JP2023097463A - 車載器及び無線接続方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023097463000001
【課題】ユーザの負担を緩和すること。
【解決手段】表示部と、複数の通信端末との間でペアリングを確立させるペアリング確立部と、複数の通信端末のうちの第1の通信端末に対してペアリングが確立したときに、第1の通信端末を他の通信端末よりも優先して無線接続するかの問い合わせ画面を表示部に表示させる表示制御部と、他の通信端末よりも優先して第1の通信端末を無線接続する指示を受け付ける受付部と、受付部が指示を受け付けたときに、第1の通信端末を他の通信端末よりも優先して無線接続することを示す優先設定を記憶部に格納する優先情報管理部と、複数の通信端末の存在を検知する検知部と、検知部が第1の通信端末の存在を検知したときに、記憶部に優先設定が格納されている場合は、他の通信端末よりも優先して第1の通信端末と無線接続する接続制御部とを有する車載器。
【選択図】図2

Description

本発明は、車載器及び無線接続方法に関する。
ナビゲーション装置等の車載器のなかにはBluetooth(登録商標)による近距離無線通信機能を有する機器がある。近距離無線通信を使用すると、車載器とスマートフォン等の通信端末とを接続することができ、例えば通信端末に格納されている音楽データを車載器で再生することができる。
ペアリング済の通信端末が複数存在する場合に、これらのうちのどれと接続するかは車載器の仕様による。例えば、特許文献1では、車載器と最後に接続された通信端末を車載器が検出した場合、その通信端末を他の通信端末に優先して接続している。そして、最後に接続された通信端末とは異なる通信端末をユーザが車載器に接続したい場合には、車載器が接続先の変更画面を提示し、その変更画面に従ってユーザが接続先を変更する。
特開2015-133595号公報
しかしながら、最後に接続された通信端末とは異なる通信端末をユーザが車載器に接続したい場合に、その通信端末のペアリングが済んでいるにも関わらず、車載器が提示した接続先の変更画面をユーザが操作するは煩わしい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの負担を緩和することを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。
上記課題を解決すべく、本発明の一態様に係る車載器は、表示部と、複数の通信端末との間でペアリングを確立させるペアリング確立部と、複数の前記通信端末のうちの第1の通信端末に対して前記ペアリングが確立したときに、前記第1の通信端末を他の前記通信端末よりも優先して無線接続するかの問い合わせ画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、他の前記通信端末よりも優先して前記第1の通信端末を無線接続する指示を受け付ける受付部と、前記受付部が前記指示を受け付けたときに、前記第1の通信端末を他の前記通信端末よりも優先して無線接続することを示す優先設定を記憶部に格納する優先情報管理部と、複数の前記通信端末の存在を検知する検知部と、前記検知部が前記第1の通信端末の存在を検知したときに、前記記憶部に前記優先設定が格納されている場合は、前記他の通信端末よりも優先して前記第1の通信端末と無線接続する接続制御部とを有する。
本発明の一態様によれば、ユーザの負担を緩和することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本実施形態に係る車載器一例を示す模式図である。 図2は、本実施形態に係る車載器の機能一例を示す構成図である。 図3は、ペアリング情報の一例を示す模式図である。 図4は、問い合わせ画面の一例を示す模式図である。 図5は、優先情報の一例を示す模式図である。 図6は、優先接続がされたときの画面表示例である。 図7は、接続順情報の一例を示す模式図である。 図8は、通信端末とペアリングを行うときの処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、ペアリング済の通信端末とBluetooth(登録商標)による無線接続を行うときの処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、変形例に係る優先情報の一例を示す模式図である。 図11は、本実施形態に係る車載器のハードウェアの一例を示す構成図である。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は適宜省略する。また、以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
<本実施形態>
図1は、本実施形態に係る車載器10の一例を示す模式図である。車載器10は、自動車11等の車内に取り付けられた車載ナビゲーション装置やオーディオ装置である。例えば、車載器10は、コンソールパネルに取り付けるための取り付け具(ブラケット)を備えており、取り付け具を介して車内のコンソールパネル等に取り付けられる。
この例では、自動車11の車内に複数の通信端末12が存在する状況を想定する。各通信端末12は、近距離無線通信によって車載器10と無線接続できる端末であれば特に限定されない。そのような通信端末12としては、例えば、スマートフォンやワイヤレスヘッドフォン等がある。また、本実施形態では近距離無線通信としてBluetooth(登録商標)を採用する。Bluetooth(登録商標)を採用することで、通信端末12に格納されている音楽データを車載器10で再生したり、通信端末12のハンズフリー通話用のスピーカ等として車載器10を利用したりすることができる。なお、近距離無線通信が準拠する規格はBluetooth(登録商標)に限定されず、他の規格に準拠した近距離無線通信であってもよい。
図2は、本実施形態に係る車載器10の一例を示す機能構成図である。図2に示すように、車載器10は、表示部20、入力部21、通信部22、処理部23、及び記憶部24を備える。
このうち、表示部20は、種々の画面を表示するための液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。一例として、表示部20は、ナビゲーション機能に関するナビゲーション画面の他、エアコン(エアーコンディショナ)の温度や風量等を設定するためのエアコン画面、再生するオーディオやビデオの選択、再生、音量や画質の調整等を設定するためのAV画面を表示する。更に、表示部20は、無線接続された通信端末12によって実行されるアプリケーション画面や、電話の発着信を行うための電話画面も表示する。なお、車載カメラによって撮像された画像を表示部20が表示してもよい。
入力部21は、表示部20を実現する液晶ディスプレイに組み込まれたタッチパネルであって、ユーザから種々の情報の入力を受け付ける。
通信部22は、Bluetooth(登録商標)に準拠した通信規格によって各通信端末12に無線接続するためのインターフェースである。
処理部23は、車載器10の各部を制御する処理を行う。一例として、処理部23は、ペアリング確立部25、ペアリング情報管理部26、表示制御部27、受付部28、優先情報管理部29、検知部30、接続制御部31、及び接続順情報管理部32を備える。
ペアリング確立部25は、複数の通信端末12との間でペアリングを確立させる処理部である。
ペアリング情報管理部26は、通信端末12との間でペアリングが確立したときに、ペアリング情報41を記憶部24に格納する処理部である。
図3は、ペアリング情報41の一例を示す模式図である。図3に示すように、ペアリング情報41は、車載器10とペアリングが確立した通信端末12の名前、BD(Bluetooth Device)アドレス、及びプロファイルを対応付けた情報である。
このうち、名前は、通信端末12の製品名である。製品名は、複数の通信端末12で重複して使用される可能性があるため、通信端末12を一意に識別する識別子としては使用できない。そこで、本実施形態では名前とBDアドレスとの組を通信端末12の識別子として使用する。
一方、プロファイルは、通信端末12が有する機能のうち、車載器10と通信端末12とをBluetooth(登録商標)で接続したときに車載器10が使用できる機能である。そのようなプロファイルとしては、例えば、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)、HFP(Hands-Free Profile)、及びPAN(Personal Area Network Profile)等がある。
このうち、A2DPは、音楽再生等のオーディオ機能である。また、HFPはハンズフリー通話機能であり、PANはデザリング機能である。
これらの名前、BDアドレス、及びプロファイルは、ペアリング確立部25がペアリングの際に各通信端末12から取得しており、これらを対応付けてペアリング情報管理部26がペアリング情報41に格納する。
再び図2を参照する。表示制御部27は、複数の通信端末12のうちの一つに対してペアリングが確立したときに、その通信端末12を他の通信端末12よりも優先して先にBluetooth(登録商標)で無線接続するかの問い合わせ画面を表示部20に表示させる処理部である。
図4は、その問い合わせ画面の一例を示す模式図である。図4では、名前が「Device 1」の通信端末12を優先して接続するかの問い合わせ画面50を例示している。
ここで、ユーザが優先して接続することを希望する場合にはYesボタン50aを押下し、希望しない場合にはユーザはNoボタン50bを押下する。
再び図2を参照する。受付部28は、Yesボタン50a(図4参照)が押下されたことを検知して、他の通信端末よりも優先して先に無線接続する指示をユーザから受け付ける処理部である。なお、以下では、このようにある通信端末12を他の通信端末12よりも優先して先にBluetooth(登録商標)で無線接続することを優先接続とも呼ぶ。
優先情報管理部29は、受付部28が優先接続の指示を受け付けたときに、優先情報42を更新する処理部である。
図5は、優先情報42の一例を示す模式図である。図5に示すように、優先情報42は、ペアリング済の通信端末12の名前、BDアドレス、及び優先フラグを対応付けた情報である。
このうち、名前とBDアドレスとの組は、前述のように各通信端末12を一意に識別する識別子として機能する。
一方、優先フラグは、優先設定の一例であって、通信端末12を車載器10に優先接続するかどうかを示す情報である。ここでは、優先フラグが「1」のときに優先接続することを示し、優先フラグが「0」のときに優先接続しないことを示すものとする。なお、デフォルトでは優先フラグは「0」である。
また、Yesボタン50a(図4参照)の押下を契機としてある通信端末12を優先接続することを受付部28が受け付けたときに、優先情報管理部29が、当該通信端末12に対応した優先フラグに「1」をセットする。一方、ユーザがNoボタン50bを押下したときは、優先フラグは「0」に維持される。
なお、優先情報管理部29は、ペアリング済の通信端末12が存在しておらず、これによりペアリング情報41(図3)にエントリが存在しない場合は、優先情報42にエントリを作成しない。新たに通信端末12がペアリングされてペアリング情報41に当該通信端末12のエントリが作成されると、優先情報管理部29は、当該通信端末12のエントリを優先情報42に作成する。なお、この時点では、新たに追加された通信端末12に対応した優先フラグは「0」である。
また、図5の例では、優先接続されない「Device 2」と「Device 3」の各通信端末12に係る名前とBDアドレスも優先情報42に格納されているが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、優先情報管理部29は、優先接続されない「Device 2」と「Device 3」の各通信端末12に係る名前とBDアドレスを優先情報42に格納せず、優先接続の対象となる「Device 1」の通信端末12に係る名前とBDアドレスのみを優先情報42に格納してもよい。
再び図2を参照する。検知部30は、複数の通信端末12の存在を検知する処理部である。例えば、検知部30は、各通信端末12が発信するアドバタイズ信号を通信部22を介して検知することにより各通信端末12の存在を検知する。
接続制御部31は、検知部30がある通信端末12の存在を検知したときに、その通信端末12に対応した優先フラグが優先情報42(図5参照)において「1」となっている場合に、当該通信端末12を優先接続する処理部である。
図6は、このように優先接続がされたときの画面表示例である。前述のように通信端末12には複数のプロファイルがある。ここでは、表示制御部27が、なんらかのプロファイルで無線接続されている通信端末12の下に文字列「Connected」を表示する指示を表示部20に通知する。図6の例では、名前が「Device 1」の通信端末12がなんらかのプロファイルで接続された場合を想定している。また、表示制御部27は、いずれのプロファイルでも無線接続されていない通信端末12の名前の下に、文字列「Not Connected」を表示する指示を表示部20に通知する。
表示制御部27は、無線接続されたプロファイルを示すアイコン50cを、背景色から際立った色で強調表示させる指示を表示部20に通知する。例えば、背景色が黒色の場合、表示制御部27はアイコン50cをオレンジ色で強調表示し得る。これにより、ユーザは、無線接続によって使用可能となったプロファイルを容易に視認できるようになる。更に、表示制御部27は、優先接続された場合に使用可能となるプロファイルのアイコン50cに星印50dを表示させる指示を表示部20に通知してもよい。ここでは、「Device 1」の通信端末12が優先接続されると、当該通信端末12のHFP(電話マーク)とA2DP(音符マーク)の各プロファイルが使用可能となる場合を例示している。
再び図2を参照する。接続順情報管理部32は、各通信端末12とのペアリングが確立した順序を示す接続順情報43を記憶部24に格納する処理部である。
図7は、その接続順情報43の一例を示す模式図である。図7に示すように、接続順情報43は、順序と、各通信端末12の識別子である名前とBDアドレスとの組とを対応付けた情報である。このうち、順序は、通信端末12との間でペアリングが確立した順序(ペアリング順)を示す整数値である。なお、ペアリング情報41(図3参照)のエントリがペアリング順に追加される場合、ペアリング情報41でペアリング順を表すことができる。この場合は、接続順情報43としてペアリング情報41を用いてもよいし、各情報41、43を併存させてもよい。
次に、本実施形態に係る無線接続方法について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、通信端末12とペアリングを行うときの処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ペアリング確立部25が、複数の通信端末12のうちの一つとの間でペアリングを確立する(ステップS10)。このとき、ペアリング確立部25は、ペアリングが確立した通信端末12の名前、BDアドレス、及びプロファイルを当該通信端末12から取得する。なお、ステップS10でペアリングが確立した通信端末12は第1の通信端末の一例である。
次に、ペアリング情報管理部26が、ペアリング情報41(図3参照)を更新する。例えば、ペアリング情報管理部26は、ステップS10で取得した名前、BDアドレス、及びプロファイルをペアリング情報41に追加する(ステップS12)。
次いで、表示制御部27が、ステップS10でペアリングが確立した通信端末12を優先接続するかの問い合わせ画面50(図4参照)を表示部20に表示させる制御を行う(ステップS14)。
次に、受付部28が、問い合わせ画面50(図4参照)のYesボタン50aが押下されたかどうかを検知することにより、ステップS10でペアリング確立した通信端末12を優先接続する指示があったかどうかを判定する(ステップS16)。
ここで、指示があった(YES)と判定された場合にはステップS18に移る。ステップS18においては、優先情報管理部29が、優先情報42(図5参照)に含まれる複数の優先フラグのうち、ステップS10でペアリングが確立した通信端末12に対応した優先フラグに「1」をセットする。
一方、ステップS16において指示がなかった(NO)と判定された場合にはステップS20に移る。ステップS20においては、接続順情報管理部32が接続順情報43(図7参照)を更新する。ここでは、接続順情報管理部32は、ステップS10でペアリングした通信端末12が何番目に車載器10とペアリングされたかを示す順序と、その通信端末12の名前及びBDアドレスとを対応付けて接続順情報43に格納する。以上により、通信端末12とペアリングを行うときの処理を終える。
図9は、ペアリング済の通信端末12とBluetooth(登録商標)による無線接続を行うときの処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下では、既に車載器10がある通信端末12と無線接続している場合に、車載器10が新たな通信端末12を検知した場合を想定している。車載器10と無線接続している通信端末12が存在しない場合に、車載器10が新たな通信端末12を検知した場合は、以下のフローに従わずに車載器10が当該通信端末12と無線接続すればよい。
まず、ステップS22において、検知部30が、ペアリング情報41(図3参照)に記録されている複数の通信端末12の各々が発信するアドバタイズ信号の検知を試みることにより、新たな通信端末12が車内に存在しているかを判定する。ここで、新たな通信端末12の存在を検知できない場合(NO)はステップS22を繰り返す。
一方、ステップS22において、新たな通信端末12の存在を検知した場合(YES)はステップS24に移る。
ステップS24においては、接続制御部31が、優先情報42(図5)を参照して、ステップS22で検知された新たな通信端末12に対応した優先フラグに「1」にセットされているかを判定する。
ここで、優先フラグに「1」がセットされていると判定された場合(YES)はステップS26に移る。
ステップS26においては、接続制御部31が、ステップS22で検知した新たな通信端末12をBluetooth(登録商標)で優先接続し、処理を終える。
一方、ステップS24において優先フラグに「1」がセットされていないと判定された場合(NO)はステップS28に移る。ステップS28においては、接続制御部31が、優先情報42(図5)を参照して、ステップS22で新たな通信端末12を検出する前に車載器10と既にBluetooth(登録商標)で無線接続されている他のいずれかの通信端末12の優先フラグに「1」がセットされているかを判定する。
ここで、優先フラグに「1」がセットされていると判定された場合はステップS30に移る。ステップS30においては、接続制御部31が、ステップS28で優先フラグに「1」がセットされていると判定された通信端末12との無線接続を継続し、処理を終える。
一方、ステップS28において他のいずれの通信端末12の優先フラグにも「1」がセットされていない(NO)と判定された場合はステップS32に移る。ステップS32においては、接続制御部31が、接続順情報43(図7参照)が示す順序に従って通信端末12を接続する。
例えば、図7のように「Device 1」、「Device 2」、及び「Device 3」の各々が既にステップS10でペアリング済であり、それぞれ「3」、「1」、及び「2」の順に車載器10とペアリングされた場合を考える。また、車載器10と「Device 2」の通信端末12とが既にBluetooth(登録商標)で無線接続されているものとする。この場合にステップS22で「Device 3」の通信端末12が新たに検知されたときは、接続制御部31は順序が「1」の「Device 2」との無線接続を継続し、「Device 2」よりもペアリング順が後の「Device 3」の通信端末12とは無線接続をしない。
一方、車載器10と「Device 1」の通信端末12とが既にBluetooth(登録商標)で無線接続されているときは、接続制御部31は「Device 1」の通信端末12との無線接続を切断し、「Device 1」よりもペアリング順が先の「Device 3」の通信端末12と無線接続する。
以上により、本実施形態に係る車載器10が行う基本的な処理を終える。
上記した本実施形態によれば、ステップS10で通信端末12とペアリングが確立したときに、ステップS14において表示制御部27が問い合わせ画面50(図4参照)を表示部20に表示させる制御を行う。これにより、ユーザは、通信端末12のペアリングが確立したタイミングで優先接続をする指示を車載器10に出すことができる。その結果、例えば図9のステップS26、S30、S32等において通信端末12と車載器10とがBluetooth(登録商標)で既に無線接続された後に、優先接続をする通信端末12を切り替えるための画面を車載器10がユーザに提示して、ユーザがその画面から切り替えの指示を行う必要がなく、ユーザの負担を緩和することができる。
また、複数の通信端末12のいずれに対してもユーザが優先接続を望まない場合には、優先情報42に含まれる全ての優先フラグが「0」となる。この場合、接続制御部31は、ステップS32において、接続順情報43(図7参照)が示すペアリング順に従って各通信端末12を接続する。これにより、複数の通信端末12の優先設定をユーザが望まない場合でも各通信端末12を車載器10にBluetooth(登録商標)で無線接続することができる。
<変形例>
Bluetooth(登録商標)では、プロファイルが異なる二つの通信端末12を同時に車載器10に無線接続することができる。例えば、ある通信端末12がA2DPのプロファイルで車載器10に接続中のとき、別の通信端末12がHFPのプロファイルで車載器10に接続することができる。そのため、プロファイルごとに通信端末12を車載器10に優先接続できるようにするとユーザの利便性が増す。
そこで、以下のように優先情報管理部29がプロファイルごとに優先情報42の優先フラグをセットするようにしてもよい。
図10は、変形例に係る優先情報42の一例を示す模式図である。図10の例では、各通信端末12の複数のプロファイルごとに優先フラグが設定される。このように優先フラグを設定するには、例えば、表示制御部27が、問い合わせ画面50(図4参照)において、複数のプロファイルのうちのどれを用いて車載器10に優先接続するかをユーザに問い合わせればよい。一例として、表示制御部27が問い合わせ画面50(図4参照)に各プロファイルを示すアイコンを表示する制御を行い、優先接続するプロファイルに対応したアイコンをユーザが押下すればよい。
そして、接続制御部31は、優先情報42において優先フラグに「1」がセットされているプロファイルごとに通信端末12を車載器10に接続する。図10の例では、A2DPとHFPのプロファイルの機能を実現する場合には、接続制御部31が「Device 1」の通信端末12を車載器10に無線接続する。これにより、A2DPとHFPの各々の機能を「Device 1」の通信端末12で実現できる。一方、PANのプロファイルの機能を実現する場合には、接続制御部31が「Device 2」の通信端末12を車載器10に無線接続すればよい。これにより、プロファイルごとに通信端末12を車載器10に優先接続できるようになり、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、図10の例では、「Device 1」、「Device 2」、及び「Device 3」の各通信端末12がHFPのプロファイルを有する。このように同一のプロファイルを複数の通信端末12が有する場合、Bluetooth(登録商標)の規格では一つの通信端末12しかそのプロファイルを使用することができない。そのため、前記優先情報管理部29は、複数の通信端末12が同一の機能を有する場合はそのうちの一つに対してのみ当該機能に対応した優先フラグを「1」にセットするのが好ましい。
<ハードウェア構成>
図11は、本実施形態に係る車載器10のハードウェア一例を示す構成図である。図11に示すように、車載器10は、プロセッサ10a、メモリ10b、記憶装置10c、表示装置10d、スピーカ10e、タッチパネル10f、及び通信装置10gを備える。これらの各部はバス10hにより相互に接続される。
このうち、プロセッサ10aは、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphical Processing Unit)等の半導体デバイスである。メモリ10bは、データやプログラムを一時的に記憶するためのDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶媒体である。プロセッサ10aとメモリ10bが協働して本実施形態に係るプログラムを実行することにより処理部23(図2参照)の機能が実現される。
記憶装置10cは、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及びROM(Read Only Memory)等の不揮発性の記憶媒体であって、本実施形態に係るプログラムを記憶する。また、その記憶装置10cとメモリ10bによって記憶部24(図2参照)の機能が実現される。
表示装置10dは、例えば、車内前面のコンソールパネルに設置された液晶ディスプレイや有機ELディスプレイである。その表示装置10dにより表示部20の機能が実現される。
スピーカ10eは、例えば、経路案内等の音声を出力するためのハードウェアである。タッチパネル10fは、表示装置10dの上に積層された入力デバイスであり、ユーザのタッチ操作を受け付ける。そのタッチパネル10fによって入力部21(図2参照)が実現される。
通信装置10gは、各通信端末12とBluetooth(登録商標)で無線接続を行うときのインターフェースとなるハードウェアである。その通信装置10gによって通信部22(図2参照)が実現される。
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明が、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現されてもよい。各機能を実現するプログラム、判定テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、HDD、SSD等の記憶装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明は、車載器だけでなく、車載器による無線接続方法やコンピュータ読み取り可能なプログラム等の様々な態様で提供することができる。また、本発明は、車両に限らず、列車、電車、ボート、フェリー等の移動体に搭載される機器に適用できることは言うまでもない。また、本発明は、ナビゲーション装置やオーディオ装置等の車載器に限らず、ECU(Engine Control Unit)等の車両制御装置、スマートフォンやPC(Personal Computer)等のIT(Information Technology)機器、ゲーム機、その他の機器にも適用することもできる。
10…車載器、11…自動車、12…通信端末、20…表示部、21…入力部、22…通信部、23…処理部、24…記憶部、25…ペアリング確立部、26…ペアリング情報管理部、27…表示制御部、28…受付部、29…優先情報管理部、30…検知部、31…接続制御部、32…接続順情報管理部、41…ペアリング情報、42…優先情報、43…接続順情報、50…画面、50a…Yesボタン、50b…Noボタン、50c…アイコン、50d…星印。

Claims (5)

  1. 表示部と、
    複数の通信端末との間でペアリングを確立させるペアリング確立部と、
    複数の前記通信端末のうちの第1の通信端末に対して前記ペアリングが確立したときに、前記第1の通信端末を他の前記通信端末よりも優先して無線接続するかの問い合わせ画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    他の前記通信端末よりも優先して前記第1の通信端末を無線接続する指示を受け付ける受付部と、
    前記受付部が前記指示を受け付けたときに、前記第1の通信端末を他の前記通信端末よりも優先して無線接続することを示す優先設定を記憶部に格納する優先情報管理部と、
    複数の前記通信端末の存在を検知する検知部と、
    前記検知部が前記第1の通信端末の存在を検知したときに、前記記憶部に前記優先設定が格納されている場合は、前記他の通信端末よりも優先して前記第1の通信端末と無線接続する接続制御部と、
    を有する車載器。
  2. 請求項1に記載の車載器であって、
    複数の前記通信端末の各々の識別子と、前記ペアリングが確立した順序とを対応付けた接続順情報を前記記憶部に格納する接続順情報管理部を更に有し、
    前記接続順情報管理部は、前記受付部が前記指示を受け付けなかったときに、前記第1の通信端末の前記識別子と、前記第1の通信端末のペアリングが確立した順序とを対応付けて前記接続順情報に格納し、
    前記接続制御部は、前記検知部が前記第1の通信端末の存在を検知したときに、複数の前記通信端末のいずれの前記優先設定も記憶部に格納されていない場合には、前記接続順情報が示す順序に従って複数の前記通信端末のいずれかと無線接続する
    車載器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載器であって、
    複数の前記通信端末の各々は複数の機能を有し、
    優先情報管理部は、複数の前記機能ごとに前記優先設定を記憶部に格納し、
    前記接続制御部は、前記優先設定が記憶部に格納されている機能ごとに、当該機能を実現するための前記無線接続を行う
    車載器。
  4. 請求項3に記載の車載器であって、
    前記優先情報管理部は、複数の前記通信端末が同一の機能を有する場合、複数の前記通信端末のうちの一つの前記通信端末に対してのみ、前記同一の機能に対応した前記優先設定を記憶部に格納する
    車載器。
  5. 複数の通信端末との間でペアリングを確立させるステップと、
    複数の前記通信端末のうちの第1の通信端末に対して前記ペアリングが確立したときに、前記第1の通信端末を他の前記通信端末よりも優先して無線接続するかの問い合わせ画面を表示部に表示させるステップと、
    他の前記通信端末よりも優先して前記第1の通信端末を無線接続する指示を受け付けるステップと、
    前記指示を受け付けたときに、前記第1の通信端末を他の前記通信端末よりも優先して無線接続することを示す優先設定を記憶部に格納するステップと、
    複数の前記通信端末の存在を検知するステップと、
    前記第1の通信端末の存在を検知したときに、前記記憶部に前記優先設定が格納されている場合は、前記他の通信端末よりも優先して前記第1の通信端末と無線接続するステップと、
    を有する無線接続方法。
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