JP2023113362A - 配車支援装置、配車支援方法、配車支援システム - Google Patents

配車支援装置、配車支援方法、配車支援システム Download PDF

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Sachiyo Fukuyama
知己 平林
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Abstract

【課題】乗車人数や荷物量が予約時に確実であると判断することが不可能な場合であっても、複数のユーザが共用車両を利用することが不可能となる可能性を、低減させる配車支援装置、配車支援方法及び配車支援システムを提供する。【解決手段】サーバ装置は、確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第一ユーザへ、利用可能スペースが未使用の共用車両を配車(S3)し、共用車両を第一ユーザが利用しているときに、利用可能スペースのうち未使用のスペースの大きさを検出(S7)し、確実スペース情報が含むスペースの大きさが検出した未使用のスペースの大きさ以下であると判定すると、確実スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第二ユーザへ第一ユーザが利用している共用車両を配車する(S13)。【選択図】図3

Description

本発明は、配車支援装置、配車支援方法、配車支援システムに関する。
特許文献1には、複数のユーザが共同で利用する共用車両として、ユーザが予約時に入力した乗車人数又は荷物量の条件を満足することが可能な車両を、複数のユーザに配車する技術が記載されている。
特開2017-220090号公報
特許文献1に記載されている技術では、乗車人数や荷物量が予約時に確実であると判断することが不可能な場合、共用車両を利用することが不可能となる可能性がある。
本発明は、乗車人数や荷物量が予約時に確実であると判断することが不可能な場合であっても、複数のユーザが共用車両を利用することが不可能となる可能性を低減させることを目的とする。
本発明の一態様によれば、複数人のユーザのそれぞれから、共用車両の利用可能スペースに対して利用を希望するスペースの大きさを含む情報である希望スペース情報を含む配車リクエストデータを受信し、受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定する。さらに、複数人のユーザのうち確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第一ユーザへ、利用可能スペースが未使用の共用車両を配車し、配車した共用車両を第一ユーザが利用しているときに、利用可能スペースのうち未使用のスペースの大きさを検出する。そして、配車した共用車両を第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定し、配車した共用車両を第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な希望スペース情報である確実スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定した場合、確実スペース情報が含むスペースの大きさが、検出した未使用のスペースの大きさ以下であるか否かを判定する。また、確実スペース情報が含むスペースの大きさが検出した未使用のスペースの大きさ以下であると判定すると、確実スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第二ユーザへ、第一ユーザが利用している共用車両を配車する。
本発明によれば、確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第一ユーザには、利用可能スペースが未使用の共用車両を配車する。そして、利用可能スペースの利用可能なスペースの大きさが確定した後は、配車している共用車両を第二ユーザに配車することで、配車計画が失敗することを回避するとともに、配車効率が低下することを抑制する。これにより、乗車人数や荷物量が予約時に確実であると判断することが不可能な場合であっても、複数のユーザが共用車両を利用することが不可能となる可能性を、低減させることが可能となる。
実施形態の配車支援システムの一例の概略構成図である。 図1のサーバ装置の機能構成の一例の説明図である。 配車サービスを利用する際の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる場合が含まれる。以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、下記の実施形態に例示した装置や方法に特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(構成)
図1は、実施形態の配車支援システムの一例の概略構成図である。配車支援システム1は、ユーザの移動に用いる車両3を配車する配車サービスを提供するシステムである。本明細書においては、配車支援システム1による配車サービスに供される車両3を、「サービス車両」と表記する。
配車支援システム1は、サーバ装置2と、サービス車両3とを少なくとも備える。
第一利用者端末4は、配車支援システム1による配車サービスを利用するユーザの一人(以下、「第一ユーザ」と表記する)が使用する端末装置である。第二利用者端末5は、第一ユーザとは異なるユーザ(以下、「第二ユーザ」と表記する)が使用する端末装置である。第一利用者端末4及び第二利用者端末5は、例えば、ユーザが携行可能な携帯情報端末や、持ち運びが容易な小型コンピュータであってもよい。
第一ユーザは、配車サービスを予約する際に、第一利用者端末4を用いてサーバ装置2にアクセスする。第一ユーザは、配車サービスを予約する前に、配車支援システム1を使用するための専用アプリケーションソフトウエアを、第一利用者端末4に予めインストールしておき、専用アプリケーションソフトウエアを用いて予約をしてもよい。以下の説明においては、「アプリケーションソフトウエア」を単に「ソフトウエア」と表記する。また、第一ユーザは、第一利用者端末4のブラウザ機能を利用して、インターネット上で配車サービスの予約を受け付けるサイトで、配車サービスを予約してもよい。
第二ユーザは、配車サービスを予約する際に、第二利用者端末5を用いてサーバ装置2にアクセスする。第二ユーザは、配車サービスを予約する前に、配車支援システム1を使用するための専用ソフトウエアを、第二利用者端末5に予めインストールしておき、専用ソフトウエアを用いて予約をしてもよい。また、第二ユーザは、第二利用者端末5のブラウザ機能を利用して、インターネット上で配車サービスの予約を受け付けるサイトで、配車サービスを予約してもよい。
<第一利用者端末>
第一利用者端末4は、配車サービスの予約に関し、第一ユーザによる入力操作を受け付ける。第一利用者端末4は、第一ユーザから入力された情報に基づいて、配車サービスの予約を申し込むための第一配車リクエストデータを生成し、サーバ装置2へ第一配車リクエストデータを送信する。第一配車リクエストデータは、第一ユーザがサービス車両3への乗車を希望する乗車場所(希望乗車地)と、第一ユーザがサービス車両3からの降車を希望する降車場所(希望降車地)の情報を含む。これに加え、第一配車リクエストデータは、第一ユーザがサービス車両3への乗車を希望する日付及び時間(希望乗車日時)と、第一ユーザがサービス車両3からの降車を希望する日付及び時間(希望降車日時)の情報を含む。また、第一配車リクエストデータは、例えば、第一ユーザに関する情報(例えば、第一ユーザの属性や識別情報)を含んでもよい。なお、第一ユーザの属性とは、例えば、第一ユーザの性別、年齢、健康状態、家族構成等である。
さらに、第一配車リクエストデータは、希望スペース情報を含む。
希望スペース情報は、共用車両(サービス車両3)の利用可能スペースに対して、第一ユーザが利用を希望するスペースの大きさを含む情報である。
また、希望スペース情報は、サービス車両3の利用可能スペースを利用して移動する人数(第一ユーザ自身を含む)の情報と、サービス車両3の利用可能スペースを利用して移動する荷物量(荷物の大きさ、荷物の数)の情報とを含む。
希望スペース情報は、例えば、希望乗車地と、希望降車地と、希望乗車日時と、希望降車日時の情報を入力した後に、HMIが備える操作子を用いて入力する。
また、第一配車リクエストデータは、相乗り(他のユーザと人員及び荷物の移動を共用する)の希望の有無を含む。
第一利用者端末4は、測位装置40と、通信装置41と、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)42と、コントローラ43とを備える。
測位装置40は、第一利用者端末4の現在位置(すなわち、第一ユーザの現在位置)を測定する。測位装置40は、例えば、全地球型測位システム(GNSS)受信機を備えてよい。GNSS受信機は、例えば、地球測位システム(GPS)受信機等であってよい。測位装置40は、慣性航法装置を備えてもよい。測位装置50は、第一利用者端末4の現在位置情報をコントローラ34へ出力する。
通信装置41は、第一利用者端末4と外部装置との間における通信機能を提供する。通信装置41による通信方式は、例えば、公衆移動体通信網による無線通信、衛星通信等であってよい。第一利用者端末4は、通信装置41によって、サーバ装置2との間でデータを送受信する。
HMI42は、第一利用者端末4と第一ユーザとの間で情報を授受するインタフェース装置である。HMI42は、第一ユーザが視認可能な表示装置や、警報音、通知音、音声情報を出力するスピーカやブザーを備える。また、HMI42は、第一ユーザによる第一利用者端末4への操作入力を受け付ける操作子や音声入力デバイスを備える。操作子は、ボタンやスイッチ、レバー、ダイヤル、キーボード、タッチパネル等であってもよい。
コントローラ43は、第一利用者端末4の動作を制御する電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)である。コントローラ43は、プロセッサ44と、記憶装置45等の周辺部品とを含む。プロセッサ44は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。記憶装置45は、レジスタ、キャッシュメモリや、主記憶装置として使用されるROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ等の一時的でない有形の記憶媒体(non-transitory tangible storage media)を含んでよい。
以下に説明する第一利用者端末4の機能は、例えば、プロセッサ44が、記憶装置45に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
<第二利用者端末>
第二利用者端末5は、配車サービスの予約に関し、第二ユーザによる入力操作を受け付ける。第二利用者端末5は、第二ユーザから入力された情報に基づいて、配車サービスの予約を申し込むための第二配車リクエストデータを生成し、サーバ装置2へ第二配車リクエストデータを送信する。第二配車リクエストデータは、第二ユーザがサービス車両3への乗車を希望する乗車場所(希望乗車地)と、第二ユーザがサービス車両3からの降車を希望する降車場所(希望降車地)の情報を含む。これに加え、第二配車リクエストデータは、第二ユーザがサービス車両3への乗車を希望する日付及び時間(希望乗車日時)と、第二ユーザがサービス車両3からの降車を希望する日付及び時間(希望降車日時)の情報を含む。また、第二配車リクエストデータは、例えば、第二ユーザに関する情報(例えば、第二ユーザの属性や識別情報)を含んでもよい。なお、第二ユーザの属性とは、例えば、第二ユーザの性別、年齢、健康状態、家族構成等である。
さらに、第二配車リクエストデータは、希望スペース情報を含む。
希望スペース情報は、共用車両(サービス車両3)の利用可能スペースに対して、第二ユーザが利用を希望するスペースの大きさを含む情報である。
また、希望スペース情報は、サービス車両3の利用可能スペースを利用して移動する人数(第二ユーザ自身を含む)の情報と、サービス車両3の利用可能スペースを利用して移動する荷物量(荷物の大きさ、荷物の数)の情報とを含む。
また、第二配車リクエストデータは、相乗りの希望の有無を含む。
第二利用者端末5は、測位装置50と、通信装置51と、HMI52と、コントローラ53を備える。
測位装置50は、第二利用者端末5の現在位置(すなわち、第二ユーザの現在位置)を測定する。測位装置50は、例えば、全地球型測位システム(GNSS)受信機を備えてよい。GNSS受信機は、例えば、地球測位システム(GPS)受信機等であってよい。測位装置50は、慣性航法装置を備えてもよい。測位装置50は、第二利用者端末5の現在位置情報をコントローラ34へ出力する。
通信装置51は、第二利用者端末5と外部装置との間における通信機能を提供する。通信装置51による通信方式は、例えば、公衆移動体通信網による無線通信、衛星通信等であってよい。第二利用者端末5は、通信装置51によって、サーバ装置2との間でデータを送受信する。
HMI52は、第二利用者端末5と第二ユーザとの間で情報を授受するインタフェース装置である。HMI52は、第二ユーザが視認可能な表示装置や、警報音、通知音、音声情報を出力するスピーカやブザーを備える。また、HMI52は、第二ユーザによる第二利用者端末5への操作入力を受け付ける操作子や音声入力デバイスを備える。操作子は、ボタンやスイッチ、レバー、ダイヤル、キーボード、タッチパネル等であってもよい。
コントローラ53は、第二利用者端末5の動作を制御する電子制御ユニットである。コントローラ53は、プロセッサ54と、記憶装置55等の周辺部品とを含む。プロセッサ54は、例えば、CPUやMPUであってよい。記憶装置55は、レジスタ、キャッシュメモリや、主記憶装置として使用されるROM、RAM等のメモリ等、一時的ではない有形の記憶媒体を含んでよい。
以下に説明する第二利用者端末5の機能は、例えば、プロセッサ54が、記憶装置55に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
<サーバ装置>
サーバ装置2は、第一利用者端末4から第一配車リクエストデータを受信し、第二利用者端末5から第二配車リクエストデータを受信する。そして、第一配車リクエストデータと第二配車リクエストデータに応じた処理を行う。
サーバ装置2は、プロセッサ20と、記憶装置21と、通信装置22と、登録者データベース(登録者DB)23と、地図データベース(地図DB)24と、予約データベース(予約DB)25を備える。
プロセッサ20は、例えば、CPUやMPUであってよい。記憶装置21は、レジスタ、キャッシュメモリや、主記憶装置として使用されるROM、RAM等のメモリ等、一時的でない有形の記憶媒体を含んでよい。以下に説明するサーバ装置2の機能は、例えば、記憶装置21に格納されたコンピュータプログラムを、プロセッサ20が実行することにより実現される。
通信装置22は、サーバ装置2と外部装置との間における通信機能を提供する。通信装置22による通信方式は、例えば、公衆移動体通信網による有線通信や無線通信、衛星通信、サービス車両3との間の路車間通信等であってよい。
サーバ装置2は、通信装置22によって、サービス車両3、第一利用者端末4、第二利用者端末5との間でデータを送受信する。
登録者DB23は、配車支援システム1を使用する者を登録するためのデータベースである。以下の説明においては、登録者DB23に登録された者を「登録者」と表記する。例えば、配車支援システム1を使用する者として、配車サービスの利用者が登録者DB23に登録されている。
地図DB24には、配車支援システム1が配車サービスを提供する地域の地図情報が格納されている。地図情報は、例えば、ナビゲーション用の地図データ(以下、単に「ナビゲーション地図」という)であってよい。
サーバ装置2は、第一利用者端末4及び第二利用者端末5から受信した配車リクエストデータに応じて、地図DB24に格納されている地図情報に基づき、配車リクエストデータに含まれる希望乗車地から希望降車地まで至る走行経路を算出する。また、サーバ装置2は、予約情報に含まれる希望乗車日時にサービス車両3が発車し、走行経路を走行して希望降車地に到着する降車日時を予測する。
サーバ装置2は、配車リクエストデータに含まれる希望乗車地、希望乗車日時、希望降車地と、サーバ装置2が算出した走行経路及び降車日時とを、サービス車両3の走行計画として予約DB25に記憶する。
また、サーバ装置2は、希望乗車地、希望乗車日時、希望降車地、降車日時及び走行経路を含んだ走行計画を、サービス車両3へ送信する。
<サービス車両>
サービス車両3は、ユーザの要求に応じて運行する車両(いわゆる、デマンド型交通の車両)であり、例えば、乗り合いタクシーやロボットタクシーであってよい。サービス車両3は、サーバ装置2から送信される走行計画に従って、運転者(人間)が関与せずに、コントローラ34によってサービス車両3を自動的に運転する自律運転車両である。
実施形態では、サービス車両3の構成を、利用可能スペースが、ユーザ自身(第一ユーザ自身、第二ユーザ自身)が乗車する乗車スペースと、荷物を積載する積載スペースとを含む場合について説明する。
サービス車両3は、サーバ装置2から走行計画を受信すると、走行計画に含まれる希望乗車日時までに到着するように乗車場所まで走行する。また、乗車場所において利用者がサービス車両3に乗車すると、走行計画に含まれる走行経路に沿って降車場所まで走行する。
サービス車両3は、センサ30と、測位装置31と、地図データベース(地図DB)32と、通信装置33と、コントローラ34と、アクチュエータ35とを備える。
センサ30は、サービス車両3の周囲の物体を検出する物体センサや、サービス車両3から得られる様々な情報(車両状態)を検出する車両センサを含む。
物体センサは、例えば、サービス車両3の周囲に存在する物体とサービス車両3との相対位置、サービス車両3と物体との距離、物体が存在する方向等のサービス車両3の周囲環境を検出する。物体センサは、例えば、サービス車両3の周囲環境を撮影するカメラを含んでよい。また、例えば、物体センサは、レーザレンジファインダ(LRF)やレーダ、LiDAR(Light Detection and Ranging)のレーザレーダ等の測距装置を含んでもよい。物体センサは、検出したサービス車両3の周囲環境の情報である周囲環境情報を、コントローラ34へ出力する。
車両センサは、例えば、サービス車両3の走行速度(車速)を検出する車速センサ、サービス車両3が備える各タイヤの回転速度を検出する車輪速センサ、サービス車両3の3軸方向の加速度(減速度を含む)を検出する3軸加速度センサ(Gセンサ)、操舵角(転舵角を含む)を検出する操舵角センサ、サービス車両3に生じる角速度を検出するジャイロセンサ、ヨーレイトを検出するヨーレイトセンサを含んでよい。さらに、車両センサは、シートベルトの着脱を検出するシートベルトセンサや、ドアの開閉を検出するドアセンサを含んでよい。車両センサは、車両状態情報をコントローラ34へ出力する。
測位装置31は、サービス車両3の現在位置及び姿勢を測定する。測位装置31は、例えば、全地球型測位システム(GNSS)受信機を備えてよい。GNSS受信機は、例えば、地球測位システム(GPS)受信機等であってよい。測位装置31は、慣性航法装置を備えてもよい。測位装置31は、測定した現在位置の現在位置情報をコントローラ34へ出力する。
地図DB32は、地図情報を記憶する。地図情報は、ナビゲーション用の地図データ(以下、単に「ナビゲーション地図」という)と、自動運転用の地図として好適な高精度地図データ(以下、単に「高精度地図」という)とを含んでいてよい。
通信装置33は、サービス車両3と外部装置との間における通信機能を提供する。通信装置33による通信方式は、例えば、公衆移動体通信網による無線通信、衛星通信、路車間通信等であってよい。
サービス車両3は、通信装置33によってサーバ装置2との間でデータを送受信する。
コントローラ34は、サービス車両3を制御する電子制御ユニットである。例えば、コントローラ34は、サービス車両3の自律運転制御を行う。コントローラ34は、プロセッサ36と、記憶装置37等の周辺部品とを含む。プロセッサ36は、例えば、CPUやMPUであってよい。記憶装置37は、レジスタ、キャッシュメモリや、主記憶装置として使用されるROM、RAM等のメモリ等の一時的でない有形の記憶媒体を含んでよい。コントローラ34の機能は、例えば、プロセッサ36が、記憶装置37に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
コントローラ34は、センサ30からの周囲環境情報及び車両状態情報と、測位装置31の測位結果と、地図DB32の地図情報とに基づいて、サービス車両3を走行計画に従って走行させる自律運転制御を実行する。例えば、コントローラ34は、サービス車両3の現在位置及び姿勢と、走行計画に含まれる走行経路と、地図情報と、サービス車両3の周囲環境とに基づいて、サービス車両3を走行させる目標走行軌道を算出する。これに加え、コントローラ34は、例えば、サービス車両3の周辺の経路や物体の有無を表現する経路空間マップと、走行時の危険度を数値化したリスクマップとを生成し、サービス車両3の運動特性、車両状態情報、経路空間マップと、リスクマップとに基づいて、目標走行軌道を生成する。そして、コントローラ34は、生成した目標走行軌道に沿ってサービス車両3が走行するようにアクチュエータ35を駆動する。
アクチュエータ35は、コントローラ34からの制御信号に応じて、サービス車両3の操舵装置と、駆動装置と制動装置を操作して、サービス車両3の車両挙動を発生させることにより、サービス車両3を自動的に運転する。アクチュエータ35は、操舵アクチュエータと、アクセル開度アクチュエータと、ブレーキ制御アクチュエータを備える。
<サーバ装置の機能構成>
以下、サーバ装置2の機能構成について説明する。図2は、サーバ装置2の機能構成を示すブロック部の、一例を示す説明図である。
サーバ装置2は、リクエストデータ取得部60と、希望スペース情報判定部61と、配車計画決定部62と、走行計画設定部63と、未使用スペース検出部64と、未使用スペース判定部65と、配車計画補正部66を備える。これに加え、サーバ装置2は、走行計画補正部67と、相乗り車両配車部68を備える。
リクエストデータ取得部60は、第一利用者端末4から第一配車リクエストデータを受信すると、第一配車リクエストデータが含む情報(希望乗車地、希望降車地、希望乗車日時、希望スペース情報)を予約DB25に登録する。
また、リクエストデータ取得部60は、第二利用者端末5から第二配車リクエストデータを受信すると、第二配車リクエストデータが含む情報(希望乗車地、希望降車地、希望乗車日時、希望スペース情報)を予約DB25に登録する。
希望スペース情報判定部61は、配車リクエストデータ(第一配車リクエストデータ、第二配車リクエストデータ)が、確実であると判断することが可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定する。
具体的には、リクエストデータ取得部60が取得した配車リクエストデータに対し、以下の判定条件Iから判定条件IIIを用いて、確実であると判断することが可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定する。
判定条件I:利用可能スペースを利用して移動するユーザ及び荷物を示す情報が配車リクエストデータに存在しない場合に、確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定する。
判定条件II:利用可能スペースを利用して移動するユーザ及び荷物を示す情報が配車リクエストデータに存在し、且つ利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する可能性が有る場合に、確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定する。
判定条件III:利用可能スペースを利用して移動するユーザ及び荷物を示す情報が配車リクエストデータに存在し、且つ利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する可能性が無い場合に、確実スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定する。
なお、確実スペース情報とは、確実であると判断することが可能な希望スペース情報である。
また、以降の説明は、第一配車リクエストデータが、確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであり、第二配車リクエストデータが確実スペース情報を含む配車リクエストデータであることを前提として記載する。
判定条件II及び判定条件IIIを用いる際には、例えば、利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する確率が、予め設定した閾値確率を超えている場合に、利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する可能性が有ると判定する。なお、利用可能スペースを利用して移動するユーザ自身及び荷物の量が変動する確率は、例えば、過去の利用履歴に応じたデータベースから予測する。
以下、表1を参照して、利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数が変動する確率を予測する方法として、利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数が増加する確率を算出する方法の一例を説明する。
Figure 2023113362000002
例えば、表1に「Case1」として示すように、希望乗車地がカルチャーセンター(習い事)であり、希望降車地がレストランであり、希望乗車日時が休日の昼であり、利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数が2人であり、過去の利用履歴に応じた予約の正確性が低いユーザの場合、予定外の友人を誘うことで、利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数が増加することが推定されるため、利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数が増加する確率が高いと算出する。
以下、表2を参照して、利用可能スペースを利用して移動する荷物の量が変動する確率を予測する方法として、利用可能スペースを利用して移動する荷物の量が増加する確率を算出する方法の一例を説明する。
Figure 2023113362000003
例えば、表2に「Case1」として示すように、希望乗車地がショッピングセンターであり、希望降車地が自宅であり、希望乗車日時が休日の昼であり、利用可能スペースを利用して移動する荷物の量が小さい1個の荷物であり、過去の利用履歴に応じた予約の正確性が低いユーザの場合、予定外の買い物をすることで、利用可能スペースを利用して移動する荷物の量が増加することが推定されるため、利用可能スペースを利用して移動する荷物の量が増加する確率が高いと算出する。
なお、利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数が増加する確率や、利用可能スペースを利用して移動する荷物の量が増加する確率は、例えば、影響因子の種別、登録されているデータから推定される重み、影響因子、誤差項等を用いた計算式によって算出してもよい。
配車計画決定部62は、配車リクエストデータに含まれている希望乗車地とサービス車両3の現在位置とに基づいて、ユーザに供するサービス車両3を決定することで、サービス車両3を配車する配車計画を決定する。例えば、配車計画決定部62は、現在では他のユーザによって利用されておらず、且つ希望乗車日時までに希望乗車地へ到着することが可能な複数台のサービス車両3を選択することで、配車計画を決定する。さらに、配車計画決定部62は、選択したサービス車両3の識別情報を予約DB25に記憶する。なお、複数台のサービス車両3を選択することが不可能な場合には、例えば、希望乗車地に最も近い場所に位置するサービス車両3等、1台のサービス車両3を選択することで、配車計画を決定してもよい。
また、配車計画決定部62は、希望スペース情報判定部61が、確実であると判断することが可能な希望スペース情報を含むか否かを判定した配車リクエストデータに応じて、配車計画を決定する。
具体的には、複数人のユーザのうち、確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータを送信したユーザ(第一ユーザ)へ、利用可能スペースが未使用の共用車両(サービス車両3)を配車する。
利用可能スペースが未使用の共用車両(サービス車両3)とは、乗車スペースに乗車している人員が存在せず、積載スペースに荷物が積載されていない車両である。
走行計画設定部63は、地図DB24に格納されている地図情報に基づいて、第一配車リクエストデータが含む希望乗車地から希望降車地まで至る走行経路を設定する。また、走行計画設定部63は、第一配車リクエストデータが含む希望乗車日時にサービス車両3が発車し、走行経路を走行して希望降車地に到着する降車日時を予測する。走行計画設定部63は、算出した走行経路と降車日時を予約DB25に記憶する。これにより、第一配車リクエストデータが含む希望乗車地、希望乗車日時、希望降車地と、走行計画設定部63が設定した降車日時及び走行経路は、第一ユーザに提供される配車サービスの走行計画として、予約DB25に記憶される。
さらに、走行計画設定部63は、走行計画に関する走行計画情報を、配車計画決定部62によって選択されたサービス車両3(すなわち、第一ユーザに供するサービス車両3)と、第一利用者端末4へ送信する。
未使用スペース検出部64は、配車した共用車両(サービス車両3)を第一ユーザが利用しているときに、利用可能スペースのうち未使用のスペースの大きさを検出する。
未使用のスペースの大きさは、例えば、サービス車両3の車室内を撮像可能なカメラや、サービス車両3の座席に配置した感圧センサ等を用いて検出する。
未使用スペース判定部65は、配車した共用車両(サービス車両3)を第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、確実スペース情報を含む配車リクエストデータであると希望スペース情報判定部61が判定した場合に、確実スペース情報が含むスペースの大きさが、未使用スペース検出部64が検出した未使用のスペースの大きさ以下であるか否かを判定する。
例えば、未使用スペース検出部64が検出した未使用のスペースの大きさが、3名のユーザが乗車することが可能な乗車スペースであり、確実スペース情報が、利用可能スペースを利用して移動する人数が2名である場合、確実スペース情報が含むスペースの大きさが、未使用スペース検出部64が検出した未使用のスペースの大きさ以下であると判定する。
配車計画補正部66は、未使用スペース判定部65が、確実スペース情報が含むスペースの大きさが、未使用スペース検出部64が検出した未使用のスペースの大きさ以下であると判定すると、配車計画決定部62が決定した配車計画を補正する。
具体的には、第二配車リクエストデータに含まれている希望乗車地と、第一ユーザが利用しているサービス車両3の現在位置とに基づいて、第二ユーザにサービス車両3を配車するように、配車計画決定部62が決定した配車計画を補正する。
走行計画補正部67は、配車計画補正部66が補正した配車計画と、第一ユーザが利用しているサービス車両3の現在位置と、走行計画設定部63が設定した走行計画とに基づいて、走行計画設定部63が設定した走行計画を補正する。
具体的には、第一ユーザが利用しているサービス車両3が、第二配車リクエストデータに含まれている希望乗車地へ移動する走行経路を設定する。さらに、第一配車リクエストデータが含む希望降車地及び第二配車リクエストデータが含む希望降車地のうち、第二配車リクエストデータに含まれている希望乗車地に近い希望降車地へ移動し、次に、残り希望降車地へ到着する走行経路を設定する。
相乗り車両配車部68は、配車計画補正部66が配車計画を補正したサービス車両3に対し、地図DB24に格納されている地図情報に基づいて、第二配車リクエストデータが含む希望乗車地へ、第二配車リクエストデータが含む希望乗車日時までに到着する走行計画を送信する。これに加え、相乗り車両配車部68は、走行計画補正部67が設定した走行経路を、配車計画補正部66が配車計画を補正したサービス車両3へ送信する。
(動作)
図3は、配車サービスを利用する際の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS1においてリクエストデータ取得部60は、第一利用者端末4から受信した第一配車リクエストデータと、第二利用者端末4から受信した第二配車リクエストデータを取得する。ステップS2において配車計画決定部62は、ステップS1で取得した第一配車リクエストデータ(第一リクエスト)を受付可能であるとともに、利用可能スペースが未使用のサービス車両3が存在するか否かを判定する。第一リクエストを受付可能であるとともに、利用可能スペースが未使用のサービス車両3が存在する場合(ステップS2:Y)、処理はステップS3へ進む。第一リクエストを受付可能であるとともに、利用可能スペースが未使用のサービス車両3が存在しない場合(ステップS2:N)、処理はステップS4へ進む。ステップS3において配車計画決定部62は、利用可能スペースが未使用のサービス車両3を、第一ユーザに配車する車両として設定することで、第一ユーザと、利用可能スペースが未使用のサービス車両3とをマッチングさせる。ステップS4において配車計画決定部62は、第一利用者端末4へ、サービス車両3を配車することが不可能であるメッセージを送信する。
ステップS5において走行計画設定部63は、走行計画情報を設定し、設定した走行計画情報を、ステップS3で設定したサービス車両3へ送信する。走行計画情報を受信したサービス車両3は、第一配車リクエストデータが含む希望乗車地へ移動する。そして、第一配車リクエストデータが含む希望乗車地へ移動したサービス車両3に、第一ユーザが乗車する。ステップS6において未使用スペース検出部64は、第一ユーザが乗車しているサービス車両3に対し、利用可能スペースのうち未使用のスペースの大きさを検出する。これにより、ステップS6では、第一ユーザが乗車しているサービス車両3に対し、利用可能スペースのうち未使用のスペースの大きさを確定させる。ステップS7において未使用スペース判定部65は、確実スペース情報が含むスペースの大きさが、ステップS6で確定させた未使用のスペースの大きさ以下であるか否かを判定することで、空きスペースが存在するか否かを判定する。空きスペースが存在する場合(ステップS7:Y)、処理はステップS8へ進む。空きスペースが存在しない場合(ステップS7:N)、処理はステップS9へ進む。
ステップS8において配車計画補正部66は、ステップS7で、確実スペース情報が含むスペースの大きさがステップS6で確定させた未使用のスペースの大きさ以下であると判定したサービス車両3を、第二ユーザに配車するサービス車両3の候補として設定する。ステップS9において配車計画決定部62は、利用可能スペースが未使用のサービス車両3を、第二ユーザに配車する車両として設定することで、第二ユーザと、利用可能スペースが未使用のサービス車両3とをマッチングさせる。
ステップS10において配車計画補正部66は、予約DB25に記憶されている走行計画から、ステップS8で設定したサービス車両3の走行計画を取得することで、ステップS8で設定したサービス車両3(共用が可能な車両)の運行計画を取得する。さらに、配車計画補正部66は、ステップS8で設定したサービス車両3の運行計画と現在位置とに基づいて、第二ユーザにサービス車両3を配車するように、配車計画を補正する。ステップS11において走行計画補正部67は、ステップS10で補正した配車計画と、共用が可能な車両(共用可能車両)の現在位置と、走行計画設定部63が設定した走行計画とに基づいて、共用可能車両の走行経路の候補を設定する。
ステップS12において相乗り車両配車部68は、ステップS11で走行経路の候補を設定した共用可能車両の中に、ステップS1で取得した第二配車リクエストデータ(第二リクエスト)を受付可能であるサービス車両3が存在するか否かを判定する。共用可能車両の中に第二リクエストを受付可能であるサービス車両3が存在する場合(ステップS12:Y)、処理はステップS13へ進む。共用可能車両の中に第二リクエストを受付可能であるサービス車両3が存在しない場合(ステップS12:N)、処理はステップS14へ進む。ステップS13において相乗り車両配車部68は、第二リクエストを受付可能であるサービス車両3を、第一ユーザと第二ユーザが共用する車両(共用車両)として、第二ユーザとマッチングさせる。
ステップS14において相乗り車両配車部68は、第二リクエストを受付可能であるとともに、利用可能スペースが未使用のサービス車両3が存在するか否かを判定する。第二リクエストを受付可能であるとともに、利用可能スペースが未使用のサービス車両3が存在する場合(ステップS14:Y)、処理はステップS9へ進む。第二リクエストを受付可能であるとともに、利用可能スペースが未使用のサービス車両3が存在しない場合(ステップS14:N)、処理はステップS15へ進む。ステップS15において配車計画補正部66は、第二利用者端末4へ、サービス車両3を配車することが不可能であるメッセージを送信する。
(実施形態の効果)
(1)複数人のユーザが、ユーザ自身及び荷物のうち少なくとも一方の移動に共同で利用する共用車両を配車する配車サービスを提供する配車支援装置と、配車支援方法と、配車支援システム1は、複数人のユーザのそれぞれから、希望スペース情報を含む配車リクエストデータを受信する。さらに、受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定する。また、複数人のユーザのうち確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第一ユーザへ、利用可能スペースが未使用の共用車両を配車する。さらに、配車した共用車両を第一ユーザが利用しているときに、利用可能スペースのうち未使用のスペースの大きさを検出する。そして、配車した共用車両を第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定する。さらに、配車した共用車両を第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な希望スペース情報である確実スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定した場合、確実スペース情報が含むスペースの大きさが、検出した未使用のスペースの大きさ以下であるか否かを判定する。そして、確実スペース情報が含むスペースの大きさが検出した未使用のスペースの大きさ以下であると判定すると、確実スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第二ユーザへ、第一ユーザが利用している共用車両を配車する。
これにより、確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第一ユーザには、利用可能スペースが未使用の共用車両を配車する。そして、利用可能スペースのうち、利用可能なスペースの大きさが確定した後は、第一ユーザに配車している共用車両を第二ユーザに配車することで、配車計画が失敗することを回避するとともに、配車効率が低下することを抑制する。このため、乗車人数や荷物量が予約時に確実であると判断することが不可能な場合であっても、複数のユーザが共用車両を利用することが不可能となる可能性を、低減させることが可能となる。
(2)利用可能スペースを利用して移動するユーザ及び荷物を示す情報が配車リクエストデータに存在しない場合に、確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定する。
これにより、ユーザの情報や荷物の情報を、配車リクエストデータとして入力していないユーザに対し、利用可能スペースが未使用の共用車両を配車することで、配車計画が失敗することを回避するとともに、配車効率が低下することを抑制する。
(3)利用可能スペースを利用して移動するユーザ及び荷物を示す情報が配車リクエストデータに存在し、且つ利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する可能性が有る場合に、確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定する。
これにより、ユーザの情報や荷物の情報を、配車リクエストデータとして入力しているが、ユーザの人数や荷物の量が変動する可能性が有るユーザに対し、利用可能スペースが未使用の共用車両を配車することで、配車計画が失敗することを回避するとともに、配車効率が低下することを抑制する。
(4)利用可能スペースを利用して移動するユーザ及び荷物を示す情報が配車リクエストデータに存在し、且つ利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する可能性が無い場合に、確実スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定する。
これにより、ユーザの情報や荷物の情報を、配車リクエストデータとして入力しているとともに、ユーザの人数や荷物の量が変動する可能性が無いユーザに対し、利用可能なスペースの大きさが確定している共用車両を第二ユーザに配車することで、配車計画が失敗することを回避するとともに、配車効率が低下することを抑制する。
(5)過去の利用履歴に応じたデータベースから予測した利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する確率が予め設定した閾値確率を超えている場合に、利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する可能性が有ると判定する。
これにより、ユーザの人数や荷物の量が変動することが予測されるユーザに対し、利用可能スペースが未使用の共用車両を配車することで、配車計画が失敗することを回避するとともに、配車効率が低下することを抑制する。
(6)希望スペース情報は、利用可能スペースを利用して移動する人数の情報と、利用可能スペースを利用して移動する荷物量の情報と、を含む。
これにより、確実スペース情報が含むスペースの大きさが、検出した未使用のスペースの大きさ以下であるか否かを判定する精度を向上させることが可能となる。
(7)利用可能スペースは、ユーザ自身が乗車する乗車スペース及び荷物を積載する積載スペースを含む。
これにより、人員と荷物を混載することが可能な共用車両を用いる配車サービスにおいて、配車計画が失敗することを回避するとともに、配車効率が低下することを抑制することが可能となる。
(実施形態の変形例)
(1)実施形態では、サービス車両3の構成を、利用可能スペースが、ユーザ自身(第一ユーザ自身、第二ユーザ自身)が乗車する乗車スペースと、荷物を積載する積載スペースとを含む構成としたが、サービス車両3の構成は、これに限定するものではない。すなわち、サービス車両3の構成を、利用可能スペースが、乗車スペース又は積載スペースのうち、一方のみである構成としてもよい。
この場合、人員のみ、又は荷物のみ移動させる共用車両を用いる配車サービスにおいて、配車計画が失敗することを回避するとともに、配車効率が低下することを抑制することが可能となる。
1…配車支援システム、2…サーバ装置、3…サービス車両、4…第一利用者端末、5…第二利用者端末、20、36、44、54…プロセッサ、21、37、45、55…記憶装置、22、33、41、51…通信装置、23…登録者データベース、24、32…地図データベース、25…予約データベース、30…センサ、31、40、50…測位装置、34、43、53…コントローラ、35…アクチュエータ、42、52…ヒューマンマシンインタフェース、60…リクエストデータ取得部、61…希望スペース情報判定部、62…配車計画決定部、63…走行計画設定部、64…未使用スペース検出部、65…未使用スペース判定部、66…配車計画補正部、67…走行計画補正部、68…相乗り車両配車部

Claims (10)

  1. 複数人のユーザが、ユーザ自身及び荷物のうち少なくとも一方の移動に共同で利用する共用車両を配車する配車サービスを提供する配車支援装置であって、
    前記複数人のユーザのそれぞれから、前記共用車両の利用可能スペースに対して利用を希望するスペースの大きさを含む情報である希望スペース情報を含む配車リクエストデータを受信する処理と、
    前記受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な前記希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定する処理と、
    前記複数人のユーザのうち確実であると判断することが不可能な前記希望スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第一ユーザへ、前記利用可能スペースが未使用の共用車両を配車する処理と、
    前記配車した共用車両を前記第一ユーザが利用しているときに、前記利用可能スペースのうち未使用のスペースの大きさを検出する処理と、
    前記配車した共用車両を前記第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な前記希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定する処理と、
    前記配車した共用車両を前記第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、前記確実であると判断することが可能な希望スペース情報である確実スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定した場合、前記確実スペース情報が含むスペースの大きさが、前記検出した未使用のスペースの大きさ以下であるか否かを判定する処理と、
    前記確実スペース情報が含むスペースの大きさが前記検出した未使用のスペースの大きさ以下であると判定すると、前記確実スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第二ユーザへ前記第一ユーザが利用している共用車両を配車する処理と、
    を実行するコンピュータを備える配車支援装置。
  2. 前記利用可能スペースを利用して移動するユーザ及び荷物を示す情報が配車リクエストデータに存在しない場合に、前記確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定する請求項1に記載の配車支援装置。
  3. 前記利用可能スペースを利用して移動するユーザ及び荷物を示す情報が配車リクエストデータに存在し、且つ前記利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する可能性が有る場合に、前記確実であると判断することが不可能な希望スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定する請求項1又は請求項2に記載の配車支援装置。
  4. 前記利用可能スペースを利用して移動するユーザ及び荷物を示す情報が配車リクエストデータに存在し、且つ前記利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する可能性が無い場合に、前記確実スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定する請求項1から3のうちいずれか1項に記載の配車支援装置。
  5. 過去の利用履歴に応じたデータベースから予測した前記利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する確率が予め設定した閾値確率を超えている場合に、前記利用可能スペースを利用して移動するユーザの人数及び荷物の量が変動する可能性が有ると判定する請求項3又は請求項4に記載の配車支援装置。
  6. 前記希望スペース情報は、前記利用可能スペースを利用して移動する人数の情報と、前記利用可能スペースを利用して移動する荷物量の情報と、を含む請求項1から5のうちいずれか1項に記載の配車支援装置。
  7. 前記利用可能スペースは、前記ユーザ自身が乗車する乗車スペース及び前記荷物を積載する積載スペースを含む請求項1から6のうちいずれか1項に記載の配車支援装置。
  8. 前記利用可能スペースは、前記ユーザ自身が乗車する乗車スペース又は前記荷物を積載する積載スペースの一方のみである請求項1から6のうちいずれか1項に記載の配車支援装置。
  9. 複数人のユーザが、ユーザ自身及び荷物のうち少なくとも一方の移動に共同で利用する共用車両を配車する配車サービスを提供する配車支援方法であって、
    前記複数人のユーザのそれぞれから受信した、前記共用車両の利用可能スペースに対して利用を希望するスペースの大きさを含む情報である希望スペース情報を含む配車リクエストデータをサーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置が、
    前記受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な前記希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定し、
    前記複数人のユーザのうち確実であると判断することが不可能な前記希望スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第一ユーザへ、前記利用可能スペースが未使用の共用車両を配車し、
    前記配車した共用車両を前記第一ユーザが利用しているときに、前記利用可能スペースのうち未使用のスペースの大きさを検出し、
    前記配車した共用車両を前記第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な前記希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定し、
    前記配車した共用車両を前記第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、前記確実であると判断することが可能な希望スペース情報である確実スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定した場合、前記確実スペース情報が含むスペースの大きさが、前記検出した未使用のスペースの大きさ以下であるか否かを判定し、
    前記確実スペース情報が含むスペースの大きさが前記検出した未使用のスペースの大きさ以下であると判定すると、前記確実スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第二ユーザへ前記第一ユーザが利用している共用車両を配車する配車支援方法。
  10. 複数人のユーザが、ユーザ自身及び荷物のうち少なくとも一方の移動に共同で利用する共用車両を配車する配車サービスを提供する配車支援システムであって、
    前記複数人のユーザのそれぞれから受信した、前記共用車両の利用可能スペースに対して利用を希望するスペースの大きさを含む情報である希望スペース情報を含む配車リクエストデータを受信するサーバ装置を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な前記希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定し、
    前記複数人のユーザのうち確実であると判断することが不可能な前記希望スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第一ユーザへ、前記利用可能スペースが未使用の共用車両を配車し、
    前記配車した共用車両を前記第一ユーザが利用しているときに、前記利用可能スペースのうち未使用のスペースの大きさを検出し、
    前記配車した共用車両を前記第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、確実であると判断することが可能な前記希望スペース情報を含む配車リクエストデータであるか否かを判定し、
    前記配車した共用車両を前記第一ユーザが利用しているときに受信した配車リクエストデータが、前記確実であると判断することが可能な希望スペース情報である確実スペース情報を含む配車リクエストデータであると判定した場合、前記確実スペース情報が含むスペースの大きさが、前記検出した未使用のスペースの大きさ以下であるか否かを判定し、
    前記確実スペース情報が含むスペースの大きさが前記検出した未使用のスペースの大きさ以下であると判定すると、前記確実スペース情報を含む配車リクエストデータを送信した第二ユーザへ前記第一ユーザが利用している共用車両を配車する配車支援システム。
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