JP2023089336A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】めくれや折れが生じにくい快適な着用感の吸収性物品に関する。【解決手段】本発明の一形態に係る吸収性物品は、吸収体を備える。吸収性物品は、着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、縦方向に沿って前方領域、排泄部対向領域、及び後方領域に区分される。吸収性物品は、肌側面を有する。記吸収性物品は、肌側面の前記排泄部対向領域を含む領域に位置する中間圧搾溝と、肌側面の後方領域に位置する後方圧搾溝と、を有する。後方圧搾溝は、中間圧搾溝の後方に離間して位置する。後方圧搾溝は、横方向を二等分する中心線の両側に跨る形状であって、吸収体の横方向中央域で横方向に延び該横方向中央域で互いに交差する2本の線状溝部を含む。吸収体及び吸収性物品は、それぞれ、後方領域に幅狭領域を有する。後方圧搾溝の横方向における寸法が最大となる最大幅部の寸法は、吸収体の幅狭領域の横方向における寸法が最小となる吸収体幅狭部の寸法よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品の着用時、着用者による歩行や運動等で、吸収性物品には着用者の両脚から吸収性物品幅方向に大きな力が加わると共に大きな捩れが全体に加わる。その際、吸収性物品が着用者の動きに追従できず、吸収性物品と着用者の肌との間に隙間が生じることで、擦れや違和感が生じことがある。
例えば、特許文献1及び2には、吸収体及び吸収性物品それぞれの両側縁部に切り欠きを設け、着用時の吸収性物品の後方領域の変形を容易にして着用者の肌に沿うよう吸収性物品を変形させることが記載されている。
特開2003-10242号公報 特開2020-124314号公報
吸収体及び吸収性物品に切り欠きを設けることで吸収性物品の後方領域を変形させやすくすることができるものの、吸収性物品の後方領域は、臀部の形状に沿って多方向から力が加わりやすく、めくれや折れが生じることがあった。これにより、着用者が不快に感じたり、液漏れといった問題が生じることがあった。
本発明は、めくれや折れが生じにくい快適な着用感の吸収性物品に関する。
本発明の一形態に係る吸収性物品は、吸収体を備える。
前記吸収性物品は、着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、縦方向に沿って前方領域、排泄部対向領域、及び後方領域に区分される。
前記吸収性物品は、肌側面を有する。
前記吸収性物品は、前記肌側面の前記排泄部対向領域を含む領域に位置する中間圧搾溝と、前記肌側面の前記後方領域に位置する後方圧搾溝と、を有する。
前記後方圧搾溝は、前記中間圧搾溝の後方に離間して位置する。
前記後方圧搾溝は、横方向を二等分する中心線の両側に跨る形状であって、前記吸収体の横方向中央域で横方向に延び該横方向中央域で互いに交差する2本の線状溝部を含む。
前記吸収体及び前記吸収性物品は、それぞれ、前記後方領域に幅狭領域を有する。
前記後方圧搾溝の横方向における寸法が最大となる最大幅部の寸法は、前記吸収体の幅狭領域の横方向における寸法が最小となる吸収体幅狭部の寸法よりも大きい。
本発明の吸収性物品によれば、後方領域のめくれや折れが生じにくい快適な着用感とすることが可能である。
本発明の実施形態に係る吸収性物品を模式的に示す平面図である。 図1のII-II線で切断した上記吸収性物品の断面を模式的に示す図である。 上記吸収性物品の部分拡大平面図である。 上記吸収性物品に設けられる後方圧搾溝の他の形状例を示す図である。 上記吸収性物品の部分平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[ナプキンの全体構成]
本実施形態の吸収性物品1は、図1に示すように、本体Mと、一対のウイング部Wと、を備える。吸収性物品1は、生理用ナプキンとして構成され、以下、ナプキン1と称する。
ナプキン1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと、着用者の左右方向に対応し縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。さらに、ナプキン1は、縦方向X及び横方向Yの双方に直交する厚み方向Zを有する。なお、本明細書では、厚み方向Zに関しては、着用時に着用者の肌に近い側を上又は肌側、着衣に近い側を下又は非肌側と表現することがある。
本明細書において、「横方向Y内側」とは、ナプキン1を横方向Yに2等分する縦中心線CLに近づく側を意味し、「横方向Y外側」とは、縦中心線CLから遠ざかる側を意味する。
本明細書において、「縦方向X前方」又は「前方」とは、縦方向Xにおける前方、つまり着用者の腹側に向かう方向を意味する。同様に、「縦方向X後方」又は「後方」とは、縦方向Xにおける後方、つまり着用者の背側に向かう方向を意味する。
本明細書において、「平面視」とは、厚み方向Zから見た平面視を意味する。
図1に示すように、ナプキン1の本体Mは、縦方向Xに沿って、前方領域M1と、排泄部対向領域M2と、後方領域M3と、に区分される。
排泄部対向領域M2は、着用時に着用者の排泄部に対向する領域を含む。排泄部は、吸収性物品がナプキン1の場合、膣口である。図1において、排泄部対向領域M2は、ウイング部Wが設けられる領域である。
前方領域M1は、排泄部対向領域M2の前方(着用者の腹側)に配される領域であり、着用時に着用者の排泄部の前方に対向する。
後方領域M3は、排泄部対向領域M2の後方(着用者の背側)に配される領域であり、着用時に着用者の排泄部の後方に対向する。
ここでいう着用時とは、通常の適正な着用位置(ナプキン1の想定される着用位置)が維持された状態を意味し、ナプキン1が当該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
本体Mは、縦方向Xに沿って延び、裏面シート3の非肌側面に配された粘着部(図示せず)によって着用時に着用者の着衣の内面に固定される。本体Mは、後述する吸収体4を有しており、着用者の経血等の排泄液(以下、「液」とも称する)を吸収する機能を有する。
本実施形態では、後述する一対のウイング部Wの基端部Wb間の横方向Yにおける距離(幅)を本体Mの横方向Yにおける幅とする。
ウイング部Wは、排泄部対向領域M2において横方向Y外方に大きく突出するように構成される。ウイング部Wは、後述するサイドシート5と裏面シート3が重なって構成される。
ウイング部Wを備える吸収性物品(ナプキン)1において、排泄部対向領域M2は、本体Mにおける一対のウイング部Wの基端部Wb間の領域である。
なお、ナプキン1は、ウイング部Wを有さなくてもよい。また、夜用として縦方向Xに長く構成され後方領域M3に後方フラップ部を有していても良い。
図2に示すように、ナプキン1は、吸収体4と、表面シート2と、裏面シート3と、一対のサイドシート5と、を備える。本体Mにおいて、ナプキン1は、裏面シート3、吸収体4及び表面シート2が厚み方向Zに積層された構成を有する。これらの構成は、例えば、後述する中間圧搾溝6及び後方圧搾溝7(図1参照)によるエンボス加工、接着剤や熱シール等による接合によって、適宜接合されて一体化している。
吸収体4は、縦方向Xに沿って延び、表面シート2と裏面シート3との間に配される。吸収体4は、液を肌側面から吸収し、内部で拡散させて当該液を保持する。
吸収体4は、例えば、吸収性コア8と、コアラップシート9と、を有する。
吸収性コア8は、例えば、パルプ繊維等の親水性繊維で構成された繊維集合体で形成されてもよいし、当該繊維集合体に吸水性ポリマーを保持させた構成を有していてもよい。
コアラップシート9は、吸収性コア8を被覆し、例えば吸収性コア8の形状を保持する機能等を有する。コアラップシート9は、例えばティッシュペーパー状の薄く柔らかい紙や液透過性の不織布等で形成される。
吸収体4において、形状維持の観点から、典型的には図2に示すように、コアラップシート9は、吸収性コア8の周囲に横方向Yに巻回されている。
図1に示すように、吸収体4は、横方向Y中央域16と、該中央域16を間に挟んでその両側それぞれに位置する側方域17とを有する。中央域16は、吸収体4の幅を横方向Yに三等分した場合の中央の部分に対応する。
表面シート2は、液透過性のシート材として構成され、吸収体4の厚み方向Z上方に配される。本体Mにおいて、表面シート2の肌側面及びサイドシート5の肌側面は、着用中に着用者の肌と対向するナプキン1の肌側面1aを構成する。
なお、表面シート2と吸収体4との間には、表面シート2から吸収体4への液の透過性の向上、吸収体4に吸収された液の表面シート2への液戻りの防止等の観点から、サブレイヤーシートが配されていてもよい。
裏面シート3は、吸収体4の厚み方向Z下方に配される。裏面シート3は、ナプキン1の非肌側面1bを構成する。
裏面シート3は、例えば、液難透過性、水蒸気透過性及び撥水性等の機能を有するシート材で形成される。当該シート材としては、例えば熱可塑性樹脂のフィルムや、当該フィルムと不織布とのラミネート等を用いることができる。
裏面シート3の非肌側面により構成されるナプキン1の非肌側面1bには、着衣に対して本体M及びウイング部W等を固定する図示しない粘着部が設けられている。ウイング部Wは、ウイング部Wの非肌側面に設けられるウイング部粘着部によって、着用時、基端部Wb付近で折り曲げられて着衣の股下部に固定される。
一対のサイドシート5は、表面シート2の横方向Y外側に配される。サイドシート5の材料としては、表面シート2よりも親水性が低いシート材料が好ましく、具体的には、表面シート2よりも親水性の低い不織布、フィルム材料、及び不織布とフィルム材料のラミネート構造のシート等が挙げられる。サイドシート5は、例えば接着剤Eによって表面シート2に接合されている。
[吸収体の詳細構成]
図1及び2に示すように、吸収体4は、排泄部対向領域M2において、横方向Y中央域16に位置する相対的に坪量が高い高坪量部40と、該高坪量部40を間に挟んで横方向Y両側方に位置する低坪量部41と、を有する。本実施形態では、高坪量部40は中央域16及び側方域17の一部に位置し、低坪量部41は側方域17に位置する。
平面視で、吸収体4全体からみて、高坪量部40は、縦方向Xにおいて排泄部対向領域M2及び後方領域M3の一部に亘って位置し、高坪量部40を囲んでその周囲に位置する。
図2に示すように、吸収性コア8は、高坪量部80と低坪量部81を有する。高坪量部80は、低坪量部81よりも、吸収性コア8を構成する吸収性材料の目付が高く、厚みが厚くなっている。高坪量部80は、厚み方向Z上方(肌側)に突出している。このような高坪量部80と低坪量部81を有する吸収性コア8にコアラップシート9が覆われて吸収体4が構成されることで、吸収体4において、高坪量部80に対応する位置に厚み方向Z上方に突出する高坪量部40が形成され、低坪量部81に対応する位置に低坪量部41が形成される。
高坪量部40は、低坪量部41と比較して高い坪量で構成されることにより、低坪量部41よりも剛性が高い。これにより、排泄部対向領域M2は、着用者からの横方向Y内側に向かう力が緩和されて変形しにくく、また、捩れ変形がより生じにくくなっており、吸収性能が良好に維持される。加えて、着用者の排泄部に対向して突出した形状に高坪量部40が構成されることで、着用者の排泄部に対するフィット性をより高めることができる。
図1を用いて吸収体4の外形形状について説明する。吸収性コア8は平面視で吸収体4の外形形状とほぼ同じ形状であり、以下の吸収体4の外形形状の説明は、吸収性コア8の外形形状に関する説明ともいえる。
図1に示すように、吸収体4は、縦方向Xに沿う左右一対の側部(側縁)47を有する。
平面視において、吸収体4は、後方領域M3の左右一対の側部47に、左右一対のコア切り欠き10(以下、「切り欠き部10」という)を有する。切り欠き部10は、吸収体4の横方向Yにおける左右両側部47それぞれから横方向Y内側に向かって延びる形状に形成される。
「切り欠き部10が横方向Yにおける左右両側部47から横方向Y内側に向かって形成される」とは、切り欠きが全体として横方向Y内側に向かって延びていることを意味し、横方向Yと平行に延びている態様に限定されない。
本実施形態では、平面視で、切り欠き部10により形成される切り欠き領域は、三角形状を有しているが、他の多角形状であってもよいし、半円状であってもよい。
本明細書において、吸収体4に設けられる「切り欠き部」とは、該切り欠き部によって吸収体4に形成される切り欠き領域が、側部47において、吸収性コア8を構成する吸収性材料が全く存在しない、つまり吸収性材料の坪量がゼロの領域を意味する。「吸収性材料が存在しない」とは、吸収性コアの本体は存在しないが、吸収性コア8の周縁から外方へ突出した繊維や、吸収性コア8から分離した吸収性材料の一部が若干存在している態様を含む。
切り欠き部10は、横方向Yに最も内側に位置する頂点13と、該頂点13から吸収体4の側部47に向かって二方向に延びて側部47に連なる第1交点14と第2交点15とを有する。
左右それぞれの切り欠き部10の頂点13間の部分を、切り欠き部10により形成される「吸収体幅狭部11」という。
吸収体幅狭部11は、一対の切り欠き部10の最も横方向内側にある部位(本実施形態では頂点13)により規定されるが、該部位が点状ではなく複数とれる場合は、最も前方に位置する部位で規定する。
また、左右それぞれの切り欠き部10の頂点13、第1交点14及び第2交点15により囲まれた領域を、切り欠き部10により形成される「吸収体幅狭領域(吸収体の幅狭領域)12」という。図1では、吸収体幅狭領域12を右下がりの斜線で示す。吸収体4において、吸収体幅狭領域12は、左右一対の切り欠き部10により挟まれた領域である。吸収体幅狭部11は、吸収体幅狭領域12の横方向Yにおける寸法が最小となる部分に対応する。
本実施形態の吸収体4では、吸収体幅狭領域12を除く領域の幅(横方向Yにおける寸法)は、縦方向Xに沿ってほぼ一定に構成される。吸収体4において、吸収体幅狭領域12は、他の領域と比較して幅が狭い領域となっている。
切り欠き部10により形成される吸収体幅狭領域12は、ナプキン1の着用時、着用者の動き等に伴って吸収体4に力が加わった際、吸収体4の縦方向Xに伝播されるよれや変形に緩衝してその影響力を低下させる機能を有する。
吸収体4において、切り欠き部10により形成される切り欠き領域には、コアラップシート9が存在していてもよいし、存在していなくてもよい。吸収体4において、排泄部対向領域M2(又は、後方領域M3)でのよれや変形が後方領域M3(排泄部対向領域M2)へ波及しにくくする観点から、切り欠き領域にコアラップシート9が存在していないことがより好ましい。
本実施形態では、吸収体4において、切り欠き領域にコアラップシート9が存在していない例をあげている。
[ナプキン(吸収性物品)の詳細構成]
図1及び3に示すように、ナプキン(吸収性物品)1は、後方領域M3において、縦方向Xに沿う左右一対の側部18を有する。
平面視において、ナプキン1は、後方領域M3に、左右一対の側部18に、左右一対の側部切り欠き20(以下、「切り欠き部20」という。)を有する。切り欠き部20は、ナプキン1の横方向Yにおける左右両側部18それぞれから横方向Y内側に向かって延びる形状に形成される。「切り欠き部20が横方向Yにおける左右両側部18から横方向Y内側に向かって形成される」とは、切り欠きが全体として横方向Y内側に向かって延びていることを意味し、横方向Yと平行に延びている態様に限定されない。
平面視で、切り欠き部20により形成される切り欠き領域は、三角形状を有しているが、他の多角形状であってもよいし、半円状であってもよい。
平面視で、切り欠き部20は、吸収体4よりも横方向Y外側に位置している。切り欠き部20は、サイドシート5と裏面シート3との積層体に形成され、平面視で吸収体4まで及んでいない。
切り欠き部20は、横方向Yに最も内側に位置する頂点23と、該頂点23からナプキン1の側部18に向かって二方向に延びて該側部18に連なる側部第1交点24と側部第2交点25とを有する。
左右それぞれの切り欠き部20の頂点23間の部分を、切り欠き部20により形成される「ナプキン幅狭部(吸収性物品幅狭部)21」という。
ナプキン幅狭部21は、一対の切り欠き部20の最も横方向内側にある部位(本実施形態では頂点23)により規定されるが、該部位が点状ではなく複数とれる場合は、最も前方に位置する部位で規定する。
また、左右それぞれの切り欠き部20の頂点23、側部第1交点24及び側部第2交点25により囲まれた領域を、切り欠き部20により形成される「ナプキン幅狭領域(吸収性物品の幅狭領域)22」という。図1では、ナプキン幅狭領域22を右上がりの斜線で示す。ナプキン1において、ナプキン幅狭領域22は、左右一対の切り欠き部20により挟まれた領域である。ナプキン幅狭部21は、ナプキン幅狭領域22の横方向Yにおける寸法が最小となる部分に対応する。
本実施形態では、ナプキン1において、平面視で、切り欠き部20の頂点23と側部第2交点25とを結ぶ線の傾きと、側部第2交点25より後方の線状の側部18の傾きとが異なるため、側部第2交点25の位置が明確である形態となっている。
ナプキンの後方領域の外形形状によっては、平面視におけるナプキン側部の傾きの変化によってナプキンの切り欠き部における側部第2交点を規定することが難しい場合がある。例えば、平面視で、ナプキンの後方領域が、横方向Yに膨出し後方にいくにつれて幅広となる後方フラップ部を有し、後方フラップ部に切り欠きが設けられ、後方フラップ部が切り欠きの最も横方向内側にある部位から後方に向かってなだらかに曲線状に延在する側部形状を有する場合、平面視における側部の傾きの変化によって側部第2交点を規定することが困難である。このような形態においては、側部第1交点を通る縦方向Xに平行な仮想線とナプキンの側部との交点を側部第2交点とする。
本実施形態のナプキン1では、本体Mにおいて、ナプキン幅狭領域22を除く領域の幅(横方向Yにおける寸法)は、前方領域M1と後方領域M3それぞれの縦方向X端部を除き、縦方向Xに沿ってほぼ一定に構成される。ナプキン1の本体Mにおいて、ナプキン幅狭領域22は、他の領域と比較して幅が狭い領域となっている。
切り欠き部20により形成されるナプキン幅狭領域22は、ナプキン1の着用時、着用者の動き等に伴ってナプキン1に力が加わった際、ナプキン1の縦方向Xに伝播されるよれや変形に緩衝してその影響力を低下させる機能を有する。
ナプキン1では、吸収体4及びナプキン1の双方に幅狭領域(吸収体幅狭領域12及びナプキン幅狭領域22)が設けられることで、排泄部対向領域M2で生じたよれや変形が後方領域M3に伝搬しにくく、後方領域M3におけるよれや変形が効果的に防止されるとともに、後方領域M3が臀部の形状や着用者の動きに追従して変形しやすくなっている。
ナプキン1において、吸収体幅狭部11は、ナプキン幅狭部21よりも前方に位置する。言い換えると、ナプキン1では、ナプキン幅狭部21の一部が、吸収体幅狭部11の一部よりも後方に位置しており、より具体的には、第2交点15と側部第2交点25を比較した場合、側部第2交点25の方が後方領域M3端部側に位置している。つまり、ナプキン1では、ナプキン幅狭領域22は、吸収体幅狭領域12よりも後方に位置し、両者は部分的に重なっている。
本明細書において、平面視で、ナプキン幅狭領域22と吸収体幅狭領域12とが重なっている領域がある場合、「ナプキン幅狭領域22と吸収体幅狭領域12との縦方向Xにおける位置は同じ」という。従って、図1に示す例では、ナプキン幅狭領域22と吸収体幅狭領域12との縦方向Xにおける位置は同じである。
[中間圧搾溝及び後方圧搾溝]
図1に示すように、本体Mの表面シート2側には、中間圧搾溝6と後方圧搾溝7が設けられている。
中間圧搾溝6及び後方圧搾溝7は、本体Mの表面シート2側から厚み方向Zに圧搾加工することによって形成される。図2に示すように、中間圧搾溝6及び後方圧搾溝7は、表面シート2及び吸収体4が裏面シート3側に向かって一体的に凹陥した構成を有する。中間圧搾溝6及び後方圧搾溝7は、熱を伴うか又は伴わない圧搾加工、あるいは超音波エンボス等のエンボス加工により常法に従って形成することができる。例えば、中間圧搾溝6及び後方圧搾溝7では、表面シート2及び吸収体4が熱融着等により一体化している。
このような構成により、中間圧搾溝6及び後方圧搾溝7は、他の領域と比較して剛性が高く、変形しにくい部分となる。このため、中間圧搾溝6及び後方圧搾溝7は、ナプキン1が外力を受けた場合に、周囲の低剛性領域の変形を促す変形起点や、当該外力に対する抗力を発揮する部分として機能し得る。
また、中間圧搾溝6及び後方圧搾溝7は、周囲の領域と比較して繊維の密度が高くなるため、毛管作用によって排泄された液を吸液及び保持することができる。
本明細書において、圧搾溝(中間圧搾溝6及び後方圧搾溝7)における「縦方向に延びる」又は「横方向に延びる」とは、全体として縦方向Xと平行なベクトル成分又は横方向Yと平行なベクトル成分を含む方向に延びることを示す。
また、圧搾溝における「線状」は、溝の形状が平面視において直線状の態様に限られず、曲線状の態様や、直線状と曲線状とからなる態様を含む。
(中間圧搾溝の詳細構成)
中間圧搾溝6は、排泄部対向領域M2における横方向Y中央域16を囲むように形成された線状溝である。
中間圧搾溝6は、液を吸液及び保持することで、吸収体4の外方への液の漏れを防止する防漏作用も有する。
図1に示すように、平面視で、中間圧搾溝6は縦方向Xに長い環状を有し、前方領域M1の一部から排泄部対向領域M2を通って後方領域M3の一部に亘って位置する。中間圧搾溝6は、縦中心線CLに関して線対称に構成される。
図1に示す例では、中間圧搾溝6は、複数の凹陥部60が近接して間欠的に配されて列をなした集合体によって形成され、全体として連続した線と見做せる形状となっているが、中間圧搾溝6が連続した線状の凹陥部によって形成されていてもよい。
また、図1に示す例では、凹陥部60の平面形状が四角形や三角形といった多角形状となっているが、これに限定されず、円形状、楕円形状といった他の形状であってもよい。
圧搾溝において、「凹陥部が近接して配置される」とは、具体的には、隣接する凹陥部の最も近接した部分間の距離が3mm未満となるように配置されることをいう。
また、中間圧搾溝6は、図1に示す例では、1つの環状溝として見做せる形状である例をあげたが、これに限定されない。例えば、中間圧搾溝6は、断続的な線状溝により形成されていてもよい。
平面視で、吸収体4の高坪量部40は、環状の中間圧搾溝6により囲まれた領域内に位置する。
(後方圧搾溝の詳細構成)
図1に示すように、後方圧搾溝7は、後方領域M3に位置する。後方圧搾溝7は、縦中心線CLに関して線対称に構成される。後方圧搾溝7は、縦中心線CLの左右両側に跨る形状を有する。
後方圧搾溝7は、中間圧搾溝6と離間し、中間圧搾溝6の縦方向X後方に位置する。言い換えると、後方圧搾溝7は、環状の中間圧搾溝6の縦方向外側に位置し、中間圧搾溝6と離間して独立して位置する。
「後方圧搾溝7が中間圧搾溝6と独立して位置する」とは、中間圧搾溝6の縦方向Xにおける最後端部と後方圧搾溝7の縦方向Xにおける最前端部との縦方向Xにおける距離d(図3参照)が2mm以上となるように中間圧搾溝6と後方圧搾溝7とが離間して配置されることを意味する。
独立して後方圧搾溝7を設けることで、排泄部対向領域M2に主に位置する中間圧搾溝6を変形起点とするナプキン1の変形の影響が、後方領域M3に位置する後方圧搾溝7にまで及びにくくなる。
図1及び3に示すように、平面視で、後方圧搾溝7は、2本の線状溝部70を含んで構成される。
2本の線状溝部70は、それぞれ中央域16で横方向Yに延び、中央域16で互いに交差する。ここで「交差する」とは、2本の線が現実的に交わった形態の他、2本の線が幅方向中央域で交わっていないが、2本の線の延長線同士が交差し、その最近接距離が4mm以下である場合も含む。詳細は後述する。各線状溝部70は、縦方向X後端部から前端部に向かって横方向Yに延びる。
「線状溝部70が中央域16で横方向Yに延びる」とは、線状溝部70が中央域16の横方向Y全幅にわたって横切る形態に限られず、全幅にわたって横切らない形態も含まれ、少なくとも中央域16内で横方向Yに延びる線状部分を有していればよい。
本実施形態では、2本の線状溝部70が交差する交差部73は、縦中心線CL上に位置するが、交差部73は縦中心線CL上に限られず中央域16に位置してもよい。
2本の線状溝部70は、略X字状を形成する。本実施形態では、後方圧搾溝7は、交差部73を通る縦方向Xに平行な仮想線を対称軸とした線対称形状を有するが、非対称の形状であってもよい。
図上、線状溝部70は、平面視で、後端部が縦中心線CLよりも左側(又は右側)に位置し、後方から前方に向かって、縦中心線CLを横切って、縦中心線CLの右側(又は左側に)に前端部が位置するように全体的に斜めに延びる形状を有している。
図1において、後方圧搾溝7の前方部に符号7Fを付し、後方部に符号7Rを付す。
前方部7Fは後方圧搾溝7の交差部73から前方の部分を示し、後方部7Rは後方圧搾溝7の交差部73から後方の部分を示す。
図1及び3において、後方圧搾溝7の横方向Yにおける最大幅部に符号77を付す。
図1に示す例では、後方圧搾溝7の最大幅部77は、前方部7Fに位置し、以下、最大幅部77を前方最大幅部77と言うことがある。前方最大幅部77は、後方圧搾溝7の前方部7Fに位置する横方向Yにおける寸法が最大となる部分である。
前方最大幅部(最大幅部)77は、後方圧搾溝7の横方向Yにおける最も外側に位置する一対の両側端部79に挟まれた部分に対応する。図1に示す例では、該側端部79は、線状溝部70の前方先端部に対応する。
また、図1及び3において、後方圧搾溝7の後方部7Rに位置する横方向Yにおける寸法が最大となる部分を後方最大幅部78という。後方最大幅部78は、2つの線状溝部70それぞれの後方先端部に挟まれた部分に対応する。
図1に示す例では、後方圧搾溝7を構成する2本の線状溝部70それぞれの交差部73より後方に位置する部分は直線状を有する。
一方、2本の線状溝部70それぞれの交差部73より前方に位置する部分は、後方から前方に向かって、ある一定の傾きの直線状から、より横方向Y成分の多い線状に変化する形状を有している。つまり、後方圧搾溝7は、前端部付近がより横方向Yに延びる線形状となっている。
ここで、図1において、各線状溝部70の交差部73より前方に位置する部分(前方部70F)を縦方向Xに二等分し、前方側に位置する部分を第1部分71とし、後方側に位置する部分を第2部分72とする。
第1部分71は、第2部分72よりも縦方向X単位長さに対する横方向Yの長さの増加量が大きい線状となっている。言い換えると、図1において、線状溝部70の第1部分71における一端部と他端部を結んだ線分は、第2部分72における一端部と他端部を結んだ線分(図1に示す例では、第2部分72は直線状であるため、該線分は第2部分72と一致する。)よりも、縦方向Xの増加量に対する横方向Yの増加量の比率が大きくなっている。つまり、第1部分71は、第2部分72と比べて、横方向Y成分がより多くなるように後方から前方に向かって延びている。
尚、図1に示す例では、後方圧搾溝7を構成する線状溝部70は、連続状に延びた線状を有し、2本の線状溝部が現実的に交わるものであるが、この形態に限定されない。他の形態例を図4に示す。
図4(A)に示す後方圧搾溝7Aのように、該後方圧搾溝7Aを構成する線状溝部70Aが、複数の凹陥部74が近接して間欠的に配されて列をなした集合体によって形成され、全体として連続した線と見做せる形状であってもよい。図4(A)に示す例では、凹陥部74の平面形状が円形である例を挙げたが、これに限定されず、楕円形状、多角形状といった他の形状であってもよい。
図4(B)に示す後方圧搾溝7Bのように、2つの線状溝要素75によって構成されてもよい。該線状溝要素75は、図上、後端部が縦中心線CLよりも左側(又は右側)に位置し、後方から前方に向かって、縦中心線CLに向かって斜めに延び、縦中心線CLを超えずに、向きを変えて縦中心線CLから徐々に離れるように斜めに延びる形状を有している。2つの線状溝要素75は交わらないが、2つの線状溝要素75が近接(例えば両者の最近接距離が4mm以下)して位置することにより、2つの線状溝要素75は全体として略X字状の互いが交差する2本の線状溝部70Bとして見做せる形状となっている。図4(B)に示す例では、左右に位置する線状溝要素75それぞれは傾きの異なる2本の略直線部分が繋がった形状を有し、一方の線状溝要素75を構成する2本の略直線部分それぞれの延長線は、互いに交差し、他方に位置する線状溝要素75の直線部分に重なる形状となっている。
図4(C)に示す後方圧搾溝7Cのように、略V字状と略逆V字状の2つの線状溝要素76によって構成されてもよい。2つの線状溝要素76は交わらないが、2つの線状溝要素76が近接(例えば両者の最近接距離が4mm以下)して位置することにより、2つの線状溝要素76は全体として略X字状の互いが交差する2本の線状溝部70Cとして見做せる形状となっている。図4(C)に示す例では、後方に位置する線状溝要素76は傾きの異なる2本の直線部分が繋がった形状を有し、該直線部分それぞれの延長線は、互いに交差し、前方に位置する線状溝要素76の直線部分に重なる形状となっている。
図4(D)に示す後方圧搾溝7Dのように、4つの線状溝要素82によって構成されてもよい。4つの線状溝要素82は交わらないが、4つの線状溝要素82が近接(例えば最近接距離が4mm以下)して位置することにより、4つの線状溝要素82は全体として略X字状の互いが交差する2本の線状溝部70Dとして見做せる形状となっている。図4(D)に示す例では、後方に位置する2つの直線状の線状溝要素82それぞれの延長線は、互いに交差し、前方に位置する2つの線状溝要素82それぞれの直線部分に重なる形状となっている。
図4(B)~(D)において、線状溝要素75、76及び82を中が白抜きの線状で図示し、線状溝部70B、70C及び70Dを破線で図示している。尚、図4(B)~(D)に示す例では、線状溝要素75、76及び82が連続状に延びた形状である例をあげたが、複数の凹陥部が間欠的に配された形状であってもよい。
また、後方圧搾溝7の形状は図に示される形状に限定されない。後方圧搾溝7は、少なくとも中央域16で交差する2本の線状溝部を含み、かつ該線状溝部が中央域16で横方向に延びていればよい。
例えば後方圧搾溝7が3本以上の線状溝部で構成され、そのうちの2本の線状溝部が、それぞれ中央域16で横方向Yに延び、中央域16で互いに交差していればよい。
また、上述の実施形態では、後方圧搾溝7を構成する線状溝部70が、前方部7Fに曲線部分をもつ線状である例をあげたが、線状溝部が直線のみから構成されてもよい。
図3において、後方圧搾溝7の最大幅部77の横方向における寸法aは、吸収体幅狭部11の横方向における寸法pよりも大きく形成される。
また、横方向Yにおいて、後方圧搾溝7は、最大幅部77の寸法aが中間圧搾溝6の最大幅部の寸法gよりも大きい形状となっている。
縦方向Xにおいて、後方圧搾溝7は、ナプキン幅狭領域22よりも距離s分、後方に位置する。
後方圧搾溝7は、ナプキン1が外力を受けた場合に、周囲の低剛性領域の変形を促す変形起点や、当該外力に対する抗力を発揮する部分として機能し得る。
また、後方圧搾溝7は、中間圧搾溝6を超えて後方に移行した液を堰き止め、ナプキン1後方からの液漏れを防止する防漏作用もする。
[作用効果]
上述したように、ナプキン1は、次の構成を有する。
ナプキン1は、後方領域M3に吸収体幅狭領域12及びナプキン幅狭領域22を有し、また、後方領域M3に中間圧搾溝6から縦方向X外側後方に離間して位置する後方圧搾溝7を有している。該後方圧搾溝7は、それぞれ中央域16で横方向に延び、互いに交差する2本の線状溝部70を含む。そして、該後方圧搾溝7の最大幅部77の寸法は、吸収体幅狭部11の横方向における寸法よりも大きくなっている。
本発明では、ナプキン1において、吸収体幅狭領域12及びナプキン幅狭領域22を設けることで、ナプキン着用時、排泄部対向領域M2に生じる変形が後方領域M3に伝播しにくくなり、加えて、後方圧搾溝7を上記構成とすることで、後方領域M3におけるめくれや折れが効果的に抑制される。
これにより、後方領域M3は、着用者の動きによる着用者とナプキン1との隙間が生じにくくなるとともに、めくれや折れ等の発生による擦れや違和感が低減された快適な着用感のナプキン1とすることができる。
後方圧搾溝7を設けることによる、めくれや折れの抑制の機序について以下説明する。
図1に示すように、ナプキン1の後方領域M3の中央域16には、後方圧搾溝7に含まれる2本の線状溝部70が中央域16で互いに交差していることで、略X字状の圧搾溝が位置する。
上述したように、後方圧搾溝7は、他の領域と比較して剛性が高く、変形しにくい部分である。2本の線状溝部70の交差部73(X字状の圧搾溝)が位置する後方領域M3の中央域16では、後方圧搾溝7が、周囲の低剛性領域の変形を促す変形起点となりやすくなっている。
ここで、後方領域M3の中央域16は、ナプキン1の着用時、臀部のうち最も曲率が大きくなる臀裂付近に接して位置するため、多方向から力が加わって捩れ変形が生じやすく、めくれや折れを誘発しやすい部分である。また、ナプキン1において、吸収体幅狭領域12及びナプキン幅狭領域22を設けることで、後方領域M3のこれら幅狭領域より後方は、排泄部対向領域M2での変形の影響を受けにくく、臀部の形状及び着用者の動きに追従した変形の自由度が高い領域となっているため、着用者の肌とナプキン1との間に隙間が生じにくい一方で、捩れ変形が生じやすくなっている。
これに対し、本発明では、後方領域M3の中央域16に、外力が加わった時の変形起点となり得る、交差部73を有する略X字状の後方圧搾溝7を設けている。これにより、より捩れ変形が生じやすい後方領域M3の中央域16に捩れ変形が生じた際、後方圧搾溝7を変形起点として後方領域M3は変形しやすくなり、後方圧搾溝7が交差部73から四方に広がる略X字状を有することで、後方領域M3の中央域16に加わる多方向からの力を分散させることができる。これにより、後方領域M3の中央域16での好ましくない変形が抑制され、後方領域M3のめくれや折れの発生を効果的に抑制することができる。
加えて、後方圧搾溝7は、横方向Yにおいて、その最大幅部77の寸法が、吸収体幅狭部11の寸法よりも大きいため、後方領域M3における吸収体幅狭部11よりも横方向Y外側部分のめくれや折れが効果的に抑制される。すなわち、ナプキン1の切り欠き部20近傍の領域は、横方向Y外方に突出する形状となり、めくれや折れが生じやすくなっているが、上記構成とすることで、後方領域M3でのめくれや折れが効果的に抑制される。
後方領域M3でのめくれや折れをより一層効果的に抑制する観点から、後方圧搾溝7の形状を、最大幅部77が前方部7Fに位置する形状となるようにすることが好ましい。このような構成とすることで、ナプキン幅狭部21及び吸収体幅狭部11のより近傍に最大幅部77が位置することとなり、めくれや折れがより生じやすい切り欠き部20近傍でのめくれや折れがより一層抑制される。
更に、ナプキン1からの液漏れを効果的に抑制する観点から、図3に示すように、後方圧搾溝7は、前方最大幅部77の横方向Yにおける寸法aが、後方最大幅部78の横方向Yにおける寸法bよりも大きくなっていることが好ましい。
このような構成とすることで、後方圧搾溝7は、全体的に前方から後方に向かって横幅が狭くなっていく形状となり、排泄部対向領域M2から後方領域M3へと移行した液は、前方から後方に向かって横方向Y中央に向かって集約して拡散範囲が狭まるように移行しやすくなり、横方向への液漏れが抑制されやすい。また、後方圧搾溝7が、中央域16にX字状の圧搾溝が位置するよう構成されることで、ナプキン1の後方領域M3の中央域16には、後方領域M3の縦方向X全長に亘って連続して延在する縦皺が発生しにくくなり、縦皺に沿って液が移行しナプキン1の後方から液が漏れるといった液漏れが効果的に抑制される。
ナプキン1において、後方領域M3でのめくれや折れをより一層効果的に抑制する観点から、吸収体幅狭領域12が後方圧搾溝7よりも前方に位置し、ナプキン幅狭領域22が排泄部対向領域M2と後方領域M3との境界19から離間して後方に位置することが好ましい。
ここで、図5に示すように、仮に、平面視でナプキン幅狭領域が境界19と重なるように、境界19の直下に切り欠き120(破線で図示)が設けられた場合、ウイング部Wが折り曲げられて着衣に固定される際に、ナプキン1の切り欠き120後方近傍30(図上破線の円で囲んだ部分)が立ち上がりやすくなって、めくれや折れを誘発しやすい。
これに対し、ナプキン幅狭領域22が境界19から離間して後方に位置することで、ウイング部Wが折り曲げられて着衣に固定される際に、ナプキン1の切り欠き部20後方近傍が立ち上がりにくくなり、加えて、後方領域M3において吸収体幅狭領域12が後方圧搾溝7よりも前方に位置することで、排泄部対向領域M2で生じた変形の後方領域M3への伝播が効果的に抑制されて、めくれや折れが効果的に抑制される。
尚、本実施形態のナプキン1では、吸収体4及びナプキン1それぞれの後方領域M3に形成される幅狭領域の数がそれぞれ1つである例をあげたが、吸収体4及びナプキン1の少なくとも一方が、後方領域に幅狭領域を複数有していても良い。
例えば、夜用ナプキンのような縦方向Xの長さが28cm~40cm程度の長いナプキン1では、典型的には、排泄部対向領域より後方の後方領域の長さが長い形状を有する。このような形態のナプキンの後方領域において、吸収体及びナプキンの少なくとも一方に切り欠きにより形成される幅狭部が縦方向Xに離間して複数設けられていてもよい。
吸収体の後方領域に複数の吸収体幅狭領域が設けられる場合、平面視で、最も前方に位置する吸収体幅狭領域が後方圧搾溝7より前方に位置することが好ましい。
ナプキンの後方領域に複数のナプキン幅狭領域が設けられる場合、最も前方に位置するナプキン幅狭領域が、排泄部対向領域と後方領域との境界から離間して後方に位置することが好ましい。
吸収体幅狭部11は、縦方向Xにおいて、ナプキン幅狭部21と同じ位置、ナプキン幅狭部21よりも前方、又はナプキン幅狭部21よりも後方に位置してもよい。
吸収体幅狭領域12と離間してその後方に後方圧搾溝7を設ける場合、後方領域M3でのめくれや折れを一層効果的に抑制する観点から、吸収体幅狭部11は、縦方向Xにおいて、ナプキン幅狭部21と同じ位置、又は、ナプキン幅狭部21よりも前方に位置することがより好ましい。このような構成とすることで、吸収体幅狭部11がナプキン幅狭部21よりも後方に位置する場合と比較して、後方圧搾溝7をナプキン1の切り欠き部20により近くに位置させることができ、ナプキン1のめくれや折れを効果的に抑制することができる。更に、後方圧搾溝7をナプキン1の切り欠き部20により近くに位置させるために、吸収体幅狭部11は、縦方向Xにおいて、ナプキン幅狭部21よりも前方に位置することがより好ましい。
後方領域M3における着用者の動きへの良好な追従性の観点から、平面視で、ナプキン幅狭領域22と吸収体幅狭領域12との縦方向Xにおける位置が同じであることが好ましい。
ナプキン1において、後方領域M3でのめくれや折れをより一層効果的に抑制する観点から、後方圧搾溝7は、吸収体幅狭領域12及びナプキン幅狭領域22よりも後方に位置することが好ましい。
排泄部対向領域M2での変形が後方領域M3に伝播することをより一層抑制する観点から、後方圧搾溝7を構成する線状溝部70において、第1部分71が第2部分72よりも縦方向X単位長さに対する横方向Yの長さの増加量が大きくなる線状とすることが好ましい。言い換えると、後方圧搾溝7の前端付近は、横方向Y成分がより多い線状部分を含んでいることが好ましい。
後方領域M3でのめくれや折れをより一層効果的に抑制する観点から、ナプキン1が高坪量部40を有することが好ましい。高坪量部40が位置することで、排泄部対向領域M2の中央域16は高剛性となり、着用者排泄部(膣口)からの荷重による変形が抑制される。このため、排泄部対向領域M2での変形が生じにくくなり、結果的に、排泄部対向領域M2での変形が後方領域M3へ伝播することによる後方領域M3での捩れといった好ましくない変形がより効果的に抑制される。
また、ナプキン1において、平面視で、低坪量部41の縦方向X後方に、後方圧搾溝7の前方7Fに位置する横方向Y成分がより多い線状部分が位置することで、該横方向Y成分がより多い線状部分によって、排泄部対向領域M2の側方域17に位置する低坪量部41での変形の後方領域M3への伝搬が効果的に抑制される。
図1に示す例では、後方圧搾溝7の前方部7Fにおいて、線状溝部70は、後方から前方に向かって、線の傾きが変化する形状となっている。具体的には、本実施形態では、直線状から、該直線よりも横方向Y成分がより多い線状へと変化している。
この傾きが変化する変化点(図1に示す例では、後方から前方に向かって、横方向Y成分がより多い線状へと変化する変化点)は、平面視で、高坪量部40の横方向Y両側部42に沿った仮想延長線をひいたときに、該仮想延長線上または仮想延長線の横方向Y外側に位置してもよい。なお、本実施形態では、高坪量部40が横方向Yの寸法(幅寸法)が縦方向Xで同幅に形成される例をあげたが、高坪量部40の平面形状はこれに限定されない。例えば、縦方向Xに長手方向を有する長円形であってもよい。この場合、上記仮想延長線は、高坪量部40の横方向Yの最大幅部を規定する部位を通る縦方向Xに平行な仮想線とする。
排泄部対向領域M2での変形が後方領域M3に伝播することをより一層抑制する観点から、後方圧搾溝7は、平面視で、横方向Yにおいて、その前方部7Fに位置する一対の横方向Y両側端部79が、高坪量部40の一対の横方向Y両側部42より横方向Y外側に位置することが好ましい。言い換えると、低坪量部41の縦方向X後方に後方圧搾溝7の一部が位置する構成とすることが好ましい。
このような構成とすることで、排泄部対向領域M2の側方域17に位置する低坪量部41での変形が後方領域M3へ伝搬しても、後方圧搾溝7が存在することで、その後方への伝搬が効果的に抑制され、めくれや折れがより一層抑制される。
平面視で、ナプキン幅狭領域22及び吸収体幅狭領域12は、中間圧搾溝6の後端部領域と重なっており、後方圧搾溝7とは重ならず離間していることが好ましい。
このような構成とすることで、ナプキン1は、排泄部対向領域M2に着用者からの外力が加わった際に、中間圧搾溝6を変形起点として変形し、平面視で中間圧搾溝6の後端部領域と重なるナプキン幅狭領域22及び吸収体幅狭領域12の存在によって、中間圧搾溝6を変形起点とする変形の後方への伝搬が抑制される。加えて、ナプキン幅狭領域22及び吸収体幅狭領域12それぞれと縦方向Xに離間して後方圧搾溝7が設けられていることで、中間圧搾溝6を変形起点とする変形の後方への伝搬がより一層抑制される。これにより、後方領域M3でのめくれや折れがより一層生じにくくなる。
[本実施形態の補足説明]
(寸法例)
以下、図1及び3を参照して、各構成の寸法例について説明するが、これらの数値に限定されるものではない。
後方圧搾溝7に係る寸法は、ナプキン1、吸収体4及び吸収体幅狭部11の大きさや位置により適宜設定される。
後方圧搾溝7の最大幅部(前方最大幅部)77の横方向Yにおける寸法aは、40mm以上60mm以下であることが好ましく、具体的には55mmである。
後方圧搾溝7の後方部7Rにおける後方最大幅部78の横方向Yにおける寸法bは、寸法aより小さいことを前提として、25mm以上45mm以下であることが好ましく、具体的には45mmである。
後方圧搾溝7の縦方向Xにおける寸法cは、10mm以上45mm以下であることが好ましく、具体的には30mmである。
縦方向Xにおける後方圧搾溝7とナプキン幅狭領域22との距離dは4mmである。
後方領域M3のめくれや折れをより一層抑制する観点から、縦方向Xにおける後方圧搾溝7と吸収体幅狭領域12との距離eは10mm以上20mm以下であることが好ましく、例えば本実施形態では15mmである。
縦方向Xにおける後方圧搾溝7と中間圧搾溝6との距離sは、0.5mm以上8mm以下が好ましく、具体的には4mmである。
後方圧搾溝7の前方部7Fの縦方向Xにおける寸法、すなわち後方圧搾溝7の前端部から交差部73までの縦方向Xにおける寸法tは、5.5mm以上35mm以下であることが好ましく、具体的には20mmである。
後方圧搾溝7の後方部7Rの縦方向Xにおける寸法、すなわち後方圧搾溝7の後端部から交差部73までの縦方向Xにおける寸法uは、3mm以上25mm以下であることが好ましく、具体的には10mmである。
吸収体4の横方向Yにおける寸法vは、50mm以上100mm以下であることが好ましく、具体的には75mmである。なお、吸収体4の横方向Yにおける寸法(幅寸法)とは、吸収体4の横方向Yの最大幅部の寸法を意味する。
高坪量部40の横方向Yにおける寸法fは、20mm以上70mm以下であることが好ましく、具体的には35mmである。なお、高坪量部40の横方向Yにおける寸法(幅寸法)とは、高坪量部40の横方向Yの最大幅部の寸法を意味する。
中間圧搾溝6の横方向Yにおける最大幅部の寸法gは、40mm以上60mm以下であることが好ましく、具体的には50mmである。
吸収体幅狭領域12の縦方向Xの寸法hは、後方領域のより良い快適な着用感と吸収性能の両立の観点から、5mm以上30mm以下であることが好ましく、具体的には15mmである。
吸収体幅狭領域12と高坪量部40との縦方向Xの距離iは、3mm以上30mm以下であることが好ましく、具体的には15mmである。
吸収体幅狭領域12と境界19との縦方向Xの距離jは、5mm以上40mm以下であることが好ましく、具体的には20mmである
吸収体幅狭部11の横方向Yにおける寸法pは、確実な後方領域のヨレ難さ、捲れにくさの実現と吸収性能の両立の観点から、吸収性コア8の側縁における、右側切り欠き部10の前端と左側切り欠き部10の前端との間の距離(v'とする。)に対して、(寸法p/寸法v')×100%で表される比率が70%以上95%以下であることが好ましく、75%以上90%以下であることがより好ましい。なお、ナプキン1において寸法pは寸法v'に対して80%であり、60mmである。
切り欠き部10の切り欠き深さ(頂点13と第1交点14の間の横方向Yの寸法)は、吸収体4の幅寸法により適宜設定されるが、本実施形態では、吸収体4の形状を良好に維持しつつ、切り欠き部10後方の吸収体4の変形の自由度を高めるために3mm以上10mm以下であることが好ましい。
ナプキン幅狭領域22の縦方向Xの寸法kは、後方領域のより良い快適な着用感と吸収性能の両立の観点から、5mm以上30mm以下であることが好ましく、具体的には15mmである。
ナプキン幅狭領域22と高坪量部40との縦方向Xの距離mは、3mm以上30mm以下であることが好ましく、具体的には20mmである。
ウイング部Wの折り曲げによる後方領域M3のめくれや折れをより一層抑制する観点から、ナプキン幅狭領域22と境界19との縦方向Xの距離nは15mm以上45mm以下であることが好ましく、例えば本実施形態では27mmである。
ナプキン幅狭部21の横方向Yにおける寸法qは、確実な後方領域のヨレ難さ、捲れにくさの実現と吸収性能の両立の観点から、ナプキン1の側縁における、右側切り欠き部20の前端と左側切り欠き部20の前端との間の距離(r'とする。)に対して、(寸法q/寸法r')×100%で表される比率が70%以上95%以下であることが好ましく、75%以上90%以下であることがより好ましい。なお、ナプキン1において寸法qは寸法r'に対して80%であり、80mmである。
切り欠き部20の切り欠き深さ(頂点23と側部第1交点24の間の横方向Yの寸法)は、吸収体4及びナプキン1の幅寸法により適宜設定されるが、本実施形態では、ナプキン1の形状を良好に維持しつつ、切り欠き部20後方のナプキン1の変形の自由度を高めるために3mm以上10mm以下であることが好ましい。
ナプキン1の本体Mの横方向Yにおける寸法rは98mmである。本体Mの横方向Yにおける寸法は、一対の基端部Wb間距離に対応する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、吸収性物品として生理用ナプキンの例を示したが、これに限定されない。本発明の吸収性物品は、例えば、尿取りパットやおりものシート等であってもよい。
1…ナプキン(吸収性物品)
1a…肌側面
4…吸収体
6…中間圧搾溝
7、7A、7B、7C、7D…後方圧搾溝
70、70A、70B、70C、70D…線状溝部
11…吸収体幅狭部
12…吸収体幅狭領域(吸収体の幅狭領域)
16…中央域(吸収体の横方向中央域)
21…ナプキン幅狭領域(吸収性物品の幅狭領域)
77…最大幅部、前方最大幅部
M1…前方領域
M2…排泄部対向領域
M3…後方領域
X…縦方向
Y…横方向
CL…縦中心線(横方向を二等分する中心線)

Claims (8)

  1. 吸収体を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、縦方向に沿って前方領域、排泄部対向領域、及び後方領域に区分され、肌側面を有する吸収性物品であって、
    前記肌側面の前記排泄部対向領域を含む領域に位置する中間圧搾溝と、
    前記肌側面の前記後方領域に位置する後方圧搾溝と、を有し、
    前記後方圧搾溝は、前記中間圧搾溝の後方に離間して位置し、
    前記後方圧搾溝は、横方向を二等分する中心線の両側に跨る形状であって、前記吸収体の横方向中央域で横方向に延び該横方向中央域で互いに交差する2本の線状溝部を含み、
    前記吸収体及び前記吸収性物品は、それぞれ、前記後方領域に幅狭領域を有し、
    前記後方圧搾溝の横方向における寸法が最大となる最大幅部の寸法は、前記吸収体の幅狭領域の横方向における寸法が最小となる吸収体幅狭部の寸法よりも大きい
    吸収性物品。
  2. 前記後方圧搾溝は、その前方部に位置する横方向における寸法が最大となる前方最大幅部の寸法が、その後方部に位置する横方向における寸法が最大となる後方最大幅部の寸法よりも大きい
    請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記排泄部対向領域において横方向外方に突出するウイング部を更に備え、
    前記吸収体の幅狭領域は、前記後方圧搾溝よりも前方に位置し、
    前記吸収性物品の幅狭領域は、前記排泄部対向領域と前記後方領域との境界から離間して後方に位置する
    請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体幅狭部は、縦方向において、前記吸収性物品の幅狭領域の横方向における寸法が最小となる吸収性物品幅狭部と同じ位置又は前記吸収性物品幅狭部よりも前方に位置する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記後方圧搾溝は、前記吸収体の幅狭領域及び前記吸収性物品の幅狭領域よりも後方に位置する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記線状溝部は、平面視で、前記2本の線状溝部が交差する交差部から前方の部分を縦方向に二等分したときに前方側に位置する第1部分と後方側に位置する第2部分とを有し、
    前記線状溝部は、前記第1部分が前記第2部分よりも縦方向単位長さに対する横方向の長さの増加量が大きい線状である
    請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収体は、前記排泄部対向領域において、横方向中央域に相対的に坪量が高い高坪量部と、前記高坪量部を間に挟んで横方向両側方に位置する低坪量部と、を有する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記後方圧搾溝は、平面視で、その前方部の横方向両側端部が、前記高坪量部の横方向両側部より横方向外側に位置する
    請求項7記載の吸収性物品。
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