JP2023144204A - 玉軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】冠型の保持器の保持爪が遠心力によって変形しても、ポケットの内径面と玉との強接触を回避して回転トルクを低減させることができる、玉軸受を提供する。【解決手段】複数の玉を円周方向に等間隔に保持するポケット31を有し、前記玉の軸方向一方側に位置する円環部30と、この円環部30から軸方向他方側に延びる複数対の保持爪32とを備え、前記ポケット31が、周方向に隣り合う前記保持爪32の対向面と、前記円環部30の軸方向一端面とによって形成され、前記ポケット31の形状が、前記玉を抱え込む球状凹面である玉軸受において、前記ポケット31の底面の内径部に凹部33を形成した。【選択図】図3

Description

この発明は、高速回転時に生じる保持器と玉との干渉による発熱・損傷を予防することができる、自動車部品または産業機械ほか、あらゆる高速回転の用途へ適用可能な玉軸受に関する。
一般に、玉軸受は、図16に示すように、外周に内側軌道溝1aが形成されている内側軌道部材1と、内周に外側軌道溝2aが形成されている外側軌道部材2と、内側軌道溝1aと外側軌道溝2aとの間に介装される複数の玉3と、前記複数の玉3を円周方向に等間隔に保持するポケット5を有する保持器4とを備える。
そして、前記保持器4として、図17に示すような、冠型の保持器4を使用する場合がある(特許文献1)。
冠型の保持器4は、前記玉3の軸方向一方側に位置する円環部4aと、この円環部4aから軸方向他方側に延びる複数対の保持爪5aとを有し、前記ポケット5が、周方向に隣り合う前記保持爪5aの対向面と、前記円環部4aの軸方向一端面とによって形成されている。前記ポケット5の形状は、前記玉3を抱え込む球状凹面であり、保持器4は軸方向に案内される。
ところで、電動自動車では、電費・走行性能の向上のために、電動機の回転速度を高めて電動機を小型・軽量化する必要がある。このような電動機の高速回転化に伴って、使用する軸受の最高回転速度が上昇し、軸受を構成する内部部品に作用する遠心力が増大する。
このような高速回転用途の玉軸受の保持器として、冠型の保持器4を使用した場合、一対の保持爪5aが遠心力によって変形することにより、玉3との干渉により抵抗が漸増して発熱するという課題と共に、保持爪5aや玉3の摩耗といった課題が生じる。
図18(a)は、保持爪5aが遠心力によって変形する前の状態を示し、図18(b)は、保持爪5aが遠心力によって変形した状態を模式的に示しており、保持爪5aが遠心力によって変形すると、図18(b)に示すように、×印で示した、ポケット5の底面の内径部と、保持爪5aの先端の内径部とで、保持器4と玉3とが干渉する。
特許文献2には、遠心力によって保持器が変形しても、玉を収容するポケットの内径側端部に、玉が接触しないようにした玉軸受が開示されている。
即ち、この特許文献2の玉軸受は、図19及び図20に示すように、保持爪5aを軸方向に延びるストレートの柱形状にして、柱形状の保持爪5aが遠心力によって変形しても、玉3を収容するポケットの内径側端部と玉3とが干渉しないようにしている。
特開平11-125256号公報 特許第6866564号公報
ところが、特許文献2に開示された玉軸受では、柱形状の保持爪5aの内径側に内側軌道溝1aに接触して保持器4の位置決めするガイド部5bを設け、保持器4のガイド部5bと内側軌道溝1aとを接触させている。保持器4のガイド部5bと内側軌道溝1aとが接触することにより、内側軌道溝1aの油膜切れや摩擦が生じ、潤滑状態の悪化が懸念される。また、保持器4と内側軌道溝1aとの距離、すきまを十分に確保することができないため、通油性の悪化も懸念される。
また、特許文献2に開示された保持器4は、専用の保持器設計が必要であり、費用、時間面において特別なコストが生じるという課題がある。
そこで、この発明は、玉軸受が高速回転した際に、冠型の保持器の保持爪が遠心力によって変形しても、ポケットの内径面と玉との強接触を回避して回転トルクをより低減させることができる、玉軸受を提供しようとするものである。
前記の課題を解決するために、この発明に係る玉軸受は、外周に内側軌道溝が形成されている内側軌道部材と、内周に外側軌道溝が形成されている外側軌道部材と、内側軌道溝と外側軌道溝との間に介装される複数の玉と、前記玉を複数の玉を円周方向に等間隔に保持するポケットを有する保持器とを備え、前記保持器は、前記玉の軸方向一方側に位置する円環部と、この円環部から軸方向他方側に延びる複数対の保持爪とを有し、前記ポケットが、周方向に隣り合う前記保持爪の対向面と、前記円環部の軸方向一端面とによって形成され、前記ポケットの形状が、前記玉を抱え込む球状凹面である玉軸受であって、前記ポケットの底面の内径部に凹部を形成したことを特徴とする。
前記凹部は、ポケットの底面の内径部から外径部に亘って径方向に連通していてもよい。
前記凹部は、ポケットの内径部の底面部が広く、この底面部から保持爪の先端側に向かって徐々に狭くなる形状に形成することができる。
前記凹部の周方向の両端からポケットの内径部に沿って保持爪の先端まで面取り部を形成してもよいし、ポケットの内径部の周方向の全周に亘って面取り部を形成してもよい。
前記保持器の回転運動は、玉によって案内される転動体案内にすることができる。
以上のように、この発明に係る玉軸受に使用する保持器は、ポケットの底面の内径部に凹部を形成することにより、高速回転時に保持爪が変形した際に、玉を凹部に逃がすことができるので、保持爪と玉の接触が緩和され、摩耗や昇温を回避することができ、高速回転用途に適用することができる。
この発明に係る玉軸受の縦断面図である。 図1の玉軸受に使用する保持器の第1実施形態を示す斜視図である。 図2の保持器の部分拡大図である。 図1の玉軸受に使用する保持器の第2実施形態を示す斜視図である。 図4の保持器の部分拡大図である。 図1の玉軸受に使用する保持器の第3実施形態を示す斜視図である。 図6の保持器の部分拡大図である。 図1の玉軸受に使用する保持器の第4実施形態を示す部分拡大斜視図である。 図1の玉軸受に使用する保持器の第5実施形態を示す部分拡大斜視図である。 図1の玉軸受に使用する保持器の第6実施形態を示す部分拡大斜視図である。 図1の玉軸受に使用する保持器の第7実施形態を示す部分拡大斜視図である。 図1の玉軸受に使用する保持器の第8実施形態を示す斜視図である。 図12の保持器の部分拡大図である。 図1の玉軸受に使用する保持器の第9実施形態を示す斜視図である。 図14の保持器の部分拡大図である。 従来の玉軸受の縦断面図である。 図16の玉軸受に使用する保持器の斜視図である。 冠型の保持器が遠心力によって変形した際における(a)が変形前の状態、(b)が変形後の状態を示す保持爪と玉との接触状態を示す概略図である。 従来の他の玉軸受の縦断面図である。 図19の玉軸受に使用する保持器の部分拡大斜視図である。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る玉軸受20を示し、この玉軸受20は、電気自動車用駆動モータやハイブリッド電気自動車用駆動モータ、自動車の電装部品や補機部品、例えばファンカップリング装置、オルタネータ、アイドラプーリ、カーエアコン用電磁クラッチ、電動ファンモータ等に組み込まれて使用される。
図1に示す実施形態に係る玉軸受20は、外周面に内側軌道溝21aが形成された内側軌道部材21と、その内側軌道部材21の外側に配置され、内周面に外側軌道溝22aが形成された外側軌道部材22と、内側軌道部材21の内側軌道溝21aと外側軌道部材22の外側軌道溝22aとの間に転動自在に介装された複数の玉23と、内側軌道部材21と外側軌道部材22との間に配置され、各玉23を円周方向等間隔に保持する保持器24と、内側軌道部材21と外側軌道部材22間の軸方向両側に配され、その内側軌道部材21と外側軌道部材22間に形成された環状空間25を密封するシール部材26とで主要部が構成されている。このシール部材26により密封された環状空間25にグリース等の潤滑油を封入することにより、玉23が保持器24のポケット内でスムーズに転動するようにしている。なお、前記シール部材26を取付けずに潤滑油を通過させるようにしてもよい。
この実施形態は、外側軌道部材22がハウジングなどの静止部材に装着され、内側軌道部材21が電動モータ、または、エンジン出力で回転駆動する回転軸に装着されるものを示している。シール部材26は、環状の芯金26aとこの芯金26aに一体に固着されるゴム状部材26bとで構成され、外側軌道部材22の内周面に形成されたシール取付溝27に外周部が嵌合状態に固定される。内側軌道部材21は、シール部材26の内周部に対応する位置に、円周溝からなるシール溝28が形成され、シール部材26の内周側端に形成されたシールリップ26cが内側軌道部材21のシール溝28に摺接している。なお、この実施形態では内側軌道部材21が回転するタイプを例示しているが、内側軌道部材21がシャフトなどの静止部材に装着され、外側軌道部材22が回転軸に装着されて回転するタイプにも適用可能である。
この玉軸受20の運転中、シール部材26の先端のシールリップ26cが内側軌道部材21の外周端部に摺接した状態を維持しながら、内側軌道部材21が回転する。これにより、水やダスト等の異物が軸受内部に侵入したり、あるいは、軸受内部から潤滑剤が外部へ漏れたりすることを未然に防止するようにしている。
保持器24は、図2及び図3に示すように、前記複数の玉23を円周方向に等間隔に保持するポケット31を有し、前記玉23の軸方向一方側に位置する円環部30と、この円環部30から軸方向他方側に延びる複数対の保持爪32とを備える。前記ポケット31は、周方向に隣り合う前記保持爪32の対向面と、前記円環部30の軸方向一端面とによって形成され、前記ポケット31の形状が、前記玉23を抱え込む球状凹面である。
前記ポケット31の底面の内径部には、保持爪32が遠心力によって変形した際に、ポケット31の底面の内径部と玉3との干渉を回避する平面三角形状の凹部33を形成している。
このように、ポケット31の底面の内径部に凹部33を形成することにより、高速回転時に保持爪32が変形しても、玉23が凹部33に逃げることにより、保持爪32と玉23の接触が緩和され、摩耗や昇温を回避することができる。
また、凹部33によって、保持器24のポケット31内に潤滑油が流入しやすくなり、軸受の貧潤滑による焼付きを予防することができる。
図4及び図5は、この発明に係る玉軸受20に使用する冠型の保持器24の第2の実施形態を示している。
この第2の実施形態の保持器24は、凹部33を、ポケット31の底面の内径部から外径部に亘って径方向に連通するように設けた例である。凹部33が、ポケット31の底面の内径部から外径部に亘って径方向に連通することにより、通油性がさらに向上する。
図6及び図7は、この発明に係る玉軸受20に使用する冠型の保持器24の第3の実施形態を示している。
この第3の実施形態の保持器24の凹部33は、ポケット31の内径部の底面部が広く、この底面部から保持爪32の先端側に向かって徐々に狭くなる形状に形成されている。
図8は、この発明に係る玉軸受20に使用する冠型の保持器24の第4の実施形態を示している。
この第4の実施形態の保持器24は、第1の実施形態の変形例であり、第1の実施形態における凹部33の周方向両端からポケット31の内径部に沿って保持爪32の先端まで面取り部34を形成した例であり、面取り部34によって保持器24と玉23との接触面圧の上昇が抑制されると共に、ポケット31内へ潤滑油が流入し易くなり、潤滑性能が向上する。
図9は、この発明に係る玉軸受20に使用する冠型の保持器24の第5の実施形態を示している。
この第5の実施形態の保持器24は、第2の実施形態の変形例であり、第2の実施形態における凹部33の周方向両端からポケット31の内径部に沿って保持爪32の先端まで面取り部34を形成し、保持器24と玉23との接触面圧の上昇を抑制すると共に、潤滑性能を向上させた例である。
図10は、この発明に係る玉軸受20に使用する冠型の保持器24の第6の実施形態を示している。
この第6の実施形態の保持器24は、第3の実施形態の変形例であり、ポケット31の内径部の全周に亘って面取り部34を形成し、潤滑性能を向上させた例である。
図11は、この発明に係る玉軸受20に使用する冠型の保持器24の第7の実施形態を示している。
この第7の実施形態の保持器24は、第1の実施形態の変形例であり、ポケット31の底面の内径部に平面三角形状の凹部33を形成し、保持爪32の内径側の側面先端に、保持爪32の先端に向かって外径側に傾斜する逃げ面35を設け、保持爪32が遠心力によって変形した際に、保持爪32の先端と玉23とが干渉しないようにした例である。
図12及び図13は、この発明に係る玉軸受20に使用する冠型の保持器24の第8の実施形態を示している。
この第8の実施形態の保持器24は、第3の実施形態の変形例であり、凹部33の両端から保持爪32の内径側の側面先端に、保持爪32の先端に向かって外周側に傾斜する逃げ面35を設け、保持爪32が遠心力によって変形した際に、保持爪32の先端と玉23とが干渉しないようにした例である。
図14及び図15は、この発明に係る玉軸受20に使用する冠型の保持器24の第9の実施形態を示している。
この第9の実施形態の保持器24は、第2の実施形態の変形例であり、凹部33の深さを第2の実施形態の凹部33の深さよりも深くして、玉23の逃げ量を増加させた例である。
なお、前記各実施形態において、凹部33及び面取り部34は、ポケット31の中心点を通り、周方向と垂直な面に対して対称に設けられている。
前記保持器24の材料としては、耐摩耗性や耐焼き付等に優れた樹脂を用いることができ、特に、引張伸び、引張強さ、耐衝撃性、耐摩耗性、潤滑性等に優れたポリアミド樹脂、例えば、PA66(ポリアミド66)、PA46(ポリアミド46)、PA9T(ポリアミド9T)、PA11(ポリアミド11)あるいはPA6(ポリアミド6)などが望ましい。
また、内側軌道部材21、外側軌道部材22、玉23は、例えば軸受鋼、浸炭鋼等の金属で形成される。
また、この玉軸受20に充填されるグリースは、基油、増ちょう剤及び添加剤から成る半固体状の潤滑剤である。潤滑グリースを構成する基油としては、例えば、パラフィン系鉱油、ナフテン系鉱油などの鉱油、ポリブデン、ポリ-α-オレフィン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、脂環式化合物等の炭化水素系合成油、または、天然油脂やポリオールエステル油、リン酸エステル、ジエステル油、ポリグリコール油、シリコーン油、ポリフェニルエーテル油、アルキルジフェニルエーテル油、フッ素化油等の非炭化水素系合成油等、一般に潤滑グリースの基油として使用されている油であれば特に限定することなく使用できる。
増ちょう剤としては、アルミニウム石けん、リチウム石けん、ナトリウム石けん、複合リチウム石けん、複合カルシウム石けん、複合アルミニウム石けんなどの金属石けん系増ちょう剤、ジウレア化合物、ポリウレア化合物等のウレア系化合物が挙げられる。これらの増ちょう剤は、単独または2種類以上組み合せて用いてもよい。
潤滑グリース用の公知の添加剤としては、例えば極圧剤、アミン系、フェノール系等の酸化防止剤、ベンゾトリアゾールなどの金属不活性剤、ポリメタクリレート、ポリスチレン等の粘度指数向上剤、二硫化モリブデン、グラファイト等の固体潤滑剤等が挙げられる。これらを単独または2種類以上組み合せて添加できる。
この発明に係る玉軸受20に使用する保持器24は、回転運動が、玉23によって案内される転動体案内で使用することができる。
以上のように、この発明に係る玉軸受20に使用する保持器24は、前記のように、ポケット31の底面の内径部に逃がし凹部33を形成することにより、高速回転時に保持爪32が変形しても、玉23を逃がし凹部33に逃がすことができるので、保持爪32と玉23の接触が緩和され、摩耗や昇温を回避することができ、高速回転用途に適用することができる。
この発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、さらに種々の形態で実施し得ることは勿論のことであり、この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内の全ての変更を含む。
20 玉軸受
21 内側軌道部材
21a 内側軌道溝
22 外側軌道部材
22a 外側軌道溝
23 玉
24 保持器
25 環状空間
26 シール部材
30 円環部
31 ポケット
32 保持爪
33 凹部
34 面取り部
35 逃げ面

Claims (6)

  1. 外周に内側軌道溝が形成されている内側軌道部材と、内周に外側軌道溝が形成されている外側軌道部材と、内側軌道溝と外側軌道溝との間に介装される複数の玉と、前記複数の玉を円周方向に等間隔に保持するポケットを有する保持器とを備え、前記保持器は、前記玉の軸方向一方側に位置する円環部と、この円環部から軸方向他方側に延びる複数対の保持爪とを有し、前記ポケットが、周方向に隣り合う前記保持爪の対向面と、前記円環部の軸方向一端面とによって形成され、前記ポケットの形状が、前記玉を抱え込む球状凹面である玉軸受であって、前記ポケットの底面の内径部に凹部を形成したことを特徴とする玉軸受。
  2. 前記凹部が、ポケットの底面の内径部から外径部に亘って径方向に連通している請求項1記載の玉軸受。
  3. 前記凹部が、ポケットの内径部の底面部が広く、この底面部から保持爪の先端側に向かって徐々に狭くなる形状に形成されている請求項1記載の玉軸受。
  4. 前記凹部の周方向の両端からポケットの内径部に沿って保持爪の先端まで面取り部を形成したことを特徴とする請求項1~3のいずれかの項に記載の玉軸受。
  5. 前記ポケットの内径部の周方向の全周に亘って面取り部を形成したことを特徴とする請求項1~3のいずれかの項に記載の玉軸受。
  6. 前記保持器の回転運動が、玉によって案内される転動体案内であることを特徴とする請求項1~5のいずれかの項に記載の玉軸受。
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