JP3233329U - 木製陳列棚及びその運搬時構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の購入者に気づかれずに比較的大量の在庫品を収納可能であり、商品補充作業の煩雑さを解消できる木製陳列棚を提供する。【解決手段】本考案は、木製本体11、木製補強板12、バックパネル13、木製笠木14、木製棚板15を備える。木製本体は、一対の木製柱部21の下端部にベース部22を接続してなる。ベース部は、一対の木製脚部31と、木製脚部の上端面31aに着脱可能に載置される木製ベース棚板32とを含んで構成される。木製補強板の下端面12aの高さ位置は、木製脚部の上端面の高さ位置よりも上になるように設定される。【選択図】図2

Description

本考案は、店内において商品を陳列する際に用いる木製の陳列棚、及びそれを運搬する時の構造に関するものである。
近年、店内において野菜や果物などの商品を見栄え良く陳列するための手段として、木製の陳列棚を用いることが増えつつある(例えば、特許文献1,2参照)。この種の陳列棚は、基本的に一対の木製柱パーツ、両木製柱パーツ同士を連結する木製補強板、陳列棚の後側を塞ぐ木製バックパネル、両木製柱パーツの上端部同士を接続する木製笠木、両木製柱パーツ間に架け渡される木製棚板等のパーツによって構成されている。
ここで、従来における木製陳列棚の出荷方式としては、パーツ組立後の完成品の状態で納入先に出荷するといった方式(完成品出荷方式)と、パーツ組立前の状態で出荷して納入先で組み立てを行って完成品とするといった方式(納入先組立方式)とがある。
特開2003−275070号公報(図1等) 特開2003−275073号公報(図1等)
完成品出荷方式の場合、納入先でパーツを組み立てる煩雑さがなく、直ちに使用を開始することができるというメリットがある。その反面、出荷先に複数個まとめて運搬する際に全体的に大きなスペースを要してしまい、大型の搬送車両が必要になるなどして、運搬コストが高くつくというデメリットがある。
納入先組立方式の場合、出荷先に木製陳列棚複数個分のパーツを運搬するときでも、完成品出荷方式のときほど大きなスペースを要しないというメリットがある。その反面、組立前のパーツ状態の木製陳列棚を納入先で組み立てて完成品とすることは煩雑であり、短時間で簡単に使用可能な状態にすることができないというデメリットがある。
また、複数個の木製陳列棚を納入した客先において、例えば店内のレイアウト変更などを行うにあたり、複数個の木製陳列棚を売場から一時的に別の場所に移動し、まとめて片付けておきたい場合がある。この場合、分解しないそのままの状態で複数個の木製陳列棚を片付けようとしても、収納のために大きなスペースが必要となってしまう。ここで、複数個の木製陳列棚をパーツの状態まで完全に分解して片付ければ、収納スペースは小さくて済む。しかしながら、分解するためには多くのボルト及びナットを取り外す等の煩雑な作業が必要となるばかりでなく、再び使用したいときに組立作業を行わなければならず、現実的であるとは言い難い。
本考案は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、運搬時や収納時に複数個組み合わせても全体的に大きなスペースを要しない形態にすることができるとともに、短時間で容易に使用可能状態にすることができる木製陳列棚、及びその運搬時構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、一対の木製柱部の下端部にベース部を接続してなる木製本体と、前記木製柱部同士を連結して前記木製本体を補強する木製補強板と、前記木製柱部間に設けられ、前記木製補強板によって下側から支持されるバックパネルと、前記木製柱部の上端部同士を接続して前記木製本体を補強し、前記バックパネルを上側から押さえて固定する木製笠木と、前記木製柱部間に着脱可能に架け渡される木製棚板とを備え、前記木製棚板に商品が載置可能な木製陳列棚であって、前記ベース部は、一対の木製脚部と、前記木製脚部の上端面に着脱可能に載置される木製ベース棚板とを含んで構成され、前記木製補強板の下端面の高さ位置が前記木製脚部の上端面の高さ位置よりも上になるように設定されていることを特徴とする木製陳列棚をその要旨とする。
請求項1に記載の考案によると、木製棚板及び木製ベース棚板については着脱可能な構造となっており、木製棚板及び木製ベース棚板以外のパーツについては互いに接続されることで木製陳列棚の主要構成部(半完成品)を既に構成している。それゆえ、納入先において木製棚板及び木製ベース棚板を主要構成部に装着することにより、短時間で容易に使用可能な状態にすることができる。しかもこの構成であると、木製ベース棚板を取り外して木製脚部の上端面を露出させることで、木製ベース棚板が他のパーツに対して干渉しにくくなる。よって、複数個あるうちの1つの木製陳列棚の木製脚部を、別の木製陳列棚の木製補強板の下側に差し込んで配置することが可能となり、主要構成部同士を近づけて配置することが可能となる。従って、運搬時や収納時に全体的に大きなスペースを要しないコンパクトな形態にすることができる。
請求項2に記載の考案は、請求項1において、一対の前記木製脚部の上端面に前記木製ベース棚板を載置したときの前記木製ベース棚板の上面の高さ位置が、前記木製補強板の下端面の高さ位置よりも上になるように設定されていることをその要旨とする。
請求項2に記載の考案によると、正面視において木製ベース棚板と木製補強板との間に隙間が生じなくなるため、その隙間を介して陳列棚背面側の領域が見えることがなく、意匠性が向上する。
請求項3に記載の考案は、請求項1または2において、前記バックパネルは、半透明かつ白色のプラスチックパネルであることをその要旨とする。
請求項3に記載の考案によると、白色であることに加えて陳列棚背面側からバックパネルを介して光が入ってくるので、陳列棚正面側が明るくなり、木製棚板や木製ベース棚板の上に置かれた商品の見栄えが向上しうる。
請求項4に記載の考案は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の木製陳列棚を複数個組み合わせて運搬するときの構造であって、前記木製ベース棚板及び前記木製棚板を取り外した第2の木製陳列棚の有する前記木製脚部のうちの少なくとも一方を、前記木製ベース棚板が存在していない第1の木製陳列棚の背面側から前記木製補強板の下方に差し込むようにして配置し、この状態で前記第1の木製陳列棚及び前記第2の木製陳列棚同士を結束固定したことを特徴とする木製陳列棚の運搬時構造をその要旨とする。
請求項4に記載の考案によると、第2の木製陳列棚における木製ベース棚板及び木製棚板、第1の木製陳列棚の背面側の木製ベース棚板が存在せず、これらパーツ同士の干渉が回避される。この状態で、第2の木製陳列棚の有する木製脚部の少なくとも一方を、第1の木製陳列棚の木製補強板の下側に差し込んで配置することにより、木製陳列棚の主要構成部同士を近づけて配置することが可能となる。従って、全体的に大きなスペースを要しないコンパクトな形態に荷造りして運搬することができる。また、木製陳列棚の主要構成部同士を近づけた状態で複数個の木製陳列棚同士を結束固定しているため、運搬時の振動によって木製陳列棚同士が動いて当接し合うことがなく、破損や傷付きを避けることができる。
以上詳述したように、請求項1〜4に記載の考案によると、運搬時や収納時に複数個組み合わせても全体的に大きなスペースを要しない形態にすることができるとともに、短時間で容易に使用可能状態にすることができる木製陳列棚、及びその運搬時構造を提供することができる。
本考案を具体化した一実施形態の木製陳列棚を示す概略分解斜視図。 (a)は同木製陳列棚の正面図、(b)はその側面図。 同木製陳列棚を2つ組み合わせて配置した使用状態を示す写真。 (a)は運搬前の2個の木製陳列棚から木製棚板及び木製ベース棚板を取り外すときの様子を示す側面図であり、(b)は一方の木製陳列棚を他方の木製陳列棚の背面側から近づけるときの様子を示す側面図。 (a)は一方の木製陳列棚の有する1本の木製脚部を、他方の木製陳列棚の木製補強板の下側に差し込んで配置した運搬可能状態のときの様子を示す側面図、(b)は(a)の正面図。 4個の木製陳列棚をコンパクトにまとめて収納した状態を示す写真。 別の実施形態の木製陳列棚における木製笠木に木製板片を連結した状態を示す写真。
以下、本考案を具体化した木製陳列棚の一実施の形態を図1〜図6に基づき詳細に説明する。
図1〜図3に示されるように、本実施形態の木製陳列棚10は、店内において商品を見栄え良く陳列するために用いられるものである。この木製陳列棚10は、木製本体11、木製補強板12、バックパネル13、木製笠木14及び木製棚板15を備えている。本実施形態では、木製本体11、木製補強板12、木製笠木14、木製棚板15は、塗装仕上げされたパイン材を用いて加工されている。なお、これらのパーツの材料として、パイン材以外の木材を用いても勿論構わない。
木製本体11は、左右一対の略四角柱状の木製柱部21と、それらの下端部における前面側に接続されたベース部22とを有した構造となっており、側面視で逆L字状をなしている。
本実施形態のベース部22は、一対の木製脚部31と、これら木製脚部31の上端面に着脱可能に載置される木製ベース棚板32とを含んで構成されている。木製脚部31は、前後方向に沿って延びるように配置された矩形板状の部材であって、木製柱部21の下端部における前面側に接続されている。木製脚部31において内側を向く面には、断面矩形状の棒材からなる補強材23が貼付されている。この補強材23は木製柱部21の基端部にまで至って貼付されることで、木製柱部21に対する木製脚部31の固定強度を高めている。さらに、一対の木製脚部31の下端面には、それぞれ2個のキャスター33が取り付けられている。
木製ベース棚板32の前端面側には、略矩形板状の木製前板41が取り付けられており、下面側における左右両側には一対の位置決め部材42が取り付けられている。両方の位置決め部材42には位置決め孔43が設けられる一方、一対の木製脚部31において対応する箇所にも位置決め孔44が設けられている。そして、これらの位置決め孔43、44に位置決め用の木製固定ピンが嵌着されることにより、一対の木製脚部31に対して木製ベース棚板32が確実に固定されるようになっている。
一対の木製柱部21の前面側には、上下方向に沿って延びる長尺状のブラケット取付金具24が取り付けられている。ブラケット取付金具24には多数のスリット28が形成されている。これらのスリット28は、ブラケット取付金具24の長手方向に沿って配設されている。そしてこれらのスリット28には、金属製のブラケット29の後端に設けられた係合爪が係脱可能となっている。そして、両ブラケット取付金具24において同じ高さに位置する一対のスリット28に対して、それぞれブラケット29の係合爪を係合させることにより、両ブラケット取付金具24にそれぞれブラケット29が取り付けられる。さらに、一対のブラケット29の上面に木製棚板15を載置することにより、木製棚板15が、両ブラケット29間にて水平に架け渡された状態で支持される。なお、図1では上下2箇所に木製棚板15を設置した例を示しているが、木製棚板15の設置数は適宜変更してもよい。
一対の木製柱部21において互いに内側を向いて対向する面には、上下方向に沿って延びるパネル挿入溝がそれぞれ形成されている。一対の木製柱部21の間には、略矩形板状をなす木製補強板12が配置されている。木製補強板12の両端面は、一対の木製柱部21において互いに内側を向いて対向する面に、それぞれボルトによって固定されている。その結果、一対の木製柱部21同士が下部領域にて木製補強板12によって連結され、木製本体11全体が補強されている。この木製補強板12の上面には、バックパネル13の下縁部が挿入可能なパネル挿入溝が設けられている。
バックパネル13は、矩形板状をなす部材であって、一対の木製柱部21間に設けられている。具体的に言うと、バックパネル13は、左右の縁部をそれぞれパネル挿入溝に挿入した状態で、一対の木製柱部21に取り付けられている。さらに、バックパネル13の下縁部は木製補強板12の挿入溝に挿入されており、それによってバックパネル13が木製補強板12により下側から支持されている。バックパネル13は木製パネルであってもよいが、例えば半透明かつ白色のプラスチックパネルのように、木以外の材料からなるパネルを用いてもよい。このようなプラスチックパネルは、もともと明るい白色であることに加えて、陳列棚背面側からバックパネル13を介して入ってくる光により採光されるという性質がある。ゆえに、陳列棚正面側が明るくなり、木製棚板15や木製ベース棚板32の上に置かれた商品の見栄えが向上するという利点がある。なお、上記のプラスチックパネルの好適例としては、例えば半透明かつ白色のプラスチックダンボールパネルを挙げることができる。
木製笠木14は、一対の木製柱部21の上端部同士を接続している。木製笠木14の両端面は、一対の木製柱部21において互いに内側を向いて対向する面に、それぞれボルトによって固定されている。その結果、一対の木製柱部21同士が上部領域にて木製笠木14によって連結され、木製本体11全体が補強されている。この木製笠木14の下面には、バックパネル13の上縁部が挿入可能なパネル挿入溝が設けられている。木製笠木14を両柱部21に取り付けたとき、パネル挿入溝にはバックパネル13の上縁部が挿入される。このとき、木製笠木14がバックパネル13を上側から押さえることで、バックパネル13が固定される。
図2(a)等に示されるように、本実施形態では、設置面から木製補強板12の下端面12aまでの距離H1が180mm、設置面から木製脚部31の上端面31aまでの距離H2が170mmとなるように設定されている。従って、木製補強板12の下端面12aの高さ位置は、木製脚部31の上端面31aの高さ位置の10mm上になる。また、一対の木製脚部31の上端面31aに木製ベース棚板32を載置したときにおいて、設置面から木製ベース棚板32の上面までの高さH3が約190mmとなるように設定されている。従って、木製ベース棚板32の上面の高さ位置は、木製補強板12の下端面12aの高さ位置よりも約10mm上になる。なお、木製ベース棚板32の上面と木製補強板12の下端面12aとの高さ位置関係を上記のように設定したことにより、正面視において木製ベース棚板32と木製補強板12との間に隙間が生じなくなる。このため、その隙間を介して陳列棚背面側の領域が見えることがなくなり、木製陳列棚10の意匠性が向上する。
次に、図4〜図6に基づいて、木製陳列棚10を2個組み合わせて、まとめて運搬するときの手順について説明する。説明の便宜上、2個あるうちの一方の木製陳列棚10を「第1の木製陳列棚D1」と呼び、他方の木製陳列棚10を「第2の木製陳列棚D2」と呼ぶことがあるものとする。ちなみに、第1の木製陳列棚D1は、木製脚部31Aが差し込まれるために前方側(図4(a)では右側)に配置される被差込側の木製陳列棚D1となっている。これに対し、第2の木製陳列棚D2は、木製脚部31Aを差し込むために後方側(図4(a)では左側)に配置される差込側の木製陳列棚D2となっている。
通常、これらの木製陳列棚D1、D2は、木製棚板15及び木製ベース棚板32等が取り付けられた状態で使用されている。これらの木製陳列棚D1、D2を運搬する際には、まず木製棚板15及びブラケット29を取り外す。その結果、ベース部22の上部空間における突出物がなくなった状態となる。また、木製ベース棚板32を取り外して、木製脚部31、31Aの上端面31aを露出させる(図4(a)参照)。その結果、ベース部22全体の高さが、木製ベース棚板32の厚さ分だけ低くなる。言い換えると、ベース部22を構成する一対の木製脚部31、31Aの上端面31aの高さ位置が、木製補強板12の下端面12aの高さ位置よりも10mm低くなる。
図4(b)は、太字矢印の方向に沿って、差込側である第2の木製陳列棚D2を、被差込側である第1の木製陳列棚D1の背面側から近づけるときの様子を示している。第1の木製陳列棚D1の背面側には、もともと木製棚板15も木製ベース棚板32も存在していない。第2の木製陳列棚D2の前面側においては、木製棚板15及び木製ベース棚板32が取り外されているため、木製棚板15及び木製ベース棚板32は存在していない。従って、第2の木製陳列棚D2を第1の木製陳列棚D1の背面側から近づけても、これらパーツ同士の干渉が回避される。また、ベース部22においては、木製ベース棚板32が取り外されている。そのため、第2の木製陳列棚D2の有する片方側の木製脚部31と、第1の木製陳列棚D1の有する木製補強板12とを近づけても、これらパーツ同士の干渉が回避される。そしてこの場合には、第2の木製陳列棚D2の有する片方側の木製脚部31は、第1の木製陳列棚D1の有する木製補強板12の下方を困難なく通過することができる。
図5(a)及び図5(b)は、第2の木製陳列棚D2の有する片方側の木製脚部31Aを、第1の木製陳列棚D1の有する木製補強板12の下側に差し込んで配置したときの様子を示している。つまり、第1の木製陳列棚D1及び第2の木製陳列棚D2同士を入れ子構造(ネスティング構造)にして配置したときの様子を示している。このとき、木製棚板15及び木製ベース棚板32以外のパーツからなる木製陳列棚D1、D2の主要構成部同士を互いに近づけて配置することができる。そしてこの状態で、第1の木製陳列棚D1及び第2の木製陳列棚D2同士が図示しない結束具により結束固定される結果、これらをまとめて搬送車両に載せて運搬可能な状態となる。
以上、2個の木製陳列棚D1、D2についての搬送時構造を説明したが、客先において例えば店内のレイアウト変更などを行うにあたり、2個の木製陳列棚D1、D2を別の場所で片付けたい場合がある。このような収納時構造も、基本的には上述した搬送時構造と同じであるため詳細な説明は省略する。なお図6は、4個の木製陳列棚D1,D2をコンパクトにまとめて収納した状態を示している。第1の木製陳列棚D2が1個、第2の木製陳列棚D2が3個あるとした場合、3本の木製脚部31Aが、それぞれ第1の木製陳列棚D1の有する木製補強板12の下側に差し込まれるようにして配置されている。
従って、本実施形態の木製陳列棚10によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の構成によると、木製棚板15及び木製ベース棚板32については、着脱可能な構造となっている。一方、木製棚板15及び木製ベース棚板32以外のパーツについては、互いに接続されることで木製陳列棚10の主要構成部(半完成品)を既に構成している。それゆえ、納入先において木製棚板15及び木製ベース棚板32を主要構成部に装着することにより木製陳列棚10を完成させることができ、短時間で容易に使用可能な状態にすることができる。ゆえに、従来の納入先組立方式とは異なり、納入先でばらばらのパーツを一から組み立てるといった煩雑さがない。
(2)しかも本実施形態の構成によると、木製ベース棚板32を取り外して木製脚部31、31Aの上端面を露出させることができるため、木製ベース棚板32が他のパーツに対して干渉しにくくなる。よって、例えば2個あるうちの1つの木製陳列棚D2の木製脚部31Aを、別の木製陳列棚D1の木製補強板12の下側に差し込むことで、「入れ子構造」にして配置することができる。その結果、主要構成部同士を近づけて配置することが可能となる。ゆえに、従来の完成品出荷方式とは異なり、運搬時に全体的に大きなスペースを要しないコンパクトな形態にまとめて荷造りすることができる。従って、運搬時にそれほど大型の搬送車両が必要にならず、運搬コストの高騰を回避することができる。また、収納時においても、主要構成部を分解せずに全体的にコンパクトにまとめることで、複数個の木製陳列棚D1、D2を比較的小さな収納スペースに容易に片付けることができる。
(3)また、本実施形態の構成によると、木製陳列棚D1、D2の主要構成部同士を近づけた状態でそれら同士を結束固定して運搬するようにしている。このため、運搬時の振動によって木製陳列棚D1、D2同士が動いて当接し合うことがなく、破損や傷付きを避けることができる。
なお、本考案の実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、2個または4個の木製陳列棚D1、D2を組み合わせて運搬や収納を行うようにしたが、例えば3個または5個以上の数の木製陳列棚D1、D2を組み合わせても勿論よい。
・上記実施の形態では、側面視で逆L字型の木製本体11を含む木製陳列棚D1、D2を組み合わせて運搬や収納を行うようにしたが、例えば側面視で逆T字型の木製本体11を含む木製陳列棚D1、D2を組み合わせて運搬や収納を行うようにしてもよい。また、側面視で逆L字型の木製本体11を含む木製陳列棚D1、D2と、側面視で逆T字型の木製本体11を含む木製陳列棚D1、D2とを組み合わせて運搬や収納を行うようにしても勿論構わない。
・上記実施の形態では、複数個の木製陳列棚D1、D2の横幅がいずれも等しかったが、異なっていてもよい。この場合、横幅の狭いものを第2の木製陳列棚D2とし、横幅の広いものを第1の木製陳列棚D1として、例えば第2の木製陳列棚D2の木製脚部31Aを、第1の木製陳列棚D1の木製補強板12の下側に2本とも差し込んで配置してもよい。
・木製笠木14の形状は上記実施の形態のものに限定されず、変更することが可能である。例えば、図7に示される別の実施形態のように、木製笠木14の上面中央に長手方向に沿って延びる溝部14aを設け、その溝部14aに対して木製板片51、52を抜差可能な状態で連結してもよい。なお、木製板片51は横長矩形状を有したものとなっている。木製板片52は横長形状であって、木製板片51ほど高さはなく、上縁が円弧状に形成されている。そして、これらのような木製板片51、52を連結することにより、木製陳列棚の見栄えが向上する。また、木製笠木14の上部に商品説明や値段などを記したプレートを設けるような場合、そのプレートを木製板片51、52に支持させることでプレートが安定する。
10…木製陳列棚
11…木製本体
12…木製補強板
12a…(木製補強板の)下端面
13…バックパネル
14…木製笠木
15…木製棚板
21…木製柱部
22…ベース部
31、31A…木製脚部
31a…(木製脚部の)上端面
32…木製ベース棚板
D1…第1の木製陳列棚
D2…第2の木製陳列棚

Claims (4)

  1. 一対の木製柱部の下端部にベース部を接続してなる木製本体と、
    前記木製柱部同士を連結して前記木製本体を補強する木製補強板と、
    前記木製柱部間に設けられ、前記木製補強板によって下側から支持されるバックパネルと、
    前記木製柱部の上端部同士を接続して前記木製本体を補強し、前記バックパネルを上側から押さえて固定する木製笠木と、
    前記木製柱部間に着脱可能に架け渡される木製棚板と
    を備え、前記木製棚板に商品が載置可能な木製陳列棚であって、
    前記ベース部は、一対の木製脚部と、前記木製脚部の上端面に着脱可能に載置される木製ベース棚板とを含んで構成され、
    前記木製補強板の下端面の高さ位置が前記木製脚部の上端面の高さ位置よりも上になるように設定されている
    ことを特徴とする木製陳列棚。
  2. 一対の前記木製脚部の上端面に前記木製ベース棚板を載置したときの前記木製ベース棚板の上面の高さ位置が、前記木製補強板の下端面の高さ位置よりも上になるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の木製陳列棚。
  3. 前記バックパネルは、半透明かつ白色のプラスチックパネルであることを特徴とする請求項1または2に記載の木製陳列棚。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の木製陳列棚を複数個組み合わせて運搬するときの構造であって、
    前記木製ベース棚板及び前記木製棚板を取り外した第2の木製陳列棚の有する前記木製脚部のうちの少なくとも一方を、前記木製ベース棚板が存在していない第1の木製陳列棚の背面側から前記木製補強板の下方に差し込むようにして配置し、この状態で前記第1の木製陳列棚及び前記第2の木製陳列棚同士を結束固定した
    ことを特徴とする木製陳列棚の運搬時構造。
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