JP2023132328A - 設計支援装置及び設計支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査を考慮した構造設計の支援を目的とする。【解決手段】構造物の形状モデルに欠陥を設定する欠陥付与部132と、形状モデルに対し、設定された欠陥を検査するためのセンサ部を、所定の条件であるセンサ部設定条件に基づいて仮想的に設定し、仮想的に設定されたセンサ部による欠陥の検査シミュレーションを、複数の欠陥性状で行う検査信号計算部134と、欠陥を検出する確率である欠陥検出確率を計算する検出確率計算部135、欠陥検出確率を基に、形状モデルを修正する形状修正部142と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、設計支援装置及び設計支援方法の技術に関する。
鉄道、自動車、航空機等の設計において、構造物の軽量化が望まれている。しかしながら、一般的に、構造物を単に軽量化すると強度が低下するため好ましくない。そのため、所望の剛性を満足しながら軽量化を図る構造物の設計を支援する手法として、トポロジ最適化等の形状最適化手法が知られている。
例えば、特許文献1には、「設計支援装置1は、体積密度及び材料物性値が互いに異なる複数の単位構造モデルが、体積密度に関するパラメータ及び材料物性値と関連付けられて格納された記憶部21と、構造物の外部形状及び要求特性を入力データとして取得し、要求特性を満足するとともに質量の軽量化が実現された構造物の強度分布または密度分布を解析結果として出力する最適化処理部22と、最適化処理部22の解析結果に基づいて、記憶部21に格納されている複数の単位構造モデルの中から対応する単位構造モデルをそれぞれ選択するモデル選択部23と、選択した単位構造モデルを構造物の対応箇所に与えることにより、構造物の内部構造を決定する内部構造決定部28とを備える」設計支援装置及び設計支援プログラムが開示されている(要約参照)。
特開2019-153210号公報
一般に、形状最適化手法を用いて構造物の形状を決定すると、形状が複雑化する。このような複雑化した形状の構造物を製造する方法として、三次元プリンタを用いた一体化構造物の成形や、積層、接着といった工程が用いられるようになっている。
形状最適化手法が適用された複雑形状を有する構造物にも、製造時に欠陥が生じたり、供用時に負荷がかかることで欠陥が生じたりすることがある。したがって、従来の構造物と同様に、出荷時や運用時に検査を実施することで、信頼性を保証する必要がある。
一方で、形状が複雑化することにより、検査におけるセンシング物理量の伝搬経路が複雑化し、センサ・アクセシビリティの確保が困難となる懸念が生じる。例えば、負荷により欠陥が生じる位置が構造物内部にあり、検査手法として超音波検査が好適だとしても、超音波探触子を設置する面がない場合が考えられる。あるいは、超音波探触子を設置できたとしても、超音波が構造物壁面で反射、屈折、散乱されて欠陥からの反射信号を得られない場合が考えられる。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、検査を考慮した構造設計の支援を目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、構造物の形状モデルに欠陥を設定する欠陥設定部と、前記形状モデルに対し、設定された前記欠陥を検査するためのセンサ部を、所定の条件であるセンサ部設定条件に基づいて仮想的に設定し、仮想的に設定された前記センサ部による前記欠陥の検査シミュレーションを、前記欠陥の性状を示す欠陥性状ごとに行うことで、前記欠陥を検出する確率である欠陥検出確率を計算する検査解析部と、前記欠陥検出確率を基に、前記形状モデルを修正する形状モデル修正部と、を有することを特徴とする。
その他の解決手段は実施形態中において適宜記載する。
本発明によれば、検査を考慮した構造設計の支援の支援が可能となる。
本実施形態に係る設計支援装置の機能ブロック図である。 本実施形態に係る設計支援装置のハードウェア構成を示す図である。 CADデータ入力処理部に入力されたCADデータの例を示す図である。 形状変換部によって変換された後の形状モデルの例を示す図である。 構造解析部で計算される応力分布の一例を示す図である。 欠陥データベースの構成例を示す図である。 欠陥付与部の処理を説明する概念図である。 検査データベースの構成例を示す図である。 検査信号計算部が実行する処理の一例を示す概念図(照射波)である。 検査信号計算部が実行する処理の一例を示す概念図(反射波)である。 検査信号計算部による計算結果である信号強度分布の一例を示す概念図である。 検出確率計算部が計算する欠陥検出確率の一例を示す図である。 本実施形態に係る設計支援方法の手順を示した全体フローチャートである。 本実施形態に係る欠陥検出確率の計算手順を示したフローチャートである。 表示画面の一例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、各図面において同一の構成については同一の符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説明は省略する。
(設計支援装置1の構成)
図1は、本実施形態に係る設計支援装置1の機能ブロック図である。
図1に示すように、設計支援装置1は、入出力部110、構造解析部120、検査解析部130、最適化部(形状モデル修正部)140を備えている。
また、入出力部110は、CADデータ入力処理部111、形状変換部112、形状出力部113及びモデルデータベース(DB)114を備えている。
そして、構造解析部120は、構造計算部121、剛性計算部122、局所応力計算部123を備える。
さらに、検査解析部130は、欠陥データベース(DB)131、欠陥付与部(欠陥設定部)132、検査データベース(DB)133、検査信号計算部134、検出確率計算部135を備えている。
また、最適化部140は、構造モデルデータベース(DB)141と形状修正部(形状モデル修正部)142とを備えている。
設計支援装置1における各部110~140を構成する各要素については図3A以降を参照して、詳細に説明する。また、図1における矢印で示される情報の流れも後記するフローチャートで説明する。
(設計支援装置1のハードウェア構成)
図2は、本実施形態に係る設計支援装置1のハードウェア構成を示す図である。
本実施形態の設計支援装置1は、コンピュータによって構成され、RAM(Random Access Memory)等によって構成される主記憶装置151、CPU(Central Processing Unit)152、補助記憶装置153を備える。さらに、設計支援装置1は入力装置154、表示装置(出力部)155、通信インタフェース156を備える。
補助記憶装置153は、CPU152が実行するプログラム及びこのプログラムにより参照されるデータ等を記憶する。主記憶装置151は、各プログラム実行時のワーク領域として機能する。入力装置154は、キーボードやマウス等によって構成される。表示装置155は、データを表示する液晶表示装置等によって構成される。通信インタフェース156は、通信ネットワークに接続するため機器である。これら各部151~156は、例えば、バスを介して接続されている。補助記憶装置153は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が一例として挙げられる。
本実施形態を構成する各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で補助記憶装置153に記憶されている。これらのプログラムをCPU152が主記憶装置151に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、図1に示す各部110~140の各種機能が実現される。なお、プログラムは、補助記憶装置153に予めインストールされている形態の他に、他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態が適用されてもよい。あるいは、プログラムは、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
また、図1におけるモデルデータベース114、欠陥データベース131、検査データベース133、構造モデルデータベース141は、図2の補助記憶装置153に格納されている。ただし、モデルデータベース114、欠陥データベース131、検査データベース133、構造モデルデータベース141は、設計支援装置1とは別のデータベースサーバに保持されていてもよい。
(入出力部110)
図1の説明に戻り、入出力部110の説明を行う。
入出力部110を構成するCADデータ入力処理部111は、設計者が構造物のCADデータ200(図3A参照)を入力するインタフェースである。CADデータ入力処理部111は、予め補助記憶装置153に保存してあるデータを、設計者によるファイル指定を介したプログラム上へのロードや、画面上における編集等、一般によく知られているCADソフトウェアと同等の機能を有する。CADデータ200には、構造物の各部位に与えられる物性値(ヤング率、ポアソン比、剛性率、密度等)が属性データとして含まれている。なお、CADデータ200については後記する。
(形状変換部112)
入出力部110を構成する形状変換部112は、CADデータ入力処理部111に入力したCADデータ200を後記する構造解析部120、検査解析部130で利用可能な形式へ変換することで形状モデル300(図3B参照)を生成する。そして、形状変換部112は、生成した形状モデル300を主記憶装置151(図2参照)に保持するとともに、モデルデータベース114に格納する。
(CADデータ200及び形状モデル300の例)
以下、図3A及び図3Aを参照して入出力部110の処理について説明する。適宜、図1を参照する。
図3AはCADデータ入力処理部111に入力されたCADデータ200の例を示す図である。また、図3Bは形状変換部112によって変換された後の形状モデル300の例を示す図である。
図3Aは、形状変換部112による変換前のソリッドデータを示し、図3Bは、形状変換部112による変換後の形状モデル(メッシュデータ)300を示す。
CADデータ入力処理部111に入力されるCADデータ200は、一般に、図3Aに示すような、平面、円柱、円錐等によって構成されるソリッドモデルである。構造解析部120、検査解析部130で利用可能な形式とは、図3Bで示されるような有限要素法等の解析技術で用いられるメッシュモデルである。ソリッドモデルから、メッシュモデルへの変換は、メッシャーと呼ばれるプログラム等を利用することで行われる。メッシュモデルに変換された後の構造物の形状データを形状モデル300と称する。
なお、本実施形態では、図3A及び図3Bに示すように、2つの部品E1,E2を溶接した構造物に対する設計支援を行う例を示す。2つの部品E1,E2は溶接部Wにおいて溶接されている。
前記したように、形状変換部112は変換した形状モデル300を主記憶装置151(図2参照)に保持するとともに、モデルデータベース114に保持する。モデルデータベース114に保持された形状モデル300は、適宜、形状変換部112によって読み出される。形状変換部112によって読み出された形状モデル300は構造計算部121へ送られる。
(形状出力部113)
図1の説明に戻り、形状出力部113について説明する。
入出力部110を構成する形状出力部113は、モデルデータベース114に保持されている形状モデル300(図3B参照)を表示装置155に表示する。液晶表示装置等からなる表示装置155(図2参照)に形状モデル300を三次元表示してもよいし、形状モデル300をファイルとして、補助記憶装置153(図2参照)等の記憶媒体に格納するようにしてもよい。
(構造解析部120)
続いて、図1の説明に戻り、構造解析部120の説明をする。
構造解析部120を構成する構造計算部121は、形状変換部112から送られた形状モデル300を使って有限要素法(FEM:Finite Element Method)による構造解析を行い、解析結果を主記憶装置151(図2参照)に保持する。
(剛性計算部122)
構造解析部120を構成する剛性計算部122は、形状モデル300(図3B参照)の元となる構造物の剛性を計算する。剛性計算部122は、構造計算部121による解析結果から、構造物の目的関数として最も一般的であり、後記する最適化部140で参照する、構造物の剛性を計算する。剛性計算部122は、例えば、曲げ剛性や、ねじり剛性等といった特性値等を計算する。
(局所応力計算部123)
構造解析部120を構成する局所応力計算部123は、構造計算部121で保持される解析結果から、構造物の局所応力分布を抽出する。局所応力分布は応力テンソル、主応力、ミーゼス応力等の相当応力の分布として計算される。
(応力分布の例)
図4を参照して、局所応力計算部123の処理を説明する。
図4は局所応力計算部123で計算される応力分布の一例を示す図である。
図4以降に示す形状モデル300では、図3Bに示すようなメッシュを図示省略する。
図4では形状モデル300が示す構造物に対して負荷(図4の白抜矢印)を印加した時の溶接部Wにおける応力分布(符号301~304が示されている。図4に示す例では、4段階で応力が示されている。応力が加わっている部分におおいて、符号301で示される部分が最も応力が大きく、符号304で示される部分に加わる応力が最も弱い。負荷の印加方法は、類似製品の供用中に生じる負荷や、ユーザが経験に基づき発生すると判断した負荷に基づいて設定される。計算された応力分布(符号301~304)は、属性データとして形状モデル300に含まれる。図4のように応力解析の結果が付与された形状モデル300を応力解析結果400と適宜称する。このように、局所応力計算部123は、形状モデル300を基に、構造物における局所応力を計算する。
(検査解析部130)
以下、図5~図10を参照して、図1に示す検査解析部130を構成する欠陥データベース131、欠陥付与部132、検査データベース133、検査信号計算部134、検出確率計算部135について詳細に説明する。適宜、図1を参照する。
(欠陥データベース131)
図5は、欠陥データベース131の構成例を示す図である。
欠陥データベース131には、欠陥種、サイズ、位置ずれ、角度ずれといった欠陥情報を有している。ここで、欠陥種とは欠陥の種類情報である。サイズは欠陥のサイズである。位置ずれは、欠陥の発生位置に関する情報である。具体的には、位置ずれはセンサに対する位置のずれを示している。角度ずれは、亀裂等、欠陥に方向がある場合に用いられる情報であり、欠陥の発生角度に関する情報である。
そして、欠陥データベース131には、サイズ、位置ずれ、角度ずれといった欠陥性状のそれぞれに対し平均や、標準偏差といった確率分布のパラメータ(確率分布)が保持されている。例えば、亀裂について、対象となる構造物における亀裂のサイズの平均値や、標準偏差、位置ずれの平均や、標準偏差、角度ずれの平均や、標準偏差が欠陥データベース131に格納されている。
欠陥データベース131には、亀裂の他にボイド、溶込不良、割れ等についても、サイズ、位置ずれ、角度ずれのそれぞれについて平均、標準偏差が格納されている。欠陥データベース131に格納される情報のぞれぞれは、ユーザによる手入力あるいは候補から指定しておく。候補から指定とは、予め取得されている実験データ等の中から適切なデータを欠陥データベース131に入力するという意味である。
(欠陥付与部132)
次に、図6を参照して、図1に示す欠陥付与部132が行う処理について説明する。
図6は、欠陥付与部132の処理を説明する概念図である。
図6に示すように、欠陥付与部132は局所応力計算部123から送られてくる応力解析結果400に基づき、欠陥データベース131の情報を付加して欠陥情報(図6の例では亀裂C)と境界条件を含む形状モデル300a(300)を作成する。境界条件は部品E1,E2と、溶接部Wとの境界Bに関する条件の情報である。
図6では、溶接部W(図3B参照)に、欠陥としての亀裂Cが発生した状態を形状モデル300に反映した形状モデル300である形状モデル300aを例示している。この時、亀裂Cの発生位置は、局所応力計算部123の解析結果に基づき、応力が大きいところ等に欠陥付与部132が自動的に付与するようにしてもよい。具体的には、欠陥付与部132は、図11のステップS14で計算された応力分布に基づき、応力集中係数、応力拡大係数、相当応力の最大値等、欠陥が生じうることを示す定量指標と、欠陥データベース131の欠陥種とを基に欠陥発生位置を選択する。あるいは、局所応力計算部123の解析結果に基づきリスク(図6の場合は亀裂C)が発生すると判断した位置をユーザが手入力で指定することで欠陥付与部132が形状モデル300に欠陥を付与してもよい。このようにして、欠陥付与部132は構造物の形状モデル300に欠陥を設定する。つまり、欠陥付与部132によって、局所応力計算部123で計算された構造物の局所応力に基づいて欠陥の発生位置が設定される。
また、検査信号計算部134(図1参照)によるセンサの設置位置の決定後、欠陥付与部132は、欠陥データベース131の情報を利用し、亀裂Cのサイズ、指定位置からのずれ、発生角度等を確率的にサンプリングする。即ち、欠陥付与部132は、設定された亀裂Cに対し、サイズ、位置(位置ずれ)、角度(角度ずれ)等といった欠陥性状に対し、欠陥データベース131の欠陥情報に基づいた統計的なゆらぎを生じさせる。
(検査データベース133)
図7は、検査データベース133の構成例を示す図である。
検査データベース133には、検査手法、センサ種、センサ仕様、設置可能条件(センサ部設定条件)、検出閾値、コストの情報が格納されている。
検査手法には、渦電流検査、超音波検査、外観検査等といった検査の手法が格納されている。
センサ種(検査手法)には、渦電流センサ、超音波センサ、外観検査の際に用いられる測距センサ等といった検査手法に対応したセンサ種の情報(検査手法で使用可能なセンサの候補)が格納されている。
センサ仕様には、開口、駆動周波数等といったセンサ(センサ部)の仕様に関する情報が格納されていう。
設置可能条件(センサの設置条件)には、構造物の平坦度、設置可能スペースサイズ等といった、対象となるセンサが設置可能な条件が格納されている。
検出閾値は、後記する欠陥検出確率を計算する際に用いられるセンサの検出閾値であり、コストは、センサの設置に係る費用に関する情報である。
ユーザが検査手法を選択することによって、使用されるセンサ種等が決定される。
(検査信号計算部134)
図8A及び図8Bは、検査信号計算部134が実行する処理の一例を示す概念図である。図8Aは照射波を示しており、図8Aは反射波を示している。
ここでは、超音波検査を例に説明する。検査信号計算部134は、構造物の形状モデル300aからセンサ(図8に示す例では超音波センサ)の設置位置(センサ設置位置SE)を特定する。センサ設置位置SEは仮想的な設置位置のことである。
具体的には、まず、検査信号計算部134は、形状モデル300aと、欠陥(図8A,図8Bの例では亀裂C)の位置や、検査データベース133の設置可能条件(図7参照)等を基に、検査信号計算部134が最適化計算を行うことによってセンサを設置可能な位置(設置可能位置)を特定する。例えば、センサが超音波センサの場合、検査信号計算部134は、超音波がどう伝播するかを解析し、その解析結果を基に超音波センサを設置できる位置を計算し、その最適計算位置を計算することで超音波センサの設置可能位置を特定する。なお、設置可能位置は複数特定される場合がある。設置可能位置が複数特定されている場合、検査信号計算部134は、複数の設置可能位置から1つのセンサ設置位置SEを選択する。そして、検査信号計算部134は、洗濯したセンサ設置位置SEに仮想的にセンサを設置する。このようにして、検査信号計算部134は、形状モデル300に対し、設定された欠陥を検査するためのセンサを、所定の条件である設置可能条件で仮想的に設定する。
なお、前記したように、検査信号計算部134によるセンサ設置位置SEの決定後、欠陥付与部132による欠陥性状のランダムサンプリングが行われる。
設置可能位置のうち、選択されなかった位置は、選択された位置についての処理の完了後、順次選択されていく。
検査信号計算部134は、選択された検査手法に対応するセンサ、決定されたセンサの仮想的な設置位置(図8A及び図8Bのセンサ設置位置SE)、及び、欠陥データベース131の確率分布に従って付与された欠陥性状に対して、伝搬解析シミュレーションを実行する。図8A及び図8Bに示す例では、形状モデル300aに設定された超音波センサによる亀裂Cに対する超音波の伝搬解析シミュレーション(以下、適宜シミュレーションと称する:検査シミュレーション)が実行されている。即ち、図8A及び図8Bに示す例では、超音波センサが構造物の表面に仮想設置されている。なお、図8Aでは、超音波センサから超音波が照射された場合のシミュレーション結果を示し、図8Bでは反射波のシミュレーション結果を示している。
このような計算により、センサが受信する応答(仮想的に設定されたセンサによる欠陥に対する応答:図8Bの例では反射波)の信号強度(応答信号強度)をシミュレーションによって計算することができる。検査信号計算部134が行う計算は、一般的な物理シミュレーション手法を用いて実現することができる。このようにして、仮想的に設定されたセンサによる欠陥に対する応答がシミュレーションによって計算される。
(信号強度分布)
図9は、検査信号計算部134による計算結果である信号強度分布の一例を示す概念図である。
検査信号計算部134は、欠陥付与部132によってランダムサンプリングされた欠陥性状(複数の欠陥性状)や、検査データベース133等を参照して設定された検査条件、センサの設置位置に基づき、ランダムサンプリングを繰り返し計算する。欠陥性状とは欠陥の性状を示すものであり、欠陥のサイズ、位置、角度である。検査条件とは、用いられるセンサの種類(センサ種)、センサの仕様等を含む情報である。
つまり、検査信号計算部134は、欠陥データベース131に格納されている欠陥のサイズ、位置ずれ、角度ずれの情報と、検査データベース133の検査条件とを基に、様々な欠陥のサイズ、センサに対する欠陥の位置及び角度について、検査を行った際の応答信号強度をシミュレーションする。つまり、検査信号計算部134は、仮想的に設定されたセンサによる欠陥のシミュレーションを、欠陥の性状を示す欠陥性状ごとに行う。これにより、検査信号計算部134は、欠陥サイズに対するセンサの応答信号強度をいわゆるモンテカルロ計算により計算する。この計算により、図9に示すように、欠陥発生条件の不確実性や、センサ設置の可能性等の情報を反映した信号強度分布が求まる。図9において、プロットの1つ1つが、様々な欠陥性状に対して行われたモンテカルロ計算によってシミュレーションされた応答信号強度を示す。
なお、図9の破線401は図10に示す欠陥検出確率を計算する際に、センサによる検出の有無を決定するための閾値である。ちなみに、破線401で示される閾値は、図7に示す検査データベース133に格納されている検出閾値である。
(検出確率計算部135)
図10は、検出確率計算部135が計算する欠陥検出確率の一例を示す図である。
検出確率計算部135は、検査信号計算部134の計算結果に基づき、欠陥を検出する確率である検出確率(欠陥検出確率)を計算する。検出確率計算部135は、図9に例示するような信号強度分布を用いて、図10に示すような欠陥検出確率を推定する。図9に示すような信号強度分布から図10に示すような欠陥検出確率を推定する手法として、Berans法やHit/Miss法といった最尤推定法(仮想的な応答の統計解析)が知られている。
なお、ここでは、超音波センサが用いられている場合について例示しているが、超音波センサ以外のセンサ(渦電流センサや、測距センサ等)を用いる場合も、同様の処理により欠陥検出確率を計算することができる。また、図10では欠陥のサイズ(欠陥サイズ)に対する欠陥検出確率が求められているが、センサの設置位置や、欠陥に対するセンサの設置角度に対する欠陥検出確率が求められてもよい。
(最適化部140の構成と処理)
図1の説明に戻り、最適化部140の説明を行う。
最適化部140は、検出確率計算部135によって計算された欠陥検出確率や、剛性計算部122によって計算された曲げ剛性や、ねじり剛性等の剛性情報に基づいて、所定の要求特性を満足する構造物の形状を修正する。具体的には、最適化部140は、構造解析部120の剛性計算部122で計算された剛性と、検査解析部130の検出確率計算部135で計算された欠陥検出確率が要求特性を満たしつつ、質量が小さくなるように形状モデル300(図3B参照)を修正する。要求特性については後記する。
(構造モデルデータベース141)
構造モデルデータベース141には、構造を最適化する際に必要な各種条件としての要求特性が格納されている。要求特性として、例えば、制約条件、目的関数(要求条件)等が挙げられる。
構造モデルデータベース141に格納されている目的関数としては、構造物が満足する機械的特性に関するものがある。例えば、目的関数として、剛性計算部122によって計算された曲げ剛性や、ねじり剛性等の特性値がある。目的関数は、構造物によって異なり、ユーザがその構造物に対して要求する特性が目的関数として入力される。
構造モデルデータベース141に格納されている制約条件としては、欠陥検出確率がある。構造モデルデータベース141には、欠陥に対して所定の検出確率(欠陥検出確率)が担保された基本的な構造(例えば、欠陥近傍の表面の平坦度等)等も保持されている。例えば、欠陥検出確率が高くなるような構造物の構造が構造モデルデータベース141に保持されている。
(形状修正部142)
形状修正部142は、構造モデルデータベース141に格納されている情報と、剛性計算部122が計算した剛性に関する情報(曲げ剛性や、ねじり剛性)と、検出確率計算部135が計算した欠陥検出確率を参照しながら、要求特性の下で形状モデル300の形状情報を修正する。具体的には、形状モデル300の形状情報が修正されることで、形状モデル300そのものが修正され、形状モデル300の変形が行われる。修正された形状モデル300は入出力部110内のモデルデータベース114に格納される。
このようにして、形状修正部142は形状最適化を行う。形状最適化の手法として例えば、トポロジ最適化がある。トポロジ最適化では、剛性が目的関数を満たしていない場合、より剛性の高い材料、あるいは部材が割り当てられることにより、形状モデル300が修正される。欠陥検出確率が要求特性を満たしていないと判定された場合、検査データベース133を基にセンサの設置位置の候補が増えるように表面形状の平坦化等によって形状モデル309が修正される。このように、形状修正部142は、欠陥検出確率を基に、形状モデル300を修正する。
また、トポロジ最適化の1つとして、密度法と呼ばれる公知のアルゴリズムを利用することができる。密度法に基づくトロポジ最適化では、FEMモデルを構成する各要素(各メッシュ領域)のうち、構造物の剛性への寄与度が小さい要素について密度を減少させる。
設計支援装置1は、構造解析部120での構造解析、検査解析部130における欠陥検出確率、最適化部140における形状修正を、要求特性(制約条件、目的関数)が満たされるまで繰り返す。これによって、検査性を確保したうえで、構造物の無駄な要素を抜き取りつつ、所望の剛性を確保可能な範囲で軽量化を図った構造物の最適化構造が得られる。得られた最適化構造は形状出力部113にて出力される。
(フローチャート)
次に、本実施形態に係る設計支援装置1によって行われる処理について図11及び図12を参照して説明する。
(全体フローチャート)
図11は、本実施形態に係る設計支援方法の手順を示した全体フローチャートである。
図11に示す設計支援方法は、例えば、補助記憶装置153に格納されている設計支援プログラムをCPU152が主記憶装置151に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより実現される。適宜、図1~図10を参照する。
まず、ユーザがCADデータ200を入力する(S11)。
次に、形状変換部112は、入力されたCADデータ200を形状モデル300(メッシュモデル:図3B参照)に変換し、形状変換部112自身に保存する(S12)。ステップS12の処理は図3A及び図3Bにおいて説明した処理である。
続いて、これからの計算で使用される検査データベース(DB)133、欠陥データベース(DB)131、構造モデルデータベース(DB)141が設定される(S13)。これは、入力装置154(図2参照)を介して、ユーザが任意の値を入力するようにしてもよいし、例えば、予め検査データベース133、欠陥データベース131、構造モデルデータベース141に格納されるデータの候補リストを実験等で予め準備しておいて、候補の中からユーザが選択し、検査データベース(DB)133、欠陥データベース(DB)131、構造モデルデータベース(DB)141の設定を行ってもよい。なお、本フローチャートでは、ステップS13で検査データベース133、欠陥データベース131、構造モデルデータベース141が設定されているが、ステップS11が開始される前に検査データベース133、欠陥データベース131、構造モデルデータベース141が予め設定されていてもよい。
次に、構造計算部121が形状モデル300における剛性及び局所応力を計算する(S14)。ステップS14の処理は、図4において説明した処理である。
そして、検査解析部130が、検査データベース133、欠陥データベース131、局所応力等を参照して欠陥検出確率を計算する(S15)。ステップS15の詳細手順は後記する。
そして、最適化部140は、現在の形状モデル300が、構造モデルデータベース141に格納されている要求特性を満足しているか否かを判定する(S16)。要求特性を満足しているか否かは、具体的には、欠陥検出確率が所定の値以上であるか否か等である。
要求特性を満足していないと判定された場合(S16→No)、形状修正部142が形状モデル300の修正を行う(S17:形状モデル修正ステップ)。具体的には、形状修正部142は、要求特性を満たしていないと判定された形状モデル300における要素に対して構造モデルデータベース141、剛性、欠陥検出確率を参照して形状モデル300を修正する。さらに、具体的には、形状修正部142は、剛性計算部122によって計算された構造物の剛性が所定の条件である目的関数を満たすよう形状モデル300の修正を行う。剛性計算部122が計算した剛性、検出確率計算部135が計算した欠陥検出確率、構造モデルデータベース141を参照して、トポロジ最適化等の手法で形状モデル300を修正する。
ステップS17における形状モデル300の修正後、設計支援装置1はステップS14に処理を戻し、再び、構造計算部121が剛性、局所応力を計算し、さらに検査解析部130が欠陥検出確率を計算し、最適化部140は、現在の形状モデル300が要求特性を満足するか否かを判定する。
ステップS16において、要求特性が満足されていると判定されるまで、形状モデル300の修正が行われる。
そして、ステップS16において、要求特性を満足していると判定された場合(S16→Yes)、形状修正部142は、現在の形状モデル300を最終形状として決定する。最終形状として決定された形状モデル300はモデルデータベース114に格納される。
そして、形状出力部113が最終形状として決定された形状モデル300である最終的な形状モデル300(形状修正部142によって修正された形状モデル300)を表示装置155に表示する(S18)。ステップS18における表示方法については後記する。
(検出確率の計算)
続いて、図11のステップS15にて実施される欠陥検出確率の計算の詳細手順について、図12を参照して説明する。
図12は、本実施形態に係る欠陥検出確率の計算手順を示したフローチャートである。
まず、欠陥付与部132は、欠陥発生位置を設定する(S150:欠陥設定ステップ)。ステップS150の処理は図5及び図6を参照して説明したものである。
欠陥発生位置の選択は、前記したようにユーザによる手入力で選択されてもよいし、欠陥付与部132が自動的に選択してもよい。欠陥付与部132が自動的に欠陥発生位置を選択する場合、前記したように、欠陥付与部132は、図11のステップS14で計算された応力分布に基づき、応力集中係数、応力拡大係数、相当応力の最大値等、欠陥が生じうることを示す定量指標と、欠陥データベース131の欠陥種とを基に欠陥発生位置を選択する。応力集中係数、応力拡大係数、相当応力の最大値等、欠陥が生じうることを示す定量指標と、欠陥種とが対応付けられているデータベース(不図示)等を基に、欠陥種が選択されるとよい。なお、ステップS150の段階では欠陥発生位置に対して統計的な揺らぎは設定されない。
続いて、ユーザが、入力装置154を介して、ステップS150で設定した欠陥発生位置に発生する欠陥に対して適した検査手法を選択する(S151)。ステップS151の処理は、ユーザの手入力で行われる。なお、ユーザはセンサを選択する際に検査データベース133を参照してもよい。また、ユーザが検査手法を選択することにより、検査データベース133によって使用されるセンサ種も決定される。
次に、検査信号計算部134は、センサを設置可能な位置(設置可能位置)を特定する。この際、検査信号計算部134は、欠陥を有する形状モデル300に対して、ステップS150で選択された欠陥の位置(欠陥発生位置)や、ステップS151で選択された検査手法、検査手法に対応するセンサ(センサの候補)検査データベース133の設置可能条件(図7参照:センサの設置条件)等といったセンサ設定条件を参照する。検査信号計算部134は、最適化計算等の手法を用いることで、設置可能位置を特定する。前記したように設置可能位置は、複数特定される場合がある(複数のセンサの設置位置)。設置可能位置が複数特定されている場合、検査信号計算部134は、複数の設置可能位置から、センサ設置位置SE(図8A及び図8B参照)を1つ選択し、形状モデル300にセンサを仮想的に設置(設定)する(S152:検査解析ステップ)。
そして、欠陥付与部132は、欠陥性状をサンプリングし、欠陥性状を決定する(S153)。前記したように、欠陥性状とは、亀裂等の欠陥のサイズ、位置、角度等である。欠陥付与部132は、欠陥データベース131に登録された欠陥性状ごとの確率分布に基づいて、欠陥のサイズ、角度のずれ、及び、ステップS150で選択した位置からのずれをランダムサンプリングする。つまり、欠陥付与部132は、欠陥のサイズ、位置、角度といった欠陥性状をランダムサンプリングする。本実施形態では、ランダムサンプリングをサンプリングと適宜称する。その後、欠陥付与部132は、サンプリングした欠陥性状をステップS150で選択された欠陥発生位置に付与する。さらに、欠陥付与部132は、欠陥そのもののサイズをサンプリングされたサイズとすることで、欠陥性状を決定する。このようにして、欠陥付与部132は、欠陥に対してランダムサンプリングされた欠陥性状を設定する。
次に、検査信号計算部134はセンサで取得される応答信号強度を計算する(S154:検査解析ステップ)。この際、検査信号計算部134は、以下の情報を参照する。
(A1)ステップS151で選択したセンサ(渦電流センサ、超音波センサ、測距センサ等)。
(A2)ステップS152にて設置したセンサ設置位置SE(図8A及び図8B参照)。
(A3)ステップS153でランダムサンプリングした欠陥性状。
ステップS154において、検査信号計算部134は、(A1)~(A3)の各条件に基づいて、センサの応答信号強度(取得される応答信号強度)をシミュレーションする。シミュレーション手法は、検査手法に応じて電磁気計算、超音波伝搬解析、熱および光伝搬計算等が適宜選択される。なお、ステップS152~S154の処理は、図7~図9を参照して説明したものである。
続いて、検査信号計算部134は、ステップS154で取得した応答信号強度のサンプル数が十分か否かを判定する(S155)。つまり、検査信号計算部134は、後記する欠陥検出確率の推定において、十分なサンプル数の応答信号強度計算が行われたか否かを判定する。十分なサンプル数であるか否かは、以下の(B1)又は(B2)の手法によって判定される。
(B1)ユーザが十分であると考えられるサンプル数を予め直接入力し、検査信号計算部134は、そのサンプル数に達しているか否かを判定する。
(B2)検査信号計算部134は、欠陥検出確率の推定値の信頼区間が、ユーザによって、予め指定されている範囲に収まるか否かを判定する。ただし、(B2)の手法が行われる場合は、ステップS156において欠陥検出確率の計算が行われた後に、ステップS155の判定が行われるとよい。
十分なサンプル数の計算が行われていないと判定された場合(S155→No)、検査信号計算部134は、ステップS153の処理に戻り、欠陥性状を再びサンプリングし、決定する。つまり、欠陥付与部132による欠陥性状のサンプリングによる欠陥性状の設定と、検査信号計算部134によるシミュレーションとが繰り返し実行される。
十分なサンプル数の計算が行われている判定された場合(S155→Yes)、検出確率計算部135は、ステップS155までに計算されたセンサの応答信号強度を基に欠陥検出確率を計算する(S156:検査解析ステップ)。ステップS156では、図9に示すような信号強度分布が用いられる。前記したように、図9に示すような信号強度分布を用いて、欠陥検出確率を推定する手法として、Berans法やHit/Miss法といった最尤推定法が知られている。前記したように、この際に使用される閾値(センサが検出したと判定する応答信号強度の下限値)として、検査データベース133に予め指定されている検出閾値(図7参照)が参照される。なお、ステップS156の処理は図10を参照して説明したものである。
続いて、検査解析部130は、計算対象となっているセンサについて、未処理のセンサ設置位置SEがあるか否かを判定する(S157)。未処理のセンサの設置位置は、ステップS152で選択されなかった設置可能位置である。
未処理のセンサ設置位置SEがある場合(ステップS157→Yes)、検査解析部130は、ステップS152へ処理を戻す。つまり、検査信号計算部134は、複数のセンサの設置位置について、仮想的なセンサの応答を計算し、検出確率計算部135は、それぞれのセンサの設置位置について欠陥検出確率を計算する。
未処理のセンサ設置位置SEがない場合(S157→No)、検査解析部130は未処理の検査手法があるか否かを判定する(S158)。
未処理の検査手法がある場合(ステップS158→Yes)、検査解析部130はステップS151へ処理を戻す。
未処理の検査手法がない場合(S158→No)、検査解析部130は未処理の欠陥発生位置があるか否かを判定する(S159)。
未処理の欠陥発生位置がある場合(ステップ159→Yes)、検査解析部130はステップS150へ処理を戻す。
未処理の欠陥発生位置がない場合(ステップS159→No)、検査解析部130は図11のステップS15の処理を終了し、最適化部140が図11のステップS16を行う。
図12の処理が行われることによって、検査解析部130は、ステップS156を経由する都度、所定の欠陥発生位置、所定の検査手法、及び、所定のセンサ配置のもとで、欠陥検出確率を計算する。
そして、検査解析部130は、ステップS150~S159の繰り返し処理を抜け出した時点で、最適化部140が使用する制約条件を決定するために必要な欠陥検出確率をすべて計算していることになる。
(表示画面)
最後に、本実施形態に係る設計支援装置1における表示画面500について、図13を参照して説明する。
図13は表示画面500の一例を示す図である。
図11のステップS18において、入出力部110は、図13に示す表示画面500において、センサ配置位置、形状モデル300の初期形状、形状モデル300の最終形状を表示する。初期形状は、最適化部140による形状修正が行われる前の形状モデル300であり、最終形状は、最適化部140による形状修正が終了した後の形状モデル300である。具体的には、入出力部110は、図13に示す表示画面500を表示装置155(図2参照)に表示する。
表示画面500は、初期形状表示領域510、最終形状表示領域520、解析結果表示領域530を有する。
初期形状表示領域510には、図11のステップS11でユーザが入力したCADデータ200に対応する形状モデル300の初期形状(図3B参照)が表示されている。即ち、前記したように、最適化部140による形状修正が行われる前の形状モデル300が初期形状表示領域510に表示される。
最終形状表示領域520には、図11のステップS16において要求特性を満足すると判定(S16→Yes)された際における形状モデル300の最終形状(修正された前記形状モデル300b(300))が表示される。
さらに、最終形状表示領域520には、複数の設置可能位置(センサの設置位置)の中で、最も欠陥検出確率が大きくなるセンサ配置(符号521)が表示されている(最も欠陥検出確率が大きいセンサの設置位置に関する情報)。設置可能位置は、図12のステップS152において計算されるものである。欠陥検出確率が大きいとは、例えば、図10に示す欠陥検出確率の曲線が、小さい欠陥サイズから立ち上がっている等である。図13に示す例では、欠陥検出確率が最も良好なセンサの設置位置として2つの設置位置(符号521)が示されている。ちなみに、最終形状表示領域520に示されている構造物における符号522は欠陥(図13の例では亀裂)である。また、座標表示部523は、欠陥検出確率が最も良好なセンサの設置位置の座標である(最も欠陥検出確率が大きいセンサの設置位置に関する情報)。なお、複数のセンサ位置の中で最も欠陥検出確率が大きくなるセンサ配置(符号521)を表示するため、複数のセンサ位置のそれぞれについて、図11及び図12の処理が行われる。
最終形状表示領域520に表示されている形状モデル300bは、符号E1a,E2aで示される構造物の中が中抜きされることで、軽量化が図られている。
さらに、解析結果表示領域530には、最適化結果表示領域531、センサの設置位置(表示窓532a(532))、採用された検査手法(表示窓532b(532))、形状モデル300の修正の結果、達成される欠陥検出確率(表示窓532c(532))が表示される。表示窓532cに表示される欠陥検出確率は、最終形状表示領域520において符号521にセンサが設置されている場合の欠陥検出確率である。つまり、複数の設置可能位置(複数のセンサの設置位置)の中で、最も大きい欠陥検出確率である。
最適化結果表示領域531には、形状修正部142が行った形状モデル300の変更履歴が表示される。なお、最適化結果表示領域531において、「パーツA」とは図3Bにおける部品E1であり、「パーツB」とは図3Bにおける部品E2であり、「パーツC」とは図3Bにおける溶接部Wである。
また、表示窓532aにおいて表示されるセンサの設置位置は、最終形状表示領域520において示されるセンサの設置位置(符号521)に関する座標情報(即ち、最終形状表示領域520の座標表示部523に表示されている座標情報)が示されている。表示窓532bには図12のステップS151で選択された検査手法が表示される。また、表示窓532cに表示される欠陥検出確率は、最終形状表示領域520において示されるセンサの設置位置(符号521)にセンサが設置された際における欠陥検出確率である。なお、表示窓532cに表示される欠陥検出確率は、例えば、図10に示す欠陥検出確率の曲線から、予め設定されているサイズの欠陥が検出される確率として計算されるものである。
また、解析結果表示領域530には、剛性の目標値(表示窓532d(532))、最終形状(修正された形状モデル300b)において実現する剛性の実現値(表示窓532e(532))、最終形状にける構造物(修正された形状モデル300bに対する構造物)の質量(表示窓532f(532):)が表示される。解析結果表示領域530に表示される各情報は、設計支援装置1による処理が満足いくものか否かをユーザが判断し、実際の検査計画に反映するために必要となる情報である。また、剛性の目標値(表示窓532d)は、目的関数の1つであり、構造モデルデータベース141に格納されているものである。また、剛性の実現値、質量は、最終形状の形状モデル300から形状出力部113が計算するものである。なお、解析結果表示領域530に表示される各情報は、補助記憶装置153(例えば、モデルデータベース114)に記録しておくことができる。
さらに一般的には、表示窓532a~dのいずれかをユーザがクリックすることで、クリックした表示窓532が空白となり、空白となった表示窓532にユーザが値を入力してもよい。例えば、空白となった表示窓532aにユーザがセンサの設置位置を入力する。あるいは、空白となった表示窓532bにユーザが検査手法を入力する。すると、設計支援装置1は、空白となった表示窓532に入力されたデータに基づいて、図11に示す処理を実施する。そして、形状出力部113は、図11に示す処理を実施した結果のうち、新たに入力されたデータ以外のデータを各表示窓532に表示する。例えば、ユーザが表示窓532aにセンサの設置位置を入力した場合、センサの設置位置以外のデータが表示窓532b~532fに表示される。なお、ユーザが表示窓532aにセンサの設置位置を入力した場合、図12のステップS152では、最適化によるセンサの設置位置の設定が行われず、表示窓532aに入力されたセンサの設置位置が、そのまま設定される。
このような設計支援装置1によれば、検査性の指標を定量的に評価し、非破壊検査を考慮した検査しやすい構造物の形状を設計者に提示することができる。これにより、設計を支援することが可能となる。
つまり、このような設計支援装置1によれば、欠陥検出確率によって検査性の指標が定量的に評価される。このようにすることで、構造物の形状を決定する際に、将来の検査性に関する指標(センサ設置可否、欠陥検出確率)が加えられ、非破壊検査を考慮した検査しやすい構造物の形状モデル300を設計者に提示でき、設計を支援することが可能となる。
また、欠陥データベース131に格納されている欠陥性状の確率分布に基づいて欠陥性状がランダムサンプリングされることにより、定量的なモンテカルロ計算を用いた応答信号強度の計算を行うことができる。また、検査手法、センサ種、センサの仕様、センサの設置可能条件等が格納されている検査データベース133を基にセンサの仮想的な設置が行われることで、現実的なセンサの仮想設置が可能となる。
そして、局所応力に基づいて欠陥が設定されることにより、実際に欠陥が生じやすい箇所に欠陥を設定することができる。また、剛性計算部122によって計算された構造物の剛性に基づいて、形状修正部142が形状モデル300の修正を行うことにより、剛性を考慮した形状モデル300の修正が可能となる。
また、図13に示すような表示画面500が表示されることで、ユーザが設計支援方法によって得られる形状モデル300の修正結果等を確認することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 設計支援装置
110 入出力部
111 CADデータ入力処理部
112 形状変換部
113 形状出力部
114 モデルデータベース
120 構造解析部
121 構造計算部
122 剛性計算部
123 局所応力計算部
130 検査解析部
131 欠陥データベース
132 欠陥付与部(欠陥設定部)
133 検査データベース
134 検査信号計算部
135 検出確率計算部
140 最適化部(形状モデル修正部)
141 構造モデルデータベース
142 形状修正部(形状モデル修正部)
154 入力装置
155 表示装置(出力部)
156 通信インタフェース
200 CADデータ
300 形状モデル
300a 形状モデル
300b 形状モデル
400 応力解析結果
500 表示画面
510 初期形状表示領域
520 最終形状表示領域
523 座標表示部
530 解析結果表示領域
531 最適化結果表示領域
532 表示窓
532a 表示窓
532b 表示窓
532c 表示窓
532d 表示窓
532e 表示窓
532f 表示窓
B 境界
C 亀裂
E1 部品
E1a 符号
E2 部品
E2a 符号
SE センサ設置位置(センサ部の仮想的な設置位置)
W 溶接部
S17 形状モデルの修正(形状モデル修正ステップ)
S150 欠陥発生位置を設定する(欠陥設定ステップ)
S152 形状モデルにセンサを選択する(検査解析ステップ)
S154 応答信号強度を計算する(検査解析ステップ)
S156 欠陥検出確率を計算する(検査解析ステップ)

Claims (7)

  1. 構造物の形状モデルに欠陥を設定する欠陥設定部と、
    前記形状モデルに対し、設定された前記欠陥を検査するためのセンサ部を、所定の条件であるセンサ部設定条件に基づいて仮想的に設定し、仮想的に設定された前記センサ部による前記欠陥の検査シミュレーションを、前記欠陥の性状を示す欠陥性状ごとに行うことで、前記欠陥を検出する確率である欠陥検出確率を計算する検査解析部と、
    前記欠陥検出確率を基に、前記形状モデルを修正する形状モデル修正部と、
    を有することを特徴とする設計支援装置。
  2. 請求項1に記載の設計支援装置であって、
    前記欠陥性状は、少なくとも前記欠陥のサイズ、位置、角度であり、
    前記欠陥性状ごとの確率分布を保持している欠陥データベース
    を有し、
    前記欠陥設定部は、
    前記欠陥性状の確率分布に基づいて、前記欠陥性状をランダムサンプリングすることにより、前記欠陥に対して前記ランダムサンプリングされた前記欠陥性状を設定し、
    前記検査解析部は、
    前記欠陥設定部による前記欠陥性状の前記ランダムサンプリングによる前記欠陥性状の設定と、前記検査解析部による前記検査シミュレーションとが繰り返し実行された結果、得られる前記センサ部の仮想的な応答を統計解析することで前記欠陥検出確率を計算する
    ことを特徴とする設計支援装置。
  3. 請求項1に記載の設計支援装置であって、
    検査手法と、前記検査手法で使用可能な前記センサ部の候補と、前記センサ部の設置条件とを格納している検査データベースを有し、
    前記検査解析部は、
    前記欠陥設定部で設定された前記欠陥を有する前記形状モデルに対して、前記検査手法、前記センサ部の候補及び前記センサ部の設置条件を前記センサ部設定条件として、前記形状モデルに対し、前記センサ部を仮想的に設定し、仮想的に設定された前記センサ部による前記欠陥に対する応答を前記検査シミュレーションによって計算する
    ことを特徴とする設計支援装置。
  4. 請求項1に記載の設計支援装置であって、
    前記形状モデルを基に、前記構造物における局所応力を計算する局所応力計算部
    を有し、
    前記欠陥設定部は、
    前記局所応力計算部で計算された前記構造物の前記局所応力に基づいて前記欠陥の発生位置を設定する
    ことを特徴とする設計支援装置。
  5. 請求項1に記載の設計支援装置であって、
    前記形状モデルの元となる前記構造物の剛性を計算する剛性計算部
    を有し、
    前記形状モデル修正部は、
    前記剛性計算部によって計算された前記構造物の剛性が所定の条件である要求条件を満たすよう前記形状モデルの修正を行う
    ことを特徴とする設計支援装置。
  6. 請求項5に記載の設計支援装置であって、
    前記形状モデル修正部によって修正された前記形状モデルを出力する出力部
    を有し
    前記検査解析部は、複数の前記センサ部の設置位置について、仮想的な前記センサ部の応答を計算し、
    前記検査解析部は、それぞれの前記センサ部の設置位置について前記欠陥検出確率を計算し、
    前記出力部には、修正された前記形状モデルとともに、複数の前記センサ部の設置位置の中で最も前記欠陥検出確率が大きい前記センサ部の設置位置に関する情報、検査手法、複数の前記センサ部の設置位置の中で最も大きい前記欠陥検出確率、修正された前記形状モデルに対する前記構造物の質量、修正された前記形状モデルに対する剛性値、及び、前記剛性値の目標値が出力される
    ことを特徴とする設計支援装置。
  7. 設計支援装置が、
    構造物の形状モデルに欠陥を設定する欠陥設定ステップと、
    前記形状モデルに対し、設定された前記欠陥を検査するためのセンサ部を、所定の条件であるセンサ部設定条件に基づいて仮想的に設定し、仮想的に設定された前記センサ部による前記欠陥の検査シミュレーションを、前記欠陥の性状を示す欠陥性状ごとに行うことで、前記欠陥を検出する確率である欠陥検出確率を計算する検査解析ステップと、
    前記欠陥検出確率を基に、前記形状モデルを修正する形状モデル修正ステップと、
    を実行することを特徴とする設計支援方法。
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