JP2023089672A - 警報システム、警報器、転送方法、プログラム - Google Patents

警報システム、警報器、転送方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を低減しながら、マルチホップネットワークにおける転送の遅延時間を短縮する警報システム、警報器、転送方法及びプログラムを提供する。【解決手段】警報システム1000において、第5火災警報器600e、第3火災警報器600c、第6火災警報器600fの夫々には上り通信用タイムスロットが割り当てられる。上り通信用タイムスロットの前側に、第5火災警報器が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、第3火災警報器、第6火災警報器が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットが並べられる。第5火災警報器は、第2監視用タイムスロットにおける監視用信号の受信を監視し、監視用信号の受信を検出しない場合、通信用信号の受信処理を停止する。第5火災警報器は、監視用信号の受信を検出した場合、第1監視用タイムスロットにおいて監視用信号を送信してから通信用信号を受信するとともに、通信用信号を転送する。【選択図】図1

Description

本開示は、警報技術に関し、特にマルチホップネットワークを使用する警報システム、警報器、中継ルート設定方法、プログラムに関する。
火災警報器は、火災を検知すると、警報を報知する。このような火災警報器に通信機能を搭載し、複数の火災警報器によりマルチホップネットワークを形成することによって、1つの火災警報器が火災を検知した場合に他の火災警報器が警報を報知することが可能になる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-35468号公報
マルチホップネットワークに含まれる火災警報器および中継装置は、信号の受信タイミングが分からなければ、信号の待ち受けを常時実行しなければならない。信号の待ち受けを常時実行することによって、中継装置および火災警報器の消費電力が増加する。また、複数の火災警報器によりマルチホップネットワークを形成する場合、マルチホップネットワークにおける転送の遅延時間が長くなりうる。そのため、消費電力を低減しながら、マルチホップネットワークにおける転送の遅延時間を短縮することが求められる。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、消費電力を低減しながら、マルチホップネットワークにおける転送の遅延時間を短縮する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の警報システムは、中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器を備える。複数の警報器は、第1警報器、第2警報器、第3警報器を含む。第1警報器は、i(iは1以上の整数)ホップ数で中継装置と通信可能であり、第2警報器と第3警報器は、第1警報器に接続され、かつi+1ホップ数で中継装置と通信可能であり、第1警報器が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、第2警報器が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、第3警報器が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられ、第1通信用タイムスロットと第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットの前側に、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の第1警報器が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、第2通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の第2警報器、または第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の第3警報器が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられ、第1監視用タイムスロットは第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、第1通信用タイムスロットは第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットとの後側に並べられ、第1警報器は、第2監視用タイムスロットにおける監視用信号の受信を監視し、監視用信号の受信を検出しない場合、第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットにおける通信用信号の受信処理を停止し、第1警報器は、監視用信号の受信を検出した場合、第1監視用タイムスロットにおいて監視用信号を送信してから、第2通信用タイムスロットまたは第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を受信し、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を転送する。
本開示の別の態様は、警報器である。この警報器は、中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器のうちの警報器であって、i(iは1以上の整数)ホップ数で中継装置と通信可能であるとともに、i+1ホップ数で中継装置と通信可能な他の警報器とさらに他の警報器と通信可能である通信部と、警報器が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、他の警報器が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、さらに他の警報器が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられるとともに、第1通信用タイムスロットと第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットの前側に、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の警報器が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、第2通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の他の警報器、または第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定のさらに他の警報器が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられており、第2監視用タイムスロットにおける監視用信号の受信を監視する監視部と、第1監視用タイムスロットは第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、第1通信用タイムスロットは第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットとの後側に並べられており、監視部が監視用信号の受信を検出しない場合、第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットにおける通信用信号の受信処理を停止させ、監視部が監視用信号の受信を検出した場合、第1監視用タイムスロットにおいて監視用信号を送信させてから、第2通信用タイムスロットまたは第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を受信させ、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を転送させる制御部と、を備える。
本開示のさらに別の態様は、転送方法である。この方法は、中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器のうちの警報器における転送方法であって、警報器は、i(iは1以上の整数)ホップ数で中継装置と通信可能であるとともに、i+1ホップ数で中継装置と通信可能な他の警報器とさらに他の警報器と通信可能であり、警報器が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、他の警報器が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、さらに他の警報器が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられるとともに、第1通信用タイムスロットと第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットの前側に、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の警報器が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、第2通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の他の警報器、または第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定のさらに他の警報器が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられており、第2監視用タイムスロットにおける監視用信号の受信を監視するステップと、第1監視用タイムスロットは第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、第1通信用タイムスロットは第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットとの後側に並べられており、監視用信号の受信を検出しない場合、第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットにおける通信用信号の受信処理を停止させ、監視用信号の受信を検出した場合、第1監視用タイムスロットにおいて監視用信号を送信させてから、第2通信用タイムスロットまたは第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を受信させ、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を転送させるステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、消費電力を低減しながら、マルチホップネットワークにおける転送の遅延時間を短縮できる。
本実施例に係る警報システムの構成を示す図である。 図1の火災警報器の構成を示す図である。 図3(a)-(d)は、図1の警報システムで使用されるスーパフレームの構成を示す図である。 図1の警報システムにおけるタイムスロットの割当例を示す図である。 図1の警報システムにおける下り通信の概要を示す図である。 図6(a)-(c)は、図1の警報システムにおける上り通信の概要を示す図である。 図7(a)-(d)は、図1の警報システムにおける上り通信の概要を示す図である。 比較対象となる警報システムにおけるタイムスロットの割当例を示す図である。 図8の警報システムにおける上り通信の概要を示す図である。
本開示を具体的に説明する前に、概要を述べる。本実施例は、集合住宅、戸建住宅、オフィス、病院等の施設に設置される警報システムに関する。警報システムでは、管理装置に中継装置が接続され、中継装置に複数の火災警報器がマルチホップネットワークにより接続される。このようなネットワークにおいて、管理装置が上位側に相当し、中継装置から最もホップ数の多い火災警報器が下位側に相当する。火災警報器は、火災の発生を検知すると検知結果を中継装置に向かって転送し、中継装置は、管理装置に検知結果を転送する。管理装置は、検知結果を受信すると、鳴動を実行する火災警報器を1つ以上選択し、選択した1つ以上の火災警報器を最終的な宛先として、鳴動の指示を送信する。中継装置と火災警報器は、最終的な宛先の火災警報器まで鳴動の指示を転送し、最終的な宛先の火災警報器は、鳴動の指示を受信すると鳴動を実行する。
ここで、中継装置から、中継装置から最もホップ数の多い火災警報器に向かう信号のための回線を「下り回線」と呼ぶ場合、最もホップ数の多い火災警報器から中継装置に向かう信号のための回線は「上り回線」と呼ばれる。本実施例では、複数のタイムスロットが並べられることによって1つのフレームが形成され、複数のフレームが並べられることによって1つのスーパフレームが形成される。また、1つの火災警報器が、下り回線用のタイムスロットのいずれか1つ(以下、「下り通信用タイムスロット」という)に割り当てられるとともに、上り回線用のタイムスロットのいずれか1つ(以下、「上り通信用タイムスロット」という)に割り当てられる。下り回線の転送のために下り通信用タイムスロットが使用され、上り回線の転送のために上り通信用タイムスロットが使用される。
下り回線では、鳴動の指示の他に、マルチホップネットワーク内の中継装置および火災警報器がタイムスロットを使用して互いに送受信するための同期を確立および維持するための信号(以下、「同期信号」という)が定期的に転送される。一方、上り回線では、検知結果が主として転送されるだけであるので、上り回線のトラヒックは極めて低い。しかしながら、マルチホップネットワークの火災警報器は、下位側の他の火災警報器に割り当てられた上り通信用タイムスロットにおいて検知結果が送信されているかを監視しなければならない。特に、下位側の火災警報器の数が増加すると、監視しなければならない上り通信用タイムスロットが増加するので、火災警報器の消費電力が増加する。以下の説明において、同期信号、検知結果、鳴動の指示は、「通信用信号」と総称されることもある。
火災警報器の消費電力の増加を抑制するために、監視用のタイムスロットが導入される。フレームは、前述のごとく、複数の下り通信用タイムスロットと、複数の上り通信用タイムスロットを含む。また、フレームは、割り当てられた上り通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の火災警報器が信号(以下、「監視用信号」という)を送信するための監視用のタイムスロット(以下、「監視用タイムロット」という)も含む。各火災警報器は、監視用タイムスロットにおいて監視用信号の受信を待ち受ける。監視用タイムスロットにおいて監視用信号を受信した場合、火災警報器は、自身に割り当てられた上り通信用タイムスロットにおいて通信用信号の受信を待ち受ける。一方、監視用タイムスロットにおいて監視用信号を受信しない場合、火災警報器は、自身に割り当てられた上り通信用タイムスロットにおいて通信用信号の受信を待ち受けない。
監視用タイムスロットを導入することによって、火災警報器が待ち受けを実行すべきタイムスロットが制限されるので、火災警報器の消費電力が低減される。しかしながら、フレームが1つの監視用タイムスロットのみで構成される場合、1フレームにおいて通信用信号を転送できる火災警報器の数は「1」であるので、マルチホップネットワークにおける通信用信号の転送は複数のフレームに跨がってしまい転送の遅延時間を短縮することが求められる。本実施例では、転送の遅延時間を短縮するために、1つのフレーム内に複数の監視用タイムスロットを含める。
図1は、警報システム1000の構成を示す。警報システム1000は、火災警報器600と総称される第1火災警報器600aから第9火災警報器600i、中継装置700と総称される第1中継装置700aから第3中継装置700c、管理装置800を含む。火災警報器600の数は「9」に限定されず、中継装置700の数は「3」に限定されない。
警報システム1000は、住宅、オフィス、商業施設等の施設に適用され、火災を検知し、火災が発生したことを報知するシステムである。複数の火災警報器600は、例えば、住宅用火災警報器であり、火災検知センサを備える。複数の火災警報器600は、例えば、施設の天井等に設置されるが、壁等に設置されてもよい。
ここで、第1火災警報器600aから第6火災警報器600fは、第1中継装置700aから広がるマルチホップネットワークを構成する。例えば、第1中継装置700a、第1火災警報器600a、第2火災警報器600bを結ぶ中継ルート、第1中継装置700a、第4火災警報器600d、第5火災警報器600e、第3火災警報器600cを結ぶ中継ルートが形成される。また、第1中継装置700a、第4火災警報器600d、第5火災警報器600e、第6火災警報器600fを結ぶ中継ルート、第1中継装置700a、第7火災警報器600gを結ぶ中継ルートも形成される。このような中継ルートは、各火災警報器600において決定され、第1中継装置700a、管理装置800にも共有される。
これらの中継ルートにおいて、第1火災警報器600a、第4火災警報器600d、第7火災警報器600gは、「1」ホップ数で第1中継装置700aと通信可能である。第2火災警報器600b、第5火災警報器600eは、「2」ホップ数で第1中継装置700aと通信可能である。第3火災警報器600c、第6火災警報器600fは、「3」ホップ数で第1中継装置700aと通信可能である。
第2中継装置700b、第3中継装置700c、第8火災警報器600h、第9火災警報器600iは、第1中継装置700a、第1火災警報器600a等と同様に構成される。例えば、第1中継装置700aを起点とするマルチホップネットワークが施設の1階に設置され、第2中継装置700bを起点とするマルチホップネットワークが施設の2階に設置され、第3中継装置700cを起点とするマルチホップネットワークが施設の3階に設置される。第1中継装置700aを起点とするマルチホップネットワークと、第2中継装置700bを起点とするマルチホップネットワークと、第3中継装置700cを起点とするマルチホップネットワークには、互いに異なった周波数が使用される。また、第1中継装置700a、第2中継装置700b、第3中継装置700cは互いに無線通信または有線通信を実行する。
このように中継装置700は、マルチホップネットワークを構成する複数の火災警報器600と無線通信または有線通信を実行するとともに、他の中継装置700との間で無線通信または有線通信を実行する。中継装置700は、マルチホップネットワークに含まれる複数の火災警報器600間の通信を中継するともいえる。さらに、第1中継装置700aは、管理装置800とケーブルにより接続され、管理装置800との間で有線通信を実行する。第1中継装置700aと管理装置800は無線通信を実行してもよい。
管理装置800は、例えば、施設内に設置されるHEMS(Home Energy Management System)のコントローラである。管理装置800は、施設に設けられた複数の機器と通信可能である。複数の機器は、例えば、通信機能を有した空調機器、照明機器、給湯器等を含む。また、管理装置800は、施設に設けられた第1中継装置700aと通信可能である。さらに、管理装置800は、第1中継装置700aを介して、第2中継装置700b、第3中継装置700c、各火災警報器600とも通信可能である。
図2は、火災警報器600の構成を示す。火災警報器600は、通信部620、処理部622、制御部624、火災検知センサ630、ブザー632を含み、制御部624は、監視部626を含む。処理部622と制御部624は一体化されてもよい。火災検知センサ630には公知の技術が使用されればよい。例えば、火災検知センサ630は、光学式の煙検知センサであってもよく、光の乱反射を利用して火災の際の煙を検知することで火災を検知してもよい。例えば、火災検知センサ630は、熱検知センサであってもよく、火災の際の熱を検知することで火災を検知してもよい。例えば、火災検知センサ630は、一酸化炭素検知センサであってもよく、火災の際の燃焼によって発生する一酸化炭素の濃度を検知することで火災を検知してもよい。例えば、火災検知センサ630は、赤外線検知センサであってもよく、火災の際の燃焼によって放射される赤外線を検知することで火災を検知してもよい。
通信部620は、他の火災警報器600または中継装置700との間の無線通信を実行する。通信部620は有線通信を実行してもよい。処理部622は、通信部620において受信した信号を処理したり、通信部620から送信すべき信号を生成したりする。制御部624は、通信部620と処理部622の動作を制御する。制御部624の処理の詳細は後述する。ブザー632は、ブザー音を鳴動可能である。火災警報器600は、ブザー632を含まず、火災検知センサ630を含む構成、つまり検知機能と通信機能を有する構成であってもよい。このような火災警報器600は、火災の検知を警報可能な感知器であるともいえる。
図3(a)-(d)は、警報システム1000で使用されるスーパフレーム1010の構成を示す。図3(a)に示されるように一定期間がスーパフレーム1010として規定される。スーパフレーム1010は繰り返し配置される。スーパフレーム1010は、複数のフレーム1020に分割される。図3(b)に示されるように、1つのフレーム1020は、複数のタイムスロット1030に分割される。図3(c)は1つのタイムスロット1030を示す。タイムスロット1030の中で通信用信号または監視用信号が送信される。通信用信号または監視用信号の期間は、1つのタイムスロット1030の期間よりも短い。
図3(d)は、図3(b)に示されたフレーム1020に含まれる複数のタイムスロット1030の使用用途を示す。複数のタイムスロット1030のうち、先頭部分の1以上のタイムスロット1030は「下り通信用タイムスロット」に使用される。下り通信用タイムスロットに続く3つのタイムスロット1030は「監視用タイムスロット」に使用される。3つの監視用タイムスロットに続く1以上のタイムスロット1030は「上り通信用タイムスロット」に使用される。上り通信用タイムスロットに続く1以上のタイムスロット1030は「予備」に使用される。下り通信用タイムスロットの数と、上り通信用タイムスロットの数は同一であり、かつマルチホップネットワークに含まれる火災警報器600の数以上とされる。監視用タイムスロットの数は「3」に限定されない。予備はなくてもよい。
図4は、警報システム1000におけるタイムスロット1030の割当例を示し、図3(d)と同様に示される。これは、図1の第1中継装置700a、第1火災警報器600aから第7火災警報器600gに対する複数のタイムスロット1030の割当を示す。図4における「M」は第1中継装置700aを示し、「S1」から「S7」は第1火災警報器600aから第7火災警報器600gをそれぞれ示す。「N1」、「N2」、「N3」については後述する。
下り通信用タイムスロットには、第1中継装置700a、第1火災警報器600a、第4火災警報器600d、第7火災警報器600g、第2火災警報器600b、第5火災警報器600e、第3火災警報器600c、第6火災警報器600fが前側から順に割り当てられる。前述のごとく、第1火災警報器600a、第4火災警報器600d、第7火災警報器600gから第1中継装置700aまでのホップ数は「1」である。第2火災警報器600b、第5火災警報器600eから第1中継装置700aまでのホップ数は「2」であり、第3火災警報器600c、第6火災警報器600fから第1中継装置700aまでのホップ数は「3」である。つまり、下り通信用タイムスロットに対して、第1中継装置700aまでのホップ数が小さい火災警報器600ほど前側に割り当てられる。
上り通信用タイムスロットには、第6火災警報器600f、第3火災警報器600c、第5火災警報器600e、第2火災警報器600b、第7火災警報器600g、第4火災警報器600d、第1火災警報器600a、第1中継装置700aが前側から順に割り当てられる。つまり、上り通信用タイムスロットに対して、第1中継装置700aまでのホップ数が大きい火災警報器600ほど前側に割り当てられる。
第5火災警報器600eに着目する場合、下り通信用タイムスロットでは、第5火災警報器600eが、第4火災警報器600dの後側、かつ第3火災警報器600c、第6火災警報器600fの前側に割り当てられる。上り通信用タイムスロットでは、第5火災警報器600eが、第3火災警報器600c、第6火災警報器600fの後側、かつ第4火災警報器600dの前側に割り当てられる。
下り通信用タイムスロットの前側に、監視用タイムスロット「N1」、「N2」、「N3」が並べられる。監視用タイムスロット「N1」は、第1中継装置700aからホップ数「1」の火災警報器600が、第1中継装置700aに受信させるための監視用信号を送信すべきタイムスロット1030である。第1中継装置700aからホップ数「1」の火災警報器600は、図1の第1火災警報器600a、第4火災警報器600d、第7火災警報器600gに相当する。
監視用タイムスロット「N2」は、第1中継装置700aからホップ数「2」の火災警報器600が、第1中継装置700aからホップ数「1」の火災警報器600に受信させるための監視用信号を送信すべきタイムスロット1030である。第1中継装置700aからホップ数「2」の火災警報器600は、図1の第2火災警報器600b、第5火災警報器600eに相当する。
監視用タイムスロット「N3」は、第1中継装置700aからホップ数「3」の火災警報器600が、第1中継装置700aからホップ数「2」の火災警報器600に受信させるための監視用信号を送信すべきタイムスロット1030である。第1中継装置700aからホップ数「3」の火災警報器600は、図1の第3火災警報器600c、第6火災警報器600fに相当する。
監視用タイムスロットは、「N3」、「N2」、「N1」の順に並べられる。つまり、第1中継装置700aからホップ数が大きい火災警報器600ほど、前側の監視用タイムスロットが割り当てられる。図1において第1中継装置700aからホップ数の最大値は「3」であるので、監視用タイムスロットの数も「3」にされているが、第1中継装置700aからホップ数の最大値が「4」であれば、監視用タイムスロットの数も「4」にされる。ここでは、監視用タイムスロットの数が、マルチホップネットワークにおける中継装置700とのホップ数に応じて設定されるが、それに限定されない。例えば、中継装置700は、非電池駆動などである場合、消費電流を低減しなくてもよく、タイムスロット1030に限らず常時受信可能である。その場合、監視用タイムスロット「N1」が不要になる。また、同一のホップ数を有する1つ以上の火災警報器600は、同一の監視用タイムスロットに割り当てられる。
これらのタイムスロット1030の割当は、第1中継装置700aまたは管理装置800において決定される。例えば、第1中継装置700aまたは管理装置800は、中継ルートの情報をもとにタイムスロット1030の割当を決定する。第1中継装置700aまたは管理装置800は、決定したタイムスロット1030の割当を各火災警報器600に通知する。そのため、各火災警報器600も、これらのタイムスロット1030の割当を把握する。その結果、火災警報器600は、通信用信号を送信すべきタイムスロット1030であって、かつ自らに割り当てられたタイムスロット1030を把握する。また、火災警報器600は、中継ルート上の隣接の火災警報器600または中継装置700からの通信用信号を受信可能なタイムスロット1030も把握する。
このような状況において、火災警報器600の通信部620は、消費電力を低減するために間欠受信動作を実行してもよい。通信部620における間欠受信動作では、タイムスロット1030の先頭部分の一部期間において受信動作が実行され、一部期間において信号(通信用信号、監視用信号)が受信されない場合に、タイムスロット1030の残りの期間で受信動作が停止される。一方、タイムスロット1030の先頭部分の一部期間において信号が受信された場合は、タイムスロット1030の残りの期間で受信動作が続行される。
図5は、警報システム1000における下り通信の概要を示す。これは、図4のうちの下り通信用タイムスロットを示す。第1中継装置700aは、マルチホップネットワークを構成する複数の火災警報器600に対して同期信号を定期的に送信する。同期信号は、例えばビーコン信号である。同期信号は、例えば、図3(a)に示されるスーパフレーム1010のうちの先頭のフレーム1020において送信され、残りのフレーム1020において送信されない。第1中継装置700aは、スーパフレーム1010のうちの先頭のフレーム1020におけるタイムスロット1030「M」で同期信号を送信する。第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「M」で同期信号を受信すると、タイムスロット1030「S4」で同期信号を転送する。また、第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「S4」で第1中継装置700aに対する応答信号を送信する。応答信号は、例えば、Ack(ACKnowledgement)である。応答信号は、同期信号の一部分に含まれてもよい。
第1中継装置700aは、タイムスロット1030「S4」で応答信号を受信する。第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S4」で同期信号を受信すると、タイムスロット1030「S5」で同期信号を転送するとともに、第4火災警報器600dに対する応答信号を送信する。第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「S5」で応答信号を受信する。図5においては省略されるが、第4火災警報器600dは、次のフレームのタイムスロット1030「S4」で第5火災警報器600eからの応答信号を第1中継装置700aに転送する。第4火災警報器600dは、上り通信に用いられる上り通信用タイムスロットで第5火災警報器600eからの応答信号を第1中継装置700aに転送してもよい。また、第4火災警報器600dは第5火災警報器600eからの応答信号を第1中継装置700aに転送しなくてもよい。
第3火災警報器600cは、タイムスロット1030「S5」で同期信号を受信すると、タイムスロット1030「S3」で同期信号を転送するとともに、第5火災警報器600eに対する応答信号を送信する。第6火災警報器600fは、タイムスロット1030「S5」で同期信号を受信すると、タイムスロット1030「S6」で同期信号を転送するとともに、第5火災警報器600eに対する応答信号を送信する。
第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S3」と「S6」で応答信号を受信する。図5においては省略されるが、第5火災警報器600eは、次のフレームのタイムスロット1030「S5」で第3火災警報器600cからの応答信号と第6火災警報器600fからの応答信号とを第4火災警報器600dに転送する。第4火災警報器600dは、さらに次のフレームのタイムスロット1030「S4」で第5火災警報器600eからの応答信号を第1中継装置700aに転送する。ここで、応答信号の転送には上り通信用タイムスロットが使用されてもよいし、応答信号が転送されなくてもよい。
このように、第1中継装置700aが同期信号を送信したフレーム1020において同期信号の転送がなされる。また、第1中継装置700aからの同期信号を受信した各火災警報器600は、同期信号をもとに第1中継装置700aとのタイミング同期を確立および維持する。タイミング同期には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
図6(a)-(c)は、警報システム1000における上り通信の概要を示す。これらは、図4のうちの監視用タイムスロットと上り通信用タイムスロットを示す。図6(a)では、第6火災警報器600fの火災検知センサ630が火災の発生を検知した場合を想定する。第6火災警報器600fの処理部622は、検知結果を通信部620に送信させる。検知結果には、火災を検知した第6火災警報器600fの識別情報が含まれるとともに、異常に関する情報が含まれる。第6火災警報器600fの通信部620は、タイムスロット1030「N3」の監視用タイムスロットで監視用信号を送信する。第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「N3」の監視用タイムスロットで監視用信号を受信する。
図6(b)は、図6(a)に続く処理を示す。タイムスロット1030「N3」の監視用タイムスロットで監視用信号を受信した第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「N2」の監視用タイムスロットで監視用信号を送信する。第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「N2」の監視用タイムスロットで監視用信号を受信する。
図6(c)は、図6(b)に続く処理を示す。タイムスロット1030「N2」の監視用タイムスロットで監視用信号を受信した第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「N1」の監視用タイムスロットで監視用信号を送信する。第1中継装置700aは、タイムスロット1030「N1」の監視用タイムスロットで監視用信号を受信する。
その結果、マルチホップネットワークの最も下位側の第6火災警報器600fから第1中継装置700aに監視用信号が1つのフレーム1020内で転送される。一方、第6火災警報器600fの火災検知センサ630が火災の発生を検知しない場合、図6(a)-(c)のような転送はなされない。
図7(a)-(d)は、警報システム1000における上り通信の概要を示す。図7(a)は、図6(c)に続く処理を示す。タイムスロット1030「N3」の監視用タイムスロットで監視用信号を送信した第6火災警報器600fは、タイムスロット1030「S6」で検知結果を送信する。第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S6」で検知結果を受信する。ここで、第5火災警報器600eの監視部626が監視用タイムスロット「N3」における監視用信号の受信を監視し、監視用信号の受信を検出しない場合、第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S3」と「S6」における通信用信号の受信処理を停止する。一方、第5火災警報器600eの監視部626が監視用信号の受信を検出した場合、第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S3」または「S6」において通信用信号を受信する。
図7(b)は、図7(a)に続く処理を示す。タイムスロット1030「S6」で検知結果を受信した第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S5」で検知結果を転送する。また、第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S5」で第6火災警報器600fに対する応答信号を送信する。応答信号は、通信用信号の一部分に含まれてもよい。第6火災警報器600fは、タイムスロット1030「S5」で応答信号を受信する。第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「S5」で検知結果を受信する。
図7(c)は、図7(b)に続く処理を示す。タイムスロット1030「S5」で検知結果を受信した第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「S4」で検知結果を転送するとともに、第5火災警報器600eに対する応答信号を送信する。第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S4」で応答信号を受信する。図7(c)においては省略されるが、第5火災警報器600eは、次のフレーム1020のタイムスロット1030「S5」で第4火災警報器600dからの応答信号を第6火災警報器600fに転送する。第6火災警報器600fは、検知結果の送信後に続くフレーム1020のタイムスロット1030「S5」において受信処理を実行している。ここで、応答信号の転送には上り通信用タイムスロットが使用されてもよいし、応答信号が転送されなくてもよい。第1中継装置700aは、タイムスロット1030「S4」で検知結果を受信する。
図7(d)は、図7(c)に続く処理を示す。タイムスロット1030「S4」で検知結果を受信した第1中継装置700aは、タイムスロット1030「M」で応答信号を送信する。当該応答信号は、第4火災警報器600d、第5火災警報器600eにおいて転送されて、第6火災警報器600fに受信される。
第1中継装置700aは、検知結果を第4火災警報器600dから受信した場合、検知結果を管理装置800に送信する。管理装置800は、検知結果を受信すると、検知結果に含まれた識別情報をもとに、鳴動させる火災警報器600を特定する。識別情報と、鳴動させる火災警報器600の情報との対応関係は管理装置800に予め記憶されている。管理装置800は、特定した火災警報器600を最終的に宛先として鳴動の指示を第1中継装置700aに送信する。また、鳴動の指示は第2中継装置700bおよび第3中継装置700cに転送される。
管理装置800において特定された火災警報器600が第3火災警報器600cと第6火災警報器600fである場合、図5と同様の転送がなされることによって、鳴動の指示が第3火災警報器600cと第6火災警報器600fに受信される。ここで、図6における同期信号の代わりに鳴動の指示が送信される。第2中継装置700b、第3中継装置700cは、第1中継装置700a経由で管理装置800から鳴動の指示を受信した場合、鳴動の指示を火災警報器600に転送する。第3火災警報器600cと第6火災警報器600fの通信部620が鳴動の指示を受信すると、制御部624は、ブザー632を鳴動させる。制御部624は、発光装置を点滅させてもよい。
第5火災警報器600eでの上り通信に着目する場合、第5火災警報器600eよりもホップ数「1」多い火災警報器600が第3火災警報器600cと第6火災警報器600fである。第5火災警報器600eの通信部620は、第3火災警報器600cと第6火災警報器600fと通信可能である。
監視部626は、時間軸上に並べられた監視用タイムスロット「N3」、「N2」「N1」のうち、監視用タイムスロット「N3」における監視用信号の受信を監視する。監視用タイムスロット「N3」は、第3火災警報器600cまたは第6火災警報器600fが監視用信号を送信可能な監視用タイムスロットである。
制御部624は、監視部626が監視用信号の受信を検出しない場合、通信用タイムスロット「S3」と「S6」における通信用信号の受信処理を停止させる。一方、制御部624は、監視部626が監視用信号の受信を検出した場合、監視用タイムスロット「N2」において監視用信号を送信させる。また、制御部624は、通信用タイムスロット「S3」または「S6」において通信用信号を受信させる。さらに、制御部624は、通信用信号を実際に受信した場合に、通信用タイムスロット「S5」において通信用信号を転送させる。その際、制御部624は、第3火災警報器600cまたは第6火災警報器600fに対する応答信号も通信用タイムスロット「S5」で送信する。
これまで説明した監視用信号は、通信用信号と異なり、無変調信号であってもよい。その際、監視用信号を受信する火災警報器600または中継装置700は、監視用タイムスロット内で間欠受信動作を複数回繰り返して、監視用信号の受信の検出を判定することによって、火災警報器600からの長い信号(例、数10ms)であることを確認する。
以下では、1つのフレーム内に含められた複数の監視用タイムスロットの効果を説明するために、1つのフレーム内に1つの監視用タイムスロットを含めた比較対象の警報システムの動作を説明する。比較対象の警報システムは、図1、図2と同様のタイプである。ここでは、比較対象の警報システムに含まれた火災警報器、中継装置、管理装置も、火災警報器600、中継装置700、管理装置800と示す。また、比較対象の警報システムにおけるフレーム、タイムスロットも、フレーム1020、タイムスロット1030と示す。
図8は、比較対象となる警報システムにおけるタイムスロットの割当例を示す。図8は、図4と同様に示されるが、下り通信用タイムスロットと上り通信用タイムスロットとの間に、1つの監視用タイムスロットだけが配置される。
図9は、警報システムにおける上り通信の概要を示す。これは、図8のうちの監視用タイムスロットと上り通信用タイムスロットを示す。「監」は監視用タイムスロットを示す。ここでも、第6火災警報器600fの火災検知センサ630が火災の発生を検知した場合を想定する。第6火災警報器600fは、フレーム1020「K」の監視用タイムスロットで監視用信号を送信し、タイムスロット1030「S6」で検知結果を送信する。
第5火災警報器600eは、フレーム1020「K」の監視用タイムスロットで監視用信号を受信し、タイムスロット1030「S6」で検知結果を受信する。つまり、第5火災警報器600eは、監視用タイムスロットにおける監視用信号の受信を監視し、監視用信号の受信を検出しない場合、タイムスロット1030「S3」と「S6」における通信用信号の受信処理を停止する。一方、第5火災警報器600eは、監視用信号の受信を検出した場合、タイムスロット1030「S3」または「S6」において通信用信号を受信する。これに続いて、第5火災警報器600eは、フレーム1020「K+1」の監視用タイムスロットで監視用信号を送信し、タイムスロット1030「S5」で検知結果を転送する。また、第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S5」で第6火災警報器600fに対する応答信号を送信する。応答信号は、同期信号の一部分に含まれてもよい。
第6火災警報器600fは、フレーム1020「K+1」のタイムスロット1030「S5」で応答信号を受信する。第4火災警報器600dは、フレーム1020「K+1」の監視用タイムスロットで監視用信号を受信し、タイムスロット1030「S5」で検知結果を受信する。第4火災警報器600dは、フレーム1020「K+2」の監視用タイムスロットで監視用信号を送信し、タイムスロット1030「S4」で検知結果を転送するとともに、第5火災警報器600eに対する応答信号を送信する。
第5火災警報器600eは、フレーム1020「K+2」のタイムスロット1030「S4」で応答信号を受信する。図12においては省略されるが、第5火災警報器600eは、フレーム1020「K+3」の監視用タイムスロットで監視用信号を送信し、タイムスロット1030「S5」で第4火災警報器600dからの応答信号を第6火災警報器600fに転送する。
第1中継装置700aは、フレーム1020「K+2」の監視用タイムスロットで監視用信号を受信し、タイムスロット1030「S4」で検知結果を受信する。これまでと同様に、第1中継装置700aは、フレーム1020「K+3」の監視用タイムスロットで監視用信号を送信し、タイムスロット1030「M」で応答信号を送信する。当該応答信号は、第4火災警報器600d、第5火災警報器600eにおいて転送されて、第6火災警報器600fに受信される。
第1中継装置700aは、検知結果を第4火災警報器600dから受信した場合、検知結果を管理装置800に送信する。管理装置800は、検知結果を受信すると、検知結果に含まれた識別情報をもとに、鳴動させる火災警報器600を特定する。識別情報と、鳴動させる火災警報器600の情報との対応関係は管理装置800に予め記憶されている。管理装置800は、特定した火災警報器600を最終的に宛先として鳴動の指示を第1中継装置700aに送信する。
つまり、1つのフレーム1020内に1つの監視用タイムスロットが含められる場合、検知結果を転送するために複数のフレーム1020だけ遅延する。一方、本実施例のように1つのフレーム1020内に複数の監視用タイムスロットが含められる場合、検知結果は1つのフレーム1020内において転送される。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
本実施例によれば、マルチホップネットワークのフレーム1020に監視用タイムスロットを含ませるので、監視用タイムスロットで監視用信号を受信しなければ、上り通信用タイムスロットでの受信処理を停止するので、火災警報器600および中継装置700の消費電力を低減できる。また、火災警報器600および中継装置700の消費電力が低減されるので、火災警報器600および中継装置700が電池駆動であっても電池交換の頻度を低減できる。また、電池交換の頻度が低減されるので、利用者の利便性を向上できる。また、マルチホップネットワークのフレーム1020に複数の監視用タイムスロットを含ませるので、最も下位側の火災警報器600から中継装置700までの転送を1つのフレーム1020内でできる。また、最も下位側の火災警報器600から中継装置700までの転送を1つのフレーム1020内でなされるので、転送の遅延時間を短縮できる。また、マルチホップネットワークのフレーム1020に複数の監視用タイムスロットを含ませるので、消費電力を低減しながら、マルチホップネットワークにおける転送の遅延時間を短縮できる。
また、通信用信号を転送すべき通信用タイムスロットにおいて、応答信号も送信するので、応答信号の送信を効率的に実行できる。また、監視用タイムスロットの数は、マルチホップネットワークにおける中継装置700とのホップ数の最大値に応じて設定されるので、異なったホップ数の火災警報器600に対して別の監視用タイムスロットを使用させることができる。また、異なったホップ数の火災警報器600に対して別の監視用タイムスロットを使用させるので、異なったホップ数の火災警報器600からの監視用信号の衝突を防止できる。また、同一のホップ数を有する1つ以上の火災警報器600は、同一の監視用タイムスロットに割り当てられているので、監視用タイムスロットの増加を抑制できる。また、通信用信号には、異常に関する情報が含まれるので、異常を中継装置700または管理装置800に知らせることができる。
また、マルチホップネットワークのフレーム1020に複数のタイムスロット1030を含め、各タイムスロット1030を火災警報器600に割り当てるので、信号の衝突の発生を抑制できる。また、中継装置700からのホップ数に応じた順番で火災警報器600をタイムスロット1030に割り当てるので、転送を効率的に実行できる。また、複数回繰返し間欠受信で監視用信号の有無を判定するので、短時間のノイズ(周波数が同じだが希望波でない信号)による誤判定を排除できる。また、短時間のノイズによる誤判定が排除されるので、短時間のノイズによって(誤って)監視用タイムスロットに印加された場合であっても、監視用信号のさらなる送信または上り通信用タイムスロットでの受信動作を停止できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の警報システム(1000)は、中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)を備える。複数の警報器(600)は、第1警報器(600)、第2警報器(600)、第3警報器(600)を含む。第1警報器(600)は、i(iは1以上の整数)ホップ数で中継装置(700)と通信可能であり、第2警報器(600)と第3警報器(600)は、第1警報器(600)に接続され、かつi+1ホップ数で中継装置(700)と通信可能であり、第1警報器(600)が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、第2警報器(600)が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、第3警報器(600)が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられ、第1通信用タイムスロットと第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットの前側に、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の第1警報器(600)が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、第2通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の第2警報器(600)、または第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の第3警報器(600)が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられ、第1監視用タイムスロットは第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、第1通信用タイムスロットは第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットとの後側に並べられ、第1警報器(600)は、第2監視用タイムスロットにおける監視用信号の受信を監視し、監視用信号の受信を検出しない場合、第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットにおける通信用信号の受信処理を停止し、第1警報器(600)は、監視用信号の受信を検出した場合、第1監視用タイムスロットにおいて監視用信号を送信してから、第2通信用タイムスロットまたは第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を受信し、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を転送する。
第1警報器(600)は、第2通信用タイムスロットまたは第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を受信した場合、通信用信号を転送すべき第1通信用タイムスロットにおいて、第2警報器(600)または第3警報器(600)に対する応答信号も送信してもよい。
第1監視用タイムスロットと第2監視用タイムスロットを含む複数の監視用タイムスロットの数は、マルチホップネットワークにおける中継装置(700)とのホップ数の最大値に応じて設定されてもよい。
同一のホップ数を有する1つ以上の警報器(600)は、同一の監視用タイムスロットに割り当てられてもよい。
通信用信号には、異常に関する情報が含まれる。
監視用信号は無変調信号でもよい。監視用信号は無変調信号であり、第1警報器(600)は、第2監視用タイムスロットにおいて間欠受信を複数回繰り返すことによって、監視用信号の受信の検出を判定してもよい。
本開示の別の態様は、警報器(600)である。この警報器(600)は、中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)のうちの警報器(600)であって、i(iは1以上の整数)ホップ数で中継装置(700)と通信可能であるとともに、i+1ホップ数で中継装置(700)と通信可能な他の警報器(600)とさらに他の警報器(600)と通信可能である通信部(620)と、警報器(600)が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、他の警報器(600)が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、さらに他の警報器(600)が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられるとともに、第1通信用タイムスロットと第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットの前側に、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の警報器(600)が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、第2通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の他の警報器(600)、または第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定のさらに他の警報器(600)が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられており、第2監視用タイムスロットにおける監視用信号の受信を監視する監視部(626)と、第1監視用タイムスロットは第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、第1通信用タイムスロットは第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットとの後側に並べられており、監視部(626)が監視用信号の受信を検出しない場合、第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットにおける通信用信号の受信処理を停止させ、監視部(626)が監視用信号の受信を検出した場合、第1監視用タイムスロットにおいて監視用信号を送信させてから、第2通信用タイムスロットまたは第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を受信させ、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を転送させる制御部(624)と、を備える。
本開示のさらに別の態様は、転送方法である。この方法は、中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)のうちの警報器(600)における転送方法であって、警報器(600)は、i(iは1以上の整数)ホップ数で中継装置(700)と通信可能であるとともに、i+1ホップ数で中継装置(700)と通信可能な他の警報器(600)とさらに他の警報器(600)と通信可能であり、警報器(600)が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、他の警報器(600)が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、さらに他の警報器(600)が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられるとともに、第1通信用タイムスロットと第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットの前側に、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の警報器(600)が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、第2通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定の他の警報器(600)、または第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を送信予定のさらに他の警報器(600)が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられており、第2監視用タイムスロットにおける監視用信号の受信を監視するステップと、第1監視用タイムスロットは第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、第1通信用タイムスロットは第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットとの後側に並べられており、監視用信号の受信を検出しない場合、第2通信用タイムスロットと第3通信用タイムスロットにおける通信用信号の受信処理を停止させ、監視用信号の受信を検出した場合、第1監視用タイムスロットにおいて監視用信号を送信させてから、第2通信用タイムスロットまたは第3通信用タイムスロットにおいて通信用信号を受信させ、第1通信用タイムスロットにおいて通信用信号を転送させるステップと、を備える。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例において、中継装置700は、火災の検知機能と警報音の発報機能とを兼ね備えた火災警報器600を接続する。しかしながらこれに限らず例えば、火災警報器600は、火災の検知機能のみを有していてもよい。また、火災警報器600の代わりに、火災に限定されず、水害、地震、ガス漏れ、不完全燃焼によるCO(一酸化炭素)の発生を検知するセンサであってもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
600 火災警報器(警報器)、 620 通信部、 622 処理部、 624 制御部、 626 監視部、 630 火災検知センサ、 632 ブザー、 700 中継装置、 800 管理装置、 1000 警報システム。

Claims (9)

  1. 中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器を備え、
    前記複数の警報器は、第1警報器、第2警報器、第3警報器を含み、
    前記第1警報器は、i(iは1以上の整数)ホップ数で前記中継装置と通信可能であり、
    前記第2警報器と前記第3警報器は、前記第1警報器に接続され、かつi+1ホップ数で前記中継装置と通信可能であり、
    前記第1警報器が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、前記第2警報器が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、前記第3警報器が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられ、
    前記第1通信用タイムスロットと前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットの前側に、前記第1通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記第1警報器が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、前記第2通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記第2警報器、または前記第3通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記第3警報器が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられ、
    前記第1監視用タイムスロットは前記第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、前記第1通信用タイムスロットは前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットとの後側に並べられ、
    前記第1警報器は、前記第2監視用タイムスロットにおける前記監視用信号の受信を監視し、前記監視用信号の受信を検出しない場合、前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットにおける前記通信用信号の受信処理を停止し、
    前記第1警報器は、前記監視用信号の受信を検出した場合、前記第1監視用タイムスロットにおいて前記監視用信号を送信してから、前記第2通信用タイムスロットまたは前記第3通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を受信し、前記第1通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を転送する、
    警報システム。
  2. 前記第1警報器は、前記第2通信用タイムスロットまたは前記第3通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を受信した場合、前記通信用信号を転送すべき前記第1通信用タイムスロットにおいて、前記第2警報器または前記第3警報器に対する応答信号も送信する請求項1に記載の警報システム。
  3. 前記第1監視用タイムスロットと前記第2監視用タイムスロットを含む複数の監視用タイムスロットの数は、前記マルチホップネットワークにおける前記中継装置とのホップ数の最大値に応じて設定される請求項1または2に記載の警報システム。
  4. 同一のホップ数を有する1つ以上の前記警報器は、同一の前記監視用タイムスロットに割り当てられる請求項3に記載の警報システム。
  5. 前記通信用信号には、異常に関する情報が含まれる請求項1から4のいずれか1項に記載の警報システム。
  6. 前記監視用信号は無変調信号であり、
    前記第1警報器は、前記第2監視用タイムスロットにおいて間欠受信を複数回繰り返すことによって、前記監視用信号の受信の検出を判定する請求項1から5のいずれか1項に記載の警報システム。
  7. 中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器のうちの警報器であって、
    i(iは1以上の整数)ホップ数で前記中継装置と通信可能であるとともに、i+1ホップ数で前記中継装置と通信可能な他の警報器とさらに他の警報器と通信可能である通信部と、
    前記警報器が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、前記他の警報器が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、前記さらに他の警報器が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられるとともに、前記第1通信用タイムスロットと前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットの前側に、前記第1通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記警報器が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、前記第2通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記他の警報器、または前記第3通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記さらに他の警報器が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられており、前記第2監視用タイムスロットにおける前記監視用信号の受信を監視する監視部と、
    前記第1監視用タイムスロットは前記第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、前記第1通信用タイムスロットは前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットとの後側に並べられており、前記監視部が前記監視用信号の受信を検出しない場合、前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットにおける前記通信用信号の受信処理を停止させ、前記監視部が前記監視用信号の受信を検出した場合、前記第1監視用タイムスロットにおいて前記監視用信号を送信させてから、前記第2通信用タイムスロットまたは前記第3通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を受信させ、前記第1通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を転送させる制御部と、
    を備える警報器。
  8. 中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器のうちの警報器における転送方法であって、
    前記警報器は、i(iは1以上の整数)ホップ数で前記中継装置と通信可能であるとともに、i+1ホップ数で前記中継装置と通信可能な他の警報器とさらに他の警報器と通信可能であり、
    前記警報器が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、前記他の警報器が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、前記さらに他の警報器が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられるとともに、前記第1通信用タイムスロットと前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットの前側に、前記第1通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記警報器が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、前記第2通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記他の警報器、または前記第3通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記さらに他の警報器が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられており、前記第2監視用タイムスロットにおける前記監視用信号の受信を監視するステップと、
    前記第1監視用タイムスロットは前記第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、前記第1通信用タイムスロットは前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットとの後側に並べられており、前記監視用信号の受信を検出しない場合、前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットにおける前記通信用信号の受信処理を停止させ、前記監視用信号の受信を検出した場合、前記第1監視用タイムスロットにおいて前記監視用信号を送信させてから、前記第2通信用タイムスロットまたは前記第3通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を受信させ、前記第1通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を転送させるステップと、
    を備える転送方法。
  9. 中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器のうちの警報器に実行させるためのプログラムであって、
    前記警報器は、i(iは1以上の整数)ホップ数で前記中継装置と通信可能であるとともに、i+1ホップ数で前記中継装置と通信可能な他の警報器とさらに他の警報器と通信可能であり、
    前記警報器が通信用信号を送信可能な第1通信用タイムスロットと、前記他の警報器が通信用信号を送信可能な第2通信用タイムスロットと、前記さらに他の警報器が通信用信号を送信可能な第3通信用タイムスロットとが時間軸上に並べられるとともに、前記第1通信用タイムスロットと前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットの前側に、前記第1通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記警報器が監視用信号を送信すべき第1監視用タイムスロットと、前記第2通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記他の警報器、または前記第3通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を送信予定の前記さらに他の警報器が監視用信号を送信すべき第2監視用タイムスロットとが並べられており、前記第2監視用タイムスロットにおける前記監視用信号の受信を監視するステップと、
    前記第1監視用タイムスロットは前記第2監視用タイムスロットの後側に並べられ、前記第1通信用タイムスロットは前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットとの後側に並べられており、前記監視用信号の受信を検出しない場合、前記第2通信用タイムスロットと前記第3通信用タイムスロットにおける前記通信用信号の受信処理を停止させ、前記監視用信号の受信を検出した場合、前記第1監視用タイムスロットにおいて前記監視用信号を送信させてから、前記第2通信用タイムスロットまたは前記第3通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を受信させ、前記第1通信用タイムスロットにおいて前記通信用信号を転送させるステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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