JP2023106197A - 浴室ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽の搬入、設置時にユニット壁と当たって傷が付くおそれを無くすとともに、水密加工を浴槽設置の前後に二度行なう必要を無くして水密信頼性を高める。【解決手段】浴室1aの底部に浴槽パン30を設ける。浴槽パン30は、パン底面部31と立ち上がり部32とを一体に有している。パン底面部31の3つの縁部には、立ち上がり部32が継ぎ目無く連なっている。立ち上がり部32には上へ向かって外側へ傾く勾配が設けられている。浴槽パン30の設置後、パン底面部31上に浴槽20を設置する。浴槽20の上端部と立ち上がり部32の上端部とは、同等の高さに配置されている。その後、ユニット壁10を建て込み、ユニット壁10と立ち上がり部32とを接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、建物に設置される浴室ユニットに関し、特に、ユニット壁で区画された浴室の浴槽パン上に浴槽が設置された浴室ユニットに関する。
一般に、この種の浴室ユニットの浴槽パンは、浴槽が載置される平板状のパン底面部と、縁部の立ち上がり部とを有している。立ち上がり部の高さは、通常5cm~10cm程度である。立ち上がり部の上端部とユニット壁とが水密に接続されている。
特許文献1の浴室ユニットにおいては、浴槽パンの洗い場側を除く3つの縁部の上に三方壁部材が立設されている。三方壁部材の上端部に浴槽の上端部が上方から被さるように嵌合されている。浴槽の上端部の上にユニット壁が建て込まれている。
特開2008-169600号公報
高さ5cm~10cm程度の立ち上がり部を有する一般的な浴室ユニットにおいては、立ち上がり部の上端部とユニット壁との接続部が浴槽によって隠される。このため、浴槽パンとユニット壁を組み付けて水密加工を施した後、浴槽を浴槽パン上に設置する必要がある。かかる施工手順の場合、浴槽の搬入、設置時に、建て込み済のユニット壁に浴槽が当たって、どちらか一方又は双方に傷が付くことがあった。
前掲特許文献1の浴室ユニットにおいては、浴槽の搬入、設置後、ユニット壁が建て込まれる。したがって、浴槽の搬入、設置の際に、ユニット壁とぶつかって傷が付くおそれは無い。一方、浴槽設置前には三方壁部材の下端部と浴槽パンとの接続部の水密加工が必要であり、浴槽設置後は浴槽の上端部とユニット壁との接続部の水密加工が必要である。それぞれの接続部は、洗い場側を除く3つの側部の全幅に及んでいるため、時間がかかり、施工不良のおそれもあり水密信頼性が低いと言える。
本発明は、かかる事情に鑑み、浴槽の搬入、設置時にユニット壁と当たって傷が付くおそれを無くすとともに、水密信頼性を高めることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、浴室を画成するユニット壁と、前記浴室の底部に設けられた浴槽パンと、前記浴槽パン上に設置された浴槽とを備えた浴室ユニットであって、
前記浴槽パンが、パン底面部と、前記パン底面部の縁部と継ぎ目無く連なる立ち上がり部とを一体に有し、前記立ち上がり部には上へ向かって外側へ傾く勾配(鉛直方向に対する勾配、以下同じ)が設けられ、前記立ち上がり部の上端部が、前記浴槽の上端部と同等の高さに配置されて前記ユニット壁と接続されることを特徴とする。
当該浴室ユニットにおいては、浴槽パンのパン底面部と立ち上がり部とが一体に連なっているから、パン底面部の縁部における水密加工が不要である。したがって、水密加工を浴槽設置の前後に二度行なう必要が無く、水密信頼性を確保できる。かつ、立ち上がり部が浴槽と同等の高さであるため、立ち上がり部とユニット壁との接続部が浴槽で隠れることが無い。したがって、ユニット壁を建て込む前に、浴槽を搬入して設置でき、浴槽の搬入、設置時に浴槽がユニット壁とぶつかって傷が付くおそれを回避できる。
さらに、立ち上がり部には上へ向かって外側へ傾く勾配が設けられているため、浴槽パンの成形加工時の型抜きを容易に行うことができる。
立ち上がり部の上端部とユニット壁とが直接接続されていてもよく、立ち上がり部の上端部に浴槽の上端部が被さることによって、立ち上がり部の上端部とユニット壁とが、浴槽の上端部を介して接続されていてもよい。
好ましくは、前記立ち上がり部は、前記パン底面部の洗い場側の縁部を除く3つの縁部に設けられている。
好ましくは、前記立ち上がり部の両側の洗い場を向く端部には外側へ張り出すとともに上へ向かって細る三角形状の張り出し部が設けられている。
前記張り出し部の前面(洗い場を向く面)には、洗い場側のユニット壁を接続できる。
好ましくは、前記浴室ユニットが、前記浴槽パンとは別体の板状の壁ピース材を、更に備え、前記壁ピース材が、前記張り出し部の洗い場側に前記ユニット壁と同面となるよう配置されて、前記張り出し部と接続されている。
好ましくは、前記浴室ユニットが、前記浴槽の洗い場側の面を覆うバスエプロンを、更に備え、前記壁ピース材が、前記バスエプロンの端部と接している。
好ましくは、前記壁ピース材と前記バスエプロンとが直交し、前記バスエプロンの端面が鉛直をなして前記壁ピース材の内面と対面している。
本発明によれば、浴槽の搬入、設置時にユニット壁と当たって傷が付くおそれを無くすことができる。かつ、浴槽設置の前後に水密加工を二度行なう必要が無く、水密信頼性を高めることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る浴室ユニットの透視斜視図である。 図2は、図3のII-II線に沿う高さにおける前記浴室ユニットの平面断面図である。 図3は、図2のIII-III線に沿う、前記浴室ユニットの正面断面図である。 図4は、前記浴室ユニットの浴槽パンの斜視図である。 図5は、前記浴室ユニットの浴槽を前記浴槽パンに設置し、かつバスエプロンの取り付け前の状態で示す分解斜視図である。 図6は、前記浴室ユニット浴槽周辺部分の斜視図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る浴室ユニットの浴槽パン及び一対の壁ピース材の分解斜視図である。 図8は、前記第2実施形態の浴室ユニットの浴槽を、前記壁ピース材を取り付けた前記浴槽パンに設置し、かつバスエプロンの取り付け前の状態で示す分解斜視図である。 図9は、前記第2実施形態の浴室ユニット浴槽周辺部分の斜視図である。 図10は、本発明の第3実施形態に係る浴室ユニットの浴槽パン及び一対の壁ピース材の分解斜視図である。 図11(a)は、前記第3実施形態に係る浴室ユニットを組状態で示す左側面図である。図11(b)は、前記第3実施形態の浴室ユニットを組状態で示す右側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態(図1~図6)>
図1は、戸建て住宅、集合住宅等の建物に設置される浴室ユニット1を示したものである。図1及び図2に示すように、浴室ユニット1は、ユニット壁10と、洗い場パン2と、浴槽20と、浴槽パン30を備えている。ユニット壁10は、四面のユニット壁部13,14,15,16を有している。これらユニット壁部13~16によって、浴室1aが画成されている。浴室1aの底部には、洗い場パン2と、浴槽パン30が設けられている。洗い場パン2によって洗い場3が構成されている。
図3に示すように、浴槽パン30は、パン底面部31と、立ち上がり部32とを一体に有している。平板状のパン底面部31上に浴槽20が載置されている。
図4に示すように、パン底面部31の洗い場3側の縁部3aを除く3つの縁部3eに立ち上がり部32が設けられている。すなわち、立ち上がり部32は、3つの立ち上がり部分33,34,35を含む。各立ち上がり部分33~35が、対応する縁部3eから立ち上がっている。浴槽パン30のパン底面部31及び立ち上がり部32(33~35)は、樹脂によって一体成形されている。このため、パン底面部31と立ち上がり部32(33~35)とは、互いに同体であり、立ち上がり部32が、パン底面部31の縁部3eと継ぎ目無く連なっている。かつ隣接する立ち上がり部分33,34どうし及び34,35どうしは、継ぎ目無く連なっている。
図3及び図4に示すように、立ち上がり部32(33~35)には、上へ向かって外側へ傾くように鉛直方向に対して緩やかな勾配が設けられている。立ち上がり部32の上端部には、外側へ水平に突出する上鍔部38が設けられている。
図3及び図5に示すように、立ち上がり部32の上端部は、浴槽20の上端部(上框21)と同等の高さに配置されている。立ち上がり部32の上端面と、浴槽20の上框21の上面とが、ほぼ面一になっている。浴槽20の上框21の外面が、立ち上がり部32の上端部の内側面に近接又は当接されている。これによって、浴槽20のほぼ全体が、浴槽パン30の内部に収容されている。
図3及び図6に示すように、立ち上がり部32の上端部にユニット壁10における浴槽側の壁部分の下端部が接続されている。立ち上がり部32の上端部とユニット壁10との間には、水密材18(図3においてのみ図示)が介在されている。詳しくは、出入り口17を有するユニット壁部13のうち、浴槽側の壁部分13aの下端部は、立ち上がり部分33の上端部の高さに位置されるとともに、水密材18aを介して、立ち上がり部分33の上端面に突き当てられている。ユニット壁部13と交差する浴槽側の壁部14の下端部は、立ち上がり部分34の上端部の高さに位置されるとともに、水密材18bを介して、立ち上がり部分34の上端面に突き当てられている。出入り口17と対向するユニット壁部15のうち、浴槽側の壁部分15aの下端部は、立ち上がり部分35の上端部の高さに位置されるとともに、水密材18cを介して、立ち上がり部分35の上端面に突き当てられている。
図4に示すように、浴槽パン30の長手方向の両側の立ち上がり部分33,35における、洗い場3を向く端部には、張り出し部36が設けられている。張り出し部36は、立ち上がり部分33,35から前記長手方向の外側へ張り出すとともに、上へ向かって細る三角形状に形成されている。具体的には、張り出し部36の外側縁36bは、鉛直に延びているのに対して、張り出し部36の内側縁36aは、立ち上がり部32の内面と面一に連続されることで、立ち上がり部32の勾配に合わせて、上へ向かって外側へ緩やかに傾斜されている。張り出し部36における洗い場側を向く前面36fは、鉛直になっている。
図6に示すように、ユニット壁部13,15における洗い場3側の壁部分13b,15bが、浴槽側の壁部分13a,15aよりも下方へ延出されて、張り出し部36の前面36fと接続されている。壁部分13bが出入り口17の枠材17bを含み、該枠材17bが、張り出し部36の前面36fと接続されていてもよい。詳細な図示は省略するが、各壁部分13b,15bと張り出し部分36との接続部には、水密材による水密加工が施されている。
図4に示すように、浴槽パン30の洗い場3を向く側部37は、開放されている。図5に示すように、開放側部37にバスエプロン40が設けられている。バスエプロン40によって、浴槽20の洗い場3を向く前面22が覆われている。バスエプロン40の長手方向の両側縁43,45は、立ち上がり部32の勾配に合わせて、上へ向かって外側へ緩やかに傾斜されている。図6に示すように、バスエプロン40の両側縁43,45は、立ち上がり部分33,35の内側面の洗い場側縁部と接している。バスエプロン40の前面41は、張り出し部36の前面36fとほぼ面一になっている。
浴室ユニット1は、次のようにして構築される。
浴槽パン30のパン底面部31及び立ち上がり部32(33~35)は、好ましくは、成形金型による射出成形によって一体的に成形される。立ち上がり部32には上へ向かって外側へ傾く勾配が設けられているため、浴槽パン30の成形加工時の型抜きを容易に行うことができる。
前記のように成形加工された浴槽パン30を、建物の施工現場に搬入して、浴室区画の底部に設置する。パン底面部31と立ち上がり部32とが一体になっているから、これらを一体的に搬入、設置することができる。すなわち、パン底面部31と3つの立ち上がり部分33~35を別々に搬入して、組み立てる必要が無い。特に、パン底面部31の3つの縁部と3つの立ち上がり部分33~35とが継ぎ目なく一体に連なっているから、これら縁部の全長にわたって立ち上がり部分33~35との間の水密加工を施す必要が無い。したがって、当該水密加工の施工不良による漏水が起きるのを回避できる。
また、隣接する立ち上がり部分33,34,35どうしも継ぎ目なく一体に連なっているから、これら隣接する立ち上がり部分33,34,35どうしの間の水密加工を施す必要も無い。したがって、当該水密加工の施工不良による漏水が起きるのを回避できる。
次に、浴槽20を前記建物の浴室区画に搬入し、浴槽パン30の内部に差し入れて、パン底面部31上に載置する。この時点では、ユニット壁10が建て込まれていないから、浴槽20の搬入設置作業時に、浴槽20がユニット壁10に当たることはなく、ユニット壁10又は浴槽20に傷が付くことが無い。立ち上がり部32は浴槽20と同等の高さを有しているから、浴槽20の設置によって、立ち上がり部32の上端部が隠れて見えなくなることは無い。浴槽20の上框21の外側には、該上框21とほぼ同じ高さの立ち上がり部32の上端部(上鍔部38)が現れている(図2)。
なお、洗い場パン2は、浴槽パン30の設置と前後して設置してもよく、浴槽20の搬入設置後に設置してもよい。
次に、ユニット壁10を建て込む。ユニット壁10における壁部分13aは、立ち上がり部分33上に建て込む。壁部分13aの下端部と立ち上がり部分33の上端部とを接続する。該接続部には水密材18aを設けることによって、水密加工を施す。
ユニット壁10における壁部14は立ち上がり部分34上に建て込む。壁部14の下端部と立ち上がり部分34の上端部とを接続する。該接続部には水密材18bを設けることによって、水密加工を施す。
ユニット壁10における壁部分15aは、立ち上がり部分35上に建て込む。壁部分15aの下端部と立ち上がり部分35の上端部とを接続する。該接続部には水密材18cを設けることによって、水密加工を施す。
さらに、洗い場側の壁部分13b,15bを建て込み、各壁部分13b,15bの浴槽側縁部を張り出し部36と接続する。該接続部には水密材を介在させることで、水密加工を施す。
建て込みの際、立ち上がり部32とユニット壁10との接続部が浴槽20によって隠されることがないから、水密加工を容易に行なうことができ、施工不良が起きるのを防止できる。また、施工後の水密加工部分の点検を容易に行なうことができる。
このように、浴室ユニット1においては、浴槽20の設置後だけ水密加工を行えばよく、浴槽20の設置の前後に2回行う必要が無い。したがって、水密信頼性を高めることができる。
さらに、浴槽20の前面にはエプロン40を設置する。エプロン40の両端縁43,45を立ち上がり部分33,35の勾配に合わせて斜めに形成しておくことによって、立ち上がり部分33,35の内面の前側端部にエプロン40の対応する端縁43,45を添わせることができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態(図7~図9)>
図7に示すように、本発明の第2実施形態に係る浴室ユニット1B(図9)においては、浴槽パン30Bの両側の立ち上がり部分33,35の洗い場縁部が、パン底面部31の洗い場側縁部よりも洗い場とは反対側へ引っ込んでいる。言い換えると、パン底面部31が、立ち上がり部分33,35よりも洗い場側へ突出され、突出底面部分31bが設けられている。立ち上がり部分33,35の洗い場縁部に細長三角形状の張り出し部36が設けられている点は、第1実施形態の浴槽パン30と同様である。
図7に示すように、第2実施形態の浴室ユニット1Bは、浴槽パン30Bとは別体の一対の壁ピース材50を備えている。壁ピース材50は、長手方向を上下へ向けた長方形の板状に形成されている。壁ピース材50の上端部には、外側へ水平に突出する上鍔部58が設けられている。
図8に示すように、一対の壁ピース材50が、それぞれ対応する張り出し部36の前方(洗い場側)に配置されている。これによって、浴槽パン30Bの両側の立ち上がり部分33,35の前記引っ込んだ部分が、壁ピース材50によって埋められている。各壁ピース材50は、対応するユニット壁部13,15と同面になるように鉛直に配置されている。上鍔部58は、立ち上がり部分33,35の上鍔部38と同面になっている。
壁ピース材50における洗い場とは反対側の縁部51が、張り出し部36と接続されている。該縁部51及び張り出し部36の前面36fは、鉛直になっている。壁ピース材50の縁部51と張り出し部36との接続部には、水密材(図示省略)による水密加工が施されている。壁ピース材50の下端面52は、パン底面部31の突出底面部分31bの端部と接続されている。壁ピース材50の下端面52と突出底面部分31bとの接続部には、水密材(図示省略)による水密加工が施されている。前記水密材は、壁ピース材50と浴槽パン30Bとの接着剤を兼ねていてもよい。
図9に示すように、バスエプロン40Bは、浴槽20の前面(洗い場側面)を覆うようにして、一対の壁ピース材50に架け渡されている。各壁ピース材50とバスエプロン40Bとが直交している。バスエプロン40Bは、四隅が直角の長方形に形成されている。バスエプロン40Bの両端縁43,45は、鉛直に延びており、対応する壁ピース材50Bの鉛直な内面と平行に対面している。要するに、第2実施形態においては、浴槽パン30Bとは別体の壁ピース材50を付加することによって、長方形のバスエプロン40Bを適用できる。
第2実施形態の浴室ユニット1Bを構築する際は、浴槽パン30Bの搬入、設置後、該浴槽パン30Bに一対の壁ピース材50を接合し、壁ピース材50の縁部51,52と浴槽パン30Bの水密加工を施す。壁ピース材50と浴槽パン30Bとの間の水密加工すべき部分の合計長さは、3つの立ち上がり部分がパン底面部とは別体であった場合に水密加工すべき部分の合計長さと比べて短い。したがって、水密加工の施工負担を軽減でき、ひいては、水密信頼性を高めることができる。
次いで、浴槽20の搬入、設置を行なう。なお、浴槽20の設置後に壁ピース材50を設置してもよい。
その後、ユニット壁10を建て込む。
<第3実施形態(図10~図11)>
本発明の第3実施形態は、第2実施形態(図7~図9)の変形例に係る。
図10、並びに図11(a)及び同図(b)に示すように、第3実施形態に係る浴室ユニット1Cにおいては、立ち上がり部分33,35の洗い場側縁部33e,35eが、下へ向かって洗い場3側へ僅かに傾けられている。これに合わせて、張り出し部36Cが、下へ向かって洗い場3側へ僅かに傾けられている。張り出し部36Cの前面36fには、鉛直方向に対して緩やかな勾配が付けられている。
壁ピース50Cにおける洗い場とは反対側の縁部51は、下へ向かって洗い場3側へ僅かに傾けられている。このため、壁ピース50Cの上端部が下端部より幅広になっており、壁ピース50Cが下へ向かって幅が小さくなる台形の板状に形成されている。
張り出し部36Cと壁ピース50Cの縁部51との傾斜角度は互いに等しい。そして、壁ピース50Cの傾斜された縁部51が、張り出し部36Cの傾斜された前面36fとぴったり合わせられて、水密材(図示省略)を介して接合されている。
第3実施形態によれば、立ち上がり部分33,34,35だけでなく、張り出し部36Cにも勾配が付けられているため、浴槽パン30Cの成形加工時の型抜きを容易化できる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、立ち上がり部32の上端部に浴槽20の上框21が被さることによって、立ち上がり部32の上端部とユニット壁10とが、浴槽20の上框21を介して接続されていてもよい。
立ち上がり部32の上端面と浴槽20の上框21の上面とは、厳密に面一である必要はなく、若干(例えば数mmないし数cm程度)の高低差が付けられていてもよい。立ち上がり部32の上端部が、上框21より若干高くてもよく、立ち上がり部32の上端部が、上框21より若干低くてもよい。
本発明は、例えば戸建て住宅、集合住宅などの浴室構造に適用できる。
1,1B 浴室ユニット
1a 浴室
3 洗い場
10 ユニット壁
13~16 ユニット壁部
18 水密材
20 浴槽
21 上框(上端部)
22 前面(洗い場側の面)
30,30B,30C 浴槽パン
31 パン底面部
32 立ち上がり部
33~36 立ち上がり部分
36,36C 張り出し部
40,40B バスエプロン
50,50C 壁ピース材

Claims (6)

  1. 浴室を画成するユニット壁と、前記浴室の底部に設けられた浴槽パンと、前記浴槽パン上に設置された浴槽とを備えた浴室ユニットであって、
    前記浴槽パンが、パン底面部と、前記パン底面部の縁部と継ぎ目無く連なる立ち上がり部とを一体に有し、前記立ち上がり部には上へ向かって外側へ傾く勾配が設けられ、前記立ち上がり部の上端部が、前記浴槽の上端部と同等の高さに配置されて前記ユニット壁と接続されることを特徴とする浴室ユニット。
  2. 前記立ち上がり部が、前記パン底面部の洗い場側の縁部を除く3つの縁部に設けられている請求項1に記載の浴室ユニット。
  3. 前記立ち上がり部の両側の洗い場を向く端部には外側へ張り出すとともに上へ向かって細る三角形状の張り出し部が設けられている請求項2に記載の浴室ユニット。
  4. 前記浴槽パンとは別体の板状の壁ピース材を、更に備え、
    前記壁ピース材が、前記張り出し部の洗い場側に前記ユニット壁と同面となるよう配置されて、前記張り出し部と接続されている請求項3に記載の浴室ユニット。
  5. 前記浴槽の洗い場側の面を覆うバスエプロンを、更に備え、前記壁ピース材が、前記バスエプロンの端部と接している請求項4に記載の浴室ユニット。
  6. 前記壁ピース材と前記バスエプロンとが直交し、前記バスエプロンの端面が鉛直をなして前記壁ピース材の内面と対面している請求項5に記載の浴室ユニット。
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