に示す展示棚を用いて、実際に被展示物を展示している状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 展示棚
2 棚ユニット
3 棚板
4 脚
15 位置決め凹部
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として催事会場などで被展示物を展示するために用いられる展示棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
主として催事会場などで用いられる展示棚は、左右方向に所定間隔を隔てて配置される1対の側板と、それら側板の間に、互いに上下方向に所定間隔を隔てて架設される複数枚の棚板とを備えている。このような展示棚は、催事期間中には、商品などの種々の被展示物を展示するために用いられる一方で、催事期間が終了すると、通常、側板と棚板とに分解された後、次の催事会場に搬送され、その催事会場において、再び組み立てられて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、展示棚は、多くの被展示物を展示するための専用の棚であることから、通常、大型であり、その側板や棚板も長く、さらには、1つの催事会場に多数の展示棚を搬入する必要があることから、それらの搬送には、通常、大型トラックなどが使用されている。
【0004】
また、このような展示棚は、ある催事会場での催事が終了すると分解され、次の催事会場に搬送された後に、再び組み立てられるので、たとえば、前回の催事会場に、側板や棚板を固定するためのボルトなどを忘れてきてしまうと、次の催事会場で組み立てることができないという不具合がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、コンパクトに搬送でき、かつ、部品忘れがなく簡易かつ迅速な撤収作業および組み立て作業を確保することのできる、展示棚を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、被展示物を載置する棚板と、前記棚板から前記棚板の長手方向に対して略直交方向に延びる脚とを備える棚ユニットを複数備え、前記脚が、前記棚板の長手方向に沿う方向に折り曲げ可能に構成されており、前記棚板が、長手方向途中で折り曲げ可能とされ、折り曲げられた状態において、折り曲げられた前記脚を収容可能に構成されていることを特徴としている。
【0007】
このような構成によると、脚を棚板の長手方向に沿う方向に折り曲げた後に、棚板を長手方向途中で折り曲げて、折り曲げられた脚を収容すれば、各棚ユニットをコンパクトに折り畳むことができる。そのため、撤収作業の簡易化および迅速化を図ることができるとともに、その後の省スペースでの搬送を実現することができる。また、次に組み立てる場合には、各棚ユニットにおいて、折り曲げられている棚板を開けて棚板を面一とし、また、折り曲げられている脚を棚板の長手方向と略直交方向に延びるように開ければ、簡易かつ迅速に組み立てることができる。しかも、このような撤収作業および組み立て作業においては、各棚ユニットの棚板および脚を、折り曲げまたは開けるのみであって、その他の部品を使用せずにすむため、部品忘れにより組み立てできないという不具合を回避することができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、各前記棚ユニットが、積み上げ可能に構成されており、少なくとも1つの前記棚ユニットには、その棚ユニットの上に積み上げられる棚ユニットを位置決めするための位置決め部が設けられていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によると、各棚ユニットを積み上げることにより、展示棚を構成することができるので、被展示物の数など展示条件に適合させた任意の棚板の数の展示棚を構成することができる。しかも、各棚ユニットの積み上げにおいては、位置決め部によって、その上に積み上げられる棚ユニットを確実に位置決めすることができるので、確実な組み立てを確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を示す展示棚の概略斜視図である。
【0011】
図1において、この展示棚1は、たとえば、催事会場などにおいて、カバンなどの種々の商品などの被展示物を展示するために使用され、棚板3および脚4を備える複数の棚ユニット2から構成されている。
【0012】
より具体的には、図1に示す実施形態では、床に設置される最下位の第1棚ユニット4aと、第1棚ユニット4aの上に積み上げられる中間位の第2棚ユニット4bと、第2棚ユニット4bの上に積み上げられる最上位の第3棚ユニット4cとから構成されている。
【0013】
たとえば、第3棚ユニット4cは、図5および図6に示すように、被展示物を載置する棚板3と、この棚板3を支持するための脚4とを備えている。
【0014】
棚板4は、折り曲げ可能な2つの棚板片5を備えている。各棚板片5は、略矩形平板状の受け板6と、受け板6の四方周縁部から下方に向けて後述する脚4および当接板8の厚さ分だけ突出形成される側板7とを備えている。また、図6(c)に示すように、受け板6における側板7と隣り合う内側周囲部には、後述する脚4が当接する当接板8が設けられており、さらに、棚板片5における長手方向(棚板4の長手方向、以下、特に言及しない限り長手方向は、棚板4の長手方向をいう。)中央部には、長手方向と直交する方向において、互いに対向する当接板8の間に架設される補強板9が設けられている。なお、当接板8は、収容される脚4を受けるものであり、薄板状に形成されている。また、補強板9の厚さも、当接板8とほぼ同一の厚さで形成されている。
【0015】
そして、各棚板片5は、各棚板片5の側板7が対向状に当接するように、互いに長手方向に沿って配置された状態で、互いに対向する各側板7の遊端部にわたって蝶番10が埋設されることにより、この蝶番10を介して折り曲げ可能に連結されている。これによって、各棚板片5は、図6(b)で示すように、受け板6の表面が長手方向において隙間なく面一となるように開けられた状態から、図6(a)で示すように、それらの両端部(すなわち、互いに対向する内側の各側板7と長手方向において反対側に位置される外側の各側板7)が対向状に当接される状態となるまで、折り曲げが可能とされている。
【0016】
なお、蝶番10は、各側板7の遊端部に埋設されていることから、受け板6の表面が長手方向において隙間なく面一となるように開けられた状態では、その表面からは見えず、意匠性の向上が図られている。
【0017】
また、脚4は、図6(c)に示すように、棚板3の長手方向外側両端部にそれぞれ設けられている。各脚4は、略矩形枠状をなし、受け板6の長手方向端部において、長手方向と直交する方向で側板7に沿って配置される基杆11と、基杆11の両端部から下方に向かって延びる1対の脚杆12と、1対の脚杆12の下端部において架設される載置杆13とを備えている。
【0018】
また、各脚4は、その幅(基杆11と、その両端部に配置される2つの脚杆12とを合わせた長さ)が、各棚板片5における長手方向と直交する方向で対向する各側板7の間隔とほぼ等しく、また、その長さ(基杆11の上端部から脚杆12の下端部までの長さ)が、各棚板片5における長手方向で対向する各側板7の間隔より短く形成されている。
【0019】
そして、各脚4は、基杆11の上端部が、当接板8に対向状に当接するような状態で、基杆11の内側面と当接板8とにわたって蝶番14が取り付けられることにより、この蝶番10を介して、受け板6に対して折り曲げ可能に連結されている。これによって、各脚4は、図6(c)に示すように、棚板3の長手方向に対して略直交方向に延びる状態から、図6(b)に示すように、当接板8に当接することにより棚板3の長手方向に沿い、各棚板片5の側板7内に収容される状態となるまで、折り曲げが可能とされている。
【0020】
これによって、この第3棚ユニット4cは、図5(c)および図6(c)に示す使用状態から、まず、各脚4を棚板3の長手方向内側に向けて折り曲げれば、図5(b)および図6(b)に示すように、各脚4が各棚板片5内に収容され、次いで、各棚板片5を長手方向中央部から互いに長手方向内側に折り曲げれば、図5(a)および図6(a)に示すように、各棚板片5が互いに内向きに向き合い、各棚板片5の側板7が当接する、コンパクトな略矩形ボックス状の折り畳み状態とすることができる。
【0021】
また、第2棚ユニット4bも、図4に示すように、第3棚ユニット4cと同様に、棚板3と脚4とを備えている。
【0022】
なお、第2棚ユニット4bの各脚4の長さは、第3棚ユニット4cよりも長く、各棚板片5における長手方向で対向する各側板7の間隔とほぼ等しく(より具体的には、基杆11を折り曲げ状に回動させるために、基杆11の厚み分だけ短く)形成されている。
【0023】
また、第2棚ユニット4bには、各棚板片5における受け板6の長手方向外側端部には、位置決め部としての位置決め凹部15が形成されている。すなわち、各位置決め凹部15は、棚板3の長手方向両端部において、この第2棚ユニット4bに積み上げられる第3棚ユニット4cの各脚4の載置杆13が対向する位置に、載置杆13とほぼ同じ略細長矩形状で、受け板6の厚さ方向の1/3以内の溝深さとして形成されている。
【0024】
なお、第2棚ユニット4bは、上記した以外は、第3棚ユニット4cと同一の構成を備えている。
【0025】
そして、この第2棚ユニット4bも、第3棚ユニット4cと同様に、図4(c)に示す使用状態から、まず、各脚4を棚板3の長手方向内側に向けて折り曲げれば、図4(b)に示すように、各脚4が各棚板片5内に収容され、次いで、各棚板片5を長手方向中央部から互いに長手方向内側に折り曲げれば、図4(a)に示すように、各棚板片5が互いに内向きに向き合い、各棚板片5の側板7が当接する、コンパクトな略矩形ボックス状の折り畳み状態とすることができる。
【0026】
また、第1棚ユニット4aも、図3に示すように、第3棚ユニット4cと同様に、棚板3と脚4とを備えている。なお、この第1棚ユニット4aは、最下位の棚ユニット2であることから、各脚4の長さが、第3棚ユニット4cよりも短く(第2棚ユニット4bの約半分程度)、また、各載置杆13が1対の脚杆12の下方における長手方向途中において架設され、使用状態においては、図3(d)に示すように、各載置杆13の間に支持板17が架設されている。
【0027】
すなわち、第1棚ユニット4aにおいては、各脚4の各載置杆13には、長手方向中央部に上面から凹状に窪む受入凹部16が形成されており、また、支持板17の両端部には、受入凹部16と嵌合する段部18が形成されている。そして、支持板17を、長手方向に沿って配置して、各段部18を各受入凹部16に嵌合させることによって、支持板17が各載置杆13の間に架設されている。なお、支持板17は、長手方向中央部において、蝶番19を介して連結されており、これによって、中央部において折り曲げ可能に構成されている。
【0028】
また、この第1棚ユニット4aにも、第2棚ユニット4bと同様に、位置決め凹部15が形成されている。
【0029】
なお、第1棚ユニット4aは、上記した以外は、第3棚ユニット4cと同一の構成を備えている。
【0030】
そして、第1棚ユニット4aは、図3(d)に示す使用状態から、まず、支持板17を取り外して、その支持板17を折り曲げれば、図3(c)に示すように、支持板17をコンパクトな折り畳み状態とすることができる。次いで、各脚4を棚板3の長手方向内側に向けて折り曲げれば、図3(b)に示すように、各脚4が各棚板片5内に収容され、次いで、各棚板片5を長手方向中央部から互いに長手方向内側に折り曲げれば、図3(a)に示すように、各棚板片5が互いに内向きに向き合い、各棚板片5の側板7が当接する、コンパクトな略矩形ボックス状の折り畳み状態とすることができる。
【0031】
図2には、このような各棚ユニット2の折り畳み状態が示されている。図2に示すように、各棚ユニット2は、コンパクトに折り畳むことができるので、撤収作業の簡易化および迅速化を図ることができる。また、その後の省スペースでの搬送を実現することができる。そのため、従来の展示棚では、専用の大型トラックなどによって搬送する必要があったが、この展示棚1では、コンパクトに折り畳むことができるので、たとえば、宅配便などによって搬送することも可能であり、搬送コストの著しい低減化を図ることができる。
【0032】
なお、このようにして折り畳まれる各棚ユニット2は、それぞれ収容ケース(ハードケース)に収容した状態で搬送してもよい。収容ケースに収容することで、各棚ユニット2の搬送中の損傷を防止することができる。
【0033】
次に、このように各棚ユニット2が折り畳まれた状態から、展示棚1を組み立てる作業について説明する。
【0034】
展示棚1を組み立てるには、まず、各棚ユニット2を組み立てる。すなわち、第1棚ユニット4aの組み立ては、図3(a)に示すように、まず、各棚板片5を長手方向外側に開いて、図3(b)に示すように、各受け板6が面一となる状態とし、次いで、図3(c)に示すように、各脚4を、長手方向外側に向けて、棚板3の長手方向と略直交する方向となるまで開き、その後、図3(d)に示すように、支持板17を、各載置杆13の間に架設すればよい。
【0035】
また、第2棚ユニット4bの組み立ては、図4(a)に示すように、まず、各棚板片5を長手方向外側に開いて、図4(b)に示すように、各受け板6が面一となる状態とし、次いで、図4(c)に示すように、各脚4を、長手方向外側に向けて、棚板3の長手方向と略直交する方向となるまで開けばよい。
【0036】
また、第3棚ユニット4cの組み立ては、図5(a)に示すように、まず、各棚板片5を長手方向外側に開いて、図5(b)に示すように、各受け板6が面一となる状態とし、次いで、図5(c)に示すように、各脚4を、長手方向外側に向けて、棚板3の長手方向と略直交する方向となるまで開けばよい。
【0037】
そして、組み立てられた各棚ユニット2を、図7に示すように、積み上げればよい。すなわち、図7においては、第1棚ユニット4aの上に、第2棚ユニット4bが、第1棚ユニット4aの各位置決め凹部15に、第2棚ユニット4bの載置杆13が受け入れられることにより、第2棚ユニット4bが第1棚ユニット4aに対して位置決めされた状態で積み上げられる。また、第2棚ユニット4bの上に、第3棚ユニット4cが、第2棚ユニット4bの各位置決め凹部15に、第3棚ユニット4cの載置杆13が受け入れられることにより、第3棚ユニット4cが第2棚ユニット4bに対して位置決めされた状態で積み上げられる。このような積み上げにおいては、位置決め凹部15と載置杆15との嵌合によって、その上に積み上げられる棚ユニット2を確実に位置決めすることができるので、確実な組み立てを確保することができる。
【0038】
なお、このような展示棚1の組み立ては、棚ユニット2を1つ組み立てる毎に、積み上げてもよく、また、棚ユニット2をすべて組み立ててから、順次積み上げてもよい。
【0039】
そして、このような組み立てによれば、展示棚1を、簡易かつ迅速に組み立てることができる。しかも、上記した撤収作業やこのような組み立て作業では、各棚ユニット2の棚板3および脚4を、折り曲げまたは開けるのみであって、その他の部品を使用せずにすむため、部品忘れにより組み立てできないという不具合を回避することができる。
【0040】
そのため、このような展示棚1は、ある催事会場での催事が終了すると、次の催事会場に搬送されるような展示専用の展示棚として、有効に用いることができる。
【0041】
しかも、この展示棚1では、複数の棚ユニット2、すなわち、床に設置される最下位の第1棚ユニット4a、第1棚ユニット4aの上に積み上げられる中間位の第2棚ユニット4b、および、第2棚ユニット4bの上に積み上げられる最上位の第3棚ユニット4cから構成されているので、たとえば、被展示物の数など展示条件に適合させて、第2棚ユニット4bの数を適宜選択する(上記の説明では1つであるが、第2棚ユニット4bを複数用意する。)ことで、その展示条件に応じた任意の棚板3の数の展示棚1を構成することができる。
【0042】
なお、このような展示棚1は、その材質などは特に限定されないが、たとえば、なら材などの高級感のある木材から形成すれば、たとえば、図9に示すように、高級感のある意匠性に優れた展示棚1として、各種の催事会場において、有効に使用することができる。なお、図9には、被展示物として、ハンドバッグが展示されている状態が示されている。
【0043】
また、上記の説明では、第2棚ユニット4bの各脚4の長さに対して、第3棚ユニット4cの各脚4の長さを短く、また、第3棚ユニット4cの各脚4の長さに対して、第1棚ユニット4aの各脚4の長さを短く形成したが、これらの各棚ユニット2の各脚4の長さは、特に限定されず、被展示物の大きさなどに合わせて適宜選択することができ、たとえば、第2棚ユニット4bの各脚4の長さと、第3棚ユニット4cの各脚4の長さとを同じ長さとしてもよく、さらには、すべての各棚ユニット2の各脚4の長さを同じにしてもよい。
【0044】
たとえば、靴などを展示する場合には、各棚ユニット2の各脚4の長さを短く形成して、展示棚1を、たとえば、4枚以上の棚板3を備える構成とすることもできる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、撤収作業および組み立て作業の簡易化および迅速化を図ることができるとともに、コンパクトな輸送を実現することができ、しかも、部品忘れにより組み立てできないという不具合を回避することができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、被展示物の数など展示条件に適合させた任意の棚板の数の展示棚を構成することができ、しかも、位置決め部によって、確実な組み立てを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての展示棚を示す斜視図である。
【図2】図1に示す展示棚の各棚ユニットの折り畳み状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示す展示棚の第1棚ユニットの組み立て工程を示す斜視図であって、(a)は、折り畳み状態、(b)は、棚板を開けた状態、(c)は、脚を開けた状態、(d)は、支持板を架設した状態をそれぞれ示す。
【図4】図1に示す展示棚の第2棚ユニットの組み立て工程を示す斜視図であって、(a)は、折り畳み状態、(b)は、棚板を開けた状態、(c)は、脚を開けた状態をそれぞれ示す。
【図5】図1に示す展示棚の第3棚ユニットの組み立て工程を示す斜視図であって、(a)は、折り畳み状態、(b)は、棚板を開けた状態、(c)は、脚を開けた状態をそれぞれ示す。
【図6】図1に示す展示棚の第3棚ユニットの組み立て工程を示す断面図であって、(a)は、折り畳み状態、(b)は、棚板を開けた状態、(c)は、脚を開けた状態をそれぞれ示す。
【図7】各棚ユニットを積み上げて、展示棚を組み立てる状態を示す斜視図である。
【図8】図1に示す展示棚を用いて、実際に被展示物を展示している状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 展示棚
2 棚ユニット
3 棚板
4 脚
15 位置決め凹部
Claims (2)
- 被展示物を載置する棚板と、前記棚板から前記棚板の長手方向に対して略直交方向に延びる脚とを備える棚ユニットを複数備え、
前記脚が、前記棚板の長手方向に沿う方向に折り曲げ可能に構成されており、
前記棚板が、長手方向途中で折り曲げ可能とされ、折り曲げられた状態において、折り曲げられた前記脚を収容可能に構成されていることを特徴とする、展示棚。 - 各前記棚ユニットが、積み上げ可能に構成されており、
少なくとも1つの前記棚ユニットには、その棚ユニットの上に積み上げられる棚ユニットを位置決めするための位置決め部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の展示棚。
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2002
- 2002-06-14 JP JP2002173579A patent/JP2004016377A/ja active Pending
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