JP2023102122A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023102122A
JP2023102122A JP2022002502A JP2022002502A JP2023102122A JP 2023102122 A JP2023102122 A JP 2023102122A JP 2022002502 A JP2022002502 A JP 2022002502A JP 2022002502 A JP2022002502 A JP 2022002502A JP 2023102122 A JP2023102122 A JP 2023102122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
columnar
slit
columnar portions
distance
adjacent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022002502A
Other languages
English (en)
Inventor
謙 小宮
Ken Komiya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kioxia Corp
Original Assignee
Kioxia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kioxia Corp filed Critical Kioxia Corp
Priority to JP2022002502A priority Critical patent/JP2023102122A/ja
Priority to US17/840,418 priority patent/US20230225122A1/en
Publication of JP2023102122A publication Critical patent/JP2023102122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B43/00EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
    • H10B43/10EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by the top-view layout
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B43/00EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
    • H10B43/20EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels
    • H10B43/23EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels
    • H10B43/27EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels the channels comprising vertical portions, e.g. U-shaped channels
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B43/00EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
    • H10B43/50EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by the boundary region between the core and peripheral circuit regions

Landscapes

  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】メモリセルの不良を抑制しセル密度を高める。【解決手段】半導体装置は第1方向に積層された第1電極膜を含む積層体を備える。柱状部は積層体内に第1方向に延伸する。第1および第2分離部は、積層体内において第1電極膜を分離する。第3および第4分離部は、積層体内において第1電極膜のうちの上部の1以上の第1電極膜のみを第3方向に分離し、第1および第2分離部の間において第3方向に並ぶ。柱状部は、第1分離部と第3分離部との間に設けられた第1および第2柱状部を含む。柱状部は、第3分離部と第4分離部との間に設けられた第3および第4柱状部を含む。第2柱状部は、第1方向から見て第1柱状部に隣接する。第4柱状部は、第1方向から見て第3柱状部に隣接する。第1および第2柱状部の第1間隔は、第3および第4柱状部の第2間隔と異なる。【選択図】図6

Description

本実施形態は、半導体装置に関する。
NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを三次元的に配列した立体型メモリセルアレイを有する場合がある。このような立体型メモリセルアレイにおいて、メモリホールの密度をできるだけ高めるために、隣接するメモリホール間の間隔は次第に狭くなってきている。
しかし、隣接するメモリホール間の間隔が狭くなると、メモリセルアレイの形成時に、絶縁膜と犠牲膜とが積層された積層体のうち犠牲膜を金属膜に置換する工程(リプレース工程)において、金属膜の材料の埋込み性が悪化し、金属膜の材料がメモリホールの周囲に行き渡らない場合がある。この場合、メモリホールと金属膜との間にボイドが残ってしまうため、メモリセルの不良が増大する。
特開2019-161010号公報
メモリセルアレイのセル密度を高めつつ、メモリセルの不良を抑制することができる半導体装置を提供する。
本実施形態による半導体装置は、第1方向に積層され互いに隔離された複数の第1電極膜を含む積層体を備える。複数の柱状部は、積層体内に第1方向に延伸するように設けられた半導体部を含む。第1分離部は、積層体内において第1方向および第1方向に交差する第2方向に延伸し、複数の第1電極膜を、第1方向および第2方向と交差する第3方向に分離する。第2分離部は、第3方向で第1分離部に隣接し、積層体内において第1方向および第2方向に延伸し、複数の第1電極膜を第3方向に分離する。少なくとも第3および第4分離部は、積層体内において第1方向および第2方向に延伸し、複数の第1電極膜のうちの上部の1以上の第1電極膜のみを第3方向に分離し、第1分離部および第2分離部の間において、第1分離部から第2分離部へ向かって第3方向に並ぶ。複数の柱状部は、第1分離部と、第1分離部と第3方向で隣接する第3分離部との間に設けられた第1柱状部および第2柱状部を含む。複数の柱状部は、第3分離部と、第3分離部に隣接する第4分離部との間に設けられた第3柱状部および第4柱状部を含む。第2柱状部は、第1方向から見て第1柱状部に隣接する。第4柱状部は、第1方向から見て第3柱状部に隣接する。第1柱状部と第2柱状部との間の第1間隔は、第3柱状部と第4柱状部との間の第2間隔と異なる。
第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式斜視図。 図1中の積層体を示す模式平面図。 3次元構造のメモリセルを例示する模式断面図。 3次元構造のメモリセルを例示する模式断面図。 メモリセルアレイと階段部分との境界部の構成例を示す平面図。 第1実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 リプレース工程の一例を示す断面図。 図7に続く、リプレース工程の一例を示す断面図。 図8に続く、リプレース工程の一例を示す断面図。 図9に続く、リプレース工程の一例を示す断面図。 第2実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第3実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第4実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第5実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第6実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第7実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第8実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第9実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第9実施形態の変形例1によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第9実施形態の変形例2によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 第10実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図。 上記実施形態のいずれかを適用した半導体記憶装置の構成例を示すブロック図。 メモリセルアレイの回路構成の一例を示す回路図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る半導体装置(例えば、半導体記憶装置100a)を例示する模式斜視図である。図2は、図1中の積層体2を示す模式平面図である。本明細書では、積層体2の積層方向をZ方向とする。Z方向と交差、例えば、直交する1つの方向をY方向とする。Z及びY方向のそれぞれと交差、例えば、直交する1つの方向をX方向とする。図3及び図4のそれぞれは、3次元構造のメモリセルを例示する模式断面図である。
図1~図4に示すように、第1実施形態に係る半導体記憶装置100aは、3次元構造のメモリセルを有した不揮発性メモリである。
半導体記憶装置100aは、基体部1と、積層体2と、深いスリットST(板状部3)と、浅いスリットSHE(板状部4)と、複数の柱状部CLとを含む。
基体部1は、基板10、層間絶縁膜11、導電層12及び半導体部13を含む。層間絶縁膜11は、基板10上に設けられている。導電層12は、層間絶縁膜11上に設けられている。半導体部13は、導電層12上に設けられている。
基板10は、半導体基板、例えば、シリコン基板である。シリコン(Si)の導電型は、例えば、p型である。基板10の表面領域には、例えば、素子分離領域10iが設けられている。素子分離領域10iは、例えば、シリコン酸化物(SiO)を含む絶縁領域であり、基板10の表面領域にアクティブエリアAAを区画する。アクティブエリアAAには、トランジスタTrのソース及びドレイン領域が設けられる。トランジスタTrは、不揮発性メモリの周辺回路(CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路)を構成する。CMOS回路は、埋込みソース層BSLの下方に設けられ、基板10上に設けられている。層間絶縁膜11は、例えば、シリコン酸化物を含み、トランジスタTrを絶縁する。層間絶縁膜11内には、配線11aが設けられている。配線11aの一部は、トランジスタTrと電気的に接続される。導電層12は、導電性金属、例えば、タングステン(W)を含む。半導体部13は、例えば、シリコンを含む。シリコンの導電型は、例えば、n型である。半導体部13が複数の層によって構成され、その一部は、アンドープシリコンを含んでいてもよい。また、導電層12および半導体部13のいずれか一方が省略されてもよい。
導電層12および半導体部13は、メモリセルアレイ(図2の2m)の共通ソースラインとして機能する。導電層12および半導体部13は、一体の導電膜として電気的に接続されており、総称して埋込みソース層BSLとも呼ぶ。
積層体2は、基板10の上方に設けられており、導電層12および半導体部13(埋込みソース層BSL)に対してZ方向に位置する。積層体2は、Z方向に沿って複数の電極膜21及び複数の絶縁膜22を交互に積層して構成されている。電極膜21は、導電性金属、例えば、タングステンを含む。絶縁膜22は、例えば、シリコン酸化物を含む。絶縁膜22は、電極膜21同士を絶縁する。よって、電極膜21は、Z方向(第1方向)に積層され互いに隔離され、電気的に分離されている。電極膜21及び絶縁膜22のそれぞれの積層数は、任意である。絶縁膜22は、例えば、エアギャップであってもよい。積層体2と、半導体部13との間には、例えば、絶縁膜2gが設けられている。絶縁膜2gは、例えば、シリコン酸化物を含む。絶縁膜2gは、シリコン酸化物よりも比誘電率が高い高誘電体を含んでいてもよい。高誘電体は、例えば、金属酸化物でよい。
電極膜21は、少なくとも1つのソース側選択ゲートSGSと、複数のワード線WLと、少なくとも1つのドレイン側選択ゲートSGDとを含む。ソース側選択ゲートSGSは、ソース側選択トランジスタSTSのゲート電極である。ワード線WLは、メモリセルMCのゲート電極である。ドレイン側選択ゲートSGDは、ドレイン側選択トランジスタSTDのゲート電極である。ソース側選択ゲートSGSは、積層体2の下部領域に設けられる。ドレイン側選択ゲートSGDは、積層体2の上部領域に設けられる。下部領域は、積層体2の、基体部1に近い側の領域を、上部領域は、積層体2の、基体部1から遠い側の領域を指す。ワード線WLは、ソース側選択ゲートSGSとドレイン側選択ゲートSGDとの間に設けられる。
複数の絶縁膜22のうち、ソース側選択ゲートSGSとワード線WLとを絶縁する絶縁膜22のZ方向の厚さは、例えば、ワード線WLとワード線WLとを絶縁する絶縁膜22のZ方向の厚さよりも、厚くされてもよい。さらに、基体部1から最も離された最上層の絶縁膜22の上に、カバー絶縁膜(図示せず)を設けてもよい。カバー絶縁膜は、例えば、シリコン酸化物を含む。
半導体記憶装置100aは、ソース側選択トランジスタSTSとドレイン側選択トランジスタSTDとの間に直列に接続された複数のメモリセルMCを有する。ソース側選択トランジスタSTS、メモリセルMC及びドレイン側選択トランジスタSTDが直列に接続された構造は“メモリストリング”、もしくは“NANDストリング”と呼ばれる。メモリストリングは、例えば、コンタクトCbを介してビット線BLに接続される。ビット線BLは、積層体2の上方に設けられ、Y方向に延びる。
積層体2内には、複数の深いスリットST、及び、複数の浅いスリットSHEのそれぞれが設けられている。深いスリットSTは、Z方向から見た平面視において、X方向に延びている。また、深いスリットSTは、積層体2の上端から基体部1にかけて積層体2をZ方向に貫通しつつ、積層体2内に設けられている。板状部3は、深いスリットST内に設けられた配線である(図2)。板状部3は、深いスリットSTの内壁に設けられた絶縁膜(図示せず)によって積層体2と電気的に絶縁され、かつ、深いスリットST内に埋め込まれ埋込みソース層BSLと電気的に接続された導電膜で構成されている。尚、板状部3は、例えば、シリコン酸化膜等の絶縁材料で充填されている場合もある。深いスリットSTは、積層体2内においてZ方向に延伸し、複数の電極膜21をY方向に電気的に分離する。
一方、浅いスリットSHEは、Z方向から見た平面視において、X方向に延びている。浅いスリットSHEは、縦断面において、積層体2の上端から積層体2の途中まで積層体2内にZ方向に延伸している。浅いスリットSHEは、ドレイン側選択ゲートSGDが設けられた積層体2の上部領域にある1つまたは複数の電極膜21を貫通し、この上部領域にある電極膜21のみをY方向に電気的に分離している。浅いスリットSHE内には、例えば、板状部4が設けられている(図2)。板状部4は、例えば、シリコン酸化物である。
図2に示すように、積層体2は、階段部分2sと、メモリセルアレイ2mとを含む。階段部分2sは、積層体2の縁部に設けられている。メモリセルアレイ2mは、階段部分2sによって挟まれ、あるいは、囲まれている。深いスリットSTは、積層体2の一端の階段部分2sから、メモリセルアレイ2mを経て、積層体2の他端の階段部分2sまで設けられている。浅いスリットSHEは、少なくともメモリセルアレイ2mに設けられている。複数の浅いスリットSHEは、Z方向から見た平面視において、隣接する深いスリットST間に設けられ、深いスリットSTに対して略平行にX方向に延伸している。
図2に示す2つのスリットSTによって挟まれた積層体2の部分は、ブロック(BLOCK)と呼ばれている。ブロックは、例えば、データ消去の最小単位を構成する。複数の浅いスリットSHEは、スリットST間のブロック内に設けられている。浅いスリットSHE間の積層体2または深いスリットSTと浅いスリットSHEとの間の積層体2は、フィンガと呼ばれている。ドレイン側選択ゲートSGDは、フィンガ毎に区切られている。このため、データ書き込み及び読み出し時に、ドレイン側選択ゲートSGDによりブロック内の1つのフィンガを選択状態とすることができる。
図3に示すように、複数の柱状部CLのそれぞれは、積層体2内に形成されたメモリホールMH内に設けられている。各柱状部CLは、Z方向に沿って積層体2の上端から積層体2を貫通し、積層体2内及び埋込みソース層BSL内にかけて設けられている。複数の柱状部CLは、それぞれ、半導体ボディ210、メモリ膜220及びコア層230を含む。柱状部CLは、その中心部に設けられたコア層230、該コア層230の周囲に設けられた半導体ボディ210、および、該半導体ボディ210の周囲に設けられたメモリ膜220を含む。半導体ボディ210は、積層体2内にZ方向に延伸するように設けられた半導体部であり、例えば、シリコン単結晶、または、ポリシリコン、アモルファスシリコンを含む。半導体ボディ210は、埋込みソース層BSLと電気的に接続されている。電荷蓄積部材としてのメモリ膜220は、半導体ボディ210と電極膜21との間に、電荷捕獲部を有する。各フィンガからそれぞれ1つずつ選択された複数の柱状部CLは、コンタクトCbを介して1本のビット線BLに共通に接続される。柱状部CLのそれぞれは、例えば、セル領域(Cell)に設けられている。
図4に示すように、X-Y平面におけるメモリホールMHの形状は、例えば、円又は楕円である。電極膜21と絶縁膜22との間には、メモリ膜220の一部を構成するブロック絶縁膜21aが設けられていてもよい。ブロック絶縁膜21aは、例えば、シリコン酸化物膜又は金属酸化物膜である。金属酸化物の1つの例は、アルミニウム酸化物である。電極膜21と絶縁膜22との間、及び、電極膜21とメモリ膜220との間には、バリア膜21bが設けられていてもよい。バリア膜21bは、例えば、電極膜21がタングステンである場合、例えば、窒化チタンが選ばれる。ブロック絶縁膜21aは、電極膜21からメモリ膜220側への電荷のバックトンネリングを抑制する。バリア膜21bは、電極膜21とブロック絶縁膜21aとの密着性を向上させる。
半導体ボディ210の形状は、例えば、底を有した筒状である。半導体ボディ210は、例えば、シリコンを含む。シリコンは、例えば、アモルファスシリコンを結晶化させたポリシリコンである。半導体ボディ210は、例えば、アンドープシリコンである。また、半導体ボディ210は、p型シリコンであっても良い。半導体ボディ210は、ドレイン側選択トランジスタSTD、メモリセルMC及びソース側選択トランジスタSTSのそれぞれのチャネルとなる。
メモリ膜220は、ブロック絶縁膜21a以外の部分が、メモリホールMHの内壁と半導体ボディ210との間に設けられている。メモリ膜220の形状は、例えば、筒状である。複数のメモリセルMCは、半導体ボディ210と、ワード線WLとなる電極膜21と、の間に記憶領域を有し、Z方向に積層されている。メモリ膜220は、例えば、カバー絶縁膜221、電荷捕獲膜222及びトンネル絶縁膜223を含む。半導体ボディ210、電荷捕獲膜222及びトンネル絶縁膜223のそれぞれは、Z方向に延びている。
カバー絶縁膜221は、絶縁膜22と電荷捕獲膜222との間に設けられている。カバー絶縁膜221は、例えば、シリコン酸化物を含む。カバー絶縁膜221は、犠牲膜(図示せず)を電極膜21にリプレースするとき(リプレース工程)、電荷捕獲膜222がエッチングされないように保護する。カバー絶縁膜221は、リプレース工程において、電極膜21とメモリ膜220との間から除去されてもよい。この場合、図3及び図4に示すように、電極膜21と電荷捕獲膜222との間には、例えば、ブロック絶縁膜21aが設けられる。また、電極膜21の形成に、リプレース工程を利用しない場合には、カバー絶縁膜221は、なくてもよい。
電荷捕獲膜222は、ブロック絶縁膜21a及びカバー絶縁膜221とトンネル絶縁膜223との間に設けられている。電荷捕獲膜222は、例えば、シリコン窒化物を含み、膜中に電荷をトラップするトラップサイトを有する。電荷捕獲膜222のうち、ワード線WLとなる電極膜21と半導体ボディ210との間に挟まれた部分は、電荷捕獲部としてメモリセルMCの記憶領域を構成する。メモリセルMCのしきい値電圧は、電荷捕獲部中の電荷の有無、又は、電荷捕獲部中に捕獲された電荷の量によって変化する。これにより、メモリセルMCは、情報を保持する。
トンネル絶縁膜223は、半導体ボディ210と電荷捕獲膜222との間に設けられている。トンネル絶縁膜223は、例えば、シリコン酸化物、又は、シリコン酸化物とシリコン窒化物とを含む。トンネル絶縁膜223は、半導体ボディ210と電荷捕獲膜222との間の電位障壁である。例えば、半導体ボディ210から電荷捕獲部へ電子を注入するとき(書き込み動作)、及び、半導体ボディ210から電荷捕獲部へ正孔を注入するとき(消去動作)、電子および正孔が、それぞれトンネル絶縁膜223の電位障壁を通過(トンネリング)する。
コア層230は、筒状の半導体ボディ210の内部スペースを埋め込む。コア層230の形状は、例えば、柱状である。コア層230は、例えば、シリコン酸化物を含み、絶縁性である。
図5は、メモリセルアレイ2mと階段部分2sとの境界部の構成例を示す平面図である。メモリセルアレイ2mには、複数の柱状部CLがメモリホールMH内に設けられている。尚、図5は、縮尺が異なるが、図2の破線枠B5の平面レイアウトを示している。
複数の柱状部CLのそれぞれは、積層体2内に設けられたメモリホールMH内に設けられている。メモリホールMHは、積層体2の積層方向(Z軸方向)に沿って積層体2の上端から積層体2を貫通し、積層体2内及び半導体部13内にかけて延伸している。複数の柱状部CLは、図3および図4に示すように、それぞれ、半導体柱としての半導体ボディ210、メモリ膜220及びコア層230を含む。半導体ボディ210は、積層体2内においてその積層方向(Z方向)に延びており、半導体部13と電気的に接続されている。メモリ膜220は、半導体ボディ210と電極膜21との間に、電荷捕獲部を有する。各フィンガからそれぞれ1つずつ選択された複数の柱状部CLは、図1のコンタクトCbを介して1本のビット線BLに共通に接続される。柱状部CLのそれぞれは、メモリセルアレイ2mに設けられている。
メモリセルアレイ2m以外の階段部分2sにおいて、タップ領域Tap、階段領域SSAが設けられている。タップ領域Tapは、階段領域SSAに対して深いスリットSTを挟んでY方向に隣接するブロックBLKに設けられている。タップ領域Tapは、X方向においてセル領域同士の間に設けられていてもよい。階段領域SSAも、X方向においてセル領域同士の間に設けられていてもよい。階段領域SSAは、複数のコンタクトプラグCCが設けられる領域である。階段領域SSAは、階段領域SSAを挟んでX方方向に隣接する複数のブロックBLKの各ワード線WLを電気的に接続するブリッジ領域を含んでいてもよい。タップ領域Tapは、コンタクトプラグC4が設けられる領域である。コンタクトプラグCC、C4のそれぞれは、例えば、Z軸方向に延びる。コンタクトプラグCCは、それぞれ、例えば、電極膜21(即ち、ワード線WL)と電気的に接続される。コンタクトプラグC4は、トランジスタTrへの電源供給等のために、例えば、配線11aと電気的に接続される。コンタクトプラグCC、C4には、例えば、銅、タングステン等の低抵抗金属が用いられる。浅いスリットSHEは、メモリセルアレイ2mをX方向に延び、ドレイン側選択ゲートSGDをフィンガごとに電気的に分離している。
コンタクトプラグCCの周囲には、複数の絶縁体柱HRが設けられている。絶縁体柱HRのそれぞれは、積層体2内に設けられたホール内に設けられている。絶縁体柱HRは、Z軸方向に沿って積層体2の上端から積層体2を貫通し、積層体2内及び半導体部13内にかけて設けられている。絶縁体柱HRには、例えば、シリコン酸化膜等の絶縁物を用いている。また、絶縁体柱HRのそれぞれは、柱状部CLと同じ構造であってもよい。絶縁体柱HRのそれぞれは、例えば、タップ領域Tapおよび階段領域SSAに設けられている。絶縁体柱HRは、犠牲膜(図示せず)を電極膜21にリプレースするとき(リプレース工程)、階段領域及びタップ領域に形成される空隙を保持するための支持部材として機能する。絶縁体柱HRは、柱状部CLよりも大きな径(X方向またはY方向における幅)を有する。
図6は、第1実施形態によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。図6は、互いに隣接する2つのスリットST間における柱状部CL(メモリホールMH)の平面レイアウトを示している。即ち、図6は、1ブロックにおける柱状部CL(メモリホールMH)の配置を示している。
本実施形態では、Z方向から見た平面視において、隣接する柱状部CL間の間隔は、スリットSTからの距離に応じて異なる。例えば、隣接するスリットST間の端部(ブロックの両端部)において、スリットSTに最も近いフィンガF1、F5およびスリットSTから2番目に近いフィンガF2、F4では、隣接する柱状部CL間の間隔(第1間隔)は、Dmh1、Dmh2、Dmh4、Dmh5である。同一フィンガF1、F2、F4、F5内において、柱状部CLは、略均等に配置されている。従って、同一フィンガF1、F2、F4、F5内において、間隔Dmh1、Dmh2、Dmh4、Dmh5は若干異なっていてもよいが、互いにほぼ等しく略均一であることが好ましい。
スリットSTとスリットSTにY方向に隣接するスリットSHEとの間に設けられた柱状部CLの間隔Dmh1、Dmh2、Dmh4、Dmh5は、スリットSTの中心部で隣接するにスリットSHE間に設けられた柱状部CLの間隔Dmh3と異なる。間隔Dmh3は、間隔Dmh1、Dmh2、Dmh4、Dmh5よりも広い。
尚、柱状部CL間の間隔Dmh1等は、Z方向から見た平面視において、隣接する2つの柱状部CLのうち一方の柱状部CLの端部から他方の柱状部CLの端部までの間隙である。しかし、柱状部CLの径がほぼ等しい場合には、一方の柱状部CLの中心から他方の柱状部CLの中心までの距離でよい。以下、柱状部CLの径がほぼ等しいものとし、柱状部CL間の間隔は、隣接する2つの柱状部CLのうち一方の柱状部CLの中心から他方の柱状部CLの中心までの距離として説明する。
一方、隣接するスリットST間の中心部(ブロックの中心部)において、フィンガF1、F2、F4、F5よりもスリットSTから遠く離れたフィンガF3では、隣接する柱状部CL間の間隔(第2間隔)Dmh3は、間隔Dmh1、Dmh2、Dmh4、Dmh5よりも広い。即ち、スリットSTから第1距離だけ離れたフィンガF1、F2、F4、F5における柱状部CL間の間隔Dmh1、Dmh2、Dmh4、Dmh5と、第1距離よりも遠い第2距離だけスリットSTから離れたフィンガF3における柱状部CL間の間隔Dmh3とを比べると、間隔Dmh3は、間隔Dmh1、Dmh2、Dmh4、Dmh5よりも広くなっている。尚、同一フィンガF3内において柱状部CLは、略均等に配置されている。従って、同一フィンガF3内において、隣接する柱状部CL間の間隔Dmh3は、若干異なっていてもよいが、ほぼ等しく略均一であることが好ましい。
このように、隣接する柱状部CL間の間隔は、スリットSTからの距離が遠いと、広くなっている。これは、Z方向から見た平面視において、スリットSTの延伸方向(X方向)に対して略垂直方向(Y方向)における柱状部CL間の間隔D1~D5が、スリットSTからの距離に応じて異なるからである。間隔D1~D5は、X方向に配列された柱状部CLのカラム間の間隔(Y方向の間隔)である。例えば、隣接するスリットST間の端部において、スリットSTに最も近いフィンガF1、F5およびスリットSTから2番目に近いフィンガF2、F4では、Y方向に隣接する柱状部CLのカラム間の間隔は、D1、D2、D4、D5である。間隔D1、D2、D4、D5は互いに異なっていてもよく、ほぼ等しくてもよい。尚、本実施形態において、スリットSTの延伸方向(X方向)における柱状部CL間の間隔(Y方向に配列された柱状部CLの行間の間隔)は、ビット線BLの間隔に影響するので、互いにほぼ等しいことが好ましい。
一方、隣接するスリットST間の中心部において、フィンガF1、F2、F4、F5よりもスリットSTから遠く離れたフィンガF3では、互いにY方向に隣接する柱状部CLのカラム間の間隔(Y方向の間隔)は、間隔D1、D2、D4、D5よりも広い間隔D3である。即ち、スリットSTから第1距離だけ離れたフィンガF1、F2、F4、F5における柱状部CLのカラム間の間隔D1、D2、D4、D5と、第1距離よりも遠い第2距離だけスリットSTから離れたフィンガF3における柱状部CLのカラム間の間隔D3とを比べると、間隔D3は、間隔D1、D2、D4、D5よりも広くなっている。尚、フィンガF3内において隣接する柱状部CLのカラム間の間隔D3はほぼ等しくてよい。柱状部CLのカラム間の間隔は、X方向に配列された柱状部CLの列(カラム)間の間隔である。
このように、フィンガF3における柱状部CLのカラム間の間隔D3がフィンガF1、F2、F4、F5における柱状部CLのカラム間の間隔D1、D2、D4、D5のいずれよりも広い。その結果、フィンガF3において互いに隣接する柱状部CL間の間隔Dmh3は、フィンガF1、F2、F4、F5において互いに隣接する柱状部CL間の間隔Dmh1、Dmh2、Dmh4、Dmh5のいずれよりも広くなっている。
以上のような構成を有する半導体記憶装置100aの効果について、製造方法の説明と共に説明する。
メモリセルアレイ2mの形成工程では、絶縁膜22と犠牲膜21c(図7参照)とが積層された積層体のうち犠牲膜21cを電極膜21に置換する工程(リプレース工程)がある。
図7~図10は、リプレース工程の一例を示す断面図である。図7~図10には、便宜的に、1つのスリットSTおよび2つの柱状部CLを並べて示している。
まず、図7に示すように、犠牲膜21cおよび絶縁膜22を交互に積層した積層体2aを、図1の基体部1上に形成する。絶縁膜22には、例えば、シリコン酸化膜が用いられ、犠牲膜21cには、例えば、シリコン窒化膜が用いられる。
次に、リソグラフィ技術及びエッチング技術等を用いて、積層体2a内に複数のメモリホールMHを形成する。次に、メモリホールMH内に柱状部CLを形成する。
次に、図8に示すように、リソグラフィ技術及びエッチング技術等を用いて、積層体2aを貫通するスリットSTを形成する。
次に、図9に示すように、スリットSTを介して、積層体2aの犠牲膜21cをリン酸溶液などで除去し、Z方向に隣接する絶縁膜22間に空間Hを形成する。空間H内においては、絶縁膜22および柱状部CLが露出される。
次に、空間H内に露出された絶縁膜22および柱状部CLの表面に、例えば、窒化チタン(TiN)等のバリアメタルを成膜する(図示せず)。
次に、図10に示すように、スリットSTを介して、タングステン(W)等の導電性金属を空間H内に埋め込む。これにより、Z方向に隣接する絶縁膜22間の空間H内に、電極膜21の導電性金属が埋め込まれる。このように、犠牲膜21cを電極膜21に置換する工程を、リプレース工程と呼ぶ。
その後、層間絶縁膜、コンタクトプラグ、ビット線BL等を積層体2上に形成することによって本実施形態による半導体記憶装置100aが完成する。
このようなリプレース工程において、隣接する柱状部CL間の間隔が狭くなると、電極膜21の材料(例えば、タングステン)がスリットSTから空間Hの奥まで埋め込まれず、埋込み性が悪化する。この場合、柱状部CLと電極膜21との間にボイドが残ってしまう。
これに対し、本実施形態によれば、Z方向から見た平面視において、隣接する柱状部CL間の間隔は、スリットSTから離れると広くなっている。例えば、スリットSTから比較的近いフィンガF1、F2、F4、F5における柱状部CL間の間隔Dmh1、Dmh2、Dmh4、Dmh5は、スリットSTから比較的遠いフィンガF3における柱状部CL間の間隔Dmh3よりも広くなっている。これにより、フィンガF3の柱状部CL間の隙間も、フィンガF1、F2、F4、F5のそれよりも広くなる。よって、電極膜21の材料の埋込み性が改善され、電極膜21の材料がスリットSTから空間Hの奥まで充分に埋め込まれる。その結果、柱状部CLと電極膜21との間にボイドが発生し難くなり、歩留まりの向上につながる。
また、電極膜21の材料の埋込み性が改善されるので、隣接するスリットST間の間隔を広げても、柱状部CLと電極膜21との間にボイドが発生し難くなり、歩留まりの低下が抑制される。このように隣接するスリットST間の間隔を広げることができるので、柱状部CLの密度を高めることができる。
(第2実施形態)
図11は、第2実施形態によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。図11は、互いに隣接する2つのスリットST間における柱状部CL(メモリホールMH)の平面レイアウトを示している。
第2実施形態では、フィンガF3内において、柱状部CL間の間隔Dmh3_1~Dmh3_3は、スリットSTから離れて、スリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF3内において、スリットSTに最も近い柱状部CL間の間隔Dmh3_3が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CL間の間隔Dmh3_2が2番目に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CL間の間隔Dmh3_1が最も広くなっている。このように、柱状部CL間の間隔は、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間のブロックの中心部に近づくに従って)広くなっている。
また、フィンガF3内において、柱状部CLのカラム間の間隔D3_1~D3_3は、スリットSTから離れ、スリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF3内において、スリットSTに最も近い柱状部CLのカラム間の間隔D3_3が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CLのカラム間の間隔D3_2が2番目に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CLのカラム間の間隔D3_1が最も広くなっている。このように、柱状部CLのカラム間の間隔も、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間のブロックの中心部に近づくに従って)広くなっている。尚、第2実施形態の製造方法は、第1実施形態の製造方法から容易に理解できるので、ここでは、第2実施形態の製造方法の説明は省略する。
このように、柱状部CL間の間隔または柱状部CLのカラム間の間隔がスリットSTから離れるに従って徐々に広くなっていることによって、リプレース工程における電極膜21の材料の埋込み性がさらに向上する。
第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態の構成と同様でよい。従って、第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図12は、第3実施形態によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。第3実施形態では、フィンガF2、F4における柱状部CL間の間隔Dmh2、Dmh4は、他のフィンガF1、F3、F5における柱状部CL間の間隔Dmh1、Dmh3、Dmh5よりも広くなっている。即ち、スリットSTから2番目に近い、または、スリットSTから2番目に遠いフィンガF2、F4の柱状部CL間の間隔Dmh2、Dmh4が最も広くなっている。このように、スリットSTに一番近いフィンガF1、F5およびスリットSTから最も遠いフィンガF3以外の中間のフィンガF2、F4の柱状部CL間の間隔Dmh2、Dmh4を最も広くてもよい。
また、フィンガF2、F4における柱状部CLのカラム間の間隔D2、D4は、他のフィンガF1、F3、F5における柱状部CLのカラム間の間隔D1、D3、D5よりも広くなっている。即ち、スリットSTから2番目に近い、または、スリットSTから2番目に遠いフィンガF2、F4の柱状部CLのカラム間の間隔D2、D4が最も広くなっている。スリットSTに一番近いフィンガF1、F5およびスリットSTから最も遠いフィンガF3以外の中間のフィンガF2、F4の柱状部CLのカラム間の間隔D2、D4が最も広くなっている。
このような構成であっても、リプレース工程における電極膜21の材料は、フィンガF2、F4において通過し易くなり、その結果、埋込み性が向上し得る。
(第4実施形態)
図13は、第4実施形態によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。第4実施形態は、第3実施形態に第2実施形態を組み合わせた実施形態である。従って、第4実施形態では、フィンガF2内において、柱状部CL間の間隔Dmh2_1~Dmh2_5は、スリットSTから離れ、スリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF2内において、スリットSTに最も近い柱状部CL間の間隔Dmh2_5が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CL間の間隔Dmh2_4が2番目に狭くなっている。さらに、スリットSTから離れるに従って、柱状部CL間の間隔Dmh2_3、Dmh2_2と次第に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CL間の間隔Dmh2_1が最も広くなっている。このように、柱状部CL間の間隔は、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間のブロックの中心部に近づくに従って)広くなっている。
フィンガF4でも同様である。フィンガF4内において、柱状部CL間の間隔Dmh4_1~Dmh4_5は、スリットSTから離れ、スリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF4内において、スリットSTに最も近い柱状部CL間の間隔Dmh4_5が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CL間の間隔Dmh4_4が2番目に狭くなっている。さらに、スリットSTから離れるに従って、柱状部CL間の間隔Dmh4_3、Dmh4_2と次第に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CL間の間隔Dmh4_1が最も広くなっている。このように、柱状部CL間の間隔は、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間のブロックの中心部に近づくに従って)広くなっている。
また、フィンガF2、F4内において、柱状部CLのカラム間の間隔D2_1~D2_5、D4_1~D4_5は、スリットSTから離れ、スリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF2内において、スリットSTに最も近い柱状部CLのカラム間の間隔D2_5が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CLのカラム間の間隔D2_4が2番目に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CLのカラム間の間隔D2_1が最も広くなっている。
フィンガF4内において、スリットSTに最も近い柱状部CLのカラム間の間隔D4_5が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CLのカラム間の間隔D4_4が2番目に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CLのカラム間の間隔D4_1が最も広くなっている。
このように、柱状部CLのカラム間の間隔も、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間の中心部に近づくに従って)広くなっている。
柱状部CL間の間隔または柱状部CLのカラム間の間隔がスリットSTから離れるに従って徐々に広くなっていることによって、リプレース工程における電極膜21の材料の埋込み性がさらに向上する。
第4実施形態のその他の構成は、第3実施形態の構成と同様でよい。従って、第4実施形態は、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
図14は、第5実施形態によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。第5実施形態は、第1実施形態と第3実施形態とを組み合わせた実施形態である。従って、第5実施形態では、フィンガF2~F4における柱状部CL間の間隔Dmh2~Dmh4は、フィンガF1、F5における柱状部CL間の間隔Dmh1、Dmh5のいずれよりも広い。間隔Dmh2~Dmh4は互いに異なっていてもよく、ほぼ等しくてもよい。また、間隔Dmh1、Dmh5も互いに異なっていてもよく、ほぼ等しくてもよい。
また、フィンガF2~F4におけるY方向における柱状部CLのカラム間の間隔D2~D4は、フィンガF1、F5におけるY方向における柱状部CLのカラム間の間隔D1、D5のいずれよりも広い。間隔D2~D4は互いに異なっていてもよく、ほぼ等しくてもよい。また、間隔D1、D5も互いに異なっていてもよく、ほぼ等しくてもよい。
第5実施形態によれば、Z方向から見た平面視において、スリットSTから比較的近いフィンガF1、F5における柱状部CL間の間隔Dmh1、Dmh5は、スリットSTから比較的遠いフィンガF2~F4における柱状部CL間の間隔Dmh2~Dmh4よりも広くなっている。また、フィンガF1、F5における柱状部CLのカラム間の間隔D1、D5は、フィンガF2~F4における柱状部CLのカラム間の間隔D2~D4よりも広くなっている。これにより、電極膜21の材料の埋込み性がさらに改善される。
第5実施形態のその他の構成は、第1または第3実施形態の構成と同様でよい。これにより、第5実施形態は、第1または第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
図15は、第6実施形態によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。第5実施形態は、第2実施形態と第4実施形態とを組み合わせた実施形態である。図15は、互いに隣接する2つのスリットST間における柱状部CL(メモリホールMH)の平面レイアウトを示している。
第6実施形態では、フィンガF2~F4内において、柱状部CL間の間隔Dmh2_1~Dmh2_5、Dmh3_1~Dmh3_3、Dmh4_1~Dmh4_5は、スリットSTから離れ、スリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF2~F4内において、スリットSTに最も近い柱状部CL間の間隔Dmh2_5、Dmh4_5が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CL間の間隔Dmh2_4、Dmh4_4が2番目に狭くなっている。スリットSTから最も離れ、スリット間のブロックの中心部における柱状部CL間の間隔Dmh3_1が最も広くなっている。このように、柱状部CL間の間隔は、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間のブロックの中心部に近づくに従って)徐々に広くなっている。
また、フィンガF2~F4内において、柱状部CLのカラム間の間隔D2_1~D2_5、D3_1~D3_3、D4_1~D4_5は、スリットSTから離れ、スリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF2~F4内において、スリットSTに最も近い柱状部CLのカラム間の間隔D2_5、D4_5が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CLのカラム間の間隔D2_4、D4_4が2番目に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CLのカラム間の間隔D3_1が最も広くなっている。このように、柱状部CLのカラム間の間隔も、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間のブロックの中心部に近づくに従って)徐々に広くなっている。
このように、柱状部CL間の間隔または柱状部CLのカラム間の間隔がスリットSTから離れるに従って徐々に広くなっていることによって、リプレース工程における電極膜21の材料の埋込み性がさらに向上する。
第6実施形態のその他の構成は、第2または第4実施形態の構成と同様でよい。従って、第6実施形態は、第2または第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第7実施形態)
図16は、第7実施形態によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。第7実施形態では、フィンガF1、F2における柱状部CL間の間隔Dmh1、Dmh5は、他のフィンガF2~F4における柱状部CL間の間隔Dmh2~Dmh4よりも広くなっている。即ち、スリットSTに最も近い端部のフィンガF1、F5の柱状部CL間の間隔Dmh1、Dmh5が最も広くなっている。スリットST間のブロック中心部のフィンガF2~F4の柱状部CL間の間隔Dmh2~Dmh4は、間隔Dmh1、Dmh5よりも狭くなっている。即ち、フィンガF1、F5がスリットSTから第1距離だけ離れているとすると、スリットSTから第1距離よりも遠い第2距離だけ離れたフィンガF2~F4において柱状部CL間の間隔Dmh2~Dmh4は、フィンガF1、F5における柱状部CL間の間隔Dmh1よりも狭くなっている。尚、本実施形態において、柱状部CL間の間隔Dmh1~Dmh5は各フィンガF1~F5内において略均一である。このように、スリットSTに最も近いフィンガF1、F5の柱状部CL間の間隔Dmh1、Dmh5が最も広くてもよい。この場合でも、リプレース工程における電極膜21の材料の埋込み性は向上する。
また、フィンガF1、F5における柱状部CLのカラム間の間隔D1、D5は、他のフィンガF2~F4における柱状部CLのカラム間の間隔D2~D4よりも広くなっている。即ち、スリットSTに最も近いフィンガF1、F5の柱状部CLのカラム間の間隔D1、D5が最も広くなっている。尚、本実施形態において、柱状部CLのカラム間の間隔D1~D5は各フィンガF1~F5内において略均一である。
このような構成であっても、リプレース工程における電極膜21の材料は、フィンガF1、F5において通過し易くなり、その結果、埋込み性が向上する。
(第8実施形態)
図17は、第8実施形態によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。第8実施形態は、第7実施形態に第2実施形態を組み合わせた実施形態である。従って、第8実施形態では、フィンガF1、F5内において、柱状部CL間の間隔Dmh1_1~Dmh1_4、Dmh5_1~Dmh5_4は、スリットSTから離れスリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF1内において、スリットSTに最も近い柱状部CL間の間隔Dmh1_4が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CL間の間隔Dmh1_3が2番目に狭くなっている。さらに、スリットSTから離れるに従って、柱状部CL間の間隔は、次第に広くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CL間の間隔Dmh1_1が最も広くなっている。このように、柱状部CL間の間隔は、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間のブロックの中心部に近づくに従って)広くなっている。
フィンガF5でも同様である。フィンガF5内において、柱状部CL間の間隔Dmh5_1~Dmh5_4は、スリットSTから離れ、スリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF5内において、スリットSTに最も近い柱状部CL間の間隔Dmh5_4が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CL間の間隔Dmh5_3が2番目に狭くなっている。さらに、スリットSTから離れるに従って、柱状部CL間の間隔は次第に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CL間の間隔Dmh5_1が最も広くなっている。このように、柱状部CL間の間隔は、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間のブロックの中心部に近づくに従って)広くなっている。
また、フィンガF1、F5内において、柱状部CLのカラム間の間隔D1_1~D1_4、D5_1~D5_4は、スリットSTから離れ、スリットST間のブロック中心に近づくに従って広くなっている。例えば、フィンガF1内において、スリットSTに最も近い柱状部CLのカラム間の間隔D1_4が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CLのカラム間の間隔D1_3が2番目に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CLのカラム間の間隔D1_1が最も広くなっている。
フィンガF5内において、スリットSTに最も近い柱状部CLのカラム間の間隔D5_4が最も狭くなっている。スリットSTに2番目に近い柱状部CLのカラム間の間隔D5_3が2番目に狭くなっている。スリットSTから最も離れた柱状部CLのカラム間の間隔D5_1が最も広くなっている。
このように、柱状部CLのカラム間の間隔も、スリットSTから離れるに従って(即ち、スリット間の中心部に近づくに従って)広くなっている。
柱状部CL間の間隔または柱状部CLのカラム間の間隔がスリットSTから離れるに従って徐々に広くなっていることによって、リプレース工程における電極膜21の材料の埋込み性がさらに向上する。
第8実施形態のその他の構成は、第7実施形態の構成と同様でよい。従って、第8実施形態は、第7実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第9実施形態)
図18は、第9実施形態によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。上記実施形態では、柱状部CL間の間隔Dmh1~Dmh5を変更することによって、柱状部CL間の隙間を変更している。これに対し、第9実施形態では、Z方向から見た平面視において、柱状部CL自体の径が、他の実施形態のそれよりも小さくなっている。第9実施形態では、柱状部CL間の間隔Dmh1~Dmh5はスリットSTからの距離にかかわらずほぼ変わらない。しかし、柱状部CLの径が他の実施形態より小さいので、隣接する2つの柱状部CLのうち一方の柱状部CLの端部から他方の柱状部CLの端部までの隙間Dg1~Dg5が広がっている。これにより、リプレース工程における電極膜21の材料の埋込み性が向上する。
図18では、フィンガF1~F5の全ての柱状部CLの径が縮小されている。しかし、一部のフィンガの柱状部CLの径を縮小してもよい。例えば、柱状部CLの径は、スリットSTからの距離に応じて相違させてもよい。図19は、第9実施形態の変形例1によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。変形例1では、フィンガF3の柱状部CLの径を縮小している。スリットSTから遠いフィンガF3における柱状部CLの径(第2径)は、スリットSTに近いフィンガF1、F2、F4、F5における柱状部CLの径(第1径)よりも小さい。即ち、隣接するスリットST間の端部において柱状部CLの径は第1径であり、隣接するスリットST間の中心部において柱状部CLの径は第1径よりも小さい第2径である。これにより、フィンガF3の隙間Dg3が他のフィンガF1、F2、F4、F5の隙間Dg1、Dg2、Dg4、Dg5よりも広がる。その結果、第9実施形態の変形例は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
同様に、図示しないが、例えば、フィンガF2、F4の柱状部CLの径を縮小すれば、隙間Dg2、Dg4が広がる。よって、この変形例は、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
例えば、フィンガF2~F4の柱状部CLの径を縮小すれば、隙間Dg2~Dg4が広がる。よって、この変形例は、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
例えば、フィンガF1、F5の柱状部CLの径を縮小すれば、隙間Dg1、Dg5が広がる。よって、この変形例は、第7実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、柱状部CLの径は、同一フィンガ内においてもスリットSTからの距離に応じて相違させてもよい。例えば、フィンガF3の柱状部CLの径は、スリットSTからの距離が遠いほど(スリットST間のブロックの中心に近いほど)縮小する。図20Aは、第9実施形態の変形例2によるメモリセルアレイ2mの一部の構成例を示す平面図である。変形例2では、フィンガF3の柱状部CLの径が、スリットSTからの距離が遠いほど(スリットST間のブロックの中心に近いほど)縮小している。これにより、隙間Dg3_1~Dg3_3は、スリットSTからの距離が遠いほど(スリットST間のブロックの中心に近いほど)広がる。隙間Dg3_1が最も広く、隙間Dg3_2、Dg3_3の順番に狭くなっている。隙間Dg3_3は、他のフィンガF1、F2、F4、F5の隙間Dg1、Dg2、Dg4、Dg5よりも広くなっている。これにより、この変形例2は、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
同様に、図示しないが、例えば、フィンガF2、F4の柱状部CLの径は、スリットSTからの距離が遠いほど(スリットST間のブロックの中心に近いほど)縮小してもよい。これにより、隙間Dg2、Dg4は、スリットSTからの距離が遠いほど(スリットST間のブロックの中心に近いほど)広がる。よって、この変形例は、第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
例えば、フィンガF2~F4の柱状部CLの径は、スリットSTからの距離が遠いほど(スリットST間のブロックの中心に近いほど)縮小してもよい。これにより、隙間Dg2~Dg4は、スリットSTからの距離が遠いほど(スリットST間のブロックの中心に近いほど)広がる。よって、この変形例は、第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
例えば、フィンガF1、F5の柱状部CLの径は、スリットSTからの距離が遠いほど(スリットST間のブロックの中心に近いほど)縮小してもよい。これにより、隙間Dg1、Dg5は、スリットSTからの距離が遠いほど(スリットST間のブロックの中心に近いほど)広がる。よって、この変形例は、第8実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施形態では、浅いスリットSHEがX方向に配列する1列の柱状部CL(メモリホールMH)上に形成されている。この場合、浅いスリットSHEの下にある柱状部CLにあるメモリセルは、データを格納するメモリセルとしては用いられず、ダミーセルとして存在する。しかし、図示しないが、浅いスリットSHEは、Y方向に隣接する柱状部CLのカラム間に配置されてもよい。この場合、浅いスリットSHEの下にある柱状部CLにあるメモリセルも、データを格納するアクティブなメモリセルとして用いられ得る。このようなメモリセルアレイ2mにも、上記実施形態を適用することができる。
上記実施形態では、柱状部CL(メモリホールMH)は、間隔Dmh1~Dmh5または隙間Dg1~Dg5が、互いに隣接するスリットSTからそれらの間の中心部へ向かってスリットSTから離れるに従って広がるように配置されている。しかし、図16に示すように、逆に、柱状部CLは、間隔Dmh1~Dmh5または隙間Dg1~Dg5が、互いに隣接するスリットST間の中心部からいずれかのスリットSTに近づくに従って広がるように配置されていてもよい。
図20Bは、第10実施形態によるメモリセルアレイの一部の構成例を示す平面図である。第10実施形態では、フィンガF2、F4内において、同一フィンガ内では、柱状部CLは、間隔Dmh1~Dmh5または隙間Dg1~Dg5が、互いに隣接するスリットST間の中心部からいずれかのスリットSTに近づくに従って次第に広がるように配置されている。このような構成であっても、本実施形態の効果は失われない。尚、第10実施形態の柱状部CL間の間隔の傾向は、図11、図15、図17、図20に示す実施形態に適用してもよい。
尚、上記実施形態は、図1に示すように、周辺回路(CMOS回路)を含む基体部1がメモリセルアレイ2mを含む積層体2の下方に設けられた構成であってもよい。また、上記実施形態は、周辺回路(CMOS回路)を含む基体部1とメモリセルアレイ2mを含む積層体2とをそれぞれ別々の半導体基板に形成し、それらを貼り合わせた構成であってもよい。
図21は、上記実施形態のいずれかを適用した半導体記憶装置の構成例を示すブロック図である。半導体記憶装置100aは、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリであり、外部のメモリコントローラ1002によって制御される。半導体記憶装置100aとメモリコントローラ1002との間の通信は、例えばNANDインターフェイス規格をサポートしている。
図21に示すように、半導体記憶装置100aは、例えばメモリセルアレイMCA、コマンドレジスタ1011、アドレスレジスタ1012、シーケンサ1013、ドライバモジュール1014、ロウデコーダモジュール1015、及びセンスアンプモジュール1016を備えている。
メモリセルアレイMCAは、複数のブロックBLK(0)~BLK(n)(nは1以上の整数)を含んでいる。ブロックBLKは、データを不揮発に記憶することが可能な複数のモリセルの集合であり、例えばデータの消去単位として使用される。また、メモリセルアレイMCAには、複数のビット線及び複数のワード線が設けられる。各メモリセルは、例えば1本のビット線と1本のワード線とに関連付けられている。メモリセルアレイMCAの詳細な構成については後述する。
コマンドレジスタ1011は、半導体記憶装置100aがメモリコントローラ1002から受信したコマンドCMDを保持する。コマンドCMDは、例えばシーケンサ1013に読み出し動作、書き込み動作、消去動作等を実行させる命令を含んでいる。
アドレスレジスタ1012は、半導体記憶装置100aがメモリコントローラ1002から受信したアドレス情報ADDを保持する。アドレス情報ADDは、例えばブロックアドレスBA、ページアドレスPA、及びカラムアドレスCAを含んでいる。例えば、ブロックアドレスBA、ページアドレスPA、及びカラムアドレスCAは、それぞれブロックBLK、ワード線、及びビット線の選択に使用される。
シーケンサ1013は、半導体記憶装置100a全体の動作を制御する。例えば、シーケンサ1013は、コマンドレジスタ1011に保持されたコマンドCMDに基づいて、ドライバモジュール1014、ロウデコーダモジュール1015、及びセンスアンプモジュール1016等を制御して、読み出し動作、書き込み動作、消去動作等を実行する。
ドライバモジュール1014は、読み出し動作、書き込み動作、消去動作等で使用される電圧を生成する。そして、ドライバモジュール1014は、例えばアドレスレジスタ1012に保持されたページアドレスPAに基づいて、選択されたワード線に対応する信号線に生成した電圧を印加する。
ロウデコーダモジュール1015は、複数のロウデコーダを備える。ロウデコーダは、アドレスレジスタ1012に保持されたブロックアドレスBAに基づいて、対応するメモリセルアレイMCA内の1つのブロックBLKを選択する。そして、ロウデコーダは、例えば選択されたワード線に対応する信号線に印加された電圧を、選択されたブロックBLK内の選択されたワード線に転送する。
センスアンプモジュール1016は、書き込み動作において、メモリコントローラ1002から受信した書き込みデータDATに応じて、各ビット線に所望の電圧を印加する。また、センスアンプモジュール1016は、読み出し動作において、ビット線の電圧に基づいてメモリセルに記憶されたデータを判定し、判定結果を読み出しデータDATとしてメモリコントローラ1002に転送する。
以上で説明した半導体記憶装置100a及びメモリコントローラ1002は、それらの組み合わせにより1つの半導体装置を構成しても良い。このような半導体装置としては、例えばSDTMカードのようなメモリカードや、SSD(solid state drive)等が挙げられる。
図22は、メモリセルアレイMCAの回路構成の一例を示す回路図である。メモリセルアレイMCAに含まれた複数のブロックBLKのうち1つのブロックBLKが抽出されている。図22に示すように、ブロックBLKは、複数のストリングユニットSU(0)~SU(k)(kは1以上の整数)を含んでいる。
各ストリングユニットSUは、ビット線BL(0)~BL(m)(mは1以上の整数)にそれぞれ関連付けられた複数のNANDストリングNSを含んでいる。各NANDストリングNSは、例えばメモリセルトランジスタMT(0)~MT(15)、並びに選択トランジスタST(1)及びST(2)を含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、制御ゲート及び電荷蓄積層を含み、データを不揮発に保持する。選択トランジスタST(1)及びST(2)のそれぞれは、各種動作時におけるストリングユニットSUの選択に使用される。
各NANDストリングNSにおいて、メモリセルトランジスタMT(0)~MT(15)は、直列接続される。選択トランジスタST(1)のドレインは、関連付けられたビット線BLに接続され、選択トランジスタST(1)のソースは、直列接続されたメモリセルトランジスタMT(0)~MT(15)の一端に接続される。選択トランジスタST(2)のドレインは、直列接続されたメモリセルトランジスタMT(0)~MT(15)の他端に接続される。選択トランジスタST(2)のソースは、ソース線SLに接続される。
同一のブロックBLKにおいて、メモリセルトランジスタMT(0)~MT(15)の制御ゲートは、それぞれワード線WL(0)~WL(7)に共通接続される。ストリングユニットSU(0)~SU(k)内のそれぞれの選択トランジスタST(1)のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGD(0)~SGD(k)に共通接続される。選択トランジスタST(2)のゲートは、選択ゲート線SGSに共通接続される。
以上で説明したメモリセルアレイMCAの回路構成において、ビット線BLは、各ストリングユニットSUで同一のカラムアドレスが割り当てられたNANDストリングNSによって共有される。ソース線SLは、例えば複数のブロックBLK間で共有される。
1つのストリングユニットSU内で共通のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTの集合は、例えばセルユニットCUと称される。例えば、それぞれが1ビットデータを記憶するメモリセルトランジスタMTを含むセルユニットCUの記憶容量が、「1ページデータ」として定義される。セルユニットCUは、メモリセルトランジスタMTが記憶するデータのビット数に応じて、2ページデータ以上の記憶容量を有し得る。
尚、本実施形態に係る半導体記憶装置100aが備えるメモリセルアレイMCAは、以上で説明した回路構成に限定されない。例えば、各NANDストリングNSが含むメモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST(1)及びST(2)の個数は、それぞれ任意の個数に設計され得る。各ブロックBLKが含むストリングユニットSUの個数は、任意の個数に設計され得る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
2m メモリセルアレイ、ST 深いスリット、SHE 浅いスリット、F1~F5 フィンガ、CL 柱状部、MHメモリホール、Dmh1~Dmh5 柱状部間の間隔

Claims (9)

  1. 第1方向に積層され互いに隔離された複数の第1電極膜を含む積層体と、
    前記積層体内に前記第1方向に延伸するように設けられた半導体部を含む複数の柱状部と、
    前記積層体内において前記第1方向および前記第1方向に交差する第2方向に延伸し、前記複数の第1電極膜を、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向に分離する第1分離部と、
    前記第3方向で前記第1分離部に隣接し、前記積層体内において前記第1方向および前記第2方向に延伸し、前記複数の第1電極膜を前記第3方向に分離する第2分離部と、
    前記積層体内において前記第1方向および前記第2方向に延伸し、前記複数の第1電極膜のうちの上部の1以上の第1電極膜のみを前記第3方向に分離し、前記第1分離部および前記第2分離部の間において、前記第1分離部から前記第2分離部へ向かって前記第3方向に並ぶ少なくとも第3および第4分離部と、を備え、
    前記複数の柱状部は、前記第1分離部と、前記第1分離部と前記第3方向で隣接する前記第3分離部との間に設けられた第1柱状部および第2柱状部を含み、
    前記複数の柱状部は、前記第3分離部と、前記第3分離部に隣接する前記第4分離部との間に設けられた第3柱状部および第4柱状部を含み、
    前記第2柱状部は、前記第1方向から見て前記第1柱状部に隣接し、
    前記第4柱状部は、前記第1方向から見て前記第3柱状部に隣接し、
    前記第1柱状部と前記第2柱状部との間の第1間隔は、前記第3柱状部と前記第4柱状部との間の第2間隔と異なる、半導体装置。
  2. 前記第2間隔は、前記第1間隔よりも広い、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1分離部と前記第2分離部との間の端部において隣接する前記柱状部間の間隔は前記第1間隔であり、
    前記第1分離部と前記第2分離部との間の中心部において隣接する前記柱状部間の間隔は前記第2間隔である、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1分離部と前記第3分離部との間において隣接する前記柱状部間の間隔は前記第1間隔で略均一であり、
    前記第3分離部と前記第4分離部との間において隣接する前記柱状部間の間隔は前記第2間隔で略均一である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記柱状部間の間隔は、前記第1および第2分離部から離れるに従って広くなっている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1分離部と前記第3分離部との間において隣接する前記柱状部間の間隔は略均一であり、前記第3分離部と前記第4分離部との間において隣接する前記柱状部間の間隔は略均一である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記第1分離部と前記第3分離部との間において前記第1間隔は、前記第1または第2分離部からの距離に応じて異なり、
    前記第3分離部と前記第4分離部との間において前記第2間隔は、前記第1または第2分離部からの距離に応じて異なる、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記第2間隔は、前記第1間隔よりも狭い、請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記第1方向から見た平面視において、前記柱状部の径は、前記第1および第2分離部からの距離に応じて異なる、請求項1に記載の半導体装置。
JP2022002502A 2022-01-11 2022-01-11 半導体装置 Pending JP2023102122A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022002502A JP2023102122A (ja) 2022-01-11 2022-01-11 半導体装置
US17/840,418 US20230225122A1 (en) 2022-01-11 2022-06-14 Semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022002502A JP2023102122A (ja) 2022-01-11 2022-01-11 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023102122A true JP2023102122A (ja) 2023-07-24

Family

ID=87069331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022002502A Pending JP2023102122A (ja) 2022-01-11 2022-01-11 半導体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20230225122A1 (ja)
JP (1) JP2023102122A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
US20230225122A1 (en) 2023-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI717680B (zh) 半導體記憶裝置
US20230209833A1 (en) Semiconductor storage device
TWI718588B (zh) 半導體記憶裝置及其製造方法
JP2020107673A (ja) 半導体記憶装置
CN112420726B (zh) 半导体存储装置
US20130248975A1 (en) Non-volatile semiconductor memory device and its manufacturing method
TW202105379A (zh) 半導體記憶裝置
TWI764222B (zh) 半導體記憶裝置
US20220223607A1 (en) Semiconductor memory device
TWI714211B (zh) 半導體記憶裝置
JP2023102122A (ja) 半導体装置
JP2022136744A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
US12041772B2 (en) Semiconductor storage device
CN217158189U (zh) 半导体装置
US20210036000A1 (en) Semiconductor memory device and method of manufacturing semiconductor memory device
JP2023125863A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2023044164A (ja) 半導体記憶装置、および半導体記憶装置の製造方法
JP2023034307A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2023036377A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP2024044009A (ja) 半導体記憶装置
JP2023038689A (ja) 半導体記憶装置
KR20220100278A (ko) 반도체 메모리 장치 및 반도체 메모리 장치 제조방법
CN118678686A (zh) 半导体存储装置及半导体存储装置的制造方法