JP2023139158A - インターロイキン23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用 - Google Patents

インターロイキン23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2023139158A
JP2023139158A JP2023119000A JP2023119000A JP2023139158A JP 2023139158 A JP2023139158 A JP 2023139158A JP 2023119000 A JP2023119000 A JP 2023119000A JP 2023119000 A JP2023119000 A JP 2023119000A JP 2023139158 A JP2023139158 A JP 2023139158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pen
lys
phe
seq
aminoethoxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023119000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023139158A5 (ja
Inventor
サン,チェンザオ
Chengzao Sun
トロイ フレデリック,ブライアン
Troy Frederick Brian
ソマニ,サンディープ
Somani Sandeep
トマス ボーン,グレゴリー
Thomas Bourne Gregory
パッチ,レイモンド
Patch Raymond
バンダリ,アショク
Bhandari Ashok
インジェニート,ラファエル
Ingenito Raffaele
コスタンテ,ロベルト
Costante Roberto
ブランカ,ダニラ
Branca Danila
ビアンキ,エリザベッタ
Bianchi Elisabetta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Janssen Biotech Inc
Protagonist Therapeutics Inc
Original Assignee
Janssen Biotech Inc
Protagonist Therapeutics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Janssen Biotech Inc, Protagonist Therapeutics Inc filed Critical Janssen Biotech Inc
Publication of JP2023139158A publication Critical patent/JP2023139158A/ja
Publication of JP2023139158A5 publication Critical patent/JP2023139158A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/64Cyclic peptides containing only normal peptide links
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/08Linear peptides containing only normal peptide links having 12 to 20 amino acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • A61P17/06Antipsoriatics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • C07K14/715Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons
    • C07K14/7155Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons for interleukins [IL]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

【課題】インターロイキン-23受容体の新規ペプチド阻害剤、ならびに炎症性腸疾患を含む様々な疾患および障害を治療または予防するためのこれらのペプチド阻害剤の関連する組成物および使用方法を提供する。【解決手段】IL-23Rに結合してIL-23の結合およびシグナル伝達を阻害し、かつ経口投与に適した新規ペプチド阻害剤を提供することによって、課題を解決する。【選択図】なし

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年1月15日出願の米国特許仮出願第62/961,624号の優
先権を主張するものであり、これは、あらゆる目的のためにその全体が本明細書に組み込
まれる。
(配列表)
本出願は、EFS-Webを介して電子的に出願されており、.txt形式で電子的に
提出された配列表を含む。.txtファイルは、2021年1月11日に作成され、約3
36キロバイトのサイズを有する「056365_516001WO_Sequence
_Listing_ST25.txt」と題された配列表を含む。この.txtファイル
に含まれる配列表は本明細書の一部であり、参照によりその全体が本明細書に組み込まれ
る。
(発明の分野)
本発明は、インターロイキン-23受容体(IL-23R)の新規ペプチド阻害剤、な
らびに炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、および乾癬を含む様々な疾患および障
害を治療または予防するためのその使用に関する。
インターロイキン-23(IL-23)サイトカインは、多発性硬化症、喘息、関節リ
ウマチ、乾癬、および炎症性腸疾患(IBD)、例えば、潰瘍性大腸炎およびクローン病
などの自己免疫炎症および関連する疾患および障害の病態形成において重要な役割を果た
すと意味づけられている。IBDの急性および慢性マウスモデルにおける研究によって、
疾患の病態形成におけるIL-23Rおよび下流のエフェクターサイトカインの主な役割
が明らかになった。IL-23Rは、腸内で豊富にみられるTh17細胞、γδT細胞、
ナチュラルキラー(NK)細胞、樹状細胞、マクロファージ、および自然リンパ球細胞を
含む様々な適応および自然免疫細胞で発現する。IBD患者では、腸粘膜表面においてI
L-23Rの遺伝子発現およびタンパク質レベルが上昇することが見出されている。IL
-23は、IL-6、IL-17、および腫瘍壊死因子(TNF)を産生する病原性CD
T細胞集団の発達を促進することによって、この効果を媒介すると考えられる。
IL-23は、腸内で富化され、そこで、Tヘルパー1(Th1)およびTh17関連
サイトカインに対する効果を通して腸炎のT細胞依存性およびT細胞非依存性経路を介し
た忍容性と免疫との間のバランスの制御に加えて、炎症に好都合な腸内の制御性T細胞応
答の抑止において重要な役割を果たすと考えられる。さらに、IL-23受容体(IL-
23R)における多型は、炎症性腸疾患(IBD)に対する易罹患性と関連しており、こ
れによって、腸ホメオスタシスにおけるIL-23経路の重要な役割がさらに確立された
全般集団の約2%~3%が罹患している慢性皮膚疾患である乾癬は、身体のT細胞炎症
応答機構によって媒介されることが示されている。Il-23は、インターロイキン-1
7の誘導、Tメモリ細胞の制御、およびマクロファージの活性化を介して慢性自己免疫炎
症を維持することによるといわれている、乾癬の病態形成において主要なプレーヤとして
関与するいくつかのインターロイキンのうちの1つを有する。IL-23およびIL-2
3Rの発現は、乾癬患者の組織において増加することが示されており、IL-23を中和
する抗体は、乾癬の動物モデルにおける乾癬発生のIL-23依存性阻害を示した。
IL-23は、固有のp19サブユニットと、インターフェロン-γ(IFN-γ)産
生Tヘルパー1(T1)細胞の発生に関与するサイトカインであるIL-12と共有さ
れるp40サブユニットとで構成されるヘテロ二量体である。IL-23およびIL-1
2はいずれもp40サブユニットを含有するが、異なる表現型特性を有する。例えば、I
L-12が欠損している動物は、炎症性自己免疫疾患に罹患しやすいが、IL-23欠損
動物は抵抗性であり、これは、恐らくIL-23欠損動物のCNSにおけるIL-6、I
L-17、およびTNFを産生するCD4T細胞の数の減少に起因する。IL-23は
、IL-12Rβ1およびIL-23Rサブユニットで構成されるヘテロ二量体受容体で
あるIL-23Rに結合する。IL-23のIL-23Rへの結合によって、Jak-s
tatシグナル伝達分子、Jak2、Tyk2、ならびにStat1、Stat3、St
at4、およびStat5が活性化されるが、Stat4の活性化は実質的に弱く、IL
-12と比較するとIL-23に応答して異なるDNA結合Stat複合体が形成される
。IL-23Rは、Jak2と構成的に、そして、Stat3とリガンド依存的に会合す
る。主にナイーブCD4(+)T細胞に作用するIL-12とは対照的に、IL-23は
、メモリCD4(+)T細胞に優先的に作用する。
IL-23に関連する疾患および障害の治療に使用するための、IL-23経路を阻害
する治療部分を同定する試みがなされてきた。中等度から重度の胎児乾癬、活動性乾癬性
関節炎、中等度から重度の活動性クローン病、および中等度から重度の活動性潰瘍性大腸
炎の治療について承認されている、IL-23のp40サブユニットに結合する抗体であ
るウステキヌマブを含む、IL-23またはIL-23Rに結合する多数の抗体が同定さ
れている。より最近では、IL-23Rに結合し、IL-23のIL-23Rへの結合を
阻害するポリペプチド阻害剤が同定されている(例えば、米国特許出願公開第2013/
0029907号を参照)。ブリアキヌマブ(同様に共通のp40サブユニットを標的と
する)、ならびにチルドラキズマブ、グセルクマブ、MEDI2070、およびBI-6
55066(IL-23の固有のp19サブユニットを標的とする)によるクローン病ま
たは乾癬の臨床試験によって、ヒト炎症性疾患の治療におけるIL-23シグナル伝達の
遮断の潜在力が明らかになった。これらの所見は有望であるが、クローン病、潰瘍性大腸
炎、および関連する障害を含む腸疾患などの腸炎を治療するために使用することができる
、腸内のIL-23経路を優先的に標的とする安定かつ選択的な剤の同定に関しては課題
が残っている。
明らかに、腸管における自己免疫炎症に関連するものを含むIL-23関連疾患を治療
および予防するために使用することができる、IL-23経路を標的とする新たな治療薬
が、当該技術分野において依然として必要とされている。さらに、腸の管腔側からIL-
23Rを特異的に標的とするための化合物および方法は、腸組織の局所炎症に苦しんでい
るIBD患者に対して治療的利益を提供し得る。本発明は、IL-23Rに結合してIL
-23の結合およびシグナル伝達を阻害し、かつ経口投与に適した新規ペプチド阻害剤を
提供することによって、これらのニーズに対処する。
本発明は、とりわけ、IL-23Rの新規ペプチド阻害剤および関連する使用方法を提
供する。
第1の態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤であって
、当該ペプチド阻害剤が、式(I):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-X16 (I)
[式中、
X3は、存在しないか、または任意のアミノ酸であり;
X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X5は、Cit、Glu、Gly、置換Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、A
la、Lys、Asn、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys
、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLy
s(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、または
Aspであり;
X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-Me
Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルフ
ァ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり;
X7は、非置換Trp、あるいはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ
、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリール
で置換されたTrpであり;
X8は、Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLy
s(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、置換Phe、Tyr、As
n、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(
Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-N
al、Lys(b-Ala)、Lys(Gly)、Lys(ベンジル、Ac)、Lys(
ブチル、Ac)、Lys(イソブチル、Ac)、Lys(プロピル、Ac)、またはTr
pであり;
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X10は、Tyr、または非置換Tyr、非置換Phe、またはハロ、アルキル、ハロ
アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキサ
ミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheで
あり;
X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me
)、Phe(3,4-ジメトキシ)、2Quin、3Quin、1-Nal、非置換Tr
p、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで
置換されたTrpであり;
X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、Acvc、
アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アルファ-Me
Phe、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAsn、アルフ
ァ-MeTyr、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはAibであり;
X13は、任意のアミノ酸であり;
X14は、任意のアミノ酸であり;
また、
i)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3Pa
l、または4Pal以外の任意のアミノ酸であり;X16は、Sarc、aMeLeu、
(D)NMeTyr、His、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)Proで
あり;かつ当該ペプチド阻害剤が、
Ac-[Abu]-QTWQC]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-
Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[Aib]-[bA]-NH
以外であるか;
または
ii)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3P
al、4Pal、4トリアゾールAla、または5Pyalであり;X16は、存在しな
いか、(D)aMeTyr、(D)NMeTyr、あるいはTHP、置換もしくは非置換
Phe、置換もしくは非置換(D)Phe、置換もしくは非置換His、置換もしくは非
置換(D)His、置換もしくは非置換Trp、置換もしくは非置換2-Nal、または
N-置換Asp以外の任意のアミノ酸であり;化合物が、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-NH
以外であり;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンであり
また、5Pyalは、5-ピリミジン置換アラニンであり:
また、
X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸
配列を含むかまたはそれからなり;
また、
当該ペプチド阻害剤が、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体へ
の結合を阻害する、ペプチド阻害剤、またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物
を提供する。
特定の実施形態では、X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、
2Pal、3Pal、または4Pal以外の任意のアミノ酸であり;X16は、Sarc
、aMeLeu、(D)NMeTyr、His、(D)Thr、bAla、Pro、また
は(D)Proであり;ペプチド阻害剤は、
Ac-[Abu]-QTWQC]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-
Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[Aib]-[bA]-NH
以外である。
特定の実施形態では、X15は、His、(D)His、または置換もしくは非置換H
is、2Pal、3Pal、4Pal、または5Pyalであり;X16は、存在しない
か、(D)aMeTyr、(D)NMeTyr、あるいはTHP、置換もしくは非置換P
he、置換もしくは非置換(D)Phe、置換もしくは非置換His、置換もしくは非置
換(D)His、置換もしくは非置換Trp、置換もしくは非置換2-Nal、またはN
-置換Asp以外の任意のアミノ酸である。
特定の実施形態では、X15は、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16
は、Sarc、aMeLeu、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)Proで
ある。特定の実施形態では、X15は、2Pal、3Pal、または4Palであり;X
16は、Sarcである。特定の実施形態では、X15は、2Pal、3Pal、または
4Palであり;X16は、存在しない。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Ia)、(Ib)、(Ic)、または(
Id):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-Sarc (Ia)、
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-(D)NMeTyr (Ib)、
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-[Pal]-X16 (Ic)
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-[His’]-X16 (Id)
[式中、Palは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、存在せず

2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palが、4-ピリジル置換アラニンであり
His’は、Hisまたは3-MeHisであり;X16は、存在せず;X4およびX
9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成し;X4およびX9は、ジスルフ
ィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸配列を含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Ia):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-Sarc (Ia)
[式中、X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]の
アミノ酸配列を含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Ib):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-(D)NMeTyr (Ib)
[式中、X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]の
アミノ酸配列を含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Ic):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-[Pal]-X16 (Ic)
[式中、Palは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、存在せず

2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palが、4-ピリジル置換アラニンであり
また、X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のア
ミノ酸配列を含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Id):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-[His’]-X16 (Id)
[式中、His’は、Hisまたは3-MeHisであり;X16は、存在せず;X4
およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸配列を
含む。
特定の実施形態では、単環式ペプチドは、ペプチドが、Pen-Penジスルフィド結
合を介して、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環
化されたペプチドである。
特定の実施形態では、X5は、Cit、Glu、Gly、Leu、Ile、ベータ-A
la、Ala、Lys、Asn、Pro、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys
、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLy
s(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、または
Aspである。
特定の実施形態では、X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、S
er、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ
-MeAsn、アルファ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValである。
特定の実施形態では、X6は、(D)Asp、(D)Dap、または(D)Lysであ
る。
特定の実施形態では、X8は、Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu
、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、As
n、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(
Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-N
al、またはTrpである。特定の実施形態では、X8は、Lys(Gly)またはLy
s(bAla)である。
特定の実施形態では、X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(
THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アル
ファ-MePhe、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAs
n、アルファ-MeTyr、Ala、またはシクロヘキシルAla、Lys、またはAi
bである。
具体的な実施形態では、X15は、任意のアミノ酸であり、X16は、Sarc、aM
eLeu、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)Proである。
より具体的な実施形態では、X15は、任意のアミノ酸であり、X16は、Sarcで
ある。
第2の態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤であって
、当該ペプチド阻害剤が、式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、または(II
Id):
Pen- Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-[Pal]-X16 (IIIa)、
Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-[Pal]-X16 (IIIb)、
Abu- Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X
14-[Pal]-X16 (IIIc)、または
Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-[Pal]-X16 (IIId)、
[式中、X6~X8およびX10~X14は、式(I)について記載した通りであり;
Palは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であ
る]のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなり、当該ペプチド阻害剤が、Pen-Pe
nジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を
介して環化され、当該ペプチド阻害剤が、インターロイキン-23(IL-23)のIL
-23受容体への結合を阻害する、ペプチド阻害剤、またはその医薬的に許容される塩も
しくは溶媒和物を提供する。
別の態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤であって、
当該ペプチド阻害剤が、式((IVa)、(IVb)、(IVc)、または(IVd):
Pen- Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-Sarc (IVa)、
Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-Sarc (IVb)、
Abu- Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-Sarc (IVc)、または
Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-Sarc (IVd)、
[式中、X6~X8およびX10~X14は、式(I)について記載した通りであり;
X15は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含むかまたはそれからなり、当該ペ
プチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAb
u-Penチオエーテル結合を介して環化され、当該ペプチド阻害剤が、インターロイキ
ン-23(IL-23)のIL-23受容体への結合を阻害する、ペプチド阻害剤、また
はその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
特定の実施形態では、X5は、Cit、Glu、Gly、Lys、Asn、Ser、P
ro、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ
-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Da
p(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、またはAspである。特定の実施形態では
、X5は、Cit、Glu、Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、Ala、Lys
、Asn、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-
MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、
Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、またはAspである
特定の実施形態では、X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLe
u、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、A
sn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys
(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-L
ys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpである。特定の実施形態では、X
8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys
(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、A
ib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac)
、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、またはTrpであ
る。特定の実施形態では、X8は、Lys(Gly)またはLys(bAla)である。
特定の実施形態では、X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLe
u、アルファ-MeLys(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、A
sn、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Dab
(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、Trp、
またはLys(R’);[式中、R’は、Aib、bAla、IVA、Ala、シクロヘ
キサン酸、オクタン酸、-C(O)CHPh(-C(O)ベンジル)、トリフルオロプ
ロピオン酸、Gly、アセチル、吉草酸、またはトリフルオロアセチルであり;R’は、
LysのNεに結合する]である。特定の実施形態では、X8は、Asn、アルファ-M
e-Lys、アルファ-MeLeu、Aib、Cit、またはLys(R’)である。特
定の実施形態では、X8は、Lys(R’)である。特定の実施形態では、R’は、アセ
チルである。別の実施形態では、R’は、Gly、Aib、Ala、またはbAlaであ
る。特定の実施形態では、R’は、GlyまたはAibである。
特定の実施形態では、X8は、Lys(Gly)またはLys(bAla)である。
特定の実施形態では、X4は、Abuであり、X9は、Cys、(D)Cys、アルフ
ァ-MeCys、(D)Pen、またはPenである。特定の実施形態では、X4は、C
ys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenであり;X9
は、Abuである。特定の実施形態では、各X4およびX9は、独立して、Cys、(D
)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenである。特定の実施形態
では、各X4およびX9は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pe
n、またはPenである。
具体的な一実施形態では、X3は、存在しない。
別の具体的な態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤で
あって、当該ペプチド阻害剤が、式(Z):
-X-R (Z)
[式中、
は、結合、水素、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリ
ールC1~C6アルキル、C1~C20アルカノイルであり、単独でまたは前述のいずれ
かのスペーサーとしてPEG化バージョンを含み、Xは、式(I)、(Ia)、(Ib)
、(Ic)、(Id)、(II)~(XVIIId)のアミノ酸配列、または表E1Aに
記載のアミノ酸配列であり、Rは、OHまたはNHである]のアミノ酸配列を含むか
またはそれからなる、ペプチド阻害剤、またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和
物を提供する。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z):
-X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13
-X14-X15-X16-R (Z’)
[式中、
は、水素、Ac、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリ
ールC1~6アルキル、C1~C20アルカノイルであり、単独でまたは前述のいずれか
のスペーサーとしてPEG化バージョンを含み、Rは、OHまたはNHである]のア
ミノ酸配列またはその医薬的に許容される塩を含むかまたはそれからなる。
式(II)~(XVIIId)のアミノ酸配列を含むペプチド阻害剤を含む、本明細書
に開示されるペプチド阻害剤のうちのいずれかの具体的な実施形態では、X4は、Pen
であり、X9は、Penであり、結合は、ジスルフィド結合である。
具体的な実施形態では、本明細書に記載のペプチド阻害剤のいずれかは、ペプチド阻害
剤に共役した1つ以上の半減期延長部分および/または1つ以上のリンカー部分を含む。
具体的な実施形態では、半減期延長部分は、1つ以上のリンカー部分を介してペプチド阻
害剤に共役する。
具体的な実施形態では、本明細書に記載のペプチド阻害剤のいずれかは、共役化学置換
基をさらに含む。具体的な実施形態では、共役化学置換基は、親油性置換基またはポリマ
ー部分、例えば、Ac、Palm、ガンマGlu-Palm、イソGlu-Palm、P
EG2-Ac、PEG4-イソGlu-Palm、(PEG)-Palm、コハク酸、
グルタル酸、ピログルタル酸、安息香酸、IVA、オクタン酸、1,4ジアミノブタン、
イソブチル、Alexa488、Alexa647、またはビオチンである。特定の実施
形態では、共役化学置換基は、400Da~40,000Daの分子量を有するポリエチ
レングリコールである。具体的な実施形態では、ペプチドは、X8で共役する。別の具体
的な実施形態では、ペプチドは、X9で共役する。より具体的な実施形態では、ペプチド
は、X10で共役する。
関連する態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド二量体阻害剤
であって、1つ以上のリンカー部分を介して接続された2つのペプチド単量体サブユニッ
トを含み、各ペプチド単量体サブユニットが、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)
、(Id)、(II)~(XVIIId)の配列、または本明細書に記載の任意の他の配
列もしくは構造を含む、ペプチド二量体阻害剤を含む。特定の実施形態では、一方または
両方のペプチド単量体サブユニットが、X4とX9との間の分子内結合を介して環化され
る。特定の実施形態では、一方または両方の分子内結合は、ジスルフィド結合またはチオ
エーテル結合である。特定の実施形態では、リンカーは、表2に示すかまたは本明細書に
記載するもののうちのいずれかである。特定の実施形態では、リンカー部分は、ジエチレ
ングリコールリンカー、イミノ二酢酸(IDA)リンカー、β-Ala-イミノ二酢酸(
β-Ala-IDA)リンカー、またはPEGリンカーである。具体的な実施形態では、
各ペプチド単量体サブユニットのN末端は、リンカー部分によって接続される。具体的な
実施形態では、各ペプチド単量体サブユニットのC末端は、リンカー部分によって接続さ
れる。特定の実施形態では、リンカーは、少なくとも1つのペプチド単量体サブユニット
の内部アミノ酸残基を、他のペプチド単量体サブユニットのN末端、C末端、または内部
アミノ酸残基に接続させる。
さらなる関連する態様では、本発明は、本発明のペプチド阻害剤、または本発明のペプ
チド二量体阻害剤の一方または両方のペプチド単量体サブユニットをコードしている配列
を含むポリヌクレオチドを含む。本発明はまた、ポリヌクレオチドを含むベクターを含む
別の態様では、本発明は、本発明のペプチド阻害剤またはペプチド二量体阻害剤と、医
薬的に許容される担体、賦形剤、または希釈剤とを含む医薬組成物を含む。具体的な実施
形態では、医薬組成物は、腸溶性コーティングを含む。特定の実施形態では、腸溶性コー
ティングは、対象の下部胃腸系内で医薬組成物を保護し、放出する。
別の態様では、本発明は、対象における炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クロ
ーン病、セリアック病(非熱帯性スプルー)、血清陰性関節症に関連する腸症、顕微鏡的
大腸炎、コラーゲン大腸炎、好酸球性胃腸炎、放射線または化学療法に関連する大腸炎、
白血球接着不全症-1のように自然免疫の障害に関連する大腸炎、慢性肉芽腫性疾患、1
b型糖原病、ヘルマンスキー・パドラック症候群、チェディアック・東症候群、およびウ
ィスコット・アルドリッチ症候群、直腸結腸切除術および回腸肛門吻合術後に生じる嚢炎
、消化器癌、膵炎、インスリン依存性糖尿病、乳房炎、胆嚢炎、胆管炎、胆管周囲炎、慢
性気管支炎、慢性副鼻腔炎、喘息、乾癬、または移植片対宿主病が挙げられるがこれらに
限定されないIL-23シグナル伝達に関連する疾患を治療または予防する方法であって
、有効量の本発明のペプチド阻害剤または医薬組成物を当該対象に提供することを含む、
方法を含む。特定の実施形態では、炎症性腸疾患は、潰瘍性大腸炎またはクローン病であ
る。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤またはペプチド二量体阻害剤は、インターロ
イキン-23(IL-23)のインターロイキン-23受容体(IL-23R)への結合
を阻害する。特定の実施形態では、医薬組成物は、経口、静脈内、腹膜内、皮内、皮下、
筋肉内、髄腔内、吸入、気化、噴霧、舌下、頬側、非経口、直腸内、眼内、吸入、膣内、
または局所投与経路によって対象に提供される。具体的な実施形態では、医薬組成物は、
炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病を治療するために経口で提供される
。特定の実施形態では、医薬組成物は、乾癬を治療するために、局所的、非経口的、静脈
内、皮下、腹腔内、または静脈内に対象に提供される。
定義
本明細書で特に定義しない限り、本出願で使用される科学用語および技術用語は、当業
者によって一般的に理解される意味を有するものとする。全般的に、本明細書に記載の化
学、分子生物学、細胞および癌生物学、免疫学、微生物学、薬理学、ならびにタンパク質
および核酸化学に関連して使用される命名法および技術は、当該技術分野で周知であり、
一般的に使用されているものである。
本明細書で使用される場合、以下の用語は、特に指定しない限り、それらに帰する意味
を有する。
本明細書を通して、「含む(comprise)」という用語および「含む(comprises)」ま
たは「含む(comprising)」などの変形は、指定の整数(もしくは成分)または整数(も
しくは成分)の群を含むが、任意の他の整数(もしくは成分)または整数(もしくは成分
)の群を除外するものではないことを意味すると理解されるであろう。
文脈上明らかに指示されない限り、「a」、「an」、および「the」という単数形
は、複数の指示対象を含む。
「含む」という用語は、「含むが、これに限定されない」を意味するために使用される
。「含む」および「含むが、これらに限定されない」は、互換的に使用される。
「患者」、「対象」、および「個体」という用語は、互換的に使用され得、ヒトまたは
非ヒト動物のいずれも指す。これらの用語には、ヒト、霊長類、家畜動物(例えば、ウシ
、ブタ)、コンパニオンアニマル(例えば、イヌ、ネコ)、およびげっ歯類(例えば、マ
ウスおよびラット)などの哺乳動物が含まれる。
本明細書で使用される場合、「ペプチド」という用語は、ペプチド結合によって一緒に
接合された2つ以上のアミノ酸の配列を広く指す。この用語は、特定の長さのアミノ酸の
ポリマーを意味するものではなく、ポリペプチドが組換え技術、化学的もしくは酵素的合
成を使用して生成されるか、または天然に存在するかを意味したり、区別したりすること
を意図するものでもないことを理解すべきである。ペプチドという用語は、環状ペプチド
を含む。
本明細書で使用される場合、「配列同一性」、「同一性パーセント」、「相同性パーセ
ント」、または例えば「に対して50%同一の配列」を含む記載は、配列が比較範囲にわ
たってヌクレオチド基準でまたはアミノ酸基準で同一である程度を指す。したがって、「
配列同一性パーセント」という用語は、比較範囲にわたって2つの最適にアラインメント
された配列を比較し、一致した位置の数を得るために、同一の核酸塩基(例えばA、T、
C、G、I)または同一のアミノ酸残基(例えば、Ala、Pro、Ser、Thr、G
ly、Val、Leu、Ile、Phe、Tyr、Trp、Lys、Arg、His、A
sp、Glu、Asn、Gln、Cys、およびMet)が両方の配列に存在する位置の
数を求め、一致した位置の数を比較範囲内の位置の総数(即ち、ウィンドウサイズ)で除
し、その結果に100を乗じて配列同一性パーセントを得ることによって算出され得る。
配列間の配列類似性または配列同一性(これらの用語は本明細書では互換的に使用され
る)の計算は、以下のように実施することができる。2つのアミノ酸配列または2つの核
酸配列の同一性パーセントを求めるために、最適に比較する目的でこれらの配列をアライ
メントしてよい(例えば、最適にアライメントするために第1および第2のアミノ酸また
は核酸配列の一方または両方にギャップを導入してよく、比較目的のために非相同配列を
無視してよい)。特定の実施形態では、比較目的のためにアラインメントされる参照配列
の長さは、参照配列の長さの少なくとも30%、好ましくは少なくとも40%、より好ま
しくは少なくとも50%、60%、さらにより好ましくは少なくとも70%、80%、9
0%、100%である。次いで、対応するアミノ酸位置またはヌクレオチド位置における
アミノ酸残基またはヌクレオチドを比較する。第1の配列中の位置が、第2の配列の対応
する位置と同じアミノ酸残基またはヌクレオチドで占有されているとき、その位置におい
て分子は同一である。
2つの配列間の同一性パーセントは、2つの配列を最適にアライメントするために導入
する必要があるギャップの数および各ギャップの長さを考慮して、配列が共有している同
一の位置の数の関数である。
2つの配列間の配列の比較および同一性パーセントの決定は、数学的アルゴリズムを使
用して達成することができる。いくつかの実施形態では、2つのアミノ酸配列間の同一性
パーセントは、GCGソフトウェアパッケージのGAPプログラムに組み込まれているN
eedlemanおよびWunschのアルゴリズム(1970,J.Mol.Biol
.48:444-453)を使用し、Blossum 62マトリックスまたはPAM2
50マトリックスのいずれか、ならびに16、14、12、10、8、6、または4のギ
ャップ重み(gap weight)、および1、2、3、4、5、または6の長さ重み(length w
eight)を使用して求められる。さらに別の好ましい実施形態では、2つのヌクレオチド
配列間の同一性パーセントは、GCGソフトウェアパッケージのGAPプログラムを使用
し、NWSgapdna.CMPマトリックス、ならびに40、50、60、70、また
は80のギャップ重み、および1、2、3、4、5、または6の長さ重みを使用して求め
られる。別の例示的なパラメータのセットは、ギャップペナルティが12、ギャップ伸長
ペナルティが4、フレームシフトギャップペナルティが5のBlosum62スコアリン
グマトリックスを含む。2つのアミノ酸またはヌクレオチド配列間の同一性パーセントは
、ALIGNプログラム(バージョン2.0)に組み込まれているE.Meyersおよ
びW.Millerのアルゴリズム(1989,Cabios,4:11-17)を使用
し、PAM120重み残基表、ギャップ長ペナルティ12、およびギャップペナルティ4
を用いて求めることもできる。
本明細書に記載のペプチド配列は、例えば、他のファミリーメンバーまたは関連配列を
同定するために公開データベースに対する検索を実行するための「クエリ配列」として使
用することができる。このようなアルゴリズムは、Altschul,et al.,(
1990,J.Mol.Biol,215:403-10)のNBLASTおよびXBL
ASTプログラム(バージョン2.0)を用いて実施することができる。NBLASTプ
ログラム、スコア=100、ワード長=12を用いてBLASTヌクレオチド検索を実行
して、本発明の核酸分子に対して相同なヌクレオチド配列を得ることができる。XBLA
STプログラム、スコア=50、ワード長=3を用いてBLASTタンパク質検索を実行
して、本発明のタンパク質分子に対して相同なアミノ酸配列を得ることができる。比較目
的のためにギャップ有りアラインメントを得るために、Altschul et al.
(Nucleic Acids Res.25:3389-3402,1997)に記載
の通り、Gapped BLASTを利用することができる。BLASTおよびGapp
ed BLASTプログラムを利用する場合、それぞれのプログラム(例えば、XBLA
STおよびNBLAST)のデフォルトパラメータを使用してよい。
本明細書で使用される場合、「保存的置換」という用語は、1つ以上のアミノ酸が別の
生物学的に類似の残基によって置き換えられることを意味する。例としては、類似の特徴
、例えば、小アミノ酸、酸性アミノ酸、極性アミノ酸、塩基性アミノ酸、疎水性アミノ酸
、および芳香族アミノ酸を有するアミノ酸残基の置換が挙げられる。例えば、以下の表を
参照されたい。本発明のいくつかの実施形態では、1つ以上のMet残基が、Metのバ
イオアイソスターであるが、Metとは対照的に容易には酸化されないノルロイシン(N
le)で置換される。内因性の哺乳動物ペプチドおよびタンパク質では通常みられない残
基による保存的置換の別の例は、例えば、オルニチン、カナバニン、アミノエチルシステ
イン、または別の塩基性アミノ酸によるArgまたはLysの保存的置換である。いくつ
かの実施形態では、本発明のペプチド類似体の1つ以上のシステインは、セリンなどの別
の残基で置換され得る。ペプチドおよびタンパク質における表現型的にサイレントの置換
に関するさらなる情報については、例えば、Bowie et.al.Science
247,1306-1310,1990を参照。以下のスキームでは、アミノ酸の保存的
置換は、物理化学的特性によってグループ化される。I:中性、親水性、II:酸および
アミド、III:塩基性、IV:疎水性、V:芳香族、嵩高いアミノ酸。
以下のスキームでは、アミノ酸の保存的置換は、物理化学的特性によってグループ化さ
れる。VI:中性または疎水性、VII:酸性、VIII:塩基性、IX:極性、X:芳
香族。
本明細書で使用される場合、「アミノ酸」または「任意のアミノ酸」という用語は、天
然に存在するアミノ酸(例えば、a-アミノ酸)、非天然アミノ酸、修飾アミノ酸、およ
び非天然アミノ酸を含む、任意の、そして、全てのアミノ酸を指す。それは、D-および
L-アミノ酸の両方を含む。天然アミノ酸には、例えば、組み合わされてペプチド鎖にな
り、膨大なタンパク質の構成ブロックを形成する23種のアミノ酸などの天然にみられる
ものが含まれる。これらは主にL立体異性体であるが、細菌エンベロープおよびいくつか
の抗生物質にはいくつかのD-アミノ酸が存在する。20種の「標準的な」天然アミノ酸
は、上記の表に列挙されている。「非標準的な」天然アミノ酸は、ピロリジン(メタン生
成生物および他の真核生物にみられる)、セレノシステイン(多くの非真核生物およびほ
とんどの真核生物に存在する)、およびN-ホルミルメチオニン(細菌、ミトコンドリア
、および葉緑体における開始コドンAUGによってコードされている)である。「非天然
」または「非-天然」アミノ酸は、天然に存在するかまたは化学的に合成される、非タン
パク質原性アミノ酸(すなわち、天然にはコードされていないか、または遺伝コードには
みられないもの)である。140を超える非天然アミノ酸が既知であり、数千のさらなる
組み合わせが可能である。「非天然」アミノ酸の例としては、β-アミノ酸(βおよび
β)、ホモアミノ酸、プロリンおよびピルビン酸誘導体、3-置換アラニン誘導体、グ
リシン誘導体、環置換フェニルアラニンおよびチロシン誘導体、直鎖コアアミノ酸、ジア
ミノ酸、D-アミノ酸、アルファ-メチルアミノ酸、ならびにN-メチルアミノ酸が挙げ
られる。非天然または非-天然アミノ酸には、修飾アミノ酸も含まれる。「修飾」アミノ
酸は、アミノ酸に天然には存在しない基または化学部分を含むように化学的に修飾された
アミノ酸(例えば、天然アミノ酸)を含む。特定の実施形態によれば、ペプチド阻害剤は
、ペプチド阻害剤中に存在する2つのアミノ酸残基間の分子内結合を含む。結合を形成す
るアミノ酸残基は、互いに結合していないときと比較して、互いに結合したときには若干
変化することが理解される。具体的なアミノ酸への言及は、その非結合状態および結合状
態の両方におけるアミノ酸を包含することを意味する。例えば、その非結合形態のアミノ
酸残基ホモセリン(hSer)またはホモセリン(Cl)は、本発明による分子内結合に
関与する場合、2-アミノ酪酸(Abu)の形態をとり得る。本発明は、X4とX9との
間に架橋を含むペプチド阻害剤、ならびにX4とX9との間に架橋を含まない、例えば、
架橋を形成する前のペプチド阻害剤の両方を含む。したがって、hSerおよびAbuの
名称は、同じアミノ酸を示すことを意図しており、互換的に使用される。
ほとんどの場合、本明細書で使用される天然に存在するおよび天然には存在しないアミ
ノアシル残基の名称は、「Nomenclature of α-アミノAcids(R
ecommendations,1974)」Biochemistry,14(2),
(1975)に記載されている、Nomenclature of Organic C
hemistry and the IUPAC-IUB Commission on
Biochemical NomenclatureにおいてIUPAC Commi
ssionが提案している命名規則に従う。本明細書および添付の特許請求の範囲で用い
られるアミノ酸およびアミノアシル残基の名称および略称がそれらの提案とは異なる限り
では、それらは読者に明らかになるであろう。本発明を説明するのに有用ないくつかの略
語を、以下の表1に定義する。
本明細書を通して、天然に存在するアミノ酸がその完全な名称(例えば、アラニン、ア
ルギニンなど)によって言及されない場合、従来の三文字または一文字の略語(例えば、
アラニンについてはAlaまたはA、アルギニンについてはArgまたはRなど)によっ
て表記される。特に指示がない限り、アミノ酸の三文字および一文字の略語は、対象のア
ミノ酸のL-異性体形態を指す。本明細書で使用される場合、「L-アミノ酸」という用
語は、ペプチドの「L」異性体形態を指し、逆に「D-アミノ酸」という用語は、ペプチ
ドの「D」異性体形態(例えば、Dasp、(D)Asp、またはD-Asp;Dphe
、(D)Phe、またはD-Phe)を指す。ペプチドが所望の機能を保持している限り
、任意のL-アミノ酸残基をD異性体形態のアミノ酸残基に置換してもよい。D-アミノ
酸は、一文字の略語を使用して言及される場合、慣例により小文字で示され得る。
それほど一般的ではないまたは天然には存在しないアミノ酸の場合、完全な名称(例え
ば、サルコシン、オルニチンなど)によって言及されない場合、SarまたはSarc(
サルコシン、すなわち、N-メチルグリシン)、Aib(α-アミノイソ酪酸)、Dab
(2,4-ジアミノブタン酸)、Dapa(2,3-ジアミノプロパン酸)、γ-Glu
(γ-グルタミン酸)、Gaba(γ-アミノブタン酸)、β-Pro(ピロリジン-3
-カルボン酸)、および8Ado(8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸)、Abu
(2-アミノ酪酸)、βhPro(β-ホモプロリン)、βhPhe(β-ホモフェニル
アラニン)、およびBip(β,βジフェニルアラニン)、およびIda(イミノ二酢酸
)を含む、その残基について高頻度で使用される三文字または四文字表記が使用される。
当業者には明らかであるように、本明細書に開示されるペプチド配列は、左から右に進
むように示され、配列の左端がペプチドのN末端であり、配列の右端がペプチドのC末端
である。本明細書に開示される配列の中には、配列のアミノ末端(N末端)に「Hy-」
部分を、そして、配列のカルボキシ末端(C末端)に「-OH」部分または「-NH
部分のいずれかがを組み込まれた配列がある。そのような場合、特に指示がない限り、対
象の配列のN末端における「Hy-」部分は、N末端における遊離第一級または第二級ア
ミノ基の存在に対応する水素原子を示し、一方、配列のC末端における「-OH」または
「-NH」部分は、それぞれ、C末端におけるアミド(CONH)基の存在に対応す
るヒドロキシ基またはアミノ基を示す。本発明の各配列において、C末端の「-NH
部分をC末端の「-OH」部分に置換してもよく、逆もまた同様である。
当業者は、特定のアミノ酸および他の化学部分が別の分子に結合したときに修飾される
ことを理解するであろう。例えば、アミノ酸側鎖は、別のアミノ酸側鎖と分子内架橋を形
成するときに修飾される場合があり、例えば、1つ以上の水素が、結合によって除去また
は置換され得る。したがって、本明細書で使用される場合、(例えば、X4位またはX9
位における)本発明のペプチド二量体中に存在するアミノ酸または修飾アミノ酸への言及
は、分子内結合を形成する前後の両方にペプチド中に存在するそのようなアミノ酸または
修飾アミノ酸の形態を含むことを意味する。
本明細書で使用される場合、「二量体」という用語は、広く、2つ以上の単量体サブユ
ニットを含むペプチドを指す。特定の二量体は、式(I)のまたは本明細書に記載の配列
を含む、2つの単量体サブユニットを含む。本発明の二量体は、ホモ二量体およびヘテロ
二量体を含む。二量体の単量体サブユニットは、そのC末端もしくはN末端で連結されて
もよく、または内部アミノ酸残基を介して連結されてもよい。二量体の各単量体サブユニ
ットは、同じ部位を介して連結されてもよく、または各々が異なる部位(例えば、C末端
、N末端、または内部部位)を通じて連結されてもよい。
本明細書で使用される場合、「NH」という用語は、ポリペプチドのアミノ末端に存
在する遊離アミノ基を指し得る。本明細書で使用される場合、「OH」という用語は、ペ
プチドのカルボキシ末端に存在する遊離カルボキシ基を指し得る。さらに、本明細書で使
用される場合、「Ac」という用語は、ポリペプチドのCまたはN末端のアシル化を通し
たアセチル保護を指す。本明細書に示される特定のペプチドでは、ペプチドのC末端に位
置するNHは、アミノ基を示す。
本明細書で使用される場合、「カルボキシ」という用語は、-COHを指す。
本明細書で使用される場合、「同配体置換」という用語は、指定のアミノ酸と類似する
化学的および/または構造的特性を有する任意のアミノ酸または他の類似体部分を指す。
特定の実施形態では、同配体置換は、指定のアミノ酸の保存的置換または類似体である。
本明細書で使用される場合、「環化」という用語は、ジスルフィド架橋またはチオエー
テル結合を形成することなどによって、ポリペプチド分子の一部がポリペプチド分子の別
の一部に連結されて閉鎖環を形成することを指す。
本明細書で使用される場合、「サブユニット」という用語は、二量体ペプチド組成物を
形成するために接合される一対のポリペプチド単量体のうちの一方を指す。
本明細書で使用される場合、「リンカー部分」という用語は、広く、2つのペプチド単
量体サブユニットを連結または接合させて二量体を形成することができる化学構造を指す
本明細書で使用される場合、「医薬的に許容される塩」という用語は、水または油溶性
または分散性である本発明のペプチドまたは化合物の塩または双性イオン形態を表し、こ
れは、過度の毒性、刺激、およびアレルギー応答なく疾患を治療するのに適しており、合
理的なベネフィット/リスク比に相応し、その意図される用途に有効である。塩は、化合
物の最終的な単離および精製中に、またはアミノ基を好適な酸と反応させることによって
別々に、調製することができる。代表的な酸付加塩としては、酢酸塩、アジピン酸塩、ア
ルギン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫
酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、ジグルコン酸塩、グリセロリ
ン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化
水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシエタンスルホン酸塩(イセチオン酸塩)、乳
酸塩、マレイン酸塩、メシチレンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフチレンスルホ
ン酸塩、ニコチン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン
酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン
酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、リン酸塩、グル
タミン酸塩、重炭酸塩、パラ-トルエンスルホン酸塩、およびウンデカン酸塩が挙げられ
る。また、本発明の化合物におけるアミノ基は、以下を用いて四級化することができる:
メチル、エチル、プロピル、およびブチルの塩化物、臭化物、およびヨウ化物;ジメチル
、ジエチル、ジブチル、およびジアミルの硫酸塩;デシル、ラウリル、ミリスチル、およ
びステリルの塩化物、臭化物、およびヨウ化物;ならびにベンジルおよびフェネチルの臭
化物。治療的に許容される付加塩を形成するために用いることができる酸の例としては、
塩酸、臭化水素酸、硫酸、およびリン酸などの無機酸、ならびにシュウ酸、マレイン酸、
コハク酸、およびクエン酸などの有機酸が挙げられる。医薬的に許容される塩は、好適に
は、例えば、酸付加塩および塩基性塩の中から選択される塩であり得る。酸付加塩の例と
しては、塩化物塩、クエン酸塩、および酢酸塩が挙げられる。塩基性塩の例としては、カ
チオンが、ナトリウムまたはカリウムイオンなどのアルカリ金属カチオン、カルシウムま
たはマグネシウムイオンなどのアルカリ土類金属カチオン、ならびにN(R1)(R2)
(R3)(R4)+[式中、R1、R2、R3、およびR4は、独立して、典型的には、
水素、任意選択で置換されるC1-6アルキル、または任意選択で置換されるC2-6ア
ルケニルを示す]のタイプのイオンなどの置換アンモニウムイオンの中から選択される塩
が挙げられる。関連するC1-6アルキル基の例としては、メチル、エチル、1-プロピ
ル、および2-プロピル基が挙げられる。関連する可能性のあるC2-6アルケニル基の
例としては、エテニル、1-プロペニル、および2-プロペニルが挙げられる。医薬的に
許容される塩の他の例は、「Remington’s Pharmaceutical
Sciences」、第17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark
Publishing Company,Easton,PA,USA,1985(お
よびそのより新しい版)、「Encyclopaedia of Pharmaceut
ical Technology」、第3版、James Swarbrick(編)、
Informa Healthcare USA(Inc.),NY,USA,2007
、およびJ.Pharm.Sci.66:2(1977)に記載されている。また、好適
な塩に関するレビューについては、Handbook of Pharmaceutic
al Salts:Properties,Selection,and Use by
Stahl and Wermuth(Wiley-VCH,2002)を参照された
い。他の好適な塩基塩は、非毒性塩を形成する塩基から形成される。代表的な例としては
、アルミニウム、アルギニン、ベンザチン、カルシウム、コリン、ジエチルアミン、ジオ
ラミン、グリシン、リジン、マグネシウム、メグルミン、オラミン、カリウム、ナトリウ
ム、トロメタミン、および亜鉛塩が挙げられる。酸および塩基のヘミ塩、例えば、ヘミ硫
酸塩およびヘミカルシウム塩が形成される場合もある。
本明細書で使用される場合、「N(アルファ)メチル化」という用語は、全般にN-メ
チル化とも呼ばれるアミノ酸のアルファアミンのメチル化を説明する。
本明細書で使用される場合、「symメチル化」または「Arg-Me-sym」とい
う用語は、アルギニンのグアニジン基の2つの窒素の対称メチル化を説明する。さらに、
「asymメチル化」または「Arg-Me-asym」という用語は、アルギニンのグ
アニジン基の1つの窒素のメチル化を説明する。
本明細書で使用される場合、「アシル化有機化合物」という用語は、C末端二量体を形
成する前にアミノ酸または単量体もしくは二量体、例えば単量体サブユニットのN末端を
アシル化するために使用されるカルボン酸官能基を有する様々な化合物を指す。アシル化
有機化合物の非限定的な例としては、シクロプロピル酢酸、4-フルオロ安息香酸、4-
フルオロフェニル酢酸、3-フェニルプロピオン酸、コハク酸、グルタル酸、シクロペン
タンカルボン酸、3,3,3-トリフルオロプロピオン酸、3-フルオロメチル酪酸、テ
トラヘロ-2H-ピラン-4-カルボン酸が挙げられる。
「アルキル」という用語は、1~24個の炭素原子を含有する直鎖または分岐鎖、非環
式または環状の飽和脂肪族炭化水素を含む。代表的な飽和直鎖アルキルとしては、限定さ
れないが、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシルな
どが挙げられ、一方、飽和分岐アルキルとしては、限定されないが、イソプロピル、se
c-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、イソペンチルなどが挙げられる。代表的な
飽和環状アルキルとしては、限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシルなどが挙げられ、一方、不飽和環状アルキルとしては、限定され
ないが、シクロペンテニル、シクロヘキセニルなどが挙げられる。
「ハロ」または「ハロゲン」は、ブロモ(Br)、クロロ(Cl)、フルオロ(F)、
またはヨード(I)置換基を指す。
「ハロアルキル」という用語は、少なくとも1つの水素がハロゲン原子で置換されたア
ルキル構造を含む。2つ以上の水素原子がハロゲン原子で置換されている特定の実施形態
では、ハロゲン原子は全て互いに同じである。2つ以上の水素原子がハロゲン原子で置換
されている他の実施形態では、ハロゲン原子は、互いに全て同じわけではない。
「アルコキシ」基は、(アルキル)O-基[式中、アルキルは、本明細書で定義される
通りである]を指す。
「アリールオキシ」基は、(アリール)O-基[式中、アリールは、本明細書で定義さ
れる通りである]を指す。
「アミノカルボニル」または「カルボキサミド」は、-CONH基を指す。
「2-アミノエトキシ」は、-OCHCH-NH基を指す。
「2-アセチルアミノエトキシ」は、-OCHCH-N(H)C(O)Me基を指
す。
「哺乳動物」という用語は、ヒト、マウス、ラット、イヌ、ネコ、ハムスター、モルモ
ット、ウサギ、家畜などの任意の哺乳動物種を指す。
本明細書で使用される場合、本発明のペプチド阻害剤の「治療有効量」は、本明細書に
記載の疾患および障害のいずれかを含むがこれらに限定されないIL-23/IL-23
R関連疾患を治療するのに(例えば、IBDに関連する炎症を低減するのに)十分な量の
ペプチド阻害剤を説明することを意味する。具体的な実施形態では、治療有効量は、任意
の医学的治療に適用可能な所望のベネフィット/リスク比を達成するであろう。
アミノ酸の「類似体」、例えば、「Phe類似体」または「Tyr類似体」は、参照さ
れるアミノ酸の類似体を意味する。PheおよびTyr類似体を含む様々なアミノ酸類似
体が、当該技術分野において既知であり、利用可能である。特定の実施形態では、アミノ
酸類似体、例えば、Phe類似体またはTyr類似体は、それぞれ、PheまたはTyr
と比較して、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの置換を含む。特定の実施形態では、
置換は、アミノ酸の側鎖に存在する。特定の実施形態では、Phe類似体は、構造Phe
(R)[式中、Rは、Hy、OH、CH、COH、CONH、CONHOC
CHNH、t-Bu、OCHCHNH、フェノキシ、OCH、Oアリル
、Br、Cl、F、NH、N3、またはグアナジノである]を有する。特定の実施形態
では、Rは、CONHOCHCHNH、OCH、CONH、OCH、ま
たはCOHである。Phe類似体の例としては、hPhe、Phe(4-OMe)、α
-Me-Phe、hPhe(3,4-ジメトキシ)、Phe(4-CONH)、Phe
(4-フェノキシ)、Phe(4-グアナジノ)、Phe(4-tBu)、Phe(4-
CN)、Phe(4-Br)、Phe(4-OBzl)、Phe(4-NH)、BhP
he(4-F)、Phe(4-F)、Phe(3,5 DiF)、Phe(CHCO
H)、Phe(ペンタ-F)、Phe(3,4-Cl)、Phe(3,4-F)、P
he(4-CF)、ββ-ジPheAla、Phe(4-N)、Phe[4-(2-
アミノエトキシ)]、4-フェニルベンジルアラニン、Phe(4-CONH)、Ph
e(3,4-ジメトキシ)、Phe(4-CF)、Phe(2,3-Cl)、および
Phe(2,3-F)が挙げられるが、これらに限定されない。Tyr類似体の例とし
ては、hTyr、N-Me-Tyr、Tyr(3-tBu)、Tyr(4-N)、およ
びβhTyrが挙げられるが、これらに限定されない。
IL-23Rのペプチド阻害剤
ゲノムワイド関連研究(Genome-wide association studies、GWAS)において、I
L-23受容体(IL-23R)遺伝子と炎症性腸疾患(IBD)との有意な関連が証明
され、このことは、IL-23シグナル伝達の撹乱がこの疾患ならびに他の炎症性疾患お
よび障害の病態形成に関連し得ることを示唆している。本発明は、IL-23Rの拮抗作
用を通してIL-23経路を調節するための組成物および方法を提供する。
本発明は、概して、ペプチド単量体およびペプチド二量体の両方を含む、IL-23R
アンタゴニスト活性を有するペプチドに関する。特定の実施形態では、本発明は、IL-
23のアンタゴニストの経口送達によってIBDならびに他の疾患および障害を治療する
ための新たなパラダイムを実証する。IBDは、腸組織の局所炎症を代表し、したがって
、有利な治療剤は、腸の管腔側から作用し、患部組織において高い薬物濃度をもたらし、
全身アベイラビリティを最小限に抑え、全身的なアプローチと比較して改善された有効性
および安全性をもたらす。本発明の化合物の経口投与は、循環中の薬物濃度を制限しなが
ら、患部腸組織における薬物レベルを最大化し、それによって、IBDならびに他の疾患
および障害の生涯にわたる治療のための有効、安全、かつ持続性の送達を提供すると予想
される。
特定の実施形態では、本発明は、ジスルフィドまたは他の結合を介して環化構造を形成
する、ヘテロもしくはホモ単量体サブユニットを含む様々なペプチドまたはペプチド二量
体に関する。特定の実施形態では、ジスルフィドまたは他の結合は、分子内結合である。
ペプチド単量体阻害剤およびペプチド二量体阻害剤の単量体サブユニットの環化構造は、
ペプチド阻害剤の効力および選択性を増加させることが示されている。特定の実施形態で
は、ペプチド二量体阻害剤は、ペプチド二量体阻害剤内の2つの単量体ペプチドサブユニ
ットを連結させる1つ以上の分子内結合、例えば、各ペプチド単量体サブユニット内に1
つある2つのPen残基間の分子間架橋を含み得る。
本発明は、単量体または二量体であってよい、IL-23Rに結合するペプチド阻害剤
を提供する。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、IL-23のIL-23Rへの
結合を阻害する。特定の実施形態では、IL-23RはヒトIL-23Rであり、IL-
23はヒトIL-23である。特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、陰性対
照ペプチドと比較して、IL-23のIL-23Rへの結合を少なくとも20%、少なく
とも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70
%、少なくとも80%、または少なくとも90%減少させる。結合を判定する方法は、当
該技術分野で既知であり、添付の実施例に記載するELISAアッセイを含む。
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、例えば、IL-23のIL-23R
(例えば、ヒトIL-23およびヒトIL-23R)への結合の阻害について、>1mM
、<1mM、500nM~1000nM、<500nM、<250nM、<100nM、
<50nM、<25nM、<10nM、<5nM、<2nM、<1nM、または<5mM
のIC50を有する。活性を判定する方法は、当該技術分野で既知であり、添付の実施例
に記載するもののいずれかを含む。
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、模擬腸液(SIF)または模擬胃液
(SGF)において、および/または対照ペプチドと比較してレドックス条件下(例えば
、DTT)において、安定性が増大する、胃腸安定性が増加する、または安定性が増加す
る。特定の実施形態では、対照ペプチドは、同じまたは同様の長さの無関係なペプチドで
ある。具体的な実施形態では、対照ペプチドは、ペプチド阻害剤と同一または高度に関連
するアミノ酸配列(例えば、>90%の配列同一性)を有するペプチドである。具体的な
実施形態では、対照ペプチドは、ペプチド阻害剤と同一または非常に関連するアミノ酸配
列(例えば、>90%の配列同一性)を有するが、例えば、対照ペプチド内の2つのアミ
ノ酸残基間の分子内結合を介した環化構造を有さない、または二量体化されていない、ま
たは安定化のための共役を含まないペプチドである。具体的な実施形態では、ペプチド阻
害剤と対照ペプチドとの間の唯一の違いは、ペプチド阻害剤が、1つ以上のアミノ酸残基
をペプチド阻害剤に導入する1つ以上のアミノ酸置換を含み、導入されたアミノ残基(複
数可)が、ペプチド阻害剤における別のアミノ酸残基とスルフィド内ジスルフィドまたは
チオエーテル結合を形成することである。ペプチド二量体阻害剤の対照の一例は、ペプチ
ド二量体阻害剤中に存在する単量体サブユニットのうちの1つと同じ配列を有する単量体
である。共役を含むペプチド阻害剤の対照の一例は、同じ配列を有するが、共役部分を含
まないペプチドである。特定の実施形態では、対照ペプチドは、IL-23Rに結合する
IL-23の領域に対応するペプチド(例えば、天然に存在するペプチド)である。
ペプチドの安定性を判定する方法は、当該技術分野で既知である。特定の実施形態では
、ペプチド阻害剤の安定性は、例えば、実施例3に記載の通り、SIFアッセイを使用し
て判定される。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤の安定性は、例えば、実施例3に記
載の通り、SGFアッセイを使用して判定される。具体的な実施形態では、ペプチド阻害
剤は、SIFまたはSGFまたはDTTに曝露されたときに、1分超、10分超、20分
超、30分超、60分超、90分超、120分超、3時間超、または4時間超の、所与の
条件セット(例えば、温度)下での半減期(例えば、SIFまたはSGFまたはDTTに
おいて)を有する。特定の実施形態では、温度は、約25℃、約4℃、または約37℃で
あり、pHは、生理学的pH、またはpH約7.4である。
いくつかの実施形態では、半減期は、当該技術分野で既知の任意の好適な方法を使用し
てインビトロで測定され、例えば、いくつかの実施形態では、本発明のペプチドの安定性
は、37℃で予熱されたヒト血清(Sigma)と共にペプチドをインキュベートするこ
とによって判定される。典型的には24時間までの様々な時点で試料を採取し、ペプチド
またはペプチド二量体を血清タンパク質から分離し、次いで、LC-MSを使用して目的
のペプチドまたはペプチド二量体の存在について分析することによって、試料の安定性を
分析する。
いくつかの実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、対照ペプチドと比較して、溶解
度の改善または凝集特性の低下を示す。溶解度は、当該技術分野において既知の任意の好
適な方法によって求めることができる。いくつかの実施形態では、溶解度を求めるための
当該技術分野において既知の好適な方法は、様々なバッファ(酢酸pH4.0、酢酸pH
5.0、リン酸/クエン酸pH5.0、リン酸クエン酸pH6.0、リン酸pH6.0、
リン酸pH7.0、リン酸pH7.5、強PBS pH7.5、Tris pH7.5、
Tris pH8.0、グリシンpH9.0、水、酢酸(pH5.0、および当技術分野
で既知の他のpH)中でペプチドをインキュベートし、標準的な技術を使用して凝集また
は溶解度について試験することを含む。これらとしては、表面の疎水性を測定し、例えば
凝集または細動を検出するための視覚的沈殿、動的光散乱、円偏光二色性、および蛍光色
素が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、溶解度の改善とは
、ペプチドが対照ペプチドよりも所与の液体に対する可溶性が高いことを意味する。いく
つかの実施形態では、凝集の減少とは、ペプチドが対照ペプチドよりも所与の条件セット
下で所与の液体中においてより少ない凝集を有することを意味する。
経口送達されたときに腸組織において高い化合物濃度を達成するのに有利な特定の実施
形態では、本発明のペプチド阻害剤は、胃腸(GI)環境において安定である。GI管に
おけるタンパク質分解代謝は、膵臓から管腔に分泌されるか、または刷子縁酵素として生
成される酵素(ペプチン、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、アミノペプチダ
ーゼ、およびカルボキシペプチダーゼA/Bを含む)によって駆動される。プロテアーゼ
は、典型的には、幅のある高次構造のペプチドおよびタンパク質を切断する。腸液の還元
環境では、ジスルフィド結合が破壊され、その結果、直鎖ペプチドおよび急速なタンパク
質分解が生じ得る。この管腔のレドックス環境は、大部分はCys/CySSレドックス
サイクルによって決定される。腸細胞では、関連する活性としては、CYP450および
UDP-グルクロンシル-トランスフェラーゼなどの多数の消化酵素が挙げられる。最後
に、1010~1012CFU/mLの範囲の濃度で大腸内に存在する細菌は、別の代謝
バリアを構成する。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、胃(pH1.5~1.9)
における強酸性から、小腸(pH6~7.5)における塩基性に向かい、次いで、結腸に
おける弱酸性(pH5~7)に及ぶ様々なpHに対して安定である。そのようなペプチド
阻害剤は、腸内で3~4時間および結腸内で6~48時間を要すると推定されるプロセス
である、様々なGIコンパートメントを通過している間安定である。
いくつかの実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、例えば、ある期間にわたって分
解が少なく(すなわち、分解安定性が高く)、例えば、対照ペプチドよりも約10%以上
、または約20%以上、または約30%以上、約40以上、または約50%以上分解が少
ない。いくつかの実施形態では、分解安定性は、当該技術分野で既知の任意の好適な方法
を介して求められる。いくつかの実施形態では、分解は、酵素分解である。例えば、特定
の実施形態では、ペプチド阻害剤は、トリプシン、キモトリプシン、またはエラスターゼ
による分解に対する感受性が低下している。いくつかの実施形態では、分解安定性を求め
るための当該技術分野で既知の好適な方法は、Hawe et al.,J Pharm
Sci,VOL.101,No.3,2012,p 895-913に記載の方法を含
み、これはその全体が本明細書に組み込まれる。そのような方法は、いくつかの実施形態
では、保存寿命の延長された強力なペプチド配列を選択するために使用される。具体的な
実施形態では、ペプチド安定性は、例えば、国際公開第2016/011208号に記載
されているように、SIFアッセイまたはSGFアッセイを使用して求められる。
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、IL-23媒介性炎症を阻害または
低減する。関連する実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、例えば、細胞表面上のI
L-23Rに結合することによって、1つ以上のサイトカインのIL-23媒介性分泌を
阻害または低減し、それによって、IL-23の細胞への結合を阻害する。具体的な実施
形態では、本発明のペプチド阻害剤は、Jak2、Tyk2、Stat1、Stat3、
Stat4、またはStat5のIL-23媒介性活性化を阻害または低減する。サイト
カイン分泌の阻害およびシグナル伝達分子の阻害を判定する方法は、当該技術分野におい
て既知である。例えば、IL-23/IL-23Rシグナル伝達の阻害は、例えば、国際
公開第2016/011208号に記載されているように、細胞溶解物中のホスホ-St
at3レベルの阻害を測定することによって判定され得る。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、対照ペプチドと比較して、増大したレドック
ス安定性を有する。レドックス安定性を判定するために使用され得る様々なアッセイは、
当該技術分野で既知であり、利用可能である。これらのうちのいずれかを使用して、本発
明のペプチド阻害剤のレドックス安定性を判定することができる。
特定の実施形態では、本発明は、IL-23とIL-23Rとの間の結合を破壊または
遮断するために、インビトロまたはインビボでIL-23Rと結合または会合する様々な
ペプチド阻害剤を提供する。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、ヒトIL-23R
に結合するおよび/または阻害する。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、ヒトおよ
びげっ歯類のIL-23Rの両方に結合するおよび/または阻害する。特定の実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、ヒトおよびラットのIL-23Rの両方に結合するおよび/また
は阻害する。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、ヒトIL-23R、ラットIL-
23R、およびカニクイザルIL-23Rに結合および/または阻害する。具体的な実施
形態では、ペプチド阻害剤は、例えば、本明細書に記載のアッセイによって判定したとき
、ラットIL-23Rおよび/またはカニクイザルIL-23Rを少なくとも50%、少
なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少な
くとも95%阻害することに加えて、ヒトIL-23Rに結合または阻害する。特定の実
施形態では、ペプチド阻害剤は、マウスIL-23Rと比較して、ヒトIL-23Rおよ
び/またはラットIL-23Rおよび/またはカニクイザルIL-23Rに優先的に結合
および/または阻害する。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、マウスIL-23
Rと比較して、ラットIL-23Rに優先的に結合する。具体的な実施形態では、ペプチ
ド阻害剤は、マウスIL-23Rと比較してヒトIL-23Rに優先的に結合する。具体
的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、マウスIL-23Rと比較してカニクイザルIL
-23Rに優先的に結合する。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤のマウスIL-23
Rへの結合は、同じペプチド阻害剤のヒトIL-23Rおよび/またはラットIL-23
Rおよび/またはカニクイザルIL-23Rへの結合の75%未満、50%未満、40%
未満、30%未満、20%未満、または10%未満である。マウスIL-23Rと比較し
てヒトIL-23Rおよび/またはラットIL-23Rおよび/またはカニクイザルIL
-23Rを優先的に結合および/または阻害するペプチド阻害剤の特定の実施形態では、
ペプチド阻害剤は、マウスIL-23Rには存在するがヒトIL-23RまたはラットI
L-23またはカニクイザルIL-23Rには存在しない追加のアミノ酸の存在によって
破壊されるIL-23R領域に結合する。特定の実施形態では、マウスIL-23R中に
存在する追加のアミノ酸は、マウスIL23Rタンパク質のアミノ酸残基約315~アミ
ノ酸残基約340、例えば、アミノ酸領域NWQPWSSPFVHQTSQETGKR(
配列番号447)に対応する領域にある。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、ア
ミノ酸約230~アミノ酸残基約370のヒトIL-23Rの領域に結合する。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、経口投与後にGIに制限された局在を示す。
具体的な実施形態では、経口投与されたペプチド阻害剤の50%超、60%超、70%超
、80%超、または90%超は、胃腸器官および組織に局在する。具体的な実施形態では
、経口投与されたペプチド阻害剤の血漿レベルは、小腸粘膜、結腸粘膜、または近位結腸
にみられるペプチド阻害剤のレベルの20%未満、10%未満、5%未満、2%未満、1
%未満、または0.5%未満である。
本発明の様々なペプチド阻害剤は、天然アミノ酸のみで構築され得る。あるいは、ペプ
チド阻害剤は、修飾アミノ酸を含むがこれらに限定されない非天然アミノ酸を含んでいて
もよい。特定の実施形態では、修飾アミノ酸は、アミノ酸に天然には存在しない基または
化学部分を含むように化学的に修飾された天然アミノ酸を含む。本発明のペプチド阻害剤
は、1つ以上のD-アミノ酸をさらに含み得る。またさらに、本発明のペプチド阻害剤は
、アミノ酸類似体を含み得る。
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、1つ以上の修飾または非天然アミノ
酸を含む。本発明のいくつかの実施形態では、ペプチド阻害剤は、表1に示す1つ以上の
非天然アミノ酸を含む。特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、本明細書にお
ける表のいずれか1つに示されるアミノ酸配列またはペプチド阻害剤構造を含むもののう
ちのいずれかを含むがこれらに限定されない、本明細書に記載されているもののうちのい
ずれかを含む。
本発明はまた、遊離または塩形態の本明細書に記載のペプチド阻害剤のいずれかを含む
。したがって、本明細書に記載のペプチド阻害剤のいずれかの実施形態(および関連する
その使用方法)は、ペプチド阻害剤の医薬的に許容される塩を含む。
本発明はまた、本明細書における表のいずれか1つに示される配列を含むもののいずれ
かを含むがこれらに限定されない、本明細書に記載のペプチド阻害剤のいずれかの変異体
を含み、この場合、1つ以上のL-アミノ酸残基が、アミノ酸残基のD異性体形態で置換
されており、例えば、L-Alaは、D-Alaで置換されている。
本明細書に記載のペプチド阻害剤は、同位体で標識されたペプチド阻害剤を含む。具体
的な実施形態では、本開示は、本明細書に提示される様々な式および構造を有するかまた
は列挙されるもののいずれかと同一であるペプチド阻害剤を提供するが、実際は、1つ以
上の原子が、通常天然にみられる原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数
を有する原子によって置換されている。本化合物に組み込むことができる同位体の例とし
ては、水素、炭素、窒素、酸素、フッ素、および塩素の同位体、例えば、それぞれ、
H、13C、14C、15N、18O、17O、35S、18F、36Clが挙げら
れる。本明細書に記載の特定の同位体で標識された化合物、例えば、Hおよび14Cな
どの放射性同位元素が組み込まれたものは、薬物および/または基質組織分布アッセイに
おいて有用である。さらに、重水素、すなわちHなどの同位体による置換を行うと、代
謝安定性がより高くなる、例えば、インビボ半減期が長くなるかまたは必要な投薬量が少
なくなることに起因して特定の治療上の利点を得ることができる。
本発明はまた、本明細書に記載の特定のリンカー部分のうちのいずれかを含む、リンカ
ー部分に連結された本明細書に記載のペプチド単量体阻害剤のいずれかを含む。具体的な
実施形態では、リンカーはN末端またはC末端アミノ酸に結合するが、他の実施形態では
、リンカーは内部アミノ酸に結合する。具体的な実施形態では、リンカーは、2つの内部
アミノ酸、例えば、二量体を形成する2つの単量体サブユニットの各々における内部アミ
ノ酸に結合する。本発明のいくつかの実施形態では、ペプチド阻害剤は、示される1つ以
上のリンカー部分に結合する。
本発明はまた、本明細書に記載のペプチド阻害剤のペプチド配列と少なくとも90%、
少なくとも95%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有するペ
プチドを含むペプチドおよびペプチド二量体を含む。具体的な実施形態では、本発明のペ
プチド阻害剤は、コアペプチド配列と、1つ以上のN末端および/またはC末端修飾(例
えば、AcおよびNH)および/または1つ以上の共役リンカー部分および/または半
減期延長部分とを含む。本明細書で使用される場合、コアペプチド配列は、そのような修
飾および共役を含まないペプチドのアミノ酸配列である。
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤またはペプチド阻害剤の単量体サブユニ
ットは、7~35個のアミノ酸残基、8~35個のアミノ酸残基、9~35個のアミノ酸
残基、10~35個のアミノ酸残基、7~25個のアミノ酸残基、8~25個のアミノ酸
残基、9~25個のアミノ酸残基、10~25個のアミノ酸残基、7~20個のアミノ酸
残基、8~20個のアミノ酸残基、9~20個のアミノ酸残基、10~20個のアミノ酸
残基、7~18個のアミノ酸残基、8~18個のアミノ酸残基、9~18個のアミノ酸残
基、または10~18個のアミノ酸残基と、任意選択で、共役化学部分、例えばPEGま
たはリンカー部分などの1つ以上の追加の非アミノ酸部分と、を含むか、それらから本質
的になるか、またはそれらからなる。具体的な実施形態では、式Iの任意の実施形態のも
のを含むがこれらに限定されない、本発明のペプチド阻害剤(またはその単量体サブユニ
ット)は、10超、12超、15超、20超、25超、30超、または35超のアミノ酸
、例えば、35~50アミノ酸である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤(またはそ
の単量体サブユニット)は、50未満、35未満、30未満、25未満、20未満、15
未満、12未満、または10未満のアミノ酸である。具体的な実施形態では、ペプチド阻
害剤(またはペプチド単量体阻害剤)の単量体サブユニットは、7、8、9、10、11
、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、
25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、または35個のアミノ
酸残基を含むか、またはそれらからなる。具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害
剤の単量体サブユニットは、10~23個のアミノ酸残基と、任意選択で、共役化学部分
、例えば、PEGまたはリンカー部分などの1つ以上の追加の非アミノ酸部分と、を含む
か、またはそれらからなる。様々な実施形態では、単量体サブユニットは、7~35個の
アミノ酸残基、7~20個のアミノ酸残基、8~20個のアミノ酸残基、9~20個のア
ミノ酸残基、10~20個のアミノ酸残基、8~18個のアミノ酸残基、8~19個のア
ミノ酸残基、8~18個のアミノ酸残基、9~18個のアミノ酸残基、または10~18
個のアミノ酸残基を含むか、またはそれらからなる。本明細書に記載の様々な式のいずれ
かの具体的な実施形態では。
本明細書に記載の特定の例示的なペプチド阻害剤は、12個以上のアミノ酸残基を含む
。しかしながら、本発明はまた、7、8、9、10、または11個のアミノ酸残基を有す
るペプチド阻害剤を含む、本明細書に記載のペプチド配列のいずれかの断片を含むペプチ
ド阻害剤も含む。例えば、本発明のペプチド阻害剤は、X4-X9、X4-X10、X4
-X11、X4-X12、X4-X13、X4-X14、またはX4-X15を含むか、
またはそれらからなるペプチドを含む。
本発明の具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤のアミノ酸配列は、抗体内に存在しな
いか、または抗体のVもしくはV領域内に存在しない。
ペプチド阻害剤
本発明のペプチド阻害剤は、本明細書に記載のアミノ酸配列のうちのいずれかを含むか
またはそれからなるペプチド、本明細書に記載のペプチド配列のいずれかを含む化合物を
含む、本明細書に記載の構造のいずれかを有する化合物、ならびにそのようなペプチドお
よび化合物のいずれかの二量体を含む。本発明の例示的なペプチドは、添付の表のいずれ
かに記載のアミノ酸配列または構造を含む。
第1の態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体の単環式ペプチド阻害剤で
あって、当該ペプチド阻害剤が、式(I):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-X16 (I)
[式中、
X3は、存在しないか、または任意のアミノ酸であり;
X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X5は、Cit、Glu、Gly、置換Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、A
la、Lys、Asn、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys
、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLy
s(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、または
Aspであり;
X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-Me
Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルフ
ァ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり;
X7は、非置換Trp、あるいはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ
、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリール
で置換されたTrpであり;
X8は、Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLy
s(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、置換Phe、Tyr、As
n、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(
Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-N
al、Lys(b-Ala)、Lys(Gly)、Lys(ベンジル、Ac)、Lys(
ブチル、Ac)、Lys(イソブチル、Ac)、Lys(プロピル、Ac)、またはTr
pであり;
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X10は、Tyr、または非置換Tyr、非置換Phe、またはハロ、アルキル、ハロ
アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキサ
ミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheで
あり;
X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me
)、Phe(3,4-ジメトキシ)、2Quin、3Quin、1-Nal、非置換Tr
p、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで
置換されたTrpであり;
X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、Acvc、
アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アルファ-Me
Phe、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAsn、アルフ
ァ-MeTyr、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはAibであり;
X13は、任意のアミノ酸であり;
X14は、任意のアミノ酸であり;
また、
i)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3Pa
l、または4Pal以外の任意のアミノ酸であり;X16は、Sarc、aMeLeu、
(D)NMeTyr、His、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)Proで
あり;かつ当該ペプチド阻害剤が、
Ac-[Abu]-QTWQC]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-
Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[Aib]-[bA]-NH
以外であるか;
または
ii)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3P
al、4Pal、4トリアゾールAla、または5Pyalであり;X16は、存在しな
いか、(D)aMeTyr、(D)NMeTyr、あるいはTHP、置換もしくは非置換
Phe、置換もしくは非置換(D)Phe、置換もしくは非置換His、置換もしくは非
置換(D)His、置換もしくは非置換Trp、置換もしくは非置換2-Nal、または
N-置換Asp以外の任意のアミノ酸であり;化合物が、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-NH
以外であり;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンであり
また、5Pyalは、5-ピリミジン置換アラニンであり:
そして、
X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸
配列を含み;
また、
当該ペプチド阻害剤が、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体へ
の結合を阻害する、ペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、インターロイキン-23受容体の単環式ペプチド阻害
剤であって、当該ペプチド阻害剤が、式(I):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-X16 (I)
[式中、
X3は、存在しないか、または任意のアミノ酸であり;
X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X5は、Cit、Glu、Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、Ala、Lys
、Asn、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys、アルファ-
MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLys(Ac)、
Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、またはAspであり

X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-Me
Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルフ
ァ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり;
X7は、非置換Trp、あるいはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ
、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリール
で置換されたTrpであり;
X8は、Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLy
s(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、Asn、Thr、Val、
Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、Dab(Ac
)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-Nal、Lys(b-A
la)、Lys(Gly)、またはTrpであり;
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X10は、非置換Phe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコ
キシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノ
エトキシで置換されたPheであり;
X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me
)、Phe(3,4-ジメトキシ)、2Quin、3Quin、1-Nal、非置換Tr
p、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで
置換されたTrpであり;
X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-
MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アルファ-MePhe、ア
ルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAsn、アルファ-MeT
yr、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはAibであり;
X13は、任意のアミノ酸であり;
X14は、任意のアミノ酸であり;
また、
i)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3Pa
l、または4Pal以外の任意のアミノ酸であり;X16は、Sarc、aMeLeu、
(D)NMeTyr、His、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)Proで
あり;かつ当該ペプチド阻害剤が、
Ac-[Abu]-QTWQC]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-
Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[Aib]-[bA]-NH
以外であるか;
または
ii)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3P
al、4Pal、または5Pyalであり;X16は、存在しないか、(D)aMeTy
r、(D)NMeTyr、あるいはTHP、置換もしくは非置換Phe、置換もしくは非
置換(D)Phe、置換もしくは非置換His、置換もしくは非置換(D)His、置換
もしくは非置換Trp、置換もしくは非置換2-Nal、またはN-置換Asp以外の任
意のアミノ酸であり;化合物が、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-NH
以外であり;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンであり
また、
5Pyalは、5-ピリミジン置換アラニンであり:
そして、
X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸
配列を含むかまたはそれからなり;
また、
当該ペプチド阻害剤が、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体へ
の結合を阻害する、ペプチド阻害剤、またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物
を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、インターロイキン-23受容体の単環式ペプチド阻害
剤であって、当該ペプチド阻害剤が、式(I):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-X16 (I)
[式中、
X3は、存在しないか、または任意のアミノ酸であり;
X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X5は、任意のアミノ酸であり;
X6は、任意のアミノ酸であり;
X7は、非置換Trp、あるいはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ
、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリール
で置換されたTrpであり;
X8は、任意のアミノ酸であり;
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X10は、非置換Phe、またはハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコ
キシ、カルボキシ、カルボキサミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノ
エトキシで置換されたPheであり;
X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me
)、Phe(3,4-ジメトキシ)、2Quin、3Quin、1-Nal、非置換Tr
p、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで
置換されたTrpであり;
X12は、任意のアミノ酸であり;
各X13、およびX14は、独立して、任意のアミノ酸であり;
また、
i)X15は、His、(D)His、または置換もしくは非置換His、2Pal、
3Pal、または4Pal以外の任意のアミノ酸であり;X16は、Sarc、aMeL
eu、(D)NMeTyr、His、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)P
roであり;化合物が、
Ac-[Abu]-QTWQC]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-
Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[Aib]-[bA]-NH
以外であるか;
または
ii)X15は、His、(D)His、または置換もしくは非置換His、2Pal
、3Pal、4Pal、または5Pyalであり;X16は、存在しないか、(D)aM
eTyr、(D)NMeTyr、あるいはTHP、置換もしくは非置換Phe、置換もし
くは非置換(D)Phe、置換もしくは非置換His、置換もしくは非置換(D)His
、置換もしくは非置換Trp、置換もしくは非置換2-Nal、またはN-置換Asp以
外の任意のアミノ酸であり;当該ペプチド阻害剤が、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-NH
以外であり;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンであり
また、
5Pyalは、5-ピリミジン置換アラニンであり:
また、
X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸
配列を含むかまたはそれからなり;
また、
当該ペプチド阻害剤が、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体へ
の結合を阻害する、ペプチド阻害剤、またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物
を提供する。
特定の実施形態では、X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、
2Pal、3Pal、または4Pal以外の任意のアミノ酸であり;X16は、Sarc
、aMeLeu、(D)NMeTyr、His、(D)Thr、bAla、Pro、また
は(D)Proであり;当該ペプチド阻害剤は、
Ac-[Abu]-QTWQC]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-
Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[Aib]-[bA]-NH
以外である。
特定の実施形態では、X15は、His、(D)His、または置換もしくは非置換H
is、2Pal、3Pal、4Pal、または5Pyalであり;X16は、存在しない
か、(D)aMeTyr、(D)NMeTyr、あるいはTHP、置換もしくは非置換P
he、置換もしくは非置換(D)Phe、置換もしくは非置換His、置換もしくは非置
換(D)His、置換もしくは非置換Trp、置換もしくは非置換2-Nal、またはN
-置換Asp以外の任意のアミノ酸である。
特定の実施形態では、X15は、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16
は、Sarc、aMeLeu、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)Proで
ある。特定の実施形態では、X15は、2Pal、3Pal、または4Palであり;X
16は、Sarcである。特定の実施形態では、X15は、2Pal、3Pal、または
4Palであり;X16は、存在しない。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Ia):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-Sarc (Ia)
[式中、X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]の
アミノ酸配列を含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Ib):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-(D)NMeTyr (Ib)
[式中、X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]の
アミノ酸配列を含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Ic):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-[Pal]-X16 (Ic)
[式中、Palは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、存在せず

2Palが、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palが、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palが、4-ピリジル置換アラニンであり
また、X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のア
ミノ酸配列を含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Id):
X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
4-[His’]-X16 (Id)
[式中、His’は、Hisまたは3-MeHisであり;X16は、存在せず;X4
およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸配列を
含む。
特定の実施形態では、X15は、任意のアミノ酸であり;X16は、bA、aMe(D
)Tyr、(D)NMeTyr、Sarc、Pro、または(D)Proであり;ペプチ
ド阻害剤は、
Ac-[Abu]-QTWQC]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-
Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[Aib]-[bA]-NH
以外である。
特定の実施形態では、X15は、任意のアミノ酸であり;X16は、bA、aMe(D
)Tyr、(D)NMeTyr、Sarc、Pro、または(D)Proであり;ペプチ
ド阻害剤は、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH;または
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
以外である。
特定の実施形態では、X15は、3Quin、His、(D)His、3-Pal、ま
たは4-Palであり;X16は、(D)NMeTyrまたはSarcである。特定の実
施形態では、X15は、3Quin、His、(D)His、3-Pal、または4-P
alであり;X16は、(D)NMeTyrである。特定の実施形態では、X15は、3
Quin、His、(D)His、3-Pal、または4-Palであり;X16は、S
arcである。
特定の実施形態では、X15は、任意のアミノ酸であり;X16は、(D)NMeTy
r、またはSarcであり;ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH;または
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
以外である。
特定の実施形態では、X15は、3Quin、Asn、His、(D)His、(D)
Leu、(D)Lys、3-Pal、4-Pal、Phe、置換Phe、(D)Thr、
置換Trp、または(D)Valであり;X16は、(D)NMeTyr、またはSar
cであり;ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH;または
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
以外である。
特定の実施形態では、X16は、(D)NMeTyrである。
特定の実施形態では、X16は、Sarcであり;ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
以外である;
特定の実施形態では、X15はHis、(D)Lys、3-Pal、または4-Pal
であり;X16は、(D)NMeTyr、またはSarcであり;ペプチド阻害剤は、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
以外である。
特定の実施形態では、X15は、Asn、His、(D)、His、(D)Leu、(
D)Lys、3-Pal、置換もしくは非置換Phe、(D)Thr、または(D)Va
lであり;X16は、(D)NMeTyrである。
特定の実施形態では、X15は、3Quin、Asn、His、(D)His、(D)
Leu、(D)Lys、3-Pal、4-Pal、もしくは置換Trpであり;X16は
、Sarcであり;ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH;または
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
以外である。
特定の実施形態では、X15は、(3-Me)His、3-Pal、または4-Pal
であり;X16は、存在しないか、Sarcまたは(D)NMeTyrである。特定の実
施形態では、X15は、(3-Me)Hisまたは3-Palであり;X16は、存在し
ないか、またはSarcである。
特定の実施形態では、X15は、3-Palであり;X16は、Sarcである。
特定の実施形態では、X15は、Asn、His、(D)Lys、または3-Palで
あり;X16は、(D)NMeTyr、またはSarcであり;ペプチド阻害剤は、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH;または
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
以外である。
特定の実施形態では、X15は、5-Pyal、(D)His、(1-Me)His、
(3-Me)His、2-Pal、または3-Palであり;X16は、存在せず;ペプ
チド阻害剤は、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-NH
以外である。
特定の実施形態では、X15は、5-Pyal、(1-Me)His、または(3-M
e)Hisであり;X16は、存在しない。
特定の実施形態では、X15は、5-Pyalまたは(3-Me)Hisであり;X1
6は、存在しない。
特定の実施形態では、X4またはX9は、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCy
s、(D)Pen、またはPenであり;X4とX9との間の結合は、ジスルフィド結合
である。
特定の実施形態では、X4は、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysで
ある。
特定の実施形態では、X4は、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)
である。
特定の実施形態では、X4は、Penである。特定の実施形態では、X4は、Abuで
ある。
特定の実施形態では、X9は、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysで
ある。
特定の実施形態では、X9は、Penまたは(D)Penである。
特定の実施形態では、X9は、Penである。
特定の実施形態では、X4はPenであり、X9はPenであり、結合はジスルフィド
結合である。
特定の実施形態では、X4はPenであり、X9はCysであり、結合はジスルフィド
結合である。
特定の実施形態では、X4またはX9はAbuであり、X4とX9との間の結合は、チ
オエーテル結合である。
特定の実施形態では、X4は、Abuであり、X9は、Cys、(D)Cys、または
アルファ-MeCysである。特定の実施形態では、X9は、Penまたは(D)Pen
である。具体的な実施形態では、X9は、Penである。より具体的な実施形態では、X
9は、Cysである。最も具体的な実施形態では、X4は、Abuであり、X9は、Cy
sである。
特定の実施形態では、X4は、Abuであり、X9は、CysまたはPenであり、結
合はチオエーテル結合である。
特定の実施形態では、X4は、Abuであり、X9は、Cysであり、結合はチオエー
テル結合である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IIa)、(IIb)、または(IIc
):
Pen-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X14
-X15-X16 (IIa)、
Abu-X5-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X14
-X15-X16 (IIb)、または
Abu-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X14
-X15-X16 (IIc)、
[式中、X5~X8およびX10~X14は、式(I)について記載した通りであり;
X15はHis、(D)His、または置換もしくは非置換His、2Pal、3Pal
、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であるか;あるいはX15は、任意
のアミノ酸であり;X16は、Sarcである]のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド阻
害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか;または当該ペプチド阻
害剤は、Abu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、X15は、2Pal、3Pal、または4Palであり、X16
は、任意のアミノ酸である。
特定の実施形態では、X15は、任意のアミノ酸であり、X16は、Sarcである。
特定の実施形態では、X15は、任意のアミノ酸であり、X16は、(D)NMeTy
rである。
特定の実施形態では、X15は、Hisまたは3MeHisであり、X16は、任意の
アミノ酸である。
特定の実施形態では、X5は、Asn、Ser、Gln、またはGluである。
特定の実施形態では、X5は、AsnまたはGlnである。
特定の実施形態では、X5は、Asnである。特定の実施形態では、X5は、Serで
ある。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc
)、または(IIId):
Pen- Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-[Pal]-X16 (IIIa)、
Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-[Pal]-X16 (IIIb)、
Abu- Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X
14-[Pal]-X16 (IIIc)、または
Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-[Pal]-X16 (IIId)、
[式中、X6~X8およびX10~X14は、式(I)について記載した通りであり;
Palは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であ
り;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
のアミノ酸配列を含み;
当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IVa)、(IVb)、(IVc)、ま
たは(IVd)、(IVf)、(IVg)、または(IVh):
Pen- Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-Sarc (IVa)、
Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-Sarc (IVb)、
Abu- Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-Sarc (IVc)、
Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-Sarc (IVd)、
Pen- Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-(D)NMeTyr (IVe)、
Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-(D)NMeTyr (IVf)、
Abu- Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-(D)NMeTyr (IVg)、または
Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
4-X15-(D)NMeTyr (IVh)、
[式中、X6~X8およびX10~X14は、式(I)について記載した通りであり;
X15は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pe
n-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテ
ル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、X6は、Thrである。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Va)、(Vb)、(Vc)、または(
Vd):
Pen- Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-[Pal]-X16 (Va)、
Pen-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-[Pal]-X16 (Vb)、
Abu- Asn-Thr-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-
X14-[Pal]-X16 (Vc)、または
Abu-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-[Pal]-X16 (Vd)、
[式中、X7~X8およびX10~X14は、式(I)について記載した通りであり;
Palは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であ
り;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンであり
のアミノ酸配列を含み;
当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(VIe)、(VIf)、(VIg)、ま
たは(VIh):
Pen- Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-Sarc (VIa)、
Pen-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-Sarc (VIb)、
Abu- Asn-Thr-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-Sarc (VIc)、
Abu-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-Sarc (VId)、
Pen- Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-(D)NMeTyr (VIe)、
Pen-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-(D)NMeTyr (VIf)、
Abu- Asn-Thr-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-(D)NMeTyr (VIg)、または
Abu-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
14-X15-(D)NMeTyr (VIh)、
[式中、X7~X8およびX10~X14は、式(I)について記載した通りであり;
X15は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pe
n-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテ
ル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、X8は、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLy
s(Ac)、Lys(Ac)、またはGluである。
特定の実施形態では、X8は、Gluである。特定の実施形態では、X8は、Lys(
Ac)である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(VIIa)、(VIIb)、(VIIc
)、または(VIId):
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13
-X14-[Pal]-X16 (VIIa)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-[Pal]-X16 (VIIb)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-X10-X11-X12-X13
-X14-[Pal]-X16 (VIIc)(配列番号448)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-[Pal]-X16 (VIId)、
[式中、X7およびX10~X14は、式(I)について記載した通りであり;Pal
は、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であり;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
]のアミノ酸配列を含み;
当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(VIIIa)、(VIIIb)、(VI
IIc)、(VIIId)、(VIIIe)、(VIIIf)、(VIIIg)、または
(VIIIh):
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-Sarc (VIIIa)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-Sarc (VIIIb)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-Sarc (VIIIc)(配列番号449)、
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-Sarc (VIIId)、
Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-(D)NMeTyr (VIIIe)(配列番号450)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-(D)NMeTyr (VIIIf)(配列番号451)、
Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-(D)NMeTyr (VIIIg)(配列番号452)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
X14-X15-(D)NMeTyr (VIIIh)(配列番号453)、
[式中、X7およびX10~X14は、式(I)について記載した通りであり;X15
は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-P
enジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合
を介して環化される。
特定の実施形態では、X10は、Phe、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]、P
he[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]、またはPhe(4-CONH)である
特定の実施形態では、X10は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]またはPhe
[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]である。特定の実施形態では、X10は、Ph
e[4-(2-アミノエトキシ)]である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IXa)、(IXb)、(IXc)、ま
たは(IXd):
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
X12-X13-X14-[Pal]-X16 (IXa)(配列番号454)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
12-X13-X14-[Pal]-X16 (IXb)(配列番号455)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
X12-X13-X14-[Pal]-X16 (IXc)(配列番号456)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
12-X13-X14-[Pal]-X16 (IXd)(配列番号457)、
[式中、X7およびX11~X14は、式(I)について記載した通りであり;F(4
-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;Palは、2Pal、
3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であり;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
のアミノ酸配列を含み;
当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(Xd)
、(Xe)、(Xf)、(Xg)、または(Xh):
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
X12-X13-X14-X15-Sarc (Xa)(配列番号458)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
12-X13-X14-X15-Sarc (Xb)(配列番号459)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
X12-X13-X14-X15-Sarc (Xc)(配列番号460)、
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
12-X13-X14-X15-Sarc (Xd)(配列番号461)、
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
X12-X13-X14-X15-(D)NMeTyr (Xe)(配列番号462)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
12-X13-X14-X15-(D)NMeTyr (Xf)(配列番号463)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
X12-X13-X14-X15-(D)NMeTyr (Xg)(配列番号464)、
または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
12-X13-X14-X15-(D)NMeTyr (Xh)(配列番号465)、
[式中、X7およびX11~X14は、式(I)について記載した通りであり;F(4
-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;X15は、任意のアミ
ノ酸である]のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィ
ド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化さ
れる。
特定の実施形態では、X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(
THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、Ala、シクロヘキシルAl
a、Lys、またはAibである。
特定の実施形態では、X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(
THP)、アルファ-MeLys、またはアルファ-MeLeuである。
特定の実施形態では、X12は、アルファ-MeLeuである。特定の実施形態では、
X12は、THPである。
特定の実施形態では、X13は、Aib、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、
アルファ-MeArg、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLeu、アルファ-Me
Lys、アルファ-Me-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、D
ap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Lys、ペグ化Lys、b-ホモGlu、または
Lys(Y2-Ac);[式中、Y2は、アミノ酸である]である。特定の実施形態では
、X13は、Aib、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、アルファ-MeArg
、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLys、アルファ-Me-Asn、アルファ-
MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Lys
、またはb-ホモGluである。
特定の実施形態では、X13は、Glu、Gln、Lys(Ac)、またはLysであ
る。
特定の実施形態では、X13は、Lys(Ac)またはLysである。
特定の実施形態では、X13は、Lys(Ac)である。特定の実施形態では、X13
は、Gluである。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XIa)、(XIb)、(XIc)、ま
たは(XId):
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-[Pal]-X16 (XIa)(配列
番号466)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-[Pal]-X16 (XIb)(配列番
号467)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-[Pal]-X16 (XIc)(配列
番号468)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-[Pal]-X16 (XId)(配列番
号469)、
[式中、X7、X11、およびX14、およびX14は、式(I)について記載した通
りであり;F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;Pa
lは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であり;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
のアミノ酸配列を含み;
当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XIIa)、(XIIb)、(XIIc
)、(XIId)、(XIIe)、(XIIf)、(XIIg)、または(XIIh):
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-Sarc (XIIa)(配列
番号470)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-Sarc (XIIb)(配列番
号471)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-Sarc (XIIc)(配列
番号472)、
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-Sarc (XIId)(配列番
号473)、
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XII
e)(配列番号474)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XIIf
)(配列番号475)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XII
g)(配列番号476)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XIIh
)(配列番号477)、
[式中、X7、X11、およびX14は、式(I)について記載した通りであり;F(
4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;X15は、任意のア
ミノ酸である]のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフ
ィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化
される。
特定の実施形態では、X14は、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、As
p、Phe、Gly、Lys、Leu、Ala、(D)Ala、ベータ-Ala、His
、Thr、n-Leu、Gln、Ser、(D)Ser、Tic、Trp、アルファ-M
eGln、アルファ-MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、D
ap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、またはLys(Ac)である。特定の実施形態で
は、X14は、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、Asp、Phe、Gly
、Lys、Ala、(D)Ala、ベータ-Ala、His、Thr、Gln、Ser、
(D)Ser、Tic、Trp、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、アルフ
ァ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、ま
たはLys(Ac)である。
特定の実施形態では、X14は、Asnである。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XIIIa)、(XIIIb)、(XI
IIc)、または(XIIId):
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (XIIIa)(
配列番号478)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (XIIIb)(配
列番号479)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (XIIIc)(
配列番号480)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (XIIId)(配
列番号481)、
[式中、X7およびX11は、式(I)について記載した通りであり;F(4-2-a
e)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;Palは、2Pal、3Pal
、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み、当
該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもしくは
Abu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XIVa)、(XIVb)、(XIVc
)、(XIVd)、(XIVe)、(XIVf)、(XIVg)、または(XIVh):
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XIVa)(配列
番号482)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XIVb)(配列番
号483)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XIVc)(配列
番号484)、
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XIVd)(配列番
号485)、
Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTyr (XIV
e)(配列番号486)、
Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTyr (XIVf
)(配列番号487)、
Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTyr (XIV
g)(配列番号488)、または
Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTyr (XIVh
)(配列番号489)、
[式中、X7およびX11は、式(I)について記載した通りであり;F(4-2-a
e)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;X15は、任意のアミノ酸であ
る]のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、
またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、X7は、非置換Trpである。
特定の実施形態では、X7は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、
またはアルコキシで置換されたTrpであり;X11は、式(I)について記載した通り
である。
特定の実施形態では、X7は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、
またはアルコキシで置換されたTrpであり;置換は、4位、5位、6位、または7位に
ある。
特定の実施形態では、X7は、シアノ、F、Cl、Br、I、Me、Et、i-Pr、
n-Pr、n-Bu、t-Bu、CF、ヒドロキシ、OMe、またはOEtで置換され
たTrpであり;置換は、4、5、6、または7位にある。
特定の実施形態では、X7は、5-F、6-F、7-F、5-Cl、6-Cl、7-C
l、5-Me、6-Me、7-Me、5-OH、6-OH、7-OH、5-OMe、6-
OMe、または7-OMeで置換されたTrpである。
特定の実施形態では、X7は、7-Me、5-F、7-F、6-Cl、6-Me、4-
OMe、5-OMe、または5-Brで置換されたTrpである。
特定の実施形態では、X7は、7-Me、6-Me、4-OMe、または6-Clで置
換されたTrpである。
特定の実施形態では、X7は、7-Meで置換されたTrpである。
特定の実施形態では、X7は、フェニル、置換フェニル、またはチエニルで置換された
Trpである。
特定の実施形態では、X7は、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、
アルコキシ、フェニル、置換フェニル、またはチエニルで置換されたTrpである。
特定の実施形態では、X7は、i)非置換の、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロア
ルキル、アリールヒドロキシ、アルコキシ、もしくはハロアルコキシで置換されたフェニ
ル;あるいはii)チエニルで置換されたTrpである。
特定の実施形態では、X7は、非置換の、またはMe、Et、n-Pr、i-Pr、t
-Bu、OMe、OEt、Cl、F、CF3、OCF3、フェニル、置換フェニル、もし
くはアミドで置換されたフェニルで置換されたTrpである。
特定の実施形態では、X7は、7-Meで置換されたTrpである。特定の実施形態で
は、X7は、7-Phで置換されたTrpである。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XVa)、(XVb)、(XVc)、ま
たは(XVd):
Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
)]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (
XVa)(配列番号490)、
Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (X
Vb)(配列番号491)、
Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
)]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (
XVc)(配列番号492)、または
Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (X
Vd)(配列番号493)、
[式中、X11は、式(I)について記載した通りであり;F(4-2-ae)は、P
he[4-(2-アミノエトキシ)]であり;Palは、2Pal、3Pal、または4
Palであり;X16は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド
阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-P
enチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XVIa)、(XVIb)、(XVIc
)、(XVId)、(XVIe)、(XVIf)、(XVIg)、または(XVIh)の
アミノ酸配列を含み:
Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
)]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (X
VIa)(配列番号494)、
Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XV
Ib)(配列番号495)、
Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
)]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (X
VIc)(配列番号496)、
Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XV
Id)(配列番号497)、
Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
)]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeT
yr (XVIe)(配列番号498)、
Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTy
r (XVIf)(配列番号499)、
Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
)]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeT
yr (XVIg)(配列番号500)、または
Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTy
r (XVIh)(配列番号501)、
[式中、X11は、式(I)について記載した通りであり;F(4-2-ae)は、P
he[4-(2-アミノエトキシ)]であり;X15は、任意のアミノ酸である]のアミ
ノ酸配列を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、またはAb
u-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me
)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、または1-Nalである。
特定の実施形態では、X11は、2-Nalまたは1-Nalである。
特定の実施形態では、X11は、2-Nalである。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XVIIa)、(XVIIb)、(XV
IIc)、または(XVIId):
Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X
16 (XVIIa)(配列番号502)、
Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X1
6 (XVIIb)(配列番号503)、
Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X
16 (XVIIc)(配列番号504)、または
Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X1
6 (XVIId)(配列番号505)、
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;Pa
lは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸である]
のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合、また
はAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XVIIIa)、(XVIIIb)、(
XVIIIc)、(XVIIId)、(XVIIIe)、(XVIIIf)、(XVII
Ig)、または(XVIIIh):
Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sar
c (XVIIIa)(配列番号506)、
Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc
(XVIIIb)(配列番号507)、
Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sar
c (XVIIIc)(配列番号508)、
Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc
(XVIIId)(配列番号509)、
Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)
NMeTyr (XVIIIe)(配列番号510)、
Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)N
MeTyr (XVIIIf)(配列番号511)、
Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
)]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)
NMeTyr (XVIIIg)(配列番号512)、または
Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)N
MeTyr (XVIIIh)(配列番号513)、
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;X1
5は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-
Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結
合を介して環化される。
特定の実施形態では、X15は、2Pal、3Pal、4Pal、His、(D)Hi
s、Lys、(D)Lys、Leu、(D)Leu、2Quin、または3Quinであ
る。
特定の実施形態では、X15は、3Pal、4Pal、His、(D)His、(D)
Lys、または(D)Leuである。
特定の実施形態では、X15は、3Pal、His、(D)Lys、または(D)Le
uである。
特定の実施形態では、X15は、Hisである。
特定の実施形態では、X15は、3Palである。
特定の実施形態では、X16は、存在しない。
具体的な一実施形態では、X3は、存在しない。
特定の実施形態では、式(XVa)~(XVIIIh)に関して、W(7-Me)は、
W(7-Ph)で置換される。
特定の実施形態では、式(XVa)~(XVIIIh)に関して、W(7-Me)は、
Wまたは非置換Trpで置換される。
特定の実施形態では、式(XVa)~(XVIIIh)に関して、Glnは、Lys(
Ac)で置換される。
特定の実施形態では、式(XVa)~(XVIIIh)に関して、aMeLeuは、T
HPで置換される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z):
-X-R (Z)
[式中、
は、水素、Ac、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリ
ール-C1~C6アルキル、C1~C20アルカノイルであり、単独でまたは前述のいず
れかのスペーサーとしてPEG化バージョンを含み;Xは、式(I)、(Ia)、(Ib
)、(Ic)、(Id)、または式(II)~(XVIIId)のいずれかのアミノ酸配
列であり;Rは、OH、NH、またはNHMeである]の構造、またはその医薬的に
許容される塩を含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z):
-X-R (Z)
[式中、
は、水素、Ac、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリ
ール-C1~C6アルキル、C1~C20アルカノイルであり、単独でまたは前述のいず
れかのスペーサーとしてPEG化バージョンを含み;Xは、式(I)、式(II)~(X
VIIId)のいずれかのアミノ酸配列、または表E1のいずれかに記載のアミノ酸配列
であり;Rは、OHまたはNHである]の構造、またはその医薬的に許容される塩を
含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z):
-X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13
-X14-X15-X16-R (Z’)
[式中、
は、水素、Ac、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリ
ールC1~6アルキル、C1~C20アルカノイルであり、単独でまたは前述のいずれか
のスペーサーとしてPEG化バージョンを含み、Rは、OH、NH、またはN(H)
Meである]のアミノ酸配列、またはその医薬的に許容される塩を含むかまたはそれから
なる。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z):
-X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13
-X14-X15-X16-R (Z’)
[式中、
は、水素、Ac、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリ
ールC1~6アルキル、C1~C20アルカノイルであり、単独でまたは前述のいずれか
のスペーサーとしてPEG化バージョンを含み、Rは、OHまたはNHである]のア
ミノ酸またはその医薬的に許容される塩を含むかまたはそれからなる。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z):
-X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13
-X14-X15-X16-R (Z’)
[式中、
X3は、存在しないか、または任意のアミノ酸であり;
X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X5は、Cit、Glu、Gly、置換Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、A
la、Lys、Asn、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys
、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLy
s(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、または
Aspであり;
X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-Me
Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルフ
ァ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり;
X7は、非置換Trp、あるいはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ
、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリール
で置換されたTrpであり;
X8は、Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLy
s(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、置換Phe、Tyr、As
n、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(
Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-N
al、Lys(b-Ala)、Lys(Gly)、Lys(ベンジル、Ac)、Lys(
ブチル、Ac)、Lys(イソブチル、Ac)、Lys(プロピル、Ac)、またはTr
pであり;
X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
n、またはPen(スルホキシド)であり;
X10は、Tyr、または非置換Tyr、非置換Phe、またはハロ、アルキル、ハロ
アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキサ
ミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheで
あり;
X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me
)、Phe(3,4-ジメトキシ)、2Quin、3Quin、1-Nal、非置換Tr
p、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで
置換されたTrpであり;
X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、Acvc、
アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アルファ-Me
Phe、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAsn、アルフ
ァ-MeTyr、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはAibであり;
X13は、任意のアミノ酸であり;
X14は、任意のアミノ酸であり;
また、
i)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3Pa
l、または4Pal以外の任意のアミノ酸であり;X16は、Sarc、aMeLeu、
(D)NMeTyr、His、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)Proで
あり;当該ペプチド阻害剤は、
Ac-[Abu]-QTWQC]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-
Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
-[Sarc]-NH
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[Aib]-[bA]-NH
以外であるか;
または
ii)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3P
al、4Pal、4トリアゾールAla、または5Pyalであり;X16は、存在しな
いか、(D)aMeTyr、(D)NMeTyr、あるいはTHP、置換もしくは非置換
Phe、置換もしくは非置換(D)Phe、置換もしくは非置換His、置換もしくは非
置換(D)His、置換もしくは非置換Trp、置換もしくは非置換2-Nal、または
N-置換Asp以外の任意のアミノ酸であり;化合物は、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-NH
以外であり;
2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンであり
また、
5Pyalは、5-ピリミジン置換アラニンであり:
そして、
X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸
配列、またはその医薬的に許容される塩を含むかまたはそれからなり;
また、
当該ペプチド阻害剤は、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体へ
の結合を阻害する。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X4またはX9が、Cys、(D)Cys、
アルファ-MeCys、(D)Pen、またはPenであり;X4とX9との間の結合が
、ジスルフィド結合である、式(Z’)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、
ペプチド阻害剤は、X4が、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)であ
る、式(Z’)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X4
が、Penである、式(Z’)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド
阻害剤は、X9が、Penまたは(D)Penである、式(Z’)のペプチド阻害剤であ
る。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X9が、Penである、式(Z’)のペプ
チド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X4がPenであり、X9
がPenであり、結合がジスルフィド結合である、式(Z’)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)のペプチド阻害剤であり、当該ペ
プチド阻害剤は、式(Z’):
-X3-Pen-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X
13-X14-X15-X16-R (Z’-A)
の構造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化
される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X5が、Asn、Ser、Gln、またはG
luである、式(Z’)~(Z’-A)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、
ペプチド阻害剤は、X5が、Asnである、式(Z’)~(Z’-A)のペプチド阻害剤
である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-A)のペプチド阻害剤
であり、当該ペプチド阻害剤は、式(Z’)
-X3-Pen-Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-
X13-X14-X15-X16-R (Z’-B)
の構造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化
される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X6が、AsnまたはThrである、式(Z
’)~(Z’-B)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、
X6が、Thrである、式(Z’)~(Z’-B)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-B)のペプチド阻害剤
であり、当該ペプチド阻害剤は、式(Z’):
-X3-Pen-Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12
-X13-X14-X15-X16-R (Z’-C)
の構造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化
される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X8が、Gln、アルファ-Me-Lys、
アルファ-MeLys(Ac)、Lys(Ac)、またはGluである、式(Z’)~(
Z’-C)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X8が、
Cit、Lys(Ac)、Lys(ベンジル、Ac)、Lys(ブチル、Ac)、Lys
(イソブチル、Ac)、Lys(プロピル、Ac)、Gln、4-アダマンチル-Phe
、(4-AcNH)Phe、またはTyrである、式(Z’)~(Z’-C)のペプチド
阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X8が、Lys(Ac)である
式(Z’)~(Z’-C)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-C)のペプチド阻害剤
であり、当該ペプチド阻害剤は、式(Z’):
-X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-X10-X1
1-X12-X13-X14-X15-X16-R (Z’-D)
の構造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化
される。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X10が、Pheまたは置換Phe、Tyr
または置換Tyrである、式(Z’)~(Z’-D)のペプチド阻害剤である。特定の実
施形態では、ペプチド阻害剤は、X10が、Pheまたは置換Pheである、式(Z’)
~(Z’-D)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X1
0が、Phe、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]、Phe[4-(2-アセチルア
ミノエトキシ)]、またはPhe(4-CONH2)である、式(Z’)~(Z’-D)
のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X10が、Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]またはPhe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]で
ある、式(Z’)~(Z’-D)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチ
ド阻害剤は、X10が、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である、式(Z’)~(
Z’-D)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-D)のペプチド阻害剤
であり、当該ペプチド阻害剤は、式(Z’):
-X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
ae)]-X11-X12-X13-X14-X15-X16-R (Z’-E)(配
列番号514)
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X11が、2-Nal、Phe(2-Me)
、Phe(3-Me)、Phe(4-Me)、Phe(3,4-ジメトキシ)、または1
-Nalである、式(Z’)~(Z’-E)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、X11が、2-Nalまたは1-Nalである、式(Z’)~(
Z’-E)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X11が
、2-Nalである、式(Z’)~(Z’-E)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-E)のペプチド阻害剤
であり、ペプチド阻害剤は、式(Z’):
-X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
ae)]-[2-Nal]-X12-X13-X14-X15-X16-R (Z’-
F)(配列番号515)
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
特定の実施形態では、X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(
THP)、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、Ala、シクロヘキシルAl
a、Lys、またはAibである、式(Z’)~(Z’-F)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(T
HP)、Acpx、Acvc、アルファ-MeLys、またはアルファ-MeLeuであ
る、式(Z’)~(Z’-F)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド
阻害剤は、X12が、THPである、式(Z’)~(Z’-F)のペプチド阻害剤である
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-F)のペプチド阻害剤
であり、当該ペプチド阻害剤は、式(Z’):
-X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
ae)]-[2-Nal]-THP-X13-X14-X15-X16-R (Z’-
G)(配列番号516)
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
特定の実施形態では、X13が、Aib、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、
アルファ-MeArg、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLeu、アルファ-Me
Lys、アルファ-Me-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、D
ap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Lys、またはb-ホモGluである、式(Z’
)~(Z’-G)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、X13が、Aib、G
lu、Cit、Gln、Lys(Ac)、アルファ-MeArg、アルファ-MeGlu
、アルファ-MeLys、アルファ-Me-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、D
ab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Lys、またはb-ホモGlu
である、式(Z’)~(Z’-G)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプ
チド阻害剤は、X13が、Glu、Gln、Lys(Ac)、またはLysである、式(
Z’)~(Z’-G)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は
、X13が、アルファ-メチルGlu、Glu、またはLys(Ac)である、式(Z’
)~(Z’-G)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X
13が、Gluである、式(Z’)~(Z’-G)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-G)のペプチド阻害剤
であり、当該ペプチド阻害剤は、式(Z’):
-X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-X14-X15-X16-R (Z’-
H)(配列番号517)
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
特定の実施形態では、X14が、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、As
p、Phe、Gly、Lys、Leu、Ala、(D)Ala、ベータ-Ala、His
、Thr、n-Leu、Gln、Ser、(D)Ser、Tic、Trp、アルファ-M
eGln、アルファ-MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、D
ap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、またはLys(Ac)である、式(Z’)~(Z
’-H)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、X14が、Asn、2-Nap
、Aib、Arg、Cit、Asp、Phe、Gly、Lys、Ala、(D)Ala、
ベータ-Ala、His、Thr、Gln、Ser、(D)Ser、Tic、Trp、ア
ルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(
Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、またはLys(Ac)である、式(Z
’)~(Z’-H)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、
X14が、Asnである、式(Z’)~(Z’-H)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-H)のペプチド阻害剤
であり、当該ペプチド阻害剤は、式(Z’):
-X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-X15-X16-R (Z’-
I)(配列番号518)
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X7が、Trpまたはアルキルもしくはフェ
ニルで置換されたTrpであり;置換が、4、5、6、または7位にある、式(Z’)~
(Z’-I)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X7が
、TrpまたはMe、Et、i-Pr、n-Pr、n-Bu、t-Bu、もしくはフェニ
ルで置換されたTrpであり;置換が、4、5、6、または7位にある、式(Z’)~(
Z’-I)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X7が、
Trpまたは5-Me、6-Me、7-Me、5-フェニル、6-フェニル、もしくは7
-Phで置換されたTrpである、式(Z’)~(Z’-I)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X7が、Trpまたは7-Me、6-Me、も
しくは7-Phで置換されたTrpである、式(Z’)~(Z’-I)のペプチド阻害剤
である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X7が、Trpまたは7-Meもしく
は7-Phで置換されたTrpである、式(Z’)~(Z’-I)のペプチド阻害剤であ
る。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X7が、7-Meで置換されたTrpであ
る、式(Z’)~(Z’-I)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-I)のペプチド阻害剤
であり、当該ペプチド阻害剤は、式(Z’):
-X3-Pen-Asn-Thr-[W(7-Me)]-Lys(Ac)-Pen
-[F(4-2ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-X15-X16-
(Z’-J)(配列番号519)
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X3が、存在しないかまたは(D)Argで
ある、式(Z’)~(Z’-J)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチ
ド阻害剤は、X3が、存在しない、式(Z’)~(Z’-J)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X3が、(D)Argである、式(Z’)~(
Z’-J)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-J)のペプチド阻害剤
であり、当該ペプチド阻害剤は、式(Z’):
-Pen-Asn-Thr-[W(7-Me)]-Lys(Ac)-Pen-[F
(4-2ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-X15-X16-R
(Z’-K)(配列番号520)
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-J)のペプチド阻害剤
であって、X3が、存在しないかまたは(D)Argであり;X4が、Abu、Cys、
(D)Cys、アルファ-MeCys、またはPenであり;X5が、Ala、(アリル
)Gly、Ile、Leu、Asn、Nle、またはGlnであり;X6が、Aspまた
はThrであり;X7が、(7-メチル)Trp、(4-F)-Trp、またはTrpで
あり;X8が、Cit、Lys(Ac)、Lys(ベンジル、Ac)、Lys(ブチル、
Ac)、Lys(イソブチル、Ac)、Lys(プロピル、Ac)、Gln、4-アダマ
ンチル-Phe、(4-AcNH)Phe、またはTyrであり;X9が、Cys、アル
ファ-MeCys、またはPenであり;X10が、Pheまたは置換Phe、Tyrま
たは置換Tyrであり;X11が、2-Nalであり;X12が、4-アミノ-4-カル
ボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、Acpx、Acvc、アルファ-MeLys、
またはアルファ-MeLeuであり;X13が、アルファ-メチルGlu、Glu、また
はLys(Ac)であり;X14が、Asnである、ペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、Rが、HまたはC1~C20アルカノイル
である、式(Z’)~(Z’-K)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、Rが、HまたはAcである、式(Z’)~
(Z’-K)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、Rが、Acである、式(Z’)~(Z’-
K)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、Rが、NHまたはN(H)Meである、
式(Z’)~(Z’-K)のペプチド阻害剤である。特定の実施形態では、ペプチド阻害
剤は、Rが、NHである、式(Z’)~(Z’-K)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-K)のペプチド阻害剤
であって、Rが、Acであり;X3が、存在しないか、または(D)Argであり;X
4が、Penであり;X5が、Asnであり;
X6が、Thrであり;X7が、Trpまたは(7-Me)Trpまたは(7-Ph)
Trpであり;X8が、Lys(Ac)であり;X9が、Penであり;X10が、Ph
e(2-アミノエトキシ)であり;X11が、2-Nalであり;X12が、4-アミノ
-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)であり;X13が、Glnであり;X
14が、Asnであり;Rが、NHまたはN(H)Meである、ペプチド阻害剤であ
る。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)~(Z’-K)のペプチド阻害剤
であって、Rが、Acであり;X3が、存在せず;X4が、Penであり;X5が、A
snであり;
X6が、Thrであり;X7が、7-メチルTrpであり;X8が、Lys(Ac)で
あり;X9が、Penであり;X10が、Phe(2-アミノエトキシ)であり;X11
が、2-Nalであり;X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(
THP)であり;X13が、Gluであり;X14が、Asnであり;Rが、NH
たはN(H)Meである、ペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X15が、Aib、ベータ-Ala、(D)
Phe、(D)Lys、(D)Leu、(D)Orn、置換(D)Phe、(D)Arg
、(D)Val、(D)Tyr、Phe、Hph、Asn、4-アミノ-4-カルボキシ
-テトラヒドロピラン(THP)、置換Tyr、またはTyrであり;X16が、ベータ
-Ala、(D)NMeTyr、(D)Pro、NMeTyr、Pro、またはSarc
である、式(Z’)~(Z’-K)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X15が、3Pal、置換3Pal、4Pa
l、4-トリアゾール-Ala、(D)His、His、または置換Hisであり;X1
6が、存在しないか、Aib、アルファ-MePro、(D)Leu、(D)NMeTy
r、(D)Pro、(D)Tyr、置換Gly、MeLeu、MeNLe、Pro、Pa
f、4-ジ-フルオロ-Pro、Sarc、またはTyrである、式(Z’)~(Z’-
K)のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X15が、(D)His、置換His、2P
al、3Pal、4Pal、4トリアゾールAla、または5Pyalであり;X16が
、存在しないか、(D)NMeTyrまたはSarcである、式(Z’)~(Z’-K)
のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X15が、(3-Me)Hisまたは3Pa
lであり;X16が、存在しないか、またはSarcである、式(Z’)~(Z’-K)
のペプチド阻害剤である。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’):
Ac-Pen-Asn-Thr-[W(7-Me)]-Lys(Ac)-Pen-[F
(4-2ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-[3-Pal]-X16
-NH (Z’-L)(配列番号521)
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’):
Ac-Pen-Asn-Thr-[W(7-Me)]-Lys(Ac)-Pen-[F
(4-2ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-X15-Sarc-NH
(Z’-M)(配列番号522)
[式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
造を含み、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、X15が、3Palであり;X16が、Sa
rcである、式(Z’)~(Z’-K)のペプチド阻害剤である。
特定の態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤であって
、表E1Aおよび表E1Bのいずれかに記載のアミノ酸配列のいずれか1つを含むかまた
はそれである、ペプチド阻害剤、またはその医薬的に許容される塩を提供する。特定の態
様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤であって、表E1の
いずれかに記載のアミノ酸配列のいずれか1つを含むかまたはそれである、ペプチド阻害
剤、またはその医薬的に許容される塩を提供する。
特定の態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤であって
、当該ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列、
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-dK-[Sarc]-NH(配列番号1);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-[(D)Leu)]-[Sarc]-NH(配列番号2);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[THP]-E-N-[(
D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号3);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-[(D)His]-[Sarc]-NH(配列番号4);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号5);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[THP]-E-N-[(
D)Leu)]-[Sarc]-NH(配列番号6);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号7);
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-W-Q-[Cys]-Phe[4-(
2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-N-[(D)NMeT
yr]-NH(配列番号8);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-Q-T-W-Q-[Pen]-Phe[4-(
2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-N-[(D)NMeT
yr]-NH(配列番号9);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-Q-T-W-Q-[Pen]-Phe[4-(
2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[aMeGlu]-N-F-[
(D)NMeTyr]-NH(配列番号10);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-[(D
)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号11);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号12);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-[(D
)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号13);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号14);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号15);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号16);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号17);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号18);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号20、25);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号21);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号22);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号23);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[(D
)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号24);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号25);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-
[Sarc]-NH(配列番号26);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号27);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[(
D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号28);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号29);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(bAla)]-[Pen
]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H
-[Sarc]-NH(配列番号30);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(bAla)]-[Pen
]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号31);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号32);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号33);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-Et)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号34);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(4-Me)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号35);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Me)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号36);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(4-OMe)]-[a-MeLys]-
[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号37);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-i-Pr)]-[a-MeLys]
-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号38);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-nPr)]-[a-MeLys]-
[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号39);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-OMe)]-[a-MeLys]-
[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号40);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Cl)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号41);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(5-OMe)]-[a-MeLys]-
[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号42);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(3-MePh)]-[a-MeLys]
-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号43);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Ph)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号44);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Et)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号45);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(2-FPh)]- [Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys
]-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号46);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号47
);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号48
);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(2-OMePh)]-[Lys(Ac)]-
[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLy
s]-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号49);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-Ph)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号50);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号51);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号52);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号53);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
Sarc]-NH(配列番号54);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号55);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
Sarc]-NH(配列番号56);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
(D)NMeTyr]-NH(配列番号57);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-F-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号58);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
Sarc]-NH(配列番号59);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号60);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
Sarc]-NH(配列番号61);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
(D)NMeTyr]-NH(配列番号62);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-[(D)A
sn]-H-[Sarc]-NH(配列番号63);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-G-H-[
Sarc]-NH(配列番号64);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-[h(Se
r)]-H-[Sarc]-NH(配列番号65);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-P
-NH(配列番号66);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(2-Nal))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-H-[Sarc]-NH(配列番号67);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-3BiPh)]-[Lys(Ac)]-[Pe
n]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-
H-[Sarc]-NH(配列番号68);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(フェナントレン-5-イル))]-[Lys
(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
THP]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号69);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4-アントラセン-5-イル))]-[Ly
s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号70);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(1-Nal))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-H-[Sarc]-NH(配列番号71);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4BiPh))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-H-[Sarc]-NH(配列番号72);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(3,5-t-Bu-Ph))]-[Lys(
Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
HP]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号73);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[Sarc
]-NH(配列番号74);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-
NH(配列番号75);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[2Pal]-NH(配列番号78);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[2Pal]-NH(配列番号79);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-NH(配列番号80);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号81);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号82);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-E-N-H-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号83);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-Phe[4-アミノメチル]-[(D)NMeTyr]-NH(配
列番号84);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)
]-N-[(D)His]-NH(配列番号85);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)His]-NH(配列番号86);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[(D)His]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号87);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-N-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号88);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-N-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号89);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Val]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号90
);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Thr]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号91
);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[(D)His]-NH(配列番号92);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH
(配列番号93);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH
(配列番号94);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-H-[Sarc]-NH(配列番号95);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH
(配列番号96);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号97);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号98);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号99);
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-S-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-
[Sarc]-NH(配列番号100);
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[(
D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号101);
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[
Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-H-[Sarc]-NH(配列番号102);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号103);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号104);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号105);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号106);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号107);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号108);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号109);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号110);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号111);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号112);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[bA]
-NH(配列番号113);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3Pal]-[bA]
-NH(配列番号114);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[4P
al]-[Sarc]-NH(配列番号115);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[bA]-NH(配列番号116);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号117);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Q
uin]-[Sarc]-NH(配列番号118);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[7-
Aza-tryptophan]-[Sarc]-NH(配列番号119);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号120)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号121);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号122)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号123);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号124);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号125);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号126);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号127);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[bA]-NH(配列番号130);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[bA]-NH(配列番号131);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号132);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号133,141);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号134);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号135);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号136);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号137);
Ac-[Pen]-E-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号138);
Ac-[Pen]-E-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号139);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号140);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号141);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(3-カルボキサミドフェニル))]-[Ly
s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号142);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-ピリミジン-5-イル)]-[Lys(Ac)
]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]
-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号143);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-イミダゾピリジニル)]-[Lys(Ac)]
-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-
E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号144);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[NMe(Lys)]-[L
ys(Ac)]-N-[His_3Me]-NH(配列番号145);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[His_3Me]-NH(配列番号146);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4Quin))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号147);
Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(3-ピラゾール-1-イル))]-[Ly
s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号148、151)

Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(5-Et))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号149);
Ac-[Pen]-N-T-[W(5-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号150);
Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(3-ピラゾール-1-イル))]-[Ly
s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号151);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-インダゾール-5-イル)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号152);
Ac-[Pen]-N-T-[W(4-F)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-P
he[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pa
l]-[Sarc]-NH(配列番号153);
Ac-[Pen]-N-T-[W(5-CN)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号154);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-CN)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号155);
Ac-[Pen]-N-T-[W(4-OMe)]-[Lys(Ac)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3
Pal]-[Sarc]-NH(配列番号156);
Ac-[Pen]-N-T-[W(4-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号157);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号158、162、284);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-[3Pal]-[Sa
rc]-NH(配列番号159、285);
Ac-[Pen]-N-T-[W(5-Ca)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号160);
Ac-[Pen]-N-T-[Trp_4Aza]-[Lys(Ac)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3
Pal]-[Sarc]-NH(配列番号161);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号162);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号163);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[(5Pyal)]-NH(配列番号164);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-Me-Lys]-[L
ys(Ac)]-N-[(5Pyal)]-NH(配列番号165);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[(1-Me)His]-NH(配列番号166);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLys]-[Lys
(Ac)]-N-[(1-Me)His]-NH(配列番号167);または
Ac-[Pen]-N -T-[W(7-Me]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-Me-Lys]-[L
ys(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号168
);
のいずれか1つを含むかまたはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジ
スルフィド結合を介して、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化される、
ペプチド阻害剤、またはそれらの医薬的に許容される塩を提供する。
特定の態様では、本発明は、ペプチドであって、以下:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-NH(配列番号80);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号104);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号108);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号110);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号112);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Q
uin]-[Sarc]-NH(配列番号118);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号124);または
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号125);
を含むかまたはそれであり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介
して、またはAbu-Cysチオエーテル結合を介して環化される、
ペプチド、またはそれらの医薬的に許容される塩を提供する。
特定の態様では、本発明は、ペプチドであって、以下:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号105);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号106);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号117);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号126);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号127);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号134);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号135);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号136);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号137);または
Ac-[Pen]-E-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号139);
を含むかまたはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合
を介して、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化される、
ペプチド、またはそれらの医薬的に許容される塩を提供する。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]
-E-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号201)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]
-E-N-[(D)His]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号202)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Orn]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号20
3)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Ser]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号20
4)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Phe]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号20
5)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-H-[(D)Tyr]-NH(配列番号206)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[(D)Tyr]-[Pen]-P
he[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys
(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号207
)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-H-P-NH(配列番号208)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-H-[(D)Pro]-NH(配列番号209)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Phe(4-CONH2)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys
]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配
列番号210)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-(D
)Phe[4-NH]-[Sarc]-NH(配列番号211)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-H-NH(配列番号212)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-N(H)Me(配列番号213)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Phe(4-NH(Ac))]-
[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLy
s]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH
配列番号214)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Tyr]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号21
5)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)
]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号216)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)His]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号21
7)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[bAla]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号218)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[bAla]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号219)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[bAla]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号220)

Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-E-N-H-N(H)Me(配列番号221)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[THP]-P-NH(配列番号222)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[THP]-[(D)Pro]-NH(配列番号223)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[bAla]-[Sarc]-NH(配列番号224)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[(D)Val]-[Sarc]-NH(配列番号225)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[(D)Arg]-[Sarc]-NH(配列番号226)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[Hph]-[Sarc]-NH(配列番号227)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-Ph
e[4-NH]-[Sarc]-NH(配列番号228)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-Phe[4-NH]-[Sarc]-NH(配列番号229)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-F-[Sarc]-NH(配列番号230)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[THP]-[Sarc]-NH(配列番号231)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号232)、
Ac-[(D)Arg]-[Cys]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[aMeCys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
Acvc]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号233)、
Ac-[(D)Arg]-[Cys]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[aMeCys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
Acvc]-E-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号234)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号235)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[bAla]-[Sarc]-NH(配列番号236)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Val]-[Sarc]-NH(配列番号237)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Arg]-[Sarc]-NH(配列番号238)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[Hph]-[Sarc]-NH(配列番号239)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Tyr]-[Sarc]-NH(配列番号240)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Tyr]-[Sarc]-NH(配列番号241)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[4Pal]-NH(配列番号242)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[Phe(4-CF3)]-[Sarc]-NH(配列番号243
)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-Tyr_CHF2-[Sarc]-NH(配列番号244)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[THP]-P-NH(配列番号245)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号246)

Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号247)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[4Pal]-[Sarc]-NH(配列番号248)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[Phe(2-アミノメチル)]-[Sarc]-NH(配列番号249
)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Pro(4,4diF)]-NH(配列番号250)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[aMePro]-NH(配列番号251)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Aib]-NH(配列番号252)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号253)

Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号261)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[H
is(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号262)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号266)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-N(H)Me(配列番号267)、
[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-
[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E
-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号270)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3
Pal]-[Sarc]-NH(配列番号271)、
Pr-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]- Phe[4-(2-(N-プロピオニルアミノ)エトキシ)]-[
2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号2
72)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-(N-(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)
プロピオニルアミノ)エトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal
]-[Sarc]-NH(配列番号273)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal(5-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号276)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal(5-NH)]-[Sarc]-NH(配列番号277)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[Hi
s(3-Me)]-N(H)Me(配列番号278)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号279)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Gly(N-シクロヘキシルメチル)]-NH(配列番
号280)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Gly(N-イソブチル)]-NH(配列番号281)

Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal(3-Me)]-NH(配列番号282)、
Ac-[(D)Arg]-[aMeCys]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys
(Ac)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号283)、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号284)、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-[3Pal]-[Sa
rc]-NH(配列番号159、285)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号286)、
Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys
(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号287)、
Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-D-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys
(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号288)、
Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-T-(W(4-F)]-[Lys(Ac)
]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(
Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号289)、
Ac-[Pen]-N-D-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号290)、
Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号291)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号299)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
F-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc
]-NH(配列番号308)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[(D)Tyr]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3Pal
]-[Sarc]-NH(配列番号309)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[
3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号310)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号311)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-プロ
ピル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
HP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号332)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-ブチ
ル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[TH
P]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号333)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-イソ
ブチル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号334)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-ベン
ジル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
HP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号335)、
Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-E-N-[3Pa
l]-[Sarc]-NH(配列番号339)、
Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-E-N-[3Pal]
-[Sarc]-NH(配列番号347)、または
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号373)、
のうちのいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-
Penジスルフィド結合を介して、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化され
るか、
またはそれらの医薬的に許容される塩である。
特定の実施形態では、ペプチドは、以下:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号104)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号106)、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号158、162、284)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号247、266)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号261)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-N(H)Me(配列番号267)、
であり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
特定の実施形態では、ペプチドは、以下:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号104)、
であり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
特定の実施形態では、ペプチドは、以下:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号106)、
であり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
特定の実施形態では、ペプチドは、以下:
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号158、162、248)、
であり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
特定の実施形態では、ペプチドは、以下:
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号247、266)、
であり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
特定の実施形態では、ペプチドは、以下:
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号261)、
であり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
特定の実施形態では、ペプチドは、以下:
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-N(H)Me(配列番号267)、
であり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
特定の実施形態では、ペプチドは、以下:
[N3_Acid]-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-
[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Na
l]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号274)、
または
[FPrpトリアゾールMe_Acid]-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-
[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエト
キシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH
(配列番号275)、
であり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
特定の実施形態では、X15は、Arg、(D)Arg、aMeArg、His、(D
)His、Sar、2-Pal、または3-Palであり;2-Palは、2-ピリジル
置換アラニンであり、3-Palは、3-ピリジル置換アラニンである:
特定の実施形態では、X11は、3-Quinであり、3-Quinは、PheのPh
が、3-キノリニルで置換されているか、またはNH-C(3-キノリニルメチル)(H
)-C(O)-もしくは
である。
特定の態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤であって
、当該ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列のいずれか1つ、またはその医薬
的に許容される塩を含むかまたはそれである。
特定の実施形態では、ペプチドは、以下:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH;(配列番号52)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-NH;(配列番号80)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号103)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH;(配列番号104)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH;(配列番号106)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH;(配列番号107)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH;(配列番号108)
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH;(配列番号109)
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号110)
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH;(配列番号111)
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号112)
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[bA]
-NH;(配列番号113)
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3Pal]-[bA]
-NH;(配列番号114)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[bA]-NH(配列番号116);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号117);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Q
uin]-[Sarc]-NH;(配列番号118)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号121);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号123);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH;(配列番号124)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH;(配列番号125)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号127);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号134);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号136);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMe(Lys)]-[L
ys(Ac)]-N-[His_3Me]-NH;(配列番号145)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4Quin))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号147);
Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(3-ピラゾール-1-イル))]-[Ly
s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号148)
Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(5-Et-Ph))]-[Lys(Ac)
]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]
-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号149)
Ac-[Pen]-N-T-[W(4-F)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-P
he[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pa
l]-[Sarc]-NH(配列番号153);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-CN)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号155);
Ac-[Pen]-N-T-[W(4-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号157);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号158)
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号162)
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号163);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH;(配列番号286)
Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys
(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号287)
Ac-[Pen]-N-D-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH;(配列番号290)
Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH;(配列番号291)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
F-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc
]-NH;(配列番号308)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号311)
または
Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-E-N-[3Pa
l]-[Sarc]-NH;(配列番号339)
であるかまたはその医薬的に許容される塩である。
特定の態様では、本発明は、インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤であって
、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH;(配列番号261)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号299)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[
3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号310)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-プロ
ピル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
HP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号332)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-ブチ
ル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[TH
P]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号333)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-ベン
ジル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
HP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH;(配列番号335)
Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-E-N-[3Pal]
-[Sarc]-NH;(配列番号347)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[THP]-L-N-[3Pal]-[S
arc]-NH;(配列番号351)
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH;(配列番号373)
に列挙するアミノ酸配列のいずれか1つ、またはその医薬的に許容される塩を含むかま
たはそれである、ペプチド阻害剤を提供する。
ペプチド阻害剤の追加の特徴
本発明のペプチド阻害剤のいずれかは、例えば、以下に記載の通り、さらに定義され得
る。本明細書に記載するさらに定義する特徴の各々は、特定の位置で指定されたアミノ酸
がさらに定義する特徴の存在を可能にする場合、任意のペプチド阻害剤に適用され得るこ
とが理解される。具体的な実施形態では、これらの特徴は、式(I)~(XVIIId)
のペプチドのいずれかに存在し得る。
様々な実施形態では、Rは、結合、水素、C1~C6アルキル、C6~C12アリー
ル、C6~C12アリールC1~C6アルキル、C1~C20アルカノイルであり、単独
でまたは例えばアセチルなど、前述のいずれかのスペーサーとしてPEG化バージョンを
含む。Rは、ペプチドのアミノ末端に位置する典型的なアミン基に加えて置き換わり得
るまたは存在し得ることが理解される。Rは、存在しない場合があることがさらに理解
される。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、水素、C1~C6アルキル、C6~C
12アリール、C6~C12アリールC1~C6アルキル、またはC1~C20アルカノ
イルから選択されるN末端を含み、単独でまたは例えばアセチルなど、前述のいずれかの
スペーサーとしてのPEG化バージョンを含む。本明細書に記載のペプチド阻害剤のいず
れかの具体的な実施形態では、RまたはN末端部分は、水素である。特定の実施形態で
は、Rは、結合、例えば共有結合である。
本明細書に記載の様々な式のいずれかを有するペプチド阻害剤のいずれかの特定の実施
形態では、RまたはN末端部分は、メチル、アセチル、ホルミル、ベンゾイル、トリフ
ルオロアセチル、イソバレリル、イソブチリル、オクタニル、ならびにラウリン酸、ヘキ
サデカン酸、およびγ-Glu-ヘキサデカン酸の共役アミドから選択される。特定の実
施形態では、RまたはN末端部分は、pGluである。特定の実施形態では、Rは、
水素である。具体的な実施形態では、Rは、アセチルであり、それによって、ペプチド
阻害剤は、そのN末端でアシル化されて、例えば、N末端Pen残基などのN末端アミノ
酸残基をキャッピングまたは保護する。
本明細書に記載のペプチド阻害剤のいずれかの特定の実施形態では、RまたはN末端
部分は、酸である。特定の実施形態では、RまたはN末端部分は、酢酸、ギ酸、安息香
酸、トリフルオロ酢酸、イソ吉草酸、イソ酪酸、オクタン酸、ラウリン酸、ヘキサデカン
酸、4-ビフェニル酢酸、4-フルオロフェニル酢酸、没食子酸、ピログルタミン酸、シ
クロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コ
ハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、パルミチン酸、安息香酸
、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、4-メチルビシ
クロ(2.2.2)-オクタ-2-エン-1-カルボン酸、グルコヘプトン酸、3-フェ
ニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グ
ルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、アルキルス
ルホン酸、およびアリールスルホン酸から選択される酸である。
具体的な実施形態では、RまたはN末端部分は、メタンスルホン酸、エタンスルホン
酸、1,2-エタンジスルホン酸、および2-ヒドロキシエタンスルホン酸から選択され
るアルキルスルホン酸である。
具体的な実施形態では、RまたはN末端部分は、ベンゼンスルホン酸、4-クロロベ
ンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、およびカンフ
ァースルホン酸から選択されるアリールスルホン酸である。
ペプチド二量体
特定の実施形態では、本発明は、本明細書または添付の表に記載される単量体ペプチド
阻害剤のいずれかの二量体を含む、本明細書に記載の単量体ペプチド阻害剤の二量体を含
む。これらの二量体は、本明細書で使用される場合、全般的な用語「ペプチド阻害剤」の
範囲内にある。本発明の例示的な二量体は、添付の表にも示されており、表中、二量体化
された単量体は括弧内に示され、続いてリンカーが示される。特に指示がない限り、サブ
ユニットは、そのC末端を介して連結される。「二量体」という用語は、ペプチド二量体
のように、2つのペプチド単量体サブユニットが連結されている化合物を指す。本発明の
ペプチド二量体阻害剤は、ホモ二量体になる2つの同一の単量体サブユニット、またはヘ
テロ二量体になる2つの非同一の単量体サブユニットを含み得る。システイン二量体は、
ある単量体サブユニットにおけるシステイン残基と他の単量体サブユニットにおけるシス
テイン残基との間のジスルフィド結合を通して連結された2つのペプチド単量体サブユニ
ットを含む。
いくつかの実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、特に遊離システイン残基がペプ
チド中に存在する場合、二量体の高次構造で活性であり得る。特定の実施形態では、これ
は、合成された二量体として、または特に、遊離システイン単量体ペプチドが存在しかつ
酸化条件下で二量体化する場合に生じる。いくつかの実施形態では、二量体は、ホモ二量
体である。他の実施形態では、二量体は、ヘテロ二量体である。
特定の実施形態では、本発明の単量体サブユニットは、本明細書に定義されるものを含
むがこれに限定されない、好適な連結部分、例えば、各ペプチド単量体サブユニット内に
1つある2つのシステイン残基間のジスルフィド架橋によって、または別の好適なリンカ
ー部分によって二量化され得る。単量体サブユニットのうちのいくつかは、両方とも遊離
アミンを含むC末端およびN末端を有することが示されている。したがって、ペプチド二
量体阻害剤を生成するために、CまたはN末端遊離アミンのいずれかを排除し、それによ
って、残りの遊離アミンで二量体化させるように単量体サブユニットを修飾してよい。さ
らに、場合によっては、1つ以上の単量体サブユニットの末端は、トリフルオロペンチル
、アセチル、オクトニル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、パルミチル、トリフルオロメチ
ル酪酸、シクロペンタンカルボン酸、シクロプロピル酢酸、4-フルオロ安息香酸、4-
フルオロフェニル酢酸、3-フェニルプロピオン酸、テトラヒドロ-2H-ピラン-4カ
ルボン酸、コハク酸、およびグルタル酸からなる群から選択されるアシル化有機化合物で
アシル化される。場合によっては、単量体サブユニットは、遊離カルボキシ末端および遊
離アミノ末端の両方を含み、それにより、ユーザは、所望の末端で二量体化を達成するよ
うにサブユニットを選択的に修飾することができる。したがって、当業者は、本発明の単
量体サブユニットが、所望の二量体化のために単一の特定のアミンを得るために選択的に
修飾され得ることを理解するであろう。
本明細書に開示される単量体サブユニットのC末端残基は、任意選択でアミドであるこ
とがさらに理解される。さらに、特定の実施形態では、C末端での二量体化は、当技術分
野で概ね理解されるように、アミン官能基を有する側鎖を有する好適なアミノ酸を使用す
ることによって促進されることが理解される。N末端残基に関して、二量体化は、末端残
基の遊離アミンを介して達成されてもよく、または当該技術分野で概ね理解されるように
、遊離アミンを有する好適なアミノ酸側鎖を使用することによって達成されてもよいこと
が概ね理解される。
単量体サブユニットを接続するリンカー部分は、本明細書の教示と適合する任意の構造
、長さ、および/またはサイズを含み得る。少なくとも1つの実施形態では、リンカー部
分は、システイン、リジン、DIG、PEG4、PEG4-ビオチン、PEG13、PE
G25、PEG1K、PEG2K、PEG3.4K、PEG4K、PEG5K、IDA、
ADA、Boc-IDA、グルタル酸、イソフタル酸、1,3-フェニレン二酢酸、1,
4-フェニレン二酢酸、1,2-フェニレン二酢酸、トリアジン、Boc-トリアジン、
IDA-ビオチン、PEG4-ビオチン、AADA、好適な脂肪族、芳香族、ヘテロ芳香
族、および約400Da~約40,000Daの分子量を有するポリエチレングリコール
系リンカーからなる非限定的な群から選択される。特定の実施形態では、PEG2は、H
CCHCHOCHCHOCHCHCOHである。好適なリンカー部分
の非限定的な例を表2に提供する。
いくつかの実施形態では、ペプチド二量体阻害剤は、リンカー部分を介して二量体化さ
れる。いくつかの実施形態では、ペプチド二量体阻害剤は、各単量体サブユニット内に1
つある2つのシステイン残基間に形成された分子間ジスルフィド結合を介して二量体化さ
れる。いくつかの実施形態では、ペプチド二量体阻害剤は、リンカー部分および2つのシ
ステイン残基間に形成された分子間ジスルフィド結合の両方を介して二量体化される。い
くつかの実施形態では、分子内結合は、ジスルフィド結合の代わりに、チオエーテル、ラ
クタム、トリアゾール、セレノエーテル、ジセレニド、またはオレフィンである。
当業者は、本明細書に開示されるリンカー(例えば、CおよびN末端リンカー)部分が
好適なリンカーの非限定的な例であり、本発明が任意の好適なリンカー部分を含み得るこ
とを理解するであろう。したがって、本発明のいくつかの実施形態は、本明細書における
表のいずれかに示されるペプチドから選択される、または本明細書における表のいずれか
に提示される配列を含むかもしくはそれからなる2つの単量体サブユニットで構成される
ホモまたはヘテロ二量体ペプチド阻害剤であって、それぞれの単量体サブユニットのC末
端またはN末端(または内部アミノ酸残基)が、任意の好適なリンカー部分によって連結
されて、IL-23R阻害活性を有する二量体ペプチド阻害剤を提供する、ペプチド阻害
剤を含む。特定の実施形態では、リンカーは、ある単量体サブユニットのN末端またはC
末端、および二量体を構成する他の単量体サブユニットの内部アミノ酸残基に結合する。
特定の実施形態では、リンカーは、ある単量体サブユニットの内部アミノ酸残基、および
二量体を構成する他の単量体サブユニットの内部アミノ酸残基に結合する。さらなる実施
形態では、リンカーは、両方のサブユニットのN末端またはC末端に結合する。
具体的な実施形態では、単量体サブユニットの一方または両方は、式(I)~(XVI
IId)のいずれか1つの、または表E1A、表E1B、もしくは本明細書に記載のペプ
チドのいずれかに示される配列もしくは構造を含む。
特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式XII:
(R-X-R-L (XII)
[式中、各Rは、独立して、存在しないか、結合(例えば、共有結合)であるか、ま
たはR1は、水素、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリール
C1~C6アルキル、C1~C20アルカノイルから選択され、単独でまたは前述のいず
れかのスペーサーとしてPEG化バージョンを含み;
各Rは、独立して、存在しないか、結合(例えば、共有結合)であるか、またはOH
もしくはNHから選択され;Lは、リンカー部分であり;各Xは、本明細書に記載の式
(I)~(XVIIId)の配列を含む、独立して選択されたペプチド単量体サブユニッ
トである]の構造、またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物を有する。特定の
実施形態では、ペプチド二量体阻害剤の一方または両方のペプチド単量体サブユニットは
、例えば、X4とX9との間の分子内結合を介して環化される。特定の実施形態では、一
方または両方のペプチド単量体サブユニットは、直鎖状である、すなわち、環化されてい
ない。
具体的な実施形態では、各Rは、独立して、結合(例えば、共有結合)であるか、ま
たは水素、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリールC1~C
6アルキル、C1~C20アルカノイルから選択され、単独でまたは前述のいずれかのス
ペーサーとしてPEG化バージョンを含む。具体的な実施形態では、各サブユニットのN
末端は、水素、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリールC1
~C6アルキル、C1~C20アルカノイルから選択される部分を含み、単独でまたは前
述のいずれかのスペーサーとしてPEG化バージョンを含む。
本明細書に記載の様々な式のいずれかを有するペプチド阻害剤のいずれかの特定の実施
形態では、各R(またはN末端部分)は、メチル、アセチル、ホルミル、ベンゾイル、
トリフルオロアセチル、イソバレリル、イソブチリル、オクタニル、ならびにラウリン酸
、ヘキサデカン酸、およびγ-Glu-ヘキサデカン酸の共役アミドから選択される。
具体的な実施形態では、各R(またはC末端部分)は、独立して、結合(例えば、共
有結合)であるか、またはOHもしくはNHから選択される。
本明細書に記載のペプチド二量体阻害剤のうちのいずれかの具体的な実施形態では、い
ずれかまたは両方のRが水素である。
本発明のペプチド二量体阻害剤の具体的な実施形態では、リンカー部分(L)は、本明
細書に記載されるかまたは表1もしくは7に示されるリンカーのうちのいずれかである。
特定の実施形態では、Lは、リジンリンカー、ジエチレングリコールリンカー、イミノ二
酢酸(IDA)リンカー、β-Ala-イミノ二酢酸(β-Ala-IDA)リンカー、
またはPEGリンカーである。
ペプチド二量体阻害剤のうちのいずれかの様々な実施形態では、ペプチド単量体サブユ
ニットの各々は、そのN末端、C末端、または内部アミノ酸残基を介してリンカー部分に
結合される。ペプチド二量体阻害剤のうちのいずれかの特定の実施形態では、各ペプチド
単量体サブユニットのN末端は、リンカー部分によって接続される。ペプチド二量体阻害
剤のうちのいずれかの特定の実施形態では、各ペプチド単量体サブユニットのC末端は、
リンカー部分によって接続される。ペプチド二量体阻害剤のうちのいずれかの特定の実施
形態では、各ペプチド単量体サブユニットは、内部アミノ酸に結合したリンカー部分によ
って接続される。
ペプチド阻害剤共役体およびバイオポリマー
特定の実施形態では、単量体および二量体の両方を含む本発明のペプチド阻害剤は、親
油性置換基およびポリマー部分などの1つ以上の共役化学置換基を含み、これは本明細書
では半減期延長部分と称され得る。いかなる特定の理論にも束縛されることを望むもので
はないが、親油性置換基は血流中のアルブミンに結合し、それによって、ペプチド阻害剤
を酵素的分解から遮蔽するので、その半減期が延長されると考えられる。さらに、ポリマ
ー部分は半減期を延長し、血流中のクリアランスを低減すると考えられる。
追加の実施形態では、ペプチド阻害剤、例えば、式(I)~(XVIIId)のペプチ
ドのいずれかは、阻害剤中に存在するアミノ酸残基に結合したリンカー部分をさらに含み
、例えば、リンカー部分は、ペプチド阻害剤の任意のアミノ酸の側鎖、ペプチド阻害剤の
N末端アミノ酸、またはペプチド阻害剤のC末端アミノ酸に結合し得る。
追加の実施形態では、ペプチド阻害剤、例えば、式(I)~(XIV)のペプチドのい
ずれかは、阻害剤中に存在するアミノ酸残基に結合した半減期延長部分をさらに含み、例
えば、半減期延長部分は、ペプチド阻害剤の任意のアミノ酸の側鎖、ペプチド阻害剤のN
末端アミノ酸、またはペプチド阻害剤のC末端アミノ酸に結合し得る。
追加の実施形態では、ペプチド阻害剤、例えば、式(I)~(XIV)のペプチドのい
ずれかは、阻害剤中に存在するアミノ酸残基に結合したリンカー部分に結合した半減期延
長部分をさらに含み、例えば、半減期延長部分は、ペプチド阻害剤の任意のアミノ酸の側
鎖に結合したリンカー部分、ペプチド阻害剤のN末端アミノ酸、またはペプチド阻害剤の
C末端アミノ酸に結合し得る。
具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、以下に示す構造[式中、n=0~24また
はn=14~24である]を有する半減期延長部分を含む:
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、表8に示す半減期延長部分を含む。
特定の実施形態では、半減期延長部分は、ペプチド阻害剤に直接結合するが、他の実施
形態では、半減期延長部分は、リンカー部分、例えば、表1、2、または4に示されるも
ののうちのいずれかを介してペプチド阻害剤に結合される。
具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、表2または4に示したリンカー部
分のいずれか、および表5に示す以下の組み合わせのいずれかを含む、表3に示した半減
期延長部分のいずれかを含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、表6に示すような共役部分、例えば半減
期延長部分間に存在する複数のリンカーが存在し得る。
特定の実施形態では、共役化学置換基、すなわち半減期延長部分を含む本発明のペプチ
ド阻害剤の半減期は、共役化学置換基を含まないこと以外同じペプチド阻害剤の半減期の
少なくとも100%、少なくとも120%、少なくとも150%、少なくとも200%、
少なくとも250%、少なくとも300%、少なくとも400%、または少なくとも50
0%である。特定の実施形態では、親油性置換基および/またはポリマー部分は、ペプチ
ド阻害剤の上皮を介した透過性および/またはその粘膜固有層における保持を増強する。
特定の実施形態では、共役化学置換基を含む本発明のペプチド阻害剤の上皮を介した透過
性および/またはその粘膜固有層における保持は、共役化学置換基を含まないこと以外同
じペプチド阻害剤の半減期の100%、少なくとも120%、少なくとも150%、少な
くとも200%、少なくとも250%、少なくとも300%、少なくとも400%、また
は少なくとも500%である。
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤中の1つ以上のアミノ酸残基(例えば、
Lys残基)の側鎖は、親油性置換基に共役(例えば、共有結合)される。親油性置換基
は、アミノ酸側鎖の原子に共有結合してもよく、あるいは1つ以上のスペーサーを介して
アミノ酸側鎖に共役してもよい。スペーサーは、存在する場合、ペプチド類似体と親油性
置換基との間の間隔を提供し得る。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤は、表2~6
に開示したペプチドに示した共役部分のうちのいずれかを含む。
特定の実施形態では、親油性置換基は、4~30個のC原子、例えば、少なくとも8ま
たは12個のC原子、好ましくは24個以下のC原子、または20個以下のC原子を有す
る炭化水素鎖を含み得る。炭化水素鎖は、直鎖状または分岐状であり得、飽和または不飽
和であり得る。特定の実施形態では、炭化水素鎖は、アミノ酸側鎖またはスペーサーへの
結合の一部を形成する部分、例えば、アシル基、スルホニル基、N原子、O原子、または
S原子で置換される。いくつかの実施形態では、炭化水素鎖は、アシル基で置換され、し
たがって、炭化水素鎖は、アルカノイル基、例えば、パルミトイル、カプロイル、ラウロ
イル、ミリストイル、またはステアロイルの一部を形成し得る。
親油性置換基は、本発明のペプチド阻害剤中の任意のアミノ酸側鎖に共役され得る。特
定の実施形態では、アミノ酸側鎖は、スペーサーまたは親油性置換基とエステル、スルホ
ニルエステル、チオエステル、アミド、またはスルホンアミドを形成するための、カルボ
キシ、ヒドロキシル、チオール、アミド、またはアミン基を含む。例えば、親油性置換基
は、Asn、Asp、Glu、Gln、His、Lys、Arg、Ser、Thr、Ty
r、Trp、Cys、またはDbu、Dpr、またはOrnに共役され得る。特定の実施
形態では、親油性置換基は、Lysに共役する。本明細書で提供される式のいずれかにお
いてLysとして示されるアミノ酸は、例えば、親油性置換基が付加されるDbu、Dp
rまたはOrnによって置換され得る。
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、化学部分をペプチド内の1本以上の
アミノ酸側鎖に共役させることを通して、例えば、安定性を増強する、透過性を増大させ
る、または薬物様特徴を増強するために修飾され得る。例えば、リジンN(イプシロン)
のN(イプシロン)、アスパラギン酸のβ-カルボキシル、またはグルタミン酸のγ-カ
ルボキシルは、適切に官能化され得る。したがって、修飾ペプチドを生成するために、ペ
プチド内のアミノ酸を適切に修飾してよい。さらに、場合によっては、側鎖は、トリフル
オロペンチル、アセチル、オクトニル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、パルミチル、トリ
フルオロメチル酪酸、シクロペンタンカルボン酸、シクロプロピル酢酸、4-フルオロ安
息香酸、4-フルオロフェニル酢酸、3-フェニルプロピオン酸、テトラヒドロ-2H-
ピラン-4カルボン酸、コハク酸、グルタル酸、または胆汁酸からなる群から選択される
アシル化有機化合物でアシル化される。当業者は、一連の共役体、例えば、PEG4、イ
ソGlu、およびそれらの組み合わせが連結し得ることを理解するであろう。当業者であ
れば、ペプチドを有するアミノ酸が同配体的に置換され得ることを理解するであろう。例
えば、Lysは、Dap、Dab、α-MeLys、またはOrnに置換され得る。ペプ
チド内の修飾残基の例を表7に示す。
本発明のさらなる実施形態では、代替的または追加的に、例えば、溶解度および/また
はインビボにおける(例えば、血漿中)半減期および/またはバイオアベイラビリティを
増加させるために、本発明のペプチド阻害剤中の1つ以上のアミノ酸残基の側鎖がポリマ
ー部分に共役する。そのような修飾はまた、治療用タンパク質およびペプチドのクリアラ
ンス(例えば、腎クリアランス)を低減することが知られている。
本明細書で使用される場合、「ポリエチレングリコール」または「PEG」は、一般式
H-(O-CH2-CH2)n-OHのポリエーテル化合物である。PEGは、ポリエチ
レンオキシド(PEO)またはポリオキシエチレン(POE)としても知られており、本
明細書で使用される場合、その分子量に応じて、PEO、PEE、またはPOGは、エチ
レンオキシドのオリゴマーまたはポリマーを指す。3つの名称は化学的に同義であるが、
PEGは、20,000Da未満の分子量を有するオリゴマーおよびポリマー、PEOは
、20,000Da超の分子量を有するポリマー、およびPOEは任意の分子量のポリマ
ーを指す傾向がある。PEGおよびPEOは、その分子量に応じて、液体または低融点固
体である。本開示を通して、3つの名称は、区別不可能に使用される。PEGは、エチレ
ンオキシドの重合によって調製され、300Da~10,000,000Daの広範囲の
分子量にわたって市販されている。異なる分子量を有するPEGおよびPEOは異なる用
途で利用され、鎖長の効果に起因して異なる物理的特性(例えば粘度)を有するが、それ
らの化学的特性はほぼ同一である。ポリマー部分は、好ましくは水溶性(両親媒性または
親水性)、非毒性、かつ薬学的に不活性である。好適なポリマー部分としては、ポリエチ
レングリコール(PEG)、PEGのホモ-またはコポリマー、PEGのモノメチル置換
ポリマー(mPEG)、またはポリオキシエチレングリセロール(POG)が挙げられる
。例えば、Int.J.Hematology 68:1(1998);Bioconj
ugate Chem.6:150(1995);およびCrit.Rev.Thera
p.Drug Carrier Sys.9:249(1992)を参照。また、半減期
延長を目的として調製されるPEG、例えば、モノ-メトキシ終端ポリエチレングリコー
ル(mPEG’s)などのモノ活性化アルコキシ終端ポリアルキレンオキシド(POA’
)も包含され;ビス活性化ポリエチレンオキシド(グリコール)、または他のPEG誘導
体も企図される。好適なポリマーは、約200Da~約40,000Daまたは約200
Da~約60,000Daの範囲の重量で実質的に変化し、通常、本発明の目的のために
選択される。特定の実施形態では、200~2,000または200~500の分子量を
有するPEGが使用される。重合プロセスに使用される開始剤に応じて、異なる形態のP
EGもまた使用してもよく、一般的な一般的な開始剤は、単官能性メチルエーテルPEG
、またはmPEGと略されるメトキシポリ(エチレングリコール)である。
低分子量PEGは、単分散、均一、または離散と称される純粋なオリゴマーとしても入
手可能である。これらは、本発明の特定の実施形態で使用される。
異なる幾何学的形状を有するPEGも利用可能である:分岐PEGは、中央コア基から
発出する3~10本のPEG鎖を有し;星型PEGは、中央コア基から発出する10~1
00本のPEG鎖を有し;櫛型PEGは、通常ポリマー骨格上にグラフトされた複数のP
EG鎖を有する。PEGはまた、直鎖状であってもよい。多くの場合PEGの名称に含ま
れる数字は、その平均分子量を示し、(例えば、n=9であるPEG)は、約400ダル
トンの平均分子量を有し、PEG400と記載される。
本明細書で使用される場合、「PEG化」は、PEG構造を本発明のペプチド阻害剤に
共有結合させる行為であり、これは、その後、「PEG化ペプチド阻害剤」と称される。
特定の実施形態では、PEG化された側鎖のPEGは、約200~約40,000の分子
量を有するPEGである。いくつかの実施形態では、式I、式I’、または式I’’のペ
プチドのスペーサーは、PEG化される。特定の実施形態では、PEG化スペーサーのP
EGは、PEG3、PEG4、PEG5、PEG6、PEG7、PEG8、PEG9、P
EG10、またはPEG11である。特定の実施形態では、PEG化スペーサーのPEG
は、PEG3またはPEG8である。
他の好適なポリマー部分としては、ポリリジン、ポリアスパラギン酸、およびポリグル
タミン酸などのポリアミノ酸が挙げられる(例えば、Gombotz,et al.(1
995),Bioconjugate Chem.,vol.6:332-351;Hu
decz,et al.(1992),Bioconjugate Chem.,vol
.3,49-57 and Tsukada,et al.(1984),J.Natl
.Cancer Inst.,vol.73,:721-729を参照。ポリマー部分は
、直鎖であっても分岐鎖であってもよい。いくつかの実施形態では、それは、500~4
0,000Da、例えば、500~10,000Da、1000~5000Da、10,
000~20,000Da、または20,000~40,000Daの分子量を有する。
いくつかの実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、2つ以上のそのようなポリマー
部分を含み得、その場合、全てのそのような部分の総分子量は、概ね、上記に提供される
範囲内にある。
いくつかの実施形態では、ポリマー部分は、アミノ酸側鎖のアミノ、カルボキシル、ま
たはチオール基に(共有結合によって)カップリングされる。特定の例は、Cys残基の
チオール基およびLys残基のイプシロンアミノ基であり、AspおよびGlu残基のカ
ルボキシル基が関与する場合もある。
当業者は、カップリング反応を実施するために使用することができる好適な技術を十分
に認識するであろう。例えば、メトキシ基を有するPEG部分は、Nektar The
rapeutics ALから市販されている試薬を使用して、マレイミド結合によって
Cysチオール基にカップリングさせることができる。好適な化学反応の詳細については
、国際公開第2008/101017号、および上に引用した参考文献も参照されたい。
マレイミド官能化PEGは、Cys残基の側鎖スルフヒドリル基にも共役され得る。
本明細書で使用される場合、ジスルフィド結合の酸化は、一段階で生じる場合もあり、
または二段階プロセスである。本明細書で使用される場合、一段階酸化については、切断
中の脱保護と、それに続く溶液酸化を可能にするために、組み立て中にトリチル保護基が
用いられることが多い。第2のジスルフィド結合が必要とされる場合、天然または選択的
酸化の選択肢がある。オルソゴナル保護基を必要とする選択的酸化の場合、システインの
ための保護基としてAcmおよびトリチルを使用する。切断の結果、1つの保護対のシス
テインが除去されて、この対の酸化が可能になる。次いで、システイン保護されたAcm
基の第2の酸化脱保護工程を行う。天然酸化の場合、全てのシステインにトリチル保護基
が使用され、ペプチドの天然の折り畳みが可能になる。当業者は、酸化工程を実施するた
めに使用することができる好適な技術を十分に認識するであろう。
ポリ(エチレン)グリコールを含むいくつかの化学部分は、例えば、リジンアミノ酸残
基中のイプシロンアミノ基、システインアミノ酸残基中に存在するチオール、または他の
求核アミノ酸側鎖などの、20種の天然に存在するアミノ酸中に存在する官能基と反応す
る。ペプチド阻害剤において複数の天然に存在するアミノ酸が反応する場合、これらの非
特異的化学反応の結果、ペプチド阻害剤内の異なる位置で1つ以上のポリ(エチレン)グ
リコール鎖に共役したペプチドの多くの異性体を含有する最終的なペプチド阻害剤が得ら
れる。
本発明の特定の実施形態の1つの利点は、ペプチド阻害剤中に存在する天然に存在する
アミノ酸と反応しない化学物質によって活性化PEGと反応する固有の官能基を有する1
つ以上の非天然アミノ酸(複数可)を組み込むことによって、1つ以上の化学部分(PE
Gなど)を付加する能力を含む。例えば、アジド基およびアルキン基は、タンパク質中の
全ての天然に存在する官能基とは反応しない。したがって、非天然アミノ酸は、望ましく
ない非特異的反応なしに、PEGまたは別の修飾が望まれるペプチド阻害剤中の1つ以上
の特定の部位に組み込まれ得る。特定の実施形態では、反応に関与する特定の化学物質は
、PEG鎖とペプチド阻害剤との間に安定した共有結合をもたらす。さらに、そのような
反応は、ほとんどのペプチドに損傷を与えない穏やかな水性条件で実施され得る。特定の
実施形態では、非天然アミノ酸残基は、AHAである。
天然アミノ酸に結合する化学部分は、数および範囲が制限される。対照的に、非天然ア
ミノ酸に結合する化学部分は、化学部分を標的分子に結合させる著しく幅広い有用な化学
物質を利用することができる。本質的に、非天然アミノ酸、例えば、アルデヒドまたはケ
ト誘導体化アミノ酸などの化学部分が結合し得る反応性部位または側鎖を含有する非天然
アミノ酸を含む任意のタンパク質(またはその一部)を含む任意の標的分子は、化学部分
を結合させるための基質として機能することができる。
多数の化学部分が、当該技術分野における様々な既知の方法を通して、特定の分子に結
合または連結され得る。様々なそのような方法が、米国特許第8,568,706号に記
載されている。例示的な例として、アジド部分は、本明細書に記載のPEGまたはその他
のものなどの化学部分を共役させるのに有用であり得る。アジド部分は、反応性官能基と
して機能し、ほとんどの天然に存在する化合物には存在しない(したがって、天然に存在
する化合物のネイティブなアミノ酸とは非反応性である)。アジドはまた、限られた数の
反応パートナーとの選択的ライゲーションを受け、アジドは小さく、かつ分子サイズを著
しく変化させることなく生体試料に導入され得る。アジドの分子への組み込みまたは導入
を可能にする1つの反応は、アジドの銅媒介ヒュスゲン[3+2]環化付加である。この
反応は、ペプチド阻害剤の選択的PEG化に使用することができる。(Tornoe e
t al.,J.Org.Chem.67:3057,2002;Rostovtsev
et al.,Angew.Chem.,Int.Ed.41:596,2002;お
よびWang et al.,J.Am.Chem.Soc.125:3192,200
3,Speers et al.,J.Am.Chem.Soc.,2003,125,
4686)。
ペプチド阻害剤の合成
本発明のペプチド阻害剤は、当業者に知られている多くの技術によって合成され得る。
特定の実施形態では、単量体サブユニットは、添付の実施例に記載する技術を使用して合
成、精製、および二量体化される。特定の実施形態では、本発明は、式I、II、または
本明細書における表のいずれかに記載のアミノ酸配列のいずれかを含むがこれらに限定さ
れない、本明細書に記載のアミノ酸配列を有するペプチドを含むか、それからなるか、ま
たは本質的にそれからなるペプチドを化学的に合成することを含む、本発明のペプチド阻
害剤(またはその単量体サブユニット)を生成する方法を提供する。他の実施形態では、
ペプチドは、化学的に合成される代わりに組換え的に合成される。特定の実施形態では、
ペプチド阻害剤は二量体であり、方法は、ペプチド二量体阻害剤の両方の単量体サブユニ
ットを合成し、次いで、2つの単量体サブユニットを二量体化して、ペプチド二量体阻害
剤を生成することを含む。様々な実施形態では、二量体化は、本明細書に記載の様々な方
法のいずれかを介して達成される。具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤(またはその
単量体サブユニット)を生成する方法は、その合成後にペプチド阻害剤(またはその単量
体サブユニット)を環化させることをさらに含む。具体的な実施形態では、環化は、本明
細書に記載の様々な方法のいずれかを介して達成される。特定の実施形態では、本発明は
、式(I)~(IX)、添付の実施例または表のいずれかに記載のアミノ酸配列のいずれ
かを含むがこれらに限定されない、本明細書に記載のアミノ酸配列を有するペプチドを含
むか、それからなるか、または本質的にそれからなるペプチド内の2つのアミノ酸残基間
に分子内結合、例えば、ジスルフィド、アミド、またはチオエーテル結合を導入すること
を含む、本発明のペプチド阻害剤(またはその単量体サブユニット)を生成する方法を提
供する。
関連する実施形態では、本発明は、式(I)~(IX)のいずれか1つ、または添付の
実施例または表に記載の配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む
さらに、本発明は、本発明のポリヌクレオチドを含むベクター、例えば発現ベクターを
含む。
治療方法
特定の実施形態では、本発明は、IL-23を本発明のペプチド阻害剤と接触させるこ
とを含む、細胞上のIL-23RへのIL-23の結合を阻害する方法を含む。特定の実
施形態では、細胞は、哺乳動物細胞である。具体的な実施形態では、この方法は、インビ
トロまたはインビボで行われる。結合の阻害は、当該技術分野で既知の様々なルーチンな
実験方法およびアッセイによって判定され得る。
特定の実施形態では、本発明は、IL-23を本発明のペプチド阻害剤と接触させるこ
とを含む、細胞によるIL-23シグナル伝達を阻害する方法を含む。特定の実施形態で
は、細胞は、哺乳動物細胞である。特定の実施形態では、この方法は、インビトロまたは
インビボで行われる。具体的な実施形態では、IL-23シグナル伝達の阻害は、細胞内
のホスホSTAT3レベルの変化を測定することによって判定され得る。
いくつかの実施形態では、本発明は、IL-21またはIL-23Rに関連する病態ま
たは適応症(例えば、IL-23/IL-23Rシグナル伝達経路の活性化)に罹患して
いる対象を治療するための方法であって、本発明のペプチド阻害剤を当該対象に投与する
ことを含む、方法を提供する。特定の実施形態では、不適切な、調節解除された、または
増加したIL-23またはIL-23Rの活性またはシグナル伝達を特徴とする病態また
は適応症に罹患している対象を治療するための方法であって、当該対象におけるIL-2
3のIL-23Rへの結合を阻害(部分的にまたは完全に)するのに十分な量で本発明の
ペプチド阻害剤を個体に投与することを含む、方法を提供する。具体的な実施形態では、
IL-23のIL-23Rへの結合の阻害は、対象の特定の器官または組織、例えば、胃
、小腸、大腸/結腸、腸粘膜、粘膜固有層、パイエル板、腸間膜リンパ節、またはリンパ
管で生じる。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、本発明のペプチド阻害剤を、それを必要と
する対象に提供することを含む。具体的な実施形態では、それを必要とする対象は、IL
-23/IL-23Rに関連する疾患または障害を発症するリスクがあると診断されたこ
とがあるか、または判定されたことがある。具体的な実施形態では、対象は、哺乳動物で
ある。
特定の実施形態では、疾患または障害は、自己免疫炎症および関連する疾患および障害
、例えば、多発性硬化症、喘息、関節リウマチ、腸の炎症、炎症性腸疾患(IBD)、若
年性IBD、青年期IBD、クローン病、潰瘍性大腸炎、サルコイドーシス、全身性エリ
テマトーデス、強直性脊椎炎(体軸性脊椎関節炎)、乾癬性関節炎、または乾癬である。
具体的な実施形態では、疾患または障害は、乾癬(例えば、尋常性乾癬、滴状乾癬、反対
型乾癬、膿疱性乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性乾癬、または乾癬性紅皮症)、アトピー性皮膚
炎、異所性ざ瘡、潰瘍性大腸炎、クローン病、セリアック病(非熱帯性スプルー)、血清
陰性関節症に関連する腸症、顕微鏡的大腸炎、コラーゲン大腸炎、好酸球性胃腸炎/食道
炎、放射線または化学療法に関連する大腸炎;白血球接着不全症-1のように自然免疫の
障害に関連する大腸炎;慢性肉芽腫性疾患、1b型糖原病、ヘルマンスキー・パドラック
症候群、チェディアック・東症候群、ウィスコット・アルドリッチ症候群、嚢炎、直腸結
腸切除術および回腸肛門吻合術後に生じる嚢炎、消化器癌、膵炎、インスリン依存性糖尿
病、乳房炎、胆嚢炎、胆管炎、原発性胆汁性肝硬変、ウイルス関連腸症、胆管周囲炎、慢
性気管支炎、慢性副鼻腔炎、喘息、ぶどう膜炎、または移植片対宿主病である。
特定の実施形態では、本発明は、それを必要とする対象において炎症性腸疾患(IBD
)を治療するための方法であって、本発明のペプチド阻害剤を当該対象に投与することを
含み、当該ペプチド阻害剤が、式(I)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる方
法を提供する。特定の実施形態では、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態で
は、IBDは、クローン病である。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z)ま
たは(Z’)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態では、IB
Dは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である。
特定の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Ia)、(Ib)、(Ic)、
または(Id)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態では、I
BDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IIa)、(IIb)、または(
IIc)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態では、IBDは
、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IIIa)、(IIIb)、(I
IIc)、または(IIId)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実
施形態では、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン
病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IVa)、(IVb)、(IVc
)、(IVd)、(IVe)、(IVf)、(IVg)、または(IVh)のアミノ酸配
列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態では、IBDは、潰瘍性大腸炎である
。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Va)、(Vb)、(Vc)、ま
たは(Vd)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態では、IB
Dは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDはクローン病である。他の関連
する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(VIa)、(VIb)、(VIc)、(VI
d)、(VIe)、(VIf)、(VIg)、または(VIh)のアミノ酸配列を含むか
、またはそれからなる。特定の実施形態では、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実
施形態では、IBDは、クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(VIIa)、(VIIb)、(V
IIc)、または(VIId)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実
施形態では、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン
病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(VIIIa)、(VIIIb)、
(VIIIc)、(VIIId)、(VIIIe)、(VIIIf)、(VIIIg)、
または(VIIIh)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態で
は、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(IXa)、(IXb)、(IXc
)、または(IXd)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態で
は、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(
Xd)、(Xe)、(Xf)、(Xg)、または(Xh)のアミノ酸配列を含むか、また
はそれからなる。特定の実施形態では、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態
では、IBDは、クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XIa)、(XIb)、(XIc
)、または(XId)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態で
は、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XIIa)、(XIIb)、(X
IIc)、(XIId)、(XIIe)、(XIIf)、(XIIg)、または(XII
h)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態では、IBDは、潰
瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XIIIa)、(XIIIb)、
(XIIIc)、または(XIIId)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。
特定の実施形態では、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、
クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XIVa)、(XIVb)、(X
IVc)、(XIVd)、(XIVe)、(XIVf)、(XIVg)、または(XIV
h)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態では、IBDは、潰
瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XVa)、(XVb)、(XVc
)、または(XVd)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態で
は、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XVIa)、(XVIb)、(X
VIc)、(XVId)、(XVIe)、(XVIf)、(XVIg)、または(XVI
h)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態では、IBDは、潰
瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(XVIIa)、(XVIIb)、
(XVIIc)、または(XVIId)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。
特定の実施形態では、IBDは、潰瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、
クローン病である。
他の関連する実施形態では、ペプチド阻害剤は、式(Z’)、(Z’-A)、(Z’-
B)、(Z’-C)、(Z’-D)、(Z’-E)、(Z’-F)、(Z’-G)、(Z
’-H)、(Z’-I)、(Z’-J)、(Z’-K)、(Z’-L)、または(Z’-
M)のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。特定の実施形態では、IBDは、潰
瘍性大腸炎である。特定の実施形態では、IBDは、クローン病である。
IBD、例えば潰瘍性大腸炎またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形
態では、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac
)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-[Lys(Ac)]-N-dK-[Sarc]-NH(配列番号1);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-[(D)Leu)]-[Sarc]-NH(配列番号2);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[THP]-E-N-[(
D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号3);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-[(D)His]-[Sarc]-NH(配列番号4);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号5);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[THP]-E-N-[(
D)Leu)]-[Sarc]-NH(配列番号6);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号7);
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-W-Q-[Cys]-Phe[4-(
2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-N-[(D)NMeT
yr]-NH(配列番号8);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-Q-T-W-Q-[Pen]-Phe[4-(
2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-N-[(D)NMeT
yr]-NH(配列番号9);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-Q-T-W-Q-[Pen]-Phe[4-(
2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[aMeGlu]-N-F-[
(D)NMeTyr]-NH(配列番号10);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-[(D
)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号11);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号12);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-[(D
)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号13);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号14);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号15);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号16);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号17);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号18);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号20、25);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号21);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号22);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号23);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[(D
)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号24);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号25);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-
[Sarc]-NH(配列番号26);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号27);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[(
D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号28);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[L
ys(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号29);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(bAla)]-[Pen
]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H
-[Sarc]-NH(配列番号30);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(bAla)]-[Pen
]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号31);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号32);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号33);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-Et)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号34);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(4-Me)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号35);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Me)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号36);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(4-OMe)]-[a-MeLys]-
[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号37);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-i-Pr)]-[a-MeLys]
-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号38);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-nPr)]-[a-MeLys]-
[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号39);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-OMe)]-[a-MeLys]-
[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号40);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Cl)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号41);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(5-OMe)]-[a-MeLys]-
[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号42);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(3-MePh)]-[a-MeLys]
-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号43);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Ph)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号44);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Et)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号45);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(2-FPh)]- [Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys
]-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号46);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号47
);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号48
);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(2-OMePh)]-[Lys(Ac)]-
[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLy
s]-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号49);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-Ph)]-[a-MeLys]-[
Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号50);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号51);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号52);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号53);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
Sarc]-NH(配列番号54);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号55);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
Sarc]-NH(配列番号56);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
(D)NMeTyr]-NH(配列番号57);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-F-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号58);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
Sarc]-NH(配列番号59);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号60);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
Sarc]-NH(配列番号61);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
(D)NMeTyr]-NH(配列番号62);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-[(D)A
sn]-H-[Sarc]-NH(配列番号63);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-G-H-[
Sarc]-NH(配列番号64);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-[h(Se
r)]-H-[Sarc]-NH(配列番号65);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-P
-NH(配列番号66);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(2-Nal))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-H-[Sarc]-NH(配列番号67);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-3BiPh)]-[Lys(Ac)]-[Pe
n]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-
H-[Sarc]-NH(配列番号68);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(フェナントレン-5-イル))]-[Lys
(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
THP]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号69);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4-アントラセン-5-イル))]-[Ly
s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号70);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(1-Nal))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-H-[Sarc]-NH(配列番号71);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4BiPh))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-H-[Sarc]-NH(配列番号72);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(3,5-t-Bu-Ph))]-[Lys(
Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
HP]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号73);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[Sarc
]-NH(配列番号74);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-
NH(配列番号75);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[2Pal]-NH(配列番号78);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[2Pal]-NH(配列番号79);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-NH(配列番号80);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号81);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号82);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-E-N-H-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号83);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-Phe[4-アミノメチル]-[(D)NMeTyr]-NH(配
列番号84);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)
]-N-[(D)His]-NH(配列番号85);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)His]-NH(配列番号86);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[(D)His]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号87);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-N-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号88);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-N-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号89);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Val]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号90
);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Thr]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号91
);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[(D)His]-NH(配列番号92);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH
(配列番号93);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH
(配列番号94);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-H-[Sarc]-NH(配列番号95);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH
(配列番号96);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号97);
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH;(配列番号98)
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
Sarc]-NH(配列番号99);
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-S-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-
[Sarc]-NH(配列番号100);
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[(
D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号101);
Ac-[(D)Arg]-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[
Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-H-[Sarc]-NH(配列番号102);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号103);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号104)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号105);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号106)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号107);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号108);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号109);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号110);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号111);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号112);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[bA]
-NH(配列番号113);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3Pal]-[bA]
-NH(配列番号114);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[4P
al]-[Sarc]-NH(配列番号115);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[bA]-NH(配列番号116);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号117);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Q
uin]-[Sarc]-NH(配列番号118);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[7-
Aza-tryptophan]-[Sarc]-NH(配列番号119);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号120)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号121);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号122)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号123);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号124);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号125);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号126);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号127);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[bA]-NH(配列番号130);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[bA]-NH(配列番号131);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号132);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号133);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号134);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号135);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号136);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号137);
Ac-[Pen]-E-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号138);
Ac-[Pen]-E-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号139);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号140);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号141);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(3-カルボキサミドフェニル))]-[Ly
s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号142);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-ピリミジン-5-イル)]-[Lys(Ac)
]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]
-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号143);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-イミダゾピリジニル)]-[Lys(Ac)]
-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-
E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号144);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[NMe(Lys)]-[L
ys(Ac)]-N-[His_3Me]-NH(配列番号145);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[His_3Me]-NH(配列番号146);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4Quin))]-[Lys(Ac)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号147);
Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(3-ピラゾール-1-イル))]-[Ly
s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号148)
Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(5-Et-Ph))]-[Lys(Ac)
]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]
-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号149)
Ac-[Pen]-N-T-[W(5-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号150);
Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(3-ピラゾール-1-イル))]-[Ly
s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号151);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-インダゾール-5-イル)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号152);
Ac-[Pen]-N-T-[W(4-F)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-P
he[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pa
l]-[Sarc]-NH(配列番号153);
Ac-[Pen]-N-T-[W(5-CN)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号154);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-CN)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号155);
Ac-[Pen]-N-T-[W(4-OMe)]-[Lys(Ac)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3
Pal]-[Sarc]-NH(配列番号156);
Ac-[Pen]-N-T-[W(4-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号157);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号158)
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-[3Pal]-[Sa
rc]-NH(配列番号159、285);
Ac-[Pen]-N-T-[W(5-Ca)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号160);
Ac-[Pen]-N-T-[Trp_4Aza]-[Lys(Ac)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3
Pal]-[Sarc]-NH(配列番号161);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号162);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号163);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[(5Pyal)]-NH(配列番号164);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-Me-Lys]-[L
ys(Ac)]-N-[(5Pyal)]-NH(配列番号165);
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[(1-Me)His]-NH(配列番号166);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLys]-[Lys
(Ac)]-N-[(1-Me)His]-NH(配列番号167);または
Ac-[Pen]-N -T-[W(7-Me]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-Me-Lys]-[L
ys(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号168
);
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化されるか、
;またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、例えば潰瘍性大腸炎またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形
態では、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-NH(配列番号80);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号104)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号108);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号110);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号112);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Q
uin]-[Sarc]-NH(配列番号118);
Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号124);または
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号125);
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して、またはAbu-Cysチオエーテル結合を介して環化される
か、またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、例えば潰瘍性大腸炎またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形
態では、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号105);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号106)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号117);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号126);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号127);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号134);
Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号135);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号136);
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号137);または
Ac-[Pen]-E-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号139);
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、例えば潰瘍性大腸炎またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形
態では、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号139);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号158、162、284);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号163);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Cit]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノ
エトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-N
(配列番号523);
Ac-[Pen]-N-T-W-Q-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ
)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配
列番号524);
Ac-[Abu]-Q-T-W-Q-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ
)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配
列番号525);
Ac-[Abu]-Q-T-W-Q-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ
)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号526);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号163);
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アセチルアミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号527);または
Ac-[Pen]-E-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号528);
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]
-E-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号201)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]
-E-N-[(D)His]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号202)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Orn]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号20
3)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Ser]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号20
4)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Phe]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号20
5)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-H-[(D)Tyr]-NH(配列番号206)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[(D)Tyr]-[Pen]-P
he[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys
(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号207
)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-H-P-NH(配列番号208)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-H-[(D)Pro]-NH(配列番号209)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Phe(4-CONH2)]-[
Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys
]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配
列番号210)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-(D
)Phe[4-NH]-[Sarc]-NH(配列番号211)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-H-NH(配列番号212)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-H-N(H)Me(配列番号213)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Phe(4-NH(Ac))]-
[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLy
s]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH
配列番号214)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Tyr]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号21
5)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)
]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号216)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)His]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号21
7)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[bAla]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号218)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[bAla]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号219)

Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[bAla]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号220)

Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
eLys]-E-N-H-N(H)Me(配列番号221)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[THP]-P-NH(配列番号222)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[THP]-[(D)Pro]-NH(配列番号223)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[bAla]-[Sarc]-NH(配列番号224)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[(D)Val]-[Sarc]-NH(配列番号225)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[(D)Arg]-[Sarc]-NH(配列番号226)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[Hph]-[Sarc]-NH(配列番号227)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-Ph
e[4-NH]-[Sarc]-NH(配列番号228)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-Phe[4-NH]-[Sarc]-NH(配列番号229)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-F-[Sarc]-NH(配列番号230)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[THP]-[Sarc]-NH(配列番号231)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号232)、
Ac-[(D)Arg]-[Cys]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[aMeCys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
Acvc]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号233)、
Ac-[(D)Arg]-[Cys]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[aMeCys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
Acvc]-E-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号234)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
c]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号235)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[bAla]-[Sarc]-NH(配列番号236)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Val]-[Sarc]-NH(配列番号237)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Arg]-[Sarc]-NH(配列番号238)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[Hph]-[Sarc]-NH(配列番号239)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Tyr]-[Sarc]-NH(配列番号240)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[(D)Tyr]-[Sarc]-NH(配列番号241)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[4Pal]-NH(配列番号242)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[Phe(4-CF3)]-[Sarc]-NH(配列番号243
)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-Tyr_CHF2-[Sarc]-NH(配列番号244)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[THP]-P-NH(配列番号245)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号246)

Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号247)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[4Pal]-[Sarc]-NH(配列番号248)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[Phe(2-アミノメチル)]-[Sarc]-NH(配列番号249
)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Pro(4,4diF)]-NH(配列番号250)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[aMePro]-NH(配列番号251)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Aib]-NH(配列番号252)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
s(Ac)]-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号253)

Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号261)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[H
is(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号262)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号266)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-N(H)Me(配列番号267)、
[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-
[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E
-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号270)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]
-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3
Pal]-[Sarc]-NH(配列番号271)、
Pr-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]- Phe[4-(2-(N-プロピオニルアミノ)エトキシ)]-[
2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号2
72)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-(N-(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)
プロピオニルアミノ)エトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal
]-[Sarc]-NH(配列番号273)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal(5-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号276)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal(5-NH)]-[Sarc]-NH(配列番号277)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[Hi
s(3-Me)]-N(H)Me(配列番号278)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号279)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Gly(N-シクロヘキシルメチル)]-NH(配列番
号280)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Gly(N-イソブチル)]-NH(配列番号281)

Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal(3-Me)]-NH(配列番号282)、
Ac-[(D)Arg]-[aMeCys]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys
(Ac)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号283)、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号284)、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-[3Pal]-[Sa
rc]-NH(配列番号285、159)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
[Sarc]-NH(配列番号286)、
Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys
(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号287)、
Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-D-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys
(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号288)、
Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-T-(W(4-F)]-[Lys(Ac)
]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(
Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号289)、
Ac-[Pen]-N-D-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号290)、
Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号291)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号299)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
F-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc
]-NH(配列番号308)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[(D)Tyr]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3Pal
]-[Sarc]-NH(配列番号309)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[
3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号310)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N
-[3Pal]-[Sarc]-NH,(配列番号311)
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-プロ
ピル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
HP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号332)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-ブチ
ル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[TH
P]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号333)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-イソ
ブチル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号334)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-ベン
ジル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
HP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号335)、
Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[a-MeLeu]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号339)、
Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
[Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-E-N-[3Pal]
-[Sarc]-NH(配列番号347)、または
Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号373)、
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化されるか、
またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号104)、
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号106)、
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号158、162、284)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号247、266)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号261)、
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-N(H)Me(配列番号267)、
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して環化されるか、またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号104)、
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して環化されるか、またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
al]-[Sarc]-NH(配列番号106)、
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して環化されるか、またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
c]-NH(配列番号158)
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、ペプチド阻害剤は、Pen-Penジス
ルフィド結合を介して環化されるか、またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号247)、
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して環化されるか、またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号261)、
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して環化されるか、またはその医薬的に許容される塩である。
IBD、潰瘍性大腸炎、またはクローン病を治療する方法の特定の関連する実施形態で
は、ペプチド阻害剤は、以下に列挙するアミノ酸配列:
Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
]-E-N-[3Pal]-N(H)Me(配列番号267)、
のいずれか1つを含むか、またはそれであり、当該ペプチド阻害剤は、Pen-Pen
ジスルフィド結合を介して環化されるか、またはその医薬的に許容される塩である。
特定の関連する実施形態では、本発明は、それを必要とする対象におけるIL-23ま
たはIL-23Rシグナル伝達(またはIL-23のIL-23Rへの結合)を選択的に
阻害する方法であって、本発明のペプチド阻害剤を当該対象に提供することを含む、方法
を提供する。具体的な実施形態では、本発明は、それを必要とする対象のGI管における
IL-23またはIL-23Rシグナル伝達(またはIL-23のIL-23Rへの結合
)を選択的に阻害する方法であって、経口投与によって本発明のペプチド阻害剤を当該対
象に提供することを含む、方法を含む。具体的な実施形態では、GI組織(例えば、小腸
または結腸)における投与されたペプチド阻害剤の曝露は、血液中の曝露よりも少なくと
も10倍、少なくとも20倍、少なくとも50倍、または少なくとも100倍多い。具体
的な実施形態では、本発明は、それを必要とする対象のGI管におけるIL-23または
IL-23Rシグナル伝達(またはIL-23のIL-23Rへの結合)を選択的に阻害
する方法であって、ペプチド阻害剤を当該対象に提供することを含み、当該ペプチド阻害
剤が、IL-6とIL-6Rとの間の相互作用を遮断せず、IL-12シグナル伝達経路
を拮抗することもない、方法を含む。さらなる関連する実施形態では、本発明は、GIの
炎症および/またはGIへの好中球浸潤を阻害する方法であって、それを必要とする対象
に本発明のペプチド阻害剤を提供することを含む、方法を含む。いくつかの実施形態では
、本発明の方法は、本発明のペプチド阻害剤(すなわち、第1の治療剤)を、第2の治療
剤と組み合わせてそれを必要とする対象に提供することを含む。特定の実施形態では、第
2の治療剤は、ペプチド阻害剤が対象に投与される前におよび/または同時におよび/ま
たは後に当該対象に提供される。具体的な実施形態では、第2の治療薬は、抗炎症剤であ
る。特定の実施形態では、第2の治療剤は、非ステロイド性抗炎症薬、ステロイド、また
は免疫調節剤である。特定の実施形態では、方法は、対象に第3の治療剤を投与すること
を含む。特定の実施形態では、第2の治療剤は、IL-23またはIL-23Rに結合す
る抗体である。
医薬組成物
具体的な実施形態では、ペプチド阻害剤、またはペプチド阻害剤を含む医薬組成物を、
徐放性マトリックスに懸濁させる。本明細書で使用される場合、徐放性マトリックスは、
酵素的加水分解もしくは酸塩基加水分解によって、または溶解によって分解可能である、
材料、通常ポリマーで作製されたマトリックスである。身体に挿入されると、マトリック
スは酵素および体液によって作用する。徐放性マトリックスは、望ましくは、リポソーム
、ポリラクチド(ポリ乳酸)、ポリグリコリド(グリコール酸のポリマー)、ポリラクチ
ドコグリコリド(乳酸およびグリコール酸のコポリマー)ポリ無水物、ポリ(オルト)エ
ステル、ポリペプチド、ヒアルロン酸、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、カルボン酸、
脂肪酸、リン脂質、多糖類、核酸、ポリアミノ酸、フェニルアラニン、チロシン、イソロ
イシンなどのアミノ酸、ポリヌクレオチド、ポリビニルプロピレン、ポリビニルピロリド
ン、およびシリコーンなどの生体適合性材料から選択される。生分解性マトリックスの一
実施形態は、ポリラクチド、ポリグリコリド、またはポリラクチドコグリコリド(乳酸お
よびグリコール酸のコポリマー)のいずれかのうちの1つのマトリックスである。
特定の実施形態では、本発明は、本発明の1つ以上のペプチド阻害剤と、医薬的に許容
される担体、希釈剤、または賦形剤と、を含む、医薬組成物を含む。医薬的に許容される
担体、希釈剤、または賦形剤は、非毒性の固体、半固体、または液体の充填剤、希釈剤、
封入材料、または任意の種類の製剤補助剤を指す。例えば、パラベン、クロロブタノール
、フェノール、ソルビン酸などの様々な抗菌剤および抗真菌剤を含めることによって微生
物の作用を確実に防ぐことができる。糖、塩化ナトリウムなどの等張剤を含めることが望
ましい場合もある。
特定の実施形態では、組成物は、経口、非経口、大槽内、膣内、腹腔内、直腸内、局所
(粉末、軟膏、点眼、坐剤、または経皮パッチによる)、吸入(鼻腔内噴霧など)によっ
て、点眼(眼内など)、または口腔に投与される。本明細書で使用される場合、「非経口
」という用語は、静脈内、筋肉内、腹腔内、胸骨内、皮下、皮内、および関節内の注射お
よび注入を含む投与モードを指す。したがって、特定の実施形態では、組成物は、これら
の投与経路のいずれかによる送達のために製剤化される。
特定の実施形態では、非経口注射用の医薬組成物は、使用直前に滅菌注射溶液または分
散液に再構成するための、医薬的に許容される滅菌水溶液もしくは非水溶液、分散液、懸
濁液、もしくはエマルジョン、または滅菌粉末を含む。好適な水性および非水性の担体、
希釈剤、溶媒、またはビヒクルの例としては、水、エタノール、ポリオール(グリセロー
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、カルボキシメチルセルロー
ス、およびそれらの好適な混合物、β-シクロデキストリン、植物油(オリーブ油など)
、およびオレイン酸エチルなどの注射可能な有機エステルが挙げられる。例えば、レシチ
ンなどのコーティング材料の使用により、分散液の場合には必要な粒径の維持により、そ
して、界面活性剤の使用により、適当な流動性を維持することができる。組成物はまた、
防腐剤、湿潤剤、乳化剤、および分散剤などの補助剤を含有し得る。注射可能な医薬形態
の長期吸収は、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンなどの吸収を遅延させる剤
を含めることによってもたらされ得る。
注射可能なデポー形態は、1つ以上の生分解性ポリマー、例えば、ポリラクチド-ポリ
グリコリド、ポリ(オルトエステル)、ポリ(無水物)、およびPEGなどの(ポリ)グ
リコール中にペプチド阻害剤のマイクロカプセルマトリックスを形成することによって作
製されるものを含む。ペプチドのポリマーに対する比および用いられる具体的なポリマー
の性質に応じて、ペプチド阻害剤の放出速度を制御することができる。デポー注射用製剤
はまた、体組織と適合性のあるリポソームまたはマイクロエマルジョン中にペプチド阻害
剤を封入することによっても調製される。
注射用製剤は、例えば、細菌保持フィルターを通して濾過することによって、または使
用直前に滅菌水もしくは他の滅菌注射媒体中に溶解もしくは分散し得る滅菌固体組成物の
形態で滅菌剤を組み込むことによって、滅菌することができる。
局所投与は、肺および眼の表面を含む皮膚または粘膜への投与を含む。吸入および鼻腔
内用のものを含む局所肺投与用の組成物は、水性および非水性製剤中の溶液および懸濁液
を伴い得、そして、加圧されてもよく、加圧されなくてもよい乾燥粉末として調製され得
る。非加圧粉末組成物では、活性成分は、細かく分割された形態であってもよく、例えば
直径が最大100マイクロメートルのサイズを有する粒子を含むより大きなサイズの医薬
的に許容される不活性担体と混合して使用してよい。好適な不活性担体としては、ラクト
ースなどの糖が挙げられる。
あるいは、組成物を加圧し、窒素または液化ガス噴射剤などの圧縮ガスを含有させても
よい。液化噴射剤媒体および実際には全組成物は、活性成分がその中にいかなる実質的な
程度にも溶解しないようなものであってよい。加圧組成物はまた、液体または固体の非イ
オン性表面活性剤などの表面活性剤を含有していてもよく、固体アニオン性表面活性剤で
あってもよい。ナトリウム塩の形態の固体アニオン性表面活性剤を使用することが好まし
い。
局所投与のさらなる形態は、眼への投与である。本発明のペプチド阻害剤は、ペプチド
阻害剤が眼の角膜および内部領域、例えば、前房、後房、硝子体、房水、硝子体液、角膜
、虹彩/毛様体、レンズ、脈絡膜/網膜、および強膜に浸透するのに十分な期間、眼表面
と接触して維持されるように、医薬的に許容される眼科用ビヒクル中で送達され得る。医
薬的に許容される眼科用ビヒクルは、例えば、軟膏、植物油、または封入材料であり得る
。あるいは、本発明のペプチド阻害剤は、硝子体および房水に直接注入してもよい。
直腸または膣に投与するための組成物は、好ましくは、本発明のペプチド阻害剤を、好
適な非刺激性賦形剤または担体、例えば、カカオバター、ポリエチレングリコール、また
は坐剤ワックス(室温では固体であるが体温では液体になり、したがって、直腸または膣
腔内で溶融して活性化合物を放出する)と混合することによって調製され得る坐剤を含む
本発明のペプチド阻害剤はまた、リポソームまたは他の脂質ベースの担体中で投与され
てもよい。当技術分野で既知であるように、リポソームは、概ね、リン脂質または他の脂
質物質に由来する。リポソームは、水性媒体中に分散した単層または多層水和液晶によっ
て形成される。リポソームを形成することができる任意の非毒性の生理学的に許容され、
代謝可能な脂質を使用することができる。リポソーム形態の本組成物は、本発明のペプチ
ド阻害剤に加えて、安定剤、防腐剤、賦形剤などを含有し得る。特定の実施形態では、脂
質は、天然および合成の両方のホスファチジルコリン(レシチン)およびセリンを含むリ
ン脂質を含む。リポソームを形成する方法は、当該技術分野で既知である。
非経口投与に好適な本発明で使用される医薬組成物は、概して塩化ナトリウム、グリセ
リン、グルコース、マンニトール、ソルビトールなどを使用して、レシピエントの血液と
等張に作られたペプチド阻害剤の滅菌水溶液および/または懸濁液を含み得る。
いくつかの態様では、本発明は、経口送達用の医薬組成物を提供する。本発明の組成物
およびペプチド阻害剤は、本明細書に記載の方法、技術、および/または送達ビヒクルの
いずれかに従って経口投与のために調製され得る。さらに、当業者は、本発明のペプチド
阻害剤が、本明細書に開示されてはいないが、当技術分野で周知であり、ペプチドの経口
送達における使用に適合する系または送達ビヒクルに改変または統合され得ることを理解
するであろう。
特定の実施形態では、経口投与のための製剤は、腸壁の透過性を人工的に増大させるた
めの補助剤(例えば、レゾルシノール、ならびに/またはポリオキシエチレンオレイルエ
ーテルおよびn-ヘキサデシルポリエチレンエーテルなどの非イオン性界面活性剤)、な
らびに/または酵素的分解を阻害するための酵素阻害剤(例えば、膵トリプシン阻害剤、
ジイソプロピルフルオロリン酸(DFF)、またはトラシロール)を含み得る。特定の実
施形態では、経口投与のための固体型剤形のペプチド阻害剤は、ショ糖、乳糖、セルロー
ス、マンニトール、トレハロース、ラフィノース、マルチトール、デキストラン、デンプ
ン、寒天、アルギン酸塩、キチン、キトサン、ペクチン、トラガカントガム、アラビアゴ
ム、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、合成もしくは半合成ポリマー、また
はグリセリドなどの、少なくとも1つの添加剤と混合することができる。これらの剤形は
また、他の種類(複数可)の添加剤、例えば、不活性希釈剤、ステアリン酸マグネシウム
などの滑沢剤、パラベン、ソルビン酸、アスコルビン酸、α-トコフェロールなどの保存
剤、システインなどの抗酸化剤、崩壊剤、結合剤、増粘剤、緩衝剤、pH調整剤、甘味剤
、着香剤、または香料を含有し得る。
具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害剤で使用するのに適合する経口剤形また
は単位用量は、ペプチド阻害剤と非薬物成分または賦形剤との混合物、ならびに成分また
は包装のいずれとしてもみなされ得る他の再利用不可能な材料を含み得る。経口組成物は
、液体、固体、および半固体剤形のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形
態では、有効量のペプチド阻害剤を含む経口剤形であって、丸剤、錠剤、カプセル、ゲル
、ペースト、飲料、シロップ、軟膏、および坐剤のうちの少なくとも1つを含む、剤形が
提供される。場合によっては、対象の小腸および/または結腸におけるペプチド阻害剤の
遅延放出を達成するように設計および構成された経口剤形が提供される。
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤を含む経口医薬組成物は、小腸内のペプ
チド阻害剤の放出を遅延させるように設計された腸溶性コーティングを含む。少なくとも
いくつかの実施形態では、遅延放出医薬製剤中に本発明のペプチド阻害剤およびアプロチ
ニンなどのプロテアーゼ阻害剤を含む医薬組成物が提供される。場合によっては、本発明
の医薬組成物は、約5.0以上のpHで胃液に可溶性である腸溶性コーティングを含む。
少なくとも1つの実施形態では、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、酢酸
フタル酸セルロース、および酢酸トリメリット酸セルロースを含むセルロースの誘導体、
ならびにセルロースおよび他の炭水化物ポリマーの同様の誘導体などの、解離可能なカル
ボン酸基を有するポリマーを含む腸溶性コーティングを含む医薬組成物が提供される。
特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤を含む医薬組成物は、腸溶性コーティン
グ中に提供され、当該腸溶性コーティングは、対象の下部胃腸系内において制御された様
式で医薬組成物を保護および放出するように、かつ全身性の副作用を回避するように設計
される。腸溶性コーティングに加えて、本発明のペプチド阻害剤は、任意の適合性経口薬
物送達系または成分内に封入、コーティング、会合、または他の方法で結合され得る。例
えば、いくつかの実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、ポリマーヒドロゲル、ナノ
粒子、ミクロスフェア、ミセル、および他の脂質系のうちの少なくとも1つを含む脂質担
体系で提供される。
小腸におけるペプチド分解を克服するために、本発明のいくつかの実施形態は、本発明
のペプチド阻害剤が含有され、それによって、ヒドロゲルポリマーが、小腸および/また
は結腸内のタンパク質分解からペプチド阻害剤を保護する、ヒドロゲルポリマー担体系を
含む。本発明のペプチド阻害剤は、さらに、溶解速度を増大させ、ペプチドの腸吸収を増
強するように設計された担体系で使用するのに適合するように製剤化され得る。これらの
方法は、ペプチドのGI管透過を増加させるためのリポソーム、ミセル、およびナノ粒子
の使用を含む。
経口送達用の医薬品を提供するために、様々な生物応答系を1つ以上の本発明のペプチ
ド阻害剤と合わせてもよい。いくつかの実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、経口
投与用の治療剤を提供するために、ヒドロゲルおよび水素結合基を有する粘膜付着性ポリ
マー(例えば、PEG、ポリ(メタクリル)酸[PMAA]、セルロース、Eudrag
it(登録商標)、キトサン、およびアルギネート)などの生物応答系と併用される。他
の実施形態は、本明細書に開示されるペプチド阻害剤の薬物滞留時間を最適化または延長
するための方法であって、当該ペプチド阻害剤表面の表面は、水素結合、ムチンと結合し
たポリマーまたは/および疎水性相互作用を介した粘膜付着特性を含むように修飾される
、方法を含む。これらの修飾ペプチド分子は、本発明の所望の特徴に従って、対象内の薬
物滞留時間の増加を示し得る。さらに、標的粘膜付着系は、腸細胞およびM細胞表面で受
容体に特異的に結合し得、それによって、ペプチド阻害剤を含有する粒子の取り込みをさ
らに増加させる。
他の実施形態は、本発明のペプチド阻害剤の経口送達のための方法であって、当該ペプ
チド阻害剤が、傍細胞または経細胞透過を増加させることによって腸粘膜を越えるペプチ
ドの輸送を促進する透過促進剤と組み合わせて対象に提供される、方法を含む。治療剤の
経口送達のための様々な透過促進剤および方法は、Brayden,D.J.,Mrsn
y,R.J.,2011.Oral peptide delivery:priori
tizing the leading technologies.Ther.Del
ivery 2(12),1567-1573に記載されている。
特定の実施形態では、本発明の医薬組成物および製剤は、本発明のペプチド阻害剤およ
び1つ以上の透過促進剤を含む。吸収促進剤の例としては、例えば、胆汁酸塩、脂肪酸、
界面活性剤(アニオン性、カチオン性、および非アニオン性)キレート剤、Zonula
r OT、エステル、シクロデキストリン、デキストラン硫酸、アゾン、クラウンエーテ
ル、EDTA、スクロースエステル、およびホスホチジルコリンを挙げることができる。
吸収促進剤は、典型的には、担体自体ではないが、腸粘膜を越えてペプチドおよびタンパ
ク質を輸送することによって経口バイオアベイラビリティを改善するために他の担体とも
広く会合する。そのような物質は、意図されたペプチド阻害剤との非特異的相互作用を形
成するために、賦形剤として製剤に添加されてもよく、または組み込まれてもよい。
タイトジャンクション透過を増強し、全般的に安全と認められる(GRAS)と確認さ
れた食物成分および/または他の天然に存在する物質としては、例えば、アスグリセリド
、アシルカルニチン、胆汁酸塩、および中鎖脂肪酸が挙げられる。中鎖脂肪酸(MCFA
S)のナトリウム塩もまた、透過促進剤であることが示唆された。最も広範に研究された
MCFASは、カプリン酸の塩であるカプリン酸ナトリウムであり、これは、乳脂肪画分
中に2~3%の脂肪酸を含む。今日まで、カプリン酸ナトリウムは、直腸アンピシリン吸
収を改善するための坐剤製剤(Doktacillin(商標))において賦形剤として
主に使用されている。別の食物由来のMCFASであるカプリル酸ナトリウム(8炭素)
の透過特性は、カプリン酸ナトリウムと比較して、インビトロでより低いことが示された
。カプリル酸ナトリウムおよびペプチド薬物を、油中の他の賦形剤との混合物で製剤化し
て、透過性を増強する油性懸濁液(OS)を生成した(Tuvia,S.et al.,
Pharmaceutical Research,Vol.31,No.8,pp.2
010-2021(2014)。
例えば、特定の実施形態では、透過促進剤をペプチド阻害剤と組み合わせ、当該透過促
進剤は、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸、胆汁塩、両親媒性界面活性剤、およびキレート剤のう
ちの少なくとも1つを含む。特定の実施形態では、中鎖脂肪酸塩は、腸上皮の傍細胞透過
性を増加させることによって吸収を促進する。特定の実施形態では、N-[ヒドロキシベ
ンゾイル)アミノ]カプリル酸ナトリウムを含む透過促進剤を使用して、本発明のペプチ
ド阻害剤と弱い非共有結合を形成させ、当該透過促進剤は膜輸送に好都合であり、さらに
血液循環に達すると解離する。特定の実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、オリゴ
アルギニンに共役し、それによって、ペプチドの様々な細胞型への細胞浸透を増加させる
。さらに、少なくとも1つの実施形態では、本発明のペプチド阻害剤と、シクロデキスト
リン(CD)およびデンドリマーからなる群から選択される透過促進剤との間に非共有結
合が提供され、当該透過促進剤は、ペプチド凝集を低減し、ペプチド阻害剤分子の安定性
および溶解度を増加させる。
特定の実施形態では、医薬組成物または製剤は、本発明のペプチド阻害剤および一過性
透過促進剤(TPE)を含む。透過促進剤およびTPEは、経口バイオアベイラビリティ
またはペプチド阻害剤を増加させるために使用され得る。使用され得るTPEの一例は、
カプリル酸ナトリウムおよび治療剤を含有する粉末を分散させる油性懸濁製剤である(T
uvia,S.et al.,Pharmaceutical Research,Vo
l.31,No.8,pp.2010-2021(2014)。
特定の実施形態では、医薬組成物および製剤は、本発明のペプチド阻害剤と、1つ以上
の吸収促進剤、酵素阻害剤、または粘膜付着ポリマーと、を含み得る。
具体的な実施形態では、本発明のペプチド阻害剤は、例えば、エマルジョン、リポソー
ム、ミクロスフェア、またはナノ粒子などの製剤ビヒクルに製剤化される。
本発明の他の実施形態は、増加した半減期を有する本発明のペプチド阻害剤で対象を治
療するための方法を提供する。一態様では、本発明は、治療有効量を1日1回(q.d.
)または1日2回(b.i.d.)投与するのに十分な、インビトロまたはインビボ(例
えば、ヒト対象に投与するとき)で少なくとも数時間~1日の半減期を有するペプチド阻
害剤を提供する。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、治療有効量を週1回(q.w
.)投与するのに十分な、3日間以上の半減期を有する。特定の実施形態では、ペプチド
阻害剤は、治療有効量を2週間に1回(b.i.w.)または月1回投与するのに十分な
、8日間以上の半減期を有する。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、非誘導体化ま
たは非修飾ペプチド阻害剤と比較して、より長い半減期を有するように誘導体化または修
飾される。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、血清半減期を増加させるための1つ
以上の化学修飾を含む。
本明細書に記載の治療または送達系のうちの少なくとも1つで使用される場合、本発明
のペプチド阻害剤は、純粋な形態で、またはそのような形態が存在する場合、医薬的に許
容される塩形態で使用され得る。
本発明のペプチド阻害剤および組成物の総1日使用量は、妥当な医学的判断の範囲内で
主治医によって決定され得る。任意の具体的な対象についての特定の治療有効用量レベル
は、以下を含む様々な要因に依存する:a)治療される障害および障害の重症度;b)使
用される特定の化合物の活性;c)使用される具体的な組成物、患者の年齢、体重、全身
健康、性別、および食事;d)使用される特定のペプチド阻害剤の投与時間、投与経路、
および排出速度;e)治療期間;f)使用される特定のペプチド阻害剤と組み合わせてま
たは同時に使用される薬物、ならびに医療分野で周知の同様の要因。
具体的な実施形態では、単回または分割用量でヒトまたは他の哺乳動物宿主に投与され
る本発明のペプチド阻害剤の総1日用量は、例えば、1日に0.0001~300mg/
kg(体重)または1日に1~300mg/kg(体重)の量であり得る。
腸炎の非侵襲的検出
本発明のペプチド阻害剤は、マイクロPETイメージングによる腸炎の検出、評価、お
よび診断に使用され得、当該ペプチド阻害剤は、非侵襲的診断手順の一部として、キレー
ト基または検出可能な標識で標識される。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、二官
能性キレート剤と共役する。特定の実施形態では、ペプチド阻害剤は、放射性標識される
。次いで、標識されたペプチド阻害剤は、経口でまたは直腸内に対象に投与される。特定
の実施形態では、標識されたペプチド阻害剤は、飲料水に含まれる。ペプチド阻害剤の取
り込みに続いて、マイクロPETイメージングを使用して、対象の腸および消化路全体を
通して炎症を可視化することができる。
置換トリプトファンの合成
7-メチルトリプトファンの合成
7-メチルトリプトファンは、商業的供給元から購入した。さらに、以下に記載する方
法のうちの1つに従って化合物を合成することができる。
7-エチルトリプトファンの合成
スキーム1に示す方法に従って、7-エチルトリプトファンを合成した。
7-イソプロピルトリプトファンの合成
スキーム2に示す方法に従って、7-イソプロピルトリプトファンを合成した。
7-イソプロピル化合物の手順:
鈴木カップリング:
封止内のn-プロパノール中(S)-メチル3-(7-ブロモ-1H-インドール-3
-イル)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパノエート(5.0g
、12.6mmol)の溶液に、イソプレニルトリフルオロホウ酸カリウム(2.2g、
15.1mmol)を添加し、窒素でパージした。上記混合物に、トリエチルアミン(3
.5mL、25.5mmol)を添加し、次いで、触媒[1,1’-ビス(ジフェニルホ
スフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの複合体(0.
72g、0.88mmol)を添加し、窒素で10分間パージし、一晩で100℃まで加
熱した。溶液を濃縮して残渣を得、これを酢酸エチル(150mL)に溶解させ、水およ
びブラインで洗浄した。有機層を濃縮し、粗生成物をフラッシュカラム(3.2g、71
%)によって精製して、濃厚な泡状固形物を得た。
移動水素化:
エタノール(40mL)中(S)-メチル2-((tert-ブトキシカルボニル)ア
ミノ)-3-(7-(プロパ-1-エン-2-イル)-1H-インドール-3-イル)プ
ロパノエート(3.1g、8.6mmol)の溶液に、10%Pd/C(100mg、5
0%湿潤触媒)を添加し、次いで、ギ酸アンモニウム(1.6g、25.3mmol)を
添加し、得られた混合物を2時間で65~70℃まで加熱した。反応混合物を濃縮し、水
を残渣に添加し、酢酸エチル(2×100mL)に抽出した。有機層を水およびブライン
で洗浄し、濃縮した。得られた生成物(3.1g、定量的)を次の反応にそのまま使用し
た。
加水分解:
THF/MeOH/水(4:1:1)中(S)-メチル2-((tert-ブトキシカ
ルボニル)アミノ)-3-(7-イソプロピル-1H-インドール-3-イル)プロパノ
エート(3.6g、10.0mmol)の溶液に、水酸化リチウム(1.26g、30.
0mmol)を添加し、溶液を一晩撹拌した。溶液を濃縮して溶媒を除去し、水で希釈し
、10%クエン酸水溶液で酸性化した。生成物を含有する水層を酢酸エチル(2×100
mL)で抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃厚
な油状物として所望の生成物(2.8g、94%)に濃縮した。粗生成物をさらに精製す
ることなく、次の工程に進めた。
Boc保護:
ジクロロメタン(12mL)中(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミ
ノ)-3-(7-イソプロピル-1H-インドール-3-イル)プロパン酸(2.8g、
8.0mmol)の冷溶液に、トリフルオロ酢酸(6mL)を添加し、溶液を室温で5時
間撹拌した。溶液を蒸発乾固させ、ジクロロメタン(10mL)に再溶解させ、HCl/
エーテルで処理し、濃縮した。粗塩酸塩をMTBE(25mL)に懸濁させ、30分間撹
拌し、濾過して、S)-2-アミノ-3-(7-イソプロピル-1H-インドール-3-
イル)プロパン酸塩酸塩(1.3g、68%)のオフホワイトの固形物(吸湿性)を得た
Fmoc保護:
THF/水(33mL:10mL)中(S)-2-アミノ-3-(7-イソプロピル-
1H-インドール-3-イル)プロパン酸塩酸塩(1.3g、4.6mmol)の溶液に
、重炭酸ナトリウム(1.55g、18.4mmol)、次いで、N-(9-フルオレニ
ルメトキシカルボニルオキシ)スクシンイミド(1.55g、4.6mmol)を少しず
つ添加した。得られた混合物を一晩撹拌し、濃縮して、THFを除去した。残渣を水で希
釈し、2N HClで酸性化し、酢酸エチル(2×75mL)で抽出した。有機層を水お
よびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して、生成物を泡状低溶融固形物
(1.85g、86%)として得た。
7-フェニル置換トリプトファンの合成
スキーム3に示す方法に従って、7-フェニル置換トリプトファンを合成した、または
合成することができる。
アリールボロン酸との鈴木カップリング
乾燥トルエン(30mL)中(S)-メチル3-(7-ブロモ-1H-インドール-3
-イル)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパノエート(4.0g
、10.0mmol)を窒素で10分間パージした。10mLの水中KCO(2.0
g、15.0mmol)を添加し、続いて、フェニルボロン酸(1.47g、12.0m
mol)を添加し、反応混合物を窒素で10分間パージした。Pd(dppf)Cl
DCM(0.58g、0.71mmol)、エタノール(10mL)、およびTHF(2
0mL)を添加し、反応混合物を8時間撹拌しながら100℃に加熱した。反応混合物を
真空下で濃縮し、残渣をDCM(200mL)に溶解させた。有機層を水およびブライン
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を60~120メッシュのシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物(3.6g、90%)を泡
状固形物として得た。
加水分解:
THF/MeOH/水(4:1:1)中(S)-メチル2-((tert-ブトキシカ
ルボニル)アミノ)-3-(7-フェニル-1H-インドール-3-イル)プロパノエー
ト(3.6g、9.1mmol)の溶液に、水酸化リチウム(1.15g、27.3mm
ol)を添加し、溶液を一晩撹拌した。溶液を濃縮して溶媒を除去し、十分な水で希釈し
、10%クエン酸で酸性化した。生成物を含有する水層を酢酸エチル(2×10mL)で
抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して所望
の生成物(3.3g、95%)を得た。
Boc脱保護:
ジクロロメタン(13mL)中(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミ
ノ)-3-(7-フェニル-1H-インドール-3-イル)プロパン酸(3.3g、8.
6mmol)の氷冷溶液に、トリフルオロ酢酸(6.6mL)を添加し、溶液を室温で6
時間撹拌した。溶液を蒸発乾固させ、ジクロロメタン(10mL)に再溶解させ、HCl
/エーテルで処理し、濃縮した。粗塩酸塩をMTBE(25mL)に懸濁させ、30分間
撹拌し、濾過して、S)-2-アミノ-3-(7-フェニル-1H-インドール-3-イ
ル)プロパン酸塩酸塩(1.8g、66%)を得た。
Fmoc保護:
THF/水(45mL:13mL)中(S)-2-アミノ-3-(7-フェニル-1H
-インドール-3-イル)プロパン酸塩酸塩(1.8g、5.7mmol)の溶液に、重
炭酸ナトリウム(1.92g、22.8mmol)、次いで、N-(9-フルオレニルメ
トキシカルボニルオキシ)スクシンイミド(1.92g、5.7mmol)を少しずつ添
加した。得られた混合物を一晩撹拌し、濃縮して、THFを除去した。残渣を十分な水で
希釈し、2N HClで酸性化し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。有機層を
水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、残渣を20%MTBE/
ヘキサンに懸濁させて、所望の生成物(2.6g、92%)を得た。
7-ヘテロアリール置換トリプトファンの合成
スキーム4に示す方法に従って、7-ヘテロアリール置換トリプトファンを合成した、
または合成することができる。
[式中、Rは、非置換の、またはハロ、ハロ、アルキル、シアノ、ハロアルキル、ヒド
ロキシ、もしくはアルコキシで置換されたヘテロアリールである]。
具体的な代表的なR基は、チエニル、ピリジル、ピペリジニル、およびモルホリニルか
ら選択される。
7-チエニル(チオフェニル)置換トリプトファンの合成
スキーム5に示す方法に従って、7-チエニル(チオフェニル)置換トリプトファンを
合成した、または合成することができる。
Frese et al.(ChemCatChem 2016,8,1799-18
03)によって記載された改変アプローチを使用して、鈴木-宮浦クロスカップリング反
応を行った。ブーフヴァルトリガンドSPhosと組み合わせてPd源としてNaPd
Clを使用する。この系は、低温であっても優れた結果で困難な基質の組み合わせを触
媒することが知られている。本発明者らの場合には、7ブロモTrpとボロン酸との鈴木
-宮浦クロスカップリング反応から所望の生成物が得られ、その後、これをFmoc-O
Suを使用して保護した。
L-7-(チオフェン-3-イル)-トリプトファン:7-ブロモ-L-トリプトファ
ン(0.283g、1mmol)、チオフェン-3-ボロン酸酸(0.383g、3.0
0mmol、3当量)、およびKCO(10当量)をフラスコに入れ、Nでパージ
した。脱気した水:1-ブタノール(9:1、30mL)をシリンジを介して添加し、反
応物を95℃で撹拌した。反応を開始させるために、SPhos(6.2mg、15モル
%)およびNaClPd(15.2mg、5モル%)を、Pd塩およびリガンドを4
0℃で10分間予め加温した後に混合物に移した。
完了してから、水性反応物をHO(20mL)で希釈し、1M HClを滴下するこ
とによって溶液をpH1.0に酸性化した。沈殿したパラジウムブラックを濾過(Wha
tman、孔径20μm)によって除去し、濾液を凍結乾燥させた。最後に、得られた粗
生成物を、50mL/分の流量でC18カラム(5μm、250×50mm)を用いた分
取逆相高速液体クロマトグラフィー(RP-HPLC)によって精製した。バッファA中
Bの線形勾配を使用して分離を達成した(バッファA:水性0.05%TFA;バッファ
B:0.043%TFA、水中90%アセトニトリル)。1mL/分の流量でC18カラ
ム(3μm、50×2mm)を使用して、分析をモニタリングし、実施した。次いで、純
粋な生成物を含有する画分を凍結乾燥機で凍結乾燥させた。収量104mg(収率36%
)。MS(ESI)m/z 287.08[M+H](Calcd.For C15
15NS 287.12)。
Fmoc-L-7-(チオフェン-3-イル)-トリプトファン:アミノ酸、L-7-
(チオフェン-3-イル)-トリプトファン(31.5mg、0.11mmol)を、撹
拌しながら水および重炭酸ナトリウム(2当量)に溶解させた。得られた溶液を5℃に冷
却し、Fmoc-OSu(44.53mg、1.05当量)をジオキサン溶液としてゆっ
くりと添加した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、一晩で室温まで加温した。次い
で、水を添加し、水層をEtOAcで2回抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液
で2回逆抽出した。合わせた水層を10%HClでpH1.0に酸性化し、次いで、Et
OAcで3回抽出する。合わせた有機層を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、減圧下で濃縮し
た。得られた残渣を、(トルエン、酢酸エチル、(1:1)、1%酢酸)を使用したフラ
ッシュクロマトグラフィー(SiO2)によって精製した。収量50mg(収率89%)
。MS(ESI)m/z 509.10[M+H](Calcd.For C15
NS 508.59)。
追加の7-置換トリプトファンの合成
スキーム3に示す方法に従って、追加の7-置換トリプトファンを合成した、または合
成することができる。
実施例1:ペプチド単量体の合成
Protein TechnologyのSymphony多重チャネル合成装置にお
いてMerrifield固相合成技術を使用して、本発明のペプチド単量体を合成した
。HBTU(O-ベンゾトリアゾール-N,N,N’,N’-テトラメチル-ウロニウム
-ヘキサフルオロ-ホスフェート)、ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)カップリ
ング条件を使用して、ペプチドを組み立てた。いくつかのアミノ酸カップリングについて
は、PyAOP(7-アザベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)トリピロリジノホスポ
ニウムヘキサフルオロホスフェート)およびDIEA条件を使用した。C末端アミドを有
するペプチドにはRink Amide MBHA樹脂(100~200メッシュ、0.
57mmol/g)を使用し、C末端酸を有するペプチドには、予めロードしておいたN
-α-Fmoc保護アミノ酸を有するWang樹脂を使用した。カップリング試薬(予め
混合しておいたHBTUおよびDIEA)を100mmol濃度で調製した。同様に、ア
ミノ酸溶液を100mmol濃度で調製した。本発明のペプチド阻害剤を、医化学最適化
および/またはファージディスプレイに基づいて同定し、スクリーニングして、優れた結
合および/または阻害特性を有するものを同定した。
組立体
標準的なSymphonyプロトコルを使用してペプチドを組み立てた。ペプチド配列
を以下のように組み立てた:各反応バイアル内の樹脂(250mg、0.14mmol)
を4mLのDMFで2回洗浄し、続いて、2.5mLの20%4-メチルピペリジン(F
moc脱保護)で10分間処理した。次いで、樹脂を濾過し、DMF(4mL)で2回洗
浄し、さらに30分間N-メチルピペリフィンで再度処理した。樹脂をDMF(4mL)
で3回再度洗浄し、続いて、2.5mLのアミノ酸および2.5mLのHBTU-DIE
A混合物を添加した。45分間頻回撹拌した後、樹脂を濾過し、DMF(各4mL)で3
回洗浄した。本発明の典型的なペプチドの場合、ダブルカップリングを行った。カップリ
ング反応が完了した後、次のアミノ酸カップリングに進む前に、樹脂をDMF(各4mL
)で3回洗浄した。
オレフィンを形成するための閉環メタセシス
樹脂(100μmol)を2mLのDCM(3×1分)で洗浄し、次いで、2mLのD
CE(3×1分)で洗浄した後、DCE中Grubs第一世代触媒の6mM溶液の2mL
の溶液(4.94mgml-1;樹脂置換に関して20モル%)で処理した。溶液を窒素
下で一晩(12時間)還流した後、排出した。樹脂をDMF(各4mL);DCM(4m
L)で3回洗浄した後、乾燥させ、切断した。
切断
ペプチド組み立てが完了した後、試薬K(82.5%トリグルオロ酢酸、5%水、5%
チオアニソール、5%フェノール、2.5% 1,2-エタンジチオール)などの切断試
薬で処理することによって、ペプチドを樹脂から切断した。切断試薬は、樹脂、ならびに
残りの全ての側鎖保護基からペプチドを成功裏に切断することができた。
切断されたペプチドを冷ジエチルエーテルに沈殿させ、続いて、エチルエーテルで2回
洗浄した。濾液を捨て、冷エーテルの第2のアリコートを添加し、手順を繰り返した。粗
ペプチドをアセトニトリル:水(1%TFAを含む7:3)の溶液に溶解させ、濾過した
。次いで、精製する前にエレクトロスプレーイオン化質量分析(ESI-MS)(Mic
romass/Waters ZQ)を使用して、直鎖ペプチドの品質を検証した。
酸化を介したジスルフィド結合形成
遊離チオール(例えば、ジPen)を含有するペプチドを、全般的なFmoc-SPP
S手順に従って、Rink Amide-MBHA樹脂において組み立てた。切断試薬9
0%トリフルオロ酢酸、5%水、2.5% 1,2-エタンジチオール、2.5%トリイ
ソプロピルシラン)で処理することによって、ペプチドを樹脂から切断した。切断された
ペプチドを冷ジエチルエーテルに沈殿させ、続いて、エチルエーテルで2回洗浄した。濾
液を捨て、冷エーテルの第2のアリコートを添加し、手順を繰り返した。粗ペプチドをア
セトニトリル:水(1%TFAを含む7:3)の溶液に溶解させ、濾過して、所望の酸化
されていないペプチド粗ペプチドを得た。
X4およびX9がCys、Pen、hCys、(D)Pen、(D)Cys、または(
D)hCysのいずれかを有する粗切断ペプチドを、20mLの水:アセトニトリルに溶
解させた。次いで、黄色が持続するようになるまで、撹拌しながら酢酸中の飽和ヨウ素を
滴下した。溶液を15分間撹拌し、反応を分析HPLCおよびLCMSでモニタリングし
た。反応が完了したとき、溶液が透明になるまで固体アスコルビン酸を添加した。次いで
、最初に水で希釈し、次いで、逆相HPLC機器(Luna C18支持体、10u、1
00A、移動相A:0.1%TFAを含有する水、移動相B:0.1%TFAを含有する
アセトニトリル(ACN)、勾配は5%Bで開始し、15mL/分の流速で60分かけて
50%Bに変化させる)にロードすることによって、溶媒混合物を精製した。次いで、純
粋な生成物を含有する画分を凍結乾燥機で凍結乾燥させた。
チオエーテル結合形成
遊離チオール(例えば、Cys)およびhSer(OTBDMS)を含有するペプチド
を、全般的なFmoc-SPPS手順に従って、Rink Amide-MBHA樹脂に
おいて組み立てた。DCM中PPh(10当量)およびClCCN(10当量)で樹
脂を2時間処理することによって、塩素化を行った。切断試薬90%トリフルオロ酢酸、
5%水、2.5% 1,2-エタンジチオール、2.5%トリイソプロピルシラン)で処
理することによって、ペプチドを樹脂から切断した。切断されたペプチドを冷ジエチルエ
ーテルに沈殿させ、続いて、エチルエーテルで2回洗浄した。濾液を捨て、冷エーテルの
第2のアリコートを添加し、手順を繰り返した。粗ペプチドをアセトニトリル:水(1%
TFAを含む7:3)の溶液に溶解させ、濾過して、所望の環化されていない粗ペプチド
を得た。
X4位およびX9位のいずれかまたはX9位およびX4位に遊離チオール(例えば、C
ys、Pen、hCys、(D)Pen、(D)Cys、または(D)hCys、および
アルキルハロゲン化物(hSer(Cl))を有する粗ペプチドを、0.1M TRIS
バッファpH8.5に溶解させた。室温で一晩環化を行った。次いで、最初に水で2倍希
釈し、次いで、逆相HPLC機器(Luna C18支持体、10u、100A、移動相
A:0.1%TFAを含有する水、移動相B:0.1%TFAを含有するアセトニトリル
(ACN)、勾配は5%Bで開始し、15mL/分の流速で60分かけて50%Bに変化
させる)にロードすることによって、溶媒混合物を精製した。次いで、純粋な生成物を含
有する画分を凍結乾燥機で凍結乾燥させた。
精製
Gemini C18カラム(4.6mm×250mm)(Phenomenex)で
、分析逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を行った。Gemini 10μm
C18カラム(22mm×250mm)(Phenomenex)またはJuptir
es 10μm、300A ℃18カラム(21.2mm×250mm)(Phenom
enex)で、半分取逆相HPLCを行った。1mL/分(分析)および15mL/分(
分取)の流速で、バッファA中Bの線形勾配(移動相A:0.15%TFAを含有する水
、移動相B:0.1%TFAを含有するアセトニトリル(ACN))を使用して、分離を
達成した。1mL/分(分析)および15mL/分(分取)の流速で、バッファA中Bの
線形勾配(移動相A:0.15%TFAを含有する水、移動相B:0.1%TFAを含有
するアセトニトリル(ACN))を使用して、分離を達成した。
実施例1A:ペプチド単量体の追加の代表的な合成
CEM Liberty Blue(商標)マイクロ波ペプチド合成装置で標準的なF
moc固相合成技術を使用して、本発明のペプチド単量体を合成した。マイクロ波加熱を
用い、Oxyma/DIC(エチルシアノヒドロキシイミノアセテート/ジイソプロピル
カルボジイミド)を使用して、ペプチドを組み立てた。C末端アミドを有するペプチドに
はRink Amide-MBHA樹脂(100~200メッシュ、0.66mmol/
g)を使用し、C末端酸を有するペプチドには、予めロードしておいたN-α-Fmoc
保護アミノ酸を有するWang樹脂を使用した。0.1M DIEAを含むDMF中1M
溶液として、Oxymaを調製した。DMF中0.5M溶液として、DICを調製した。
アミノ酸を200mMで調製した。本発明のペプチド阻害剤を、医化学最適化および/ま
たはファージディスプレイに基づいて同定し、スクリーニングして、優れた結合および/
または阻害特性を有するものを同定した。
組立体
標準的なCEM Liberty Blue(商標)プロトコルを使用して、ペプチド
を作製した。ペプチド配列を以下のように組み立てた:樹脂(400mg、0.25mm
ol)を10mLの50/50DMF/DCMに懸濁させた。次いで、樹脂をマイクロ波
キャビティ内の反応容器に移した。反復Fmoc脱保護およびOxyma/DICカップ
リングサイクルを使用して、ペプチドを組み立てた。脱保護のために、DMF中20%4
-メチルピペリジンを反応容器に添加し、65秒間で90℃まで加熱した。脱保護溶液を
排出し、樹脂をDMFで3回洗浄した。ほとんどのアミノ酸の場合、次いで、5当量のア
ミノ酸、Oxyma、およびDICを反応容器に添加し、マイクロ波照射で混合反応物を
4分間で90℃まで急速に加熱した。アルギニンおよびヒスチジン残基の場合は、10分
間75および50℃のそれぞれの温度を使用するより穏やかな条件を使用して、ラセミ化
を防止した。稀で高価なアミノ酸は、多くの場合、1.5~2当量の試薬のみを使用して
室温で一晩手動でカップリングさせた。困難なカップリングは、多くの場合、90℃で2
×4分間ダブルカップリングさせた。カップリング後、樹脂をDMFで洗浄し、所望のペ
プチドの組み立てが完了するまでサイクル全体を繰り返した。
オレフィンを形成するための閉環メタセシス
樹脂(100μmol)を2mLのDCM(3×1分)で洗浄し、次いで、2mLのD
CE(3×1分)で洗浄した後、DCE中Grubbs Catalyst(登録商標)
第一世代の6mM溶液の2mLの溶液(4.94mg ml-1;樹脂置換に関して20
モル%)で処理した。溶液を窒素下で一晩(12時間)還流した後、排出した。樹脂をD
MF(各4mL);DCM(4mL)で3回洗浄した後、乾燥させ、切断した。
切断
ペプチド組み立てが完了した後、次いで、91:5:2:2TFA/HO/TIPS
/DODTの標準的な切断カクテルで2時間処理することによって、ペプチドを樹脂から
切断した。1つを超えるArg(pbf)残基が存在する場合、切断をさらに1時間継続
させた。
切断されたペプチドを、冷ジエチルエーテルに沈殿させた。濾液をデカントし、冷エー
テルの第2のアリコートを添加し、手順を繰り返した。次いで、精製する前にエレクトロ
スプレーイオン化質量分析(ESI-MS)(Waters(登録商標)Microma
ss(登録商標)ZQ(商標))を使用して、直鎖ペプチドの品質を検証した。
酸化を介したジスルフィド結合形成
遊離チオール(例えば、ジPen)を含有するペプチドを、上記の全般的なFmoc固
相合成、切断、および単離に従って、Rink Amide-MBHA樹脂において組み
立てた。
Cys、Pen、hCys、(D)Pen、(D)Cys、または(D)hCysのい
ずれかを有する粗切断チオール含有ペプチドを、50/50アセトニトリル/水中に約2
mg/mLで溶解させた。次いで、黄色が持続するようになるまで、撹拌しながら酢酸中
の飽和ヨウ素を滴下した。溶液を数分間撹拌し、反応を分析HPLCおよびLCMSでモ
ニタリングした。反応が完了したとき、溶液が透明になるまで固体アスコルビン酸を添加
した。次いで、最初に水で希釈し、次いで、逆相HPLCカラム(Luna(登録商標)
C18支持体、10u、100A、移動相A:0.1%TFAを含有する水、移動相B:
0.1%TFAを含有するアセトニトリル(ACN)、勾配は15%Bで開始し、15m
L/分の流速で60分かけて50%Bに変化させる)にロードすることによって、溶媒混
合物を精製した。次いで、純粋な生成物を含有する画分を凍結乾燥機で凍結乾燥させた。
チオエーテル結合形成
遊離チオール(例えば、Cys)およびhSer(OTBDMS)を含有するペプチド
を、全般的なFmoc-SPPS手順に従って、Rink Amide-MBHA樹脂に
おいて組み立てた。室温で2時間、ピネン(0.875M)およびチオアニソール(0.
375M)スカベンジャーを含むジクロロトリフェニルホスホラン(5当量、0.5M)
で樹脂を処理することによって、塩素化を行った。クロロペプチドを樹脂から切断し、上
記のように沈殿させた。
遊離チオール(例えば、Cys、Pen、hCys、(D)Pen、(D)Cys、ま
たは(D)hCys、およびアルキルハロゲン化物(hSer(Cl))を有する粗ペプ
チドを、1:1ACN/水に溶解させ、1体積の0.2M TRISバッファpH8.4
で希釈した。室温で一晩環化を行った。次いで、最初に水で1×希釈し、次いで、逆相H
PLCカラム(Luna(登録商標)C18支持体、10u、100A、移動相A:0.
1%TFAを含有する水、移動相B:0.1%TFAを含有するアセトニトリル(ACN
)、勾配は15%Bで開始し、20mL/分の流速で60分かけて50%Bに変化させる
)にロードすることによって、反応混合物を精製した。次いで、RPHPLCによって判
定された純粋な生成物を含有する画分を凍結乾燥機で凍結乾燥させた。
精製
Gemini(登録商標)C18カラム(4.6mm×250mm)(Phenome
nex)で、分析逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を行った。Gemini
(登録商標)10μm C18カラム(22mm×250mm)(Phenomenex
)またはJuptires(登録商標)10μm、300A ℃18カラム(21.2m
m×250mm)(Phenomenex)で、半分取逆相HPLCを行った。1mL/
分(分析)および20mL/分(分取)の流速で、バッファA中Bの線形勾配(移動相A
:0.15%TFAを含有する水、移動相B:0.1%TFAを含有するアセトニトリル
(ACN))を使用して、分離を達成した。
実施例1B:ペプチド単量体の追加の代表的な合成-ペプチドAc-[Pen]-N
-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-ア
ミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3-Pal]-Sarc-
NHPEN-PENは、ジスルフィド結合を形成する)(配列番号104)(ペプ
チド#104)の合成
FMOC固相ペプチド合成技術を使用して、ペプチド#104の合成を準備する。
文献に報告されている標準的なFMOC保護合成条件を使用して、Rink Amid
e MBHA樹脂においてペプチド#104を構築する。構築されたペプチドを、強酸で
切断し、続いて沈殿させることによって樹脂および保護基から単離する。ジスルフィド結
合を形成するための酸化を行い、続いて、RPHPLCおよび対イオン交換によって精製
する。純粋な画分を凍結乾燥させることにより、最終生成物のペプチド#67が得られる
膨潤樹脂:10gのRink Amide MBHA固相樹脂(0.66mmol/g
ロード)を、フィルターフリット、すりガラスジョイント、および真空サイドアームを備
えた250mLのペプチド容器に移す。樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程1:FMOC-Sarc-OHのカップリング:2樹脂床体積のDMF中20%4
-メチル-ピペリジンを膨潤した樹脂に添加し、排出前に3~5分間振盪し、第2の2樹
脂床体積の4-メチルピペリジン溶液を添加し、さらに20~30分間振盪することによ
って、樹脂結合FMOC基の脱保護を実現する。脱保護した後、振盪しながら樹脂を3×
DMFで洗浄する。FMOC-Sarc-OH(3当量、6.2g)を、Oxyma(4
.5当量、4.22g)と共に100mLのDMFに溶解させる。脱保護された樹脂に添
加する前に、15分間振盪しながらDIC(3.9当量、4mL)を添加することによっ
て、酸を予め活性化させる。次いで、約15分のカップリング後にDICの追加のアリコ
ート(2.6当量、2.65mL)を添加する。比色カイザー試験によって、カップリン
グ反応の進行をモニタリングする。反応が完了したと判断されてから、次の脱保護/カッ
プリングサイクルを開始する前に、振盪しながら樹脂を3×DMFで洗浄する。
工程2:FMOC-3Pal-OHのカップリング:1回は3~5分間、1回は20~
30分間と2回連続して2樹脂床体積のDMF中20%4-メチル-ピペリジンを添加し
、処理と処理との間に排出することによって、再度FMOC脱保護を行う。次いで、保護
された3-ピリジルアラニン(3Pal)とカップリングする前に樹脂を3回洗浄する。
FMOC-3Pal-OH(3当量、7.8g)を、Oxyma(4.5当量、4.22
g)と共にDMFに溶解させる。Sarc-アミド樹脂に添加する前に、15分間DIC
(3.9当量、4mL)で予め活性化させる。15分後、DICの追加のアリコート(2
.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー試験によって判定したときに反応
が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に、樹脂を再度DMF
で3回洗浄する。
工程3:FMOC-Asn(Trt)-OHのカップリング:樹脂に結合した3Pal
のN末端からFMOCを除去し、前述の通り洗浄する。FMOC-Asn(Trt)-O
H(2当量、8g)を、Oxyma(3当量、2.81g)と共に100mLのDMFに
溶解させる。3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間酸を予め活性
化させるためにDIC(2.6当量、2.65mL)を添加する。約15分後、DICの
追加のアリコート(1.4当量、1.43mL)を反応に添加する。カイザー試験によっ
て判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前
に、樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程4:FMOC-Glu(OtBu)-OHのカップリング:樹脂に結合したアスパ
ラギンのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通りDMFで洗浄する。FMOC-
Glu(OtBu)-OH(2当量、5.91g)を、Oxyma(3当量、2.81g
)と共に100mLのDMFに溶解させる。Asn(Trt)-3Pal-Sarc-ア
ミド樹脂に添加する前に、約15分間酸を予め活性化させるためにDIC(2.6当量、
2.65mL)を添加する。約15分後、DICの追加のアリコート(1.4当量、1.
43mL)を反応に添加する。カイザー試験によって判定したときに反応が完了してから
、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に、樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程5:FMOC-THP-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチドのN末端か
らFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-THP-OH(3当量、7
.36g)を、Oxyma(4.5当量、4.22g)と共に100mLのDMFに溶解
させる。Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添
加する前に、約15分間酸を予め活性化させるためにDIC(3.9当量、4mL)を添
加する。約15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に
添加する。カイザー試験によって判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カッ
プリングサイクルを開始する前に、樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程6:FMOC-L-Ala(2-ナフチル)-OH(Nal)のカップリング:樹
脂に結合したペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FM
OC-L-Ala(2-ナフチル)-OH(3当量、8.66g)を、Oxyma(4.
5当量、4.22g)と共に100mLのDMFに溶解させる。THP-Glu(OtB
u)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間
酸を予め活性化させるためにDIC(3.9当量、4mL)を添加する。約15分後、D
ICの追加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を添加する。カイザー試験によっ
て判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前
に、樹脂を再度DMFで3回洗浄した。
工程7:FMOC-4-[2-(Boc-アミノ-エトキシ)]-L-フェニルアラニ
ン(FMOC-AEF)のカップリング:樹脂に結合したペプチドのN末端からFMOC
を除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-4-[2-(Boc-アミノ-エトキ
シ)]-L-フェニルアラニン(3当量、10.8g)を、Oxyma(4.5当量、4
.22g)と共に100mLのDMFに溶解させる。Nal-THP-Glu(OtBu
)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間酸
を予め活性化させるためにDIC(3.9当量、4mL)を添加する。約15分後、DI
Cの追加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー試験に
よって判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始す
る前に、樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程8:FMOC-Pen(Trt)-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチド
のN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Pen(Trt
)-OH(3当量、12.14g)を、Oxyma(4.5当量、4.22g)と共に1
00mLのDMFに溶解させる。AEF-Nal-THP-Glu(OtBu)-Asn
(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間酸を予め活性
化させるためにDIC(3.9当量、4mL)を添加する。約15分後、DICの追加の
アリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー試験によって判定
したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に、樹
脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程9:FMOC-Lys(Ac)-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチドの
N末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Lys(Ac)-
OH(2当量、5.4g)を、Oxyma(3当量、2.81g)と共に100mLのD
MFに溶解させる。Pen(Trt)-AEF-Nal-THP-Glu(OtBu)-
Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間酸を予
め活性化させるためにDIC(2.6当量、2.65mL)を添加する。約15分後、D
ICの追加のアリコート(1.4当量、1.43mL)を反応に添加する。カイザー試験
によって判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始
する前に、樹脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程10:FMOC-7-Me-Trp-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチ
ドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-7-Me-T
rp-OH(2当量、5.81g)を、Oxyma(3当量、2.81g)と共に100
mLのDMFに溶解させる。Lys(Ac)-Pen(Trt)-AEF-Nal-TH
P-Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加す
る前に、約15分間酸を予め活性化させるためにDIC(2.6当量、2.65mL)を
添加する。約15分後、DICの追加のアリコート(1.4当量、1.43mL)を反応
に添加する。カイザー試験によって判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カ
ップリングサイクルを開始する前に、樹脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程11:FMOC-Thr(tBu)-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチ
ドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Thr(tB
u)-OH(4当量、10.5g)を、Oxyma(6当量、5.62g)と共に100
mLのDMFに溶解させる。7MeTrp-Lys(Ac)-Pen(Trt)-AEF
-Nal-THP-Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミ
ド樹脂(配列番号529)に添加する前に、約15分間酸を予め活性化させるためにDI
C(5.2当量、5.3mL)を添加する。約15分後、DICの追加のアリコート(2
.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー試験によって判定したときに反応
が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に、樹脂を再度DMF
で3回洗浄する。
工程12:FMOC-Asn(Trt)-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチ
ドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Asn(Tr
t)-OH(4当量、15.8g)を、Oxyma(6当量、5.62g)と共に100
mLのDMFに溶解させる。Thr(tBu)-7MeTrp-Lys(Ac)-Pen
(Trt)-AEF-Nal-THP-Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pa
l-Sarc-アミド樹脂(配列番号530)に添加する前に、約15分間酸を予め活性
化させるためにDIC(5.2当量、5.3mL)を添加する。約15分後、DICの追
加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー試験によって
判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に
、樹脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程13:FMOC-Pen(Trt)-OHのカップリング:樹脂結合ペプチドのN
末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Pen(Trt)-
OH(2当量、8.1g)を、Oxyma(3当量、2.81g)と共に100mLのD
MFに溶解させる。Asn(Trt)-Thr(tBu)-7MeTrp-Lys(Ac
)-Pen(Trt)-AEF-Nal-THP-Glu(OtBu)-Asn(Trt
)-3Pal-Sarc-アミド樹脂(配列番号531)に添加する前に、約15分間酸
を予め活性化させるためにDIC(2.6当量、2.65mL)を添加する。約15分後
、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー
試験によって判定したときに反応が完了してから、最後の脱保護および構築されたペプチ
ドの酢酸キャッピングの前に、樹脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程14:アセチルキャッピング:樹脂に結合したペプチドのN末端からFMOCを除
去し、樹脂を前述の通り洗浄する。150mLのキャッピング試薬A(THF/無水酢酸
/ピリジン、80:10:10)を、構築したPen(Trt)-Asn(Trt)-T
hr(tBu)-7MeTrp-Lys(Ac)-Pen(Trt)-AEF-Nal-
THP-Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂(配
列番号532)に添加し、30分間振盪する。樹脂をDMFで3回洗浄し、続いて、DC
Mで5回洗浄する。樹脂を5~50mLの遠心チューブに分け、TFAで切断する前に、
真空下に1.5時間置く。
工程15:TFA切断およびエーテル沈殿:200mLのTFA切断カクテル(90/
5/2.5/2.5 TFA/水/Tips/DODT)を調製する。40mLの切断カ
クテルを、保護された樹脂に結合したペプチドを含む5本のチューブの各々に添加し、2
時間振盪する。使用済み樹脂を濾過し、沈殿のために濾液を18~50mLの遠心分離チ
ューブに均等に分ける。冷ジエチルエーテルを各々に添加したところ、白色の沈殿物が形
成され、次いで、遠心分離する。エーテルをデカントして廃棄し、沈殿物をさらに2回エ
ーテル洗浄する。得られた白色沈殿ケーキをフード内で一晩乾燥させて、粗還元ペプチド
を得る。
工程16:ジスルフィド酸化:粗ペプチドを酸化し、4つの1Lバッチで精製する。約
2.5gの粗ペプチドを1Lの20%ACN/水に溶解させる。撹拌しながら、酢酸/メ
タノール中ヨウ素の飽和溶液を、Iの黄色/褐色が残留し、消失しなくなるまで1Lの
ペプチド溶液に滴下する。わずかにアスコルビン酸を含む過剰のIをクエンチする前に
、明黄色の溶液を5分間静置する。
工程17:RP-HPLC精製:各I2酸化直後にRP-HPLC精製を行う。分取精
製カラム(Phenomenex、Luna、C18(2)、100A、250×50m
m)を、MPA中20%MPB(MPA=0.1%TFA/水、MPB=ACN中0.1
%TFA)を用いて70mL/分で平衡化する。1Lのクエンチされた酸化ペプチドを、
70mL/分で平衡化されたカラムにロードする。溶媒先端が溶出した後、70mL/分
で25→45%のMPBの勾配を60分かけてランする。所望の材料を画分ごとに単離し
、各々を分析RPHPLCによって分析する。4つの精製全てからの純粋な画分を合わせ
、凍結乾燥させて、対イオン交換の準備が整った精製TFA塩を得る。
工程18:酢酸への対イオン交換:同じ分取RP-HPLCカラムを、70mL/分で
MPA中5%MPB(MPA=水中0.3%AcOH、MPB=ACN中0.3%AcO
H、MPC=水中0.5MNH4OAc)を用いて平衡化する。精製されたペプチドTF
A塩を50/50ACN/水に溶解させ、15%ACNに希釈する。溶液を、70mL/
分で平衡化されたカラムにロードしたところ、溶媒先端が溶出する。捕捉されたペプチド
をMPA中5%MPBで5分間洗浄する。次いで、捕捉されたペプチドを70mL/分で
40分間MPC中5%MPBで洗浄して、対イオンを酢酸に交換する。捕捉されたペプチ
ドを、70mL/分で10分間MPA中5%MPBで洗浄して、系から全てのNH4OA
cを除去する。最後に、ペプチドをMPA中5→70% MPBの勾配で60分にわたっ
て溶出させ、画分ごとに回収する。
工程19:最後の凍結乾燥および分析:回収された画分を分析RP-HPLCによって
分析し、純度>95%の全ての画分を合わせる。合わせた画分の凍結乾燥によって、RP
HPLCによって求めたときに純度が>95%の白色粉状物としてペプチド#104が得
られる。精製されたペプチド#104のLC/MSでペプチドの同一性を確認し、ペプチ
ドの2つの荷電状態、950amuのM+2/2および1899amuの分子イオンを与
える。
実施例1C:ペプチド単量体の追加の代表的な合成-ペプチドAc-[Pen]-N
-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-ア
ミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3-Pal]-Sarc-
NHPEN-PENは、ジスルフィド結合を形成する)(配列番号106)(ペプ
チド#106)の合成
FMOC固相ペプチド合成技術を使用して、ペプチド#106の合成を準備する。
文献に報告されている標準的なFMOC保護合成条件を使用して、Rink Amid
e MBHA樹脂においてペプチド#106を構築する。構築されたペプチドを、強酸で
切断し、続いて沈殿させることによって樹脂および保護基から単離する。ジスルフィド結
合を形成するための酸化を行い、続いて、RPHPLCおよび対イオン交換によって精製
する。純粋な画分の凍結乾燥により、最終生成物のペプチド#433が得られる。
膨潤樹脂:10gのRink Amide MBHA固相樹脂(0.66mmol/g
ロード)を、フィルターフリット、すりガラスジョイント、および真空サイドアームを備
えた250mLのペプチド容器に移す。樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程1:FMOC-Sarc-OHのカップリング:2樹脂床体積のDMF中20%
4-メチル-ピペリジンを膨潤した樹脂に添加し、排出前に3~5分間振盪し、第2の2
樹脂床体積の4-メチルピペリジン溶液を添加し、さらに20~30分間振盪することに
よって、樹脂結合FMOC基の脱保護を実現する。樹脂を脱保護した後、振盪しながら樹
脂を3×DMFで洗浄する。FMOC-Sarc-OH(3当量、6.2g)を、Oxy
ma(4.5当量、4.22g)と共に100mLのDMFに溶解させる。脱保護された
樹脂に添加する前に、15分間振盪しながらDIC(3.9当量、4mL)を添加するこ
とによって、酸を予め活性化させる。次いで、約15分のカップリング後にDICの追加
のアリコート(2.6当量、2.65mL)を添加する。比色カイザー試験によって、カ
ップリング反応の進行をモニタリングする。反応が完了したと判断されてから、次の脱保
護/カップリングサイクルを開始する前に、振盪しながら樹脂を3×DMFで洗浄する。
工程2:FMOC-3Pal-OHのカップリング:1回は3~5分間、1回は20~
30分間と2回連続して2樹脂床体積のDMF中20% 4-メチル-ピペリジンを添加
し、処理と処理との間に排出することによって、再度FMOC脱保護を行う。次いで、保
護された3-ピリジルアラニン(3Pal)とカップリングする前に樹脂を3回洗浄する
。FMOC-3Pal-OH(3当量、7.8g)を、Oxyma(4.5当量、4.2
2g)と共にDMFに溶解させる。Sarc-アミド樹脂に添加する前に、15分間DI
C(3.9当量、4mL)で予め活性化させる。15分後、DICの追加のアリコート(
2.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー試験によって判定したときに反
応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に、樹脂を再度DM
Fで3回洗浄する。
工程3:FMOC-Asn(Trt)-OHのカップリング:樹脂に結合した3Pal
のN末端からFMOCを除去し、前述の通り洗浄する。FMOC-Asn(Trt)-O
H(2当量、8g)を、Oxyma(3当量、2.81g)と共に100mLのDMFに
溶解させる。3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間酸を予め活性
化させるためにDIC(2.6当量、2.65mL)を添加する。約15分後、DICの
追加のアリコート(1.4当量、1.43mL)を反応に添加する。カイザー試験によっ
て判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前
に、樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程4:FMOC-Glu(OtBu)-OHのカップリング:樹脂に結合したアスパ
ラギンのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通りDMFで洗浄する。FMOC-
Glu(OtBu)-OH(2当量、5.91g)を、Oxyma(3当量、2.81g
)と共に100mLのDMFに溶解させる。Asn(Trt)-3Pal-Sarc-ア
ミド樹脂に添加する前に、約15分間酸を予め活性化させるためにDIC(2.6当量、
2.65mL)を添加する。約15分後、DICの追加のアリコート(1.4当量、1.
43mL)を反応に添加する。カイザー試験によって判定したときに反応が完了してから
、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に、樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程5:FMOC-THP-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチドのN末端か
らFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-THP-OH(3当量、7
.36g)を、Oxyma(4.5当量、4.22g)と共に100mLのDMFに溶解
させる。Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添
加する前に、約15分間酸を予め活性化させるためにDIC(3.9当量、4mL)を添
加する。約15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に
添加する。カイザー試験によって判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カッ
プリングサイクルを開始する前に、樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程6:FMOC-L-Ala(2-ナフチル)-OH(Nal)のカップリング:樹
脂に結合したペプチドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FM
OC-L-Ala(2-ナフチル)-OH(3当量、8.66g)を、Oxyma(4.
5当量、4.22g)と共に100mLのDMFに溶解させる。THP-Glu(OtB
u)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間
酸を予め活性化させるためにDIC(3.9当量、4mL)を添加する。約15分後、D
ICの追加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を添加する。カイザー試験によっ
て判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前
に、樹脂を再度DMFで3回洗浄した。
工程7:FMOC-4-[2-(Boc-アミノ-エトキシ)]-L-フェニルアラニ
ン(FMOC-AEF)のカップリング:樹脂に結合したペプチドのN末端からFMOC
を除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-4-[2-(Boc-アミノ-エトキ
シ)]-L-フェニルアラニン(3当量、10.8g)を、Oxyma(4.5当量、4
.22g)と共に100mLのDMFに溶解させる。Nal-THP-Glu(OtBu
)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間酸
を予め活性化させるためにDIC(3.9当量、4mL)を添加する。約15分後、DI
Cの追加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー試験に
よって判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始す
る前に、樹脂をDMFで3回洗浄する。
工程8:FMOC-Pen(Trt)-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチド
のN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Pen(Trt
)-OH(3当量、12.14g)を、Oxyma(4.5当量、4.22g)と共に1
00mLのDMFに溶解させる。AEF-Nal-THP-Glu(OtBu)-Asn
(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間酸を予め活性
化させるためにDIC(3.9当量、4mL)を添加する。約15分後、DICの追加の
アリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー試験によって判定
したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に、樹
脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程9:FMOC-Lys(Ac)-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチドの
N末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Lys(Ac)-
OH(2当量、5.4g)を、Oxyma(3当量、2.81g)と共に100mLのD
MFに溶解させる。Pen(Trt)-AEF-Nal-THP-Glu(OtBu)-
Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加する前に、約15分間酸を予
め活性化させるためにDIC(2.6当量、2.65mL)を添加する。約15分後、D
ICの追加のアリコート(1.4当量、1.43mL)を反応に添加する。カイザー試験
によって判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始
する前に、樹脂を再度DMFで3回洗浄した。
工程10:FMOC-7-Phe-Trp-OHのカップリング:樹脂に結合したペプ
チドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-7-Ph-
Trp-OH(2当量、5.81g)を、Oxyma(3当量、2.81g)と共に10
0mLのDMFに溶解させる。Lys(Ac)-Pen(Trt)-AEF-Nal-T
HP-Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂に添加
する前に、約15分間酸を予め活性化させるためにDIC(2.6当量、2.65mL)
を添加する。約15分後、DICの追加のアリコート(1.4当量、1.43mL)を反
応に添加する。カイザー試験によって判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/
カップリングサイクルを開始する前に、樹脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程11:FMOC-Thr(tBu)-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチ
ドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Thr(tB
u)-OH(4当量、10.5g)を、Oxyma(6当量、5.62g)と共に100
mLのDMFに溶解させる。7PhTrp-Lys(Ac)-Pen(Trt)-AEF
-Nal-THP-Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミ
ド樹脂に添加する前に、約15分間酸を予め活性化させるためにDIC(5.2当量、5
.3mL)を添加する。約15分後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65
mL)を反応に添加する。カイザー試験によって判定したときに反応が完了してから、次
の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に、樹脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程12:FMOC-Asn(Trt)-OHのカップリング:樹脂に結合したペプチ
ドのN末端からFMOCを除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Asn(Tr
t)-OH(4当量、15.8g)を、Oxyma(6当量、5.62g)と共に100
mLのDMFに溶解させる。Thr(tBu)-7PhTrp-Lys(Ac)-Pen
(Trt)-AEF-Nal-THP-Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pa
l-Sarc-アミド樹脂(配列番号533)に添加する前に、約15分間酸を予め活性
化させるためにDIC(5.2当量、5.3mL)を添加する。約15分後、DICの追
加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザー試験によって
判定したときに反応が完了してから、次の脱保護/カップリングサイクルを開始する前に
、樹脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程13:FMOC-Pen(Trt)-OHのカップリング:FMOCを、樹脂結合
ペプチドのN末端から除去し、樹脂を前述の通り洗浄する。FMOC-Pen(Trt)
-OH(2当量、8.1g)を、Oxyma(3当量、2.81g)と共に100mLの
DMFに溶解させる。Asn(Trt)-Thr(tBu)-7PhTrp-Lys(A
c)-Pen(Trt)-AEF-Nal-THP-Glu(OtBu)-Asn(Tr
t)-3Pal-Sarc-アミド樹脂(配列番号534)に添加する前に、約15分間
酸を予め活性化させるためにDIC(2.6当量、2.65mL)を添加する。約15分
後、DICの追加のアリコート(2.6当量、2.65mL)を反応に添加する。カイザ
ー試験によって判定したときに反応が完了してから、最後の脱保護および構築されたペプ
チドの酢酸キャッピングの前に、樹脂を再度DMFで3回洗浄する。
工程14:アセチルキャッピング:樹脂に結合したペプチドのN末端からFMOCを除
去し、樹脂を前述の通り洗浄する。150mLのキャッピング試薬A(THF/無水酢酸
/ピリジン、80:10:10)を、構築したPen(Trt)-Asn(Trt)-T
hr(tBu)-7PhTrp-Lys(Ac)-Pen(Trt)-AEF-Nal-
THP-Glu(OtBu)-Asn(Trt)-3Pal-Sarc-アミド樹脂(配
列番号535)に添加し、30分間振盪した。樹脂をDMFで3回洗浄し、続いて、DC
Mで5回洗浄する。樹脂を5~50mLの遠心チューブに分け、TFAで切断する前に、
真空下に1.5時間置いた。
工程15:TFA切断およびエーテル沈殿:200mLのTFA切断カクテル(90/
5/2.5/2.5 TFA/水/Tips/DODT)を調製する。40mLの切断カ
クテルを、保護された樹脂に結合したペプチドを含む5本のチューブの各々に添加し、2
時間振盪する。使用済み樹脂を濾過し、沈殿のために濾液を18~50mLの遠心分離チ
ューブに均等に分ける。冷ジエチルエーテルを各々に添加したところ、白色の沈殿物が形
成され、次いで、遠心分離する。エーテルをデカントして廃棄し、沈殿物をさらに2回エ
ーテル洗浄する。得られた白色沈殿ケーキをフード内で一晩乾燥させて、粗還元ペプチド
を得る。
工程16:ジスルフィド酸化:粗ペプチドを酸化し、4つの1Lバッチで精製する。約
2.5gの粗ペプチドを1Lの20%ACN/水に溶解させる。撹拌しながら、酢酸/メ
タノール中ヨウ素の飽和溶液を、Iの黄色/褐色が残留し、消失しなくなるまで1Lの
ペプチド溶液に滴下する。わずかにアスコルビン酸を含む過剰のIをクエンチする前に
、明黄色の溶液を5分間静置する。
工程17:RP-HPLC精製:各I2酸化直後にRP-HPLC精製を行う。分取精
製カラム(Phenomenex、Luna、C18(2)、100A、250×50m
m)を、MPA中20%MPB(MPA=0.1%TFA/水、MPB=ACN中0.1
%TFA)を用いて70mL/分で平衡化する。1Lのクエンチされた酸化ペプチドを、
70mL/分で平衡化されたカラムにロードする。溶媒先端が溶出した後、70mL/分
で25→45%のMPBの勾配を60分かけてランする。所望の材料を画分ごとに単離し
、それぞれを分析RPHPLCによって分析する。4つの精製全てからの純粋な画分を合
わせ、凍結乾燥させて、対イオン交換の準備が整った精製TFA塩を得る。
工程18:酢酸への対イオン交換:同じ分取RP-HPLCカラムを、70mL/分で
MPA中5%MPB(MPA=水中0.3%AcOH、MPB=ACN中0.3%AcO
H、MPC=水中0.5MNH4OAc)を用いて平衡化する。精製されたペプチドTF
A塩を50/50ACN/水に溶解させ、15%ACNに希釈する。溶液を、70mL/
分で平衡化されたカラムにロードしたところ、溶媒先端が溶出する。捕捉されたペプチド
をMPA中5%MPBで5分間洗浄する。次いで、捕捉されたペプチドを70mL/分で
40分間MPC中5%MPBで洗浄して、対イオンを酢酸に交換する。捕捉されたペプチ
ドを、70mL/分で10分間MPA中5%MPBで洗浄して、系から全てのNH4OA
cを除去する。最後に、ペプチドをMPA中5→70% MPBの勾配で60分にわたっ
て溶出させ、画分ごとに回収する。
工程19:最後の凍結乾燥および分析:回収された画分を分析RP-HPLCによって
分析し、純度>95%の全ての画分を合わせる。合わせた画分の凍結乾燥によって、RP
HPLCによって求めたとき、純度>95%の白色粉状物としてペプチド#106が得ら
れる。ペプチドの同一性を精製されたペプチド#106のLC/MSで確認し、ペプチド
の2つの荷電状態、981amuのM+2/2、および1961amuの分子イオンを与
える。
実施例2:インターロイキン-23のインターロイキン-23受容体への結合のペプチ
ド阻害
ペプチド最適化を実施して、低濃度(例えば、IC50<10nM)で活性のあるIL
-23シグナル伝達のペプチド阻害剤を同定した。以下に記載の通り、ペプチドを試験し
て、IL-23のヒトIL-23Rへの結合を阻害し、IL-23/IL-23R機能活
性を阻害するペプチドを同定した。
以下に記載の通り、アッセイを実施してペプチド活性を求め、これらのアッセイの結果
を表E1Aおよび表E1Bに提供する。ヒトELISAは、以下に記載するIL23-I
L23R競合結合アッセイを示し、ラットELISAは、以下に記載するラットIL-2
3R競合結合ELISAアッセイを示し、pStat3HTRFは、以下に記載するDB
細胞IL-23R pSTAT3細胞アッセイを示す。表E1Aおよび表E1Bに示すペ
プチドを、これらのペプチドにおける2つのPen残基の間に形成されるジスルフィド架
橋を介して環化させる。表E2に示すペプチドを、指定のアミノ酸残基間のチオエーテル
結合を介して環化させる。表E2は、表中では「シクロ」という用語によって示されるチ
オエーテル環化を示す例示的な構造を提供し、環状領域は「シクロ」という用語の直後に
括弧に囲まれている。特定のペプチドについて、残基Abuは、指定の場所に存在するが
、他の実施形態、例えば、非環化形態に関連するものでは、Abuは、hSer(Cl)
またはホモSer残基と称され得る。
IL23-IL23R競合結合ELISA
Immulon(登録商標)4HBXプレートを50ng/ウェルのIL23R_hu
FCでコーティングし、4℃で一晩インキュベートした。ウェルをPBSTで4回洗浄し
、室温で1時間、3%脱脂乳を含有するPBSでブロッキングし、PBSTで再度4回洗
浄した。アッセイバッファ(1%脱脂乳を含有するPBS)で希釈した最終濃度2nMの
試験ペプチドおよびIL-23の連続希釈物を各ウェルに添加し、室温で2時間インキュ
ベートした。ウェルを洗浄した後、アッセイバッファで希釈した50ng/ウェルのヤギ
抗p40ポリクローナル抗体(R&D Systems #AF309)と共に室温で1
時間インキュベートすることによって、結合したIL-23を検出した。ウェルを再度P
BSTで4回洗浄した。次いで、アッセイバッファで1:5000希釈した二次抗体HR
P共役ロバ抗ヤギIgG(Jackson ImmunoResearch Labor
atories #705-035-147)を添加し、室温で30分間インキュベート
した。最後に、プレートを上記のように洗浄した。シグナルをTMB One Comp
onent HRP Membrane Substrateで可視化し、2M硫酸でク
エンチし、450nmで分光光度計で読み取った。これらのデータから求められた様々な
試験ペプチドについてのIC50値を表E1Aおよび表E1Bに示す。
ラットIL-23R競合結合ELISA
アッセイプレートを300ng/ウェルのラットIL-23R_huFCでコーティン
グし、4℃で一晩インキュベートした。ウェルを洗浄し、ブロッキングし、再度洗浄した
。最終濃度7nMの試験ペプチドおよびIL-23の連続希釈物を各ウェルに添加し、室
温で2時間インキュベートした。ウェルを洗浄した後、結合したIL-23をヤギ抗p4
0ポリクローナル抗体で検出し、続いて、HRP共役ロバ抗ヤギIgGで検出した。シグ
ナルをTMB One Component HRP Membrane Substr
ateで可視化し、2M硫酸でクエンチした。これらのデータから求められた様々な試験
ペプチドについてのIC50値を表E1A~表E3Bに示す。
DB細胞IL23R pSTAT3細胞アッセイ
IL-23は、インビボにおけるTh17分化の支持および維持において中心的な役割
を果たす。このプロセスは、主にシグナル伝達性転写因子3(STAT3)を介して媒介
され、STAT3のリン酸化(pSTAT3を得るため)はRORCおよび炎症促進性I
L-17のアップレギュレーションにつながると考えられる。この細胞アッセイでは、試
験化合物の存在下においてIL-23で刺激したときのIL-23R発現DB細胞におけ
るpSTAT3のレベルについて調べる。最終濃度0.5nMの試験ペプチドおよびIL
-23(Humanzyme #HZ-1261)の連続希釈物を、96ウェル組織培養
プレート(Corning #CLS3894)の各ウェルに添加した。10%FBSを
補充したRPMI-1640培地(Thermo Scientific #11875
093)中で培養したDB細胞(ATCC #CRL-2289)を5×10E5細胞/
ウェルで添加し、37℃で30分間、5%COの加湿インキュベーター内でインキュベ
ートした。製造業者の2プレートアッセイプロトコルに従って、Cisbio HTRF
pSTAT3(Tyr705)細胞アッセイキット(Cisbio #62AT3PE
H)を使用して、細胞溶解物中のホスホ-STAT3レベルの変化を検出した。これらの
データから求められたIC50値を表E1Aおよび表E1Bに示す。示されていない場合
または「0」と記載されている場合、データは未決定であった。
PBMC pSTAT3アッセイ
健常ドナーからの凍結保存した末梢血単核細胞(PBMC)を解凍し、CTL抗凝集洗
浄液を補充したImmunoCult-XF T細胞増殖培地(XF-TCEM)で2回
洗浄した。この細胞をカウントし、ペニシリン/ストレプトマイシンおよび100ng/
mLのIL-1β(BioLegend、579404)を補充したXF-TCEMに1
mLあたり2×10細胞で再懸濁させ、5%CO中37℃で抗CD3(eBiosc
ience、16-0037-85またはBDPharmingen、555329)で
コーティングされた組織培養フラスコ内で培養した。培養4日目に、PBMCを収集し、
0.1%BSA(RPMI-BSA)を補充したRPMI-1640で2回洗浄し、5%
CO中37℃で4時間、直立組織培養フラスコ内のRPMI-BSA中でインキュベー
トした。この「飢餓」後、30μLのRPMI-BSA中合計6×10細胞を、ペプチ
ドまたはDMSOを予めスポッティングしておいた384ウェルプレートの各ウェルに移
した。最終濃度5ng/mLでIL-23を添加する前に、細胞を30分間インキュベー
トした。5%CO中37℃で30分間、細胞をサイトカインで刺激し、氷上に10分間
移し、溶解させた。ホスホ-STATパネルキット(Meso Scale Disco
very、K15202D)を使用してリン酸化STAT3を測定するまで、細胞溶解物
を-80℃で保存した。
CysおよびCys、またはPenおよびPenは、ジスルフィド結合を形成し;A
buおよびCysまたはAbuおよびPenは、チオエーテル結合を形成する。
実施例3:NK細胞ベースのアッセイ
ネガティブセレクション(Miltenyi Biotech、カタログ番号130-
092-657)によって健常ドナーのヒト末梢血から精製されたナチュラルキラー(N
K)細胞を、25ng/mLのIL-2(RnD、カタログ番号202-IL-010/
CF)の存在下において完全培地(10%FBS、L-グルタミン、およびペニシリン-
ストレプトマイシンを含有するRPMI1640)で培養した。7日後、細胞を遠心分離
し、1E6細胞/mLで完全培地に再懸濁させた。所定のEC50~EC75の組み換え
IL-23および10ng/mLのIL-18(RnD、カタログ番号B003-5)を
様々な濃度のペプチドと混合し、1ウェルあたり1E5細胞で播種されたNK細胞に添加
した。20~24時間後、Quantikine ELISA(RnD、カタログ番号D
IF50)を使用して、上清中のIFNγを定量した。これらのデータから求められたI
50値を表E2Aおよび表E2Bに示す。示されていない場合(N/A)、データは未
決定であった。
実施例4:模擬腸液(SIF)、模擬胃液(SGF)、およびレドックス条件における
ペプチド阻害剤の安定性
本発明のペプチド阻害剤の胃安定性を評価するために、模擬腸液(SIF)および模擬
胃液(SGF)において試験を行った。さらに、本発明のペプチド阻害剤のレドックス安
定性を評価するために、試験を行った。
6.8gの一塩基性リン酸カリウムおよび10.0gのパンクレアチンを1.0Lの水
に添加することによって、SIFを調製した。溶解後、NaOHを使用してpHを6.8
に調整した。まず試験化合物のためのDMSO原液(2mM)を調製した。DMSO溶液
のアリコートを、37℃に予め加温しておいた各々0.5mLのSIFを含む6本の個々
のチューブに投入した。最終的な試験化合物濃度は、20μMであった。実験期間中、バ
イアルをベンチトップ型Thermomixer(登録商標)内で維持した。各時点(0
、5、10、20、40、60、もしくは360分、または24時間)で、1%ギ酸を含
有するアセトニトリル1.0mLを1つのバイアルに添加して反応を終了させた。試料を
実験終了まで4℃で保存した。最終時点のサンプリング後、チューブを混合し、次いで、
3,000rpmで10分間遠心分離した。上清のアリコートを除去し、内部標準を含む
蒸留水で1:1希釈し、LCMS/MSによって分析した。試験化合物の内部標準に対す
るピーク面積応答比に基づいて、各時点での残存百分率を計算した。時間0を100%に
設定し、時間0に対して後の時点を全て計算した。Graphpadを使用して一次指数
関数的減衰方程式に適合させることによって、半減期を計算した。SIFアッセイにおけ
る安定性を表E9および表E10に示す。
20mgのNaCl、32mgのブタペプシン(MP Biochemicals、カ
タログ02102599)、および70μLのHClを10mLの水に添加することによ
って、SGFを調製した(最終pH=2)。SGFのアリコート(各0.5mL)を37
℃で予め温めておいた。反応を開始させるために、1μLのペプチド原液(DMSO中1
0mM)を0.5mLのSGFに添加し、最終ペプチド濃度が20μMになるように十分
に混合した。反応物を、穏やかに振盪しながら37℃でインキュベートした。各時点で(
0、15、30、60分)、50μLのアリコートを取り出し、0.1%ギ酸を含有する
200μLのアセトニトリルに添加して、反応をクエンチした。試料を実験終了まで4℃
で保存し、10,000rpmで5分間遠心分離する。上清のアリコートを除去し、内部
標準を含む蒸留水で1:1希釈し、LCMS/MSによって分析した。試験化合物の内部
標準に対するピーク面積応答比に基づいて、各時点での残存百分率を計算した。時間0を
100%に設定し、時間0に対して後の時点を全て計算した。Graphpadを使用し
て一次指数関数的減衰方程式に適合させることによって、半減期を計算した。SGFアッ
セイにおける安定性を表E3に示す。
§使用したマトリックスは、標準的なSIF濃度の100倍希釈である。
実施例5:ヒトおよびカニクイザル(サル)の糞便におけるペプチド阻害剤の安定性
本発明のペプチド阻害剤の胃腸安定性を評価するために、ヒトまたはカニクイザルの糞
便ホモジネートで試験を行った。
各グラムの糞便(新たに回収したヒトまたはカニクイザルの糞便をプール)に4mLの
成長培地(1リットルが2gのペプトン水粉末、2gの酵母抽出物、0.1gのNaCl
、0.04gのKHPO、0.01gのCaCl・6HO、0.01gのMgS
・7HO、2mLのTween80、0.5gの胆汁酸、0.5gのL-システイ
ンHCl、2gのNaHCO、および10μLのビタミンKを含有、pHは6.8に調
整され、0.22μmのフィルターを通して濾過することによって滅菌されている)を添
加することによって、糞便ホモジネート(20%)を調製した。懸濁液をボルテックスし
て大きな凝集塊を破壊し、ビーズミルホモジナイザーを使用してホモジナイズした。ホモ
ジネートを2800×gで15分間遠心分離した。上清を取り出し、インキュベーション
に使用する。まず試験化合物のためのDMSO原液(10mM)を調製した。37℃で調
整された無酸素チャンバ内で、インキュベーションを行った。DMSO溶液のアリコート
を、37℃に予め温めておいた20%糞便ホモジネートの1.0mLのアリコートに投入
した。最終的な試験化合物濃度は、20μMであった。各時点(0、20分、1、3、6
、または24時間)で、各インキュベーション混合物の100μLのアリコートを取り出
し、300μLの50%アセトニトリル/50%メタノールおよび内部標準を含む別個の
チューブに添加して、反応を終了させる。試料を無酸素チャンバから取り出し、実験終了
まで4℃で保存した。最終時点のサンプリング後、チューブを混合し、次いで、3,00
0rpmで10分間遠心分離した。上清のアリコートを除去し、0.1%ギ酸を含む蒸留
水で1:1希釈し、LC/MS/MSによって分析した。試験化合物の内部標準に対する
ピーク面積応答比に基づいて、各時点での残存百分率を計算した。時間0を100%に設
定し、時間0に対して後の時点を全て計算した。GraphpadまたはExcelを使
用して一次指数関数的減衰方程式に適合させることによって、半減期を計算した。糞便ホ
モジネートアッセイにおける安定性を表に示す。
実施例6:ラット血漿中のペプチド阻害剤の安定性
目的のペプチド(20μM)を、予め温めておいたラット血漿(SDラット、性別を混
合してプール、EDTA、0.22μmで濾過、BioreclamationIVT)
とともに37℃でインキュベートした。24時間までの様々な時点(例えば、0、0.2
5、1、3、6、および24時間)でアリコートを取り出し、直ちに4体積の有機溶媒(
アセトニトリル/メタノール(1:1)および0.1%ギ酸、1μMの内部標準を含有)
でクエンチした。クエンチした試料を実験終了まで4℃で保存し、4,000rpmで1
0分間遠心分離した。上清を脱イオン水で1:1希釈し、LC-MSを使用して分析した
。時間ゼロでの初期レベルに対するピーク面積比(内部標準に対する分析物)に基づいて
、各時点における残存百分率を計算した。Graphpadを使用して一次指数関数的減
衰方程式に適合させることによって、半減期を計算した。
本明細書で参照したおよび/もしくは出願データシートに列挙した上記米国特許、米国
特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願、および非特許刊行物は全て、そ
の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
上記から、例示の目的で本発明の具体的な実施形態が本明細書に記載されているが、本
発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正を行うことができることが理解
されよう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲によるものを除いて限定されな
い。

Claims (186)

  1. インターロイキン-23受容体の単環式ペプチド阻害剤、前記ペプチド阻害剤が、式(
    I):
    X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
    4-X15-X16 (I)
    [式中、
    X3は、存在しないか、または任意のアミノ酸であり;
    X4は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
    n、またはPen(スルホキシド)であり;
    X5は、Cit、Glu、Gly、置換Gly、Leu、Ile、ベータ-Ala、A
    la、Lys、Asn、Pro、Ser、アルファ-MeGln、アルファ-MeLys
    、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、Lys(Ac)、アルファ-MeLy
    s(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、Gln、または
    Aspであり;
    X6は、Thr、Aib、Asp、Dab、Gly、Pro、Ser、アルファ-Me
    Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeAsn、アルフ
    ァ-MeThr、アルファ-MeSer、またはValであり;
    X7は、非置換Trp、あるいはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ
    、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリール
    で置換されたTrpであり;
    X8は、Gln、アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLy
    s(Ac)、ベータ-ホモGln、Cit、Glu、Phe、置換Phe、Tyr、As
    n、Thr、Val、Aib、アルファ-MeGln、アルファ-MeAsn、Lys(
    Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-Lys(Ac)、1-Nal、2-N
    al、Lys(b-Ala)、Lys(Gly)、Lys(ベンジル、Ac)、Lys(
    ブチル、Ac)、Lys(イソブチル、Ac)、Lys(プロピル、Ac)、またはTr
    pであり;
    X9は、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)Pen、Pe
    n、またはPen(スルホキシド)であり;
    X10は、Tyr、または非置換Tyr、非置換Phe、またはハロ、アルキル、ハロ
    アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキサ
    ミド、2-アミノエトキシ、もしくは2-アセチルアミノエトキシで置換されたPheで
    あり;
    X11は、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me
    )、Phe(3,4-ジメトキシ)、2Quin、3Quin、1-Nal、非置換Tr
    p、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシで
    置換されたTrpであり;
    X12は、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、Acvc、
    アルファ-MeLys、アルファ-MeLeu、アルファ-MeArg、アルファ-Me
    Phe、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-MeAsn、アルフ
    ァ-MeTyr、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはAibであり;
    X13は、任意のアミノ酸であり;
    X14は、任意のアミノ酸であり;
    また、
    i)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3Pa
    l、または4Pal以外の任意のアミノ酸であり;X16は、Sarc、aMeLeu、
    (D)NMeTyr、His、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)Proで
    あり;また前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[Abu]-QTWQC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-N
    al]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
    )]-N-[Aib]-[bA]-NH
    以外であるか;
    または
    ii)X15は、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3P
    al、4Pal、4トリアゾールAla、または5Pyalであり;X16は、存在しな
    いか、(D)aMeTyr、(D)NMeTyr、あるいはTHP、置換もしくは非置換
    Phe、置換もしくは非置換(D)Phe、置換もしくは非置換His、置換もしくは非
    置換(D)His、置換もしくは非置換Trp、置換もしくは非置換2-Nal、または
    N-置換Asp以外の任意のアミノ酸であり;化合物が、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-H-NH
    以外であり;
    2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
    ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
    また、
    5Pyalは、5-ピリミジン置換アラニンであり:
    また、
    X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸
    配列を含み;
    また、
    前記ペプチド阻害剤が、インターロイキン-23(IL-23)のIL-23受容体へ
    の結合を阻害する、ペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  2. X15が、His、(D)His、置換もしくは非置換His、2Pal、3Pal、
    または4Pal以外の任意のアミノ酸であり;X16が、Sarc、aMeLeu、(D
    )NMeTyr、His、(D)Thr、bAla、Pro、または(D)Proであり
    ;化合物が、
    Ac-[Abu]-QTWQC]-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-
    Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
    )]-N-[Aib]-[bA]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  3. 前記ペプチド阻害剤が、式(Ia):
    X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
    4-X15-Sarc (Ia)
    [式中、X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成し;X1
    5は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み;化合物が、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH;または
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  4. 前記ペプチド阻害剤が、式(Ib):
    X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
    4-X15-(D)NMeTyr (Ib)
    [式中、X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成し;X1
    5は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のペプチド阻害剤
    またはその医薬的に許容される塩。
  5. 前記ペプチド阻害剤が、式(Ic):
    X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
    4-[Pal]-X16 (Ic)
    [式中、Palは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、存在せず

    2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
    ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
    また、X4およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のア
    ミノ酸配列を含む、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  6. 前記ペプチド阻害剤が、式(Id):
    X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13-X1
    4-[His’]-X16 (Id)
    [式中、His’は、Hisまたは3-MeHisであり;X16は、存在せず;X4
    およびX9は、ジスルフィド結合またはチオエーテル結合を形成する]のアミノ酸配列を
    含む、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  7. X15が、任意のアミノ酸であり;X16が、bA、aMe(D)Tyr、(D)NM
    eTyr、Sarc、Pro、または(D)Proであり;前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[Abu]-QTWQC-[Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-N
    al]-[THP]-[Lys(Ac)]-NNPG-NH
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH;また

    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
    )]-N-[Aib]-[bA]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  8. X15が、任意のアミノ酸であり;X16が、bA、aMe(D)Tyr、(D)NM
    eTyr、Sarc、Pro、または(D)Proであり;
    化合物が、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH;または
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  9. X15が、任意のアミノ酸であり;X16は、(D)NMeTyr、またはSarcで
    あり;前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH;または
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  10. X15が、3Quin、Asn、His、(D)His、(D)Leu、(D)Lys
    、3-Pal、4-Pal、Phe、置換Phe、(D)Thr、置換Trp、または(
    D)Valであり;X16が、(D)NMeTyr、またはSarcであり;前記ペプチ
    ド阻害剤が、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH;または
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  11. X16が、(D)NMeTyrである、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医
    薬的に許容される塩。
  12. X16が、Sarcであり;前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH;または
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  13. X15が、His、(D)Lys、3-Pal、または4-Palであり;X16が、
    (D)NMeTyr、またはSarcであり;前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  14. X15が、Asn、His、(D)、His、(D)Leu、(D)Lys、3-Pa
    l、置換もしくは非置換Phe、(D)Thr、または(D)Valであり;X16が、
    (D)NMeTyrである、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容さ
    れる塩。
  15. X15が、3Quin、Asn、His、(D)His、(D)Leu、(D)Lys
    、3-Pal、4-Pal、もしくは置換Trpであり;
    X16が、Sarcであり;前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH;または
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  16. X15が、(3-Me)His、3-Pal、または4-Palであり;X16が、存
    在しないか、Sarcまたは(D)NMeTyrである、請求項1に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  17. X15が、(3-Me)Hisまたは3-Palであり;X16が存在しないか、また
    はSarcである、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  18. X15が、3-Palであり;X16が、Sarcである、請求項1に記載のペプチド
    阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  19. X15が、Asn、His、(D)Lys、または3-Palであり;X16が、(D
    )NMeTyrまたはSarcであり;前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)]-NN
    -[Sarc]-NH
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  20. X15が、5-Pyal、(D)His、(1-Me)His、(3-Me)His、
    2-Pal、または3-Palであり;X16が、存在せず;前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-H-NH
    以外である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  21. X15が、5-Pyal、(1-Me)His、または(3-Me)Hisであり;X
    16が、存在しない、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩
  22. X15が、5-Pyalまたは(3-Me)Hisであり;X16が、存在しない、請
    求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  23. X15が、His、(D)His、または置換もしくは非置換His、2Pal、3P
    al、4Pal、または5Pyalであり;X16が、存在しないか、(D)aMeTy
    r、(D)NMeTyr、あるいはTHP、置換もしくは非置換Phe、置換もしくは非
    置換(D)Phe、置換もしくは非置換His、置換もしくは非置換(D)His、置換
    もしくは非置換Trp、置換もしくは非置換2-Nal、またはN-置換Asp以外の任
    意のアミノ酸である、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩
  24. X4またはX9が、独立して、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、(D)
    Pen、もしくはPenであり;X4とX9との間の前記結合がジスルフィド結合である
    、請求項1~23のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される
    塩。
  25. X4が、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)である、請求項1~2
    3のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  26. X4が、Penである、請求項1~23のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤または
    その医薬的に許容される塩。
  27. X9が、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysである、請求項1~23
    のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  28. X9が、Penまたは(D)Penである、請求項1~3のいずれか一項に記載のペプ
    チド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  29. X9が、Penである、請求項1~23のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤または
    その医薬的に許容される塩。
  30. X4がPenであり、X9が、Penであり、前記結合が、ジスルフィド結合である、
    請求項1~23のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩
  31. X4またはX9が、Abuであり;前記X4とX9との間の前記結合が、チオエーテル
    結合である、請求項1~23のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に
    許容される塩。
  32. X4が、Abuである、請求項1~23のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤または
    その医薬的に許容される塩。
  33. X9が、Cys、(D)Cys、またはアルファ-MeCysである、請求項1~27
    または31~32のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される
    塩。
  34. X9が、Penまたは(D)Penである、請求項1~26または28~32のいずれ
    か一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  35. X9が、Penである、請求項1~26または28~32のいずれか一項に記載のペプ
    チド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  36. X9が、Cysである、請求項1~27または31~33のいずれか一項に記載のペプ
    チド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  37. X4が、Abuであり、X9が、CysまたはPenであり、前記結合が、チオエーテ
    ル結合である、請求項1~24、27~29、または31~32のいずれか一項に記載の
    ペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  38. X4が、Abuであり、X9が、Cysであり、前記結合が、チオエーテル結合である
    、請求項1~24、27~29、または31~32のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  39. 前記ペプチド阻害剤が、式(IIa)、(IIb)、または(IIc):
    Pen-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X14
    -X15-X16 (IIa)、
    Abu-X5-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X14
    -X15-X16 (IIb)、または
    Abu-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X14
    -X15-X16 (IIc)、
    [式中、X5~X8およびX10~X14が、請求項1に記載の通りであり;X15が
    His、(D)His、または置換もしくは非置換His、2Pal、3Pal、または
    4Palであり;X16が、任意のアミノ酸であるか;あるいはX15が、任意のアミノ
    酸であり;X16が、Sarcである]のアミノ酸配列を含み;前記ペプチド阻害剤が、
    Pen-Penジスルフィド結合を介して環化されるか;または前記ペプチド阻害剤が、
    Abu-CysまたはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項1に
    記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  40. X15が、2Pal、3Pal、または4Palであり、X16が、任意のアミノ酸で
    ある、請求項1~39のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容さ
    れる塩。
  41. X15が、Hisまたは3MeHisであり;X16が、任意のアミノ酸である、請求
    項1~39のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  42. X15が、任意のアミノ酸であり、X16が、Sarcである、請求項1~39のいず
    れか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  43. X15が、任意のアミノ酸であり、X16が、(D)NMeTyrである、請求項1~
    39のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  44. X5が、Asn、Ser、Gln、またはGluである、請求項1~43のいずれか一
    項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  45. X5が、AsnまたはGlnである、請求項1~43のいずれか一項に記載のペプチド
    阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  46. X5が、Asnである、請求項1~43のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤または
    その医薬的に許容される塩。
  47. 前記ペプチド阻害剤が、式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、または(II
    Id):
    Pen- Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
    14-[Pal]-X16 (IIIa)、
    Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
    4-[Pal]-X16 (IIIb)、
    Abu- Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X
    14-[Pal]-X16 (IIIc)、または
    Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
    4-[Pal]-X16 (IIId)、
    [式中、X6~X8およびX10~X14は、請求項1に記載の通りであり;Palは
    、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16が、任意のアミノ酸であり;
    2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palが、3-ピリジル置換アラニ
    ンであり、4Palが、4-ピリジル置換アラニンである
    のアミノ酸配列を含み;
    前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
    くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻
    害剤またはその医薬的に許容される塩。
  48. 前記ペプチド阻害剤が、式(IVa)、(IVb)、(IVc)、または(IVd)、
    (IVe)、(IVf)、(IVg)、または(IVh):
    Pen- Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
    14-X15-Sarc (IVa)、
    Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
    4-X15-Sarc (IVb)、
    Abu- Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X
    14-X15-Sarc (IVc)、
    Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
    4-X15-Sarc (IVd)、
    Pen- Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
    14-X15-(D)NMeTyr (IVe)、
    Pen-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
    4-X15-(D)NMeTyr (IVf)、
    Abu- Asn-X6-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-X
    14-X15-(D)NMeTyr (IVg)、または
    Abu-Gln-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X1
    4-X15-(D)NMeTyr (IVh)、
    [式中、X6~X8およびX10~X14は、請求項1に記載の通りであり;X15は
    、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み;前記ペプチド阻害剤が、Pen-Pe
    nジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を
    介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  49. X6が、Thrである、請求項1~48のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤または
    その医薬的に許容される塩。
  50. 前記ペプチド阻害剤が、式式(Va)、(Vb)、(Vc)、または(Vd):
    Pen- Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-[Pal]-X16 (Va)、
    Pen-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
    14-[Pal]-X16 (Vb)、
    Abu- Asn-Thr-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-
    X14-[Pal]-X16 (Vc)、または
    Abu-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
    14-[Pal]-X16 (Vd)、
    [式中、X7~X8およびX10~X14は、請求項1に記載の通りであり;Palは
    、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であり;
    2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
    ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
    のアミノ酸配列を含み;
    前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
    くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻
    害剤またはその医薬的に許容される塩。
  51. 前記ペプチド阻害剤が、式(VIa)、(VIb)、(VIc)、または(VId)、
    (VIe)、(VIf)、(VIg)、または(VIh):
    Pen- Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-Sarc (VIa)、
    Pen-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
    14-X15-Sarc (VIb)、
    Abu- Asn-Thr-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-Sarc (VIc)、
    Abu-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
    14-X15-Sarc (VId)、
    Pen- Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-(D)NMeTyr (VIe)、
    Pen-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
    14-X15-(D)NMeTyr (VIf)、
    Abu- Asn-Thr-X7-X8-Cys-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-(D)NMeTyr (VIg)(配列番号536)、または
    Abu-Gln-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X13-X
    14-X15-(D)NMeTyr (VIh)、
    [式中、X7~X8およびX10~X14は、請求項1に記載の通りであり;X15は
    、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み;前記ペプチド阻害剤が、Pen-Pe
    nジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を
    介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  52. X8が、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLys(Ac)、Lys(
    Ac)、またはGluである、請求項1~51のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤ま
    たはその医薬的に許容される塩。
  53. X8が、Glnである、請求項1~51のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤または
    その医薬的に許容される塩。
  54. X8が、Lys(Ac)である、請求項1~51のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  55. 前記ペプチド阻害剤が、式(VIIa)、(VIIb)、(VIIc)、または(VI
    Id):
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13
    -X14-[Pal]-X16 (VIIa)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-[Pal]-X16 (VIIb)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-X10-X11-X12-X13
    -X14-[Pal]-X16 (VIIc)(配列番号448)、または
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-[Pal]-X16 (VIId)、
    [式中、X7およびX10~X14は、請求項1に記載の通りであり;Palは、2P
    al、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であり;
    2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
    ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
    のアミノ酸配列を含み;
    前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
    くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻
    害剤またはその医薬的に許容される塩。
  56. 前記ペプチド阻害剤が、式(VIIIa)、(VIIIb)、(VIIIc)、(VI
    IId)、(VIIIe)、(VIIIf)、(VIIIg)、または(VIIIh):
    Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-Sarc (VIIIa)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-Sarc (VIIIb)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-X10-X11-X12-X13
    -X14-X15-Sarc (VIIIc)、
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-Sarc (VIIId)、
    Pen-Asn-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-(D)NMeTyr (VIIIe)(配列番号450)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-(D)NMeTyr (VIIIf)(配列番号451)、
    Abu-Asn-Thr-X7-Gln-Cys-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-(D)NMeTyr (VIIIg)(配列番号452)、または
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-X10-X11-X12-X13-
    X14-X15-(D)NMeTyr (VIIIh)(配列番号453)、
    [式中、X7およびX10~X14は、請求項1に記載の通りであり;X15は、任意
    のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み;前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジス
    ルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して
    環化される、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  57. X10が、Phe、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]、Phe[4-(2-アセ
    チルアミノエトキシ)]、またはPhe(4-CONH)である、請求項1~56のい
    ずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  58. X10が、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]またはPhe[4-(2-アセチル
    アミノエトキシ)]である、請求項1~56のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤また
    はその医薬的に許容される塩。
  59. X10が、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である、請求項1~56のいずれか
    一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  60. 前記ペプチド阻害剤が、式(IXa)、(IXb)、(IXc)、または(IXd):
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
    X12-X13-X14-[Pal]-X16 (IXa)(配列番号454)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
    12-X13-X14-[Pal]-X16 (IXb)(配列番号455)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
    X12-X13-X14-[Pal]-X16 (IXc)(配列番号456)、または
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
    12-X13-X14-[Pal]-X16 (IXd)(配列番号457)、
    [式中、X7およびX11~X14は、請求項1に記載の通りであり;F(4-2-a
    e)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;Palは、2Pal、3Pal
    、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であり;
    2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
    ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
    のアミノ酸配列を含み;
    前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
    くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻
    害剤またはその医薬的に許容される塩。
  61. 前記ペプチド阻害剤が、式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(Xd)、(Xe)、(X
    f)、(Xg)、または(Xh):
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
    X12-X13-X14-X15-Sarc (Xa)(配列番号458)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
    12-X13-X14-X15-Sarc (Xb)(配列番号459)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
    X12-X13-X14-X15-Sarc (Xc)(配列番号460)、
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
    12-X13-X14-X15-Sarc (Xd)(配列番号461)、
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
    X12-X13-X14-X15-(D)NMeTyr (Xe)(配列番号462)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
    12-X13-X14-X15-(D)NMeTyr (Xf)(配列番号463)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
    X12-X13-X14-X15-(D)NMeTyr (Xg)(配列番号464)、
    または
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-X
    12-X13-X14-X15-(D)NMeTyr (Xh)(配列番号465)、
    [式中、X7およびX11~X14は、請求項1に記載の通りであり;F(4-2-a
    e)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;X15は、任意のアミノ酸であ
    る]のアミノ酸配列を含み;前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、
    またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請
    求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  62. X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-
    MeLys、アルファ-MeLeu、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはA
    ibである、請求項1~61のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に
    許容される塩。
  63. X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-
    MeLys、またはアルファ-MeLeuである、請求項1~61のいずれか一項に記載
    のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  64. X12が、アルファ-MeLeuである、請求項1~61のいずれか一項に記載のペプ
    チド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  65. X12が、THPである、請求項1~61のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤また
    はその医薬的に許容される塩。
  66. X13が、Aib、Glu、Cit、Gln、Lys(Ac)、アルファ-MeArg
    、アルファ-MeGlu、アルファ-MeLeu、アルファ-MeLys、アルファ-M
    e-Asn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-
    Lys(Ac)、Lys、ペグ化Lys、b-ホモGlu、またはLys(Y2-Ac)
    であり;Y2が、アミノ酸である、請求項1~65のいずれか一項にペプチド阻害剤また
    はその医薬的に許容される塩。
  67. X13が、Glu、Gln、Lys(Ac)、またはLysである、請求項1~65の
    いずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  68. X13が、Lys(Ac)またはLysである、請求項1~65のいずれか一項に記載
    のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  69. X13が、Lys(Ac)である、請求項1~65のいずれか一項に記載のペプチド阻
    害剤またはその医薬的に許容される塩。
  70. X13が、Glnである、請求項1~65のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤また
    はその医薬的に許容される塩。
  71. 前記ペプチド阻害剤が、式(XIa)、(XIb)、(XIc)、または(XId):
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-[Pal]-X16 (XIa)(配列
    番号466)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-[Pal]-X16 (XIb)(配列番
    号467)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-[Pal]-X16 (XIc)(配列
    番号468)、または
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-[Pal]-X16 (XId)(配列番
    号469)、
    [式中、X7、X11、およびX14、およびX14は、請求項1に記載の通りであり
    ;F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;Palは、2
    Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であり;
    2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
    ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
    のアミノ酸配列を含み;
    前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
    くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻
    害剤またはその医薬的に許容される塩。
  72. 前記ペプチド阻害剤が、式(XIIa)、(XIIb)、(XIIc)、または(XI
    Id)、(XIIe)、(XIIf)、(XIIg)、または(XIIh):
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XII
    a)(配列番号470)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XIIb
    )(配列番号471)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XII
    c)(配列番号472)、
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XIId
    )(配列番号473)、
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XII
    e)(配列番号474)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XIIf
    )(配列番号475)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XII
    g)(配列番号476)、または
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-X14-X15-(D)NMeTyr (XIIh
    )(配列番号477)、
    [式中、X7、X11、およびX14は、請求項1に記載の通りであり;F(4-2-
    ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;X15は、任意のアミノ酸で
    ある]のアミノ酸配列を含み;前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合
    、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、
    請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  73. X14が、Asn、2-Nap、Aib、Arg、Cit、Asp、Phe、Gly、
    Lys、Leu、Ala、(D)Ala、ベータ-Ala、His、Thr、n-Leu
    、Gln、Ser、(D)Ser、Tic、Trp、アルファ-MeGln、アルファ-
    MeAsn、アルファ-MeLys(Ac)、Dab(Ac)、Dap(Ac)、ホモ-
    Lys(Ac)、またはLys(Ac)である、請求項1~72のいずれか一項に記載の
    ペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  74. X14が、Asnである、請求項1~72のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤また
    はその医薬的に許容される塩。
  75. 前記ペプチド阻害剤が、式(XIIIa)、(XIIIb)、(XIIIc)、または
    (XIIId):
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (XIIIa)(
    配列番号478)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (XIIIb)(配
    列番号479)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (XIIIc)(
    配列番号480)、
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (XIIId)(配
    列番号481)、
    [式中、X7およびX11は、請求項1に記載の通りであり;F(4-2-ae)は、
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;Palは、2Pal、3Pal、または
    4Palであり;X16は、任意のアミノ酸であり;
    2Palは、2-ピリジル置換アラニンであり、3Palは、3-ピリジル置換アラニ
    ンであり、4Palは、4-ピリジル置換アラニンである
    のアミノ酸配列を含み;
    前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cysもし
    くはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻
    害剤またはその医薬的に許容される塩。
  76. 前記ペプチド阻害剤が、式(XIVa)、(XIVb)、(XIVc)、(XIVd)
    、(XIVe)、(XIVf)、(XIVg)、または(XIVh):
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XIVa)(配列
    番号482)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XIVb)(配列番
    号483)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XIVc)(配列
    番号484)、または
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XIVd)(配列番
    号485)、
    Pen- Asn-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTyr (XIV
    e)(配列番号486)、
    Pen-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTyr (XIVf
    )(配列番号487)、
    Abu- Asn-Thr-X7-Gln-Cys-[F(4-2ae)]-X11-
    [α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTyr (XIV
    g)(配列番号488)、または
    Abu-Gln-Thr-X7-Gln-Pen-[F(4-2ae)]-X11-[
    α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTyr (XIVh
    )(配列番号489)、
    [式中、X7およびX11は、請求項1に記載の通りであり;F(4-2-ae)は、
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;X15は、任意のアミノ酸である]のア
    ミノ酸配列を含み;前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、またはA
    bu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項1に
    記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  77. X7が、非置換の、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アル
    コキシ、フェニル、置換フェニル、もしくはチエニルで置換されたTrpであり;X11
    が、請求項1に記載の通りである、請求項1~76のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  78. X7が、シアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、フェニル
    、置換フェニル、またはチエニルで置換されたTrpであり;前記置換が、4、5、6、
    または7位にある、請求項1~76のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医
    薬的に許容される塩。
  79. X7が、シアノ、F、Cl、Br、I、Me、Et、i-Pr、n-Pr、n-Bu、
    t-Bu、CF、ヒドロキシ、OMe、OEtで置換されたTrpであり;前記置換が
    、4、5、6、または7位にある、請求項1~76のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  80. X7が、i)非置換の、またはシアノ、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アリールヒド
    ロキシ、アルコキシ、もしくはハロアルコキシで置換されたフェニル;あるいはii)チ
    エニルで置換されたTrpである、請求項1~76のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  81. X7が、非置換の、またはMe、Et、n-Pr、i-Pr、t-Bu、OMe、OE
    t、Cl、F、CF3、OCF3、フェニル、置換フェニル、もしくはアミドで置換され
    たTrpである、請求項1~76のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬
    的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  82. X7が、非置換フェニルで置換されたTrp;または非置換チエニルである、請求項1
    ~76のいずれか一項にペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和
    物。
  83. X7が、7-Phで置換されたTrpである、請求項1~76のいずれか一項に記載の
    ペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  84. X7が、5-F、6-F、7-F、5-Cl、6-Cl、7-Cl、5-Me、6-M
    e、7-Me、5-OH、6-OH、7-OH、5-OMe、6-OMe、または7-O
    Meで置換されたTrpである、請求項1~76のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤
    またはその医薬的に許容される塩。
  85. X7が、7-Me、5-F、7-F、6-Cl、6-Me、4-OMe、5-OMe、
    または5-Brで置換されたTrpである、請求項1~76のいずれか一項に記載のペプ
    チド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  86. X7が、7-Me、6-Me、4-OMe、または6-Clで置換されたTrpである
    、請求項1~76のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される
    塩。
  87. X7が、7-Meまたは7-Phで置換されたTrpである、請求項1~76のいずれ
    か一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  88. X7が、7-Meで置換されたTrpである、請求項1~76のいずれか一項に記載の
    ペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  89. X7が、7-Phで置換されたTrpである、請求項1~76のいずれか一項に記載の
    ペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  90. 前記ペプチド阻害剤が、式(XVa)、(XVb)、(XVc)、または(XVd):
    Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
    )]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (
    XVa)(配列番号490)、
    Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (X
    Vb)(配列番号491)、
    Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
    )]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (
    XVc)(配列番号492)、または
    Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X16 (X
    Vd)(配列番号493)、
    [式中、X11は、請求項1に記載の通りであり;F(4-2-ae)は、Phe[4
    -(2-アミノエトキシ)]であり;Palは、2Pal、3Pal、または4Palで
    あり;X16は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み、前記ペプチド阻害剤が
    、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオ
    エーテル結合を介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に
    許容される塩。
  91. 前記ペプチド阻害剤が、式(XVIa)、(XVIb)、(XVIc)、(XVId)
    、(XVIe)、(XVIf)、(XVIg)、または(XVIh):
    Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
    )]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (X
    VIa)(配列番号494)、
    Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XV
    Ib)(配列番号495)、
    Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
    )]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (X
    VIc)(配列番号496)、または
    Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc (XV
    Id)(配列番号497)、
    Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
    )]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeT
    yr (XVIe)(配列番号498)、
    Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTy
    r (XVIf)(配列番号499)、
    Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
    )]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeT
    yr (XVIg)(配列番号500)、または
    Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-X11-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)NMeTy
    r (XVIh)(配列番号501)、
    [式中、X11は、請求項1に記載の通りであり;F(4-2-ae)は、Phe[4
    -(2-アミノエトキシ)]であり;X15は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列
    を含み;前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、またはAbu-Cy
    sもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項1に記載のペプ
    チド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  92. X11が、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me
    )、Phe(3,4-ジメトキシ)、または1-Nalである、請求項1~91のいずれ
    か一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  93. X11が、2-Nalまたは1-Nalである、請求項1~91のいずれか一項に記載
    のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  94. X11が、2-Nalである、請求項1~91のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤
    またはその医薬的に許容される塩。
  95. 前記ペプチド阻害剤が、式(XVIIa)、(XVIIb)、(XVIIc)、または
    (XVIId):
    Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
    )]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X
    16 (XVIIa)(配列番号502)、
    Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X1
    6 (XVIIb)(配列番号503)、
    Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
    )]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X
    16 (XVIIc)(配列番号504)、または
    Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-[Pal]-X1
    6 (XVIId)(配列番号505)、
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;Pa
    lは、2Pal、3Pal、または4Palであり;X16は、任意のアミノ酸である]
    のアミノ酸配列を含み;前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合、また
    はAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結合を介して環化される、請求項
    1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  96. 前記ペプチド阻害剤が、式(XVIIIa)、(XVIIIb)、(XVIIIc)、
    (XVIIIe)、(XVIIIe)、(XVIIIf)、(XVIIIg)、または(
    XVIIIh):
    Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
    )]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sar
    c (XVIIIa)(配列番号506)、
    Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc
    (XVIIIb)(配列番号507)、
    Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
    )]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sar
    c (XVIIIc)(配列番号508)、
    Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-Sarc
    (XVIIId)(配列番号509)、
    Pen- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae
    )]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)
    NMeTyr (XVIIIe)(配列番号510)、
    Pen-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)N
    MeTyr (XVIIIf)(配列番号511)、
    Abu- Asn-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Cys-[F(4-2ae
    )]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)
    NMeTyr (XVIIIg)(配列番号512)、または
    Abu-Gln-Thr-[W(7-Me)]-Gln-Pen-[F(4-2ae)
    ]-[2-Nal]-[α-MeLeu]-Lys(Ac)-Asn-X15-(D)N
    MeTyr (XVIIIh)(配列番号513)、
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]であり;X1
    5は、任意のアミノ酸である]のアミノ酸配列を含み;前記ペプチド阻害剤が、Pen-
    Penジスルフィド結合、またはAbu-CysもしくはAbu-Penチオエーテル結
    合を介して環化される、請求項1に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される
    塩。
  97. X15が、2Pal、3Pal、4Pal、His、(D)His、Lys、(D)L
    ys、Leu、(D)Leu、2Quin、または3Quinである、請求項1~96の
    いずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  98. X15が、3Pal、4Pal、His、(D)His、(D)Lys、または(D)
    Leuである、請求項1~96のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的
    に許容される塩。
  99. X15が、3Pal、His、(D)Lys、または(D)Leuである、請求項1~
    96のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  100. X15が、Hisである、請求項1~96のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤また
    はその医薬的に許容される塩。
  101. X15が、3Palである、請求項1~96のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤ま
    たはその医薬的に許容される塩。
  102. X16が、存在しない、請求項1~101のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤また
    はその医薬的に許容される塩。
  103. W(7-Me)が、W(7-Ph)で置き換えられる、請求項90~102のいずれか
    一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  104. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z):
    -X-R (Z)
    [式中、
    は、水素、Ac、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリ
    ール-C1-6アルキル、C1~C20アルカノイルであり、単独でまたは前述のいずれ
    かのスペーサーとしてPEG化バージョンを含み;Xは、式(I)、(Ia)、(Ib)
    、(Ic)、(Id)、または式(II)~(XVIIId)のいずれかのアミノ酸配列
    であり;Rは、OH、NH、またはN(H)Meである]の構造を含む、請求項1~
    103のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  105. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-X4-X5-X6-X7-X8-X9-X10-X11-X12-X13
    -X14-X15-X16-R (Z’)
    [式中、
    は、水素、Ac、C1~C6アルキル、C6~C12アリール、C6~C12アリ
    ールC1-6アルキル、C1~C20アルカノイルであり、単独でまたは前述のいずれか
    のスペーサーとしてPEG化バージョンを含み、Rは、OH、NH、またはN(H)
    Meである]の構造を含む、請求項104に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許
    容される塩。
  106. X4が、(D)Pen、Pen、またはPen(スルホキシド)である、請求項105
    に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  107. X4が、Penである、請求項105または106に記載のペプチド阻害剤またはその
    医薬的に許容される塩。
  108. X9が、Penまたは(D)Penである、請求項105~107のいずれか一項に記
    載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  109. X9が、Penである、請求項105~108のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤
    またはその医薬的に許容される塩。
  110. X4が、Penであり、X9が、Penであり、前記結合がジスルフィド結合である、
    請求項105~109のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容さ
    れる塩。
  111. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-X5-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-X
    13-X14-X15-X16-R (Z’-A)
    の構造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化
    される、請求項105~110のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的
    に許容される塩。
  112. X5が、Asn、Ser、Gln、またはGluである、請求項105~111のいず
    れか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  113. X5が、Asnである、請求項105~112のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤
    またはその医薬的に許容される塩。
  114. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-Asn-X6-X7-X8-Pen-X10-X11-X12-
    X13-X14-X15-X16-R (Z’-B)
    の構造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化
    される、請求項105~113のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的
    に許容される塩。
  115. X6が、Thrである、請求項105~114のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤
    またはその医薬的に許容される塩。
  116. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-Asn-Thr-X7-X8-Pen-X10-X11-X12
    -X13-X14-X15-X16-R (Z’-C)
    の構造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化
    される、請求項105~115のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的
    に許容される塩。
  117. X8が、Gln、アルファ-Me-Lys、アルファ-MeLys(Ac)、Lys(
    Ac)、またはGluである、請求項105~116のいずれか一項に記載のペプチド阻
    害剤またはその医薬的に許容される塩。
  118. X8が、Lys(Ac)である、請求項105~117のいずれか一項に記載のペプチ
    ド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  119. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-X10-X1
    1-X12-X13-X14-X15-X16-R (Z’-D)
    の構造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化
    される、請求項105~118のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的
    に許容される塩。
  120. X10が、Phe、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]、Phe[4-(2-アセ
    チルアミノエトキシ)]、またはPhe(4-CONH)である、請求項105~11
    9のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  121. X10が、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]またはPhe[4-(2-アセチル
    アミノエトキシ)]である、請求項105~120のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  122. X10が、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である、請求項105~121のい
    ずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  123. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
    ae)]-X11-X12-X13-X14-X15-X16-R (Z’-E)(配
    列番号514)
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
    造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項105~122のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容
    される塩。
  124. X11が、2-Nal、Phe(2-Me)、Phe(3-Me)、Phe(4-Me
    )、Phe(3,4-ジメトキシ)、または1-Nalである、請求項105~123の
    いずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  125. X11が、2-Nalまたは1-Nalである、請求項105~124のいずれか一項
    に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  126. X11が、2-Nalである、請求項105~125のいずれか一項に記載のペプチド
    阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  127. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
    ae)]-[2-Nal]-X12-X13-X14-X15-X16-R (Z’-
    F)(配列番号515)
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
    造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項105~126のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容
    される塩。
  128. X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、アルファ-
    MeLys、アルファ-MeLeu、Ala、シクロヘキシルAla、Lys、またはA
    ibである、請求項105~127のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医
    薬的に許容される塩。
  129. X12が、THPである、請求項105~128のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  130. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
    ae)]-[2-Nal]-THP-X13-X14-X15-X16-R (Z’-
    G)(配列番号516)
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
    造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項105~129のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容
    される塩。
  131. X13が、Glu、Gln、Lys(Ac)、またはLysである、請求項105~1
    30のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  132. X13が、Gluである、請求項105~131のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  133. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
    ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-X14-X15-X16-R (Z’-
    H)(配列番号517)
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
    造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項105~132のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容
    される塩。
  134. X14が、Asnである、請求項105~133のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  135. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-Asn-Thr-X7-Lys(Ac)-Pen-[F(4-2
    ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-X15-X16-R (Z’-
    I)(配列番号518)
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
    造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項105~134のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容
    される塩。
  136. X7が、Trp、またはアルキルもしくはフェニルで置換されたTrpであり;前記置
    換が、4位、5位、6位、または7位にある、請求項105~135のいずれか一項に記
    載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  137. X7が、Trp、またはMe、Et、i-Pr、n-Pr、n-Bu、t-Bu、もし
    くはフェニルで置換されたTrpであり;前記置換が、4位、5位、6位、または7位に
    ある、請求項105~136のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に
    許容される塩。
  138. X7が、Trp、または5-Me、6-Me、7-Me、5-フェニル、6-フェニル
    、もしくは7-Phで置換されたTrpである、請求項105~137のいずれか一項に
    記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  139. X7が、Trp、または7-Me、6-Me、もしくは7-Phで置換されたTrpで
    ある、請求項105~138のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に
    許容される塩。
  140. X7が、Trp、または7-Meもしくは7-Phで置換されたTrpである、請求項
    105~139のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩
  141. X7が、7-Meで置換されたTrpである、請求項105~140のいずれか一項に
    記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  142. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -X3-Pen-Asn-Thr-[W(7-Me)]-Lys(Ac)-Pen
    -[F(4-2ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-X15-X16-
    (Z’-J)
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
    造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項105~141のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容
    される塩。
  143. X3が、存在しないか、または(D)Argである、請求項105~142のいずれか
    一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  144. X3が、存在しない、請求項105~143のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤ま
    たはその医薬的に許容される塩。
  145. X3が、(D)Argである、請求項105~143のいずれか一項に記載のペプチド
    阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  146. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    -Pen-Asn-Thr-[W(7-Me)]-Lys(Ac)-Pen-[F
    (4-2ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-X15-X16-R
    (Z’-K)
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
    造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項105~143のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容
    される塩。
  147. X3が、存在しないか、または(D)Argであり;
    X4が、Abu、Cys、(D)Cys、アルファ-MeCys、またはPenであり

    X5が、Ala、(アリル)Gly、Ile、Leu、Asn、Nle、またはGln
    であり;
    X6が、AspまたはThrであり;
    X7が、(7-メチル)Trp、(4-F)-Trp、またはTrpであり;
    X8が、Cit、Lys(Ac)、Lys(ベンジル、Ac)、Lys(ブチル、Ac
    )、Lys(イソブチル、Ac)、Lys(プロピル、Ac)、Gln、4-アダマンチ
    ル-Phe、(4-AcNH)Phe、またはTyrであり;
    X9が、Cys、アルファ-MeCys、またはPenであり;
    X10が、Pheまたは置換Phe、Tyrまたは置換Tyrであり;
    X11が、2-Nalであり;
    X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、Acpx、
    Acvc、アルファ-MeLys、またはアルファ-MeLeuであり;
    X13が、アルファ-メチルGlu、Glu、またはLys(Ac)であり;また、
    X14が、Asnである、請求項105に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許
    容される塩。
  148. が、HまたはC1~C20アルカノイルである、請求項104~147のいずれか
    一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  149. が、HまたはAcである、請求項104~148のいずれか一項に記載のペプチド
    阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  150. が、Acである、請求項104~149のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤ま
    たはその医薬的に許容される塩。
  151. が、NHまたはN(H)Meである、請求項104~150のいずれか一項に記
    載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  152. が、NHである、請求項104~151のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤
    またはその医薬的に許容される塩。
  153. が、Acであり;
    X3が、存在しないか、または(D)Argであり;
    X4が、Penであり;
    X5が、Asnであり;
    X6が、Thrであり;
    X7が、Trpまたは(7-Me)Trpまたは(7-Ph)Trpであり;
    X8が、Lys(Ac)であり;
    X9が、Penであり;
    X10が、Phe(2-アミノエトキシ)であり;
    X11が、2-Nalであり;
    X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)であり;
    X13が、Glnであり;
    X14が、Asnであり;
    が、NHまたはN(H)Meである、請求項105または151に記載のペプチ
    ド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  154. が、Acであり;
    X3は、存在せず;
    X4が、Penであり;
    X5が、Asnであり;
    X6が、Thrであり;
    X7が、7-メチルTrpであり;
    X8が、Lys(Ac)であり;
    X9が、Penであり;
    X10が、Phe(2-アミノエトキシ)であり;
    X11が、2-Nalであり;
    X12が、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)であり;
    X13が、Gluであり;
    X14が、Asnであり;
    が、NHまたはN(H)Meである、請求項153に記載のペプチド阻害剤また
    はその医薬的に許容される塩。
  155. X15が、Aib、ベータ-Ala、(D)Phe、(D)Lys、(D)Leu、(
    D)Orn、置換(D)Phe、(D)Arg、(D)Val、(D)Tyr、Phe、
    Hph、Asn、4-アミノ-4-カルボキシ-テトラヒドロピラン(THP)、置換T
    yr、またはTyrであり;
    X16が、ベータ-Ala、(D)NMeTyr、(D)Pro、NMeTyr、Pr
    o、またはSarcである、請求項105~154のいずれか一項に記載のペプチド阻害
    剤またはその医薬的に許容される塩。
  156. X15が、3Pal、置換3Pal、4Pal、4-トリアゾール-Ala、(D)H
    is、His、または置換Hisであり;
    X16が、存在しないか、Aib、アルファ-MePro、(D)Leu、(D)NM
    eTyr、(D)Pro、(D)Tyr、置換Gly、MeLeu、MeNLe、Pro
    、Paf、4-ジ-フルオロ-Pro、Sarc、またはTyrである、請求項105~
    154のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  157. X15が、(D)His、置換His、2Pal、3Pal、4Pal、4トリアゾー
    ルAla、または5Pyalであり;
    X16が、存在しないか、(D)NMeTyrまたはSarcである、請求項105~
    154または156のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容され
    る塩。
  158. X15が、(3-Me)Hisまたは3Palであり;
    X16が、存在しないか、またはSarcである、請求項105~154、156、ま
    たは157のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩。
  159. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    Ac-Pen-Asn-Thr-[W(7-Me)]-Lys(Ac)-Pen-[F
    (4-2ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-[3-Pal]-X16
    -NH (Z’-L)
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
    造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項105~154または156~158のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤ま
    たはその医薬的に許容される塩。
  160. 前記ペプチド阻害剤が、式(Z’):
    Ac-Pen-Asn-Thr-[W(7-Me)]-Lys(Ac)-Pen-[F
    (4-2ae)]-[2-Nal]-THP-Glu-Asn-X15-Sarc-NH
    (Z’-M)
    [式中、F(4-2-ae)は、Phe[4-(2-アミノエトキシ)]である]の構
    造を含み、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項105~159のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容
    される塩。
  161. X15が、3Palであり;X16が、Sarcである、請求項105~154または
    156~160のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容される塩
  162. インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤であって、表E1Aおよび表E1Bの
    いずれかに記載のアミノ酸配列のいずれか1つを含むか、またはそれである、ペプチド阻
    害剤;またはその医薬的に許容される塩。
  163. 前記ペプチド阻害剤が、以下に列挙するアミノ酸配列:
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac
    )]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-[Lys(Ac)]-N-dK-[Sarc]-NH(配列番号1);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
    ys(Ac)]-N-[(D)Leu)]-[Sarc]-NH(配列番号2);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[THP]-E-N-[(
    D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号3);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
    ys(Ac)]-N-[(D)His]-[Sarc]-NH(配列番号4);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
    ys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号5);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[THP]-E-N-[(
    D)Leu)]-[Sarc]-NH(配列番号6);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3-Quin]-[a-MeLys]-[L
    ys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号7);
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-Q-T-W-Q-[Cys]-Phe[4-(
    2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-N-[(D)NMeT
    yr]-NH(配列番号8);
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-Q-T-W-Q-[Pen]-Phe[4-(
    2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-N-[(D)NMeT
    yr]-NH(配列番号9);
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-Q-T-W-Q-[Pen]-Phe[4-(
    2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[aMeGlu]-N-F-[
    (D)NMeTyr]-NH(配列番号10);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-[(D
    )Lys]-[Sarc]-NH(配列番号11);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号12);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-[(D
    )Leu]-[Sarc]-NH(配列番号13);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号14);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[
    Sarc]-NH(配列番号15);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号16);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号17);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号18);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号20);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[Sarc]-NH(配列番号21);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
    Sarc]-NH(配列番号22);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号23);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[(D
    )Leu]-[Sarc]-NH(配列番号24);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号25);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-
    [Sarc]-NH(配列番号26);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[L
    ys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号27);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[(
    D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号28);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Gly)]-[Pen]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[L
    ys(Ac)]-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号29);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(bAla)]-[Pen
    ]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H
    -[Sarc]-NH(配列番号30);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(bAla)]-[Pen
    ]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[
    Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号31);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
    Sarc]-NH(配列番号32);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Et)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号33);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-Et)]-[a-MeLys]-[
    Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号34);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(4-Me)]-[a-MeLys]-[
    Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号35);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Me)]-[a-MeLys]-[
    Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号36);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(4-OMe)]-[a-MeLys]-
    [Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号37);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-i-Pr)]-[a-MeLys]
    -[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号38);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-nPr)]-[a-MeLys]-
    [Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号39);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-OMe)]-[a-MeLys]-
    [Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号40);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Cl)]-[a-MeLys]-[
    Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号41);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(5-OMe)]-[a-MeLys]-
    [Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号42);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(3-MePh)]-[a-MeLys]
    -[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号43);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Ph)]-[a-MeLys]-[
    Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号44);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(6-Et)]-[a-MeLys]-[
    Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号45);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(2-FPh)]- [Lys(Ac)]-[
    Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys
    ]-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号46);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Leu]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号47
    );
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号48
    );
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(2-OMePh)]-[Lys(Ac)]-
    [Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLy
    s]-[Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号49);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[W(7-Ph)]-[a-MeLys]-[
    Lys(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号50);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号51);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
    Sarc]-NH(配列番号52);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[
    Sarc]-NH(配列番号53);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
    Sarc]-NH(配列番号54);
    Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
    Sarc]-NH(配列番号55);
    Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
    Sarc]-NH(配列番号56);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
    (D)NMeTyr]-NH(配列番号57);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-F-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号58);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
    Sarc]-NH(配列番号59);
    Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
    Sarc]-NH(配列番号60);
    Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-H-[
    Sarc]-NH(配列番号61);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
    (D)NMeTyr]-NH(配列番号62);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-[(D)A
    sn]-H-[Sarc]-NH(配列番号63);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-G-H-[
    Sarc]-NH(配列番号64);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-[h(Se
    r)]-H-[Sarc]-NH(配列番号65);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-P
    -NH(配列番号66);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(2-Nal))]-[Lys(Ac)]-[
    Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
    N-H-[Sarc]-NH(配列番号67);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-3BiPh)]-[Lys(Ac)]-[Pe
    n]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-
    H-[Sarc]-NH(配列番号68);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(フェナントレン-5-イル))]-[Lys
    (Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
    THP]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号69);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4-アントラセン-5-イル))]-[Ly
    s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
    [THP]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号70);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(1-Nal))]-[Lys(Ac)]-[
    Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
    N-H-[Sarc]-NH(配列番号71);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4BiPh))]-[Lys(Ac)]-[
    Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
    N-H-[Sarc]-NH(配列番号72);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(3,5-t-Bu-Ph))]-[Lys(
    Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
    HP]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号73);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    [Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[Sarc
    ]-NH(配列番号74);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    [Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-
    NH(配列番号75);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[3Quin]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[2Pal]-NH(配列番号78);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[2Pal]-NH(配列番号79);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-NH(配列番号80);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号81);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-H-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号82);
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-E-N-H-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号83);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-Phe[4-アミノメチル]-[(D)NMeTyr]-NH(配
    列番号84);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)
    ]-N-[(D)His]-NH(配列番号85);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)His]-NH(配列番号86);
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[(D)His]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号87);
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-N-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号88);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-N-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号89);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Val]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号90
    );
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Thr]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号91
    );
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[(D)His]-NH(配列番号92);
    Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH
    (配列番号93);
    Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[3Quin]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH
    (配列番号94);
    Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
    -H-[Sarc]-NH(配列番号95);
    Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[Sarc]-NH
    (配列番号96);
    Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-H-[Sarc]-NH(配列番号97);
    Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
    Sarc]-NH(配列番号98);
    Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Cys]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-[
    Sarc]-NH(配列番号99);
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-S-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-H-
    [Sarc]-NH(配列番号100);
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[(
    D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号101);
    Ac-[(D)Arg]-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[
    Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
    N-H-[Sarc]-NH(配列番号102);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号103);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号104);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号105);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号106);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
    [Sarc]-NH(配列番号107);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号108);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号109);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
    -[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号110);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
    [Sarc]-NH(配列番号111);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号112);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[bA]
    -NH(配列番号113);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3Pal]-[bA]
    -NH(配列番号114);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[4P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号115);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[bA]-NH(配列番号116);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号117);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Q
    uin]-[Sarc]-NH(配列番号118);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[7-
    Aza-tryptophan]-[Sarc]-NH(配列番号119);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号120)

    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号121);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号122)

    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号123);
    Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号124);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号125);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
    [Sarc]-NH(配列番号126);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号127);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-[bA]-NH(配列番号130);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[bA]-NH(配列番号131);
    Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号132);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号133);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号134);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
    -[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号135);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号136);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号137);
    Ac-[Pen]-E-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号138);
    Ac-[Pen]-E-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号139);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号140);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号141);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(3-カルボキサミドフェニル))]-[Ly
    s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
    [THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号142);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-ピリミジン-5-イル)]-[Lys(Ac)
    ]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]
    -E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号143);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-イミダゾピリジニル)]-[Lys(Ac)]
    -[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-
    E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号144);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[NMe(Lys)]-[L
    ys(Ac)]-N-[His_3Me]-NH(配列番号145);
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[His_3Me]-NH(配列番号146);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-(4Quin))]-[Lys(Ac)]-[
    Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
    N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号147);
    Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(3-ピラゾール-1-イル))]-[Ly
    s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
    [THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号148)
    Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(5-Et))]-[Lys(Ac)]-[
    Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-
    N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号149);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(5-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号150);
    Ac-[Pen]-N-T-[(W(7-(3-ピラゾール-1-イル))]-[Ly
    s(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-
    [THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号151);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-インダゾール-5-イル)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号152);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(4-F)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-P
    he[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pa
    l]-[Sarc]-NH(配列番号153);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(5-CN)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号154);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-CN)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号155);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(4-OMe)]-[Lys(Ac)]-[Pen]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3
    Pal]-[Sarc]-NH(配列番号156);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(4-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号157);
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号158)
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-[3Pal]-[Sa
    rc]-NH(配列番号159、285);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(5-Ca)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号160);
    Ac-[Pen]-N-T-[Trp_4Aza]-[Lys(Ac)]-[Pen]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3
    Pal]-[Sarc]-NH(配列番号161);
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号162);
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号163);
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[(5Pyal)]-NH(配列番号164);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-Me-Lys]-[L
    ys(Ac)]-N-[(5Pyal)]-NH(配列番号165);
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[(1-Me)His]-NH(配列番号166);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLys]-[Lys
    (Ac)]-N-[(1-Me)His]-NH(配列番号167);または
    Ac-[Pen]-N -T-[W(7-Me]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-Me-Lys]-[L
    ys(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号168
    );
    のうちのいずれか1つを含むか、またはそれであり、Pen-Penジスルフィド結合
    を介して、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化される、請求項162に記載
    のペプチド阻害剤;
    またはその医薬的に許容される塩。
  164. 前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-NH(配列番号80);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号104)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号108);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
    -[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号110);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Cys]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号112);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Q
    uin]-[Sarc]-NH(配列番号118);
    Ac-[Pen]-S-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号124);または
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-S-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号125);
    を含むかまたはそれであり、Pen-Penジスルフィド結合を介して、またはAbu
    -Cチオエーテル結合を介して環化される、請求項163に記載のペプチド阻害剤;
    またはその医薬的に許容される塩。
  165. 前記ペプチド阻害剤が、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号105);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号106)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号117);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
    [Sarc]-NH(配列番号126);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-Q-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号127);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号134);
    Ac-[Abu]-Q-T-[W(7-Ph)]-Q-[Cys]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac)]-N
    -[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号135);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号136);
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アセチルアミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号137);または
    Ac-[Pen]-E-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号139);
    を含むかまたはそれであり、Pen-Penジスルフィド結合を介して、またはAbu
    -Cチオエーテル結合を介して環化される、請求項163に記載のペプチド阻害剤;
    またはその医薬的に許容される塩。
  166. 前記ペプチド阻害剤が、以下に列挙するアミノ酸配列:
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[
    Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]
    -E-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号201)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[
    Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]
    -E-N-[(D)His]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号202)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Orn]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号20
    3)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Ser]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号20
    4)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Phe]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号20
    5)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-H-[(D)Tyr]-NH(配列番号206)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[(D)Tyr]-[Pen]-P
    he[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys
    (Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号207
    )、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-H-P-NH(配列番号208)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-H-[(D)Pro]-NH(配列番号209)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Phe(4-CONH2)]-[
    Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys
    ]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配
    列番号210)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-(D
    )Phe[4-NH]-[Sarc]-NH(配列番号211)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-H-NH(配列番号212)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-H-N(H)Me(配列番号213)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Phe(4-NH(Ac))]-
    [Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLy
    s]-[Lys(Ac)]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH
    配列番号214)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Tyr]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号21
    5)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Cit]-[Pen]-Phe[
    4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-[Lys(Ac)
    ]-N-[(D)Lys]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号216)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)His]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号21
    7)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[bAla]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号218)

    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[bAla]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号219)

    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[bAla]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号220)

    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-M
    eLys]-E-N-H-N(H)Me(配列番号221)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[THP]-P-NH(配列番号222)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[THP]-[(D)Pro]-NH(配列番号223)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
    c]-E-N-[bAla]-[Sarc]-NH(配列番号224)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
    c]-E-N-[(D)Val]-[Sarc]-NH(配列番号225)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
    c]-E-N-[(D)Arg]-[Sarc]-NH(配列番号226)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
    c]-E-N-[Hph]-[Sarc]-NH(配列番号227)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-Ph
    e[4-NH]-[Sarc]-NH(配列番号228)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
    c]-E-N-Phe[4-NH]-[Sarc]-NH(配列番号229)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
    c]-E-N-F-[Sarc]-NH(配列番号230)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
    c]-E-N-[THP]-[Sarc]-NH(配列番号231)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
    c]-E-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号232)、
    Ac-[(D)Arg]-[Cys]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[aMeCys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
    Acvc]-E-N-H-[Sarc]-NH(配列番号233)、
    Ac-[(D)Arg]-[Cys]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[aMeCys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
    Acvc]-E-N-[(D)Leu]-[Sarc]-NH(配列番号234)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[Acv
    c]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号235)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[bAla]-[Sarc]-NH(配列番号236)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Val]-[Sarc]-NH(配列番号237)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Arg]-[Sarc]-NH(配列番号238)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[Hph]-[Sarc]-NH(配列番号239)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Tyr]-[Sarc]-NH(配列番号240)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[(D)Tyr]-[Sarc]-NH(配列番号241)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[4Pal]-NH(配列番号242)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[Phe(4-CF3)]-[Sarc]-NH(配列番号243
    )、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-Tyr_CHF2-[Sarc]-NH(配列番号244)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[THP]-P-NH(配列番号245)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号246)

    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号247)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[4Pal]-[Sarc]-NH(配列番号248)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[Phe(2-アミノメチル)]-[Sarc]-NH(配列番号249
    )、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[Pro(4,4diF)]-NH(配列番号250)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[aMePro]-NH(配列番号251)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[Aib]-NH(配列番号252)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Ly
    s(Ac)]-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号253)

    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号261)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[H
    is(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号262)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号266)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-N(H)Me(配列番号267)、
    [(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-
    [Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E
    -N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号270)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]
    -Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3
    Pal]-[Sarc]-NH(配列番号271)、
    Pr-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]- Phe[4-(2-(N-プロピオニルアミノ)エトキシ)]-[
    2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号2
    72)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-(N-(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)
    プロピオニルアミノ)エトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal
    ]-[Sarc]-NH(配列番号273)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal(5-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号276)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal(5-NH)]-[Sarc]-NH(配列番号277)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[Hi
    s(3-Me)]-N(H)Me(配列番号278)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[(D)NMeTyr]-NH(配列番号279)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[Gly(N-シクロヘキシルメチル)]-NH(配列番
    号280)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[Gly(N-イソブチル)]-NH(配列番号281)

    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal(3-Me)]-NH(配列番号282)、
    Ac-[(D)Arg]-[aMeCys]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys
    (Ac)]-[Cys]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
    THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号283)、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号284)、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -aminoethoxy)]-[2-Nal]-[Acvc]-E-N-[3Pal]
    -[Sarc]-NH(配列番号285,159),
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    [Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-
    [Sarc]-NH(配列番号286)、
    Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys
    (Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号287)、
    Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-D-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys
    (Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号288)、
    Ac-[Pen]-[Gly(アリル)]-T-(W(4-F)]-[Lys(Ac)
    ]-[Pen]-[Tyr(O-アリル)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(
    Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号289)、
    Ac-[Pen]-N-D-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号290)、
    Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号291)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    [Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[a-MeLys]-[Lys(Ac
    )]-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号299)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    F-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3Pal]-[Sarc
    ]-NH(配列番号308)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    [(D)Tyr]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[3Pal
    ]-[Sarc]-NH(配列番号309)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    [Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N-[
    3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号310)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    [Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[THP]-[Lys(Ac)]-N
    -[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号311)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-プロ
    ピル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
    HP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号332)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-ブチ
    ル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[TH
    P]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号333)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-イソ
    ブチル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[
    THP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号334)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(N-アセチル-N-ベン
    ジル)]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[T
    HP]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号335)、
    Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    [Phe(4-CONH2)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-E-N-[3Pa
    l]-[Sarc]-NH(配列番号339)、
    Ac-[Pen]-L-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    [Phe(4-OMe)]-[2-Nal]-[aMeLeu]-E-N-[3Pal]
    -[Sarc]-NH(配列番号347)、または
    Ac-[Abu]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号373)、
    のうちのいずれか1つを含むか、またはそれであり、Pen-Penジスルフィド結合
    を介して、またはAbu-Cチオエーテル結合を介して環化される、請求項162に記載
    のペプチド阻害剤;
    またはその医薬的に許容される塩。
  167. 前記ペプチドが、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号104)、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号106)、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号158、162、284)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号247、266)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号261)、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-N(H)Me(配列番号267)、
    であり、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項163または166に記載のペプチド阻害剤、
    またはその医薬的に許容される塩。
  168. 前記ペプチドが、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号104)、
    であり、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項167に記載のペプチド阻害剤、
    またはその医薬的に許容される塩。
  169. 前記ペプチドが、
    Ac-[Pen]-N-T-[W(7-Ph)]-[Lys(Ac)]-[Pen]-
    Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3P
    al]-[Sarc]-NH(配列番号106)、
    であり、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項167に記載のペプチド阻害剤、
    またはその医薬的に許容される塩。
  170. 前記ペプチドが、
    Ac-[Pen]-N-T-W-[Lys(Ac)]-[Pen]-Phe[4-(2
    -アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP]-E-N-[3Pal]-[Sar
    c]-NH(配列番号158、162、284)、
    であり、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項167に記載のペプチド阻害剤、
    またはその医薬的に許容される塩。
  171. 前記ペプチドが、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-[Sarc]-NH(配列番号247、266)、
    であり、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項167に記載のペプチド阻害剤、
    またはその医薬的に許容される塩。
  172. 前記ペプチドが、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[His(3-Me)]-[Sarc]-NH(配列番号261)、
    であり、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項167に記載のペプチド阻害剤、
    またはその医薬的に許容される塩。
  173. 前記ペプチドが、
    Ac-[(D)Arg]-[Pen]-N-T-[W(7-Me)]-[Lys(Ac
    )]-[Pen]-Phe[4-(2-アミノエトキシ)]-[2-Nal]-[THP
    ]-E-N-[3Pal]-N(H)Me(配列番号267)、
    であり、前記ペプチド阻害剤が、Pen-Penジスルフィド結合を介して環化される
    、請求項167に記載のペプチド阻害剤、
    またはその医薬的に許容される塩。
  174. 請求項1~173のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤をコードしている配列を含む
    、ポリヌクレオチド。
  175. 請求項174に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
  176. 請求項1~173のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤またはその医薬的に許容され
    る塩と、医薬的に許容される担体、賦形剤、または希釈剤と、を含む、医薬組成物。
  177. 腸溶性コーティングをさらに含む、請求項176に記載の医薬組成物。
  178. 前記腸溶性コーティングが、対象の下部胃腸系内で前記医薬組成物を保護し、放出する
    、請求項177に記載の医薬組成物。
  179. 対象における炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病、セリアック病(非
    熱帯性スプルー)、血清陰性関節症に関連する腸症、顕微鏡的大腸炎、コラーゲン大腸炎
    、好酸球性胃腸炎、放射線または化学療法に関連する大腸炎、白血球接着不全症-1のよ
    うに自然免疫の障害に関連する大腸炎、慢性肉芽腫性疾患、1b型糖原病、ヘルマンスキ
    ー・パドラック症候群、チェディアック・東症候群、およびウィスコット・アルドリッチ
    症候群、直腸結腸切除術および回腸肛門吻合術後に生じる嚢炎、消化器癌、膵炎、インス
    リン依存性糖尿病、乳房炎、胆嚢炎、胆管炎、胆管周囲炎、慢性気管支炎、慢性副鼻腔炎
    、喘息、乾癬、乾癬性関節炎、または移植片対宿主病を治療する方法であって、有効量の
    請求項1~173のいずれか一項に記載のペプチド阻害剤もしくはペプチド阻害剤もしく
    はその医薬的に許容される塩、または請求項176~178のいずれか一項に記載の医薬
    組成物を前記対象に提供することを含む、方法。
  180. 前記医薬組成物が、
    経口、非経口、静脈内、腹膜内、皮内、皮下、筋肉内、髄腔内、吸入、気化、噴霧、舌
    下、頬側、非経口、直腸、眼内、吸入、局所、膣内、または局所投与経路によって前記対
    象に提供される、請求項179に記載の方法。
  181. 前記医薬組成物が、経口で前記対象に提供される、炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大
    腸炎、またはクローン病を治療するための請求項179に記載の方法。
  182. 前記医薬組成物が、経口、局所、非経口、静脈内、皮下、腹腔内、または静脈内に前記
    対象に提供される、乾癬を治療するための請求項179に記載の方法。
  183. 対象における炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病、セリアック病(非
    熱帯性スプルー)、血清陰性関節症に関連する腸症、顕微鏡的大腸炎、コラーゲン大腸炎
    、好酸球性胃腸炎、放射線または化学療法に関連する大腸炎、白血球接着不全症-1のよ
    うに自然免疫の障害に関連する大腸炎、慢性肉芽腫性疾患、1b型糖原病、ヘルマンスキ
    ー・パドラック症候群、チェディアック・東症候群、およびウィスコット・アルドリッチ
    症候群、直腸結腸切除術および回腸肛門吻合術後に生じる嚢炎、消化器癌、膵炎、インス
    リン依存性糖尿病、乳房炎、胆嚢炎、胆管炎、胆管周囲炎、慢性気管支炎、慢性副鼻腔炎
    、喘息、乾癬、乾癬性関節炎、または移植片対宿主病の、有効量の請求項1~173のい
    ずれか一項に記載のペプチド阻害剤もしくはペプチド阻害剤もしくはその医薬的に許容さ
    れる塩、または請求項176~178のいずれか一項に記載の医薬組成物を前記対象に提
    供することを含む治療において使用するための、請求項1~173のいずれか一項に記載
    のペプチド阻害剤もしくはペプチド阻害剤もしくはその医薬的に許容される塩、または請
    求項176~178のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  184. 前記医薬組成物が、経口、非経口、静脈内、腹膜内、皮内、皮下、筋肉内、髄腔内、吸
    入、気化、噴霧、舌下、頬側、非経口、直腸内、眼内、吸入、局所、膣内、または局所投
    与経路によって前記対象に提供される、請求項183に記載の使用するための組成物。
  185. 前記医薬組成物が、経口で前記対象に提供される、炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大
    腸炎、またはクローン病を治療するための請求項183に記載の使用するための組成物。
  186. 前記医薬組成物が、経口、局所、非経口、静脈内、皮下、腹腔内、または静脈内に前記
    対象に提供される、乾癬を治療するための請求項183に記載の使用するための組成物。
JP2023119000A 2020-01-15 2023-07-21 インターロイキン23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用 Pending JP2023139158A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202062961624P 2020-01-15 2020-01-15
US62/961,624 2020-01-15
PCT/US2021/013463 WO2021146441A1 (en) 2020-01-15 2021-01-14 Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
JP2022543052A JP7441955B2 (ja) 2020-01-15 2021-01-14 インターロイキン23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022543052A Division JP7441955B2 (ja) 2020-01-15 2021-01-14 インターロイキン23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023139158A true JP2023139158A (ja) 2023-10-03
JP2023139158A5 JP2023139158A5 (ja) 2024-01-19

Family

ID=76864704

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022543052A Active JP7441955B2 (ja) 2020-01-15 2021-01-14 インターロイキン23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用
JP2023119000A Pending JP2023139158A (ja) 2020-01-15 2023-07-21 インターロイキン23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022543052A Active JP7441955B2 (ja) 2020-01-15 2021-01-14 インターロイキン23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用

Country Status (20)

Country Link
US (2) US11845808B2 (ja)
EP (1) EP4090670A1 (ja)
JP (2) JP7441955B2 (ja)
KR (1) KR20220141807A (ja)
CN (5) CN118027153A (ja)
AR (1) AR121070A1 (ja)
AU (1) AU2021207653A1 (ja)
BR (1) BR112022013957A2 (ja)
CA (1) CA3167751A1 (ja)
CL (1) CL2022001893A1 (ja)
CO (1) CO2022009931A2 (ja)
CR (1) CR20220332A (ja)
DO (1) DOP2022000147A (ja)
EC (1) ECSP22063238A (ja)
IL (1) IL294680A (ja)
JO (1) JOP20220169A1 (ja)
MX (1) MX2022008741A (ja)
PE (1) PE20230370A1 (ja)
TW (1) TW202140517A (ja)
WO (1) WO2021146441A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2968443B1 (en) 2013-03-15 2021-09-29 Protagonist Therapeutics, Inc. Hepcidin analogues and uses thereof
LT3143037T (lt) 2014-05-16 2021-10-11 Protagonist Therapeutics, Inc. Alfa4beta7 integrino tioeterio peptidų antagonistaii
CN113563423A (zh) 2014-07-17 2021-10-29 领导医疗有限公司 白细胞介素-23受体的口服肽抑制剂以及其治疗炎症性肠病的用途
WO2017117411A1 (en) 2015-12-30 2017-07-06 Protagonist Therapeutics, Inc. Analogues of hepcidin mimetics with improved in vivo half lives
CA3089868A1 (en) 2018-02-08 2019-08-15 Protagonist Therapeutics, Inc. Conjugated hepcidin mimetics
MX2022000397A (es) * 2019-07-10 2022-04-25 Protagonist Therapeutics Inc Inhibidores peptídicos del receptor de interleucina-23 y su uso para tratar enfermedades inflamatorias.
WO2021146454A1 (en) 2020-01-15 2021-07-22 Janssen Biotech, Inc. Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
CR20220332A (es) 2020-01-15 2022-11-28 Janssen Biotech Inc Inhibidores de péptidos del receptor de interleucina-23 y su uso para tratar enfermedades inflamatorias
PE20240631A1 (es) 2020-11-20 2024-03-26 Janssen Pharmaceutica Nv Composiciones de inhibidores peptidicos del receptor de interleucina-23
CN118055773A (zh) * 2021-07-14 2024-05-17 詹森生物科技公司 白介素-23受体的脂化肽抑制剂
EP4373800A1 (en) * 2021-07-23 2024-05-29 Blackstone Therapeutics, LLC A method for preparing hexahydrocannabinol
TW202332682A (zh) 2021-12-01 2023-08-16 丹麥商西蘭製藥公司 介白素—23受體之胜肽抑制劑
TW202342496A (zh) 2022-02-01 2023-11-01 比利時商健生藥品公司 介白素-23受體之肽抑制劑及其醫藥組成物
WO2023177452A1 (en) * 2022-03-14 2023-09-21 Colorado Chromatography, Llc Hydrogenation of cannabigerol and cannabichromene
WO2024003313A1 (en) 2022-06-30 2024-01-04 Sanofi New peptides as selective il-23 receptor antagonists
WO2024114762A1 (zh) * 2022-11-30 2024-06-06 上海翰森生物医药科技有限公司 一种多肽抑制剂、其制备方法和应用

Family Cites Families (143)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4684620A (en) 1984-09-04 1987-08-04 Gibson-Stephens Neuropharmaceuticals, Inc. Cyclic polypeptides having mu-receptor specificity
US4724229A (en) 1986-09-30 1988-02-09 Smithkline Beckman Corporation Arg-arg-arg-vasopressin antagonists
JPH02306947A (ja) 1989-05-01 1990-12-20 Monsanto Co キラルβ―アミノ酸の製造方法
US5192746A (en) 1990-07-09 1993-03-09 Tanabe Seiyaku Co., Ltd. Cyclic cell adhesion modulation compounds
DE69226077T2 (de) 1991-04-05 1998-12-03 Genentech Inc PLAETTCHENAGGREGATIONSINHIBITOREN MIT HOHER SPEZIFIZITAET ZUM GP IIbIIIa
US5569741A (en) 1992-07-27 1996-10-29 Biomeasure, Inc. Cyclic octapeptide neuromedin B receptor antagonists
AU672077B2 (en) 1992-11-12 1996-09-19 Biomeasure, Inc. Opioid peptides
AU673731B2 (en) 1993-06-03 1996-11-21 Banyu Pharmaceutical Co., Ltd. Novel endothelin antagonistic peptide
US6037324A (en) 1996-01-04 2000-03-14 Leukosite, Inc. Inhibitors of MAdCAM-1-mediated interactions and methods of use therefor
US5990084A (en) 1996-04-19 1999-11-23 Novo Nordisk A/S Compounds with growth hormone releasing properties
GB9613112D0 (en) 1996-06-21 1996-08-28 Zeneca Ltd Chemical compounds
US7122623B2 (en) 1996-07-12 2006-10-17 Adherex Technologies, Inc. Compounds and methods for modulating cell adhesion
PL192359B1 (pl) 1996-08-30 2006-10-31 Novo Nordisk As Pochodna GLP-1(7-37) lub analogu GLP-1(7-37), środek farmaceutyczny oraz zastosowanie pochodnej GLP-1(7-37) lub analogu GLP-1(7-37)
US5942492A (en) 1996-11-12 1999-08-24 Angstrom Pharmaceuticals, Inc. Cyclic peptides that bind to urokinase-type plasminogen activator receptor
US5993811A (en) 1997-02-03 1999-11-30 Biology Associates, Llc Method and compositions for preventing and treating the systemic inflammatory response syndrome including sepsis
EP0998309A1 (en) 1997-07-11 2000-05-10 Innerdyne Medical, Inc. Methods and systems for preparing and sealing radiation delivery structures
US6818617B1 (en) 1997-08-15 2004-11-16 Temple University- Of The Commonwealth System Of Higher Education EC-3, an inhibitor of α4β1 and α4β7 integrins
EP1033983A1 (en) 1997-11-24 2000-09-13 Merck & Co., Inc. Cyclic amino acid derivatives as cell adhesion inhibitors
US8038984B2 (en) 1998-06-20 2011-10-18 Washington University Membrane-permeant peptide complexes for treatment of sepsis
JP2002524108A (ja) 1998-07-28 2002-08-06 インナーダイン, インコーポレイテッド 吸収性近接照射療法および化学療法送達デバイスならびに方法
CA2341029A1 (en) 1998-08-17 2000-02-24 Abgenix, Inc. Generation of modified molecules with increased serum half-lives
US6087334A (en) 1998-08-21 2000-07-11 Amylin Pharmaceuticals, Inc. Anti-diabetic peptides
AUPP616498A0 (en) 1998-09-25 1998-10-15 University Of Queensland, The Synthesis of cyclic peptides
AUPP616598A0 (en) 1998-09-25 1998-10-15 University Of Queensland, The Auxiliary for amide bond formation
AUPP660698A0 (en) 1998-10-21 1998-11-12 University Of Queensland, The A method of protein engineering
US6451987B1 (en) 1999-03-15 2002-09-17 Novo Nordisk A/S Ion exchange chromatography of proteins and peptides
RU2001128068A (ru) 1999-03-17 2004-02-20 Ново Нордиск А/С (DK) Способ ацилирования пептидов и новые ацилирующие агенты
IL145748A0 (en) 1999-04-12 2002-07-25 Aventis Pharma Ltd Substituted bicyclic heteroaryl compounds as integrin antagonists
AU2001262089A1 (en) 2000-03-14 2001-09-24 Novartis Ag Alpha4beta1 and alpha4beta7 integrin inhibitors
US20110131679A2 (en) 2000-04-19 2011-06-02 Thomas La Rosa Rice Nucleic Acid Molecules and Other Molecules Associated with Plants and Uses Thereof for Plant Improvement
SK9072003A3 (en) 2001-01-09 2003-11-04 Merck Patent Gmbh Combination therapy using receptor tyrosine kinase inhibitors and angiogenesis inhibitors
DE10107707A1 (de) 2001-02-19 2002-08-29 Wilex Biotechnology Gmbh Antagonisten für alpha¶4¶beta¶7¶-Integrin
AUPS039702A0 (en) 2002-02-08 2002-03-07 University Of Queensland, The Common protein surface shapes and uses therefor
US20030166138A1 (en) 2002-02-21 2003-09-04 Todd Kinsella Cyclic peptides and analogs useful to treat allergies
JP2005533855A (ja) 2002-07-24 2005-11-10 インターツェル・アクチェンゲゼルシャフト 病原性ウイルスからの別のリーディングフレームによりコードされる抗原
AU2003301059A1 (en) 2002-12-18 2004-07-22 Wyeth Methods for screening, treating and diagnosing inflammatory bowel disease and compositions thereof
US20070032417A1 (en) 2002-12-24 2007-02-08 Walter And Eliza Hall Institute Of Medical Research Peptides and therapeutic uses thereof
EP2006298A3 (en) 2003-04-15 2009-04-22 Xenon Pharmaceuticals Inc. Juvenile hemochromatosis gene (HFE2A), expression products and uses thereof
EP1680443B9 (en) 2003-11-05 2014-09-03 Dana-Farber Cancer Institute, Inc. Stabilized alpha helical peptides and uses thereof
EP1695255B1 (en) 2003-12-19 2016-09-07 Applied Biosystems, LLC Methods and systems for protein and peptide evidence assembly
AP2006003689A0 (en) 2004-01-09 2006-08-31 Pfizer Antibodies to MAdCAM
US8536140B2 (en) 2004-03-12 2013-09-17 Mti Meta Tech Inc. Methods for treating inflammatory bowel disease
CA2578592A1 (en) 2004-06-24 2006-01-05 The Walter And Eliza Hall Institute Of Medical Research Conjugates and therapeutic uses thereof
NZ554331A (en) 2004-09-23 2009-04-30 Univ Melbourne Antigenic complex for the diagnosis and treatment of porphyromonas gingivalis infection
WO2006062685A2 (en) 2004-11-11 2006-06-15 Affymax, Inc. Novel peptides that bind to the erythropoietin receptor
WO2006058539A2 (en) 2004-11-30 2006-06-08 Gastrotech Pharma A/S Growth hormone secretagogue receptor 1a ligands
US20100183617A1 (en) 2005-02-23 2010-07-22 University Of Virginia Patent Foundation Compositions and methods for regulating sas1r
US7534764B2 (en) 2005-06-29 2009-05-19 The Regents Of The University Of California Competitive regulation of hepcidin mRNA by soluble and cell-associated hemojuvelin
CA2622441A1 (en) 2005-09-27 2007-04-05 Amunix, Inc. Proteinaceous pharmaceuticals and uses thereof
US7790862B2 (en) 2006-06-13 2010-09-07 Zymogenetics, Inc. IL-17 and IL-23 antagonists and methods of using the same
EP2371957A1 (en) 2006-04-12 2011-10-05 Isis Pharmaceuticals, Inc. Compositions and their uses directed to hepcidin
GB0610395D0 (en) 2006-05-25 2006-07-05 Ge Healthcare Ltd Novel imaging agents
US20080019913A1 (en) 2006-07-07 2008-01-24 University Of Arizona Office Of Technology Transfer Enkepahlin analogs with improved bioavailability
CA2657338C (en) 2006-07-21 2013-10-22 Cristalia Produtos Quimicos Farmaceuticos Ltda. Anti-inflammatory and antiallergic cyclic peptides
WO2008045252A2 (en) 2006-10-04 2008-04-17 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Engineered integrin binding peptides
US7713937B2 (en) 2006-11-10 2010-05-11 Cara Therapeutics, Inc. Synthetic peptide amides and dimeric forms thereof
US9193790B2 (en) 2006-12-07 2015-11-24 The United States Of America, As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services Use of antagonists of the interaction between HIV GP120 and A4B7 integrin
PE20130588A1 (es) 2007-02-02 2013-05-21 Amgen Inc Hepcidina, antagonistas de la hepcidina y metodos de uso
KR20150116465A (ko) 2007-02-15 2015-10-15 인디애나 유니버시티 리서치 앤드 테크놀로지 코퍼레이션 글루카곤/glp-1 수용체 공동-항진물질
KR101520110B1 (ko) 2007-02-23 2015-05-18 머크 샤프 앤드 돔 코포레이션 가공된 항-IL-23p19 항체
US20080260820A1 (en) 2007-04-19 2008-10-23 Gilles Borrelly Oral dosage formulations of protease-resistant polypeptides
WO2008134659A2 (en) 2007-04-27 2008-11-06 Zymogenetics, Inc. Antagonists to il-17a, il-17f, and il-23p19 and methods of use
WO2008144041A1 (en) 2007-05-21 2008-11-27 The Ohio State University Research Foundation Hepcidins as biomarkers for impending lupus nephritis flare
WO2009002947A2 (en) 2007-06-22 2008-12-31 Affymax, Inc. Compounds and peptides that bind the trail receptor
AU2008273814A1 (en) 2007-07-06 2009-01-15 Valorisation Hsj, Societe En Commandite IL-23 receptor antagonists and uses thereof
CN101358201A (zh) 2007-07-31 2009-02-04 钱忠明 重组人铁调素腺病毒、其制备方法及应用
CN101307085B (zh) 2007-08-01 2012-06-13 香港理工大学深圳研究院 抑制铁调素调节蛋白的siRNA、重组慢病毒及其应用
CA2707840A1 (en) 2007-08-20 2009-02-26 Allozyne, Inc. Amino acid substituted molecules
GR1006896B (el) 2007-08-24 2010-07-20 Ελληνικο Ινστιτουτο Παστερ, Μεθοδος παραγωγης μιας πεπτιδικης ορμονης
WO2009039185A1 (en) 2007-09-17 2009-03-26 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Uses of immunologically modified scaffold for tissue prevascularization and cell transplantation
WO2009045536A2 (en) 2007-10-05 2009-04-09 The University Of North Carolina At Chapel Hill Receptor targeted oligonucleotides
EP2352762A1 (en) 2008-11-03 2011-08-10 Schering Corporation Inflammatory bowel disease biomarkers and related methods of treatment
BRPI0922708A2 (pt) 2008-12-05 2018-11-06 Univ California peptídeos mini-hepcidina e métodos de uso do mesmo
DE102009007381A1 (de) 2009-01-29 2010-08-05 Amp-Therapeutics Gmbh & Co. Kg Antibiotische Peptide
US8999935B2 (en) 2009-02-11 2015-04-07 New York University Treatment of osteoporosis in peri- and post-menopausal women with hepcidin
ES2525179T3 (es) 2009-04-08 2014-12-18 Takeda Pharmaceutical Company Limited Derivado de neuromedina U
TWI578992B (zh) 2009-04-30 2017-04-21 諾克森製藥股份有限公司 與鐵調節激素(hepcidin)結合之核酸類
US20110142889A1 (en) 2009-12-16 2011-06-16 Nod Pharmaceuticals, Inc. Compositions and methods for oral drug delivery
AU2011207432A1 (en) 2010-01-25 2012-08-02 Cornell University Aromatic-cationic peptides and uses of same
US9523073B2 (en) 2010-03-31 2016-12-20 Medical Diagnostic Laboratories, Llc Elisa for a naturally-occurring soluble truncated form of IL-23 receptor
JP2011231085A (ja) 2010-04-30 2011-11-17 Osaka Prefecture Univ 環状ペプチド
US20130236977A1 (en) 2010-05-24 2013-09-12 Children's Medical Center Corporation Compositions and methods for plasma peptide analysis
IT1406051B1 (it) 2010-08-05 2014-02-06 D M G Italia S R L Uso di hmgb1 come marcatore biologico di infiammazione intestinale umana, metodo non invasivo per la sua rilevazione in campioni fecali e kit relativo.
PL2603232T3 (pl) 2010-08-11 2020-05-18 Ironwood Pharmaceuticals, Inc. Stabilne formulacje linaklotydu
EP2444101A1 (en) 2010-10-21 2012-04-25 Universitätsklinikum Freiburg Selective targeting of the CD40L/Mac-1 interaction by small peptide inhibitors and its use for the treatment of inflammation and atherogenesis
US9243034B2 (en) 2011-01-27 2016-01-26 Ramot At Tel-Aviv University Ltd. Glycogen synthase kinase-3 inhibitors
US9169292B2 (en) 2011-06-14 2015-10-27 Medical Diagnostic Laboratories, Llc Polypeptides that bound to IL-23 receptor and inhibit binding of IL-23 and cell signaling thereof
US8946150B2 (en) 2011-06-14 2015-02-03 Medical Diagnostic Laboratories, LLC. Polypeptides that bound to IL-23 receptor and inhibit binding of IL-23 and cell signaling thereof
US9605027B2 (en) 2011-06-14 2017-03-28 Medical Diagnostic Laboratories, Llc Polypeptides that bound to IL-23 receptor and inhibit binding of IL-23 and cell signaling thereof
CN105126071A (zh) 2011-06-14 2015-12-09 康肽德生物医药技术有限公司 芳香族阳离子肽及其用途
CN104011066A (zh) 2011-12-09 2014-08-27 加利福尼亚大学董事会 经修饰的微型铁调素肽及其使用方法
US20150157692A1 (en) 2012-05-23 2015-06-11 The University Of Chicago Methods of treating obesity
US9024044B2 (en) 2012-06-14 2015-05-05 Ajinomoto Co., Inc. Heteroarylcarboxylic acid ester derivative
US9273093B2 (en) 2012-10-11 2016-03-01 Protagonist Therapeutics, Inc. α4β7 peptide dimer antagonists
CA2901436A1 (en) 2013-02-15 2014-08-21 Srx Cardio, Llc Proprotein convertase subtilisin/kexin type 9 (pcsk9) allosteric binding ligands to modulate serum low density lipoprotein (ldl) levels
EP2968443B1 (en) 2013-03-15 2021-09-29 Protagonist Therapeutics, Inc. Hepcidin analogues and uses thereof
US20140294902A1 (en) 2013-04-02 2014-10-02 Protagonist Therapeutics, Inc. Novel a4b7 peptide antagonists
US20140294901A1 (en) 2013-04-02 2014-10-02 Protagonist Therapeutics, Inc. Novel a4b7 peptide dimer antagonists
ES2765300T3 (es) 2013-06-24 2020-06-08 Canbas Co Ltd Péptidos y peptidomiméticos en usos combinados y tratamientos para subpoblaciones de pacientes con cáncer
WO2014210056A1 (en) 2013-06-27 2014-12-31 Stealth Peptides International, Inc. Peptide therapeutics and methods for using same
AU2014331812B2 (en) 2013-10-09 2019-01-17 Bausch Health Ireland Limited Agonists of guanylate cyclase useful for downregulation of pro-inflammatory cytokines
US9284362B2 (en) 2014-01-22 2016-03-15 Wisconsin Alumni Research Foundation α/β-peptide mimics of Z-domain peptides
AU2015243990A1 (en) 2014-04-07 2016-11-10 La Jolla Pharmaceutical Company Hepcidin mimetic peptides and uses thereof
LT3143037T (lt) 2014-05-16 2021-10-11 Protagonist Therapeutics, Inc. Alfa4beta7 integrino tioeterio peptidų antagonistaii
WO2015183963A2 (en) 2014-05-28 2015-12-03 Stealth Peptides International, Inc. Therapeutic compositions including redox-active parabenzoquinones and uses thereof
CA2953721A1 (en) 2014-06-27 2015-12-30 Protagonist Therapeutics, Inc. Hepcidin and mini-hepcidin analogues and uses therof
WO2016004093A2 (en) 2014-07-01 2016-01-07 Stealth Biotherapeutics Corp Therapeutic compositions including galectin-3 inhibitors and uses thereof
CN113563423A (zh) 2014-07-17 2021-10-29 领导医疗有限公司 白细胞介素-23受体的口服肽抑制剂以及其治疗炎症性肠病的用途
US9809623B2 (en) 2014-10-01 2017-11-07 Protagonist Therapeutics, Inc. α4β7 peptide monomer and dimer antagonists
EP3201217A4 (en) 2014-10-01 2018-07-18 Protagonist Therapeutics Inc. Novel cyclic monomer and dimer peptides having integrin antagonist activity
JP2018508466A (ja) 2014-12-29 2018-03-29 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア S−アルキル化ヘプシジンペプチドならびにその作製及び使用方法
US20160199437A1 (en) 2015-01-08 2016-07-14 D. Travis Wilson Therapeutic compositions including iron chelators and uses thereof
US20170369871A1 (en) 2015-01-12 2017-12-28 Synthorx, Inc. Incorporation of unnatural nucleotides and methods thereof
US20160228491A1 (en) 2015-02-09 2016-08-11 Stealth Biotherapeutics Corp Therapeutic compositions including phenazine-3-one and phenothiazine-3-one derivatives and uses thereof
WO2016195663A1 (en) 2015-06-02 2016-12-08 Stealth Peptides International, Inc. Therapeutic compositions including bpm 31510, variants and analogues thereof, and uses thereof
WO2016200364A1 (en) 2015-06-08 2016-12-15 Stealth Peptides International, Inc. THERAPEUTIC COMPOSITIONS INCLUDING SkQ COMPOUNDS AND USES THEREOF
WO2017011820A2 (en) 2015-07-15 2017-01-19 Protagonist Therapeutics, Inc. Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
US10787490B2 (en) 2015-07-15 2020-09-29 Protaganist Therapeutics, Inc. Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
WO2017117411A1 (en) 2015-12-30 2017-07-06 Protagonist Therapeutics, Inc. Analogues of hepcidin mimetics with improved in vivo half lives
CN109195618A (zh) 2016-03-23 2019-01-11 领导医疗有限公司 用于合成α4β7肽拮抗剂的方法
US20190264197A1 (en) 2016-07-27 2019-08-29 Protagonist Therapeutics, Inc. Disulfide-rich peptide libraries and methods of use thereof
WO2018022937A1 (en) 2016-07-27 2018-02-01 Protagonist Therapeutics, Inc. Peptide inhibitors of interleukin-23 and their use to treat inflammatory diseases
US20200064357A1 (en) 2016-11-09 2020-02-27 Protagonist Therapeutics, Inc. Methods for determining and monitoring gastrointestinal inflammation
US11192918B2 (en) 2016-12-06 2021-12-07 Stichting Voor De Technische Wetenschappen Multicyclic peptides and methods for their preparation
JP2020505352A (ja) 2017-01-18 2020-02-20 プロタゴニスト セラピューティクス, インコーポレイテッド インターロイキン−23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのそれらの使用
US10278957B2 (en) 2017-09-11 2019-05-07 Protagonist Therapeutics, Inc. Opioid agonist peptides and uses thereof
CA3089868A1 (en) 2018-02-08 2019-08-15 Protagonist Therapeutics, Inc. Conjugated hepcidin mimetics
US20220257600A1 (en) 2018-06-20 2022-08-18 Progenity, Inc. Treatment of a disease of the gastrointestinal tract with a jak or other kinase inhibitor
JOP20190150A1 (ar) 2018-06-21 2019-12-21 Merck Sharp & Dohme مركبات مناهضة لـ pcsk9
WO2020014646A1 (en) 2018-07-12 2020-01-16 Protagonist Therapeutics, Inc. Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
EP3953376A4 (en) 2019-03-28 2023-07-12 Protagonist Therapeutics, Inc. METHODS OF SYNTHESIS OF BETA HOMOAMINO ACIDS
WO2021007433A1 (en) 2019-07-10 2021-01-14 Protagonist Therapeutics, Inc. Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
MX2022000397A (es) 2019-07-10 2022-04-25 Protagonist Therapeutics Inc Inhibidores peptídicos del receptor de interleucina-23 y su uso para tratar enfermedades inflamatorias.
KR20220075343A (ko) 2019-09-03 2022-06-08 프로타고니스트 테라퓨틱스, 인코포레이티드 접합된 헵시딘 모방체
US20230063321A1 (en) 2020-01-10 2023-03-02 Suneel Kumar Gupta Methods for Treating Inflammatory Bowel Diseases with alpha4beta7 Integrin Antagonists
WO2021146458A1 (en) 2020-01-15 2021-07-22 Protagonist Therapeutics, Inc. Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
CR20220332A (es) 2020-01-15 2022-11-28 Janssen Biotech Inc Inhibidores de péptidos del receptor de interleucina-23 y su uso para tratar enfermedades inflamatorias
WO2021146454A1 (en) 2020-01-15 2021-07-22 Janssen Biotech, Inc. Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
WO2022026633A1 (en) 2020-07-28 2022-02-03 Protagonist Therapeutics, Inc. Conjugated hepcidin mimetics
PE20240631A1 (es) 2020-11-20 2024-03-26 Janssen Pharmaceutica Nv Composiciones de inhibidores peptidicos del receptor de interleucina-23
AU2022249095A1 (en) 2021-04-01 2023-10-12 Protagonist Therapeutics, Inc. Conjugated hepcidin mimetics
WO2022212698A1 (en) 2021-04-01 2022-10-06 Protagonist Therapeutics, Inc. Conjugated hepcidin mimetics
CA3220871A1 (en) 2021-06-14 2022-12-22 Protagonist Therapeutics, Inc. Hepcidin mimetics for treatment of hereditary hemochromatosis

Also Published As

Publication number Publication date
TW202140517A (zh) 2021-11-01
US20240150405A1 (en) 2024-05-09
ECSP22063238A (es) 2022-09-30
AU2021207653A1 (en) 2022-08-04
AR121070A1 (es) 2022-04-13
MX2022008741A (es) 2022-10-03
CN118005736A (zh) 2024-05-10
CR20220332A (es) 2022-11-28
US11845808B2 (en) 2023-12-19
EP4090670A1 (en) 2022-11-23
CN118005737A (zh) 2024-05-10
PE20230370A1 (es) 2023-03-06
JP7441955B2 (ja) 2024-03-01
BR112022013957A2 (pt) 2022-10-11
DOP2022000147A (es) 2023-01-15
WO2021146441A1 (en) 2021-07-22
CO2022009931A2 (es) 2022-10-21
CL2022001893A1 (es) 2023-03-03
JP2023511552A (ja) 2023-03-20
CN115298196A (zh) 2022-11-04
JOP20220169A1 (ar) 2023-01-30
IL294680A (en) 2022-09-01
KR20220141807A (ko) 2022-10-20
CA3167751A1 (en) 2021-07-22
CN118063554A (zh) 2024-05-24
US20210261622A1 (en) 2021-08-26
CN118027153A (zh) 2024-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7441955B2 (ja) インターロイキン23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用
US12018057B2 (en) Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
JP2023014346A (ja) インターロイキン-23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのそれらの使用
JP2021530477A (ja) インターロイキン−23受容体のペプチド阻害剤および炎症性疾患を治療するためのその使用
US11041000B2 (en) Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
WO2021007433A1 (en) Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
WO2021146458A1 (en) Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases
KR20240034223A (ko) 인터류킨-23 수용체의 바이사이클릭 펩티드 억제제
OA21041A (en) Peptide inhibitors of interleukin-23 receptor and their use to treat inflammatory diseases.

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240111