JP2002115296A - ユニットバス床接合構造 - Google Patents

ユニットバス床接合構造

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JP2002115296A
JP2002115296A JP2000310906A JP2000310906A JP2002115296A JP 2002115296 A JP2002115296 A JP 2002115296A JP 2000310906 A JP2000310906 A JP 2000310906A JP 2000310906 A JP2000310906 A JP 2000310906A JP 2002115296 A JP2002115296 A JP 2002115296A
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floor pan
groove
wall
pan
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JP2000310906A
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Tatsuo Ochiai
辰雄 落合
Satoru Yamazawa
悟 山沢
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2つに分割された洗い場同士でも、又、分割
された洗い場側と浴槽側でも、水の漏れないように接合
することのできるユニットバス床接合構造を提供する。 【解決手段】 洗い場側ユニットバスを第一床パン4と
第二床パン5とに分割する。この第一床パン4の溝の側
縁壁421と第二床パン5の溝の側縁壁521とをシー
ル板6を挟んで連結具61、62で連結する。連結され
た第一床パン4と第二床パン5に床カバー7を、両側の
フランジ71、72をそれぞれ第一床パン4の溝と第二
床パン5の溝の中に挿入した状態に、差し渡す。溝と、
床カバー7とで挟まれた空間に硬化性樹脂8を充填す
る。床カバー7のフランジ71と第一床パン4の内側壁
423との間と、フランジ72と第二床パン5の内側壁
523との間をコーキング材9でシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニットバス床接合
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニットバスは大きく浴室の中に入り難
いので、通常、特開平11−280130号公報、特開
2000−230261号公報に記載されているよう
に、浴槽側と洗い場側との境界線で、浴槽側床パンと洗
い場側床パンとに分割されていて、この浴槽側床パンと
洗い場側床パンを浴室内に搬入し、浴室内で、この浴槽
側床パンと洗い場側床パンとを接合しユニットバスに組
み立てている。この際、浴室内では水を使用するので、
この浴槽側床パンと洗い場側床パンとの接合部分から水
が漏れないように組み立てるための種々な接合構造が知
られている。
【0003】例えば、特開平11−280130号公報
には、浴槽側床パンには、排水凹溝を設け、この排水凹
溝の洗い場側に棚部と立上片とを設け、洗い場側床パン
には、縁部に垂下片を設けていて、組み立てる際に、こ
の立上片と垂下片とを、この間に設けたゴムパッキン等
の止水部材を介してシリコーンゴムで固着する構造が記
載されている。
【0004】又、特開2000−230261号公報に
は、洗い場側床パンと浴槽側床パンのそれぞれに、接合
縁に沿って排水溝を設け、この両方の排水溝の縁側壁に
ほぼ水平な棚板を設けていて、組み立てる際に、この両
方の棚板を付き合わせ、この突き合わせた両方の棚板の
上からコ字形の分割カバーを被せ、この分割カバーの両
側のフランジをそれぞれ両方の排水溝の中に挿入する構
造が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平1
1−280130号公報に記載されている発明では、止
水部材の施工が不十分であったり、止水部材が劣化した
りして、この止水部材に微細なひびや通孔が発生する
と、このひびや通孔を通って床下に水が漏れるという問
題がある。又、特開2000−230261号公報に記
載されている発明では、分割カバーを被せているだけで
あるから、洗い場等で水を多く使用して、水位が分割カ
バーの上まで上がると、この分割カバーの下側にある棚
板の突き合っている隙間から水が床下に漏れるという問
題がある。
【0006】又、洗い場床パンが大きくなると、洗い場
床パンを2つ以上に分割し、これを浴室内に搬入し、こ
の浴室内で組み立てることがあるが、このように2つ以
上に分割された洗い場床パンを接合して組み立てる構造
については知られてない。そこで、本発明の目的は、2
つに分割された洗い場同士でも、又、分割された洗い場
側と浴槽側でも、水の漏れないように接合することので
きるユニットバス床接合構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、第一床パンと第二床パ
ンが床カバーで接合されたユニットバス床接合構造であ
って、前記第一床パンと第二床パンにはそれぞれ、縁側
壁、底板、内側壁とからなる断面略コ字形の溝が接合縁
に沿って設けられ、この第一床パンの溝の縁側壁と第二
床パンの溝の縁側壁とがシール板を挟んで連結具で連結
され、前記床カバーは、連結された第一床パンの内側壁
から第二床パンの内側壁までの距離と略等しいか又は若
干小さい幅の断面コ字形長尺体であり、この床カバーが
連結された第一床パンと第二床パンとに、両側フランジ
をそれぞれ第一床パンの溝と第二床パンの溝の中に挿入
した状態に、差し渡され、この床カバーと、第一床パン
の溝の底板及び第二床パンの溝の底板とに挟まれた空間
にコーキング材又は硬化性樹脂が充填され、床カバーの
一方のフランジと第一床パンの溝の内側壁との間と、床
カバーの他方のフランジと第二床パンの溝の内側壁との
間がコーキング材でシールされているものである。
【0008】本発明における第一床パンと第二床パンと
は、ユニットバスの床部分を適宜箇所で分割した一方と
他方をいう。即ち、ユニットバスを浴槽と洗い場の床部
分で分割すると、一方が浴槽側床パンとなり、他方が洗
い場側床パンとなる。又、洗い場の床を分割すると、一
方の床が第一床パンであり、他方の床が第二床パンとな
る。
【0009】この発明に使用されるシール板とは、この
シール板を挟んで第一床パンの縁側壁と第二床パンの縁
側壁とを連結具で連結したときに、この第一床パンの縁
側壁と第二床パンの縁側壁との間を水密に接合すること
のできる板状体であって、合成ゴム製の板や軟質合成樹
脂製の板や合成樹脂発泡体の板等が好適である。ここ
で、連結具とは、両者を連結するものであって、ボルト
・ナットやリベット等が好適である。
【0010】この発明に使用するコーキング材又は硬化
性樹脂とは、使用するときには、グリース状の液体、又
は、変形可能な粘土状の固体であるが、時間と経過とと
もに硬化するものである。かかるコーキング材としては
ポリエステル系コーキング材やポリエーテル系コーキン
グ材、ポリウレタン系コーキング材、シリコーン系コー
キング材、エポキシ系コーキング材等が好適である。
又、硬化性樹脂としては、硬化性ポリエステル樹脂、硬
化性ウレタン樹脂、硬化性シリコーン樹脂、硬化性エポ
キシ樹脂等が好適である。
【0011】(作用)本発明では、第一床パンの溝の縁
側壁と第二床パンの溝の縁側壁とがシール板を挟んで連
結具で連結されているので、この挟まれたシール板によ
って、第一床パンの溝の縁側壁と第二床パンの溝の縁側
壁の間が水密になる。又、床カバーと、第一床パンの溝
の底板・第二床パンの溝の底板とに挟まれた空間にコー
キング材又は硬化性樹脂が充填されているので、このコ
ーキング材又は硬化性樹脂が、時間の経過とともに、床
カバーや第一床パンの溝の底板及び第二床パンの溝の底
板に接着したまま、硬化し、この硬化したコーキング材
又は硬化性樹脂によって床カバーと、第一床パンの溝の
底板及び第二床パンの溝の底板との間が塞がれて水密に
なる。
【0012】又、床カバーは、連結された第一床パンの
内側壁から第二床パンの内側壁までの距離と略等しいか
又は若干小さい幅の断面コ字形長尺体であるので、この
床カバーを、両側のフランジをそれぞれ連結された第一
床パンの溝と第二床パンの溝の中に挿入することが可能
であるし、このように挿入すると、一方のフランジと第
一床パンの溝の内側壁との間と、他方のフランジと第二
床パンの溝の内側壁との間とが略密着した状態になる。
【0013】しかも、この床カバーの一方のフランジと
第一床パンの溝の内側壁との間と、床カバーの他方のフ
ランジと第二床パンの溝の内側壁との間がコーキング材
でシールされているので、この間が水密になる。このよ
うに、本発明においては、水密構造が三重に設けられて
いるので、施工が不十分であったり、劣化してひびが発
生したりして、この中の幾つかの水密構造が破れても、
この中の一つの水密構造が破れないで残っているかぎり
水が漏れることがない。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例で説明する。 (実施例1)図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はユニットバスを示す斜視図、図2は洗い場で
分割された第一床パンと第二床パンの主要部を示す斜視
図、図3は床カバーの斜視図、図4は図1のA−A線に
おける断面図である。
【0015】1はユニットバスであり、このユニットバ
ス1は浴槽側ユニットバス2と洗い場側ユニットバス3
とからなる。この洗い場側ユニットバス3は、更に、第
一床パン4と第二床パン5とに分割されている。この第
一床パン4は、図2に示すように、洗い場床板41と、
第二床パン5に接合される接合縁に沿って設けられた溝
42と、接合される縁以外の周囲に設けられた立上壁4
3とからなる。この溝42は、縁側壁421、底板42
2、内側壁423とからなる断面略コ字形をしている。
尚、この内側壁423は縁側壁421より高くなってい
る。
【0016】又、第二床パン5は、図2に示すように、
洗い場床板51と、第一床パン4に接合される接合縁に
沿って設けられた溝52と、左右に設けられた立上壁5
3、53と浴槽側ユニットバス2に接合される浴槽接合
部54と、浴槽接合部54に沿って設けられている排水
溝55とからなる。この溝52は、縁側壁521、底板
522、内側壁523とからなる断面略コ字形をしてい
る。尚、この縁側壁521、底板522、内側壁523
は、それぞれ第一床パン4の縁側壁421、底板42
2、内側壁423とほぼ同じ形状をしている。
【0017】そして、この第一床パン4と第二床パン5
は、図4に示すように、第一床パン4の溝42の縁側壁
421と第二床パン5の溝52の縁側壁521がシール
板6を挟んでボルト61、ナット62からなる連結具で
連結されている。この際に使用するシール板6は合成ゴ
ム製の板状長尺体である。
【0018】7は床カバーであり、この床カバー7は、
図3に示すように、両側フランジ71、72とウエッブ
73とからなる断面コ字形長尺体である。更に詳細に説
明すると、床カバー7の幅(ウエッブ73の長さ=L
1)は連結された第一床パン4の溝の内側壁423から
第二床パン5の内側壁523までの距離と略等しいか又
は若干小さく、高さ(フランジ71、72の長さ=L
2)は、内側壁423や523とほぼ等しくなってい
る。
【0019】そして、この床カバー7は、図4に示すよ
うに、第一床パン4と第二床パン5とに差し渡され、床
カバー7の両側フランジ71、72はそれぞれ第一床パ
ン4の溝42と第二床パン5の溝52の中に挿入されて
いる。このように床カバー7が連結された第一床パン4
と第二床パン5とに差し渡されていると、この床カバー
7の幅が連結された第一床パン4の溝の内側壁423か
ら第二床パン5の内側壁523までの距離と略等しいか
又は若干小さくなっているので、この床カバー7の両側
フランジ71、72はそれぞれ第一床パン4の溝42の
内側壁423と第二床パン5の溝52の内側壁523と
に略密着する。
【0020】8は硬化性エポキシ樹脂の硬化性樹脂であ
り、この硬化性樹脂8は、図4に示すように、床カバー
7と、第一床パン4の溝42の底板422及び第二床パ
ン5の溝52の底板522とに挟まれた空間に充填さ
れ、この部分を水密にするものである。9はシリコーン
系のコーキング材であり、このコーキング材9は、床カ
バー7の一方のフランジ71と第一床パン4の溝42の
内側壁423との間と、床カバー7の他方のフランジ7
2と第二床パン5の溝52の内側壁523との間に充填
され、この部分を水密にシールするものである。浴槽側
ユニットバス2は従来のものと略同じであるので、説明
を省略する。
【0021】次に、このユニットバス1の組立方法及び
作用について説明する。工場で製造した浴槽側ユニット
2、第一床パン4、第二床パン5等を浴室内に搬入し、
立上壁43を浴室の壁に沿わせて、第一床パン4を据え
付ける。次に、両側の立上壁53、53を浴室の壁に沿
わせ、溝52を第一床パン4方向に向けて、第二床パン
5を据え付ける。
【0022】そして、第一床パン4の溝42の縁側壁4
21と、第二床パン5の溝52の縁側壁521とを、シ
ール板6を挟んで、突き合わせ、縁側壁421、縁側壁
521、シール板6に設けられている図示しない通孔に
ボルト61を通し、このボルト61にナット62を螺入
し、巻き締めて、シール板6の両側面にそれぞれ縁側壁
421と縁側壁521を圧着させて、連結する。する
と、この縁側壁421と縁側壁521の間が水密にな
る。
【0023】次に、このボルト61・ナット62で連結
された溝42、52に硬化性樹脂8を略半分だけ充填す
る。又、床カバー7の断面コ字形の中に略半分だけ硬化
性樹脂8を充填する。尚、この実施例1では、硬化性樹
脂8を溝42、52と床カバー7の断面コ字形の中に略
半分ずつ充填しているが、どちらか一方に一杯に充填し
てもよい。即ち、溝42、52の中に一杯に充填しても
よいし、床カバー7の断面コ字形の中に一杯に充填して
もよい。
【0024】そして、この床カバー7を連結された第一
床パン4の内側壁423と第二床パン5の内側壁523
の間に挿入する。すると、床カバー7は、連結された第
一床パン4の内側壁423から第二床パン5の内側壁5
23までの距離と略等しいか又は若干小さい幅の長尺体
であるから、この床カバー7を第一床パン4と第二床パ
ン5とに差し渡し、床カバー7の両側のフランジ71、
72をそれぞれ第一床パン4の溝42と第二床パン5の
溝52の中に挿入すると、一方のフランジ71と第一床
パン4の溝42の内側壁423との間と、他方のフラン
ジ72と第二床パン5の溝52の内側壁523との間と
が略密着した状態になる。
【0025】又、床カバー7のフランジ71、72の長
さは、内側壁423や523と略同じ高さであるので、
床カバー7を、溝42、52の底板422、522に届
くまで溝42、52の中に挿入すると、床カバー7の上
面は、第一床パン4の洗い場床板41や第二床パン5の
洗い場床板51と略同じ高さの平面となるし、溝42、
52の中に充填されている硬化性樹脂8と床カバー7の
断面コ字形の中に充填されている硬化性樹脂8が密着し
て一体になる。
【0026】この硬化性樹脂8は時間の経過と共に、こ
の床カバー7の断面コ字形の内面と溝42、52の底板
422、522とに接着した状態で固化し、この硬化し
た硬化性樹脂8によって床カバー7と、第一床パン4の
溝42の底板422・第二床パン5の溝52の底板52
2との間が塞がれて、この部分が水密になる。次に、こ
の略密着した状態になっている床カバー7の一方のフラ
ンジ71と第一床パン4の溝42の内側壁423との間
と、他方のフランジ72と第二床パン5の溝52の内側
壁523との間とにコーキング材9を充填する。
【0027】すると、時間の経過と共に、このコーキン
グ材9が固化し、この床カバー7の一方のフランジ71
と第一床パン4の溝42の内側壁423との間と、床カ
バー7の他方のフランジ72と第二床パン4の溝52の
内側壁523との間がコーキング材9でシールされ水密
になる。このように、水密構造が三重になるので、施工
が不十分であったり、劣化してひびが発生したりして、
この中の幾つかの水密構造が破れても、この中の一つの
水密構造が破れないで残っているかぎり水が漏れること
がない。
【0028】(実施例2)図5及び図6は本発明の他の
一実施例を示すもので、図5はユニットバスを示す斜視
図、図6は図5のB−B線における断面図である。
【0029】この図5及び図6に示す実施例2を図1〜
図4に示す実施例1と比較すると、第一床パン4aと第
二床パン5aとが排水溝55aの場所で接合されている
こと、床カバー7aの両側フランジ71a、72aの高
さが、縁側壁421a、521aと略同じ高さになって
いること、従って、この床カバー7aの両側フランジ7
1a、72aを溝42a、52aの中に挿入すると、床
カバー7aの上面は、第一床パン4の洗い場床板41a
や第二床パン5の洗い場床板51aより低くなり、ここ
に排水溝55aが形成されること、この排水溝55aの
中にグレーチング95aが設置されていること、従っ
て、第二床パン5aだけの排水溝が設けられてないこ
と、この床カバー7aの上にグレーチング95aが設置
され、このグレーチング95aの上面と洗い場床板41
aと略同じ高さになってことが異なる。その他の構造
は、実施例1とほぼ同じであるので、説明を省略する。
【0030】次に、このユニットバス1aの組立方法及
び作用について説明する。工場で製造した浴槽側ユニッ
ト2a、第一床パン4a、第二床パン5a等を浴室内に
搬入し、立上壁43aを浴室の壁に沿わせて、第一床パ
ン4aを据え付ける。次に、両側の立上壁53aを浴室
の壁に沿わせ、溝52aを第一床パン4a方向に向け
て、第二床パン5aを据え付ける。
【0031】そして、第一床パン4aの溝42aの縁側
壁421aと、第二床パン5aの溝52aの縁側壁52
1aとを、シール板6aを挟んで、突き合わせ、縁側壁
421a、縁側壁521a、シール板6aに設けられて
いる図示しない通孔にボルト61aを通し、このボルト
61aにナット62aを螺入し、巻き締めて、シール板
6a両側面にそれぞれ両側の縁側壁421aと縁側壁5
21aを圧着させて、連結する。すると、この縁側壁4
21aと縁側壁521aの間が水密になる。
【0032】次に、このボルト61a・ナット62aで
連結された溝42a、52aに硬化性樹脂8を略縁側壁
421a、521aの高さまで充填する。そして、この
床カバー7aを連結された第一床パン4aの内側壁42
3aと第二床パン5aの内側壁523aの間に挿入す
る。
【0033】すると、床カバー7aは、連結された第一
床パン4aの内側壁423aから第二床パン5aの内側
壁523aまでの距離と略等しいか又は若干小さい幅の
長尺体であるから、床カバー7aの両側のフランジ71
a、72aをそれぞれ連結された第一床パン4aの溝4
2aと第二床パン5aの溝52aの中に挿入した状態に
して、この床カバー7aを第一床パン4aと第二床パン
5aとに差し渡すと、一方のフランジ71aと第一床パ
ン4aの溝42aの内側壁423aとの間と、他方のフ
ランジ72aと第二床パン5aの溝52aの内側壁52
3aとの間とが略密着した状態になる。
【0034】又、床カバー7aのフランジ71a、72
aの長さは、縁側壁421a、521aと略同じ高さで
あるので、床カバー7aを、溝42a、52aの底板4
22a、522aに届くまで溝42a、52aの中に挿
入すると、床カバー7aの上面は、第一床パン4aの洗
い場床板41aや第二床パン5aの洗い場床板51aよ
り低くなり、ここに排水溝55aが形成される。
【0035】この溝42a、52aの中に充填された硬
化性樹脂8aは時間の経過と共に、この床カバー7aの
断面コ字形の内面と溝42a、52aの底板422a、
522aとに接着した状態で固化し、この硬化した硬化
性樹脂8aによって床カバー7aと、第一床パン4aの
溝42aの底板422a・第二床パン5aの溝52aの
底板522aとの間が塞がれて、この部分が水密にな
る。
【0036】次に、この略密着した状態になっている床
カバー7aの一方のフランジ71aと第一床パン4aの
溝42aの内側壁423aとの間と、他方のフランジ7
2aと第二床パン5aの溝52aの内側壁523aとの
間とにコーキング材9aを充填する。すると、時間の経
過と共に、このコーキング材9aが固化し、この床カバ
ー7aの一方のフランジ71aと第一床パン4aの溝4
2aの内側壁423aとの間と、床カバー7aの他方の
フランジ72aと第二床パン4aの溝52aの内側壁5
23aとの間がコーキング材9aでシールされ水密にな
る。
【0037】このように、水密構造が三重になっている
ので、施工が不十分であったり、劣化してひびが発生し
たりして、この中の幾つかの水密構造が破れても、この
中の一つの水密構造が破れないかぎり水が漏れることが
ない。最後に、排水溝55aの中にグレーチング95a
を設置し、この床カバー7aの上に設置されたグレーチ
ング95aの上面と洗い場床板41aと略同じ高さにす
る。すると、排水溝55aの中に足が入らなくなり、洗
い場で身体を洗い易くなる。又、洗い場側ユニットバス
3aには、排水溝55aだけなので、意匠的によい。
【0038】
【発明の効果】本発明は、第一床パンの溝の縁側壁と第
二床パンの溝の縁側壁とがシール板を挟んで連結具で連
結されているから、このシール板によって、第一床パン
の溝の縁側壁と第二床パンの溝の縁側壁の間が水密にな
る。又、床カバーと、第一床パンの溝の底板及び第二床
パンの溝の底板とで挟まれた空間にコーキング材又は硬
化性樹脂が充填されているから、このコーキング材又は
硬化性樹脂が、床カバーと、第一床パンの溝の底板及び
第二床パンの溝の底板との間で硬化して、床カバーと、
第一床パンの溝の底板及び第二床パンの溝の底板との間
が水密になる。
【0039】又、床カバーは、連結された第一床パンの
内側壁から第二床パンの内側壁までの距離と略等しいか
又は若干小さい幅の断面コ字形長尺体であるから、この
床カバーを連結された第一床パンと第二床パンとに差し
渡すことができし、このように、床カバーを差し渡す
と、この床カバーの一方のフランジと第一床パンの溝の
内側壁との間と、床カバーの他方のフランジと第二床パ
ンの溝の内側壁との間が略密着する。
【0040】又、この密着している床カバーの一方のフ
ランジと第一床パンの溝の内側壁との間と、床カバーの
他方のフランジと第二床パンの溝の内側壁との間がコー
キング材でシールされているから、この間が水密にな
る。このように、本発明においては、水密構造が三重に
設けられているので、施工が不十分であったり、劣化し
てひびが発生したりして、この中の幾つかの水密構造が
破れても、この中の一つの水密構造が破れないで残って
いるかぎり水が漏れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ユニットバス
を示す斜視図である。
【図2】洗い場で分割された第一床パンと第二床パンの
一部を示す斜視図である。
【図3】床カバーの斜視図である。
【図4】図1のA−A線における断面図である。
【図5】本発明の他の一実施例を示すもので、ユニット
バスを示す斜視図である。
【図6】図5のB−B線における断面図である。
【符号の説明】
1、1a ユニットバス 2、2a 浴槽側ユニットバス 3、3a 洗い場側ユニットバス 4、4a 第一床パン 42、42a 溝 421、421a 縁側壁 422、422a 底板 423、413a 内側壁 5、5a 第二床パン 52、52a 溝 521、521a 縁側壁 522、522a 底板 523、523a 内側壁 55、55a 排水溝 6、6a シール板 61、61a 連結具(ボルト) 62、62a 連結具(ナット) 7、7a 床カバー 71、71a フランジ 72、72a フランジ 73 ウエッブ 8、8a 硬化性樹脂 9、9a コーキング材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一床パンと第二床パンが床カバーで接
    合されたユニットバス床接合構造であって、前記第一床
    パンと第二床パンにはそれぞれ、縁側壁、底板、内側壁
    とからなる断面略コ字形の溝が接合縁に沿って設けら
    れ、この第一床パンの溝の縁側壁と第二床パンの溝の縁
    側壁とがシール板を挟んで連結具で連結され、前記床カ
    バーは、連結された第一床パンの内側壁から第二床パン
    の内側壁までの距離と略等しいか又は若干小さい幅の断
    面コ字形長尺体であり、この床カバーが連結された第一
    床パンと第二床パンとに、両側フランジをそれぞれ第一
    床パンの溝と第二床パンの溝の中に挿入した状態に、差
    し渡され、この床カバーと、第一床パンの溝の底板及び
    第二床パンの溝の底板とに挟まれた空間にコーキング材
    又は硬化性樹脂が充填され、床カバーの一方のフランジ
    と第一床パンの溝の内側壁との間と、床カバーの他方の
    フランジと第二床パンの溝の内側壁との間がコーキング
    材でシールされていることを特徴とするユニットバス床
    接合構造。
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