JP2023138977A - 振動波モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】低密度でも良好な駆動特性を得ることができる振動波モータを提供する。【解決手段】本発明の振動波モータ10は、電気機械変換素子13との、前記電気機械変換素子13の振動により、駆動面に振動波が生じる弾性体12と、前記弾性体12の前記駆動面に接触し、前記振動波によって回転駆動される相対運動部材15と、を備え前記電気機械変換素子13は、密度が4.2~6.0×103kg/m3であり、前記弾性体12の前記駆動面側には複数の溝12cが設けられ、前記複数の溝12cの少なくとも一つの溝の深さをTとし、前記溝12cの底部から前記電気機械変換素子が接触する前記弾性体の接合面までの厚さをBとし、前記電気機械変換素子13の厚さをCと定義した場合、T/(B+C)の値が、1.3~2.8の範囲である。【選択図】図10

Description

本発明は、振動波モータ及び光学機器に関するものである。
振動波モータは、圧電体の伸縮を利用して弾性体の駆動面に進行性振動波(後は進行波と略する)を発生させる(特許文献1参照)。この様な振動波モータの振動子は、一般的には、電気機械変換素子(以降、圧電体と称する)と、弾性体とから構成される。従来、圧電体は、一般的には通称PZTと呼ばれるチタン酸ジルコン酸鉛といった材料から構成されているが、近年では環境問題から鉛フリーの材料が研究され、振動波モータへの搭載が検討されている(特許文献1参照)。
特公平1-17354号公報
本発明は、電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の振動により、駆動面に振動波が生じる弾性体と、前記弾性体の前記駆動面に接触し、前記振動波によって回転駆動される相対運動部材と、を備える振動波モ-タにおいて、前記電気機械変換素子は、密度が4.2~6.0×10kg/mであり、前記弾性体の前記駆動面側には複数の溝が設けられ、前記複数の溝の少なくとも一つの溝の深さをTとし、前記溝の底部から前記電気機械変換素子が接触する前記弾性体の接合面までの厚さをBとし、前記電気機械変換素子の厚さをCと定義した場合、T/(B+C)の値が、1.3~2.8の範囲である、構成とした。
また、本発明の光学機器は、上記振動波モータを備える構成とした。
実施形態の振動波モータ10を組み込んだレンズ鏡筒20及びカメラ1の概略断面図である。 振動子11および移動子15の一部を切り欠いた斜視図である。 圧電体13を示す図で、(a)は弾性体との接合面、(b)その裏面である。 実施形態の振動波モータ10の駆動装置80を説明するブロック図である。 振動波モータ10の振動子11の等価回路を説明する図であり、(a)は等価回路、(b)は機械的品質係数Qmの計算式である。 T値、B値、C値をそれぞれ変化させ、CAE解析にてLm値を算出した結果を示したグラフである。 T/(B+C)と駆動電圧との関係を示したグラフである。 T/(B+C)と振動子11の突起部12dの挙動との関係を説明する図であり、(a)は、T/(B+C)が小さい場合、(b)は、T/(B+C)が大きい場合である。 振動波モータ10を起動する時のシーケンスである。 図7のグラフに数値を記入した図である。
以下、振動波モータ10の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、実施形態の振動波モータ10を組み込んだレンズ鏡筒20及びカメラ1の概略断面図である。
実施形態は、振動波モータとして、円環型振動波モータ10について説明する。
レンズ鏡筒20は外側固定筒31と内側固定筒32を有する。その外側固定筒31と内側固定筒32との間に振動波モータ10を有するモータユニットを固定する機構となっている。
駆動回路40は、レンズ鏡筒20の外側固定筒31と内側固定筒32の間に設けられ、振動波モータ10の駆動、制御、回転数の検出、振動センサーの検出等を行う。
次に、振動波モータ10について説明する。振動波モータ10は、振動子11と移動子15とを有する。図2は、振動子11および移動子15の一部を切り欠いた斜視図である。
振動子11は、電気エネルギ-を機械エネルギ-に変換する圧電素子や電歪素子等を例とした電気機械変換素子(以下、圧電体13と称する)と、圧電体13を接合した弾性体12とから構成されている。振動子11には進行波が発生するようにされているが、本実施形態では一例として9波の進行波として説明する。
弾性体12は、共振先鋭度が大きな金属材料から成り、円環形状を有する。弾性体12における圧電体13が接合される反対面には溝12cが切ってある。突起部12d(溝12cがない箇所)の先端面が駆動面12aとなり移動子15に加圧接触される。溝12cを切る理由は、進行波の中立面にできる限り圧電体13側に近づけ、これにより駆動面12aの進行波の振幅を増幅させるためである。
弾性体12の内周側には、径方向に延伸したフランジ部12eが設けられており、フランジ部12eには、不図示の切欠き部が設けられており、該切欠き部に固定部14に設けられた不図示の突起部と嵌めあい、弾性体12の円周方向の動きを規制している。
図3は、圧電体13を示す図で、(a)は弾性体との接合面、(b)その裏面である。圧電体13の接合面は、円周方向に沿って2つの相(A相、B相)に分かれている。各相においては、1/2波長毎に分極が交互となった要素が並べられていて、A相とB相との間には1/4波長分間隔が空くようにしてある。表面に設けられた電極や電極パターンについては後述する。
移動子15は、アルミニウムといった軽金属からなり、摺動面15aの表面には耐摩耗性向上のための摺動材料が設けられている。移動子15の振動子11と反対面には、移動子15の縦方向の振動を吸収するために、ゴムの様な振動吸収部材23が配置され、その上には出力伝達部材24が配置されている。
移動子15の上には、移動子15の縦方向の振動を吸収するために、ゴムの様な振動吸収部材23が配置され、その上には出力伝達部材24が配置されている。
出力伝達部材24は、固定部14に設けられたベアリング25により、加圧方向と径方向とが規制され、これにより移動子15の加圧方向と径方向とが規制されるようにされている。出力伝達部材24は、突起部24aを有し、そこからカム環36に接続されたフォーク35がかん合しており、出力伝達部材24の回転とともに、カム環36が回転される。
カム環36には、キー溝37がカム環36に斜めに切られている。AF環34に設けられた固定ピン38が、キー溝37にかん合していて、カム環36が回転駆動することにより、光軸方向に直進方向にAF環34が駆動され、所望の位置に停止できる様にされている。
圧電体13と加圧バネ18の間には、不織布またはフェルトの様な振動伝達防止部材16が設けられており、振動子11の振動を加圧バネ18や押え環19等に伝わらない様にされている。
加圧バネ18は、皿バネまたはウエーブワッシャーにより構成されている。
固定部14は、押え環19がネジにより取り付けられ、これを取り付けることで、出力伝達部材24から移動子15、振動子11、加圧バネ18までを一つのモータユニットとして構成できるようになる。
図3は、上述のように圧電体13を示す図で、(a)は弾性体との接合面、(b)その裏面である。圧電体13の接合面である第1面13Aには、複数の電極部131が設けられている。本実施形態においては、周方向に沿って進行波の波長の1/2波長に相当する長さの電極部131を16個設ける。
その電極部131を、それを左右8個ずつに分けた群とする。片方の群はA相の駆動電圧が伝わる様にし、もう片方の群はB相の駆動電圧が伝わる様にする。A相とB相との間には、1/4波長分の電極部131Cと3/4波長分の電極131Dとを設け、計18個の電極部131が設けられている。
実施形態では、この18個の電極部131が設けられている側が、弾性体12に接合する。
一方、図3(b)に示す第1面と反対面である第2面には、第1面においてA相の電極部がある位置に、A相の電極群を結合した様な電極を設ける。
同様に、B相の電極群の位置に、B相の電極群を結合した様な電極を設け、A相とB相との間には、1/4波長分の電極部132Cと3/4波長分の電極部132Dとを設け、計4個の電極部132が設けられている。
実施形態においては、この第2面にA相駆動信号とB相駆動信号を加え、1/4波長部は、導電塗料で弾性体12と短絡させ、GNDをとる様にしている。
実施形態に用いる圧電体13の材料は、鉛フリー材と呼ばれるもので、ニオブ酸カリウムナトリウム、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸ナトリウム、チタン酸バリウムを主成分とした材料である。
図4は、実施形態の振動波モータ10の駆動装置80を説明するブロック図である。
まず、振動波モータ10の駆動/制御部68について説明する。
発振部60は、制御部68の指令により所望の周波数の駆動信号を発生する。移相部62は、発振部60で発生した駆動信号を位相の異なる2つの駆動信号に分ける。
増幅部64は、移相部62によって分けられた2つの駆動信号をそれぞれ所望の電圧に昇圧する。増幅部64からの駆動信号は、振動波モータ10に伝達され、この駆動信号の印加により振動体に進行波が発生し、移動子15が駆動される。
回転検出部66は、光学式エンコーダや磁気エンコ-ダ等により構成され、移動子15の駆動によって駆動された駆動物の位置や速度を検出し、検出値を電気信号として制御部68に伝達する。
制御部68は、レンズ鏡筒20内またはカメラ1本体のCPUからの駆動指令を基に振動波モータ10の駆動を制御する。制御部68は、回転検出部66からの検出信号を受け、その値を基に、位置情報と速度情報を得て、目標位置に位置決めされるように発振部60の周波数を制御する。制御部68は、回転方向に切換時には移相部62の位相差を変更する。
次に、実施形態の振動波モータ10の動作を説明する。
制御部68から、駆動指令が発令されると、発振部60は駆動信号を発生させる。駆動信号は移相部62により90度位相の異なる2つの駆動信号に分割され、増幅部64により所望の電圧に増幅される。
駆動信号は、振動波モータ10の圧電体13に印加され、圧電体13は励振される。その励振によって弾性体12には9次の曲げ振動が発生する。
圧電体13はA相とB相とに分けられており、駆動信号はそれぞれA相とB相に印加される。
A相から発生する9次曲げ振動とB相から発生する9次曲げ振動とは位置的な位相が1/4波長ずれるようになっており、また、A相駆動信号とB相駆動信号とは90度位相がずれているため、2つの曲げ振動は合成され、9波の進行波となる。
進行波の波頭には楕円運動が生じている。したがって、駆動面12aに加圧接触された移動子15は、この楕円運動によって摩擦的に駆動される。移動子15の駆動により駆動された駆動体には、光学式エンコ-ダが配置されていて、そこから、電気パルスが発生し、制御部68に伝達される。制御部68は、この信号を基に、現在の位置と現在の速度を得ることが可能となる。
本実施形態では、上述のように、圧電体13として、環境問題に考慮し、鉛フリー材を使用する。
しかし、本発明者らの鋭意検討の結果、鉛フリーの圧電体13を振動波モータ10に搭載した場合、同一条件下におけるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)の圧電体と同様な駆動性能を得ることが困難であることがわかった。
その原因究明すべく、CAE(computer aided engineering)解析等を用いて検討したところ、鉛フリーの圧電体13とPZTとの密度が異なっていることが判明した。
鉛フリーの圧電体13の密度は、例えば、ニオブ系の材料の場合は4.2~4.7×10kg/m、チタン酸バリウム系の材料の場合には5.5~6.0×10kg/mである。これに対してPZTは7.7~7.8×10kg/mである。
すなわち、鉛フリーの圧電体13は、PZTと比較して、20数%から40数%密度が小さい。
(等価回路)
図5は、振動波モータ10の振動子11の等価回路を説明する図であり、(a)は等価回路、(b)は機械的品質係数Qmの計算式である。
図中、Lmは等価インダクタンス、Cmは等価容量、Rは共振抵抗、Cdは圧電体13の静電容量を示す。
LmやCmの値は、振動子11の共振特性に影響する。機械的品質係数Qmは、共振特性を示す尺度で、このQm値が大きいほど共振特性が良いことを示す。
Qmは式1に示す様に、Lm値が大きいほど大きくなることがわかる。
以下に示す表1は、各材料を圧電体13とした時にLm値、Cm値をCAE解析で算出した値である。
ここで圧電体13のモデルは以下とした。
外径:62mm、
内径:55mm、
振動子11の厚さ:4.22mm、
駆動面12a側に設けた溝12cの数:48個、
溝12cの深さ:1.92mm、
Figure 2023138977000002
表1に示すように、PZTのLm値が0.341であるのに対して、チタン酸バリウム系のLm値は0.325、ニオブ酸系のLm値は0.313である。すなわち、密度が小さくなるほどLm値が小さくなる。鉛フリーの圧電体13を振動子11に組み込んだ場合、PZTの圧電体を組み込んだ場合と比べてLm値が小さくなる。即ち、鉛フリーの圧電体13を組み込んだ場合の機械的品質係数Qmは、PZTの圧電体を組み込んだ場合よりも小さくなる。このため、PZTの圧電体13を組み込んだ場合に比べて鉛フリーの圧電体13を組み込んだ場合は、所望の共振特性を得ることが困難となっていたことが分かった。
振動波モータ10は、共振を利用する原理のため、振動子11に所望の振動特性が得られないと、移動子15を組み合わせた状態での駆動性能が得にくい。したがって、鉛フリーの圧電体13を用いた振動子11では、所望の駆動性能を得にくい傾向がある。
そこで、鉛フリーの圧電体13を用いた振動子11の共振特性を向上させるために、Lm値が向上する振動子11の寸法の傾向を調査した。
ここで、弾性体12の櫛歯に設けた溝12cの深さをT、溝12cの底部から圧電体13との接合面までの厚さをB、圧電体13の厚さをC、とする。
図6は、
T値:1.9~2.8、
B値:1.3~1.8、
C値:0.25~0.5、
の範囲において、それぞれ変化させ、CAE解析にてLm値を算出した結果を示したグラフである。
計算結果より、T/(B+C)の値と、Lmとに相関があることがわかる。これは、Lmは、Tの値が大きいほど大きい値になり、一方、B値が小さいほどまたはC値が小さいほど、大きい値になるためである。
そこで、密度がPZTと、PZTよりも小さいニオブ系材料(4.2~4.7×10kg/m)とで、T/(B+C)値を変えた場合、各圧電体材料において、振動子11のLm値がどの様な値となるのか、CAEにて算出した。その結果について、T/(B+C)が1.2、1.3、2、2.8の場合におけるに対する算出値を表2に示す。
Figure 2023138977000003
なお、表2は、
T値:1.9~3.5、
B値:1.0~2.2、
C値:0.25~0.8、
の範囲において、それぞれ変化させ、CAE解析にてLm値を算出した結果を示す。
4.2~4.7×10kg/mの範囲は、一般的なニオブ系の圧電材料の密度の範囲なので、その上限密度値と下限密度値にてCAE解析を実施した。
表2に示すように、密度が小さいほどLm値が小さくなり、一方、T/(B+C)値を大きくすれば、PZTを搭載した振動子11に相当する値が得られることがわかった。
しかしながら、T/(B+C)値を大きくした時の弊害も考えられる。このため、ニオブ系材料を搭載した振動を試作して、振動モータとしての共振特性を調査することとした。
圧電体13の材料はニオブ酸カリウムナトリウムを主成分とし、弾性体12はステンレス鋼とし、弾性体12のT、B値及び圧電体13のCを変えた物を12種類試作して、各試作品において駆動できる駆動信号の電圧(駆動電圧)を調査した。
試作品は、
T値:1.5~2.0
B値:0.35~0.75
C値:0.25~0.5
の範囲とした。また、試作品の圧電体13の密度は、4.4×10kg/mである。
駆動できる駆動電圧が低いほど、振動モータの実機においての共振特性が良く、駆動電圧が高いほど、振動モータの実機においての共振特性が良くないと考えられる。
測定した結果を図7に示す。
T/(B+C)値が、1.2の場合、100Vの駆動電圧を与えても振動波モータ10は起動しなかった。
T/(B+C)値が、1.3~2.8の範囲においては、100V以下である適正な駆動電圧で駆動できた。
T/(B+C)値が、3.33においては、駆動するが、移動子15の回転状態がやや不安定である状態であった。
T/(B+C)値を大きくすると振動子11のLm値が大きくなり、Qm値が向上する。しかし、振動子11の電気機械結合係数Kvnが小さくなる場合が生じ、電気エネルギから機械エネルギへの変換効率が悪くなる弊害が生じる。
T/(B+C)値を3.33とした時には、その弊害が生じ、移動子15の回転状態がやや不安定になったものと考えられる。
(第1実施形態)
以上の検討結果を基に、本発明の第1実施形態は、下記の構成とした。
圧電体13は、ニオブ酸カリウムナトリウムを主成分とした材料で、その密度は、4.2~4.7×10kg/mとし、弾性体12はステンレス鋼を用い、T/(B+C)値の範囲を1.3~2.8である。
この様な構成にしたことにより、圧電体13の密度が小さくなっても、振動子11として共振特性が確保でき、移動子15を組み合わせた状態での駆動性能が確保できる様になった。
T/(B+C)が1.3の時、CAE解析による計算結果では振動子11のLm値は約0.41となっており、また、T/(B+C)が2.8の時、振動子11のLm値は約0.74となっている。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。
第2実施形態は、圧電体13についてはチタン酸バリウムを主成分とした材料で、その密度は5.5~6.0×10kg/mとし、弾性体12はステンレス鋼を用い、T/(B+C)値の範囲を1.3~2.8とした。
圧電体13をチタン酸バリウムとした時でも、PZTと比較して密度が小さいため、振動子11のLm値が下がり、振動子11として十分な共振特性が得られない。この状態で移動子15を組み合わせても、駆動性能が得られないこととなる。
そこで、本実施形態では、T/(B+C)値の変えてみて、CAE解析で振動子11のLm値を算出した。
表3は、密度を5.5×10kg/m時と6.0×10kg/m時で、T/(B+C)値を1,2、1.3、2、2.8と変更した時の各振動子11のLm値を算出した結果である。
5.5~6.0×10kg/mの範囲は、一般的なチタン酸バリウム系の圧電材料の密度の範囲なので、その上限密度値と下限密度値にてCAE解析を実施した。なお、T値を1.9~3.5、B値を1.0~2.2、C値を0.25~0.8の範囲にてCAE解析を行った。
Figure 2023138977000004
T/(B+C)値が1.3の時、Lm値は約0.42、T/(B+C)が2.8の時、振動子11のLm値は約0.75となっている。
圧電体13の密度が5.5~6.0×10kg/mの材料においても、T/(B+C)値とLmの関係については4.2~4.7×10kg/mの材料とほぼ同じ値となっている。
したがって、T/(B+C)値は、1.3~2.8が適正の範囲と考えられる。
ニオブ系(密度:4.2~4.7×10kg/m)のLm値も、チタン酸バリウム系(密度:5.5~6.0×10kg/m)のLm値も、T/(B+C)値が1.3~2.8においては、同様の値の関係となっているため、密度4.2~6.0×10kg/mにおいては、T/(B+C)値1.3~2.8が適正の範囲と考えられる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図8は、T/(B+C)と振動子11の突起部12dの挙動との関係を説明する図である。図8(a)は、T/(B+C)が小さい場合(例として溝12c深さが浅い時)、(b)は、T/(B+C)が大きい場合(例として溝12c深さが深い時)における振動子11の突起部12dの挙動を示す。
振動子11に進行性振動波が生じている時、屈曲は、弾性体12の溝12cの底部から圧電体13の接着面の厚さの部分と圧電体13の厚さとを合せた状態で変形が生じている(即ち、突起部12dが無い状態で屈曲変形が生じている)。
屈曲の中立面は、弾性体12の溝12c底から圧電体13の下面の間に存在する。そして、突起部12dは、弾性体12の溝12cの底部から圧電体13の接着面の厚さの部分と圧電体13の厚さとを合せた状態で生じた屈曲振動の乗っかった状態で、駆動方向にスウィングする様な運動が生じている。
T/(B+C)が小さい時、突起部12dの先端(駆動部)の駆動方向への運動は小さく、T/(B+C)が大きい時、駆動方向への運動は大きくなる。
その速度の大きさを概算すると、弾性体12の溝12c底から圧電体13の接着面の厚さの部分と圧電体13の厚さとを合せた状態に生じる駆動方向への運動を((B+C)/2)とした時、駆動面12aは(T+(B+C)/2)/((B+C)/2)倍の駆動方向への運動が生じている。例えばTを大きくすると、駆動面12aのスウィングは、その分大きくなる。
T/(B+C)が大きい時、駆動方向への運動が大きい故、移動子15から駆動面12aにかかる力が大きくなる。例えば、駆動方向への運動の変位が2倍になると、速度および加速度も2倍となり、駆動面12aに接触する移動子15を動かそうとする時、駆動面12aには2倍の力(負荷)がかかることになる。それが起因して、振動波モータ10の起動時の様な速度変化が大きい状態になった時などに、駆動できない可能性がある。
実施形態では、密度が小さい鉛フリー材の圧電体13を振動子11に組み込む時、振動子11のLm改善のため、PZTの圧電体13を組み込んだ時よりも、T/(B+C)を大きくする。したがって、この場合、上述のような状況が発生しやすい。
そこで、発明者らが検討したところ、振動波モータ10の起動時において、周波数を掃引するとき、周波数を変化させる時間を長くすることで解決できることがわかった。
図9は、振動波モータ10を起動する時のシーケンスとなる。
制御部68からの駆動指令がない状態(t0)では、
駆動周波数:fs0
駆動電圧:電圧V0(=0V)
A相とB相との位相差:0度
となっている。
制御部68から駆動指令が来ると(t1)
駆動周波数:fs0のまま
駆動電圧:電圧V1
A相とB相との位相差:90度(反転駆動時は-90度)
と設定される。このとき、回転速度=0である。
徐々に駆動周波数を下げ、t2時の周波数:f0になった時に、移動子15が駆動される。
t4時には周波数はflowとなり、回転速度は目標速度Rev1に達する。
本実施形態においては、T/(B+C)値に応じて、周波数を掃引するとき周波数の変化に対しての時間を長くする。
具体的には、flow-fs0の周波数差と、t4-t2の時間差とに関係を持たせる。
そして、T/(B+C)値が小さい時には、t4-t2の時間差を短くし、T/(B+C)値が大きい時には、t4-t2の時間差を長くする。
このように、立ち上がり時間を大きくすることで、起動時の振動波モータ10の振動子11へかかる移動子15からの反力を低減させることとなる。
PZTを搭載した振動波モータ10の場合(T/(B+C):1.08)、起動時の周波数掃引の周波数変化率は、1kHz/m sec程度としている。
T/(B+C)が1.2~1.7の範囲の時には、駆動面12aの駆動方向への運動は、T/(B+C):1.08に対して、約1.1~1.4倍程度増加している。したがって、t4-t2時間を1.4倍にする。
即ち周波数掃引の周波数変化率をその1/1.4程度、0.7kHz/m secにすれば、振動波モータ10への負担はPZT搭載時(T/(B+C):1.08)と同じ程度かそれ以下となる。
また、T/(B+C)が1.7~2.8の範囲の時には、駆動面12aの駆動方向への運動は、T/(B+C):1.08に対して、約1.4~2.0倍程度増加している。
したがって、t4-t2時間を2.0倍にする、即ち周波数掃引の周波数変化率をその1/2.0程度、0.5kHz/msecにすれば、振動波モータ10への負担はPZT搭載時(T/(B+C):1.08)と同じ程度かそれ以下となる。
T/(B+C)に応じて、周波数の変化量を変化させることで、振動波モータ10の起動時の様な速度変化大きい状態になったでも(即ち振動波モータ10の振動子11への負担が大きい状態になった時)、確実に起動できる様になる。
本実施形態では、進行性振動波を用いた振動波モータ10で、波数4または9の場合を開示したが、他の波数である5~8波、10波以上でも、同様な構成で、同様な制御すれば、同様な効果が得られる。
また、T/(B+C)が1.7の時には、周波数の変化量を0.7kHz/msec以下としても、周波数の変化量を0.5kHz/msec以下としてもよい。
上記の第1実施形態と第2実施形態で説明したT/(B+C)は、図10に示すように、T/(B+C)が1.76~2.8の範囲では、駆動電圧は60V程度になり好ましい。さらに、T/(B+C)が1.76~2.50の範囲では駆動電圧はより低くなりさらに好ましい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、10:振動波モータ、11:振動子、12:弾性体、12a:駆動面、12c:突起部、12e:フランジ部、13:圧電体、13A:第1面、14:固定部、15:移動子、15a:摺動面、16:振動伝達防止部材、18:加圧バネ、19:押え環、20:レンズ鏡筒、23:振動吸収部材、24:出力伝達部材、25:ベアリング、31:外側固定筒、32:内側固定筒、34:環、35:フォーク、36:カム環、37:キー溝、38:固定ピン、40:駆動回路、60:発振部、62:移相部、64:増幅部、66:回転検出部、68:制御部、80:駆動装置、131:電極部、131C:電極部、131D:電極、132:電極部、132C:電極部、132D:電極部

Claims (1)

  1. 電気機械変換素子と、
    前記電気機械変換素子の振動により、駆動面に振動波が生じる弾性体と、
    前記弾性体の前記駆動面に接触し、前記振動波によって回転駆動される相対運動部材と、
    を備える振動波モ-タにおいて、
    前記電気機械変換素子は、密度が4.2~6.0×10kg/mであり、
    前記弾性体の前記駆動面側には複数の溝が設けられ、
    前記複数の溝の少なくとも一つの溝の深さをTとし、
    前記溝の底部から前記第1面までの厚さをBとし、
    前記電気機械変換素子の厚さをCと定義した場合、
    T/(B+C)の値が、1.3~2.8の範囲である、
    振動波モータ。
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