JP2023142092A - ロールベーラーのキッカー - Google Patents

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Abstract

Figure 2023142092000001
【課題】ロール成形室からロールベールを放出する際に、隣接する次の作業領域から離れた斜め後方にロールベールを丁寧に放出させることができるようにしたロールベーラーを提供する。
【解決手段】ロールベーラー1のキッカー7の左側支持部71を回動させる左側回動支点81を、機体1aの後方上部に設けるとともに、右側支持部72を回動させる右側回動支点82を、左側回動支点81に対して前方下部に設ける。そして、初期状態においてキッカー7を水平状態にしておき、ロールベール9が載置された状態で、後方下部に向けて傾動させるとともに、横方向にもキッカー7を傾斜させ、隣接する次の作業領域から離れた斜め後方にロールベール9を放出させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ロールベールを圃場に放出するロールベーラーに関するものであって、より詳しくは、ロールベールを放出する際、ロールベールを斜め後方に放出させるようにしたロールベーラーに関するものである。
一般的に、自走式ロールベーラーは、トウモロコシや稲などを刈り取る刈取部と、その刈取部で刈り取られた作物を細断する細断部と、その細断された作物から円柱状のロールベールを成形するロール成形室などを設けて構成される。そして、このロール成形室でロールベールを成形した後、ロール成形室の後部チャンバーを開け、ロールベールをキッカーに載せて圃場に放出させるようにしている。
しかしながら、このような一般的なロールベーラーでは、図9に示すように、ロールベーラー1の真後ろの方向にロールベール9を放出させるようになっているため、隣接する次の作業領域で刈り取り作業などを行う場合、すでに圃場に放置されているロールベール9に接触してしまう可能性がある。
これを解決するために、下記の特許文献1には、作業済みの領域の方向である斜め後方にロールベールを放出させるようにしたロールベーラーが提案されている。
具体的に、このロールベーラーは、図8に示すように、機体の同じ高さ位置に固定され、後端側の高さがそれぞれ異なるようにした左右の案内具10、11を設けることによって、左右方向への傾斜面を形成し、その傾斜面に沿ってロールベール9を斜め後方に放出させるようにしたものである。このような構成によれば、次に作業する領域から離れた場所にロールベール9を放出させることができるため、機体が圃場のロールベール9と接触するようなことがなくなる。
実開昭63-145439号公報
しかしながら、図8に示すような構造では、次のような問題を生ずる。
すなわち、図8に示される構造では、案内具10、11を後方下部に向けてボルトで固定しているため、凹凸を有する圃場を走行する場合に、案内具10、11の後端部分が圃場に接触してしまう可能性がある。また、案内具10、11が傾斜した状態で固定されているため、ロール成形室からロールベール9を放出する際に、ロールベール9の転動に勢いが付いてしまい、ロールベール9の回転速度が大きくなって、側面などから作物がこぼれ落ちてしまう。
また、図8の構造では、一方側の案内具11の後端部分を高くすることで、左右方向への傾斜面を形成するようにしているが、このような構成では、ロールベール9を放出する際に、案内具11の後端部分の高い位置から落下してしまうことになる。このため、その落下による衝撃によって、ロールベール9に変形を生じさせたり、作物がこぼれ落ちたりしてしまう。
そこで、本発明は上記課題を解決するために、ロール成形室からロールベールを放出する際に、隣接する次の作業領域から離れた斜め後方にロールベールを丁寧に放出させることができるようにしたロールベーラーを提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、圃場を走行する機体と、当該機体に設けられ、細断された作物からロールベールを成形するロール成形室と、初期状態の水平状態から後部を下方に向けて傾動させるように設けられ、前記ロール成形室から放出されたロールベールを載置させて圃場に転動させるキッカーと、を備えてなるロールベーラーにおいて、前記キッカーを初期状態の水平状態から後部を下方に向かって傾動させる際に、当該キッカーの前方側の左右の高さ位置を変えて、横方向に傾斜させる傾斜機構を設けるようにしたものである。
このように構成すれば、ロールベールを放出する際に、水平状態のキッカーで放出速度を低減させ、そこから、ロールベールを転動させる際に、ロールベールの重みによって、キッカーの前方側の左右の高さを変えて左右方向に傾斜させることで、ロールベールを斜め後方に放出させることができるようになる。
また、このような発明において、前記キッカーを、ロールベールの左右部分を載置させる左側支持部と右側支持部を備えて構成し、前記傾斜機構を、前記左側支持部もしくは右側支持部が回動する支点をそれぞれ前後方向にずらして設け、初期状態で、前記左側支持部と右側支持部に跨る平面を水平状態となるように構成する。
このように構成すれば、左側支持部と右側支持部の前方側の回動する支点が、前後方向にずれて設けられているため、キッカーを傾動させる際に、前方側の左右の高さ位置をけることができ、ロールベールを斜め後方に放出させることができるようになる。
さらに、前記キッカーを、ロールベールの左右部分を載置させる左側支持部および右側支持部と、当該左側支持部および右側支持部の前端部を左右方向に連結するシャフトと、を設けて構成するとともに、前記傾斜機構を、機体の前後方向にずらして設けられた回動支点と、当該回動支点と前記シャフトの端部を連結するアームと、を備えて構成し、初期状態で前記左側支持部と右側支持部に跨る平面を水平状態とし、前記回動支点を介してキッカーの後部を下部に向かって傾動させるようにする。
このように構成すれば、シャフトで左側支持部と右側支持部を支持しているため、重いロールベールを載置させた際に、シャフトで支持された左側支持部や右側支持部でロールベールの重量を支えることができるようになる。
また、前記左右の回動支点のうち、一方の回動支点を前方下部に設けるとともに、他方の回動支点を後方上部に設け、前記アームを、初期状態で前記シャフトを水平状態にするようにしておく。
このように構成すれば、回動支点が前後だけでなく、上下にもずれた位置に設けられているため、キッカーを傾動させる際に、左右方向に大きく傾斜させることができるようになる。
また、前記左側支持部および右側支持部の後端部分を斜め方向に連結する後方連結部を設けるようにしておく。
このように構成すれば、後方連結部の上を通してロールベールを放出させることができるようになる。
また、前記回動支点をボールジョイントで構成しておく。
このように構成すれば、前後上下にずれた位置に回動支点を設けて回動させる場合であっても、シャフトに連結された左側支持部や右側支持部を後方下部に向かって傾動させることができるようになる。
本発明によれば、ロールベールを放出する際に、水平状態のキッカーで放出速度を低減させ、そこから、ロールベールを転動させる際に、ロールベールの重みによって、キッカーの前方側の左右の高さを変えて左右方向に傾斜させることで、ロールベールを斜め後方に圃場に放出させることができるようになる。
本発明の一実施の形態におけるロールベーラーを示す概略図 同形態におけるキッカーと傾動機構を示す外観斜視図 同形態におけるキッカーの平面図 同形態における後部チャンバーを閉じた状態を示す図 同形態における後部チャンバーを開放させた状態を示す図 同形態におけるキッカーの初期状態から傾動させた状態を示す図 他の形態におけるキッカーの初期状態から傾動させた状態を示す図 従来例における斜め方向にロールベールを示す図 ロールベールを真後ろと斜め後方に放出した場合の比較を示す図
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
この実施の形態におけるロールベーラー1は、圃場を自走しながら作物の刈り取りからロールベール9の成形までを行えるようにしたものであって、図1に示すように、刈取部2や、細断部3、ロール成形室6、キッカー7などを有するように構成される。以下、本実施の形態について詳細に説明する。なお、説明において、ロールベーラー1が前進する方向を前方側とし、その逆方向を「後方」、進行方向に向かった左側を「左側」、右側を「右側」として説明する。
まず、刈取部2は、機体1aの前方側に設けられるものであって、左右のディスクカッターを互いに内向きに回転させて作物を刈り取った後、その刈り取った作物をそれぞれのディスクカッターの間に取り込めるように構成される。
細断部3は、このように刈り取られた作物を細断できるようにしたものであって、長手方向に沿って取り込まれた作物を、固定刃と回転刃で細断できるようになっている。このように細断された作物は、シューター4を介して吹き上げられ、機体1aの上部に設けられたホッパー5に向けて放出される。
このホッパー5に放出された作物は、機体1aの内部に設けられたコンベア61上に落下し、そこからロール成形室6に運び込まれる。
ロール成形室6は、コンベア61によって運び込まれた作物から円柱状のロールベール9を成形するものであって、内側に設けられた周回部材62を円周状に周回させ、これによって、作物を自転させてロールベール9を形成させるようになっている。このように形成されたロールベール9には、ネット繰出部63からネットを繰り出し、ロールベール9に巻き付けて放出できるようになっている。
このようにネットを巻き付けたロールベール9は、ロール成形室6の後部チャンバー64を開放させることによって(図5の状態)、機体1aの後方に向けて放出される。このロールベール9を放出させる際は、水平状態に保持されたキッカー7の上にロールベール9を載置させ(図6の上図)、その状態で、ロールベール9の自重によって、キッカー7を後方下部に向けて傾動させて(図6下図)、ロールベール9を圃場に放出させるようになっている。
このように構成されたキッカー7の傾動機構8について、図2、図3、図6の原理図を用いて説明する。
このキッカー7は、図2や図3に示すように、ロールベール9(図では省略)の左右部分を支持するパイプ状の左側支持部71および右側支持部72と、この左側支持部71および右側支持部72の前端側で左右方向に跨って連結されるシャフト73と、左側支持部71および右側支持部72の後端側で左右方向に跨って連結される後部連結部74とを備え、平面視において略U字形状をなすように構成されている。この左側支持部71と右側支持部72の前端部分は、図4や図5に示すように、初期状態において同じ高さ位置・同じ前後位置に設けられており、また、後端部分は、図3に示すように、右側支持部72の後端側を少しだけ前方に位置させて、その後端部分と左側支持部71の後端部分を、斜め方向に後部連結部74で連結させるようにしている。
このように構成されたキッカー7のうち、シャフト73の左側端部は、図3に示すように、左側回動支点81から機体1aの前方に向かって屈曲するようなに左側アーム83に連結される。一方、シャフト73の右側端部は、前記左側回動支点81よりも前方下部に設けられた右側回動支点82に対して、右側アーム84を介して連結される。この右側アーム84は、右側回動支点82から機体1aの後方に向かって設けられ、機体1aを迂回して前方に折り返して設けることによって、シャフト73を水平状態に保てるようにしている。
このキッカー7は、初期状態で、左側支持部71と右側支持部72に跨る平面が水平面状となるようにスプリング85(図2、図3参照)によって支持されており、これによって、ロール成形室6からロールベール9を放出させる際に、一旦、ロールベール9をその平面で受けて、放出速度を低減させるようにしている。
なお、このようにキッカー7を設ける場合、キッカー7をロール成形室6の放出部分に近い高い位置に設ければ、ロールベール9が放出させる際に、段差による衝撃を少なくすることができるが、このようにキッカー7を上側に設けると、後部チャンバー64と干渉してしまう。そこで、図4に示すように、後部チャンバー64が閉じている状態で、キッカー7の左側回動支点81と右側回動支点82をそれぞれ下降させてキッカー7を全体的に下降させておき、図5に示すように、後部チャンバー64が開放させることによって、左側回動支点81と右側回動支点82を同じ距離だけ上昇させるようにする。このようにキッカー7を昇降させる場合、まず、機体1aの側方に上下方向に沿った長穴65を形成しておき、その長穴65に、左側回動支点81や右側回動支点82を取り付けるようにする。そして、左側回動支点81や、右側回動支点82に連結された右側アーム83と、後部チャンバー64の側面上方部分とをロッド66などで連結し、後部チャンバー64を開放させることによって、キッカー7を全体的に上昇させるようにしている。
次に、このように構成されたキッカー7を用いて、ロール成形室6からロールベール9を放出させる際の動作について、図6の原理図などを用いて説明する。
ロールベール9をロール成形室6から放出する際、後部チャンバー64を開放させる。すると、その開放に伴って、後部チャンバー64の側面に設けられたロッド66が上方に引っ張られ、これに伴って、キッカー7の左側支持部71と右側支持部72が長穴65に沿って上昇する。
そして、後部チャンバー64を全開させることによって、ロールベール9をキッカー7の上に放出する。このとき、キッカー7の左側支持部71と右側支持部72を跨ぐ平面は水平状態となっており、一旦、その水平面でロールベールを受けて放出速度を低減させるようにする。
このようにロールベール9をキッカー7の上に載置させると、キッカー7は、スプリング85の力に逆らって、徐々に後方下部に向かって傾斜する。
このとき、図6の下図に示すように、キッカー7の左側支持部71は、左側回動支点81を中心として傾斜し、一方、右側支持部72は、右側回動支点82を中心として傾斜する。これにより、同じ位置において、左側支持部71が右側支持部72よりも高くなり、左右方向にも傾斜面を形成することができる。また、ここでは、右側回動支点82を前方下部に設け、また、左側回動支点81を後方上部に設けているため、それぞれの回動支点を結ぶ傾いた直線を回動軸としてキッカー7が斜め後方に回動し、左側支持部71と右側支持部72に跨る平面を、より大きく傾斜させることができるようになる。これにより、左右方向への傾斜角度をより大きくして、右斜め後ろ方向にロールベール9を放出させることができるようになる。
なお、このようにロールベール9を放出させる際、左側支持部71と右側支持部72の後端側に設けられた後部連結部74にもロールベール9が載った状態で転動するようになる。
そして、このように傾斜面に沿って放出されたロールベール9を、図9の下側に示すロールベーラー1のように、既に作業の完了した領域である斜め後方に放出し、スプリング85の力でキッカー7を復帰させて、初期状態の水平状態に戻す。
<第二の実施の形態>
なお、上記実施の形態では、略U字形状をなすキッカー7を設けるとともに、左右の回動支点を前後上下にずらして設けるようにしたが、図7に示すようにして、ロールベールを斜め後方に放出させるようにすることもできる。
第二の実施の形態における図7においては、右側支持部72は、機体1a前方側に設けられた右側回動支点82に回動可能に支持され、左側支持部71は、右側回動支点82と同じ高さ位置であって、機体1a後方側の同じ高さ位置に設けられた左側回動支点81に回動可能に設けられる。これらの右側支持部72や左側支持部71は、それぞれ独立して傾動するようになっており、スプリング85の力によって、初期状態で水平状態を保てるようにしている。
このような状況のもと、ロール成形室6からロールベール9を放出させると、第一の実施の形態と同様に、水平状態のキッカー7の上にロールベール9が載置され、そこで、一旦、放出速度が低減される。
そして、キッカー7にロールベール9を載置させた後、ロールベール9の自重によって、左側支持部71と右側支持部72を傾動させる。
このとき、右側支持部72の右側回動支点82が前方側に設けられているため、キッカー7の傾動時には、図7の下図に示すように、右側支持部72が左側支持部71よりも低くなる。これにより、左右の高さの相違により、左右方向に傾斜面を形成することができ、図9の下側に示すロールベーラー1のように、斜め後方にロールベール9を放出させることができるようになる。
このように上記実施の形態によれば、圃場を走行する機体1aと、当該機体1aに設けられ、細断された作物からロールベール9を成形するロール成形室6と、初期状態の水平状態から後方下部に向けて傾動可能に設けられ、前記ロール成形室6から放出されたロールベール9を載置させて圃場に転動させるキッカー7と、を備えてなるロールベーラー1において、前記キッカー7を初期状態の水平状態から後ろ下方に向かって傾動させる際に、当該キッカー7の前方側の左右の高さ位置を変えて、横方向にも傾斜させる傾斜機構8を設けるようにしたので、水平状態のキッカー7でロールベール9の放出速度を低減させ、そこから、ロールベール9を転動させる際に、キッカー7に載置させた際の重みによって、キッカー7の前方側の左右の高さが違うように傾動させることで、ロールベール9を斜め後方に放出させることができるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態では、刈取部2として、一対のディスクカッターを用いて作物を刈り取り、シューター4で吹き上げてホッパー5で回収するようにしたが、他の種類の刈取部2を用いて作物を刈り取るようにしてもよい。また、上記実施の形態では、刈取部2で作物を刈り取るような構造を用いたが、すでに細断されて圃場に放置された作物をピックアップしてロールベール9を成形するロールベーラー1に適用することもできる。
また、上記実施の形態では、キッカー7として、パイプ状の左側支持部71や右側支持部72を設けるようにしたが、板状のプレートでキッカー7を構成し、そのプレートの前端側に設けられた左右方向のシャフト73の左側回動支点81と右側回動支点82の位置を前後にずらして、前方側の高さ位置を変えるようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、後部チャンバー64の開閉に合わせてキッカー7を昇降させるようにしたが、キッカー7を昇降させることなく、高さ位置を固定するようにしておいてもよい。
1・・・ロールベーラー
2・・・刈取部
3・・・細断部
4・・・シューター
5・・・ホッパー
6・・・ロール成形室
61・・・コンベア
62・・・周回部材
63・・・ネット繰出部
64・・・後部チャンバー
65・・・長穴
66・・・ロッド
7・・・キッカー
71・・・左側支持部
72・・・右側支持部
73・・・シャフト
74・・・後部連結部
8・・・傾動機構
81・・・左側回動支点
82・・・右側回動支点
83・・・左側アーム
84・・・右側アーム
85・・・スプリング
9・・・ロールベール

Claims (6)

  1. 圃場を走行する機体と、
    当該機体に設けられ、細断された作物からロールベールを成形するロール成形室と、
    初期状態の水平状態から後方下部に向けて傾動可能に設けられ、前記ロール成形室から放出されたロールベールを載置させて圃場に転動させるキッカーと、
    を備えてなるロールベーラーにおいて、
    前記キッカーを初期状態の水平状態から後ろ下方に向かって傾動させる際に、当該キッカーの前方側の左右の高さ位置を変えて、横方向にも傾斜させる傾斜機構を設けるようにしたことを特徴とするロールベーラー。
  2. 前記キッカーが、ロールベールの左右部分を載置させる左側支持部と右側支持部を備えて構成されるものであり、
    前記傾斜機構が、
    前記左側支持部もしくは右側支持部が回動する支点をそれぞれ前後方向にずらして設け、
    初期状態で、前記左側支持部と右側支持部に跨る平面を水平状態となるようにした請求項1に記載のロールベーラー。
  3. 前記キッカーが、ロールベールの左右部分を載置させる左側支持部および右側支持部と、当該左側支持部および右側支持部の前端部を左右方向に連結するシャフトと、を設けて構成されるものであり、
    前記傾斜機構が、
    機体の前後方向にずらして設けられた回動支点と、
    当該回動支点と前記シャフトの端部を連結するアームと、を備え、
    初期状態で前記左側支持部と右側支持部に跨る平面を水平状態とし、
    前記回動支点を介してキッカーを後方下部に向かって傾動させるようにした請求項1に記載のロールベーラー。
  4. 前記左右の回動支点のうち、一方の回動支点を前方下部に設けるとともに、他方の回動支点を後方上部に設け、
    前記アームを、初期状態で前記シャフトを水平状態にするように設けた請求項3に記載のロールベーラー。
  5. 前記左側支持部および右側支持部の後端部分を斜め方向に連結する後方連結部を設けた請求項2に記載のロールベーラー。
  6. 前記回動支点をボールジョイントで構成した請求項3に記載のロールベーラー。
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