JP2023112359A - 電動装置システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数を削減し得るとともにエリア範囲を比較的容易に変更することが可能な電動装置システムを提供することを目的とする。【解決手段】 電動装置システム1は、固有のアドレスが設定されている複数の電動装置10と、複数の電動装置10を操作するための操作装置30Aと、操作装置30Aと複数の電動装置10とに接続される第1制御部20と、を備える。第1制御部20は、複数の電動装置10のアドレスからなるアドレス群の情報を含む信号を生成して複数の電動装置10に上記信号を出力することと、操作装置30Aの操作に基づいて上記信号に含まれるアドレス群を変更することとを実行させる。複数の電動装置10のマイコン22は、上記信号に自らのアドレスが含まれるかを判定するとともに、上記信号に自らのアドレスが含まれると判定する場合に、操作装置30Aの操作に基づく動作を、自らが含まれる電動装置10に実行させる。【選択図】 図2
Description
本発明は、電動装置システムに関し、具体的には、電動のカーテン、ブラインド、ロールスクリーン等の電動装置を備える電動装置システムに関する。
家屋やビルなどには、電動のカーテン、ブラインド、ロールスクリーン等の電動装置(以下、単に「電動装置」と記載する。)を複数設置して、これら複数の電動装置を操作装置で一括操作するように構成された電動装置システムが設けられることがある。例えば、下記特許文献1には、このような電動装置システムの一例が開示されている。
特許文献1に記載された電動装置システムは、複数の電動装置としての複数の電動ブラインドと、複数の電動ブラインドを一括操作可能な操作装置とを備えている。操作装置の表面には、電動ブラインドを昇降させたり停止させたりするための操作用ボタンや、複数の電動ブラインドを一括操作する際に使用するエリア選択ボタンなどが配置されている。このエリア選択ボタンを押す毎に、全ての電動ブラインドを一括して動作させるのか(第1の選択動作)、予め設定した所定のエリアに含まれる複数のブラインドを一括して動作させるのか(第2の選択動作)を切り替えることができる。一方、操作装置の裏面には、ディップスイッチが設けられており、ディップスイッチのオンオフのパターンを変更することによって、上記所定のエリアの範囲(以下、単に「エリア範囲」と記載する。)が設定される。このように、特許文献1に記載された電動装置システムでは、ディップスイッチを操作することによって、エリア範囲が変更されて一括操作によって動作するブラインドの範囲が変更される。
ところで、電動装置システムが設置されているフロアの間仕切りが変更される場合には、新たな間仕切りに対応するために上記エリア範囲を変更することが求められ得る。また、その他の理由によってもエリア範囲を変更することが求められ得る。
しかし、上述のように、特許文献1の電動装置システムでは、エリア範囲の設定が操作装置の裏面に設けられたディップスイッチによって行われる。そのため、エリア範囲を変更するためには、一旦操作装置を壁面等から取り外して、裏面のディップスイッチを再操作しなければならない。よって、エリア範囲の変更に手間がかかる。また、特許文献1の電動装置システムでは、エリア範囲を設定するためにディップスイッチやロータリースイッチ等のハードスイッチを設ける必要があるため、部品点数が増大し得る。
そこで、本発明は、部品点数を削減し得るとともにエリア範囲を比較的容易に変更することが可能な電動装置システムを提供することを課題の一つとする。
上記課題の達成のため、本発明に係る電動装置システムは、それぞれに固有のアドレスが設定されている複数の電動装置と、前記複数の電動装置を操作するための少なくとも1つの操作装置と、前記操作装置と前記複数の電動装置のそれぞれとに接続される第1制御部と、を備え、前記第1制御部は、前記複数の電動装置の全部又は一部の前記アドレスからなるアドレス群の情報を含む信号を生成して前記複数の電動装置のそれぞれに前記信号を出力することと、ユーザによる前記操作装置の操作に基づいて前記信号に含まれる前記アドレス群を変更することとを実行させ、前記複数の電動装置のそれぞれは、第2制御部を含んでおり、前記第2制御部は、前記信号に自らの前記アドレスが含まれるか否かを判定するとともに、前記信号に自らの前記アドレスが含まれると判定する場合に、ユーザによる前記操作装置の操作に基づく動作を、自らが含まれる前記電動装置に実行させることを特徴とするものである。
また、前記複数の電動装置のそれぞれには、前記固有のアドレスを変更することが可能なアドレス変更部が含まれてもよい。
また、上記電動装置システムは、前記アドレス群に含まれる前記アドレスを有する前記電動装置を前記ユーザに認識させる認識手段を備えてもよい。
また、前記第1制御部は、ユーザが前記アドレス群を変更するための前記操作装置の操作を所定の時間内に終了しない場合に、前記信号に含まれる前記アドレス群を変更することを中止してもよい。
また、前記第1制御部は、前記アドレス群を変更する際に、変更された前記アドレス群のうち最も小さな前記アドレスを有する前記電動装置を一時的に動作させてもよい。また、前記第1制御部は、前記アドレス群を変更する際に、変更された前記アドレス群のうち最も大きな前記アドレスを有する前記電動装置を一時的に動作させてもよい。
本発明によれば、部品点数を削減し得るとともにエリア範囲を比較的容易に変更することが可能な電動装置システムが提供される。
以下、本発明に係る電動装置システムを実施するための形態が添付図面とともに例示される。以下に例示する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、以下の実施形態から変更又は改良することができる。また、上記添付図面では、理解を容易にするために各部材の寸法が誇張して示されている場合がある。
図1は実施形態における電動装置システム1の全体構成の一例を概念的に示す図であり、図2は電動装置システム1の一部の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、電動装置システム1は、家屋やビルなどのフロア(部屋)Fに設けられており、例えばフロアF内を遮光するための遮光システムとして構成されている。なお、電動装置システム1は遮光を目的とするものに限られない。図1及び図2に示すように、電動装置システム1は、複数の(本実施形態では10個の)電動装置10と、2つの操作装置30A,30Bと、第1制御部20と、を主な構成として備えている。複数の電動装置10のそれぞれと、操作装置30A,30Bのそれぞれと、第1制御部20とは、通信線50によって接続されている。なお、電動装置10の数は複数であれば10個に限られるものではなく、また、操作装置の数は1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
複数の電動装置10のそれぞれは、設置される位置を除いて同じ構成を有しており、複数の電動装置10のそれぞれの位置を区別したい場合には、便宜上、電動装置10Aなどと記す場合がある。図1に示すように、フロアFの縁部には、例えば電動装置10Aを基準として時計回りに電動装置10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10I,10Jが配置されている。なお、図2では電動装置10C~10Jのブロック図が省略されている。
本実施形態では、複数の電動装置10のそれぞれは、電動ブラインドであり、詳細な図示は省略するが、鉛直方向に沿って所定の間隔を空けて設けられる複数のスラット、複数のスラットを連結しかつこれらを昇降する昇降コード、及び電動装置10の最上部に設けられるヘッドボックスなどを備えている。各電動装置10には複数のモータなどからなる駆動部15(図2参照)が設けられており、この駆動部15の駆動によって、複数のスラットが昇降したり、複数のスラットの傾斜角が変化したりする。駆動部15は、例えば上記ヘッドボックスに設けられてもよい。
なお、電動装置10は電動ブラインドに限定されず、例えば電動カーテンや電動ロールスクリーンであってもよい。
また、図2に示すように、複数の電動装置10のそれぞれは、AC電源11、AC/DC変換部12、DC/DC変換部13、通信インターフェース14、上述の駆動部15、マイコン16、エンコーダ17、及びディップスイッチやロータリースイッチなどのハードスイッチ18などを含んでいる。
AC電源11は、例えば外部電源として電動装置10に電力(電圧)を供給する。AC/DC変換部12は、AC電源11、DC/DC変換部13、及び駆動部15に接続されており、AC電源11から供給されるAC電圧をDC電圧に変換して、このDC電圧をDC/DC変換部13及び駆動部15に供給する。DC/DC変換部13は、通信インターフェース14、マイコン16、及びエンコーダ17などに接続されており、AC/DC変換部12で変換されたDC電圧を、通信インターフェース14、マイコン16、及びエンコーダ17などで要求されるDC電圧へと変換して、このDC電圧を、通信インターフェース14、マイコン16、及びエンコーダ17などに供給する。通信インターフェース14は、通信線50とマイコン16とに接続されており、通信線50から入力する信号を所定の形式に変換してマイコン16に出力したり、マイコン16から出力される信号を所定の形式に変換して通信線50に出力したりする。
マイコン16には、種々の演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、種々のプログラムや電動装置10A~10Jのそれぞれに対して固有に設定されているアドレスなどを格納するためのROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶部と、が主な構成として含まれている。マイコン16のCPUによる演算処理には、第1制御部20から制御信号が入力した際にマイコン16の記憶部に格納された情報を参照して行う演算処理が含まれ、この演算処理によって生成された動作信号に基づいて電動装置10が動作する。このように、電動装置10A~10Jのそれぞれに含まれるマイコン16は、自らが含まれる電動装置10A~10Jの動作を制御する第2制御部として機能する。
ハードスイッチ18は、マイコン16の記憶部に接続されている。ハードスイッチ18は、複数の物理的スイッチを含んでいる。本実施形態では、電動装置10A~10Jのそれぞれに対して固有に設定されている上述のアドレスは、ハードスイッチ18の複数の物理的スイッチのオンオフのパターンによって定められている。この固有のアドレスは、マイコン16の記憶部に格納されている。後に再び言及するが、本実施形態では、電動装置10Aにはアドレス1が、電動装置10Bにはアドレス2が、電動装置10Cにはアドレス3が、電動装置10Dにはアドレス4が、電動装置10Eにはアドレス5が、電動装置10Fにはアドレス6が、電動装置10Gにはアドレス7が、電動装置10Hにはアドレス8が、電動装置10Iにはアドレス9が、電動装置10Jにはアドレス10が、それぞれ設定されている。
なお、ハードスイッチ18の複数の物理的スイッチのオンオフのパターンを変更することによって、電動装置10A~10Jのそれぞれに対して固有に設定されているアドレス自体を変更することも可能である。例えば、電動装置10Aにはアドレス1が設定されているが、ハードスイッチのオンオフのパターンを変更することによって、電動装置10Aの固有のアドレスをアドレス1から例えばアドレス11に変更することが可能である。このように、ハードスイッチ18は、電動装置10A~10Jのそれぞれに対して固有に設定されているアドレスを変更可能なアドレス変更部としても機能する。
駆動部15は、マイコン16に接続されており、マイコン16から出力される上述の動作信号に基づいて動作する。
エンコーダ17は、駆動部15のモータの回転数や位相をモニタしており、そのモニタ結果をマイコン16のCPUに出力する。マイコン16のCPUは、エンコーダ17から入力するモニタ結果に基づいて、駆動部15の動作を制御する。
次に、操作装置30A,30Bについて説明する。なお、操作装置30A,30Bは、フロアFにおける配置位置が異なる点を除いて同様の構成を有するため、以下、操作装置30Aについてのみ説明する。
図2に示すように、本実施形態において、操作装置30Aは、通信線50を介して第1制御部20に接続されている。なお、操作装置30Aは、無線で第1制御部20及び電動装置10に接続されていてもよい。図3は、操作装置30Aの一例を示す正面図である。図3に示すように、操作装置30Aの正面には、オープンボタン31、ストップボタン32、クローズボタン33、インクリメントボタン34、及びディクリメントボタン35などが配置されている(以下、「ボタン群」と総称することがある。)。なお、本実施形態では、操作装置30Aの背面に物理的なスイッチやボタンが設けられていない。
本実施形態では、オープンボタン31を押すことによって電動装置10の複数のスラットがヘッドボックスに向かって上昇し、クローズボタン33を押すことによって電動装置10の複数のスラットがヘッドボックスから下降する。また、インクリメントボタン34を押すことによって電動装置10の複数のスラットの傾斜角が増大し、ディクリメントボタン35を押すことによって電動装置10の複数のスラットの傾斜角が減少する。また、ストップボタン32を押すことによって電動装置10の動作が停止する。また、本実施形態の電動装置システム1では、操作装置30A,30Bのボタン群を所定の時間内に様々なパターンで押すことによって、後述するように、操作装置30Aの操作によって動作する電動装置10A~10Jの範囲や数を変更する操作対象変更モードを実行可能である。なお、操作対象変更モードではない場合にスラット開閉やスラット傾斜角変更をするモードを通常モードと言うことがある。
次に、第1制御部20について説明する。
図1に示すように、本実施形態において、第1制御部20は、通信線50を介して(あるいは無線で)操作装置30A,30Bに接続されており、通信線50を介して(あるいは無線で)電動装置10A~10Jのそれぞれに接続されている。なお、第1制御部20は、例えば操作装置30Aの内部に包含されていてもよい。図2に示すように、第1制御部20は、接点インターフェース21と、マイコン22と、通信インターフェース23と、DC/DC変換部24とを主な構成として備える。接点インターフェース21は、操作装置30A又は操作装置30Bからの入力信号をマイコン22が受信可能な所定の形式に変換する。操作装置30A又は操作装置30Bからの入力信号には、操作装置30A,30Bのボタン群のそれぞれが個別に押されたときに操作装置30A,30Bから入力する信号(すなわち、電動装置10のスラットを開閉させたり、スラットの傾斜角を増減させたりする通常モードにおける信号)や、操作装置30A,30Bのボタン群が所定の時間内に様々なパターンで押されたときに操作装置30A,30Bから入力する信号(すなわち、操作対象変更モードを実行する際の信号)などが含まれる。
通信インターフェース23は、通信線50とマイコン22とに接続されており、マイコン22から入力する制御信号を電動装置10A~10Jのそれぞれの通信インターフェース14が受信可能な所定の形式に変換して、通信線50に出力する。DC/DC変換部24は、接点インターフェース21と、マイコン22と、通信インターフェース23と、電動装置10A~10Jの少なくとも一つにおけるDC/DC変換部13とに接続されている。図2の例では、DC/DC変換部24は、電動装置10AのDC/DC変換部13に接続されている。DC/DC変換部24は、電動装置10のDC/DC変換部13から供給される電圧を、所定の電圧に変換して、接点インターフェース21、マイコン22、及び通信インターフェース23に供給する。
マイコン22には、種々の演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、種々のプログラムやマイコン22のCPUによって計算されたデータを格納するためのROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶部とが主な構成として含まれる。マイコン22のCPUによる演算処理には、ユーザによる操作装置30A,30Bの操作により生成された信号に基づいて、通常モードと操作対象変更モードとの切り替えを行うことや、操作対象変更モードの際のユーザによる操作装置30A,30Bの操作によって生成された信号に基づいて、電動装置10A~10Jのうち操作装置30A,30Bの操作によって実際に動作する電動装置10(以下、「操作対象装置」と言うことがある。)のアドレスを特定すること等が含まれる。マイコン22のCPUは、操作対象装置のアドレスを特定した場合、後述する操作対象装置のアドレス群をマイコン22の記憶部に上書きする。なお、本明細書における「群」という語には、「1つ」も含まれるとする。また、マイコン22のCPUは、操作装置30A,30Bの一方が操作されている場合には、他方の操作装置30A,30Bの操作を無効にする。マイコン22は、マイコン22で処理されて生成された制御信号を、通信線50を介して電動装置10A~10Jの全てに出力する。
以下、電動装置システム1の動作の例について説明する。
例えば、電動装置10A~10Jのそれぞれには、上述のように、それぞれのハードスイッチ18によって、固有のアドレスとして、電動装置10Aにはアドレス1が、電動装置10Bにはアドレス2が、・・・電動装置10Iにはアドレス9が、電動装置10Jにはアドレス10が、それぞれ設定されている。また、第1制御部20のマイコン22の記憶部には、操作対象装置のアドレス群として、アドレス1~アドレス10が記憶されている。このような状態において、後述するモード移行操作が行われない場合、すなわち、通常モードの場合に、例えば、操作装置30Aのクローズボタン33をユーザが操作すると、このユーザの操作により生成される信号が通信線50を介して第1制御部20のマイコン22に入力する。マイコン22のCPUは、操作装置30Aから入力した信号がモード移行操作を示していないことを判定した上で、マイコン22の記憶部から、操作対象装置のアドレス群のデータ(アドレス1~アドレス10)を読み出す。そして、マイコン22は、操作対象装置のアドレス群がアドレス1~アドレス10であることを示す信号と、操作装置30Aのクローズボタン33が操作されたことを示す信号とを含む制御信号を生成し、この制御信号を通信線50を介して電動装置10A~10Jのそれぞれに出力する。
電動装置10A~10Jのそれぞれのマイコン16のCPUは、第1制御部20から制御信号が入力すると、マイコン16の記憶部に格納されている自らのアドレスのデータをマイコン16の記憶部から読み出し、制御信号に含まれる操作対象装置のアドレス群のデータに自らのアドレス(例えば、電動装置10Aの場合、アドレス1)が含まれるか否か判定する。この通常モードの例では、操作対象装置のアドレス群はアドレス1~アドレス10であるため、電動装置10A~10Jのそれぞれのマイコン16のCPUの全てが、操作対象装置のアドレス群に自らのアドレスが含まれると判定する。そして、マイコン16のCPUは、制御信号に含まれている操作装置30Aのクローズボタン33が操作されたことを示す信号と、エンコーダ17から入力する信号とに基づいて、駆動部15の動作を制御する。こうして、この例では、電動装置10A~10Jの全てが動作し、電動装置10A~10Jの全てにおいて複数のスラットが下降する。そして、操作装置30Aのストップボタン32が押されることによって、電動装置10A~10Jの全てにおいて複数のスラットの下降が停止する。このように、この例では、電動装置10が動作するエリア範囲はフロアF全体となっている。
ところで、電動装置システム1が設けられているフロアFの使用用途の変更等によって、例えば図1に示すように、フロアFに間仕切りFPが設置される場合がある。そして、このような間仕切りFPが設けられることによって、例えば、間仕切りFPよりも左側のエリアが使用されなくなり、その結果、電動装置10Aと、電動装置10H~10Jとを動作させる必要がなくなる場合を考える。すなわち、エリア範囲をフロアF全体からフロアFの間仕切りFPよりも右側のエリアに変更する場合を考える。
このような場合において、電動装置システム1によれば、以下のようにしてエリア範囲を変更することができる。
図4に示すように、エリア範囲の変更が必要になった場合、ユーザは操作装置30A,30Bの一方を例えば以下のように操作して、電動装置システム1を通常モードから操作対象変更モードへと切り替える。すなわち、このモード移行操作は、例えば、ストップボタン32を押した状態でオープンボタン31とクローズボタン33とを同時に5秒以上押圧する操作であってもよい。第1制御部20のマイコン22の記憶部には、このモード移行操作に関する情報が格納されている。マイコン22のCPUは、操作装置30A,30Bのいずれかから信号が入力すると、マイコン22の記憶部に格納されているモード移行操作の情報を参照して、入力する信号がモード移行操作を示すか否かを判定する(ステップSP1)。したがって、マイコン22のCPUは、操作装置30A,30Bのいずれかから上記のようなモード移行操作を示す信号が入力すると、マイコンの記憶部に格納されている情報に基づいてモード移行操作が行われたと判定する。そして、マイコン22のCPUは、ユーザがモード移行操作を行ったと判定する場合、電動装置システム1を通常モードから操作対象変更モードへと切り替える(ステップSP2)。なお、本実施形態では、マイコン22にタイマーが含まれている。本実施形態では、マイコン22のCPUは、通常モードから操作対象変更モードへと切り替える際にタイマーを動作させて、操作対象変更モードにモード解除時間を設定する。一方、マイコン22のCPUは、ユーザがモード移行操作を行っていないと判定する場合、ステップSP1を繰り返す。
図5は、電動装置システム1の制御のうち操作対象変更モードの一例を示すフローチャートである。図5に示すように、第1制御部20のマイコン22のCPUは、通常モードから操作対象変更モードに切り替えた後、まず、操作対象変更モードを解除する操作がされたか否かを判定する。このモード解除操作は、例えば、所定の時間間隔以下の時間間隔でストップボタン32を5回連続して押す操作であってもよい。マイコン22のCPUは、モード解除操作を示す信号が操作装置30A,30Bのいずれかから入力すると、操作対象変更モードを中止して通常モードに切り替える(ステップSP4)。一方、マイコン22のCPUにモード解除操作を示す信号が入力しない場合、マイコン22のCPUは、上述のタイマーからの情報に基づいて、モード解除時間が経過しているか否かを判定する(ステップSP5)。マイコン22のCPUは、モード解除時間が経過している場合、操作対象変更モードを中止して通常モードに切り替える(ステップSP4)。一方、モード解除時間が経過していない場合、マイコン22のCPUは、電動装置10のスラットを開閉させたりスラットの傾斜角を増減させたりする動作信号が操作装置30A,30Bのいずれかから入力しているか否かを判定する(ステップSP6)。
第1制御部20のマイコン22のCPUは、ステップSP6において上記動作信号が入力する場合、マイコン22の記憶部から操作対象装置のアドレス群の情報を読み出し、操作対象装置のアドレス群を示す信号と、動作信号とを含む制御信号を電動装置10A~10Jに出力する(ステップSP7)。なお、ステップSP6の段階では、操作対象装置のアドレス群が変更されておらず、マイコン22の記憶部に格納されている操作対象装置のアドレス群はアドレス1~アドレス10のままである。したがって、ステップSP7では、操作対象変更モードに切り替わる直前の通常モードと同様に、マイコン22のCPUは、操作対象装置のアドレス群としてアドレス1~アドレス10を示す信号と、上記動作信号とを含む制御信号を電動装置10A~10Jに出力する。また、マイコン22のCPUは、従前の操作対象装置のアドレス群と同様の操作対象装置のアドレス群(アドレス1~アドレス10)のデータをマイコン22の記憶部に上書きする(ステップSP12)。そして、マイコン22のCPUは、制御をステップSP3に戻し、モード解除操作がされたこと(ステップSP3)、又は、モード解除時間が経過したこと(ステップSP5)を判定した場合には、操作対象変更モードを中止して通常モードに切り替える(ステップSP4)。
一方、マイコン22のCPUは、ステップSP6において上記動作信号が入力しない場合、操作対象装置のアドレス群の変更操作がされたか否かを判定する(ステップSP8)。マイコン22のCPUは、ステップSP8において、操作装置30A,30Bのいずれかが例えば以下のように操作されるアドレス群変更操作が行われる場合に、操作対象装置のアドレス群の変更を行う。すなわち、マイコン22のCPUは、例えば、ストップボタン32が押された状態でオープンボタン31が1回押される度に操作対象装置のアドレス群の開始アドレスを1つずつ増加させ、その後、クローズボタン33が押された状態でストップボタン32が所定の時間間隔以下の時間間隔で3回連続して押された場合に開始アドレスを更新すると判定する。
なお、本実施形態では、ステップSP8において、ストップボタン32を押しながらオープンボタン31を押す操作を終えると、従前のアドレス群の開始アドレス(アドレス1)にオープンボタン31を押した回数を足したアドレスを有する電動装置10が、一時的に動作(例えば、ヘッドボックスにLEDが設けられており、このLEDが所定の時間の間点灯してもよい。)する。例えば、ストップボタン32を押しながらオープンボタン31を2回押すと、アドレス3を有する電動装置10Cのヘッドボックスに設けられているLEDが一時的に点灯する。すなわち、本実施形態において、第1制御部20は、アドレス群を変更する際に、変更されたアドレス群のうち最も小さなアドレス(開始アドレス)を有する電動装置10を一時的に動作させる。このように、本実施形態では、操作対象装置のアドレス群に含まれるアドレスを有する電動装置10をユーザに認識させる認識手段を備えているため、ユーザは、ステップSP8において変更された開始アドレス(例えば、アドレス3)の電動装置10を容易に把握することが可能である。そして、ユーザは、所望の開始アドレスの電動装置10が動作することを把握した後、クローズボタン33を押しながらストップボタン32を3回連続で押すことによって、開始アドレスの更新を行う。
一方、ステップSP8において、マイコン22のCPUは、例えば、ストップボタン32が押された状態でクローズボタン33が1回押される度に操作対象装置のアドレス群の終了アドレス(上記の例では、アドレス10)を1つずつ減少させ、その後、オープンボタン31が押された状態でストップボタン32が所定の時間間隔以下の時間間隔で3回連続して押された場合に終了アドレスを更新すると判定する。ただし、このようにして変更された終了アドレスが上述の変更された開始アドレスよりも小さい場合、マイコン22のCPUは、終了アドレスの変更を無効にする。
なお、本実施形態では、ステップSP8において、ストップボタン32を押しながらクローズボタン33を押す操作を終えると、従前のアドレス群の終了アドレス(アドレス10)にクローズボタン33を押した回数を減じたアドレスの電動装置10が、一時的に動作(例えば、ヘッドボックスにLEDが設けられており、このLEDが所定の時間の間点灯してもよい。)する。例えば、ストップボタン32を押しながらクローズボタン33を2回押すと、アドレス8を有する電動装置10Hのヘッドボックスに設けられているLEDが一時的に点灯する。すなわち、本実施形態において、第1制御部20は、アドレス群を変更する際に、変更されたアドレス群のうち最も大きなアドレス(終了アドレス)を有する電動装置10を一時的に動作させる。このように、本実施形態では、操作対象装置のアドレス群に含まれるアドレスを有する電動装置10をユーザに認識させる認識手段を備えているため、ユーザは、ステップSP8において変更された終了アドレス(例えば、アドレス8)の電動装置10を容易に把握することが可能である。そして、ユーザは、所望の終了アドレスの電動装置10が動作することを把握した後、オープンボタン31を押しながらストップボタン32を3回連続で押すことによって、終了アドレスの更新を行う。
なお、アドレス群変更操作は上記に限定されるものではなく、例えば、インクリメントボタン34やディクリメントボタン35を用いる操作としてもよい。例えば、ステップSP8において、ストップボタン32を押しながらオープンボタン31を押す操作を終えた後に、インクリメントボタン34を1回押すことによって、該当するアドレスを有する電動装置10が一時的に動作するようにしてもよい。また、ストップボタン32を押しながらクローズボタン33を押す操作を終えた後に、ディクリメントボタン35を1回押すことによって、該当するアドレスを有する電動装置が一時的に動作するようにしてもよい。このような変形例では、インクリメントボタン34やディクリメントボタン35が上記認識手段として機能する。
マイコン22のCPUは、操作対象変更モードのステップSP8においてアドレス群変更操作を判定すると、マイコン22の記憶部に格納されていた従前の操作対象装置のアドレス群(上記の例では、アドレス1~アドレス10)を新たな操作対象装置のアドレス群に変更し(ステップSP9)、この新たな操作対象装置のアドレス群をマイコン22の記憶部に格納する(ステップSP12)。こうして、ステップSP8及びステップSP9を経たステップSP12において、マイコン22の記憶部に格納されていた従前の操作対象装置のアドレス群(アドレス1~アドレス10)のデータが新たな操作対象装置のアドレス群のデータに上書きされる。そして、マイコン22のCPUは、制御をステップSP3に戻し、モード解除操作がされたこと(ステップSP3)、又は、モード解除時間が経過したこと(ステップSP5)を判定した場合に、操作対象変更モードを中止して通常モードに切り替える(ステップSP4)。
図1に示すように、エリア範囲をフロアF全体から間仕切りFPよりも右側のエリアに変更したい場合、新たなエリア範囲に属する電動装置10は、電動装置10B(アドレス2)~電動装置10G(アドレス7)である。したがって、ユーザは、例えば、ストップボタン32を押した状態でオープンボタン31を1回押した後、クローズボタン33を押した状態でストップボタン32を3回連続して押すことによって、操作対象装置のアドレス群の開始アドレスをアドレス1(電動装置10A)からアドレス2(電動装置10B)に変更することができる。また、ユーザは、例えば、ストップボタン32を押した状態でクローズボタン33を3回押した後、オープンボタン31を押した状態でストップボタン32を3回連続して押すことによって、操作対象装置のアドレス群の終了アドレスをアドレス10(電動装置10J)からアドレス7(電動装置10G)に変更することができる。
ステップSP8、ステップSP9、ステップSP12、及びステップSP3(又はステップSP5)を経て、操作対象装置のアドレス群がアドレス2~アドレス7に変更された後の通常モードでは、第1制御部20のマイコン22から、操作対象装置のアドレス群としてアドレス2~アドレス7を示す信号と、動作信号とを含む制御信号が電動装置10A~10Jに出力される。電動装置10A~10Jのそれぞれのマイコン16のCPUは、第1制御部20からの制御信号が入力すると、マイコン16の記憶部に格納されている自らのアドレスのデータを読み出し、当該制御信号に含まれる操作対象装置のアドレス群のデータに自らのアドレスが含まれるか否か判定する。その結果、電動装置10B(アドレス2)~電動装置10G(アドレス7)のそれぞれのマイコン16のCPUは、制御信号に自らのアドレスのデータが含まれると判定し、制御信号に含まれる動作信号に基づく動作を自らが含まれる電動装置10に実行させる。一方、制御信号には、アドレス1(電動装置10A)、アドレス8(電動装置10H)~アドレス10(電動装置10J)のデータが含まれない。そのため、電動装置10A、電動装置10H、電動装置10I、及び電動装置10Jのそれぞれのマイコン16のCPUは、マイコン16の記憶部に格納されている自らのアドレスのデータを参照して、この制御信号を無効と判定する。その結果、電動装置10A、電動装置10H、電動装置10I、及び電動装置10Jは通常モードにおいて動作しない。このように操作対象装置のアドレス群が変更されることによって、以後は、操作装置30A,30Bのいずれかの操作によって電動装置10B~10Gのみが動作することとなる。こうして、電動装置10が動作するエリア範囲が間仕切りFPよりも右側のエリアに変更される。
再びステップSP8に戻って、第1制御部20のマイコン22のCPUは、アドレス群変更操作がされたと判定しない場合、操作対象装置のアドレス群の更新操作がされたか否かを判定する(ステップSP10)。操作対象装置のアドレス群の更新操作のうち開始アドレスの更新操作は、例えば、クローズボタン33を押した状態でストップボタン32を所定の時間間隔以下の時間間隔で3回連続して押す操作であってもよい。また、操作対象装置のアドレス群の更新操作のうち終了アドレスの更新操作は、例えば、オープンボタン31を押した状態でストップボタン32を所定の時間間隔以下の時間間隔で3回連続して押す操作であってもよい。
第1制御部20のマイコン22のCPUは、ステップSP10において操作対象装置のアドレス群の更新操作がされたと判定する場合、操作対象装置のアドレス群の更新処理を行う(ステップSP11)。なお、この場合、ステップSP8においてアドレス群変更操作がされていないため、操作対象装置のアドレス群は従前と同様にアドレス1~アドレス10である。そのため、ステップSP11において、マイコン22のCPUは、新たな操作対象装置のアドレス群を従前のまま(アドレス1~アドレス10)にする。そして、マイコン22のCPUは、新たな操作対象装置のアドレス群(アドレス1~アドレス10)をマイコン22の記憶部に上書きする(ステップSP12)。その後、マイコン22のCPUは、制御をステップSP3に戻し、モード解除操作がされたこと(ステップSP3)、又は、モード解除時間が経過したこと(ステップSP5)を判定した場合には、操作対象変更モードを中止して通常モードに切り替える(ステップSP4)。
以上説明したように、本実施形態の電動装置システム1は、それぞれに固有のアドレス1~アドレス10が設定されている複数の電動装置10と、複数の電動装置10を操作するための少なくとも1つの操作装置30A,30Bと、操作装置30A,30Bと複数の電動装置10のそれぞれとに接続される第1制御部20と、を備えている。第1制御部20は、複数の電動装置10の全部又は一部のアドレスからなるアドレス群の情報を含む信号を生成して複数の電動装置10のそれぞれに上記信号を出力することと、ユーザによる操作装置30A,30Bの操作に基づいて上記信号に含まれるアドレス群を変更することとを実行させる。また、複数の電動装置10のそれぞれは、第2制御部(マイコン16)を含んでおり、第2制御部は、上記信号に自らのアドレスが含まれるか否かを判定するとともに、上記信号に自らのアドレスが含まれると判定する場合に、ユーザによる操作装置30A,30Bの操作に基づく動作を、自らが含まれる電動装置10に実行させる。
このような電動装置システム1によれば、ユーザによる操作装置の装置に基づいて第1制御部20が操作対象装置のアドレス群を変更して複数の電動装置10のそれぞれの第2制御部にアドレス群を含む制御信号が送信される。また、電動装置システム1によれば、複数の電動装置10のそれぞれの第2制御部が、第1制御部20から入力する制御信号に自らのアドレスが含まれるか否かを判定するとともに、制御信号に自らのアドレスが含まれる場合に限り、自らが含まれる電動装置を動作させる。このような構成によれば、操作装置30A,30Bにディップスイッチやロータリースイッチなどのハードスイッチを設けなくても、操作対象装置を変更することができる。そのため、操作対象装置を変更するためのハードスイッチを操作装置に別途設ける必要がなく、部品点数を削減し得る。また、上記のように、ディップスイッチやロータリースイッチなどのハードスイッチの設定をエリア変更の度に変える必要がないため、エリア範囲を比較的容易に変更することができる。
また、本実施形態の電動装置システム1において、複数の電動装置10のそれぞれには、それぞれの電動装置10に設定される固有のアドレスを変更することが可能なアドレス変更部(ディップスイッチであるハードスイッチ18)が含まれる。そのため、ディップスイッチのオンオフのパターンを変更することによって、電動装置10に設定される固有のアドレス自体を変更することができる。上記実施形態の例では、フロアFの縁部に沿って時計回りに電動装置10A~10Jが配置されており、電動装置10A~10Jの順にアドレス1~10が設定されている。このような状況において、電動装置10に設定される固有のアドレス自体を変更する場合を考える。例えば、電動装置10A,10Fのそれぞれのディップスイッチのオンオフのパターンを変更することによって、電動装置10Aのアドレス1をアドレス11に変更し、電動装置10Fのアドレス6をアドレス12に変更する場合を考える。この場合、操作対象装置のアドレス群がアドレス1~アドレス10であるとしても、電動装置10A,10Fに設定される固有のアドレス自体がそれぞれアドレス11,12に変更されているため、電動装置10A,10Fの第2制御部は、制御信号に自らのアドレスが含まれていると判定せず、電動装置10A,10Fは動作しない。したがって、この場合、エリア範囲をフロアFの周方向において不連続に、すなわち、エリア範囲を電動装置10B~10Eまでの第1エリアと電動装置10G~10Jまでの第2エリアとに分割することができる。このように、本実施形態では、複数の電動装置10のそれぞれに、それぞれの電動装置10に設定される固有のアドレスを変更することが可能なアドレス変更部が含まれるため、より柔軟にエリア範囲を変更することが可能になる。
また、本実施形態の電動装置システム1では、第1制御部20は、ユーザがアドレス群を変更するための操作装置の操作を所定の時間内に終了しない場合にアドレス群を変更することを中止する(ステップSP5,ステップSP4)。このような構成によれば、ユーザが上述のモード解除操作を行わなくても、操作対象変更モードが通常モードに変更されるため、ユーザの操作負担が軽減され得る。
以上、本発明について上記実施形態を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、変更前の操作対象装置のアドレス群がアドレス1~アドレス10であり、変更後の操作対象装置のアドレス群がアドレス2~アドレス7であったため、アドレス群変更操作によって操作対象装置の数及び範囲の両方が変更された。しかし、例えば、変更前の操作対象装置のアドレス群がアドレス1~アドレス8であり、変更後の操作対象装置のアドレス群がアドレス2~アドレス9となる他の例では、アドレス群変更操作によって操作対象装置の範囲のみが変更される。同様に、例えば、変更前の操作対象装置のアドレス群がアドレス5であり、変更後の操作対象装置のアドレス群がアドレス6となる別の例では、アドレス群変更操作によって操作対象装置の範囲のみが変更される。
また、上記実施形態では、複数の電動装置10のそれぞれには、固有のアドレスを変更することが可能なアドレス変更部が含まれる例を説明したが、このようなアドレス変更部を設けることは必須ではない。
また、上記実施形態では、アドレス群に含まれるアドレスを有する電動装置10をユーザに認識させる認識手段を備える例を説明したが、このような認識手段を設けることは必須ではない。
また、上記実施形態では、第1制御部20が、ユーザによる操作装置の操作が所定の時間内に終了しない場合に信号に含まれるアドレス群を変更することを中止するステップSP4,SP5を実行する例を説明した。しかし、ステップSP4,SP5を実行することは必須ではない。すなわち、上述のモード解除時間を設定することは必須ではない。
また、上記実施形態では、第1制御部20が、アドレス群を変更する際に、変更されたアドレス群のうち最も小さなアドレスを有する電動装置10と、変更されたアドレス群のうち最も大きなアドレスを有する電動装置10とを一時的に動作させる例を説明したが、このような制御を行うことは必須ではない。
また、上記実施形態で説明した操作対象変更モードにおける操作装置30A,30Bに対する操作は例示的なものであり、上記実施形態で説明した操作に限定されるものではない。
1…電動装置システム、10…電動装置、16…マイコン(第2制御部)、18…ハードスイッチ(アドレス変更部)、20…第1制御部、30A,30B…操作装置
Claims (6)
- それぞれに固有のアドレスが設定されている複数の電動装置と、
前記複数の電動装置を操作するための少なくとも1つの操作装置と、
前記操作装置と前記複数の電動装置のそれぞれとに接続される第1制御部と、
を備え、
前記第1制御部は、前記複数の電動装置の全部又は一部の前記アドレスからなるアドレス群の情報を含む信号を生成して前記複数の電動装置のそれぞれに前記信号を出力することと、ユーザによる前記操作装置の操作に基づいて前記信号に含まれる前記アドレス群を変更することとを実行させ、
前記複数の電動装置のそれぞれは、第2制御部を含んでおり、
前記第2制御部は、前記信号に自らの前記アドレスが含まれるか否かを判定するとともに、前記信号に自らの前記アドレスが含まれると判定する場合に、ユーザによる前記操作装置の操作に基づく動作を、自らが含まれる前記電動装置に実行させる
ことを特徴とする電動装置システム。 - 前記複数の電動装置のそれぞれには、前記固有のアドレスを変更することが可能なアドレス変更部が含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の電動装置システム。 - 前記アドレス群に含まれる前記アドレスを有する前記電動装置を前記ユーザに認識させる認識手段を備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動装置システム。 - 前記第1制御部は、ユーザが前記アドレス群を変更するための前記操作装置の操作を所定の時間内に終了しない場合に、前記信号に含まれる前記アドレス群を変更することを中止する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電動装置システム。 - 前記第1制御部は、前記アドレス群を変更する際に、変更された前記アドレス群のうち最も小さな前記アドレスを有する前記電動装置を一時的に動作させる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電動装置システム。 - 前記第1制御部は、前記アドレス群を変更する際に、変更された前記アドレス群のうち最も大きな前記アドレスを有する前記電動装置を一時的に動作させる
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電動装置システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022014103A JP2023112359A (ja) | 2022-02-01 | 2022-02-01 | 電動装置システム |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023112359A true JP2023112359A (ja) | 2023-08-14 |
Family
ID=87562350
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2022014103A Pending JP2023112359A (ja) | 2022-02-01 | 2022-02-01 | 電動装置システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023112359A (ja) |
-
2022
- 2022-02-01 JP JP2022014103A patent/JP2023112359A/ja active Pending
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