JP2023110264A - 光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法 - Google Patents

光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023110264A
JP2023110264A JP2022011609A JP2022011609A JP2023110264A JP 2023110264 A JP2023110264 A JP 2023110264A JP 2022011609 A JP2022011609 A JP 2022011609A JP 2022011609 A JP2022011609 A JP 2022011609A JP 2023110264 A JP2023110264 A JP 2023110264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
layer
optical semiconductor
semiconductor device
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022011609A
Other languages
English (en)
Inventor
匡廣 吉田
Masahiro Yoshida
和明 清田
Kazuaki Kiyota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2022011609A priority Critical patent/JP2023110264A/ja
Priority to PCT/JP2023/001804 priority patent/WO2023145662A1/ja
Publication of JP2023110264A publication Critical patent/JP2023110264A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
    • G02B6/125Bends, branchings or intersections
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/015Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on semiconductor elements having potential barriers, e.g. having a PN or PIN junction
    • G02F1/025Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on semiconductor elements having potential barriers, e.g. having a PN or PIN junction in an optical waveguide structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/022Mountings; Housings
    • H01S5/0235Method for mounting laser chips
    • H01S5/02375Positioning of the laser chips

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】例えば、光半導体素子と当該光半導体素子とは異なる部品との位置合わせ精度をより容易にあるいはより確実に確保することができるような、新規な改善された光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法を得る。【解決手段】光半導体素子は、例えば、基板と、第一突出部と、光半導体素子とは異なる部品との位置決めに用いられる位置決め部として機能する第二突出部と、を備え、第一突出部に対して第一方向の後方となる第一部位、第二突出部に対して第一方向の後方となる第二部位、および第一部位と第二部位との間となる第三部位に渡って形成され、他の半導体層をエッチング可能な所定のエッチング剤に対してエッチングされないかあるいは当該他の半導体層のエッチングレートに対するエッチングレートの比が十分に小さい第一半導体層を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法に関する。
従来、半導体レーザ素子や半導体光増幅器のような光半導体素子と導波路を有した部位(以下、当該部位を光機能素子と称する)とを一体に備えた光集積素子が、知られている(例えば、特許文献1)。
特開2017-92262号公報
この種の光集積素子では、例えば、光半導体素子と光機能素子のような光半導体素子とは異なる部品との位置合わせ精度をより容易にあるいはより確実に確保することができれば、有益である。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、光半導体素子と当該光半導体素子とは異なる部品との位置合わせ精度をより容易にあるいはより確実に確保することができるような、新規な改善された光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法を得ることである。
本発明の光半導体素子は、例えば、第一方向と交差して広がる基板と、前記基板から前記第一方向に突出し、活性層を含む半導体層を有した第一突出部と、前記第一突出部から前記第一方向と交差した第二方向に離間した位置で前記基板から前記第一方向に突出し、半導体層を有し、前記光半導体素子とは異なる部品との位置決めに用いられる位置決め部として機能する第二突出部と、を備え、前記第一突出部に対して前記第一方向の後方となる第一部位、前記第二突出部に対して前記第一方向の後方となる第二部位、および前記第一部位と前記第二部位との間となる第三部位に渡って形成され、他の半導体層をエッチング可能な所定のエッチング剤に対してエッチングされないかあるいは当該他の半導体層のエッチングレートに対するエッチングレートの比が十分に小さい第一半導体層を含む。
前記光半導体素子では、前記活性層と前記第一半導体層とは、前記第一方向に光学的に隔絶可能な距離以上離間していてもよい。
前記光半導体素子では、前記第二突出部の前記第一突出部と前記第二突出部との間の第一凹部からの前記第一方向への突出高さが、前記第一突出部の前記第一凹部からの前記第一方向への突出高さより低くてもよい。
前記光半導体素子では、前記第二突出部は、前記第一半導体層に対して前記第一方向に離間した位置に、他の半導体層をエッチング可能な所定のエッチング液またはエッチングガスに対してエッチングされないかあるいは当該他の半導体層のエッチングレートに対するエッチングレートの比が十分に小さい第二半導体層を含んでもよい。
前記光半導体素子では、前記第二半導体層は、前記活性層と同じ成分を有し、前記活性層と前記第二方向に並んでもよい。
前記光半導体素子では、前記第一突出部は、前記活性層を含む複数の半導体層が積層された第一メサを含み、前記第二突出部は、少なくとも部分的に前記第一メサと同じ積層構造を有した第二メサを含んでもよい。
前記光半導体素子は、前記活性層を含み前記第一方向に沿う方向に見た場合に屈曲した形状を有した導波路を備えてもよい。
前記光半導体素子では、前記導波路は、前記第一方向に沿う方向に見た場合にU字状に屈曲した形状を有してもよい。
前記光半導体素子は、前記第二突出部として、複数の第二突出部を備えてもよい。
前記光半導体素子では、前記第一突出部が、前記複数の第二突出部の間に位置してもよい。
前記光半導体素子では、前記第二突出部は、コアを含む光導波路を有した光機能素子との位置決めに用いられてもよい。
前記光半導体素子では、前記第二突出部は、前記光機能素子との前記第一方向の位置決めに用いられてもよい。
前記光半導体素子では、前記第二突出部は、前記光機能素子との前記第一方向と交差した方向の位置決めに用いられてもよい。
前記光半導体素子は、前記第一突出部として、複数の第一突出部を備えてもよい。
前記光半導体素子では、前記第二突出部が、前記複数の第一突出部の間に位置してもよい。
前記光半導体素子では、前記複数の第一突出部の間に、前記第一突出部と前記第二突出部との間の第一凹部と略同じ深さの第二凹部が設けられてもよい。
本発明の光集積素子は、例えば、コアを含む光導波路を有した光機能素子と、前記光半導体素子と、を備え、前記光機能素子は、前記第二突出部に対して前記基板とは反対側に位置し当該第二突出部と接した接触部を有し、前記コアと前記活性層とが、前記第一方向と交差した第三方向に面する。
本発明の光半導体素子の製造方法は、例えば、基板上に、複数の半導体層を第一方向に積層した積層構造を形成する工程であって、前記複数の半導体層が、他の半導体層をエッチング可能な所定のエッチング液またはエッチングガスに対してエッチングされないかあるいは当該他の半導体層のエッチングレートに対するエッチングレートの比が十分に小さい第一半導体層を含む、工程と、前記積層構造を前記基板とは反対側で部分的に除去することにより、前記第一方向と交差した第二方向に離間した複数箇所において前記基板から突出した複数のメサを形成する工程と、前記複数のメサの間を埋めるように電流阻止層を形成する工程と、前記第一半導体層をエッチング停止層とする前記エッチング液または前記エッチングガスを用いたエッチングにより、前記複数のメサのうちの一つである第一メサおよび前記電流阻止層のうち当該第一メサと隣り合う部位を含む第一突出部と、前記複数のメサのうち前記第一メサとは異なる第二メサを含む第二突出部と、を形成する工程と、を備える。
本発明によれば、新規な改善された光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法を得ることができる。
図1は、第1実施形態の光半導体素子の例示的かつ模式的な平面図である。 図2は、図1のII-II断面図である。 図3は、第1実施形態の光集積素子の例示的かつ模式的な側面図である。 図4は、第1実施形態の光半導体素子の製造工程の途中の生成物の例示的かつ模式的な断面図である。 図5は、第1実施形態の光半導体素子の製造工程の途中の生成物の図4の後の段階における例示的かつ模式的な断面図である。 図6は、参考例の光半導体素子の製造工程の途中の生成物の図5と同じ段階における例示的かつ模式的な断面図である。 図7は、第2実施形態の光半導体素子の例示的かつ模式的な平面図である。 図8は、第3実施形態の光半導体素子の例示的かつ模式的な平面図である。 図9は、第4実施形態の光半導体素子の例示的かつ模式的な平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
以下に示される複数の実施形態は、同様の構成を備えている。よって、各実施形態の構成によれば、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果が得られる。また、以下では、それら同様の構成には同様の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される場合がある。
本明細書において、序数は、方向や、部位等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
各図において、X方向を矢印Xで表し、Y方向を矢印Yで表し、Z方向を矢印Zで表す。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに交差するとともに互いに直交している。また、以下では、X方向を長手方向若しくは延び方向、Y方向を短手方向若しくは幅方向、Z方向を積層方向若しくは高さ方向と称する。
また、各図は説明を目的とした模式図であって、各図と実物とでスケールや比率は、必ずしも一致しない。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の光半導体素子100A(100)の平面図であり、図2は、図1のII-II断面図である。光半導体素子100Aは、公知の半導体光増幅器として構成される。
図1,2に示されるように、光半導体素子100Aは、基板10と、突出部11と、突出部12(12V,12H)と、を備えている。
突出部11,12は、基板10からZ方向に突出している。また、突出部11と突出部12のそれぞれとは、Y方向に離間している。突出部11は、第一突出部の一例であり、突出部12は、第二突出部の一例である。また、Z方向は、第一方向の一例であり、Y方向は、第二方向の一例である。
突出部11は、例えば、光半導体増幅器として機能する部位であり、機能部とも称されうる。
図1に示されるように、突出部11は、X方向に延びている。突出部11の内部には、光導波路としての活性層21aが含まれている。活性層21aは、X方向に略沿って延びている。ただし、X方向の端部21a1およびX方向の反対方向の端部21a2の近傍において、活性層21aは、X方向およびY方向に対して傾斜している。これにより、端部21a1,21a2において反射された光が導波経路に戻るのを抑制している。突出部11は、埋め込み導波路構造(BH導波路構造)を有している。
光半導体素子100Aは、突出部12として、二つの突出部12Vと、四つの突出部12Hと、を備えている。突出部12は、光機能素子200(図3参照)のような、光半導体素子100とは異なる部品(以下、他の部品と称する)との位置決めに用いられる部位であり、位置決め部とも称されうる。
図1に示されるように、二つの突出部12Vは、Y方向において、突出部11の前後に、当該突出部11と間隔をあけて設けられている。突出部12Vは、Y方向に略一定の幅およびZ方向に略一定の高さで、X方向に延びている。突出部12Vは、例えば、Z方向における光半導体素子100Aと光機能素子200との位置決めに用いられる。当該突出部12Vによる位置決めは、例えば、光半導体素子100Aと光機能素子200との接触による位置決めである。この場合、突出部12VのZ方向の端部12aは、Z方向を向き、当該Z方向と交差した平面である。端部12aは、端面、あるいは接触面とも称されうる。なお、光半導体素子100Aが突出部12Vを介して他の部品に支持される場合、支持の安定性の観点から、当該突出部12VのX方向の長さは、光半導体素子100および突出部11のX方向の長さの1/3以上であるのが好ましい。
他方、四つの突出部12Hは、光半導体素子100AのX方向の端部またはX方向の反対方向の端部の近くに設けられている。四つの突出部12Hのうち、X方向の端部に位置する二つの突出部12Hは、Y方向において、突出部11の前後に、当該突出部11と間隔をあけて設けられている。また、四つの突出部12Hのうち、X方向の反対方向の端部に位置する二つの突出部12Hも、Y方向において、突出部11の前後に、当該突出部11と間隔をあけて設けられている。突出部12Hは、光半導体素子100Aと、光機能素子200との、X方向およびY方向における位置決め、すなわち、Z方向と交差した方向における位置決めに用いられる。具体的に、突出部12HによるX方向およびY方向における位置決めは、例えば、カメラによって突出部12Hを撮影した画像に対する画像認識や画像解析による位置決めである。
ただし、突出部12V,12Hの形状や、数、配置等は、図1の例には限定されない。突出部12V,12Hは、一つずつ設けられてもよいし、突出部12Hと突出部12Vとが一体化された突出部が設けられてもよい。
基板10は、Z方向に略一定の厚さを有し、Z方向と交差して広がっている。図2に示されるように、基板10は、面10aと、面10bと、を有している。面10aは、Z方向を向くとともに、Z方向と交差している。また、面10bは、面10aとは反対側に位置し、Z方向の反対方向を向くとともに、Z方向と交差している。基板10は、例えば、n-InPで作られている。
突出部11はメサ21を含み、突出部12はメサ22を含んでいる。メサ21は、第一メサの一例であり、メサ22は、第二メサの一例である。
メサ21およびメサ22は、同じ半導体プロセスで作られる。このため、メサ21およびメサ22は、積層された複数の同じ半導体層(第一層20a~第三層20c)を含んでおり、部分的に同じ積層構造を有している。すなわち、メサ21,22に含まれる同じ半導体層は、同じ材料で作られるとともに、Y方向に並び、基板10の面10aからのZ方向における位置が同じである。ただし、メサ22のZ方向の端部はエッチングにより除去されるため、メサ21のZ方向の端部には、メサ22には含まれない半導体層(第四層20d)が含まれている。
第一層20aは、例えば、n-InGaAsPで作られている。第一層20aは、所謂四元層であり、他の半導体層(例えばInPで作られているクラッド層)をエッチング可能なエッチング液(例えば、塩酸など)やエッチングガスのような所定のエッチング剤に対してエッチングされないか、あるいは他の半導体層のエッチングレートに対するエッチングレートの比が十分に小さい(例えば1/10以下)性質を有する。第一層20aは、エッチングによって凹部13を形成する際の、エッチング停止層として機能する。第一層20aの厚さは、例えば、約20[nm]である。第一層20aは、第一半導体層の一例である。また、凹部13は、第一凹部の一例である。
この第一層20aは、基板10の面10a上に広く、例えば、面10aの略全体を覆うように形成されており、突出部11に対してZ方向の後方となる部位20a1、突出部12V(12)に対してZ方向の後方となる部位20a2、および突出部11と突出部12との間の凹部13に対してZ方向の後方となる部位20a3を含んでいる。なお、図2には示されていないが、第一層20aは、突出部12Hに対してZ方向の後方となる部位や、突出部11と突出部12Hとの間の凹部13に対してZ方向の後方となる部位、突出部12Vと突出部12Hとの間の凹部13に対してZ方向の後方となる部位、複数の突出部11を備えた構成において当該複数の突出部11間の凹部14(図8参照)に対してZ方向の後方となる部位等も、含んでいる。これらの部位ならびに部位20a1,20a2,20a3は、途切れることなく、一続きに形成されている。よって、突出部11,12(12V,12H)は、第一層20aからZ方向に突出していると言うこともできる。部位20a1は、第一部位の一例であり、部位20a2は、第二部位の一例であり、部位20a3は、第三部位の一例である。
第二層20bは、例えば、n-InPで作られており、メサ21においては、クラッド層として機能する。
第三層20cは、例えば、n-InGaAsPを含んだ積層構造を有しており、所謂四元層である。メサ21に含まれる第三層20cは、活性層21aとして機能する。第三層20cは、活性層21aとして機能するため、例えば、波長1.55[μm]帯の光に対して適切に機能する組成を有している。
他方、メサ22に含まれる第三層20cは、エッチングによってメサ22を形成する際、ならびにエッチングによって凹部13を形成する際の、エッチング停止層(マスク)として機能する。メサ22に含まれる第三層20cは、活性層21aと同じ成分を有するとともに、活性層21aとY方向に並んでいる。第三層20cは、第二半導体層の一例である。なお、メサ22は、第三層20cとは別に、エッチング停止層(マスク)として機能する第二半導体層を含んでもよい。
メサ22は、突出部12を構成している。なお、メサ22において、突出部12は、絶縁層20hで覆われているが、覆われなくてもよい。
また、突出部11は、突出部12(メサ22)には含まれない半導体層として、第四層20d、電流阻止層20e,20f、およびクラッド層20gを有している。
第四層20dは、例えば、p-InPで作られており、メサ21において、クラッド層として機能する。
突出部11において、メサ21は、Y方向およびY方向の反対方向に隣接した第五層20jおよび電流阻止層20e,20f、ならびにZ方向に隣接したクラッド層20gによって囲まれている。第五層20jは、第二層20bと同じ材質で作られている。電流阻止層20eは、例えば、p-InPで作られ、電流阻止層20fは、例えば、n-InPで作られている。また、クラッド層20gは、例えば、p-InPで作られている。
クラッド層20gに対して基板10の反対側には、電極31が設けられる。電極31は、P側電極であって、活性層21aに対してZ方向に離間している。電極31は、例えば、コンタクト層、ベース層、バリヤ層、厚膜層等(いずれも不図示)を含んだ積層構造を有している。
突出部11,12のY方向およびY方向の反対方向の端面(側面)、ならびにZ方向の端面(上面)は、突出部11上で電極31が貫通する開口部を除き、絶縁層20hで覆われている。絶縁層20hは、例えば、SiNで作られる。
基板10の面10b上には、電極32が設けられる。電極32は、N側電極であって、例えば、AuGe、Ni、およびAuを含んだ積層構造を有している。
(光機能素子および光集積素子の構造)
図3は、光半導体素子100と、光機能素子200と、を含む光集積素子300の一部の側面図である。図3は、光半導体素子100と光機能素子200とが位置合わせされた状態を示している。図3に示されるように、光集積素子300において、光半導体素子100と光機能素子200とは、Z方向に重なっている。光機能素子200は、シリコンプラットフォームとも称されうる。
光機能素子200は、ベース201、突出部202、およびボディ203を有している。突出部202は、ベース201の面201aからZ方向の反対方向に突出している。ボディ203も、面201aからZ方向の反対方向に突出している。ボディ203内には、X方向に延びたコア203aを含む光導波路が設けられている。光集積素子300において、光半導体素子100と光機能素子200とが図3に示されるように位置合わせされた状態では、ボディ203のX方向の反対方向の端面203bと、光半導体素子100のX方向の端面11cとが面し、活性層21aの端部21a1とコア203aの端部203a1とが、X方向に面するとともにX方向に並ぶ。このような構成により、端部21a1と端部203a1とが、光学的に結合される。X方向は、第三方向の一例である。
ここで、上述したように、本実施形態では、突出部11に含まれるメサ21と、突出部12Vに含まれるメサ22とが、部分的に同じZ方向の積層構造を有している。よって、突出部12V中の第三層20cに対して、突出部12VのZ方向の高さ、すなわちZ方向における端部12aの位置を設定することにより、突出部11内のメサ21における活性層21aに対して突出部12VのZ方向の高さ、すなわちZ方向における端部12aの位置を設定することができる。したがって、本実施形態によれば、光半導体素子100の活性層21aと光機能素子200のコア203aとを、Z方向において、より容易にあるいはより精度良く位置合わせすることができ、ひいては、活性層21aとコア203aとの間の光結合効率の低下をより容易にあるいはより確実に抑制することができるという効果が得られる。
また、本実施形態では、光半導体素子100は、複数の突出部12Vを備えている。さらに、突出部11は、複数の突出部12Vの間に位置している。このような構成によれば、複数の突出部12Vによって、光半導体素子100を、より安定的に支持することができるという効果が得られる。
(光半導体素子の製造方法)
図4,5は、光半導体素子100の製造方法における各製造工程の途中の生成物を示す図である。
まずは、図4に示されるように、ウエハとしての基板10上に、第一層20a、第二層20b、第三層20c、および第四層20dが、結晶成長によって積層される。
次に、マスクを用いた所定のエッチング液またはエッチングガスによるエッチング(第一エッチング)によって、図4の生成物のうち基板10とは反対側の部位が選択的かつ部分的に除去され、Y方向に間隔をあけてメサ21およびメサ22が形成される。メサ21およびメサ22の周辺には、トレンチ(不図示)が形成される。なお、メサ21,22を形成する第一エッチングは、第一層20a上に第五層20jが残存するように実行される。
次に、当該トレンチを全体的に埋めるように、電流阻止層20e,20fが形成される。なお、第一エッチングにおけるマスクは除去される。
次に、電流阻止層20e,20fが形成された生成物に対して基板10とは反対側に、クラッド層20g、絶縁層20m、および電極31の少なくとも一部が形成される。これにより、図4に示される生成物が得られる。
この後、図4の生成物の、基板10とは反対側の部位であって、メサ21とメサ22との間の部位が、絶縁層20mおよびメサ22中の第三層20cをエッチングマスク(エッチング停止層)として、所定のエッチング液またはエッチングガスによるエッチング(第二エッチング)によって除去され、図5に示されるような、メサ21を内包する突出部11、およびメサ22(突出部12Vの一部)が、形成される。このエッチングにより、メサ21を内側に含む突出部11と、当該突出部11とメサ22との間の凹部13が形成される。また、凹部13において、第一層20aは、エッチング停止層として機能する。
そして、絶縁層20mを除去した後、図2示されるような絶縁層20hを形成し、当該絶縁層20hを電極31上で部分的に除去して開口を形成し、さらに、当該開口を貫通し絶縁層20h上まで延びた導電体を電極31に付加することにより図2に示される電極31を形成する。他方、基板10のZ方向の反対方向の端面が研磨されて面10bが形成された後、当該面10b上に例えば蒸着リフトオフにより電極32が形成される。次に、熱処理によって、電極31、電極32、突出部11の半導体層のオーミック接続が行われる。また、突出部11の側面は絶縁層20hで覆われる。
上述した処理が施されたウエハ(不図示)は劈開され、X方向の端面11cおよびX方向の反対方向の端面11d(図1参照)に低反射コーティングが施されることにより、図1,2に示される光半導体素子100が完成する。
このような構成およびプロセスについての発明者らの鋭意研究により、仮に、第一層20aが設けられていないとすると、図4の生成物から図5の生成物を得るエッチングの際に、凹部13において、例えば、図6(参考例)に示される突起20iのようなエッチング残渣が生じる虞があることが判明した。このようなエッチング残渣は、例えば、(1)端部12aよりも高い突起20iによって、突出部12Vによる光半導体素子100のZ方向の位置決めに支障を来す、(2)Z方向の反対方向に見た平面視において突出部12Hの境界の形状を所定形状に対して変更し当該突出部12Hの画像認識あるいは画像解析に支障を来し、ひいては光半導体素子100のX方向またはY方向における位置決めに支障を来す、(3)凹部13の底部の残渣が突出部11からの漏洩電流の経路となって電極31,32からメサ21の活性層21aに対して所要の大きさの電流を印加できなくなる、などの不都合が生じることが判明した。
そこで、発明者らは、凹部13に対してZ方向の後方に、エッチング停止層として機能する第一層20aを設けた構成を想起するに至った。このような構成によれば、凹部13において第一層20aが露出し、かつ凹部13において突起20iのようなエッチング残渣が消失する状態となるまで、エッチングを実行することができる。これにより、上述した(1)~(3)のような不都合が生じるのを回避することができる。さらに、エッチングをより容易に管理できるようになるため、エッチングによって突出部11やメサ22の側面が過度に削れ、機械的強度が低下するのを抑制することができるという効果も得られる。また、第一層20aは、基板10の面10aの略全体に亘って、比較的容易に形成することができ、図6のように第一層20aを有しない構成に対するデメリットは、非常に小さいと言える。
また、発明者らの鋭意研究により、本実施形態の構成にあっては、Z方向における活性層21aと第一層20aとの距離h、すなわち、第三層20cと第一層20aとの距離hが2[μm]以上であることにより、活性層21aと第一層20aとを光学的に隔絶することができる、すなわち、活性層21aを伝搬する光の第一層20aでの光吸収を所期の特性に影響を与えない程度以下に抑制できる、という効果が得られることが判明した。さらに、漏洩電流防止の観点からは、少なくとも電流阻止層20e(p-InP層)は完全に除去する必要があり、この観点からも、当該距離hは2[μm]以上であるのが好適であることが判明した。なお、活性層21aと第一層20aとを光学的に隔絶可能な距離hは、本実施形態の構成では一例として2[μm]であったが、当該距離hは半導体層のスペック等に応じた値となる。
以上、説明したように、本実施形態の構造および方法によれば、本実施形態の構造および方法によれば、突出部12をより精度良く形成することができるとともに、突出部11からの漏洩電流を抑制することができる。すなわち、本実施形態によれば、改善された新規な光半導体素子100、光集積素子300、および光半導体素子100の製造方法を、得ることができる。
また、本実施形態の光半導体素子100において、突出部12は、光半導体素子100の剛性および強度の向上にも寄与する。このような観点からは、光半導体素子100は、複数の突出部12を備えたり、突出部12Vのように、長く延びた突出部12を備えたりするのが好ましい。このような突出部12によって、光半導体素子100が変形し難くなり、当該変形によって他の部品との光の結合損失が増大するのを抑制することができる。
また、本実施形態の光集積素子300では、突出部12の凹部13からの高さは、突出部11の凹部13からの高さよりも低く、光半導体素子100の突出部12の端部12aと、光機能素子200の突出部202の端部202aとが接触している。ここで、仮に、光半導体素子100および光機能素子200のうち一方の突出部と他方の凹部とが接触して位置合わせされる構成であった場合、他方には、一方に設けられた突出部を収容する凹部を形成するための周壁が必要となり、位置合わせされる部位において、突出方向(積層方向)と交差する方向において突出部と周壁とが重なる分、当該他方の構成が当該突出方向と交差する方向に大型化する虞がある。この点、本実施形態の光集積素子300は、突出部12と突出部202とが接触する構成であるため、突出部と凹部とが位置合わせされる構成に比べて、よりコンパクトに構成することができる。突出部202は、第三突出部とも称され、端部202aは、接触部の一例である。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態の光半導体素子100Bの平面図である。本実施形態の光半導体素子100Bは、上記第1実施形態と同様の構成を有した複数の突出部11がY方向に並んだバー(アレイ)を構成している。Y方向に隣接した二つの突出部11において、当該二つの突出部11の間に位置する突出部12が共用されている。
本実施形態の光半導体素子100Bも、上記第1実施形態の光半導体素子100Aと同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても上記第1実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態のように複数の突出部11(活性層21a)を有した構成は、例えば、光マトリクススイッチのような、複数の半導体光増幅器を有する光学素子への適用に、適している。
[第3実施形態]
図8は、第3実施形態の光半導体素子100Cの平面図である。本実施形態の光半導体素子100Cも、上記第1実施形態と同様の構成を有した複数の突出部11がY方向に並んだバー(アレイ)を構成しており、上記第2実施形態の光半導体素子100Bもと同様の構成を備えている。ただし、本実施形態では、Y方向に隣接した二つの突出部11の間に突出部12が無く、位置決め用の突出部12は、光半導体素子100CのY方向の端部およびY方向の反対方向の端部のみに設けられている。Y方向に隣接した二つの突出部11の間には、凹部13と略同じ深さの凹部14が設けられている。凹部14は、第二凹部の一例である。
本実施形態の光半導体素子100Cも、上記第1実施形態の光半導体素子100Aと同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても上記第1実施形態と同様の効果が得られる。また、Y方向に隣接した二つの突出部11の間において、凹部14および当該凹部14に対してZ方向の後方の部位を介した漏洩電流を防止することができるという効果が得られる。
[第4実施形態]
図9は、第4実施形態の光半導体素子100Dの平面図である。本実施形態の光半導体素子100Dも、複数の突出部11D(11)がY方向に並んだバー(アレイ)を構成している。ただし、本実施形態では、光半導体素子100Dが、Z方向の反対方向に見た平面視において、U字状に屈曲した複数の導波路を備えている点が、上記他の実施形態と相違している。導波路は、それぞれ、Y方向に互いに離間し、Z方向における同じ高さ(位置)でそれぞれX方向に延びた二つの活性層21aと、当該二つの活性層21aのX方向の反対方向の端部同士を接続するU字状に湾曲した受動部21bと、を有している。受動部21bは、ハイメサ構造のパッシブ導波路であり、埋め込み導波路である活性層21aとは、バットジョイント接続によって光学的に接続されている。各突出部11Dには導波路の二つの端部21a1,21a2が形成され、一方の端部21a1に入力された光Lは、一方の活性層21a、受動部21b、および他方の活性層21aを経由して光増幅され、他方の端部21a2から出力される。
本実施形態の光半導体素子100Dも、上記第1実施形態の光半導体素子100Aと同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても上記第1実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態の光半導体素子100Dは、受動部21bを含むU字状の導波路を備えているため、活性層21aの利得長を光半導体素子100Dの長さとは別に適宜に設定しやすくなり、光半導体素子100Dの設計の自由度が増大するという効果も得られる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、型式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、光半導体素子は、例えばDFB型半導体レーザのようなレーザ発光素子にも適用することができる。
10…基板
10a…面
10b…面
11,11D…突出部(第一突出部)
11c…端面
11d…端面
12,12V,12H…突出部(第二突出部、位置決め部)
12a…端部
13…凹部(第一凹部)
14…凹部(第二凹部)
20a…第一層(半導体層、第一半導体層)
20a1…部位(第一部位)
20a2…部位(第二部位)
20a3…部位(第三部位)
20b…第二層(半導体層)
20c…第三層(半導体層、第二半導体層)
20d…第四層(半導体層)
20e…電流阻止層(半導体層)
20f…電流阻止層(半導体層)
20g…クラッド層(半導体層)
20h…絶縁層
20i…突起(エッチング残渣)
20j…第五層(半導体層)
20m…絶縁層
21…メサ(第一メサ)
21a…活性層
21a1,21a2…端部
21b…受動部
22…メサ(第二メサ)
31…電極(第一電極)
32…電極
100,100A~100D…光半導体素子
200…光機能素子(異なる部品)
201…ベース
201a…面
202…突出部
202a…端部(接触部)
203…ボディ
203a…コア
203a1…端部
203b…端面
300…光集積素子
h…距離
L…光
X…方向(第三方向)
Y…方向(第二方向)
Z…方向(第一方向)

Claims (18)

  1. 光半導体素子であって、
    第一方向と交差して広がる基板と、
    前記基板から前記第一方向に突出し、活性層を含む半導体層を有した第一突出部と、
    前記第一突出部から前記第一方向と交差した第二方向に離間した位置で前記基板から前記第一方向に突出し、半導体層を有し、前記光半導体素子とは異なる部品との位置決めに用いられる位置決め部として機能する第二突出部と、
    を備え、
    前記第一突出部に対して前記第一方向の後方となる第一部位、前記第二突出部に対して前記第一方向の後方となる第二部位、および前記第一部位と前記第二部位との間となる第三部位に渡って形成され、他の半導体層をエッチング可能な所定のエッチング剤に対してエッチングされないかあるいは当該他の半導体層のエッチングレートに対するエッチングレートの比が十分に小さい第一半導体層を含む、光半導体素子。
  2. 前記活性層と前記第一半導体層とは、前記第一方向に光学的に隔絶可能な距離以上離間している、請求項1に記載の光半導体素子。
  3. 前記第二突出部の前記第一突出部と前記第二突出部との間の第一凹部からの前記第一方向への突出高さが、前記第一突出部の前記第一凹部からの前記第一方向への突出高さよりも低い、請求項1または2に記載の光半導体素子。
  4. 前記第二突出部は、前記第一半導体層に対して前記第一方向に離間した位置に、他の半導体層をエッチング可能な所定のエッチング液またはエッチングガスに対してエッチングされないかあるいは当該他の半導体層のエッチングレートに対するエッチングレートの比が十分に小さい第二半導体層を含む、請求項1~3のうちいずれか一つに記載の光半導体素子。
  5. 前記第二半導体層は、前記活性層と同じ成分を有し、前記活性層と前記第二方向に並んだ、請求項4に記載の光半導体素子。
  6. 前記第一突出部は、前記活性層を含む複数の半導体層が積層された第一メサを含み、
    前記第二突出部は、少なくとも部分的に前記第一メサと同じ積層構造を有した第二メサを含んだ、請求項1~5のうちいずれか一つに記載の光半導体素子。
  7. 前記活性層を含み前記第一方向に沿う方向に見た場合に屈曲した形状を有した導波路を備えた、請求項6に記載の光半導体素子。
  8. 前記導波路は、前記第一方向に沿う方向に見た場合にU字状に屈曲した形状を有した、請求項7に記載の光半導体素子。
  9. 前記第二突出部として、複数の第二突出部を備えた、請求項1~8のうちいずれか一つに記載の光半導体素子。
  10. 前記第一突出部が、前記複数の第二突出部の間に位置した、請求項9に記載の光半導体素子。
  11. 前記第二突出部は、コアを含む光導波路を有した光機能素子との位置決めに用いられる、請求項1~10のうちいずれか一つに記載の光半導体素子。
  12. 前記第二突出部は、前記光機能素子との前記第一方向の位置決めに用いられる、請求項11に記載の光半導体素子。
  13. 前記第二突出部は、前記光機能素子との前記第一方向と交差した方向の位置決めに用いられる、請求項11または12に記載の光半導体素子。
  14. 前記第一突出部として、複数の第一突出部を備えた、請求項1~13のうちいずれか一つに記載の光半導体素子。
  15. 前記第二突出部が、前記複数の第一突出部の間に位置した、請求項14に記載の光半導体素子。
  16. 前記複数の第一突出部の間に、前記第一突出部と前記第二突出部との間の第一凹部と略同じ深さの第二凹部が設けられた、請求項14または15に記載の光半導体素子。
  17. コアを含む光導波路を有した光機能素子と、
    請求項1~16のうちいずれか一つに記載の光半導体素子と、
    を備えた、光集積素子であって、
    前記光機能素子は、前記第二突出部に対して前記基板とは反対側に位置し当該第二突出部と接した接触部を有し、
    前記コアと前記活性層とが、前記第一方向と交差した第三方向に面した、光集積素子。
  18. 基板上に、複数の半導体層を第一方向に積層した積層構造を形成する工程であって、前記複数の半導体層が、他の半導体層をエッチング可能な所定のエッチング液またはエッチングガスに対してエッチングされないかあるいは当該他の半導体層のエッチングレートに対するエッチングレートの比が十分に小さい第一半導体層を含む、工程と、
    前記積層構造を前記基板とは反対側で部分的に除去することにより、前記第一方向と交差した第二方向に離間した複数箇所において前記基板から突出した複数のメサを形成する工程と、
    前記複数のメサの間を埋めるように電流阻止層を形成する工程と、
    前記第一半導体層をエッチング停止層とする前記エッチング液または前記エッチングガスを用いたエッチングにより、前記複数のメサのうちの一つである第一メサおよび前記電流阻止層のうち当該第一メサと隣り合う部位を含む第一突出部と、前記複数のメサのうち前記第一メサとは異なる第二メサを含む第二突出部と、を形成する工程と、
    を備えた、光半導体素子の製造方法。
JP2022011609A 2022-01-28 2022-01-28 光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法 Pending JP2023110264A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022011609A JP2023110264A (ja) 2022-01-28 2022-01-28 光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法
PCT/JP2023/001804 WO2023145662A1 (ja) 2022-01-28 2023-01-20 光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022011609A JP2023110264A (ja) 2022-01-28 2022-01-28 光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023110264A true JP2023110264A (ja) 2023-08-09

Family

ID=87471895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022011609A Pending JP2023110264A (ja) 2022-01-28 2022-01-28 光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023110264A (ja)
WO (1) WO2023145662A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06201930A (ja) * 1993-01-07 1994-07-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ハイブリッド光導波回路およびその製造方法
JP5888883B2 (ja) * 2011-06-15 2016-03-22 日本オクラロ株式会社 スポットサイズ変換器、半導体光素子、及びそれらの製造方法
JP2013149747A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 導波路型の光半導体素子
JP6696151B2 (ja) * 2015-11-11 2020-05-20 富士通株式会社 光集積素子及びその製造方法並びに光通信装置
US10816740B2 (en) * 2019-02-01 2020-10-27 Elenion Technologies, Llc Flip chip bonding onto a photonic integrated circuit
WO2021024997A1 (ja) * 2019-08-02 2021-02-11 古河電気工業株式会社 半導体光増幅器アレイ素子
JP7435273B2 (ja) * 2020-06-03 2024-02-21 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光集積素子、及び光集積回路

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023145662A1 (ja) 2023-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8472494B2 (en) Semiconductor laser silicon waveguide substrate, and integrated device
US8965153B2 (en) Optical semiconductor device and optical waveguide
US9423565B2 (en) Coupled waveguide apparatus and structures therefor
US8563342B2 (en) Method of making semiconductor optical integrated device by alternately arranging spacers with integrated device arrays
US8380032B2 (en) Semiconductor optical amplifier module
JP6487195B2 (ja) 半導体光集積素子、半導体光集積素子の製造方法及び光モジュール
JP2010263153A (ja) 半導体集積光デバイス及びその作製方法
CN106537201A (zh) 半导体光集成元件及其制造方法
WO2016129664A1 (ja) 半導体レーザ装置
JP5783011B2 (ja) 光半導体装置
JP6961621B2 (ja) 光集積素子および光送信機モジュール
WO2023145662A1 (ja) 光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法
US11552451B2 (en) Semiconductor laser device
JP2006165027A (ja) 半導体レーザ及びその製造方法
US8731344B2 (en) Method for manufacturing semiconductor optical modulator and semiconductor optical modulator
JP5987251B2 (ja) 半導体レーザー
JP2009038120A (ja) 半導体光集積素子およびその製造方法
WO2023145416A1 (ja) 光半導体素子、光集積素子、および光半導体素子の製造方法
US20230275399A1 (en) Semiconductor optical device and method of manufacturing the same
US11966104B2 (en) Optical modulator
JP2014016452A (ja) 光分岐器及び光半導体集積回路装置
JP7294938B2 (ja) 埋め込み型半導体光素子及びその製造方法
JP2009244648A (ja) 光変調器、その製造方法、光集積素子およびその製造方法
JP2022133127A (ja) 半導体光素子およびその製造方法
JP2004140017A (ja) 光集積素子及びその製造方法