JP2023142234A - 制御装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りと、出力装置での原稿の画像データの媒体への出力とを、原稿の読み取りが完了すると決定される合成開始位置から付加画像を合成する場合であっても、並行して実行可能とする。
【解決手段】プロセッサを備え、プロセッサは、第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りを指示し、第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、読み取りが開始されてから、読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置に応じた待機期間が経過した後に、原稿の画像データの媒体への出力が開始されるように制御することを特徴とする制御装置。
【選択図】図8

Description

本発明は、制御装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、原稿読み取り装置は読み取り指示に応答して原稿の画像を読み取り、画像データを出力し、画像メモリはこの画像データを記憶し、出力装置は画像メモリ内の画像データに基づいて用紙への複写および用紙の排出を行う出力処理を実行し、制御部は、読み取り指示を原稿読み取り装置に与えると共に、原稿読み取り装置による原稿の読み取りが終了する時点で出力装置による出力処理が終了するようなタイミングで出力指示を出力する、複写機が記載されている。
特開平8-97991号公報
第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置と、第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置とを用いて、原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りと、出力装置での原稿の画像データの媒体への出力とを並行して実行する場合がある。
このような場合に、原稿読み取り装置での読み取りが開始されてから、原稿読み取り装置での読み取りの終了と出力装置での出力の終了とを一致させるための待機時間が経過した後に、出力装置での出力が開始される構成を採用したのでは、原稿の読み取りが完了すると決定される合成開始位置から付加画像を合成しようとしても、その時点で合成開始位置の画像データが出力されてしまっている可能性がある。つまり、原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りと、出力装置での原稿の画像データの媒体への出力とを、原稿の読み取りが完了すると決定される合成開始位置から付加画像を合成する場合には、並行して実行することができない可能性がある。
本発明の目的は、原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りと、出力装置での原稿の画像データの媒体への出力とを、原稿の読み取りが完了すると決定される合成開始位置から付加画像を合成する場合であっても、並行して実行可能とすることにある。
請求項1に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での当該原稿の画像データの読み取りを指示し、前記第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、前記読み取りが開始されてから、当該読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置に応じた待機時間が経過した後に、前記原稿の画像データの当該媒体への出力が開始されるように制御することを特徴とする制御装置である。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、前記待機時間として、前記原稿読み取り装置での前記読み取りの終了と前記出力装置での前記出力の終了とを一致させるための第1の待機時間と、前記合成開始位置に応じた第2の待機時間との和を用いることを特徴とする請求項1に記載の制御装置である。
請求項3に記載の発明は、前記プロセッサは、前記第2の待機時間を、前記付加画像が合成される合成領域の副走査方向の後端位置と、当該合成領域の副走査方向の長さとに基づいて、算出することを特徴とする請求項2に記載の制御装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、前記出力装置を、前記原稿読み取り装置での前記読み取りが完了した後に、当該原稿の画像データのうち、前記付加画像が合成される合成領域の画像データが出力されるように制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置である。
請求項5に記載の発明は、前記プロセッサは、前記出力装置を、前記原稿読み取り装置での前記読み取りが完了した後に、前記付加画像が前記合成領域の画像データに重畳して出力されるように制御することを特徴とする請求項4に記載の制御装置である。
請求項6に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での当該原稿の画像データの読み取りを指示し、前記第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、前記読み取りが完了した後に、前記原稿の画像データのうち、当該読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置の画像データが、当該媒体に出力されるように制御することを特徴とする制御装置である。
請求項7に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での当該原稿の画像データの読み取りを指示し、前記第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、前記読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置として第1の合成開始位置が設定された場合に、前記読み取りが開始されてから、第1の待機時間が経過した後に、前記原稿の画像データの当該媒体への出力が開始されるように制御し、前記合成開始位置として当該第1の合成開始位置よりも副走査方向の先端に近い第2の合成開始位置が設定された場合に、前記読み取りが開始されてから、当該第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過した後に、前記原稿の画像データの当該媒体への出力が開始されるように制御することを特徴とする制御装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での当該原稿の画像データの読み取りを指示する機能と、前記第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、前記読み取りが開始されてから、当該読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置に応じた待機時間が経過した後に、前記原稿の画像データの当該媒体への出力が開始されるように制御する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りと、出力装置での原稿の画像データの媒体への出力とを、原稿の読み取りが完了すると決定される合成開始位置から付加画像を合成する場合であっても、並行して実行することができる。
請求項2の発明によれば、原稿の読み取りの開始から画像データの出力の開始までの待機時間を、原稿の読み取りの終了と画像データの出力の終了とを一致させるための第1の待機時間と、付加画像の合成開始位置に応じた第2の待機時間とに分けて、算出することができる。
請求項3の発明によれば、付加画像の合成開始位置に応じた第2の待機時間を、付加画像が合成される合成領域の副走査方向の後端位置及び長さに相応しいものとすることができる。
請求項4の発明によれば、原稿の読み取りが完了した後に、付加画像が合成される合成領域の画像データを出力することができる。
請求項5の発明によれば、原稿の読み取りが完了した後に、付加画像を合成領域の画像データに重畳して出力することができる。
請求項6の発明によれば、原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りと、出力装置での原稿の画像データの媒体への出力とを、原稿の読み取りが完了すると決定される合成開始位置から付加画像を合成する場合であっても、並行して実行することができる。
請求項7の発明によれば、原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りと、出力装置での原稿の画像データの媒体への出力とを、原稿の読み取りが完了すると決定される合成開始位置から付加画像を合成する場合であっても、並行して実行することができる。
請求項8の発明によれば、原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りと、出力装置での原稿の画像データの媒体への出力とを、原稿の読み取りが完了すると決定される合成開始位置から付加画像を合成する場合であっても、並行して実行することができる。
本発明の実施の形態における複写システムの全体構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における原稿読み取り装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における出力装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像処理装置のハードウェア構成例を示した図である。 複写用紙上での付加画像の印字例を示す図である。 従来の出力開始タイミングについて示すグラフである。 本発明の実施の形態における出力開始タイミングについて示すグラフである。 本発明の実施の形態における画像処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における画像処理装置の読み取りルーチンのフローチャートである。 出力開始タイミング算出処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における画像処理装置の出力ルーチンのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[本実施の形態の概要]
本実施の形態は、第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りを指示し、第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、読み取りが開始されてから、読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置に応じた待機時間が経過した後に、原稿の画像データの媒体への出力が開始されるように制御する制御装置を提供するものである。
また、本実施の形態は、第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りを指示し、第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、読み取りが完了した後に、原稿の画像データのうち、読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置の画像データが、媒体に出力されるように制御する制御装置を提供するものである、とも言うことができる。
ここで、付加画像とは、画像データに付加される画像である。以下では、付加画像として、アノテーションの画像を例にとって説明することがあるが、これに限らず、如何なる情報を含む画像であってもよい。
媒体とは、何らかの情報を伝えるために用いられる物体であって、画像データが出力され得るものをいう。媒体には、例えば、紙、プラスチックシート等があるが、以下では、紙を例にとって説明する。
制御装置は、原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りと、出力装置での原稿の画像データの媒体への出力とを制御するだけの装置であってよい。或いは、制御装置は、原稿読み取り装置で読み取られた原稿の画像データを取得し、これに何らかの処理を施して出力装置に出力することも行う装置、つまり、画像処理装置であってもよい。以下では、制御装置が画像処理装置である場合を例にとって説明する。
[複写システムの全体構成]
図1は、本実施の形態における複写システム1の全体構成例を示すブロック図である。図示するように、複写システム1は、原稿読み取り装置10と、出力装置20と、画像処理装置30とを備える。原稿読み取り装置10は、原稿を読み取ってその画像データを出力する。出力装置20は、画像データに基づいて画像を用紙に転写し排出する。画像処理装置30は、原稿読み取り装置10から画像データを取得し、これに何らかの処理を施して出力装置20に出力する。尚、複写システム1は、シンクロカット複写が可能であるとする。シンクロカット複写とは、複写用紙を原稿の長さに合わせてカットして行う複写のことである。
[原稿読み取り装置のハードウェア構成]
図2は、本実施の形態における原稿読み取り装置10のハードウェア構成例を示す図である。
原稿読み取り装置10の内部には、原稿100を搬送方向に沿って搬送するための搬送ローラ101~106が設けられている。これらの搬送ローラ101~106は、図2において上下方向に並んだ各2個のローラが対をなすことにより計3個の搬送手段を構成している。原稿挿入口100aから挿入された原稿100は、1番目の搬送手段たる搬送ローラ101,102、2番目の搬送手段たる搬送ローラ103,104、3番目の搬送手段たる搬送ローラ105,106によって順次搬送され、原稿排出口100bから排出される。
2番目の搬送手段たる搬送ローラ103,104と、3番目の搬送手段たる搬送ローラ105,106との間の区間には、読み取りセンサ110が配置されている。この読み取りセンサ110は、多数の光検知センサを原稿100の搬送方向と直交する向きに配列してなる1次元センサであり、これらの光検知センサにより原稿100表面からの反射光が検知される。各光検知センサの各出力信号は、決められた期間内に順次走査されて各々ディジタル信号に順次変換され、これにより原稿100表面の全画像のうち各光検知センサに対向した直線部の画像データが生成される。また、この画像データの生成が、原稿100の搬送と並行して繰り返されることにより、原稿100の表面の画像を表す画像データが生成される。読み取りセンサ110によって得られた画像データは画像処理装置30に送られる。
原稿100の搬送経路の途中の各拠点には原稿100の端部の通過を検出するためのセンサF1~F4が配置されている。また、1番目の搬送手段たる搬送ローラ101,102と2番目の搬送手段たる搬送ローラ103,104との間にはゲート111が設けられている。このゲート111は、読み取りセンサ110による原稿100の読み取り動作を行う期間のみ開き、原稿100を2番目の搬送手段側へ通過させる。
[出力装置のハードウェア構成]
図3は、本実施の形態における出力装置20のハードウェア構成例を示す図である。
図示するように、出力装置20は、カット紙供給部201,202と、ロール紙供給部210とを備える。また、出力装置20は、ロール紙供給部210から送出された複写用紙を切断するためのカッタ211を備える。カット紙供給部201,202内の複写用紙又はロール紙供給部210に巻回された複写用紙の何れを複写に使用するかは使用者の操作に基づいて選択される。選択された複写用紙は、画像処理装置30からの出力指令に応答して転写部220に送られる。転写部220の手前には複写用紙の到来を検知するレジストセンサ222が配置されている。露光部231は、決められた速度で回転する転写ドラム221の表面に対し、画像処理装置30から供給される画像データに基づく露光処理を施し、この画像データに対応した潜像を形成する。現像部232は、このように潜像の形成された転写ドラム221の表面にトナーを与えることにより、転写ドラム221の表面に画像データに対応したトナー像を形成する。転写部220は、複写用紙を転写ドラム221の表面に押し当て、転写ドラム221表面のトナー像を複写用紙に転写させる。このようにトナー像が転写された複写用紙は、定着部240による定着処理を経た後、用紙排出搬送経路250を通過して排出される。
[画像処理装置のハードウェア構成]
図4は、本実施の形態における画像処理装置30のハードウェア構成例を示す図である。図示するように、画像処理装置30は、プロセッサ31と、RAM(Random Access Memory)32と、ROM(Read Only Memory)33と、HDD(Hard Disk Drive)34と、操作パネル35と、通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)36とを備える。
プロセッサ31は、ROM33等に記憶された各種プログラムをRAM32にロードして実行することにより、後述する画像処理装置30の各機能を実現する。
RAM32は、プロセッサ31の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM33は、プロセッサ31が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
HDD34は、原稿読み取り装置10で原稿を読み取って得られた画像データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
操作パネル35は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う例えばタッチパネルである。ここで、操作パネル35は、各種情報が表示されるディスプレイと、指やスタイラスペン等の指示手段で指示された位置を検出する位置検出シートとからなる。或いは、タッチパネルに代えて、ディスプレイ及びキーボードを用いてもよい。
通信I/F36は、図示しない通信回線を介して他の装置等との間で各種情報の送受信を行う。
[複写システムの動作の概要]
まず、本実施の形態の前提として、付加画像について説明する。
図5は、複写用紙50上での付加画像の印字例を示す図である。図は、複写用紙50に複写画像51が形成され、これに付加画像の一例としてアノテーション52が重畳して印字された例を示している。ここでは、紙面の上方向を複写用紙50の出力方向としているので、複写用紙50の端部のうち、紙面の上側の端部が用紙先端H1であり、紙面の下側の端部が用紙後端H2である。
図では、アノテーション52として、使用者及び日付を表す文字列「Kaneko 2021.08.12」を印字しているが、これはあくまで一例であり、如何なる情報を印字してもよい。
また、図では、アノテーション52を用紙後端H2側の右下に印字しているが、この印字位置も使用者が任意に指定可能である。例えば、アノテーション52の印字位置の基準としては、用紙先端H1又は用紙後端H2を用いてよい。そして、アノテーション52の印字位置はその基準からのオフセットで表してよい。
本実施の形態において、原稿読み取り装置10での原稿の読み取りと出力装置20での画像の出力とを並行に実行する場合、画像処理装置30は、原稿読み取り装置10から画像データを読み出すと共に画像を複写用紙へ転写する出力開始タイミングを演算する。
図6及び図7は、このような出力開始タイミングについて示すグラフである。これらのグラフでは、横軸に時間を示し、縦軸にデータ転送量を示し、読み取りを直線60で示し、出力を直線61で示している。また、グラフには、用紙後端側のアノテーション領域もドットハッチングで示している。
図6は、従来の出力開始タイミングについて示す。
図6では、画像処理装置30は、読み取りと出力とを並行に実行する場合、予め設定した最大原稿長Lの原稿の読み取りと出力とが同時に完了するように、出力開始タイミングを遅らせている。具体的には、画像処理装置30は、原稿読み取り装置10からの画像データの読み取り開始タイミングから、原稿読み取り装置10の第1の速度の一例としての読み取り速度と出力装置20の第2の速度の一例としての出力速度との差を考慮した待機時間Tを経過した後の出力開始タイミングを、出力装置20へ通知している。
しかしながら、用紙後端基点指定の付加画像を形成する場合は、画像処理装置30は、原稿読み取り装置10が原稿読み取りを完了し、出力用紙長が確定してからでないと、付加画像の合成開始位置を算出できない。図6では、原稿読み取りが完了し、付加画像の合成開始位置が確定する合成開始位置確定タイミングにおいて、既に合成開始位置の画像データが出力されており、付加画像が合成されずに画像データが出力されることとなってしまっている。
そこで、本実施の形態では、付加画像の合成開始位置が用紙後端基点指定である場合、画像処理装置30は、出力開始タイミングを、用紙後端から付加画像の合成開始位置までの長さの分、更に遅らせるようにした。
図7は、この場合の出力開始タイミングについて示す。図7のΔTが、用紙後端から付加画像の合成開始位置までの長さの分の遅れに相当する。具体的には、ΔTは、「(用紙後端基点から付加画像の後端側までのオフセット値+付加画像の高さ)/出力速度」で算出される。
このように用紙後端から付加画像の合成開始位置までの長さ分、出力開始タイミングを遅らせることで、読み取り開始タイミングから出力開始タイミングまでの待機時間はTからT1へと変更され、出力を表す直線も直線62で示すように右側にずれる。これにより、原稿読み取りが完了した後に付加画像の合成処理が行われることとなり、確実に付加画像を合成できるようになる。
[画像処理装置の機能構成]
図8は、本実施の形態における画像処理装置30の機能構成例を示すブロック図である。図示するように、画像処理装置30は、複写条件設定部41と、読み取り制御部42と、画像メモリ43と、出力開始タイミング算出部44と、付加画像生成部45と、出力制御部46とを備えている。
複写条件設定部41は、使用者により操作パネル35上で指示された複写条件を設定する。複写条件には、定形複写/シンクロカット複写の別、倍率、用紙、シンクロカット複写における動作モード等がある。複写条件には、付加画像の合成開始位置もある。ここで、付加画像の合成開始位置は、合成開始位置の基点と、その基点からのオフセットとによって指定されてよい。
読み取り制御部42は、原稿読み取り装置10での原稿の読み取りを制御する。
具体的には、読み取り制御部42は、原稿挿入口100aからの原稿の挿入があるか否かを判断し、原稿があると判断すると、画像メモリ43内の全ての記憶エリアを獲得する。
また、読み取り制御部42は、原稿読み取り装置10に原稿の読み取りを指示し、これに応じて原稿読み取り装置10から送られる画像データを取得する。そして、読み取り制御部42は、取得した画像データを画像メモリ43に格納する。
更に、読み取り制御部42は、複写用紙のカット長を設定してカット要求を行ったり、付加画像の位置を設定して付加画像の合成要求を行ったりする。
本実施の形態では、原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りを指示することの一例として、読み取り制御部42の処理を行っている。
画像メモリ43は、読み取り制御部42が原稿読み取り装置10から読み取った画像データを記憶する。画像メモリ43は、例えば、HDD34によって実現される。
出力開始タイミング算出部44は、複写条件設定部41が設定した複写条件に応じて、読み取りと出力とを並行で実行すると判断した場合に、読み取り開始タイミングから出力開始タイミングまでの待機時間T1を求める。具体的には、出力開始タイミング算出部44は、予め設定した最大原稿長の原稿の読み取りと出力とが同時に完了するための待機時間Tを求める。また、出力開始タイミング算出部44は、用紙後端基点の付加画像が指定されている場合、用紙後端から付加画像の合成開始位置までの長さの分の待機時間ΔTを求める。例えば、出力開始タイミング算出部44は、待機時間ΔTを、「(用紙後端基点から付加画像の後端側までのオフセット値+付加画像の高さ)/出力速度」により算出する。更に、出力開始タイミング算出部44は、待機時間Tと待機時間ΔTとを加算することにより、待機時間T1を求める。そして、出力開始タイミング算出部44は、読み取り開始タイミングと待機時間T1とに基づいて出力開始タイミングを算出し、その算出した出力開始タイミングを出力制御部46に通知する。
本実施の形態では、読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置に応じた待機時間の一例として、待機時間T1を用いている。そして、本実施の形態では、出力装置を、原稿読み取り装置での読み取りが開始されてから、待機時間が経過した後に、原稿の画像データの媒体への出力が開始されるように制御することの一例として、出力開始タイミング算出部44のこの処理を行っている。
また、本実施の形態では、原稿読み取り装置での読み取りの終了と出力装置での出力の終了とを一致させるための第1の待機時間の一例として、待機時間Tを用いている。そして、本実施の形態では、読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置に応じた第2の待機時間の一例として、待機時間ΔTを用いている。
更に、本実施の形態では、付加画像が合成される合成領域の副走査方向の後端位置と、合成領域の副走査方向の長さとに基づいて、第2の待機時間を算出することの一例として、出力開始タイミング算出部44のこの処理を行っている。
また、出力開始タイミング算出部44は、原稿の読み取りが終了すると、その算出した出力開始タイミングよりも現在時刻が早いか否かを判断し、早い場合は、現在時刻を新たな出力開始タイミングとして出力制御部46に通知する。
付加画像生成部45は、付加画像を生成する。付加画像生成部45は、例えば、使用者の情報や日付の情報に基づいて、付加画像を生成するとよいが、これには限らない。付加画像生成部45は、付加画像の高さ、つまり、付加画像の副走査方向の長さの情報を保持する。
出力制御部46は、画像メモリ43から読み出した画像データの出力装置20への出力を制御する。
具体的には、出力制御部46は、読み取り制御部42から出力要求があるか否かを判断し、出力要求がある場合、出力装置20の稼働準備を行わせる。出力制御部46は、出力開始タイミング算出部44から通知された出力開始タイミングから用紙遅延時間Tdを差し引いた時刻になると、プリント開始を出力装置20に指示する。出力制御部46は、プリント開始の指示後は、出力装置20からの画像データの転送要求に応じて、画像メモリ43から読み出した画像データを出力装置20に出力する。
また、出力制御部46は、画像データのプリント位置が付加画像の合成開始位置に達したか否かを判断し、合成開始位置に達した場合、付加画像生成部45が生成した付加画像を合成しながら画像データを出力装置20に出力する。ここでは、出力開始タイミング算出部44から通知された出力開始タイミングに画像の複写用紙への転写を開始しているので、原稿読み取り装置10での原稿の読み取りが完了した後に画像データのプリント位置が付加画像の合成開始位置に達することになる。即ち、出力制御部46は、原稿読み取り装置10での原稿の読み取りが完了した後に、付加画像が合成された画像データを出力装置20に出力する。
本実施の形態では、出力装置を、原稿読み取り装置での読み取りが完了した後に、原稿の画像データのうち、読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置の画像データが、媒体に出力されるように制御することの一例として、出力制御部46のこの処理を行っている。
また、本実施の形態では、出力装置を、原稿読み取り装置での読み取りが完了した後に、原稿の画像データのうち、付加画像が合成される合成領域の画像データが出力されるように制御することの一例として、出力制御部46のこの処理を行っている。
更に、本実施の形態では、出力装置を、原稿読み取り装置での読み取りが完了した後に、付加画像が合成領域の画像データに重畳して出力されるように制御することの一例として、出力制御部46のこの処理を行っている。
更に、出力制御部46は、読み取り制御部42が設定したカット長を読み出して出力装置20へ送信する。出力制御部46は、画像データの転送要求がある期間だけ画像メモリ43から出力装置20へ画像データを転送させ、転送要求が停止することをもって画像データの転送を停止させる。そして、出力制御部46は、画像メモリ43を解放する。
[画像処理装置の動作例]
図9~図11は、本実施の形態における画像処理装置30の動作例を示すフローチャートである。尚、ここでは、複写条件設定部41が、定形複写/シンクロカット複写の別としてシンクロカット複写を設定し、倍率として等倍を設定し、用紙としてロール紙を設定した場合について説明する。
図9は、画像処理装置30の読み取りルーチンのフローチャートを示す。複写条件設定部41が各種複写条件を設定した後、画像処理装置30はこの読み取りルーチンを実行する。
図示するように、画像処理装置30では、まず、読み取り制御部42が、原稿挿入口100aからの原稿の挿入があるか否かを判断し(ステップ401)、原稿の挿入がない場合はそのまま待機する。原稿が挿入され、センサF1によって原稿の先端が検出されると、読み取り制御部42は、画像メモリ43内の全ての記憶エリアを、原稿から読み取る画像データを記憶するための記憶エリアとして獲得する(ステップ402)。次に、読み取り制御部42は、ステップ402で全ての記憶エリアを獲得できたか否かを判断し(ステップ403)、獲得できなかった場合にはステップ402に戻る。
ステップ402で全ての記憶エリアを獲得できた場合には、出力開始タイミング算出部44が、出力開始タイミング算出処理を行う(ステップ404)。即ち、出力開始タイミング算出部44は、図10に示す処理を行うことにより、画像データの読み取り開始タイミングから出力開始タイミングまでの待機時間T1を求める。
次に、読み取り制御部42は、原稿読み取りの開始を原稿読み取り装置10に指示する(ステップ405)。この結果、読み取りセンサ110を構成する各光検知センサの各出力信号の走査が開始され、この走査が繰り返される毎に得られる画像データが画像処理装置30に順次送られる。これにより、読み取り制御部42は、画像データを取得する(ステップ406)。
次に、出力開始タイミング算出部44は、読み取り制御部42による画像メモリ43への画像データの入力が開始されるまで待機し、最初の画像データの入力が行われることをもって、画像データの出力開始タイミングの設定(出力要求)を行う(ステップ407)。即ち、最初の画像データの入力が行われた現時点からみてステップ404で求めた待機時間T1だけ後の時刻を、画像データの出力開始タイミングとして設定する。
次に、読み取り制御部42は、画像データを取得して画像メモリ43へ入力する処理を継続しながら、原稿読み取り装置10での原稿の読み取りが終了したか否かを判断し(ステップ408)、原稿の読み取りが終了していない場合はそのまま待機する。原稿の読み取りが終了すると、出力開始タイミング算出部44は、現在時刻がステップ407で設定した出力開始タイミングより早いか否かを判断する(ステップ409)。
現在時刻が出力開始タイミングより早い場合、出力開始タイミング算出部44は、現在時刻を新たな出力開始タイミングとして設定する(ステップ410)。尚、ここでは、新たな出力開始タイミングとして設定する時刻を、便宜上、現在時刻とするが、厳密には、現在時刻に、時刻の情報を出力制御部46に伝えるのに要する時間を加算した時刻であることが好ましい。現在時刻が出力開始タイミングより早くない場合、出力開始タイミング算出部44は、ステップ410を実行しない。
次に、読み取り制御部42は、カット要求を発生するための処理を行う(ステップ411)。即ち、読み取り制御部42は、原稿読み取り装置10内のセンサF1を介して原稿の長さを検知し、検知した原稿の長さを複写用紙のカット長として設定する。
その後、読み取り制御部42は、付加画像の合成要求を発生するための処理を行う(ステップ412)。即ち、読み取り制御部42は、付加画像の合成領域の先端位置及び後端位置を設定する。まず、複写条件設定部41が付加画像の合成領域の基点として用紙先端基点を設定した場合について述べる。この場合、読み取り制御部42は、用紙先端基点からのオフセット位置を、付加画像の合成領域の先端位置として設定する。そして、読み取り制御部42は、この先端位置よりも、付加画像生成部45から取得した付加画像の高さだけ後端側の位置を、付加画像の合成領域の後端位置として設定する。また、複写条件設定部41が付加画像の合成領域の基点として用紙後端基点を設定した場合について述べる。この場合、読み取り制御部42は、ステップ411で検知した原稿の長さの位置よりも、用紙後端基点からのオフセット値だけ先端側の位置を、付加画像の合成領域の後端位置として設定する。そして、読み取り制御部42は、この後端位置よりも、付加画像生成部45から取得した付加画像の高さだけ先端側の位置を、付加画像の合成領域の先端位置として設定する。以上により読み取りルーチンを終了する。
図10は、図9のステップ404の出力開始タイミング算出処理の内容を示すフローチャートを示す。
図示するように、まず、出力開始タイミング算出部44は、出力を開始する時の画像データの読み取り長Lsを算出する(ステップ421)。この画像データの読み取り長Lsは、図6及び図7に示したLsに相当する。そこで、原稿読み取り装置10の読み取り速度をSiとし、出力装置20の出力速度をSoとすると、Lsは式「Ls=L-(L×Si)/So」によって算出される。
次に、出力開始タイミング算出部44は、ステップ421で算出したLsの画像データを読み取る時間Tを算出する(ステップ422)。具体的には、Tは式「T=Ls/Si」によって算出される。
次に、出力開始タイミング算出部44は、用紙後端基点の付加画像の指定があるか否かを判定する(ステップ423)。
用紙後端基点の付加画像の指定がある場合、出力開始タイミング算出部44は、用紙後端基点から付加画像の合成開始位置までの長さ分の時間ΔTを算出する(ステップ424)。具体的には、ΔTは、式「ΔT=(用紙後端基点から付加画像の後端側までのオフセット値+付加画像の高さ)/So」によって算出される。
そして、出力開始タイミング算出部44は、ステップ422で算出したTと、ステップ424で算出したΔTとを加算した値を、読み取り開始タイミングから出力開始タイミングまでの待機時間T1とする(ステップ425)。
一方、用紙後端基点の付加画像の指定がない場合、つまり、付加画像の指定がない場合や用紙先端基点の付加画像の指定がある場合、出力開始タイミング算出部44は、ステップ422で算出したTをそのまま、読み取り開始タイミングから出力開始タイミングまでの待機時間T1とする(ステップ426)。
図11は、画像処理装置30の出力ルーチンのフローチャートを示す。この出力ルーチンは、図9の処理と並行して実行される。
図示するように、画像処理装置30では、まず、出力制御部46が、読み取り制御部42から出力要求があるか否かを判断し(ステップ451)、出力要求がない場合はそのまま待機する。図9のステップ407で出力開始タイミングの設定(出力要求)がなされると、ステップ451での判断結果が「YES」となり、出力制御部46は、出力装置20の稼働準備を行わせる(ステップ452)。
次に、出力制御部46は、図9のステップ407で設定された出力開始タイミングから用紙遅延時間Tdを差し引いた時刻を求め、この時刻となるまで待機し(ステップ453)、その後、プリント開始を出力装置20に指示する(ステップ454)。ここで用紙遅延時間Tdは、複写用紙が用紙供給部(カット紙供給部201,202、ロール紙供給部210)から転写部220の手前のレジストセンサ222に至るまでの所要時間である。この用紙遅延時間Tdは、カット紙供給部201,202又はロール紙供給部210の何れが用紙供給部として選択されているかにより異なった値となる。但し、ここではロール紙供給部210が選択されているので、ステップ453ではロール紙供給部210に対応した用紙遅延時間Tdが選択され、この選択されたTdに基づいてプリント開始を指示する時刻が演算される。次に、出力制御部46は、出力装置20から画像データの出力開始の要求があるか否かを判断する(ステップ455)。
さて、ステップ454でプリント開始を指示したことにより出力装置20ではロール紙供給部210から複写用紙が供給される。この複写用紙がレジストセンサ222の位置まで到達すると出力装置20から画像処理装置30へ画像データの出力開始の要求が送られる。ステップ455の判断が行われる際に、出力開始の要求が既に到着している場合、出力制御部46は、画像メモリ43からの画像データの出力を開始させる(ステップ456)。
次に、出力制御部46は、図9のステップ411で設定されたカット長を読み出し、出力装置20へ送信する(ステップ457)。この結果、出力装置20は、受信したカット長分の複写用紙がロール紙供給部210から送出されるまでの期間は、画像データの転送を画像処理装置30に要求する。この要求に応じて、出力制御部46は、画像データを転送し(ステップ458)、出力装置20は、転送されてくる画像データに従って画像の転写を行う。
次に、出力制御部46は、画像メモリ43から出力された画像データが、付加画像の合成開始位置に達したか否かを判断する(ステップ459)。ここで、付加画像の合成開始位置は、図9のステップ412で設定された付加画像の合成領域の先端位置である。出力制御部46は、画像データが付加画像の合成開始位置に達していない場合はステップ458に戻る。出力制御部46は、画像データが付加画像の合成開始位置に達した場合、付加画像の高さ分の画像データが読み出される期間、この画像データに、付加画像生成部45が生成した付加画像を合成する(ステップ460)。
一方、出力制御部46は、ステップ457でカット長を送信した後、画像データの転送要求がある期間だけ画像メモリ43から出力装置20へ画像データを転送させ、転送要求が停止することをもって画像データの転送を停止させる(ステップ461)。そして、出力制御部46は、画像メモリ43を解放する(ステップ462)。以上により出力ルーチンが終了する。
ここで、本実施の形態における画像処理装置30の動作を、付加画像の合成開始位置として第1の合成開始位置を設定した場合と、付加画像の合成開始位置として第1の合成開始位置よりも副走査方向の先端に近い第2の合成開始位置を設定した場合とで、比較する。すると、原稿の読み取りの開始から画像データの出力の開始までの待機時間は、前者の場合よりも後者の場合の方が長くなる。従って、本実施の形態は、更に、第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りを指示し、第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置として第1の合成開始位置が設定された場合に、読み取りが開始されてから、第1の待機時間が経過した後に、原稿の画像データの媒体への出力が開始されるように制御し、合成開始位置として第1の合成開始位置よりも副走査方向の先端に近い第2の合成開始位置が設定された場合に、読み取りが開始されてから、第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過した後に、原稿の画像データの媒体への出力が開始されるように制御する制御装置を提供するものである、とも言うことができる。
[プロセッサ]
本実施の形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
また、本実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は、本実施の形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
[プログラム]
本実施の形態における画像処理装置30が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
この場合、本実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での原稿の画像データの読み取りを指示する機能と、第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、読み取りが開始されてから、読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置に応じた待機時間が経過した後に、原稿の画像データの媒体への出力が開始されるように制御する機能とを実現させるためのプログラムとして捉えられる。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
1…複写システム、10…原稿読み取り装置、20…出力装置、30…画像処理装置、41…複写条件設定部、42…読み取り制御部、43…画像メモリ、44…出力開始タイミング算出部、45…付加画像生成部、46…出力制御部

Claims (8)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での当該原稿の画像データの読み取りを指示し、
    前記第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、前記読み取りが開始されてから、当該読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置に応じた待機時間が経過した後に、前記原稿の画像データの当該媒体への出力が開始されるように制御する
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記プロセッサは、前記待機時間として、前記原稿読み取り装置での前記読み取りの終了と前記出力装置での前記出力の終了とを一致させるための第1の待機時間と、前記合成開始位置に応じた第2の待機時間との和を用いることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記プロセッサは、前記第2の待機時間を、前記付加画像が合成される合成領域の副走査方向の後端位置と、当該合成領域の副走査方向の長さとに基づいて、算出することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記プロセッサは、前記出力装置を、前記原稿読み取り装置での前記読み取りが完了した後に、当該原稿の画像データのうち、前記付加画像が合成される合成領域の画像データが出力されるように制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記プロセッサは、前記出力装置を、前記原稿読み取り装置での前記読み取りが完了した後に、前記付加画像が前記合成領域の画像データに重畳して出力されるように制御することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での当該原稿の画像データの読み取りを指示し、
    前記第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、前記読み取りが完了した後に、前記原稿の画像データのうち、当該読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置の画像データが、当該媒体に出力されるように制御する
    ことを特徴とする制御装置。
  7. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での当該原稿の画像データの読み取りを指示し、
    前記第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、前記読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置として第1の合成開始位置が設定された場合に、前記読み取りが開始されてから、第1の待機時間が経過した後に、前記原稿の画像データの当該媒体への出力が開始されるように制御し、前記合成開始位置として当該第1の合成開始位置よりも副走査方向の先端に近い第2の合成開始位置が設定された場合に、前記読み取りが開始されてから、当該第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過した後に、前記原稿の画像データの当該媒体への出力が開始されるように制御する
    ことを特徴とする制御装置。
  8. コンピュータに、
    第1の速度で原稿を読み取る原稿読み取り装置での当該原稿の画像データの読み取りを指示する機能と、
    前記第1の速度よりも速い第2の速度で画像を媒体に出力する出力装置を、前記読み取りが開始されてから、当該読み取りが完了すると決定される付加画像の合成開始位置に応じた待機時間が経過した後に、前記原稿の画像データの当該媒体への出力が開始されるように制御する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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