JP2023119951A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 スノー性能、マッド性能及び耐久性能を向上し得ることができる。【解決手段】 第1トレッド端T1を有するトレッド部2と、第1トレッド端T1からタイヤ半径方向内側に延びる第1バットレス部Baとを備える空気入りタイヤ1である。第1バットレス部Baは、タイヤ軸方向の外側に突出する複数の段差面5を有している。複数の段差面5の少なくとも一つは、タイヤ半径方向に同じ高さ位置で、タイヤ軸方向の突出高さの異なる複数の段差部分6を含む第1段差面5Aである。【選択図】 図1

Description

本開示は、空気入りタイヤに関する。
下記特許文献1には、ショルダー陸部の外面からタイヤ軸方向の外側に隆起した凸部を含む空気入りタイヤが記載されている。前記凸部は、タイヤ半径方向に延びる第1凸部と、2つの前記第1凸部のタイヤ半径方向内側部を連結する第2凸部とを含んでいる。この空気入りタイヤは、雪上走行時のトラクションを高めることができるとされている。
特開2020-19429号公報
近年、このような空気入りタイヤにおいて、スノー性能やマッド性能のみならず、耐久性能を向上することが求められている。
本開示は、以上のような問題に鑑み案出されたもので、スノー性能、マッド性能及び耐久性能を向上し得る空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
空気入りタイヤであって、第1トレッド端を有するトレッド部と、前記第1トレッド端からタイヤ半径方向内側に延びる第1バットレス部とを備え、前記第1バットレス部は、タイヤ軸方向の外側に突出する複数の段差面を有し、前記複数の段差面の少なくとも一つは、タイヤ半径方向に同じ高さ位置で、タイヤ軸方向の突出高さの異なる複数の段差部分を含む第1段差面である。
本開示の空気入りタイヤは、上記の構成を採用することで、スノー性能、マッド性能及び耐久性能を向上し得ることができる。
本開示の空気入りタイヤの一実施形態を示す斜視断面図である。 図1の空気入りタイヤをさらに拡大した斜視断面図である。 図1のA-A線でのタイヤ子午線断面図である。 第1バットレス部の正面図である。 図1のB-B線でのタイヤ子午線断面図である。 第1バットレス部の正面図である。
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の斜視断面図である。図2は、図1をさらに拡大したタイヤ1の斜視断面図である。図1及び図2には、好ましい態様として、泥濘地等の不整地や雪路面の走行を可能とした4WD車等に装着されるタイヤ1が示される。但し、本開示は、ライトトラック用、重荷重用を含むタイヤ1にも適用することができる。図1及び図2には、正規状態のタイヤ1が示される。
前記「正規状態」は、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では、特に言及されない場合、タイヤ1の各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITSAT VARIOUSCOLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
本実施形態のタイヤ1の内部には、カーカスCa、ベルト層Be(図3及び図5に示す)等のタイや構成部材が配されている。これらタイヤ構成部材には、公知の態様が適宜採用される。
タイヤ1は、本実施形態では、第1トレッド端T1を有するトレッド部2と、第1トレッド端T1からタイヤ半径方向内側に延びる第1バットレス部Baとを備えている。タイヤ1は、例えば、第1バットレス部Baからタイヤ半径方向の内側に繋がるサイドウォール部3を含んでいる。
タイヤ1は、例えば、第1トレッド端T1とはタイヤ軸方向の逆側に位置する第2トレッド端と、前記第2トレッド端からタイヤ半径方向内側に延びる第2バットレス部(図示省略)とをさらに含んでいる。タイヤ1は、本実施形態では、第1バットレス部Baと前記第2バットレス部とが同じ態様で形成されている。このため、本明細書では、第2バットレス部の説明が省略される。なお、第2バットレス部は、第1バットレス部Baと異なる態様でも良い。
第1トレッド端T1及び前記第2トレッド端は、正規状態のタイヤ1に正規荷重を負荷してキャンバー角を0度で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方外側の接地位置として定められる。
前記「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
本実施形態の第1バットレス部Baは、タイヤ軸方向の外側に突出する複数の段差面5を有している。複数の段差面5の少なくとも一つは、タイヤ半径方向に同じ高さ位置で、タイヤ軸方向の突出高さの異なる複数の段差部分6を含む第1段差面5Aである。このような複数の段差部分6は、大きなエッジ成分を有するとともに、泥や雪の引っ掻き量を大きくして、そのせん断力を高める。また、複数の段差部分6は、泥や雪の詰まりを抑える。これにより、スノー性能及びマッド性能が向上する。また、段差部分6は、放熱面積を増やして、第1バットレス部Baの温度上昇を抑えるので、耐久性能を向上する。したがって、本開示のタイヤ1は、スノー性能、マッド性能及び耐久性能を向上することができる。
第1トレッド端T1は、外側トレッド端Toと、外側トレッド端Toよりもタイヤ軸方向の内側に位置する内側トレッド端Tiとを含んでいる。このような第1トレッド端T1を有するタイヤ1は、内側トレッド端Tiにおいて、泥や雪等の引っ掻き量を大きくするので、トラクション性能を向上する。
トレッド部2は、タイヤ軸方向に延び、かつ、第1バットレス部Baで開口するショルダー横溝7を含んでいる。ショルダー横溝7は、例えば、タイヤ周方向に並べられている。ショルダー横溝7は、本実施形態では、第1トレッド端T1を跨ってる。
第1バットレス部Baには、ショルダー横溝7の溝底7sとサイドウォール部3の外面3aとを滑らかに繋ぐ基準面Xが設けられている。また、第1バットレス部Baは、例えば、タイヤ周方向に延び、かつ、基準面Xからタイヤ軸方向の外側に隆起した周方向突起10が形成されている。周方向突起10は、例えば、第1段差面5Aよりもタイヤ軸方向の外側、かつ、タイヤ半径方向の内側に位置する外面10eを有している。周方向突起10は、本実施形態では、タイヤ周方向に連続する環状に形成されている。このような周方向突起10は、タイヤ1が泥濘地に深く沈み込むことを抑制して、マッド性能やスノー性能を高める。
第1バットレス部Baは、ショルダー横溝7を介して隣接する第1サイド部8と第2サイド部9とを含んでいる。第1サイド部8及び第2サイド部9は、例えば、それぞれ、タイヤ周方向に交互に並べられている。交互に並ぶ第1サイド部8と第2サイド部9との間には、ショルダー横溝7と、ショルダー横溝7に繋がる凹部13とが設けられている。
図3は、図1のA-A線でのタイヤ子午線断面図である。図1~3に示されるように、本実施形態の第1サイド部8には、第1段差面5Aが設けられている。第1段差面5Aは、例えば、基準面Xよりもタイヤ軸方向の外側に位置している。これにより、第1段差面5Aと基準面Xとの間の泥や雪にせん断力を作用させることができる。
第1サイド部8は、本実施形態では、第1側面11と第2側面12と段差面5とを含んでいる。第1側面11は、タイヤ軸方向の外側を向く面である。第1側面11は、本実施形態では、内側トレッド端Tiからタイヤ半径方向の内側に延びている。第2側面12は、第1側面11よりもタイヤ半径方向内側に位置し、かつ、タイヤ軸方向の外側を向く面である。第2側面12は、本実施形態では、第1側面11よりもタイヤ軸方向の外側に位置している。段差面5(本実施形態では、第1段差面5A)は、第1側面11と第2側面12とを繋いでいる。
段差面5は、第2側面12と交差する交差エッジ14を含んでいる。交差エッジ14は、タイヤ周方向に沿って延びている。このような交差エッジ14は、泥や雪を引っ掻く力を高めて、トラクション性能を向上するのに役立つ。交差エッジ14は、本実施形態では、タイヤ周方向と平行に延びている。
第1段差面5Aと内側トレッド端Tiとの間のタイヤ半径方向の距離Laは、タイヤ断面高さHの3%~30%であるのが望ましい。タイヤ断面高さHは、周知のとおりであり、ビードベースライン(図示省略)とタイヤ1のタイヤ半径方向の外端との間のタイヤ半径方向の長さである。
複数の段差部分6は、第1段差部分16と、第1段差部分16とタイヤ周方向に隣接し、かつ、第1段差部分16よりも突出高さの大きい第2段差部分17とを含んでいる。段差部分6は、例えば、第2段差部分17よりも突出高さの大きい第3段差部分(図示省略)を含んでも良いし、前記第3段差部分よりも突出高さの大きい第4段差部分(図示省略)をさらに含んでも良い。本実施形態の段差部分6は、第1段差部分16と第2段差部分17とで形成されている。
タイヤ周方向において、第1段差部分16は、第2段差部分17よりもショルダー横溝7側に位置している。これにより、ショルダー横溝7や凹部13内の泥や雪がスムーズに排除することができる。また、タイヤ1の回転方向を特定することで、ショルダー横溝7や凹部13内の泥や雪に対して、第1段差部分16及び第2段差部分17で順次、せん断力を発揮することができるので、マッド性能及びスノー性能がさらに向上する。
このような作用を効果的に発揮させるために、第1段差部分16の突出高さH1は、第2段差部分17の突出高さH2の35%以上が望ましく、40%以上がさらに望ましく、75%以下が望ましく、70%以下がさらに望ましい。各突出高さH1、H2は、本明細書ではタイヤ軸方向の長さである。
第1側面11は、第1段差部分16に繋がる外側第1側面部11aと、第2段差部分17に繋がる外側第2側面部11bとを含んでいる。外側第1側面部11a及び外側第2側面部11bは、例えば、内側トレッド端Tiを通るトレッド部2の踏面2aの法線nに対して同じ角度で傾斜している。このような第1側面11は、泥や雪を強く押し固めることができる。
第2側面12は、本実施形態では、基準面Xよりもタイヤ軸方向の外側に位置している。第2側面12は、例えば、第1段差部分16に繋がる内側第1側面部12aと、第2段差部分17に繋がる内側第2側面部12bとを含んでいる。内側第1側面部12aは、例えば、内側第2側面部12bよりもタイヤ半径方向の外側で終端している。
第1バットレス部Baの第1サイド部8には、第1段差部分16と第2段差部分17との間をタイヤ半径方向に延びる縦サイプ20(以下、「第1縦サイプ20」という場合がある。)が設けられている。第1縦サイプ20は、本実施形態では、外側第1側面部11aと内側第1側面部12aと第1段差部分16とに沿って延びている。これにより、第1サイド部8は、大きなエッジ成分を有する。また、第1縦サイプ20は、接地時に、第1サイド部8を適度に変形させて、ショルダー横溝7や凹部13内の泥や雪に振動を与えるので、これらの排出をスムーズにすることができる。これにより、一層、マッド性能やスノー性能が向上する。本明細書では、縦サイプ20や、後述の第1サイプ及び第2サイプを含むサイプは、幅が1.5mm以下の切込み状のものをいい、溝幅が1.5mmを超える溝とは区別される。
図4は、第1バットレス部Baを正面から見た正面図である。図4に示されるように、第1サイド部8は、例えば、周方向突起10からタイヤ半径方向の内側に延びる第3側面21を含んでいる。第3側面21は、本実施形態では、タイヤ軸方向の外側を向き、かつ、基準面Xよりもタイヤ軸方向の外側に位置している。第3側面21は、例えば、内側第2側面部12bと滑らかに繋がっている。前記「滑らかに繋がっている」とは、本明細書では、第1バットレス部Baの正面視において、内側第2側面部12bのタイヤ周方向両側のエッジe1、e1と、第3側面21のタイヤ周方向両側のエッジe2、e2とが、それぞれ1本の仮想線となる態様をいう。前記仮想線には、直線及び曲線が含まれる。
第1サイド部8は、第1トレッド端T1(本実施形態では、内側トレッド端Ti)から第2段差部分17を通ってタイヤ半径方向内側に延びる第1サイプ24を含んでいる。このような第1サイプ24は、さらに、第1サイド部8のエッジ成分や放熱面積を増やすので、マッド成分、スノー性能及び耐久性能を高める。
第1サイプ24は、第1サイド部8内で終端している。これにより、第1サイド部8の剛性の過度の低下が抑制されるので、耐久性能が高く維持される。第1サイプ24は、本実施形態では、外側第2側面部11b及び内側第2側面部12b上を延びる外側第1サイプ部24Aと、第3側面21上を延びる内側第1サイプ部24Bとを含んでいる。外側第1サイプ部24Aは、例えば、周方向突起10の外面10eに繋がることなく途切れるタイヤ半径方向の内端24iを有している。内側第1サイプ部24Bは、本実施形態では、内端24iと同じタイヤ周方向の位置、かつ、外面10eよりもタイヤ半径方向内側に外端24eを有している。内側第1サイプ部24Bは、例えば、第3側面21内で終端している。
第2サイド部9は、例えば、段差面5がないか、又は、第1段差面5Aとは段差形状の異なる第2段差面(図示省略)が設けられている。本実施形態の第2サイド部9は、段差面5が設けられていない。第2サイド部9は、例えば、前記第2段差面を有している場合、1つ又は2つの段差部分6を有しているのが望ましい。
図5は、図1のB-B線でのタイヤ子午線断面図である。図4、5に示されるように、第2サイド部9は、外側トレッド端Toに接続されている。第2サイド部9は、外側トレッド端Toから延びて、タイヤ軸方向の外側を向く第4側面30を含んでいる。第4側面30は、周方向突起10まで延びる側面主部32と、側面主部32とタイヤ周方向に隣接して、側面主部32よりも小さいタイヤ周方向の長さの側面副部33とを含んでいる。側面副部33は、外側トレッド端Toから延びる外側部分33aと、外側部分33aよりもタイヤ軸方向の内側に向かってタイヤ半径方向の内側に傾斜する内側部分33bとを含んでいる。外側部分33aと内側部分33bとの境界は、例えば、第1段差面5Aとタイヤ半径方向に同じ高さ位置である。
第2サイド部9には、例えば、側面主部32と側面副部33との間をタイヤ半径方向に延びる第2縦サイプ35が設けられている。このような第2縦サイプ35は、第1縦サイプ20と同様の効果を発揮する。第2縦サイプ35は、外側トレッド端Toから内側部分33bのタイヤ半径方向の内端まで延びている。
第2サイド部9は、本実施形態では、周方向突起10からタイヤ半径方向の内側に延びる第5側面37をさらに含んでいる。第5側面37は、本実施形態では、タイヤ軸方向の外側を向き、かつ、基準面Xよりもタイヤ軸方向の外側に位置している。第5側面37は、例えば、側面主部32と滑らかに繋がっている。前記「滑らかに繋がっている」とは、本明細書では、第1バットレス部Baの正面視において、側面主部32のタイヤ周方向両側のエッジe3、e3と、第5側面37のタイヤ周方向両側のエッジe4、e4とが、それぞれ1本の仮想線(直線及び曲線を含む)となる態様をいう。
第2サイド部9は、例えば、第1トレッド端T1(本実施形態では、外側トレッド端To)からタイヤ半径方向内側に延びる第2サイプ39をさらに含んでいる。このような第2サイプ39は、第2サイド部9のエッジ成分や放熱面積を増やすので、マッド成分、スノー性能及び耐久性能を高める。
第2サイプ39は、第2サイド部9内で終端している。これにより、第2サイド部9の剛性の過度の低下が抑制されるので、耐久性能が高く維持される。第2サイプ39は、本実施形態では、側面主部32上を延びる外側第2サイプ部39Aと、第5側面37上を延びる内側第2サイプ部39Bとを含んでいる。外側第2サイプ部39Aは、周方向突起10の外面10eに繋がることなく途切れるタイヤ半径方向の内端39iを有している。内側第2サイプ部39Bは、内端39iと同じタイヤ周方向の位置、かつ、外面10eよりもタイヤ半径方向内側に外端を有している。内側第2サイプ部39Bは、例えば、第5側面37内で終端している。
図6は、第1バットレス部Baを正面から見た正面図である。図6に示されるように、第1バットレス部Baは、第1サイド部8と第2サイド部9とを繋ぐ隆起部41を含んでいる。このような隆起部41は、第1サイド部8と第2サイド部9とが過度に変形することを抑制して、耐久性能を高く維持するのに役立つ。隆起部41は、例えば、第3側面21と第5側面37とを繋いでいる。隆起部41は、例えば、第3側面21及び第5側面37とタイヤ軸方向に同じ突出高さである。換言すると、第3側面21と第5側面37とは、隆起部41を介して滑らかに繋がっている。
第1サイド部8及び第2サイド部9は、それぞれ、隆起部41よりもタイヤ半径方向の内側に延びている。すなわち、第3側面21及び第5側面37は、隆起部41よりもタイヤ半径方向の内側に延びている。このような第1サイド部8及び第2サイド部9は、大きなエッジ成分を有するので、マッド性能やスノー性能が向上する。
凹部13は、例えば、凹部13のタイヤ半径方向の内端よりもタイヤ半径方向の外側に、タイヤ周方向の幅Waが最小となる縮小部45を有している。これにより、踏面2aから入ってきた泥や雪が縮小部45で一層固められるので、泥や雪に対するせん断力が一層高められる。縮小部45と外側トレッド端Toとの間のタイヤ半径方向の距離Lcは、タイヤ断面高さHの3%~30%であるのが望ましい。縮小部45は、本実施形態では、内側第1側面部12aと外側部分33aとの間、かつ、ショルダー横溝7の溝底7sよりもタイヤ半径方向の内側に形成される。
凹部13は、本実施形態では、周方向突起10よりもタイヤ半径方向の外側に位置する外側凹部13Aと、周方向突起10よりもタイヤ半径方向の内側に位置する内側凹部13Bとを含んでいる。また、外側凹部13Aは、本実施形態では、周方向突起10からタイヤ半径方向の外側に向かって、タイヤ軸方向の幅Waが連続して小さくなる漸減部を有している。外側凹部13Aは、例えば、縮小部45を含んでいる。内側凹部13Bは、タイヤ周方向の幅Waが最大となる拡大部47を有している。
第1バットレス部Baの剛性と凹部13内の泥や雪に対するせん断力とをバランス良く高めるために、拡大部47のタイヤ周方向の幅Wxは、ショルダー横溝7の溝幅W1の1.5倍以上が望ましく、1.7倍以上がさらに望ましく、3.0倍以下が望ましく、2.7倍以下がさらに望ましい。
第1サイド部8のタイヤ周方向の長さLaは、第2サイド部9のタイヤ周方向の長さLbの90%~110%であるのが望ましい。これにより、第1サイド部8と第2サイド部9との剛性の差が小さくなり、タイヤ1の耐久性能が向上する。また、タイヤ1の回転方向がいずれとなっても、同じせん断力が発揮される。第1サイド部8の長さLa及び第2サイド部9の長さLbは、第1トレッド端T1とタイヤ半径方向で同じ高さ位置での長さである。
ショルダー横溝7は、例えば、その溝幅W1が50mm以下であるのが望ましい。換言すると、第1サイド部8と第2サイド部9との間のタイヤ周方向の間隔は、50mm以下が望ましい。これにより、トラクション性能が高く維持される。ショルダー横溝7の溝幅W1は、35mm以上が望ましく、40mm以上がさらに望ましく、45mm以下がさらに望ましい。
図5に示されるように、周方向突起10は、例えば、タイヤ軸方向外側へ向かってテーパ状に延びるように形成されている。周方向突起10の基準面Xからの突出高さHaは、例えば、1~10mmであるのが望ましい。このような周方向突起10は、例えば、タイヤ1を形成するための周知の加硫金型のトレッドモールドとサイドプレート(図示省略)との接触部に形成される。また、外側トレッド端Toと周方向突起10との間のタイヤ周方向の距離Lxは、タイヤ断面高さHの1%~40%である。なお、タイヤ1は、周方向突起10が形成されなくてもよい。
以上、本開示の特に好ましい実施形態について詳述したが、本開示は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
[付記]
本開示は以下の態様を含む。
[本開示1]
空気入りタイヤであって、
第1トレッド端を有するトレッド部と、前記第1トレッド端からタイヤ半径方向内側に延びる第1バットレス部とを備え、
前記第1バットレス部は、タイヤ軸方向の外側に突出する複数の段差面を有し、
前記複数の段差面の少なくとも一つは、タイヤ半径方向に同じ高さ位置で、タイヤ軸方向の突出高さの異なる複数の段差部分を含む第1段差面である、
空気入りタイヤ。
[本開示2]
前記第1バットレス部は、タイヤ軸方向の外側を向く第1側面と、前記第1側面よりもタイヤ半径方向内側に位置し、かつ、タイヤ軸方向の外側を向く第2側面と、前記第1側面と前記第2側面とを繋ぐ前記段差面とを含む、本開示1に記載の空気入りタイヤ。
[本開示3]
前記段差面は、前記第2側面と交差する交差エッジを含み、
前記交差エッジは、タイヤ周方向に沿って延びる、本開示2に記載の空気入りタイヤ。
[本開示4]
前記複数の段差部分は、第1段差部分と、前記第1段差部分とタイヤ周方向に隣接し、かつ、前記第1段差部分よりも突出高さの大きい第2段差部分とを含む、本開示1ないし3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
[本開示5]
前記第1バットレス部には、前記第1段差部分と前記第2段差部分との間をタイヤ半径方向に延びる縦サイプが設けられている、本開示4に記載の空気入りタイヤ。
[本開示6]
前記トレッド部は、タイヤ軸方向に延び、かつ、前記第1バットレス部で開口するショルダー横溝を含み、
前記第1バットレス部は、前記ショルダー横溝を介して隣接する第1サイド部と第2サイド部とを含み、
前記第1サイド部には、前記第1段差面が設けられており、
前記第2サイド部には、前記段差面がないか、又は、前記第1段差面とは段差形状が異なる前記段差面である第2段差面が設けられている、本開示1ないし5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
[本開示7]
前記第1トレッド端は、外側トレッド端と、前記外側トレッド端よりもタイヤ軸方向の内側に位置する内側トレッド端とを含み、
前記第1サイド部は、前記内側トレッド端に接続されており、
前記第2サイド部は、前記外側トレッド端に接続されている、本開示6に記載の空気入りタイヤ。
[本開示8]
前記複数の段差部分は、第1段差部分と、前記第1段差部分よりも突出高さの大きい第2段差部分とを含み、
前記第1段差部分は、前記第2段差部分よりも前記ショルダー横溝側に位置している、本開示6又は7に記載の空気入りタイヤ。
[本開示9]
前記第1サイド部は、前記第1トレッド端から前記第2段差部分を通ってタイヤ半径方向内側に延びる第1サイプを含み、
前記第2サイド部は、前記第1トレッド端からタイヤ半径方向内側に延びる第2サイプを含む、本開示8に記載の空気入りタイヤ。
[本開示10]
前記第1サイプは、前記第1サイド部内で終端し、
前記第2サイプは、前記第2サイド部内で終端する、本開示9に記載の空気入りタイヤ。
[本開示11]
前記第1バットレス部は、前記第1サイド部と前記第2サイド部とを繋ぐ隆起部を含む、本開示6ないし10のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
[本開示12]
前記第1サイド部及び前記第2サイド部は、それぞれ、前記隆起部よりもタイヤ半径方向の内側に延びている、本開示11に記載の空気入りタイヤ。
[本開示13]
前記第1サイド部と前記第2サイド部との間には、前記ショルダー横溝に繋がる凹部が設けられ、
前記凹部は、前記凹部のタイヤ半径方向の内端よりもタイヤ半径方向の外側に、タイヤ周方向の幅が小となる縮小部を有する、本開示6ないし12のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
5 段差面
5A 第1段差面
6 段差部分
Ba 第1バットレス部
T1 第1トレッド端

Claims (13)

  1. 空気入りタイヤであって、
    第1トレッド端を有するトレッド部と、前記第1トレッド端からタイヤ半径方向内側に延びる第1バットレス部とを備え、
    前記第1バットレス部は、タイヤ軸方向の外側に突出する複数の段差面を有し、
    前記複数の段差面の少なくとも一つは、タイヤ半径方向に同じ高さ位置で、タイヤ軸方向の突出高さの異なる複数の段差部分を含む第1段差面である、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記第1バットレス部は、タイヤ軸方向の外側を向く第1側面と、前記第1側面よりもタイヤ半径方向内側に位置し、かつ、タイヤ軸方向の外側を向く第2側面と、前記第1側面と前記第2側面とを繋ぐ前記段差面とを含む、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記段差面は、前記第2側面と交差する交差エッジを含み、
    前記交差エッジは、タイヤ周方向に沿って延びる、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記複数の段差部分は、第1段差部分と、前記第1段差部分とタイヤ周方向に隣接し、かつ、前記第1段差部分よりも突出高さの大きい第2段差部分とを含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1バットレス部には、前記第1段差部分と前記第2段差部分との間をタイヤ半径方向に延びる縦サイプが設けられている、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記トレッド部は、タイヤ軸方向に延び、かつ、前記第1バットレス部で開口するショルダー横溝を含み、
    前記第1バットレス部は、前記ショルダー横溝を介して隣接する第1サイド部と第2サイド部とを含み、
    前記第1サイド部には、前記第1段差面が設けられており、
    前記第2サイド部には、前記段差面がないか、又は、前記第1段差面とは段差形状が異なる前記段差面である第2段差面が設けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記第1トレッド端は、外側トレッド端と、前記外側トレッド端よりもタイヤ軸方向の内側に位置する内側トレッド端とを含み、
    前記第1サイド部は、前記内側トレッド端に接続されており、
    前記第2サイド部は、前記外側トレッド端に接続されている、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記複数の段差部分は、第1段差部分と、前記第1段差部分よりも突出高さの大きい第2段差部分とを含み、
    前記第1段差部分は、前記第2段差部分よりも前記ショルダー横溝側に位置している、請求項6又は7に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記第1サイド部は、前記第1トレッド端から前記第2段差部分を通ってタイヤ半径方向内側に延びる第1サイプを含み、
    前記第2サイド部は、前記第1トレッド端からタイヤ半径方向内側に延びる第2サイプを含む、請求項8に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記第1サイプは、前記第1サイド部内で終端し、
    前記第2サイプは、前記第2サイド部内で終端する、請求項9に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記第1バットレス部は、前記第1サイド部と前記第2サイド部とを繋ぐ隆起部を含む、請求項6ないし10のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記第1サイド部及び前記第2サイド部は、それぞれ、前記隆起部よりもタイヤ半径方向の内側に延びている、請求項11に記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記第1サイド部と前記第2サイド部との間には、前記ショルダー横溝に繋がる凹部が設けられ、
    前記凹部は、前記凹部のタイヤ半径方向の内端よりもタイヤ半径方向の外側に、タイヤ周方向の幅が小となる縮小部を有する、請求項6ないし12のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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