JP2023093509A - 表示制御装置、電子時計、表示制御方法、及び、プログラム - Google Patents

表示制御装置、電子時計、表示制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】対象者の状況に応じて好適な表示を行う表示制御装置等を提供する。【解決手段】CPU110を、第1判定手段、第2判定手段、制御手段、として機能させる。第1判定手段が、対象者の現在の位置に関する第1条件が成立しているか否かを判定し、第2判定手段が、第1条件とは異なる、対象者の現在の位置及び対象者の運動状態の少なくとも一方に関する第2条件が成立しているか否かを判定し、制御手段が、第1及び第2判定手段による判定結果に基づいて、表示部106による表示態様を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯可能な表示装置の表示を制御する表示制御装置、電子時計、表示制御方法、及び、プログラムに関する。
アナログ時計表示の背面に地図表示を行うスマートウォッチが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2020-76754号公報
特許文献1に記載された技術では、ユーザの状況に応じて表示を切り替えることについて考慮されていなかった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、対象者の状況に応じて好適な表示を行う表示制御装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示制御装置は、
対象者の現在の位置に関する第1条件が成立しているか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1条件とは異なる、前記対象者の現在の位置及び前記対象者の運動状態の少なくとも一方に関する条件を含む第2条件が成立しているか否かを判定する第2判定手段と、
前記第1及び第2判定手段による判定結果に基づいて、前記対象者に携帯された表示装置による表示態様を制御する制御手段と、
を備える。
本発明によれば、対象者の状況に応じた好適な表示を行うことができる。
本発明の実施形態に係る電子時計の外観図である。 本発明の実施形態に係る電子時計の構成を示すブロック図である。 (A)~(F)は本実施形態の電子時計の盤面の具体例を示す図である。 (A)は盤面の切り替わりの例を示す図であり、(B)は各盤面の盤面番号を示す図である。 盤面の遷移図である。 初期設定処理の一例を示すフローチャートである。 (A)はホームタイムゾーン設定画面の表示例を示す図であり、(B)は日常行動範囲設定画面の表示例を示す図である。 盤面切替処理の一例を示すフローチャートである。 盤面切替処理の一例を示すフローチャートである。 盤面切替処理の一例を示すフローチャートである。 盤面切替処理の一例を示すフローチャートである。 盤面切替処理の一例を示すフローチャートである。 変形例における盤面の切り替えタイミングを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の表示制御装置及び表示装置を備える電子時計100の外観図である。電子時計100は、図1に示すように、時刻や各種情報を表示する表示装置としての表示部106と、対象者としてのユーザの操作を受け付ける操作受付部108を構成する複数の押しボタンスイッチと、を備える。このように、この実施形態の電子時計100は、ユーザ(対象者)に携帯されて使用される表示装置であり、例えば図示せぬバンドにより腕に装着して使用される。電子時計100は、いわゆるスマートウォッチである。
この実施形態の電子時計100では、図1に示すように、表示部106にアナログ時計を模して針画像を時刻に合わせて表示することで、現在時刻を表示する機能を有する。また、電子時計100では、表示部106に時刻情報に加えて、各種の情報(心拍、歩数、電池残量、地図情報、現在位置情報等)を表示可能となっている。表示部106に表示可能な情報の詳細については後述する。
なお、電子時計100は、数字により時刻を表示するデジタル時計であってもよいし、アナログ時計とデジタル時計の盤面を切り替え可能としてもよい。
続いて、実施形態に係る電子時計100のハードウェア構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る電子時計100の構成を示すブロック図である。電子時計100は、マイクロコンピュータ101と、ROM(Read Only Memory)102と、通信部103と、アンテナ104と、電力供給部105と、表示部106と、表示ドライバ107と、操作受付部108と、測位部109と、測位アンテナ118と、振動子116と、センサ部117と、を備える。
マイクロコンピュータ101は、CPU(Central Processing Unit)110、RAM(Random Access Memory)111、発振回路112、分周回路113、計時回路114などを備える。なお、RAM111、発振回路112、分周回路113、及び計時回路114は、マイクロコンピュータ101の内部に限られず、少なくとも一部がマイクロコンピュータ101の外部に設けられてもよい。また、ROM102、通信部103、アンテナ104、電力供給部105、表示ドライバ107、測位部109、及びセンサ部117は、マイクロコンピュータ101の外部に限られず、少なくとも一部がマイクロコンピュータ101の内部に設けられてもよい。
CPU110は、各種演算処理を行い、電子時計100の全体動作を統括制御するプロセッサである。CPU110は、ROM102から制御プログラムを読み出し、RAM111にロードして各種機能に係る演算制御や表示などの各種動作処理を行う。また、CPU110は、通信部103を制御して外部装置と通信を行う。マイクロコピュータ101またはCPU110は、本発明の表示制御装置として機能する。
RAM111は、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性のメモリである。RAM111は、一時データを記憶すると共に、各種設定データを記憶する。
発振回路112は、振動子116を発振させて、所定の周波数信号(クロック信号)を生成して出力する。
分周回路113は、発振回路112から入力された周波数信号を計時回路114やCPU110が利用する周波数の信号に分周して出力する。この出力信号の周波数は、CPU110による設定に基づいて変更されてもよい。
計時回路114は、分周回路113から入力された信号の入力回数を計数して初期値に加算することで現在の時刻を計時する。計時回路114は、RAM111に記憶させる値を変化させるソフトウェアにより構成されても良いし、或いは、専用のハードウェアにより構成されても良い。計時回路114が計時する時刻は、所定のタイミングからの累積時間、UTC(Coordinated Universal Time、協定世界時)、又は予め設定された都市の時刻(地方時)などのうち何れであっても良い。また、この計時回路114が計時する時刻は、必ずしも年月日時分秒の形式でなくてもよい。
ROM102は、不揮発性メモリなどであり、制御プログラムや初期設定データを記憶する。制御プログラムには、後述する各種処理の制御に係るプログラム115が含まれる。
通信部103は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信や無線LAN(Local Area Network)通信のための無線通信モジュールから構成され、アンテナ104を介して外部の電子機器と無線通信を行う。例えば、通信部103は、アンテナ104を介して受信した無線信号を、復調、復号等してCPU110へ送る。また、通信部103は、CPU110から送られた信号を、符号化、変調等して、アンテナ104を介して外部へ送信する。
電力供給部105は、例えば、バッテリ、及び電圧変換回路を備える。電力供給部105は、電子時計100内の各部の動作電圧で電力を供給する。電力供給部105のバッテリとしては、例えば、ボタン型乾電池等の一次電池や、リチウムイオン電池等の二次電池が用いられる。
表示部106は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescent)ディスプレイなどの表示パネルを備える。表示ドライバ107は、表示部106の種別に応じた駆動信号をマイクロコンピュータ101からの制御信号に基づいて表示部106に出力して、表示パネルに各種情報の表示を行う。表示部106は、例えば、計時回路114により計時された現在時刻を、アナログ時計を模して針画像により表示する。
また、表示部106は、モノクロ液晶とカラー液晶(またはカラー有機EL)とが積層された2層液晶で構成されていてもよい。この場合、例えば、光を透過可能なモノクロ液晶をカラー液晶の前面に積層させた構成とする。そして、通常時はモノクロ液晶を透過状態としてカラー液晶により時刻等を表示し、節電時(節電モードや不使用と判定されるとき等)はカラー液晶をオフとして、モノクロ液晶により時刻等を表示するようにしてもよい。
操作受付部108は、ユーザからの入力操作を受け付けて、当該入力操作に応じた電気信号を入力信号としてマイクロコンピュータ101に出力する。本実施形態において、操作受付部108は、図1に示した押しボタンスイッチや表示部106に重ねて設けられるタッチパネルを含む。押しボタンスイッチは、ユーザに押下されることによりオン信号をマイクロコンピュータ101に出力し、解放されることによりオフ信号をマイクロコンピュータ101に出力する。また、タッチパネルは、静電容量方式または抵抗膜式等のタッチパネルにより構成される。タッチパネルは、ユーザの接触動作に係る接触位置や接触態様を検出し、検出された接触位置や接触態様に応じた操作信号をCPU110に出力する。なお、操作受付部108は、押しボタンスイッチ及びタッチパネルのうちいずれか一方により構成されてもよいし、りゅうず等の他の操作受付部108を含んでいてもよい。
測位部109は、測位アンテナ118によりGPS(Global Positioning System)を始めとする測位システムに係る測位衛星からの電波を捕捉、受信して復調し、取得した現在位置情報や時刻情報をCPU110に出力する。
センサ部117は、例えば脈拍センサ、地磁気センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、照度センサ等の各種センサから構成され、ユーザの情報(脈拍、動作有無、姿勢等)を検出、計測する。センサ部117は、検出、計測したデータを表す信号をCPU110に出力する。
なお、電子時計100は、図2で示した構成の他、入出力端子、カメラ、マイクロフォン、バイブレータ等の他の構成を備えていてもよい。また、図2で示した構成のうち、一部が省略されていてもよい。
次に、実施形態に係る電子時計100のCPU110の機能構成について説明する。CPU110は、第1判定手段、第2判定手段、制御手段として機能する。第1判定手段、第2判定手段、制御手段としての機能は、通信部103が備えるCPU等、マイクロコンピュータ101以外のプロセッサにより実現されてもよい。
第1判定手段としてのCPU110は、電子時計100のユーザ(対象者)の現在位置に関する第1条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、第1判定手段は、測位部109により取得した現在位置が予め設定されたユーザの日常行動範囲内であるか否かを判定する。ユーザの日常行動範囲とは、ユーザの日常生活における行動範囲であり、任意の範囲をユーザが設定可能である。なお、現在位置情報やユーザの行動範囲の蓄積等から日常行動範囲を自動判別し、ユーザの日常行動範囲を自動的に設定するようにしてもよい。
第2判定手段としてのCPU110は、第1条件とは異なる条件であって、電子時計100のユーザ(対象者)の現在位置及び対象者の運動状態の少なくとも一方に関する第2条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、第2判定手段は、測位部109により取得した現在位置の移動状況、センサ部117による動作の検出結果、計測結果に基づいて、ユーザが行動(歩行、走行、自転車による移動等)しているか否か判定する。また、第2判定手段は、通信部103が外部装置(例えばスマートフォン)からタイムゾーンの切り替え通知を受信した場合、または、ユーザが操作受付部108を操作してタイムゾーンを切り替えた場合、切り替えられたタイムゾーンが予め設定されたユーザのホームタイムゾーンであるか否かを判定する。言い換えると、第2判定手段は、ホームタイムゾーンからタイムゾーン外にタイムゾーンが切り替えられたか否か、または、ホームタイムゾーン外からタイムゾーンにタイムゾーンが切り替えられたか否かを判定する。なお、第2判定手段は、測位部109により取得した現在位置がホームタイムゾーン内であるか否かを判定するようにしてもよい。
制御手段としてのCPU110は、第1判定手段及び第2判定手段による判定結果に基づいて、ユーザ(対象者)に携帯された表示装置による表示態様を制御する。具体的には、制御手段は、第1判定手段及び第2判定手段の判定結果に基づいて、電子時計100の表示部106の時計の盤面(ウォッチフェイス)を複数種類から選択して、第1判定手段及び第2判定手段の判定結果に応じた盤面を表示部106に表示させる。
なお、ここで説明するCPU110の機能構成は一例であり、この実施形態の電子時計100の各種機能を実現するため、CPU110は各種の手段として機能する。例えば、CPU110は、行動範囲取得手段、判定手段、及び制御手段とは異なる手段として機能してもよいし、行動範囲取得手段、判定手段、及び制御手段に加えて他の手段として機能してもよい。
図3は、この実施形態の電子時計100の表示部106に表示される時計の盤面(ウォッチフェイス)の具体例を示す図である。図3(A)~(F)に示すように、この実施形態の電子時計100では、6種類の盤面が設けられており、ユーザの状況に応じて盤面が自動的に切り替わるようになっている。図3(A)、(B)は、ユーザの現在位置が日常行動範囲内であると判定された場合に表示部106に表示される盤面である。そして、図3(A)は、ユーザが行動していない、言い換えると、ユーザが静止していると判定された場合に表示部106に表示される盤面であり、この実施形態では日常盤面ともいう。図3(B)は、ユーザが行動していると判定された場合に表示部106に表示される盤面であり、この実施形態では日常アクティブ盤面ともいう。
図3(A)に示す日常盤面では、長針11、短針12、秒針13、心拍数表示14、歩数表示15、電池残量表示16が表示される。長針11、短針12、秒針13により、現在時刻を示している。心拍数表示14は、電子時計100のユーザの心拍数を示している。歩数表示15は、電子時計100のユーザの歩数を示している。歩数表示15は、例えば、ユーザの操作や日付の更新時にリセットされればよい。電池残量表示16は、電子時計100の電池残量を示している。
また、表示部106はカラー液晶の表示レイヤとして複数の表示レイヤを有しており、日常盤面では、長針11、短針12、秒針13が心拍数表示14、歩数表示15、電池残量表示16よりも上位(手前側)の表示レイヤに表示されるようになっている。日常盤面では、長針11、短針12、秒針13は、下位(後方側)レイヤを透過せず、心拍数表示14、歩数表示15、電池残量表示16上に重畳する態様で表示される。これにより、ユーザが静止していると判定された場合に表示される日常盤面では、時刻情報の視認性が高く、ユーザが現在時刻を把握しやすくなる。
なお、各情報の表示レイヤは表示部106(タッチパネル)を触れることで切り替わるようにしてもよい。例えば、触れた部分の情報を上位の表示レイヤに切り替えるようにしてもよい。
図3(B)に示す日常アクティブ盤面では、長針19、短針20、秒針13、心拍数表示17、歩数表示18、電池残量表示16が表示される。なお、図3において、説明済みの構成については、符号の記載及び説明を省略する場合がある。日常アクティブ盤面では、日常盤面と表示される情報の種類は同様であるが、情報の表示態様が異なっている。具体的には、心拍数表示17、歩数表示18が、日常盤面の心拍数表示14、歩数表示15よりも拡大された態様でかつ異なるデザインにより表示される。また、長針19、短針20は、背面を透過する態様で表示され、日常盤面の長針11、短針12よりも視認性が下がる。これにより、日常アクティブ盤面は、ユーザの活動情報(心拍数、歩数)が日常盤面よりも視認しやすくなる。秒針13は、表示面積が小さいため、背面を透過する態様としてないが、秒針13も背面を透過する態様としてもよい。日常アクティブ盤面は、ユーザが行動(歩行、走行、自転車による移動等)していると判定された場合に表示される盤面なので、活動情報を確認しやすく表示することでユーザの行動を補助することができるとともに、適切な情報を提供できる。このように、電子時計100では、ユーザの状況に応じた好適な盤面、情報を表示できる。また、ユーザの状況に応じて自動的に盤面が切り替わるので、電子時計100の興趣性が向上する。
図3(C)~(F)は、日常行動範囲外であると判定された場合に表示部106に表示される盤面である。日常行動範囲外であると判定された場合には、さらにタイムゾーンがユーザのホームタイムゾーンであるか否かによって盤面が変化する。図3(C)、(D)は、ユーザのホームタイムゾーンであると判定された場合に表示部106に表示される盤面である。
そして、図3(C)は、ユーザが行動していない、言い換えると、ユーザが静止していると判定された場合に表示部106に表示される盤面であり、この実施形態では非日常ホームタイムゾーン盤面ともいう。図3(D)は、ユーザが行動していると判定された場合に表示部106に表示される盤面であり、この実施形態では非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面ともいう。
図3(C)に示す非日常ホームタイムゾーン盤面では、長針21、短針22、秒針13、電池残量表示16、現在位置マーカ23、地図表示24が表示される。長針21、短針22、秒針13、により、現在時刻を示している。非日常ホームタイムゾーン盤面の長針21及び短針22は、日常盤面の長針11及び短針12よりも表示サイズ(太さ)が小さくなっている。これにより、現在位置マーカ23、地図表示24の視認性の向上を図っている。現在位置マーカ23は、地図表示24における現在位置を示している。地図表示24は、表示部106の全面を用いて現在位置周辺の地図を示している。地図表示24で表示される地図は、後述する詳細地図表示25と比べて縮尺の大きい概要地図となっている。図3(C)では、地図表示24として日本の概要地図が表示されている。
なお、地図表示24は、表示部106の一部(例えば上半分)に表示するようにしてもよい。地図表示24で表示される概要地図は、例えばROM102に予め保存されていればよい。
非日常ホームタイムゾーン盤面では、長針21、短針22、秒針13、電池残量表示16が現在位置マーカ23、地図表示24よりも上位(手前側)の表示レイヤに表示されるようになっている。また、非日常ホームタイムゾーン盤面では、長針21、短針22、秒針13は、下位(後方側)レイヤを透過せず、電池残量表示16、現在位置マーカ23、地図表示24に重畳する態様で表示される。これにより、ユーザが静止していると判定された場合に表示される非日常ホームタイムゾーン盤面では、ユーザは、現在位置を大まかに把握することができるとともに、現在時刻を把握しやすくなる。
なお、この実施形態では、表示部106のカラー液晶の表示レイヤとして、少なくとも長針21、短針22、秒針13の表示レイヤ(上位レイヤ)、電池残量表示16の表示レイヤ(中位レイヤ)、現在位置マーカ23、地図表示24の表示レイヤ(下位レイヤ)といった3層の表示レイヤが設けられていることになる。なお、表示部106のカラー液晶の表示レイヤは3層より多くてもよく、好適に各種情報を表示できれば2層以下であってもよい。
図3(D)に示す非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面では、長針26、短針27、秒針13、電池残量表示16、現在位置マーカ23、詳細地図表示25が表示される。長針26、短針27、秒針13、により、現在時刻を示している。非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面では、非日常ホームタイムゾーン盤面と表示される情報の種類は同様であるが、表示される地図が詳細地図表示25となる。詳細地図表示25で表示される地図は、地図表示24よりも縮尺の小さい詳細地図となっている。
なお、詳細地図表示25で表示される詳細地図は、概要地図よりもデータ量が多いことから、通信部103を介して外部から取得するようにしてもよい。
非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面の長針26及び短針27は、長針21、短針22と同様のサイズで背面を透過する態様で表示される。これにより、非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面では、詳細地図表示25により詳細な現在位置を把握できるようになり、ユーザの現在位置に関する情報が非日常ホームタイムゾーン盤面よりも視認しやすくなる。非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面は、ユーザが日常行動範囲外にて行動(歩行、走行、自転車による移動等)していると判定された場合に表示される盤面なので、現在位置を詳細に表示することでユーザが行動をしやすくなる。このように、電子時計100では、ユーザの状況に応じた好適な盤面、情報を表示できる。また、ユーザの状況に応じて自動的に盤面が切り替わるので、電子時計100の興趣性が向上する。
図3(E)、(F)は、タイムゾーンがユーザのホームタイムゾーン外であると判定された場合に表示部106に表示される盤面である。
そして、図3(E)は、ユーザが行動していない、言い換えると、ユーザが静止していると判定された場合に表示部106に表示される盤面であり、この実施形態では非日常ホームタイムゾーン外盤面ともいう。図3(F)は、ユーザが行動していると判定された場合に表示部106に表示される盤面であり、この実施形態では非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面ともいう。
図3(E)に示す非日常ホームタイムゾーン外盤面では、長針21、短針22、秒針13、電池残量表示16、現在位置マーカ23、地図表示24、ホームタイムゾーン情報28が表示される。非日常ホームタイムゾーン外盤面では、非日常ホームタイムゾーン盤面と表示される情報の種類は概ね同様であるが、ホームタイムゾーン情報28が追加される。ホームタイムゾーン情報28は、予め設定されたホームタイムゾーンの名称、ホームタイムゾーンの日時、ホームタイムゾーンと現在設定されているタイムゾーン(現在位置)との時差情報を示している。なお、ホームタイムゾーン情報28は少なくともホームタイムゾーンに関する情報が含まれていればよく、例えばホームタイムゾーンの日時のみが表示されるようにしてもよい。図3(E)では、地図表示24として米国の概要地図が表示されている。
図3(F)に示す非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面では、長針26、短針27、秒針13、電池残量表示16、現在位置マーカ23、詳細地図表示25、ホームタイムゾーン情報28が表示される。非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面では、非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面と表示される情報の種類は概ね同様であるが、ホームタイムゾーン情報28が追加される。
このように、非日常ホームタイムゾーン外盤面、非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面ではいずれも、ホームタイムゾーン情報28が表示されるので、ホームタイムゾーン外に移動した場合でもホームタイムゾーンの時刻やホームタイムゾーンとの時差を把握することができる。このように、電子時計100では、ユーザの状況に応じた好適な盤面、情報を表示できる。また、ユーザの状況に応じて自動的に盤面が切り替わるので、電子時計100の興趣性が向上する。
このように、この実施形態の電子時計100では、ユーザ(対象者)の行動または静止(第2条件が成立しているか否かの判定)、日常行動範囲内から日常行動範囲外への移動または日常行動範囲外から日常行動範囲内への移動(第1条件が成立しているか否かの判定)、タイムゾーンのホームタイムゾーンからホームタイムゾーン外への切り替えまたはホームタイムゾーン外からホームタイムゾーンへの切り替え(第2条件が成立しているか否かの判定)といった3つの条件の発生をトリガーとして(第1条件が成立しているか否かの判定結果及び第2条件が成立しているか否かの判定結果に基づいて)、電子時計100の盤面(対象者に携帯された表示装置による表示態様)が自動的に切り替わるようになっている。これにより、ユーザの状況に応じた好適な盤面、情報を表示でき、電子時計100の興趣性が向上する。
なお、ホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切り替えの判定するにあたり、ホームタイムゾーンからホームタイムゾーン外への移動またはホームタイムゾーン外からホームタイムゾーンへの移動をしたことを判定してもよい。
また、この実施形態の電子時計100では、日常行動範囲内であり(第1条件が成立し)、かつ、ユーザが行動している(第2条件が成立している)ときの日常アクティブ盤面の表示態様(図3(B))と、日常行動範囲内であり(第1条件が成立し)、かつ、ユーザが静止している(第2条件が成立していない)ときの日常盤面の表示態様(図3(A))と、の組合せと、日常行動範囲外であり(第1条件が成立しておらず)、かつ、ユーザが行動している(第2条件が成立している)ときの非日常アクティブ盤面(非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面(図3(D))、非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面(図3(F))と、日常行動範囲外であり(第1条件が成立しておらず)、かつ、ユーザが静止している(第2条件が成立していない)ときの非日常盤面(非日常ホームタイムゾーン盤面(図3(C))、非日常ホームタイムゾーン外盤面(図3(E))と、の組合せと、を互いに異ならせるように制御する。これにより、ユーザの状況に応じた好適な盤面情報を表示でき、電子時計100の興趣性が向上する。
また、この実施形態の電子時計100では、表示部106にアナログ時計を模した表示による時刻情報(長針11,19,21,26、短針12,20,22,27、秒針13)と、ユーザ(対象者)に関する対象者情報(心拍数表示14,17、歩数表示15,18、電池残量表示16、現在位置マーカ23、地図表示24、詳細地図表示25、ホームタイムゾーン情報28)と、を表示するようになっている。そして、ユーザが行動していると判定された場合のアクティブ盤面(図3(B)、図3(D)、図3(F))では、
長針19,26、短針20,27を、背面を透過する態様で表示するので、ユーザが静止していると判定された場合の盤面(図3(A)、図3(C)、図3(E))よりも時刻情報の視認性が低くなるように、表示態様を制御している。また、ユーザが行動していると判定された場合のアクティブ盤面(図3(B)、図3(D)、図3(F))では、心拍数表示17や歩数表示18を心拍数表示14、歩数表示15よりも拡大された態様で表示し、地図表示24よりも縮尺の小さい詳細地図表示25を表示するので、ユーザが静止していると判定された場合の盤面(図3(A)、図3(C)、図3(E))よりも対象者情報の視認性が高くなるように、表示態様を制御している。このように、アクティブ盤面は、ユーザが行動(歩行、走行、自転車による移動等)していると判定された場合に表示される盤面なので、対象者情報を確認しやすく表示することでユーザの行動を補助することができるとともに、適切な情報を提供できる。
また、この実施形態では、ユーザ(対象者)の現在位置が日常行動範囲内であると判定されているときの盤面の表示態様と、ユーザの現在位置が日常行動範囲外であると判定されているときの盤面の表示態様と、電子時計100の表示部106の表示態様を制御している。このようにすることで、ユーザの現在位置に応じた好適な盤面、情報を表示できる。また、ユーザの状況に応じて自動的に盤面が切り替わるので、電子時計100の興趣性が向上する。
また、ユーザの現在位置が日常行動範囲外である場合には、現在位置マーカ23、地図表示24、詳細地図表示25といった地図情報(第1情報)を含んだ情報が表示される一方で、ユーザにより設定された日常行動範囲内では地図情報(第1情報)が表示されず、地図情報以外の心拍、歩数といった情報が表示されるようになっている。このように、ユーザの日常行動範囲内であり、ユーザが地理を把握していると想定される場合には、不必要な情報を表示することなく、他の情報(心拍、歩数)を表示できるので、ユーザの状況に応じた好適な盤面、情報を表示できる。
なお、この実施形態では、ユーザの現在位置が日常行動範囲内であるときには表示されず、ユーザの現在位置が日常行動範囲外であるときに表示される第1情報は、地図情報であったが、第1情報は地図情報に限定されない。例えば、第1情報は、ユーザの現在位置付近のおすすめの店舗の情報、ユーザの現在位置付近の店舗の広告、ユーザの現在位置付近に関する新規の情報等であってもよい。これらの情報は、通信部103を介して随時新たな情報を外部から取得して表示するようにしてもよい。このように、第1情報は、ユーザが日常行動範囲外にいる場合に有益な情報であればよい。このようにすることで、ユーザが日常行動範囲外にいる場合に好適な盤面、情報を表示できる。
なお、この実施形態では、ユーザの現在位置が日常行動範囲内である場合には地図情報が表示されないようになっていたが、日常行動範囲内である場合も地図情報を表示するようにしてもよい。例えば、ユーザが行動している場合(日常アクティブ盤面)では、地図情報が表示されるようにしてもよい。
また、この実施形態の電子時計100では、ユーザ(対象者)の現在位置が日常行動範囲内でないと判定されているときに、タイムゾーンがユーザのホームタイムゾーンであるか否かの情報を取得し、取得した情報に応じて盤面の表示態様が変化するように制御している(図3(C)~(F))。このようにすることで、ユーザが日常行動範囲外にいる場合に好適な盤面、情報を表示できる。
なお、ユーザ(対象者)の現在位置が日常行動範囲内でないと判定されているときに、
タイムゾーン及びユーザの運動状態の少なくとも一方の情報を取得して、所得した情報に応じて、盤面の表示態様を制御するようにしてもよい。例えば、ユーザ(対象者)の現在位置が日常行動範囲内である場合には、ユーザの運動情報(行動しているか否か)によらず共通の盤面とする一方、ユーザの現在位置が日常行動範囲外である場合には、ユーザの運動情報(行動しているか否か)に応じて盤面を切り替えるようにしてもよい。
なお、図3(A)~(E)に示した全ての盤面では、日時表示(ここでは「SUN.6-30」)が表示されていたが、日時表示が表示されていなくてもよく、日時表示が表示されない盤面があってもよい。また、日時表示のオン/オフをユーザが選択できるようにしてもよい。
また、電池残量表示16は、いずれの盤面でも表示されるようになっていたが、表示されない盤面があってもよい。また、電池残量表示16に代えて他の情報(例えば消費カロリー情報等)を表示するようにしてもよいし、ユーザがいずれの情報を表示するかを選択できるようにしてもよい。
また、図3(A)~(F)に示した盤面では、ユーザの状況に応じて、長針や短針の表示態様が変化するようになっていたが、長針や短針の表示態様が変化しないようにしてもよい。また、ユーザの状況に応じて、アナログ時計からデジタル時計に切り替わるようにしてもよい。また、一部の盤面において秒針13を非表示とするようにしてもよい。
また、日常行動範囲内である場合、日常行動範囲外かつタイムゾーンがホームタイムゾーンである場合、日常行動範囲外かつホームタイムゾーン外であるそれぞれの場合、ユーザの行動判定結果によらず、表示される情報の種類は同様となっていたが、表示される情報の種類が異なるようにしてもよい。
さらに、図3(A)~(E)に示した各盤面で表示される情報の種類は一例であり、ユーザの状況に応じて好適な表示ができれば任意の情報が表示されてもよい。また、各盤面で表示される情報をユーザがカスタマイズできるようにしてもよい。また、この実施形態では、6種類の盤面が設けられていたが、盤面の種類の数はこれに限定されない。例えば、第1条件が成立しているか否かの判定結果及び第2条件が成立しているか否かの判定結果に基づいて、盤面の表示態様が制御されていればこれより少ない数であってもよい。また、ユーザの現在位置が日常行動範囲内であるか否かに応じて、盤面の表示態様が異なるように制御されていればこれより少ない数であってもよい。
図4(A)は、盤面の切り替わりの例を示している。図4(B)に示すように、日常盤面(図3(A))の盤面番号を「1」、日常アクティブ盤面(図3(B))の盤面番号を「2」とすると、図4(A)に示すように、日常行動範囲内では、ユーザが行動しているか静止しているかに応じて、日常盤面と日常アクティブ盤面との間で盤面が切り替わることになる。
また、図4(B)に示すように、非日常ホームタイムゾーン盤面(図3(C))の盤面番号を「3」、非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面(図3(D))の盤面番号を「4」とすると、図4(A)に示すように、日常行動範囲外でありホームタイムゾーンでは、ユーザが行動しているか静止しているかに応じて、非日常ホームタイムゾーン盤面と非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面との間で盤面が切り替わることになる。
また、図4(B)に示すように、非日常ホームタイムゾーン外盤面(図3(E))の盤面番号を「5」、非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面(図3(F))の盤面番号を「6」とすると、図4(A)に示すように、日常行動範囲外でありホームタイムゾーン外では、ユーザが行動しているか静止しているかに応じて、非日常ホームタイムゾーン外盤面と非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面との間で盤面が切り替わることになる。
図4(A)に示すように、日常行動範囲内にタイムゾーンの境界が存在する場合もあるため、日常行動範囲内でタイムゾーンが切り替わる場合がある。しかしながら、日常行動範囲内であれば、時差情報や地図を表示する効果が薄いと想定されるため、この実施形態では、日常行動範囲内ではタイムゾーンの変化による盤面の切り替えを行わないようになっている。なお、日常行動範囲内におけるホームタイムゾーン用盤面とホームタイムゾーン外用盤面とを設けて、日常行動範囲内においても、タイムゾーンがホームタイムゾーンであるときとホームタイムゾーン外であるときとで、盤面を切り替えるようにしてもよい。
図5は、盤面の遷移図である。この実施形態では、ユーザの行動有無、ユーザの日常行動範囲内外の移動、及び、ホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切り替えをトリガーに電子時計100の盤面が切り替わるようになっている。しかしながら、この実施形態では、盤面の切り替わりのトリガーが発生しても、そのときの盤面によって盤面が遷移しない場合があるようになっている。
図5に示すように、日常盤面である場合、ユーザの行動を検出すると日常アクティブ盤面に遷移する。日常アクティブ盤面である場合、ユーザの静止を検出すると日常盤面に遷移する。日常盤面である場合、ユーザの日常行動範囲外への移動を検出すると、タイムゾーンがホームタイムゾーンであれば非日常ホームタイムゾーン盤面に遷移し、タイムゾーンがホームタイムゾーン外であれば非日常ホームタイムゾーン外盤面に遷移する。
非日常ホームタイムゾーン盤面である場合、ホームタイムゾーン外へのタイムゾーンの切り替えを検出すると非日常ホームタイムゾーン外盤面に遷移する。非日常ホームタイムゾーン外盤面である場合、ホームタイムゾーンへのタイムゾーンの切り替えを検出すると非日常ホームタイムゾーン盤面に遷移する。
また、非日常ホームタイムゾーン盤面である場合、ユーザの行動を検出すると非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面に遷移する。非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面である場合、ユーザの静止を検出すると非日常ホームタイムゾーン盤面に遷移する。非日常ホームタイムゾーン外盤面である場合、ユーザの行動を検出すると非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面に遷移する。非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面である場合、ユーザの静止を検出すると非日常ホームタイムゾーン外盤面に遷移する。
その一方で、この実施形態では、ユーザ(対象者)の現在位置及び対象者の運動状態の少なくとも一方に関する第2条件が成立している状態である日常アクティブ盤面である場合、ユーザが日常行動範囲外へ移動してユーザの現在位置に関する第1条件が成立しても、盤面が遷移せずに日常アクティブ盤面を保持するようになっている。また、第2条件が成立している状態である非日常アクティブ盤面(非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面及び非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面)である場合、ユーザが日常行動範囲内へ移動して第1条件が成立しても、盤面が遷移せずに非日常アクティブ盤面を保持するようになっている。また、非日常アクティブ盤面である場合、タイムゾーンが変化しても、盤面が遷移しないようになっている。即ち、ユーザ(対象者)の運動情報に関する第2条件が成立している状態であるアクティブ盤面(日常アクティブ盤面、非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面及び非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面)である場合は、盤面が切り替わるトリガーとして日常行動範囲内外の移動、及び、ホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切り替えを検出しないように制限して(第1条件が成立しているか否かの判定を制限して)、第1条件が切り替わっても第1条件が切り替わる前の状態に保持するようになっている。このようにすることで、常に全ての盤面の切り替わりトリガーを監視する場合に比べて、製造工数、処理負担、電池消費を抑えることができる。なお、アクティブ盤面において日常行動範囲内外の移動やホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切り替えがあった場合には、一旦静止検出時の盤面(日常盤面等)に遷移した後、それらのトリガーの発生を検出可能になり、検出したトリガーに対応する盤面に遷移することになる。
なお、アクティブ盤面である場合は、盤面が切り替わるトリガーとして日常行動範囲内外の移動、及び、ホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切り替えを全く検出しないのではなく、検出する頻度や回数を制限してもよい。
また、アクティブ盤面(日常アクティブ盤面、非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面及び非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面)である場合に、盤面が切り替わるトリガーとして日常行動範囲内外の移動、及び、ホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切り替えを検出のうち少なくとも一方を検出するようにして、検出結果に応じて盤面を切り替えるようにしてもよい。
また、アクティブ盤面である場合に所定の盤面の切り替わりトリガー(日常行動範囲内外の移動、及び、ホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切り替え)の有無を検出しないのではなく、盤面の切り替わりトリガーの有無の検出は実行し、該トリガーを検出したか否かを判定しないようにしてもよいし、該トリガーを検出しても、該トリガー検出前の盤面を保持するようにしてもよい。即ち、第2条件が成立している状態で、第1条件が成立している状態と第1条件成立していない状態との間で切り替わった場合に、表示装置による表示態様を、第1条件が切り替わる前の状態に保持するように制御するようになっていればよい。このようにすることで、電子時計100における判定や表示の処理負担を軽減でき、電池消費も抑えることができる。
次に、本実施形態における電子時計100の動作について説明する。図6は、本実施形態における電子時計100のCPU110が実行する初期設定処理の一例を示すフローチャートである。初期設定処理は、電子時計100の初回起動時にホームタイムゾーン及び日常行動範囲を設定するための処理である。例えば、CPU110は、電子時計100の起動時に初期設定処理を開始する。
初期設定処理において、CPU110は、まず、初回起動であるか否かを判定する(ステップS11)。初回起動であるか否かは、例えば工場出荷時や初期化時にリセットされる初回起動判定用のフラグにより判定すればよい。初回起動でなければ(ステップS11;No)、CPU110は、初期設定処理を終了する。
初回起動であれば(ステップS11;Yes)、CPU110は、タイムゾーンを提示して(ステップS12)、ユーザによるホームタイムゾーンの選択操作を促す。そして、CPU110は、ホームタイムゾーンの選択操作があるまで待機する(ステップS13)。
図7(A)は、ステップS12で表示部106に表示されるホームタイムゾーン設定画面の表示例である。図7(A)に示すように、CPU110は、ホームタイムゾーン設定画面として、表示部106に複数のタイムゾーン、タイムゾーンを選択するためのラジオボタン、スクロールボタン、及び決定ボタン等を表示する。例えば、タッチパネルにより決定ボタンを押下することで、ラジオボタンにより選択されているタイムゾーンがホームタイムゾーンに設定される。なお、タイムゾーンの一覧は、例えばマイクロコンピュータ101のOS(Operating System)から取得すればよい。
ホームタイムゾーン設定画面において初期に表示されるタイムゾーンは、通信部103や測位部109により現在位置が特定可能な場合は該現在位置に対応したタイムゾーンが表示されるようにしてもよいし、工場出荷時に任意のタイムゾーン(例えば販売地域)が設定されるようにしてもよい。
ホームタイムゾーンの選択操作があった場合(ステップS13;Yes)、CPU110は、選択されたタイムゾーンをユーザのホームタイムゾーンに設定する(ステップS14)。ステップS14では、CPU110は、選択されたタイムゾーンをRAM111の所定領域にホームタイムゾーンとして保存すればよい。なお、所定時間内にホームタイムゾーンの選択操作がなかった場合、ホームタイムゾーンの設定に関する処理をスキップするか、初期設定処理を終了するようにしてもよい。
その後、CPU110は、現在位置周辺地図及び日常行動範囲を提示して(ステップS15)、ユーザによる日常行動範囲の選択操作を促す。そして、CPU110は、日常行動範囲の選択操作があるまで待機する(ステップS16)。日常行動範囲とは、ユーザの日常生活における行動範囲であり、この実施形態では初回起動時にユーザが設定可能となっている。
図7(B)は、ステップS15で表示部106に表示される日常行動範囲設定画面の表示例である。図7(B)に示すように、CPU110は、日常行動範囲設定画面として、表示部106に現在位置の周辺地図、拡大縮小ボタン、決定ボタン、キャンセルボタン、日常行動範囲指定カーソル51等を表示する。例えば、タッチパネル操作により日常行動範囲指定カーソル51を移動、拡大縮小して決定ボタン(チェックマーク)を押下することで、日常行動範囲指定カーソル51により選択されている範囲が日常行動範囲に設定される。
例えば、日常行動範囲設定画面において初期に表示される地図は、通信部103や測位部109により直近に取得できた現在位置を中心に表示し、日常行動範囲指定カーソル51は、その中心からある距離(例えば10km~100kmの範囲内のある距離、例えば25km)の範囲がある範囲として指定されるようにすればよい。なお、現在位置が全く取得できていない場合、任意の地点が表示されるようにしてもよいし、ユーザに現在位置の入力を促すようにしてもよい。また、この場合、日常行動範囲を後に設定することを促して日常行動範囲の設定を終了するようにしてもよい。
日常行動範囲の選択操作があった場合(ステップS16;Yes)、CPU110は、選択された範囲をユーザの日常行動範囲に設定する(ステップS17)。ステップS17では、CPU110は、選択された範囲をRAM111の所定領域に日常行動範囲として保存すればよい。なお、所定時間内に日常行動範囲の選択操作がなかった場合、日常行動範囲の設定に関する処理をスキップするか、初期設定処理を終了するようにしてもよい。
その後、CPU110は、電子時計110の表示部106に日常盤面を表示し(ステップS18)、現在の盤面を示す盤面フラグに1をセットして(ステップS19)、初期設定処理を終了する。なお、盤面フラグは、現在の盤面がいずれであるかを特定するためのフラグであり、図4(B)に示した盤面番号に対応している。盤面フラグは、RAM111の所定領域に格納され、現在の盤面に応じて1~6の値を取る。なお、初期設定処理では、初期の盤面として日常盤面を表示するようになっているが、状況に応じた盤面を表示するようにしてもよい。
なお、ここでは初回起動時にホームタイムゾーン及び日常行動範囲を設定する例について説明しているが、初回起動時におけるホームタイムゾーン及び日常行動範囲の設定をスキップできるようにしてもよい。そして、ユーザが操作受付部108を操作することで、任意のタイミングでホームタイムゾーン及び日常行動範囲を設定できるようにしてもよい。また、一旦設定したホームタイムゾーン及び日常行動範囲を再設定できるようにしてもよい。
また、ここではホームタイムゾーン及び日常行動範囲をユーザが手動設定する例について説明したが、初回起動時にCPU110がユーザ(対象者)の現在位置情報やタイムゾーン情報を取得して、ホームタイムゾーン及び日常行動範囲のうち少なくとも一方を自動設定するようにしてもよい。例えば、CPU110がユーザの行動範囲を蓄積して記憶し、蓄積データから日常生活における行動範囲を自動判別し、判別された行動範囲をユーザの日常行動範囲として設定するようにしてもよい。このように自動設定されたホームタイムゾーンや日常行動範囲は、ユーザが後に再設定できるようにすればよい。このようにすることで、ユーザの負担を減らすことができ、ユーザを煩わせずにホームタイムゾーンや日常行動範囲を設定できる。
図8~図12は、本実施形態における電子時計100のCPU110が実行する盤面切替処理の一例を示すフローチャートである。盤面切替処理は、検出された状況に応じて、電子時計100の表示部106に表示される盤面を切り替えるための処理である。例えば、CPU110は、起動後ある周期(例えば10分毎)で盤面切替処理を実行する。これにより、ある周期毎に盤面切り替えのトリガーが発生したか否かを判定し、ある周期毎の盤面切り替えが可能になる。このように、ある周期毎に盤面切替処理を実行するので、盤面が頻繁に切り替わって煩わしくなることを防止できる。また、常に測位部109により現在位置を特定したり、センサ部117によりユーザの行動を監視していると、処理負担や電池消費が大きくなるが、ある周期毎に盤面切替処理を実行するので、処理負担や電池消費を軽減できる。
盤面切替処理において、CPU110は、まず、盤面フラグが日常盤面に対応した1であるか否かを判定する(ステップS101)。盤面フラグが1である場合(ステップS101;Yes)、CPU110は、測位部109から現在位置の情報を取得するとともに、RAM111からユーザの日常行動範囲の情報を取得する(ステップS106)。そして、現在位置がユーザの日常行動範囲外であるか否かを判定する(ステップS107)。
現在位置がユーザの日常行動範囲外であると判定された場合(ステップS107;Yes)、CPU110は、現在設定されているタイムゾーン及びホームタイムゾーンをRAM111等から取得して、タイムゾーンがホームタイムゾーンであるか否かを判定する(ステップS115)。
タイムゾーンがホームタイムゾーンであれば(ステップS115;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン盤面(図3(C)参照)に切り替えて表示し(ステップS108)、盤面フラグに、非日常ホームタイムゾーン盤面に対応した3をセットして(ステップS109)、盤面切替処理を終了する。
タイムゾーンがホームタイムゾーン外であれば(ステップS115;No)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン外盤面(図3(E)参照)に切り替えて表示し(ステップS116)、盤面フラグに、非日常ホームタイムゾーン外盤面に対応した5をセットして(ステップS117)、盤面切替処理を終了する。
現在位置がユーザの日常行動範囲内であると判定された場合(ステップS107;No)、CPU110は、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザが行動(歩行、走行、自転車による移動等)しているか否か判定する(ステップS103)。ステップS103では、例えば、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザがある時間、継続して移動していることが検出された場合や、ユーザのある時間内の移動距離がある距離以上であることが検出された場合、ユーザが行動していると判定すればよい。ユーザが行動していないと判定された場合(ステップS103;No)、CPU110は、盤面切替処理を終了する。この場合、盤面は日常盤面(盤面フラグ=1)のままとなる。
ユーザが行動していると判定された場合(ステップS103;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を日常アクティブ盤面(図3(B)参照)に切り替えて表示し(ステップS104)、盤面フラグに、日常アクティブ盤面に対応した2をセットして(ステップS105)、盤面切替処理を終了する。
盤面フラグが日常盤面に対応した1でない場合(ステップS101;No)、CPU110は、盤面フラグが日常アクティブ盤面に対応した2であるか否かを判定する(ステップS111)。盤面フラグが2である場合(ステップS111;Yes)、CPU110は、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザが静止しているか否か判定する(ステップS112)。ステップS112では、例えば、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザがある時間、継続して移動していないことが検出された場合や、ユーザのある時間内の移動距離がある距離未満であることが検出された場合、ユーザが静止していると判定すればよい。ユーザが静止していないと判定された場合(ステップS112;No)、CPU110は、盤面切替処理を終了する。この場合、盤面は日常アクティブ盤面のまま(盤面フラグ=2)となる。
ユーザが静止していると判定された場合(ステップS112;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を日常盤面(図3(A)参照)に切り替えて表示し(ステップS113)、盤面フラグに日常盤面に対応した1をセットして(ステップS114)、盤面切替処理を終了する。
盤面フラグが日常アクティブ盤面に対応した2でない場合(ステップS111;No)、図9に移行し、CPU110は、盤面フラグが非日常ホームタイムゾーン盤面に対応した3であるか否かを判定する(ステップS121)。盤面フラグが3である場合(ステップS121;Yes)、CPU110は、測位部109から現在位置の情報を取得するとともに、RAM111からユーザの日常行動範囲の情報を取得する(ステップS129)。そして、CPU110は、現在位置がユーザの日常行動範囲内であるか否かを判定する(ステップS130)。
現在位置がユーザの日常行動範囲内であると判定された場合(ステップS130;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を日常盤面(図3(A)参照)に切り替えて表示し(ステップS131)、盤面フラグに日常盤面に対応した1をセットして(ステップS132)、盤面切替処理を終了する。
現在位置がユーザの日常行動範囲外である(ユーザの日常行動範囲内でない)と判定された場合(ステップS130;No)、CPU110は、ホームタイムゾーン外へのタイムゾーンの切り替えがあったか否かを判定する(ステップS123)。ステップS123では、例えば、CPU110は、通信部103が外部装置(例えばスマートフォン)からホームタイムゾーン外へのタイムゾーンの切り替え通知を受信したか否か、または、ユーザが操作受付部108を操作してホームタイムゾーン外へタイムゾーンを切り替えたか否かを判定する。
ホームタイムゾーン外へのタイムゾーンの切り替えがあった場合(ステップS123;Yes)、CPU110は、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザが行動(歩行、走行、自転車による移動等)しているか否か判定する(ステップS133)。ユーザが行動していないと判定された場合(ステップS133;No)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン外盤面(図3(E)参照)に切り替えて表示し(ステップS124)、盤面フラグに非日常ホームタイムゾーン外盤面に対応した5をセットして(ステップS125)、盤面切替処理を終了する。
ユーザが行動していると判定された場合(ステップS133;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面(図3(F)参照)に切り替えて表示し(ステップS134)、盤面フラグに非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面に対応した6をセットして(ステップS135)、盤面切替処理を終了する。
ホームタイムゾーン外へのタイムゾーンの切り替えがなかった場合(ステップS123;No)、CPU110は、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザが行動(歩行、走行、自転車による移動等)しているか否か判定する(ステップS126)。ユーザが行動していないと判定された場合(ステップS126;No)、CPU110は、盤面切替処理を終了する。この場合、盤面は非日常ホームタイムゾーン盤面のまま(盤面フラグ=3)となる。
ユーザが行動していると判定された場合(ステップS126;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面(図3(D)参照)に切り替えて表示し(ステップS127)、盤面フラグに非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面に対応した4をセットして(ステップS128)、盤面切替処理を終了する。
盤面フラグが非日常ホームタイムゾーン盤面に対応した3でない場合(ステップS121;No)、図10に移行し、CPU110は、盤面フラグが非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面に対応した4であるか否かを判定する(ステップS141)。盤面フラグが4である場合(ステップS141;Yes)、CPU110は、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザが静止しているか否か判定する(ステップS142)。ユーザが静止していないと判定された場合(ステップS142;No)、CPU110は、盤面切替処理を終了する。この場合、盤面は非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面のまま(盤面フラグ=4)となる。
ユーザが静止していると判定された場合(ステップS142;Yes)、CPU110は、現在設定されているタイムゾーン及びホームタイムゾーンをRAM111等から取得して、タイムゾーンがホームタイムゾーンであるか否かを判定する(ステップS145)。
タイムゾーンがホームタイムゾーンであれば(ステップS145;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン盤面(図3(C)参照)に切り替えて表示し(ステップS143)、盤面フラグに非日常ホームタイムゾーン盤面に対応した3をセットして(ステップS144)、盤面切替処理を終了する。
タイムゾーンがホームタイムゾーン外であれば(ステップS145;No)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン外盤面(図3(E)参照)に切り替えて表示し(ステップS146)、盤面フラグに、非日常ホームタイムゾーン外盤面に対応した5をセットして(ステップS147)、盤面切替処理を終了する。
盤面フラグが非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面に対応した4でない場合(ステップS141;No)、図11に移行し、CPU110は、盤面フラグが非日常ホームタイムゾーン外盤面に対応した5であるか否かを判定する(ステップS151)。盤面フラグが非日常ホームタイムゾーン外盤面に対応した5である場合(ステップS151;Yes)、CPU110は、測位部109から現在位置の情報を取得するとともに、RAM111からユーザの日常行動範囲の情報を取得する(ステップS159)。そして、CPU110は、現在位置がユーザの日常行動範囲内であるか否かを判定する(ステップS160)。
現在位置がユーザの日常行動範囲内であると判定された場合(ステップS160;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を日常盤面(図3(A)参照)に切り替えて表示し(ステップS161)、盤面フラグに日常盤面に対応した1をセットして(ステップS162)、盤面切替処理を終了する。
現在位置がユーザの日常行動範囲外である(日常行動範囲内でない)と判定された場合(ステップS160;No)、CPU110は、ホームタイムゾーンへのタイムゾーンの切り替えがあったか否かを判定する(ステップS153)。ステップS153では、例えば、CPU110は、通信部103が外部装置(例えばスマートフォン)からホームタイムゾーンへのタイムゾーンの切り替え通知を受信したか否か、または、ユーザが操作受付部108を操作してホームタイムゾーンへタイムゾーンを切り替えたか否かを判定する。
ホームタイムゾーンへのタイムゾーンの切り替えがあった場合(ステップS153;Yes)、CPU110は、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザが行動(歩行、走行、自転車による移動等)しているか否か判定する(ステップS163)。ユーザが行動していないと判定された場合(ステップS163;No)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン盤面(図3(C)参照)に切り替えて表示し(ステップS154)、盤面フラグに非日常ホームタイムゾーン盤面に対応した3をセットして(ステップS155)、盤面切替処理を終了する。
ユーザが行動していると判定された場合(ステップS163;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面(図3(D)参照)に切り替えて表示し(ステップS164)、盤面フラグに非日常ホームタイムゾーンアクティブ盤面に対応した4をセットして(ステップS165)、盤面切替処理を終了する。
ホームタイムゾーンへのタイムゾーンの切り替えがなかった場合(ステップS153;No)、CPU110は、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザが行動(歩行、走行、自転車による移動等)しているか否か判定する(ステップS156)。ユーザが行動していないと判定された場合(ステップS156;No)、CPU110は、盤面切替処理を終了する。この場合、盤面は非日常ホームタイムゾーン外盤面のまま(盤面フラグ=5)となる。
ユーザが行動していると判定された場合(ステップS156;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面(図3(F)参照)に切り替えて表示し(ステップS157)、盤面フラグに非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面に対応した6をセットして(ステップS158)、盤面切替処理を終了する。
盤面フラグが非日常ホームタイムゾーン外盤面に対応した5でない場合(ステップS151;No)、即ち、盤面フラグが、1から5のいずれでもなく、非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面に対応した6である場合、図12に移行し、CPU110は、測位部109やセンサ部117からの情報に基づいて、ユーザが静止しているか否か判定する(ステップS171)。ユーザが静止していないと判定された場合(ステップS171;No)、CPU110は、盤面切替処理を終了する。この場合、盤面は非日常ホームタイムゾーン外アクティブ盤面のまま(盤面フラグ=6)となる。
ユーザが静止していると判定された場合(ステップS171;Yes)、現在設定されているタイムゾーン及びホームタイムゾーンをRAM111等から取得して、タイムゾーンがホームタイムゾーンであるか否かを判定する(ステップS174)。
タイムゾーンがホームタイムゾーンであれば(ステップS174;Yes)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン盤面(図3(C)参照)に切り替えて表示し(ステップS175)、盤面フラグに非日常ホームタイムゾーン盤面に対応した3をセットして(ステップS176)、盤面切替処理を終了する。
タイムゾーンがホームタイムゾーン外であれば(ステップS174;No)、CPU110は、電子時計100の盤面を非日常ホームタイムゾーン外盤面(図3(E)参照)に切り替えて表示し(ステップS172)、盤面フラグに非日常ホームタイムゾーン外盤面に対応した5をセットして(ステップS173)、盤面切替処理を終了する。
以上の盤面切替処理を実行することで、盤面の切り替えトリガーの発生に応じて、図3~図5に示したように、ユーザの状況に応じた盤面に切り替えることができる。
この実施形態では、盤面の切り替えトリガーの優先順位は日常行動範囲内外への移動判定>ホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切替判定>ユーザの行動判定の順となっており、同時に複数のトリガーが発生した場合、優先順位の高いトリガーに基づいて盤面が変更されるようになっている。即ち、日常行動範囲内であるか否かの判定である第1条件が成立しているか否かの判定を、タイムゾーンの切替判定やユーザの行動判定である第2条件が成立しているか否かの判定よりも優先して実行するようになっている。これにより、複数の盤面の切り替えトリガーが発生してもエラーが生じることを防止できる。なお、トリガーの優先順位はこの順番に限定されず、任意の順番でよく、優先順位をユーザが設定できるようにしてもよい。
以上説明したように、この実施形態の表示制御装置としての電子時計100(特にCPU110)は、
対象者(ユーザ)の現在の位置に関する第1条件(日常行動範囲内外への移動判定)が成立しているか否かを判定する第1判定手段と、
第1条件とは異なる、対象者の現在の位置及び対象者の運動状態の少なくとも一方に関する条件を含む第2条件(ユーザの行動判定、タイムゾーンの切替判定)が成立しているか否かを判定する第2判定手段と、
第1及び第2判定手段による判定結果に基づいて、対象者に携帯された表示装置(電子時計100の表示部106)による表示態様を制御する(図3(A)~(F)に示すような表示制御を実行する)制御手段と、
を備える。
これにより、ユーザの状況に応じた好適な盤面、情報を表示でき、電子時計100の興趣性が向上する。
制御手段は、第1条件が成立し、かつ、第2条件が成立しているときの表示態様(図3(B))と、第1条件が成立し、かつ、第2条件が成立していないときの表示態様(図3(A))との組合せと、第1条件が成立しておらず、かつ、第2条件が成立しているときの表示態様(図3(D)、(F))と、第1条件が成立しておらず、かつ、第2条件が成立していないときの表示態様(図3(C)、(E))との組合せとを互いに異ならせるように、表示態様を制御する。
これにより、ユーザの状況に応じた好適な盤面情報を表示でき、電子時計100の興趣性が向上する。
制御手段は、第2条件が成立している状態で、第1条件が成立している状態と第1条件成立していない状態との間で切り替わった場合に、表示装置による表示態様を、第1条件が切り替わる前の状態に保持するように制御する(図5)。
これにより、常に全ての盤面の切り替わりトリガー(第1条件の成立)を監視する場合に比べて、製造工数、処理負担、電池消費を抑えることができる。
対象者の運動状態に関する第2条件が成立している状態では、第1判定手段による第1条件が成立しているか否かの判定を制限する。
これにより、電子時計100における判定や表示の処理負担を軽減でき、電池消費も抑えることができる。
表示装置に表示される情報として、現在時刻に関する時刻情報(長針11,19,21,26、短針12,20,22,27、秒針13)と、対象者に関する対象者情報(心拍数表示14,17、歩数表示15,18、電池残量表示16、現在位置マーカ23、地図表示24、詳細地図表示25…、ホームタイムゾーン情報28)と、を少なくとも含み、
制御手段は、
対象者の運動状態に関する第2条件が成立しているとき(図3(B)、図3(D)、図3(F))は、対象者の運動状態に関する第2条件が成立していないとき(図3(A)、図3(C)、図3(E))よりも時刻情報の視認性が低くなるように、表示態様を制御し、
対象者の運動状態に関する第2条件が成立しているとき(図3(B)、図3(D)、図3(F))は、対象者の運動状態に関する第2条件が成立していないとき(図3(A)、図3(C)、図3(E))よりも対象者情報の視認性が高くなるように表示態様を制御する。
アクティブ盤面(図3(B)、図3(D)、図3(F))は、ユーザが行動(歩行、走行、自転車による移動等)していると判定された場合に表示される盤面なので、対象者情報を確認しやすく表示することでユーザが行動を補助することができるとともに、適切な情報を提供できる。
第1判定手段は、第1条件が成立しているか否かの判定を、第2判定手段による第2条件が成立しているか否かの判定よりも優先して実行する。
これにより、複数の盤面の切り替えトリガーが発生してもエラーが生じることを防止できる。
なお本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形や応用が可能であり、更に特徴を追加してもよい。上記実施形態に示したフローチャートの処理内容や判定方法は、一例であって、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができ、上記実施形態で示した盤面の変更を好適に実行できれば任意でよい。また、上記実施形態で示した盤面の表示例は一例であり、同様の目的を達成できれば適宜変更可能である。そして、上記実施形態で説明した構成は、その全てが必須構成ではなく、その一部が欠けていてもよい。
上記実施形態では、盤面の切り替えのトリガーは日常行動範囲内外への移動判定、タイムゾーン内外へのタイムゾーンの切り替え、ユーザの行動判定といった3種類の条件が成立したことであったが、これら以外の盤面の切り替えのトリガーがあってもよい。例えば、日中、夜間、早朝といった時間帯や曜日をトリガーに盤面が切り替わるようにしてもよい。例えば、ユーザが出勤時間帯、出勤曜日を予め設定可能として、出勤時間帯かつ出勤曜日であれば、電子時計100の盤面がビジネス用の盤面となり、出勤時間帯かつ出勤曜日でなければ、電子時計100の盤面がプライベート用の盤面となるようにしてもよい。そして、ビジネス用の盤面及びプライベート用の盤面の少なくとも一方において、上記実施形態の盤面の切り替えトリガーに応じてさらに盤面が切り替わるようにしてもよい。例えば、ビジネス用の盤面は、シンプルな表示、かつ、時間帯以外のトリガーが発生しても盤面が切り替わらないようにして、プライベート用の盤面について、上記実施形態のトリガーの発生により切り替わる盤面(図3(A)~(F))を採用してもよい。
また、盤面の切り替えのトリガーは、対象者(ユーザ)の現在の位置に関する第1条件(例えば、日常行動範囲内であるか否か)と、対象者の現在の位置及び対象者の運動状態の少なくとも一方に関する条件を含む第2条件(ホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切替判定またはユーザの行動判定)といった少なくとも2つのトリガーがあればよく、2種類であってもよい。例えば、ホームタイムゾーン内外へのタイムゾーンの切替判定を実行せずに、日常行動範囲外である場合、タイムゾーンがホームタイムゾーンであるかによらず共通の盤面を表示するようにしてもよい。
また、電子時計100の盤面が切り替わるときに、アニメーションにより盤面を経時的に変化するように切り替えてもよい。経時的に盤面が切り替わることで、複数の盤面切り替わりのトリガーが発生した場合でも、該複数の盤面切り替わりのトリガーの発生に応じた盤面に違和感なく切り替えることができる。
また、電子時計100の盤面が切り替えられるための条件が成立したとき、すなわち、第1及び第2条件の少なくとも一方の成立状態が変化(成立⇔不成立)したときに、盤面が切り替わることを、バイブレータによる振動や音声により事前に通知するようにしてもよい。このように通知することで、盤面の切り替わりをユーザにアピールすることができ、興趣性が向上する。この効果は特に、上述したようにアニメーションにより盤面を切り替える場合に、有効に得ることができる。
また、ユーザによる操作や、センサ部117による通知結果に基づいて、表示部106の表示をカラー液晶による通常表示(第1表示制御)と、例えばモノクロ液晶による消費電力を抑えた節電表示(第2表示制御)と、の間で選択的に切り替え可能としてもよい。この場合において、図13に示すように、節電表示中(第2表示制御の実行中)に通常表示の盤面切り替えのトリガー(盤面フラグ1→2)が発生した場合、該トリガーの発生を記憶しておき、通常表示(第1表示制御)に戻った時点で新たな盤面に切り替え、盤面の切り替わりを通知するようにしてもよい。このようにすることで、節電表示としていた場合でも、ユーザの状況に応じて好適に盤面を切り替えることができ、消費電力も抑えることができる。
このように、制御手段(電子時計100のCPU110)は、
表示装置(電子時計100の表示部106)における表示を制御するための表示制御として、ある情報を表示させる第1表示制御(通常表示)と、ある情報を表示させない第2表示制御(節電表示)とを選択的に実行可能であり、
第2表示制御の実行中に、表示態様としての新たな表示態様を選択していた場合において、第2表示制御から第1表示制御に表示制御を切り替えたときに、ある情報を新たな表示態様により表示装置に表示させる(図13)。
これにより、第2表示制御(節電表示)としていた場合でも、ユーザの状況に応じて好適に盤面を切り替えることができ、消費電力も抑えることができる。
なお、節電表示(第2表示制御)は、モノクロ液晶による表示に限定されず、通常表示(第1表示制御)よりも表示する情報を減少させることで消費電力を抑えた表示であってもよいし、表示部106の表示をオフにしたものであってもよい。また、電池残量に応じて、通常表示(第1表示制御)から節電表示(第2表示制御)に切り替わるようにしてもよい。
上記実施形態では、表示制御装置及び表示装置は電子時計100である例について説明したが、表示制御装置及び表示装置は、対象者に携帯される表示装置であればよく、ウェアラブルグラス(スマートグラス)、スマートフォン、タブレット端末、携帯情報端末等であってもよい。また、表示制御装置と表示装置とを別の機器で構成してもよい。例えば、対象者に携帯される電子時計等の表示装置の表示制御を、スマートフォン等の外部の表示制御装置により実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、CPU110が制御動作を行う例を説明した。しかし、制御動作は、CPU110によるソフトウェア制御に限られるものではない。制御動作の一部又は全部が専用の論理回路などのハードウェア構成を用いてなされても良い。
また、以上の説明では、本発明の無線制御処理に係るプログラム115を記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体としてフラッシュメモリなどの不揮発性メモリからなるROM102を例に挙げて説明した。しかし、コンピュータ読み取り可能な媒体は、これらに限定されず、HDD(Hard Disk Drive)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disc)などの可搬型記憶媒体を適用してもよい。また、本発明に係るプログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施形態で示した構成、制御手順や表示例などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記の番号は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
(付記1)
対象者の現在の位置に関する第1条件が成立しているか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1条件とは異なる、前記対象者の現在の位置及び前記対象者の運動状態の少なくとも一方に関する条件を含む第2条件が成立しているか否かを判定する第2判定手段と、
前記第1及び第2判定手段による判定結果に基づいて、前記対象者に携帯された表示装置による表示態様を制御する制御手段と、
を備える表示制御装置。
(付記2)
前記制御手段は、前記第1条件が成立し、かつ、前記第2条件が成立しているときの前記表示態様と、前記第1条件が成立し、かつ、前記第2条件が成立していないときの前記表示態様との組合せと、前記第1条件が成立しておらず、かつ、前記第2条件が成立しているときの前記表示態様と、前記第1条件が成立しておらず、かつ、前記第2条件が成立していないときの前記表示態様との組合せとを互いに異ならせるように、前記表示態様を制御する、
付記1に記載の表示制御装置。
(付記3)
前記制御手段は、前記第2条件が成立している状態で、前記第1条件が成立している状態と前記第1条件が成立していない状態との間で切り替わった場合に、前記表示装置による前記表示態様を、前記第1条件が切り替わる前の状態に保持するように制御する、
付記1または2に記載の表示制御装置。
(付記4)
前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立している状態では、前記第1判定手段による前記第1条件が成立しているか否かの判定を制限する、
付記3に記載の表示制御装置。
(付記5)
前記表示装置に表示される情報として、現在時刻に関する時刻情報と、前記対象者に関する対象者情報と、を少なくとも含み、
前記制御手段は、
前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立しているときは、前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立していないときよりも前記時刻情報の視認性が低くなるように、前記表示態様を制御し、
前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立しているときは、前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立していないときよりも前記対象者情報の視認性が高くなるように前記表示態様を制御する、
付記1から4のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(付記6)
前記第1判定手段は、前記第1条件が成立しているか否かの判定を、前記第2判定手段による前記第2条件が成立しているか否かの判定よりも優先して実行する、
付記1から5のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(付記7)
前記制御手段は、
前記表示装置における表示を制御するための表示制御として、ある情報を表示させる第1表示制御と、前記ある情報を表示させない第2表示制御とを選択的に実行可能であり、
前記第2表示制御の実行中に、前記表示態様としての新たな表示態様を選択していた場合において、前記第2表示制御から前記第1表示制御に前記表示制御を切り替えたときに、前記ある情報を前記新たな表示態様により前記表示装置に表示させる、
付記1から6のいずれか1つに記載の表示制御装置。
(付記8)
付記1から7のいずれか1つに記載の表示制御装置及び表示装置を備える電子時計。
(付記9)
対象者の現在の位置に関する第1条件が成立しているか否かを判定し、
前記第1条件とは異なる、前記対象者の現在の位置及び前記対象者の運動状態の少なくとも一方に関する条件を含む第2条件が成立しているか否かを判定し、
前記第1条件が成立しているか否かの判定結果及び前記第2条件が成立しているか否かの判定結果に基づいて、前記対象者に携帯された表示装置による表示態様を制御する、
表示制御装置による表示制御方法。
(付記10)
コンピュータに、
対象者の現在の位置に関する第1条件が成立しているか否かを判定させる機能と、
前記第1条件とは異なる、前記対象者の現在の位置及び前記対象者の運動状態の少なくとも一方に関する条件を含む第2条件が成立しているか否かを判定させる機能と、
前記第1条件が成立しているか否かの判定結果及び前記第2条件が成立しているか否かの判定結果に基づいて、前記対象者に携帯された表示装置による表示態様を制御させる機能と、
を実現させるプログラム。
100…電子時計、101…マイクロコンピュータ、102…ROM、103…通信部、104…アンテナ、105…電力供給部、106…表示部、107…表示ドライバ、108…操作受付部、109…測位部、110…CPU、111…RAM、112…発振回路、113…分周回路、114…計時回路、115…プログラム、116…振動子、117…センサ部、118…測位アンテナ、11,19,21,26…長針、12,20,22,27…短針、13…秒針、14,17…心拍数表示、15,18…歩数表示、16…電池残量表示、23…現在位置マーカ、24…地図表示、25…詳細地図表示、28…ホームタイムゾーン情報、51…日常行動範囲指定カーソル

Claims (10)

  1. 対象者の現在の位置に関する第1条件が成立しているか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1条件とは異なる、前記対象者の現在の位置及び前記対象者の運動状態の少なくとも一方に関する条件を含む第2条件が成立しているか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第1及び第2判定手段による判定結果に基づいて、前記対象者に携帯された表示装置による表示態様を制御する制御手段と、
    を備える表示制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1条件が成立し、かつ、前記第2条件が成立しているときの前記表示態様と、前記第1条件が成立し、かつ、前記第2条件が成立していないときの前記表示態様との組合せと、前記第1条件が成立しておらず、かつ、前記第2条件が成立しているときの前記表示態様と、前記第1条件が成立しておらず、かつ、前記第2条件が成立していないときの前記表示態様との組合せとを互いに異ならせるように、前記表示態様を制御する、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2条件が成立している状態で、前記第1条件が成立している状態と前記第1条件が成立していない状態との間で切り替わった場合に、前記表示装置による前記表示態様を、前記第1条件が切り替わる前の状態に保持するように制御する、
    請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立している状態では、前記第1判定手段による前記第1条件が成立しているか否かの判定を制限する、
    請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示装置に表示される情報として、現在時刻に関する時刻情報と、前記対象者に関する対象者情報と、を少なくとも含み、
    前記制御手段は、
    前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立しているときは、前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立していないときよりも前記時刻情報の視認性が低くなるように、前記表示態様を制御し、
    前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立しているときは、前記対象者の運動状態に関する前記第2条件が成立していないときよりも前記対象者情報の視認性が高くなるように前記表示態様を制御する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記第1判定手段は、前記第1条件が成立しているか否かの判定を、前記第2判定手段による前記第2条件が成立しているか否かの判定よりも優先して実行する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記表示装置における表示を制御するための表示制御として、ある情報を表示させる第1表示制御と、前記ある情報を表示させない第2表示制御とを選択的に実行可能であり、
    前記第2表示制御の実行中に、前記表示態様としての新たな表示態様を選択していた場合において、前記第2表示制御から前記第1表示制御に前記表示制御を切り替えたときに、前記ある情報を前記新たな表示態様により前記表示装置に表示させる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の表示制御装置及び表示装置を備える電子時計。
  9. 対象者の現在の位置に関する第1条件が成立しているか否かを判定し、
    前記第1条件とは異なる、前記対象者の現在の位置及び前記対象者の運動状態の少なくとも一方に関する条件を含む第2条件が成立しているか否かを判定し、
    前記第1条件が成立しているか否かの判定結果及び前記第2条件が成立しているか否かの判定結果に基づいて、前記対象者に携帯された表示装置による表示態様を制御する、
    表示制御装置による表示制御方法。
  10. コンピュータに、
    対象者の現在の位置に関する第1条件が成立しているか否かを判定させる機能と、
    前記第1条件とは異なる、前記対象者の現在の位置及び前記対象者の運動状態の少なくとも一方に関する条件を含む第2条件が成立しているか否かを判定させる機能と、
    前記第1条件が成立しているか否かの判定結果及び前記第2条件が成立しているか否かの判定結果に基づいて、前記対象者に携帯された表示装置による表示態様を制御させる機能と、
    を実現させるプログラム。
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