JP2023089966A - 車両ドア用電子ハンドル - Google Patents

車両ドア用電子ハンドル Download PDF

Info

Publication number
JP2023089966A
JP2023089966A JP2022199968A JP2022199968A JP2023089966A JP 2023089966 A JP2023089966 A JP 2023089966A JP 2022199968 A JP2022199968 A JP 2022199968A JP 2022199968 A JP2022199968 A JP 2022199968A JP 2023089966 A JP2023089966 A JP 2023089966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic
vehicle door
handle
actuating member
stop element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022199968A
Other languages
English (en)
Inventor
ドヴェルノワ トマ
Devernois Thomas
ゲラン アントニー
Guerin Anthony
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea AccessSolutions Italia SpA
Original Assignee
U Shin Italia SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by U Shin Italia SpA filed Critical U Shin Italia SpA
Publication of JP2023089966A publication Critical patent/JP2023089966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/10Handles
    • E05B85/14Handles pivoted about an axis parallel to the wing
    • E05B85/16Handles pivoted about an axis parallel to the wing a longitudinal grip part being pivoted at one end about an axis perpendicular to the longitudinal axis of the grip part
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/10Handles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/54Electrical circuits
    • E05B81/64Monitoring or sensing, e.g. by using switches or sensors
    • E05B81/76Detection of handle operation; Detection of a user approaching a handle; Electrical switching actions performed by door handles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/54Electrical circuits
    • E05B81/90Manual override in case of power failure

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】作動が容易で、かつ電池切れ時の機械的バックアップを備えた車両ドア用電子ハンドルを提供する。【解決手段】作動部材(2)と協働してラッチを作動させて車両ドアを開放する把持部材と、ラッチを電子的に作動させる電子的手段と、所定の保持力を有する保持部材とを含む車両ドア用電子ハンドルであって、把持部材は、休止位置と、電子的手段が不作動の場合にラッチを作動させるために作動部材(2)と協働する機械的作動位置との間で回動するように構成されており、把持部材が上記休止位置から上記機械的作動位置まで引かれるとき、作動部材(2)が駆動力により作動し、駆動力が所定の保持力を超えるまで、作動部材(2)が保持部材の停止要素により保持されるように、作動部材(2)の駆動要素(22)は停止要素と協働する車両ドア用電子ハンドル。【選択図】図5

Description

本発明は、車両ドア用電子ハンドルおよびそのハンドルを備えた車両に関する。
車両ドア用電子ハンドルは、車両ドアを解錠するために、一般的に、電子ラッチ等のラッチ機構を作動させるように構成されたスイッチを備えている。
従来の機械式ハンドルに対してより小さいストロークでもって、使用者により操作されるように構成された把持部材を備え、それによって電子ラッチ機構を作動させる電子ハンドルを好む顧客がいる。
そのような電子ハンドルを使用するためには電源が必要である。バッテリーのエネルギーを喪失した場合、電子ハンドルは使用不可能となり、使用者は車両に乗ることができない。
このように、電子ラッチ機構を機能させるためのエネルギーが、バッテリーに十分残っていない場合に、車両ドアの開放を可能にする機械的バックアップシステムに対する需要がある。そのような機械的システムは、通常、逐次ラッチ機構と協働する作動部材と協働する把持部材を備えている。
従って、本発明の目的は、効率的で使用者にとって作動が容易であり、かつ電池切れ時の機械的バックアップを備えた電子ハンドルを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、車両ドア用電子ハンドルにおいて、
- 把持軸に回動可能に搭載された把持部材であって、作動軸に回動可能に搭載された作動部材と協働するように構成されていることにより、上記車両ドアのラッチを作動させ、上記ドアを開放する把持部材と、
- 上記車両ドアのラッチを電子的に作動させる電子的手段と、
- 上記把持部材および上記作動部材を受容するように意図されたブラケットと、
- 保持軸を中心として回動するように上記ブラケットに搭載され、所定の保持力を有している保持部材と
を含んでおり、
上記把持部材は、
- 上記作動部材が上記把持部材から開放される休止位置、および
- 上記電子的手段が不作動の場合に、上記車両ドアのラッチを作動させるために、上記把持部材が上記作動部材と協働する機械的作動位置
の間で回動するように構成されており、
上記把持軸,上記作動軸および上記保持軸は、互いに平行であり、
上記作動部材は駆動要素を含み、上記保持部材は停止要素を含み、
上記把持部材が上記休止位置から上記機械的作動位置まで引かれるとき、上記作動部材が駆動力により作動し、上記駆動要素が上記停止要素に接触し、上記駆動力が上記所定の保持力を超えるまで、上記作動部材が上記停止要素により保持されるように、上記駆動要素は上記停止要素と協働する
ことを特徴とする車両ドア用電子ハンドルに関する。
有利には、本発明の電子ハンドルは、上記駆動要素および上記停止要素が、上記作動部材の機械的作動のために協働するので、上記ラッチを開くための機械的バックアップを可能にする。従って、本発明のハンドルは、効率的で使い易い機械的バックアップを備えている。
さらに、上記機械的バックアップは、上記作動部材への搭載が容易である。
さらに、本発明による上記機械的バックアップは、上記車両のラッチを作動させるために、上記停止要素の所定の保持力により、上記ハンドルに負荷のピークを提供することができる。
有利には、上記駆動力が上記所定の保持力を超えたとき、上記作動部材は上記機械的作動位置にさらに移動し、上記駆動要素は上記停止要素を通過し、上記機械的作動位置に到達する。
単独でまたはすべての可能な組み合わせにおいて考えることができるさらなる実施形態によれば、
- 上記休止位置において、上記作動部材は上記保持部材と協働しないようになっており、かつ/または
- 上記作動部材が上記休止位置から上記機械的作動位置まで移動するとき、上記駆動要素が上記停止要素により阻止されるまで、上記駆動要素は、第1の経路によって上記停止要素と係合するように構成されており、かつ/または
- 上記駆動力が上記所定の保持力を超えたとき、上記駆動要素は、上記作動部材を移動させるために必要な駆動力が上記所定の保持力より小さくなっている第2の経路によって上記停止要素と係合するように構成されており、かつ/または
- 上記作動部材はさらに、上記休止位置と上記機械的作動位置の間に、上記作動部材が上記ラッチを作動させて上記ドアを開放する電気的作動位置を有しており、かつ/または
- 上記停止要素は、上記電気的作動位置またはその直後において、上記作動部材を停止させるように構成されており、かつ/または
- 上記作動部材が、制御力によって、上記休止位置から上記電気的作動位置に移動するとき、上記停止要素は、上記電気的作動位置またはその後において、上記駆動要素を阻止するようになっており、かつ/または
- 作動部材が、慣性または上記所定の保持力より小さい駆動力によって、機械的作動位置から休止位置に移動するとき、上記駆動要素の第1の経路が上記停止要素と係合するように、上記駆動要素は上記停止要素と協働するようになっており、かつ/または
- 上記停止要素はローラーを含み、上記駆動要素は、上記作動部材が上記休止位置から上記機械的作動位置に移動するとき、上記ローラーに接触することを意図した表面を有しており、かつ/または
- 上記ローラーは、上記駆動要素に接触するように意図された曲面、例えば円筒面を有しており、かつ/または
- 上記駆動要素の表面は、上記第1及び第2の経路を有するカム面であり、かつ/または
- 上記所定の保持力は、上記保持部材と連携する復帰保持手段により提供され、かつ/または
- 上記停止要素は移動可能であり、上記駆動要素が上記休止位置から上記機械的作動位置に移動するときに、上記停止要素を移動させるようになっており、かつ/または
- 上記駆動要素が上記休止位置から上記機械的作動位置に移動するときに、上記停止要素は、上記保持軸に平行な停止軸を中心として、回転自在であり、かつ/または
- 上記駆動要素が、上記機械的作動位置から上記休止位置に移動するとき、上記停止要素は回転停止軸を中心として回転する。
本発明のもう一つの態様は、ドアと、上記ドアに取り付けられる、本発明による電子ハンドルとを備えた車両に関する。
本発明の他の特徴および優位性は、以下の非限定的な実施態様の説明を添付図面とともに参照することにより、明らかになるであろう。
図1は、一実施態様による電子ハンドルを示す空間図である。 図2は、図1のハンドルを示す後方空間図である。 図3は、図1中に示され、作動部材と協働する把持部材を示す空間図である。 図4は、図2中に示され、ハンドルのブラケット中に設けられる保持部材を示す空間図である。 図5は、図1のハンドルにおいて、作動部材が休止位置にある状態を示す空間図である。 図6は、図1のハンドルにおいて、作動部材が保持部材に係合している状態を示す空間図である。 図7は、図1のハンドルにおいて、作動部材が、電気的作動位置において保持部材により阻止されている状態を示す空間図である。 図8は、図1のハンドルにおいて、特に機械的な動きによってボーデンケーブルを引っ張るために、作動部材が機械的作動位置にある状態を示す空間図である。
図1に示すように、一実施態様による電子ハンドルは、車両ドアに取り付けられるように構成された把持部材1を含む。把持部材1は、車両ドアの外側に設けられるように意図されている。本発明のハンドルは、把持軸10により回動可能で、かつ作動部材2を作動させる他のタイプのレバーを有してもよい。
本実施態様では、把持部材1は、使用者により把持されて、その使用者がドアを開きたいとき、車両ドアから外側に引かれるように構成された把持部11を含むことができる。把持部材1は、把持部11に接続され、かつ車両ドアの内側に突出する柱状部材12を含むことができる。
ハンドルは、さらに、車両ドアの内側に設けられた複数の内側部品を含むことができる。複数の内側部品は、ブラケット3により支持されるように、一般的にブラケット3に設けられる。本発明の装置には、他の支持部品を使用してもよい。
複数の内側部品の中には、柱状部材12を介して把持部材1と協働する作動部材2があり、把持部材1が引かれると、把持部材1が作動部材2を駆動して、これを、休止位置から、例えばボーデンケーブルを機械的に引くことによりラッチを作動させるための機械的作動位置に移動させるようになっている。作動部材2は、作動軸20により、回動可能に搭載されている。図2は作動部材2の全体像を示し、図3は詳細を示す。
電子ハンドルとして、本発明のハンドルは、ラッチと協働するように構成された電子的手段を含む。電子的手段は、作動部材2を回動させる制御力を提供する信号を介してラッチを作動させるように構成される。次いで、ラッチは車両ドアを開放する。
把持部材1及び/又は作動部材2は、例えばスイッチを作動させることにより、ラッチを電子的に作動させるように構成されていることがある。
電子的手段は、好ましくはスイッチを含み、さらに好ましくは、例えばスイッチを閉じると、電流が流れてラッチを作動させるように構成された回路を含む。
作動部材2はさらに、休止位置および機械的作動位置の間に、電気的作動位置を有しており、そこでは、作動部材が、ドアを開放するために、電子的手段を作動させる。電子的手段、特にスイッチが、作動部材2及び/又は把持部材1に、設けられていてもよい。
電子的手段はまた、作動部材2の表面に接触可能であるか、作動部材2及び/又は把持部材1に接続されたハンドルの可動要素に接触可能である。
スイッチに代えて、ラッチに指令を出す電子的手段として、ホール効果素子またはセンサーを使用してもよい。
一実施態様によれば、把持部材1及び/又は作動部材2は、スイッチ,ホール効果素子またはセンサー等の電子的手段を作動させることができる。
一実施態様によれば、作動部材2は、第1ストローク、好ましくは短いストロークに従って移動し、電気的作動位置に到達するように構成することができる。作動部材2はまた、第2ストローク、好ましくは長いストロークに従って移動し、機械的作動位置に到達するように構成されている。機械的作動位置は、電気的作動位置を越えた位置であるのが好ましく、休止位置を基準として、電気的作動位置と同じ方向において、電気的作動位置を越えた位置であるのがより好ましい。
保持部材4は、ブラケット3に搭載されており、保持軸40を中心として回動する。保持部材4は、ブラケット3に搭載されて、所定の保持力により、保持軸40の周りに取り付けられている。保持部材4は、上記所定の保持力に打ち勝つと回動し、突出位置と後退位置との間を移動する。
把持軸10,作動軸20および保持軸40は、互いに平行である。保持部材4は、停止要素42を有する。
有利には、把持軸10,作動軸20および停止軸42aが実質的に平行であることにより、駆動要素22により押圧される停止要素42の変位が簡単になり、スペースが獲得される。
本発明によれば、作動部材2は駆動要素22を含み、保持部材4は停止要素42を含み、各々の移動の間、駆動要素22は停止要素42と協働する。より詳しくは、作動部材2が、休止位置から機械的作動位置まで作動するとき、図7に示すように、駆動要素22は、駆動力が所定の保持力を超える(すなわち、駆動力が所定の保持力より大きくなる)まで、停止要素42により保持される。
駆動力が所定の保持力を超えると、駆動要素22は、初期位置に相当する停止要素42の第1側部から、第2側部へ移動する。そこで、作動部材2は、最終位置に相当する機械的作動位置に到達する。作動部材2が、機械的作動位置から休止位置に復帰するとき、駆動要素22および停止要素42は、駆動要素22が初期位置、すなわち停止要素42の第1側部に復帰するように協働する。
作動部材2が機械的作動位置に到達し、かつドアを開放できるように、駆動要素22および停止要素42が協働するので、本発明のハンドルは、特に電子ハンドルの機械的なバックアップを向上させることができる。
休止位置は図5に示されており、機械的作動位置は図8に示されている。
休止位置において、作動部材2は、いずれの作動からも開放されており、保持部材4と協働しない。
作動部材2が、駆動力によって休止位置から電気的作動位置に移動するとき、図6に示すように、初期位置および最終位置の間の中間位置において、停止要素42が駆動要素22と係合するように、ハンドルを構成することができる。中間位置において、駆動要素22は停止要素42に接触し、停止要素42は駆動要素22に対して摺動することができる。
また、作動部材2が、上記所定の保持力より大きい駆動力によって、さらに機械的作動位置に移動するとき、図8に示すように、駆動要素22は停止要素42を通過し、機械的作動位置に到達する。
さらに、作動部材2が、慣性または上記所定の保持力より小さい駆動力によって、機械的作動位置から休止位置に移動するとき、駆動要素22は、休止位置に復帰するよう、停止要素42と協働する。
有利には、本発明のハンドルは、把持部材が駆動力により引かれるときに、中間阻止位置を有することを可能にする。この中間阻止位置は、特に作動部材2による電子ラッチの電気的作動位置またはその直後の位置に相当し、図7に示す作動部材2の位置に相当する。この位置において、例えば、スイッチに連携された作動部材2により作動が行われる。
図4に示すように、停止要素42はローラーであり、駆動要素22は、作動部材2が休止位置から機械的作動位置に移動するときに、ローラー42に接触するように意図された表面を有している。ローラー42は、駆動要素22に接触する曲面、例えば円筒面を有している。
駆動要素22の表面は、第1の経路および第2の経路を有するカム面である。
作動部材2の第1ストロークの間に、駆動要素22のカム面は、第1の経路によって停止要素42と接触する。
作動部材2の第2ストロークの間に、駆動要素22のカム面は、第2の経路によって停止要素42と接触する。
駆動要素22が、ローラー42を通過するために、ローラー42と接触しながら移動するとき、ハンドルが高い駆動力を必要とするのが有利である。
ローラー42は、部分円筒形を有することができる。有利なことに、たとえ作動部材2が、作動軸20の方向に遊びを有するとしても、すなわち、回動しながら図5~8の面に対して移動するとしても、部分円筒形にすることで、広い停止用領域を効果的に確保することができる。
駆動要素22は、作動部材2が駆動力により作動するときに駆動要素22を停止するように構成された、停止要素42の第1側部に対して配置される。この位置は、電子ラッチを作動させるために使用される位置である。
作動部材2が駆動力により作動すると、駆動要素22のカム面の第1の経路が、停止要素42と係合するように、駆動要素22のカム面は休止位置から移動する。
これに従い、作動部材2が停止要素42により停止される電気的作動位置に、駆動要素が到達するまで、カム面の第1の経路上を停止要素42が摺動する。
カム面の第1の経路は、必要な駆動力が所定の保持力を超えるまで、作動部材2を移動させるのに必要な駆動力を直線的に増加させるように、直線的に増加していることに、留意すべきである。
第1の経路の末端では、所定の保持力に打ち勝つために必要な駆動力が要求され、機械的作動位置に到達するために負荷のピークが要求される。
駆動力が所定の保持力を超えると、作動部材2は停止要素42を通過し、停止要素42は、駆動要素が機械的作動位置に到達するまで、カム面の第2の経路上を摺動する。
カム面の第2の経路は、作動部材2を移動させるのに必要な駆動力を直線的に減少させるように、第1の経路の末端から直線的に減少していることに、留意すべきである。従って、必要な駆動力は所定の保持力より小さい。
第2の経路の末端は、機械的作動位置に相当する。この位置は、機械的なバックアップを作動させるために使用される位置である。
駆動要素22が停止要素42と係合し、休止位置から機械的作動位置に移動するとき、停止要素42は、停止軸42aを中心として回転可能である。駆動要素22が停止要素42を通過するように、保持部材4は、駆動要素22により押されてもよい。
そのため、停止要素42は、保持軸40と平行な停止軸42aを中心として、保持部材4に回転可能に搭載されている。
駆動要素22は、例えば圧縮ばねを介して、復帰駆動手段25と連携している。
復帰駆動手段25は、作動部材2の基部26により支持されている。
復帰駆動手段25は、駆動要素22を休止位置に向けて付勢するように構成されている。
有利には、復帰駆動手段25は、駆動要素22の休止位置への自動機械的復帰を可能にする。
また、本発明の一実施形態では、復帰駆動手段25の力は、作動部材2を作動させる駆動力に応じて、駆動要素22が停止要素42を通過するか否か決定する。従って、有利には、復帰駆動手段25は、第1及び第2の駆動力に対して要求される力の強度を調整可能にする。
停止要素42は、ボールまたはシリンダーでよい。有利には、駆動要素22は、断続的な曲面を有し、停止要素42は、駆動要素22上を回転するように構成されている。シリンダー型の停止要素42は、プラスチックまたは金属材料からなるものであってよい。
有利には、駆動要素22が停止要素42上を移動するとき、停止軸42aを中心とする停止要素42は摩擦力を制限する。
駆動要素22は、停止要素42aと接触するように意図された表面を、駆動要素22と停止要素42の間の摩擦を低減する層で被覆したものとすることができる。
駆動要素22が停止要素42を回転させて、停止要素42を通過するように、停止要素42は動作可能である。
そのため、保持部材4は、阻止位置と開放位置の間で移動可能に搭載されている。阻止位置において、駆動要素22が休止位置から機械的作動位置に移動するのを、停止要素42が駆動力により阻止するように、保持部材4は配置されている。開放位置において、作動部材2が機械的作動位置に移動できるように、保持部材4は、駆動要素22により保持軸40を中心として回動移動する。
有利には、移動可能な停止要素42並びに第1及び第2の経路の配置により、作動部材2は、機械的作動位置から休止位置に復帰するとき、停止要素42により阻止されない。
駆動要素22が休止位置から機械的作動位置に移動するとき、停止要素42は停止軸42aにより回転することができる。この回転動作は、駆動要素22による停止要素42の簡単な転置を可能にする。
そのため、停止要素42は、保持部材4の複数の凹み44で各々挟持されて停止軸42aに沿って延びる複数のピン43により支持されている。
保持部材4は、例えば所定の保持力を提供する円筒状バネ等を介して、復帰保持手段41と連携され得る。
有利には、復帰保持手段41は、停止要素42の阻止位置への自動機械的復帰を可能にする。さらに、復帰保持手段41は、停止要素42を開放位置に移動させ得る。
好ましくは、停止要素42の復帰保持手段41は、作動部材2を休止位置に付勢する復帰駆動手段25の剛性より小さい剛性を有する。
この実施態様は、ブラケット3上における停止要素42に対する省スペース要件、および作動部材2の駆動要素22に対する省スペース要件を適切に満たすことができるという利点を有する。
電子ラッチは、駆動力により把持部材1を作動させることにより、電子的手段を介して作動されるように構成されている。電気エネルギーを喪失した場合、作動部材2を機械的作動位置に到達させ、特にラッチに接続されたボーデンケーブルを引くことができるように、把持部材を、所定の駆動力より高い駆動力により作動させてよい。
本発明の一実施形態によれば、作動部材2は、停止要素42により阻止されることなく、休止位置に復帰することができる。
有利には、好ましい実施態様の電子ハンドルは、先行技術の標準的な作動部材に適用可能な設計で、良好な機械的バックアップを可能にする。
また、本発明は、対応する車両の方向に対して、水平配置と垂直配置の両方において実施可能である。
さらに、本発明は、例えばエネルギーを喪失した場合、一度しか使用できなかった従来の解決策とは異なり、ラッチを幾度でも開くことを可能にする可逆的な構成を有している。
技術マニュアルを確認しなければならなかった従来の複雑な解決策とは対照的に、本解決策では、使用者がするべきことは標準的なハンドルを引く動作であるので、本解決策は、人間工学的で有用である。
前述の例示的な実施態様を参照することによって、多くの改良点および変更点が当業者に示唆されるであろうが、実施態様は各々例としてのみ示されており、本発明の範囲を限定することを意図しておらず、本発明の範囲は添付の請求の範囲によってのみ決定されるものである。
請求の範囲において、用語「含む(comprising)」は、他の要素または工程を除外するものではなく、不定冠詞「a」または「an」は、複数を除外するものではない。異なる特徴が互いに異なる従属請求項に記載されている単なる事実は、それらの特徴の組合せを有利に使用することができないことを示しているのではない。請求の範囲に記載の符号は、発明の範囲を制限するものと解釈すべきではない。
1・・・把持部材
10・・・把持軸
11・・・把持部
12・・・柱状部材
2・・・作動部材
20・・・作動軸
22・・・駆動要素
25・・・復帰駆動手段
26・・・基部
3・・・ブラケット
4・・・保持部材
40・・・保持軸
41・・・復帰保持手段
42・・・停止要素
42a・・・停止軸
43・・・ピン
44・・・凹み

Claims (13)

  1. 車両ドア用電子ハンドルにおいて、
    - 把持軸(10)に回動可能に搭載された把持部材(1)であって、作動軸(20)に回動可能に搭載された作動部材(2)と協働するように構成されていることにより、前記車両ドアのラッチを作動させ、前記ドアを開放する把持部材(1)と、
    - 前記車両ドアのラッチを電子的に作動させる電子的手段と、
    - 前記把持部材(1)および前記作動部材(2)を受容するように意図されたブラケット(3)と、
    - 保持軸(40)を中心として回動するように前記ブラケット(3)に搭載され、所定の保持力を有している保持部材(4)と
    を含んでおり、
    前記把持部材(1)は、
    - 前記作動部材(2)が前記把持部材(1)から開放される休止位置、および
    - 前記電子的手段が不作動の場合に、前記車両ドアのラッチを作動させるために、前記把持部材(1)が前記作動部材(2)と協働する機械的作動位置
    の間で回動するように構成されており、
    前記把持軸(10),前記作動軸(20)および前記保持軸(40)は、互いに平行であり、
    前記作動部材(2)は駆動要素(22)を含み、前記保持部材(4)は停止要素(42)を含み、
    前記把持部材(1)が前記休止位置から前記機械的作動位置まで引かれるとき、前記作動部材(2)が駆動力により作動し、前記駆動要素(22)が前記停止要素(42)に接触し、前記駆動力が前記所定の保持力を超えるまで、前記作動部材(2)が前記停止要素(42)により保持されるように、前記駆動要素(22)は前記停止要素(42)と協働する
    ことを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  2. 請求項1に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記作動部材(2)はさらに、前記休止位置と前記機械的作動位置の間に、前記作動部材(2)が前記電子的手段を作動させて前記ドアを開放する電気的作動位置を有していることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  3. 請求項2に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記停止要素(42)は、前記作動部材(2)を前記電気的作動位置に停止させるように構成されていることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記作動部材(2)が前記休止位置から前記機械的作動位置まで移動するとき、前記駆動要素が前記停止要素(42)により阻止されるまで、前記駆動要素(22)は、第1の経路によって前記停止要素(42)と係合するように構成されており、
    前記駆動力が前記所定の保持力を超えたとき、前記駆動要素(22)は、前記作動部材を移動させるために必要な駆動力が前記所定の保持力より小さくなっている第2の経路によって前記停止要素(42)と係合するように構成されていることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  5. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記停止要素(42)はローラーを含み、前記駆動要素(22)は、前記作動部材(2)が前記休止位置から前記機械的作動位置に移動するとき、前記ローラーに接触することを意図した表面を有していることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  6. 請求項4に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記駆動要素(22)の表面は、前記第1及び第2の経路を有するカム面であることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  7. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記所定の保持力は、前記保持部材(4)と連携する復帰保持手段(41)により提供されることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  8. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記停止要素(42)は移動可能であり、前記駆動要素(22)が前記休止位置から前記機械的作動位置に移動するときに、前記停止要素(42)を移動させるようになっていることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  9. 請求項8に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記駆動要素(22)が前記休止位置から前記機械的作動位置に移動するときに、前記停止要素(42)は、前記保持軸(40)に平行な停止軸(42a)を中心として、回転自在であることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  10. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記把持部材(1)は柱状部材(12)を含むことを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  11. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記作動部材(2)は、電子的に前記ラッチを作動させるように構成されていることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  12. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両ドア用電子ハンドルにおいて、前記作動部材(2)は、前記ハンドルのスイッチを作動させるように構成されていることを特徴とする車両ドア用電子ハンドル。
  13. ドアと、前記ドアに取り付けられる請求項1~3のいずれか1項に記載の車両ドア用電子ハンドルとを含むことを特徴とする車両。
JP2022199968A 2021-12-16 2022-12-15 車両ドア用電子ハンドル Pending JP2023089966A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP21215308.4A EP4198228A1 (en) 2021-12-16 2021-12-16 Electronic handle for a vehicle door
EP21215308.4 2021-12-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023089966A true JP2023089966A (ja) 2023-06-28

Family

ID=78918756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022199968A Pending JP2023089966A (ja) 2021-12-16 2022-12-15 車両ドア用電子ハンドル

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20230193667A1 (ja)
EP (1) EP4198228A1 (ja)
JP (1) JP2023089966A (ja)
CN (1) CN116357176A (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014117005A1 (de) * 2014-11-20 2016-05-25 Witte Automotive Gmbh Griffanordnung für ein Türschloss
JP6660781B2 (ja) * 2016-03-17 2020-03-11 株式会社アルファ 車両用ハンドル装置
DE102019135304A1 (de) * 2019-12-19 2021-06-24 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Kraftfahrzeug-Türgriffanordnung
DE102020203891A1 (de) * 2020-02-17 2021-08-19 Magna Mirrors Holding Gmbh Fahrzeugtürgriff
DE102020112935A1 (de) * 2020-05-13 2021-11-18 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Kraftfahrzeug-Türgriffanordnung

Also Published As

Publication number Publication date
EP4198228A1 (en) 2023-06-21
US20230193667A1 (en) 2023-06-22
CN116357176A (zh) 2023-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10914103B2 (en) Electronic handle for a vehicle door
CN106256982B (zh) 用于车门的把手
JP7139425B2 (ja) 自動車のドアリーフの部分的開扉システム
US6685239B2 (en) Vehicle door opening closing device
JP7229046B2 (ja) リニアアクチュエータを備える自動車用開制御装置
JP4759152B2 (ja) スライドドアのロックコントローラ
CN109983190B (zh) 用于车门的门把手装置
CN110023575B (zh) 用于车门的门把手装置
US11441336B2 (en) Motor-driven door latch for vehicle
US20100253095A1 (en) Vehicle Door Latch
US9085921B2 (en) Unlocking device
JP2023089966A (ja) 車両ドア用電子ハンドル
US4916422A (en) Apparatus for electrically operating a circuit breaker
KR20200101073A (ko) 차량용 전동식 도어 래치
CN101939499B (zh) 用于机动车的门板的锁
EP3945191A1 (en) Electronic handle for a vehicle door
BR102022024525A2 (pt) Maçaneta eletrônica para uma porta de veículo e veículo
KR100736977B1 (ko) 파워래치시스템