JP2023106884A - 情報処理装置及び記録媒体の種類決定方法 - Google Patents

情報処理装置及び記録媒体の種類決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 測定時間を短くしつつ精度良く記録媒体の種類の判別を行うことを目的とする。【解決手段】 用紙種判別のために複数の測定箇所で測定をしている最中に、ユーザが用紙種を選択した場合には特性値の測定を中断して記録装置にセットされた用紙種の決定を行う。【選択図】 図10

Description

本発明は、情報処理装置及び記録媒体の種類決定方法に関する。
記録装置において記録を行う際に、記録媒体の種類を決定して記録を行うことが知られている。特許文献1には、記録装置給紙部の状態が省電力復帰した際に、状態が変化していなければ記録媒体の種類を決定することはしないことが開示されている。特許文献2には、記録媒体の種類を決定した結果と、ユーザの選択した結果が異なる場合、記録媒体検出テーブルを補正することが開示されている。
特開2016-194659号公報 特開2016-190707号公報
しかしながら、用紙種判別精度を上げるために測定回数を増やした場合、測定回数に比例して測定時間が長くなってしまう。逆に、測定時間を短縮するためにユーザに用紙種を選択させて用紙種を決定する場合、ユーザの誤操作や誤認識で用紙種選択を間違える可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、測定時間を短くしつつ精度良く記録媒体の種類の判別を行うことを目的とする。
本発明は、記録装置で使用される記録媒体の特性を測定手段によって測定した測定結果を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した前記測定結果に基づいて測定された記録媒体の種類の候補を抽出する抽出手段と通知手段に前記候補の記録媒体の種類を示す情報を通知させる通知制御手段と、ユーザが前記記録装置で使用される記録媒体の種類を選択するための入力手段と、前記記録装置で使用される記録媒体の種類を決定する決定手段と、を備える情報処理装置であって、前記取得手段は、前記測定手段によって複数回測定した複数の測定結果を取得し、前記決定手段は、前記入力手段を用いてユーザが前記記録装置で使用される記録媒体の種類を選択した場合、前記測定手段による記録媒体の特性の測定を中断し、前記抽出手段によって抽出された前記候補の記録媒体の種類と前記入力手段に入力された記録媒体の種類とが一致する場合には、前記入力手段に入力された記録媒体の種類を前記記録装置で使用される記録媒体の種類として決定することを特徴とする。
本発明によれば、測定時間を短くしつつ精度良く記録媒体の種類の判別を行うことができる。
実施形態に係る記録装置の構成を示す斜視図である。 実施形態に係る記録装置の断面模式図である。 実施形態に係るキャリッジの構成を示す図である。 実施形態に係る光学センサの構成を示す図である。 実施形態における記録装置の制御系のブロック構成を示す図である。 実施形態における記録媒体とプラテンと光学センサの位置関係を示す図である。 実施形態における記録媒体の特性値測定中を示す図である。 実施形態における記録媒体の特性値測定後を示す図である。 実施形態における記録媒体の特性値測定結果による記録媒体の種類と、ユーザ選択した記録媒体の種類が異なる時の表示画面を示す図である。 実施形態におけるユーザの状況に合った適切な時間で、精度良く用紙種判別を行うことが可能となる手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、この実施の形態で用いる装置の各構成要素の相対配置、装置形状等は、あくまで例示であり、これらのみに限定するものではない。
図1は、記録装置100の構成を示す斜視図であり、キャスターおよび排紙のためのバスケットが取り付けられている。図1(a)は全体の外観を示し、図1(b)は上部カバーを開けて内部構造が見える状態を示す。本実施形態における記録装置100は、インクジェット記録方式により、記録媒体上に記録材としてインク滴を付与することにより記録を行う。記録媒体はY方向を搬送方向として搬送される。そして、記録ヘッド102を搭載したキャリッジ101はY方向と交差するX方向に往復移動して記録を行う、いわゆるシリアル型記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置について説明する。しかしながら、ノズル列が記録媒体の搬送方向に対する記録幅に亘って構成された、いわゆるライン型記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置が用いられても良い。また、記録機能だけでなく、スキャン機能やFAX機能、送信機能等が一体化された多機能型周辺装置(MFP)でもよい。また、記録材として粉末トナーを用いる電子写真方式の記録装置でもよい。本実施形態では、後述する使用する記録媒体の決定処理を行うための情報処理装置の機能は記録装置100に搭載されている。
記録装置100の上部に入出力部406を備える。入出力部406は操作パネルであり、ディスプレイにインク残量や記録媒体の種類の候補を表示し、ユーザはキーを操作することにより記録媒体の種類を選択したり記録の設定を行ったりすることができる。
キャリッジ101は、光学センサ201(図3)と、インクを吐出する吐出口が設けられた吐出口面が形成された記録ヘッド102とを有する。キャリッジ101は、キャリッジモータ415(図5)の駆動により、キャリッジベルト103を介してシャフト104に沿ってX方向(キャリッジの移動方向)に往復移動可能に構成されている。本実施形態において、記録装置100は、光学センサ201により、記録媒体105の表面上の乱反射特性値や正反射特性値を取得したり、キャリッジ101と記録媒体105との間の距離を測定したりすることが可能である。
図2は記録装置100の断面模式図である。本実施形態では記録媒体105はロール紙であり、上段ロール紙管107と下段ロール紙管108の2段にセットすることができる。ロール紙管にセットされた記録媒体105はLFモータ413により駆動される搬送ローラ153によりニップローラ206を通り、プラテン106上に搬送される。プラテン106上に搬送された記録媒体105はニップローラ206とプラテン106の-Z方向に吸着ファン205とによってプラテン106上に固定される。また、プラテン106の-Z方向にはヒータ207が設置され、記録中にヒータ207を駆動することでインクを乾燥させる。プラテン106上に搬送された記録媒体105上をキャリッジ101がX方向に移動しながら、記録ヘッド102からインク滴を吐出することで記録動作が行われる。キャリッジ101が記録媒体105上の記録領域の端まで移動すると、搬送ローラは記録媒体105を一定量搬送し、次の記録走査を行う領域を記録ヘッド102が記録可能な位置に移動させる。以上の動作の繰り返しにより画像の記録が行われる。記録ヘッド102のY方向下流にはカッタユニット418が設置されている。カッタユニット418は、記録媒体105を所定の長さにカットするもので、カット位置にカット屑軽減ラインを引く設定をRAM403に記憶させておく。また、カットライン軽減とは独立して、用紙種毎にカッタユニット418の動作設定をRAM403に記憶させておくことができる。カッタユニット418を使って切断ができない用紙種の場合には、ユーザがハサミで切るためにカッタユニット418を動かさない設定(ユーザカット)をROM402に記憶させておく。坪量が大きく、ユーザが紙を押さえながら切らないとカットしようとする直線が曲がってしまうような用紙種の場合には、ユーザに紙を押さえる時間を与えてからカッタユニット418が動く設定(イジェクトカット)をROM402に記憶させておく。ユーザカット、イジェクトカットの設定を行わない用紙種の場合は、カッタユニット418でカットする設定(オートカット)がROM402に記憶される。
<キャリッジ構成>
図3は、キャリッジ101の構成を示す図である。キャリッジ101は、トランスレータ202とヘッドホルダ203とを備えて構成されている。ヘッドホルダ203は、記録ヘッド102と反射型センサである光学センサ201を含む。図2に示すように、光学センサ201は、底面が記録ヘッド102の底面と同位置若しくはそれよりも高くなるように、構成されている。
<光学センサ構成>
図4は、光学センサ201の構成を示す断面模式図である。光学センサ201は、光学素子として第1のLED301、第2のLED302、第3のLED303、第1のフォトダイオード304、第2のフォトダイオード305、第3のフォトダイオード306を含む。第1のLED301は、記録媒体105の表面(測定面)に対して法線(90°)の照射角を有する光源である。第1のフォトダイオード304は、第1のLED301から照射され記録媒体105からの反射光をZ方向45°の角度で受光する。つまり、記録媒体105からの反射光のいわゆる乱反射成分を検出する光学系を形成する。
第2のLED302は、記録媒体105の表面(測定面)に対してZ方向60°の照射角を有する光源である。第1のフォトダイオード304は、第2のLED302から照射され記録媒体105からの反射光をZ方向60°の角度で受光する。つまり、発光と受光の角度が等しくなり、記録媒体105からの反射光のいわゆる正反射成分を検出する光学系を形成する。
第3のLED303は、記録媒体105の表面(測定面)に対して法線(90°)の照射角を有する光源である。第2のフォトダイオード305と第3のフォトダイオード306は、第3のLED303から照射され記録媒体105からの反射光を受光する。第2のフォトダイオード305と第3のフォトダイオード306は、それぞれの受光量が光学センサ201と記録媒体105との距離に応じて変化することで、光学センサ201と記録媒体105との距離を測定する。
本実施形態では光学センサはキャリッジに設置されているが、他の形態でもよい。例えば、記録装置に固定して設置されていてもよいし、あるいは記録装置とは別体の記録媒体の乱反射や正反射等の特性値を測定するための測定機器であって、測定機器によって測定した特性値を記録装置に送信する形態でもよい。
<ブロック図>
図5は、記録装置100の制御系のブロック構成を示す図である。ROM402は、不揮発性メモリであり、例えば、記録装置100を制御するための制御プログラムや、本実施形態の動作を実現させるためのプログラムが記憶されている。本実施形態の動作は、例えば、CPU401がROM402に記憶されたプログラムをRAM403に読み出して実行することにより実現される。RAM403は、CPU401のワーキングメモリとしても用いられる。EEPROM404は、記録装置100の電源がオフとされても保持しておくべきデータを記憶する。少なくとも、CPU401とROM402が、後述する記録媒体決定処理をするための情報処理装置の機能を実現する。本実施形態において、EEPROM404はこれまで給紙された記録媒体の種類の使用履歴を記憶する。記憶した情報は履歴情報として扱う。また、EEPROM404は、予め定められた基準として利用する各記録媒体の特性値を記憶する。図10(a)のデータ1001に予め定められて記憶されている特性値Q1~Q3を示す。ここではプレミアム普通紙、スタンダード普通紙、スタンダード光沢紙が予め記憶されている。各特性値は、用紙の名称の情報と、均一性フラグと共に登録番号と紐づけられてデータ1001として記憶されている。均一性フラグはその記録媒体が均一な記録媒体と不均一な記録媒体のどちらに分類されているのかを示す情報である。詳細は後述する。記録媒体は紙媒体ではない媒体も含むが、本実施形態においてはユーザに対して「用紙」という文言を用いて通知を行う。履歴情報や各記録媒体の特性値は記録装置内の記憶媒体ではなく、ホストコンピュータのROMやサーバーなどの外部メモリに記憶してもよい。
インタフェース(I/F)回路410は、記録装置100と外部のLAN等のネットワークとを接続する。記録装置100は、I/F回路410により、外部のホストコンピュータ等の装置との間で各種ジョブやデータ等の送受信を行う。
入出力部406は、入力部と出力部を含む。入力部はユーザからの電源投入の指示や、記録実行の指示、各種機能の設定の指示を受け付ける。出力部は省電力モード等の各種装置情報や、記録装置100が実行可能な各種機能の設定画面を表示する。本実施形態では入出力部406は記録装置100に備えられた操作パネルであり、入出力部406は、入出力制御回路405を介してシステムバス416とデータの送受信が可能なように接続されている。本実施形態ではCPU401が出力部の情報の通知制御を行う。
他にも、入力部は外部のホストコンピュータのキーボードでもよく、外部のホストコンピュータからユーザの指示を受付可能としてもよい。出力部は、LEDディスプレイやLCDディスプレイ、ホスト装置と接続されているディスプレイでもよい。また、入出力部がタッチパネルである場合には、ソフトウェアキーによりユーザからの指示を受付可能である。また、入出力部406はスピーカーとマイクであって、ユーザからの入力を音声入力、ユーザへの通知を音声出力としてもよい。
CPU401とROM402と同様の機能を持つCPUとROMを備え、記録装置100と外部接続される情報処理装置が、後述する記録媒体決定処理を行い、記録装置100で使用する記録媒体を決定してもよい。
光学センサ201による測定を実施する場合には、CPU401によりLED制御回路407が駆動され、光学センサ201内の所定のLEDが点灯するように制御される。光学センサ201の各フォトダイオードは受光した光に応じた信号を出力し、A/D変換回路408によりデジタル信号に変換され、RAM403に一旦保存される。記録装置100の電源オフ時にも保存されるべきデータは、EEPROM404に記憶される。
記録ヘッド制御回路411は、記録ヘッド102に搭載されセレクタやスイッチを含むノズル駆動回路に対して、記録データに応じた駆動信号を供給し、ノズルの駆動順序等、記録ヘッド102の記録動作の制御を行う。例えば、外部からI/F回路410に記録対象データが送信されてきた場合、記録対象データは、RAM403に一旦保存される。そして、記録ヘッド制御回路411は、記録対象データから、記録のための記録データに変換された記録データに基づいて、記録ヘッド102を駆動する。その際、LF(ラインフィード)モータ駆動回路412は、記録データのバンド幅等に基づいてLFモータ413を駆動し、LFモータ413と接続されている搬送ローラが回転することにより記録媒体を搬送する。CR(キャリッジ)モータ駆動回路414は、CR(キャリッジ)モータ415を駆動することによりキャリッジベルト103を介してキャリッジ101を走査させる。記録が完了すると、カッタユニット418がカッタユニット駆動回路417によって駆動することにより記録媒体105を切断する。
I/F回路410から送られてくるデータには、記録対象データのみでなく、プリンタドライバで設定された内容のデータも含まれる。また、記録対象データは、例えば、I/F回路410を介して外部から受信して記憶部に格納されたり、ハードディスク等の記憶部に予め格納されたりしている場合もある。CPU401は、画像データを記憶部から読み出して画像処理回路409を制御して、記録ヘッド102を用いるための記録データへの変換(二値化処理)を実行する。画像処理回路409は、二値化処理の他、色空間変換、HV変換、ガンマ補正、画像の回転等、種々の画像処理を実行する。画像処理によって得られた画像データは、RAM403に格納される。
<内部構成>
図6は、光学センサ201を用いて記録媒体105の特性値を測定する際の、記録媒体105とプラテン106と光学センサ201の位置関係を示す概略模式図である。
光学センサ201はプラテン106上に搬送された記録媒体105の検出領域Pの特性値を測定する。後述する図9の記録媒体検出処理では特性値を複数回測定するが、これは検出領域Pの中で毎回位置を変えて特性値を測定する。検出領域Pは図6に示す位置に限らず、プラテン106の凸部上の領域である305で示す領域を検出領域Pとして特性値を測定してもよい。凸部の方が、記録媒体がたわみにくいため好ましいが、たわみが少ない領域であれば凸部に限らない。検出領域Pとする候補の領域は予め設定されてEEPROM404に記憶されている。
<用紙種判別中の表示画面>
図7(a)は、光学センサ201を用いて記録媒体105の特性値を測定中の表示画面である。表示画面下部にはユーザが測定中でも用紙種を選択可能なように、用紙種カテゴリ一覧501を表示する。カテゴリとは記録媒体の種類を大きく分類したものであり、本実施形態においては、光沢紙、普通紙、コート紙、フィルム用紙、スペシャル、の5つが設定されている。例えば記録媒体がスタンダード光沢紙であるならば光沢紙のカテゴリ、プレミアム普通紙ならば普通紙のカテゴリに分類されている。記録媒体は紙媒体ではない媒体も含むが、本実施形態においてはユーザに対して「用紙」という文言を用いて通知を行う。また、記録装置100で過去に用紙種判別もしくは印刷を行っていた場合には、ユーザの使用実績に合わせた履歴情報を表示しても良い。用紙種カテゴリ一覧501もしくは履歴情報を表示画面に全て表示できない場合、表示画面スクロールボタン40を押下することで、表示されていなかった用紙種カテゴリ一覧501または履歴情報を表示することができる。ユーザがカテゴリを選択すると、図7(b)のようにカテゴリ内の記録媒体の種類を表示する。ユーザが記録媒体の種類を選択すると、その記録媒体がユーザの選択した記録媒体に決定される。
用紙種判別中に用紙種カテゴリ一覧501もしくは履歴情報から記録媒体の種類を選択した場合には、光学センサ201を用いた用紙種判別を中断し、用紙種判別結果と選択した用紙種を比較する。
図7(a)の画面において一定時間ユーザが用紙種を選択しない場合は、図8の画面に遷移する。本実施形態では、一定時間とは、光学センサ201を用いた記録媒体105の特性値の測定が完了するまでの時間である。
<用紙判別終了後の表示画面>
図8は、用紙種判別途中にユーザ選択が無い場合の用紙種判別終了後表示画面である。画面上部には、光学センサ201を用いた用紙種判別結果一覧502を表示する。ここでは1種類の用紙種「フォト光沢紙」を表示している。特性値が似ている用紙種があるので、測定値によっては複数の用紙種が候補になる場合がある。その場合には用紙種判別結果として3種類まで用紙種を表示する。また、用紙種判別結果一覧502には、履歴情報を表示してもよい。例えば、用紙種判別結果が表示画面の一部しかない場合、残りは履歴情報を表示する。ユーザは用紙種判別結果と履歴情報のどちらも選択可能である。画面下部には、表示した以外の用紙を選択できるように用紙種カテゴリ一覧501を表示する。
一定時間、例えば5秒間ユーザが用紙種を選択しない場合は、用紙種判別結果第一候補を記録装置にセットされた用紙種として決定する。
<ユーザ選択警告画面>
図9は、光学センサ201を用いた用紙種判別結果とユーザが選択した用紙種が異なる場合に表示する警告画面である。
図9の画面に置いて、「はい」が選択された場合は、ユーザ選択した用紙種を記録装置にセットされた用紙種として決定する。また、「いいえ」が選択された場合、もしくは一定時間ユーザが「はい」も「いいえ」も選択しない場合は、用紙種検知を中断している場合には残りの測定点を測定する。すべての測定点について既に測定が完了し用紙種判別が終了している場合には1度測定した測定点とは別の位置の測定点の特性値を測定する。新たに測定した測定点の測定結果を用いて再度用紙種判別を行い、候補を再抽出する。再用紙種判別結果の第一候補を記録装置にセットされた用紙種として決定する。
<全体フロー>
図10は、本実施形態における用紙種を決定する処理を示すフローチャートである。以下の処理は用紙が記録装置100にセットされ、給紙が指示されたときに行われる処理である。本処理はROM402に格納されたプログラムに従ってCPU401が各部を制御することによって実行される。
ステップS601では、ロール紙204が搬送ローラによって搬送され、発光素子としてのLED、正反射光受光素子、拡散光受光素子等からなる光学センサ201で測定される位置まで搬送させる。
ステップS602では、光学センサ201で記録媒体105表面の光反射特性を読み取り、正反射光、拡散反射光の強度や、用紙の厚みを測定し、特性値として1点の測定結果を取得し、ROM402に保存する。
ステップS603では、図7(a)で示す様に、用紙種判別中であることを通知する画面と、ユーザが手動で用紙種を選択できるように用紙種カテゴリ一覧501を表示する。
ステップS604では、用紙種判別処理としてステップS605とステップS606を行い、光学センサ201で予め定められた複数の箇所を測定する。全ての測定箇所を測定し終えるまでデータ取得を繰り返す。
ステップS605では、用紙種判別のために複数の測定箇所で測定をしている最中に、ユーザが操作パネルを操作し、用紙種カテゴリ一覧501から用紙種が選択されたと判定場合、用紙種判別の測定を終了し、ステップS616に進む。ユーザによって用紙種が選択されたと判定されなかった場合にはステップS606に進む。
ステップS606では、光学センサ201で予め定められた複数の箇所の内の1点の正反射強度、拡散反射強度、用紙の厚みを測定する。
ステップS604の用紙種判別処理が終了すると、ステップS607に進む。ステップS607では、用紙種判別処理で測定した正反射強度、拡散反射強度、用紙の厚みの平均値と、ROM402に基準値としてプリセットされている正反射強度、拡散反射強度、用紙の厚みを比較する。測定値との差分が小さい基準値を有する用紙種を抽出し、用紙種候補を決定する。このとき、最も測定値との差分が最も小さい基準値を有する用紙種は用紙種第一候補する。
ステップS608では、ステップS607で決定した用紙種候補を含めた用紙種候補リストを作成する。本実施形態では、用紙種候補リストは図7(a)に示すように用紙種判別処理で抽出された用紙種候補をリストとする。1種類のみとしても良いし、複数種類としても良い。
ステップS609では、図8に示すように、ステップS608で作成した用紙種候補リストを操作パネルに表示する。図8では3種類まで表示を行う。また、用紙種判別処理で抽出された用紙種以外にも、ユーザが以前使用した履歴情報から、最近使用した用紙種を候補として表示してもよい。他にも選択された回数が多いものを候補として表示してもよい。履歴情報を表示する数は、操作パネルの画面に表示可能な数までとする。候補として表示した用紙種以外も選択できるように候補の下には用紙種カテゴリ一覧501も表示する。
ステップS610では、図8で示した候補の用紙種もしくは用紙種カテゴリ一覧501からユーザが用紙種を選択したかを判定する。選択された場合は、ステップS617に進む。また、図8の表示を行ってから一定時間経過しても選択が行われていない場合にはステップS611に進む。ここで、一定時間とは予め設定してある時間である。
ステップS611では、用紙種第一候補を記録装置にセットされた用紙種として決定する。
ステップS612では、使用した用紙種の結果を用いて、履歴情報の更新を行い、EEPROM404に記憶される。
ステップS613では、用紙種判別処理において測定された特性値と、記録装置にセットされた用紙種として決定した用紙種とに基づいて、記録装置にセットされた用紙種として決定された用紙種の基準値を今回測定された特性値に近くなるように学習を行う。学習した学習値を、記録装置にセットされた用紙種として決定された新たな基準値としてEEPROM404に記憶する。
ステップS614では、用紙種が決定した後、用紙を印字待機位置まで搬送する。
ステップS615では、ユーザが用紙種を選択するまでに測定した特性値を用いて、測定値と最も近い基準値を持つ用紙種を用紙種第一候補として抽出する。
ステップS616では、ユーザが選択した用紙種と用紙種第一候補が一致するか比較する。一致する場合はステップS617に進み、一致しない場合はステップS618に進む。
ステップS617では、ユーザが選択した用紙種を記録装置にセットされた用紙種として決定する。
ステップS618では、図9で示す表示画面を表示し、ユーザが選択した用紙種と用紙種第一候補が異なることをユーザに通知する。ここでは「用紙種推定結果と選択した用紙種が異なりますがよろしいですか?」と表示する。ここで、ユーザが「はい」を選択した場合には、ステップS617に進み、ユーザが選択した用紙種を記録装置にセットされた用紙種として決定する。ユーザが「いいえ」を選択もしくは図9を表示してから一定時間「はい」も「いいえ」も選択されなかった場合には、ステップS619に進む。
ステップS619では、ステップS604で特性値の測定を中断し、全ての測定箇所における特性値の測定を行っていない場合には、未測定の測定箇所の特性値を、光学センサ201を用いて取得する。予め定められた全ての測定箇所における特性値の測定が完了している場合には、別の測定箇所1点以上で特性値を測定する。
ステップS620では、ステップS610で測定した結果を用いて、再用紙種候補決定処理を行い、再用紙種第一候補を決定する。ステップS607と同じように、測定値の平均値に最も近い基準値をもつ用紙種を再用紙種第一候補とする。
ステップS621では、ステップS605またはステップS610でユーザに選択され用紙種と再用紙種第一候補が一致するか比較し、一致している場合はステップS618に進む。また、一致しない場合はステップS622に進む。
ステップS622では、前回抽出した用紙種第一候補(ステップS607またはステップS615で決定した用紙種第一候補)と、ステップS612で決定した再用紙種第一候補が一致するか比較する。一致する場合はステップS611に進み、用紙種第一候補を記録装置にセットされた用紙種として決定する。一致しない場合には記録装置100での用紙種判別が正しく行われていないと判断し、ステップS617に進み、ユーザが選択した用紙種を記録装置にセットされた用紙種として決定する。
以上のようにして用紙種を決定する処理が終了する。
以上説明したように、用紙種判別のために複数の測定箇所で測定をしている最中に、ユーザが用紙種を選択した場合には特性値の測定を中断して記録装置にセットされた用紙種の決定を行うことができるようにする。このようにすることで測定時間を短縮することができる。また、ユーザが用紙種を選択した場合に、測定値を用いた用紙種の候補と比較することで、用紙種判別精度を向上させることができる。
101 記録装置
105 記録媒体
201 光学センサ
401 CPU
404a EEPROM
404b EEPROM
406 入出力部

Claims (14)

  1. 記録装置で使用される記録媒体の特性を測定手段によって測定した測定結果を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記測定結果に基づいて測定された記録媒体の種類の候補を抽出する抽出手段と
    通知手段に前記候補の記録媒体の種類を示す情報を通知させる通知制御手段と、
    ユーザが前記記録装置で使用される記録媒体の種類を選択するための入力手段と、
    前記記録装置で使用される記録媒体の種類を決定する決定手段と、
    を備える情報処理装置であって、
    前記取得手段は、前記測定手段によって複数回測定した複数の測定結果を取得し、
    前記決定手段は、前記入力手段を用いてユーザが前記記録装置で使用される記録媒体の種類を選択した場合、前記測定手段による記録媒体の特性の測定を中断し、前記抽出手段によって抽出された前記候補の記録媒体の種類と前記入力手段に入力された記録媒体の種類とが一致する場合には、前記入力手段に入力された記録媒体の種類を前記記録装置で使用される記録媒体の種類として決定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知制御手段は、前記入力手段に入力された記録媒体の種類と前記抽出手段が抽出した前記候補の記録媒体の種類とが種類が一致しない場合には、前記通知手段にユーザの選択と前記情報処理装置の前記候補とが一致していないことを通知させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知制御手段によって前記通知手段にユーザの選択と前記情報処理装置の前記候補とが一致していないことを通知させた場合に、一致しないままで良いことを示す情報が前記入力手段に入力されると、前記決定手段は前記入力手段に入力された記録媒体の種類を前記記録装置で使用される記録媒体の種類として決定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知制御手段によって前記通知手段にユーザの選択と前記情報処理装置の前記候補とが一致していないことを通知させた場合であって、一致しないままで良いことを示す情報が前記入力手段に入力されなかった場合には、
    前記取得手段は、前記測定結果を取得するために測定した位置とは異なる位置で測定を行って測定結果を取得し、
    前記抽出手段は、前記異なる位置で測定して取得された測定結果に基づいて、測定された記録媒体の種類の候補を再抽出し、
    前記決定手段は、前記抽出手段によって再抽出された候補の記録媒体の種類と、前記入力手段に入力された記録媒体の種類とが一致する場合には、前記入力手段に入力された記録媒体の種類を前記記録装置で使用される記録媒体の種類として決定することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定手段は、
    前記抽出手段によって再抽出された候補の記録媒体の種類と、前記入力手段に入力された記録媒体の種類とが一致しない場合であって、前記抽出手段によって再抽出された候補の記録媒体の種類と、前記抽出手段によって前回抽出された候補の記録媒体の種類とが一致する場合には、前記再抽出された候補の記録媒体の種類を前記記録装置で使用される記録媒体の種類として決定し、
    前記抽出手段によって再抽出された候補の記録媒体の種類と、前記入力手段に入力された記録媒体の種類とが一致しない場合であって、前記抽出手段によって再抽出された候補の記録媒体の種類と、前記抽出手段によって前回抽出された候補の記録媒体の種類とが一致しない場合には、前記入力手段に入力された記録媒体の種類を前記記録装置で使用される記録媒体の種類として決定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記抽出手段は、前記取得手段で取得した前記測定結果と、予め記憶された基準となる記録媒体の特性値と、に基づいて測定された記録媒体の種類の候補を抽出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記通知制御手段は、前記測定手段が前記記録媒体の特性を測定している間、前記通知手段に記録媒体の種類を通知させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記通知制御手段は、前記測定手段が前記記録媒体の特性を測定している間、前記通知手段に記録媒体の種類として、カテゴリを通知させることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記抽出手段は前記候補として複数の記録媒体の種類を抽出することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記通知制御手段は前記通知手段に、前記候補と、前記候補とは別に前記記録装置で使用可能な記録媒体の種類を通知させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記通知制御手段は前記通知手段に、前記候補と、前記記録装置で以前使用された記録媒体の種類を通知させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記測定手段による前記複数回測定では、それぞれ前記記録媒体上の異なる位置の特性を測定することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    を有する前記記録装置。
  14. 記録装置で使用される記録媒体の特性を測定手段によって複数回測定し、
    測定した複数の測定結果に基づいて測定された記録媒体の種類の候補を抽出し、
    前記候補の記録媒体の種類を示す情報を通知し、
    ユーザによる前記記録装置で使用される記録媒体の種類を受け付け、
    前記記録装置で使用される記録媒体の種類を決定する記録媒体の種類決定方法であって、
    ユーザによる前記記録装置で使用される記録媒体の種類の選択を受け付けた場合、記録媒体の特性の測定を中断し、中断するまでに測定した特性の測定結果に基づいて前記候補を抽出し、抽出した前記候補の記録媒体の種類と前記受け付けた記録媒体の種類とが一致する場合には、前記受け付けた記録媒体の種類を前記記録装置で使用される記録媒体の種類として決定することを特徴とする記録媒体の種類決定方法。
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