JP2023135854A - 乗物用シート - Google Patents

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Tanabejinichi
生佳 伊藤
Takayoshi Ito
拓也 尾崎
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Abstract

【課題】容易にシートを変形することができる乗物用シートを提供する。【解決手段】乗物用シート(シート10及びシート制御部2)は、ヘッドレスト13及びシートバック12を備える乗物用シートであって、少なくともヘッドレスト13に設けられ、乗物用シートの着座者の頭の動きを検出するセンサ部30と、シートバック12を乗物用シートの前後方向(X軸方向)に回動させるリクライニング機構(角度変更部21)と、センサ部30により検出された着座者の頭の動きに基づいて、リクライニング機構を制御する制御部(シート制御部2)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、乗物用シートに関する。
従来、車両に設けられた乗物用シートは、位置や向きにおいて、その姿勢が調整可能となっている。
また、近年では乗物用シートに着座者が乗ったまま、乗物用シートのシートバックを後傾させて着座者をリラックスさせるようにシートを変形させる場合もある。
例えば、特許文献1には、乗物用シートにかかる荷重が異なる場合であっても、乗物用シートの変形に要する実移動時間のバラツキが抑えられ常に同じ動作をすることが可能である技術が記載されている。
特開2020-131914号公報
ところで、特許文献1の発明のような乗物用シートを変形させる場合、車両の乗員は、操作スイッチを操作する必要があり、煩わしい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、容易にシートを変形することができる乗物用シートを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の乗物用シートは、
ヘッドレスト及びシートバックを備える乗物用シートであって、
少なくとも前記ヘッドレストに設けられ、前記乗物用シートの着座者の頭の動きを検出するセンサ部と、
前記シートバックを前記乗物用シートの前後方向に回動させるリクライニング機構と、
前記センサ部により検出された前記着座者の頭の動きに基づいて、前記リクライニング機構を制御する制御部と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗物用シートにおいて、
前記センサ部は、近接覚センサ及び圧力センサを含む。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の乗物用シートにおいて、
前記圧力センサにより検出された圧力値が所定の圧力閾値以上であるか否かを判断する第1判断部を備え、
前記制御部は、前記第1判断部により前記圧力値が前記圧力閾値以上であると判断された場合に、前記リクライニング機構を制御して、前記シートバックを前記乗物用シートの後ろ方向に回動させる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の乗物用シートにおいて、
前記近接覚センサにより検出された距離が所定の距離閾値以上であるか否かを判断する第2判断部を備え、
前記制御部は、前記第2判断部により前記距離が前記距離閾値以上であると判断された場合に、前記リクライニング機構を制御して、前記シートバックを前記乗物用シートの前方向に回動させる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の乗物用シートにおいて、
前記乗物用シートを前記乗物用シートの前後方向に移動させるスライド機構を備え、
前記制御部は、前記第1判断部により前記圧力値が前記圧力閾値以上であると判断された場合に、前記スライド機構を制御して、前記乗物用シートを前記乗物用シートの後ろ方向に移動させる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の乗物用シートにおいて、
前記制御部は、前記第2判断部により前記距離が前記距離閾値以上であると判断された場合に、前記スライド機構を制御して、前記乗物用シートを前記乗物用シートの前方向に移動させる。
請求項7に記載の発明は、請求項2から6のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、
前記ヘッドレストは、クッション材であるパッドと、前記パッドを被覆する表皮材と、を備え、
前記センサ部は、前記パッドの前記表皮材と接する面に設けられた凹部に設けられる。
請求項8に記載の発明は、請求項2から6のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、
前記ヘッドレストは、クッション材であるパッドと、前記パッドを被覆する表皮材と、を備え、
前記近接覚センサは、前記パッドの前記表皮材と接する面に設けられた凹部に設けられ、
前記圧力センサは、前記パッドと前記表皮材の間に設けられる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、
前記センサ部は、前記シートバックの上部に設けられて、前記着座者の肩の動きを検出し、
前記制御部は、前記センサ部により検出された前記着座者の頭及び肩の動きに基づいて、前記リクライニング機構を制御する。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、
前記乗物用シートを備える乗物は、自動走行が可能であり、
前記制御部は、前記乗物が自動走行をしている場合に、前記リクライニング機構を制御する。
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、
前記シートバックに対する前記ヘッドレストの角度を変更する変更部を備え、
前記制御部は、前記シートバックの角度に基づいて、前記変更部を制御して前記ヘッドレストの角度を変更させる。
請求項1に記載の発明によれば、センサ部により検出された乗物用シートの着座者の頭の動きに基づいて、リクライニング機構を制御することができるので、乗物用シートの姿勢を変形する際に操作スイッチを操作する必要がなく、容易にシートを変形することができる。
請求項2に記載の発明によれば、近接覚センサ及び圧力センサにより着座者の頭の動きを検出することができるので、より適切にリクライニング機構を制御することができる。
請求項3に記載の発明によれば、圧力センサにより検出された圧力値が圧力閾値以上である場合にシートバックを倒すように制御することができるので、着座者がヘッドレストに頭を押し付けている場合にのみシートバックを倒すように制御することができる。
請求項4に記載の発明によれば、近接覚センサにより検出された距離が距離閾値以上である場合にシートバックを起こすように制御することができるので、着座者が起き上がろうとした場合にのみシートバックを起こすように制御することができる。
請求項5に記載の発明によれば、シートバックを倒す場合に乗物用シートを後ろ方向に移動させることができるので、着座者は脚を伸ばすことができる。
請求項6に記載の発明によれば、シートバックを起こす場合に乗物用シートを前方向に移動させることができるので、乗物用シートの位置を手動運転に適した位置にすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、近接覚センサ及び圧力センサがフィルム形状ではない場合でも、凹部に収めることができるので、近接覚センサ及び圧力センサを適切にヘッドレストに設けることができる。
請求項8に記載の発明によれば、近接覚センサがフィルム形状ではない場合でも、凹部に収めることができるので、近接覚センサを適切にヘッドレストに設けることができる。また、圧力センサがフィルム形状である場合に、パッドと表皮材との間に設けることで、圧力センサを適切にヘッドレストに設けることができる。
請求項9に記載の発明によれば、センサ部により検出された乗物用シートの着座者の頭及び肩の動きに基づいて、リクライニング機構を制御することができるので、より適切にリクライニング機構を制御することができる。
請求項10に記載の発明によれば、乗物が自動走行している場合にのみリクライニング機構が制御されるため、乗物を手動走行させている場合に意図せずリクライニング機構が駆動されるのを防ぐことができる。
請求項11に記載の発明によれば、ヘッドレストの角度をシートバックの角度に基づいて、変更させることができるので、着座者が楽な姿勢を取ることができるヘッドレストの角度に変更させることができる。
シート変形システムの概略構成を示すブロック図である。 車両に設けられたシート変形システムの概要を示す図である。 近接覚センサ及び圧力センサが設けられたシートの概要を示す図である。 シートの変形機構及びセンサ類の概略構成を示すブロック図である。 近接覚センサ及び圧力センサの概要の一例を示す図である。 近接覚センサ及び圧力センサの概要の一例を示す図である。 近接覚センサ及び圧力センサの概要の一例を示す図である。 近接覚センサ及び圧力センサの概要の一例を示す図である。 シート変形処理の流れを示すフローチャートである。 変形例1のロングレールの概要を示す図である。 変形例1のシートの変形機構及びセンサ類の概略構成を示すブロック図である。 変形例2のシートの変形機構及びセンサ類の概略構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
本実施形態における乗物は、自動車(乗用車:図1、2に示す車両V)であり、以下におけるシート10は、運転者とその同乗者(乗員)が着座する乗物用シートである。ただし、これに限られるものではなく、例えば、船舶、飛行機、建設車両、軍用車両、産業車両、鉄道車両、農業用車両などの乗物用シートでもよい。
本実施形態における車両Vには、図2に示すように、複数のシート10が設置されている。そして、これら複数のシート10は、その姿勢を変形可能に構成されている。
なお、複数のシート10には、運転席及び助手席としてのフロントシート10Fと、リアシート10Rと、が含まれており、リアシート10Rは、ベンチシートであってもよいし、運転席と助手席のようなセパレートシートでもよい。また、ベンチシートタイプであっても、左右別々にリクライニングするように構成されてもよい。
以下の説明中、「X軸方向」とは、シート10の着座者から見たときの前後方向を意味し、車両の走行方向と一致する方向である。ここで、「X軸正方向」が前方向であり、「X軸負方向」が後ろ方向である。
また、「Y軸方向」とは、シート10の横幅方向を意味し、シート10の着座者から見たときの左右方向と一致する。
また、「Z軸方向」とは、シート10の高さ方向を意味し、シート10を正面から見たときの上下方向と一致する。ここで、「Z軸正方向」が上方向であり、「Z軸負方向」が下方向である。
図1は、シート変形システム100の概略構成を示している。
本実施形態のシート変形システム100は、自動運転モード(自動走行)と手動運転モード(手動走行)とを切り替え可能な車両Vに設置されたシート10の姿勢を変形するものであり、車両V全体を制御する車両制御システムと連動している。
車両制御システムは、車両Vの自動運転モードと手動運転モードとを切り替える運転制御部1を備えるとともに、モードの切り替えに必要な構成を適宜備える。
また、シート変形システム100は、シート制御部2と、記憶部3と、切替部4と、報知部5と、手動操作部6と、を備える。
そして、シート変形システム100を構成する各部や車両制御システムは、車内に構築された有線又は無線の通信ネットワークによって通信可能に接続されている。
〔運転制御部について〕
運転制御部1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含むマイクロコンピュータで構成されている。また、運転制御部1には、制動灯、補助機器(例えば、方向指示灯や、前照灯、ワイパ装置等)、及びアクチュエータ等の各種機器が接続されている。
運転制御部1は、ROMに予め記憶されたプログラムをRAMに展開してCPUで実行して、各種機器等の動作を制御することで自動運転を制御する。なお、運転制御部1は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。
運転制御部1は、車両Vの自動運転モードと手動運転モードとを切り替える。
手動運転モードは、運転者による操作によって車両Vの制御を行うモードである。
自動運転モードは、運転制御部1が車両Vの周辺状況、及び車両V自体の状況を判断して車両Vの制御を行うモードである。
〔シート制御部について〕
シート制御部2は、シート10の姿勢を変形するための制御装置であり、CPU、ROM及びRAM等を含むマイクロコンピュータで構成されている。
また、シート制御部2は、運転制御部1と接続されており、運転制御部1による車両Vの運転に係る制御と連動してシート10の姿勢を変形する制御を行うことができる。ただし、これに限られるものではなく、運転制御部1とシート制御部2は、統合された一つの制御部(例えばECU:Electronic Control Unit)であってもよい。
また、シート制御部2は、図2,図3に示すように、シートクッション11の下方(Z軸負方向側)に設けられる。
本実施形態において、乗物用シートはシート10及びシート制御部2を含む。
シート制御部2は、後述するセンサ部30の検出結果を取得する取得部2aと、取得部2aで取得した検出結果を基に、シート10の姿勢を変形する制御を行う変形部2bと、を備えている。つまり、シート制御部2は、センサ部30の検出結果を取得するためのプログラムと、取得した検出結果を基に、シート10の姿勢を変形する制御を行うプログラムを実行する。
取得部2aは、センサ部30の検出結果を継続的又は定期的(断続的)に取得する。
変形部2bは、取得した検出結果を基に、シート10の姿勢を変形するように、シート10に備えられた変形機構20の制御を行う。そして、変形部2bによるシート10の変形制御は、車両Vが自動運転モード中である場合、且つ切替部4により当該変形制御がONに設定されている場合に許可される。運転制御部1とシート制御部2は連動しており、車両Vが、自動運転モードと手動運転モードのうちどちらのモードで動いているかが判別できるようになっている。
〔記憶部について〕
記憶部3は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などにより構成される。
記憶部3には、シート制御部2で実行される各種処理プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。
また、記憶部3には、後述する距離閾値及び圧力閾値が記憶されている。距離閾値及び圧力閾値は、後述するシートバック12の倒れ角度ごとの値がそれぞれ記憶されている。
〔シートについて〕
シート制御部2によってその姿勢を変形する制御が行われるシート10は、図2,図3に示すように、シート10を構成する部位として、着座者の臀部を保持するシートクッション11と、下端部が当該シートクッション11に支持されたシートバック12と、シートバック12の上端部に設けられて着座者の頭部を支持するヘッドレスト13と、を備える。
また、このようなシート10は、図4に示すように、シート10を構成する内部構造として、シート10の骨組みを構成するシートフレーム(図示省略)と、シートフレームを変形させるための変形機構20と、変形機構20を動作させるための動作部21aと、を備える。
シートクッション11は、図2に示すように、シートフレーム(シートクッションフレーム)が、支持機構14によって車体の床面に支持されている。
ヘッドレスト13は、図3に示すようにピラー13aを有しており、当該ピラー13aは、シートバック12(シートバックフレーム)に設けられたヘッドレストガイド(図示省略)に挿通されている。
シート10の姿勢を変形可能とするために、シート10は、変形機構20の角度変更部21と、シート姿勢検出部22を有する。
角度変更部21は、シート制御部2によって制御可能とされてシートバック12の角度を変更するリクライニング機構であり、シートバック12を、シートクッション11に対して回転駆動させる動作部21aを有する。
より詳細に説明すると、図示はしないが、シートバック12の骨格を構成するシートバックフレームの下端部が、回転軸を介して、シートクッション11の骨格を構成するシートクッションフレームの後端部に回転可能に連結されており、動作部21aであるアクチュエータによってシートバックフレームを、回転軸の軸回りに回転させることができる構成となっている。
シートバック12は、角度変更部21によって、手動運転に適した角度(起立姿勢)からフラットな状態(シートバック12が完全に倒れている状態)になるまでの間で角度が変更可能となっている。
シート姿勢検出部22は、図示はしないが、シートバック12の角度を検知するセンサを備える。
シート制御部2は、シート姿勢検出部22のセンサによる検知信号に基づいてシート10の姿勢を演算して導き出することができる。すなわち、シート制御部2は、シート姿勢検出部22によって、シートバック12の角度を把握することができる。
〔センサ部について〕
センサ部30は、図1に示すように、近接覚センサ31と、圧力センサ32を備え、シート10の着座者の頭及び肩の動きを検出する。
近接覚センサ31及び圧力センサ32は、図3に示すように、ヘッドレスト13の前面(X軸正方向側の面)において着座者の頭が当接する位置、及びシートバック12上部の前面において着座者の肩が当接する位置に設けられる。
また、近接覚センサ31及び圧力センサ32は、車両Vの車体電源と有線で接続されており、車体電源から電力が供給される。なお、近接覚センサ31及び圧力センサ32は、無線給電を行う装置により電力が供給されてもよい。
また、近接覚センサ31及び圧力センサ32は、ヘッドレスト13にのみ設けられるとしてもよい。
近接覚センサ31は、ヘッドレスト13の前面、及びシートバック12上部の前面に位置する物体までの距離を検出するためのセンサである。
本実施形態における近接覚センサ31は、物体に赤外線等の光を照射し、物体からの反射光が返ってくるまでの時間である反射時間に基づいて、物体との距離を測る光学センサである。なお、照射する光は、赤外線に限らず、レーザー光等であってもよい。また、近接覚センサ31は、光学センサに限らず、例えば超音波の反射を利用する超音波センサや電波の反射を利用する電波センサであってもよい。
圧力センサ32は、ヘッドレスト13の前面、及びシートバック12上部の前面に付加された圧力を検出するためのセンサである。
本実施形態における圧力センサ32は、例えば静電容量センサである。
図5A~図5Dに、ヘッドレスト13における近接覚センサ31及び圧力センサ32の配置の例を示す。図5A~図5Dは、X軸とZ軸が成す面におけるヘッドレスト13の断面図である。なお、シートバック12上部における、近接覚センサ31及び圧力センサ32の配置もヘッドレスト13における配置の例と同様である。
ヘッドレスト13は、図5A~図5Dに示すように、クッション材であるパッド131と、パッド131を被覆する表皮材132を備える。
パッド131は、表皮材132と接する面(X軸正方向側の面)に凹部131aを有する。
表皮材132は、近接覚センサ31から照射される光、及び物体からの反射光を通す孔132aを有する。なお、近接覚センサ31が超音波センサや電波センサである場合、孔132aは不要である。
図5Aに示す例において、近接覚センサ31及び圧力センサ32は、凹部131aに設けられる。
また、圧力センサ32は、表皮材132と接する面(X軸正方向側の面)に凹部32aを有し、当該凹部32aに近接覚センサ31が設けられる。
図5Bに示す例において、近接覚センサ31及び圧力センサ32は、凹部131aに設けられる。
また、圧力センサ32は、X軸負方向側の面に凹部32aを有し、当該凹部32aに近接覚センサ31が設けられる。
また、圧力センサ32は、凹部32aからX軸正方向に、近接覚センサ31から照射される光、及び物体からの反射光を通す孔32bを有する。孔32bと、孔132aはお互いが重なるように設けられる。
図5Cに示す例において、近接覚センサ31は、凹部131aに設けられる。
圧力センサ32は、フィルム形状であり、近接覚センサ31とZ軸方向において重ならない位置において、パッド131と表皮材132との間に設けられる。
図5Dに示す例において、近接覚センサ31は、凹部131aに設けられる。
圧力センサ32は、フィルム形状であり、近接覚センサ31とZ軸方向において重なる位置において、パッド131と表皮材132との間に設けられる。
また、圧力センサ32は、X軸方向に、近接覚センサ31から照射される光、及び物体からの反射光を通す孔32bを有する。孔32bと、孔132aはお互いが重なるように設けられる。
〔切替部について〕
切替部4は、変形部2bによるシート10の変形制御のON/OFFの切り替えに係る乗員による操作を受け付け、その操作情報をシート制御部2に出力する。
シート制御部2は、変形部2bによるシート10の変形制御がON状態である場合に、変形部2bによるシート10の変形制御を許可する。
本実施形態において、切替部4は、車両Vに設けられたカーナビゲーション装置(図示無し)が備えるタッチパネルを入力手段として備える。なお、切替部4は、入力手段として、シート10に設けられるスイッチ等を備えてもよい。
〔報知部について〕
本実施形態において、報知部5は、例えば、ナビゲーション装置である。
シート制御部2は、ナビゲーション装置が備える表示部(図示無し)に所定のメッセージを表示させることにより、運転者に向けて報知を行う。
また、シート制御部2は、ナビゲーション装置が備える音声入出力部(図示無し)から所定の音声を出力させることにより、運転者に向けて報知を行う。
〔手動操作部について〕
手動操作部6は、シート10の姿勢を、着座者の手動操作によって変形するためのものであり、具体的には、変形機構20を動作させるための上記の動作部21aを操作するコントローラを有する。
コントローラは、動作部21aをオンオフするスイッチや、シート10の動作範囲を操作するスイッチ等を備える。
このようなコントローラ(手動操作部6)は、シート10の表面に見える状態で設けられてもよいし、車両Vの内装部材(例えばドアトリム、ピラートリム、インストルメントパネル等)に設けられてもよい。また、上記のナビゲーション装置の表示部に表示されて、タッチパネルにおいてシート10の姿勢を手動操作によって変形できるようにしてもよい。
なお、手動操作部6によるシート10の手動操作は、車両Vが手動運転モード中の場合に許可されるものとするが、これに限られるものではなく、自動運転モード中の場合でも行えるものとしてもよい。
〔シート変形処理について〕
次に、以上のように構成されたシート変形システム100において、シート制御部2が実行するシート変形処理について説明する。
図6に、シート変形処理のフローチャートを示す。
まず、車両Vが手動運転モードから自動運転モードに切り替わると、シート制御部2は、切替部4からの操作情報に基づいて、変形部2bによるシート10の変形制御はON状態であるか否かを判断する(ステップS1)。
変形部2bによるシート10の変形制御がOFF状態である場合(ステップS1;NO)、シート制御部2は、本処理を終了する。
変形部2bによるシート10の変形制御がON状態である場合(ステップS1;YES)、シート制御部2は、近接覚センサ31及び圧力センサ32より検出結果を取得する(ステップS2)。
次に、シート制御部2は、ステップS2において近接覚センサ31及び圧力センサ32より検出結果を取得できたか否かを判断する(ステップS3)。
近接覚センサ31及び圧力センサ32の故障等により、検出結果が取得できなかった場合(ステップS3;NO)、シート制御部2は、報知部5を制御して、その旨を報知し(ステップS4)、本処理を終了する。
また、近接覚センサ31及び圧力センサ32より検出結果が取得できた場合(ステップS3;YES)、シート制御部2は、シート姿勢検出部22より、シート10の姿勢(シートバック12の倒れ角度)を取得する(ステップS5)。
次に、シート制御部2は、ステップS5において取得したシートバック12の倒れ角度に基づいて、シートバック12はフラットな状態であるか否かを判断する(ステップS6)。
シートバック12がフラットな状態でない場合(ステップS6;NO)、シート制御部2は、ステップS5において取得したシートバック12の倒れ角度に基づいた圧力閾値を記憶部3から取得し、圧力センサ32の検出結果である圧力値は、当該圧力閾値以上であるか否かを判断する(ステップS7)。
シートバック12が所定の角度だけ倒れている場合、つまり、着座者がヘッドレスト13に頭を載せている場合、当該角度が大きいほど、圧力センサ32が検出する圧力値は大きい。したがって、圧力閾値は、シートバック12の倒れ角度が大きいほど、値が大きくなるように設定されている。また、圧力閾値は、シート10に着座した着座者がヘッドレスト13に頭を押し付けることなく、着座者の頭がヘッドレスト13に接触している(着座者がヘッドレスト13に頭を載せている)状態の圧力値より大きい値である。
圧力値が圧力閾値以上である場合(ステップS7;YES)、つまり、シート10の着座者がヘッドレスト13に頭を押し付けている場合、シート制御部2は、角度変更部21を制御して、所定の角度分だけシートバック12を倒し(ステップS8)、本処理をステップS1に戻す。当該所定の角度は予め設定されている。これにより、シート制御部2は、着座者がヘッドレスト13に頭を押し付けている間は、シートバック12を倒し続ける。
また、圧力値が圧力閾値より小さい場合(ステップS7;NO)、つまり、シート10の着座者がヘッドレスト13に頭を押し付けていない場合、シート制御部2は、ステップS5において取得したシートバック12の倒れ角度に基づいて、シートバック12は起立姿勢(シートバック12が倒れていない状態)であるか否かを判断する(ステップS9)。
シートバック12が起立姿勢でない場合(ステップS9;NO)、シート制御部2は、ステップS5において取得したシートバック12の倒れ角度に基づいた距離閾値を記憶部3から取得し、近接覚センサ31の検出結果である物体(着座者の頭または肩)までの距離は、当該距離閾値以上であるか否かを判断する(ステップS10)。
シートバック12が所定の角度だけ倒れている状態から着座者が起き上がる場合、当該角度が大きいほど、シート10から起き上がる力が必要になる。つまり、当該角度が大きいほど、起き上がる際の近接覚センサ31と着座者の頭または肩との距離は小さい。したがって、距離閾値は、シートバック12の倒れ角度が大きいほど、値が小さくなるように設定されている。
物体までの距離が距離閾値以上である場合(ステップS10;YES)、つまり、シート10の着座者が起き上がるために、ヘッドレスト13から頭を離している、またはシートバック12から肩を離している場合、シート制御部2は、角度変更部21を制御して、所定の角度分だけシートバック12を起こし(ステップS11)、本処理をステップS1に戻す。当該所定の角度は予め設定されている。これにより、シート制御部2は、着座者がヘッドレスト13から頭を離している、またはシートバック12から肩を離している間は、シートバック12を起こし続ける。
また、シートバック12がフラットな状態である場合(ステップS6;YES)、シート制御部2は、本処理をステップS10に移行する。
また、シートバック12が起立姿勢である場合(ステップS9;YES)、及び物体までの距離が距離閾値より小さい場合(ステップS10;NO)、シート制御部2は、本処理をステップS1に移行する。
また、車両Vが自動運転モードから手動運転モードに切り替わると、シート制御部2は、本処理を終了する。
なお、上記シート変形処理において、ステップS1を省き、車両Vが自動運転モードである場合は常に変形部2bによるシート10の変形制御を行うとしてもよい。
また、上記シート変形処理のステップS8の代わりに、シート制御部2は、シートバック12をフラットな状態になるまで倒してもよい(ステップS8A)。
また、上記シート変形処理のステップS11の代わりに、シート制御部2は、シートバック12を起立姿勢になるまで起こしてもよい(ステップS11A)。
また、シート変形処理において、ステップS8と、ステップS8Aのどちらかを実施するかを、例えばナビゲーション装置のタッチパネルを介した乗員の操作により選択可能としてもよい。同様に、シート変形処理において、ステップS11と、ステップS11Aのどちらかを実施するかを、乗員の操作により選択可能としてもよい。
また、上記シート変形処理のステップS8、S11において、角度変更部21の故障等により、シートバック12の角度を変更できない場合、シート制御部2は、報知部5を制御して、その旨を報知し、シート変形処理を終了してもよい。
また、記憶部3は、センサ部30の設置位置ごとに距離閾値及び圧力閾値を記憶していてもよい。この場合、ヘッドレスト13に設けられたセンサ部30による検出結果と比較される閾値(距離閾値及び圧力閾値)は、シートバック12上部に設けられたセンサ部30による検出結果と比較される閾値とは異なる値である。
<変形例1>
次に、上記実施形態の変形例1について説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態との共通部分には同一符号を付し、上記実施形態とは異なる構成部分に重点を置いて説明する。
本変形例において、図7に示すように、車両Vは、ロングレール15を備える。
フロントシート10F、及びリアシート10Rは、ロングレール15に沿って、X軸方向に移動することが可能である。
また、本変形例において、図8に示すように、シート10の変形機構20は、シートスライド部23をさらに有する。
シートスライド部23は、シート制御部2によって制御可能とされて、シートクッション11(延いては、シート10全体)を前後方向(X軸方向)にスライドさせるものであり、上記した支持機構14に組み込まれている。支持機構14には、車体の床面に設けられたロングレール15やロングレール15に沿って移動するスライダー等の機構と、当該機構に接合されたシートクッションフレームをスライドさせるために駆動する動作部23aが含まれている。すなわち、シートスライド部23は、支持機構14に組み込まれたスライド機構であり、スライド機構は、動作部23aによって動作する。
本変形例のシート変形処理のステップS8において、シート制御部2は、角度変更部21を制御してシートバック12を倒し、且つシートスライド部23を制御してシート10を後ろ方向(X軸負方向)に移動させる。フロントシート10Fの姿勢の変形制御を行う場合、シートスライド部23を制御してフロントシート10Fを後ろ方向に移動させる距離は、リアシート10Rにぶつからない距離に設定すればよい。
これにより、シート10の着座者は、シートバック12が倒れている状態において、脚を伸ばすことができる。
また、本変形例のシート変形処理のステップS11において、シート制御部2は、角度変更部21を制御してシートバック12を起こし、且つシートスライド部23を制御してシート10を前方向(X軸正方向)に移動させる。フロントシート10Fの姿勢の変形制御を行う場合、シートスライド部23を制御してフロントシート10Fを前方向に移動させる距離は、フロントシート10Fの位置が手動運転に適した位置となるまでの距離に設定すればよい。
<変形例2>
次に、上記実施形態の変形例2について説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態との共通部分には同一符号を付し、上記実施形態とは異なる構成部分に重点を置いて説明する。
本変形例において、図9に示すように、シート10の変形機構20は、ヘッドレスト角度変更部24(変更部)をさらに有する。
ヘッドレスト角度変更部24は、シート制御部2によって制御可能とされて、シートバック12に対するヘッドレスト13の角度を変更するものである。
ヘッドレスト角度変更部24は、ヘッドレスト13をシートバック12に対して回転駆動させる動作部24aを有する。
なお、ヘッドレスト13の角度変更の形態は、シートバックフレームに対するピラー13aの角度を変更するパターンでもよいし、ピラー13aに対するヘッドレスト13の角度を変更するパターンでもよい。
本変形例のシート変形処理のステップS8において、シート制御部2は、角度変更部21を制御してシートバック12を倒し、且つヘッドレスト角度変更部24を制御してヘッドレスト13の角度を変更する。
また、本変形例のシート変形処理のステップS11において、シート制御部2は、角度変更部21を制御してシートバック12を起こし、且つヘッドレスト角度変更部24を制御してヘッドレスト13の角度を変更する。
ステップS8、S11におけるヘッドレスト13の角度は、シートバック12の角度に基づいて決定され、シート10の着座者が楽な姿勢を取れる角度であればよい。
〔効果について〕
本実施形態における乗物用シート(シート10及びシート制御部2)は、ヘッドレスト13及びシートバック12を備える乗物用シートであって、少なくともヘッドレスト13に設けられ、乗物用シートの着座者の頭の動きを検出するセンサ部30と、シートバック12を乗物用シートの前後方向(X軸方向)に回動させるリクライニング機構(角度変更部21)と、センサ部30により検出された着座者の頭の動きに基づいて、リクライニング機構を制御する制御部(シート制御部2)と、を備える。
したがって、センサ部により検出された乗物用シートの着座者の頭の動きに基づいて、リクライニング機構を制御することができるので、乗物用シートの姿勢を変形する際に操作スイッチを操作する必要がなく、容易にシートを変形することができる。
また、本実施形態における乗物用シートにおいて、センサ部30は、近接覚センサ31及び圧力センサ32を含む。
したがって、近接覚センサ及び圧力センサにより着座者の頭の動きを検出することができるので、より適切にリクライニング機構を制御することができる。
また、本実施形態における乗物用シートは、圧力センサ32により検出された圧力値が所定の圧力閾値以上であるか否かを判断する第1判断部(シート制御部2)を備え、制御部は、第1判断部により圧力値が圧力閾値以上であると判断された場合に、リクライニング機構を制御して、シートバック12を乗物用シートの後ろ方向に回動させる。
したがって、圧力センサにより検出された圧力値が圧力閾値以上である場合にシートバックを倒すように制御することができるので、着座者がヘッドレストに頭を押し付けている場合にのみシートバックを倒すように制御することができる。
また、本実施形態における乗物用シートは、近接覚センサ31により検出された距離が所定の距離閾値以上であるか否かを判断する第2判断部(シート制御部2)を備え、制御部は、第2判断部により距離が距離閾値以上であると判断された場合に、リクライニング機構を制御して、シートバック12を乗物用シートの前方向に回動させる。
したがって、近接覚センサにより検出された距離が距離閾値以上である場合にシートバックを起こすように制御することができるので、着座者が起き上がろうとした場合にのみシートバックを起こすように制御することができる。
また、本実施形態における乗物用シートは、乗物用シートを乗物用シートの前後方向に移動させるスライド機構(シートスライド部23)を備え、制御部は、第1判断部により圧力値が圧力閾値以上であると判断された場合に、スライド機構を制御して、乗物用シートを乗物用シートの後ろ方向に移動させる。
したがって、シートバックを倒す場合に乗物用シートを後ろ方向に移動させることができるので、着座者は脚を伸ばすことができる。
また、本実施形態における乗物用シートにおいて、制御部は、第2判断部により距離が距離閾値以上であると判断された場合に、スライド機構を制御して、乗物用シートを乗物用シートの前方向に移動させる。
したがって、シートバックを起こす場合に乗物用シートを前方向に移動させることができるので、乗物用シートの位置を手動運転に適した位置にすることができる。
また、本実施形態における乗物用シートにおいて、ヘッドレスト13は、クッション材であるパッド131と、パッド131を被覆する表皮材132と、を備え、センサ部30は、パッド131の表皮材132と接する面に設けられた凹部131aに設けられる。
したがって、近接覚センサ及び圧力センサがフィルム形状ではない場合でも、凹部に収めることができるので、近接覚センサ及び圧力センサを適切にヘッドレストに設けることができる。
また、本実施形態における乗物用シートにおいて、ヘッドレスト13は、クッション材であるパッド131と、パッド131を被覆する表皮材132と、を備え、近接覚センサ31は、パッド131の表皮材132と接する面に設けられた凹部131aに設けられ、圧力センサ32は、パッド131と表皮材132の間に設けられる。
したがって、近接覚センサがフィルム形状ではない場合でも、凹部に収めることができるので、近接覚センサを適切にヘッドレストに設けることができる。また、圧力センサがフィルム形状である場合に、パッドと表皮材との間に設けることで、圧力センサを適切にヘッドレストに設けることができる。
また、本実施形態における乗物用シートにおいて、センサ部30は、シートバック12の上部に設けられて、着座者の肩の動きを検出し、制御部は、センサ部30により検出された着座者の頭及び肩の動きに基づいて、リクライニング機構を制御する。
したがって、センサ部により検出された乗物用シートの着座者の頭及び肩の動きに基づいて、リクライニング機構を制御することができるので、より適切にリクライニング機構を制御することができる。
また、本実施形態における乗物用シートにおいて、乗物用シートを備える乗物(車両V)は、自動走行が可能であり、制御部は、乗物が自動走行をしている場合に、リクライニング機構を制御する。
したがって、乗物が自動走行している場合にのみリクライニング機構が制御されるため、乗物を手動走行させている場合に意図せずリクライニング機構が駆動されるのを防ぐことができる。
また、本実施形態における乗物用シートは、シートバック12に対するヘッドレスト13の角度を変更する変更部(ヘッドレスト角度変更部24)を備え、制御部は、シートバック12の角度に基づいて、変更部を制御してヘッドレスト13の角度を変更させる。
したがって、ヘッドレストの角度をシートバックの角度に基づいて、変更させることができるので、着座者が楽な姿勢を取ることができるヘッドレストの角度に変更させることができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態において車両Vは、自動運転モードと手動運転モードとを切り替え可能であるとしたがこれに限らない。車両Vは、運転者の操作による手動走行のみが可能であるとしてもよい。この場合、シート制御部2は、車両Vの手動走行中において、シート変形処理を実行してもよい。
また、センサ部30は、ヘッドレスト13、及びシートバック12上部以外の箇所においてシート10に設けられてもよい。
V 車両(乗物)
100 シート変形システム
1 運転制御部
2 シート制御部(制御部、第1判断部、第2判断部)
2a 取得部
2b 変形部
3 記憶部
4 切替部
5 報知部
6 手動操作部
10 シート
10F フロントシート
10R リアシート
11 シートクッション
12 シートバック
13 ヘッドレスト
131 パッド
131a 凹部
132 表皮材
132a 孔
14 支持機構
15 ロングレール
20 変形機構
21 角度変更部(リクライニング機構)
21a 動作部
22 シート姿勢検出部
23 シートスライド部(スライド機構)
23a 動作部
24 ヘッドレスト角度変更部(変更部)
24a 動作部
30 センサ部
31 近接覚センサ
32 圧力センサ
32a 凹部
32b 孔

Claims (11)

  1. ヘッドレスト及びシートバックを備える乗物用シートであって、
    少なくとも前記ヘッドレストに設けられ、前記乗物用シートの着座者の頭の動きを検出するセンサ部と、
    前記シートバックを前記乗物用シートの前後方向に回動させるリクライニング機構と、
    前記センサ部により検出された前記着座者の頭の動きに基づいて、前記リクライニング機構を制御する制御部と、
    を備える乗物用シート。
  2. 前記センサ部は、近接覚センサ及び圧力センサを含む請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記圧力センサにより検出された圧力値が所定の圧力閾値以上であるか否かを判断する第1判断部を備え、
    前記制御部は、前記第1判断部により前記圧力値が前記圧力閾値以上であると判断された場合に、前記リクライニング機構を制御して、前記シートバックを前記乗物用シートの後ろ方向に回動させる請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記近接覚センサにより検出された距離が所定の距離閾値以上であるか否かを判断する第2判断部を備え、
    前記制御部は、前記第2判断部により前記距離が前記距離閾値以上であると判断された場合に、前記リクライニング機構を制御して、前記シートバックを前記乗物用シートの前方向に回動させる請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記乗物用シートを前記乗物用シートの前後方向に移動させるスライド機構を備え、
    前記制御部は、前記第1判断部により前記圧力値が前記圧力閾値以上であると判断された場合に、前記スライド機構を制御して、前記乗物用シートを前記乗物用シートの後ろ方向に移動させる請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記制御部は、前記第2判断部により前記距離が前記距離閾値以上であると判断された場合に、前記スライド機構を制御して、前記乗物用シートを前記乗物用シートの前方向に移動させる請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 前記ヘッドレストは、クッション材であるパッドと、前記パッドを被覆する表皮材と、を備え、
    前記センサ部は、前記パッドの前記表皮材と接する面に設けられた凹部に設けられる請求項2から6のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  8. 前記ヘッドレストは、クッション材であるパッドと、前記パッドを被覆する表皮材と、を備え、
    前記近接覚センサは、前記パッドの前記表皮材と接する面に設けられた凹部に設けられ、
    前記圧力センサは、前記パッドと前記表皮材の間に設けられる請求項2から6のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  9. 前記センサ部は、前記シートバックの上部に設けられて、前記着座者の肩の動きを検出し、
    前記制御部は、前記センサ部により検出された前記着座者の頭及び肩の動きに基づいて、前記リクライニング機構を制御する請求項1から8のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  10. 前記乗物用シートを備える乗物は、自動走行が可能であり、
    前記制御部は、前記乗物が自動走行をしている場合に、前記リクライニング機構を制御する請求項1から9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  11. 前記シートバックに対する前記ヘッドレストの角度を変更する変更部を備え、
    前記制御部は、前記シートバックの角度に基づいて、前記変更部を制御して前記ヘッドレストの角度を変更させる請求項1から10のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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