JP2023107153A - 魚釣用電動リール - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルの回転性能及び回転フィーリングの低下を抑制できる魚釣用電動リールを提供する。【解決手段】魚釣用電動リール100は、スプール3と、モータ4と、ハンドル軸5と、ハンドル6と、回転部材20と、伝達機構30と、第1ワンウェイクラッチ40と、第2ワンウェイクラッチ50とを備える。回転部材20は、ハンドル軸5の軸回りに配置され、ハンドル軸5に対して回転可能である。伝達機構30は、回転部材20に支持された駆動ギア31と、駆動ギア31にかみ合うピニオンギア32とを有し、回転部材20の回転をスプール3に伝達する。第1ワンウェイクラッチ40は、ハンドル軸5の糸巻取方向への回転を回転部材20に伝達し、回転部材20の糸巻取方向への回転をハンドル軸5に伝達しない。第2ワンウェイクラッチ50は、モータ4の糸巻取方向への回転を回転部材20に伝達し、回転部材20の糸巻取方向への回転をモータ4に伝達しない。【選択図】図3

Description

本発明は、魚釣用電動リールに関する。
従来、釣り糸が巻き付けられるスプールをモータで駆動する魚釣用電動リールが知られている。特許文献1に開示されている魚釣用電動リールは、手巻き時に、遊星歯車を有する減速機構を介してハンドルの回転がスプールに伝達される。
特開平9-47198号公報
従来の魚釣用電動リールでは、手巻き時に遊星ギアなどの多くの伝達ギアを介してハンドルの回転がスプールに伝達されるため、ハンドルの回転性能や回転フィーリングが低下してしまう。
本発明の課題は、ハンドルの回転性能及び回転フィーリングの低下を抑制できる魚釣用電動リールを提供することにある。
本発明の一側面に係る魚釣用電動リールは、リール本体と、スプールと、モータと、ハンドル軸と、ハンドルと、回転部材と、伝達機構と、第1ワンウェイクラッチと、第2ワンウェイクラッチとを備える。スプールは、リール本体に対して回転可能である。モータは、スプールを回転させる。ハンドル軸は、リール本体に支持される。ハンドルは、ハンドル軸に連結される。回転部材は、ハンドル軸の軸回りに配置され、ハンドル軸に対して回転可能である。伝達機構は、回転部材の回転をスプールに伝達する。伝達機構は、回転部材に支持された駆動ギアと、駆動ギアにかみ合うピニオンギアとを有する。第1ワンウェイクラッチは、ハンドル軸の糸巻取方向への回転を回転部材に伝達し、回転部材の糸巻取方向への回転をハンドル軸に伝達しない。第2ワンウェイクラッチは、モータの糸巻取方向への回転を回転部材に伝達し、回転部材の糸巻取方向への回転をモータに伝達しない。
この魚釣用電動リールでは、ハンドルを用いて手巻きで釣り糸を巻き取る時に、ハンドル軸の糸巻取方向への回転が回転部材と駆動ギアとピニオンギアとを介してスプールに伝達される。また、ハンドル軸の糸巻取方向の回転は、第2ワンウェイクラッチによってモータに伝達されない。これにより、手巻き時において、ハンドルの回転性能及び回転フィーリングの低下を抑制できる。また、ハンドル軸の軸回りに回転部材が配置され、ハンドル軸と回転部材との間に第1ワンウェイクラッチが配置され、回転部材とモータとの間に第2ワンウェイクラッチが配置される構成なので、リール本体がハンドル軸の軸方向に大型化することを抑制できる。また、例えば、ハンドルとハンドル軸との間にワンウェイクラッチを配置した構成に比べて、回転フィーリングの低下を抑制できる。さらに、ハンドルの軸の糸巻取方向と反対方向の回転を禁止する部材(例えば、ローラクラッチ)を容易に配置できるようになる。
魚釣用電動リールは、ドラグ機構と、軸受と、スラスト軸受とをさらに備えてもよい。ドラグ機構は、駆動ギアの糸繰り出し方向の回転を制動してもよい。ドラグ機構は、駆動ギアに摩擦係合するドラグ板と、ハンドル軸に螺合するドラグナットとを有してもよい。軸受は、ドラグ板とドラグナットの間に配置され、ドラグナットを回転可能に支持してもよい。スラスト軸受は、軸受とドラグ板の間に配置されてもよい。この場合は、モータでの糸巻取り時に、ドラグナットが供回りすることを抑制できる。
魚釣用電動リールは、調整部材と、ストッパ機構とをさらに備えてもよい。調整部材は、リール本体に設けられ、モータの出力を調整してもよい。ストッパ機構は、調整部材の操作に伴ってハンドル軸の糸巻取方向の回転を抑制してもよい。この場合は、ストッパ機構によってモータでの糸巻取り時に、ハンドルが供回りすることを抑制できる。
リール本体は、釣竿が装着される竿装着部を有してもよい。モータは、釣竿を挟んで竿装着部よりも下方かつ前方でリール本体に支持されてもよい。この場合は、パーミング性が向上する。
第2ワンウェイクラッチは、ハンドル軸の径方向から見て第1ワンウェイクラッチとハンドル軸の軸方向に重複して配置されてもよい。この場合は、リール本体がハンドル軸の軸方向に大型化することを抑制できる。
魚釣用電動リールは、ハンドル軸の糸巻取方向と反対方向の回転を禁止するローラクラッチをさらに備えてもよい。この場合は、ハンドルの逆転を防止できる。
本発明によれば、ハンドルの回転性能及び回転フィーリングの低下を抑制できる魚釣用電動リールを提供することができる。
魚釣用電動リール左側面図。 魚釣用電動リールの背面図。 図1の魚釣用電動リールをIII-IIIで切断した部分断面図。 ストッパ機構を説明するための図。 ストッパ機構を説明するための図。
本発明の一実施形態に係る魚釣用電動リール100は、釣り糸を前方に繰り出し可能である。魚釣用電動リール100は、図1から図3に示すように、リール本体2と、スプール3と、モータ4と、ハンドル軸5と、ハンドル6と、回転部材20と、伝達機構30と、第1ワンウェイクラッチ40と、第2ワンウェイクラッチ50とを備える。
なお、以下の説明において、釣りを行うときに、釣り糸が繰り出される方向を前、その反対方向を後という。左右とは、魚釣用電動リール100を後方から見たときの左右をいう。ハンドル軸5が延びる方向を軸方向、軸方向と直交する方向を径方向という。本実施形態において、軸方向は、左右方向と一致する。
リール本体2は、フレーム7と、第1側カバー8と、第2側カバー9と、を有している。 フレーム7は、第1側板11と、第2側板12と、機構装着板13(図3参照)と、複数の連結部14と、竿装着部15と、モータ支持部16とを有している。第1側板11は、フレーム7の右側に配置されている。第2側板12は、第1側板11と左右方向に離れて配置されている。第2側板12は、フレーム7の左側に配置されている。
機構装着板13は、第1側板11と第1側カバー8の間に配置されている。機構装着板13は、第1側板11に固定されている。本実施形態では、機構装着板13は、第1側板11と一体である。機構装着板13は、リール本体2の内部に設けられる各種の機構が装着される。機構装着板13は、凹部13aと、支持軸13bとを有している。凹部13aは、有底筒状であり、右方に向かって開口している。支持軸13bは、凹部13aの底部中央から右方に向かって軸方向に延びている。なお、機構装着板13は、第1側板11と別体であってもよい。
複数の連結部14は、左右方向に延びている。複数の連結部14は、第1側板11と第2側板12とを連結する。竿装着部15は、釣竿18が装着される部分である。竿装着部15は、スプール3の下方に配置されている。竿装着部15は、複数の連結部14に固定されている。竿装着部15は、第1側板11と第2側板12との中間位置において、前後方向に延びている。
モータ支持部16は、第1側板11と一体である。モータ支持部16は、延伸部16aと、収容部16bとを有する。延伸部16aは、第1側板11の前下部から前方かつ下方に延びている。延伸部16aの右側方は、第1側カバー8に覆われている。収容部16bは、延伸部16aの下端に配置されている。収容部16bは、円筒形状を有しており、軸方向に延びている。収容部16bは、竿装着部15によりも前方かつ下方に配置されている。収容部16bは、釣竿18よりも下方に配置されている。
第1側カバー8は、フレーム7の右側を覆う。第1側カバー8は、第1側板11に固定されている。第1側カバー8は、軸方向に貫通するボス部8aを有している。ボス部8aは、筒状に形成されている。第2側カバー9は、フレーム7の左側を覆う。第2側カバー9は、第2側板12に固定されている。
リール本体2の上部には、第1側板11及び第2側板12に固定されたカウンタケース21が設けられている。カウンタケース21には、水深表示用の表示部22、魚釣用電動リール100の各種設定に用いられる操作スイッチ23、及びモータ4の出力を調整するための調整部材80などが設けられている。また、カウンタケース21の内部には、魚釣用電動リール100の各種制御を行う図示しない制御装置が収容されている。
スプール3は、外周に釣り糸が巻き付けられる。スプール3は、第1側板11と第2側板12との間でリール本体2に回転可能に支持されている。スプール3は、リール本体2に回転可能に支持されたスプール軸10に支持されている。スプール軸10は、スプール3の回転に連動して回転する。スプール軸10は、軸方向に延びている。本実施形態では、スプール軸10は、スプール3と一体的に回転する。
モータ4は、釣竿18を挟んで竿装着部15よりも下方かつ前方でリール本体に支持されている。モータ4は、モータ支持部16の収容部16bに配置されている。モータ4は、釣竿18よりも下方に配置されている。モータ4は、制御装置によってPWM制御される。モータ4は、調整部材80の操作に応じて、スプール3を糸巻取方向に回転させる駆動力を発生させるように構成されている。
図3に示すように、ハンドル軸5は、リール本体2に回転可能に支持されている。ハンドル軸5は、第1側カバー8のボス部8aを軸方向に貫通している。ハンドル軸5は、第1端部5aと、第2端部5bと、凹部5cと、を有している。本実施形態では、第1端部5aは、ハンドル軸5の右端部である。第2端部5bは、第1端部5aと反対側であり、ハンドル軸5の左端部である。第2端部5bは、第1端部5aの外径よりも大きい外径を有している。凹部5cは、第2端部5bに形成されている。凹部5cは、有底筒状であり、左方に向かって開口している。機構装着板13の支持軸13bは、凹部5c内に配置されている。ハンドル軸5の第2端部5bは、支持軸13bに配置された軸受19a,19bに回転可能に支持されている。軸受19a,19bは、凹部5cに収容されている。軸受19bは、軸受19aと軸方向に隣接して配置されている。軸受19a及び軸受19bのいずれか一方は、省略されてもよい。
ハンドル6は、ハンドル軸5の第1端部5aに連結されている。ハンドル6は、ハンドル軸5に一体回転可能に固定されている。ハンドル6は、ハンドルアーム6aと、把持部6bとを有している。ハンドルアーム6aは、径方向に延びている。ハンドルアーム6aの一端は、ハンドル軸5の第1端部5aに固定されている。把持部6bは、ハンドルアーム6aの他端に装着されている。
回転部材20は、円筒形状を有している。回転部材20は、軸方向に延びている。回転部材20は、ハンドル軸5の軸回りに配置されている。回転部材20は、ハンドル軸5に装着された軸受25,26を介してハンドル軸5に支持されている。回転部材20は、ハンドル軸5に対してハンドル軸5の軸回りに回転可能である。回転部材20は、機構装着板13と第1側カバー8の間に配置されている。回転部材20は、第1ワンウェイクラッチ40の外周に装着されている。軸受25,26は、回転部材20とハンドル軸5との間に配置されている。軸受26は、軸受25と軸方向に離れて配置されている。
伝達機構30は、回転部材20の回転をスプール3に伝達する。本実施形態では、伝達機構30は、後述するドラグ機構64を介して回転部材20の回転をスプール3に伝達する。伝達機構30は、駆動ギア31と、ピニオンギア32とを有する。駆動ギア31は、ハンドル軸5回りに回転可能に回転部材20に支持されている。駆動ギア31は、回転部材20の糸巻取方向への回転が伝達される。駆動ギア31は、外周面に形成された複数のはす歯を有している。ピニオンギア32は、駆動ギア31にかみ合う。ピニオンギア32は、スプール軸10の軸回りに配置されている。ピニオンギア32は、軸方向に移動可能にスプール軸10に支持されている。ピニオンギア32は、外周面に形成された複数のはす歯を有している。ピニオンギア32の複数のはす歯は、駆動ギア31の複数のはす歯にかみ合う。
第1ワンウェイクラッチ40は、ローラ型のワンウェイクラッチで構成されている。第1ワンウェイクラッチ40は、ハンドル軸5の軸回りに配置されている。第1ワンウェイクラッチ40は、回転部材20の内周部に配置されている。第1ワンウェイクラッチ40は、軸受25と軸受26の間に配置されている。
第1ワンウェイクラッチ40は、ハンドル軸5の糸巻取方向への回転を回転部材20に伝達する。第1ワンウェイクラッチ40は、ハンドル軸5の糸巻取方向と反対方向への回転を許容する。第1ワンウェイクラッチ40は、回転部材20の糸巻取方向への回転をハンドル軸5に伝達しない。
第1ワンウェイクラッチ40は、外輪40aと、複数の転動体40bとを有している。外輪40aは、回転部材20と一体回転可能である。外輪40aの外周面は、回転部材20の内周面に接触している。外輪40aは、図示しないカム面を内周面に有している。複数の転動体40bは、円柱状であり、外輪40aの内周面とハンドル軸5の外周面との間に配置されている。第1ワンウェイクラッチ40は、ハンドル軸5の外周面に固定される内輪を有していてもよい。
第2ワンウェイクラッチ50は、ローラ型のワンウェイクラッチで構成されている。第2ワンウェイクラッチ50は、回転部材20の外周部に配置されている。第2ワンウェイクラッチ50は、ハンドル軸5の径方向から見て第1ワンウェイクラッチ40と軸方向に重複して配置されている。
第2ワンウェイクラッチ50は、モータ4の糸巻取方向への回転を回転部材20に伝達する。第2ワンウェイクラッチ50は、モータ4の糸巻取方向と反対方向への回転を回転部材20に伝達しない。すなわち、第2ワンウェイクラッチ50は、回転部材20の糸巻取方向への回転をモータ4に伝達しない。
第2ワンウェイクラッチ50は、ホルダ50aと、外輪50bと、図示しない複数の転動体と有している。ホルダ50aは、軸受52に回転可能に支持されている。軸受52は、機構装着板13に固定される支持板34に配置されている。
ホルダ50aは、円筒状に形成されている。ホルダ50aは、回転部材20が軸方向に貫通している。外輪50bは、ホルダ50aに回転不能に固定されている。外輪50bは、図示しないカム面を内周面に有している。ホルダ50aの外周面には、複数のギア歯50cが形成されている。第2ワンウェイクラッチ50の複数の転動体は、円柱状であり、外輪40aの内周面と回転部材20の外周面との間に配置されている。第2ワンウェイクラッチ50は、回転部材20の外周面に固定される内輪を有していてもよい。
魚釣用電動リール100は、モータ4の糸巻取方向への回転を減速させて第2ワンウェイクラッチ50に伝達する減速機構60を備えている。減速機構60は、モータ4の回転軸4aに固定されるギア60aと、ギア60aにかみ合う図示しない段付きギアと、段付きギアとホルダ50aの複数のギア歯50cとにかみ合う図示しないギアとを有する。モータ4の糸巻取方向への回転は、減速機構60、第2ワンウェイクラッチ50、回転部材20、伝達機構30及びドラグ機構64を介してスプール3に伝達される。減速機構60は、モータ支持部16の延伸部16aと第1側カバー8の間に配置されている。
魚釣用電動リール100は、ローラクラッチ62と、ドラグ機構64と、軸受66と、スラスト軸受68とを備えている。
ローラクラッチ62は、ハンドル軸5の糸巻取方向と反対方向の回転を禁止する。ローラクラッチ62は、機構装着板13の凹部13aに配置されている。ローラクラッチ62は、ハンドル軸5の第2端部5bの外周面に装着されている。ローラクラッチ62は、径方向から見て、軸受19a,19bと軸方向に重なる。
ローラクラッチ62は、外輪62aと、複数の転動体62bと、を有している。外輪62aは、機構装着板13の凹部13aに回転不能に装着されている。外輪62aは、図示しないカム面を内周面に有している。複数の転動体62bは、円柱状であり、外輪62aの内周面とハンドル軸5の第2端部5bの外周面の間に配置されている。複数の転動体62bは、ハンドル軸5の糸巻取方向への回転を許容する。なお、ローラクラッチ62は、ハンドル軸5の第2端部5bの外周面に固定される内輪を有していてもよい。
ドラグ機構64は、駆動ギア31の糸繰り出し方向の回転を制動する。ドラグ機構64は、ドラグ板64aと、ドラグワッシャ64bと、ドラグナット64cとを有している。ドラグ板64aは、回転部材20の外周面に固定されており、回転部材20と一体回転する。ドラグ板64aは、ドラグワッシャ64bを介して駆動ギア31に摩擦係合する。ドラグワッシャ64bは、ドラグ板64aと駆動ギア31との間に配置されている。ドラグナット64cは、ハンドル軸5に螺合する。ドラグナット64cは、軸受66及びスラスト軸受68を介してドラグ板64aを軸方向に押圧可能である。ドラグナット64cは、ハンドル6に隣接して配置された操作部材36の回転操作に伴い軸方向に移動する。これにより、ドラグ板64aを駆動ギア31に向けて押圧する押圧力が変化して、ドラグ力が調節される。
軸受66は、第1側カバー8のボス部8aの内周部に配置されている。軸受66は、ドラグ板64aとドラグナット64cの間に配置されている。軸受66は、転がり軸受であり、ドラグナット64cを回転可能に支持する。軸受66は、ドラグナット64cを介してハンドル軸5の第1端部5aを回転可能に支持している。軸受66の内輪は、軸方向において、ドラグナット64cに接触する。
スラスト軸受68は、第1側カバー8のボス部8aの内周部に配置されている。スラスト軸受68は、軸受66とドラグ板64aの間に配置されている。スラスト軸受68は、軸方向において、軸受66とドラグ板64aとに接触する。スラスト軸受68は、モータ4での糸巻取り時に、ドラグナット64c、操作部材36及びハンドル6が供回りすることを抑制する。
魚釣用電動リール100は、クラッチ機構70と、クラッチ操作部材72と、図示しないクラッチ戻し機構を備えている。クラッチ機構70は、ハンドル6の回転力をスプール3に伝達及び遮断する。クラッチ機構70は、スプール3と駆動ギア31の間に配置されている。クラッチ機構70は、クラッチ操作部材72の操作に応じて、図示しないクラッチ制御機構を介して、スプール3と駆動ギア31とを連結又は解除する。クラッチ操作部材72は、リール本体2に回動可能に支持されている。クラッチ戻し機構は、ハンドル6の回転によってクラッチ機構70を遮断状態から伝達状態に戻す。
魚釣用電動リール100は、調整部材80と、ストッパ機構82とを備えている。調整部材80は、モータ4の出力を調整するための部材であり、リール本体2に回動可能に支持されている。
図4に示すように、ストッパ機構82は、調整部材80の操作に伴ってハンドル軸5の糸巻取方向への回転を抑制する。ストッパ機構82は、機構装着板13と第1側カバー8の間に配置されている。ストッパ機構82は、ストッパギア84と、係止爪86と、付勢部材88とを有している。
ストッパギア84は、ハンドル軸5に固定されており、ハンドル軸5と一体回転する。ハンドル軸5の糸巻取方向に回転させたときに、ストッパギア84は、図4及び図5において時計回りに回転する。ストッパギア84は、径方向に突出する係止突起84aを有している。係止爪86は、機構装着板13に設けられた軸部90に揺動可能に支持されている。軸部90は、ハンドル軸5よりも上方に配置されている。
いる。
係止爪86は、調整部材80とストッパギア84の間に配置されている。係止爪86は、調整部材80の操作に応じて、図4に示す第1位置と、図5に示す第2位置との間で揺動する。係止爪86は、ストッパギア84に係止される第1端部86aと、調整部材80に係止される第2端部86bとを有している。付勢部材88は、例えば、ねじりコイルばねである。付勢部材88は、係止爪86の第2端部86bに接続されており、係止爪86の第1端部86aをストッパギア84に向けて付勢する。
調整部材80は、リール本体2に設けられた回動軸92を中心に回動する。調整部材80が図4に示す位置にあるときは、モータ4が駆動した状態にあり、調整部材80が図5に示す位置にあるときは、モータ4の駆動が停止した状態にある。
図4に示すように、調整部材80が回動操作されて、モータ4が駆動している時は、係止爪86は、第1位置に移動する。係止爪86が第1位置にあるときは、調整部材80と係止爪86の第2端部86bとの係合が解除され、付勢部材88によって係止爪86の第1端部86aがストッパギア84に向けて押し付けられる。これにより、係止爪86の第1端部86aがストッパギア84の係止突起84aに係合して、ハンドル軸5の糸巻取方向への回転が規制される。
図5に示すように、調整部材80が回動操作されていない状態、すなわちモータ4が駆動していない時は、調整部材80と係止爪86の第2端部86bとが係合して、係止爪86の第2端部86bが調整部材80に押圧される。これにより、係止爪86の第1端部86aは、ストッパギア84から離れて、ストッパギア84との係合が解除される。したがって、モータ4が駆動していない時には、ストッパ機構82によってハンドル6の糸巻取方向への回転が規制されない。
上記構成の魚釣用電動リール100は、ハンドル6を用いて手巻きで釣り糸を巻き取る時に、ハンドル軸5の糸巻取方向への回転が回転部材20と駆動ギア31とピニオンギア32とを介してスプール3に伝達される。また、ハンドル軸5の糸巻取方向への回転は、第2ワンウェイクラッチ50によってモータ4に伝達されない。これにより、手巻き時において、ハンドル6の回転性能及び回転フィーリングの低下を抑制できる。また、ハンドル軸5の軸回りに回転部材20が配置され、ハンドル軸5と回転部材20との間に第1ワンウェイクラッチ40が配置され、回転部材20とモータ4との間に第2ワンウェイクラッチ50が配置される構成なので、リール本体2がハンドル軸5の軸方向に大型化することを抑制できる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
第2ワンウェイクラッチ50は、ハンドル軸5の径方向から見て第1ワンウェイクラッチ40と軸方向に重複して配置されてなくてもよい。
スラスト軸受68及びストッパ機構82の少なくとも一方が省略されてもよい。
2 リール本体
3 スプール
4 モータ
5 ハンドル軸
20 回転部材
30 伝達機構
31 駆動ギア
32 ピニオンギア
40 第1ワンウェイクラッチ
50 第2ワンウェイクラッチ
64 ドラグ機構
64a ドラグ板
64c ドラグナット
66 軸受
68 スラスト軸受
80 調整部材
82 ストッパ機構
100 魚釣用電動リール

Claims (6)

  1. リール本体と、
    前記リール本体に対して回転可能なスプールと、
    前記スプールを回転させるモータと、
    前記リール本体に支持されたハンドル軸と、
    前記ハンドル軸に連結されたハンドルと、
    前記ハンドル軸の軸回りに配置され、前記ハンドル軸に対して回転可能な回転部材と、
    前記回転部材に支持され前記回転部材の糸巻取方向への回転が伝達される駆動ギアと、前記駆動ギアにかみ合うピニオンギアとを有し、前記回転部材の回転を前記スプールに伝達する伝達機構と、
    前記ハンドル軸の糸巻取方向への回転を前記回転部材に伝達し、前記回転部材の糸巻取方向への回転を前記ハンドル軸に伝達しない第1ワンウェイクラッチと、
    前記モータの糸巻取方向への回転を前記回転部材に伝達し、前記回転部材の糸巻取方向への回転を前記モータに伝達しない第2ワンウェイクラッチと、
    を備えた、
    魚釣用電動リール。
  2. 前記駆動ギアに摩擦係合するドラグ板と、前記ハンドル軸に螺合するドラグナットとを有し、前記駆動ギアの糸繰り出し方向の回転を制動するドラグ機構と、
    前記ドラグ板と前記ドラグナットの間に配置され、前記ドラグナットを回転可能に支持する軸受と、
    前記軸受と前記ドラグ板の間に配置されたスラスト軸受と、
    をさらに備えた、
    請求項1に記載の魚釣用電動リール。
  3. 前記リール本体に設けられ、前記モータの出力を調整するための調整部材と、
    前記調整部材の操作に伴って前記ハンドル軸の糸巻取方向の回転を抑制するストッパ機構と、
    をさらに備えた、
    請求項1又は2に記載の魚釣用電動リール。
  4. 前記リール本体は、釣竿が装着される竿装着部を有し、
    前記モータは、前記釣竿を挟んで前記竿装着部よりも下方かつ前方で前記リール本体に支持されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の魚釣用電動リール。
  5. 前記第2ワンウェイクラッチは、前記ハンドル軸の径方向から見て前記第1ワンウェイクラッチと前記ハンドル軸の軸方向に重複して配置される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の魚釣用電動リール。
  6. 前記ハンドル軸の糸巻取方向と反対方向の回転を禁止するローラクラッチをさらに備えた、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の魚釣用電動リール。
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