JP2023141195A - 電圧生成回路及び半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧生成回路の面積の増加、及び消費電流量の増加を抑制しつつ、電圧生成回路の出力電圧の揺らぎの大きさの増大を抑制する。【解決手段】実施形態の電圧生成回路は、各々が第1ノードに接続された複数のチャージポンプと、上記第1ノードの電圧が条件を満たす期間に基づいて、上記複数のチャージポンプのうちアクティブにするチャージポンプの数を制御する制御回路と、を備える。【選択図】図4

Description

実施形態は、電圧生成回路及び半導体記憶装置に関する。
データを不揮発に記憶するメモリセルを含む半導体記憶装置として、NANDフラッシュメモリが知られている。半導体記憶装置では、電圧生成回路によって、メモリセルに接続される各種配線に電圧が供給される。
米国特許出願公開第2008/0084239号明細書 特許第4862023号公報 米国特許出願公開第2005/0047181号明細書
電圧生成回路の面積の増加、及び消費電流量の増加を抑制しつつ、電圧生成回路の出力電圧の揺らぎの大きさの増大を抑制する。
実施形態の電圧生成回路は、各々が第1ノードに接続された複数のチャージポンプと、上記第1ノードの電圧が条件を満たす期間に基づいて、上記複数のチャージポンプのうちアクティブにするチャージポンプの数を制御する制御回路と、を備える。
実施形態に係る半導体記憶装置を含むメモリシステムの構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成の一例を説明するための回路図。 実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの構造の一例を説明するための断面図。 実施形態に係る電圧生成回路、及びシーケンサの構成の一例を示す回路図。 実施形態に係る電圧生成回路に含まれるチャージポンプの構成の一例を説明するための回路図。 実施形態の第1動作例における電圧生成回路の動作を説明するための状態遷移図。 実施形態の第1動作例における電圧生成回路の動作を説明するためのタイミングチャート。 実施形態の第2動作例における電圧生成回路の動作を説明するための状態遷移図。 実施形態の第2動作例における電圧生成回路の動作を説明するためのタイミングチャート。 第1変形例に係る電圧生成回路、及びシーケンサの構成の一例を示す回路図。 第1変形例における電圧生成回路の動作を説明するための状態遷移図。 第1変形例における電圧生成回路の動作を説明するためのタイミングチャート。 第2変形例に係る電圧生成回路の構成の一例を示す回路図。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。
1. 実施形態
1.1 構成
1.1.1 メモリシステム
メモリシステムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る半導体記憶装置を含むメモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。
メモリシステム3は、例えば、SDTMカードのようなメモリカード、UFS(universal flash storage)、及びSSD(solid state drive)である。メモリシステム3は、半導体記憶装置1及びメモリコントローラ2を含む。メモリシステム3は、図示しない外部のホスト機器に接続可能に構成される。
メモリコントローラ2は、例えば、SoC(system-on-a-chip)のような集積回路で構成される。メモリコントローラ2は、ホスト機器からの要求に基づいて、半導体記憶装置1を制御する。具体的には、例えば、メモリコントローラ2は、ホスト機器から書込みを要求されたデータを半導体記憶装置1に書き込む。また、メモリコントローラ2は、ホスト機器から読出しを要求されたデータを半導体記憶装置1から読み出してホスト機器に送信する。
半導体記憶装置1は、例えば、NAND型フラッシュメモリである。半導体記憶装置1は、データを不揮発に記憶する。
半導体記憶装置1とメモリコントローラ2との通信は、例えば、SDR(single data rate)インタフェース、トグルDDR(double data rate)インタフェース、又はONFI(Open NAND flash interface)に準拠する。
1.1.2 半導体記憶装置
引き続き、図1に示すブロック図を参照して、半導体記憶装置1の内部構成について説明する。半導体記憶装置1は、例えばメモリセルアレイ10、コマンドレジスタ11、アドレスレジスタ12、シーケンサ13、電圧生成回路14、ロウデコーダモジュール15、センスアンプモジュール16、及び温度センサ17を備える。
メモリセルアレイ10は、複数のブロックBLK0~BLKn(nは1以上の整数)を含む。ブロックBLKは、データを不揮発に記憶することが可能な複数のメモリセルの集合である。ブロックBLKは、例えばデータの消去単位として使用される。また、メモリセルアレイ10には、複数のビット線及び複数のワード線が設けられる。1つのメモリセルは、例えば1本のビット線と1本のワード線とに関連付けられる。
コマンドレジスタ11は、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信したコマンドCMDを保持する。コマンドCMDは、例えばシーケンサ13に読み出し動作、書込み動作、及び消去動作等を実行させる命令を含む。
アドレスレジスタ12は、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信したアドレス情報ADDを保持する。アドレス情報ADDは、例えばページアドレスPA、ブロックアドレスBA、及びカラムアドレスCAを含む。例えば、ページアドレスPA、ブロックアドレスBA、及びカラムアドレスCAは、それぞれワード線、ブロックBLK、及びビット線の選択に使用される。
シーケンサ13は、半導体記憶装置1全体の動作を制御する。例えば、シーケンサ13は、コマンドレジスタ11に保持されたコマンドCMDに基づいて電圧生成回路14、ロウデコーダモジュール15、及びセンスアンプモジュール16等の動作を制御する。これにより、読出し動作、書込み動作、及び消去動作等が実行される。
電圧生成回路14は、シーケンサ13からの指示に基づいて、読出し動作、書込み動作、及び消去動作等で使用される電圧を生成する。そして、電圧生成回路14は、例えばアドレスレジスタ12に保持されたページアドレスPAに基づいて、選択されたワード線に対応する信号線に生成した電圧を印加する。また、電圧生成回路14は、例えば温度センサ17の電源電圧を生成する。そして、電圧生成回路14は、温度センサ17に生成した電圧を印加する。
ロウデコーダモジュール15は、アドレスレジスタ12に保持されたブロックアドレスBAに基づいて、対応するメモリセルアレイ10内の1つのブロックBLKを選択する。そして、ロウデコーダモジュール15は、例えば選択されたワード線に対応する信号線に印加された電圧を、選択されたブロックBLK内の選択されたワード線に転送する。
センスアンプモジュール16は、書込み動作において、メモリコントローラ2から受信した書込みデータをメモリセルアレイ10に転送する。また、センスアンプモジュール16は、読出し動作において、ビット線の電圧に基づいてメモリセルに記憶されたデータの判定を実行する。センスアンプモジュール16は、当該判定の結果を読出しデータDATとしてメモリコントローラ2に転送する。
温度センサ17は、半導体記憶装置1の温度を検出する。温度センサ17は、検出した温度に基づく温度情報を生成する。温度センサ17は、生成した温度情報をシーケンサ13に送信する。温度情報は、例えば書込み動作、読出し動作、及び消去動作の際に、シーケンサ13が電圧生成回路14において生成される電圧を補正するよう指示するために用いられる。
1.1.3 メモリセルアレイの回路構成
メモリセルアレイ10の回路構成の一例について、図2を用いて説明する。図2は、実施形態に係る半導体記憶装置が備えるメモリセルアレイの回路構成の一例を示す回路図である。図2では、メモリセルアレイ10に含まれる複数のブロックBLKのうちの1つのブロックBLKが示される。図2に示す例では、ブロックBLKは、4つのストリングユニットSU0~SU3を含む。
各ストリングユニットSUは、ビット線BL0~BLm(mは1以上の整数)にそれぞれ関連付けられた複数のNANDストリングNSを含む。各NANDストリングNSは、例えばメモリセルトランジスタMT0~MT7、並びに選択トランジスタSTD及びSTSを含む。メモリセルトランジスタMT0~MT7の各々は、制御ゲート及び電荷蓄積膜を含む。メモリセルトランジスタMT0~MT7の各々は、データを不揮発に保持する。選択トランジスタSTD及びSTSは、各種動作時におけるストリングユニットSUの選択に使用される。なお、以下の説明において、ビット線BL0~BLmを区別しない場合には、ビット線BL0~BLmの各々を、単にビット線BLと呼ぶ。また、メモリセルトランジスタMT0~MT7を区別しない場合には、メモリセルトランジスタMT0~MT7の各々を、単にメモリセルトランジスタMTと呼ぶ。
各NANDストリングNSにおいて、メモリセルトランジスタMT0~MT7は、直列に接続される。選択トランジスタSTDの第1端は、当該選択トランジスタSTDに関連付けられたビット線BLに接続される。選択トランジスタSTDの第2端は、直列接続されたメモリセルトランジスタMT0~MT7の一端に接続される。選択トランジスタSTSの第1端は、直列接続されたメモリセルトランジスタMT0~MT7の他端に接続される。選択トランジスタSTSの第2端は、ソース線SRCに接続される。
同一のブロックBLKにおいて、メモリセルトランジスタMT0~MT7の制御ゲートは、それぞれワード線WL0~WL7に接続される。ストリングユニットSU0~SU3内の選択トランジスタSTDのゲートは、それぞれ選択ゲート線SGD0~SGD3に接続される。これに対して、複数の選択トランジスタSTSのゲートは、選択ゲート線SGSに共通接続される。しかしながら、これに限られるものではなく、複数の選択トランジスタSTSのゲートは、それぞれストリングユニットSU毎に異なる複数の選択ゲート線に接続されてもよい。なお、以下の説明において、ワード線WL0~WL7を区別しない場合には、ワード線WL0~WL7の各々を、単にワード線WLと呼ぶ。
ビット線BL0~BLmには、それぞれ異なるカラムアドレスが割り当てられる。各ビット線BLは、複数のブロックBLK間で同一のカラムアドレスが割り当てられたNANDストリングNSによって共有される。ワード線WL0~WL7は、それぞれブロックBLK毎に設けられる。ソース線SRCは、例えば複数のブロックBLK間で共有される。
1つのストリングユニットSU内で共通のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTの集合は、例えばセルユニットCUと呼ばれる。例えば、それぞれが1ビットデータを記憶する複数のメモリセルトランジスタMTを含むセルユニットCUの記憶容量が、「1ページデータ」として定義される。セルユニットCUは、メモリセルトランジスタMTが記憶するデータのビット数に応じて、2ページデータ以上の記憶容量を有し得る。
なお、メモリセルアレイ10の回路構成は、以上で説明した構成に限定されない。例えば、各ブロックBLKが含むストリングユニットSUの個数は、任意の個数に設計され得る。各NANDストリングNSが含むメモリセルトランジスタMT、並びに選択トランジスタSTD及びSTSの個数は、それぞれ任意の個数に設計され得る。
1.1.4 メモリセルアレイの構造
次に、メモリセルアレイ10の構造について、図3を用いて説明する。図3は、実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの構造の一例を説明するための断面図である。なお、以下で参照される図面において、X方向はビット線BLの延伸方向に対応する。Y方向はワード線WLの延伸方向に対応する。Z方向は半導体記憶装置1の形成に使用される半導体基板の表面に対する鉛直方向に対応する。
メモリセルアレイ10は、導電体層21~26、絶縁体層31~34、及び複数のメモリピラーMPを含む。
導電体層21は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層21は、ソース線SRCとして使用される。導電体層21は、導電材料により構成され、例えば不純物を添加されたN型半導体、または金属材料が用いられる。また、導電体層21は、例えば半導体と金属との積層構造であってもよい。
導電体層21の上面上には、絶縁体層31が積層される。絶縁体層31の上面上には、導電体層22が積層される。導電体層22は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層22は、選択ゲート線SGSとして使用される。導電体層22は、例えばタングステンを含む。
導電体層22の上面上に、8層の絶縁体層32、及び8層の導電体層23が、絶縁体層32、導電体層23、絶縁体層32、…、絶縁体層32、及び導電体層23の順に交互に積層される。導電体層23は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。積層された複数の導電体層23は、半導体基板20側から順に、それぞれワード線WL0~WL7として使用される。導電体層23は、例えばタングステンを含む。
最上層の導電体層23の上面上に、絶縁体層33が設けられる。絶縁体層33の上面上に、導電体層24が設けられる。導電体層24は、例えばXY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層24は、選択ゲート線SGDとして使用される。導電体層24は、例えばタングステンを含む。
導電体層24の上面上に、絶縁体層34が設けられる。絶縁体層34の上面上に、導電体層25が設けられる。導電体層25は、例えばY方向に延伸したライン状に形成される。導電体層25は、ビット線BLとして使用される。導電体層25は、例えば銅を含む。
各メモリピラーMPは、Z方向に沿って延伸して設けられる。各メモリピラーMPは、絶縁体層31及び33、複数の絶縁体層32、導電体層22及び24、並びに複数の導電体層23を貫通する。
メモリピラーMPの各々は、例えばコア部材40、半導体膜41、トンネル絶縁膜42、電荷蓄積膜43、ブロック絶縁膜44、及び半導体部45を含む。
コア部材40はZ方向に沿って延伸して設けられる。コア部材40の上端は、例えば導電体層24よりも上層に含まれる。コア部材40の下端は、例えば導電体層22よりも下層に含まれる。コア部材40は、例えば酸化シリコンを含む。
半導体膜41は、コア部材40の側面を覆うように設けられる。半導体膜41の上端は、コア部材40の上端よりも、上層に位置する。半導体膜41の下端は、コア部材40の下端を覆い、導電体層21に接する。半導体膜41は、例えばポリシリコンを含む。
トンネル絶縁膜42は、半導体膜41の側面を覆う。トンネル絶縁膜42は、例えば酸化シリコンを含む。
電荷蓄積膜43は、トンネル絶縁膜42の側面を覆う。電荷蓄積膜43は、電荷を蓄積する機能を有する。電荷蓄積膜43は、例えば、窒化シリコンを含む。
ブロック絶縁膜44は、電荷蓄積膜43の側面を覆う。ブロック絶縁膜44は、例えば酸化シリコンを含む。
半導体部45は、コア部材40の上端を覆うように設けられる。半導体部45の側面は、コア部材40の上端よりも上層に位置する半導体膜41の内壁部分を覆う。半導体部45の上面は、導電体層26に接触する。導電体層26は、導電体層25に接続され、メモリピラーMPと導電体層25とが電気的に接続される。
以上で説明したメモリピラーMPの構造において、各メモリピラーMPと導電体層22とが交差した部分は、選択トランジスタSTSとして機能する。各メモリピラーMPと1つの導電体層23とが交差した部分は、1つのメモリセルトランジスタMTとして機能する。各メモリピラーMPと導電体層24とが交差した部分は、選択トランジスタSTDとして機能する。また、半導体膜41は、メモリセルトランジスタMT0~MT7、並びに選択トランジスタSTD、及びSTSの電流経路として機能する。半導体記憶装置1は、メモリセルトランジスタMT0~MT7、並びに選択トランジスタSTD及びSTSをオン状態にすることによって、ビット線BLとソース線SRCとの間でメモリピラーMPに電流を流す。
1.1.5 電圧生成回路の構成
次に、実施形態に係る半導体記憶装置1の電圧生成回路14の構成について、図4を用いて説明する。図4は、実施形態に係る電圧生成回路、及びシーケンサの構成の一例を示す回路図である。
電圧生成回路14は、電圧VINが入力されると、各種動作において、出力端から電圧VINよりも高い電圧VOUTをノードNOUTから出力するように構成される。電圧VINは、例えば半導体記憶装置1内部の図示しない電圧源から供給される電圧である。電圧VOUTは、例えば書込み動作、読出し動作、及び消去動作等の動作において、ワード線WL及びソース線SRC等の各種配線に印加される電圧である。また、電圧VOUTは、例えば、温度情報を生成するために、半導体記憶装置1内部の温度センサ17に印加される電圧であってもよい。
電圧生成回路14は、4つのチャージポンプCP1、CP2、CP3、及びCP4、論理積回路(AND回路)AND1、AND2、AND3、及びAND4、オペアンプAMP1、抵抗R1及びR2、並びに状態制御回路STCNTLを含む。
チャージポンプCP1の第1端には、電圧VINが入力される。チャージポンプCP1の第2端には、信号PCLK1が入力される。チャージポンプCP1の第3端は、ノードNOUTに接続される。
チャージポンプCP2の第1端には、電圧VINが入力される。チャージポンプCP2の第2端には、信号PCLK2が入力される。チャージポンプCP2の第3端は、ノードNOUTに接続される。
チャージポンプCP3の第1端には、電圧VINが入力される。チャージポンプCP3の第2端には、信号PCLK3が入力される。チャージポンプCP3の第3端は、ノードNOUTに接続される。
チャージポンプCP4の第1端には、電圧VINが入力される。チャージポンプCP4の第2端には、信号PCLK4が入力される。チャージポンプCP4の第3端は、ノードNOUTに接続される。
以下の説明において、4つのチャージポンプCP1、CP2、CP3、及びCP4を区別しない場合には、4つのチャージポンプCP1、CP2、CP3、及びCP4の各々を単にチャージポンプCPと呼ぶ。また、信号PCLK1、PCLK2、PCLK3、及びPCLK4を区別しない場合には、信号PCLK1、PCLK2、PCLK3、及びPCLK4の各々を単に信号PCLKと呼ぶ。
各チャージポンプCPでは、信号PCLKとしてクロック信号が入力され、かつシーケンサ13により全てのチャージポンプCPの昇圧動作が一括禁止されていない間、昇圧動作が実行される。シーケンサ13により全てのチャージポンプCPの昇圧動作が一括禁止される場合とは、例えば、出力電圧VOUTが、VTARG1より大きい所定の閾値を超えた場合などである。信号PCLKとしてクロック信号が入力され、状態制御回路STCNTLによって昇圧動作可能なチャージポンプCPに指定されているチャージポンプCPの状態を、以下、アクティブという。また、各チャージポンプCPでは、信号PCLKとしてクロック信号が入力されず、“L”レベルが維持されている間、昇圧動作が停止される。信号PCLKとしてクロック信号が入力されず、状態制御回路STCNTLによって昇圧動作可能でないチャージポンプCPに指定されているチャージポンプCPの状態を、以下、インアクティブという。インアクティブなチャージポンプCPは、シーケンサ13により昇圧動作が一括禁止されていなくても、昇圧動作が停止される。なお、全てのチャージポンプCPについて、昇圧動作の一括禁止を行うのは、例えばシーケンサ13とは異なる、図示しない電圧生成回路14内の制御回路であってもよい。
抵抗R1の第1端はノードNOUTに接続される。抵抗R1の第2端はノードN1に接続される。抵抗R2の第1端はノードN1に接続される。抵抗R2の第2端は接地される。すなわち、ノードN1には、抵抗R1及びR2の抵抗値の比に基づく電圧VOUTの分圧が電圧VN1として供給される。
オペアンプAMP1は、非反転入力端子(+)、反転入力端子(-)、及び出力端子を有する。オペアンプAMP1の非反転入力端子(+)には電圧VREFが印加される。オペアンプAMP1の反転入力端子(-)はノードN1に接続される。オペアンプAMP1は、非反転入力端子(+)に印加された電圧VREF、及び反転入力端子(-)に印加されたノードN1の電圧VN1の比較結果に基づいて、信号FLG1を生成する。すなわち、オペアンプAMP1は、電圧VN1が電圧VREF未満である場合に、“H(High)”レベルの信号FLG1を生成する。また、オペアンプAMP1は、電圧VN1が電圧VREF以上である場合に、“L(Low)”レベルの信号FLG1を生成する。なお、電圧VREFは、電圧VOUTが電圧VTARG1と同等である場合にノードN1の電圧VN1と同等である。これにより、電圧VOUTが電圧VTARG1未満である場合に、“H”レベルの信号FLG1が生成される。また、電圧VOUTが電圧VTARG1以上である場合に、“L”レベルの信号FLG1が生成される。オペアンプAMP1の出力端子からは、当該生成された信号FLG1が、状態制御回路STCNTLに出力される。
状態制御回路STCNTLには、オペアンプAMP1から信号FLG1が入力される。また、状態制御回路STCNTLには、クロック信号CLKが入力される。状態制御回路STCNTLは、当該入力されるクロック信号CLKを用いて、オペアンプAMP1から入力される信号FLG1が“L”レベルに維持される期間NLCLK、及び信号FLG1が“H”レベルに維持される期間NHCLKを算出する。状態制御回路STCNTLは、期間NLCLK及びNHCLKに基づいて、各々が“H”レベル又は“L”レベルである信号EN1、EN2、EN3、及びEN4を生成する。なお、以下の説明において、信号EN1~EN4を区別しない場合には、信号EN1~EN4の各々を単に信号ENと呼ぶ。状態制御回路STCNTLは、期間NLCLK及びNHCLKに基づいて、信号EN1~EN4のうち“H”レベルである信号ENの数Nuを制御する。当該制御については、後述する。状態制御回路STCNTLは、論理積回路AND1、AND2、AND3、及びAND4に、それぞれ信号EN1、EN2、EN3、及びEN4を供給する。状態制御回路STCNTLは、信号ENを用いてアクティブなチャージポンプCP、及びインアクティブなチャージポンプCPを指定する。
論理積回路AND1は、第1端、第2端、及び第3端を有する。論理積回路AND1の第1端には、信号EN1が入力される。論理積回路AND1の第2端には、クロック信号CLKが入力される。論理積回路AND1は、信号EN1とクロック信号CLKとの論理積演算を実行し、信号PCLK1を生成する。より具体的には、論理積回路AND1は、信号EN1が“H”レベルである間、クロック信号CLKと同じ周波数を有する信号PCLK1を生成する。また、論理積回路AND1は、信号EN1が“L”レベルである間、“L”レベルの信号PCLK1を生成する。論理積回路AND1の第3端からは、チャージポンプCP1に、信号PCLK1が出力される。
論理積回路AND2は、第1端、第2端、及び第3端を有する。論理積回路AND2の第1端には、信号EN2が入力される。論理積回路AND2の第2端には、クロック信号CLKが入力される。論理積回路AND2は、信号EN2とクロック信号CLKとの論理積演算を実行し、信号PCLK2を生成する。より具体的には、論理積回路AND2は、信号EN2が“H”レベルである間、クロック信号CLKと同じ周波数を有する信号PCLK2を生成する。また、論理積回路AND2は、信号EN2が“L”レベルである間、“L”レベルの信号PCLK2を生成する。論理積回路AND2の第3端からは、チャージポンプCP2に、信号PCLK2が出力される。
論理積回路AND3は、第1端、第2端、及び第3端を有する。論理積回路AND3の第1端には、信号EN3が入力される。論理積回路AND3の第2端には、クロック信号CLKが入力される。論理積回路AND3は、信号EN3とクロック信号CLKとの論理積演算を実行し、信号PCLK3を生成する。より具体的には、論理積回路AND3は、信号EN3が“H”レベルである間、クロック信号CLKと同じ周波数を有する信号PCLK3を生成する。また、論理積回路AND3は、信号EN3が“L”レベルである間、“L”レベルの信号PCLK3を生成する。論理積回路AND3の第3端からは、チャージポンプCP3に、信号PCLK3が出力される。
論理積回路AND4は、第1端、第2端、及び第3端を有する。論理積回路AND4の第1端には、信号EN4が入力される。論理積回路AND4の第2端には、クロック信号CLKが入力される。論理積回路AND4は、信号EN4とクロック信号CLKとの論理積演算を実行し、信号PCLK4を生成する。より具体的には、論理積回路AND4は、信号EN4が“H”レベルである間、クロック信号CLKと同じ周波数を有する信号PCLK4を生成する。そして、論理積回路AND4の第3端からは、チャージポンプCP4に、信号PCLK4が出力される。また、論理積回路AND4は、信号EN4が“L”レベルである間、“L”レベルの信号PCLK4を生成する。論理積回路AND4の第3端からは、チャージポンプCP4に、信号PCLK4が出力される。
以上のような構成により、各信号ENが“H”レベルである間、対応するチャージポンプCPは、昇圧動作が一括禁止されていない状態においてアクティブとなる。また、各信号ENが“L”レベルに維持される間、対応するチャージポンプCPは、昇圧動作が一括禁止されていない状態においてインアクティブとなる。
なお、上述の状態制御回路STCNTLにより制御される信号EN1~EN4のうち、“H”レベルである信号ENの数Nuに応じて、電圧生成回路14は、4つの状態間を遷移する。以下では、当該4つの状態を、対応する数Nuが小さい順に“S1”状態、“S2”状態、“S3”状態、及び“S4”状態と呼ぶ。
“S1”状態は、信号EN1~EN4のうち1つの信号ENが“H”レベルである電圧生成回路14の状態である。また、信号EN1~EN4のうち3つの信号ENが“L”レベルである。これにより、昇圧動作が一括禁止されていない状態において、チャージポンプCP1~CP4のうち任意の1つのチャージポンプCPがアクティブとなり、かつ残りの3つのチャージポンプCPがインアクティブとなる。
“S2”状態は、信号EN1~EN4のうち2つの信号ENが“H”レベルである電圧生成回路14の状態である。また、信号EN1~EN4のうち2つの信号ENが“L”レベルである。これにより、昇圧動作が一括禁止されていない状態において、チャージポンプCP1~CP4のうち任意の2つのチャージポンプCPがアクティブとなり、かつ残りの2つのチャージポンプCPがインアクティブとなる。
“S3”状態は、信号EN1~EN4のうち3つの信号ENが“H”レベルである電圧生成回路14の状態である。また、信号EN1~EN4のうち1つの信号ENが“L”レベルである。これにより、昇圧動作が一括禁止されていない状態において、チャージポンプCP1~CP4のうち任意の3つのチャージポンプCPがアクティブとなり、かつ残りの1つのチャージポンプCPはインアクティブとなる。
“S4”状態は、全ての信号ENが“H”レベルである電圧生成回路14の状態である。これにより、昇圧動作が一括禁止されていない状態において、全てのチャージポンプCPがアクティブとなる。
シーケンサ13は、図示しない構成により、電圧VOUTの高さを検出するように構成される。シーケンサ13は、当該検出された電圧VOUTに基づいて、昇圧動作が一括禁止されていない状態においてアクティブなチャージポンプCPを制御する。より具体的には、シーケンサ13は、電圧VOUTが電圧VTARG1未満であることを検出すると、所定のチャージ期間にわたって、電圧生成回路14の状態を昇圧動作が一括禁止されていない状態とする。そして、シーケンサ13は、アクティブなチャージポンプCPに昇圧動作を実行させる。また、シーケンサ13は、チャージ期間の経過後、電圧VOUTが電圧VTARG1未満であることを検出するまでのディスチャージ期間にわたって、全てのチャージポンプCPの昇圧動作を停止させる(電圧生成回路14の状態を昇圧動作が一括禁止される状態とする)。シーケンサ13は、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの昇圧動作、及びディスチャージ期間における全てのチャージポンプCPの停止動作がこの順に繰り返し実行されるように、電圧生成回路14を制御する。
このような構成により、シーケンサ13は、電圧VOUTが電圧VTARG1と略同等以上になるように電圧生成回路14を制御する。
1.1.6 チャージポンプの構成
電圧生成回路14に含まれるチャージポンプCPの構成例について、図5を用いて説明する。図5は、実施形態に係る電圧生成回路に含まれるチャージポンプの構成の一例を説明するための回路図である。
各チャージポンプCPは、例えばトランジスタT1、T2、T3、及びT4、キャパシタC1、C2、及びC3を含む。なお、以下の説明において、キャパシタC1、C2、及びC3を区別しない場合には、キャパシタC1、C2、及びC3の各々を単にキャパシタCと呼ぶ。
トランジスタT1~T4のそれぞれは、例えばN型のトランジスタである。
トランジスタT1の第1端及びゲートには、電圧VINが入力される。トランジスタT1の第2端は、ノードN2に接続される。
トランジスタT2の第1端及びゲートは、ノードN2に接続される。トランジスタT2の第2端は、ノードN3に接続される。
トランジスタT3の第1端及びゲートは、ノードN3に接続される。トランジスタT3の第2端は、ノードN4に接続される。
トランジスタT4の第1端及びゲートは、ノードN4に接続される。トランジスタT4の第2端からは、電圧VOUTが出力される。
各チャージポンプCPには、信号PCLK’と、その反転信号である信号PCLKn’が入力される。信号PCLK’及びPCLKn’は、例えば各チャージポンプCPに含まれる図示しないドライバ等により、信号PCLKを用いて生成される。なお、各チャージポンプCPには、信号PCLK’及びPCLKn’の代わりに、信号PCLK、及びその反転信号であるPCLKnが入力されてもよい。
キャパシタC1の第1端は、ノードN2に接続される。キャパシタC1の第2端には、信号PCLKn’が入力される。
キャパシタC2の第1端は、ノードN3に接続される。キャパシタC2の第2端には、信号PCLK’が入力される。
キャパシタC3の第1端は、ノードN4に接続される。キャパシタC3の第2端には、信号PCLKn’が入力される。
信号PCLK’が“H”レベルになり、その反転信号である信号PCLKn’が“L”レベルになると、トランジスタT1およびトランジスタT3がオンし、トランジスタT2およびトランジスタT4がオフする。これにより、トランジスタT1の第1端とノードN2とが接続され、ノードN2とノードN3との接続が解除される。また、ノードN3とノードN4とが接続され、ノードN4とトランジスタT4の第2端との接続が解除される。
すなわち、信号PCLK’が“H”レベルになり、その反転信号である信号PCLKn’が“L”レベルになると、ノードN2には、電圧VINから閾値電圧Vthの影響により降下された電圧(おおよそ電圧VIN)が転送される。ノードN4には、ノードN3の電圧(後述するように、VC2+VD)から閾値電圧Vthの影響により降下された電圧(おおよそ(VC2+VD))が転送される。VC2は、充電されたキャパシタC2の両端の電圧である。VDは、信号PCLK’(または信号PCLKn’)の“H”レベルの電圧とL”レベルの電圧との差である。
信号PCLKn’が“L”レベルである間、電圧VINによって、キャパシタC1が充電される。これにより、キャパシタC1の両端の電圧はVC1となる。また、信号PCLKn’が“L”レベルである間、ノードN3の電圧(VC2+VD)によって、キャパシタC3が充電される。これにより、キャパシタC3の両端の電圧はVC3となる。
また、信号PCLK’が“H”レベルになると、ノードN3の電圧は、キャパシタC1の両端の電圧VC1を、信号PCLKn’の“H”レベルとL”レベルの差VDだけ昇圧した電圧(VC1+VD)となる。電圧VC1は、電圧VINから閾値電圧Vthの影響により降下された電圧であり、差VDと電圧VINとが等しいとすると、ノードN3の電圧は、おおよそ2×VINとなる。
信号PCLK’が“H”レベルである間、ノードN3の電圧は、おおよそ2×VINに維持される。
その後、信号PCLK’が“L”レベルになり、その反転信号である信号PCLKn’が“H”レベルになると、トランジスタT1およびトランジスタT3がオフし、トランジスタT2およびトランジスタT4がオンする。これにより、トランジスタT1の第1端とノードN2との接続が解除され、ノードN2とノードN3とが接続される。また、ノードN3とノードN4との接続が解除され、ノードN4とトランジスタT4の第2端とが接続される。
すなわち、信号PCLK’が“L”レベルになり、その反転信号である信号PCLKn’が“H”レベルになると、ノードN2の電圧は、キャパシタC1の両端の電圧VC1を、信号PCLKn’の“H”レベルとL”レベルの差VDだけ昇圧した電圧(VC1+VD)となる。ノードN2の電圧は、おおよそ2×VINとなる。
また、信号PCLKn’が“H”レベルになると、ノードN4の電圧は、キャパシタC3の両端の電圧VC3を、信号PCLKn’の“H”レベルとL”レベルの差VDだけ昇圧した電圧(VC3+VD)となる。ノードN4の電圧は、おおよそ3×VINとなる。
信号PCLKn’が“H”レベルである間、ノードN2の電圧は、おおよそ3×VINに維持される。
また、信号PCLKn’が“H”レベルになると、電圧VOUTとして、おおよそノードN4の電圧(おおよそ3×VIN)が転送される。
信号PCLK’が“L”レベルになると、ノードN3には、おおよそノードN2の電圧(おおよそ2×VIN)が転送される。
信号PCLK’が“L”レベルである間、おおよそ2×VINの電圧によって、キャパシタC2が充電される。これにより、キャパシタC2の両端の電圧はVC2となる。
以上のように、信号PCLK’が“Hレベル”になると、ノードN2には、電圧VINが転送され、ノードN4には、ノードN3の電圧(おおよそ2×VIN)が転送される。ノードN3の電圧が、VD(VIN)だけ昇圧されておおよそ2×VINとなる。その後、信号PCLKが“Lレベル”になると、ノードN2の電圧がVD(VIN)だけ昇圧され、おおよそ2×VINとなる。ノードN4の電圧がVD(VIN)だけ昇圧され、おおよそ3×VINとなる。ノードN3には、ノードN2の電圧(おおよそ2×VIN)が転送される。そして、電圧VOUTとして、ノードN4の電圧(おおよそ3×VIN)の電圧が出力される。
また、実施形態に係るチャージポンプCPは、3つのキャパシタC1~C3を含むが、実施形態に係るチャージポンプCPに含まれるキャパシタCの数はこれに限られるものではない。キャパシタCの数は、2つ、4つ、又は5つ以上であってもよく、昇圧する電圧の目標値等に応じて変更され得る。この場合、キャパシタC(2j-1)(jは自然数)の第2端には、例えば信号PCLKn’が入力される。また、キャパシタC(2j)の第2端には、例えば信号PCLK’が入力される。なお、トランジスタの数は、キャパシタCの数に対応して、適宜変更される。
なお、チャージポンプCP1~CP4の構成は、図5を用いて説明した例に限られるものではない。各チャージポンプCPは、例えばP型のトランジスタにより構成されるものであってもよい。また、各チャージポンプCPは、例えばダイオード接続されたトランジスタではなく、第1端とゲートとが等電位とされないトランジスタにより構成される、Vtキャンセルタイプのチャージポンプであってもよい。
1.2 動作
次に、実施形態に係る半導体記憶装置1を用いた動作について説明する。
以下では、状態制御回路STCNTLが、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を減らすように制御する第1動作例、及びチャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を増やすように制御する第2動作例が説明される。
1.2.1 第1動作例
(電圧生成回路の状態遷移)
第1動作例における電圧生成回路14の状態遷移について、図6を用いて説明する。図6は、第1動作例における電圧生成回路の動作を説明するための状態遷移図である。
第1動作例において、状態制御回路STCNTLは、信号FLG1が“L”レベルに維持される期間NLCLKが第1条件を満たす場合に、信号EN1~EN4のうち“H”レベルである信号ENの数Nuをデクリメントする。これにより、状態制御回路STCNTLは、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を低減するように電圧生成回路14の状態を遷移させる。
より具体的には、状態制御回路STCNTLは、例えばクロック信号CLKのクロック周期に基づいて、信号FLG1が“L”レベルに維持される期間NLCLKを算出する。状態制御回路STCNTLは、例えばクロック信号CLKの立ち上がり(“L”レベルから“H”レベルの変化)、及び立ち下がり(“H”レベルから“L”レベルの変化)に基づいて期間NLCLKを算出する。期間NLCLKは、例えばクロック信号CLKの周期の(N/2)倍となる。ここで、Nは自然数である。状態制御回路STCNTLは、例えば、算出された期間NLCLKがクロック信号CLKの周期の2倍以上であるか否か(期間NLCLKが第1条件を満たすか否か)を判定する。状態制御回路STCNTLは、当該判定の結果に基づいて、期間NLCLKがクロック信号CLKの周期の2倍以上である場合に、信号EN1~EN4のうち“H”レベルである信号ENの数Nuをデクリメントする。また、状態制御回路STCNTLは、当該判定の結果に基づいて、期間NLCLKがクロック信号CLKの周期の2倍未満である場合に、信号EN1~EN4のうち“H”レベルである信号ENの数Nuを維持する。
より具体的には、状態制御回路STCNTLは、“S4”状態を有する電圧生成回路14において、期間NLCLKが第1条件を満たす場合に、“H”レベルである信号ENの数Nuをデクリメントする(Nu--)。これにより、電圧生成回路14の状態は、“S4”状態から“S3”状態に遷移する。なお、以下では、“S3”状態において、信号EN1~EN3が“H”レベルであるとする。また、信号EN4が“L”レベルであるとする。
状態制御回路STCNTLは、“S3”状態を有する電圧生成回路14において、期間NLCLKが第1条件を満たす場合に、“H”レベルである信号ENの数Nuをデクリメントする(Nu--)。これにより、電圧生成回路14の状態は、“S3”状態から“S2”状態に遷移する。なお、以下では、“S2”状態において、信号EN1及びEN2が“H”レベルであるとする。また、信号EN3及びEN4が“L”レベルであるとする。
状態制御回路STCNTLは、“S2”状態を有する電圧生成回路14において、期間NLCLKが第1条件を満たす場合に、“H”レベルである信号ENの数Nuをデクリメントする(Nu--)。これにより、電圧生成回路14の状態は、“S2”状態から”S1”状態に遷移する。なお、以下では、“S1”状態において、信号EN1が“H”レベルであるとする。また、信号EN2~EN4が“L”レベルであるとする。
(タイミングチャート)
第1動作例における電圧生成回路14の動作について図7を用いてさらに説明する。図7は、第1動作例における電圧生成回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。図7では、電圧VOUT、信号FLG1、EN1~EN4、クロック信号CLK、及び電圧生成回路14の状態が示される。
以下では、電圧生成回路14の状態が、“S4”状態から“S2”状態に遷移する際の動作の例が示される。
時刻T10における電圧生成回路14の状態は“S4”状態である。すなわち、信号EN1~EN4は“H”レベルである。このため、チャージ期間において全てのチャージポンプCPがアクティブになる。また、電圧VOUTは電圧VTARG1未満である。このため、信号FLG1は“H”レベルである。
時刻T10及びT11の間において、シーケンサ13は、電圧VOUTが電圧VTARG1未満であることを検出する。そして、シーケンサ13は、全てのチャージポンプCP1~CP4の昇圧動作を開始させる。
時刻T11において、全てのチャージポンプCP1~CP4の昇圧動作により、電圧VOUTが電圧VTARG1以上になる。このため、信号FLG1が“H”レベルから“L”レベルに変化する。
時刻T11の後、チャージ期間が終了すると共に、ディスチャージ期間が開始する。これに伴い、シーケンサ13は、全てのチャージポンプCP1~CP4の昇圧動作を停止させる。これにより、電圧VOUTが低下し始める。
また、時刻T11及びT12の間において、電圧VOUTは電圧VTARG1以上の電圧に維持される。時刻T12は、時刻T11からクロック信号CLKの周期の2倍の期間が経過した時刻である。これにより、状態制御回路STCNTLは、期間NLCLKがクロック信号CLKの周期の2倍以上であると判定する。すなわち、期間NLCLKが第1条件を満たす。このため、状態制御回路STCNTLは、当該判定の結果に基づいて、信号EN4を“H”レベルから“L”レベルにする。また、状態制御回路STCNTLは、信号EN1~EN3を“H”レベルに維持する。これらの動作により、状態制御回路STCNTLは、電圧生成回路14の状態を、“S4”状態から“S3”状態に遷移させる。これに伴い、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPは、チャージポンプCP1~CP3の3個となる。
時刻T13において、昇圧動作の停止に伴い、電圧VOUTが電圧VTARG1未満になる。これにより、信号FLG1は“L”レベルから“H”レベルに変化する。
時刻T13及び時刻T14の間において、シーケンサ13は、電圧VOUTが電圧VTARG1未満であることを検出する。これにより、ディスチャージ期間が終了する。また、シーケンサ13は、チャージポンプCP1~CP3の昇圧動作を開始させる。
時刻T14において、チャージポンプCP1~CP3の昇圧動作により、電圧VOUTが電圧VTARG1以上になる。このため、信号FLG1が“H”レベルから“L”レベルに変化する。
時刻T14の後、チャージ期間が終了すると共に、ディスチャージ期間が開始する。これに伴い、シーケンサ13は、チャージポンプCP1~CP3の昇圧動作を停止させる。これにより、電圧VOUTが低下し始める。
また、時刻T14及びT15の間において、電圧VOUTは電圧VTARG1以上の電圧に維持される。時刻T15は、時刻T14からクロック信号CLKの周期の2倍が経過した時刻である。これにより、時刻T15において、状態制御回路STCNTLは、期間NLCLKがクロック信号CLKの周期の2倍以上であると判定する。すなわち、期間NLCLKが第1条件を満たす。このため、状態制御回路STCNTLは、当該判定の結果に基づいて、信号EN3を“H”レベルから“L”レベルにする。また、状態制御回路STCNTLは、信号EN1及びEN2を“H”レベルに維持する。また、状態制御回路STCNTLは、信号EN4を“L”レベルに維持する。これらの動作により、状態制御回路STCNTLは、電圧生成回路14の状態を、“S3”状態から“S2”状態に遷移させる。これに伴い、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPは、チャージポンプCP1及びCP2の2個となる。
時刻T16において、昇圧動作の停止に伴い、電圧VOUTが電圧VTARG1未満になる。これにより、信号FLG1は“L”レベルから“H”レベルに変化する。
時刻T16及び時刻T17の間において、シーケンサ13は、電圧VOUTが電圧VTARG1未満であることを検出する。これにより、ディスチャージ期間が終了する。また、シーケンサ13は、チャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作を開始させる。
時刻T17において、チャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作により、電圧VOUTが電圧VTARG1以上になる。このため、信号FLG1が“H”レベルから“L”レベルに変化する。
時刻T17の後、チャージ期間が終了すると共に、ディスチャージ期間が開始する。これに伴い、シーケンサ13は、チャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作を停止させる。これにより、電圧VOUTが低下し始める。
時刻T18において、昇圧動作の停止に伴い、電圧VOUTが電圧VTARG1未満になる。これにより、信号FLG1が“L”レベルから“H”レベルに変化する。ここで、時刻T18において算出される期間NLCLKはクロック信号CLKの周期の2倍未満である。すなわち、期間NLCLKは第1条件を満たさない。このため、電圧生成回路14の状態は、“S2”状態に維持される。したがって、時刻T18以降の時刻において、シーケンサ13は、引き続きチャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作を開始させる。
以上のようにして、電圧生成回路14の動作が実行される。
1.2.2 第2動作例
(状態遷移図)
次に、第2動作例における電圧生成回路14の状態遷移について、図8を用いて説明する。図8は、第2動作例における電圧生成回路の動作を説明するための状態遷移図である。なお、第2動作例における期間NLCLKに基づく信号ENの数Nuの制御は、第1動作例における期間NLCLKに基づく信号ENの数Nuの制御と同じである。このため、図8では、期間NLCLKに基づく信号ENの数Nuの制御の図示が省略される。また、以下では、期間NHCLKに基づく信号ENの数Nuの制御が主に説明される。
第2動作例において、状態制御回路STCNTLは、信号FLG1が“H”レベルに維持される期間NHCLKが第2条件を満たす場合に、信号EN1~EN4のうち“H”レベルである信号ENの数Nuをインクリメントする。これにより、状態制御回路STCNTLは、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を増やすように電圧生成回路14の状態を遷移させる。
より具体的には、状態制御回路STCNTLは、例えばクロック信号CLKのクロック周期に基づいて、信号FLG1が“H”レベルに維持される期間NHCLKを算出する。状態制御回路STCNTLは、例えばクロック信号CLKの立ち上がり及び立ち下がりに基づいて期間NHCLKを算出する。期間NHCLKは、例えばクロック信号CLKの(N/2)周期である。ここで、Nは自然数である。状態制御回路STCNTLは、例えば算出された期間NHCLKがクロック信号CLKの周期の2倍以上であるか否か(期間NHCLKが第2条件を満たすか否か)を判定する。状態制御回路STCNTLは、当該判定の結果に基づいて、期間NHCLKがクロック信号CLKの周期の2倍以上である場合に、信号EN1~EN4のうち“H”レベルである信号ENの数Nuをインクリメントする。また、状態制御回路STCNTLは、当該判定の結果に基づいて、例えば期間NHCLKがクロック信号CLKの周期の2倍未満である場合に、信号EN1~EN4のうち“H”レベルである信号ENの数Nuを維持する。
状態制御回路STCNTLは、”S1”状態を有する電圧生成回路14において、期間NHCLKが第2条件を満たす場合に、“H”レベルである信号ENの数Nuをインクリメントする(Nu++)。これにより、電圧生成回路14の状態は、”S1”状態から“S2”状態に遷移する。
状態制御回路STCNTLは、“S2”状態を有する電圧生成回路14において、期間NHCLKが第2条件を満たす場合に、“H”レベルである信号ENの数Nuをインクリメントする(Nu++)。これにより、電圧生成回路14の状態は、“S2”状態から“S3”状態に遷移する。
状態制御回路STCNTLは、“S3”状態を有する電圧生成回路14において、期間NHCLKが第2条件を満たす場合に、“H”レベルである信号ENの数Nuをインクリメントする(Nu++)。これにより、電圧生成回路14の状態は、“S3”状態から“S4”状態に遷移する。
(タイミングチャート)
第2動作例における電圧生成回路14の動作について図9を用いてさらに説明する。図9は、第2動作例における電圧生成回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。図9では、電圧VOUT、信号FLG1、EN1~EN4、クロック信号CLK、及び電圧生成回路14の状態が示される。
以下では、電圧生成回路14の状態が、“S1”状態から“S2”状態に遷移する際の動作の例が示される。
なお、第2動作例において、シーケンサ13は、少なくとも第1期間以上の期間をディスチャージ期間とする。例えば、シーケンサ13は、チャージ期間の終了時刻から第1期間を経過する前に、電圧VOUTが電圧VTARG1未満になる場合に、シーケンサ13は、第1期間をディスチャージ期間として設定する。この場合、チャージ期間の終了時刻から第1期間を経過した時刻において、次のチャージ期間が開始する。
時刻T20における電圧生成回路14の状態は“S1”状態である。すなわち、信号EN1は“H”レベルである。また、信号EN2~EN4は“L”レベルである。
時刻T20において、電圧VOUTは電圧VTARG1未満である。これにより、シーケンサ13は、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCP1の昇圧動作を開始させる。そして、チャージ期間の終了と共に、ディスチャージ期間が開始する。チャージ期間の終了時刻における電圧VOUTは、電圧VTARG1未満である。そして、シーケンサ13は、チャージポンプCP1の昇圧動作を停止させる。これにより、電圧VOUTが低下し始める。第1期間を経過した時刻において、電圧VOUTは、例えばチャージポンプCP1のチャージ期間の開始時刻における電圧VOUTと同等の電圧まで低下する。したがって、電圧生成回路14の状態が遷移するまで、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCP1の昇圧動作、及び第1期間における全てのチャージポンプCP1~CP4の昇圧動作の停止が繰り返される。
時刻T20から時刻T21の間において、電圧VOUTは電圧VTARG1未満に維持される。時刻T21は、時刻T20からクロック信号CLKの周期の2倍以上の期間が経過した時刻である。これにより、時刻T21において、状態制御回路STCNTLは、期間NHCLKがクロック信号CLKの2周期以上であると判定する。すなわち、期間NHCLKが第2条件を満たす。このため、状態制御回路STCNTLは、当該判定の結果に基づいて、信号EN2を“L”レベルから“H”レベルにする。また、状態制御回路STCNTLは、信号EN1を“H”レベルに維持する。また、状態制御回路STCNTLは、信号EN3及びEN4を“L”レベルに維持する。これにより、状態制御回路STCNTLは、電圧生成回路14の状態を、“S1”状態から“S2”状態に遷移させる。これに伴い、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPは、チャージポンプCP1及びCP2の2個となる。
時刻T21及びT22の間において、シーケンサ13は、電圧VOUTが電圧VTARG1未満であることを検出する。そして、シーケンサ13の制御により、チャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作が開始される。
時刻T22において、チャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作により、電圧VOUTが電圧VTARG1以上になる。このため、信号FLG1が“H”レベルから“L”レベルに変化する。
時刻T22の後、チャージ期間が終了すると共に、ディスチャージ期間が開始する。これに伴い、シーケンサ13は、チャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作を停止させる。これにより、電圧VOUTが低下し始める。
時刻T23において、昇圧動作の停止に伴い、電圧VOUTが電圧VTARG1未満になる。これにより、信号FLG1は“L”レベルから“H”レベルに変化する。
時刻T23及びT24の間において、ディスチャージ期間が終了する。そして、シーケンサ13は、電圧VOUTが電圧VTARG1未満であることを検出する。これにより、シーケンサ13は、チャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作を開始させる。
時刻T24において、チャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作により、電圧VOUTが電圧VTARG1以上になる。このため、信号FLG1が“H”レベルから“L”レベルに変化する。ここで、時刻T24において算出される期間NHCLKはクロック信号CLKの2周期未満である。すなわち、期間NHCLKは第2条件を満たさない。したがって、状態制御回路STCNTLは、電圧生成回路14の状態を“S2”状態に維持する。
時刻T24及びT25の間において、チャージ期間が終了すると共に、ディスチャージ期間が開始する。これにより、電圧VOUTが低下し始める。
時刻T25において、昇圧動作の停止に伴い、電圧VOUTが電圧VTARG1未満になる。これにより、信号FLG1は“L”レベルから“H”レベルに変化する。
時刻T25及びT26の間において、ディスチャージ期間が終了する。そして、シーケンサ13は、電圧VOUTが電圧VTARG1未満であることを検出する。これにより、シーケンサ13は、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作を開始させる。
時刻T26において、チャージポンプCP1及びCP2の昇圧動作により、電圧VOUTが電圧VTARG1以上になる。このため、信号FLG1が“H”レベルから“L”レベルになる。ここで、時刻T26において算出される期間NHCLKはクロック信号CLKの2周期未満である。すなわち、期間NHCLKが第2条件を満たさない。したがって、状態制御回路STCNTLは、電圧生成回路14の状態を“S2”状態に維持する。
以上のようにして、電圧生成回路14の動作が実行される。
1.3 効果
実施形態によれば、電圧生成回路の面積の増加及び消費電流量の増加を抑制しつつ、電圧生成回路の出力電圧の揺らぎの大きさの増大を抑制することができる。実施形態の効果について、以下に説明する。なお、出力電圧の揺らぎは、チャージ期間における出力電圧の上昇と、ディスチャージ期間における出力電圧の低下と、により発生する出力電圧の変動のことである。以下の説明では、出力電圧の揺らぎをリップルと呼ぶ。
電圧生成回路14は、各々が入力端及びノードNOUTに接続された出力端を有するチャージポンプCP1~CP4、及びチャージポンプCP1~CP4を制御可能に構成された状態制御回路STCNTL、を含む。状態制御回路STCNTLは、電圧VOUTを出力する動作において、電圧VOUTに基づく信号FLG1が“L”レベルである期間NLCLKを算出する。状態制御回路STCNTLは、当該算出した期間NLCLK及びNHCLKを用いて、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を制御する。このような構成により、電圧生成回路14の面積の増加及び消費電流量の増加を抑制しつつ、電圧生成回路14の出力電圧のリップルの大きさの増大を抑制することができる。
補足すると、例えば半導体記憶装置において動作不良及び誤動作が発生してしまうことを抑制するために、電圧生成回路の出力電圧のリップルの大きさを低減することが望ましい。出力電圧のリップルの大きさが増大した場合に、例えば半導体記憶装置の書込み動作、読出し動作、及び消去動作等の各種動作において、選択されたワード線の電圧が不安定化することにより、動作不良及び誤動作が発生してしまう可能性がある。また、例えば出力電圧のリップルの大きさが増大した場合に、半導体記憶装置の温度センサの電源電圧が不安定化することにより、温度センサが生成する温度情報が不正確になる可能性がある。これにより、温度情報に基づく出力電圧の補正が実行される際に、シーケンサが誤った指示を行ってしまう可能性がある。
出力電圧のリップルの大きさの増大を抑制するために、出力電圧の高さに基づいて、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプの数を制御する構成が採用されることがある。しかしながら、この場合、電圧生成回路において、分圧回路やオペアンプなどの、出力電圧が含まれる電圧範囲を判定するための構成が増大する可能性がある。より具体的には、電圧生成回路は、例えば分圧回路により生成された出力電圧に比例する複数の電圧の各々を、複数のオペアンプを用いて、対応する基準電圧と比較する。状態制御回路は、当該比較結果に基づいて、出力電圧が含まれる電圧範囲を判定する。そして、状態制御回路は、当該判定結果に基づいて電圧生成回路の状態を制御する。しかしながら、この場合、チャージポンプの数、及び電圧生成回路の状態の数の増加に応じて、出力電圧が含まれる電圧範囲を判定するための構成が増大してしまう可能性がある。このため、電圧生成回路の面積の増加、及び消費電流の増加を抑制することが困難になることがある。
実施形態によれば、電圧生成回路14に含まれる状態制御回路STCNTLは、電圧VOUTに基づく信号FLG1が“L”レベルである期間NLCLK及びNHCLKに基づいて、昇圧動作が実行されるチャージポンプCPの数を変化させる。これにより、分圧回路に含まれる構成、及びオペアンプの数を増加させなくても、電圧生成回路14の複数の“S1”状態~“S4”状態を制御することができる。したがって、電圧生成回路の面積の増加、及び消費電流量の増加を抑制することができる。
また、実施形態によれば、電圧VOUTのリップルの大きさの増大を抑制することができる。より具体的には、第1動作例に示すように、状態制御回路STCNTLは、期間NLCLKがクロック信号CLKの周期の2倍以上である場合に、電圧VOUTが印加される負荷の負荷電流量に対して、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数が多いと判定する。ここで、負荷は、例えば選択されたワード線WLに対応する信号線や温度センサ17である。そして、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数が多いと判定された場合に、状態制御回路STCNTLは、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を低減する。これにより、チャージ期間における電圧VOUTの上昇量を低減する。第1動作例において、状態制御回路STCNTLは、期間NLCLKがクロック信号CLKの周期の2倍未満となるまで、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を低減する。このように、チャージ期間における電圧VOUTの上昇量を低減することで、電圧VOUTのリップルの大きさの増大を抑制することができる。このような構成により、実施形態の電圧生成回路14は、電圧VOUTに基づく期間NLCLKを用いて、負荷電流量に応じて昇圧動作が実行されるチャージポンプCPの数を調整することで、リップルの大きさの増大を抑制することができる。また、このような電圧生成回路14を備える半導体記憶装置1であれば、信頼性の低下を抑制することができる。
また、第2動作例に示すように、状態制御回路STCNTLは、当該チャージポンプCPの数を増やすことで、電圧VOUTを電圧VTARG1と略同等以上の電圧となるように制御し得る。より具体的には、状態制御回路STCNTLは、期間NHCLKがクロック信号CLKの周期の2倍以上である場合に、電圧VOUTが印加される負荷の負荷電流量に対して、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数が少ないと判定する。そして、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数が少ないと判定された場合に、状態制御回路STCNTLは、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を増加する。これにより、チャージ期間における電圧VOUTの上昇量を増加する。状態制御回路STCNTLは、期間NHCLKがクロック信号CLKの周期の2倍未満となるまで、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を増加する。このように、チャージ期間における電圧VOUTの上昇量を増加することで、電圧VOUTを電圧VTARG1と略同等以上の電圧とすることができる。
2 変形例
なお、上述の実施形態は、種々の変形が可能である。
以下に、変形例に係る半導体記憶装置について説明する。以下では、変形例に係る半導体記憶装置の構成について、実施形態に係る半導体記憶装置と異なる点を中心に説明する。変形例に係る半導体記憶装置によっても、実施形態と同様の効果が奏される。
2.1 第1変形例
上述の実施形態では、状態制御回路STCNTLが信号FLG1を用いて電圧生成回路14の状態を制御する場合を示したが、これに限られない。状態制御回路STCNTLは、電圧VN1に基づく信号FLG1に加えて、電圧VN1とは異なる電圧に基づいて、電圧生成回路14の状態を制御してもよい。
以下に、第1変形例に係る半導体記憶装置について説明する。以下では、第1変形例に係る半導体記憶装置の構成及び動作について、実施形態に係る半導体記憶装置の構成及び動作とは異なる点が主に説明される。
2.1.1 電圧生成回路の構成
第1変形例に係る半導体記憶装置1の電圧生成回路14、及びシーケンサ13の構成について、図10を用いて説明する。図10は、第1変形例に係る電圧生成回路、及びシーケンサの構成の一例を示す回路図である。
電圧生成回路14は、実施形態に係る電圧生成回路14の構成に加えて、抵抗R3及びオペアンプAMP2を含む。
抵抗R3の第1端はノードNOUTに接続される。抵抗R3の第2端はノードN5に接続される。
抵抗R1の第1端はノードN5に接続される。
以上のような構成により、抵抗R3は、抵抗R1の第1端とノードNOUTとの間を直列に接続する。また、ノードN1及びN5には、それぞれ抵抗R1、R2、及びR3の抵抗値に基づく電圧VOUTの分圧が電圧VN1及びVN5として供給される。
オペアンプAMP2は、非反転入力端子(+)、反転入力端子(-)、及び出力端子を有する。オペアンプAMP2の非反転入力端子(+)には電圧VREFが印加される。オペアンプAMP2の反転入力端子(-)はノードN5に接続される。オペアンプAMP2は、非反転入力端子(+)に印加された電圧VREF、及び反転入力端子(-)に印加されたノードN5の電圧VN5の比較結果に基づいて、信号FLG2を生成する。第1変形例において、電圧VREFは、電圧VOUTが電圧VTARG2と同等である場合における電圧VN5と同等である。なお、電圧VTARG2は、電圧VTARG1未満の電圧である。抵抗R1~R3のそれぞれの抵抗値は、電圧VOUTが電圧VTARG1と同等である場合における電圧VN1と、電圧VOUTが電圧VTARG2と同等である場合における電圧VN5と、が同等になるように設定される。これにより、オペアンプAMP2は、電圧VN5が電圧VREF未満である場合に、“H”レベルの信号FLG2を生成する。換言すると、電圧VOUTが電圧VTARG2未満である場合に、“H”レベルの信号FLG2が生成される。また、オペアンプAMP2は、電圧VN5が電圧VREF以上である場合に、“L”レベルの信号FLG2を生成する。換言すると、電圧VOUTが電圧VTARG2以上である場合に、“L”レベルの信号FLG2が生成される。オペアンプAMP2の出力端子からは、当該生成された信号FLG2が、状態制御回路STCNTLに出力される。なお、第1変形例では、オペアンプAMP2の非反転入力端子(+)に、電圧VREFが印加される場合を示すが、オペアンプAMP2の非反転入力端子(+)には、電圧VREFとは異なる電圧が入力されてもよい。オペアンプAMP2の非反転入力端子(+)に印加される電圧は、例えば電圧VOUTが電圧VTARG3と同等である場合の電圧VN5と同等である。ここで、電圧VTARG3は、電圧VTARG2とは異なる電圧である。
状態制御回路STCNTLには、信号FLG1に加えて、オペアンプAMP2から信号FLG2が入力される。状態制御回路STCNTLは、信号FLG1及びFLG2に基づいて信号EN1~EN4のうち“H”レベルである信号ENの数Nuを制御する。
2.1.2 動作
次に、第1変形例に係る半導体記憶装置1を用いた動作について説明する。
以下では、電圧VOUTを出力する動作において負荷電流が大きくなった際に、状態制御回路STCNTLが、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの数を増やすように制御する例が説明される。
(状態遷移図)
第1変形例の動作例における電圧生成回路14の状態遷移について、図11を用いて説明する。図11は、第1変形例における電圧生成回路の動作を説明するための状態遷移図である。以下では、実施形態と異なる点が主に説明される。なお、図11では、期間NLCLKが第1条件を満たす場合の電圧生成回路14の状態遷移、及び期間NHCLKが第2条件を満たす場合の電圧生成回路14の状態遷移の図示が省略される。
第1変形例の動作例において、状態制御回路STCNTLは、“S1”状態~“S3”状態の各々を有する電圧生成回路14において、信号FLG2が第3条件を満たす場合に、全ての信号ENを“H”レベルにする。すなわち、“H”レベルである信号ENの数Nuを4にする(Nu=4)。これにより、状態制御回路STCNTLは、チャージ期間において全てのチャージポンプCPの昇圧動作が実行される(チャージ期間において全てのチャージポンプCPがアクティブになる)ように電圧生成回路14の状態を遷移させる。
より具体的には、状態制御回路STCNTLは、信号FLG2が“H”レベルであるか否か(信号FLG2が第3条件を満たすか否か)を判定する。状態制御回路STCNTLは、当該判定結果に基づいて、信号FLG2が“H”レベルであると判定した場合に、全ての信号ENを“H”レベルにする。
なお、信号FLG2が“L”レベルである間のシーケンサ13及び電圧生成回路14の動作は、実施形態に係るシーケンサ13及び電圧生成回路14の動作と同等である。
(タイミングチャート)
第1変形例の動作例における電圧生成回路14の動作について図12を用いてさらに説明する。図12は、第1変形例における電圧生成回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。図12では、電圧VOUT、信号FLG1、FLG2、EN1~EN4、クロック信号CLK、及び電圧生成回路14の状態が示される。
以下では、電圧生成回路14が電圧を出力する際に、例えば負荷電流が増大することで、電圧VOUTが低下した場合の電圧生成回路14の動作の例が示される。
以下では、実施形態に係る動作と異なる動作について主に説明する。
時刻T30における電圧生成回路14の状態は“S2”状態である。すなわち、信号EN1及びEN2は“H”レベルである。また、信号EN3及びEN4は“L”レベルである。
時刻T30及びT31の間において、状態制御回路STCNTLにより算出されるNLCLK及びNHCLKは、それぞれクロック信号CLKの周期の2倍未満である。これにより、実施形態における動作と同等に、“S2”状態を有する電圧生成回路14のチャージ期間における昇圧動作、及びディスチャージ期間における停止動作が繰り返される。
時刻T31において、電圧生成回路14が接続される負荷の負荷電流が増大する。これにより、電圧VOUTが大きく低下し始める。
時刻T32において、負荷電流の増大により、電圧VOUTは電圧VTARG2より低くなる。これにより、信号FLG2は“L”レベルから“H”レベルに変化する。このため、状態制御回路STCNTLは、信号FLG2が第3条件を満たすと判定する。したがって、状態制御回路STCNTLは、当該判定の結果に基づいて、全ての信号ENを“H”レベルにする。これにより、状態制御回路STCNTLは、電圧生成回路14の状態を、“S2”状態から“S4”状態に遷移させる。これに伴い、全てのチャージポンプCP1~CP4がチャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPとなる。
時刻T32以降の期間において、状態制御回路STCNTLにより算出されるNLCLK及びNHCLKは、それぞれクロック信号CLKの周期の2倍未満である。これにより、実施形態における動作と同等に、“S4”状態を有する電圧生成回路14のチャージ期間における昇圧動作、及びディスチャージ期間における昇圧動作の停止が繰り返される。
以上のようにして、電圧生成回路14の動作が実行される。
第1変形例に係る電圧生成回路14によっても実施形態に係る電圧生成回路と同等の効果が奏される。
また、第1変形例に係る電圧生成回路14によれば、例えば負荷電流量の増加により電圧VOUTが大きく低下することで、電圧VOUTが電圧VTARG2より低くなった場合に、電圧VOUTが電圧VTARG1未満となる期間の増加を抑制することができる。すなわち、電圧VOUTが電圧VTARG2より低い場合に、全てのチャージポンプCPをチャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPとすることで、電圧VOUTの上昇を促進することができる。
2.2 第2変形例
上述の実施形態及び第1変形例では、チャージ期間におけるアクティブなチャージポンプCPの昇圧動作がシーケンサ13によって制御される例を示したが、これに限られない。チャージポンプCPの昇圧動作は、電圧生成回路14内の構成によって制御されてもよい。
以下に、第2変形例に係る半導体記憶装置について説明する。以下では、第2変形例に係る半導体記憶装置の構成について、実施形態に係る半導体記憶装置の構成とは異なる点が主に説明される。なお、第2変形例に係る動作は、実施形態に係る動作と実質的に同等であるため、その説明を省略する。
第2変形例に係る半導体記憶装置1の電圧生成回路14の構成について、図13を用いて説明する。図13は、第2変形例に係る電圧生成回路の構成の一例を示す回路図である。
電圧生成回路14は、例えば論理積回路AND1、AND2、AND3、及びAND4の代わりに、ポンプ制御回路CPCNTL1、CPCNTL2、CPCNTL3、及びCPCNTL4を含む。なお、以下の説明では、ポンプ制御回路CPCNTL1~CPCNTL4を区別しない場合に、ポンプ制御回路CPCNTL1~CPCNTL4の各々を単にポンプ制御回路CPCNTLと呼ぶ。
第2変形例において、各チャージポンプCPに信号PCLKとしてクロック信号が入力される間に渡って、当該信号PCLKが入力されるチャージポンプCPの昇圧動作が実行される。
ポンプ制御回路CPCNTL1には、オペアンプAMP1から信号FLG1が入力される。また、ポンプ制御回路CPCNTL1には、クロック信号CLKが入力される。また、ポンプ制御回路CPCNTL1には、信号EN1が入力される。ポンプ制御回路CPCNTL1は、信号FLG1及びEN1、並びにクロック信号CLKに基づいて、信号PCLK1を生成する。そして、生成された信号PCLK1は、チャージポンプCP1に出力される。
より具体的には、ポンプ制御回路CPCNTL1は、信号FLG1が“H”レベルであることを検出すると、チャージ期間にわたって、信号EN1が“H”レベルである間、クロック信号CLKと同じ周波数を有する信号PCLK1を生成する。これにより、チャージポンプCP1はアクティブなチャージポンプCPとされる。
ポンプ制御回路CPCNTL2には、オペアンプAMP1から信号FLG1が入力される。また、ポンプ制御回路CPCNTL1には、クロック信号CLKが入力される。また、ポンプ制御回路CPCNTL1には、信号EN2が入力される。ポンプ制御回路CPCNTL1は、信号FLG1及びEN2、並びにクロック信号CLKに基づいて、信号PCLK2を生成する。そして、生成された信号PCLK2は、チャージポンプCP2に出力される。
より具体的には、ポンプ制御回路CPCNTL2は、信号FLG1が“H”レベルであることを検出すると、チャージ期間にわたって、信号EN2が“H”レベルである間、クロック信号CLKと同じ周波数を有する信号PCLK2を生成する。これにより、チャージポンプCP2はアクティブなチャージポンプCPとされる。チャージ期間にわたって、信号EN2が“L”レベルである場合、ポンプ制御回路CPCNTL2は、“L”レベルの信号PCLK2を生成する。これにより、チャージポンプCP2はインアクティブなチャージポンプCPとされる。
ポンプ制御回路CPCNTL3には、オペアンプAMP1から信号FLG1が入力される。また、ポンプ制御回路CPCNTL1には、クロック信号CLKが入力される。また、ポンプ制御回路CPCNTL1には、信号EN3が入力される。ポンプ制御回路CPCNTL3は、信号FLG1及びEN3、並びにクロック信号CLKに基づいて、信号PCLK3を生成する。そして、生成された信号PCLK3は、チャージポンプCP3に出力される。
より具体的には、ポンプ制御回路CPCNTL3は、信号FLG1が“H”レベルであることを検出すると、チャージ期間にわたって、信号EN3が“H”レベルである間、クロック信号CLKと同じ周波数を有する信号PCLK3を生成する。これにより、チャージポンプCP3はアクティブなチャージポンプCPとされる。チャージ期間にわたって、信号EN3が“L”レベルである場合、ポンプ制御回路CPCNTL3は、“L”レベルの信号PCLK3を生成する。これにより、チャージポンプCP3はインアクティブなチャージポンプCPとされる。
ポンプ制御回路CPCNTL4には、オペアンプAMP1から信号FLG1が入力される。また、ポンプ制御回路CPCNTL4には、クロック信号CLKが入力される。また、ポンプ制御回路CPCNTL4には、信号EN4が入力される。ポンプ制御回路CPCNTL4は、信号FLG1及びEN4、並びにクロック信号CLKに基づいて、信号PCLK4を生成する。そして、生成された信号PCLK4は、チャージポンプCP4に出力される。
より具体的には、ポンプ制御回路CPCNTL4は、信号FLG1が“H”レベルであることを検出すると、チャージ期間にわたって、信号EN4が“H”レベルである間、クロック信号CLKと同じ周波数を有する信号PCLK4を生成する。これにより、チャージポンプCP4はアクティブなチャージポンプCPとされる。チャージ期間にわたって、信号EN4が“L”レベルである場合、ポンプ制御回路CPCNTL4は、“L”レベルの信号PCLK4を生成する。これにより、チャージポンプCP4はインアクティブなチャージポンプCPとされる。
以上のように、第2変形例において、チャージポンプCPの昇圧動作は、電圧生成回路14内のポンプ制御回路CPCNTLによって制御される。
なお、第2変形例では、各チャージポンプCPの昇圧動作が、当該チャージポンプCPに対応するポンプ制御回路CPCNTLによって制御される場合を示したが、これに限られない。各チャージポンプCPの昇圧動作は、ポンプ制御回路CPCNTLの代わりに、例えば当該チャージポンプCPに対応する論理積回路によって制御されてもよい。
より具体的には、各チャージポンプCPに対応する論理積回路には、オペアンプAMP1から信号FLG1が入力される。また、当該論理積回路には、クロック信号CLKが入力される。また、当該論理積回路には、信号ENが入力される。当該論理積回路ANDは、信号FLG1及びEN、並びにクロック信号CLKに基づいて、信号PCLKを生成する。そして、生成された信号PCLKは、当該チャージポンプCPに出力される。
第2変形例に係る電圧生成回路14によっても実施形態に係る電圧生成回路と同等の効果が奏される。
3 その他
なお、上記で説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体記憶装置、2…メモリコントローラ、3…メモリシステム、10…メモリセルアレイ、11…コマンドレジスタ、12…アドレスレジスタ、13…シーケンサ、14…電圧生成回路、15…ロウデコーダモジュール、16…センスアンプモジュール、17…温度センサ、21、22、23、24、25、26…導電体層、31、32、33、34…絶縁体層、40…コア部材、41…半導体膜、42…トンネル絶縁膜、43…電荷蓄積膜、44…ブロック絶縁膜、45…半導体部、WL…ワード線、MT…メモリセルトランジスタ、STD、STS…選択トランジスタ、NS…NANDストリング、CU…セルユニット、SU…ストリングユニット、CP1~CP4…チャージポンプ、AND1~AND4…論理積回路、AMP1、AMP2…オペアンプ、STCNTL…状態制御回路、CPCNTL1~CPCNTL4…ポンプ制御回路、R1~R3…抵抗、T1~T4…トランジスタ、C1~C3…キャパシタ。

Claims (15)

  1. 各々が第1ノードに接続された複数のチャージポンプと、
    前記第1ノードの電圧が条件を満たす期間に基づいて、前記複数のチャージポンプのうちアクティブにするチャージポンプの数を制御する制御回路と、
    を備えた、電圧生成回路。
  2. 前記制御回路は、前記複数のチャージポンプのうち少なくとも2つのチャージポンプをアクティブにする状態において、
    前記第1ノードの電圧が第1電圧以上に維持される第1期間に基づいて、前記複数のチャージポンプのうちアクティブにするチャージポンプの数を減らす
    ように構成された、
    請求項1記載の電圧生成回路。
  3. 前記制御回路は、前記複数のチャージポンプのうち少なくとも1つのチャージポンプをインアクティブにする状態において、
    前記第1ノードの電圧が前記第1電圧未満に維持される第2期間に基づいて、前記複数のチャージポンプのうちインアクティブにするチャージポンプの数を増やす
    ように構成された、
    請求項2記載の電圧生成回路。
  4. 前記第1期間及び前記第2期間は、クロック信号に基づく期間である、
    請求項3記載の電圧生成回路。
  5. 前記制御回路は、
    前記第1ノードの電圧が前記第1電圧未満の第2電圧未満である場合に、前記複数のチャージポンプをいずれもアクティブにするチャージポンプとする
    ように構成された、
    請求項3記載の電圧生成回路。
  6. 前記電圧生成回路は、
    前記第1ノードに接続される第1端、及び第2ノードに接続される第2端を有する第1抵抗と、
    前記第2ノードに接続される第1端を有する第2抵抗と、
    前記第2ノードに接続される第1端と、第3電圧が印加される第2端と、前記第2ノードの電圧と前記第3電圧との第1比較結果を前記制御回路に出力する第1オペアンプと、
    をさらに備え、
    前記第1期間及び前記第2期間は、前記第1比較結果に基づく期間である、
    請求項5記載の電圧生成回路。
  7. 前記第3電圧は、前記第1ノードの電圧が前記第1電圧と同等である場合における前記第2ノードの電圧である、
    請求項6記載の電圧生成回路。
  8. 前記電圧生成回路は、
    前記第1ノードと前記第1抵抗とを直列に接続し、前記第1ノードに接続される第1端、及び前記第1抵抗の第1端とともに第3ノードに接続される第2端を有する第3抵抗と、
    前記第3ノードに接続される第1端と、第4電圧が印加される第2端と、前記第3ノードの電圧と前記第4電圧との第2比較結果を前記制御回路に出力する第2オペアンプと、
    をさらに備え、
    前記第2比較結果に基づいて、前記第1ノードの電圧が前記第2電圧未満であるか否かが判定される、
    請求項6記載の電圧生成回路。
  9. 前記第4電圧は、前記第3ノードの電圧が前記第2電圧と同等である場合における前記第3ノードの電圧である、
    請求項8記載の電圧生成回路。
  10. 前記第3電圧と前記第4電圧とは同等である、
    請求項9記載の電圧生成回路。
  11. 前記制御回路は、
    前記第1ノードの電圧が第1電圧未満である場合に、前記複数のチャージポンプのうちアクティブにするチャージポンプを用いた電圧の生成を開始させる、
    請求項1記載の電圧生成回路。
  12. 前記制御回路は、
    第3期間に渡って、前記複数のチャージポンプのうちアクティブにするチャージポンプを用いた電圧の生成を実行させ、
    前記第3期間が終了すると共に、第4期間に渡って、前記複数のチャージポンプのうちアクティブにするチャージポンプを用いた電圧の生成を停止させる
    ように構成された、
    請求項11記載の電圧生成回路。
  13. 請求項1記載の電圧生成回路と、
    メモリセルと、
    を備え、
    前記第1ノードの電圧を前記メモリセルに供給するように構成された
    半導体記憶装置。
  14. 制御回路をさらに備え、
    前記制御回路は、
    前記第1ノードの電圧が第1電圧未満である場合に、前記複数のチャージポンプのうちアクティブにするチャージポンプの昇圧動作を開始させる、
    請求項13記載の半導体記憶装置。
  15. 前記制御回路は、
    第1期間に渡って、前記複数のチャージポンプのうちアクティブにするチャージポンプを用いた電圧の生成を実行させ、
    前記第1期間が終了すると共に、第2期間に渡って、前記複数のチャージポンプのうち、アクティブにするチャージポンプを用いた電圧の生成を停止させる
    ように構成された、
    請求項14記載の半導体記憶装置。
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