JP2023115487A - 出力プロファイルの生成方法、及びプロファイル生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーは、任意の色彩値と任意の色彩値に対する所望の出力値とを入力し、入力された色彩値と出力値とに対応する出力プロファイルを生成することが難しい。【解決手段】入力プロファイルで変換された画像データを、出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルを生成する出力プロファイルの生成方法であって、前記出力プロファイルは、複数の格子点と複数の出力値とを対応付けて構成され、任意の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受け付け、受け付けた前記指定データを用いて、前記格子点に対応する前記出力値を生成する。【選択図】図6
Description
本開示は、出力プロファイルの生成方法、及びプロファイル生成装置に関する。
入力値から出力デバイスのデバイス値への色変換に用いる色変換テーブルの作成方法が知られている。特許文献1の色変換テーブル作成装置は、入力色域での最高彩度点に対する目標色を設定する。最高彩度点は、色相毎で彩度が最高になる色の色彩値である。色変換テーブル作成装置は、最高彩度点に対応する目標値の色彩値に基づいて調整値を算出する。色変換テーブル作成装置は、算出された調整値を用いて色変換テーブルを作成する。ユーザーは、目標色指定画面に、各色相における最高彩度点と最高彩度点に対する目標値を入力する。
引用文献1の色変換テーブル作成装置は、各色相に対する最高彩度点以外を選択することができない。ユーザーは、任意の色彩値と任意の色彩値に対する所望の出力値とを入力し、入力された色彩値と出力値とに対応する出力プロファイルを生成することが難しい。
本開示の出力プロファイルの生成方法は、入力プロファイルで変換された画像データを、出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルを生成する出力プロファイルの生成方法であって、前記出力プロファイルは、複数の格子点と複数の出力値とを対応付けて構成され、任意の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受け付け、受け付けた前記指定データを用いて、前記格子点に対応する前記出力値を生成する。
本開示のプロファイル生成装置は、入力プロファイルで変換された画像データを出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルを生成するプロファイル生成装置であって、任意の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受信する入出力部と、受信した前記指定データを用いて、格子点に対応する出力値を生成し、複数の前記格子点と複数の前記出力値とを対応付けて構成される前記出力プロファイルを生成するプロファイル生成部と、を備える。
図1は、印刷システム100の概略構成を示している。印刷システム100は、印刷制御装置10と、コンピューター30と、表示ユニット40と、入力ユニット50と、プリンター60と、を備えている。印刷システム100は、印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンター60で印刷するシステムである。図1に示す印刷システム100は、印刷制御装置10と、コンピューター30と、表示ユニット40と、入力ユニット50と、プリンター60とを、個別に構成しているが、これに限定されない。例えば、表示ユニット40と入力ユニット50は、一体に構成されてもよい。
印刷制御装置10は、各種プロファイルを生成する。生成するプロファイルは、入力プロファイルや出力プロファイル等である。入力プロファイルは、sRGB色空間等の入力デバイスに依存した色空間とデバイスに依存しない色空間との間の色変換を行う。出力プロファイルは、デバイスに依存しない色空間と出力デバイスに依存する色空間との間の色変換を行う。デバイスに依存しない色空間は、ICCプロファイルを使用してCIE L*a*b*やCIE XYZなどのデバイスインディペンデントカラーで管理されるプロファイル接続空間である。以降、L*a*b*は、Labと表す。印刷制御装置10は、プロファイル生成装置の一例に対応する。
印刷制御装置10は、各種プロファイルを用いて色変換を行う。印刷制御装置10は、例えば、コンピューター30からsRGB色空間で表現された画像データを受信する。印刷制御装置10は、sRGB色空間で表現された画像データを、入力プロファイルを用いて、プロファイル接続空間の色彩値で表される画像データに変換する。印刷制御装置10は、プリンター60用の出力プロファイルを用いて、プロファイル接続空間の色彩値で表される画像データを後述するデバイス出力値等を含む印刷データに変換する。印刷データは、プリンター60に対応する。印刷データは、出力データの一例に対応する。
印刷制御装置10は、生成した入力プロファイルや出力プロファイルをコンピューター30等に送信してもよい。コンピューター30は、受信した出力プロファイルを用いて、画像データを色変換し、デバイス出力値を含む印刷データを生成してもよい。
印刷制御装置10は、制御ユニット15と、接続ユニット25と、通信インターフェイス27と、を備える。図1は、インターフェイスをI/Fと表す。印刷制御装置10は、プログラムを実行することによって、機能部として動作する。印刷制御装置10で実行されるプログラムは、プロファイル生成アプリケーションやプリンタードライバー等である。プロファイル生成アプリケーションは、各種プロファイルを生成する。プリンタードライバーは、プリンター60に印刷を実行させる印刷データを生成する。
制御ユニット15は、プログラムを実行するコントローラーである。制御ユニット15は、プログラムを実行することによって、各種の機能部として動作する。制御ユニット15は、CPU(Central Processing Unit)や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、DSP(Digital Signal Processor)等を含んでもよい。制御ユニット15は、ワークエリアとして、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を有してもよい。
制御ユニット15は、画面生成部17、及びデータ処理部19として機能する。画面生成部17、及びデータ処理部19は、機能部である。制御ユニット15は、プロファイル生成プログラムを実行することによって、画面生成部17、及びデータ処理部19として動作する。また、制御ユニット15は、データ記憶部21を有する。
画面生成部17は、後述する設定画面203等の各種画面を表示させる表示データを生成する。表示データは、接続ユニット25を介して表示ユニット40に送信される。表示データは、表示ユニット40に設定画面203等の画面を表示させる。設定画面203は、出力プロファイルを生成するときの各種設定をユーザーによって入力可能な画面である。画面生成部17は、表示制御部の一例に対応する。
データ処理部19は、入力プロファイル、及び出力プロファイル等の各種プロファイルを生成する。データ処理部19は、データ記憶部21に記憶されたデータ、接続ユニット25で受信した入力データ、通信インターフェイス27で受信した測色データ等を取得する。データ処理部19は、取得したデータ、入力データ、測色データ等を用いて、入力プロファイル、及び出力プロファイルを生成する。データ処理部19は、生成した入力プロファイル、及び出力プロファイルをデータ記憶部21に送信する。データ処理部19は、プロファイル生成部の一例に対応する。データ処理部19は、プリンター60に送信する印刷データを生成してもよい。データ処理部19は、測色データを用いて表示データに含まれる画像を生成してもよい。
データ記憶部21は、制御ユニット15で実行される各種プログラムや、各種データを記憶する。データ記憶部21は、プロファイル生成プログラムやプリンタードライバーを記憶する。データ記憶部21は、データ処理部19から送信される入力プロファイル、及び出力プロファイルを受信する。データ記憶部21は、受信した入力プロファイル、及び出力プロファイルを記憶する。データ記憶部21に記憶される各種データは、入力プロファイル、及び出力プロファイル等の各種プロファイルを含む。データ記憶部21は、後述される測色データ、及び測色データに基づいて生成された情報を記憶する。データ記憶部21は、RAM、ROM等で構成される。データ記憶部21は、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶装置、半導体メモリー等を備えてもよい。
接続ユニット25は、表示ユニット40、及び入力ユニット50等の各種ユニットと接続し、各種データを送受信する。接続ユニット25は、各種ユニットと接続する入出力インターフェイスである。接続ユニット25は、USB(Universal Serial Bus)規格の通信ポート、ディスプレイポート等の複数の接続ポートを有している。図1に示す接続ユニット25は、表示ユニット40、及び入力ユニット50と接続する。接続ユニット25は、画面生成部17で生成された表示データを表示ユニット40に送信する。接続ユニット25は、入力ユニット50に入力された入力データを受信する。接続ユニット25は、表示ユニット40に表示された各種データを入力データとして取得してもよい。接続ユニット25は、入出力部の一例に対応する。
通信インターフェイス27は、コンピューター30、及びプリンター60と通信接続する。通信インターフェイス27は、コンピューター30、及びプリンター60と所定の通信プロトコルに従って、有線もしくは無線で接続する。通信インターフェイス27は、コンピューター30から画像データ等を受信する。通信インターフェイス27は、コンピューター30に出力プロファイル等を送信してもよい。通信インターフェイス27は、プリンター60から測色データ等を受信する。通信インターフェイス27は、プリンター60に印刷データ等を送信してもよい。通信インターフェイス27は、図示しないサーバー、デジタルカメラ、測色器等の各種デバイスと通信接続してもよい。通信インターフェイス27は、サーバー等から入力プロファイル等の各種プロファイルを受信してもよい。通信インターフェイス27は、取得部の一例に対応する。
コンピューター30は、画像データの生成、編集、及び加工を行う。コンピューター30が扱う画像データは、例えば、sRGB色空間等で表現される。コンピューター30は、画像データを印刷制御装置10の通信インターフェイス27に送信する。コンピューター30は、印刷制御装置10からプリンター60用の出力プロファイルを受信してもよい。コンピューター30は、プリンター60用の出力プロファイルを用いて印刷データを生成してもよい。印刷システム100は、コンピューター30に代えて、デジタルカメラ等のデバイスを用いてもよい。コンピューター30は、入力デバイスの一例に対応する。
表示ユニット40は、各種画像を表示する。表示ユニット40は、印刷制御装置10の接続ユニット25から送信される表示データに基づいて、設定画面203等の画像を表示する。表示ユニット40は、印刷制御装置10の接続ユニット25と通信可能に接続する。表示ユニット40は、液晶パネルや有機EL(electro-luminescence)パネルで形成されるディスプレイである。表示ユニット40は、印刷制御装置10と一体で構成されてもよい。
入力ユニット50は、ユーザーの入力操作を受け付ける。入力ユニット50は、ユーザーの入力操作に基づく入力データを取得する。入力ユニット50は、取得した入力データを印刷制御装置10の接続ユニット25に送信する。入力ユニット50は、キーボード、マウス等のデバイスで構成される。入力ユニット50は、表示ユニット40と一体に構成されてもよい。表示ユニット40が、タッチ入力機能を有するディスプレイである場合、タッチセンサーが入力ユニット50に対応する。入力ユニット50は、印刷制御装置10と一体に構成されてもよい。
プリンター60は、ヘッドユニット61と、印刷制御部63と、プリンター記憶部65と、測色ユニット67と、プリンター通信インターフェイス69と、を備える。プリンター60は、例えば、印刷媒体Mにインクを吐出することによって画像を印刷するインクジェットプリンターである。プリンター60は、出力デバイスの一例に対応する。
ヘッドユニット61は、印刷媒体Mに画像を印刷する。ヘッドユニット61は、印刷制御部63の制御に基づいて、印刷媒体Mに画像を印刷する。ヘッドユニット61は、測色ユニット67で測色されるテストチャート110を印刷する。テストチャート110は、図2で説明される。ヘッドユニット61は、印刷制御装置10から送信された印刷データに基づいて印刷媒体Mに印刷してもよい。
印刷制御部63は、ヘッドユニット61を制御するプロセッサーである。印刷制御部63は、印刷データに基づいてヘッドユニット61を制御することによって、ヘッドユニット61に印刷を実行させる。印刷制御部63は、プロファイル調整用テストチャートデータに基づいて、ヘッドユニット61にテストチャート110を印刷させる。印刷制御部63は、プリンター記憶部65に記憶されるプロファイル調整用テストチャートデータを読み出す。印刷制御部63は、読み出したプロファイル調整用テストチャートデータに基づいて、ヘッドユニット61にテストチャート110を印刷させる。
プリンター記憶部65は、印刷制御部63で実行されるプログラムや各種データを記憶する。プリンター記憶部65は、RAMやROM等で構成される。プリンター記憶部65は、複数のテストチャートデータを記憶する。複数のテストチャートデータは、インク量調整用テストチャートデータ、プロファイル調整用テストチャートデータ等を含む。プロファイル調整用テストチャートデータは、プリンター60がテストチャート110を印刷媒体Mに印刷するときに用いられる。
プリンター記憶部65は、ヘッドユニット61で印刷される印刷媒体Mの種別を記憶する。プリンター記憶部65は、テストチャート110が印刷される印刷媒体Mの種別を記憶する。印刷媒体Mの種別は、図示しないコントロールパネルに入力される。プリンター60は、印刷媒体Mの種別を、図示しないセンサー等で判別してもよい。プリンター記憶部65は、測色ユニット67で用いられる測色条件を記憶してもよい。
測色ユニット67は、印刷媒体Mに印刷されたテストチャート110を測色する。測色ユニット67は、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサーで構成される。測色ユニット67は、印刷媒体Mに印刷された画像の分光反射率を測定する。測色ユニット67は、例えば、380nmから730nmまでの波長域の光の反射率を、分光反射率として測定する。測色ユニット67は、分光反射率を測定値として取得する。測定値は、分光反射率に限定されない。測色ユニット67は、測定値としてLab値、もしくはXYZ値を取得してもよい。測色ユニット67は、測色データに含まれる複数の測定値を生成する。
プリンター通信インターフェイス69は、印刷制御装置10と通信接続する。プリンター通信インターフェイス69は、有線、もしくは無線の通信経路を介して、印刷制御装置10と通信接続する。プリンター通信インターフェイス69は、測色ユニット67で測色された測色データ、測色ユニット67の測色条件、印刷媒体Mの種別、及びテストチャート110の印刷条件等の各種データを印刷制御装置10に送信する。プリンター通信インターフェイス69は、印刷制御装置10から送信された印刷データ等を受信する。
図2は、テストチャート110の概略を示している。テストチャート110は、印刷媒体Mに印刷される。テストチャート110は、プリンター60で印刷媒体Mに印刷されることによって生成される。テストチャート110は、複数のパッチ画像群111、第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117を有している。テストチャート110は、カラーチャートの一例に対応する。
パッチ画像群111は、複数のパッチ画像113を含んでいる。パッチ画像113は、プリンター60で印刷される色の階調に対応して印刷される。パッチ画像群111の数やパッチ画像113の数は、適宜設定される。パッチ画像113の配置は、適宜設定可能である。パッチ画像113の配置は、図2の構成に限定されない。複数のパッチ画像113は、パッチ画像群111を構成しなくてもよい。
第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117は、印刷媒体Mの所定の位置に印刷される。測色ユニット67は、第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117を測色することによって、パッチ画像群111、もしくはパッチ画像113の印刷位置を判別する。図2に示す第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117は、直線のバー形状であるが、これに限定されない。第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117の形状や位置は、適宜設定可能である。
図3は、測色データの概略を示している。プリンター60は、図2に示すテストチャート110を測色ユニット67で測色することによって測色データを生成する。測色データは、複数の印刷設定値と複数の分光反射率とで構成される。測色データは、印刷設定値ごとの分光反射率を関連付ける。測色データは、色域データの一例に対応する。
印刷設定値は、各インクのインク量を示している。最終行の(100、100、100、100)は、それぞれシアンインクのインク量、マゼンタインクのインク量、イエローインクのインク量、及びブラックインクのインク量を示している。シアンインクのインク量は、以降シアンインク量と表す。マゼンタインクのインク量は、以降マゼンタインク量と表す。イエローインクのインク量は、以降イエローインク量と表す。ブラックインクのインク量は、以降ブラックインク量と表す。各インクのインク量は、0から100の値で示される。各インク量は、インク吐出量の最大値を100%とした階調値で示される。インク量100%は、所定サイズのインクドットを所定数吐出可能な領域に、所定数のインクドットを吐出するときのインク量を示している。(100、100、100、100)は、シアンインク量100%、マゼンタインク量100%、イエローインク量100%、ブラックインク量100%を示している。印刷設定値は、生成階調値の一例に対応する。
分光反射率は、測色ユニット67で測色された測定値である。1行目の(0.2、0.05、・・・、0.3)のそれぞれの値は、各波長の光の反射率を示している。0.2は、380nmの光の反射率を示す。0.05は、390nmの光の反射率を示す。0.05以降は、表中では省略して示しているが、10nmごとの光の反射率を示す。分光反射率は、380nmから730nmまでの10nmごとの波長の光の反射率を含む。1行目の分光反射率は、印刷設定値が(0、0、0、0)であるときの測定値である。0は、インク量が0%であることを示している。1行目の分光反射率は、印刷媒体Mの分光反射率を示す。分光反射率は、図3に示す測定値に限定されない。測定する光の波長等は、適宜設定可能である。分光反射率等の測定値は、測色値の一例に対応する。分光反射率は、プリンター60、もしくは印刷制御装置10で、色彩値に変換される。
プリンター60は、図3に示す測色データを生成する。プリンター60は、生成した測色データをプリンター通信インターフェイス69を介して、印刷制御装置10の通信インターフェイス27に送信する。印刷制御装置10は、送信された測色データをデータ記憶部21に記憶する。プリンター60は、測色データに加え、印刷媒体Mの種別、測色ユニット67の測色条件等を送信してもよい。測色条件は、分光反射率をLab値等の色彩値に変換するときに用いることができる。印刷制御装置10の通信インターフェイス27は、送信された印刷媒体Mの種別、測色条件等を受信する。印刷制御装置10のデータ記憶部21は、受信した印刷媒体Mの種別、測色条件等の受信データを測色データと関連付けてデータ記憶部21に記憶する。
印刷制御装置10は、プリンター60と接続する通信インターフェイス27を備え、通信インターフェイス27は、プリンター60から測色データ、及びテストチャート110の印刷条件を受信する。印刷制御装置10は、テストチャート110の印刷条件と関連付けて測色データを取得することができる。
測色データは、図示しない測色器で生成されてもよい。測色器は、印刷制御装置10に接続される。測色器は、印刷制御装置10の通信インターフェイス27と通信可能に接続される。測色器は、プリンター60で印刷されたテストチャート110を測色することによって、分光反射率を測定する。測色器は、予め印刷設定値を取得し、取得した印刷設定値と測色した分光反射率に基づいて、測色データを生成してもよい。測色器は、生成した測色データを印刷制御装置10に送信する。測色器は、測色した分光反射率を印刷制御装置10に送信してもよい。印刷制御装置10は、測色器から送信された分光反射率と、予め取得した印刷設定値とに基づいて、測色データを生成し、データ記憶部21に記憶してもよい。
測色データは、予め図示しないサーバーに記憶されていてもよい。サーバーは、印刷制御装置10の通信インターフェイス27と通信可能に接続する。印刷制御装置10は、サーバーに記憶された測色データを取得する。
印刷制御装置10は、プリンター60等で生成された測色データを取得する。印刷制御装置10は、一例として、プリンター60から送信された測色データを通信インターフェイス27で受信する。制御ユニット15のデータ処理部19は、受信した測色データを取得する。データ処理部19は、予めデータ記憶部21等に記憶された測色データを取得してもよい。
印刷制御装置10は、入力プロファイルを取得する。ユーザーが、予めデータ記憶部21等に記憶された入力プロファイルを選択することによって、印刷制御装置10は、選択された入力プロファイルを取得する。選択された入力プロファイルは、sRGB色空間で示された画像データをプロファイル接続空間の色彩値に変換するときに用いられる。図4は、入力プロファイルを設定する入力画面201を示している。入力画面201は、入力画面表示データに基づいて表示ユニット40に表示される。入力画面表示データは、表示ユニット40に入力画面201を表示させる表示データである。入力画面表示データは、予めデータ記憶部21に記憶される。印刷制御装置10は、入力画面表示データを接続ユニット25を介して表示ユニット40に送信する。
入力画面201は、入力プロファイル名表示欄211と、読み込みボタン212と、第1決定ボタン216aと、を表示する。第1決定ボタン216aは、決定ボタン216の一例である。
入力プロファイル名表示欄211は、入力プロファイルのファイル名を表示する。入力プロファイル名表示欄211は、ユーザーの入力操作によって選択された入力プロファイルのファイル名を表示する。ユーザーの入力操作は、入力ユニット50で受け付けられる。ユーザーの入力操作が行われていないとき、入力プロファイル名表示欄211は、空欄である。図4は、入力プロファイル名表示欄211に、ファイル名を表示している。ユーザーの入力操作によって入力プロファイルが選択されたとき、入力プロファイル名表示欄211は、図4に示すようにファイル名を表示する。
読み込みボタン212は、ユーザーの入力操作を受け付ける。ユーザーが入力ユニット50を用いて読み込みボタン212をクリックしたとき、読み込みボタン212は、ユーザーの入力操作を受け付ける。ユーザーの入力操作が読み込みボタン212で受け付けられたとき、表示ユニット40は、図示しない選択画面を表示する。選択画面は、データ記憶部21に記憶された入力プロファイルのファイル名を表示する。選択画面は、サーバー等に記憶された入力プロファイルのファイル名を表示してもよい。ユーザーが選択画面から所望の入力プロファイルを選択したとき、入力プロファイル名表示欄211は、選択された入力プロファイルのファイル名を表示する。
入力画面201は、読み込みボタン212の代わりに、図示しないプルダウンメニューを表示させる表示ボタンを表示してもよい。ユーザーが表示ボタンを操作したとき、入力画面201は、図示しないプルダウンメニューを表示する。プルダウンメニューは、複数の入力プロファイル名を表示する。ユーザーは、プルダウンメニューに表示された入力プロファイル名から所望の入力プロファイル名を選択する。入力プロファイル名表示欄211は、選択された入力プロファイルのファイル名を表示する。
決定ボタン216は、ユーザーの入力操作を受け付ける。ユーザーが入力ユニット50を用いて決定ボタン216をクリックしたとき、決定ボタン216は、ユーザーの入力操作を受け付ける。図4に示す第1決定ボタン216aがユーザーの入力操作を受け付けたとき、入力画面201への入力結果が確定される。入力結果は、入力プロファイル設定データとして印刷制御装置10に送信される。印刷制御装置10は、入力プロファイル設定データに基づいて、入力プロファイルを選択する。データ処理部19は、選択した入力プロファイルに係る入力プロファイルデータを取得する。データ処理部19は、取得した入力プロファイルデータに基づいて、入力プロファイルの色域を示す入力プロファイル画像220を生成する。印刷制御装置10は、取得した入力プロファイルデータ、及び入力プロファイル画像220をデータ処理部19のワークエリア、もしくはデータ記憶部21に一時的に記憶する。
データ処理部19は、測色データを読み出す。データ処理部19は、データ記憶部21に記憶された測色データを受信する。データ処理部19は、通信インターフェイス27がプリンター60から測色データを受信したとき、通信インターフェイス27から測色データを受信してもよい。データ処理部19は、出力プロファイル設定データに基づいて、測色データを読み出してもよい。出力プロファイル設定データは、表示ユニット40に表示される図示しない出力プロファイル設定画面に入力されたデータに基づいて生成される。
データ処理部19は、測色データに基づいて、変化量テーブルを生成する。図5は、変化量テーブルの概略を示している。図5は、変化量テーブルの一例を示している。変化量テーブルは、配列番号、色彩値の変化量、及びデバイス出力値の変化量で構成される。変化量テーブルは、後述する格子点に対応するデバイス出力値を生成するときに用いられる。変化量テーブルは、変換テーブルの一例に対応する。
データ処理部19は、測色データを取得した後、変化量テーブルを生成する。変化量テーブルは、色彩値の変化量に対するデバイス出力値の変化量を示す。色彩値は、プロファイル接続空間の色情報である。図5に示すプロファイル接続空間の色彩値は、Lab値で表す。
Lab値の変化量は、L値の変化量、a値の変化量、及びb値の変化量のセットで表される。L値の変化量は、L値変化量ΔLと表す。a値の変化量は、a値変化量Δaと表す。b値の変化量は、b値変化量Δbと表す。Lab値の変化量は、(L値変化量ΔL、a値変化量Δa、b値変化量Δb)と表す。
デバイス出力値の変化量は、Lab値の変化量に対する各インクのインク変化量を示す。デバイス出力値の変化量は、シアンインクのインク変化量、マゼンタインクのインク変化量、イエローインクのインク変化量、及びブラックインクのインク変化量のセットで表される。シアンインクのインク変化量は、シアンインク変化量ΔCと表す。マゼンタインクのインク変化量は、マゼンタインク変化量ΔMと表す。イエローインクのインク変化量は、イエローインク変化量ΔYと表す。ブラックインクのインク変化量は、ブラックインク変化量ΔKと表す。デバイス出力値の変化量は、(シアンインク変化量ΔC、マゼンタインク変化量ΔM、イエローインク変化量ΔY、ブラックインク変化量ΔK)と表す。
配列番号は、変化量テーブルの行番号を示している。データ処理部19が所定の行のデータを呼び出すときに、配列番号は用いられる。データ処理部19は、Lab値の変化量を特定し、特定されたLab値の変化量に対応する配列番号のデバイス出力値の変化量を読み出す。例えば、データ処理部19は、Lab値の変化量を(0、0、1)と特定したとき、(0、0、1)に対応する配列番号14を判別する。データ処理部19は、判別した配列番号14のデバイス出力値である(-0.76、-0.03、2.71、0.47)を読み出す。
Lab値の変化量は、L値変化量ΔL、a値変化量Δa、及びb値変化量Δbを含む。L値変化量ΔL、a値変化量Δa、及びb値変化量Δbは、それぞれ-1、0、1のいずれかの値で示される。L値変化量ΔL、a値変化量Δa、及びb値変化量Δbは、セットで特定される。L値変化量ΔL、a値変化量Δa、及びb値変化量Δbは、適宜設定可能である。Lab値の変化量は、色彩値変化量の一例に対応する。
デバイス出力値の変化量は、シアンインク変化量ΔC、マゼンタインク変化量ΔM、イエローインク変化量ΔY、及びブラックインク変化量ΔKを含む。配列番号に対応するシアンインク変化量ΔC、マゼンタインク変化量ΔM、イエローインク変化量ΔY、及びブラックインク変化量ΔKは、セットで読み出される。デバイス出力値の変化量は、出力値変化量の一例に対応する。
データ処理部19は、変化量テーブルを生成した後、変化量テーブルを制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21に記憶させる。制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21は、変化量テーブルを記憶する。
データ処理部19は、測色データに含まれる分光反射率を色彩値に変換する。変換された色彩値は、XYZ値、もしくはLab値である。データ処理部19は、変換された色彩値、及び補間された色彩値をプロファイル接続空間の格子点と対応付ける。プロファイル接続空間の格子点は後述される。データ処理部19は、格子点に対応付けられた色彩値と、色彩値に変換された分光反射率と関連付けられた印刷設定値とを対応付ける。データ処理部19は、印刷設定値と格子点の色彩値とを対応付けるAtoBテーブルを生成する。AtoBテーブルは、プリンター60用の出力プロファイルに含まれる。また、データ処理部19は、測色データに基づいて、プリンター60の色域を示すプリンターガマット230を生成する。
データ処理部19は、生成した入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230を画面生成部17に送信する。画面生成部17は、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230を受信し、設定画面データを生成する。設定画面データは、設定画面203を表示ユニット40に表示させる表示データである。設定画面203は、表示画面の一例に対応する。設定画面データは、画面データの一例に対応する。
第1実施形態
第1実施形態は、印刷制御装置10が設定画面203に入力された設定データに基づいて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する出力プロファイルの生成方法を示している。印刷制御装置10は、図6に示す第1設定画面203aに入力された入力値、及びデバイス出力値に基づいて、BtoAテーブルを生成する。BtoAテーブルは、出力プロファイルを構成する。BtoAテーブルは、プロファイル接続空間の色彩値をプリンター60用のデバイス出力値に変換する。画面生成部17は、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230に基づいて、第1設定画面203aを表示させる第1設定画面データを生成する。
第1実施形態は、印刷制御装置10が設定画面203に入力された設定データに基づいて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する出力プロファイルの生成方法を示している。印刷制御装置10は、図6に示す第1設定画面203aに入力された入力値、及びデバイス出力値に基づいて、BtoAテーブルを生成する。BtoAテーブルは、出力プロファイルを構成する。BtoAテーブルは、プロファイル接続空間の色彩値をプリンター60用のデバイス出力値に変換する。画面生成部17は、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230に基づいて、第1設定画面203aを表示させる第1設定画面データを生成する。
図6は、第1設定画面203aの概略を示している。第1設定画面203aは、入力値、及びデバイス出力値を受け付ける。第1設定画面203aは、設定画面203の一例である。第1設定画面203aは、第1設定画面データに基づいて表示ユニット40に表示される。第1設定画面203aは、プロファイル表示領域205と、条件入力領域207と、第2決定ボタン216bと、を含む。図6に示す第1設定画面203aは、プロファイル表示領域205と条件入力領域207とを並べて表示しているが、これに限定されない。プロファイル表示領域205と条件入力領域207は、異なる表示画面で表示されてもよい。
プロファイル表示領域205は、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230を表示する。図6に示す入力プロファイル画像220は、3次元のワイヤーフレーム画像で示される。図6に示すプリンターガマット230は、3次元立体画像で示される。プリンターガマット230は、カラー画像で示される。プリンターガマット230は、座標に対応する色で示される。図6に示すプロファイル表示領域205は、入力プロファイル画像220とプリンターガマット230とを重ねて表示しているが、これに限定されない。プロファイル表示領域205は、入力プロファイル画像220と、プリンターガマット230とを並べて表示してもよい。プロファイル表示領域205は、表示されなくてもよい。
条件入力領域207は、第1条件入力画像209aを表示する。第1条件入力画像209aは、条件入力画像209の一例である。条件入力画像209は、ユーザーにマッピング条件を入力させる。マッピング条件は、ユーザーによって指定される。マッピング条件は、色変換条件を示す。
第1条件入力画像209aは、ユーザーによって入力されたマッピング条件を表示する。マッピング条件は、入力ユニット50がユーザーの入力操作を受け付けることによって入力される。第1条件入力画像209aは、ユーザーが入力ユニット50を用いて入力した数値を表示する。第1条件入力画像209aは、ユーザーが入力ユニット50を用いて、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230をクリックした位置に基づく数値を表示してもよい。
第1条件入力画像209aは、マッピング条件として、入力値とデバイス出力値とを表示する。入力値とデバイス値は、セットでユーザーによって入力される。図6に示す入力値は、ユーザーによって指定された指定入力値である。指定入力値は、入力プロファイル画像220の値である。指定入力値は、Lab値等の色彩値である。図6に示すデバイス出力値は、ユーザーによって指定された指定デバイス出力値である。プリンター60で印刷するときのインク量データである。デバイス出力値は、プリンターガマット230の所定の位置と対応する。
指定入力値には、図6に示すように、Lab0、Lab1が入力される。ユーザーは、指定入力値として、任意の入力値を入力可能である。Lab0、Lab1は、色彩値を表す。Lab0、Lab1は、(L値、a値、b値)で表される。L値は、0から100の範囲で示される。a値は、-128から127の範囲で示される。b値は、-128から127の範囲で示される。指定入力値は、Lab値に限定されない。指定入力値は、XYZ値等でもよい。指定入力値は、指定色彩値の一例に対応する。
指定デバイス出力値には、図6に示すように、CMYK0、CMYK1が入力される。ユーザーは、指定入力値として、任意のデバイス出力値を入力可能である。CMYK0は、Lab0に対応する。CMYK1は、Lab1に対応する。Lab0とCMYK0は、色彩値がLab0である画像を、インク量をCMYK0でプリンター60に印刷させることを指定している。CMYK0、CMYK1は、インク量を表す。CMYK0、CMYK1は、(シアンインク量、マゼンタインク量、イエローインク量、ブラックインク量)で表される。各インク量は、0から255の階調値で示されてもよい。指定デバイス出力値は、指定出力値の一例に対応する。
図6に示す第1条件入力画像209aは、2組の指定入力値と指定デバイス出力値を示しているが、これに限定されない。指定入力値と指定デバイス出力値のセットは、1組入力されてもよいし、3組以上入力されてもよい。
指定入力値、及び指定デバイス値が第1条件入力画像209aに入力されるとき、プロファイル表示領域205は、指定入力値、及び指定デバイス値を表示してもよい。プロファイル表示領域205は、指定入力値に対応する入力プロファイル画像220の座標に、指定入力値を示す指定入力値画像を表示する。プロファイル表示領域205は、指定デバイス値に対応するプリンターガマット230の座標に、指定デバイス出力値を示す指定デバイス出力値画像を表示する。
第2決定ボタン216bは、決定ボタン216の一例である。第2決定ボタン216bがユーザーの入力操作を受け付けたとき、印刷制御装置10は、ユーザーの入力操作によって第1条件入力画像209aに入力されたマッピング条件を確定する。マッピング条件は、設定データとして、印刷制御装置10の接続ユニット25で受信される。設定データは、指定入力値、及び指定デバイス出力値を含む。設定データは、指定データの一例に対応する。
データ処理部19は、接続ユニット25で受信した設定データを取得する。データ処理部19は、取得した設定データに基づいて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する。複数の格子点は、プロファイル接続空間の所定の位置に、所定の間隔で配置される。プロファイル接続空間は、Lab値、XYZ値等の色彩値で示される。プロファイル接続空間が、Lab値で示される場合、所定の範囲のL値、a値、及びb値で示される。プロファイル接続空間は、例えば、0から100の範囲のL値、-128から127の範囲のa値、及び-128から127の範囲のb値で示される。L値、a値、及びb値のそれぞれを所定の間隔で区切る仮想線の交点が、格子点に対応する。プロファイル接続空間の格子点は、BtoAテーブルの色彩値を示す。格子点の数は、L値、a値、及びb値のそれぞれを17、33、65等に分割して、適宜設定される。
図7は、指定値301から格子点のデバイス出力値を算出する模式構成を示している。図7は、L値が所定の値であるプロファイル接続空間のab面を示している。図7は、指定値301と、指定値301をab面内で囲う4つの未決定点303を示している。図7に示す指定値301は、第1設定画面203aに入力される指定入力値の1つを表す。指定値301は、第1設定画面203aに入力される指定デバイス出力値と対応付けられる。未決定点303は、デバイス出力値が生成していない格子点を示す。図7の指定値301、及び未決定点303の色彩値は、(a値、b値)で示されている。
図7に示す指定値301の色彩値は、(25、35)である。指定値301に対応付けられた指定デバイス出力値であるインク量は、例えば、(0、10、10、0)である。インク量は、図6に示す第1設定画面203aの第1条件入力画像209aに入力される。
図7に示す4つの未決定点303は、第1未決定点303a、第2未決定点303b、第3未決定点303c、及び第4未決定点303dである。第1未決定点303aの色彩値は、(20、40)である。第2未決定点303bの色彩値は、(40、40)である。第3未決定点303cの色彩値は、(20、20)である。第4未決定点303dの色彩値は、(40、20)である。
指定値301の色彩値に対する第1未決定点303aの色彩値の差分は、第1差分値ΔLab1と表す。第1差分値ΔLab1は、(0-0、20-25、40-35)=(0、-5、+5)である。0は、L値の差分値を示す。-5は、a値の差分値を示す。+5は、b値の差分値を示す。指定値301の色彩値に対する第2未決定点303bの色彩値の差分は、第2差分値ΔLab2と表す。第2差分値ΔLab2は、(0、+15、+5)である。指定値301の色彩値に対する第3未決定点303cの色彩値の差分は、第3差分値ΔLab3と表す。第3差分値ΔLab3は、(0、-5、-15)である。指定値301の色彩値に対する第4未決定点303dの色彩値の差分は、第4差分値ΔLab4と表す。第4差分値ΔLab4は、(0、+15、-15)である。
データ処理部19は、差分値と変化量テーブルとを用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成する。一例として、データ処理部19は、以下の手順で、第1差分値ΔLab1と変化量テーブルとを用いて、第1未決定点303aのデバイス出力値を生成する。
データ処理部19は、(0、-5、+5)で示される第1差分値ΔLab1を、(0、-1、+1)×5であると解釈する。データ処理部19は、図5に示す変化量テーブルを用いて、解釈されたLab値の変化量である(0、-1、+1)の配列番号を参照する。データ処理部19は、Lab値の変化量である(0、-1、+1)に対応する配列番号11のデバイス出力値の変化量を読み出す。配列番号11のデバイス出力値の変化量は、(0.96、-1.73、3.59、0.67)である。
データ処理部19は、読み出されたデバイス出力値の変化量を5倍することによって、デバイス出力値の変化量を算出する。算出されるデバイス出力値の変化量は、
(0.96、-1.73、3.59、0.67)×5=(4.80、-8.65、17.95、3.35)
となる。データ処理部19は、算出されたデバイス出力値の変化量と、指定値301のデバイス出力値とを用いることによって、第1未決定点303aのデバイス出力値を算出する。指定値301のデバイス出力値は、(0、10、10、0)である。データ処理部19は、指定値301のデバイス出力値に算出されたデバイス出力値の変化量を加える。データ処理部19は、第1未決定点303aのデバイス出力値を(4.80、1.35、27.95、3.35)と算出する。データ処理部19は、第1未決定点303aのデバイス出力値を算出することによって、第1未決定点303aのデバイス出力値を生成する。
(0.96、-1.73、3.59、0.67)×5=(4.80、-8.65、17.95、3.35)
となる。データ処理部19は、算出されたデバイス出力値の変化量と、指定値301のデバイス出力値とを用いることによって、第1未決定点303aのデバイス出力値を算出する。指定値301のデバイス出力値は、(0、10、10、0)である。データ処理部19は、指定値301のデバイス出力値に算出されたデバイス出力値の変化量を加える。データ処理部19は、第1未決定点303aのデバイス出力値を(4.80、1.35、27.95、3.35)と算出する。データ処理部19は、第1未決定点303aのデバイス出力値を算出することによって、第1未決定点303aのデバイス出力値を生成する。
データ処理部19は、(0、-5、+5)の差分値を、(0、-1、+1)×5と解釈したが、これに限定されない。データ処理部19は、(0、-5、+5)の差分値を、例えば、(0、-1、0)×5+(0、0、+1)×5と解釈してもよい。データ処理部19は、差分値を(0、-1、0)×5+(0、0、+1)×5と解釈したとき、配列番号10のデバイス出力値の変化量と、配列番号14のデバイス出力値の変化量とを読み出す。データ処理部19は、配列番号10のデバイス出力値の変化量と配列番号14のデバイス出力値の変化量とを用いて、差分値に対するデバイス出力値の変化量を算出してもよい。データ処理部19による差分値ΔLabの解釈方法は、適宜設定することができる。
データ処理部19は、同様の手順で、第2未決定点303b、第3未決定点303c、及び第4未決定点303dのデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、格子点に対応するデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、指定入力値、及び指定デバイス値に基づいて、各格子点のデバイス出力値を生成することができる。
データ処理部19は、複数の指定入力値と複数の指定デバイス出力値を含む設定データを受信したとき、受信した複数の指定入力値と指定デバイス出力値を用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成してもよい。データ処理部19は、例えば補間処理等を行うことによって、未決定点303のデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、変化量テーブルを用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成することが好ましい。データ処理部19は、測色データに基づいて生成された変化量テーブルを用いることによって、プリンター60の印刷特性を加味して未決定点303のデバイス出力値を生成することができる。
図8は、未決定点303のデバイス出力値を生成するフローチャートを示している。印刷制御装置10は、設定データに基づいて、未決定点303のデバイス出力値を生成する。未決定点303は、格子点である。
印刷制御装置10は、ステップS101で、設定画面データを表示ユニット40に送信する。印刷制御装置10の画面生成部17は、接続ユニット25を介して、表示ユニット40に設定画面データを送信する。設定画面データは、条件入力領域207を含む設定画面203を表示ユニット40に表示させる。設定画面データは、画面生成部17で生成される。設定画面データは、設定画面203のプロファイル表示領域205に、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230を表示させてもよい。
印刷制御装置10は、設定画面データを送信した後、ステップS103で、設定データを受け付ける。印刷制御装置10の接続ユニット25は、設定データを受信する。設定データは、指定入力値、及び指定入力値に対応付けられた指定デバイス出力値を含む。設定データは、複数の指定入力値、及び複数の指定デバイス出力値を含んでもよい。接続ユニット25は、受信した設定データをデータ処理部19に送信する。
印刷制御装置10は、設定データを受け付けた後、ステップS105で、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。印刷制御装置10のデータ処理部19は、受信した設定データを用いて、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、設定データを取得したとき、設定データに含まれる指定入力値である指定値301を取得する。データ処理部19は、取得した指定値301を囲う未決定点303を特定する。データ処理部19は、指定値301の色彩値に対する未決定点303の色彩値の差分を算出する。データ処理部19は、算出した差分値と変化量テーブルとを用いて、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。印刷制御装置10は、生成されたデバイス出力値と、デバイス出力値と対応する未決定点303の色彩値とを含むBtoAテーブルを生成する。印刷制御装置10は、複数の生成されたデバイス出力値と、生成されたデバイス出力値と対応する複数の未決定点303の色彩値とを含むBtoAテーブルを生成する。
入力プロファイルで変換された画像データを、プリンター60に対応する印刷データに変換する出力プロファイルを生成する出力プロファイルの生成方法であって、出力プロファイルは、複数の格子点と複数のデバイス出力値とを対応付けて構成され、任意の指定入力値と、指定入力値と対応付けられた指定デバイス出力値とを含む設定データを受け付け、受け付けた設定データを用いて、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。
ユーザーは、任意の指定入力値と、任意の指定入力値に対応する任意の指定デバイス出力値とを入力することができる。印刷制御装置10は、ユーザーによって入力された指定入力値を指定デバイス出力値で出力する出力プロファイルを作成することができる。
ユーザーは、任意の指定入力値と、任意の指定入力値に対応する任意の指定デバイス出力値とを入力することができる。印刷制御装置10は、ユーザーによって入力された指定入力値を指定デバイス出力値で出力する出力プロファイルを作成することができる。
印刷制御装置10は、指定入力値である指定値301を囲む未決定点303を特定し、特定された未決定点303に対応するデバイス出力値を、指定デバイス出力値を用いて生成する。
印刷制御装置10は、階調性が高い出力プロファイルを生成することができる。
印刷制御装置10は、階調性が高い出力プロファイルを生成することができる。
印刷制御装置10は、入力プロファイルで変換された画像データをプリンター60に対応する印刷データに変換する出力プロファイルを生成する。印刷制御装置10は、任意の指定入力値と、指定入力値と対応付けられた指定デバイス出力値とを含む設定データを受信する接続ユニット25と、受信した設定データを用いて、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成し、複数の未決定点303と複数のデバイス出力値とを対応付けて構成される出力プロファイルを生成するデータ処理部19と、を備える。
ユーザーは、任意の指定入力値と、任意の指定入力値に対応する指定デバイス出力値とを入力することができる。印刷制御装置10は、ユーザーによって入力された指定入力値、及び指定デバイス出力値に基づく出力プロファイルを作成することができる。
ユーザーは、任意の指定入力値と、任意の指定入力値に対応する指定デバイス出力値とを入力することができる。印刷制御装置10は、ユーザーによって入力された指定入力値、及び指定デバイス出力値に基づく出力プロファイルを作成することができる。
印刷制御装置10は、指定入力値と指定デバイス出力値とが入力される設定画面203を表示させる設定画面データを生成する画面生成部17を備える。接続ユニット25は、設定画面データを送信し、設定画面203に入力された指定入力値と指定デバイス出力値とを含む設定データを受信する。
印刷制御装置10は、指定入力値と、指定入力値に対応する指定デバイス出力値とを入力可能なユーザーインターフェイスを提供することができる。印刷制御装置10は、設定画面203に入力された指定入力値と指定デバイス出力値とを取得することができる。
印刷制御装置10は、指定入力値と、指定入力値に対応する指定デバイス出力値とを入力可能なユーザーインターフェイスを提供することができる。印刷制御装置10は、設定画面203に入力された指定入力値と指定デバイス出力値とを取得することができる。
第2実施形態
第2実施形態は、設定データと測色データとを用いて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する出力プロファイルの生成方法を示している。印刷制御装置10は、第1実施形態と同様に、指定入力値と、指定入力値と対応付けられた指定デバイス出力値と、を用いて未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。また、印刷制御装置10は、測色データを用いて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する。印刷制御装置10は、測色データを用いて、AtoBテーブルを生成する。印刷制御装置10は、AtoBテーブルを用いて、複数の格子点に対応するデバイス出力値を生成する。
第2実施形態は、設定データと測色データとを用いて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する出力プロファイルの生成方法を示している。印刷制御装置10は、第1実施形態と同様に、指定入力値と、指定入力値と対応付けられた指定デバイス出力値と、を用いて未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。また、印刷制御装置10は、測色データを用いて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する。印刷制御装置10は、測色データを用いて、AtoBテーブルを生成する。印刷制御装置10は、AtoBテーブルを用いて、複数の格子点に対応するデバイス出力値を生成する。
図9は、プロファイル接続空間のab面を示している。図9に示すab面は、L値が所定の値のときの色度平面である。図9は、入力領域222、プリンタープロファイル領域232と、未決定点303と、既決定点305と、を示している。既決定点305は、第1既決定点305aと、第2既決定点305bとを含む。未決定点303、及び既決定点305は、格子点を示す。
入力領域222は、BtoAテーブルのプロファイル接続空間を示す。入力領域222は、マッピング領域224と、プリンタープロファイル領域232とを含む。図9に示すマッピング領域224は、未決定点303と、第1既決定点305aとで構成される。マッピング領域224は、図9に示すプロファイル境界線233の外側の領域である。プロファイル境界線233は、マッピング領域224とプリンタープロファイル領域232とを区切る仮想の境界線である。マッピング領域224は、プリンタープロファイル領域232外の領域である。マッピング領域224の未決定点303のデバイス出力値は、プリンターガマット230の境界、もしくは内部にマッピングされる。マッピング領域224は、出力色空間外領域の一例に対応する。
プリンタープロファイル領域232は、第2既決定点305bで構成される。プリンタープロファイル領域232は、ab面内の第2既決定点305bの分布を示す。プリンタープロファイル領域232は、プロファイル境界線233の内側の領域である。プリンタープロファイル領域232は、プリンターガマット230の一部に相当する。プリンタープロファイル領域232は、出力色空間領域の一例に対応する。
未決定点303は、デバイス出力値が生成されていない格子点である。未決定点303のデバイス出力値は、既決定点305のデバイス出力値と、変化量テーブルと、を用いて算出される。
第1既決定点305aは、デバイス出力値が生成された格子点である。第1既決定点305aのデバイス出力値は、指定入力値、及び指定入力値と対応付けられた指定デバイス出力値を用いて生成される。第1既決定点305aは、図7に示すように、指定値301と変化量テーブルによってデバイス出力値が生成された格子点である。図9に示す複数の第1既決定点305aは、2セットの指定入力値と指定デバイス出力値によって生成された出力デバイス値に対応付けられる。
第2既決定点305bは、プリンターガマット230の境界もしくは、プリンターガマット230の内側に位置する。第2既決定点305bは、測色データに基づいてデバイス出力値が生成される格子点である。データ処理部19は、測色データに含まれる分光反射率を色彩値に変換する。変換された色彩値をプロファイル接続空間の格子点と関連付ける。データ処理部19は、変換された色彩値に関連付けられた印刷設定値を用いて、デバイス出力値を算出する。測色データに基づいてデバイス出力値が対応付けられた未決定点303が、第2既決定点305bとなる。
図9は、指定入力値がプリンターガマット230の外側の色彩値である場合を示しているが、これに限定されない。指定入力値は、プリンターガマット230の境界、もしくは内側の色彩値でもよい。
データ処理部19は、未決定点303に対応するデバイス出力値を算出する。データ処理部19は、一例として、マッピング領域224内の未決定点303の位置によって、異なる算出方法で、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。図10は、マッピング領域224を分割する仮想区分線310を示す。
仮想区分線310は、第1既決定点305aと第2既決定点305bを結ぶ仮想線である。仮想区分線310は、任意の第1既決定点305aと任意の第2既決定点305bを結ぶ。データ処理部19は、仮想区分線310を適宜設定する。仮想区分線310とプロファイル境界線233とで囲まれる領域は、内挿領域320である。マッピング領域224のうち、内挿領域320と異なる領域は、外挿領域330である。データ処理部19は、内挿領域320内の未決定点303に対応するデバイス出力値の生成方法と、外挿領域330内の未決定点303に対応するデバイス出力値の生成方法と、を異ならせる。
図11は、内挿領域320内の未決定点303に対応するデバイス出力値の生成方法の概略を示している。図11は、任意の第1既決定点305aと任意の第1既決定点305aの近傍に位置する2つの第2既決定点305bで構成される三角内挿領域325を示している。図11は、複数の三角内挿領域325を示している。
データ処理部19は、第1既決定点305aと第2既決定点305bを適宜選択し、三角内挿領域325を構成する。三角内挿領域325は、ドロネー三角形である。データ処理部19は、ドロネー三角形の3頂点のデバイス出力値を用いて、ドロネー三角形の内部に位置する未決定点303のデバイス出力値を線形補間によって生成する。三角内挿領域325内に位置する未決定点303のデバイス出力値は、第1既決定点305aのデバイス出力値と第2既決定点305bのデバイス出力値を用いた線形補間によって生成される。三角内挿領域325は、内挿領域320で構成される。内挿領域320内の未決定点303のデバイス出力値は、線形補間によって生成される。線形補間は、内挿処理の一例に対応する。デバイス出力値が生成された未決定点303は、新たな既決定点305となる。
線形補間は、ドロネー三角形を構成する方法に限定されない。線形補間は、第1既決定点305aと第2既決定点305bの2点間の補間でもよい。線形補間は、第1既決定点305aと第2既決定点305bとを含む4点以上の多角形を構成する補間でもよい。線形補間は、3次元の線形補間である四面体補間、もしくは六面体補間でもよい。
図12は、外挿領域330の未決定点303に対応するデバイス値の生成方法の概略を示している。図12は、3つの未決定点303と2つの第2既決定点305bとの関係を模式的に示している。図12は、所定のL値のab面を示している。図12は、図9に示すプロファイル境界線233の近傍領域の一部を拡大した模式構成を示している。図12は、第5未決定点303eを含んでいる。図12は、第5未決定点303eと隣り合う2つの第2既決定点305bを、第1隣接格子点307、第2隣接格子点308と表している。また、図12は、第5差分値ΔLab5と第6差分値ΔLab6を示している。第5差分値ΔLab5は、第1隣接格子点307のLab値と第5未決定点303eのLab値との差分である。第6差分値ΔLab6は、第2隣接格子点308のLab値と第5未決定点303eのLab値との差分である。
第1隣接格子点307、及び第2隣接格子点308は、測色データに基づいてデバイス出力値が生成されている格子点である。第1隣接格子点307、及び第2隣接格子点308は、プリンタープロファイル領域232内の格子点である。第1隣接格子点307、及び第2隣接格子点308は、図10に示す外挿領域330と隣り合うプリンタープロファイル領域232内の第2既決定点305bである。
第5未決定点303eを含む3つの未決定点303は、図10に示す外挿領域330内の格子点である。第5未決定点303eの色彩値は、第1隣接格子点307に対して、+b方向にα増加している。第5差分値ΔLab5は、(0、0、+α)となる。また、第5未決定点303eは、第2隣接格子点308の色彩値に対して、+a方向にβ増加している。第6差分値ΔLab6は、(0、+β、0)となる。データ処理部19は、第5差分値ΔLab5、もしくは第6差分値ΔLab6の少なくとも一方と、変化量テーブルと、を用いて第5未決定点303eのデバイス出力値を算出する。データ処理部19は、第1隣接格子点307、もしくは第2隣接格子点308のデバイス出力値を、変化量テーブルのデバイス出力値の変化量で外挿することによって、第5未決定点303eに対応するデバイス出力値を生成する。
データ処理部19は、プリンタープロファイル領域232内の第2既決定点305bのデバイス出力値を用い、プリンタープロファイル領域232の外側の領域である外挿領域330の未決定点303のデバイス出力値を算出する。データ処理部19は、第2既決定点305bのデバイス出力値に対して、変化量テーブル内のデバイス出力値の変化量を外挿することによって、未決定点303のデバイス出力値を算出する。外挿する処理は、プリンタープロファイル領域232内の第2既決定点305bのデバイス出力値と変化量テーブルとを用いて、外挿領域330の未決定点303のデバイス出力値を算出する処理を表す。
データ処理部19は、デバイス出力値が生成された未決定点303を、新たな既決定点305とする。データ処理部19は、新たな既決定点305と隣り合う未決定点303のデバイス出力値を新たな既決定点305のデバイス出力値と変化量テーブルとに基づいて算出する。
図12は、第2既決定点305bである第1隣接格子点307、もしくは第2隣接格子点308のデバイス出力値を用いて、第5未決定点303eのデバイス出力値を算出したが、これに限定されない。データ処理部19は、第1隣接格子点307のデバイス出力値、及び第2隣接格子点308のデバイス出力値を用いて、第5未決定点303eのデバイス出力値を生成してもよい。データ処理部19は、未決定点303と隣り合う隣接格子点のデバイス出力値を用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、デバイス出力値が生成された未決定点303を新たな既決定点305とする。
図13は、BtoAテーブルの概略構成を示している。BtoAテーブルは、設定データと変化量テーブルとを用いて生成される。BtoAテーブルは、印刷制御装置10のデータ処理部19によって生成される。BtoAテーブルは、格子点番号、入力値、デバイス出力値を含む。
格子点番号は、格子点の位置を示す。格子点番号は、予め定められた方法で、複数の格子点に対して適宜付与される。格子点番号として、0からn-1の数値が付与される。ここで、nは、2以上の自然数である。
入力値は、プロファイル接続空間の色情報を示している。入力値は、プロファイル接続空間の色彩値で表される。図13に示す入力値は、Lab値である。入力値は、XYZ値等でもよい。Lab1、Lab2、Lab3は、それぞれ格子点番号1、格子点番号2、格子点番号3の色彩値を表す。それぞれの入力値は、格子点番号に対応する。
デバイス出力値は、プリンター60で用いられる。デバイス出力値は、入力値をプリンターガマット230の境界もしくは内部にマッピングし、マッピングされた色彩値に基づいて設定される値である。図13に示すデバイス出力値は、各格子点のインク量を示している。例えば、CMYK0は、シアンインク量、マゼンタインク量、イエローインク量、及びブラックインク量のセット値を示している。それぞれのデバイス出力値は、格子点番号に対応する。
図14は、BtoAテーブルを生成するフローチャートを示している。図14は、設定データと測色データとを用いてBtoAテーブルを生成するフローを示している。BtoAテーブルは出力プロファイルを構成する。
印刷制御装置10は、ステップS201で、測色データを取得する。印刷制御装置10の通信インターフェイス27は、プリンター60から測色データを受信する。プリンター60は、印刷したテストチャート110を測色することによって、測色データを生成する。測色データを受信した通信インターフェイス27は、測色データをデータ記憶部21に送信する。データ記憶部21は、測色データを受信し、記憶する。データ記憶部21は、測色データを受信することによって、測色データを取得する。
印刷制御装置10は、測色データを取得した後、ステップS203で、変化量テーブルを生成する。印刷制御装置10のデータ処理部19は、データ記憶部21に記憶された測色データを取得する。データ処理部19は、データ記憶部21から取得した測色データを用いて、図5に示す変化量テーブルを生成する。データ処理部19は、生成した変化量テーブルを、制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21に記憶させる。データ記憶部21は、測色データを生成するときのテストチャート110の印刷条件、及び測色条件等を関連付けて記憶する。
印刷制御装置10は、ステップS205で、設定画面データを表示ユニット40に送信する。印刷制御装置10の画面生成部17は、接続ユニット25を介して、表示ユニット40に設定画面データを送信する。設定画面データは、条件入力領域207を含む設定画面203を表示ユニット40に表示させる。設定画面データは、画面生成部17で生成される。設定画面データは、設定画面203のプロファイル表示領域205に、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230を表示させてもよい。
印刷制御装置10は、設定画面データを送信した後、ステップS207で、設定データを受け付ける。印刷制御装置10の接続ユニット25は、設定データを受信する。設定データは、指定入力値、及び指定入力値に対応付けられた指定デバイス出力値を含む。設定データは、複数の指定入力値、及び複数の指定デバイス出力値を含んでもよい。接続ユニット25は、受信した設定データをデータ処理部19に送信する。
印刷制御装置10は、設定データを受け付けた後、ステップS209で、BtoAテーブルを生成する。印刷制御装置10のデータ処理部19は、受信した設定データと、測色データと、変化量テーブルとを用いて、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、設定データを取得したとき、設定データに含まれる指定入力値である指定値301を取得する。データ処理部19は、取得した指定値301を囲う未決定点303を特定する。データ処理部19は、指定値301の色彩値に対する特定した未決定点303の色彩値の差分値を算出する。データ処理部19は、算出した差分値と変化量テーブルとを用いて、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。デバイス出力値が生成された未決定点303は、第1既決定点305aとなる。データ処理部19は、測色データを用いて、プリンタープロファイル領域232内の未決定点303のデバイス出力値を生成する。デバイス出力値を生成されたプリンタープロファイル領域232内の未決定点303は、第2既決定点305bとなる。
データ処理部19は、第1既決定点305aのデバイス出力値、及び第2既決定点305bのデバイス出力値を用いて、マッピング領域224内の未決定点303のデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、内挿処理、もしくは外挿する処理によって、未決定点303のデバイス出力値を生成する。デバイス出力値が生成された未決定点303は、新たな既決定点305となる。データ処理部19は、未決定点303のデバイス出力値を生成することによって、BtoAテーブルを生成する。
図14は、変化量テーブルを生成した後、設定データを受信しているが、これに限定されない。データ処理部19は、設定データを受信した後、変化量テーブルを生成してもよい。データ処理部19は、接続ユニット25が設定画面データを送信した後、測色データを取得してもよい。データ処理部19が測色データを取得する前に接続ユニット25が設定画面データを送信する場合、設定画面データは、プロファイル表示領域205を表示させるデータを含まない。設定画面データは、条件入力領域207に条件入力画像209を表示させるデータを有する。
印刷制御装置10は、プリンター60で生成されたテストチャート110を測色した複数の測定値と、測定値と対応する印刷設定値とを対応づける測色データを取得する。印刷制御装置10は、取得した測色データと設定データとを用いて、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。
印刷制御装置10は、テストチャート110の測色データを用いて出力プロファイルを作成するので、プリンター60に対応した出力プロファイルを作成することができる。
印刷制御装置10は、テストチャート110の測色データを用いて出力プロファイルを作成するので、プリンター60に対応した出力プロファイルを作成することができる。
複数の格子点は、プリンター60の色空間であるプリンタープロファイル領域232及びプリンタープロファイル領域232外の色空間であるマッピング領域224にあり、指定入力値が、マッピング領域224にあるとき、複数のデバイス出力値のうち、プリンタープロファイル領域232内の未決定点303に対応するデバイス出力値を、測色データに基づいて生成し、複数のデバイス出力値のうち、マッピング領域224内の未決定点303に対応するデバイス出力値を、設定データと測色データとに基づいて生成する。
印刷制御装置10は、プリンタープロファイル領域232外の未決定点303のデバイス出力値を、設定データと測色データとを用いて作成する。印刷制御装置10は、ユーザーが所望する出力プロファイルを作成し易い。
印刷制御装置10は、プリンタープロファイル領域232外の未決定点303のデバイス出力値を、設定データと測色データとを用いて作成する。印刷制御装置10は、ユーザーが所望する出力プロファイルを作成し易い。
印刷制御装置10は、測色データを用いて、Lab値の変化量であるLab値変化量とデバイス出力値の変化量であるデバイス出力値変化量とを対応付ける変化量テーブルを生成し、変化量テーブルを用いて、マッピング領域224内の未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。
印刷制御装置10は、プリンター60で印刷したテストチャート110を用いて生成された変化量テーブルを用いるので、出力プロファイルの色再現性が高い。
印刷制御装置10は、プリンター60で印刷したテストチャート110を用いて生成された変化量テーブルを用いるので、出力プロファイルの色再現性が高い。
印刷制御装置10は、プリンター60で生成されたテストチャート110を測色した複数の測定値と、測定値と対応する印刷設定値とを対応付ける測色データを取得するデータ記憶部21を有する。データ処理部19は、データ記憶部21で取得した測色データと設定データとを用いて、出力プロファイルを生成する。
印刷制御装置10は、プリンター60で印刷したテストチャート110を用いて生成された変化量テーブルを用いるので、出力プロファイルの色再現性が高い。
印刷制御装置10は、プリンター60で印刷したテストチャート110を用いて生成された変化量テーブルを用いるので、出力プロファイルの色再現性が高い。
第3実施形態
第3実施形態は、図6に示す第1条件入力画像209aと異なる条件入力画像209を示す。図15は、第2条件入力画像209bを示している。図16は、第3条件入力画像209cを示している。図17は、第4条件入力画像209dを示している。第2条件入力画像209b、第3条件入力画像209c、及び第4条件入力画像209dは、条件入力画像209の表示例である。
第3実施形態は、図6に示す第1条件入力画像209aと異なる条件入力画像209を示す。図15は、第2条件入力画像209bを示している。図16は、第3条件入力画像209cを示している。図17は、第4条件入力画像209dを示している。第2条件入力画像209b、第3条件入力画像209c、及び第4条件入力画像209dは、条件入力画像209の表示例である。
図15に示す第2条件入力画像209bは、入力値、及びデバイス出力値を表示する。入力値は、Lab値を表示する。Lab値は、(L値、a値、b値)で表される。ユーザーは、L値、a値、及びb値の数値を直接、入力ユニット50を用いて入力する。ユーザーは、図6に示すプロファイル表示領域205に表示された入力プロファイル画像220の所定の位置をクリックすることによって、Lab値を入力してもよい。ユーザーは、複数のLab値を入力可能である。表示されたLab値は、指定入力値である。
デバイス出力値は、インク量を表示する。インク量は、(シアンインク量、マゼンタインク量、イエローインク量、ブラックインク量)で表される。ユーザーは、各インク量の数値を直接、入力ユニット50を用いて入力する。ユーザーは、図6に示すプロファイル表示領域205に表示されたプリンターガマット230の所定の位置をクリックすることによって、インク量を入力してもよい。ユーザーは、複数のLab値に対応する複数のインク量を入力する。表示されたインク量は、指定デバイス出力値である。
図16に示す第3条件入力画像209cは、入力値、デバイス出力値、及び変更可否を表示する。入力値は、Lab値を表示する。Lab値は、(L値、a値、b値)で表される。ユーザーは、L値、a値、及びb値の数値を直接、入力ユニット50を用いて入力する。表示されたLab値は、指定入力値である。
デバイス出力値は、インク量を表示する。インク量は、(シアンインク量、マゼンタインク量、イエローインク量、ブラックインク量)で表される。ユーザーは、各インク量の数値を直接、入力ユニット50を用いて入力する。表示されたインク量は、指定デバイス出力値である。
変更可否は、マッピング条件の変更を許可するか否かを表示する。ユーザーは、許可、もしくは不許可を、入力ユニット50を用いて入力する。変更可否の入力欄は、図示しないプルダウンメニューで選択する構成で表示してもよい。ユーザーは、プルダウンメニューから許可、もしくは不許可を選択する。
図17に示す第4条件入力画像209dは、入力値、及びデバイス出力値を表示する。入力値、デバイス出力値、及び変更可否を表示する。入力値は、Lab値を表示する。Lab値は、(L値、a値、b値)で表される。ユーザーは、L値、a値、及びb値の数値を直接、入力ユニット50を用いて入力する。表示されたLab値は、指定入力値である。
デバイス出力値は、入力値に対応するデバイス出力値の出力条件を表示する。デバイス出力値は、出力条件を示している。プリンターガマット230は、6個の表面で囲まれた色域で構成される。各表面を接続する線が稜線を構成する。W-M稜線は、紙白の色彩値とマゼンタの最高彩度点とを結ぶ稜線を示している。B-Bk稜線は、ブルーの最高彩度点とブラックの最高彩度点とを結ぶ稜線を示している。紙白の色彩値は、印刷されていない印刷媒体Mの色彩値である。「W-M稜線に対応」は、入力値に表示される指定入力値を、W-M稜線上のデバイス出力値と対応付けることを示している。デバイス出力値は、数値に限定されない。デバイス出力値は、テキスト情報でもよい。図17は、デバイス出力値のデバイス出力条件を稜線としているが、これに限定されない。デバイス出力条件は、頂点でもよい。頂点は、各色相の最高彩度点を示す。デバイス出力条件は、指定デバイス出力値の一例である。
第4実施形態
第4実施形態は、図6に示す第1設定画面203aと異なる設定画面203を示す。図18は、第2設定画面203bを示している。図19は、第3設定画面203cを示している。図20は、第4設定画面203dを示している。図21は、第5設定画面203eを示している。第2設定画面203b、第3設定画面203c、第4設定画面203d、及び第5設定画面203eは、印刷制御装置10で生成された設定画面データを用いて、表示ユニット40に表示される。設定画面データは、画面生成部17で生成される。
第4実施形態は、図6に示す第1設定画面203aと異なる設定画面203を示す。図18は、第2設定画面203bを示している。図19は、第3設定画面203cを示している。図20は、第4設定画面203dを示している。図21は、第5設定画面203eを示している。第2設定画面203b、第3設定画面203c、第4設定画面203d、及び第5設定画面203eは、印刷制御装置10で生成された設定画面データを用いて、表示ユニット40に表示される。設定画面データは、画面生成部17で生成される。
図18に示す第2設定画面203bは、プロファイル表示領域205、及び条件入力領域207を表示する。図18に示すプロファイル表示領域205は、プリンターガマット230と、入力値画像226と、デバイス出力値画像236と、を表示する。条件入力領域207は、図15に示す第2条件入力画像209bを表示する。
入力値画像226は、ユーザーの入力操作によって表示される。ユーザーがプロファイル表示領域205内の任意の位置をクリックしたとき、入力値画像226は、クリックされた位置に表示される。入力値画像226は、ユーザーの入力操作によって入力される入力値を示す。表示ユニット40は、入力値画像226を表示するとき、入力値画像226に対応する入力値を第2条件入力画像209bに表示する。例えば、図18に示す入力値画像226は、第2条件入力画像209bに表示されるLab=(52、104、37)の位置を示す。
デバイス出力値画像236は、ユーザーの入力操作によって表示される。ユーザーがプリンターガマット230内の任意の位置をクリックしたとき、デバイス出力値画像236は、クリックされた位置に表示される。デバイス出力値画像236は、ユーザーの入力操作によって入力されるデバイス出力値を示す。表示ユニット40は、デバイス出力値画像236を表示するとき、デバイス出力値画像236に対応するデバイス出力値を第2条件入力画像209bに表示する。例えば、図18に示すデバイス出力値画像236は、第2条件入力画像209bに表示されるCMYK=(0%、86%、38%、0%)の位置を示す。
ユーザーは、図18に示す第2設定画面203b中のプロファイル表示領域205の任意の位置をクリックすることによって、入力値、及びデバイス出力値を入力することができる。クリック操作によって入力された入力値、及びデバイス出力値は、それぞれ指定入力値、指定デバイス出力値である。
図19に示す第3設定画面203cは、プロファイル表示領域205に代えて、画像データ指定欄210、及びプレビュー画像表示欄240を表示する。第3設定画面203cは、画像データ指定欄210と、プレビュー画像表示欄240と、条件入力領域207と、を表示する。条件入力領域207は、図15に示す第2条件入力画像209bを表示する。
画像データ指定欄210は、ユーザーの入力操作を受け付ける。画像データ指定欄210は、プリンター60で印刷される画像データの指定を受け付ける。画像データ指定欄210は、ユーザーによって指定された画像データのファイル名を表示する。図19に示す画像データ指定欄210は、プルダウンメニュー表示ボタン210aを表示する。ユーザーがプルダウンメニュー表示ボタン210aをクリックしたとき、プルダウンメニューを表示する。プルダウンメニューは、選択可能な画像データのファイル名を表示する。ユーザーが、プルダウンメニューから所望の画像データを選択したとき、画像データ指定欄210は、選択された画像データのファイル名を表示する。ユーザーは、画像データ指定欄210に、直接画像データのファイル名を入力してもよい。
プレビュー画像表示欄240は、プレビュー画像を表示する。プレビュー画像は、カラー画像である。プレビュー画像表示欄240は、画像データ指定欄210で指定された画像データのプレビュー画像を表示する。プレビュー画像表示欄240は、ユーザーの入力操作を受け付ける。ユーザーがプレビュー画像の任意の位置をクリックしたとき、表示ユニット40は、指定位置画像242を表示する。指定位置画像242は、ユーザーがクリックした位置を示す。指定位置画像242は、入力値と対応する。表示ユニット40は、指定位置画像242を表示するとき、指定位置画像242に対応する入力値を、第2条件入力画像209bに表示する。ユーザーは、プレビュー画像の任意の位置をクリックすることによって、入力値を入力することができる。
第2条件入力画像209bは、デバイス出力値の入力を受け付ける。ユーザーは、プレビュー画像をクリックすることによって入力された入力値に対応するデバイス出力値を第2条件入力画像209bに入力する。
図20に示す第4設定画面203dは、図18に示す条件入力領域207を表示しない。第4設定画面203dは、プロファイル表示領域205を表示する。プロファイル表示領域205は、入力値画像226と、デバイス出力値画像236と、関連表示画像228と、を表示する。入力値画像226は、図18に示す入力値画像226と同じである。デバイス出力値画像236は、図18に示すデバイス出力値画像236と同じである。
関連表示画像228は、入力値画像226とデバイス出力値画像236との関係を示す。入力値画像226とデバイス出力値画像236とが、ユーザーの入力操作によってクリックされたとき、表示ユニット40は、関連表示画像228を表示する。接続ユニット25は、入力ユニット50で入力されたユーザーの入力操作を受信し、受信した入力操作に基づいて画面生成部17は、関連表示画像228を表示させる表示データを生成する。画面生成部17は、生成した表示データを接続ユニット25を介して、表示ユニット40に送信する。表示ユニット40は、送信された表示データを用いて、関連表示画像228を表示する。
関連表示画像228は、入力値とデバイス出力値とが対応関係であることを示している。複数の入力値画像226と複数のデバイス出力値画像236がプロファイル表示領域205に表示されるとき、表示ユニット40は、複数の関連表示画像228を表示する。それぞれの関連表示画像228は、入力値画像226と入力値画像226と対応するデバイス出力値画像236との関係を表示する。ユーザーは、関連表示画像228を視認することによって、入力値画像226とデバイス出力値画像236との関係を把握することができる。
図21に示す第5設定画面203eは、図19に示す条件入力領域207を表示しない。第5設定画面203eは、画像データ指定欄210、及びプレビュー画像表示欄240を表示する。画像データ指定欄210は、図19に示す画像データ指定欄210と同じである。プレビュー画像表示欄240は、入力値領域画像244とデバイス出力値表示欄246とを表示する。
入力値領域画像244は、ユーザーの入力操作によって、プレビュー画像表示欄240に表示される。ユーザーがプレビュー画像表示欄240に表示されるプレビュー画像の任意の領域を選択したとき、入力値領域画像244は、プレビュー画像に重ねて表示される。入力値領域画像244は、ハイライト表示等で選択された領域を示す。ユーザーがプレビュー画像内の任意の位置をクリックしたとき、表示ユニット40は、入力値領域画像244を表示してもよい。表示ユニット40は、ユーザーによってクリックされた位置の色彩値と近似する色彩値を有する範囲を囲む入力値領域画像244を表示する。入力値領域画像244は、入力ユニット50に入力された入力操作に基づいて、画面生成部17で生成される。
デバイス出力値表示欄246は、プレビュー画像表示欄240に重ねて表示される。デバイス出力値表示欄246は、プレビュー画像表示欄240と重ならない位置に表示されてもよい。ユーザーが入力値領域画像244で示されるプレビュー画像の領域をクリックしたとき、デバイス出力値表示欄246は、表示ユニット40に表示される。表示ユニット40が入力値領域画像244を表示するときに、デバイス出力値表示欄246は、表示ユニット40に表示されてもよい。デバイス出力値表示欄246は、入力値領域画像244で示されるプレビュー画像の色彩値と対応するデバイス出力値を表示する。入力値領域画像244で示されるプレビュー画像の色彩値は、指定入力値である。デバイス出力値表示欄246に表示されるデバイス出力値は、指定デバイス出力値である。
デバイス出力値表示欄246に表示されるデバイス出力値は、ユーザーの入力操作によって、デバイス出力値表示欄246に入力されてもよい。デバイス出力値表示欄246に表示されるデバイス出力値は、図示しない条件入力画像209に入力されてもよい。図示しない条件入力画像209は、第5設定画面203eを表示する前、もしくは第5設定画面203eを表示する後に表示されてもよい。
設定画面203は、第1設定画面203a、第2設定画面203b、第3設定画面203c、第4設定画面203d、及び第5設定画面203eに限定されない。設定画面203は、指定入力値、及び指定デバイス出力値が表示可能であれば、その形態は限定されない。
10…印刷制御装置、15…制御ユニット、17…画面生成部、19…データ処理部、21…データ記憶部、25…接続ユニット、27…通信インターフェイス、30…コンピューター、40…表示ユニット、50…入力ユニット、60…プリンター、61…ヘッドユニット、63…印刷制御部、65…プリンター記憶部、67…測色ユニット、69…プリンター通信インターフェイス、100…印刷システム、110…テストチャート、111…パッチ画像群、113…パッチ画像、115…第1位置検出画像、117…第2位置検出画像、201…入力画面、203…設定画面、203a…第1設定画面、203b…第2設定画面、203c…第3設定画面、203d…第4設定画面、203e…第5設定画面、205…プロファイル表示領域、207…条件入力領域、209…条件入力画像、209a…第1条件入力画像、209b…第2条件入力画像、209c…第3条件入力画像、209d…第4条件入力画像、210…画像データ指定欄、210a…プルダウンメニュー表示ボタン、212…読み込みボタン、216…決定ボタン、216a…第1決定ボタン、216b…第2決定ボタン、220…入力プロファイル画像、222…入力領域、224…マッピング領域、226…入力値画像、228…関連表示画像、230…プリンターガマット、232…プリンタープロファイル領域、233…プロファイル境界線、236…デバイス出力値画像、240…プレビュー画像表示欄、242…指定位置画像、244…入力値領域画像、246…デバイス出力値表示欄、301…指定値、303…未決定点、303a…第1未決定点、303b…第2未決定点、303c…第3未決定点、303d…第4未決定点、303e…第5未決定点、305…既決定点、305a…第1既決定点、305b…第2既決定点、310…仮想区分線、320…内挿領域、330…外挿領域、M…印刷媒体、ΔL…L値変化量、Δa…a値変化量、Δb…b値変化量、ΔC…シアンインク変化量、ΔM…マゼンタインク変化量、ΔY…イエローインク変化量、ΔK…ブラックインク変化量、ΔLab1…第1差分値、ΔLab2…第2差分値、ΔLab3…第3差分値、ΔLab4…第4差分値、ΔLab5…第5差分値、ΔLab6…第6差分値。
Claims (8)
- 入力プロファイルで変換された画像データを、出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルを生成する出力プロファイルの生成方法であって、
前記出力プロファイルは、複数の格子点と複数の出力値とを対応付けて構成され、
任意の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受け付け、
受け付けた前記指定データを用いて、前記格子点に対応する前記出力値を生成する、
出力プロファイルの生成方法。 - 前記出力デバイスで生成されたカラーチャートを測色した複数の測色値と、前記測色値と対応する生成階調値とを対応付ける色域データを取得し、
取得した前記色域データと前記指定データとを用いて、前記格子点に対応する前記出力値を生成する、
請求項1に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 複数の前記格子点は、前記出力デバイスの色空間である出力色空間領域及び前記出力色空間領域外の色空間である出力色空間外領域にあり、
前記指定色彩値が、前記出力色空間外領域にあるとき、
複数の前記出力値のうち、前記出力色空間領域内の前記格子点に対応する前記出力値を、前記色域データに基づいて生成し、
複数の前記出力値のうち、前記出力色空間外領域内の前記格子点に対応する前記出力値を、前記指定データと前記色域データとに基づいて生成する、
請求項2に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 前記色域データを用いて、色彩値の変化量である色彩値変化量と前記出力値の変化量である出力値変化量とを対応付ける変換テーブルを生成し、前記変換テーブルを用いて、前記出力色空間外領域内の前記格子点に対応する前記出力値を生成する、
請求項3に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 前記指定色彩値を囲む前記格子点を特定し、
特定された前記格子点に対応する前記出力値を、前記指定出力値を用いて生成する、
請求項4に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 入力プロファイルで変換された画像データを出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルを生成するプロファイル生成装置であって、
任意の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受信する入出力部と、
受信した前記指定データを用いて、格子点に対応する出力値を生成し、複数の前記格子点と複数の前記出力値とを対応付けて構成される前記出力プロファイルを生成するプロファイル生成部と、
を備えるプロファイル生成装置。 - 前記指定色彩値と前記指定出力値とが入力される表示画面を表示させる画面データを生成する表示制御部を備え、
前記入出力部は、前記画面データを送信し、前記表示画面に入力された前記指定色彩値と前記指定出力値とを含む前記指定データを受信する、
請求項6に記載のプロファイル生成装置。 - 前記出力デバイスで生成されたカラーチャートを測色した複数の測色値と、前記測色値と対応する生成階調値とを対応付ける色域データを取得する取得部を有し、
前記プロファイル生成部は、前記取得部で取得した前記色域データと前記指定データとを用いて、前記出力プロファイルを生成する、
請求項6に記載のプロファイル生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022017716A JP2023115487A (ja) | 2022-02-08 | 2022-02-08 | 出力プロファイルの生成方法、及びプロファイル生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022017716A JP2023115487A (ja) | 2022-02-08 | 2022-02-08 | 出力プロファイルの生成方法、及びプロファイル生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023115487A true JP2023115487A (ja) | 2023-08-21 |
Family
ID=87576395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022017716A Pending JP2023115487A (ja) | 2022-02-08 | 2022-02-08 | 出力プロファイルの生成方法、及びプロファイル生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023115487A (ja) |
-
2022
- 2022-02-08 JP JP2022017716A patent/JP2023115487A/ja active Pending
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