JP2023114811A - クランプセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】測定対象物の外周を囲む2つの導体の接触不良の可能性を低下可能なクランプセンサを提供する。【解決手段】クランプセンサ10は、回動軸51を中心として回動し、測定対象物60を挟むクランプアーム30,40と、クランプアーム30,40に設けられて測定対象物60の被測定量を測定する第1電極71及び第2電極72と、測定対象物60の外周面60Aと対向するようにクランプアーム30に設けられ、第1接触部30Aaを有する第1シールド導体30Aと、測定対象物60の外周面60Aと対向するようにクランプアーム40に設けられ、第2接触部40Aaを有する第2シールド導体40Aと、を備える。第1接触部30Aa及び第2接触部40Aaは、第2接触部40Aaが第1接触部30Aaに押圧されて第2接触部40Aaが弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、測定対象物をクランプして当該測定対象物の被測定量を測定するクランプセンサに関する。
従来、この種のクランプセンサとして、例えば、特許文献1(特開2018-13500号公報)に記載されたものが知られている。特許文献1には、回動軸からの長さが異なる一対のクランプアーム(クリップ片ともいう)を互いに近づく方向に回動軸を中心として回動させることで、当該一対のクランプアームの間で測定対象物である電線を挟持する構造が記載されている。この構造によれば、直径が異なる複数種の電線をより確実に挟持して、当該電線の測定量、例えば、当該電線に印加された電圧や当該電線を流れる電流を測定することができる。
特開2018-13500号公報
測定中の電線の外周を、電磁波シールドや電極で囲むことが求められる場合がある。この場合、特許文献1に記載されたクランプセンサでは、各クランプアームに電磁波シールドや電極が設けられる。しかし、特許文献1に記載されたクランプセンサでは、電線の直径が大きい場合に、一対のクランプアームが互いに離れる。これにより、各クランプアームに設けられた電磁波シールドや電極の間に隙間が生じる。その結果、当該隙間を介してのノイズの影響によるシールド性能の低下や、電極を介した電線の測定精度の低下が生じるおそれがある。
そこで、例えば、電線の外周を囲むための第3のクランプアームを設けることが考えられる。第3のクランプアームは、一対のクランプアームの一方と接触することによって、クランプセンサが挟持可能な最大の電線の直径より大きな内径の筒状を構成する。これにより、第3のクランプアームに設けられたシールドや電極と、一対のクランプアームの一方に設けられたシールドや電極とで、電線の直径にかかわらず、電線の外周を囲むことができる。
しかし、第3のクランプアームは一対のクランプアームとは別部材である。そのため、第3のクランプアームに設けられたシールドや電極と、一対のクランプアームの一方に設けられたシールドや電極との間の接触不良を防止する手段が求められる。例えば、2つのシールドや電極の間を、クランプアームの外部に配置されたケーブルで接続することが考えられる。しかし、ケーブルは、クランプアームの動作を阻害するおそれがある。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、測定対象物の外周を囲む2つの導体の接触不良の可能性を低くすることができるクランプセンサを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の一態様に係るクランプセンサは、
回動軸を中心として回動する第1クランプアームと、
前記回動軸を中心として回動し、前記第1クランプアームと協働して測定対象物を挟むことが可能な第2クランプアームと、
前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームの少なくとも一方に設けられ、前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物の被測定量を測定する測定部と、
前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物の外周面と対向するように前記第1クランプアームに設けられ、前記第2クランプアームに対して接触すること及び離れることが可能な第1接触部を有する第1導体と、
前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物の外周面と対向するように前記第2クランプアームに設けられ、前記第1接触部に対して接触すること及び離れることが可能な第2接触部を有する第2導体と、を備え、
前記第1接触部及び前記第2接触部は、前記第1接触部及び前記第2接触部の一方が他方に押圧されて当該一方及び当該他方の少なくとも一方が弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触する。
本発明によれば、測定対象物の外周を囲む2つの導体の接触不良の可能性を低くすることができる。
本発明の実施形態に係るクランプセンサの斜視図。 本発明の実施形態に係るクランプセンサの分解斜視図。 図1からカバー部材を取り除いたクランプセンサの斜視図。 本発明の実施形態に係るクランプセンサの斜視断面図。 図4の右側面図。 第1クランプアームの斜視図。 本発明の実施形態に係るクランプセンサの斜視断面図。 本発明の実施形態に係るクランプセンサの斜視図。 本発明の実施形態に係るクランプセンサの右側面図。
本発明の一態様に係るクランプセンサは、
回動軸を中心として回動する第1クランプアームと、
前記回動軸を中心として回動し、前記第1クランプアームと協働して測定対象物を挟むことが可能な第2クランプアームと、
前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームの少なくとも一方に設けられ、前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物の被測定量を測定する測定部と、
前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物の外周面と対向するように前記第1クランプアームに設けられ、前記第2クランプアームに対して接触すること及び離れることが可能な第1接触部を有する第1導体と、
前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物の外周面と対向するように前記第2クランプアームに設けられ、前記第1接触部に対して接触すること及び離れることが可能な第2接触部を有する第2導体と、を備え、
前記第1接触部及び前記第2接触部は、前記第1接触部及び前記第2接触部の一方が他方に押圧されて当該一方及び当該他方の少なくとも一方が弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触する。
この構成によれば、第1導体の第1接触部と第2導体の第2接触部とは、単に接触するだけでなく、一方が他方を押圧している。これにより、第1導体及び第2導体の間には、相手に対する弾性力が作用している。その結果、第1導体及び第2導体の接触強度が高まる。その結果、第1導体及び第2導体の接触不良の可能性を低くすることができる。
前記クランプセンサにおいて、
前記第1接触部は、前記第1クランプアームの先端部に位置していてもよく、
前記第2接触部は、前記第2クランプアームの先端部に位置していてもよい。
第1クランプアーム及び第2クランプアームの先端部は、基端部よりも回動軸から離れている。そのため、第1クランプアーム及び第2クランプアームの先端部同士が接触したときの弾性力を、第1クランプアーム及び第2クランプアームの基端部同士が接触したときの弾性力より大きくすることができる。つまり、この構成によれば、第1接触部及び第2接触部の間に作用する弾性力を大きくすることができる。これにより、第1接触部及び第2接触部の接触強度を高めることができる。
前記クランプセンサにおいて、
前記第1導体は、複数の前記第1接触部を有していてもよく、
前記第2導体は、複数の前記第1接触部の各々に対応して1つずつ設けられた複数の前記第2接触部を有していてもよい。
この構成によれば、複数の第1接触部及び第2接触部の一部に接触不良が生じても、残りの第1接触部及び第2接触部が接触していることにより、第1導体及び第2導体の接触不良を回避することができる。
前記クランプセンサにおいて、
前記第1導体は、前記第1クランプアームに導電性材料が塗装されることによって形成されていてもよく、
前記第2導体は、前記第2クランプアームに導電性材料が塗装されることによって形成されていてもよい。
この構成によれば、第1クランプアーム及び第2クランプアームに導電性の部材を配置する必要がないため、第1クランプアーム及び第2クランプアームが備える部品の数を減らすことができる。
前記クランプセンサにおいて、
前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームの少なくとも一方は、突起を備えていてもよく、
前記突起は、前記測定対象物が前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれるときの前記測定対象物の前記クランプセンサへの挿入方向において前記第1接触部及び前記第2接触部と同位置、または、前記第1接触部及び前記第2接触部よりも前記挿入方向の上流側の位置に設けられていてもよく、
前記第1クランプアームが備える前記突起は、前記回動軸と平行な幅方向から見て前記第1接触部よりも前記第2接触部側に突出していてもよく、
前記第2クランプアームが備える前記突起は、前記幅方向から見て前記第2接触部よりも前記第1接触部側に突出していてもよい。
この構成によれば、突起は、第1接触部及び第2接触部と挿入方向の同位置または第1接触部及び第2接触部よりも挿入方向の上流側に位置する。また、突起は、第1接触部や第2接触部よりも大きく突出している。そのため、第1クランプアーム及び第2クランプアームの間に測定対象物を挿入方向に沿って挿入する場合に、測定対象物が第1接触部や第2接触部と接触することを、突起によって阻害することができる。これにより、第1接触部や第2接触部が測定対象物と接触することによって摩耗や破損する可能性を低くすることができる。
前記クランプセンサにおいて、
前記第1導体及び前記第2導体は、前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物に対する電磁波シールド機能を有していてもよい。
この構成によれば、互いに接続された第1導体及び第2導体よりなる電磁波シールドによって、測定対象物の外周面を周方向に大きく囲むことができる。そのため、測定対象物に影響を与え得る電磁波に対するシールド効果を高めることができる。
前記クランプセンサにおいて、
前記第1導体及び前記第2導体は、前記測定部として機能する電極であってもよい。
この構成によれば、互いに接続された第1導体及び第2導体よりなる電極によって、測定対象物の外周面を周方向に大きく囲むことができる。そのため、測定部による測定精度を向上させることができる。
前記クランプセンサにおいて、
前記第1導体は、
前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物に対する電磁波シールド機能を有する第1シールド導体と、
前記測定部として機能する第1電極と、を備えていてもよく、
前記第2導体は、
前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物に対する電磁波シールド機能を有する第2シールド導体と、
前記測定部として機能する第2電極と、を備えていてもよく、
前記第1シールド導体及び前記第1電極の各々は、前記第1接触部を備えていてもよく、
前記第2シールド導体及び前記第2電極の各々は、前記第2接触部を備えていてもよく、
前記第1シールド導体の前記第1接触部と前記第2シールド導体の前記第2接触部とは互いに接触すること及び離れることが可能であってもよく、
前記第1電極の前記第1接触部と前記第2電極の前記第2接触部とは互いに接触すること及び離れることが可能であってもよい。
この構成によれば、互いに接続された第1接触部及び第2接触部よりなる電磁波シールドによって、測定対象物の外周を大きく囲むことができる。そのため、測定対象物に影響を与え得る電磁波に対するシールド効果を高めることができる。
この構成によれば、互いに接続された第1接触部及び第2接触部よりなる電極によって、測定対象物の外周を大きく囲むことができる。そのため、測定部による測定精度を向上させることができる。
前記クランプセンサにおいて、
前記回動軸と平行な幅方向から見て、前記第1シールド導体の前記第1接触部及び前記第2シールド導体の前記第2接触部は、前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって前記測定対象物が挟まれる挟み位置に対する前記回動軸の反対側及び前記挟み位置に対する前記回動軸側の一方に位置していてもよく、
前記幅方向から見て、前記第1電極の前記第1接触部及び前記第2電極の前記第2接触部は、前記挟み位置に対する前記回動軸の反対側及び前記挟み位置に対する前記回動軸側の他方に位置していてもよい。
この構成によれば、前記第1シールド導体の前記第1接触部及び前記第2シールド導体の前記第2接触部と、前記第1電極の前記第1接触部及び前記第2電極の前記第2接触部とは、互いに挟み位置を挟んで反対側に位置する。そのため、シールド導体の接触部の配置スペースと、電極の接触部の配置スペースとが、互いに相手の配置スペースによって縮小されることがない。
シールド導体と電極との距離が近すぎる場合、シールド性能及び測定精度が低下するおそれがある。しかし、この構成によれば、シールド導体と電極との距離を大きくすることが容易である。当該距離が大きい場合、前記のシールド性能及び測定精度が低下を回避することができる。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るクランプセンサの斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るクランプセンサの分解斜視図である。図3は、図1からカバー部材を取り除いたクランプセンサの斜視図である。
図1~図3に示すように、本実施形態に係るクランプセンサ10は、クランプアーム20,30,40と、シャフト50とを備える。クランプアーム30は、第1クランプアームの一例である。クランプアーム40は、第2クランプアームの一例である。
クランプアーム20,40は、互いに協働して測定対象物60を挟持可能に構成されている。クランプアーム30,40は、互いに協働して測定対象物60の外周面60Aを覆いつつ測定対象物60の挟むことができるように構成されている。本実施形態において、測定対象物60は、電線である。なお、本実施形態に係るクランプセンサ10は、直径の異なる複数種類の電線を挟むことができる。
クランプアーム20は、回動軸51を中心として回動するように構成されている。本実施形態において、クランプアーム20に設けられた貫通孔21Aに、シャフト50が貫通されている。回動軸51は、シャフト50の中心を通る仮想線である。本実施形態において、クランプアーム20は、ねじりコイルばね等の付勢部材(図示せず)によって、回動軸51を中心としてクランプアーム40に近づく方向に回動するように付勢されている。
クランプアーム20は、本体部21と、本体部21から突出した一対のアーム部22とを備える。各アーム部22は、回動軸51と平行な幅方向91における本体部21の両端部から突出している。各アーム部22は、前述した貫通孔21Aと、押圧面21Bとを有する。押圧面21Bは、幅方向91から見て円弧状に湾曲している。押圧面21Bの曲率は、測定対象物60の直径に合わせて(例えば、測定対象物60の直径と同じまたはやや大きく)設定されている。
クランプアーム30は、回動軸51を中心として回動するように構成されている。本実施形態において、クランプアーム30は、クランプアーム20の一対のアーム部22の間に設けられている。クランプアーム30に設けられた貫通孔31Aに、シャフト50が貫通されている。本実施形態において、クランプアーム30は、ねじりコイルばね等の付勢部材(図示せず)によって、回動軸51を中心としてクランプアーム40に近づく方向に回動するように付勢されている。
クランプアーム30は、一対の凸部31を有する。各凸部31は、前述した貫通孔31Aを有する。一対の凸部31の一方は、突出部31Bを有する。突出部31Bは、クランプアーム20,30,40の回動方向(回動軸51の周りの周方向)においてクランプアーム20の本体部21と対向している。回動するクランプアーム20の本体部21が凸部31を押すことによって、クランプアーム30は回動する。
クランプアーム30は、カバー部材33と、一対の突起34と、突起35とを備える。
カバー部材33は、突起34に被せられている。カバー部材33は、クランプアーム30に対して取り付け及び取り外し可能である。図1及び図2において、カバー部材33はクランプアーム30に取り付けられている。図3において、カバー部材33はクランプアーム30から取り外されている。
突起34,35は、クランプアーム30の先端部32に設けられている。クランプアーム30の先端部32は、クランプアーム30のうち、回動軸51と直交する径方向において回動軸51から最も離れた部分である。突起34,35は、回動軸51を中心としてクランプアーム30に近づくように突出している。一対の突起34は、幅方向91に間隔をあけて設けられている。突起35は、幅方向91における一対の突起34の間に設けられている。なお、突起34,35の位置関係は前記に限らず、例えば突起35は一対の突起34より幅方向91の外側に設けられていてもよい。
図4は、本発明の実施形態に係るクランプセンサの斜視断面図である。図5は、図4の右側面図である。
図4及び図5に示すように、クランプアーム30には、第1シールド導体30Aと、第1電極71とが設けられている。第1シールド導体30A及び第1電極71は、それぞれ第1導体の一例である。
本実施形態において、第1シールド導体30Aは、クランプアーム30の内面及び一対の突起34の先端面34Aに亘って塗装された導電塗料(導電性材料を含む塗料)である。第1シールド導体30Aは、クランプアーム20,40によって挟持された測定対象物60の外周面60Aの一部を覆うように形成されている。つまり、第1シールド導体30Aは、クランプアーム20,40によって挟持された測定対象物60の外周面60Aと対向するようにクランプアーム30に設けられている。
一対の突起34の先端面34Aに塗装された導電塗料は、他の部分に塗布された導電塗料(クランプアーム30の内面に塗装された導電塗料)と電気的に接続されている。第1シールド導体30Aは、第1接触部30Aaを有する。第1接触部30Aaは、一対の突起34と、一対の突起34の各々の先端面34Aに塗装された導電塗料(第1シールド導体30A)とによって構成されている。つまり、本実施形態において、第1シールド導体30Aは、複数の第1接触部30Aaを備える。
本実施形態において、第1電極71は、クランプアーム30の内部に配置された導電板である。第1電極71は、円弧部71Aと、突出部71Bとを備える。
円弧部71Aは、幅方向91から見て円弧状に湾曲している。円弧部71Aの曲率は、測定対象物60の直径に合わせて(例えば、測定対象物60の直径と同じまたはやや大きく)設定されている。円弧部71Aは、測定対象物60の外周面60Aの一部を覆う。図5に示すように、円弧部71Aの周方向の一端部71Aaは、円弧部71Aの周方向の端部のうち、測定対象物60の挟み位置に対してシャフト50(言い換えると回動軸51)の反対側に位置する。測定対象物60の挟み位置は、クランプアーム20,30とクランプアーム40とによって測定対象物60が挟まれる位置である。円弧部71Aの周方向の他端部71Abは、円弧部71Aの周方向の端部のうち、測定対象物60の挟み位置に対してシャフト50側に位置する。つまり、円弧部71Aの周方向の他端部71Abは、測定対象物60の挟み位置とシャフト50との間に位置する。突出部71Bは、円弧部71Aの周方向の他端部71Abからシャフト50へ向けて突出している。
なお、第1シールド導体30Aは導電塗料に限らず、第1電極71は導電板に限らない。例えば、第1シールド導体30Aは、クランプアーム30の内部に配置された導電板であってもよい。
図1~図3に示すように、クランプアーム40は、回動軸51を中心として回動するように構成されている。本実施形態において、クランプアーム40は、クランプアーム20,30と、クランプアーム20,30,40の回動方向に対向して設けられている。クランプアーム40に設けられた貫通孔41Aに、シャフト50が貫通されている。
クランプアーム40は、一対の凸部41を有する。各凸部41は、前述した貫通孔41Aを有する。クランプアーム40は、幅方向91の両端部に受け面40Bを有する。受け面40Bは、幅方向91から見て円弧状に湾曲している。受け面40Bの曲率は、測定対象物60の直径に合わせて(例えば、測定対象物60の直径と同じまたはやや大きく)設定されている。受け面40Bは、クランプアーム20の押圧面21Bと回動方向に対向しており、押圧面21Bとの間に測定対象物60を挟持することができる。
クランプアーム40は、カバー部材43と、一対の板ばね部44と、凹部45とを備える。
カバー部材43は、板ばね部44に被せられている。カバー部材43は、クランプアーム40に対して取り付け及び取り外し可能である。図1及び図2において、カバー部材43はクランプアーム40に取り付けられている。図3において、カバー部材43はクランプアーム40から取り外されている。
板ばね部44及び凹部45は、クランプアーム40の先端部42に設けられている。クランプアーム40の先端部42は、クランプアーム40のうち、回動軸51と直交する径方向において回動軸51から最も離れた部分である。一対の板ばね部44の各々は、一対の突起34の各々と回動方向に対向している。一対の板ばね部44の各々は、先端部42から幅方向91の外側に突出している。一対の板ばね部44の各々は、幅方向91の外側に向かうにしたがって突起34に近づくように、幅方向91に対して傾斜している。板ばね部44は、弾性変形によって回動方向に撓むことが可能である。
凹部45は、幅方向91における一対の板ばね部44の間に設けられている。凹部45は、突起35と回動方向に対向している。突起35は、凹部45に嵌ることが可能である(図1及び図3参照)。
図4及び図5に示すように、クランプアーム40には、第2シールド導体40Aと、第2電極72とが設けられている。第2シールド導体40A及び第2電極72は、それぞれ第2導体の一例である。
本実施形態において、第2シールド導体40Aは、クランプアーム40の内面及び一対の板ばね部44の対向面44Aに亘って塗装された導電塗料である。一対の板ばね部44の対向面44Aは、一対の板ばね部44の面のうち、突起34の先端面34Aと回動方向に対向する面である。第2シールド導体40Aは、クランプアーム30,40によって挟まれた測定対象物60の外周面60Aの一部を覆うように形成されている。つまり、第2シールド導体40Aは、クランプアーム30,40によって挟まれた測定対象物60の外周面60Aと対向するようにクランプアーム40に設けられている。
一対の板ばね部44の対向面44Aに塗装された導電塗料は、他の部分に塗装された導電塗料(クランプアーム40の内面に塗装された導電塗料)と電気的に接続されている。第2シールド導体40Aは、第2接触部40Aaを有する。第2接触部40Aaは、一対の板ばね部44と、一対の板ばね部44の各々の対向面44Aに塗装された導電塗料(第2シールド導体40A)とによって構成されている。つまり、本実施形態において、第2シールド導体40Aは、複数の第1接触部30Aaの各々に対応して1つずつ設けられた複数の第2接触部40Aaを備える。
本実施形態において、第2電極72は、クランプアーム40の内部に配置された導電板である。第2電極72は、円弧部72Aと、突出部72B,72Cとを備える。
円弧部72Aは、幅方向91から見て円弧状に湾曲している。円弧部72Aの曲率は、測定対象物60の直径に合わせて(例えば、測定対象物60の直径と同じまたはやや大きく)設定されている。円弧部72Aは、第1電極71の円弧部71Aとは反対側から、測定対象物60の外周面60Aの一部を覆う。つまり、第2電極72は、第1電極71との間に測定対象物60を挟む。図5に示すように、円弧部72Aの周方向の一端部72Aaは、円弧部72Aの周方向の端部のうち、測定対象物60の挟み位置に対してシャフト50(言い換えると回動軸51)の反対側に位置する。円弧部72Aの周方向の他端部は、円弧部72Aの周方向の端部のうち、測定対象物60の挟み位置に対してシャフト50側に位置する。つまり、円弧部72Aの周方向の他端部は、測定対象物60の挟み位置とシャフト50との間に位置する。突出部72Bは、円弧部72Aの周方向の他端部からシャフト50へ向けて突出している。
突出部72Cは、幅方向91において突出部72Bに隣接して設けられている。突出部72Cは、円弧部72Aの周方向の他端部から突出している。突出部72Cは、幅方向91から見て、クランプアーム30から離れる方向に突出している。突出部72Cは、クランプアーム40の内部に配置されたプリント基板80と電気的に接続されている。プリント基板80には、測定対象物60の被測定量を測定するための回路を構成する様々な電子部品が実装されている。本実施形態において、被測定量は、測定対象物60(電線)に印加された電圧、または、測定対象物60(電線)に流れる電流である。
なお、第2シールド導体40Aは導電塗料に限らず、第2電極72は導電板に限らない。例えば、第2シールド導体40Aは、クランプアーム40の内部に配置された導電板であってもよい。
第1接触部30Aaと第2接触部40Aaとは互いに接触すること(図3参照)及び離れること(図8参照)が可能である。
クランプアーム20,30がクランプアーム40に対して開かれた状態において(図8参照)、第1接触部30Aaと第2接触部40Aaとは互いに離れている。
一方、図3~図5に示すように、クランプアーム30,40が測定対象物60を挟んだ状態において、第1接触部30Aaと第2接触部40Aaとは互いに接触する。このとき、第1接触部30Aaの一部である突起34の先端面34Aは、第2接触部40Aaの一部である板ばね部44の対向面44Aを回動方向に押圧している。これにより、板ばね部44が弾性変形によって回動方向に撓む。その結果、第1接触部30Aa(詳細には突起34の先端面34Aに塗装された第1シールド導体30A)及び第2接触部40Aa(詳細には板ばね部44の対向面44Aに塗装された第2シールド導体40A)は、第2接触部40Aaが第1接触部30Aaに押圧されて弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触する。以上により、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aは、互いに電気的に接続される。
本実施形態において、第2シールド導体40Aは、接地されている。言い換えると、第2シールド導体40Aは、グランドに電気的に接続されている。よって、第2シールド導体40Aと電気的に接続された第1シールド導体30Aも、接地されている。ここで、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aは、クランプアーム30,40によって挟まれた測定対象物60の外周面60Aと対向しており且つ外周面60Aを囲んでいる。以上のように構成されていることにより、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aは、クランプアーム30,40によって挟まれた測定対象物60に対する電磁波シールド機能を有する。なお、第2シールド導体40Aの代わりに第1シールド導体30Aが接地されていてもよいし、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aの双方が接地されていてもよい。
なお、本実施形態では、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aは、先端部32,42において互いに接触している一方で、測定対象物60の挟み位置に対して先端部32,42の反対側において互いに接触していない。しかし、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aは、当該反対側において互いに接触していてもよい。
図4及び図5に示す第1電極71と第2電極72とは互いに接触すること及び離れることが可能である。
クランプアーム20,30がクランプアーム40に対して開かれた状態において(図8参照)、第1電極71と第2電極72とは互いに離れている。
一方、図4及び図5に示すように、クランプアーム30,40が測定対象物60を挟んだ状態において、第1電極71と第2電極72とは互いに接触する。詳細には、第1電極71の円弧部71Aの周方向の一端部71Aaは、第2電極72の円弧部72Aの周方向の一端部72Aaと接触して電気的に接続される。また、第1電極71の突出部71Bは、第2電極72の突出部72Bと接触して電気的に接続される。これにより、第1電極71及び第2電極72は、幅方向91から見て、測定対象物60を完全に囲んでいる。
本実施形態において、測定対象物60は電線であり、電線は、導体と、導体を覆う被覆部とを備える。第1電極71及び第2電極72は、電線の被覆部を挟んで、電線の導体と対向している。つまり、第1電極71及び第2電極72は、測定対象物60(詳細には電線の導体)に容量結合して、クランプアーム30,40によって挟まれた電線の導体に印加された電圧(被測定量)を非接触で測定するように構成された電圧検出素子として機能する。すなわち、第1電極71及び第2電極72は、測定部の一例であり、測定部として機能する電極の一例である。
図6は、第1クランプアームの斜視図である。図6に示すように、第1電極71は、板ばね部71Cを備える。板ばね部71Cは、突出部71Bの幅方向91の両端部に設けられている。板ばね部71Cは、突出部71Bから幅方向91の外側に延びている。板ばね部71Cは、幅方向91に外側に向かうにしたがって第2電極72の突出部72Bに近づくように、幅方向91に対して傾斜している。板ばね部71Cは、弾性変形によって回動方向に撓むことが可能である。
図7は、本発明の実施形態に係るクランプセンサの斜視断面図である。図7に示すように、第1電極71の一対の板ばね部71Cの各々と、第2電極72の突出部72Bとは、互いに接触可能である。例えば、クランプアーム30,40が測定対象物60を挟んだ状態において、一対の板ばね部71Cの各々と、突出部72Bとは、互いに接触する。このとき、突出部72Bは、一対の板ばね部71Cを回動方向に押圧している。これにより、一対の板ばね部71Cが弾性変形によって回動方向に撓む。その結果、突出部72B及び一対の板ばね部71Cは、一対の板ばね部71Cが突出部72Bに押圧されて弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触する。以上により、第1電極71及び第2電極72は、互いに電気的に接続される。一対の板ばね部71Cは第1接触部の一例であり、突出部72Bは第2接触部の一例である。
第1電極71及び第2電極72は、測定対象物60の挟み位置の両側において互いに接触している。これにより、前述したように、第1電極71及び第2電極72は、幅方向91から見て、測定対象物60を完全に囲んでいる。ここで、測定対象物60の挟み位置に対してシャフト50(回動軸51)の反対側における接触の圧力(言い換えると、一端部71Aa及び一端部72Aaの接触の圧力)を高めることで、一端部71Aa,72Aaの接触の確実性が向上する。しかし、この場合、測定対象物60の挟み位置に対してシャフト50側における接触の圧力(言い換えると、突出部71B及び突出部72Bの接触の圧力)が低くなり、突出部71B,72Bの接触の確実性が低下するおそれがある。しかし、本実施形態では、仮に、突出部71B,72Bの接触の確実性が低下したとしても、板ばね部71Cと突出部72Bとの間の接触の確実性を良好に保つことができる。
前述したように、幅方向91から見て、第1シールド導体30Aの第1接触部30Aa及び第2シールド導体40Aの第2接触部40Aaは、図5に示すように、測定対象物60の挟み位置に対するシャフト50(回動軸51)の反対側に位置する。一方、幅方向91から見て、第1電極71の第1接触部に相当する一対の板ばね部71C及び第2電極72の第2接触部に相当する突出部72Bは、図6及び図7に示すように、測定対象物60の挟み位置に対するシャフト50側に位置する。つまり、第1シールド導体30Aの第1接触部30Aa及び第2シールド導体40Aの第2接触部40Aaと、第1電極71の第1接触部及び第2電極72の第2接触部とは、測定対象物60の挟み位置を挟んで互いに反対側に位置する。
なお、前記とは逆に、幅方向91から見て、第1シールド導体30Aの第1接触部30Aa及び第2シールド導体40Aの第2接触部40Aaは、測定対象物60の挟み位置に対するシャフト50側に位置していてもよい。また、幅方向91から見て、第1電極71の一対の板ばね部71C及び第2電極72の突出部72Bは、測定対象物60の挟み位置に対するシャフト50の反対側に位置していてもよい。
また、第1シールド導体30Aの第1接触部30Aa及び第2シールド導体40Aの第2接触部40Aaと、第1電極71の第1接触部及び第2電極72の第2接触部とは、双方ともに測定対象物60の挟み位置に対して同じ側(例えば、双方ともに測定対象物60の挟み位置に対してシャフト50の反対側)に位置していてもよい。
図8は、本発明の実施形態に係るクランプセンサの斜視図である。図9は、本発明の実施形態に係るクランプセンサの右側面図である。
図9に示すように、突起35は、測定対象物60がクランプアーム30,40によって挟まれるときの測定対象物60のクランプセンサ10への挿入方向92において第1接触部30Aa及び第2接触部40Aaよりも挿入方向92の上流側の位置に設けられている。
図8及び図9に示すように、クランプアーム30が備える突起35は、幅方向91から見て第1接触部30Aaよりも第2接触部40Aa側まで突出している。
なお、突起35は、挿入方向92において第1接触部30Aa及び第2接触部40Aaと同位置に設けられていてもよい。また、突起35は、クランプアーム40に設けられていてもよい。この場合、突起35は、幅方向91から見て第2接触部40Aaよりも第1接触部30Aa側まで突出している。
本実施形態によれば、第1接触部30Aaと第2接触部40Aaとは、単に接触するだけでなく、一方が他方を押圧している。これにより、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aの間には、相手に対する弾性力が作用している。その結果、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aの接触強度が高まる。その結果、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aの接触不良の可能性を低くすることができる。
本実施形態によれば、一対の板ばね部71Cと突出部72Bとは、単に接触するだけでなく、一方が他方を押圧している。これにより、第1電極71及び第2電極72の間には、相手に対する弾性力が作用している。その結果、第1電極71及び第2電極72の接触強度が高まる。その結果、第1電極71及び第2電極72の接触不良の可能性を低くすることができる。
クランプアーム30の先端部32及びクランプアーム40の先端部42は、基端部(回動軸51側の端部)よりも回動軸51から離れている。そのため、クランプアーム30,40の先端部32,42同士が接触したときの弾性力を、クランプアーム30,40の基端部同士が接触したときの弾性力より大きくすることができる。つまり、本実施形態によれば、第1接触部30Aa及び第2接触部40Aaの間に作用する弾性力を大きくすることができる。これにより、第1接触部30Aa及び第2接触部40Aaの接触強度を高めることができる。
本実施形態によれば、クランプセンサ10が突起34及び板ばね部44を2組備える。2組のうちの一方の突起34及び板ばね部44の各々に塗装された導電塗料同士に接触不良が生じても、2組のうちの他方の突起34及び板ばね部44の各々に塗装された導電塗料同士が接触していることにより、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aの接触不良を回避することができる。
本実施形態によれば、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aは、導電塗料である。そのため、クランプアーム30,40に導電板等の導電性の部材を配置する必要がないため、クランプアーム30,40が備える部品の数を減らすことができる。
本実施形態によれば、突起35は、一対の突起34よりも挿入方向92の上流側に位置する。また、突起35は、一対の突起34よりも大きく突出している。そのため、クランプアーム30,40の間に測定対象物60を挿入方向92に沿って挿入する場合に、測定対象物60が一対の突起34と接触することを、突起35によって阻害することができる。例えば、図9に示すように、挿入される測定対象物60は、突起35とは当たるが突起34とは当たらない。これにより、一対の突起34が測定対象物60と接触することによって摩耗や破損する可能性を低くすることができる。
本実施形態によれば、互いに接続された第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aよりなる電磁波シールドによって、測定対象物60の外周面60Aを周方向に大きく囲むことができる。そのため、測定対象物60に影響を与え得る電磁波に対するシールド効果を高めることができる。
本実施形態によれば、互いに接続された第1電極71及び第2電極72によって、測定対象物60の外周面60Aを周方向に大きく囲むことができる。そのため、第1電極71及び第2電極72による測定精度を向上させることができる。
本実施形態において、測定部(第1電極71及び第2電極72)は、クランプアーム30,40の双方に設けられている。しかし、測定部は、クランプアーム30,40の一方のみに設けられていてもよい。例えば、クランプセンサ10は、第1電極71及び第2電極72のうちの一方のみを備えていてもよい。
本実施形態において、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aが第1接触部30Aa及び第2接触部40Aaを備えると共に、第1電極71及び第2電極72が第1接触部(一対の板ばね部71C)及び第2接触部(突出部72B)を備える。しかし、第1接触部及び第2接触部は、第1シールド導体30A及び第2シールド導体40Aと、第1電極71及び第2電極72との一方のみに設けられていてもよい。例えば、第1電極71及び第2電極72が第1接触部に相当する一対の板ばね部71Cを備えていなくてもよい。
本実施形態とは逆に、突起34がクランプアーム40に設けられ、一対の板ばね部44がクランプアーム30に設けられていてもよい。
本実施形態において、第1電極71が一対の板ばね部71Cを備えているが、第2電極72が一対の板ばね部71Cを備えていてもよい。この場合、突出部71Bが、一対の板ばね部71Cを回動方向に押圧する。
第1接触部及び第2接触部の構成は、本実施形態において説明された構成に限らない。つまり、第1接触部及び第2接触部の一方が他方に押圧されて当該一方及び当該他方の少なくとも一方が弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触する構成である限りにおいて、様々な構成が第1接触部及び第2接触部として適用可能である。
例えば、本実施形態では、第1接触部30Aa及び第2接触部40Aaは、第2接触部40Aaが第1接触部30Aaに押圧されて第2接触部40Aaが弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触する。しかし、前記とは逆に、第1接触部及び第2接触部は、第1接触部が第2接触部に押圧されて第1接触部が弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触してもよい。また、第1接触部及び第2接触部は、双方が互いに押圧されて第1接触部及び第2接触部の双方が弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触してもよい。
本発明は、適宜図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明に係るクランプセンサは、測定対象物の外周を囲む2つの導体の接触不良の可能性を低くすることができるので、例えば、測定対象物の電圧測定を精度よく行う必要がある電力品質監視などの用途に有用である。
10 クランプセンサ
30 クランプアーム(第1クランプアーム)
30A 第1シールド導体(第1導体)
30Aa 第1接触部
32 先端部
35 突起
40 クランプアーム(第2クランプアーム)
40A 第2シールド導体(第2導体)
40Aa 第2接触部
42 先端部
51 回動軸
60 測定対象物
60A 外周面
71 第1電極(測定部、第1導体、電極)
71C 板ばね部(第1接触部)
72 第2電極(測定部、第2導体、電極)
72B 突出部(第2接触部)
91 幅方向
92 挿入方向

Claims (9)

  1. 回動軸を中心として回動する第1クランプアームと、
    前記回動軸を中心として回動し、前記第1クランプアームと協働して測定対象物を挟むことが可能な第2クランプアームと、
    前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームの少なくとも一方に設けられ、前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物の被測定量を測定する測定部と、
    前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物の外周面と対向するように前記第1クランプアームに設けられ、前記第2クランプアームに対して接触すること及び離れることが可能な第1接触部を有する第1導体と、
    前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物の外周面と対向するように前記第2クランプアームに設けられ、前記第1接触部に対して接触すること及び離れることが可能な第2接触部を有する第2導体と、を備え、
    前記第1接触部及び前記第2接触部は、前記第1接触部及び前記第2接触部の一方が他方に押圧されて当該一方及び当該他方の少なくとも一方が弾性変形によって撓んだ状態で互いに接触するクランプセンサ。
  2. 前記第1接触部は、前記第1クランプアームの先端部に位置し、
    前記第2接触部は、前記第2クランプアームの先端部に位置する請求項1に記載のクランプセンサ。
  3. 前記第1導体は、複数の前記第1接触部を有し、
    前記第2導体は、複数の前記第1接触部の各々に対応して1つずつ設けられた複数の前記第2接触部を有する請求項1または2に記載のクランプセンサ。
  4. 前記第1導体は、前記第1クランプアームに導電性材料が塗装されることによって形成され、
    前記第2導体は、前記第2クランプアームに導電性材料が塗装されることによって形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載のクランプセンサ。
  5. 前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームの少なくとも一方は、突起を備え、
    前記突起は、前記測定対象物が前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれるときの前記測定対象物の前記クランプセンサへの挿入方向において前記第1接触部及び前記第2接触部と同位置、または、前記第1接触部及び前記第2接触部よりも前記挿入方向の上流側の位置に設けられ、
    前記第1クランプアームが備える前記突起は、前記回動軸と平行な幅方向から見て前記第1接触部よりも前記第2接触部側に突出し、
    前記第2クランプアームが備える前記突起は、前記幅方向から見て前記第2接触部よりも前記第1接触部側に突出している請求項1から4のいずれか1項に記載のクランプセンサ。
  6. 前記第1導体及び前記第2導体は、前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物に対する電磁波シールド機能を有する請求項1から5のいずれか1項に記載のクランプセンサ。
  7. 前記第1導体及び前記第2導体は、前記測定部として機能する電極である請求項1から5のいずれか1項に記載のクランプセンサ。
  8. 前記第1導体は、
    前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物に対する電磁波シールド機能を有する第1シールド導体と、
    前記測定部として機能する第1電極と、を備え、
    前記第2導体は、
    前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって挟まれた前記測定対象物に対する電磁波シールド機能を有する第2シールド導体と、
    前記測定部として機能する第2電極と、を備え、
    前記第1シールド導体及び前記第1電極の各々は、前記第1接触部を備え、
    前記第2シールド導体及び前記第2電極の各々は、前記第2接触部を備え、
    前記第1シールド導体の前記第1接触部と前記第2シールド導体の前記第2接触部とは互いに接触すること及び離れることが可能であり、
    前記第1電極の前記第1接触部と前記第2電極の前記第2接触部とは互いに接触すること及び離れることが可能である請求項1から5のいずれか1項に記載のクランプセンサ。
  9. 前記回動軸と平行な幅方向から見て、前記第1シールド導体の前記第1接触部及び前記第2シールド導体の前記第2接触部は、前記第1クランプアーム及び前記第2クランプアームによって前記測定対象物が挟まれる挟み位置に対する前記回動軸の反対側及び前記挟み位置に対する前記回動軸側の一方に位置し、
    前記幅方向から見て、前記第1電極の前記第1接触部及び前記第2電極の前記第2接触部は、前記挟み位置に対する前記回動軸の反対側及び前記挟み位置に対する前記回動軸側の他方に位置する請求項8に記載のクランプセンサ。
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