JP2024029573A - 超音波検査システム及び超音波検査方法 - Google Patents

超音波検査システム及び超音波検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024029573A
JP2024029573A JP2022131905A JP2022131905A JP2024029573A JP 2024029573 A JP2024029573 A JP 2024029573A JP 2022131905 A JP2022131905 A JP 2022131905A JP 2022131905 A JP2022131905 A JP 2022131905A JP 2024029573 A JP2024029573 A JP 2024029573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defect
ultrasonic
model
inspection system
ultrasonic inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022131905A
Other languages
English (en)
Inventor
雅則 北岡
裕久 溝田
亮 西水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2022131905A priority Critical patent/JP2024029573A/ja
Priority to PCT/JP2023/004590 priority patent/WO2024042734A1/ja
Publication of JP2024029573A publication Critical patent/JP2024029573A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/22Details, e.g. general constructional or apparatus details
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/22Details, e.g. general constructional or apparatus details
    • G01N29/26Arrangements for orientation or scanning by relative movement of the head and the sensor
    • G01N29/265Arrangements for orientation or scanning by relative movement of the head and the sensor by moving the sensor relative to a stationary material

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】様々なばらつき要因を考慮したロバストな探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)をモデルベースで自動決定する超音波検査システムを提供する。【解決手段】探傷条件を自動決定する超音波検査システム100であって、被検体モデル111、センサアクセス可能面112、及び被検体ばらつき情報113と、欠陥モデル114及び欠陥ばらつき情報115とを入力する被検体情報入力部11と、超音波の伝搬を解析し、欠陥検出確率を算出する解析部12と、センサアクセス可能面112と欠陥検出確率を対応させた空間分布を出力する出力処理部13と、を有する。被検体ばらつき情報として、被検体形状のばらつき、被検体材料特性のばらつき、センサアクセス可能面ごとの検査作業者の手技のばらつきがある。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波検査システム及び超音波検査方法に関するものである。
原子力発電所、鉄道台車などに代表される社会インフラ機器を維持管理していくためには、検査技術の高度化による高効率化が求められている。老朽化により生じる欠陥は、表面にあらわれるものと、内部に生じるものがある。特に、内部に生じる欠陥を早期に発見することが事故を防ぐために重要である。内部に生じる欠陥を発見するための非破壊検査手法としては、超音波探傷と放射線探傷が有用であり、特に超音波は被ばくリスクのない安全な検査が可能な手法である。
超音波探傷は、センサを用いて被検体内に超音波を送信し、欠陥による反射波や散乱波を受信することで、欠陥を発見する。したがって、欠陥の早期発見のためには、センサ設置位置や超音波入射角度を適切に設定できる必要がある。従来は検査熟練者がこれらの探傷条件を決めていたが、熟練者不足、一体化構造の部品など対象物形状が複雑化のため、解析の支援が必要なケースが増加している。
特許文献1には、検査対象におけるセンサ設置可能面の形状と検査箇所、センサ特性、および探傷条件の入力を受けて、検査箇所の検出強度の解析を実行し、検出強度を最大化する設置位置を求める超音波探傷システム、プログラムおよび超音波探傷方法が開示されている。
特開2019-184409号公報
一般に、超音波探傷においては、欠陥の形などの欠陥性状や、対象形状、材料特性、検査作業者の手技のばらつきなどを含む、多くのばらつき要因が存在する。これらのばらつきによって超音波検出強度は解析結果よりも低下する。
特許文献1は、センサ設置可能面における検出強度を最大化する設置位置を解析により求める方法が記載されているものの、上記ばらつきは反映されていない。例えば、検出強度で最も良い探傷条件だったとしても、ばらつきまで考慮すると検出強度が低下しやすく、別の探傷条件での検出強度の方がロバストな検査が可能であることなどが考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、複雑形状物に対して、様々なばらつき要因を考慮したロバストな探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)をモデルベースで自動決定する超音波検査システム及び超音波検査方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の超音波検査システムは、探傷条件を自動決定する超音波検査システムであって、被検体モデル、センサアクセス可能面、及び被検体ばらつき情報と、欠陥モデル及び欠陥ばらつき情報とを入力する被検体情報入力部と、超音波の伝搬を解析し、欠陥検出確率を算出する解析部と、前記センサアクセス可能面と欠陥検出確率を対応させた空間分布を出力する出力処理部と、を有することを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
複雑形状物に対して、様々なばらつき要因を考慮したロバストな探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)をモデルベースで自動決定することが可能である。
第1実施形態に係る超音波検査システムの機能を示す構成図である。 第1実施形態に係る被検体モデルの一例を示す概念図である。 第1実施形態に係る被検体ばらつき情報の一例を示す概念図である。 第1実施形態に係る欠陥モデルのばらつき情報の一例を示す概念図である。 第1実施形態に係る欠陥形状の例を示す説明図である。 第1実施形態に係る解析部の機能を説明する概念図である。 第1実施形態に係る出力処理部の機能を説明する概念図である。 第1実施形態に係る超音波検査システムの動作手順を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る超音波検査システムの機能を示す構成図である。 第2実施形態に係る音源モデルの一例を示す概念図である。 第2実施形態に係る超音波伝搬解析部の機能を説明する概念図である。 第2実施形態に係る超音波伝搬解析の詳細手順を示したフローチャートである。
以下,本発明の実施形態を,図面を用いて説明する。なお、各図面において同一の構成については同一の符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説明は省略する。
<第1実施形態>
(超音波検査システム)
図1は、第1実施形態に係る超音波検査システム100の機能を示す構成図である。図1は、超音波検査システム100が有する機能の一例を示す。超音波検査システム100は、処理部10、記憶部20、入力部30、出力部40、通信部50を有する。処理部10は、被検体情報入力部11、解析部12、出力処理部13等を有する。解析部12は、超音波伝搬解析部121、欠陥検出確率算出部122を有する。出力処理部13は、欠陥検出確率分布出力部131を有する。処理部10等の詳細は後述する。
記憶部20には、被検体モデル111の情報である被検体モデル情報21、被検体モデル111のセンサアクセス可能面の情報であるセンサアクセス可能面情報22、被検体モデル111の寸法の情報である寸法情報23、被検体モデル111を構成する材料特性の情報である材料特性情報24、被検体モデル111にある欠陥モデル114の情報である欠陥モデル情報25、出力処理部13で作成されたPOD空間分布72等が記憶されている。記憶部20の情報等は、図2~図7で後述する。なお、PODは、Probability Of Detectionの略であり後述する。センサアクセス可能面とは、センサを接触させることができる面を意味する。
図1において、処理部10は、中央演算処理装置(CPU)であり、RAM(主記憶装置)やHDD(補助記憶装置)等に格納される各種プログラムを実行する。記憶部20は、HDDであり、超音波検査システム100が処理を実行するための各種データを保存する。入力部30は、キーボードやマウス等のコンピュータに指示を入力するための装置であり、プログラム起動等の指示を入力する。出力部40は、ディスプレイ等であり、超音波検査システム100による処理の実行状況や実行結果等を表示する。通信部50は、ネットワークを介して、他の装置と各種データやコマンドを交換する。補助記憶装置は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。
本発明を構成する各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で補助記憶装置に記憶されており、このプログラムをCPUが主記憶装置に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、補助記憶装置に予めインストールされている形態や、他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態や複数のコンピュータが協働してプログラムを実行する形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
(被検体情報入力部の構成と機能)
被検体情報入力部11は、CAD(Computer-Aided Design)データである被検体モデル111及び欠陥モデル114を入力し、記憶部20に保持する。
図2は、第1実施形態に係る被検体モデル111の一例を示す概念図である。被検体モデル111は、CADデータを入力するインターフェース上に表示されており、あらかじめ補助記憶装置に保存したデータを、設計者がファイル指定してプログラム上にロードしたり、画面上で直接編集するなどの方法で入力する。
CADデータには、構造物の各部位に与えられる材料特性(ヤング率、ポアソン比、剛性率、密度等)が含まれている。さらに、被検体モデル111は、センサアクセス可能面112および被検体ばらつき情報113を保持している。
欠陥モデル114は、被検体モデル111に付与する想定欠陥のサイズ、位置、被検体モデルに対する角度などの欠陥情報を保持している。さらに、欠陥モデル114は欠陥ばらつき情報115を保持している。
図2に例示した被検体モデル111は材料(1)、材料(2)、材料(3)の三種の材料から構成され、材料(1)と材料(2)は溶接されている。欠陥モデルは材料(1)と材料(2)の間の溶接部にき裂として設定されている。センサSがアクセス可能な面であるセンサアクセス可能面SA、SB、SCが設定されている。センサアクセス可能面SAは、材料(3)と材料(2)の間の狭隘部に設定されており、センサアクセスのばらつきが生じやすい。センサアクセス可能面SBは、曲面で構成されている。センサアクセス可能面SCは、平面部である。センサアクセス可能面SCにセンサSが仮に設置されている。
図3は、第1実施形態に係る被検体ばらつき情報113の一例を示す概念図である。センサアクセス可能面情報22に示すセンサアクセス可能面に設定するばらつき要因として、センサ接触ばらつき、センサ位置ばらつき、センサ接触角度ばらつきなどを例示している。ばらつきは平均と標準偏差といった確率分布のパラメータとして与えられる。これらのばらつきは、現実的には検査作業者の手技のばらつきや、被検体の表面粗さ、さびの状態、センサの設置精度などを反映したパラメータである。
センサアクセス可能面情報22に示すセンサアクセス可能面は、曲面であったり、狭隘部にあったりすると、これらのばらつきは増加する傾向であることが一般的である。
寸法情報23に示す寸法に関するばらつきは、CADデータの各部位について、例えば部材の厚さなどの寸法情報とそれらの加工ばらつきとして保持されている。
材料特性情報24に示す材料特性に関するばらつきは、材料種とその密度、ヤング率、ポアソン比などの超音波伝搬に関するパラメータとして保持されている。密度、ヤング率、ポアソン比以外にも、縦波音速、横波音速や、弾性スティフネスとして入力してもよい。
図4は、第1実施形態に係る欠陥モデル114のばらつき情報の一例を示す概念図である。図4は、欠陥モデル114のばらつき情報の一例として欠陥モデル情報25を示す。欠陥モデル114の基本情報として形状とサイズ、位置ずれ、被検体モデルに対する設置角度などがある。それぞれのばらつきがあり、ばらつき情報が平均と標準偏差が指定されている。形状は面状、球状、円筒状などの候補から選択して入力するか、任意形状をCADモデルで入力する。
図5は、第1実施形態に係る欠陥形状の例を示す説明図である。図5は、図4で指定できる欠陥形状の例を示している。図5中、面状の欠陥モデル51、球状の欠陥モデル52、円筒状の欠陥モデル53を例示している。被検体モデルの中の指定された位置に、指定されたサイズの欠陥モデルが、指定された角度で設定されており、センサSから超音波が発せられ、反射する様子が解析部12で解析されることになる。解析部12については後述する。
(解析部の構成と機能)
図6は、第1実施形態に係る解析部12の機能を説明する概念図である。解析部12は、前記したように、超音波伝搬解析部121、欠陥検出確率算出部122で構成されている。
説明図61は、図3及び図4で示したばらつき情報をグラフで示したものである。複数の被検体情報のばらつきや欠陥モデルのばらつきの確率分布が示されている。各確率分布から、超音波伝搬モデルを構成するために必要な情報を一つ一つランダムサンプリングする。
説明図62は、サンプリングされた被検査体及び欠陥モデルから超音波伝搬モデルを構成し、センサアクセス可能面の各点における超音波検出量を超音波伝搬解析により解析することを示している。このランダムサンプリングと超音波伝搬解析を多数回繰り返すことで、いわゆるモンテカルロ計算が実行される。
説明図63は、算出された検出量を縦軸に、その時の欠陥サイズを横軸にとってモンテカルロ計算の結果をプロットしたグラフを示している。また、閾値が設定されており、検出量が閾値を上回る場合は検出可能、下回る場合は検出不可能と判定される。この閾値は別途入力インターフェースから入力できるようにしておく。
モンテカルロ計算の結果を用いて、欠陥検出確率(POD:Probability Of Detection)を推定することができる。PODを推定する推定手法として、Berans法やHit/Miss法といった最尤推定法が知られている。
説明図64は、Hit/Miss法で推定した結果を例示しており、欠陥検出確率を縦軸に、欠陥サイズを横軸に取ったときの欠陥検出確率の曲線であり、いわゆるPOD曲線である。Hit/Miss法では、検出量が閾値を上回った結果をHitとして検出確率1に、下回った結果をMissとして検出確率0にプロットし、HitとMissの割合からPOD曲線を推定する。
従来技術として、超音波探傷のPOD曲線は、構造物の非破壊検査における合否基準の設定、点検頻度の設定、新しい非破壊検査技術又は装置の定量的性能把握、異なった非破壊試験方法の定量的な比較、使用中の装置における劣化度合いの定量的評価、検査技術者の能力把握のような用途に適用することができることが知られている。
本実施形態では、PODを探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)の適切さの指標として使用する。そのために、PODの空間分布という新規なアイデアを採用する。前記の伝搬解析により、センサアクセス可能面の各点におけるPOD曲線が求まり、同一欠陥サイズに対するPODを比較することができるようになる。
(出力処理部の構成と機能)
出力処理部13は欠陥検出確率分布出力部131を有する。なお、その他操作に必要な表示を出力部40(表示部)に表示することができる。
図7は、第1実施形態に係る出力処理部13の機能を説明する概念図である。図7には、被検体モデル71と、POD空間分布72が示されている。欠陥検出確率分布出力部131は、センサアクセス可能面とPODを対応させた空間分布を出力する。図7の被検体モデル71のA~Dがセンサアクセス可能面の各点に対応している。POD空間分布72の横軸が被検体表面のセンサ設置位置に対応している。
図7に示した例では、検出強度の観点では、欠陥位置に近い点Bや点Cが最適センサ設置位置となる。しかし、PODの観点では、点Cはセンサアクセス可能面に含まれず、点Bは狭隘部に存在することから、センサ設置が不安定となり、PODが低下してしまい、最適センサ設置位置にならない。この例では、センサアクセス可能面にあり、最もPODが高くなる点Dが最適センサ設置位置として選択される。超音波入射角度に関しては、点DでのPODを超音波伝搬解析部121で解析した際に利用した角度が最適角度となる。
このようにすることで、PODを探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)の適切さの指標として使用することができる。なお、PODに替えて、超音波検出量の平均値と標準偏差をセンサアクセス可能面の各点に対応させて表示し、これらの結果を総合的に判断して探傷条件を決定するようにしてもよい。
超音波検査システム100によれば、様々なばらつき要因を考慮したロバストな探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)をモデルベースで自動決定することが可能である。定期点検項目などの保守作業時に適用すると、検査計画を合理的に決定することが可能である。また、本発明を設計時に適用し、検査の指標として欠陥検出確率を用いることで、検査しやすい設計を支援できる。
(超音波検査方法)
次に、本実施形態に係る超音波検査システム100によって実現される超音波検査方法について図1、図8を参照して説明する。
図8は、第1実施形態に係る超音波検査システム100の動作手順を示したフローチャートである。後述する超音波検査方法は、例えば、補助記憶装置に格納されている設計支援プログラムをCPUが主記憶装置に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより実現される。
まず、ユーザは、ステップS11にて被検体モデル111と被検体ばらつき情報113を、ステップS12にて欠陥モデル114と欠陥ばらつき情報115を入力する。これらは、適当な入力インターフェースを準備しておいて、ユーザに任意の値を入力させるようにしてもよいし、例えば、候補リストを準備しておいて、候補の中からユーザに選択させるようにしてもよい。
次に、ステップS13では、超音波伝搬解析部121は、被検体ばらつき、欠陥ばらつきから、分布情報(平均と標準偏差)に基づき、各項目についてそれぞれの一つの値をランダムサンプリングする。
ステップS14では、超音波伝搬解析部121にて、超音波伝搬解析を実施する。前記のランダムサンプリングされた値を用いて、超音波伝搬解析モデルを構築し、超音波伝搬解析によって、センサアクセス可能面の各点ごとの超音波検出量を算出する。
ステップS15では、超音波伝搬解析部121は、後述するPODの推定において、十分なサンプル数の計算がなされたかどうかを判定する。十分なサンプル数かどうかは、ユーザが直接入力するか、検出確率の推定値の信頼区間がユーザの指定する範囲に収まるかどうかで判定する。
ステップS15において、十分なサンプル数の計算がなされていないと判定された場合には(ステップS15:No)、超音波伝搬解析部121は、ステップS13に戻り、被検体ばらつき、欠陥ばらつきから再びランダムサンプリングにより超音波伝搬解析モデルを構築する。ステップS15において、十分なサンプル数の計算がなされたと判定された場合には(ステップS15:Yes)、超音波伝搬解析部121は、ステップS16に進む。
ステップS16では、欠陥検出確率算出部122は、ステップS15までで複数回計算された超音波検出強度からPODを計算する。超音波検出強度からPOD曲線を推定する手法として、Berans法やHit/Miss法といった最尤推定法が知られている。
ステップS17では、欠陥検出確率分布出力部131は、PODをアクセス面の各点と対応させて結果を表示部に表示する。ユーザは、表示されて結果に基づき、探傷条件を選択する。同一欠陥サイズでのPODを比較することで、検査性について、定量的に探傷条件を比較することができる。
欠陥サイズはスライダーなどのインターフェースでユーザに選択させる。PODの値そのものではなくPODが50%などの特定の値に等しくなる欠陥サイズの空間分布を表示させることもできる。また、超音波検出量の平均値と標準偏差をセンサアクセス可能面の各点に対応させて表示させることもできる。
このようにすることで、PODを探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)の適切さの指標として使用することができる。なお、PODに替えて、超音波検出量の平均値と標準偏差をセンサアクセス可能面の各点に対応させて表示し、これらの結果を総合的に判断して探傷条件を決定するようにしてもよい。
超音波検査方法によれば、様々なばらつき要因を考慮したロバストな探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)をモデルベースで自動決定することが可能である。定期点検項目などの保守作業時に適用すると、検査計画を合理的に決定することが可能である。また、本発明を設計時に適用し、検査の指標として欠陥検出確率を用いることで、検査しやすい設計を支援できる。
<第2実施形態>
(超音波検査システム)
第1実施形態では、超音波伝搬解析は、一般的な物理シミュレーション手法を用いて実現した。その場合、センサSをセンサアクセス可能面の各点に仮想的に設置し、超音波入射角を変更しながらそれぞれの条件に対してモンテカルロ計算を実施する必要がある。このような解析手法でもPODの分布を算出することは可能であるが、第2実施形態では、より解析量を少なくする構成を説明する。以下では第1実施形態との差異のみ説明する。
(システムの構成)
図9は、第2実施形態に係る超音波検査システム100Aの機能を示す構成図である。図9は、超音波検査システム100Aが有する機能の一例を示した機能ブロック図である。超音波検査システム100Aにおいて、被検体情報入力部11の欠陥モデル114は、第1実施形態で説明した想定欠陥のサイズ、位置、被検体モデルに対する角度などの欠陥情報、欠陥ばらつき情報115に加えて、音源モデル116を保持している。
(被検体情報入力部の構成と機能)
図10は、第2実施形態に係る音源モデル116の一例を示す概念図である。音源モデル116は、欠陥に対して平面波が入射された時の反射応答特性を表している。図10では、面状の欠陥モデル51A、球状の欠陥モデル52A、円筒状の欠陥モデル53Aの各欠陥に対してx軸正の方向から平面波が入射した時の反射強度分布を等高線図で示している。これらの反射応答特性は、面状、球状、円筒欠陥のような代表的な形状についてはシステム内部で保持しており、リストのようなインターフェースから選択する。また、リストにない形状については、反射応答特性を数式や事前に計算した結果を入力する。
(解析部の構成と機能)
図11は、第2実施形態に係る超音波伝搬解析部121の機能を説明する概念図である。本実施形態の超音波伝搬解析部121は、解析量を減らすための一つの方法を提供する。まず、(1)仮想欠陥を仮定し、(2)欠陥に対してある角度で入射する平面波を仮定する。このとき、(3)欠陥位置と平面波の入射角度から幾何学的にセンサとセンサアクセス可能面との交点を求める。(4)この交点での欠陥からの平面波応答強度を、音源モデル116を用いて算出する。平面波に対する応答を用いて検出量を計算することは、実質的に欠陥を音源と考え、欠陥からセンサアクセス可能面に対する超音波伝搬を逆方向に計算したことに相当する。
(超音波伝搬解析方法)
図12は、第2実施形態に係る超音波伝搬解析の詳細手順を示したフローチャートである。図12は、図8中のステップS14(超音波伝搬解析)の詳細手順について示す。
まず、ステップS201では、超音波伝搬解析部121は、欠陥に対してある角度で入射する平面波を仮定する。角度は、二次元解析の場合は二次元的な角度から2πラジアン方向から、適当な分解能で一つの方向を選択する。三次元解析の場合は、三次元的な立体角で4πステラジアン方向から適当な分解能で一つの方向を選択する。
次に、ステップS202では、超音波伝搬解析部121は、欠陥位置と平面波の入射角度から幾何学的にセンサとセンサアクセス可能面との交点を求める。異なる媒質同士の境界では、反射・屈折の法則によって伝搬方向が変化することを考慮する。
続いて、ステップS203では、超音波伝搬解析部121は、交点での欠陥からの平面波応答強度を算出する。平面波応答は、平面欠陥や円筒欠陥、球状欠陥などの比較的単純な欠陥形状については解析解を得ることが可能であり、これらの平面波応答特性は高速に計算することが可能である。比較的複雑な欠陥形状に関しては、欠陥周辺の微小領域において物理シミュレーションを実施し、その解を延長することで、センサアクセス可能面との交点での超音波検出量を算出することが可能であり、全領域を含む計算に比較して計算量を削減することができる。
最後に、ステップS204では、超音波伝搬解析部121は、計算すべき全角度の計算が完了したかどうかを判定する。まだ計算すべき全角度の計算が完了していないと判定された場合には(ステップS204:No)、ステップS201に戻り、別の角度を選択し、再度ステップS202、ステップS203を実行する。ステップS204において、計算すべき全角度の計算が完了したと判定された場合には(ステップS204:Yes)、ステップS14を完了する。
超音波検査方法によれば、解析量を少なくても、本発明の超音波検査システムを構成し、PODを探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)の適切さの指標として使用することができる。
以上、本実施形態の超音波検査システム100は、次の特徴を有する。
(1)探傷条件を自動決定する超音波検査システムであって、被検体モデル111、センサアクセス可能面112、及び被検体ばらつき情報113と、欠陥モデル114及び欠陥ばらつき情報115とを入力する被検体情報入力部11と、超音波の伝搬を解析し、欠陥検出確率を算出する解析部12と、センサアクセス可能面112と欠陥検出確率を対応させた空間分布を出力する出力処理部13と、を有することを特徴とする。これにより、複雑形状物に対して、様々なばらつき要因を考慮したロバストな探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)をモデルベースで自動決定することが可能である。
(2)(1)において、被検体情報入力部11は、欠陥モデル114及び欠陥ばらつき情報115に加えて、音源モデル116が入力される(図9参照)。
(3)探傷条件を自動決定する超音波検査システムであって、被検体モデル111、センサアクセス可能面112、及び被検体ばらつき情報113と、欠陥モデル114及び欠陥ばらつき情報115とを入力する被検体情報入力部11と、超音波の伝搬を解析し、超音波検出強度とそのばらつきを算出する解析部12と、センサアクセス可能面と超音波検出強度とそのばらつきを対応させた空間分布を出力する出力処理部13と、を有することを特徴とする。これにより、複雑形状物に対して、様々なばらつき要因を考慮したロバストな探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)をモデルベースで自動決定することが可能である。
(4)(3)において、被検体情報入力部11は、欠陥モデル114及び欠陥ばらつき情報115に加えて、音源モデル116が入力される(図9参照)。
(5)(1)ないし(4)において、被検体ばらつき情報として、被検体形状のばらつきである(図3の寸法情報23参照)。
(6)(1)ないし(4)において、被検体ばらつき情報として、被検体材料特性のばらつきである(図3の材料特性情報24参照)。
(7)(1)ないし(4)において、被検体ばらつき情報は、センサアクセス可能面112ごとの検査作業者の手技のばらつきである(図3のセンサアクセス可能面情報22参照)。
(8)(1)ないし(4)において、欠陥ばらつき情報として、欠陥性状のばらつきである(図4の欠陥モデル情報25参照)
(9)探傷条件を自動決定する超音波検査方法であって、被検体モデル、センサアクセス可能面、及び被検体ばらつき情報と、欠陥モデル及び欠陥ばらつき情報とを入力すされる被検体情報入力ステップ(ステップS11,S12参照)と、超音波の伝搬を解析する超音波伝搬解析ステップ(ステップS14参照)と、超音波伝搬解析ステップの解析に基づき、欠陥検出確率を算出する算出ステップ(ステップS16参照)と、センサアクセス可能面と欠陥検出確率を対応させた空間分布を出力する出力処理ステップ(ステップS17)と、を有することを特徴とする。
(10)(9)において、被検体情報入力ステップは、欠陥モデル114及び欠陥ばらつき情報115に加えて、音源モデル116が入力され、
超音波伝搬解析ステップは、欠陥音源モデルから伝搬する超音波を解析することができる。
(11)(9)又は(10)において、算出ステップは、欠陥検出確率の算出に替えて、超音波検出強度とそのばらつきを算出し、出力処理ステップは、センサアクセス可能面と超音波検出強度とそのばらつきを対応させた空間分布を出力することができる。
本実施形態の超音波検査システム100によれば、複雑形状物に対して、様々なばらつき要因を考慮したロバストな探傷条件(センサ設置、超音波入射方向)をモデルベースで自動決定することが可能である。本実施形態を定期点検項目などの保守作業時に適用すると、検査計画を合理的に決定することが可能である。また、本実施形態を設計時に適用し、検査の指標として欠陥検出確率を用いることで、検査しやすい設計を支援できる。また、本実施形態の範囲を超音波検査システムから独立した装置とすることで、超音波検査の作業者を支援する超音波検査支援装置として利用することも可能である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10 処理部
11 被検体情報入力部
12 解析部
13 出力処理部
20 記憶部
21 被検体モデル情報
22 センサアクセス可能面情報
23 寸法情報
24 材料特性情報
25 欠陥モデル情報
30 入力部
40 出力部
50 通信部
51,52,53 欠陥モデル
51A,52A,53A 欠陥モデル(音源モデル)
72 POD空間分布
100 超音波検査システム
111 被検体モデル
112 センサアクセス可能面
113 被検体ばらつき情報
114 欠陥モデル
115 欠陥ばらつき情報
116 音源モデル
121 超音波伝搬解析部
122 欠陥検出確率算出部
131 欠陥検出確率分布出力部
S センサ
SA,SB,SC センサアクセス可能面

Claims (11)

  1. 探傷条件を自動決定する超音波検査システムであって、
    被検体モデル、センサアクセス可能面、及び被検体ばらつき情報と、欠陥モデル及び欠陥ばらつき情報とを入力する被検体情報入力部と、
    超音波の伝搬を解析し、欠陥検出確率を算出する解析部と、
    前記センサアクセス可能面と欠陥検出確率を対応させた空間分布を出力する出力処理部と、を有する
    ことを特徴とする超音波検査システム。
  2. 請求項1に記載の超音波検査システムであって、
    前記被検体情報入力部は、前記欠陥モデル及び前記欠陥ばらつき情報加えて、音源モデルが入力される
    ことを特徴とする超音波検査システム。
  3. 探傷条件を自動決定する超音波検査システムであって、
    被検体モデル、センサアクセス可能面、及び被検体ばらつき情報と、欠陥モデル及び欠陥ばらつき情報とを入力する被検体情報入力部と、
    超音波の伝搬を解析し、超音波検出強度とそのばらつきを算出する解析部と、
    前記センサアクセス可能面と前記超音波検出強度とそのばらつきを対応させた空間分布を出力する出力処理部と、を有する
    ことを特徴とする超音波検査システム。
  4. 請求項3に記載の超音波検査システムであって、
    前記被検体情報入力部は、前記欠陥モデル及び前記欠陥ばらつき情報加えて、音源モデルが入力される
    ことを特徴とする超音波検査システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の超音波検査システムであって、
    前記被検体ばらつき情報は、被検体形状のばらつきである
    ことを特徴とする超音波検査システム。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の超音波検査システムであって、
    前記被検体ばらつき情報は、被検体材料特性のばらつきである
    ことを特徴とする超音波検査システム。
  7. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の超音波検査システムあって、
    前記被検体ばらつき情報は、前記センサアクセス可能面ごとの検査作業者の手技のばらつきであることを特徴とする超音波検査システム。
  8. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の超音波検査システムであって、
    前記欠陥ばらつき情報は、欠陥性状のばらつきである
    ことを特徴とする超音波検査システム。
  9. 探傷条件を自動決定する超音波検査方法であって、
    被検体モデル、センサアクセス可能面、及び被検体ばらつき情報と、欠陥モデル及び欠陥ばらつき情報とを入力すされる被検体情報入力ステップと、
    超音波の伝搬を解析する超音波伝搬解析ステップと、
    前記超音波伝搬解析ステップの解析に基づき、欠陥検出確率を算出する算出ステップと、
    前記センサアクセス可能面と前記欠陥検出確率を対応させた空間分布を出力する出力処理ステップと、を有する
    ことを特徴とする超音波検査方法。
  10. 請求項9に記載の超音波検査方法であって、
    前記被検体情報入力ステップは、前記欠陥モデル及び欠陥ばらつき情報に加えて、欠陥音源モデルが入力され、
    前記超音波伝搬解析ステップは、前記欠陥音源モデルから伝搬する超音波を解析する
    ことを特徴とする超音波検査方法。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の超音波検査方法であって、
    前記算出ステップは、前記欠陥検出確率の算出に替えて、超音波検出強度とそのばらつきを算出し、
    前記出力処理ステップは、前記センサアクセス可能面と前記超音波検出強度とそのばらつきを対応させた空間分布を出力する
    ことを特徴とする超音波検査方法。
JP2022131905A 2022-08-22 2022-08-22 超音波検査システム及び超音波検査方法 Pending JP2024029573A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022131905A JP2024029573A (ja) 2022-08-22 2022-08-22 超音波検査システム及び超音波検査方法
PCT/JP2023/004590 WO2024042734A1 (ja) 2022-08-22 2023-02-10 超音波検査システム及び超音波検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022131905A JP2024029573A (ja) 2022-08-22 2022-08-22 超音波検査システム及び超音波検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024029573A true JP2024029573A (ja) 2024-03-06

Family

ID=90012849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022131905A Pending JP2024029573A (ja) 2022-08-22 2022-08-22 超音波検査システム及び超音波検査方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2024029573A (ja)
WO (1) WO2024042734A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0658359B2 (ja) * 1987-11-18 1994-08-03 川崎製鉄株式会社 超音波探傷装置の感度較正装置
JP3052554B2 (ja) * 1992-02-29 2000-06-12 スズキ株式会社 超音波応用計測装置
JPH0611491A (ja) * 1992-06-25 1994-01-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd 鋳物の物理特性測定方法および超音波測定装置
DE102008037173A1 (de) * 2008-01-04 2009-07-09 Ge Inspection Technologies Gmbh Verfahren für die zerstörungsfreie Prüfung eines Prüflings mittels Ultraschall sowie Vorrichtungen hierzu
JP5538855B2 (ja) * 2009-12-11 2014-07-02 キヤノン株式会社 光音響装置及び該装置の制御方法
JP5491471B2 (ja) * 2011-09-20 2014-05-14 株式会社Ihi検査計測 超音波探傷試験による欠陥検出確率の解析方法
CN109612806A (zh) * 2019-02-25 2019-04-12 北京航空航天大学 一种适用于表面裂纹缺陷检出概率试验的高效试件制备及试验方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2024042734A1 (ja) 2024-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9792555B2 (en) Probabilistic modeling and sizing of embedded flaws in ultrasonic nondestructive inspections for fatigue damage prognostics and structural integrity assessment
Giagopoulos et al. Structural health monitoring and fatigue damage estimation using vibration measurements and finite element model updating
Jassim et al. A review on the vibration analysis for a damage occurrence of a cantilever beam
Yang et al. Hybrid two‐step method of damage detection for plate‐like structures
US20220018811A1 (en) Machine learning method for the denoising of ultrasound scans of composite slabs and pipes
US20220019190A1 (en) Machine learning-based methods and systems for deffect detection and analysis using ultrasound scans
CN106461615B (zh) 用超声波进行的基于仿真的缺陷分析
Du et al. Dynamic XFEM-based detection of multiple flaws using an improved artificial bee colony algorithm
Shakya et al. Structural health monitoring based on the hybrid ant colony algorithm by using Hooke–Jeeves pattern search
JP2015528119A (ja) 物体における幾何学的特徴の決定のための方法およびシステム
Sausto et al. Benchmark of a probabilistic fatigue software based on machined and as-built components manufactured in AlSi10Mg by L-PBF
WO2024042734A1 (ja) 超音波検査システム及び超音波検査方法
Slimani et al. Improved ANN for Damage Identification in Laminated Composite Plate
Benstock et al. Sample selection for extreme value analysis of inspection data collected from corroded surfaces
US20220067246A1 (en) Simulation method and system
JP3787579B2 (ja) 超音波探傷シミュレーションシステム、超音波探傷シミュレーションシステム方法およびその記録媒体
Chen et al. Structural damage detection based on modal feature extraction and multi-objective optimization method for steel structures
WO2023171116A1 (ja) 設計支援装置及び設計支援方法
Rummel A Path Forward for NDE Reliability
JP6447319B2 (ja) 応力解析方法、応力解析装置及び応力解析プログラム
JP2007227705A (ja) シミュレーション装置、シミュレーションプログラム及びシミュレーション方法
Dziewierz et al. An application-specific design approach for 2D ultrasonic arrays
Parker Multi-objective design optimization framework for structural health monitoring
Boubakir et al. Application of improved accelerated random search algorithm for structural damage detection
JP7035116B2 (ja) 処理システム、処理方法、プログラム、及び記憶媒体