JP2023105487A - 長尺部材の保持具 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023105487000001
【課題】隣接する長尺部材どうしのピッチを狭くすることができる長尺部材の保持具を提供する。
【解決手段】この保持具10は、底壁20と複数の側壁30,32,34,36と複数の収容部40,42,44と押え片60,62とを有し、隣接する側壁どうしの対向面50には、連続突出部51,52,53,54と凹み部55,56とが設けられており、凹み部55,56のみに押え片60,62が設けられており、隣接する収容部40,42,44を画成する所定の側壁34,36における、一方の収容部に向く対向面50と、他方の収容部に向く対向面50とに、突出部53,54及び凹み部55,56が、長尺部材5の軸方向Xにおいて、反対となるように配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、線状、管状又は棒状の長尺部材を保持するための、長尺部材の保持具に関する。
例えば、自動車には、パイプや、チューブ、ワイヤ、ケーブル、ハーネス等が用いられているが、これらは絡まったり、他部材と干渉したり、破損したり等の不都合が生じることがあるため、通常は何らかの保持具に収容されて、該保持具を介して車内の所定位置に保持されることが多い。
従来のこの種のものとして、例えば、下記特許文献1には、外径の異なる異径管体が挿入可能な複数のクランプ溝と、該クランプ溝に対して対向配置され、複数個並列して設けられた、左右一対の両壁部と、両壁部から溝底方向へ向けて傾斜状に突出する小径管保持アーム及び大径管保持アームとを有する、異径管体保持用クランプが記載されている。
また、両壁部は、クランプ溝の溝軸方向中間部で第1両壁部と第2両壁部とに分割されており、第1両壁部と第2両壁部において、小径管保持アームと大径管保持アームが左右反対に設けられている。更に、両壁部には、小径管保持アームを格納するために、第1両壁部の内側、及び、第2両壁部の内側に、凹部がそれぞれ形成されている。
特開2002-235872号公報
上記の異径管体保持用クランプの場合、両壁部には、撓み変形した一対の小径管保持アームを格納するための、凹部は設けられているものの、撓み変形した一対の大径管保持アームを格納するための、凹部は設けられていない。
そのため、大径管体をクランプ溝に挿入可能とするためには、一対の大径管保持アームが撓み変形した状態で、一対の大径管保持アームどうしにおける最小間隔が、大径管体の直径以上となる必要がある。その結果、第1両壁部及び第2両壁部の対向面どうしにおける最小間隔を、大径管体の直径よりも大きく設ける必要があり、隣接する大径管体どうしのピッチが広くなってしまっていた。
したがって、本発明の目的は、複数の収容部に、隣接して収容保持された複数の長尺部材の、隣接する長尺部材どうしのピッチを狭くすることができる、長尺部材の保持具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、長尺部材を保持する保持具であって、底壁と、該底壁から立設された少なくとも3個の側壁と、前記底壁及び前記側壁によって画成された複数の収容部と、前記側壁から前記底壁に向けて延び、前記長尺部材を押え込む、撓み変形可能な押え片とを有しており、隣接する前記側壁どうしの対向面には、互いに近づくように突出する突出部と、互いに離れるように凹んだ凹み部とが設けられており、前記凹み部のみに、前記押え片が設けられており、該凹み部によって、前記押え片の撓み変形を受け入れて、前記収容部に前記長尺部材を受け入れ可能としており、隣接する前記収容部を画成する所定の前記側壁における、一方の前記収容部に向く対向面と、他方の前記収容部に向く対向面とに、前記突出部及び前記凹み部が、前記長尺部材の軸方向において、反対となるように配置されていることを特徴とする。
本発明においては、側壁の凹み部のみに、押え片が設けられており、隣接する収容部を画成する所定の側壁における、一方の収容部に向く対向面と、他方の収容部に向く対向面とに、突出部及び凹み部が、長尺部材の軸方向において、反対となるように配置されているので、隣接した側壁どうしの間隔を近づけて、コンパクトにすることができ、隣接する長尺部材どうしのピッチを狭くすることができる。
本発明に係る長尺部材の保持具の一実施形態を示す斜視図である。 同保持具の正面図である。 同保持具の背面図である。 同保持具の平面図である。 図1のA-A矢視線における断面図である。 図4のB-B矢視線における断面図である。 同保持具を用いて、被保持部材の被保持面に長尺部材を保持した状態を示す説明図である。
(長尺部材の保持具の一実施形態)
以下、図1~7を参照して、本発明に係る長尺部材の保持具の、一実施形態について説明する。
図7に示すように、この実施形態の長尺部材の保持具10(以下、単に「保持具10」ともいう)は、被保持面2に対して長尺部材5を保持するものである。この実施形態の場合、被保持部材1の一方の面が、被保持面2をなしている。また、被保持部材1に形成された固定孔3に、保持具10に設けた固定部70を固定することで、保持具10を介して、被保持面2に対して長尺部材5が保持されるようになっている。
この実施形態における被保持部材1は、例えば、車体パネルや車体フレーム等である。また、この実施形態における長尺部材5は、例えば、パイプや、チューブ、ホース、ロッド、ワイヤ、ケーブル、ハーネス、コード等の、線状、管状又は棒状の部材であり、その外面が円形状をなしている。
図1~3に示すように、この実施形態の保持具10は、長尺部材5の軸方向X(図4参照)に対して直交し、かつ、被保持部材1の面方向に概ね沿った方向に長く延びる略長板状をなした底壁20を有している。なお、底壁20が長く延びる方向を、長手方向Yとする。また、以下の説明では、各部分における「軸方向」も、長尺部材5の軸方向Xに沿った方向を意味する。
また、保持具10は、底壁20から立設した少なくとも3個の側壁を有している。この実施形態では、底壁20の長手方向Yの両端部から立設された側壁30,36と、底壁20の長手方向Yの所定位置であって前記側壁30,36の間から所定間隔を空けて立設された側壁32,34とを有している。すなわち、底壁20の長手方向Yの一端部(図1の紙面左側の端部)から他端部(図1の紙面右側の端部)に向けて、側壁30,32,34,36が順番に立設されている。なお、各側壁30,32,34,36は、底壁20の長手方向Yに対して直交し且つ互いに平行となるように、底壁20から立設されている。
また、図4に示すように、側壁34は、切欠き35を介して分離されており、側壁34の軸方向Xの一端部(図4の紙面下方側の端部)寄りに配置された側壁34Aと、側壁34の軸方向Xの他端部(図4の紙面上方側の端部)寄りに配置された側壁34Bとから構成されている。更に図2及び図3に示すように、側壁30,32,34Bは、同一高さ(底壁20からの立設方向に沿った長さが同一)とされているが、側壁34A,36は、それらよりも高く立設されている。
また、底壁20と、複数の側壁30,32,34,36とによって、複数の収容部40,42,44が画成されている。この実施形態では、底壁20の長手方向Yの一端部から他端部に向けて、収容部40,42,44が順番に並んで配置されるようになっている。なお、複数の側壁30,32,34,36のうち、側壁32は、収容部40及び収容部42の画成に寄与し、側壁34は、収容部42及び収容部44の画成に寄与するものであり、これらの側壁32,34が、本発明における「隣接する前記収容部を画成する所定の前記側壁」をなしている。また、これらの複数の収容部40,42,44が配置された方向を、「収容部配置方向H」とする。
更に、底壁20の、厚さ方向他端面(被保持部材1に近接した面)であって、その長手方向Yの両端部からは、底壁20の軸方向Xの全域に亘って延びる突部21,21が突設されており、被保持部材1の被保持面2(保持具10が配置される面)に当接するようになっている(図7参照)。
また、図2や図3に示すように、底壁20の厚さ方向他端面側であって、長手方向Yのほぼ中央部には、抉り部23が設けられており、この抉り部23を介して、固定孔3との固定用の固定部70が設けられている。
この固定部70は、抉り部23に、首部71аを介して連設された傘状フランジ部71と、該傘状フランジ部71の内面中央から延設した柱状のステム部72と、該ステム部72の延出方向先端部から、傘状フランジ部71に向けて斜め外方に碇足状に延びた一対の係止脚73,73とを有している。各係止脚73は撓み変形可能とされており、その延出方向先端部の外面には、段状をなした複数の係止段部73аが設けられている。
そして、係止脚73の所定の係止段部73аが、被保持部材1の厚さに対応して、固定孔3の裏側(被保持部材1の被保持面2とは反対側)の周縁に係合することで、被保持部材1に固定部70を介して、保持具10が固定されるようになっている(図7参照)。
また、隣接する側壁(側壁30及び側壁32、側壁32及び側壁34、側壁34及び側壁36)の、立設方向の基端部どうしの間であって、底壁20の、厚さ方向一端面(被保持部材1から離反した面)側には、載置部37がそれぞれ設けられている。この載置部37は、円形状の外面を有する長尺部材5に対応して曲面状をなすと共に、側壁の軸方向Xに沿って連続して延びており、各収容部40,42,44に収容配置された長尺部材5を、ガタツキを少なくして安定して保持可能となっている。
更に、側壁30及び側壁32の間隔は、側壁32及び側壁34の間隔と同一となっており、側壁30,32で画成される収容部40、及び、側壁32,34で画成される収容部42には、所定径の長尺部材5を収容保持可能となっている(図7参照)。一方、側壁34及び側壁36の間隔は、側壁30及び側壁32の間隔、側壁32及び側壁34の間隔よりも、若干広くなっており、側壁34,36で画成される収容部44には、収容部40,42に収容される長尺部材5よりも大径の、長尺部材5を収容保持可能となっている(図7参照)。
また、側壁36の外面(対向面50とは反対側の面)には、円形突起状をなした突起部38が突設されており、収容部44の判別がしやすくなっている。
各側壁30,32,34,36からは、底壁20に向けて延び、長尺部材5を押え込む、撓み変形可能な押え片60,62が設けられている。なお、これらの押え片60,62については、後で詳述する。
また、隣接する側壁どうし、すなわち、側壁30及び側壁32、側壁32及び側壁34、側壁32及び側壁34、側壁34及び側壁36の、互いに向かい合うように対向して配置された対向面50には、互いに近づくように突出する突出部52,53,54と、互いに離れるように凹んだ凹み部55,56とが設けられている。
なお、各突出部52,53,54は、各側壁30,32,34,36の対向面50に対して同一面となるように突出して設けられており、凹み部55,56は、各側壁30,32,34,36の対向面50に対して、収容部配置方向Hに所定深さ凹んだ形状となっている。また、凹み部55,56は、側壁30,32,34,36の立設方向の先端部側に設けられている。
また、隣接する側壁どうしの対向面であって、その立設方向の中間部には、互いに近づくように突出し、且つ、長尺部材5の軸方向Xに連続して延びる、連続突出部51が設けられており、隣接する連続突出部51,51どうしの間隔は、長尺部材5の外径に適合する間隔とされている。具体的には、図1や図2に示すように、各側壁30,32,34,36の対向面50であって、各側壁30,32,34,36の立設方向の中間部(載置部37の周方向両端部との連結部分)には、互いに近づくように突出し、且つ、各側壁30,32,34,36の軸方向Xの全域に亘って延びる、連続突出部51がそれぞれ設けられている。
すなわち、(1)側壁30の、側壁32に対する対向面50、(2)側壁32の、側壁30に対する対向面50、(3)側壁32の、側壁34に対する対向面50、(4)側壁34の、側壁32に対する対向面50、(5)側壁34の、側壁36に対する対向面50、(6)側壁36の、側壁34に対する対向面50であって、各側壁30,32,34,36の立設方向の中間部に、連続突出部51がそれぞれ延設されている。また、所定の側壁の連続突出部51は、相手側の側壁の連続突出部51に対向して配置されている。
なお、各側壁30,30,32,34に設けられた連続突出部51は、各側壁30,32,34,36の対向面50に対して同一面となるように突出しており、隣接配置された連続突出部51,51どうしの間隔が、長尺部材5の外径に適合する間隔となっている。
そして、この保持具10においては、隣接する収容部40,42,44を画成する所定の側壁32,34における、一方の収容部に向く対向面50と、他方の収容部に向く対向面50とに、突出部53,54及び凹み部55,56が、長尺部材5の軸方向Xにおいて、反対となるように配置されている。
上記構成について具体的に説明すると、図5に示すように、この実施形態では、隣接する収容部40,42を画成する側壁32の、一方の収容部40に向く対向面50と、他方の収容部42に向く対向面50とに、突出部53と凹み部56とが、長尺部材5の軸方向Xにおいて、その位置が反対となるように配置されている。また、隣接する収容部42,44を画成する側壁34の、一方の収容部42に向く対向面50と、他方の収容部44に向く対向面50とに、突出部53,54と凹み部56とが、長尺部材5の軸方向Xにおいて、その位置が反対となるように配置されている。
言い換えると、隣接する収容部40,42,44を画成する所定の側壁32,34における、一方の収容部に向く対向面50に設けられた突出部と、他方の収容部に向く対向面50に設けられた凹み部とが、隣接する側壁30,32,34どうしの対向方向において隣り合い、一方の収容部に向く対向面50に設けられた凹み部と、他方の収容部に向く対向面50に設けられた突出部とが、隣接する側壁どうしの対向方向において隣り合うように配置されている。
すなわち、図5に示すように、隣接する収容部40,42を画成する側壁32の、一方の収容部40に向く対向面50に設けられた突出部53と、他方の収容部42に向く対向面50に設けられた凹み部56とが、隣接する側壁30,32,34,36どうしの対向方向(長手方向Y及び収容部配置方向Hと同じ方向)において隣り合い、一方の収容部40に向く対向面50に設けられた凹み部56と、他方の収容部42に向く対向面50に設けられた突出部53とが、隣接する側壁30,32,34,36どうしの対向方向において隣り合うように配置されている。
また、図5に示すように、隣接する収容部42,44を画成する側壁34の、一方の収容部42に向く対向面50に設けられた突出部53と、他方の収容部44に向く対向面50に設けられた凹み部56とが、隣接する側壁30,32,34,36どうしの対向方向において隣り合い、一方の収容部42に向く対向面50に設けられた凹み部56と、他方の収容部44に向く対向面50に設けられた突出部54とが、隣接する側壁30,32,34,36どうしの対向方向において隣り合うように配置されている。
次に、各側壁30,32,34,36に設けられた突出部52,53,54及び凹み部55,56について詳述する。
側壁30の、側壁32に対する対向面50には、以下のような凹み部55と突出部52とが設けられている。
すなわち、図1~3及び図5に示すように、側壁30の、側壁32に対向する対向面50であって、側壁30の連続突出部51よりも、立設方向の先端部側には、側壁30の軸方向Xの一端部(図1の紙面手前側の端部)から他端部(図1の紙面奥側の端部)に至る範囲に、所定深さの凹み部55が設けられている。
また、側壁30に設けた凹み部55の、側壁30の軸方向Xの他端部寄りの底面からは、側壁30の立設方向に沿って帯状に延び、且つ、側壁32に向けて突出する突出部52が設けられている。
更に、側壁30の対向面50であって立設方向の中間部には、軸方向Xの一端部から他端部に向けて、突条をなした突条部58が所定長さで延びている。
また、側壁36の、側壁34に対する対向面50には、以下のような凹み部55と突出部52とが設けられている。
すなわち、図1~3及び図5に示すように、側壁36の、側壁34に対向する対向面50であって、側壁36の立設方向の中間部に位置する連続突出部51よりも、側壁36の立設方向の先端部側には、側壁34の軸方向Xの一端部から他端部に至る範囲に、所定深さの凹み部55が設けられている。
また、側壁36に設けた凹み部55の、側壁36の軸方向Xの他端部寄りの底面からは、側壁36の立設方向に沿って帯状に延び、且つ、側壁34に向けて突出する突出部52が設けられている。
側壁32の、側壁30に対する対向面50には、以下のような突出部53と凹み部56とが設けられている。
すなわち、図1~3及び図5に示すように、側壁32の、側壁30に対する対向面50であって、側壁32の連続突出部51よりも、立設方向の先端部側には、側壁32の軸方向Xの他端部から中間部に至る範囲に設けられた幅広の突出部53と、側壁32の軸方向Xの中間部から一端部に至る範囲に設けられた凹み部56とが、側壁32の軸方向Xに隣接して配置されている。
また、図5に示すように、突出部53及び凹み部56の軸方向Xに沿った長さは、突出部53の長さの方が、凹み部56の長さよりも長くなっている。更に、幅広の突出部53は、側壁30の帯状の突出部52に対向配置されており、凹み部56は、側壁30の凹み部55に対して所定範囲ラップするように対向配置されている。また、側壁32の、側壁30に対する対向面50であって、その立設方向の中間部には、軸方向Xの一端部から他端部に向けて、突条をなした突条部58が所定長さで延びており、側壁30に設けた突条部58と対向配置されている。
一方、側壁32の、側壁34に対する対向面50には、以下のような突出部53と凹み部56とが設けられている。
すなわち、図1~3及び図5に示すように、側壁32の、側壁34に対する対向面50であって、側壁32の連続突出部51よりも、立設方向の先端部側には、側壁32の軸方向Xの一端部から中間部に至る範囲に設けられた幅広の突出部53と、側壁32の軸方向Xの中間部から他端部に至る範囲に設けられた凹み部56とが、側壁32の軸方向Xに隣接して配置されている。
また、図5に示すように、突出部53及び凹み部56の軸方向Xに沿った長さは、突出部53の長さの方が、凹み部56の長さよりも長くなっている。更に、突出部53は、側壁34の突出部53に対向配置されており、凹み部56は、側壁34の凹み部56に対向配置されている。また、側壁32の、側壁34に対する対向面50であって、その立設方向の中間部には、軸方向Xの他端部から一端部に向けて、突条をなした突条部58が所定長さで延びている。
更に、複数の側壁30,32,34,36のうち、複数の収容部40,42,44の配置方向(収容部配置方向H)において、最も外側に位置する側壁30,36以外の、側壁32,34を、図5に示すような収容部配置方向Hに沿った断面(より具体的には、収容部配置方向Hに沿い且つ長尺部材5を保持すべき被保持面2に向いた断面)で見たとき、隣接する一方の収容部に向く対向面に設けた突出部の壁厚部分と、他方の収容部に向く対向面に設けた突出部の壁厚部分とに、収容部配置方向Hにラップする箇所Rが設けられている。
すなわち、側壁32を図5に示すような収容部配置方向Hに沿い且つ被保持面2に向いた断面で見たとき、側壁32の、隣接する一方の収容部40に向く対向面50に設けた突出部53の壁厚部分(ここでは軸方向Xの中間部であって収容部42側に向く壁厚部分)と、他方の収容部42に向く対向面50に設けた突出部53の壁厚部分(ここでは軸方向Xの中間部であって収容部40側に向く壁厚部分)とに、収容部配置方向Hにラップする(重なる)箇所Rが設けられている。また、側壁32を図5に示すような収容部配置方向Hに沿い且つ被保持面2に向いた断面で見たとき、側壁32は、収容部配置方向Hに左右に分かれて配置された突出部53,53及びそれらのラップ箇所Rによって、略クランク状をなしている。
なお、上記のラップする箇所Rについては、次のようにも言える。
すなわち、複数の側壁30,32,34,36のうち、複数の収容部40,42,44の収容部配置方向Hにおいて、最も外側に位置する側壁30,36以外の、側壁32,34を、図6に示すような長尺部材5の軸方向Xに直交する断面で見たとき、隣接する一方の収容部に向く対向面に設けた突出部の壁厚部分と、他方の収容部に向く対向面に設けた突出部の壁厚部分とに、収容部配置方向Hにラップする箇所Rが設けられている。
この実施形態では、側壁32を図6に示すような長尺部材5の軸方向Xに直交する断面で見たとき、側壁32の、隣接する一方の収容部40に向く対向面50に設けた突出部53の壁厚部分(収容部42側に向く壁厚部分)と、他方の収容部42に向く対向面50に設けた突出部53の壁厚部分(収容部40側に向く壁厚部分)とに、収容部配置方向Hにラップする箇所Rが設けられている。
側壁34の、側壁32に対する対向面50には、以下のような突出部53と凹み部56とが設けられている。
すなわち、図1~3及び図5に示すように、側壁34を構成する側壁34Aの、側壁32に対する対向面50であって、側壁34の連続突出部51よりも、立設方向の先端部側には、側壁34の軸方向Xの一端部から切欠き35に至る範囲に、幅広の突出部53が設けられている。また、側壁34を構成する側壁34Bの、側壁32に対する対向面50であって、側壁34の連続突出部51よりも、立設方向の先端部側には、側壁34の軸方向Xの他端部から切欠き35に至る範囲に、凹み部56が設けられている。
なお、図5に示すように、突出部53及び凹み部56の軸方向Xに沿った長さは、ほぼ同じ長さとなっている。また、幅広の突出部53は、側壁32の幅広の突出部53に対向配置されており、凹み部56は、側壁32の凹み部56に対向配置されている。更に、側壁34Bの、側壁32に対する対向面50であって、その立設方向の中間部には、軸方向Xの他端部から一端部に向けて、突条をなした突条部58が所定長さで延びている。
一方、側壁34の、側壁36に対する対向面50には、以下のような突出部53と凹み部56とが設けられている。
すなわち、図1,2,4,5に示すように、側壁34Bの、側壁36に対する対向面50であって、側壁34の連続突出部51よりも、立設方向の先端部側には、側壁34の軸方向Xの他端部から切欠き35に至る範囲に、幅広の突出部54aが設けられており、この突出部54aの外面(側壁36に向く面)であって軸方向Xの中間位置からは、側壁34の立設方向に沿って帯状に延び、且つ、側壁36に向けて突出する突出部54が設けられている。すなわち、帯状の突出部54は、幅広の突出部54aを介して設けられている。なお、幅広の突出部54aは、対向面50よりも所定深さ低い一方、帯状の突出部54は、対向面50と同一面となっていると共に、側壁36の帯状の突出部52に対向配置されている。
また、側壁34Aの、側壁36に対する対向面50であって、側壁34の連続突出部51よりも、立設方向の先端部側には、側壁34の軸方向Xの一端部から切欠き35に至る範囲に、凹み部56が設けられている。
なお、図5に示すように、突出部53及び凹み部56の軸方向Xに沿った長さは、ほぼ同じ長さとなっている。また、突出部54は、上述したように側壁36の連続突出部51に対向配置されており、凹み部56は、側壁36の凹み部55に対して所定範囲ラップするように対向配置されている。
また、側壁34を図5に示すような収容部配置方向Hに沿い且つ被保持面2に向いた断面で見たとき、側壁34の、隣接する一方の収容部42に向く対向面50に設けた突出部53の壁厚部分(ここでは軸方向Xの中間部であって収容部44側に向く壁厚部分)と、他方の収容部44に向く対向面50に設けた突出部54,54aの壁厚部分(ここでは軸方向Xの中間部であって収容部42側に向く壁厚部分)とに、切欠き35を介して、収容部配置方向Hにラップする箇所Rが設けられている。
また、隣接する側壁(側壁30及び側壁32、側壁32及び側壁34、側壁34及び側壁36)における突出部52,53,54どうしの最小間隔は、長尺部材5の外径に適合する間隔とされている。
この実施形態では、(1)側壁30の対向面50における突出部52と、側壁32の、側壁30に対する対向面50における突出部53との最小間隔、(2)側壁32の、側壁34に対する対向面50における突出部53と、側壁34の、側壁32に対する対向面50における突出部53との最小間隔、(3)側壁34の、側壁36に対する対向面50における突出部54と、側壁36の、側壁34に対する対向面50における突出部52との最小間隔が、長尺部材5の外径に適合する間隔とされている。
また、この保持具10においては、凹み部55,56のみに、押え片60,62が設けられており、該凹み部55,56によって、押え片60,62の撓み変形を受け入れて、収容部40,42,44に長尺部材5を受け入れ可能としている。
押え片60,62は、各側壁30,32,34,36の凹み部55,56から、収容部配置方向Hに沿って延びる基端部63(凹み部55,56の底面の、面方向に直交するとも言える)を介して、斜め内方に延出しており、その延出方向の先端部64でもって、長尺部材5を押え込むものとなっている。以下、各側壁30,32,34,36と、押え片60,62との関係を詳述する。
すなわち、図1~3に示すように、側壁30の、側壁32に対する対向面50に設けられた凹み部55には、側壁30の立設方向の先端部で且つ軸方向Xの一端部から、側壁32の立設方向の基端部に向けて、斜め内方に押え片60が延出している。また、側壁32の、側壁30に対する対向面50に設けられた凹み部56には、側壁32の立設方向の先端部で且つ軸方向Xの一端部から、側壁30の立設方向の基端部に向けて、斜め内方に押え片60が延出している。
更に、側壁32の、側壁34に対する対向面50に設けられた凹み部56には、側壁32の立設方向の先端部で且つ軸方向Xの他端部から、側壁34の立設方向の基端部に向けて、斜め内方に押え片60が延出している。また、側壁34の、側壁32に対する対向面50に設けられた凹み部56には、側壁34の立設方向の先端部で且つ軸方向Xの他端部から、側壁32の立設方向の基端部に向けて、斜め内方に押え片60が延出している。
更に、側壁34の、側壁36に対する対向面50に設けられた凹み部55には、側壁34の立設方向の先端部で且つ軸方向Xの一端部から、側壁36の立設方向の基端部に向けて、斜め内方に押え片62が延出している。また、側壁36の、側壁34に対する対向面50に設けられた凹み部55には、側壁36の立設方向の先端部で且つ軸方向Xの一端部から、側壁34の立設方向の基端部に向けて、斜め内方に押え片62が延出している。なお、側壁34側の押え片62の先端部64の内面(側壁34に向く面)、及び、側壁36側の押え片62の先端部64の内面(側壁36に向く面)からは、突起64aがそれぞれ突設されている。この突起64aは、各押え片62の先端部64を幅広として、大径の長尺部材5を抜け止め保持しやすくする(図7参照)。
以上説明した、保持具10は、この実施形態の場合、全ての部分(底壁、複数の側壁、押え片、突出部、固定部等)が、周知の合成樹脂材料で一体形成されている。
(変形例)
以上説明した長尺部材の保持具の、各部分の形状や構造は、上記態様に限定されるものではない。
例えば、この実施形態の保持具10においては、4個の側壁30,32,34,36を設け、底壁20との関係で3個の収容部40,42,44を画成したが、側壁は少なくとも3個あればよく(この場合、収容部は2個となる)、5個以上の側壁(この場合、収容部は4個となる)を設けてもよい。
また、この実施形態の保持具10は、被保持部材1に形成した固定孔3との固定用として、固定部70を設けたが、被保持部材との固定部を設けなくともよい。また、固定部70としては、ステム部72及び一対の係止脚73,73以外にも、例えば、底壁の裏面(厚さ方向他端面)から、柱状部を延出させ、この柱状部の外周に、固定孔に対する係止部を設けてもよい。また、被保持部材側にスタッドボルトのような軸部材を突出させておき、保持具の底壁に、前記軸部材に固定可能な構造(固定爪や固定孔等)を設けてもよい。
また、この実施形態においては、各側壁30,32,34,36のいずれも、突出部52,53,54及び凹み部55,56を軸方向Xに1個ずつ設けたが、例えば、各側壁に複数の突出部及び凹み部を設けてもよく更に突出部及び凹み部の個数は、同数でも異なる数で設けてもよく(例えば、突出部を1個設け、凹み部を2個設ける等)、本発明の構成を満たすものであれば、突出部や凹み部の個数やレイアウトは特に限定されない。
また、この実施形態における全ての凹み部55,56は、対向面50に対して一定深さで凹んだ形状をなしているが、例えば、収容部配置方向Hにおいて、段階的に凹んだり、テーパ状をなすよう次第に深く凹んだりしてもよい。
更に、側壁32は、図5に示すような収容部配置方向Hに沿い且つ被保持面2に向いた断面で見たとき、突出部53,53及びそれらのラップ箇所Rによって、略クランク状の断面形状となっているが、少なくとも3個の側壁のうち、最も外側に位置する側壁以外の側壁としては、突出部との関係でラップする箇所が設けられていれば、上記形状に限定されない。
(作用効果)
次に、上記構成からなる保持具10の作用効果について説明する。
保持具10を用いて、被保持面2に長尺部材5を保持する際には、次のようにする。
すなわち、保持具10の各収容部40,42,44の上方開口部(底壁20とは反対側の開口部)から、長尺部材5を挿入していく。すると、長尺部材5によって、対向配置された一対の押え片60,60又は一対の押え片62,62がそれぞれ押圧されて、それらが撓み変形して、凹み部55や凹み部56に受け入れられながら、長尺部材5が押し込まれていく。そして、長尺部材5を各収容部40,42,44における載置部37に当接するまで押し込んで、長尺部材5が各押え片60,62の先端部64を通り超えると、各押え片60,62が弾性復帰して、その先端部64が長尺部材5の天井側に位置するので、各収容部40,42,44にて、長尺部材5が収容され且つ抜け止め保持される(図7参照)。
なお、図7に示す状態では、各収容部40,42,44に収容保持された長尺部材5の外周に対して、各押え片60,62の先端部64が隙間を有しているが、長尺部材5が被保持部材1の被保持面2から離れる方向に引っ張られた場合に、各押え片60,62の先端部64が、長尺部材5の外周に当接するので、各収容部40,42,44からの、長尺部材5の抜け外れることが規制される。また、収容部40,42に収容された長尺部材5は、収容部40,42を画成する側壁30,32,34に設けた突条部58に当接して(図7参照)、軸方向Xにおける位置ずれが抑制できるようになっている。更に、図7に示す状態では、各収容部40,42,44に収容された長尺部材5の外周に、各側壁30,32,34,36の立設方向の中間部に設けた連続突出部51が対向配置されるようになっている。
その後、保持具10を、固定部70を介して被保持部材1に固定する。すなわち、被保持部材1に形成した固定孔3に、固定部70を位置合わせてして、被保持部材1の被保持面2に対して、保持具10を押し込んでいく。すると、固定部70の一対の係止脚73,73が、固定孔3の内周に押圧されて撓み変形しながら、保持具10が押し込まれていく。そして、被保持面2に、固定部70の傘状フランジ部71、及び、底壁20の裏面(厚さ方向他端面)に設けた一対の突部21,21が当接するまで、保持具10を押し込み、固定孔3の裏側から一対の係止脚73,73の先端部の一部が抜け出ると、各係止脚73が弾性復帰して、所定の係止段部73aが、固定孔3の裏側の周縁に係合する。その結果、被保持部材1に固定部70を介して、保持具10を固定することができ、ひいては被保持面2に長尺部材5を保持することができる(図7参照)。なお、長尺部材5は、保持具10を被保持部材1に固定した後で、各収容部40,42,44に挿入して保持するようにしてもよい。
そして、この保持具10においては、側壁30,32,34,36の凹み部55,56のみに、押え片60,62が設けられており、隣接する収容部40,42,44を画成する所定の側壁32,34における、一方の収容部に向く対向面50と、他方の収容部に向く対向面50とに、突出部53,54及び凹み部55,56が、長尺部材5の軸方向Xにおいて、反対となるように配置されている。
そのため、隣接した側壁30,32,34,36どうしの間隔を近づけて、保持具10を、長尺部材5の軸方向Xに交差し且つ配置方向Hにおいて、コンパクトにすることができ、隣接する長尺部材5,5どうしのピッチ(所定の長尺部材5の中心Cと、それに隣接配置された長尺部材5の中心Cとの長さ)を狭くすることができる。
また、この実施形態においては、隣接する側壁(側壁30及び側壁32、側壁32及び側壁34、側壁34及び側壁36)における突出部52,53,54どうしの最小間隔は、長尺部材5の外径に適合する間隔とされている。具体的には、段落0065で説明したような構造となっている。
そして、このような構造を採用したことで、保持具10を、長尺部材5の軸方向Xに交差し且つ収容部配置方向Hにおいて、よりコンパクトにすることができる。すなわち、側壁30及び側壁32、側壁32及び側壁34、側壁34及び側壁36における突出部52,53,54どうしの最小間隔は、長尺部材5の外径に適合する間隔とされているので、側壁30,32,34,36の配置間隔に無駄がなく、保持具10の収容部配置方向Hにおける長さを最小限にすることができ、その結果、隣接する長尺部材5のピッチを、より狭くすることができる。
更に、この実施形態においては、複数の側壁30,32,34,36のうち、収容部配置方向Hにおいて、最も外側に位置する側壁30,36以外の、側壁32,34を、図5に示すような収容部配置方向Hに沿った断面で見たとき、隣接する一方の収容部に向く対向面に設けた突出部の壁厚部分と、他方の収容部に向く対向面に設けた突出部の壁厚部分とに、収容部配置方向Hにラップする箇所Rが設けられている。
すなわち、側壁32を図5に示すような容部配置方向Hに沿い且つ被保持面2に向いた断面で見たとき、側壁32の、隣接する一方の収容部40に向く対向面50に設けた突出部53の壁厚部分と、他方の収容部42に向く対向面50に設けた突出部53の壁厚部分とに、収容部配置方向Hにラップする箇所Rが設けられている。また、側壁34を図5に示すような収容部配置方向Hに沿い且つ被保持面2に向いた断面で見たとき、側壁34の、隣接する一方の収容部42に向く対向面50に設けた突出部53の壁厚部分と、他方の収容部44に向く対向面50に設けた突出部53の壁厚部分とに、収容部配置方向Hにラップする箇所Rが設けられている。
上記態様によれば、上記のような構造を採用したことで、保持具10を、長尺部材5の軸方向Xに交差し且つ収容部配置方向Hにおいて、更にコンパクトにすることができる。すなわち、側壁32や側壁34においては、収容部配置方向Hにラップする箇所Rが存在しているので、そのラップ箇所R分だけ、側壁32,34を肉薄にしやすくして、保持具10の収容部配置方向Hにおける長さを短くしやすくなり、その結果、隣接する長尺部材5のピッチを、更に狭くすることができる。
また、この実施形態においては、凹み部55,56は、側壁30,32,34,36の立設方向の先端部側に設けられており、隣接する側壁(側壁30及び側壁32、側壁32及び側壁34、側壁34及び側壁36)どうしの対向面であって、その立設方向の中間部には、互いに近づくように突出し、且つ、長尺部材5の軸方向Xに連続して延びる、連続突出部51が設けられており、隣接する連続突出部51,51どうしの間隔は、長尺部材5の外径に適合する間隔とされている。
上記態様によれば、上記のような構造を採用したことで、長尺部材5を軸方向Xの全長に亘って安定して保持することができる。すなわち、各収容部40,42,44に収容された長尺部材5の径方向両側部外周に、各側壁30,32,34,36の立設方向の中間部にて、軸方向Xに連続して設けられた連続突出部51,51が対向配置されるので(図7参照)、例えば、長尺部材5が、収容部配置方向Hに位置ずれしようとしても、長尺部材5が連続突出部51に当接して、その位置ずれが規制されることとなり、長尺部材5を安定保持可能となっている。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
5 長尺部材
10 長尺部材の保持具(保持具)
20 底壁
30,32,34,34A,34B,36 側壁
40,42,44 収容部
50 対向面
52,53,54 突出部
51 連続突出部
55,56 凹み部
60,62 押え片
70 固定部

Claims (4)

  1. 長尺部材を保持する保持具であって、
    底壁と、
    該底壁から立設された少なくとも3個の側壁と、
    前記底壁及び前記側壁によって画成された複数の収容部と、
    前記側壁から前記底壁に向けて延び、前記長尺部材を押え込む、撓み変形可能な押え片とを有しており、
    隣接する前記側壁どうしの対向面には、互いに近づくように突出する突出部と、互いに離れるように凹んだ凹み部とが設けられており、
    前記凹み部のみに、前記押え片が設けられており、該凹み部によって、前記押え片の撓み変形を受け入れて、前記収容部に前記長尺部材を受け入れ可能としており、
    隣接する前記収容部を画成する所定の前記側壁における、一方の前記収容部に向く対向面と、他方の前記収容部に向く対向面とに、前記突出部及び前記凹み部が、前記長尺部材の軸方向において、反対となるように配置されていることを特徴とする長尺部材の保持具。
  2. 隣接する前記側壁における前記突出部どうしの最小間隔は、前記長尺部材の外径に適合する間隔とされている請求項1記載の長尺部材の保持具。
  3. 少なくとも3個の前記側壁のうち、複数の前記収容部の配置方向において、最も外側に位置する前記側壁以外の、前記側壁を、前記収容部の配置方向に沿った断面で見たとき、隣接する一方の前記収容部に向く対向面に設けた前記突出部の壁厚部分と、他方の前記収容部に向く対向面に設けた前記突出部の壁厚部分とに、前記収容部の配置方向にラップする箇所が設けられている請求項1又は2記載の長尺部材の保持具。
  4. 前記凹み部は、前記側壁の立設方向の先端部側に設けられており、
    隣接する前記側壁どうしの対向面であって、その立設方向の中間部には、互いに近づくように突出し、且つ、前記長尺部材の軸方向に連続して延びる、連続突出部が設けられており、隣接する連続突出部どうしの間隔は、前記長尺部材の外径に適合する間隔とされている請求項1~3のいずれか1つに記載の長尺部材の保持具。
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