JP2023118203A - ダンプトラック - Google Patents

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Atsushi Kitaguchi
貴照 田中
Takateru Tanaka
直紀 福田
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充弘 門田
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Abstract

【課題】放土時のエンジン出力を有効利用して、燃費効率を改善したダンプトラックを提供する。【解決手段】ダンプトラックは、車体と、荷台と、エンジンと、エンジンの駆動力によって発電する主発電機と、エンジンの駆動力によって作動油を出力する油圧ポンプと、主発電機で発電された電力によってタイヤを回転させる走行モータと、油圧ポンプから出力された作動油によって荷台を起伏させるホイストシリンダと、電力を蓄電する蓄電池と、荷台を起立させるための作動油がホイストシリンダに供給されている間に(S12:Yes)、蓄電池に蓄電された電力が閾値電力未満である場合に(S14:Yes)、主発電機に発電させた電力を蓄電池に蓄電する(S15)コントローラとを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、蓄電池を備えるダンプトラックに関する。
従来より、タイヤの回転によって走行する車体と、車体に起伏可能に支持された荷台と、駆動力を発生させるエンジンと、エンジンの駆動力によって発電する発電機と、エンジンの駆動力によって作動油を出力する油圧ポンプと、発電機で発電された電力によってタイヤを回転させる走行モータと、油圧ポンプから出力された作動油によって、車体に対して荷台を起伏させるホイストシリンダと、電力を蓄電する蓄電池とを備えるダンプトラックが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
上記構成のダンプトラックでは、エンジンをフル回転させたときにホイストシリンダの伸長速度が適正値になるように、駆動回路が設計されている。なぜなら、第1の理由として、エンジンの低速回転時にホイストシリンダの伸長速度が適正値になるように設計すると、油圧ポンプの容量を大きくする必要があるからである。また、第2の理由として、エンジンと油圧ポンプとの間に増速ギヤを介在させると、ダンプトラックの質量が増大して運搬効率が低下するからである。
特開2000-299901号公報
しかしながら、油圧ポンプの出力は非常に小さいので、ホイストシリンダの伸長時(すなわち、放土時)にエンジンをフル回転させる従来の構成では、エンジンの出力を有効利用しているとはいい難く、燃費効率が悪いという課題がある。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、放土時のエンジン出力を有効利用して、燃費効率を改善したダンプトラックを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、タイヤの回転によって走行する車体と、前記車体に起伏可能に支持された荷台と、駆動力を発生させるエンジンと、前記エンジンの駆動力によって発電する主発電機と、前記エンジンの駆動力によって作動油を出力する油圧ポンプと、前記主発電機で発電された電力によって前記タイヤを回転させる走行モータと、前記油圧ポンプから出力された作動油によって、前記車体に対して前記荷台を起伏させるホイストシリンダと、電力を蓄電する蓄電池とを備えるダンプトラックにおいて、前記荷台を起立させるための作動油が前記ホイストシリンダに供給されている間に、前記蓄電池に蓄電された電力が閾値電力未満である場合に、前記主発電機に発電させた電力を前記蓄電池に蓄電するコントローラを備えることを特徴とする。
本発明によれば、放土時のエンジン出力を有効利用して、燃費効率を改善することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施形態に係るダンプトラックの側面図である。 ダンプトラックに搭載される駆動回路の回路図である。 ダンプトラックに搭載される油圧回路の回路図である。 ダンプトラックのハードウェア構成図である。 充放電制御処理のフローチャートである。 通常走行処理のフローチャートである。 変形例1に係る駆動回路を示す図である。 変形例2に係る駆動回路を示す図である。 変形例3に係る駆動回路を示す図である。 変形例4に係る駆動回路を示す図である。 図5の破線で囲まれた処理に代えて、変形例4に係るコントローラ30によって実行される処理のフローチャートである。
本発明に係るダンプトラックの実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るダンプトラック1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、ダンプトラック1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
図1に示すように、本実施形態に係るダンプトラック1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前部の左右両端に回転可能に支持された一対の前タイヤ3L、3Rと、車体フレーム2の後部の左右両端に回転可能に支持された一対の後タイヤ4L、4Rと、車体フレーム2上に起伏可能に支持された荷台5と、ダンプトラック1を操作するオペレータが搭乗するキャブ6とを主に備える。
一対の前タイヤ3L、3Rは、オペレータによるステアリング操作によって舵角が変わる操舵輪である。一方、一対の後タイヤ4L、4Rは、走行モータ15L、15R(図2参照)の駆動力が伝達されて回転する駆動輪である。なお、ダンプトラック1は、一対の後タイヤ4L、4Rそれぞれに独立して駆動力を伝達するために、一対の走行モータ15L、15Rを備える。
荷台5は、ホイストシリンダ7L、7Rの伸縮によって、車体フレーム2の後部のヒンジピン8を中心として、上下方向に起伏する。ホイストシリンダ7L、7Rは、一端が車体フレーム2に接続され、他端が荷台5に接続され、油圧ポンプ22(図2及び図3参照)から作動油の供給を受けて伸縮する。そして、ホイストシリンダ7L、7Rが伸長すると荷台5が起立し、ホイストシリンダ7L、7Rが収縮すると荷台5が倒伏する。
キャブ6は、車体フレーム2の前端のデッキ9上の左端に配置されている。キャブ6は、ダンプトラック1を操作するオペレータが搭乗する運転室を形成している。そして、キャブ6の内部には、ダンプトラック1を動作させるための操作装置6a(図4参照)が配置されている。キャブ6に搭乗したオペレータが操作装置6aを操作することによって、ダンプトラック1が走行(加速、制動、旋回)し、荷台5が起伏する。
操作装置6aは、ユーザの操作に応じた操作信号を後述するコントローラ30(図4参照)に出力する。操作装置6aは、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、ステアリング、走行レバー、ホイストレバーを含む。
アクセルペダルは、ダンプトラック1の加速を指示する操作装置である。ブレーキペダルは、ダンプトラック1の制動を指示する操作装置である。ステアリングは、ダンプトラック1の旋回方向を指示する操作装置である。走行レバーは、アクセルペダルが踏み込まれたときのダンプトラック1の進行方向(前進位置、後退位置、ニュートラル位置)を指示する操作装置である。ホイストレバーは、荷台5の起伏(起立位置、倒伏位置)を指示する操作装置である。
また、デッキ9の下方には、ダンプトラック1を駆動する駆動回路10と、油圧アクチュエータ(ホイストシリンダ7L、7R)を駆動する油圧回路20とが配置されている。さらに、デッキ9上には、グリッドボックス17(図2参照)と、グリッドボックス17に冷却風を供給する送風機(図示省略)とが設置されている。
図2は、ダンプトラック1に搭載される駆動回路10の回路図である。駆動回路10は、例えば、エンジン11と、主発電機12と、整流器13と、インバータ14L、14Rと、走行モータ15L、15Rと、チョッパ16と、グリッドボックス17と、充放電制御器18と、蓄電池19とを主に備える。
エンジン11は、燃料を燃焼させることによって、ダンプトラック1を駆動するための駆動力を発生させる。主発電機12は、エンジン11の出力軸に接続されている。主発電機12は、エンジン11の駆動力が伝達されて、三相交流電力を発電する。整流器13は、主発電機12から出力された三相交流電力を直流電力に変換して、インバータ14L、14Rに出力する。
インバータ14L、14Rは、整流器13から出力された直流電力または充放電制御器18を通じて蓄電池19から放電された直流電力を、三相交流電力に変換して、走行モータ15L、15Rに出力する。走行モータ15L、15Rは、インバータ14L、14Rから三相交流電力の供給を受けて回転する。そして、走行モータ15L、15Rの回転駆動力が減速機(図示省略)を通じて後タイヤ4L、4Rに伝達されることによって、ダンプトラック1が走行(加速)する。
一方、ダンプトラック1を制動する際、走行モータ15L、15Rは、電気ブレーキとして作動する。そして、電気ブレーキとして作動する走行モータ15L、15Rは、回生電力を発電して、インバータ14L、14Rに出力する。インバータ14L、14Rは、走行モータ15L、15Rから出力された三相交流の回生電力を直流電力に変換して、チョッパ16及び充放電制御器18に出力する。
チョッパ16は、ダンプトラック1の回生時に、インバータ14L、14Rから出力された電力を、グリッドボックス17に供給する。グリッドボックス17は、走行モータ15L、15Rで発電された回生電力を熱に変換して消費する抵抗器である。
充放電制御器18は、コントローラ30の制御に従って、蓄電池19の充放電を制御する。より詳細には、充放電制御器18は、ダンプトラック1の力行時(例えば、加速時)に、蓄電池19に蓄電された電力をインバータ14L、14Rに出力(放電)する。一方、充放電制御器18は、ダンプトラック1の回生時(例えば、制動時)に、インバータ14L、14Rから出力された回生電力を、蓄電池19に蓄電する。
また、駆動回路10は、回転数センサ11aと、残量センサ19aとを備える。回転数センサ11aは、エンジン11の回転数Rを検知し、検知結果を示す回転数信号をコントローラ30に出力する。残量センサ19aは、蓄電池19に蓄電されている電力の量(以下、「電池残量Q」と表記する。)を検知し、検知結果を示す残量信号をコントローラ30に出力する。
図3は、ダンプトラック1に搭載される油圧回路20の回路図である。油圧回路20は、作動油タンク21と、油圧ポンプ22と、方向切替弁23とを主に備える。
作動油タンク21は、作動油を貯留する。油圧ポンプ22は、エンジン11の出力軸に接続されている。油圧ポンプ22は、エンジン11が発生させる駆動力によって、作動油タンク21に貯留された作動油を方向切替弁23に出力する。油圧ポンプ22は、レギュレータ22aによって吐出容量を変更可能な可変容量型の油圧ポンプである。
方向切替弁23は、コントローラ30の制御に従って、油圧ポンプ22から出力された作動油を、ホイストシリンダ7L、7Rに給排する。方向切替弁23は、コントローラ30から一対の電極23a、23bに制御電圧が印加されることによって、位置Aと、位置Bと、位置Cとに切り替えられる。
位置Aは、ホイストシリンダ7L、7Rに対する作動油の給排を遮断する位置である。位置Bは、ホイストシリンダ7L、7Rのボトム室に作動油を供給し、ロッド室から作動油を排出する位置である。位置Cは、ホイストシリンダ7L、7Rのロッド室に作動油を供給し、ボトム室から作動油を排出する位置である。
方向切替弁23の初期位置は、位置Aである。このとき、ホイストシリンダ7L、7Rの伸縮が停止し、現在位置に保持される。また、方向切替弁23は、電極23aに制御電圧が印加されることによって、位置Aから位置Bに切り替えられる。これにより、ホイストシリンダ7L、7Rが伸長して、荷台5が起立する。さらに、方向切替弁23は、電極23bに制御電圧が印加されることによって、位置Aから位置Cに切り替えられる。これにより、ホイストシリンダ7L、7Rが収縮して、荷台5が倒伏する。一方、電極23a、23bへの制御電圧の印加が停止すると、方向切替弁23は位置Aに戻る。
図4は、ダンプトラック1のハードウェア構成図である。ダンプトラック1は、コントローラ30を備える。コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)31と、メモリ32とを備える。メモリ32は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはこれらの組み合わせで構成される。コントローラ30は、ROMまたはHDDに格納されたプログラムコードをCPUが読み出して実行することによって、後述する処理を実現する。RAMは、CPUがプログラムを実行する際のワークエリアとして用いられる。
但し、コントローラ30の具体的な構成はこれに限定されず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよい。
コントローラ30は、操作装置6aから出力される操作信号、回転数センサ11aから出力される回転数信号、及び残量センサ19aから出力される残量信号に基づいて、エンジン11、主発電機12、インバータ14L、14R、チョッパ16、充放電制御器18、レギュレータ22a、及び方向切替弁23を制御する。
コントローラ30は、アクセルペダルが踏み込まれたことに応じて、エンジン11の回転数を上昇させ、主発電機12または蓄電池19からインバータ14L、14Rに電力を出力し、インバータ14L、14Rを制御して走行モータ15L、15Rの回転数を上昇させる。この制御の詳細は、図6を参照して後述する。
コントローラ30は、ブレーキペダルが踏み込まれたことに応じて、エンジン11の回転数を下降させると共に、走行モータ15L、15Rを電気ブレーキとして作動させる。また、コントローラ30は、ダンプトラック1の制動時に、走行モータ15L、15Rで発電された電力を、充放電制御器18を通じて蓄電池19に充電し、さらに余った電力をチョッパ16を通じてグリッドボックス17に消費させる。
また、コントローラ30は、ホイストレバーが操作されたことに応じて、エンジン11、レギュレータ22a、及び方向切替弁23を制御して、車体フレーム2に対して荷台5を起伏させる。また、コントローラ30は、荷台5を起立させている間に、主発電機12に発電させた電力を、充放電制御器18を通じて蓄電池19に蓄電する。
図5は、充放電制御処理のフローチャートである。コントローラ30は、例えば、エンジン11が駆動している間に、図5に示す充放電制御処理を所定の時間間隔毎に繰り返し実行する。
まず、コントローラ30は、操作装置6aから出力される操作信号に基づいて、走行レバー及びホイストレバーの位置を判定する(S11、S12)。そして、コントローラ30は、走行レバーがニュートラル位置で且つホイストレバーが起立位置である場合に(S11:Yes&S12:Yes)、エンジン11を予め定められた回転数(例えば、フル回転)に上昇させ、レギュレータ22aを制御して油圧ポンプ22を予め定められた吐出容量にし、方向切替弁23の電極23aに制御電圧を印加する。
これにより、ホイストシリンダ7L、7Rが伸長して、荷台5が起立を開始する。そして、コントローラ30は、荷台5を起立させるための作動油がホイストシリンダ7L、7Rに供給されている間、ステップS13~S16の処理を実行する。コントローラ30は、回転数センサ11aから出力される回転数信号に基づいて、エンジン11の回転数Rと閾値回転数Rthとを比較する(S13)。また、コントローラ30は、残量センサ19aから出力される残量信号に基づいて、蓄電池19の電池残量Qと第1閾値残量Qth1(閾値電力)とを比較する(S14)。
閾値回転数Rthは、例えば、油圧ポンプ22を回転させるための駆動力を差し引いても、駆動力が十分に余るエンジン11の回転数に設定される。第1閾値残量Qth1は、例えば、荷台5の起立が完了するまでの間に主発電機12で発電される電力を、十分に蓄電できる空き容量が確保できる値に設定される。
そして、コントローラ30は、エンジン11の回転数Rが閾値回転数Rth以上で、且つ電池残量Qが第1閾値残量Qth1未満である場合に(S13:Yes&S14:Yes)、主発電機12を駆動し、主発電機12に発電させた電力を充放電制御器18を通じて蓄電池19に蓄電する(S15)。一方、コントローラ30は、エンジン11の回転数Rが閾値回転数Rth未満か、電池残量Qが第1閾値残量Qth1以上である場合に(S13:No/S14:No)、主発電機12及び充放電制御器18を停止する(S16)。
また、コントローラ30は、走行レバーがニュートラル位置で、且つホイストレバーが起立位置でないと判定した場合に(S11:Yes&S12:No)、操作装置6aが操作されるまで待機する(S17)。さらに、コントローラ30は、走行レバーが前進位置または後退位置であると判定した場合に(S11:No)、通常走行処理を実行する(S18)。
図6は、通常走行処理のフローチャートである。コントローラ30は、操作装置6aから出力される操作信号に基づいて、ブレーキペダルまたはアクセルペダルが踏み込まれているか否かを判定する(S21、S22)。また、コントローラ30は、残量センサ19aから出力される残量信号に基づいて、電池残量Qと第1閾値残量Qth1または第2閾値残量Qth2とを比較する(S23、S24)。第2閾値残量Qth2は、第1閾値残量Qth1と同一値でもよいし、異なる値でもよい。第2閾値残量Qth2は、例えば、第1閾値残量Qth1より大きな値に設定される。
そして、コントローラ30は、ブレーキペダルが踏み込まれている(すなわち、走行モータ15L、15Rが回生電力を発電している)と判定し、且つ電池残量Qが第1閾値残量Qth1未満である場合に(S21:Yes&S23:Yes)、走行モータ15L、15Rによって発電された回生電力を、充放電制御器18を通じて蓄電池19に充電する(S25)。一方、コントローラ30は、ブレーキペダルが踏み込まれていると判定し、且つ電池残量Qが第1閾値残量Qth1以上である場合に(S21:Yes&S23:No)、充放電制御器18による充放電を停止する(S26)。
また、コントローラ30は、ブレーキペダルが踏み込まれておらず、且つアクセルペダルが踏み込まれている(すなわち、主発電機12が発電している)と判定し(S21:No&S22:Yes)、さらに電池残量Qが第2閾値残量Qth2以上である場合に(S24:Yes)、蓄電池19に蓄電された電力を充放電制御器18を通じてインバータ14L、14Rに出力する(S27)。これにより、走行モータ15L、15Rは、主発電機12及び蓄電池19の両方から供給される電力によって回転する。
一方、コントローラ30は、ブレーキペダル及びアクセルペダルの両方が踏み込まれていない(すなわち、主発電機12が発電していない)と判定した場合に(S21:No&S22:No)、充放電制御器18による充放電を停止する(S26)。さらに、コントローラ30は、ブレーキペダルが踏み込まれておらず、且つアクセルペダルが踏み込まれていると判定し(S21:No&S22:Yes)、さらに電池残量Qが第2閾値残量Qth2未満である場合も(S24:No)、充放電制御器18による充放電を停止する(S26)。
本実施形態によれば、荷台5を起立させるために高回転にしたエンジン11の駆動力を利用して、主発電機12に発電させた電力を蓄電池19に電力を蓄電する。これにより、放土時のエンジン11の出力を有効利用して、燃費効率を改善することができる。
なお、図5及び図6に示す処理を実現可能なのは、図2に示す駆動回路10に限定されない。以下、図7~図10を参照して、変形例に係る駆動回路10A、10B、10C、10Dを説明する。なお、図2に示す駆動回路10と共通する構成要素には同一の参照番号を付して詳細な説明を省略し、相違点を中心に説明する。
[変形例1]
図7は、変形例1に係る駆動回路10Aを示す図である。図7に示すように、変形例1に係る駆動回路10Aは、コンバータ41、インバータ42、補機モータ43、及び補機44をさらに備える点で、図2に示す駆動回路10と相違する。コンバータ41は、主発電機12で発電され且つ整流器13で変換された直流電力を、降圧(電圧変換)してインバータ42に出力する。インバータ42は、コンバータ41から出力された直流電力で補機モータ43を回転させる。補機44は、例えば、走行モータ15L、15Rやグリッドボックス17に冷却風を供給する冷却ファンである。
[変形例2]
図8は、変形例2に係る駆動回路10Bを示す図である。図8に示すように、変形例2に係る駆動回路10Bは、充放電制御器18及び蓄電池19と、インバータ42、補機モータ43、及び補機44とが、整流器13及びコンバータ41を介して主発電機12に並列に接続されている点で、図7に示す駆動回路10Aと相違する。また、変形例2に係るコンバータ41は、充放電制御器18を通じて蓄電池19から放電された電力を昇圧(電圧変換)してインバータ14L、14Rに出力する。
変形例2に係るコントローラ30は、図5のステップS15において、主発電機12で発電され、整流器13で直流電力に変換され、コンバータ41で降圧された電力を、充放電制御器18を通じて蓄電池19に蓄電する。また、変形例2に係るコントローラ30は、蓄電池19に蓄電された電力を、インバータ42に出力してもよい。これにより、蓄電池19から放電され、インバータ42で変換された三相交流電力によって、補機モータ43が駆動する。さらに、変形例2に係るコントローラ30は、蓄電池19に蓄電された電力を、コンバータ41を通じてインバータ14L、14Rに出力してもよい。これにより、蓄電池19から放電され、コンバータ41で昇圧され、インバータ14L、14Rで変換された三相交流電力によって、走行モータ15L、15Rが駆動する。
[変形例3]
図9は、変形例3に係る駆動回路10Cを示す図である。図9に示すように、変形例3に係る駆動回路10Cは、補助発電機45及び整流器46をさらに備え、コンバータ41が省略されている点で、図8に示す駆動回路10Bと相違する。補助発電機45は、エンジン11の出力軸に接続されている。また、補助発電機45は、エンジン11の駆動力によって、主に補機44を駆動するための電力を発電する。整流器46は、補助発電機45で発電された三相交流電力を直流電力に変換して、充放電制御器18及びインバータ42に出力する。
変形例3に係るコントローラ30は、図5のステップS15において、補助発電機45に発電させた電力を、充放電制御器18を通じて蓄電池19に蓄電する。また、変形例3に係るコントローラ30は、補機44を動作させる際に、補助発電機45に発電させた電力をインバータ42に出力してもよいし、蓄電池19に蓄電された電力を充放電制御器18を通じてインバータ42に出力してもよい。
[変形例4]
図10は、変形例4に係る駆動回路10Dを示す図である。図10に示すように、変形例4に係る駆動回路10Dは、コンバータ41を備える点で、図9に示す駆動回路10Cと相違する。充放電制御器18及び蓄電池19と、インバータ42、補機モータ43、及び補機44とは、整流器13及びコンバータ41を介して主発電機12に並列に接続され、整流器46を介して補助発電機45に並列に接続されている。また、変形例4に係るコントローラ30は、図5の破線で囲まれた処理に代えて、図11の処理を実行する。
図11は、図5の破線で囲まれた処理に代えて、変形例4に係るコントローラ30によって実行される処理のフローチャートである。変形例4に係るコントローラ30は、エンジン11の回転数Rが閾値回転数Rth以上で、且つ電池残量Qが第1閾値残量Qth1未満である場合に(S13:Yes&S14:Yes)、補機44を動作させるか否かを判定する(S31)。補機44を動作させる場合とは、例えば、ダンプトラック1が停止した直後で、走行モータ15L、15Rを冷却する冷却ファンを駆動する場合、回生電力をグリッドボックス17に消費させた直後で、グリッドボックス17を冷却する冷却ファンを駆動する場合などが考えられる。
そして、変形例4に係るコントローラ30は、補機44を動作させる場合に(S31:Yes)、主発電機12に発電させた電力を充放電制御器18を通じて蓄電池19に蓄電させ、補助発電機45に発電させた電力を補機モータ43に供給(すなわち、補機44を動作)する(S32)。また、変形例4に係るコントローラ30は、補機44を動作させない場合に(S31:No)、補助発電機45に発電させた電力を充放電制御器18を通じて蓄電池19に蓄電させる(S33)。さらに、変形例4に係るコントローラ30は、エンジン11の回転数Rが閾値回転数Rth未満か、電池残量Qが第1閾値残量Qth1以上である場合に(S13:No/S14:No)、主発電機12、充放電制御器18、及び補助発電機45を停止する(S34)。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 ダンプトラック
2 車体フレーム
3L,3R 前タイヤ
4L,4R 後タイヤ
5 荷台
6 キャブ
6a 操作装置
7L,7R ホイストシリンダ
8 ヒンジピン
9 デッキ
10,10A,10B,10C,10D 駆動回路
11 エンジン
11a 回転数センサ
12 主発電機
13 整流器
14L,14R,42 インバータ
15L,15R 走行モータ
16 チョッパ
17 グリッドボックス
18 充放電制御器
19 蓄電池
19a 残量センサ
20 油圧回路
21 作動油タンク
22 油圧ポンプ
22a レギュレータ
23 方向切替弁
23a,23b 電極
30 コントローラ
32 メモリ
41 コンバータ
43 補機モータ
44 補機
45 補助発電機
46 整流器

Claims (4)

  1. タイヤの回転によって走行する車体と、
    前記車体に起伏可能に支持された荷台と、
    駆動力を発生させるエンジンと、
    前記エンジンの駆動力によって発電する主発電機と、
    前記エンジンの駆動力によって作動油を出力する油圧ポンプと、
    前記主発電機で発電された電力によって前記タイヤを回転させる走行モータと、
    前記油圧ポンプから出力された作動油によって、前記車体に対して前記荷台を起伏させるホイストシリンダと、
    電力を蓄電する蓄電池とを備えるダンプトラックにおいて、
    前記荷台を起立させるための作動油が前記ホイストシリンダに供給されている間に、前記蓄電池に蓄電された電力が閾値電力未満である場合に、前記主発電機に発電させた電力を前記蓄電池に蓄電するコントローラを備えることを特徴とするダンプトラック。
  2. 請求項1に記載のダンプトラックにおいて、
    電力により駆動する補機を備え、
    前記蓄電池は、前記主発電機で発電された電力を電圧変換するコンバータを介して、前記補機と並列に前記主発電機に接続され、
    前記コントローラは、
    前記荷台を起立させるための作動油が前記ホイストシリンダに供給されている間に、前記蓄電池に蓄電された電力が前記閾値電力未満である場合に、前記主発電機で発電され且つ前記コンバータで降圧された電力を前記蓄電池に蓄電し、
    前記蓄電池に蓄電された電力で前記補機を駆動することを特徴とするダンプトラック。
  3. 請求項2に記載のダンプトラックにおいて、
    前記補機に供給する電力を発電する補助発電機を備え、
    前記コントローラは、前記荷台を起立させるための作動油が前記ホイストシリンダに供給されている間に、前記蓄電池に蓄電された電力が前記閾値電力未満である場合において、
    前記補機を動作させる場合に、前記主発電機に発電させた電力を前記蓄電池に蓄電させ、前記補助発電機に発電させた電力で前記補機を動作させ、
    前記補機を動作させない場合に、前記補助発電機に発電させた電力を前記蓄電池に蓄電させることを特徴とするダンプトラック。
  4. 請求項1に記載のダンプトラックにおいて、
    前記コントローラは、前記荷台を起立させるための作動油が前記ホイストシリンダに供給されている間に、前記エンジンの回転数が閾値回転数以上で、且つ前記蓄電池に蓄電された電力が前記閾値電力未満である場合に、前記主発電機に発電させた電力を前記蓄電池に蓄電することを特徴とするダンプトラック。
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