JP2023082534A - 警報システム、外部機器、表示方法、プログラム - Google Patents

警報システム、外部機器、表示方法、プログラム Download PDF

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圭太郎 干場
Keitaro Hoshiba
卓也 宮崎
Takuya Miyazaki
あゆみ 近藤
Ayumi Kondo
太一 花盛
Taichi Hanamori
隆行 菅原
Takayuki Sugawara
圭祐 泉谷
Keisuke Izumiya
健司 原田
Kenji Harada
勇太 原
Yuta Hara
徹也 大橋
Tetsuya Ohashi
翔 吉田
Sho Yoshida
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Abstract

Figure 2023082534000001
【課題】マルチホップネットワークを構築する際に、警報器をどの位置に施工すべきかの判断材料を提供する技術を提供する。
【解決手段】第n+1火災警報器600n+1、第n+2火災警報器600n+2、第n+3火災警報器600n+3は、中継装置700から広がるマルチホップネットワークを構成する。第n+1火災警報器600n+1、第n+2火災警報器600n+2、第n+3火災警報器600n+3は、周囲の他の火災警報器との間でリンク品質情報を交換することによって、周囲の他の火災警報器を経由して中継装置700と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、コストをもとに中継ルートを選択する。第n+1火災警報器600n+1、第n+2火災警報器600n+2、第n+3火災警報器600n+3は、は、中継ルートに関する情報を外部機器900に送信する、
【選択図】図12

Description

本開示は、警報技術に関し、特にマルチホップネットワークを使用する警報システム、外部機器、表示方法、プログラムに関する。
火災警報器は、火災を検知すると、警報を報知する。このような火災警報器に無線通信機能を搭載し、複数の火災警報器によりマルチホップネットワークを形成することによって、1つの火災警報器が火災を検知した場合に他の火災警報器が警報を報知することが可能になる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-35468号公報
マルチホップネットワークを構築するために複数の火災警報器が設置される。各火災警報器を適当な位置に設置した場合、マルチホップネットワークの通信品質が悪化するおそれがある。そのため、どの位置に火災警報器を設置すべきであるかが分かる方が望ましい。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、マルチホップネットワークを構築する際に、警報器をどの位置に施工すべきかの判断材料を提供する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の警報システムは、中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器を備える。複数の警報器のそれぞれは、周囲の他の警報器との間でリンク品質情報を交換することによって、周囲の他の警報器を経由して中継装置と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、コストをもとに中継ルートを選択し、複数の警報器のそれぞれは、中継ルートに関する情報を外部機器に送信する。
本開示の別の態様は、外部機器である。この外部機器は、中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器と通信可能な外部機器であって、複数の警報器のそれぞれは、周囲の他の警報器との間でリンク品質情報を交換することによって、周囲の他の警報器を経由して中継装置と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、コストをもとに中継ルートを選択しており、複数の警報器のそれぞれからの中継ルートに関する情報を受信する通信部と、通信部において受信した中継ルートに関する情報を表示する表示部と、を備える。
本開示のさらに別の態様は、表示方法である。この方法は、中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器と通信可能な外部機器における表示方法であって、複数の警報器のそれぞれは、周囲の他の警報器との間でリンク品質情報を交換することによって、周囲の他の警報器を経由して中継装置と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、コストをもとに中継ルートを選択しており、複数の警報器のそれぞれからの中継ルートに関する情報を受信するステップと、受信した中継ルートに関する情報を表示するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、マルチホップネットワークを構築する際に、警報器をどの位置に施工すべきかの判断材料を提供できる。
本実施例に係る警報システムの構成を示す図である。 図1の火災警報器の構成を示す図である。 図3(a)-(d)は、図1の警報システムで使用されるスーパフレームの構成を示す図である。 図1の中継装置の構成を示す図である。 図1の警報システムにおけるタイムスロットの割当例を示す図である。 図1の警報システムにおける下り通信の概要を示す図である。 図1の警報システムにおける上り通信の概要を示す図である。 図1の警報システムにおけるルーティングの概要を示す図である。 図1の警報システムにおけるルーティングの手順を示すシーケンス図である。 図10(a)-(b)は、図8の第1n+1火災警報器に保持されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図11(a)-(b)は、図9の第1n+3火災警報器に保持されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図12(a)-(b)は、図1の警報システムの施工の概要を示す図である。 図12(a)の外部機器の構成を示す図である。 図13の表示部に表示される画面を示す図である。 図15(a)-(b)は、図1の警報システムの一部の構成を示す図である。 図15(a)の警報システムにおける下り通信の概要を示す図である。 図17(a)-(b)は、図15(b)の警報システムにおける下り通信の概要を示す図である。
本開示を具体的に説明する前に、概要を述べる。本実施例は、集合住宅、戸建住宅、オフィス、病院等の施設に設置される警報システムに関する。警報システムでは、管理装置に中継装置が接続され、中継装置に複数の火災警報器が無線のマルチホップネットワークにより接続される。このようなネットワークにおいて、管理装置が上位側に相当し、中継装置から最もホップ数の多い火災警報器が下位側に相当する。火災警報器は、火災の発生を検知すると検知結果を中継装置に向かって転送し、中継装置は、管理装置に検知結果を転送する。管理装置は、検知結果を受信すると、鳴動を実行する火災警報器を1つ以上選択し、選択した1つ以上の火災警報器を最終的な宛先として、鳴動の指示を送信する。中継装置と火災警報器は、最終的な宛先の火災警報器まで鳴動の指示を転送し、最終的な宛先の火災警報器は、鳴動の指示を受信すると鳴動を実行する。
ここで、中継装置から、中継装置から最もホップ数の多い火災警報器に向かう信号のための回線を「下り回線」と呼ぶ場合、最もホップ数の多い火災警報器から中継装置に向かう信号のための回線は「上り回線」と呼ばれる。本実施例では、複数のタイムスロットが並べられることによって1つのフレームが形成され、複数のフレームが並べられることによって1つのスーパフレームが形成される。また、1つの火災警報器が、1つの下り回線用のタイムスロット(以下、「下り通信用タイムスロット」という)に割り当てられるとともに、1つの上り回線用のタイムスロット(以下、「上り通信用タイムスロット」という)に割り当てられる。下り回線の転送のために下り通信用タイムスロットが使用され、上り回線の転送のために上り通信用タイムスロットが使用される。
下り回線では、鳴動の指示の他に、マルチホップネットワークの同期を確立するための信号(以下、「同期信号」という)が定期的に転送される。一方、上り回線では、検知結果が主として転送される。以下の説明において、同期信号、検知結果、鳴動の指示は、「通信用信号」と総称されることもある。
以下では、本実施例を(1)基本構成、(2)ルーティング、(3)施工、(4)タイムスロットの割当の修正の順に説明する。
(1)基本構成
図1は、警報システム1000の構成を示す。警報システム1000は、火災警報器600と総称される第1火災警報器600aから第9火災警報器600i、中継装置700と総称される第1中継装置700aから第3中継装置700c、管理装置800を含む。火災警報器600の数は「9」に限定されず、中継装置700の数は「3」に限定されない。
警報システム1000は、住宅、オフィス、商業施設等の施設に適用され、火災を検知し、火災が発生したことを報知するシステムである。複数の火災警報器600は、例えば、住宅用火災警報器であり、火災検知センサを備える。複数の火災警報器600は、例えば、施設の天井等に設置されるが、壁等に設置されてもよい。
ここで、第1火災警報器600aから第6火災警報器600fは、第1中継装置700aから広がる無線のマルチホップネットワークを構成する。例えば、第1中継装置700a、第1火災警報器600a、第2火災警報器600bを結ぶ中継ルート、第1中継装置700a、第4火災警報器600d、第5火災警報器600e、第3火災警報器600cを結ぶ中継ルートが形成される。また、第1中継装置700a、第4火災警報器600d、第5火災警報器600e、第6火災警報器600fを結ぶ中継ルート、第1中継装置700a、第7火災警報器600gを結ぶ中継ルートも形成される。このような中継ルートは、各火災警報器600において決定され、第1中継装置700a、管理装置800にも共有される。
これらの中継ルートにおいて、第1火災警報器600a、第4火災警報器600d、第7火災警報器600gは、「1」ホップ数で第1中継装置700aと通信可能である。第2火災警報器600b、第5火災警報器600eは、「2」ホップ数で第1中継装置700aと通信可能である。第3火災警報器600c、第6火災警報器600fは、「3」ホップ数で第1中継装置700aと通信可能である。
第2中継装置700b、第3中継装置700c、第8火災警報器600h、第9火災警報器600iは、第1中継装置700a、第1火災警報器600a等と同様に構成される。例えば、第1中継装置700aを起点とするマルチホップネットワークが施設の1階に設置され、第2中継装置700bを起点とするマルチホップネットワークが施設の2階に設置され、第3中継装置700cを起点とするマルチホップネットワークが施設の3階に設置される。第1中継装置700aを起点とするマルチホップネットワークと、第2中継装置700bを起点とするマルチホップネットワークと、第3中継装置700cを起点とするマルチホップネットワークには、互いに異なった周波数が使用される。また、第1中継装置700a、第2中継装置700b、第3中継装置700cは互いに無線通信または有線通信を実行する。
このように中継装置700は、マルチホップネットワークを構成する複数の火災警報器600と無線通信を実行するとともに、他の中継装置700との間で無線通信または有線通信を実行する。中継装置700は、マルチホップネットワークに含まれる複数の火災警報器600間の通信を中継するともいえる。さらに、第1中継装置700aは、管理装置800とケーブルにより接続され、管理装置800との間で有線通信を実行する。
管理装置800は、例えば、施設内に設置されるHEMS(Home Energy Management System)のコントローラである。管理装置800は、施設に設けられた複数の機器と通信可能である。複数の機器は、例えば、通信機能を有した空調機器、照明機器、給湯器等を含む。また、管理装置800は、施設に設けられた第1中継装置700aと通信可能である。さらに、管理装置800は、第1中継装置700aを介して、第2中継装置700b、第3中継装置700c、各火災警報器600とも通信可能である。
図2は、火災警報器600の構成を示す。火災警報器600は、通信部620、処理部622、制御部624、火災検知センサ630、ブザー632を含む。火災検知センサ630には公知の技術が使用されればよい。例えば、火災検知センサ630は、光学式の煙検知センサであってもよく、光の乱反射を利用して火災の際の煙を検知することで火災を検知してもよい。例えば、火災検知センサ630は、熱検知センサであってもよく、火災の際の熱を検知することで火災を検知してもよい。例えば、火災検知センサ630は、一酸化炭素検知センサであってもよく、火災の際の燃焼によって発生する一酸化炭素の濃度を検知することで火災を検知してもよい。例えば、火災検知センサ630は、赤外線検知センサであってもよく、火災の際の燃焼によって放射される赤外線を検知することで火災を検知してもよい。
通信部620は、他の火災警報器600または中継装置700との間の無線通信を実行する。処理部622は、通信部620において受信した信号を処理したり、通信部620から送信すべき信号を生成したりする。制御部624は、通信部620と処理部622の動作を制御する。制御部624の処理の詳細は後述する。ブザー632は、ブザー音を鳴動可能である。火災警報器600は、ブザー632を含まず、火災検知センサ630を含む構成、つまり検知機能と通信機能を有する構成であってもよい。このような火災警報器600は、火災の検知を警報可能な感知器であるともいえる。
図3(a)-(d)は、警報システム1000で使用されるスーパフレームの構成を示す。図3(a)に示されるように一定期間がスーパフレーム1010として規定される。スーパフレーム1010は繰り返し配置される。スーパフレーム1010は、複数のフレーム1020に分割される。図3(b)に示されるように、1つのフレーム1020は、複数のタイムスロット1030に分割される。図3(c)は1つのタイムスロット1030を示す。タイムスロット1030の中で通信用信号が送信される。通信用信号の期間は、1つのタイムスロット1030の期間よりも短い。
図3(d)は、図3(b)に示されたフレーム1020に含まれる複数のタイムスロット1030の使用用途を示す。複数のタイムスロット1030のうち、先頭部分の1以上のタイムスロット1030は「下り通信用タイムスロット」に使用される。下り通信用タイムスロットに続く1つのタイムスロット1030は「上り通信用タイムスロット」に使用される。上り通信用タイムスロットに続く1以上のタイムスロット1030は「予備」に使用される。下り通信用タイムスロットの数と、上り通信用タイムスロットの数は同一であり、かつマルチホップネットワークに含まれる火災警報器600の数以上とされる。予備はなくてもよい。
図4は、中継装置700の構成を示す。中継装置700は、マルチホップネットワークを構成する複数の火災警報器600に対する制御装置であるともいえる。中継装置700は、通信部710、制御部720を含み、通信部710は出力部712を含み、制御部720は割当部722を含む。通信部710は、複数の中継装置700と通信するための通信機能を有するとともに、管理装置800と通信するための通信機能を有する。制御部720は、中継装置700の動作を制御する。
通信部710は、マルチホップネットワークを構成する複数の火災警報器600と通信することによって、各火災警報器600においてなされたルーティングの結果を受けつける。各火災警報器600においてなされるルーティングについては後述するが、ルーティングの結果により、図1のような各中継ルートが示される。
割当部722は、ルーティングの結果をもとに、図3(d)に示される1つの下り通信用タイムスロットと1つの上り通信用タイムスロットとの組合せを1つの火災警報器600に割り当てる。割当部722における割当についても後述するが、火災警報器600毎に、下り通信用タイムスロットと上り通信用タイムスロットとの組合せが変えられる。出力部712は、割当部722における割当結果を複数の火災警報器600に対して出力する。割当結果では、下り通信用タイムスロットと上り通信用タイムスロットとの組合せと、火災警報器600との対応関係が示される。
図5は、警報システム1000におけるタイムスロットの割当例を示し、図3(d)と同様に示される。これは、図1の第1中継装置700a、第1火災警報器600aから第7火災警報器600gに対する複数のタイムスロット1030の割当を示す。図5における「M」は第1中継装置700aを示し、「S1」から「S7」は第1火災警報器600aから第7火災警報器600gをそれぞれ示す。下り通信用タイムスロットには、第1中継装置700a、第1火災警報器600a、第4火災警報器600d、第7火災警報器600g、第2火災警報器600b、第5火災警報器600e、第3火災警報器600c、第6火災警報器600fが前側から順に割り当てられる。前述のごとく、第1火災警報器600a、第4火災警報器600d、第7火災警報器600gから第1中継装置700aまでのホップ数は「1」である。第2火災警報器600b、第5火災警報器600eから第1中継装置700aまでのホップ数は「2」であり、第3火災警報器600c、第6火災警報器600fから第1中継装置700aまでのホップ数は「3」である。つまり、下り通信用タイムスロットに対して、第1中継装置700aまでのホップ数が小さい火災警報器600ほど前側に割り当てられる。
上り通信用タイムスロットには、第6火災警報器600f、第3火災警報器600c、第5火災警報器600e、第2火災警報器600b、第7火災警報器600g、第4火災警報器600d、第1火災警報器600a、第1中継装置700aが前側から順に割り当てられる。つまり、上り通信用タイムスロットに対して、第1中継装置700aまでのホップ数が大きい火災警報器600ほど前側に割り当てられる。
ホップ数「2」の第5火災警報器600eに着目する場合、第5火災警報器600eに対して、ホップ数「3」の第6火災警報器600fよりも前側の下り通信用タイムスロットが割り当てられる。下り通信用タイムスロットは、マルチホップネットワークにおいて第1中継装置700aから離れる方向に信号(通信用信号)が転送される場合に使用される。また、第5火災警報器600eに対して、第6火災警報器600fよりも後側の上り通信用タイムスロットが割り当てられる。上り通信用タイムスロットは、マルチホップネットワークにおいて第1中継装置700aに近づく方向に信号(通信用信号)が転送される場合に使用される。つまり、中継装置700は、各火災警報器600と中継装置700とのホップ数に応じて、複数のタイムスロット1030のうち、各火災警報器600に割り当てるタイムスロット1030を決定する。
第5火災警報器600eには、下り通信用タイムスロット「S5」、上り通信用タイムスロット「S5」が割り当てられ、第5火災警報器600eは、下り通信用タイムスロット「S5」または上り通信用タイムスロット「S5」で信号(通信用信号)を送信する。第6火災警報器600fには、下り通信用タイムスロット「S6」、上り通信用タイムスロット「S6」が割り当てられ、第6火災警報器600fは、下り通信用タイムスロット「S6」または上り通信用タイムスロット「S6」で信号(通信用信号)を送信する。
これらのタイムスロット1030の割当は、第1中継装置700aの割当部722において決定されるが、管理装置800において決定されてもよい。例えば、第1中継装置700aまたは管理装置800は、中継ルートの情報をもとにタイムスロット1030の割当を決定する。第1中継装置700aまたは管理装置800は、決定したタイムスロット1030の割当を各火災警報器600に通知する。そのため、各火災警報器600も、これらのタイムスロット1030の割当を把握する。その結果、火災警報器600は、通信用信号を送信すべきタイムスロット1030であって、かつ自らに割り当てられたタイムスロット1030を把握する。また、火災警報器600は、中継ルート上の隣接の火災警報器600または中継装置700からの通信用信号を受信可能なタイムスロット1030も把握する。
このような状況において、火災警報器600の通信部620は、消費電力を低減するために間欠受信動作を実行してもよい。通信部620における間欠受信動作では、タイムスロット1030の先頭部分の一部期間において受信動作が実行され、一部期間において信号(通信用信号)が受信されない場合に、タイムスロット1030の残りの期間で受信動作が停止される。一方、タイムスロット1030の先頭部分の一部期間において信号が受信された場合は、タイムスロット1030の残りの期間で受信動作が続行される。
図6は、警報システム1000における下り通信の概要を示す。これは、図5のうちの下り通信用タイムスロットを示す。第1中継装置700aは、マルチホップネットワークを構成する複数の火災警報器600に対して同期信号を定期的に送信する。同期信号は、例えばビーコン信号である。同期信号は、例えば、図3(a)に示されるスーパフレーム1010のうちの先頭のフレーム1020において送信され、残りのフレーム1020において送信されない。第1中継装置700aは、スーパフレーム1010のうちの先頭のフレーム1020におけるタイムスロット1030「M」で同期信号を送信する。第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「M」で同期信号を受信すると、タイムスロット1030「S4」で同期信号を転送する。また、第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「S4」で第1中継装置700aに対する応答信号を送信する。応答信号は、例えば、Ack(ACKnowledgement)である。応答信号は、同期信号の一部分に含まれてもよい。
第1中継装置700aは、タイムスロット1030「S4」で応答信号を受信する。第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S4」で同期信号を受信すると、タイムスロット1030「S5」で同期信号を転送するとともに、第4火災警報器600dに対する応答信号を送信する。第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「S5」で応答信号を受信する。図11においては省略されるが、第4火災警報器600dは、次のフレームのタイムスロット1030「S4」で第5火災警報器600eからの応答信号を第1中継装置700aに転送する。
第3火災警報器600cは、タイムスロット1030「S5」で同期信号を受信すると、タイムスロット1030「S3」で同期信号を転送するとともに、第5火災警報器600eに対する応答信号を送信する。第6火災警報器600fは、タイムスロット1030「S5」で同期信号を受信すると、タイムスロット1030「S6」で同期信号を転送するとともに、第5火災警報器600eに対する応答信号を送信する。
第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S3」と「S6」で応答信号を受信する。図6においては省略されるが、第5火災警報器600eは、次のフレームのタイムスロット1030「S5」で第3火災警報器600cからの応答信号と第6火災警報器600fからの応答信号とを第4火災警報器600dに転送する。第4火災警報器600dは、さらに次のフレームのタイムスロット1030「S4」で第5火災警報器600eからの応答信号を第1中継装置700aに転送する。
このように、第1中継装置700aが同期信号を送信したフレーム1020において同期信号の転送がなされる。また、第1中継装置700aからの同期信号を受信した各火災警報器600は、同期信号をもとに第1中継装置700aとのタイミング同期を確立する。タイミング同期には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
図7は、警報システム1000における上り通信の概要を示す。これは、図5のうちの上り通信用タイムスロットを示す。ここでは、第6火災警報器600fの火災検知センサ630が火災の発生を検知した場合を想定する。第6火災警報器600fの処理部622は、検知結果を通信部620に送信させる。検知結果には、火災を検知した第6火災警報器600fの識別情報が含まれる。第6火災警報器600fの通信部620は、タイムスロット1030「S6」で検知結果を送信する。
第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S6」で検知結果を受信する。これに続いて、第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S5」で検知結果を転送する。また、第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S5」で第6火災警報器600fに対する応答信号を送信する。応答信号は、検知結果の一部分に含まれてもよい。
第6火災警報器600fは、タイムスロット1030「S5」で応答信号を受信する。第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「S5」で検知結果を受信する。第4火災警報器600dは、タイムスロット1030「S4」で検知結果を転送するとともに、第5火災警報器600eに対する応答信号を送信する。
第5火災警報器600eは、タイムスロット1030「S4」で応答信号を受信する。図12においては省略されるが、第5火災警報器600eは、次のフレーム1020のタイムスロット1030「S5」で第4火災警報器600dからの応答信号を第6火災警報器600fに転送する。
第1中継装置700aは、タイムスロット1030「S4」で検知結果を受信する。これまでと同様に、第1中継装置700aは、タイムスロット1030「M」で応答信号を送信する。当該応答信号は、第4火災警報器600d、第5火災警報器600eにおいて転送されて、第6火災警報器600fに受信される。
第1中継装置700aは、検知結果を第4火災警報器600dから受信した場合、検知結果を管理装置800に送信する。管理装置800は、検知結果を受信すると、検知結果に含まれた識別情報をもとに、鳴動させる火災警報器600を特定する。識別情報と、鳴動させる火災警報器600の情報との対応関係は管理装置800に予め記憶されている。管理装置800は、特定した火災警報器600を最終的に宛先として鳴動の指示を第1中継装置700aに送信する。
管理装置800において特定された火災警報器600が第3火災警報器600cと第6火災警報器600fである場合、図6と同様の転送がなされることによって、鳴動の指示が第3火災警報器600cと第6火災警報器600fに受信される。ここで、図6における同期信号の代わりに鳴動の指示が送信される。第2中継装置700b、第3中継装置700cは、第1中継装置700a経由で管理装置800から鳴動の指示を受信した場合、鳴動の指示を火災警報器600に転送する。第3火災警報器600cと第6火災警報器600fの通信部620が鳴動の指示を受信すると、制御部624は、ブザー632を鳴動させる。制御部624は、発光装置を点滅させてもよい。
(2)ルーティング
これまでは、図1に示されるような中継ルートが形成されていることを前提としているが、ここでは、図8も使用しながら中継ルートの形成および変更について説明する。図8は、警報システム1000におけるルーティングの概要を示す。図8では、警報システム1000のうちの第n+1火災警報器600n+1、第n+2火災警報器600n+2、第n+3火災警報器600n+3、中継装置700が示される。第n+1火災警報器600n+1、第n+2火災警報器600n+2、第n+3火災警報器600n+3は、図1のいずれかの火災警報器600に対応する。第n+3火災警報器600n+3の周囲には、第n+1火災警報器600n+1、第n+2火災警報器600n+2以外の火災警報器600、例えば、第n+4火災警報器600n+4(図示せず)が存在してもよい。
以下では、(2-1)中継ルートの形成、(2-2)中継ルートの変更の順に説明する。
(2-1)中継ルートの形成
図9は、警報システム1000におけるルーティングの手順を示すシーケンス図である。ここでは、第n+3火災警報器600n+3に着目してルーティング処理を説明する。各火災警報器600は、一定時間ごとにHELLOメッセージをブロードキャスト送信する。HELLOメッセージには、火災警報器600から中継装置700までのルート品質情報が含まれる。第n+3火災警報器600n+3の通信部620は、HELLOメッセージを第n+1火災警報器600n+1、第n+2火災警報器600n+2、第n+4火災警報器600n+4から受信する(S10、S12、S14)。
第n+3火災警報器600n+3の通信部620は、受信した各HELLOメッセージの受信電力を計測し、処理部622は、計測した受信電力をもとに各火災警報器600に対するリンク品質を導出する。リンク品質は、受信電力に応じて変化し、かつ受信電力が大きくなるほど小さくなる値である。前述のルート品質もリンク品質と同様に示される。制御部624は、第n+1火災警報器600n+1のリンク品質と、第n+1火災警報器600n+1からのHELLOメッセージに含まれるルート品質とを加算することによって、次のように仮ルートコストを導出する。
仮ルートコスト=ルート品質+Ka×リンク品質+Kb×C 式(1)
ここで、Ka、Kbは係数であり、Cは予め定められた定数である。中継ルートを形成する際にKbを「0」とすれば、Kb×Cは無視される。
制御部624は、他の火災警報器600に対しても仮ルートコストを導出する。制御部624は、複数の仮ルートコストを比較して、仮ルートコストが低い順に数個の火災警報器600を優先リンク先として選択する。ここでは、例えば、第n+1火災警報器600n+1と第n+2火災警報器600n+2が優先リンク先として選択される。
第n+3火災警報器600n+3の通信部620は、選択した火災警報器600のアドレスと受信時のリンク品質をHELLOメッセージのLINK_REQサブメッセージに含めて送信する(S16、S18)。第n+1火災警報器600n+1と第n+2火災警報器600n+2は、逆方向のリンク品質をLINK_REPサブメッセージに含めて送信する(S20、22)。
第n+3火災警報器600n+3の通信部620は、LINK_REPサブメッセージを受信する。第n+3火災警報器600n+3の制御部624は、第n+1火災警報器600n+1からのLINK_REPサブメッセージに含まれたリンク品質と、既に計測した受信電力をもとに導出したリンク品質とを比較して、大きい方のリンク品質を選択する。また、制御部624は、選択したリンク品質と、第n+1火災警報器600n+1に対するルート品質とを加算することによって、次のように正式ルートコストを導出する。
正式ルートコスト=ルート品質+Ka×Max(リンク品質)+Kb×C 式(2)
ここで、Maxは、最大のリンク品質を選択することを示す。
制御部624は、第n+2火災警報器600n+2に対しても正式ルートコストを導出する。制御部624は、第n+1火災警報器600n+1に対する正式ルートコストと、第n+2火災警報器600n+2に対する正式ルートコストとを比較して、小さい方を中継ルートとして選択する。選択されなかった中継ルートは、代替ルートして使用されてもよい。
つまり、第n+3火災警報器600n+3は、第n+1火災警報器600n+1との間でリンク品質情報を交換することによって、第n+1火災警報器600n+1を経由して中継装置700と通信するための中継ルート(以下、「第1中継ルート」という)に対する正式ルートコスト(以下、「第1コスト」という)を導出する。また、第n+3火災警報器600n+3は、第n+2火災警報器600n+2との間でリンク品質情報を交換することによって、第n+2火災警報器600n+2を経由して中継装置700と通信するための中継ルート(以下、「第2中継ルート」という)に対する正式ルートコスト(以下、「第2コスト」という)を導出する。さらに、第n+3火災警報器600n+3は、第1コストと第2コストと比較して小さい方の中継ルートを優先して選択する。このような処理が各火災警報器600においてなされることによって中継ルートが形成される。各火災警報器600において形成された中継ルート(代替ルート)に関する情報は、中継装置700経由で管理装置800に送信される。管理装置800は、中継ルート(代替ルート)に関する情報をもとに、ホップ数にしたがってタイムスロット1030の割当を決定する。
(2-2)中継ルートの変更
前述のように中継ルートが形成されると、中継ルートに含まれる火災警報器600は信号の転送を実行する。信号の転送により火災警報器600の消費電力が増加する。火災警報器600が電池駆動である場合、消費電力は小さい方が好ましい。火災警報器600における消費電力の増加を抑制するために、中継ルートの変更が実行される。
図8の第n+3火災警報器600n+3と中継装置700とを結ぶ第1中継ルートに含まれる第n+1火災警報器600n+1の制御部624は、所定期間における通信部620の通信回数をもとに通信頻度を計測する。通信回数には、送信回数と受信回数の少なくとも1つが含まれる。制御部624は、通信頻度と消費電力の対応関係を保持しており、通信頻度をもとに消費電力を導出する。対応関係では、通信頻度が大きくなるほど、消費電力が大きくされる。
また、第n+1火災警報器600n+1の制御部624は、第n+1火災警報器600n+1が直接通信する他の火災警報器600の数を数えてもよい。制御部624は、他の火災警報器600の数と消費電力の対応関係を保持しており、他の火災警報器600の数をもとに消費電力を導出する。対応関係では、他の火災警報器600の数が大きくなるほど、消費電力が大きくされる。さらに、第n+1火災警報器600n+1の制御部624は、第n+1火災警報器600n+1の電池残量を計測してもよい。制御部624は、電池残量と消費電力の対応関係を保持しており、電池残量をもとに消費電力を導出する。対応関係では、電池残量が小さくなるほど、消費電力が大きくされる。
制御部624は、消費電力に対するしきい値を保持する。図10(a)-(b)は、第n+1火災警報器600n+1に保持されるテーブルのデータ構造を示す。図10(a)は、消費電力としきい値とに対する条件と、条件に応じた動作を示す。制御部624は、消費電力がしきい値よりも大きくなった場合に、消費電力の増加を示した通知の送信を決定する。一方、制御部624は、消費電力がしきい値以下である場合に、通知を送信しないことを決定する。図10(b)は後述して、図8に戻る。第n+1火災警報器600n+1の通信部620は、通知の送信が決定された場合、通知を第n+3火災警報器600n+3に送信する。
第n+3火災警報器600n+3の制御部624は、前述のごとく、式(2)の正式ルートコストをもとに中継ルートを決定している。制御部624は、第n+1火災警報器600n+1からの通知を受信しているか否かに応じて、式(2)の係数Ka、Kbの値を制御する。図11(a)-(b)は、第1n+3火災警報器600n+3に保持されるテーブルのデータ構造を示す。図11(a)は、通知を受信していない場合と通知を受信している場合に対する係数Ka、Kbの値を示す。係数KaとKbは加算すると「1」になる関係を有する。
通知を受信していない場合、係数Kaは「A1」であり、係数Kbは「B1」である。通知を受信していない場合には、(2-1)中継ルートの形成の場合も含まれる。例えば、「A1」は「1」であり、「B1」は「0」である。そのため、通知を受信していない場合、式(2)の右辺の3項目は無視される。
通知を受信している場合、係数Kaは「A2」であり、係数Kbは「B2」である。「B2」は「0」より大きい値であるので、「A2」は「1」より小さい値である。ここで、A2>B2であってもよく、A2=B2であってもよく、A2<B2であってもよい。そのため、通知を受信している場合、式(2)の右辺の3項目の影響が大きくなり、通知を受信していない場合と比較して正式ルートコストは大きくなる。その結果、第n+1火災警報器600n+1を含む第1中継ルートが選択されにくくなる。つまり、第n+3火災警報器600n+3は、第n+1火災警報器600n+1からの通知を受信した場合に、第n+1火災警報器600n+1を含む第1中継ルートを選択しにくくする。
式(2)に示された正式ルートコストの右辺の2項目は、「Ka×Max(リンク品質)」であり、第n+1火災警報器600n+1との間のリンク品質情報に応じた指標(以下、「第1指標」という)であるといえる。式(2)に示された正式ルートコストの右辺の3項目は、「Kb×C」であり、第n+1火災警報器600n+1の消費電力に応じた指標(以下、「第2指標」という)であるといえる。制御部624は、通知を受信した場合、正式ルートコストにおける第2指標の影響を増加させることによって、第1中継ルートを選択しにくくする。このような処理は、他の火災警報器600との間でもなされる。
これまでは、係数Ka、Kbの値を2段階で調節している。しかしながら、係数Ka、Kbの値が3段階以上の段階で調節されてもよい。図10(b)は、消費電力としきい値とに対する条件と、条件に応じた動作を示す。第n+1火災警報器600n+1の制御部624は、消費電力に対するしきい値として第1しきい値と、第1しきい値よりも大きい第2しきい値とを規定する。制御部624は、消費電力が第1しきい値よりも大きく、かつ第2しきい値以下である場合に、消費電力の増加を示した第1通知の送信を決定する。制御部624は、消費電力が第2しきい値よりも大きくなった場合に、消費電力のさらなる増加を示した第2通知の送信を決定する。一方、制御部624は、消費電力が第1しきい値以下である場合に、第1通知と第2通知を送信しないことを決定する。図8に戻る。第n+1火災警報器600n+1の通信部620は、第1通知の送信が決定された場合、第1通知を第n+3火災警報器600n+3に送信する。通信部620は、第2通知の送信が決定された場合、第2通知を第n+3火災警報器600n+3に送信する。
第n+3火災警報器600n+3の制御部624は、第n+1火災警報器600n+1からの第1通知または第2通知を受信しているか否かに応じて、式(2)の係数Ka、Kbの値を制御する。図11(b)は、第1通知と第2通知を受信していない場合と、第1通知または第2通知を受信している場合に対する係数Ka、Kbの値を示す。ここでも、係数KaとKbは加算すると「1」になる関係を有する。
第1通知と第2通知を受信していない場合、係数Kaは「A1」であり、係数Kbは「B1」である。例えば、「A1」は「1」であり、「B1」は「0」である。第1通知を受信している場合、係数Kaは「A2」であり、係数Kbは「B2」である。第2通知を受信している場合、係数Kaは「A3」であり、係数Kbは「B3」である。「B3」は「B2」よりも大きい値であり、「A3」は「A2」より小さい値である。つまり、制御部624は、第n+1火災警報器600n+1から第1通知を受信した場合よりも第2通知を受信した場合において、正式ルートコストにおける第2指標の影響を増加させる。
(3)施工
ここでは、警報システム1000のマルチホップネットワークの施工を容易にするための技術を説明する。特に、火災警報器600をどの位置に施工すべきかの判断材料を提供するための技術を説明する。図12(a)-(b)は、警報システム1000の施工の概要を示す。図12(a)は、第1例を示す。警報システム1000は、図8の構成に加えて外部機器900を含む。外部機器900は、例えばコンピュータであり、管理装置800と通信可能である。
マルチホップネットワークのルーティングは、すべての火災警報器600が設置されてからなされるのではなく、中継装置700の近くに数台の火災警報器600が設置されてからなされる。数台の火災警報器600に対するルーティングが終了した後、さらに数台の火災警報器600が追加して設置されてから、ルーティングが更新される。このようにルーティングは、段階的に台数が増加された火災警報器600に応じて更新される。
ここでは、第n+3火災警報器600n+3の設置前に、第n+1火災警報器600n+1と第n+2火災警報器600n+2が設置されている場合を想定する。第n+1火災警報器600n+1と第n+2火災警報器600n+2のそれぞれは、前述の処理によって正式ルートコストを導出してから、正式ルートコストをもとに中継ルートを選択する。第n+1火災警報器600n+1と第n+2火災警報器600n+2のそれぞれの通信部620は、中継ルートに関する情報を送信する。中継ルートに関する情報には、正式ルートコストが含まれる。また、中継ルートに関する情報には、選択された中継ルート以外の中継ルート、例えば代替ルートに対する正式ルートコストが含まれてもよい。
第n+1火災警報器600n+1と第n+2火災警報器600n+2から送信された中継ルートに関する情報は、中継ルートに沿って転送されて中継装置700に受信される。中継装置700は、中継ルートに関する情報を管理装置800に送信する。管理装置800は、中継ルートに関する情報を受信する。
図13は、外部機器900の構成を示す。外部機器900は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末装置である。外部機器900は、通信部902、制御部904、表示部906を含む。通信部902は、管理装置800と通信するための通信処理を実行する。施工者は、外部機器900を操作して管理装置800にアクセスし、通信部902は、中継ルートに関する情報を管理装置800から受信する。制御部904は、中継ルートに関する情報をもとに画面を生成し、生成した画面を表示部906に表示する。
図14は、表示部906に表示される画面を示す。中継ルートに関する情報として、各火災警報器600の識別情報、コスト等が表示される。施工者は、表示部906に表示された中継ルートに関する情報を確認することによって、中継ルートの状況を確認する。
施工者は、マルチホップネットワークにおいて、新たな火災警報器600として第n+3火災警報器600n+3を追加して設置する。第n+1火災警報器600n+1、第n+2火災警報器600n+2、第n+3火災警報器600n+3を含む複数の火災警報器600は、新たな火災警報器600の追加によって正式ルートコストを更新し、更新した正式ルートコストをもとに中継ルートを更新する。複数の火災警報器600のそれぞれの通信部620は、中継ルートに関する情報を送信する。これまでと同様に、管理装置800は、中継ルートに関する情報を受信し、外部機器900は、更新された中継ルートに関する情報を表示する。
図12(b)は、第2例を示す。警報システム1000は、図8の構成に加えて外部機器910、情報処理装置912を含む。外部機器910は、火災警報器600、中継装置700から送信される信号を受信可能な通信装置である。情報処理装置912は、例えばコンピュータであり、外部機器910に接続される。マルチホップネットワークにおいてはこれまでと同様の処理がなされる。外部機器910は、中継ルートに関する情報を受信し、情報処理装置912は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末装置である。情報処理装置912は、更新された中継ルートに関する情報を表示する。
正式ルートコストの導出は、施工者による指示により、開始または終了されてもよい。例えば、外部機器900または情報処理装置912に備えられた操作部(図示せず)を施工者が操作すると、外部機器900または外部機器910は、中継ルートの探索の指示を各火災警報器600に送信してもよい。その際、複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートの探索の指示を外部機器900または外部機器910から受信すると、コストの導出を開始する。
複数の火災警報器600が中継ルートを探索している場合、外部機器900または情報処理装置912に備えられた操作部(図示せず)を施工者が操作すると、外部機器900または外部機器910は、中継ルートの探索終了の指示を各火災警報器600に送信してもよい。その際、複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートの探索終了の指示を外部機器900または外部機器910から受信すると、コストの導出を終了する。
施工者からの指示を受けつける操作部(図示せず)は、各火災警報器600に備えられてもよい。複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートの探索の指示を受けつけると、コストの導出を開始する。また、複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートの探索終了の指示を受けつけると、コストの導出を終了する。
(4)タイムスロットの割当の修正
前述のごとく、中継装置700と火災警報器600との間のホップ数に応じて、各火災警報器600にタイムスロット1030が割り当てられるべきである。しかしながら、警報システム1000の施工において、ホップ数に応じた割当がなされないことがある。このようなタイムスロット1030の割当では、通信用信号の転送遅延が大きくなりうる。ここでは、警報システム1000の施工後、警報システム1000の運用時にホップ数に応じた割当がなされていない場合に割当を修正する処理を説明する。
図15(a)-(b)は、警報システム1000の一部の構成を示す。図15(a)は、警報システム1000の第1段階の構成を示す。中継装置700に第m+1火災警報器600m+1が接続され、第m+1火災警報器600m+1に第m+2火災警報器600m+2が接続されることによってマルチホップネットワークが形成される。中継装置700と第m+1火災警報器600m+1とのホップ数は「1」であり、中継装置700と第m+2火災警報器600m+2とのホップ数は「2」である。
図16は、警報システム1000における下り通信の概要を示す。「M」は中継装置700に割り当てられたタイムスロット1030を示し、「S1」は第m+1火災警報器600m+1に割り当てられたタイムスロット1030を示し、「S2」は第m+2火災警報器600m+2に割り当てられたタイムスロット1030を示す。これまでと同様にホップ数が小さい火災警報器600ほど前側のタイムスロット1030が割り当てられる。
中継装置700はタイムスロット1030「M」で通信用信号を送信し、第m+1火災警報器600m+1はタイムスロット1030「M」で通信用信号を受信する。第m+1火災警報器600m+1はタイムスロット1030「S1」で通信用信号を送信し、第m+2火災警報器600m+2はタイムスロット1030「S1」で通信用信号を受信する。第m+2火災警報器600m+2はタイムスロット1030「S2」で通信用信号を送信する。以上の説明において応答信号の送信および受信については説明を省略する。
図15(b)は、警報システム1000の第2段階の構成を示す。図15(b)に対して第m+3火災警報器600m+3を追加した構成である。中継装置700に第m+3火災警報器600m+3が接続され、第m+3火災警報器600m+3に第m+1火災警報器600m+1が接続され、第m+1火災警報器600m+1に第m+2火災警報器600m+2が接続されることによってマルチホップネットワークが形成される。
図17(a)-(b)は、警報システム1000における下り通信の概要を示す。図17(a)におけるタイムスロット1030「S3」は、タイムスロット1030「S2」の後に配置される。また、タイムスロット1030「S3」には、新たに追加された第m+3火災警報器600m+3が割り当てられる。
中継装置700はタイムスロット1030「M」で通信用信号を送信し、第m+3火災警報器600m+3はタイムスロット1030「M」で通信用信号を受信する。第m+3火災警報器600m+3はタイムスロット1030「S3」で通信用信号を送信し、第m+1火災警報器600m+1はタイムスロット1030「S3」で通信用信号を受信する。第m+1火災警報器600m+1は、次のフレーム1020におけるタイムスロット1030「S1」で通信用信号を送信し、第m+2火災警報器600m+2はタイムスロット1030「S1」で通信用信号を受信する。第m+2火災警報器600m+2はタイムスロット1030「S2」で通信用信号を送信する。
つまり、中継装置700までのホップ数が「1」である第m+3火災警報器600m+3に対して、ホップ数が「2」である第m+1火災警報器600m+1に割り当てたタイムスロット1030「S1」よりも後のタイムスロット1030「S3」が割り当てられるので、転送に遅延が発生する。以上の説明においても応答信号の送信および受信については説明を省略する。
このような転送の遅延を抑制するために、第m+3火災警報器600m+3の追加後に、中継装置700または管理装置800において割当の変更がなされる。例えば、下り通信において、タイムスロット1030「S1」とタイムスロット1030「S2」がタイムスロット1030「S3」の前側に配置されている場合、中継装置700の割当部722では、タイムスロット1030「S1」とタイムスロット1030「S2」がタイムスロット1030「S3」の後側に配置されるように割当の変更がなされる。下り通信は、下り回線での通信であり、マルチホップネットワークにおいて中継装置700から離れる方向に信号が転送される。
また、上り通信において、タイムスロット1030「S1」とタイムスロット1030「S2」がタイムスロット1030「S3」の後側に配置されている場合、割当部722では、タイムスロット1030「S1」とタイムスロット1030「S2」がタイムスロット1030「S3」の前側に配置されるように割当の変更がなされる。上り通信は、上り回線での通信であり、マルチホップネットワークにおいて中継装置700に近づく方向に信号が転送される。
各火災警報器600には、火災警報器600を識別するための識別番号が付与される。識別番号は、例えば、施工された順番に付与される。そのため、図15(b)において、識別番号「3」の第m+3火災警報器600m+3、識別番号「1」の第m+1火災警報器600m+1、識別番号「2」の第m+2火災警報器600m+2が順に配置される。複数の火災警報器600を管理する場合、中継ルートにそって火災警報器600が並ぶ順に識別番号も並べられる方が好ましい。中継装置700または管理装置800は、ホップ数に応じて、各火災警報器600の識別番号を決定する。図15(b)において、第m+3火災警報器600m+3には識別番号「1」が付与され、第m+1火災警報器600m+1には識別番号「2」が付与され、第m+2火災警報器600m+2には識別番号「3」が付与される。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
本実施例によれば、コストが小さい方の中継ルートを優先して選択するが、当該中継ルートに含まれた火災警報器600の消費電力が大きくなると、当該中継ルートを選択しにくくするので、マルチホップネットワークに含まれる火災警報器600における消費電力の増加を抑制できる。また、リンク品質情報に応じた第1指標と、他の火災警報器600の消費電力に応じた第2指標とをもとにコストを導出しており、他の火災警報器600から通知を受信した場合に、コストにおける第2指標の影響を増加させるので、他の火災警報器600を含む中継ルートを選択しにくくできる。また、第2指標の影響を増加させることによってコストを変化させるだけなので、処理を簡易にできる。また、消費電力に対するしきい値として第1しきい値と第2しきい値とを規定しており、第1しきい値と第2しきい値に対する消費電力の大きさに応じて、コストにおける第2指標の影響を変化させるので、中継ルートの選択を詳細に設定できる。また、通信頻度をもとに消費電力を導出するので、消費電力を容易に推定できる。また、直接通信する他の火災警報器600の数をもとに消費電力を導出するので、消費電力を容易に推定できる。また、火災警報器600の電池残量をもとに消費電力を導出するので、消費電力を容易に推定できる。
また、複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートに関する情報を外部機器900または外部機器910に送信するので、マルチホップネットワークを構築する際に、火災警報器600をどの位置に施工すべきかの判断材料を提供できる。また、火災警報器600をどの位置に施工すべきかの判断材料が提供されるので、マルチホップネットワークの構築を容易にできる。また、新たな火災警報器600が追加される場合に、複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートに関する情報を更新し、更新した情報を外部機器900または外部機器910に送信するので、新たな火災警報器600をどの位置に施工すべきかの判断材料を提供できる。また、中継ルートに関する情報はコストを含むので、ルーティングの状況を把握しやすくできる。また、中継ルートに関する情報は、外部機器900において表示されるので、中継ルートに関する情報を確認しやすくできる。
また、複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートの探索の指示を外部機器900または外部機器910から受信すると、コストの導出を開始するので、コスト導出開始のトリガを与えることができる。また、複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートの探索終了の指示を外部機器900または外部機器910から受信すると、コストの導出を終了するので、コスト導出終了のトリガを与えることができる。また、複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートの探索の指示を操作部において受けつけると、コストの導出を開始するので、コスト導出開始のトリガを与えることができる。また、複数の火災警報器600のそれぞれは、中継ルートの探索終了の指示を操作部において受けつけると、コストの導出を終了するので、コスト導出終了のトリガを与えることができる。
また、火災警報器600と中継装置700とのホップ数に応じて、各火災警報器600に割り当てるタイムスロット1030の順番を決定するので、マルチホップネットワークにおける転送の遅延時間を短縮できる。また、下り通信において、火災警報器600のホップ数が大きくなるほど、後側のタイムスロット1030を割り当てるので、マルチホップネットワークにおける転送の遅延時間を短縮できる。また、上り通信において、火災警報器600のホップ数が大きくなるほど、前側のタイムスロット1030を割り当てるので、マルチホップネットワークにおける転送の遅延時間を短縮できる。
また、下り通信において、ホップ数の大きい火災警報器600が前側のタイムスロット1030に割り当てられている場合、当該火災警報器600に後側のタイムスロット1030を割り当てるように変更するので、転送の遅延時間を短縮できる。また、上り通信において、ホップ数の大きい火災警報器600が後側のタイムスロット1030に割り当てられている場合、当該火災警報器600に前側のタイムスロット1030を割り当てるように変更するので、転送の遅延時間を短縮できる。
また、割当の変更が警報システム1000の施工後になされるので、割当変更の回数を低減できる。また、ホップ数に応じて火災警報器600の識別番号を決定するので、火災警報器600の管理をしやすくできる。中継装置700において割当を実行するので、中継装置700が割当を管理できる。また、管理装置800において割当を実行するので、管理装置800が割当を管理できる。
本開示の一態様の概要は、次の項目により示されてもよい。
(項目1-1)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)を備え、
前記複数の警報器(600)は、第1警報器(600)、第2警報器(600)、第3警報器(600)を含み、
前記第3警報器(600)は、前記第1警報器(600)と前記第2警報器(600)と通信可能であり、
前記第3警報器(600)は、前記第1警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記第1警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための第1中継ルートに対する第1コストを導出するとともに、前記第2警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記第2警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための第2中継ルートに対する第2コストを導出し、
前記第3警報器(600)は、前記第1コストが前記第2コストよりも小さい場合に前記第1中継ルートを優先して選択し、
前記第1警報器(600)における消費電力がしきい値よりも大きくなった場合に、前記第1警報器(600)は、消費電力の増加を示した通知を前記第3警報器(600)に送信し、
前記第3警報器(600)は、前記第1警報器(600)からの前記通知を受信した場合に、前記第1中継ルートを選択しにくくする、
警報システム(1000)。
(項目1-2)
前記第3警報器(600)は、前記第1警報器(600)との間のリンク品質情報に応じた第1指標と、前記第1警報器(600)の消費電力に応じた第2指標とをもとに第1コストを導出しており、
前記第3警報器(600)は、前記第1警報器(600)から前記通知を受信した場合、前記第1コストにおける前記第2指標の影響を増加させることによって、前記第1中継ルートを選択しにくくする(項目1-1)に記載の警報システム(1000)。
(項目1-3)
前記第1警報器(600)は、消費電力に対するしきい値として第1しきい値と、前記第1しきい値よりも大きい第2しきい値とを規定しており、
前記第1警報器(600)における消費電力が前記第1しきい値よりも大きくなった場合に、前記第1警報器(600)は、第1通知を前記第3警報器(600)に送信し、
前記第1警報器(600)における消費電力が前記第2しきい値よりも大きくなった場合に、前記第1警報器(600)は、第2通知を前記第3警報器(600)に送信し、
前記第3警報器(600)は、前記第1警報器(600)から前記第1通知を受信した場合よりも前記第2通知を受信した場合において、前記第1コストにおける前記第2指標の影響を増加させる(項目1-2)に記載の警報システム(1000)。
(項目1-4)
前記第1警報器(600)は、前記第1警報器(600)の通信頻度をもとに前記消費電力を導出し、
前記第1警報器(600)は、前記通信頻度が大きくなるほど、前記消費電力を大きくする(項目1-1)から(項目1-3)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目1-5)
前記第1警報器(600)は、前記第1警報器(600)が直接通信する他の警報器(600)の数をもとに前記消費電力を導出し、
前記第1警報器(600)は、前記他の警報器(600)の数が大きくなるほど、前記消費電力を大きくする(項目1-1)から(項目1-3)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目1-6)
前記第1警報器(600)は、前記第1警報器(600)の電池残量をもとに前記消費電力を導出し、
前記第1警報器(600)は、前記電池残量が小さくなるほど、前記消費電力を大きくする(項目1-1)から(項目1-3)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目1-7)
前記第3警報器(600)は、ユーザ操作を受けつけた場合に、前記第1中継ルートを選択しにくくする(項目1-1)から(項目1-6)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目1-8)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)のうちの警報器(600)であって、
前記複数の警報器(600)のうちの第1警報器(600)と第2警報器(600)と通信可能である通信部(620)と、
前記通信部(620)により前記第1警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記第1警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための第1中継ルートに対する第1コストを導出するとともに、前記通信部(620)により前記第2警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記第2警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための第2中継ルートに対する第2コストを導出してから、前記第1コストが前記第2コストよりも小さい場合に前記第1中継ルートを優先して選択する制御部(624)とを備え、
前記通信部(620)は、前記第1警報器(600)における消費電力がしきい値よりも大きくなった場合に、消費電力の増加を示した通知を前記第1警報器(600)から受信し、
前記制御部(624)は、前記通信部(620)が前記第1警報器(600)からの前記通知を受信した場合に、前記第1中継ルートを選択しにくくする、
警報器(600)。
(項目1-9)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)のうちの警報器(600)における中継ルート設定方法であって、
前記警報器(600)は、前記複数の警報器(600)のうちの第1警報器(600)と第2警報器(600)と通信可能であり、
前記第1警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記第1警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための第1中継ルートに対する第1コストを導出するとともに、前記第2警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記第2警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための第2中継ルートに対する第2コストを導出するステップと、
前記第1コストが前記第2コストよりも小さい場合に前記第1中継ルートを優先して選択するステップと、
前記第1警報器(600)における消費電力がしきい値よりも大きくなった場合に、消費電力の増加を示した通知を前記第1警報器(600)から受信するステップと、
前記第1警報器(600)からの前記通知を受信した場合に、前記第1中継ルートを選択しにくくするステップと、
を備える中継ルート設定方法。
(項目1-10)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)のうちの警報器(600)に実行させるためのプログラムであって、
前記警報器(600)は、前記複数の警報器(600)のうちの第1警報器(600)と第2警報器(600)と通信可能であり、
前記第1警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記第1警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための第1中継ルートに対する第1コストを導出するとともに、前記第2警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記第2警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための第2中継ルートに対する第2コストを導出するステップと、
前記第1コストが前記第2コストよりも小さい場合に前記第1中継ルートを優先して選択するステップと、
前記第1警報器(600)における消費電力がしきい値よりも大きくなった場合に、消費電力の増加を示した通知を前記第1警報器(600)から受信するステップと、
前記第1警報器(600)からの前記通知を受信した場合に、前記第1中継ルートを選択しにくくするステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
(項目2-1)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)を備え、
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、周囲の他の警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記周囲の他の警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、前記コストをもとに中継ルートを選択し、
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、中継ルートに関する情報を外部機器に送信する、
警報システム(1000)。
(項目2-2)
前記マルチホップネットワークにおいて、新たな警報器(600)が前記複数の警報器(600)に追加され、
前記複数の警報器(600)は、前記新たな警報器(600)の追加によってコストを更新し、更新した前記コストをもとに中継ルートを更新し、
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、更新された中継ルートに関する情報を前記外部機器に送信する(項目2-1)に記載の警報システム(1000)。
(項目2-3)
前記中継ルートに関する情報は、コストを含む(項目2-1)または(項目2-2)に記載の警報システム(1000)。
(項目2-4)
前記複数の警報器(600)のそれぞれから送信された前記中継ルートに関する情報は、前記外部機器において表示される(項目2-1)から(項目2-3)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目2-5)
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、中継ルートの探索の指示を前記外部機器から受信すると、コストの導出を開始する(項目2-1)から(項目2-4)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目2-6)
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、中継ルートの探索終了の指示を前記外部機器から受信すると、コストの導出を終了する(項目2-1)から(項目2-4)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目2-7)
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、中継ルートの探索の指示を受けつけると、コストの導出を開始する(項目2-1)から(項目2-4)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目2-8)
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、中継ルートの探索終了の指示を受けつけると、コストの導出を終了する(項目2-1)から(項目2-4)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目2-9)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)と通信可能な外部機器(900、910)であって、
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、周囲の他の警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記周囲の他の警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、前記コストをもとに中継ルートを選択しており、前記複数の警報器(600)のそれぞれからの中継ルートに関する情報を受信する通信部(902)と、
前記通信部(902)において受信した前記中継ルートに関する情報を表示する表示部(906)と、
を備える外部機器(900、910)。
(項目2-10)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)と通信可能な外部機器(900、910)における表示方法であって、
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、周囲の他の警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記周囲の他の警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、前記コストをもとに中継ルートを選択しており、前記複数の警報器(600)のそれぞれからの中継ルートに関する情報を受信するステップと、
受信した前記中継ルートに関する情報を表示するステップと、
を備える表示方法。
(項目2-11)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)と通信可能な外部機器(900、910)に実行させるためのプログラムであって、
前記複数の警報器(600)のそれぞれは、周囲の他の警報器(600)との間でリンク品質情報を交換することによって、前記周囲の他の警報器(600)を経由して前記中継装置(700)と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、前記コストをもとに中継ルートを選択しており、前記複数の警報器(600)のそれぞれからの中継ルートに関する情報を受信するステップと、
受信した前記中継ルートに関する情報を表示するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
(項目3-1)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)を備え、
前記複数の警報器(600)は、第1警報器(600)、第2警報器(600)を含み、
前記第1警報器(600)には、時間軸上に並べられた複数のタイムスロットのうちの第1タイムスロットが割り当てられ、前記第1警報器(600)は、前記第1タイムスロットで信号を送信し、
前記第2警報器(600)には、時間軸上に並べられた複数のタイムスロットのうちの第2タイムスロットであって、かつ前記第1タイムスロットとは異なる第2タイムスロットが割り当てられ、前記第2警報器(600)は、前記第2タイムスロットで信号を送信し、
前記第1警報器(600)と前記中継装置(700)との第1ホップ数と、前記第2警報器(600)と前記中継装置(700)との第2ホップ数とに応じて、前記複数のタイムスロットにおける前記第1タイムスロットと前記第2タイムスロットの順番が決定される、
警報システム(1000)。
(項目3-2)
前記マルチホップネットワークにおいて前記中継装置(700)から離れる方向に信号が転送される場合、前記第2ホップ数が前記第1ホップ数よりも大きければ、前記第2タイムスロットは前記第1タイムスロットの後側に配置される(項目3-1)に記載の警報システム(1000)。
(項目3-3)
前記マルチホップネットワークにおいて前記中継装置(700)に近づく方向に信号が転送される場合、前記第2ホップ数が前記第1ホップ数よりも大きければ、前記第2タイムスロットは前記第1タイムスロットの前側に配置される(項目3-1)に記載の警報システム(1000)。
(項目3-4)
前記第2タイムスロットが前記第1タイムスロットの前側に配置されている場合、前記第2タイムスロットが前記第1タイムスロットの後側に配置されるように割当の変更がなされる(項目3-2)に記載の警報システム(1000)。
(項目3-5)
前記第2タイムスロットが前記第1タイムスロットの後側に配置されている場合、前記第2タイムスロットが前記第1タイムスロットの前側に配置されるように割当の変更がなされる(項目3-3)に記載の警報システム(1000)。
(項目3-6)
前記割当の変更は、前記警報システム(1000)の施工後になされる(項目3-4)または(項目3-5)に記載の警報システム(1000)。
(項目3-7)
前記第1ホップ数と前記第2ホップ数とに応じて、前記第1警報器(600)と前記第2警報器(600)の識別番号が決定される(項目3-1)から(項目3-6)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目3-8)
前記中継装置(700)は、割当を実行する(項目3-1)から(項目3-7)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目3-9)
前記中継装置(700)に接続された管理装置をさらに備え、
前記管理装置は、割当を実行する(項目3-1)から(項目3-7)のいずれか1項に記載の警報システム(1000)。
(項目3-10)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)に対する制御装置であって、
前記複数の警報器(600)は、第1警報器(600)、第2警報器(600)を含み、前記第1警報器(600)には、時間軸上に並べられた複数のタイムスロットのうちの第1タイムスロットを割り当て、前記第2警報器(600)には、時間軸上に並べられた複数のタイムスロットのうちの第2タイムスロットであって、かつ前記第1タイムスロットとは異なる第2タイムスロットを割り当てる割当部と、
前記割当部における割当結果を出力する出力部とを備え、
前記割当部は、前記第1警報器(600)と前記中継装置(700)との第1ホップ数と、前記第2警報器(600)と前記中継装置(700)との第2ホップ数とに応じて、前記複数のタイムスロットにおける前記第1タイムスロットと前記第2タイムスロットの順番を決定する、
制御装置。
(項目3-11)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)に対する制御装置における割当方法であって、
前記複数の警報器(600)は、第1警報器(600)、第2警報器(600)を含み、前記第1警報器(600)には、時間軸上に並べられた複数のタイムスロットのうちの第1タイムスロットを割り当て、前記第2警報器(600)には、時間軸上に並べられた複数のタイムスロットのうちの第2タイムスロットであって、かつ前記第1タイムスロットとは異なる第2タイムスロットを割り当てるステップと、
割当結果を出力するステップとを備え、
前記割り当てるステップは、前記第1警報器(600)と前記中継装置(700)との第1ホップ数と、前記第2警報器(600)と前記中継装置(700)との第2ホップ数とに応じて、前記複数のタイムスロットにおける前記第1タイムスロットと前記第2タイムスロットの順番を決定する、
割当方法。
(項目3-12)
中継装置(700)から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器(600)に対する制御装置に実行させるためのプログラムであって、
前記複数の警報器(600)は、第1警報器(600)、第2警報器(600)を含み、前記第1警報器(600)には、時間軸上に並べられた複数のタイムスロットのうちの第1タイムスロットを割り当て、前記第2警報器(600)には、時間軸上に並べられた複数のタイムスロットのうちの第2タイムスロットであって、かつ前記第1タイムスロットとは異なる第2タイムスロットを割り当てるステップと、
割当結果を出力するステップとを備え、
前記割り当てるステップは、前記第1警報器(600)と前記中継装置(700)との第1ホップ数と、前記第2警報器(600)と前記中継装置(700)との第2ホップ数とに応じて、前記複数のタイムスロットにおける前記第1タイムスロットと前記第2タイムスロットの順番を決定することをコンピュータに実行させるためのプログラム。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例の第n+3火災警報器600n+3は、第n+1火災警報器600n+1からの通知を受信した場合に、第n+1火災警報器600n+1を含む第1中継ルートを選択しにくくしている。しかしながらこれに限らず例えば、第n+3火災警報器600n+3は、ユーザ操作を受けつけた場合に、第1中継ルートを選択しにくくする。ユーザ操作は、例えば、管理装置800、外部機器900、外部機器910、火災警報器600において受けつけられる。本変形例によれば、ユーザの意思に応じて中継ルートを変更できる。
本実施例の各火災警報器600は、中継ルートを決定するために、リンク品質を交換する。しかしながらこれに限らず例えば、各火災警報器600は、消費電力の値を交換してもよい。消費電力の値は、式(1)、式(2)の右辺の第3項のCに反映させられる。例えば、消費電力の値が大きくなるほど「C」が大きくされる。本変形例によれば、仮ルートコストまたは正式ルートコストに消費電力の影響を反映できる。
600 火災警報器、 620 通信部、 622 処理部、 624 制御部、 630 火災検知センサ、 632 ブザー、 700 中継装置、 710 通信部、 712 出力部、 720 制御部、 722 割当部、 800 管理装置、 900 外部機器、 902 通信部、 904 制御部、 906 表示部、 910 外部機器、 912 情報処理装置、 1000 警報システム。

Claims (11)

  1. 中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器を備え、
    前記複数の警報器のそれぞれは、周囲の他の警報器との間でリンク品質情報を交換することによって、前記周囲の他の警報器を経由して前記中継装置と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、前記コストをもとに中継ルートを選択し、
    前記複数の警報器のそれぞれは、中継ルートに関する情報を外部機器に送信する、
    警報システム。
  2. 前記マルチホップネットワークにおいて、新たな警報器が前記複数の警報器に追加され、
    前記複数の警報器は、前記新たな警報器の追加によってコストを更新し、更新した前記コストをもとに中継ルートを更新し、
    前記複数の警報器のそれぞれは、更新された中継ルートに関する情報を前記外部機器に送信する請求項1に記載の警報システム。
  3. 前記中継ルートに関する情報は、コストを含む請求項1または2に記載の警報システム。
  4. 前記複数の警報器のそれぞれから送信された前記中継ルートに関する情報は、前記外部機器において表示される請求項1から3のいずれか1項に記載の警報システム。
  5. 前記複数の警報器のそれぞれは、中継ルートの探索の指示を前記外部機器から受信すると、コストの導出を開始する請求項1から4のいずれか1項に記載の警報システム。
  6. 前記複数の警報器のそれぞれは、中継ルートの探索終了の指示を前記外部機器から受信すると、コストの導出を終了する請求項1から4のいずれか1項に記載の警報システム。
  7. 前記複数の警報器のそれぞれは、中継ルートの探索の指示を受けつけると、コストの導出を開始する請求項1から4のいずれか1項に記載の警報システム。
  8. 前記複数の警報器のそれぞれは、中継ルートの探索終了の指示を受けつけると、コストの導出を終了する請求項1から4のいずれか1項に記載の警報システム。
  9. 中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器と通信可能な外部機器であって、
    前記複数の警報器のそれぞれは、周囲の他の警報器との間でリンク品質情報を交換することによって、前記周囲の他の警報器を経由して前記中継装置と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、前記コストをもとに中継ルートを選択しており、前記複数の警報器のそれぞれからの中継ルートに関する情報を受信する通信部と、
    前記通信部において受信した前記中継ルートに関する情報を表示する表示部と、
    を備える外部機器。
  10. 中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器と通信可能な外部機器における表示方法であって、
    前記複数の警報器のそれぞれは、周囲の他の警報器との間でリンク品質情報を交換することによって、前記周囲の他の警報器を経由して前記中継装置と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、前記コストをもとに中継ルートを選択しており、前記複数の警報器のそれぞれからの中継ルートに関する情報を受信するステップと、
    受信した前記中継ルートに関する情報を表示するステップと、
    を備える表示方法。
  11. 中継装置から広がるマルチホップネットワークを構成する複数の警報器と通信可能な外部機器に実行させるためのプログラムであって、
    前記複数の警報器のそれぞれは、周囲の他の警報器との間でリンク品質情報を交換することによって、前記周囲の他の警報器を経由して前記中継装置と通信するための中継ルートに対するコストを導出してから、前記コストをもとに中継ルートを選択しており、前記複数の警報器のそれぞれからの中継ルートに関する情報を受信するステップと、
    受信した前記中継ルートに関する情報を表示するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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