JP5760649B2 - 色変換テーブル編集装置 - Google Patents

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本発明は、色変換テーブル編集装置に関する。
従来、ある出力装置(以下、「第1の出力装置」と記載)による色を、異なる出力装置(以下、「第2の出力装置」と記載)により再現するための色再現処理を行うカラーマネジメントシステムがある。カラーマネジメントシステムは、各々の出力装置の色変換テーブルを用いて、第1の出力装置により出力される色を、第2の出力装置で出力可能な色域に含まれる色で再現する。
また、カラーマネジメントシステムにおいて、第1の出力装置の色域と第2の出力装置の色域とを切り替え可能に表示し、各々の色域に対する調整を行うための色変換テーブル編集装置がある(例えば、特許文献1)。
特許第4347435号公報
ところで、第2の出力装置が本来有する色域、即ち、第1の出力装置の色の再現にとらわれずに色を出力するときの第2の出力装置の色域(以下、「第1の色域」と記載)に比して、第1の出力装置により出力される色を第2の出力装置により再現した場合の色域(以下「第2の色域」と記載)は狭くなる。また、第2の色域は、第1の色域に比して色域が狭いことにより、鮮やかさ等の見た目の良さが劣ることがある。
一方、色再現処理において、色の正確な再現よりも、鮮やかさ等の見た目の良さが優先される場合がある。このような場合、第1の色域のうち第2の色域において使用されていない色域を活用するよう第2の出力装置の色変換テーブルを編集することにより、見た目の良さを向上させることができる場合がある。
しかしながら、従来の色変換テーブル編集装置は、色再現後の出力を行う装置、即ち、第2の出力装置の色域を十分に活用することができなかった。なぜならば、従来の色変換テーブル編集装置では、第1の色域と第2の色域との差を確認することができず、ユーザは、第1の色域のうち第2の色域において使用されていない色域を把握することが困難だったからである。
本発明の課題は、色再現後の出力を行う装置の色域を十分に活用することができる色変換テーブル編集装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、第1の出力装置により出力される色を第2の出力装置により再現するための色変換テーブルを編集する色変換テーブル編集装置であって、前記第2の出力装置の色域を第1の色域として取得する第1の取得手段と、前記第1の出力装置により出力される色を前記第2の出力装置の色変換テーブルを用いて前記第2の出力装置により再現した場合の色域を第2の色域として取得する第2の取得手段と、前記第1の色域と前記第2の色域との差を色域の差として表示する表示手段と、前記表示手段により表示された前記色域の差の範囲内で、調整の対象とする前記第2の色域の1又は複数の色値と各色値の調整量の入力を受け付ける操作入力手段と、前記操作入力手段により受け付けた各色値を、前記操作入力手段により受け付けたそれぞれの調整量だけ調整し、前記第1の出力装置により出力される色を前記第2の出力装置の色変換テーブルを用いて前記第2の出力装置により再現した場合の色域が、前記色値を調整した後の第2の色域となるように、前記第2の出力装置の色変換テーブルを編集する編集手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の色変換テーブル編集装置であって、前記第1の色域と前記第2の色域との色値の差を表す複数の候補点を特定し、特定した各候補点を前記表示手段により表示させる表示制御手段を備え、前記操作入力手段は、前記調整の対象とする前記第2の色域の色値に対応する候補点の選択入力を受け付けることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の色変換テーブル編集装置であって、レッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー及びマゼンタの各色の色相について、前記第1の色域と前記第2の色域との差を算出する色差算出手段を備え、前記表示制御手段は、前記色差算出手段によりレッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー及びマゼンタのうち少なくともいずれか一つの色について算出された差を表す候補点を前記表示手段により表示させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の色変換テーブル編集装置であって、前記表示制御手段は、複数の前記候補点のうち、前記第1の色域と前記第2の色域との差がより大きい候補点を優先して示すリストを前記表示手段により表示させることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の色変換テーブル編集装置であって、前記操作入力手段は、前記調整の対象とする前記第2の色域の色値の範囲の入力を受け付け、前記編集手段は、前記操作入力手段により受け付けた前記範囲に対応する前記第2の色域の各色値を調整することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の色変換テーブル編集装置であって、前記表示手段は、前記範囲を表示することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の色変換テーブル編集装置であって、前記第1の出力装置の色域を第3の色域として取得する第3の取得手段を備え、前記表示手段は、前記第2の色域と前記第3の色域との差を表示することを特徴とする。
本発明によれば、色再現後の出力を行う装置の色域を十分に活用することができる。
本発明の一実施形態である色変換テーブル編集装置を含むカラーマネジメントシステムの主要構成の一例を示す図である。 色変換テーブル編集装置の主要構成の一例を示すブロック図である。 演算部の主要な機能の一例を示す機能ブロック図である。 DPの構成の一例を示す図である。 DLPの構成の一例を示す図である。 DP又はDP及びDLPを用いた第2の色域の取得例を示すイメージ図である。図6(a)は、DPを用いた第2の色域の取得例を示すイメージ図である。図6(b)は、DP及びDLPを用いた第2の色域の取得例を示すイメージ図である。 色変換テーブル編集画面の表示例を示す図である。 DPを用いた色変換テーブル編集処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の色域の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の色域の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 編集候補点の特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 DP及びDLPを用いた色変換テーブル編集処理の流れの一例を示すフローチャートである。 DLPを用いた第2の色域の表示処理の一例を示すフローチャートである。 変形例における色変換テーブル編集画面の表示例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である色変換テーブル編集装置10について、図面を用いて詳細に説明する。なお、実施形態は本発明の一例であり、これに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態である色変換テーブル編集装置10を含むカラーマネジメントシステム1の主要構成の一例を示す図である。
カラーマネジメントシステム1は、端末2、コントローラ3、画像形成装置4及び色変換テーブル編集装置10を備え、これらの各構成は、回線5により互いに通信可能に接続される。
端末2は、例えば、コンピュータであり、所定のプリンタドライバ等のソフトウェアを実行し、画像形成装置4による画像形成を行うためのデータ(プリントジョブ)を出力する。
コントローラ3は、端末2により出力されたプリントジョブに基づいて、画像形成装置4による画像形成が可能な形式の画像データを生成し、画像形成装置4に出力する。
具体的には、コントローラ3は、プリントジョブに含まれる画像データの元データに対して、色変換処理、スクリーニング、ラスタライズ等の各種の処理を施し、画像データを生成する。色変換処理とは、第1の出力装置の出力装置により出力される色を第2の出力装置により再現するために色変換テーブルを用いて色再現を行うための処理であり、例えば、コントローラ3は、画像形成装置4以外の出力装置の色を、画像形成装置4による印刷出力の色により再現するための色変換処理を行う。画像形成装置4以外の出力装置として、例えば、他の画像形成装置や、表示装置、その他の色を取り扱うあらゆる出力装置があげられる。
画像形成装置4は、コントローラ3により出力された画像データに基づいて画像形成を行う。
回線5は、例えば、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークの回線であり、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。
色変換テーブル編集装置10は、例えば、コントローラ3が色変換処理で用いる色変換テーブルの編集等、色変換テーブルに関する各種の処理を行う。
図2は、色変換テーブル編集装置10の主要構成の一例を示すブロック図である。
色変換テーブル編集装置10は、表示部11、操作入力部12、通信制御部13、命令部14、測定部15、及び演算部20等を備え、これらの各構成は、バス16を介して接続される。
表示部11は、例えば、液晶表示装置や有機エレクトロルミネッセンス(Electro-Luminescence:EL)表示装置等の表示装置を備え、色変換テーブル編集装置10が行う各種の処理内容に応じた表示を行う。
操作入力部12は、例えば、キーボードやマウス等の入力装置を備え、色変換テーブル編集装置10に対する各種の操作入力を受け付け、受け付けた入力内容に応じた電気信号を生じさせて出力する。演算部20は、操作入力部12を解して入力された内容に応じた処理を行う。
通信制御部13は、例えば、回線5を介した通信網との接続のためのインタフェースや、通信を行うための信号処理を行う回路(図示略)等を備え、有線又は無線LAN等の所定の通信規格により、回線5を介してカラーマネジメントシステム1の各機器と間で情報の通信制御を行う。
命令部14は、色を取り扱う出力装置(例えば、画像形成装置4等)に対して、色変換テーブルを作成するための色票(チャート)を出力させる命令(チャート出力命令)を出力する。
例えば、回線5を介して命令部14により画像形成装置4に対してチャート出力命令が出力された場合、画像形成装置4は、チャートを印刷出力する。
測定部15は、外部の測色器6と接続するためのインタフェース(図示略)等を備え、接続された測色器6を介してチャートに含まれる色を測定する。
ここで、測定部15による色の測定に用いるチャートは、例えば、命令部14によるチャート出力命令等に応じて出力されたチャートでもよいし、予め用意されたチャートでもよい。
演算部20は、例えば、図示しないCPU、RAM、ROM及びフラッシュメモリ等の記憶装置を備え、ROMや記憶装置に記憶された各種のプログラム、データ等を読み出して各種の処理を行う。
また、演算部20は、測定部15によるチャートの色の測定結果に基づいて、色変換テーブルを生成する。また、演算部20は、色変換テーブルに関する各種処理を行う。
図3は、演算部20の主要な機能の一例を示す機能ブロック図である。
演算部20は、第1色域取得部21、第2色域取得部22、色域表示制御部23、色差算出部24、編集候補点表示制御部25、編集点入力部26、編集量入力部27、編集範囲入力部28、編集演算部29及び保存部30を備える。
第1色域取得部21は、色変換テーブルに基づいて、第2の出力装置の色域(第1の色域)を取得する。
以下、本実施形態における色変換テーブルに基づく色域の取得の説明の一例として、ICC(International Color Consortium)プロファイルによるカラーマネジメント方法を用いた例を説明する。
ICCプロファイルによるカラーマネジメント方法において用いられる色変換テーブルとして、例えば、デバイスプロファイル(Device Profile:DP)や、デバイスリンクプロファイル(Device Link Profile:DLP)がある。以下、順次説明する。
図4は、DPの構成の一例を示す図である。
DPは、機種依存値と機種独立値との対応関係を示すルックアップテーブル(LookUp Table:LUT)である。
機種依存値は、特定の出力装置と対応する色値を示し、例えば、画像形成装置4で用いる色剤の色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(B))に対応する。なお、色剤の種類(例えば、CMYK等)等、色再現に用いる色空間が同一であっても、機種依存値は個々の出力装置により異なる。
機種独立値は、特定の出力装置によらない所定の色空間の色値を示す。機種独立値は、例えば、シーラブ(CIE L*a*b*)表色系等の所定の色空間に基づく色値である。
DPは、機種依存値から機種独立値を得るためのLUT(例えば、図4に示す「A2B」等)と、機種独立値から機種依存値を得るためのLUT(例えば、図4に示す「B2A」等)とを個別に有する。
また、図4に示すように、DPは、予め設定されたレンダリングインテントを有していてもよい。レンダリングインテントとして、例えば、自然な色再現を優先する「知覚」や、測色的な正しさを優先する「測色」、色の鮮やかさを優先する「彩度」等がある。レンダリングインテントを設定されたDPは、色再現のポリシーの違いに応じて個別に設けられた複数の機種依存値と機種独立値との対応関係を示すLUTを有する。
図5は、DLPの構成の一例を示す図である。
DLPは、異なる2つの機種依存値どうしの対応関係を示すルックアップテーブル(LUT)である。つまり、DLPは、異なる2つの出力装置の間で色を相互に変換することを可能とする色変換テーブルである。
演算部20は、画像形成装置4のチャートに基づいて生成した色変換テーブルや、他の出力装置のチャートに基づいて生成した色変換テーブル、予め設けられた色変換テーブル等、各種の色変換テーブルを記憶装置等に記憶している。
第1色域取得部21は、例えば、画像形成装置4の色変換テーブルに基づいて、画像形成装置4の色域を取得する。具体的には、第1色域取得部21は、画像形成装置4のDPを読み出し、画像形成装置4の機種依存色に応じた機種独立値を取得する。
第2色域取得部22は、色変換テーブルに基づいて、色再現の基準となる色域を取得する。即ち、第2色域取得部22は、第1の出力装置により出力される色を前記第2の出力装置により再現した場合の色域(第2の色域)を取得する。
第2色域取得部22は、DP又はDP及びDLPを用いて第2の色域を取得することができる。
DPを用いて第2の色域を取得する場合、図6(a)に示すように、第2色域取得部22は、第1の出力装置のDPにより、第1の出力装置の機種依存値に対応する機種独立値を得る。次に、得られた機種独立値と第2の出力装置のDPとに基づいて、得られた機種独立値に対応する第2の出力装置の機種依存値を取得する。そして、第2色域取得部22は、得られた第2の出力装置の機種依存値と、第2の出力装置のDPとに基づいて、得られた第2の出力装置の機種依存値に対応する機種独立値を第2の色域として取得する。なお、第1の出力装置のDPは、ソースプロファイル又はターゲットプロファイルと呼ばれる。また、第2の出力装置のDPは、デスティネーションプロファイル又はプリンタープロファイルと呼ばれる。
一方、DP及びDLPを用いて第2の色域を取得する場合、図6(b)に示すように、第2色域取得部22は、第1の出力装置の機種依存値と第2の出力装置の機種依存値とを対応付けたDLPにより、第1の出力装置の機種依存値に対応する第2の出力装置の機種依存値を取得する。そして、第2色域取得部22は、得られた第2の出力装置の機種依存値と、第2の出力装置のDPとに基づいて、得られた第2の出力装置の機種依存値に対応する機種独立値を第2の色域として取得する。
本実施形態の色変換テーブル編集装置10は、第1の出力装置の色変換テーブルとして、例えば、図示しない他の画像形成装置(例えば、オフセット印刷機等)の色変換テーブルや、一般的に知られる所定のプロファイル(例えば、JapanColor(登録商標)等)を用いることができる。演算部20は、図示しない他の画像形成装置のチャートの測色結果に応じたDPを生成することができる。また、演算部20は、図示しない他の画像形成装置のチャートの測色結果と、画像形成装置4のチャートの測色結果に基づいて、図示しない他の画像形成装置と画像形成装置4との間で相互に色変換を行うためのDLPを生成することができる。また、演算部20は、予め用意された所定のDP(例えば、JapanColor(登録商標)のDP等)を用いることもできる。
色域表示制御部23は、第1色域取得部21及び第2色域取得部22により取得された色域を表示部11に表示させる。具体的には、色域表示制御部23は、色変換テーブル編集画面において、第1色域取得部21及び第2色域取得部22により取得された色域を表示させる。
図7は、色変換テーブル編集画面の表示例を示す図である。
図7に示すように、色変換テーブル編集画面は、色域を表示するための領域(色域ビュー)を有する。色域ビューは、機種独立値の色空間(例えば、CIE L*a*b*等)に対応した表示方法で色域を表示する領域である。図7に示す例では、色域ビューは、a*−b*平面により色域を表示しているが、他の平面(L*−a*平面や、L*−b*平面)や、3D(L*−a*−b*色空間)による表示を行うこともできる。色域ビューの表示方法の変更は、例えば、図7に示す「表示空間」のボタン選択により行うことができる。
図7に示すように、色域表示制御部23は、第1色域取得部21により取得された第1の色域を示す六角形状の枠H1と、第2色域取得部22により取得された第2の色域を示す六角形状の枠H2とを色域ビューに表示させる。ここで、第1の色域を示す枠H1と、第2の色域を示す枠H2との間の空間、即ち、色域ビューにおける枠H1と枠H2との離間の度合いが、第1の色域と第2の色域との差(色域の差)として表示される。
色差算出部24は、所定の特定基準に基づいて、第2の色域と第1の色域との差を算出する。
具体的には、色差算出部24は、例えば、a*−b*平面におけるレッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の各々の単色の色相及びこれらの単色のうち隣り合う色どうしの中間点に対応する色相の各々について、第1の色域と第2の色域との差(色差d)を算出する。
なお、レッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の各々の単色の色相及びこれらの単色のうち隣り合う色どうしの中間点に対応する色相は、全ての色相を平面上の0度から360度の角度で表した場合、レッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)がそれぞれ60度刻みで360度を区切る色相となり、単色のうち隣り合う色どうしの中間点は、さらに隣り合う色どうしを2分することとなる。つまり、レッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の各々の単色の色相及びこれらの単色のうち隣り合う色どうしの中間点に対応する色相は、全ての色相を30度単位で区切る。
編集候補点表示制御部25は、所定の特定基準に基づいて、第2の色域と第1の色域との差を示す候補点を、表示部11に表示された色変換テーブル編集画面に表示させる。
具体的には、編集候補点表示制御部25は、例えば、レッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の各々の単色の色相及びこれらの単色のうち隣り合う色どうしの中間点に対応する色相の各々について、色差算出部24により算出された第1の色域と第2の色域との差の値がより大きい所定数(例えば、6つ)の色差に対応する色値を編集候補点として特定し、編集候補点を表示する。編集候補点は、後述する第2の色域の編集を行う際に利用可能なナビゲーション要素として機能する。
本実施形態では、レッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の各々の単色及びこれらの単色のうち隣り合う色どうしの中間点に対応する色のうち、色差算出部24により算出された第1の色域と第2の色域との差がより大きい所定数(例えば、6つ)の編集候補点を表示する。
図7に示す例の場合、六つの編集候補点Q1〜Q6が第2の色域を示す枠H2に重畳するように表示されている。また、当該六つの編集候補点Q1〜Q6に対応するように、編集限界点R1〜R6が第1の色域を示す枠H1に重畳するように表示されている。
編集限界点R1〜R6は、各々が、編集候補点Q1〜Q6の各々について色域を拡大することができる限界の色値を示す。言い換えれば、第2の色域の編集において、ユーザは、編集候補点Q1に対応する色値を、当該編集候補点Q1の色値から、編集限界点R1の色値までの範囲内で変化させることができる。同様に、第2の色域の色値の編集においてユーザは、第1の色域と第2の色域の差の範囲内で第2の色域を調整することができる。
編集候補点の表示に係る処理についてより具体的に説明すると、色差算出部24は、所定の角度(例えば、上記の30度単位)で区切られた色相のいずれかにおいて、彩度が最も高くなる色値を、第1の色域及び第2の色域の各々について特定する。ここで、特定された第1の色域の色値を色値nとし、第2の色域を色値mとする。そして、色差算出部24は、色値mと色値nとの差異(色差d)を算出し、算出された色差dを、色相における最大の色差とする。色差算出部24は、所定の角度で区切られた色相を構成する全ての色相について、色値n、色値m、色差dの算出を行い、各々の色相の最大の色差を算出する。そして、編集候補点表示制御部25は、算出された最大の色差のうち、より大きい所定数(例えば、6つ)の色差を示す第2の色域の色値mを、編集候補点とし、編集候補点とされた色値mに対応する色値nを編集限界点とし、色変換テーブル編集画面に表示させる。ここで、色差dの値の大きさは、色域ビューにおいて、編集候補点と編集限界点との間の距離の大きさに対応する。本実施形態では、各々の編集候補点から当該編集候補点の編集限界点に向かう矢印が表示される。つまり、当該矢印が各々の編集候補点について調整(拡大)可能な色域の範囲を示唆する。
編集点入力部26、編集量入力部27及び編集範囲入力部28は、操作入力部12等を介して行われた、第1の色域と第2の色域の差の範囲内における第2の色域に対する調整の入力を受け付ける。
編集点入力部26は、複数の編集候補点の中から第2の色域の調整に用いる候補点を選択する。
具体的には、編集点入力部26は、色変換テーブル編集画面に表示された編集候補点のうち、いずれかの編集候補点に対する選択を受け付け、色変換テーブル編集画面に反映する。編集候補点の選択は、例えば、色域ビューに表示された編集候補点のいずれかに対する選択入力や、図7に示す色変換テーブル編集画面の「大色差領域より選択」のプルダウンメニューを用いた選択等により行うことができる。「大色差領域より選択」のプルダウンメニューは、例えば、色差dがより大きい編集候補点が含まれる色相(Area)をより上に表示する。
また、編集点入力部26は、図7に示すように、選択された編集候補点に応じた入力デバイス値及び出力デバイス値を色変換テーブル編集画面に表示させる。ここで、入力デバイス値は、第1の出力装置の色値を示す。また、出力デバイス値は、第2の出力装置の色値を示す。つまり、編集点入力部26は、選択された編集候補点に応じた色値を、第1の出力装置の色値及び第2の出力装置の色値で示す。
編集量入力部27は、選択された編集候補点に基づいた第2の色域の調整量を決定する。
具体的には、編集量入力部27は、図7に示す補正量の数値を決定する。例えば、図7に示す「鮮やかにする」のボタンがユーザにより操作された場合、編集量入力部27は、選択された編集候補点の色値を、当該編集候補点に対応する編集限界点の色値とした場合の色値の調整量(例えば、C、M、Y、Kの各々の色値の調整量)を、図7に示す補正量の数値に設定する。また、図7に示す補正量の各々の色の数値は、ユーザにより個別に指定入力されてもよい。この場合、編集量入力部27は、指定入力された値を補正量の各々の色の数値に設定する。
編集範囲入力部28は、第2の色域の調整の範囲(補正範囲)を指定する。
具体的には、編集範囲入力部28は、選択された編集候補点の色値と、色変換テーブル編集画面における入力操作に応じて設定された所定の補正範囲とに応じて補正範囲を決定する。本実施形態では、所定の補正範囲として、例えば、「狭い」、「普通」及び「広い」の文字列により表される補正範囲が予め設定されている。
ここで、「狭い」とは、編集候補点の色値を中心としてΔE=10に含まれる色域を示す。また、「普通」とは、編集候補点の色値を中心としてΔE=20に含まれる色域を示す。また、「広い」とは、編集候補点の色値を中心としてΔE=30に含まれる色域を示す。ΔEは、シーラブ表色系の色空間におけるユークリッド距離を示す。これらの所定の補正範囲の名称と、その具体的な内容とは予め設けられたデータにより定められ、ROMや記憶装置に記憶されている。これらの所定の補正範囲の表現やその具体的内容はあくまで一例であり、これに限られるものではない。
色変換テーブル編集画面において、ユーザにより「狭い」、「普通」又は「広い」の補正範囲のいずれかが選択されると、編集範囲入力部28は、選択された編集候補点の色値と、選択された補正範囲とに応じて、具体的に編集対象となる色域を決定する。
編集演算部29は、第1の出力装置により出力される色を第2の出力装置の色変換テーブルを用いて第2の出力装置により再現した場合の色域が調整後の第2の色域となるように、第2の出力装置の色変換テーブルを編集する。
具体的には、編集演算部29は、例えば、編集点入力部26、編集量入力部27及び編集範囲入力部28により受け付けられた入力内容に応じて編集対象となった色域を編集するための演算を行う。まず、編集演算部29は、編集点入力部26により設定された出力デバイス値及び編集量入力部27により設定された補正量に応じて、編集量に応じた色値の編集が行われた出力デバイス値を編集後出力デバイス値として算出し、色変換テーブル編集画面に反映する。また、編集演算部29は、選択された編集候補点と編集範囲入力部28により設定された補正範囲とに応じた色域に含まれる各色値についても、候補点と同様に編集後の色値を算出する。そして、編集演算部29は、算出された編集後の色値に対応する色再現がなされるように、第2の出力装置のDPのLUTのうち第2の色域の取得に用いたB2AのLUT又はDLPのLUTを編集、調整する。
本実施形態では、演算部20は、入力デバイス値に応じた色を色変換テーブル編集画面の入力デバイス色表示窓W1に表示させ、出力デバイス値に応じた色を色変換テーブル編集画面の出力デバイス色表示窓W2に表示させ、編集後出力デバイス値に応じた色を色変換テーブル編集画面の編集後出力デバイス色表示窓W3に表示させる。即ち、演算部20は、色再現の基準となる色を入力デバイス色表示窓W1に表示させ、色域の調整前の再現色を出力デバイス色表示窓W2に表示させ、色域の調整後の再現色を編集後出力デバイス色表示窓W3に表示させる。
保存部30は、編集演算部29により編集された色変換テーブルを保存する。
具体的には、保存部30は、例えば、編集演算部29により変更されたLUTが反映された画像形成装置4のDPや、画像形成装置4と他の出力装置との間における色変換のためのDLP等を、演算部20の記憶装置等に記憶させる。
なお、本実施形態の色変換テーブル編集装置10が受け付ける色変換テーブルの編集内容は、編集候補点を用いた編集に限らない。例えば、ユーザの入力操作により、編集候補点以外の色値が編集対象として指定されると、編集点入力部26は、上記の編集候補点に代えて、編集対象として指定された色値(編集点)に応じた入力デバイス値及び出力デバイス値を色変換テーブル編集画面に表示させる。そして、編集演算部29は、編集点入力部26により設定された出力デバイス値及び編集量入力部27により設定された補正量に応じて、編集量に応じた色値の編集が行われた出力デバイス値を編集後出力デバイス値として算出し、色変換テーブル編集画面に反映する。そして、編集演算部29は、指定された編集点と編集範囲入力部28により設定された補正範囲とに応じた色域に含まれる各色値についても、候補点と同様に編集後の色値を算出する。
また、本実施形態の色変換テーブル編集装置10は、編集候補点の表示を行うか否かの選択が可能である。具体的には、色変換テーブル編集装置10は、ユーザにより設定された編集候補点の表示を行うか否かの設定を、演算部20の記憶装置等に記憶させる。
編集候補点の表示を行う設定がなされている場合、編集候補点表示制御部25は、編集候補点の特定及び表示のための処理を行う。一方、編集候補点の表示を行う設定がなされていない場合、編集候補点表示制御部25は、編集候補点の特定及び表示のための処理を行わない。
以下、図8及至図13のフローチャートを参照して、演算部20による処理の流れを説明する。
まず、DPを用いた色変換テーブル編集処理の流れについて、図8のフローチャートを参照して説明する。
演算部20は、編集対象とする第2の出力装置のDP(例えば、画像形成装置4のDP)を読み出す(ステップS1)。次に、演算部20は、色再現の基準となる第1の出力装置のDPを読み出す(ステップS2)。そして、演算部20は、ユーザによるレンダリングインテントの選択(ステップS3)に応じて、読み出したDPにおいて参照するLUTを決定し、第1色域取得部21が第1の色域の表示処理(ステップS4)を行う。
ここで、第1の色域の表示処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、第1色域取得部21は、第1の色域の色域立体を構成するデータ(色域立体情報)を格納するためのメモリ領域を確保し、第1の色域の色域立体情報を初期化する(ステップS21)。色域立体情報の初期化とは、機種独立値の色空間(例えば、L*−a*−b*の3D色空間)において第1の色域を示すための色域立体を構成する色値情報を全てクリアすることであり、一般的な初期化処理である。
次に、第1色域取得部21は、第2の出力装置のDPのうち、A2BのLUTを用いて、第2の出力装置の機種依存値(例えば、CMYK色空間における色値)から機種独立値(例えば、L*a*b*の値)を算出する(ステップS22)。
次に、第1色域取得部21は、算出された機種独立値が、第1の色域の表示処理において既に算出された機種独立値により構成される色域立体に含まれるか否か判定する(ステップS23)。ここで、算出された機種独立値が、第1の色域の表示処理において既に算出された機種独立値により構成される色域立体に含まれない場合(ステップS23:NO)、第1色域取得部21は、算出された機種独立値により色域立体情報を更新する(ステップS24)。
その後、第1色域取得部21は、第2の出力装置の機種依存値における全ての色について機種独立値を算出したか否か判定する(ステップS25)。ここで、第2の出力装置の機種依存値における全ての色について機種独立値を算出した場合(ステップS25:YES)、第1色域取得部21は、色域立体情報に基づいて、色変換テーブル編集画面の「表示空間」の設定による色域ビューの空間に対応した色域立体の枠(枠H1)を色域ビューに表示させ(ステップS26)、第1の色域の表示処理を終了する。一方、第2の出力装置の機種依存値における全ての色について機種独立値を算出していない場合(ステップS25:NO)、第1色域取得部21は、処理をステップS22に移行する。
なお、ステップS23にて、算出された機種独立値が、第1の色域の表示処理において既に算出された機種独立値により構成される色域立体に含まれる場合(ステップS23:YES)、第1色域取得部21は、処理をステップS25に移行する。
第1の色域の表示処理の終了後、第2色域取得部22は、第1の出力装置のDP及び第2の出力装置のDPを用いて、第2の色域の表示処理(ステップS5)を順次行う。
ここで、第2の色域の表示処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、第2色域取得部22は、第2の色域の色域立体を構成するデータ(色域立体情報)を格納するためのメモリ領域を確保し、第2の色域の色域立体情報を初期化する(ステップS31)。
次に、第2色域取得部22は、第1の出力装置のDPのうち、A2BのLUTを用いて、第1の出力装置の機種依存値(例えば、CMYK色空間における色値)から機種独立値(例えば、L*a*b*の値)を算出する(ステップS32)。次に、第2色域取得部22は、第2の出力装置のDPのうち、B2AのLUTを用いて、算出された機種独立値から第2の出力装置の機種依存値(例えば、CMYK色空間における色値)を算出する(ステップS33)。さらに、第2色域取得部22は、第2の出力装置のDPのうち、A2BのLUTを用いて、算出された第2の出力装置の機種依存値から機種独立値(例えば、L*a*b*の値)を算出する(ステップS34)。
次に、第2色域取得部22は、算出された機種独立値が、第2の色域の表示処理において既に算出された機種独立値により構成される色域立体に含まれるか否か判定する(ステップS35)。ここで、算出された機種独立値が、第2の色域の表示処理において既に算出された機種独立値により構成される色域立体に含まれない場合(ステップS35:NO)、第2色域取得部22は、算出された機種独立値により色域立体情報を更新する(ステップS36)。
その後、第2色域取得部22は、第1の出力装置の機種依存値における全ての色について機種独立値を算出したか否か判定する(ステップS37)。ここで、第1の出力装置の機種依存値における全ての色について機種独立値を算出した場合(ステップS35:YES)、第2色域取得部22は、色域立体情報に基づいて、色変換テーブル編集画面の「表示空間」の設定による色域ビューの空間に対応した色域立体の枠(枠H2)を色域ビューに表示させ(ステップS38)、第2の色域の表示処理を終了する。一方、第1の出力装置の機種依存値における全ての色について機種独立値を算出していない場合(ステップS37:NO)、第2色域取得部22は、処理をステップS32に移行する。
なお、ステップS35にて、算出された機種独立値が、第2の色域の表示処理において既に算出された機種独立値により構成される色域立体に含まれる場合(ステップS35:YES)、第2色域取得部22は、処理をステップS37に移行する。
第2の色域の表示処理の終了後、演算部20は、編集候補点を表示する設定がなされているか否か判定する(ステップS6)。ここで、編集候補点を表示する設定がなされている場合(ステップS6:YES)、色差算出部24及び編集候補点表示制御部25は、編集候補点の特定処理を行う(ステップS7)。
ここで、編集候補点の特定処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
まず、色差算出部24は、レッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の各々の単色の色相及びこれらの単色のうち隣り合う色どうしの中間点に対応する色相のいずれかの中で、色相の最大の色差の算出がまだ完了していない色相のうちいずれか一つを処理対象の色相とする(ステップS41)。
次に、色差算出部24は、処理対象の色相について、第2の色域の色域立体情報により構成される色域で彩度が最も高い色値mを特定する(ステップS42)。また、色差算出部24は、処理対象の色相について、第1の色域の色域立体情報により構成される色域で彩度が最も高い色値nを特定する(ステップS43)。そして、色差算出部24は、色値mと色値nとの差異(色差d)を算出し、その色相の最大の色差とする(ステップS44)。
次に、色差算出部24は、全ての色相について、色相の最大の色差を算出したか否かを判定する(ステップS45)。ここで、全ての色相について、色相の最大の色差を算出していない場合(ステップS45:NO)、色差算出部24は、処理をステップS41に移行する。
一方、ステップS45にて、全ての色相について、色相の最大の色差を算出した場合(ステップS45:YES)、編集候補点表示制御部25は、算出された各色相の最大の色差のうち、色差dがより大きい所定数の色相における色値mを編集候補点とし、編集候補点を色変換テーブル編集画面に表示させ(ステップS46)、処理を終了する。
編集候補点の特定処理後、編集点入力部26は、ユーザの入力操作により編集候補点が選択されたか否か判定する(ステップS8)。ここで、編集候補点が選択された場合(ステップS8:YES)、編集点入力部26は、選択された編集候補点の色値を取得する(ステップS9)。一方、ステップS6にて編集候補点を表示する設定がなされていない場合(ステップS6:NO)や、ステップS8にて編集候補点が選択されなかった場合(ステップS8:NO)、編集点入力部26は、ユーザの入力操作により指定された第2の色域内の編集点の色値を取得する(ステップS10)。
次に、編集量入力部27が、色変換テーブル入力画面においてユーザの入力操作等に応じて補正量を設定する(ステップS11)。また、編集範囲入力部28が、色変換テーブル入力画面においてユーザの入力操作等に応じて補正範囲を設定する(ステップS12)。
次に、編集演算部29が、編集点入力部26により取得された色値(例えば、設定された出力デバイス値等)、編集量入力部27により設定された補正量、編集範囲入力部28により設定された補正範囲を用いて、編集後の色値に対応したDPのLUTを算出する(ステップS13)。
そして、保存部30が、編集演算部29により算出された編集後の色値に対応したDPのLUTを反映した第2の出力装置のDPを保存し(ステップS14)、処理を終了する。
次に、DP及びDLPを用いた色変換テーブル編集処理の流れについて、図12のフローチャートを参照して説明する。ここで、図8に示すDPを用いた色変換テーブル編集処理の流れと同様の処理については、同じステップ番号を付して説明を省略する。
演算部20は、編集対象とするDLP(例えば、図示しない他の画像形成装置と画像形成装置4との間で相互に色変換を行うためのDLP)を読み出す(ステップS51)。
次に、演算部20は、色再現の基準となる第1の出力装置のDPを読み出す(ステップS2)。そして、演算部20は、第1色域取得部21が第1の色域の表示処理を行う(ステップS4)。
第1の色域の表示処理後、第2色域取得部22は、DLPを用いた第2の色域の表示処理を行う(ステップS52)。
ここで、DLPを用いた第2の色域の表示処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。なお、図10に示す第2の色域の表示処理と同様の処理については、同じステップ番号を付して説明を省略する。
第2色域取得部22は、第2の色域の色域立体を構成するデータ(色域立体情報)を格納するためのメモリ領域を確保し、第2の色域の色域立体情報を初期化する(ステップS31)。
次に、第2色域取得部22は、DLPを用いて、第1の出力装置の機種依存値(例えば、CMYK色空間における色値)から第2の出力装置の機種依存値(例えば、CMYK色空間における色値)を算出する(ステップS61)。その後、第2色域取得部22は、第2の出力装置のDPのうち、A2BのLUTを用いて、算出された第2の出力装置の機種依存値から機種独立値(例えば、L*a*b*の値)を算出する(ステップS34)。ステップS34からステップS38に係る処理の流れは、図10に示す第2の色域の表示処理の流れと同様である。ただし、DLPを用いた第2の色域の表示処理では、ステップS37にて、第1の出力装置の機種依存値における全ての色について機種独立値を算出していない場合(ステップS37:NO)、第2色域取得部22は、処理をステップS61に移行する。
DLPを用いた第2の色域の表示処理後、演算部20は、候補点を表示する設定がなされているか否か判定する(ステップS6)。ステップS6〜ステップS12に係る処理の流れは、図8に示すDPを用いた色変換テーブル編集処理の流れと同様である。
DP及びDLPを用いた色変換テーブル編集処理では、ステップS12の処理後、編集演算部29が、編集点入力部26により取得された色値(例えば、設定された出力デバイス値等)、編集量入力部27により設定された補正量、編集範囲入力部28により設定された補正範囲を用いて、編集後の色値に対応したDLPのLUTを算出する(ステップS53)。保存部30が、編集演算部29により算出された編集後の色値を反映したDLPを保存し(ステップS54)、処理を終了する。
以上、本実施形態の色変換テーブル編集装置10によれば、第1色域取得部21が、第2の出力装置の色域を第1の色域として取得し、第2色域取得部22が、第1の出力装置により出力される色を第2の出力装置により再現した場合の色域を第2の色域として取得し、色域表示制御部23が、第1の色域と第2の色域との差を色域の差として表示するので、第1の色域と第2の色域との差を表示部11の表示内容により明確に確認することができる。さらに、編集点入力部26、編集量入力部27及び編集範囲入力部28が、表示された色域の差に基づいて、第2の色域に対する調整の入力を受け付け、編集演算部29が、第1の出力装置により出力される色を第2の出力装置の色変換テーブルを用いて第2の出力装置により再現した場合の色域が調整後の第2の色域となるように、第2の出力装置の色変換テーブルを編集するので、ユーザは、第2の色域を第1の色域の範囲内、即ち、第2の出力装置の色域の範囲内で容易に調整することができ、色再現後の出力を行う装置、即ち、第1の出力装置により出力される色を再現する第2の出力装置の色域を十分に活用することができる。
また、編集候補点表示制御部25が、所定の特定基準に基づいて、第1の色域と第2の色域との差を示すための候補点(例えば、編集候補点Q1〜Q6、編集限界点R1〜R6等)を表示させるので、表示部11は、第1の色域と第2の色域との差を具体的に表示することができ、第2の色域を編集するに際して編集の対象とする第2の色値や編集の目標とする第1の色域に含まれる色値を具体的に示すことができる。即ち、候補点により、第2の色域の編集をより容易に行うための情報提供を行うことができる。
また、色差算出部24は、レッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の色に基づいて、第1の色域と前記第2の色域との差を算出し、編集候補点表示制御部25は、算出された差のうち、少なくとも、レッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー、マゼンタのいずれか一つの色に基づく色域の差を候補点として表示するので、候補点を用いた第2の色域の編集により色の再現結果が変化する色をより明確に示すことができ、ユーザに対して第2の色域の編集をより容易に行うことが可能な色変換テーブル編集装置10を提供することができる。
また、操作入力部12を介して行われるユーザの入力内容に応じて、編集点入力部26が候補点を選択し、選択された候補点に基づいた第2の色域の調整量を編集量入力部27が決定するので、候補点を用いた第2の色域の調整をより具体的に行うことができ、ユーザに対して第2の色域の編集をより容易に行うことが可能な色変換テーブル編集装置10を提供することができる。
また、編集範囲入力部28が、所定の調整範囲に基づいて第2の色域の調整の範囲を指定するので、第2の色域の編集において特定の色値に限らず、複数の色に対応する色域を含む範囲に対して色域の調整を行うことができ、ユーザに対して第2の色域の編集をより容易に行うことが可能な色変換テーブル編集装置10を提供することができる。
なお、本発明の実施の形態は、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(変形例)
図14は、変形例における色変換テーブル編集画面の表示例を示す図である。上記の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
変形例における編集候補点表示制御部25は、図14に示すように、第1の色域と第2の色域との差がより大きい候補点を優先して示すリストLを表示する。
リストLは、例えば、色域ビューにおいて表示された編集候補点のうち、第1の色域の色値nと第2の色域の色値mとの差(色差d)がより大きいものを上から順に表示する。図14に示すリストLは、各々の編集候補点の入力デバイス値を示す入力点、当該入力点に対応する機種独立値(例えば、シーラブ表色系の色空間における値)及び色差dの値を対応付け、色差dが大きいものから順に番号(Num)を付して表示しているが、あくまで一例であり、これに限られるものではない。
また、変形例における編集範囲入力部28は、指定された第2の色域の調整の範囲(補正範囲)を表示部11に表示させる。
編集範囲入力部28は、例えば、図14に示すように、選択された編集候補点の色値と、色変換テーブル編集画面における入力操作に応じて設定された所定の補正範囲とに応じて決定された補正範囲の外周を示す枠H3を色変換テーブル編集画面の色域ビューにおいて表示させる。
以上、変形例によれば、編集候補点表示制御部25が、複数の候補点のうち、第1の色域と第2の色域との差がより大きい候補点を優先して示すリストを表示するので、第1の色域を基準として編集の余地がより大きい第2の色域の色値を具体的に示すことができ、第2の色域の編集による第2の出力装置の色域の十分な活用を助ける情報提供を行うことができる。
また、編集範囲入力部28が、指定された第2の色域の調整の範囲(補正範囲)を表示するので、表示部11の表示内容により編集により色が変化する色域の範囲を明確に確認することができ、第2の色域の編集をより容易に行うための情報提供を行うことができる。
また、色変換テーブル編集装置は、第1の出力装置の色域を第3の色域として取得して、第2の色域と前記第3の色域との差を表示するようにしてもよい。
具体的には、例えば、第1の出力装置の色変換テーブル(例えば、DP等)に基づいて第1の出力装置の色域を取得する機能を演算部20に設け、当該機能により取得された第1の出力装置の色域を第3の色域として色域ビューに表示させる。この場合、例えば、図7、図14に示すように、第3の色域を示す枠H4が、第2の色域を示す枠H2と共に表示されることにより、第2の色域と前記第3の色域との差が示されることとなる。ここで、枠H2、枠H4による色域の表示の差に限らず、第1の色域の色値と第2の色域の色値との差を示すための候補点やリスト等と同様の仕組みにより、第2の色域の色値と第3の色域の色値との差を示すための別の候補点やリスト等を表示するようにしてもよい。
第2の色域と前記第3の色域との差を表示することにより、第2の出力装置により第1の出力装置の色を再現した場合の色域(第2の色域)を調整する際に、第2の出力装置の色域(第1の色域)だけでなく、色再現の基準となる第1の出力装置の色域(第3の色域)を考慮して色域を調整することができ、第2の出力装置の色域の十分な活用と、第1の出力装置の色の再現と、を両立して色域の編集を行うことができる。
また、上記の実施形態では、全ての色相をレッド(R)、イエロー(Y)、グリーン(G)、シアン(C)、ブルー(B)、マゼンタ(M)の各々の単色の色相及びこれらの単色のうち隣り合う色どうしの中間点に対応する色相を基準とする30度単位で区切っているが、一例であり、これに限られるものではない。色相を区切る角度の値や色の基準は任意に設定することができる。
また、上記の実施形態では、予め定められた補正範囲(例えば、「狭い」、「普通」、「広い」等)を用いているが、編集範囲入力部28は、補正範囲を決定するためのユーザによる入力操作(例えば、色域を調整する範囲を指定するための数値等)に応じて補正範囲を決定するようにしてもよい。
また、上記の実施形態における機種依存値の色空間や機種独立値の色空間はあくまで一例であり、これに限られるものではない。例えば、国際照明委員会(Commission internationale de leclairage、:CIE)が定める各種の表色系による色空間や、RGB、CMY及びこれらに基づく各種の色空間、YIQ、YCbCr、YPbPr等、プロファイルとして取り扱うことが可能な色空間であればよい。
1 カラーマネジメントシステム
4 画像形成装置
6 測色器
10 色変換テーブル編集装置
11 表示部
12 操作入力部
14 命令部
15 測定部
20 演算部
21 第1色域取得部
22 第2色域取得部
23 色域表示制御部
24 色差算出部
25 編集候補点表示制御部
26 編集点入力部
27 編集量入力部
28 編集範囲入力部
29 編集演算部
30 保存部

Claims (7)

  1. 第1の出力装置により出力される色を第2の出力装置により再現するための色変換テーブルを編集する色変換テーブル編集装置であって、
    前記第2の出力装置の色域を第1の色域として取得する第1の取得手段と、
    前記第1の出力装置により出力される色を前記第2の出力装置の色変換テーブルを用いて前記第2の出力装置により再現した場合の色域を第2の色域として取得する第2の取得手段と、
    前記第1の色域と前記第2の色域との差を色域の差として表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記色域の差の範囲内で、調整の対象とする前記第2の色域の1又は複数の色値と各色値の調整量の入力を受け付ける操作入力手段と、
    前記操作入力手段により受け付けた各色値を、前記操作入力手段により受け付けたそれぞれの調整量だけ調整し、前記第1の出力装置により出力される色を前記第2の出力装置の色変換テーブルを用いて前記第2の出力装置により再現した場合の色域が、前記色値を調整した後の第2の色域となるように、前記第2の出力装置の色変換テーブルを編集する編集手段と、
    を備えることを特徴とする色変換テーブル編集装置。
  2. 前記第1の色域と前記第2の色域との色値の差を表す複数の候補点を特定し、特定した各候補点を前記表示手段により表示させる表示制御手段を備え、
    前記操作入力手段は、前記調整の対象とする前記第2の色域の色値に対応する候補点の選択入力を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の色変換テーブル編集装置。
  3. レッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー及びマゼンタの各色の色相について、前記第1の色域と前記第2の色域との差を算出する色差算出手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記色差算出手段によりレッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー及びマゼンタのうち少なくともいずれか一つの色について算出された差を表す候補点を前記表示手段により表示させることを特徴とする請求項2に記載の色変換テーブル編集装置。
  4. 前記表示制御手段は、複数の前記候補点のうち、前記第1の色域と前記第2の色域との差がより大きい候補点を優先して示すリストを前記表示手段により表示させることを特徴とする請求項2又は3に記載の色変換テーブル編集装置。
  5. 前記操作入力手段は、前記調整の対象とする前記第2の色域の色値の範囲の入力を受け付け、
    前記編集手段は、前記操作入力手段により受け付けた前記範囲に対応する前記第2の色域の各色値を調整することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の色変換テーブル編集装置。
  6. 前記表示手段は、前記範囲を表示することを特徴とする請求項に記載の色変換テーブル編集装置。
  7. 前記第1の出力装置の色域を第3の色域として取得する第3の取得手段を備え、
    前記表示手段は、前記第2の色域と前記第3の色域との差を表示することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の色変換テーブル編集装置。
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