JP2023123170A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取装置に係るスキャン機能がスリープ状態又は起動状態に切り替えられるとき、キャリッジのイニシャル動作を適宜実行又は省略して、起動時間の短縮及びキャリッジの位置ずれの防止を図る。
【解決手段】画像形成装置10において、制御部51は、画像読取装置11に係るスキャン機能及び画像形成部12に係る印刷機能を起動状態又はスリープ状態にそれぞれ切り替え、スキャン機能を起動状態からスリープ状態に切り替えるときに、キャリッジ34のイニシャル動作を実行し、スキャン機能をスリープ状態から起動状態に切り替えるときに、イニシャル動作後の画像形成部12による画像形成動作の有無に応じてイニシャル動作を再度実行するか又は省略する。
【選択図】図5

Description

本発明は、原稿の画像を読取る画像読取装置と、画像読取装置により読取られた原稿の画像を記録紙に形成する画像形成部とを備える画像形成装置に関し、特に、画像読取装置のキャリッジを予め設定されたホームポジションに移動させて位置決めするためのイニシャル動作を実行又は省略するための技術に関する。
画像読取装置では、原稿を、透光性を有する原稿載置板に載置し、その原稿を、原稿載置板を介してキャリッジの光源により照明し、キャリッジを副走査方向に移動させつつ、原稿の反射光を、原稿載置板を介して撮像素子で受光させて、撮像素子により原稿の画像を主走査方向に繰り返し読み取る。キャリッジは、ステッピングモーターを動力源とする駆動機構により副走査方向に移動される。このステッピングモーターを制御することにより、キャリッジをホームポジションに位置決めするためのイニシャル動作を行ってから、キャリッジを副走査方向に移動させている。例えば、画像読取装置に係るスキャン機能がスリープ状態から起動状態に切り替えられたときに、そのイニシャル動作が行われて、キャリッジがホームポジションに位置決めされる。
特許文献1に記載の画像形成装置では、走行体(キャリッジに相当する)を白基準板の位置(ホームポジションに一致させてもよい)に移動させてから、省エネルギーモード(スリープ状態に相当する)を設定し、スリープ状態から復帰したときに、白基準板を直ちに読み取って、AGC処理を実行し、スリープ状態からの復帰に要する時間を短縮している。
また、特許文献2に記載の画像形成装置では、画像読取ユニットのキャリッジが画像調整位置(ホームポジションに一致させてもよい)まで移動したことに応答して省エネモード(スリープ状態に相当する)を設定し、スリープ状態からの復帰時に直ちに画像調整処理を実行させ、通常モードへの復帰時間を短縮している。
特開2007-142759号公報 特開2008-061198号公報
ここで、上記のように画像読取装置に係るスキャン機能がスリープ状態から起動状態に切り替えられたときに、イニシャル動作が行われて、キャリッジがホームポジションに位置決めされる場合、起動状態に切り替えられた時点から原稿の画像の読取りが可能になるまでの起動時間が長くなる。
また、特許文献1、2のようにスリープ状態が設定されるときにキャリッジをホームポジションに移動させる場合、スキャン機能が起動状態に切り替えられた時点で画像読取装置による原稿の画像の読取りを直ちに開始することができ、起動時間が短くなる。
しかしながら、スキャン機能のスリープ状態が維持されたまま、画像形成装置の画像形成部に係る印刷機能が起動されて、原稿の画像が記録紙に形成されることがある。例えば、メモリーに一時的に記憶されている原稿の画像が画像形成部により記録紙に形成されるときには、スキャン機能のスリープ状態が維持されたまま、原稿の画像が記録紙に形成される。この場合、画像形成部の機械的動作に伴う振動が画像読取装置に伝わって、この振動によりキャリッジがホームポジションからずれて、キャリッジの位置に誤差が生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、画像読取装置に係るスキャン機能がスリープ状態又は起動状態に切り替えられるとき、キャリッジをホームポジションに移動させて位置決めするためのイニシャル動作を適宜実行又は省略して、起動時間の短縮及びキャリッジの位置ずれの防止を図ることを目的とする。
本発明の一局面にかかる画像形成装置は、原稿の画像を読取る画像読取装置と、前記画像読取装置により読取られた原稿の画像を記録紙に形成する画像形成部と、前記画像読取装置及び前記画像形成部を制御する制御部と、を備え、前記画像読取装置は、透光性を有する原稿載置板と、前記原稿載置板に沿って移動され、前記原稿載置板に載置されている原稿に該原稿載置板を介して光を照射する光源を有するキャリッジと、前記原稿の反射光を、前記原稿載置板を介して受光して該原稿の画像を読み取る撮像素子と、を備え、前記制御部は、前記画像読取装置に係るスキャン機能及び前記画像形成部に係る印刷機能を起動状態又はスリープ状態にそれぞれ切り替え、前記スキャン機能を起動状態からスリープ状態に切り替えるときに、前記キャリッジを予め設定されたホームポジションに移動させて位置決めするためのイニシャル動作を実行し、前記スキャン機能をスリープ状態から起動状態に切り替えるときに、前記イニシャル動作の後に前記画像形成部による画像形成動作が有れば前記イニシャル動作を再度実行して、前記画像形成動作が無ければ再度の前記イニシャル動作を省略する復帰動作制御を行うものである。
本発明によれば、画像読取装置に係るスキャン機能がスリープ状態又は起動状態に切り替えられるとき、キャリッジをホームポジションに移動させて位置決めするためのイニシャル動作を適宜実行又は省略して、起動時間の短縮及びキャリッジの位置ずれの防止を図ることができる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置を示す断面図である。 画像形成装置における画像読取装置を示す断面図である。 画像読取装置の外観を示す斜視図である。 (A)、(B)は、第1プラテンガラス、第2プラテンガラス、白色基準板、及びキャリッジなどを、主走査方向、副走査方向にそれぞれ見て示す模式図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 画像読取装置に係るスキャン機能のスリープ状態及び起動状態の遷移、画像形成部に係る印刷機能のスリープ状態及び起動状態の遷移、別の機能のスリープ状態及び起動状態の遷移、これらの遷移に基づき、キャリッジをホームポジションに移動させて位置決めするためのイニシャル動作を実行又は省略する過程を説明するための図である。 画像形成装置の電源のオンオフに基づき、キャリッジのイニシャル動作を実行又は省略する過程を説明するための図である。 図6及び図7に示すように画像読取装置のキャリッジのイニシャル動作を実行又は省略するための制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかる一実施形態の画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置10は、画像読取装置11と、画像形成部12とを備えている。
画像読取装置11は、原稿の画像を光学的に読み取る撮像素子を有しており、この撮像素子のアナログ出力がデジタル信号に変換されて、原稿の画像を示す画像データが生成される。
画像形成部12は、上記画像データによって示される画像を記録紙に形成するものであり、マゼンタ用の画像形成ユニット3M、シアン用の画像形成ユニット3C、イエロー用の画像形成ユニット3Y、及びブラック用の画像形成ユニット3Bkを備えている。各画像形成ユニット3M、3C、3Y、及び3Bkのいずれにおいても、感光体ドラム4の表面を均一帯電させ、感光体ドラム4の表面を露光して、感光体ドラム4の表面に静電潜像を形成し、感光体ドラム4の表面の静電潜像をトナー像に現像して、感光体ドラム4の表面のトナー像を、中間転写ベルト5に転写する。これにより、カラーのトナー像が中間転写ベルト5上に形成される。このカラーのトナー像は、中間転写ベルト5と2次転写ローラー6の間のニップ域Nにおいて給紙部14から搬送路8を通じて搬送されてきた記録紙Pに2次転写される。
この後、定着装置15で記録紙Pが加熱及び加圧されて、記録紙P上のトナー像が熱圧着により定着され、更に記録紙Pが排出ローラー16を通じて排出トレイ17に排出される。
次に、画像読取装置11の概略構成を説明する。図2は、画像読取装置11の機械構成を示す断面図である。また、図3は、画像読取装置11の外観を示す斜視図であり、原稿搬送部20が開かれた状態を示している。
図2及び図3に示すように、画像読取装置11は、原稿搬送部20及び読取部30を備えている。原稿搬送部20は、原稿トレイ21、給紙ローラー22、レジストローラー23、複数の搬送ローラー26、排紙ローラー27、及び原稿排出トレイ28等を備えている。また、読取部30は、第1プラテンガラス31、第2プラテンガラス32、白色基準板33、キャリッジ34、光学系ユニット35、集光レンズ36、及びCCDセンサー37等を備えている。
キャリッジ34は、原稿に光を照射する光源34Aと、原稿MSで反射された光を反射するミラー34Bとを備えている。
光学系ユニット35は、ミラー35Aと、ミラー35Bとを備えている。ミラー35Aは、キャリッジ34のミラー34Bで反射された光を受けて、さらに略垂直下方に方向転換させる。ミラー35Bは、ミラー35Aで反射された光を、さらに略水平に方向転換させて、集光レンズ36を通じてCCDセンサー37へと導く。
キャリッジ34及び光学系ユニット35は、レールに沿って主走査方向Yと直交する副走査方向Xに往復移動可能に設けられ、ステッピングモーター44(図5に示す)を動力源とする既知の駆動機構により所定の速度関係を維持しつつ副走査方向Xに移動される。
白色基準板33は、第1プラテンガラス31と第2プラテンガラス32との間に設けられたシェーディング補正用の白色板である。
読取部30の上面30aの一端部には、2つのヒンジ38が離間して設けられており、これらのヒンジ38により原稿搬送部20が開閉可能に支持されて、ユーザーによる原稿搬送部20の開閉操作が可能にされている。
ここで、画像読取装置11では、第2プラテンガラス32上に載置された原稿Mの画像を読取る第1モードと、原稿搬送部20により原稿Mを搬送しつつ該原稿Mの画像を読取る第2モードとを切替えることができる。例えば、第2プラテンガラス32上に載置された原稿Mを検出する第1センサー(図示せず)、及び原稿搬送部20の原稿トレイ21に載置された原稿Mを検出する第2センサー(図示せず)が設けられている。制御部51は、第1センサーにより原稿Mが検出されたときに第1モードを選択して設定し、また第2センサーにより原稿Mが検出されたときに第2モードを選択して設定する。
第1モードにおいては、原稿搬送部20が開かれて、読取部30の第2プラテンガラス32が開放された状態で、第2プラテンガラス32上に原稿Mが載置され、更に原稿搬送部20が閉じられて、原稿搬送部20により第2プラテンガラス32上に載置された原稿Mが押さえられる。読取部30では、キャリッジ34及び光学系ユニット35を所定の速度関係を維持して副走査方向Xに移動させつつ、キャリッジ34の光源34Aの光を、第2プラテンガラス32を介して原稿Mに照射する。原稿Mで反射された光は、各ミラー34B、35A、35Bで反射されて、集光レンズ36を通じてCCDセンサー37に入射され、CCDセンサー37により原稿Mの画像が主走査方向Yに繰り返し読取られる。
また、第2モードにおいては、原稿搬送部20が閉じられた状態で、原稿搬送部20の給紙ローラー22により原稿トレイ21に載置された原稿Mが1枚ずつ引出されて、レジストローラー23及び各搬送ローラー26により原稿Mが第1プラテンガラス31上を通じて副走査方向に搬送され、排紙ローラー27により原稿Mが原稿排出トレイ28に排出される。読取部30では、キャリッジ34及び光学系ユニット35を第1プラテンガラス31下方のそれぞれの予め定められた位置に位置決めし、キャリッジ34の光源34Aの光を、第1プラテンガラス31を介して原稿Mに照射する。原稿Mで反射された光は、各ミラー34B、35A、35Bで反射されて、集光レンズ36を通じてCCDセンサー37に入射され、CCDセンサー37により原稿Mの画像が主走査方向Yに繰り返し読取られる。
図4(A)、(B)は、第1プラテンガラス31、第2プラテンガラス32、白色基準板33、及びキャリッジ34などを、主走査方向Y、副走査方向Xにそれぞれ見て示す模式図である。
図4(A)、(B)に示すように白色基準板33の近傍となる読取部30部分には、キャリッジ34の副走査方向Xの規定位置R0を検出するポジションセンサー45が設けられている。また、キャリッジ34の主走査方向Yの片側端部には、遮光板34Cが突設されている。ポジションセンサー45は、上下に配置されて互いに対向する発光部と受光部を有し、発光部と受光部との間を遮る遮光板34Cの位置をキャリッジ34の規定位置R0として検出する。
ステッピングモーター44によりキャリッジ34及び光学系ユニット35が副走査方向Xに移動されて、ポジションセンサー45によりキャリッジ34の規定位置R0が検出されると、制御部51(図5)は、更にキャリッジ34を規定位置R0から一定距離離間した白色基準板33下方のホームポジションHPに移動させて位置決めする。このキャリッジ34の位置決めをイニシャル動作と称する。この状態で、キャリッジ34の光源34Aの光が白色基準板33に入射して反射される。白色基準板33で反射された光は、各ミラー34B、35A、35Bで反射されて、集光レンズ36を通じてCCDセンサー37に入射され、CCDセンサー37により白色基準板33が主走査方向Yに繰り返し読取られる。このときのCCDセンサー37の出力に基づきシェーディング補正用のデータが生成される。
次に、画像形成装置10の制御に係る構成について説明する。図5は、画像形成装置10の主要内部構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように画像形成装置10は、画像読取装置11と、画像形成部12と、表示部41と、操作部42と、タッチパネル43と、記憶部48と、制御ユニット49とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
画像読取装置11には、キャリッジ34及び光学系ユニット35を副走査方向Xに往復移動させるステッピングモーター44、キャリッジ34のホームポジションHPを検出するポジションセンサー45が設けられている。
表示部41は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどから構成される。
操作部42は、テンキー、決定キー、スタートキーなどの物理キーを備えている。操作部42は、ユーザーによる上記各キーの操作似応じて各種の指示を受け付ける。
表示部41の画面には、タッチパネル43が配置されている。タッチパネル43は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルであって、タッチパネル43に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置とともに検知して、その接触位置の座標を示す検知信号を制御ユニット49の後述する制御部51に出力する。このタッチパネル43は、操作部42と共に表示部41の画面に対するユーザー操作が入力される操作部としての役割を果たす。
記憶部48は、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置であって、各種のアプリケーションプログラムや種々のデータを記憶している。
制御ユニット49は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット49は、上記のROM又は記憶部48に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部51として機能する。
制御部51は、画像形成装置10を統括的に制御する。制御ユニット49は、画像読取装置11、画像形成部12、表示部41、操作部42、タッチパネル43、及び記憶部48などと接続されている。制御部51は、これらの構成要素の動作制御や、該各構成要素との間での信号またはデータの送受信を行う。
制御部51は、画像形成装置10による画像形成に必要な各種の処理などを実行する処理部としての役割を果たす。また、制御部51は、表示部41の表示動作を制御する機能を有する。更に、制御部51は、タッチパネル43から出力される検知信号あるいは操作部42の物理キーの操作に基づき、ユーザーにより入力された操作指示を受け付ける。例えば、制御部51は、タッチパネル43を通じて表示部41の画面に表示されているGUI(Graphical User Interface)などに対するタッチ操作を受付ける。
このような構成の画像形成装置10において、制御部51は、画像読取装置11により原稿の画像を読取らせて、原稿の画像を画像形成部12により記録紙に形成させる。
また、制御部51は、画像形成装置10の起動直後に、ステッピングモーター44に印加されるパルス信号の数、相などを制御して、図4(A)に示すようにキャリッジ34及び光学系ユニット35を副走査方向Xに移動させ、ポジションセンサー45によりキャリッジ34の規定位置R0が検出されると、更にキャリッジ34を規定位置R0から一定距離離間した白色基準板33下方のホームポジションHPに移動させて位置決めするというイニシャル動作を実行する。そして、制御部51は、キャリッジ34の光源34Aを点灯させて、光源34Aの光を白色基準板33に入射させ、CCDセンサー37により白色基準板33を主走査方向Yに繰り返し読取らせて、CCDセンサー37の出力に基づきシェーディング補正用のデータを生成する。
この後、ユーザーが、原稿を第2プラテンガラス32上にセットし、操作部42のスタートキーを操作すると、制御部51は、第1モードを設定し、ステッピングモーター44を駆動制御して、ポジションセンサー45の検出出力に基づきキャリッジ34をホームポジションHPから規定距離離間した読取開始位置R1(図4(A)に示す)まで移動させると共に、光学系ユニット35を移動させ、更にキャリッジ34及び光学系ユニット35を所定の速度関係を維持して副走査方向Xに移動させつつ、キャリッジ34の光源34Aの光を、第2プラテンガラス32を介して原稿に照射し、CCDセンサーにより原稿の画像を主走査方向Yに繰り返し読取らせる。
また、ユーザーが、原稿を原稿トレイ21上にセットし、操作部42のスタートキーの操作により、操作部42が読取指示を受け付けると、当該読取指示に従って、制御部51は、第2モードを設定し、ステッピングモーター44を駆動制御して、キャリッジ34をホームポジションHPから第1プラテンガラス31下方の予め定められた位置R2に移動させると共に、光学系ユニット35を移動させて位置決めし、キャリッジ34の光源34Aの光を、第1プラテンガラス31を介して原稿Mに照射し、CCDセンサー37により原稿Mの画像を主走査方向Yに繰り返し読取らせる。
従って、画像形成装置10の起動時には、キャリッジ34がホームポジションHPに一旦位置決めされ、原稿の画像を読取るときに、キャリッジ34及び光学系ユニット35がホームポジションHPから副走査方向Xに移動される。
一方、画像形成装置10においては、画像読取装置11に係るスキャン機能、画像形成部12に係る印刷機能、及び別の機能(表示部41、タッチパネル43など)がスリープ状態又は起動状態に個別に切り替えられて、画像形成装置10全体の省エネが行われている。
ここで、画像読取装置11に係るスキャン機能がスリープ状態から起動状態に切り替えられたときに、イニシャル動作が実行されて、キャリッジ34がホームポジションHPに位置決めされるとすると、イニシャル動作に時間が費やされることから、起動状態への切り替え指示があった時点から画像読取装置11による原稿の画像の読取が開始されるまでの起動時間が長くなる。
また、画像読取装置11に係るスリープ状態が設定されるときにキャリッジ34をホームポジションHPに移動させておけば、スリープ状態からの復帰時にイニシャル動作を行うことなく画像読取装置11による原稿の画像の読取りを直ちに開始することができ、起動時間が短くなる。しかしながら、スキャン機能のスリープ状態が維持されたまま、画像形成部12に係る印刷機能が起動されて、原稿の画像が記録紙に形成されることがある。例えば、画像形成部12により記憶部48に一時的に記憶されている原稿の画像が記録紙に形成されるときには、スキャン機能のスリープ状態が維持されたまま、原稿の画像が記録紙に形成される。この場合、画像形成部12の機械的動作に伴う振動が画像読取装置11に伝わって、この振動によりキャリッジ34がホームポジションHPからずれて、キャリッジ34の位置に誤差が生じ、読取開始位置R1もずれてしまう。
そこで、本実施形態では、画像読取装置11に係るスキャン機能が起動状態からスリープ状態に遷移するとき、及びスキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移するときに、キャリッジ34をホームポジションHPに移動させて位置決めするためのイニシャル動作を適宜実行又は省略する復帰動作制御を行い、起動時間の短縮及びキャリッジ34の位置ずれの防止を図り、更には画像読取装置11の消費電力を節減する。
図6は、画像読取装置11に係るスキャン機能のスリープ状態及び起動状態の遷移、画像形成部12に係る印刷機能のスリープ状態及び起動状態の遷移、別の機能(表示部41、タッチパネル43など)のスリープ状態及び起動状態の遷移、これらの遷移に基づき、キャリッジ34をホームポジションHPに移動させて位置決めするためのイニシャル動作を実行又は省略する過程を説明するための図である。
上記のように画像読取装置11に係るスキャン機能、画像形成部12に係る印刷機能、及び別の機能は、スリープ状態又は起動状態に個別に切り替えられる。
従って、図6に示すように画像読取装置11に係るスキャン機能のスリープ状態は、<01>印刷機能とスキャン機能が共に起動状態からスリープ状態へと遷移したときに、設定される。また、スキャン機能のスリープ状態は、<02>印刷機能がスリープ状態のままとなっていて、スキャン機能が起動能状態からスリープ状態へと遷移したときにも、設定される。更に、スキャン機能のスリープ状態は、<03>スキャン機能がスリープ状態とされ、印刷機能が起動状態からスリープ状態へと遷移したとき、また、<04>印刷機能とスキャン機能が共にスリープ状態で、別の機能が起動状態からスリープ状態へと遷移したときに、スリープ状態のまま維持される。
そして、上記<01>、<02>のようにスキャン機能が起動状態からスリープ状態へと遷移させるときには、制御部51による制御で、<05>キャリッジ34をホームポジションHPに移動させて位置決めするためのイニシャル動作が実行される。ただし、キャリッジ34の待機位置R3(図4(A)に示す)とホームポジションHPが一致し、スキャン機能が起動状態からスリープ状態へと遷移する前に、キャリッジ34が待機位置R3に移動されて停止されている場合は、制御部51は、<05>イニシャル動作を省略する。
この後、スキャン機能が起動状態に設定されると、<06>上記<05>のイニシャル動作後の画像形成動作の有無に応じて、<07>イニシャル動作が再度実行されるか又は<08>イニシャル動作が省略される。
例えば、<06>上記<05>のイニシャル動作後の画像形成動作が行われていれば、つまりそのイニシャル動作後に画像形成部12に係る印刷機能が起動されて、画像形成部12により原稿の画像が記録紙に形成されていれば、画像形成部12の機械的動作に伴う振動が画像読取装置11に伝わって、この振動によりキャリッジ34がホームポジションHPからずれてしまうので、<07>キャリッジ34をホームポジションHPに移動させて位置決めするためのイニシャル動作が制御部51により再度実行される。これにより、ホームポジションHPからのキャリッジ34のずれが補正されて、画像読取装置11による原稿の画像の読取開始位置R1がずれずに済み、原稿の画像の読取が読取開始位置R1から開始される。
また、<06>上記<05>のイニシャル動作後の画像形成動作が行われていなければ、つまりそのイニシャル動作後に印刷機能が起動されることなく、画像形成部12により原稿の画像が記録紙に形成されていなければ、画像形成部12の機械的動作に伴う振動によりキャリッジ34がホームポジションHPからずれることがないので、制御部51は、<08>イニシャル動作を省略する。これにより、画像読取装置11による原稿の画像の読取りが直ちに開始されて、起動時間が短縮される。
尚、画像形成部12に係る印刷機能が起動されても、画像形成部12により原稿の画像が記録紙に形成されなければ、画像形成部12の機械的動作が行われていないので、イニシャル動作後の画像形成動作が行われていないことになる。
次に、<03>スキャン機能がスリープ状態で、印刷機能が起動状態からスリープ状態へと遷移したときは、制御部51は、<09>起動時間短縮モード及び省エネモードのいずれが選択されているかに応じて、<10>イニシャル動作が実行されるか又は<11>イニシャル動作が省略される。起動時間短縮モードは、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に切り替えられた時点から画像読取装置11による原稿の画像の読取りが開始されるまでの起動時間の短縮を優先させるモードである。また、省エネモードは、画像読取装置11の消費電力の低減を優先させるモードである。起動時間短縮モード及び省エネモードのいずれかの選択は、表示部41の画面に表示されているGUIなどに対するタッチパネル43を通じてのユーザーのタッチ操作に応じて制御部51により予め設定される。
例えば、<09>の起動時間短縮モードが選択されている場合、制御部51は、<10>イニシャル動作を実行する。この後、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移すると、<12>上記<10>のイニシャル動作後に画像形成動作が行われているか否かに応じて、制御部51は、<13>イニシャル動作を再度実行するか又は<14>イニシャル動作を省略する。
従って、<09>起動時間短縮モードが選択されて、<10>イニシャル動作が実行された場合、制御部51は、スキャン機能が起動状態に設定されたときに、<12>上記<10>のイニシャル動作後の画像形成動作が行われていないことを条件にして、<14>イニシャル動作を省略する。これにより、画像読取装置11による原稿の画像の読取りが直ちに開始されて、起動時間が短縮される。
また、<09>起動時間短縮モードが選択されて、<10>イニシャル動作が実行されても、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移したときに、<12>上記<10>のイニシャル動作後の画像形成動作が行われていれば、制御部51は、<13>イニシャル動作を再度実行する。この場合は、起動時間が短縮されないが、ホームポジションHPからのキャリッジ34のずれが補正される。
また、<09>省エネモードが選択されると、制御部51は、<11>イニシャル動作を省略して、起動状状態からスリープ状態へと遷移するまでの停止時間が短縮される。
この後、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移したときに、制御部51は、<14>イニシャル動作を実行する。従って、省エネモードが選択されている場合は、制御部51は、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移したときにのみイニシャル動作を実行するため、イニシャル動作が1回だけで済み、画像読取装置11の消費電力が節減される。ただし、<03>スキャン機能がスリープ状態で、印刷機能が起動状態からスリープ状態へと遷移する以前に、キャリッジ34がホームポジションHP(又はホームポジションHPに一致する待機位置R3)に移動されており、<03>、<09>、及び<11>を経て、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移するまでの間、画像形成部12の振動が生じる画像形成動作が一度も行われていない状態が継続している場合は、制御部51がイニシャル動作を省略するものとして、画像読取装置11の消費電力が節減されるようにしてもよい。
また、<04>印刷機能とスキャン機能が共にスリープ状態で、別の機能が起動状態からスリープ状態へと遷移したときは、制御部51は、<15>イニシャル動作を省略して、これにより、起動状状態からスリープ状態へと遷移するまで停止時間が短縮される。
この後、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移したときに、制御部51は、<16>イニシャル動作を実行する。この場合も、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移したときにのみイニシャル動作が実行され、イニシャル動作が1回だけで済み、画像読取装置11の消費電力が節減される。ただし、<04>印刷機能とスキャン機能が共にスリープ状態で、別の機能が起動状態からスリープ状態へと遷移する以前に、キャリッジ34がホームポジションHP(又はホームポジションHPに一致する待機位置R3)に移動されており、<04>及び<15>を経て、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移するまでの間、画像形成動作が一度も行われていない状態が継続している場合は、制御部51がイニシャル動作を省略するものとして、画像読取装置11の消費電力が節減されるようにしてもよい。
このようにスキャン機能が起動状態からスリープ状態に遷移するとき、及びスキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移するときに、制御部51が、キャリッジ34のイニシャル動作を適宜実行又は省略しているので、起動時間の短縮及びキャリッジ34の位置ずれの防止を図り、更には画像読取装置11の消費電力を節減することができる。
図7は、画像形成装置10の電源のオンオフに基づき、キャリッジ34のイニシャル動作を実行又は省略する過程を説明するための図である。
<21>画像形成装置10の電源をオンにするときには、制御部51は、<22>画像読取装置11のキャリッジ34のイニシャル動作を実行すると共に、CCDセンサー37により白色基準板33を読取らせて、シェーディング補正用のデータを生成し、<23>画像読取装置11に係るスキャン機能、画像形成部12に係るスキャン機能、及び別の機能を起動状態にする。
また、<24>画像形成装置10の電源をオフにするときには、制御部51は、<25>画像読取装置11のキャリッジ34のイニシャル動作を省略し、<26>画像読取装置11に係るスキャン機能、画像形成部12に係るスキャン機能、及び別の機能を停止状態にする。
次に、図6及び図7に示すように画像読取装置11のキャリッジ34のイニシャル動作を実行又は省略するための制御手順を、図8に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
画像形成装置10の電源がオフからオンに切り替えられると(S101)、制御部51は、画像形成装置10を起動させる。制御部51は、ステッピングモーター44を駆動制御して、キャリッジ34及び光学系ユニット35を副走査方向Xに移動させ、ポジションセンサー45の検出出力に基づきイニシャル動作を実行して、キャリッジ34を規定位置R0から一定距離離間したホームポジションHPまで移動させて位置決めし、CCDセンサー37により白色基準板33を読取らせて、CCDセンサー37の出力に基づきシェーディング補正用のデータを生成し(S102)、画像読取装置11に係るスキャン機能、画像形成部12に係るスキャン機能、及び別の機能を起動状態に設定する(S103)。
この後、画像形成装置10の使用状況に応じて、制御部51は、画像読取装置11に係るスキャン機能、画像形成部12に係るスキャン機能、及び別の機能をスリープ状態又は起動状態に個別に切り替える。例えば、制御部51は、それぞれの機能別に、機能の未使用状態が一定時間継続すると、その機能を起動状態からスリープ状態に切り替える。また、制御部51は、操作部42の操作又はタッチパネル43を通じての表示部41の画面上のGUIに対するタッチ操作により機能の起動が指示されると、その機能をスリープ状態から起動状態に切り替える。
制御部51は、<01>印刷機能とスキャン機能を共に起動状態からスリープ状態へと遷移させるか、又は<02>印刷機能がスリープ状態で、スキャン機能を起動能状態からスリープ状態へと遷移させた場合に(S104又はS105)、<05>キャリッジ34のイニシャル動作を実行する(S106)。ただし、制御部51は、キャリッジ34の待機位置R3とホームポジションHPが一致し、スキャン機能が起動状態からスリープ状態へと遷移される前に、キャリッジ34が待機位置R3に移動されて停止されている場合に、<05>イニシャル動作を省略する。
この後、制御部51は、スキャン機能をスリープ状態から起動状態に切り替えるとき、<06>上記<05>のイニシャル動作後における画像形成動作の有無を判定し(S107)、つまりそのイニシャル動作後に画像形成部12に係る印刷機能が起動されて、画像形成部12により原稿の画像が記録紙に形成されているか否かを判定し、この判定結果に応じて、<07>イニシャル動作を再度実行するか(S107で「有」,S108)、又は<08>イニシャル動作を省略し(S107で「無」,S109)、<01>~<04>を待機する。
また、制御部51は、<03>スキャン機能がスリープ状態で、印刷機能を起動状態からスリープ状態へと遷移させた場合に(S110)、<09>起動時間短縮モード及び省エネモードのいずれが選択されているかを判定する(S111)。そして、制御部51は、<09>の起動時間短縮モードが選択されていると判定した場合に(S111で「短縮」)、<10>イニシャル動作を実行する(S112)。この後、制御部51は、スキャン機能をスリープ状態から起動状態に遷移させると、<12>上記<10>のイニシャル動作後に画像形成動作が行われているか否かを判定し(S113)、この判定結果に応じて、<14>イニシャル動作を再度実行するか(S113で「有」,S114)、又は<13>イニシャル動作を省略し(S113で「無」,S115)、<01>~<04>を待機する。
また、制御部51は、<09>の省エネモードが選択されていると判定した場合に(S111で「省エネ」)、<11>イニシャル動作を省略し(S116)、この後にスキャン機能をスリープ状態から起動状態に遷移させたときに、<14>イニシャル動作を実行し(S114)、<01>~<04>を待機する。ただし、制御部51は、<03>スキャン機能がスリープ状態で、印刷機能が起動状態からスリープ状態へと遷移する以前に、キャリッジ34をホームポジションHP(又はホームポジションHPに一致する待機位置R3)に移動させ、<03>、<09>、及び<10>を経て、<12>スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移するまでの間、画像形成動作が一度も行われていない状態が継続されている場合には、<13>イニシャル動作を省略する。
また、制御部51は、<04>印刷機能とスキャン機能が共にスリープ状態で、別の機能を起動状態からスリープ状態へと遷移させた場合に(S117)、<15>イニシャル動作を省略し(S118)、この後にスキャン機能をスリープ状態から起動状態に遷移させたときに、<16>イニシャル動作を実行し(S119)、<01>~<04>を待機する。ただし、制御部51は、<04>印刷機能とスキャン機能が共にスリープ状態で、別の機能が起動状態からスリープ状態へと遷移する以前に、キャリッジ34をホームポジションHP(又はホームポジションHPに一致する待機位置R3)に移動させる場合であって、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に遷移するまでの間に画像形成動作が一度も行われていない状態が継続されている場合には、イニシャル動作を省略する。
一方、制御部51は、常時、画像形成装置10の電源のオンからオフへの切り替えを待機しており、<24>その電源がオフに切り替えられると、<25>画像読取装置11のキャリッジ34のイニシャル動作を省略し、<26>画像読取装置11に係るスキャン機能、画像形成部12に係るスキャン機能、及び別の機能を停止状態にして、図8に示す制御手順を終了させる。
なお、制御部51は、画像形成装置10の電源がオンにされて、画像形成装置10が起動されたときに、イニシャル動作を実行し、CCDセンサー37により白色基準板33を読取らせて、CCDセンサー37の出力に基づきシェーディング補正用のデータを生成しているが、更に別のタイミングでシェーディング補正用のデータを生成してもよい。例えば、図6における<01>、<02>のようにスキャン機能が起動状態からスリープ状態へと遷移して、<05>イニシャル動作が実行されたときに、シェーディング補正用のデータを生成してもよい。また、図6における<03>のようにスキャン機能がスリープ状態で、印刷機能が起動状態からスリープ状態へと遷移して、<09>起動時間短縮モードが選択され、<10>イニシャル動作が実行されたときに、シェーディング補正用のデータを生成してもよい。
また、制御部51は、スキャン機能がスリープ状態から起動状態に切り替えるときにイニシャル動作を実行する場合は、当該イニシャル動作が実行されたときに、シェーディング補正用のデータを生成してシェーディング補正動作を行うようにしてもよい。この場合、制御部51は、当該イニシャル動作時から一定期間(例えば、24時間)以内に生成した過去のシェーディング補正用のデータを、例えば制御ユニット49に内蔵される不揮発性メモリー等に記憶させている場合は、当該過去に生成したシェーディング補正用のデータを用いてシェーディング補正動作を行うようにしてもよい。
また、本発明は、上記実施形態の画像形成装置に限定されるものではなく、画像読取装置を備えるコピー機やファクシミリ装置等にも適用することができる。
また、図1乃至図8を用いて説明した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一例に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
10 画像形成装置
11 画像読取装置
12 画像形成部
34 キャリッジ
35 光学系ユニット
37 CCD
41 表示部
42 操作部
43 タッチパネル
44 ステッピングモーター
45 ポジションセンサー
48 記憶部
49 制御ユニット
51 制御部

Claims (6)

  1. 原稿の画像を読取る画像読取装置と、前記画像読取装置により読取られた原稿の画像を記録紙に形成する画像形成部と、前記画像読取装置及び前記画像形成部を制御する制御部と、を備え、
    前記画像読取装置は、
    透光性を有する原稿載置板と、
    前記原稿載置板に沿って移動され、前記原稿載置板に載置されている原稿に該原稿載置板を介して光を照射する光源を有するキャリッジと、
    前記原稿の反射光を、前記原稿載置板を介して受光して該原稿の画像を読み取る撮像素子と、を備え、
    前記制御部は、
    前記画像読取装置に係るスキャン機能及び前記画像形成部に係る印刷機能を起動状態又はスリープ状態にそれぞれ切り替え、
    前記スキャン機能を起動状態からスリープ状態に切り替えるときに、前記キャリッジを予め設定されたホームポジションに移動させて位置決めするためのイニシャル動作を実行し、
    前記スキャン機能をスリープ状態から起動状態に切り替えるときに、前記イニシャル動作の後に前記画像形成部による画像形成動作が有れば前記イニシャル動作を再度実行して、前記画像形成動作が無ければ再度の前記イニシャル動作を省略する復帰動作制御を行う、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記スキャン機能を前記印刷機能と共に起動状態からスリープ状態に切り替えるときに、前記イニシャル動作を実行し、
    前記スキャン機能をスリープ状態から起動状態に切り替えるときに、前記復帰動作制御を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記印刷機能をスリープ状態のまま維持して、前記スキャン機能を起動状態からスリープ状態に切り替えるときに、前記イニシャル動作を実行し、
    前記スキャン機能をスリープ状態から起動状態に切り替えるときに、前記復帰動作制御を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記スキャン機能をスリープ状態のまま維持して、前記印刷機能を起動状態からスリープ状態に切り替えるときに、前記画像形成装置が起動時間短縮モードに設定されていれば、前記イニシャル動作を実行し、
    前記スキャン機能をスリープ状態から起動状態に切り替えるときに、前記復帰動作制御を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記スキャン機能をスリープ状態のまま維持して、前記印刷機能を起動状態からスリープ状態に切り替えるときに、前記画像形成装置が省エネモードに設定されていれば、前記スリープ状態に切り替えるときの前記イニシャル動作を省略し、
    前記スキャン機能をスリープ状態から起動状態に切り替えるときに、前記復帰動作制御を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記スキャン機能及び前記印刷機能をスリープ状態に維持して、別の機能を起動状態からスリープ状態に切り替えるときに、前記スリープ状態に切り替えるときの前記イニシャル動作を省略し、
    前記スキャン機能をスリープ状態から起動状態に切り替えるときに、前記復帰動作制御を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
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