JP2023117585A - 出力プロファイルの生成方法、及びプロファイル生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーが、最高彩度点である色彩値と、色彩値に対する目標値である出力値との組み合わせを誤って入力した場合、プロファイル作成装置は、所望の色変換を行うことが困難なプロファイルを生成する場合がある。【解決手段】入力プロファイルを用いて変換された画像データを、出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルを生成する出力プロファイルの生成方法であって、前記入力プロファイルの色空間内の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受け付け、前記指定色彩値の入力色相角と前記指定出力値で出力される出力色の出力色相角とを算出し、前記入力色相角と前記出力色相角とを用いて、前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にするか否かを判断し、判断した判断結果に基づいて、前記出力プロファイルを生成する。【選択図】図17
Description
本開示は、出力プロファイルの生成方法、及びプロファイル生成装置に関する。
入力値から出力デバイスのデバイス値への色変換に用いる色変換テーブルの作成方法が知られている。特許文献1の色変換テーブル作成装置は、入力色域での最高彩度点に対する目標色を設定する。最高彩度点は、色相毎で彩度が最高になる色の色彩値である。色変換テーブル作成装置は、最高彩度点に対応する目標値の色彩値に基づいて調整値を算出する。色変換テーブル作成装置は、算出された調整値を用いて色変換テーブルを作成する。ユーザーは、目標色指定画面に、各色相における最高彩度点と最高彩度点に対する目標値を入力する。
ユーザーが、最高彩度点である色彩値と、色彩値に対する目標値である出力値との組み合わせを誤って入力した場合、プロファイル作成装置は、所望の色変換を行うことが困難なプロファイルを生成する場合がある。
本開示の出力プロファイルの生成方法は、入力プロファイルを用いて変換された画像データを、出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルの生成方法であって、前記入力プロファイルの色空間内の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受け付け、前記指定色彩値の入力色相角と前記指定出力値で出力される出力色の出力色相角とを算出し、前記入力色相角と前記出力色相角とを用いて、前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にするか否かを判断し、判断した判断結果に基づいて、前記出力プロファイルを生成する。
本開示のプロファイル生成装置は、入力プロファイルを用いて変換された画像データを、出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルを生成するプロファイル生成装置であって、前記入力プロファイルの色空間内の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受け付ける受付部と、前記受付部で受け付けられた前記指定データを取得し、前記指定色彩値の入力色相角と前記指定出力値で出力される出力色の出力色相角とを算出し、前記入力色相角と前記出力色相角とを用いて前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にするか否かを判断する判断部と、前記判断部の判断結果に基づいて、前記出力プロファイルを生成するプロファイル生成部と、を備える。
図1は、印刷システム100の概略構成を示している。印刷システム100は、印刷制御装置10と、コンピューター30と、表示ユニット40と、入力ユニット50と、プリンター60と、を備えている。印刷システム100は、印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンター60で印刷するシステムである。図1に示す印刷システム100は、印刷制御装置10と、コンピューター30と、表示ユニット40と、入力ユニット50と、プリンター60とを、個別に構成しているが、これに限定されない。例えば、表示ユニット40と入力ユニット50は、一体に構成されてもよい。
印刷制御装置10は、各種プロファイルを生成する。生成するプロファイルは、入力プロファイルや出力プロファイル等である。入力プロファイルは、sRGB色空間等の入力デバイスに依存した色空間とデバイスに依存しない色空間との間の色変換を行う。出力プロファイルは、デバイスに依存しない色空間と出力デバイスに依存する色空間との間の色変換を行う。デバイスに依存しない色空間は、ICCプロファイルを使用してCIE L*a*b*やCIE XYZなどのデバイスインディペンデントカラーで管理されるプロファイル接続空間である。以降、L*a*b*は、Labと表す。印刷制御装置10は、プロファイル生成装置の一例に対応する。
印刷制御装置10は、各種プロファイルを用いて色変換を行う。印刷制御装置10は、例えば、コンピューター30からsRGB色空間で表現された画像データを受信する。印刷制御装置10は、sRGB色空間で表現された画像データを、入力プロファイルを用いて、プロファイル接続空間の色彩値で表される画像データに変換する。印刷制御装置10は、プリンター60用の出力プロファイルを用いて、プロファイル接続空間の色彩値で表される画像データを後述するデバイス出力値等に変換する。デバイス出力値等は、印刷データに含まれる。印刷データは、プリンター60に送信される。印刷データは、出力データの一例に対応する。
印刷制御装置10は、生成した入力プロファイルや出力プロファイルをコンピューター30等に送信してもよい。コンピューター30は、受信した出力プロファイルを用いて、画像データを色変換し、デバイス出力値を含む印刷データを生成してもよい。
印刷制御装置10は、制御ユニット15と、接続ユニット25と、通信インターフェイス27と、を備える。図1は、インターフェイスをI/Fと表す。印刷制御装置10は、プログラムを実行することによって、機能部として動作する。印刷制御装置10で実行されるプログラムは、プロファイル生成アプリケーションやプリンタードライバー等である。プロファイル生成アプリケーションは、各種プロファイルを生成する。プリンタードライバーは、プリンター60に印刷を実行させる印刷データを生成する。
制御ユニット15は、プログラムを実行するコントローラーである。制御ユニット15は、プログラムを実行することによって、各種の機能部として動作する。制御ユニット15は、CPU(Central Processing Unit)や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、DSP(Digital Signal Processor)等を含んでもよい。制御ユニット15は、ワークエリアとして、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を有してもよい。
制御ユニット15は、画面生成部17、入力データ判断部18、及びデータ処理部19として機能する。画面生成部17、入力データ判断部18、及びデータ処理部19は、機能部である。制御ユニット15は、プロファイル生成プログラムを実行することによって、画面生成部17、入力データ判断部18、及びデータ処理部19として動作する。また、制御ユニット15は、データ記憶部21を有する。
画面生成部17は、後述する設定画面203等の各種画面を表示させる表示データを生成する。表示データは、接続ユニット25を介して表示ユニット40に送信される。表示データは、表示ユニット40に設定画面203等の画面を表示させる。設定画面203は、出力プロファイルを生成するときの各種設定をユーザーによって入力可能な画面である。画面生成部17は、表示制御部の一例に対応する。
入力データ判断部18は、接続ユニット25を介して設定データを受信する。設定データは、指定入力値と、指定入力値と対応付けられた指定デバイス出力値とを含む。指定入力値は、入力プロファイルの色空間の色彩値を示す。指定デバイス出力値は、出力デバイスの色空間の色彩値に対応する出力値を示す。設定データは、指定データの一例に対応する。指定入力値と、指定入力値と対応付けられた指定デバイス出力値との組み合わせは、指定項目と表す。設定データは、2組以上の指定項目を含んでもよい。設定データの詳細は、後述される。入力データ判断部18は、設定データを受信することによって、設定データを取得する。入力データ判断部18は、判断部の一例に対応する。
入力データ判断部18は、設定データに含まれる指定入力値を用いて、指定入力値の色相角を算出する。指定入力値の色相角は、入力値色相角と表す。入力値色相角は、入力色相角の一例に対応する。入力データ判断部18は、設定データに含まれる指定デバイス出力値と後述する測色データとを用いて、指定デバイス出力値に対応する色彩値の色相角を算出する。指定デバイス出力値に対応する色彩値は、指定出力値で出力される出力色の色彩値に対応する。指定デバイス出力値に対応する色彩値の色相角は、出力値色相角と表す。出力値色相角は、出力色相角の一例に対応する。色相角の算出方法は、後述される。設定データが2つ以上の指定項目を含んでいるとき、入力データ判断部18は、指定項目ごとに、入力値色相角、及び出力値色相角を算出する。
入力データ判断部18は、算出された入力値色相角、及び算出された出力値色相角を用いて、指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にするか否かを判断する。入力データ判断部18は、入力値色相角と出力値色相角の大小関係等で、指定項目を有効にするか否かを判断する。入力データ判断部18は、データ記憶部21に記憶された設定値と、入力値色相角、及び出力値色相角とを比較することによって、指定項目を有効にするか否かを判断してもよい。入力データ判断部18は、データ記憶部21に記憶された設定値と入力値色相角と出力値色相角との間の差分と比較することによって、指定項目を有効にするか否かを判断してもよい。設定値は、閾値の一例に対応する。
入力データ判断部18は、指定項目を有効にするか否かを判断した判断結果をデータ処理部19に送信する。入力データ判断部18は、判断結果を制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21に記憶させてもよい。
データ処理部19は、入力プロファイル、及び出力プロファイル等の各種プロファイルを生成する。データ処理部19は、データ記憶部21に記憶されたデータ、接続ユニット25で受信した入力データ、通信インターフェイス27で受信した測色データ等を取得する。データ処理部19は、取得したデータ、入力データ、測色データ等を用いて、入力プロファイル、及び出力プロファイルを生成する。データ処理部19は、生成した入力プロファイル、及び出力プロファイルをデータ記憶部21に送信する。データ処理部19は、プロファイル生成部の一例に対応する。データ処理部19は、プリンター60に送信する印刷データを生成してもよい。データ処理部19は、測色データを用いて表示データに含まれる画像を生成してもよい。
データ処理部19は、入力データ判断部18から送信された判断結果を受信する。データ処理部19は、制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21に記憶された判断結果を取得してもよい。データ処理部19は、判断結果を用いて、出力プロファイルを生成する。
データ記憶部21は、制御ユニット15で実行される各種プログラムや、各種データを記憶する。データ記憶部21は、プロファイル生成プログラムやプリンタードライバーを記憶する。データ記憶部21は、データ処理部19から送信される入力プロファイル、及び出力プロファイルを受信する。データ記憶部21は、受信した入力プロファイル、及び出力プロファイルを記憶する。データ記憶部21に記憶される各種データは、入力プロファイル、及び出力プロファイル等の各種プロファイルを含む。データ記憶部21は、後述される測色データ、及び測色データに基づいて生成された情報を記憶する。データ記憶部21は、RAM、ROM等で構成される。データ記憶部21は、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶装置、半導体メモリー等を備えてもよい。
接続ユニット25は、表示ユニット40、及び入力ユニット50等の各種ユニットと接続し、各種データを送受信する。接続ユニット25は、各種ユニットと接続する入出力インターフェイスである。接続ユニット25は、USB(Universal Serial Bus)規格の通信ポート、ディスプレイポート等の複数の接続ポートを有している。図1に示す接続ユニット25は、表示ユニット40、及び入力ユニット50と接続する。接続ユニット25は、画面生成部17で生成された表示データを表示ユニット40に送信する。接続ユニット25は、入力ユニット50に入力された入力データを受信する。接続ユニット25は、表示ユニット40に表示された各種データを入力データとして取得してもよい。接続ユニット25は、受付部の一例に対応する。
通信インターフェイス27は、コンピューター30、及びプリンター60と通信接続する。通信インターフェイス27は、コンピューター30、及びプリンター60と所定の通信プロトコルに従って、有線もしくは無線で接続する。通信インターフェイス27は、コンピューター30から画像データ等を受信する。通信インターフェイス27は、コンピューター30に出力プロファイル等を送信してもよい。通信インターフェイス27は、プリンター60から測色データ等を受信する。通信インターフェイス27は、プリンター60に印刷データ等を送信してもよい。通信インターフェイス27は、図示しないサーバー、デジタルカメラ、測色器等の各種デバイスと通信接続してもよい。通信インターフェイス27は、サーバー等から入力プロファイル等の各種プロファイルを受信してもよい。
コンピューター30は、画像データの生成、編集、及び加工を行う。コンピューター30が扱う画像データは、例えば、sRGB色空間等で表現される。コンピューター30は、画像データを印刷制御装置10の通信インターフェイス27に送信する。コンピューター30は、印刷制御装置10からプリンター60用の出力プロファイルを受信してもよい。コンピューター30は、プリンター60用の出力プロファイルを用いて印刷データを生成してもよい。印刷システム100は、コンピューター30に代えて、デジタルカメラ等のデバイスを用いてもよい。コンピューター30は、入力デバイスの一例に対応する。
表示ユニット40は、各種画像を表示する。表示ユニット40は、印刷制御装置10の接続ユニット25から送信される表示データに基づいて、設定画面203等の画像を表示する。表示ユニット40は、印刷制御装置10の接続ユニット25と通信可能に接続する。表示ユニット40は、液晶パネルや有機EL(electro-luminescence)パネルで形成されるディスプレイである。表示ユニット40は、印刷制御装置10と一体で構成されてもよい。
入力ユニット50は、ユーザーの入力操作を受け付ける。入力ユニット50は、ユーザーの入力操作に基づく入力データを取得する。入力ユニット50は、取得した入力データを印刷制御装置10の接続ユニット25に送信する。入力ユニット50は、キーボード、マウス等のデバイスで構成される。入力ユニット50は、表示ユニット40と一体に構成されてもよい。表示ユニット40が、タッチ入力機能を有するディスプレイである場合、タッチセンサーが入力ユニット50に対応する。入力ユニット50は、印刷制御装置10と一体に構成されてもよい。
プリンター60は、ヘッドユニット61と、印刷制御部63と、プリンター記憶部65と、測色ユニット67と、プリンター通信インターフェイス69と、を備える。プリンター60は、例えば、印刷媒体Mにインクを吐出することによって画像を印刷するインクジェットプリンターである。プリンター60は、出力デバイスの一例に対応する。
ヘッドユニット61は、印刷媒体Mに画像を印刷する。ヘッドユニット61は、印刷制御部63の制御に基づいて、印刷媒体Mに画像を印刷する。ヘッドユニット61は、測色ユニット67で測色されるテストチャート110を印刷する。テストチャート110は、図2で説明される。ヘッドユニット61は、印刷制御装置10から送信された印刷データに基づいて印刷媒体Mに印刷してもよい。
印刷制御部63は、ヘッドユニット61を制御するプロセッサーである。印刷制御部63は、印刷データに基づいてヘッドユニット61を制御することによって、ヘッドユニット61に印刷を実行させる。印刷制御部63は、プロファイル調整用テストチャートデータに基づいて、ヘッドユニット61にテストチャート110を印刷させる。印刷制御部63は、プリンター記憶部65に記憶されるプロファイル調整用テストチャートデータを読み出す。印刷制御部63は、読み出したプロファイル調整用テストチャートデータに基づいて、ヘッドユニット61にテストチャート110を印刷させる。
プリンター記憶部65は、印刷制御部63で実行されるプログラムや各種データを記憶する。プリンター記憶部65は、RAMやROM等で構成される。プリンター記憶部65は、複数のテストチャートデータを記憶する。複数のテストチャートデータは、インク量調整用テストチャートデータ、プロファイル調整用テストチャートデータ等を含む。プロファイル調整用テストチャートデータは、プリンター60がテストチャート110を印刷媒体Mに印刷するときに用いられる。
プリンター記憶部65は、ヘッドユニット61で印刷される印刷媒体Mの種別を記憶する。プリンター記憶部65は、テストチャート110が印刷される印刷媒体Mの種別を記憶する。印刷媒体Mの種別は、図示しないコントロールパネルに入力される。プリンター60は、印刷媒体Mの種別を、図示しないセンサー等で判別してもよい。プリンター記憶部65は、測色ユニット67で用いられる測色条件を記憶してもよい。
測色ユニット67は、印刷媒体Mに印刷されたテストチャート110を測色する。測色ユニット67は、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサーで構成される。測色ユニット67は、印刷媒体Mに印刷された画像の分光反射率を測定する。測色ユニット67は、例えば、380nmから730nmまでの波長域の光の反射率を、分光反射率として測定する。測色ユニット67は、分光反射率を測定値として取得する。測定値は、分光反射率に限定されない。測色ユニット67は、測定値としてLab値、もしくはXYZ値を取得してもよい。測色ユニット67は、測色データに含まれる複数の測定値を生成する。
プリンター通信インターフェイス69は、印刷制御装置10と通信接続する。プリンター通信インターフェイス69は、有線、もしくは無線の通信経路を介して、印刷制御装置10と通信接続する。プリンター通信インターフェイス69は、測色ユニット67で測色された測色データ、測色ユニット67の測色条件、印刷媒体Mの種別、及びテストチャート110の印刷条件等の各種データを印刷制御装置10に送信する。プリンター通信インターフェイス69は、印刷制御装置10から送信された印刷データ等を受信する。
図2は、テストチャート110の概略を示している。テストチャート110は、印刷媒体Mに印刷される。テストチャート110は、プリンター60で印刷媒体Mに印刷されることによって生成される。テストチャート110は、複数のパッチ画像群111、第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117を有している。テストチャート110は、カラーチャートの一例に対応する。
パッチ画像群111は、複数のパッチ画像113を含んでいる。パッチ画像113は、プリンター60で印刷される色の階調に対応して印刷される。パッチ画像群111の数やパッチ画像113の数は、適宜設定される。パッチ画像113の配置は、適宜設定可能である。パッチ画像113の配置は、図2の構成に限定されない。複数のパッチ画像113は、パッチ画像群111を構成しなくてもよい。
第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117は、印刷媒体Mの所定の位置に印刷される。測色ユニット67は、第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117を測色することによって、パッチ画像群111、もしくはパッチ画像113の印刷位置を判別する。図2に示す第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117は、直線のバー形状であるが、これに限定されない。第1位置検出画像115、及び第2位置検出画像117の形状や位置は、適宜設定可能である。
図3は、測色データの概略を示している。プリンター60は、図2に示すテストチャート110を測色ユニット67で測色することによって測色データを生成する。測色データは、複数の印刷設定値と複数の分光反射率とで構成される。測色データは、印刷設定値ごとの分光反射率を関連付ける。測色データは、色域データの一例に対応する。
印刷設定値は、各インクのインク量を示している。最終行の(100、100、100、100)は、それぞれシアンインクのインク量、マゼンタインクのインク量、イエローインクのインク量、及びブラックインクのインク量を示している。シアンインクのインク量は、以降シアンインク量と表す。マゼンタインクのインク量は、以降マゼンタインク量と表す。イエローインクのインク量は、以降イエローインク量と表す。ブラックインクのインク量は、以降ブラックインク量と表す。各インクのインク量は、0から100の値で示される。各インク量は、インク吐出量の最大値を100%とした階調値で示される。インク量100%は、所定サイズのインクドットを所定数吐出可能な領域に、所定数のインクドットを吐出するときのインク量を示している。(100、100、100、100)は、シアンインク量100%、マゼンタインク量100%、イエローインク量100%、ブラックインク量100%を示している。印刷設定値は、生成階調値の一例に対応する。
分光反射率は、測色ユニット67で測色された測定値である。1行目の(0.2、0.05、・・・、0.3)のそれぞれの値は、各波長域の光の反射率を示している。0.2は、380nmの光の反射率を示す。0.05は、390nmの光の反射率を示す。0.05以降は、表中では省略して示しているが、10nmごとの光の反射率を示す。分光反射率は、380nmから730nmまでの10nmごとの波長の光の反射率を含む。1行目の分光反射率は、印刷設定値が(0、0、0、0)であるときの測定値である。0は、インク量が0%であることを示している。1行目の分光反射率は、印刷媒体Mの分光反射率を示す。分光反射率は、図3に示す測定値に限定されない。測定する光の波長等は、適宜設定可能である。分光反射率等の測定値は、測色値の一例に対応する。分光反射率は、プリンター60、もしくは印刷制御装置10で、色彩値に変換される。
プリンター60は、図3に示す測色データを生成する。プリンター60は、生成した測色データをプリンター通信インターフェイス69を介して、印刷制御装置10の通信インターフェイス27に送信する。印刷制御装置10は、送信された測色データをデータ記憶部21に記憶する。プリンター60は、測色データに加え、印刷媒体Mの種別、測色ユニット67の測色条件等を送信してもよい。測色条件は、分光反射率をLab値等の色彩値に変換するときに用いることができる。印刷制御装置10の通信インターフェイス27は、送信された印刷媒体Mの種別、測色条件等を受信する。印刷制御装置10のデータ記憶部21は、受信した印刷媒体Mの種別、測色条件等の受信データを測色データと関連付けてデータ記憶部21に記憶する。
印刷制御装置10は、プリンター60と接続する通信インターフェイス27を備え、通信インターフェイス27は、プリンター60から測色データ、及びテストチャート110の印刷条件を受信する。印刷制御装置10は、テストチャート110の印刷条件と関連付けて測色データを取得することができる。
測色データは、図示しない測色器で生成されてもよい。測色器は、印刷制御装置10に接続される。測色器は、印刷制御装置10の通信インターフェイス27と通信可能に接続される。測色器は、プリンター60で印刷されたテストチャート110を測色することによって、分光反射率を測定する。測色器は、予め印刷設定値を取得し、取得した印刷設定値と測色した分光反射率に基づいて、測色データを生成してもよい。測色器は、生成した測色データを印刷制御装置10に送信する。測色器は、測色した分光反射率を印刷制御装置10に送信してもよい。印刷制御装置10は、測色器から送信された分光反射率と、予め取得した印刷設定値とに基づいて、測色データを生成し、データ記憶部21に記憶してもよい。
測色データは、予め図示しないサーバーに記憶されていてもよい。サーバーは、印刷制御装置10の通信インターフェイス27と通信可能に接続する。印刷制御装置10は、サーバーに記憶された測色データを取得する。
印刷制御装置10は、プリンター60等で生成された測色データを取得する。印刷制御装置10は、一例として、プリンター60から送信された測色データを通信インターフェイス27で受信する。制御ユニット15のデータ処理部19は、受信した測色データを取得する。データ処理部19は、予めデータ記憶部21等に記憶された測色データを取得してもよい。
印刷制御装置10は、入力プロファイルを取得する。ユーザーが、予めデータ記憶部21等に記憶された入力プロファイルを選択することによって、印刷制御装置10は、選択された入力プロファイルを取得する。選択された入力プロファイルは、sRGB色空間で示された画像データをプロファイル接続空間の色彩値に変換するときに用いられる。図4は、入力プロファイルを設定するプロファイル入力画面201を示している。プロファイル入力画面201は、入力画面表示データに基づいて表示ユニット40に表示される。入力画面表示データは、表示ユニット40にプロファイル入力画面201を表示させる表示データである。入力画面表示データは、予めデータ記憶部21に記憶される。印刷制御装置10は、入力画面表示データを接続ユニット25を介して表示ユニット40に送信する。
プロファイル入力画面201は、入力プロファイル名表示欄211と、読み込みボタン212と、第1決定ボタン216aと、を表示する。第1決定ボタン216aは、決定ボタン216の一例である。
入力プロファイル名表示欄211は、入力プロファイルのファイル名を表示する。入力プロファイル名表示欄211は、ユーザーの入力操作によって選択された入力プロファイルのファイル名を表示する。ユーザーの入力操作は、入力ユニット50で受け付けられる。ユーザーの入力操作が行われていないとき、入力プロファイル名表示欄211は、空欄である。図4は、入力プロファイル名表示欄211に、ファイル名を表示している。ユーザーの入力操作によって入力プロファイルが選択されたとき、入力プロファイル名表示欄211は、図4に示すようにファイル名を表示する。
読み込みボタン212は、ユーザーの入力操作を受け付ける。ユーザーが入力ユニット50を用いて読み込みボタン212をクリックしたとき、読み込みボタン212は、ユーザーの入力操作を受け付ける。ユーザーの入力操作が読み込みボタン212で受け付けられたとき、表示ユニット40は、図示しない選択画面を表示する。選択画面は、データ記憶部21に記憶された入力プロファイルのファイル名を表示する。選択画面は、サーバー等に記憶された入力プロファイルのファイル名を表示してもよい。ユーザーが選択画面から所望の入力プロファイルを選択したとき、入力プロファイル名表示欄211は、選択された入力プロファイルのファイル名を表示する。
プロファイル入力画面201は、読み込みボタン212の代わりに、図示しないプルダウンメニューを表示させる表示ボタンを表示してもよい。ユーザーが表示ボタンを操作したとき、プロファイル入力画面201は、図示しないプルダウンメニューを表示する。プルダウンメニューは、複数の入力プロファイル名を表示する。ユーザーは、プルダウンメニューに表示された入力プロファイル名から所望の入力プロファイル名を選択する。入力プロファイル名表示欄211は、選択された入力プロファイルのファイル名を表示する。
第1決定ボタン216aは、ユーザーの入力操作を受け付ける。ユーザーが入力ユニット50を用いて第1決定ボタン216aをクリックしたとき、第1決定ボタン216aは、ユーザーの入力操作を受け付ける。第1決定ボタン216aがユーザーの入力操作を受け付けたとき、プロファイル入力画面201への入力結果が確定される。入力結果は、入力プロファイル設定データとして印刷制御装置10に送信される。印刷制御装置10は、入力プロファイル設定データに基づいて、入力プロファイルを選択する。データ処理部19は、選択した入力プロファイルに係る入力プロファイルデータを取得する。データ処理部19は、取得した入力プロファイルデータに基づいて、入力プロファイルの色域を示す入力プロファイル画像220を生成する。印刷制御装置10は、取得した入力プロファイルデータ、及び入力プロファイル画像220を制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21に一時的に記憶する。
データ処理部19は、測色データを読み出す。データ処理部19は、データ記憶部21に記憶された測色データを受信する。データ処理部19は、通信インターフェイス27がプリンター60から測色データを受信したとき、通信インターフェイス27から測色データを受信してもよい。データ処理部19は、出力プロファイル設定データに基づいて、測色データを読み出してもよい。出力プロファイル設定データは、表示ユニット40に表示される図示しない出力プロファイル設定画面に入力されたデータに基づいて生成される。
データ処理部19は、測色データに基づいて、変化量テーブルを生成する。図5は、変化量テーブルの概略を示している。図5は、変化量テーブルの一例を示している。変化量テーブルは、配列番号、色彩値の変化量、及びデバイス出力値の変化量で構成される。変化量テーブルは、後述する格子点に対応するデバイス出力値を生成するときに用いられる。変化量テーブルは、変換テーブルの一例に対応する。
データ処理部19は、測色データを取得した後、変化量テーブルを生成する。変化量テーブルは、色彩値の変化量に対するデバイス出力値の変化量を示す。色彩値は、プロファイル接続空間の色情報である。色彩値の変化量は、Lab値の変化量で表す。
Lab値の変化量は、L値の変化量、a値の変化量、及びb値の変化量のセットで表される。L値の変化量は、L値変化量ΔLと表す。a値の変化量は、a値変化量Δaと表す。b値の変化量は、b値変化量Δbと表す。Lab値の変化量は、(L値変化量ΔL、a値変化量Δa、b値変化量Δb)と表す。
デバイス出力値の変化量は、Lab値の変化量に対する各インクのインク変化量を示す。デバイス出力値の変化量は、シアンインクのインク変化量、マゼンタインクのインク変化量、イエローインクのインク変化量、及びブラックインクのインク変化量のセットで表される。シアンインクのインク変化量は、シアンインク変化量ΔCと表す。マゼンタインクのインク変化量は、マゼンタインク変化量ΔMと表す。イエローインクのインク変化量は、イエローインク変化量ΔYと表す。ブラックインクのインク変化量は、ブラックインク変化量ΔKと表す。デバイス出力値の変化量は、(シアンインク変化量ΔC、マゼンタインク変化量ΔM、イエローインク変化量ΔY、ブラックインク変化量ΔK)と表す。
配列番号は、変化量テーブルの行番号を示している。データ処理部19が所定の行のデータを呼び出すときに、配列番号は用いられる。データ処理部19は、Lab値の変化量を特定し、特定されたLab値の変化量に対応する配列番号のデバイス出力値の変化量を読み出す。例えば、データ処理部19は、Lab値の変化量を(0、0、1)と特定したとき、(0、0、1)に対応する配列番号14を判別する。データ処理部19は、判別した配列番号14のデバイス出力値である(-0.76、-0.03、2.71、0.47)を読み出す。
Lab値の変化量は、L値変化量ΔL、a値変化量Δa、及びb値変化量Δbを含む。L値変化量ΔL、a値変化量Δa、及びb値変化量Δbは、それぞれ-1、0、1のいずれかの値で示される。L値変化量ΔL、a値変化量Δa、及びb値変化量Δbは、セットで特定される。L値変化量ΔL、a値変化量Δa、及びb値変化量Δbは、適宜設定可能である。Lab値の変化量は、色彩値変化量の一例に対応する。
デバイス出力値の変化量は、シアンインク変化量ΔC、マゼンタインク変化量ΔM、イエローインク変化量ΔY、及びブラックインク変化量ΔKを含む。配列番号に対応するシアンインク変化量ΔC、マゼンタインク変化量ΔM、イエローインク変化量ΔY、及びブラックインク変化量ΔKは、セットで読み出される。デバイス出力値の変化量は、出力値変化量の一例に対応する。
データ処理部19は、変化量テーブルを生成した後、変化量テーブルを制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21に記憶させる。制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21は、変化量テーブルを記憶する。
データ処理部19は、測色データに含まれる分光反射率を色彩値に変換する。変換された色彩値は、XYZ値、もしくはLab値である。データ処理部19は、変換された色彩値、及び補間された色彩値をプロファイル接続空間の格子点と対応付ける。プロファイル接続空間の格子点は後述される。データ処理部19は、格子点に対応付けられた色彩値と、色彩値に変換された分光反射率と関連付けられた印刷設定値とを対応付ける。データ処理部19は、印刷設定値と格子点の色彩値とを対応付けるAtoBテーブルを生成する。AtoBテーブルは、プリンター60用の出力プロファイルに含まれる。また、データ処理部19は、測色データに基づいて、プリンター60の色域を示すプリンターガマット230を生成する。
データ処理部19は、生成した入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230を画面生成部17に送信する。画面生成部17は、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230を受信し、設定画面データを生成する。設定画面データは、設定画面203を表示ユニット40に表示させる表示データである。
第1実施形態
第1実施形態は、印刷制御装置10が設定画面203に入力された設定データに基づいて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する出力プロファイルの生成方法を示している。印刷制御装置10は、図6に示す設定画面203に入力された入力値、及びデバイス出力値に基づいて、BtoAテーブルを生成する。BtoAテーブルは、出力プロファイルを構成する。BtoAテーブルは、プロファイル接続空間の色彩値をプリンター60のデバイス出力値に変換する。BtoAテーブルの生成は、出力プロファイルの生成に対応する。画面生成部17は、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230に基づいて、設定画面203を表示させる設定画面データを生成する。
第1実施形態は、印刷制御装置10が設定画面203に入力された設定データに基づいて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する出力プロファイルの生成方法を示している。印刷制御装置10は、図6に示す設定画面203に入力された入力値、及びデバイス出力値に基づいて、BtoAテーブルを生成する。BtoAテーブルは、出力プロファイルを構成する。BtoAテーブルは、プロファイル接続空間の色彩値をプリンター60のデバイス出力値に変換する。BtoAテーブルの生成は、出力プロファイルの生成に対応する。画面生成部17は、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230に基づいて、設定画面203を表示させる設定画面データを生成する。
第1実施形態は、設定画面203に入力された設定データを有効にするか否かを判断し、判断した判断結果に基づいて出力プロファイルを生成する方法を示している。印刷制御装置10は、設定画面203に入力された設定データを有効にするか否かを判断する。印刷制御装置10は、判断結果に基づいて出力プロファイルを構成するBtoAテーブルを生成する。
図6は、設定画面203の概略を示している。設定画面203は、入力値、及びデバイス出力値を受け付ける。設定画面203は、設定画面データに基づいて表示ユニット40に表示される。設定画面203は、プロファイル表示領域205と、条件入力領域207と、第2決定ボタン216bと、を含む。図6に示す設定画面203は、プロファイル表示領域205と条件入力領域207とを並べて表示しているが、これに限定されない。プロファイル表示領域205と条件入力領域207は、異なる表示画面で表示されてもよい。
プロファイル表示領域205は、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230を表示する。図6に示す入力プロファイル画像220は、3次元のワイヤーフレーム画像で示される。図6に示すプリンターガマット230は、3次元立体画像で示される。プリンターガマット230は、カラー画像で示される。プリンターガマット230は、座標に対応する色で示される。図6に示すプロファイル表示領域205は、入力プロファイル画像220とプリンターガマット230とを重ねて表示しているが、これに限定されない。プロファイル表示領域205は、入力プロファイル画像220と、プリンターガマット230とを並べて表示してもよい。プロファイル表示領域205は、表示されなくてもよい。
条件入力領域207は、第1条件入力画像209aを表示する。第1条件入力画像209aは、条件入力画像209の一例である。条件入力画像209は、ユーザーにマッピング条件を入力させる。マッピング条件は、ユーザーによって指定される。マッピング条件は、色変換条件を示す。
第1条件入力画像209aは、ユーザーによって入力されたマッピング条件を表示する。マッピング条件は、入力ユニット50がユーザーの入力操作を受け付けることによって第1条件入力画像209aに入力される。第1条件入力画像209aは、ユーザーが入力ユニット50を用いて入力した数値、もしくはテキストを表示する。第1条件入力画像209aは、ユーザーが入力ユニット50を用いて、入力プロファイル画像220、及びプリンターガマット230をクリックした位置に基づく数値を表示してもよい。
第1条件入力画像209aは、マッピング条件として、入力値とデバイス出力値とを表示する。入力値とデバイス出力値は、セットでユーザーによって入力される。図6に示す入力値は、ユーザーによって指定された指定入力値である。指定入力値は、入力プロファイルの色空間の色彩値である。指定入力値は、Lab値等の色彩値を表す数値、もしくはテキストである。図6に示すデバイス出力値は、ユーザーによって指定された指定デバイス出力値である。指定デバイス出力値は、プリンター60で印刷するときのインク量データである。インク量データは、プリンター60の色空間の色彩値と対応する。
指定入力値には、色彩値、もしくは色彩値に対応する指定入力値情報が入力される。ユーザーは、指定入力値として、任意の色彩値、もしくは色彩値に対応する指定入力値情報を入力可能である。色彩値に対応する指定入力値情報は、入力プロファイルの色空間の頂点、稜線等である。頂点は、各色相の最高彩度点を示す。稜線は、2つの最高彩度点を結ぶ入力プロファイル表面上の仮想線である。稜線は、複数の指定入力値で示される。指定入力値は、指定色彩値の一例に対応する。図6の示す入力値には、指定入力値情報として、稜線Aが入力されている。
指定デバイス出力値には、インク量、もしくはインク量に対応する指定出力値情報が入力される。ユーザーは、指定デバイス出力値として、任意のインク量、もしくはインク量に対応する指定出力値情報を入力可能である。インク量に対応する指定出力値情報は、プリンター60の色空間を示す情報である。インク量に対応する指定出力値情報は、純色、稜線等である。純色は、所定色の系統のインクで出力される色を示す。例えば、シアン純色は、シアン系統のインクで出力される色を示す。シアン系統のインクは、濃シアンインク、及び淡シアンインクである。稜線は、プリンター60の色空間の稜線である。指定デバイス出力値は、指定出力値の一例に対応する。図6に示すデバイス出力値には、指定出力値情報として、稜線Bが入力されている。
図7は、指定入力値情報と指定出力値情報との対応関係を示している。図7は、図6に示す設定画面203に入力された指定入力値情報と指定出力値情報を数値で表している。図6に示す稜線Aは、例えば、入力プロファイルの色空間のW-Y稜線である。図6に示す稜線Bは、例えば、プリンター60の色空間のW-Y稜線である。Wは、ホワイトを示し、Yは、イエローを示している。図7は、入力プロファイルの色空間のW-Y稜線を色彩値で表した指定入力値を示している。図7は、プリンター60の色空間のW-Y稜線をインク量で表した指定デバイス出力値を示している。
入力プロファイルの色空間のW-Y稜線は、複数の指定入力値で表される。図7は、10の指定入力値を表示しているが、これに限定されない。W-Y稜線等の稜線は、2以上の指定入力値で表される。図7に示す指定入力値は、色彩値である。指定入力値は、(L値、a値、b値)で表される。L値は、0から100の範囲で示される。a値は、-128から127の範囲で示される。b値は、-128から127の範囲で示される。指定入力値は、Lab値に限定されない。指定入力値は、XYZ値等でもよい。
プリンター60の色空間のW-Y稜線は、複数の指定デバイス出力値で表される。複数の指定デバイス出力値のそれぞれは、指定入力値と対応する。図7に示す指定デバイス出力値は、インク量である。インク量は、(シアンインク量、マゼンタインク量、イエローインク量、ブラックインク量)で表される。各インク量は、0から255の階調値で示されてもよい。図7に示す各インク量は、0から255の階調値で示されている。
指定入力値と、指定入力値と対応する指定デバイス出力値の組み合わせが、指定項目である。図7に示す指定デバイス出力値の(0、0、30、0)は、指定入力値の(100、-1、9)と対応する。指定入力値の(100、-1、9)と指定デバイス出力値(0、0、30、0)との組み合わせが指定項目である。
設定画面203の第1条件入力画像209aに入力された指定入力値情報、及び指定出力値情報を含む設定データは、接続ユニット25に送信される。接続ユニット25は、送信された設定データを入力データ判断部18に送信する。入力データ判断部18は、送信された設定データを取得する。入力データ判断部18は、設定データに含まれる指定入力値情報を図7に示す指定入力値に変換する。入力データ判断部18は、指定出力値情報を図7に示す指定デバイス出力値に変換する。設定データに色彩値が含まれていた場合、入力データ判断部18は、色彩値を指定入力値とする。設定データにインク量が含まれていた場合、入力データ判断部18は、インク量を指定デバイス出力値とする。
図8は、入力プロファイルの色空間をプリンター60の色空間に変換する模式図を示している。図8は、入力プロファイル画像220と、プリンターガマット230と、を示している。入力プロファイル画像220には、入力プロファイル稜線画像240、第1入力値マーク241a、第2入力値マーク241b、及び第3入力値マーク241cが示されている。プリンターガマット230には、プリンターガマット稜線画像250、第1デバイス出力値マーク251a、第2デバイス出力値マーク251b、及び第3デバイス出力値マーク251cが示されている。
入力プロファイル稜線画像240は、入力プロファイルの1稜線の一部を示している。第1入力値マーク241a、第2入力値マーク241b、及び第3入力値マーク241cは、入力プロファイルの1稜線上の指定入力値を示している。第3入力値マーク241cが示す指定入力値は、プリンターガマット230内の色彩値である。
プリンターガマット稜線画像250は、プリンターガマット230の1稜線の一部を示している。第1デバイス出力値マーク251a、第2デバイス出力値マーク251b、第3デバイス出力値マーク251cは、プリンターガマット230の1稜線上の指定デバイス出力値を示している。第1デバイス出力値マーク251aは、第1入力値マーク241aと対応している。第2デバイス出力値マーク251bは、第2入力値マーク241bと対応している。第3デバイス出力値マーク251cは、第3入力値マーク241cと対応している。
印刷制御装置10は、指定入力値と指定デバイス出力値を用いて、出力プロファイルを生成する場合、第1入力値マーク241aの色彩値を、第1デバイス出力値マーク251aに対応するインク量にマッピングする。印刷制御装置10は、同様に、第2入力値マーク241bの色彩値を、第2デバイス出力値マーク251bに対応するインク量にマッピングする。第3入力値マーク241cは、プリンターガマット230内の色彩値である。印刷制御装置10は、第3入力値マーク241cの色彩値を、第3デバイス出力値マーク251cに対応するインク量にマッピングしない。印刷制御装置10は、第3入力値マーク241cの色彩値と対応するプリンターガマット230のインク量とする。第3入力値マーク241cに対応するインク量とマッピングされた第1入力値マーク241aの色彩値に対応するインク量との差異が所定の値よりも大きい場合、生成される出力プロファイルで色変換された画像の階調性は、低下する。もしくは、第3入力値マーク241cに対応するインク量とマッピングされた第2入力値マーク241bの色彩値に対応するインク量との差異が所定の値よりも大きい場合、生成される出力プロファイルで色変換された画像の階調性は、低下する。入力データ判断部18は、指定入力値と指定デバイス出力値を、出力プロファイルの生成に用いるか否かを判断する。
入力データ判断部18は、取得した指定入力値の色相角である入力値色相角を算出する。入力値色相角は、入力色相角の一例に対応する。入力データ判断部18は、取得した指定デバイス出力値の色相角である出力値色相角を算出する。出力値色相角は、出力色相角の一例に対応する。
図9は、入力プロファイル画像220の稜線とプリンターガマット230の稜線との関係を示す。図9は、入力プロファイル画像220とプリンターガマット230とを示している。入力プロファイル画像220には、入力プロファイル稜線画像240が示されている。入力プロファイル稜線画像240は、入力プロファイル画像220の稜線を示している。プリンターガマット230には、プリンターガマット稜線画像250が示されている。プリンターガマット稜線画像250は、プリンターガマット230の稜線を示している。図9は、色相角差分値260を示している。色相角差分値260は、入力プロファイル画像220の稜線の色相角とプリンターガマット230の稜線の色相角との間の差分角度である。
入力プロファイル稜線画像240は、例えば、入力プロファイル画像220のW-G稜線である。プリンターガマット稜線画像250は、例えば、プリンターガマット230のW-G稜線である。Gは、グリーンを示している。W-G稜線は、グリーン稜線と表す。入力プロファイル稜線画像240、及びプリンターガマット稜線画像250は、それぞれ直線に近似して示している。
図6に示す稜線Aが、入力プロファイル画像220のグリーン稜線であり、稜線Bがプリンターガマット230のグリーン稜線であるとき、入力データ判断部18は、入力値色相角、及び出力値色相角を算出する。算出される入力値色相角は、入力プロファイル画像220のグリーン稜線に位置する指定入力値の色相角である。算出される出力値色相角は、プリンターガマット230のグリーン稜線に位置する指定デバイス出力値に対応する色彩値の色相角である。
入力データ判断部18は、入力プロファイル画像220のグリーン稜線の色相角を算出する。入力データ判断部18は、複数の指定入力値の1つを用いて入力プロファイル画像220のグリーン稜線の色相角として算出する。入力データ判断部18は、入力プロファイル画像220のグリーン稜線に位置するグリーン頂点の色彩値を取得する。グリーン頂点の色彩値は、複数の指定入力値の1つである。入力プロファイル画像220のグリーン頂点の色彩値は、(Input_L、Input_a、Input_b)と表す。入力プロファイル画像220のグリーン稜線の色相角は、(1)式で表される。
InputHue(G)=tan-1(Input_b/Input_a) (1)
ここで、InputHue(G)は、入力プロファイル画像220のグリーン稜線の色相角である。
InputHue(G)=tan-1(Input_b/Input_a) (1)
ここで、InputHue(G)は、入力プロファイル画像220のグリーン稜線の色相角である。
入力データ判断部18は、入力プロファイル画像220のグリーン稜線の色相角と同様に、プリンターガマット230のグリーン稜線の色相角を算出する。入力データ判断部18は、複数の指定デバイス出力値の1つを用いてプリンターガマット230のグリーン稜線の色相角として算出する。入力データ判断部18は、プリンターガマット230のグリーン稜線に位置するグリーン頂点の色彩値を取得する。グリーン頂点の色彩値は、複数の指定デバイス出力値の1つに対応する。プリンターガマット230のグリーン頂点の色彩値は、(Output_L、Output_a、Output_b)と表す。プリンターガマット230のグリーン稜線の色相角は、(2)式で表される。
OutputHue(G)=
tan-1(Output_b/Output_a) (2)
ここで、OutputHue(G)は、プリンターガマット230のグリーン稜線の色相角である。
OutputHue(G)=
tan-1(Output_b/Output_a) (2)
ここで、OutputHue(G)は、プリンターガマット230のグリーン稜線の色相角である。
入力データ判断部18は、算出されたInputHue(G)とOutputHue(G)とを用いて、色相角差分値260を算出する。色相角差分値260は、(3)式で算出される。
diff=min(fab(InputHue(G)-OutputHue(G)),fab(360-fab(InputHue(G)-OutputHue(G)))) (3)
ここで、diffは、色相角差分値260である。min(x,y)関数は、xとyのうち、最小の変数を出力する関数である。fab(x)関数は、xの絶対値を出力する関数である。
diff=min(fab(InputHue(G)-OutputHue(G)),fab(360-fab(InputHue(G)-OutputHue(G)))) (3)
ここで、diffは、色相角差分値260である。min(x,y)関数は、xとyのうち、最小の変数を出力する関数である。fab(x)関数は、xの絶対値を出力する関数である。
入力データ判断部18は、入力プロファイル画像220のグリーン稜線の色相角、及びプリンターガマット230のグリーン稜線の色相角を算出するときに、それぞれグリーン頂点の色彩値を用いているが、これに限定されない。入力データ判断部18は、複数の指定項目のそれぞれに対して、色相角差分値260を算出してもよい。
入力データ判断部18は、算出された色相角差分値260を用いて、指定入力値、及び指定入力値に対応する指定デバイス出力値を有効にするか否かを判断する。入力データ判断部18は、データ記憶部21に予め記憶された設定値を読み出す。入力データ判断部18は、読み出した設定値と色相角差分値260とを比較する。データ記憶部21は、色相角差分値260が設定値以上のとき、指定入力値、及び指定入力値に対応する指定デバイス出力値を有効にしないと判断する。データ記憶部21は、色相角差分値260が設定値よりも小さいとき、指定入力値、及び指定入力値に対応する指定デバイス出力値を有効にすると判断する。
入力データ判断部18は、設定データに含まれる複数の指定項目のそれぞれに対し、指定項目を有効にするか否かを判断してもよい。入力データ判断部18は、複数の指定項目のうちの1の指定項目を用いて、複数の指定項目を有効にするか否かを判断してもよい。指定入力値、及び指定デバイス出力値が、図6に示すように稜線である場合、入力プロファイル画像220の頂点の色彩値を指定入力値とし、及びプリンターガマット230の頂点のデバイス出力値を指定デバイス出力値として、指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にするか否かを判断してもよい。
入力データ判断部18が、指定入力値、及び指定入力値に対応する指定デバイス出力値の組み合わせである指定項目を有効にすると判断したとき、データ処理部19は、指定項目を用いて出力プロファイルを生成する。入力データ判断部18が、指定項目を有効にしないと判断したとき、データ処理部19は、指定項目を用いないで出力プロファイルを生成する。
入力データ判断部18が、指定項目を有効にすると判断したとき、データ処理部19は、指定項目を用いて出力プロファイルを生成する。図10は、指定項目を用いて各格子点のデバイス出力値を生成する概略構成を示している。図10は、L値が所定の値であるプロファイル接続空間のab面を示している。図10は、指定値301と、指定値301をab面内で囲む4つの未決定点303を示している。図10に示す指定値301は、入力データ判断部18で有効にすると判断された指定項目のうちの1つの指定入力値を表す。指定値301には、指定入力値に対する指定デバイス出力値が対応付けられる。未決定点303は、デバイス出力値が生成されていない格子点を示す。図10の指定値301、及び未決定点303の色彩値は、(a値、b値)で示されている。
図10に示す指定値301の色彩値は、例えば、(25、35)である。指定値301に対応付けられた指定デバイス出力値であるインク量は、例えば、(0、10、10、0)である。インク量は、例えば、図6に示す設定画面203の第1条件入力画像209aに入力された稜線B上の値である。
図10に示す4つの未決定点303は、第1未決定点303a、第2未決定点303b、第3未決定点303c、及び第4未決定点303dである。第1未決定点303aの色彩値は、(20、40)である。第2未決定点303bの色彩値は、(40、40)である。第3未決定点303cの色彩値は、(20、20)である。第4未決定点303dの色彩値は、(40、20)である。
指定値301の色彩値に対する第1未決定点303aの色彩値の差分は、第1差分値ΔLab1と表す。第1差分値ΔLab1は、(0-0、20-25、40-35)=(0、-5、+5)である。0は、L値の差分値を示す。-5は、a値の差分値を示す。+5は、b値の差分値を示す。指定値301の色彩値に対する第2未決定点303bの色彩値の差分は、第2差分値ΔLab2と表す。第2差分値ΔLab2は、(0、+15、+5)である。指定値301の色彩値に対する第3未決定点303cの色彩値の差分は、第3差分値ΔLab3と表す。第3差分値ΔLab3は、(0、-5、-15)である。指定値301の色彩値に対する第4未決定点303dの色彩値の差分は、第4差分値ΔLab4と表す。第4差分値ΔLab4は、(0、+15、-15)である。
データ処理部19は、差分値と図5に示す変化量テーブルとを用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成する。一例として、データ処理部19は、以下の手順で、第1差分値ΔLab1と変化量テーブルとを用いて、第1未決定点303aのデバイス出力値を生成する。
データ処理部19は、(0、-5、+5)で示される第1差分値ΔLab1を、(0、-1、+1)×5であると解釈する。データ処理部19は、解釈されたLab値の変化量である(0、-1、+1)の配列番号を参照する。データ処理部19は、Lab値の変化量である(0、-1、+1)に対応する配列番号11のデバイス出力値の変化量を読み出す。配列番号11のデバイス出力値の変化量は、(0.96、-1.73、3.59、0.67)である。
データ処理部19は、読み出されたデバイス出力値の変化量を5倍することによって、デバイス出力値の変化量を算出する。算出されるデバイス出力値の変化量は、
(0.96、-1.73、3.59、0.67)×5=(4.80、-8.65、17.95、3.35)
となる。データ処理部19は、算出されたデバイス出力値の変化量と、指定値301のデバイス出力値とを用いることによって、第1未決定点303aのデバイス出力値を算出する。指定値301のデバイス出力値は、(0、10、10、0)である。データ処理部19は、指定値301のデバイス出力値に算出されたデバイス出力値の変化量を加える。データ処理部19は、第1未決定点303aのデバイス出力値を(4.80、1.35、27.95、3.35)と算出する。データ処理部19は、第1未決定点303aのデバイス出力値を算出することによって、第1未決定点303aのデバイス出力値を生成する。
(0.96、-1.73、3.59、0.67)×5=(4.80、-8.65、17.95、3.35)
となる。データ処理部19は、算出されたデバイス出力値の変化量と、指定値301のデバイス出力値とを用いることによって、第1未決定点303aのデバイス出力値を算出する。指定値301のデバイス出力値は、(0、10、10、0)である。データ処理部19は、指定値301のデバイス出力値に算出されたデバイス出力値の変化量を加える。データ処理部19は、第1未決定点303aのデバイス出力値を(4.80、1.35、27.95、3.35)と算出する。データ処理部19は、第1未決定点303aのデバイス出力値を算出することによって、第1未決定点303aのデバイス出力値を生成する。
データ処理部19は、(0、-5、+5)の差分値を、(0、-1、+1)×5と解釈したが、これに限定されない。データ処理部19は、(0、-5、+5)の差分値を、例えば、(0、-1、0)×5+(0、0、+1)×5と解釈してもよい。データ処理部19は、差分値を(0、-1、0)×5+(0、0、+1)×5と解釈したとき、配列番号10のデバイス出力値の変化量と、配列番号14のデバイス出力値の変化量とを読み出す。データ処理部19は、配列番号10のデバイス出力値の変化量と配列番号14のデバイス出力値の変化量とを用いて、差分値に対するデバイス出力値の変化量を算出してもよい。データ処理部19による差分値ΔLabの解釈方法は、適宜設定することができる。
データ処理部19は、同様の手順で、第2未決定点303b、第3未決定点303c、及び第4未決定点303dのデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、格子点に対応するデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、指定入力値、及び指定デバイス出力値に基づいて、各格子点のデバイス出力値を生成することができる。
データ処理部19は、変化量テーブルを用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成したが、これに限定されない。データ処理部19は、例えば補間処理等を行うことによって、未決定点303のデバイス出力値を生成してもよい。データ処理部19は、変化量テーブルを用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成することが好ましい。データ処理部19は、測色データに基づいて生成された変化量テーブルを用いることによって、プリンター60の印刷特性を加味して未決定点303のデバイス出力値を生成することができる。
データ処理部19は、指定項目と測色データとを用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成する。図11は、プロファイル接続空間のab面を示している。図11は、BtoAテーブルのプロファイル接続空間を示す。図11に示すab面は、L値が所定の値のときの色度平面である。図11は、プリンタープロファイル領域232と、マッピング領域224と、未決定点303と、既決定点305と、を示している。既決定点305は、第1既決定点305aと、第2既決定点305bとを含む。未決定点303、及び既決定点305は、格子点を示す。
マッピング領域224は、未決定点303と、第1既決定点305aとで構成される。マッピング領域224は、図11に示すプロファイル境界線233の外側の領域である。プロファイル境界線233は、マッピング領域224とプリンタープロファイル領域232とを区切る仮想の境界線である。マッピング領域224は、プリンタープロファイル領域232外の領域である。マッピング領域224の未決定点303のデバイス出力値は、プリンターガマット230の境界、もしくは内部にマッピングされる。マッピング領域224は、入力色空間領域の一例に対応する。
プリンタープロファイル領域232は、第2既決定点305bで構成される。プリンタープロファイル領域232は、ab面内の第2既決定点305bの分布を示す。プリンタープロファイル領域232は、プロファイル境界線233の内側の領域である。プリンタープロファイル領域232は、プリンターガマット230の一部に相当する。プリンタープロファイル領域232は、出力色空間領域の一例に対応する。
未決定点303は、デバイス出力値が生成されていない格子点である。未決定点303のデバイス出力値は、既決定点305のデバイス出力値と、変化量テーブルと、を用いて算出される。
第1既決定点305aは、指定項目を用いてデバイス出力値が生成された格子点である。第1既決定点305aのデバイス出力値は、入力データ判断部18で有効にすると判断された指定項目を用いて生成される。第1既決定点305aは、図10に示すように、指定値301と変化量テーブルによってデバイス出力値が生成された格子点である。図11に示す複数の第1既決定点305aは、2組の指定項目によって生成されたデバイス出力値に対応付けられる。
第2既決定点305bは、プリンターガマット230の境界もしくは、プリンターガマット230の内側に位置する。第2既決定点305bは、測色データに基づいてデバイス出力値が生成される格子点である。データ処理部19は、測色データに含まれる分光反射率を色彩値に変換する。データ処理部19は、変換された色彩値をプロファイル接続空間の格子点と関連付ける。データ処理部19は、変換された色彩値に関連付けられた印刷設定値を用いて、デバイス出力値を算出する。測色データに基づいてデバイス出力値が対応付けられた未決定点303が、第2既決定点305bとなる。
図11は、第1既決定点305aがプリンターガマット230の外側の色彩値である場合を示しているが、これに限定されない。第1既決定点305aは、プリンターガマット230の境界、もしくは内側の色彩値でもよい。
データ処理部19は、未決定点303に対応するデバイス出力値を算出する。データ処理部19は、一例として、マッピング領域224内の未決定点303の位置によって、異なる算出方法で、未決定点303に対応するデバイス出力値を生成する。図12は、マッピング領域224を分割する仮想区分線310を示す。
仮想区分線310は、第1既決定点305aと第2既決定点305bを結ぶ仮想線である。仮想区分線310は、任意の第1既決定点305aと任意の第2既決定点305bを結ぶ。データ処理部19は、仮想区分線310を適宜設定する。仮想区分線310とプロファイル境界線233とで囲まれる領域は、内挿領域320である。マッピング領域224のうち、内挿領域320と異なる領域は、外挿領域330である。データ処理部19は、内挿領域320の未決定点303に対応するデバイ出力値の生成方法と、外挿領域330内の未決定点303に対応するデバイス出力値の生成方法と、を異ならせる。
図13は、内挿領域320の未決定点303に対応するデバイス出力値の生成方法の概略を示している。図13は、任意の第1既決定点305aと任意の第1既決定点305aの近傍に位置する第2既決定点305bで構成される三角内挿領域325を示している。図13は、複数の三角内挿領域325を示している。
データ処理部19は、第1既決定点305aと第2既決定点305bを適宜選択し、三角内挿領域325を構成する。三角内挿領域325は、ドロネー三角形である。データ処理部19は、ドロネー三角形の3頂点のデバイス出力値を用いて、ドロネー三角形の内部に位置する未決定点303のデバイス出力値を線形補間によって生成する。三角内挿領域325内に位置する未決定点303のデバイス出力値は、第1既決定点305aのデバイス出力値と第2既決定点305bのデバイス出力値を用いた線形補間によって生成される。三角内挿領域325は、内挿領域320に構成される。内挿領域320の未決定点303のデバイス出力値は、線形補間によって生成される。線形補間は、内挿処理の一例に対応する。デバイス出力値が生成された未決定点303は、新たな既決定点305となる。
線形補間は、ドロネー三角形を構成する方法に限定されない。線形補間は、第1既決定点305aと第2既決定点305bの2点間の補間でもよい。線形補間は、第1既決定点305aと第2既決定点305bとを含む4点以上の多角形を構成する補間でもよい。線形補間は、3次元の線形補間である四面体補間、もしくは六面体補間でもよい。
図14は、外挿領域330の未決定点303に対応するデバイス値の生成方法の概略を示している。図14は、3つの未決定点303と2つの第2既決定点305bとの関係を模式的に示している。図14は、所定のL値のab面を示している。図14は、図12に示すプロファイル境界線233の近傍領域の一部を拡大した模式構成を示している。図14は、第5未決定点303eを含んでいる。図14は、第5未決定点303eと隣り合う2つの第2既決定点305bを、第1隣接格子点307、第2隣接格子点308と表している。また、図14は、第5差分値ΔLab5と第6差分値ΔLab6を示している。第5差分値ΔLab5は、第1隣接格子点307のLab値と第5未決定点303eのLab値との差分である。第6差分値ΔLab6は、第2隣接格子点308のLab値と第5未決定点303eのLab値との差分である。
第1隣接格子点307、及び第2隣接格子点308は、測色データに基づいてデバイス出力値が生成されている格子点である。第1隣接格子点307、及び第2隣接格子点308は、プリンタープロファイル領域232内の格子点である。第1隣接格子点307、及び第2隣接格子点308は、図12に示す外挿領域330と隣り合うプリンタープロファイル領域232内の第2既決定点305bである。
第5未決定点303eを含む3つの未決定点303は、図12に示す外挿領域330内の格子点である。第5未決定点303eの色彩値は、第1隣接格子点307に対して、+b方向にα増加している。第5差分値ΔLab5は、(0、0、+α)となる。また、第5未決定点303eは、第2隣接格子点308の色彩値に対して、+a方向にβ増加している。第6差分値ΔLab6は、(0、+β、0)となる。データ処理部19は、第5差分値ΔLab5、もしくは第6差分値ΔLab6の少なくとも一方と、変化量テーブルと、を用いて第5未決定点303eのデバイス出力値を算出する。データ処理部19は、第1隣接格子点307、もしくは第2隣接格子点308のデバイス出力値を、変化量テーブルのデバイス出力値の変化量で外挿することによって、第5未決定点303eに対応するデバイス出力値を生成する。
データ処理部19は、プリンタープロファイル領域232内の第2既決定点305bのデバイス出力値を用い、プリンタープロファイル領域232の外側の領域である外挿領域330の未決定点303のデバイス出力値を算出する。データ処理部19は、第2既決定点305bのデバイス出力値に対して、変化量テーブル内のデバイス出力値の変化量を外挿することによって、未決定点303のデバイス出力値を算出する。外挿する処理は、プリンタープロファイル領域232内の第2既決定点305bのデバイス出力値と変化量テーブルとを用いて、外挿領域330の未決定点303のデバイス出力値を算出する処理を表す。
データ処理部19は、デバイス出力値が生成された未決定点303を、新たな既決定点305とする。データ処理部19は、新たな既決定点305と隣り合う未決定点303のデバイス出力値を新たな既決定点305のデバイス出力値と変化量テーブルとに基づいて算出する。
図14は、第2既決定点305bである第1隣接格子点307、もしくは第2隣接格子点308のデバイス出力値を用いて、第5未決定点303eのデバイス出力値を算出したが、これに限定されない。データ処理部19は、第1隣接格子点307のデバイス出力値、及び第2隣接格子点308のデバイス出力値を用いて、第5未決定点303eのデバイス出力値を生成してもよい。データ処理部19は、未決定点303と隣り合う隣接格子点のデバイス出力値を用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、デバイス出力値が生成された未決定点303を新たな既決定点305とする。
上述したように、入力データ判断部18が、指定項目を有効にすると判断したとき、データ処理部19は、指定項目と測色データとを用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成する。データ処理部19は、未決定点303のデバイス出力値を生成することによって、BtoAテーブルを生成する。
入力データ判断部18が、指定項目を有効にしないと判断したとき、データ処理部19は、指定項目を用いないで、出力プロファイルを生成する。データ処理部19は、測色データを用いて、出力プロファイルを生成する。図15は、プロファイル接続空間のab面を示している。図15は、BtoAテーブルのプロファイル接続空間を示す。図15に示すab面は、図11と同様に、L値が所定の値のときの色度平面である。図15は、マッピング領域224と、プリンタープロファイル領域232と、未決定点303と、第2既決定点305bと、を示している。図15は、指定項目によりデバイス出力値が生成される第1既決定点305aを示していない。データ処理部19は、測色データを用いて未決定点303のデバイス出力値を生成する。
図15に示すマッピング領域224は、図12に示す外挿領域330に対応する。データ処理部19は、測色データであるプリンタープロファイル領域232内の第2既決定点305bの色彩値とデバイス出力値とを用いて、未決定点303のデバイス出力値を生成する。
図16は、BtoAテーブルの概略構成を示している。入力データ判断部18が、指定項目を有効にすると判断したとき、BtoAテーブルは、指定項目と測色データとを用いて生成される。入力データ判断部18が、指定項目を有効にしないと判断したとき、BtoAテーブルは、測色データを用いて生成される。BtoAテーブルは、印刷制御装置10のデータ処理部19によって生成される。BtoAテーブルは、格子点番号、入力値、デバイス出力値を含む。
格子点番号は、格子点の位置を示す。格子点番号は、予め定められた方法で、複数の格子点に対して適宜付与される。格子点番号として、0からn-1の数値が付与される。ここで、nは、2以上の自然数である。
入力値は、プロファイル接続空間の色情報を示している。入力値は、プロファイル接続空間の色彩値で表される。図16に示す入力値は、Lab値である。入力値は、XYZ値等でもよい。Lab1、Lab2、Lab3は、それぞれ格子点番号1、格子点番号2、格子点番号3の色彩値を表す。それぞれの入力値は、格子点番号に対応する。
デバイス出力値は、プリンター60で用いられる。デバイス出力値は、入力値をプリンターガマット230の境界もしくは内部にマッピングし、マッピングされた色彩値に基づいて設定される値である。図16に示すデバイス出力値は、各格子点のインク量を示している。例えば、CMYK0は、シアンインク量、マゼンタインク量、イエローインク量、及びブラックインク量のセット値を示している。それぞれのデバイス出力値は、格子点番号に対応する。
印刷制御装置10は、入力プロファイルを用いて変換された画像データを、プリンター60に対応する印刷データに変換する出力プロファイルを生成する。印刷制御装置10は、入力プロファイルの色空間内の指定入力値と、指定入力値と対応付けられた指定デバイス出力値とを含む設定データを受け付ける接続ユニット25と、接続ユニット25で受け付けられた設定データを取得し、指定入力値の入力値色相角と指定デバイス出力値で出力される出力色の出力値色相角とを算出し、入力値色相角と出力値色相角とを用いて指定入力値と指定デバイス出力値とを有効にするか否かを判断する入力データ判断部18と、入力データ判断部18の判断結果に基づいて、出力プロファイルを生成するデータ処理部19と、を備える。
印刷制御装置10は、ユーザーの入力ミス等によって、所望の出力プロファイルと異なる出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
印刷制御装置10は、ユーザーの入力ミス等によって、所望の出力プロファイルと異なる出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
印刷制御装置10は、予め定めた設定値を記憶するデータ記憶部21を備える。入力データ判断部18は、入力値色相角と出力値色相角との間の色相角差分値260が、設定値以上のとき、指定入力値と指定デバイス出力値とを有効にしないと判断する。データ処理部19は、指定入力値と指定デバイス出力値とを用いないで出力プロファイルを生成する。
印刷制御装置10は、階調性の低い色変換を行う出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
印刷制御装置10は、階調性の低い色変換を行う出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
入力データ判断部18は、色相角差分値260が、設定値よりも小さいとき、指定デバイス出力値を有効にすると判断する。データ処理部19は、指定入力値と指定デバイス出力値とを用いて出力プロファイルを生成する。
印刷制御装置10は、入力された指定入力値と指定デバイス出力値を用いて、階調性の高い出力プロファイルを生成することができる。
印刷制御装置10は、入力された指定入力値と指定デバイス出力値を用いて、階調性の高い出力プロファイルを生成することができる。
図17は、出力プロファイルを生成するフローチャートを示している。図17は、印刷制御装置10がBtoAテーブルを生成するフローを示している。BtoAテーブルは出力プロファイルを構成する。
印刷制御装置10は、ステップS101で設定データを取得する。設定データは、ユーザーによって入力される。印刷制御装置10の画面生成部17は、図6に示す設定画面203を表示ユニット40に表示させる設定画面データを生成する。画面生成部17は、生成した設定画面データを接続ユニット25を介して、表示ユニット40に送信する。表示ユニット40は、受信した設定画面データを用いて、設定画面203を表示する。表示される設定画面203は、条件入力画像209を含む。ユーザーは、表示された条件入力画像209に、指定入力値、及び指定入力値に対応する指定デバイス出力値を入力ユニット50によって入力する。接続ユニット25は、条件入力画像209に入力された設定データを受信する。設定データは、指定入力値と、指定入力値に対応付けられた指定デバイス出力値との組み合わせである指定項目を含む。設定データは、2組以上の指定項目を含んでもよい。接続ユニット25は、設定データを受信することによって、指定項目を取得する。接続ユニット25は、受信した設定データを入力データ判断部18に送信する。入力データ判断部18は、設定データを受信することによって、指定項目を取得する。
印刷制御装置10は、指定項目を取得した後、ステップS103で、入力値色相角、及び出力値色相角を算出する。印刷制御装置10の入力データ判断部18は、取得した指定項目がテキスト情報であるとき、指定項目を数値の指定入力値、及び数値の指定デバイス出力値に変換する。入力データ判断部18は、変換された指定入力値を用いて、入力値色相角を算出する。入力データ判断部18は、変換された指定デバイス出力値を用いて、出力値色相角を算出する。入力データ判断部18は、入力値色相角と出力値色相角との間の色相角差分値260を算出する。
印刷制御装置10は、色相角差分値260を算出した後、ステップS105で、設定データを有効にするか否かを判断する。入力データ判断部18は、データ記憶部21に記憶された設定値を読み出す。入力データ判断部18は、読み出した設定値と、算出された色相角差分値260と、を比較する。入力データ判断部18は、設定値と色相角差分値260との比較結果により、設定データを有効にするか否かを判断する。入力データ判断部18は、色相角差分値260が設定値よりも小さいとき、指定項目を有効にすると判断する。入力データ判断部18が、指定項目を有効にすると判断したとき、印刷制御装置10は、ステップS107に進む。入力データ判断部18は、色相角差分値260が設定値以上とき、指定項目を有効にしないと判断する。入力データ判断部18が、指定項目を有効にしないと判断したとき、印刷制御装置10は、ステップS109に進む。
印刷制御装置10は、指定項目を有効にすると判断したとき、ステップS107で、設定データを用いて、出力プロファイルを生成する。印刷制御装置10のデータ処理部19は、指定項目内の指定入力値を指定値301として、未決定点303のデバイス出力値を算出する。データ処理部19は、測色データを用いて、未決定点303のデバイス出力値を算出してもよい。データ処理部19は、未決定点303のデバイス出力値を算出することによって、BtoAテーブルを生成する。
印刷制御装置10は、指定項目を有効にしないと判断したとき、ステップS109で、設定データを用いず出力プロファイルを生成する。印刷制御装置10のデータ処理部19は、指定項目を有効にしない。データ処理部19は、指定項目を用いず測色データを用いて未決定点303のデバイス出力値を算出する。データ処理部19は、未決定点303のデバイス出力値を算出することによって、BtoAテーブルを生成する。
入力プロファイルを用いて変換された画像データを、プリンター60に対応する印刷データに変換する出力プロファイルの生成方法は、入力プロファイルの色空間内の指定入力値と、指定入力値と対応付けられた指定デバイス出力値とを含む設定データを受け付け、指定入力値の入力値色相角と指定デバイス出力値で出力される出力色の出力値色相角とを算出し、入力値色相角と出力値色相角とを用いて、指定入力値と指定デバイス出力値とを有効にするか否かを判断し、判断した判断結果に基づいて、出力プロファイルを生成する。
印刷制御装置10は、ユーザーの入力ミス等によって、所望の出力プロファイルと異なる出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
印刷制御装置10は、ユーザーの入力ミス等によって、所望の出力プロファイルと異なる出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
印刷制御装置10は、入力値色相角と出力値色相角との間の色相角差分値260と比較する設定値を予め記憶する。色相角差分値260が設定値以上のとき、印刷制御装置10は、指定入力値と指定デバイス出力値とを有効にしないと判断し、指定入力値と指定デバイス出力値とを用いないで出力プロファイルを生成する。色相角差分値260が設定値よりも小さいとき、印刷制御装置10は、指定入力値と前記指定デバイス出力値とを有効にすると判断し、指定入力値と指定デバイス出力値とを用いて出力プロファイルを生成する。
印刷制御装置10は、階調性の低い色変換を行う出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
印刷制御装置10は、階調性の低い色変換を行う出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
出力プロファイルを構成するBtoAテーブルは、複数の格子点と複数のデバイス出力値とを対応付けて構成される。印刷制御装置10は、指定入力値と指定デバイス出力値とを有効にすると判断したとき、プリンター60で生成されたテストチャート110を測色した複数の測定値と、測定値と対応するテストチャート110生成時の印刷設定値とを対応付ける測色データを取得し、取得した測色データと指定入力値と指定デバイス出力値とを用いて、格子点に対応するデバイス出力値を生成する。
印刷制御装置10は、テストチャート110の測色データを用いて出力プロファイルを作成するので、プリンター60に対応した出力プロファイルを作成することができる。
印刷制御装置10は、テストチャート110の測色データを用いて出力プロファイルを作成するので、プリンター60に対応した出力プロファイルを作成することができる。
第2実施形態
第2実施形態は、ユーザーが入力した画質に関する設定に基づく出力プロファイルの生成方法を示している。ユーザーは、予め画質に関する設定を入力する。印刷制御装置10は、入力された画質に関する設定に基づいて、出力プロファイルを構成するBtoAテーブルの作成方法を異ならせる。
第2実施形態は、ユーザーが入力した画質に関する設定に基づく出力プロファイルの生成方法を示している。ユーザーは、予め画質に関する設定を入力する。印刷制御装置10は、入力された画質に関する設定に基づいて、出力プロファイルを構成するBtoAテーブルの作成方法を異ならせる。
図18は、画質設定画面204を示している。画質設定画面204は、表示ユニット40に表示される。表示ユニット40は、印刷制御装置10から送信された画質設定画面データに基づいて、画質設定画面204を表示する。画質設定画面データは、画面生成部17で生成される。画質設定画面204は、表示ユニット40がプロファイル入力画面201を表示する前、もしくは表示ユニット40がプロファイル入力画面201を表示した後に、表示される。画質設定画面204は、表示ユニット40が設定画面203を表示した後に表示されてもよい。画質設定画面204は、入力データ判断部18が入力値色相角、及び出力値色相角を算出する前に表示されることが好ましい。
画質設定画面204は、設定条件表示213と、設定入力欄214と、第3決定ボタン216cと、を表示する。画質設定画面204は、図18の構成に限定されない。画質設定画面204は、画質に関する設定をテキストで入力してもよい。
設定条件表示213は、画質に関する設定の対象を示している。図18の設定条件表示213は、画質条件として、プロファイルと、稜線と、Cと、Mと、Yと、Rと、Gと、Bとを表示している。プロファイルは、出力プロファイル全体を示している。稜線は、プリンターガマット230の稜線を示している。C、M、Y、R、G、Bは、稜線の種別を表している。C、M、Y、R、G、Bは、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルーを示している。Cは、プリンターガマット230のW-C稜線を示している。Wは、ホワイトを示している。W-C稜線は、紙白の色彩値とシアンの最高彩度点を結ぶ稜線を示している。同様に、MはW-M稜線を示している。Yは、W-Y稜線を示している。Rは、W-R稜線を示している。Gは、W-G稜線を示している。Bは、W-B稜線を示している。
設定入力欄214は、ユーザーからの入力操作を受け付ける。設定入力欄214は、設定条件表示213に表示された各条件に対応して設けられる。図18に示す設定入力欄214は、階調性優先を行うか否かの設定を受け付ける。ユーザーが、画質条件の内のいずれか1つ以上を選択するとき、対象となる条件の設定入力欄214をクリックする。設定入力欄214は、ユーザーによってクリックされたとき、入力操作を受け付けたことを示す画像を表示する。図18に示す画質設定画面204は、W-C稜線を階調性優先として選択されたことを示している。
第3決定ボタン216cは、ユーザーの入力操作を受け付ける。第3決定ボタン216cは、決定ボタン216と同じ機能を有する。ユーザーが入力ユニット50を用いて第3決定ボタン216cをクリックしたとき、第3決定ボタン216cは、ユーザーの入力操作を受け付ける。第3決定ボタン216cがユーザーの入力操作を受け付けたとき、画質設定画面204への入力結果が確定される。入力結果は、画質設定データとして印刷制御装置10に送信される。画質設定データは、印刷制御装置10の接続ユニット25に送信される。接続ユニット25は、画質設定データを受信する。印刷制御装置10は、受信した画質設定データを制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21に一時的に記憶する。
図19は、設定画面203を示している。図19に示す設定画面203は、条件入力領域207に第2条件入力画像209bを示している。第2条件入力画像209bは、ユーザーによって入力された2組の指定項目を表示している。第2条件入力画像209bは、印刷制御装置10に画質設定データが記憶されたのちに、ユーザーによって入力された2組の指定項目を示している。
第2条件入力画像209bは、2組の指定項目を示している。1組目の指定項目は、入力値が入力プロファイル画像220のW-Y稜線であり、デバイス出力値がプリンターガマット230のW-Y稜線である。2組目の指定項目は、入力値が入力プロファイル画像220のW-C稜線であり、デバイス出力値は、プリンターガマット230のW-C稜線である。指定項目の入力値、及びデバイス出力値は、それぞれ指定入力値、指定デバイス出力値である。図19に示す第2決定ボタン216bに対して、ユーザーが入力操作を行ったとき、第2条件入力画像209bに表示された2組の指定項目は、接続ユニット25に送信される。接続ユニット25で受信した2組の指定項目は、入力データ判断部18に送信される。入力データ判断部18は、2組の指定項目を取得する。
入力データ判断部18は、2組の指定項目を取得したとき、制御ユニット15のワークエリア、もしくはデータ記憶部21に記憶された画質設定データを読み出す。画質設定データは、図18に示す画質設定画面204に入力された画質設定を含む。画質設定データに含まれる画質設定は、図18に示すように、W-C稜線を階調性優先とする設定である。入力データ判断部18は、プリンターガマット230のW-Y稜線に関して画質設定を受け付けていない。画質設定は、画質に関する設定を表す。
入力データ判断部18は、取得した2組の指定項目に基づいて、それぞれの入力値色相角、及び出力値色相角を算出する。入力データ判断部18は、W-C稜線の入力値色相角、及びW-C稜線の出力値色相角を算出する。入力データ判断部18は、W-C稜線の入力値色相角とW-C稜線の出力値色相角との間の差分を算出する。算出される差分は、W-C稜線差分値と表す。また、入力データ判断部18は、W-Y稜線の入力値色相角、及びW-Y稜線の出力値色相角を算出する。入力データ判断部18は、W-Y稜線の入力値色相角とW-Y稜線の出力値色相角との間の差分を算出する。算出される差分は、W-Y稜線差分値と表す。
入力データ判断部18は、データ記憶部21から設定値を読み出す。入力データ判断部18は、階調性優先が設定されているW-C稜線を指定デバイス出力値として有効にするか否かを判断する。入力データ判断部18は、W-C稜線に関するW-C稜線差分値と設定値とを比較する。W-C稜線差分値が設定値よりも小さいとき、入力データ判断部18は、入力プロファイル画像220のW-C稜線で示される指定入力値と、プリンターガマット230のW-C稜線で示される指定デバイス出力値を有効にすると判断する。データ処理部19は、入力プロファイル画像220のW-C稜線を指定入力値とし、プリンターガマット230のW-C稜線を指定デバイス出力値としてBtoAテーブルを生成する。W-C稜線差分値が設定値以上のとき、入力データ判断部18は、入力プロファイル画像220のW-C稜線で示される指定入力値、及びプリンターガマット230のW-C稜線で示される指定デバイス出力値を有効にしないと判断する。データ処理部19は、指定入力値、指定デバイス出力値を用いないで、BtoAテーブルを生成する。
入力データ判断部18は、階調性優先が設定されていないプリンターガマット230のW-Y稜線で示される指定デバイス出力値を有効にするか否かを判断しない。入力データ判断部18は、入力プロファイル画像220のW-Y稜線で示される指定入力値と、プリンターガマット230のW-Y稜線で示される指定デバイス出力値を有効にする。データ処理部19は、指定入力値、及び指定デバイス出力値を用いて、BtoAテーブルを生成する。
入力データ判断部18は、画質に関する設定を受け付けたとき、指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にするか否かを判断する。入力データ判断部18は、画質に関する設定を受け付けていないとき、指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にするか否かを判断しなくてもよい。
印刷制御装置10は、画質設定を受け付ける。印刷制御装置10は、画質設定を受け付けたとき、入力値色相角と出力値色相角とを用いて、指定入力値と指定デバイス出力値とを有効にするか否かを判断する。印刷制御装置10は、画質設定を受け付けていないとき、入力値色相角と出力値色相角とを用いて、指定入力値と指定デバイス出力値とを有効にするか否かを判断しない。
印刷制御装置10は、ユーザーが設定した画質に関する設定を参照して出力プロファイルを生成することができる。
印刷制御装置10は、ユーザーが設定した画質に関する設定を参照して出力プロファイルを生成することができる。
図18に示す画質設定画面204は、画質に関する設定として、階調性優先を入力可能にしているが、これに限定されない。画質設定画面204は、画質に関する設定として、粒状性、コントラスト、解像度等を設定可能としてもよい。
第3実施形態
第3実施形態は、指定項目として、複数の指定入力値、および複数の指定デバイス出力値がユーザーによって入力された場合の出力プロファイルの生成方法を示している。印刷制御装置10は、2組の指定項目のそれぞれに対して、指定項目を有効にするか否かを判断する。
第3実施形態は、指定項目として、複数の指定入力値、および複数の指定デバイス出力値がユーザーによって入力された場合の出力プロファイルの生成方法を示している。印刷制御装置10は、2組の指定項目のそれぞれに対して、指定項目を有効にするか否かを判断する。
図20は、第3条件入力画像209cを示している。第3条件入力画像209cは、設定画面203の条件入力領域207に表示される。第3条件入力画像209cは、図19に示す第2条件入力画像209bに代えて、設定画面203に表示される。第3条件入力画像209cは、2組の指定項目を表示している。2組の指定項目は、指定入力値としてLab値を示し、指定デバイス出力値としてインク量を示している。入力データ判断部18は、2組の指定項目を取得する。
入力データ判断部18は、2組の指定項目のうち1組目の指定項目の指定入力値を用いて、入力値色相角を算出する。1組目の指定項目の指定入力値は、指定色彩値の一例に対応する。算出された入力値色相角は、第1入力値色相角と表す。第1入力値色相角は、入力色相角の一例に対応する。入力データ判断部18は、2組の指定項目のうち1組目の指定項目の指定デバイス出力値を用いて、指定デバイス出力値に対応する色彩値の色相角を算出する。1組目の指定項目の指定デバイス出力値は、指定出力値の一例に対応する。指定デバイス出力値に対応する色彩値は、指定出力値で出力される出力色の色彩値に対応する。指定デバイス出力値に対応する色彩値の色相角は、第1出力値色相角と表す。第1出力値色相角は、出力色相角の一例に対応する。入力データ判断部18は、第1入力値色相角と第1出力値色相角との間の差分を算出する。算出された差分は、第1色相角差分値と表す。
入力データ判断部18は、2組の指定項目のうち2組目の指定項目の指定入力値を用いて、入力値色相角を算出する。2組目の指定項目の指定入力値は、第2指定色彩値の一例に対応する。算出された入力値色相角は、第2入力値色相角と表す。第2入力値色相角は、第2入力色相角の一例に対応する。入力データ判断部18は、2組の指定項目のうち2組目の指定項目の指定デバイス出力値を用いて、指定デバイス出力値に対応する色彩値の色相角を算出する。2組目の指定項目の指定デバイス出力値は、第2指定出力値の一例に対応する。指定デバイス出力値に対応する色彩値は、指定出力値で出力される第2出力色の色彩値に対応する。算出された出力値色相角は、第2出力値色相角と表す。第2出力値色相角は、第2出力色相角の一例に対応する。入力データ判断部18は、第2入力値色相角と第2出力値色相角との間の差分を算出する。算出された差分は、第2色相角差分値と表す。
入力データ判断部18は、2組の指定項目のそれぞれに対し、指定入力値及び指定デバイス出力値を有効にするか否かを判断する。入力データ判断部18は、データ記憶部21から設定値を読み出す。入力データ判断部18は、読み出した設定値と算出された第1色相角差分値とを比較する。入力データ判断部18は、第1色相角差分値が、設定値よりも小さいと判断したとき、第1色相角差分値の算出に係る指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にすると判断する。入力データ判断部18は、第1色相角差分値が、設定値以上のとき、第1色相角差分値の算出に係る指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にしないと判断する。入力データ判断部18は、読み出した設定値と算出された第2色相角差分値とを比較する。入力データ判断部18は、第2色相角差分値が、設定値よりも小さいと判断したとき、第2色相角差分値の算出に係る指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にすると判断する。入力データ判断部18は、第2色相角差分値が、設定値以上のとき、第2色相角差分値の算出に係る指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にしないと判断する。
データ処理部19は、有効にすると判断された指定入力値、及び指定デバイス出力値を用いて、BtoAテーブルを生成する。2組の指定項目のうち、1組以上の指定項目を有効にすると入力データ判断部18が判断したとき、データ処理部19は、有効にすると判断された指定項目を用いて、BtoAテーブルを生成する。入力データ判断部18は、指定項目ごとに有効にするか否かを判断する。
印刷制御装置10は、入力プロファイルの色空間内の第2指定入力値と、第2指定入力値と対応付けられた第2指定デバイス出力値を含む設定データを受け付け、第2指定入力値の第2入力値色相角と第2指定デバイス出力値で出力される第2出力色の第2出力値色相角とを算出し、第2入力値色相角と第2出力値色相角とを用いて、第2指定入力値と第2指定デバイス出力値とを有効にするか否かを判断し、判断した判断結果に基づいて、出力プロファイルを生成する。
印刷制御装置10は、指定項目ごとに、指定入力値と指定デバイス出力値を有効にするか否かを判断するので、部分的なユーザーの入力ミスを確認することができる。
印刷制御装置10は、指定項目ごとに、指定入力値と指定デバイス出力値を有効にするか否かを判断するので、部分的なユーザーの入力ミスを確認することができる。
印刷制御装置10は、第2入力値色相角と第2出力値色相角との間の第2色相角差分値と、設定値とを比較し、第2色相角差分値が設定値以上であり、第1入力値色相角と第1出力値色相角との第1色相角差分値が、設定値より小さいとき、第2指定入力値と第2指定デバイス出力値とを有効にしないと判断し、第1指定入力値と第1指定デバイス出力値とを有効にすると判断し、第2指定入力値と第2指定デバイス出力値とを用いず、第1指定入力値と第1指定デバイス出力値とを用いて出力プロファイルを生成する。
印刷制御装置10は、ユーザーによる部分的な入力ミスによって、所望の出力プロファイルと異なる出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
印刷制御装置10は、ユーザーによる部分的な入力ミスによって、所望の出力プロファイルと異なる出力プロファイルを生成する可能性を低減することができる。
第4実施形態
第4実施形態は、入力データ判断部18の判断結果をユーザーに通知する方法を示している。図21は、第4条件入力画像209dを示している。第4条件入力画像209dは、表示ユニット40に表示される。第4条件入力画像209dは、設定画面203の条件入力領域207に表示される。第4条件入力画像209dは、図20に示す第3条件入力画像209cに表示された指定入力値、及び指定デバイス出力値が印刷制御装置10に送信された後に表示される。第4条件入力画像209dは、第3条件入力画像209cに代えて表示ユニット40に表示される。
第4実施形態は、入力データ判断部18の判断結果をユーザーに通知する方法を示している。図21は、第4条件入力画像209dを示している。第4条件入力画像209dは、表示ユニット40に表示される。第4条件入力画像209dは、設定画面203の条件入力領域207に表示される。第4条件入力画像209dは、図20に示す第3条件入力画像209cに表示された指定入力値、及び指定デバイス出力値が印刷制御装置10に送信された後に表示される。第4条件入力画像209dは、第3条件入力画像209cに代えて表示ユニット40に表示される。
第4条件入力画像209dは、入力値欄と、デバイス出力値欄と、評価欄と、を表示する。入力値欄、及びデバイス出力値欄は、それぞれ、第3条件入力画像209cの入力値欄、及びデバイス出力値欄と同じである。第4条件入力画像209dの入力値欄、及びデバイス出力値欄は、第3条件入力画像209cに入力された指定入力値、及び指定デバイス出力値を表示している。
評価欄は、入力データ判断部18で判断された判断結果を表示する。図21に示す評価欄は、指定項目ごとの判断結果を表示する。図21に示す1組目の指定項目の評価欄は、無効と表示されている。無効は、指定項目を有効にしないことを示している。図21に示す1組目の指定項目は、入力データ判断部18によって、有効にしないと判断されている。評価欄は、指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にしない旨の情報を出力している。図21に示す2組目の指定項目は、入力データ判断部18によって、有効にすると判断されている。ユーザーは、第4条件入力画像209dを視認することによって、入力した指定入力値と指定デバイス出力値の組み合わせである指定項目に対する、入力データ判断部18の判断結果を確認することができる。
第4条件入力画像209dは、データ処理部19がBtoAテーブルを生成しているときに、表示ユニット40に表示される。第4条件入力画像209dは、データ処理部19がBtoAテーブルを生成する前に、表示ユニット40に表示されてもよい。第4条件入力画像209dを表示する設定画面203の第2決定ボタン216bが、ユーザーによって入力操作されたときに、データ処理部19は、BtoAテーブルの生成を開始してもよい。
入力データ判断部18による判断結果の通知は、図21の構成に限定されない。図22は、第4条件入力画像209d上に表示された判断結果表示画像218を示している。図22は、入力データ判断部18による判断結果を通知する異なる表示を示している。図22は、第4条件入力画像209dと、判断結果表示画像218とを示している。図22に示す第4条件入力画像209dは、図21に示す第4条件入力画像209dと同じである。
判断結果表示画像218は、入力データ判断部18による判断結果を表示する。図22に示す判断結果表示画像218は、第4条件入力画像209dに表示された指定項目を有効にしないことを示している。図22に示す判断結果表示画像218は、入力データ判断部18によって、入力された複数の指定項目の内の1組以上の指定項目を有効にしないと判断されたときに表示される。判断結果表示画像218は、指定項目ごとの判断結果を表示してもよい。判断結果表示画像218は、指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にしない旨の情報を出力している。ユーザーは、判断結果表示画像218を視認することによって、入力データ判断部18の判断結果を確認することができる。
入力データ判断部18による判断結果の通知は、表示ユニット40の表示に限定されない。判断結果の通知は、表示ユニット40、もしくは印刷制御装置10に備えられた図示しないスピーカーによって、音声で通知されてもよい。判断結果の通知は、表示や音声等で行われる。
印刷制御装置10は、指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にしないと判断したとき、指定入力値、及び指定デバイス出力値を有効にしない旨の情報を出力する。
印刷制御装置10は、ユーザーに指定入力値と指定デバイス出力値の入力ミスの可能性を伝えることができる。
印刷制御装置10は、ユーザーに指定入力値と指定デバイス出力値の入力ミスの可能性を伝えることができる。
10…印刷制御装置、15…制御ユニット、17…画面生成部、18…入力データ判断部、19…データ処理部、21…データ記憶部、25…接続ユニット、27…通信インターフェイス、30…コンピューター、40…表示ユニット、50…入力ユニット、60…プリンター、61…ヘッドユニット、63…印刷制御部、65…プリンター記憶部、67…測色ユニット、69…プリンター通信インターフェイス、100…印刷システム、110…テストチャート、111…パッチ画像群、113…パッチ画像、115…第1位置検出画像、117…第2位置検出画像、201…プロファイル入力画面、203…設定画面、204…画質設定画面、205…プロファイル表示領域、207…条件入力領域、209…条件入力画像、209a…第1条件入力画像、209b…第2条件入力画像、209c…第3条件入力画像、209d…第4条件入力画像、211…入力プロファイル名表示欄、212…読み込みボタン、213…設定条件表示、214…設定入力欄、216…決定ボタン、216a…第1決定ボタン、216b…第2決定ボタン、216c…第3決定ボタン、218…判断結果表示画像、220…入力プロファイル画像、224…マッピング領域、230…プリンターガマット、232…プリンタープロファイル領域、233…プロファイル境界線、240…入力プロファイル稜線画像、241a…第1入力値マーク、241b…第2入力値マーク、241c…第3入力値マーク、250…プリンターガマット稜線画像、251a…第1デバイス出力値マーク、251b…第2デバイス出力値マーク、251c…第3デバイス出力値マーク、260…色相角差分値、301…指定値、303…未決定点、303a…第1未決定点、303b…第2未決定点、303c…第3未決定点、303d…第4未決定点、303e…第5未決定点、305…既決定点、305a…第1既決定点、305b…第2既決定点、307…第1隣接格子点、308…第2隣接格子点、310…仮想区分線、320…内挿領域、325…三角内挿領域、330…外挿領域、M…印刷媒体、ΔL…L値変化量、Δa…a値変化量、Δb…b値変化量、ΔC…シアンインク変化量、ΔM…マゼンタインク変化量、ΔY…イエローインク変化量、ΔK…ブラックインク変化量、ΔLab1…第1差分値、ΔLab2…第2差分値、ΔLab3…第3差分値、ΔLab4…第4差分値、ΔLab5…第5差分値、ΔLab6…第6差分値。
Claims (10)
- 入力プロファイルを用いて変換された画像データを、出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルの生成方法であって、
前記入力プロファイルの色空間内の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受け付け、
前記指定色彩値の入力色相角と前記指定出力値で出力される出力色の出力色相角とを算出し、
前記入力色相角と前記出力色相角とを用いて、前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にするか否かを判断し、
判断した判断結果に基づいて、前記出力プロファイルを生成する、
出力プロファイルの生成方法。 - 前記入力色相角と前記出力色相角との間の差分値と比較する閾値を予め記憶し、
前記差分値が、前記閾値以上のとき、前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にしないと判断し、前記指定色彩値と前記指定出力値とを用いないで前記出力プロファイルを生成し、
前記差分値が、前記閾値よりも小さいとき、前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にすると判断し、前記指定色彩値と前記指定出力値とを用いて前記出力プロファイルを生成する、
請求項1に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 画質に関する設定を受け付け、
前記画質に関する前記設定を受け付けたとき、前記入力色相角と前記出力色相角とを用いて、前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にするか否かを判断し、
前記画質に関する前記設定を受け付けていないとき、前記入力色相角と前記出力色相角とを用いて、前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にするか否かを判断しない、
請求項1に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 前記入力プロファイルの前記色空間内の第2指定色彩値と、前記第2指定色彩値と対応付けられた第2指定出力値とを含む前記指定データを受け付け、
前記第2指定色彩値の第2入力色相角と前記第2指定出力値で出力される第2出力色の第2出力色相角とを算出し、
前記第2入力色相角と前記第2出力色相角とを用いて、前記第2指定色彩値と前記第2指定出力値とを有効にするか否かを判断し、
判断した結果に基づいて、前記出力プロファイルを生成する、
請求項2に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 前記第2入力色相角と前記第2出力色相角との間の第2差分値と、前記閾値とを比較し、
前記第2差分値が前記閾値以上であり、前記入力色相角と前記出力色相角との前記差分値が、前記閾値より小さいとき、前記第2指定色彩値と前記第2指定出力値とを有効にしないと判断し、前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にすると判断し、
前記第2指定色彩値と前記第2指定出力値とを用いず、前記指定色彩値と前記指定出力値とを用いて前記出力プロファイルを生成する、
請求項4に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 前記指定色彩値、及び前記指定出力値を有効にしないと判断したとき、
前記指定色彩値、及び前記指定出力値を有効にしない旨の情報を出力する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 前記出力プロファイルは、複数の格子点と複数の出力値とを対応付けて構成され、
前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にすると判断したとき、
前記出力デバイスで生成されたカラーチャートを測色した複数の測色値と、前記測色値と対応する前記カラーチャート生成時の生成階調値とを対応付ける色域データを取得し、
取得した前記色域データと前記指定色彩値と前記指定出力値とを用いて、前記格子点に対応する前記出力値を生成し、
前記出力プロファイルを生成する、
請求項1に記載の出力プロファイルの生成方法。 - 入力プロファイルを用いて変換された画像データを、出力デバイスに対応する出力データに変換する出力プロファイルを生成するプロファイル生成装置であって、
前記入力プロファイルの色空間内の指定色彩値と、前記指定色彩値と対応付けられた指定出力値とを含む指定データを受け付ける受付部と、
前記受付部で受け付けられた前記指定データを取得し、前記指定色彩値の入力色相角と前記指定出力値で出力される出力色の出力色相角とを算出し、前記入力色相角と前記出力色相角とを用いて前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にするか否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果に基づいて、前記出力プロファイルを生成するプロファイル生成部と、
を備えるプロファイル生成装置。 - 予め定めた閾値を記憶する記憶部を備え、
前記判断部は、前記入力色相角と前記出力色相角との間の差分値が、前記閾値以上のとき、前記指定色彩値と前記指定出力値とを有効にしないと判断し、
前記プロファイル生成部は、前記指定色彩値と前記指定出力値とを用いないで前記出力プロファイルを生成する、
請求項8に記載のプロファイル生成装置。 - 前記判断部は、前記差分値が、前記閾値よりも小さいとき、前記指定出力値を有効にすると判断し、
前記プロファイル生成部は、
前記指定色彩値と前記指定出力値とを用いて前記出力プロファイルを生成する、
請求項9に記載のプロファイル生成装置。
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